JPH0993856A - モータ - Google Patents
モータInfo
- Publication number
- JPH0993856A JPH0993856A JP27185895A JP27185895A JPH0993856A JP H0993856 A JPH0993856 A JP H0993856A JP 27185895 A JP27185895 A JP 27185895A JP 27185895 A JP27185895 A JP 27185895A JP H0993856 A JPH0993856 A JP H0993856A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing
- shaft
- vibration
- motor
- rotor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Motor Or Generator Frames (AREA)
- Rotational Drive Of Disk (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 安価でしかも振動特性に優れたモータを提供
すること。 【解決手段】 ステータ部10bとロータ部10aとを
有し、通電することによりロータ部10aの軸3がステ
ータ部10bの一対の軸受を有する軸受構造10cを介
して回転するようになっているモータであり、軸受構造
10cは、ロータ部10aの軸を受けるためのボール軸
受11aと滑り軸受11bと、ロータ部10aの軸の軸
方向の振動を規制するために、ロータ部10aの軸3を
軸方向に関して支持するための振動規制手段10dと、
を備える。
すること。 【解決手段】 ステータ部10bとロータ部10aとを
有し、通電することによりロータ部10aの軸3がステ
ータ部10bの一対の軸受を有する軸受構造10cを介
して回転するようになっているモータであり、軸受構造
10cは、ロータ部10aの軸を受けるためのボール軸
受11aと滑り軸受11bと、ロータ部10aの軸の軸
方向の振動を規制するために、ロータ部10aの軸3を
軸方向に関して支持するための振動規制手段10dと、
を備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク装置等
に用いられるモータの改良に関するものである。
に用いられるモータの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ディスク、例えばCD−ROM(コン
パクトディスクを利用した読出し専用メモリ)等のディ
スクを回転して、ディスクに記録されている情報を再生
する場合にはスピンドルモータを用いる。この種のモー
タは、ディスクを安定して回転するために所定の回転精
度を要する。図6は従来のモータの一例を示している。
図6のモータ30は、ロータ部30aとステータ部30
bを有している。この種のモータ30の軸受構造は、一
対の滑り軸受31a,31bと、1つのスラスト受け3
2から構成されている。このモータ30では、安価な滑
り軸受31a,31bを使用しているから、結果的にモ
ータ30は安価なものである。一対の滑り軸受31a,
31bは、ターンテーブル4と軸3を回転可能に支持し
ている。ロータマグネット1の磁性ロータヨーク2は、
軸3に対して固定されている。また、図7は従来の別の
モータを示している。このモータ40は、やはりロータ
部40aとステータ部40bを有している。ロータ部4
0aとターンテーブル4と軸3は、一対のボール軸受4
1a,41bにより回転可能に支持されている。
パクトディスクを利用した読出し専用メモリ)等のディ
スクを回転して、ディスクに記録されている情報を再生
する場合にはスピンドルモータを用いる。この種のモー
タは、ディスクを安定して回転するために所定の回転精
度を要する。図6は従来のモータの一例を示している。
図6のモータ30は、ロータ部30aとステータ部30
bを有している。この種のモータ30の軸受構造は、一
対の滑り軸受31a,31bと、1つのスラスト受け3
2から構成されている。このモータ30では、安価な滑
り軸受31a,31bを使用しているから、結果的にモ
ータ30は安価なものである。一対の滑り軸受31a,
31bは、ターンテーブル4と軸3を回転可能に支持し
ている。ロータマグネット1の磁性ロータヨーク2は、
軸3に対して固定されている。また、図7は従来の別の
モータを示している。このモータ40は、やはりロータ
部40aとステータ部40bを有している。ロータ部4
