JPH099466A - 電力変換装置の電力ケーブル - Google Patents

電力変換装置の電力ケーブル

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JPH099466A
JPH099466A JP7154498A JP15449895A JPH099466A JP H099466 A JPH099466 A JP H099466A JP 7154498 A JP7154498 A JP 7154498A JP 15449895 A JP15449895 A JP 15449895A JP H099466 A JPH099466 A JP H099466A
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JP
Japan
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parallel
power
air
wiring
capacitor
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Application number
JP7154498A
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English (en)
Inventor
Mitsuru Shimanoe
満 島ノ江
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、強制空冷装置1を有する電力変
換装置において、コンデンサ3〜スイッチング素子2ま
での配線を低インダクタンスの銅帯14で行うととも
に、スイッチング素子2を並列接続して使用する場合、
各素子とコンデンサを結ぶ回路が対称で、且つ、素子交
換などのメンテナンスが容易な装置をコンパクトに構成
することを目的とする。 【構成】 コンデンサ3〜スイッチング素子2までの銅
帯配線14は、強制空冷装置1の風路を横切って配置さ
れても、風の流れを遮ることのない空気穴15を有して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、強制空冷装置を有す
る電力変換装置の直流平滑用コンデンサとスイッチング
素子との配置及び接続する配線の構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図5〜8は従来の強制空冷装置を有した
電力変換装置、例えばインバータに用いられる直流平滑
用コンデンサ(以下、単にコンデンサという)とスイッ
チング素子の間の配線について示した図である。図5に
於て強制空冷装置を有した電力変換素子は、強制空冷装
置1上にスイッチング素子2が実装され、この真近にコ
ンデンサ3が配置される。そして、コンデンサ3〜スイ
ッチング素子2までは銅帯4によって配線される。図8
は説明のために示す回路図の一例である。
【0003】電力変換装置のコンデンサ3〜スイッチン
グ素子2間の配線は、その配線インダクタンスが大きい
とスイッチング素子がターンオフする場合にスイッチン
グ素子に加わるサージ電圧が大きくなるため、配線イン
ダクタンス低減のために様々な配線方法がなされてい
る。例えば、特開昭63−77476号公報に示されて
いるように、複数の銅帯の間に絶縁物を挟み重ね合わ
せ、それぞれの銅帯に同大で逆方向の電流が流れるよう
にし、銅帯自身の持つ配線インダクタンスを相互的に打
ち消す配線方法がよく使われている。その他には、銅帯
自身の持つ配線インダクタンスを低減するために、配線
距離を短くする、銅帯の幅を広くするなどの方法があ
る。
【0004】図5は、強制空冷装置1の冷却風(矢印)
が図のように通り、コンデンサ3が風の側方に設置され
た場合を示す。
【0005】図5においては、コンデンサ3〜スイッチ
ング素子2間の配線距離は短く、コンパクトな構造であ
る。しかし、例えばスイッチング素子2の電流容量を増
すために並列接続して使用する場合、並列関係となるス
イッチング素子(図5で21、22で示す)の温度特性
を揃えるために、風の流れる方向と直交する方向に並列
接続されるスイッチング素子21、22を並べる。この
場合コンデンサ3から見た並列スイッチング素子21、
22への距離が互に異なるので、並列スイッチング素子
21、22のコンデンサ回路は対称的構造とはならな
い。
【0006】スイッチング素子2を並列接続して使用す
る場合には、素子を流れる電流をいかにしてバランスさ
せるかが重要で、バランスさせるためには並列回路をそ
の構造寸法も含めて対称にすることが絶対条件である。
このようなことから、図5のような配置では非対称(即
ち素子21の配線が長くなる)な並列回路となるため電
流がアンバランスするという問題点がある。
【0007】図6は、強制空冷用の冷却風が図示矢印の
ように通してある場合を示す。図6においては、コンデ
ンサ3〜スイッチング素子21、22までの配線距離は
短く、スイッチング素子を並列接続して使用する場合の
並列回路も対称にできる。その理由は前述のとおり、図
に対して、並列素子21、22を横に並べると両素子か
らコンデンサへの距離が等距離になるので、距離的に対
称となるのである。しかし、風路を確保するためにコン
デンサ3の下部に無駄なスペースができてしまう。これ
により、装置が大型になってしまうという問題点があ
る。ここで、並列回路とは図8に示すような回路であ
り、回路図上は対称でも、実際の回路構成(構造)が非
対称であってはならない。 図8において28はインバ
ータ、29は直流入力ライン、30は負荷となる電動機
である。
【0008】図7は、図6のコンデンサ3の取付方向を
逆にして、スペースの縮少を図った例である。その他の
点は図5と同様である。
【0009】図7においては、コンデンサ3〜スイッチ
ング素子2までの配線距離は短く、スイッチング素子2
を並列接続して使用する場合の並列回路も対称で、図6
に言うところの無駄なスペースのないコンパクトな構造
である。しかし、コンデンサ3がスイッチング素子2の
