JPH0993754A - 送電線収納設備 - Google Patents
送電線収納設備Info
- Publication number
- JPH0993754A JPH0993754A JP7266487A JP26648795A JPH0993754A JP H0993754 A JPH0993754 A JP H0993754A JP 7266487 A JP7266487 A JP 7266487A JP 26648795 A JP26648795 A JP 26648795A JP H0993754 A JPH0993754 A JP H0993754A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transmission line
- permeability
- tube
- electromagnetic waves
- waves generated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Details Of Indoor Wiring (AREA)
- Laying Of Electric Cables Or Lines Outside (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 送電線から発生する電磁波による、OA機器
や人体に対する悪影響を適確に防ぎ、送電線からの電磁
波障害を防止する。 【解決手段】送電線収納する管体1自体または管体1の
内面1aおよび外面1bの少なくとも一方を、透磁率の高い
磁性体によって形成する。
や人体に対する悪影響を適確に防ぎ、送電線からの電磁
波障害を防止する。 【解決手段】送電線収納する管体1自体または管体1の
内面1aおよび外面1bの少なくとも一方を、透磁率の高い
磁性体によって形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、地中に埋設され
た送電線から発生する電磁波障害を防止することができ
る送電線収納設備に関するものである。
た送電線から発生する電磁波障害を防止することができ
る送電線収納設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】架空線の設置制限を受ける都会地、美観
が問題になる風致地区等においては、送電線は架空では
なく地中に設けられた送電線収納設備内に設置される。
このような送電線収納設備として、地中に埋設されその
中に送電線が収納される、管体、トラフ、暗渠、ケーブ
ルボックス等が使用される。
が問題になる風致地区等においては、送電線は架空では
なく地中に設けられた送電線収納設備内に設置される。
このような送電線収納設備として、地中に埋設されその
中に送電線が収納される、管体、トラフ、暗渠、ケーブ
ルボックス等が使用される。
【0003】図2は、このような地中埋設送電線の一例
を示すPOFケーブル(油入りケーブル)Aの断面図で
ある。図2に示すように、その外面に防食層2が形成さ
れた鋼管からなる管体1’内には、3心の導体3が収納
されており、導体3の各々の外周は、ステンレステー
プ、カーボン紙、導体しゃへい層、絶縁体、金属化紙お
よびポリエステルテープ等からなる複数の被覆層4によ
って覆われ、且つ、管体1’内には絶縁油5が充填され
ている。
を示すPOFケーブル(油入りケーブル)Aの断面図で
ある。図2に示すように、その外面に防食層2が形成さ
れた鋼管からなる管体1’内には、3心の導体3が収納
されており、導体3の各々の外周は、ステンレステー
プ、カーボン紙、導体しゃへい層、絶縁体、金属化紙お
よびポリエステルテープ等からなる複数の被覆層4によ
って覆われ、且つ、管体1’内には絶縁油5が充填され
ている。
【0004】このようなPOFケーブルAは、図3に示
すような、地中に構築された共同溝6内に、通信ケーブ
ルBなどと共に設置されており、POFケーブルAの上
述した被覆層4によって、通信ケーブルBに対する誘導
障害が防止されている。図3において、7はケーブル取
出し用管路、8は共同溝6の開口を覆う蓋である。
すような、地中に構築された共同溝6内に、通信ケーブ
ルBなどと共に設置されており、POFケーブルAの上
述した被覆層4によって、通信ケーブルBに対する誘導
障害が防止されている。図3において、7はケーブル取
出し用管路、8は共同溝6の開口を覆う蓋である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の地中埋設送電線には、送電線から発生する電磁
波のために、VDT(Visual Disply Terminal) にゆら
ぎや、その色ににじみが生じ、また、コンピュータ等に
ノイズが入って誤動作が生ずる等、OA機器に障害が発
生する問題があった。更に、その因果関係が明確にはさ
れていないが、送電線から発生する電磁波が、人体に悪
影響を及ぼすとの説もある。
た従来の地中埋設送電線には、送電線から発生する電磁
波のために、VDT(Visual Disply Terminal) にゆら
ぎや、その色ににじみが生じ、また、コンピュータ等に
ノイズが入って誤動作が生ずる等、OA機器に障害が発
生する問題があった。更に、その因果関係が明確にはさ
れていないが、送電線から発生する電磁波が、人体に悪
影響を及ぼすとの説もある。
【0006】従って、この発明の目的は、上述した問題
を解決し、送電線から発生する電磁波による、OA機器
や人体に対する悪影響を適確に防ぎ、送電線からの電磁
波障害を防止し得る送電線収納設備を提供することにあ
る。