0aとターンテーブル4と軸3は、一対のボール軸受4
1a,41bにより回転可能に支持されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図6の従来
のモータ30では、ロータ部30aの軸3が、単に2つ
の滑り軸受31a,31bに挿入して保持されているだ
けであるので、軸3の垂直方向の振動を積極的に規制す
る手段がない。従ってこの種の従来のモータ30は、極
めて垂直方向の振動に弱いという欠点がある。このモー
タ30における耐振動特性の重要性について述べれば、
外乱としてモータ30に振動が印加された場合に、ロー
タ部30aとともにターンテーブル4に取付けられたデ
ィスク(図示せず)が振動して、ディスクに記録されて
いるデータの読出しに悪影響を与えたり、ロータ部30
aが外乱と共振して振動を増幅させ、光ディスク装置の
光ピックアップのレンズ部に有害な振動を与えてしまう
という悪影響が生じる。
のモータ30では、ロータ部30aの軸3が、単に2つ
の滑り軸受31a,31bに挿入して保持されているだ
けであるので、軸3の垂直方向の振動を積極的に規制す
る手段がない。従ってこの種の従来のモータ30は、極
めて垂直方向の振動に弱いという欠点がある。このモー
タ30における耐振動特性の重要性について述べれば、
外乱としてモータ30に振動が印加された場合に、ロー
タ部30aとともにターンテーブル4に取付けられたデ
ィスク(図示せず)が振動して、ディスクに記録されて
いるデータの読出しに悪影響を与えたり、ロータ部30
aが外乱と共振して振動を増幅させ、光ディスク装置の
光ピックアップのレンズ部に有害な振動を与えてしまう
という悪影響が生じる。
【0004】また図7の従来のモータ40では、上述し
たように一対のボール軸受41a,41bを必要として
いる。この場合に、耐振特性には優れているものの高価
なボール軸受を2つも使用していることから、このモー
タ40は高価なものとなってしまうという欠点がある。
そこで本発明は上記課題を解消するためになされたもの
であり、安価でしかも振動特性に優れたモータを提供す
ることを目的としている。
たように一対のボール軸受41a,41bを必要として
いる。この場合に、耐振特性には優れているものの高価
なボール軸受を2つも使用していることから、このモー
タ40は高価なものとなってしまうという欠点がある。
そこで本発明は上記課題を解消するためになされたもの
であり、安価でしかも振動特性に優れたモータを提供す
ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にあ
っては、ステータ部とロータ部とを有し、通電すること
によりロータ部の軸がステータ部側の軸受構造を介して
回転するようになっているモータにおいて、軸受構造
は、ロータ部の軸を受けるためのボール軸受と滑り軸受
と、ロータ部の軸の軸方向の振動を規制するために、ロ
ータ部の軸を軸方向に関して支持するための振動規制手
段と、を備えることを特徴とするモータにより、達成さ
れる。本発明では、ボール軸受と滑り軸受がロータ部の
軸を回転できるように受けており、振動規制手段がロー
タ部の軸の軸方向の振動を規制している。これにより、
ボール軸受に比べて安価な滑り軸受を用いることによ
り、モータの低コスト化が図れ、しかも振動規制手段が
ロータ部の軸の軸方向の振動を規制するので、耐振動特
性が向上する。
っては、ステータ部とロータ部とを有し、通電すること
によりロータ部の軸がステータ部側の軸受構造を介して
回転するようになっているモータにおいて、軸受構造
は、ロータ部の軸を受けるためのボール軸受と滑り軸受
と、ロータ部の軸の軸方向の振動を規制するために、ロ
ータ部の軸を軸方向に関して支持するための振動規制手
段と、を備えることを特徴とするモータにより、達成さ
れる。本発明では、ボール軸受と滑り軸受がロータ部の
軸を回転できるように受けており、振動規制手段がロー
タ部の軸の軸方向の振動を規制している。これにより、
ボール軸受に比べて安価な滑り軸受を用いることによ
り、モータの低コスト化が図れ、しかも振動規制手段が
ロータ部の軸の軸方向の振動を規制するので、耐振動特
性が向上する。
【0006】上記目的は、本発明にあっては、ステータ
部とロータ部とを有し、通電することによりロータ部の
軸がステータ部側の軸受構造を介して回転するようにな
っているモータにおいて、軸受構造は、ロータ部の軸を
受けるための第1の滑り軸受と第2の滑り軸受と、ロー
タ部の軸の軸方向の振動を規制するために、ロータ部の
軸を軸方向に関して支持するための振動規制手段と、を