上部にあるため、スイッチング素子2交換などのメンテ
ナンスがやりにくい問題点がある。また、スイッチング
素子2より発生する熱がスイッチング素子2とコンデン
サ3の間にこもり冷却作用が低下する問題点がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】強制空冷装置を有する
電力変換装置は、上記のように、並列使用する素子は、
冷却状態を同レベルに保つため、冷却風の方向に対して
互いに横方向に並べて配置する必要がある。そして、第
1には、素子のメンテナンス性を良くし、小形化するた
めにはコンデンサを強制空冷装置の素子取付面とは逆の
側に配置したいと言う要求がある。
【0011】第2には、上記横方向の配列された並列素
子と、強制空冷装置の素子取付面の逆側に配置したコン
デンサとを接続する配線は、並列素子に対して互いに等
距離の配線長とするためには配列された横方向に対して
直交する方向に配線を引出さざるを得ないと言うことが
ある。
【0012】上記第1、第2の要求を同時に満すために
は、配線がどうしても強制空冷装置の冷却風の風路を横
切らざるを得ず、これでは冷却に支障が生じるため、実
際には第1、第2の要求を同時に満すものを作ることが
できないと言う問題があった。
【0013】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、強制空冷装置を有する電力変
換装置において、コンデンサ〜スイッチング素子までの
配線を低インダクタンスの銅帯で行うとともに、スイッ
チング素子を並列接続して使用する場合の並列回路は対
称で、素子交換などのメンテナンスが容易なコンパクト
な装置を得ることを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明に係る強制空冷
装置を有した電力変換装置は、コンデンサ〜スイッチン
グ素子までの配線を網状の銅帯を用いて行ったものであ
る。
【0015】
【作用】網状の銅帯は強制空冷装置の風路を横切って配
置されても、風の流れを遮ることがなく、風路を確保で
きる。よって、コンデンサ〜スイッチング素子までの配
線を行う上での制約がなくなり、従来の強制空冷装置を
有した電力変換装置ではできなかった配置、配線構造が
可能となる。
【0016】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例を図1ないし図3に
て説明する。この発明に係る強制空冷装置を有した電力
変換装置は、1強制空冷装置、2スイッチング素子、3
コンデンサ、4網状の銅帯によって構成される。強制空
冷装置1上にスイッチング素子2が実装され、強制空冷
装置1の下部にコンデンサ3が配置される。並列素子2
1、22は風の方向(図示矢印)に対して横方向に並べ
られる。
【0017】コンデンサ3〜スイッチング素子2までの
配線は、上記並列素子21、22の並列している方向に
対して直交する方向(即ち、風の流れる方向に)引出さ
れた後、図に示すように、強制空冷装置1の側へ直角に
曲って風路を横切り、コンデンサ3へとつながる。又、
コンデンサ3は図では縦方向に示しているが、横方向に
置いてもよい。
【0018】ここで、網状銅帯14は少なくともコンデ
ンサ3の両極へ接続するため複数となるが、それぞれの
銅帯を空間絶縁距離を保って平行に配線するか、配線イ
ンダクタンス低減のためにそれぞれの銅帯の間に絶縁物
を挟み重ね合わせて配線するかはどちらでもかまわな
い。15は風を通すため網状銅帯14の冷却風通路に設
けた空気穴である。上記網状銅帯14は、風通しがよい
ので図1のように風路を横切って配置しても冷却を妨げ
る恐れはない。
【0019】網状銅帯14の幅は、並列接続された素子
の配列幅より大きいものであることが好ましい。図3は
図1の網状の銅帯14を説明する図である。図中、網目
の目の幅Aは導体素線16の太さBに対してA>Bの関
係にあることが、冷却を妨げないために必要である。
【0020】網状銅帯14は、銅板、アルミ板等の導体
板であればよく、空気穴15は図1のように板を抜いて
も、図2のように網としてもよい。
【0021】実施例2.図1ないし図3に示す網状銅帯
14が、前述したごとく2枚の銅板の間に絶縁物をはさ
んで構成されている場合、風の通る空気穴15の部分に
例えばゴミが付着して絶縁破壊が生じやすい。そこで空
気穴15を設ける部分だけ、2枚の銅板の間を空間的に
充分な距離をとる構成としてもよい。このような網状銅
帯14の例を図4に示す。図4の27は銅帯の間隔を保
つための絶縁物であり、必ずしも使用しなくてもよい。
【0022】
【発明の効果】第1、第2、第4の発明によれば、スイ
ッチング素子を並列接続して使用する場合、コンデンサ
を強制空冷装置の素子取付面とは逆の側に配置し、しか
も、素子とコンデンサを接続する配線を、コンデンサか
ら上記並列素子を見た場合、互に対称の配線距離になる
ように、並列素子からの配線を回路を横切って配置する
ことができ、しかも、冷却を妨げないものとすることが
できる。
【0023】第3の発明によれば、風路の抵抗と配線の
リアクタンスをさらに減少させたものとすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1の強制空冷装置を有する
電力変換装置のケーブルを示す斜視図である。
【図2】 この発明の実施例1の強制空冷装置を有する
電力変換装置を示す図(コンデンサを横置きとした図)
である。
【図3】 図1の網状銅帯14の詳細説明図である。
【図4】 この発明の第2の実施例による電力変換装置
を示す図である。
【図5】 従来の強制空冷装置を有する電力変換装置の
ケーブルの一例を示す図である。
【図6】 従来の強制空冷装置を有する電力変換装置の
一例を示す図である。
【図7】 従来の強制空冷装置を有する電力変換装置の
一例を示す図である。
【図8】 図6の電力変換装置の回路を示す図である。
【符号の説明】
1 強制空冷装置 2 スイッチング素子 3
コンデンサ 4 銅帯 14 網状銅帯 15 空
気穴