を解決し、送電線から発生する電磁波による、OA機器
や人体に対する悪影響を適確に防ぎ、送電線からの電磁
波障害を防止し得る送電線収納設備を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の送電線収納設
備は、送電線を収納する収納体自体または前記収納体の
内面および外面の少なくとも一方を、透磁率の高い磁性
体によって形成し、前記送電線から発生する電磁波を前
記磁性体により吸収して、電磁波障害を防止したことに
特徴を有するものである。
備は、送電線を収納する収納体自体または前記収納体の
内面および外面の少なくとも一方を、透磁率の高い磁性
体によって形成し、前記送電線から発生する電磁波を前
記磁性体により吸収して、電磁波障害を防止したことに
特徴を有するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、この発明を、図面を参照し
ながら説明する。図1は、この発明をPOFケーブルに
適用した例を示す概略断面図である。図1に示すよう
に、POFケーブルは、その外面に防食層2が形成され
た、送電線収納体としての管体1内に、3心の導体3が
収納されてなっており、導体3の各々の外周は、ステン
レステープ、カーボン紙、導体しゃへい層、絶縁体、金
属化紙およびポリエステルテープ等からなる複数の被覆
層4によって覆われ、且つ、管体1内には絶縁油5が充
填されている。
ながら説明する。図1は、この発明をPOFケーブルに
適用した例を示す概略断面図である。図1に示すよう
に、POFケーブルは、その外面に防食層2が形成され
た、送電線収納体としての管体1内に、3心の導体3が
収納されてなっており、導体3の各々の外周は、ステン
レステープ、カーボン紙、導体しゃへい層、絶縁体、金
属化紙およびポリエステルテープ等からなる複数の被覆
層4によって覆われ、且つ、管体1内には絶縁油5が充
填されている。
【0009】この発明の装置においては、3心の導体3
が収納されている管体1が、透磁率の高い磁性体によっ
て構成されている。従って、管体1内に収納された3心
の導体3から発生する電磁波は、上記透磁率の高い磁性
体からなる管体1により吸収され磁気シールドされる。
その結果、電磁波障害は適確に防止される。
が収納されている管体1が、透磁率の高い磁性体によっ
て構成されている。従って、管体1内に収納された3心
の導体3から発生する電磁波は、上記透磁率の高い磁性
体からなる管体1により吸収され磁気シールドされる。
その結果、電磁波障害は適確に防止される。
【0010】管体1を構成する透磁率の高い磁性体とし
て、下記材料が使用される。 強磁性体:純鉄、珪素鋼 中磁性体:少量のアルミニウムを含有する鉄(フェロパ
ーム) 弱磁性体:Fe−Ni合金(パーマロイ)
て、下記材料が使用される。 強磁性体:純鉄、珪素鋼 中磁性体:少量のアルミニウムを含有する鉄(フェロパ
ーム) 弱磁性体:Fe−Ni合金(パーマロイ)
【0011】この発明においては、管体1自体を、上述
した透磁率の高い磁性体によって構成するほか、管体1
を鋼管によって構成し、その内周面1aおよび外周面1bの
少なくとも1方に、上記透磁率の高い磁性体による被覆
層を形成してもよい。
した透磁率の高い磁性体によって構成するほか、管体1
を鋼管によって構成し、その内周面1aおよび外周面1bの
少なくとも1方に、上記透磁率の高い磁性体による被覆
層を形成してもよい。
【0012】上記は、本発明を、収納体としての管体内
に導体が収納されたPOFケーブルに適用した例につい
て説明したが、これに限られるものではなく、他の各種
ケーブルのほか、図3に示した共同溝6の内面または外
面を透磁率の高い磁性体によって被覆し、また、トラ
フ、ケーブルボックス等、送電線を収納する各種の収納
体自体または前記収納体の内面および外面の少なくとも
一方の全部または一部を、透磁率の高い磁性体によって
形成してもよい。
に導体が収納されたPOFケーブルに適用した例につい
て説明したが、これに限られるものではなく、他の各種
ケーブルのほか、図3に示した共同溝6の内面または外
面を透磁率の高い磁性体によって被覆し、また、トラ
フ、ケーブルボックス等、送電線を収納する各種の収納
体自体または前記収納体の内面および外面の少なくとも
一方の全部または一部を、透磁率の高い磁性体によって
形成してもよい。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
送電線から発生する電磁波による、OA機器や人体に対
する悪影響を適確に防止することができる、工業上有用
な効果がもたらされる。
送電線から発生する電磁波による、OA機器や人体に対
する悪影響を適確に防止することができる、工業上有用
な効果がもたらされる。
【図1】この発明の一例としてのPOFケーブルの断面
図である。
図である。
【図2】従来のPOFケーブルの断面図である。
【図3】従来のPOFケーブルが設置された共同溝の概
略断面図である。
略断面図である。
1 管体 2 防食層 3 導体 4 被覆層 5 絶縁油 6 共同溝 7 ケーブル取出し用管路 8 蓋 A POFケーブル B 通信ケーブル
Claims (1)
- 【請求項1】 送電線を収納する収納体自体または前記
収納体の内面および外面の少なくとも一方の全部または
一部を、透磁率の高い磁性体によって形成し、前記送電
線から発生する電磁波を前記磁性体により吸収して、電