備えることを特徴とするモータにより、達成される。本
発明では、第1の滑り軸受と第2の滑り軸受がロータ部
の軸を受けるようになっていて、かつ振動規制手段がロ
ータ部の軸の軸方向の振動を規制するようになってい
る。これにより、2つの軸受がともに滑り軸受であり、
ボール軸受に比べて安価であるので、モータ自体が安価
である。しかも振動規制手段がロータ部の軸の軸方向の
振動を規制するので、モータの耐振動特性が向上する。
部とロータ部とを有し、通電することによりロータ部の
軸がステータ部側の軸受構造を介して回転するようにな
っているモータにおいて、軸受構造は、ロータ部の軸を
受けるための第1の滑り軸受と第2の滑り軸受と、ロー
タ部の軸の軸方向の振動を規制するために、ロータ部の
軸を軸方向に関して支持するための振動規制手段と、を
備えることを特徴とするモータにより、達成される。本
発明では、第1の滑り軸受と第2の滑り軸受がロータ部
の軸を受けるようになっていて、かつ振動規制手段がロ
ータ部の軸の軸方向の振動を規制するようになってい
る。これにより、2つの軸受がともに滑り軸受であり、
ボール軸受に比べて安価であるので、モータ自体が安価
である。しかも振動規制手段がロータ部の軸の軸方向の
振動を規制するので、モータの耐振動特性が向上する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。図1は、本発明のモータの好ましい実施の形態を示
す断面図である。図1におけるモータ10は、スピンド
ルモータであり、例えばCD−ROM(コンパクトディ
スクを利用した読出し専用メモリ)を再生するための光
ディスク装置に設定されるモータである。CD−ROM
(図示せず)は、ターンテーブル4に対して機械的に着
脱可能に保持できるようになっている。スピンドルモー
タ10はロータ部10aとステータ部10bおよび軸受
構造10cを備えている。
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。図1は、本発明のモータの好ましい実施の形態を示
す断面図である。図1におけるモータ10は、スピンド
ルモータであり、例えばCD−ROM(コンパクトディ
スクを利用した読出し専用メモリ)を再生するための光
ディスク装置に設定されるモータである。CD−ROM
(図示せず)は、ターンテーブル4に対して機械的に着
脱可能に保持できるようになっている。スピンドルモー
タ10はロータ部10aとステータ部10bおよび軸受
構造10cを備えている。
【0008】ロータ部10aは、ロータマグネット1、
磁性ロータヨーク2、軸3、ターンテーブル4等から構
成されている。ロータマグネット1は、磁性ロータヨー
ク2の円周方向に沿って配置されている。ターンテーブ
ル4は、軸3の上部に固定されており、軸3は軸受構造
10cにより回転可能に支持されている。このターンテ
ーブル4には上述したCD−ROMディスクが着脱可能
に保持できる。ステータ部10bは、巻線コイル5、軸
受ホルダ6、ステータ基板7等から構成されている。巻
線コイル5は軸受ホルダ6側に固定されていて、しかも
軸受ホルダ6はステータ基板7に対して固定されてい
る。巻線コイル5は、ステータ基板7を介して所定の通
電パターンにより通電されるようになっている。この巻
線コイル5は、所定の極数分円周方向に沿って所定角度
毎に配置されている。
磁性ロータヨーク2、軸3、ターンテーブル4等から構
成されている。ロータマグネット1は、磁性ロータヨー
ク2の円周方向に沿って配置されている。ターンテーブ
ル4は、軸3の上部に固定されており、軸3は軸受構造
10cにより回転可能に支持されている。このターンテ
ーブル4には上述したCD−ROMディスクが着脱可能
に保持できる。ステータ部10bは、巻線コイル5、軸
受ホルダ6、ステータ基板7等から構成されている。巻
線コイル5は軸受ホルダ6側に固定されていて、しかも
軸受ホルダ6はステータ基板7に対して固定されてい
る。巻線コイル5は、ステータ基板7を介して所定の通
電パターンにより通電されるようになっている。この巻
線コイル5は、所定の極数分円周方向に沿って所定角度
毎に配置されている。
【0009】次に、軸受構造10cは、図1と図2に示
すように1つのボール軸受11a、1つの滑り軸受11
b、スラスト受け12および予圧部材としての予圧バネ
13を有している。ボール軸受11aは、軸3の途中部
分に取付けられた内輪11dと、軸受ホルダ6側に取付
けれらた外輪11eおよびボール11fを有している。
内輪11dは軸3の途中部分に取付けられており、外輪
11eは軸受ホルダ6の上部側に配置されている。一方