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2個以上の半導体電力制御素子を強制空
    波装置の冷却風の風に対して直交する方向に配置し、互
    に並列に接続して用いる電力変換装置の電力ケーブルで
    あって、 前記半導体電力制御素子に接続される電力ケーブルは、
    前記並列接続された複数の半導体素子の配列幅より広い
    幅の導体板で構成され、 前記強制空冷装置の冷却風の通路を横切って配置され、
    かつ、この導体板の前記冷却風の通路に当る部分に、複
    数の空気穴を有するものであることを特徴とした電力変
    換装置の電力ケーブル。
  2. 【請求項2】 電力ケーブルは、並列接続された半導体
    電力制御素子と主回路の電圧平滑用コンデンサとを接続
    するものであることを特徴とする請求項1記載の電力変
    換装置の電力ケーブル。
  3. 【請求項3】 電力ケーブルは電圧平滑用コンデンサの
    一方の極へ接続されるケーブルと、他方の極へ接続され
    るケーブルとを絶縁物を介して重ね合せて構成されたも
    のであることを特徴とする請求項2記載の電力変換装置
    の電力ケーブル。
  4. 【請求項4】 空気穴は導体板の一部又は全部を導線を
    用いて編んだ網に変えたものであることを特徴とする請
    求項1記載の電力変換装置の電力ケーブル。
JP7154498A 1995-06-21 1995-06-21 電力変換装置の電力ケーブル Pending JPH099466A (ja)

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JP2020057716A (ja) * 2018-10-03 2020-04-09 川崎重工業株式会社 制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020057716A (ja) * 2018-10-03 2020-04-09 川崎重工業株式会社 制御装置
WO2020071447A1 (ja) * 2018-10-03 2020-04-09 川崎重工業株式会社 制御装置

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