磁波障害を防止したことを特徴とする送電線収納設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7266487A JPH0993754A (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | 送電線収納設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7266487A JPH0993754A (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | 送電線収納設備 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0993754A true JPH0993754A (ja) | 1997-04-04 |
Family
ID=17431620
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7266487A Pending JPH0993754A (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | 送電線収納設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0993754A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020006395A (ko) * | 2000-07-12 | 2002-01-19 | 이원수 | 전선, 통신선용 케이블 덕트관 |
CN103779822A (zh) * | 2014-01-15 | 2014-05-07 | 常州市拓源电缆成套有限公司 | 埋地式中压电力电缆护套管 |
CN103779823A (zh) * | 2014-01-15 | 2014-05-07 | 常州市拓源电缆成套有限公司 | 埋地式高压电力电缆护套管 |
CN108177395A (zh) * | 2017-12-28 | 2018-06-19 | 江阴市索菲电子科技有限公司 | 一种抗腐蚀套管 |
-
1995
- 1995-09-19 JP JP7266487A patent/JPH0993754A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020006395A (ko) * | 2000-07-12 | 2002-01-19 | 이원수 | 전선, 통신선용 케이블 덕트관 |
CN103779822A (zh) * | 2014-01-15 | 2014-05-07 | 常州市拓源电缆成套有限公司 | 埋地式中压电力电缆护套管 |
CN103779823A (zh) * | 2014-01-15 | 2014-05-07 | 常州市拓源电缆成套有限公司 | 埋地式高压电力电缆护套管 |
CN108177395A (zh) * | 2017-12-28 | 2018-06-19 | 江阴市索菲电子科技有限公司 | 一种抗腐蚀套管 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4459576A (en) | Toroidal transformer with electrostatic shield | |
EA199801072A1 (ru) | Электромагнитное устройство | |
WO1995018454A1 (en) | Independent twin-foil shielded data cable | |
JPH0634227U (ja) | 中高電圧用電流センサー | |
US5150046A (en) | Noise-shielded transformer | |
JPS6255684B2 (ja) | ||
JPH0993754A (ja) | 送電線収納設備 | |
CN105788746A (zh) | 一种防电磁干扰的混合电缆 | |
HU200029B (en) | High-voltage transformer | |
US6529087B2 (en) | Noise removing filter for electronic equipment with a ferrite flanged core | |
JPH06176823A (ja) | 通信用シールドケーブル | |
GB2020476A (en) | An electrical conductor having a continuous inductive loading and a method of making such a conductor | |
JPH07193965A (ja) | 電力ケーブル接続箱 | |
JPS6029715A (ja) | 誘導対策用光フアイバケ−ブル | |
KR200166183Y1 (ko) | 전자파 차폐 전선 | |
JPH11185542A (ja) | 薄膜磁性体シ−ルド付きケ−ブル | |
JPS6344890Y2 (ja) | ||
DE59406328D1 (de) | Metallgekapselte hochspannungsschaltanlage mit einem stromwandler | |
JPS62190611A (ja) | シ−ルドケ−ブル | |
JPS6264024A (ja) | 不要輻射防止装置 | |
JPH0364009A (ja) | ノイズ阻止トランス | |
JPS61121306A (ja) | 静止誘導機器 | |
JPH0322819Y2 (ja) | ||
JPS60117506A (ja) | 高周波除去シ−ルドケ−ブル | |
JPH09259656A (ja) | 信号伝送用ケーブル |