滑り軸受11bは、軸3の下部と軸受ホルダ6の下部部
分の間に設定されている。
すように1つのボール軸受11a、1つの滑り軸受11
b、スラスト受け12および予圧部材としての予圧バネ
13を有している。ボール軸受11aは、軸3の途中部
分に取付けられた内輪11dと、軸受ホルダ6側に取付
けれらた外輪11eおよびボール11fを有している。
内輪11dは軸3の途中部分に取付けられており、外輪
11eは軸受ホルダ6の上部側に配置されている。一方
滑り軸受11bは、軸3の下部と軸受ホルダ6の下部部
分の間に設定されている。
【0010】スラスト受け12は、図2に拡大して示す
ように、ロータ部10aの軸3をそのスラスト方向(軸
方向)に関して支持するためのものであり、例えば樹脂
製である。また予圧バネ13は、滑り軸受11b側に配
置されていて、滑り軸受11b側の軸3の下端に取付け
られていて、ボール軸受11aと滑り軸受11bに対し
て予圧を与えて、ロータ部10aの軸3の軸方向の振動
を規制するようになっている。この予圧バネ13は、例
えば皿バネ等を採用することができる。図1のスピンド
ルモータ10を駆動してターンテーブル4に設定されて
いるディスクを回転する場合には、巻線コイル5に対し
て所定の通電パターンに応じて外部から給電することに
より、巻線コイル5に磁界が発生し、その磁力線が鉄芯
を通って、ロータ部10aのロータマグネット1から磁
性ロータヨーク2を通る磁力線と相互に作用する。これ
によりロータ部10aが軸3を中心としてステータ部1
0bに対して回転し、ターンテーブル4にクランプされ
たディスク(図示せず)が所定の速度で回転されること
になる。
ように、ロータ部10aの軸3をそのスラスト方向(軸
方向)に関して支持するためのものであり、例えば樹脂
製である。また予圧バネ13は、滑り軸受11b側に配
置されていて、滑り軸受11b側の軸3の下端に取付け
られていて、ボール軸受11aと滑り軸受11bに対し
て予圧を与えて、ロータ部10aの軸3の軸方向の振動
を規制するようになっている。この予圧バネ13は、例
えば皿バネ等を採用することができる。図1のスピンド
ルモータ10を駆動してターンテーブル4に設定されて
いるディスクを回転する場合には、巻線コイル5に対し
て所定の通電パターンに応じて外部から給電することに
より、巻線コイル5に磁界が発生し、その磁力線が鉄芯
を通って、ロータ部10aのロータマグネット1から磁
性ロータヨーク2を通る磁力線と相互に作用する。これ
によりロータ部10aが軸3を中心としてステータ部1
0bに対して回転し、ターンテーブル4にクランプされ
たディスク(図示せず)が所定の速度で回転されること
になる。
【0011】図1のスピンドルモータ10の特徴は次の
通りである。スピンドルモータ10は、一方の軸受とし
てボール軸受11aを採用しているが、他方の軸受とし
てはボール軸受よりも安価な滑り軸受11bを採用して
いる。従って、2つともボール軸受を採用する従来のモ
ータ40(図7参照)に比べて、図1のスピンドルモー
タ10は安価である。
通りである。スピンドルモータ10は、一方の軸受とし
てボール軸受11aを採用しているが、他方の軸受とし
てはボール軸受よりも安価な滑り軸受11bを採用して
いる。従って、2つともボール軸受を採用する従来のモ
ータ40(図7参照)に比べて、図1のスピンドルモー
タ10は安価である。
【0012】また予圧バネ13とスラスト受け12から
構成される振動規制手段10dを採用することにより、
ロータ部10aの軸3の垂直方向の振動(軸方向の振
動)を規制していることから、たとえ外部からスピンド
ルモータ10に対して振動が印加されたとしても、一対
の滑り軸受とスラスト受けを使用した従来のモータ30
(図6参照)よりも、振動特性に優れたモータである。
構成される振動規制手段10dを採用することにより、
ロータ部10aの軸3の垂直方向の振動(軸方向の振
動)を規制していることから、たとえ外部からスピンド
ルモータ10に対して振動が印加されたとしても、一対
の滑り軸受とスラスト受けを使用した従来のモータ30
(図6参照)よりも、振動特性に優れたモータである。
【0013】次に、図3を参照して、本発明のモータの
別の実施の形態を説明する。図3の発明の実施の形態の
スピンドルモータ20は、ロータ部20a、ステータ部
20b、そして軸受構造20cを有している。このロー
タ部20aは、図1のロータ部10aと同様の構造であ
るので対応する部位には同じ符号を記してその説明を省
略する。ステータ部20bは、図1のステータ部10b
と同様の構造であるので対応する部位には同じ符号を記
してその説明を省略する。
別の実施の形態を説明する。図3の発明の実施の形態の
スピンドルモータ20は、ロータ部20a、ステータ部
20b、そして軸受構造20cを有している。このロー
タ部20aは、図1のロータ部10aと同様の構造であ
るので対応する部位には同じ符号を記してその説明を省
略する。ステータ部20bは、図1のステータ部10b
と同様の構造であるので対応する部位には同じ符号を記
してその説明を省略する。
【0014】図3の実施の形態の軸受構造20cは、図
1の実施の形態の軸受構造10cと異なる。すなわち軸
受構造20cは、一対の滑り軸受(第1の滑り軸受と第
2の滑り軸受)21a,21bと、一対のスラスト受け
22a,22bおよび1つの予圧バネ13を有してい
る。第1の滑り軸受21aは、軸3の中央部と軸受ホル
ダ6の上部の間に位置している。これに対して第2の滑
り軸受21bは、軸3の下部および軸受ホルダ6の下部
の間に位置している。これらの滑り軸受21a,21b
は同じ構造のものである。
1の実施の形態の軸受構造10cと異なる。すなわち軸
受構造20cは、一対の滑り軸受(第1の滑り軸受と第
2の滑り軸受)21a,21bと、一対のスラスト受け
22a,22bおよび1つの予圧バネ13を有してい
る。第1の滑り軸受21aは、軸3の中央部と軸受ホル
ダ6の上部の間に位置している。これに対して第2の滑
り軸受21bは、軸3の下部および軸受ホルダ6の下部
の間に位置している。これらの滑り軸受21a,21b
は同じ構造のものである。
【0015】第1のスラスト受け22aは、第1の滑り
軸受21aの上に位置している。この第1のスラスト受
け22aは、軸3の中央部に固定されている。一方第2
のスラスト受け22bは第2の滑り軸受21bの下部に
位置している。そして第2のスラスト受け22bは、軸
3の下部に対して固定されている。予圧部材としての予
圧バネ13は、軸3の下端に固定されており、第2の滑
り軸受21b側に配置されており、第2の滑り軸受21
bに対して予圧を与えてロータ部20aの軸方向の振動
を規制するようになっている。これら第1のスラスト受
け22a,第2のスラスト受け22bおよび予圧バネ1
3は、振動規制手段20dを構成している。
軸受21aの上に位置している。この第1のスラスト受
け22aは、軸3の中央部に固定されている。一方第2
のスラスト受け22bは第2の滑り軸受21bの下部に
位置している。そして第2のスラスト受け22bは、軸
3の下部に対して固定されている。予圧部材としての予
圧バネ13は、軸3の下端に固定されており、第2の滑
り軸受21b側に配置されており、第2の滑り軸受21
bに対して予圧を与えてロータ部20aの軸方向の振動
を規制するようになっている。これら第1のスラスト受
け22a,第2のスラスト受け22bおよび予圧バネ1
3は、振動規制手段20dを構成している。
【0016】図3のスピンドルモータ20は、単に一対
の滑り軸受とスラスト受けから軸受構造が構成されてい
る従来のモータ30(図6参照)よりも、耐振動特性に
優れたものとなっている。図3の実施の形態のスピンド
ルモータ20は、図1のスピンドルモータ10と比較す
ると、第1のスラスト受け22a、第2のスラスト受け
22bを使用していることからロストルクがあり、ター
ンテーブル4側の第1の滑り軸受21aの端面にもスラ
スト受け22aを設けていることから、ターンテーブル
4の高さ精度が若干得にくくなっている等のことはある
が、安価な2つの滑り軸受21a,21bを使用してい
ることから、図3のスピンドルモータ20は、図1のス
ピンドルモータ10に比べてさらに低価格にすることが
できる。
の滑り軸受とスラスト受けから軸受構造が構成されてい
る従来のモータ30(図6参照)よりも、耐振動特性に
優れたものとなっている。図3の実施の形態のスピンド
ルモータ20は、図1のスピンドルモータ10と比較す
ると、第1のスラスト受け22a、第2のスラスト受け
22bを使用していることからロストルクがあり、ター
ンテーブル4側の第1の滑り軸受21aの端面にもスラ
スト受け22aを設けていることから、ターンテーブル
4の高さ精度が若干得にくくなっている等のことはある
が、安価な2つの滑り軸受21a,21bを使用してい
ることから、図3のスピンドルモータ20は、図1のス
ピンドルモータ10に比べてさらに低価格にすることが
できる。
【0017】次に図4を参照する。図4の実施の形態の
スピンドルモータ50は、ロータ部50a、ステータ部
50bおよび軸受構造50c等を有している。ロータ部
50aは、図1のロータ部10aと同様の構造であり、
対応する部位には同じ符号を記してその説明を省略す
る。ステータ部50bは、図1のステータ部10bと同
様の構造であり、対応する部位には同じ符号を記してそ
の説明を省略する。
スピンドルモータ50は、ロータ部50a、ステータ部
50bおよび軸受構造50c等を有している。ロータ部
50aは、図1のロータ部10aと同様の構造であり、
対応する部位には同じ符号を記してその説明を省略す
る。ステータ部50bは、図1のステータ部10bと同
様の構造であり、対応する部位には同じ符号を記してそ
の説明を省略する。
【0018】図4の軸受構造50cは、1つのボール軸
受51aと1つの滑り軸受51b、スラスト受け52、
および予圧部材としての予圧バネ53を有している。ボ
ール軸受51aは、軸3の中間部分と軸受ホルダ6の上
部の間に位置している。また滑り軸受51bは軸3の下
部と軸受ホルダ6の下部の間に位置している。これらボ
ール軸受51aと滑り軸受51bの間には、コイルバネ
型の予圧バネ53が配置されている。さらに滑り軸受5
1bの下にはスラスト受け52が配置されていて、この
スラスト受け52は、止め輪54により軸3の下部に取
付けられている。このコイルバネ型の予圧バネ53は、
ボール軸受51aの外輪51eと、滑り軸受51bに対
して予圧を印加できる。予圧バネ53とスラスト受け5
2は、振動規制手段50dを構成している。
受51aと1つの滑り軸受51b、スラスト受け52、
および予圧部材としての予圧バネ53を有している。ボ
ール軸受51aは、軸3の中間部分と軸受ホルダ6の上
部の間に位置している。また滑り軸受51bは軸3の下
部と軸受ホルダ6の下部の間に位置している。これらボ
ール軸受51aと滑り軸受51bの間には、コイルバネ
型の予圧バネ53が配置されている。さらに滑り軸受5
1bの下にはスラスト受け52が配置されていて、この
スラスト受け52は、止め輪54により軸3の下部に取
付けられている。このコイルバネ型の予圧バネ53は、
ボール軸受51aの外輪51eと、滑り軸受51bに対
して予圧を印加できる。予圧バネ53とスラスト受け5
2は、振動規制手段50dを構成している。
【0019】図5は、本発明のさらに別の実施の形態を
示している。図5のスピンドルモータ60は、ロータ部
60a、ステータ部60bおよび軸受構造60cを有し
ている。ロータ部60aは、図1のロータ部10aと同
様の構造であり、同じ部位に同じ符号を記してその説明
を省略する。ステータ部60bは、図1のステータ部1
0bと同様の構造であり、同じ部位に同じ符号を記して
その説明を省略する。軸受構造60cは、図4の実施の
形態と同様にボール軸受51aと滑り軸受51bを有し
ている。ボール軸受51aは軸3の途中と軸受ホルダ6
の上部の間に位置している。滑り軸受51bは軸3の下
部と軸受ホルダ6の下部の間に位置している。予圧バネ
63は、軸3の下部に対してリング64で固定されてい
る。この予圧バネ63は、例えば皿バネであり、リング
64は、例えばC型リング、E型リング等を使用するこ
とができる。なお予圧バネ63とスラスト軸受52は、
振動規制手段60dを構成している。
示している。図5のスピンドルモータ60は、ロータ部
60a、ステータ部60bおよび軸受構造60cを有し
ている。ロータ部60aは、図1のロータ部10aと同
様の構造であり、同じ部位に同じ符号を記してその説明
を省略する。ステータ部60bは、図1のステータ部1
0bと同様の構造であり、同じ部位に同じ符号を記して
その説明を省略する。軸受構造60cは、図4の実施の
形態と同様にボール軸受51aと滑り軸受51bを有し
ている。ボール軸受51aは軸3の途中と軸受ホルダ6
の上部の間に位置している。滑り軸受51bは軸3の下
部と軸受ホルダ6の下部の間に位置している。予圧バネ
63は、軸3の下部に対してリング64で固定されてい
る。この予圧バネ63は、例えば皿バネであり、リング
64は、例えばC型リング、E型リング等を使用するこ
とができる。なお予圧バネ63とスラスト軸受52は、
振動規制手段60dを構成している。
【0020】以上説明したように本発明の実施の形態で
は、モータを比較的安価に製造し、かつ耐振動特性に優
れたものにすることを目的としており、その耐振動特性
の重要性について述べれば、例えば外乱として振動がモ
ータに対して印加された場合に、ロータ部とともにディ
スクが振動してしまったり、あるいはディスクを含めた
ロータ部のアンバランス等によって生じるモータ自体の
振動が光ディスク装置の光ピックアップに振動を与えて
しまうことになる。そして外乱の振動とモータ自体の振
動とが共振し、さらに激しい振動を引き起こす等の現象
が生じ、光ピックアップのフォーカスサーボやトラッキ
ングサーボに悪影響を及ぼしてしまうという問題があ
る。この点、本発明はロータ部の軸方向の振動を、振動
規制手段により規制しているので、上述したような問題
を解消することができる。
は、モータを比較的安価に製造し、かつ耐振動特性に優
れたものにすることを目的としており、その耐振動特性
の重要性について述べれば、例えば外乱として振動がモ
ータに対して印加された場合に、ロータ部とともにディ
スクが振動してしまったり、あるいはディスクを含めた
ロータ部のアンバランス等によって生じるモータ自体の
振動が光ディスク装置の光ピックアップに振動を与えて
しまうことになる。そして外乱の振動とモータ自体の振
動とが共振し、さらに激しい振動を引き起こす等の現象
が生じ、光ピックアップのフォーカスサーボやトラッキ
ングサーボに悪影響を及ぼしてしまうという問題があ
る。この点、本発明はロータ部の軸方向の振動を、振動
規制手段により規制しているので、上述したような問題
を解消することができる。
【0021】ところで本発明は上記実施の形態に限定さ
れるものではない。上記実施の形態では、光ディスク、
例えばCD−ROMを再生するための光ディスク装置に
用いられるスピンドルモータを例にして説明している。
しかし本発明のモータは、これに限らず、他の分野、例
えばCD−ROM以外の光ディスク、例えば光磁気ディ
スクや、あるいは全く別の分野の被回転媒体を回転する
のにも勿論適用することができる。
れるものではない。上記実施の形態では、光ディスク、
例えばCD−ROMを再生するための光ディスク装置に
用いられるスピンドルモータを例にして説明している。
しかし本発明のモータは、これに限らず、他の分野、例
えばCD−ROM以外の光ディスク、例えば光磁気ディ
スクや、あるいは全く別の分野の被回転媒体を回転する
のにも勿論適用することができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
安価でしかも振動特性に優れたモータを提供できる。
安価でしかも振動特性に優れたモータを提供できる。
【図1】本発明のモータの好ましい実施の形態1を示す
軸方向断面図。
軸方向断面図。
【図2】図1の実施の形態1の軸受構造を拡大して示す
断面図。
断面図。
【図3】本発明のモータの実施の形態2を示す軸方向断
面図。
面図。
【図4】本発明のモータの実施の形態3を示す軸方向断
面図。
面図。
【図5】本発明のモータの実施の形態4を示す軸方向断
面図。
面図。
【図6】従来のモータの軸方向断面図。
【図7】別の従来のモータの軸方向断面図。
10 スピンドルモータ 10a ロータ部 10b ステータ部 10c 軸受構造 10d 振動規制手段 11a ボール軸受 11b 滑り軸受 12 スラスト受け 13 予圧バネ(予圧部材) 21a 第1の滑り軸受 21b 第2の滑り軸受 22a 第1のスラスト受け 22b 第2のスラスト受け
Claims (5)
- 【請求項1】 ステータ部とロータ部とを有し、通電す
ることによりロータ部の軸がステータ部側の軸受構造を
介して回転するようになっているモータにおいて、 軸受構造は、 ロータ部の軸を受けるためのボール軸受と滑り軸受と、 ロータ部の軸の軸方向の振動を規制するために、ロータ
部の軸を軸方向に関して支持するための振動規制手段
と、を備えることを特徴とするモータ。 - 【請求項2】 振動規制手段は、 ロータ部の軸をそのスラスト方向に関して支持するため
のスラスト受けと、 滑り軸受側に配置されて滑り軸受に対して予圧を与えて
ロータ部の軸方向の振動を規制するための予圧部材と、
を備える請求項1に記載のモータ。 - 【請求項3】 振動規制手段は、 ロータ部の軸をそのスラスト方向に関して支持するため
のスラスト受けとボール軸受と滑り軸受の間に配置され
て滑り軸受に対して予圧を与えてロータ部の軸方向の振
動を規制するためのコイル型の予圧部材と、を備える請
求項1に記載のモータ。 - 【請求項4】 ステータ部とロータ部とを有し、通電す
ることによりロータ部の軸がステータ部側の軸受構造を
介して回転するようになっているモータにおいて、 軸受構造は、 ロータ部の軸を受けるための第1の滑り軸受と第2の滑
り軸受と、 ロータ部の軸の軸方向の振動を規制するために、ロータ
部の軸を軸方向に関して支持するための振動規制手段
と、を備えることを特徴とするモータ。 - 【請求項5】 振動規制手段は、 第1の滑り軸受側に配置されてロータ部の軸をそのスラ
スト方向に関して支持するための第1のスラスト受け
と、 第2の滑り軸受側に配置されてロータ部の軸をそのスラ
スト方向に関して支持するための第2のスラスト受け
と、 第2の滑り軸受側に配置されて第2の滑り軸受に対して
予圧を与えてロータ部の軸方向の振動を規制するための
予圧部材と、を備える請求項4に記載のモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27185895A JPH0993856A (ja) | 1995-09-26 | 1995-09-26 | モータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27185895A JPH0993856A (ja) | 1995-09-26 | 1995-09-26 | モータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0993856A true JPH0993856A (ja) | 1997-04-04 |
Family
ID=17505874
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27185895A Pending JPH0993856A (ja) | 1995-09-26 | 1995-09-26 | モータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0993856A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011019356A (ja) * | 2009-07-09 | 2011-01-27 | Nippon Densan Corp | ブラシレスモータ |
-
1995
- 1995-09-26 JP JP27185895A patent/JPH0993856A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011019356A (ja) * | 2009-07-09 | 2011-01-27 | Nippon Densan Corp | ブラシレスモータ |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6198715B1 (en) | Disc device having disc in balance correcting arrangements | |
US6316853B1 (en) | Spindle motor assembly for disc drives | |
US7276826B2 (en) | Spindle motor and disk drive device | |
JPS6030017B2 (ja) | ディスク再生装置 | |
JPS60138746A (ja) | 対物レンズ駆動装置およびその製造方法 | |
US5050158A (en) | Magnetic clamp for a disk medium | |
US5854721A (en) | Balancing device of actuator in hard disk drive | |
JPH0993856A (ja) | モータ | |
US5132850A (en) | Lens actuator | |
JP2000245101A (ja) | モータ | |
JP3862144B2 (ja) | ディスク駆動用モータ | |
JPH10127004A (ja) | モータ | |
JP3594284B2 (ja) | スピンドルモータ | |
JPH08149772A (ja) | モータ | |
KR100624861B1 (ko) | 광 픽업 엑츄에이터 | |
JPS5843063Y2 (ja) | 光学的情報記録媒体円盤再生装置における可動鏡装置 | |
JP4489508B2 (ja) | ディスク駆動装置 | |
JP2000285490A (ja) | 対物レンズ駆動装置 | |
JPH08147866A (ja) | ターンテーブル回転用のモータ | |
KR20100068865A (ko) | 광픽업용 액츄에이터 및 광 기록/재생 장치 | |
JPS60187966A (ja) | 光デイスク固定装置 | |
JPH11185266A (ja) | 2軸アクチュエータ、光学ピックアップ及び光ディスク装置 | |
JPH10247360A (ja) | 光学式ディスク再生装置のディスククランプ機構 | |
JPH04366427A (ja) | 光ディスク装置 | |
JPH0865985A (ja) | 薄型電動機 |