JPH0993607A - 映像信号処理装置 - Google Patents

映像信号処理装置

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JPH0993607A
JPH0993607A JP7251567A JP25156795A JPH0993607A JP H0993607 A JPH0993607 A JP H0993607A JP 7251567 A JP7251567 A JP 7251567A JP 25156795 A JP25156795 A JP 25156795A JP H0993607 A JPH0993607 A JP H0993607A
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Kiyoshi Iwasaki
潔 岩崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】性能の犠牲をともなうことなく所要フイールド
メモリ容量を削減することにより、EDTV/NTSC
デコーダを安価に実現する。 【解決手段】フイールドメモリ部22が、EDTV信号
の1フレーム分を記憶し1フレーム分遅延した遅延信号
bfを出力するフイールドメモリ221と、EDTV信
号の1フイールド分を記憶し1フイールド分遅延した遅
延信号bdを出力するフイールドメモリ222とを備
え、遅延信号ba,bfの相関演算によりY信号wとC
HH信号qとを抽出しこのCHH信号qをメモリ222
に供給するY信号分離回路24と、CHH信号qと遅延
信号bdとの相関演算によりC信号yとHH信号zとを
生成するCHH信号分離回路26とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は映像信号処理装置に
関し、特にNTSCおよびEDTV−2など異種の方式
の信号が混在するテレビジョン映像信号を処理する映像
信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現行の4:3のアスペクト比の映像信号
方式であるNTSC方式の信号と混在して送受信可能で
あり、高画質情報信号を含む16:9のワイドアスペク
ト比の映像信号方式であるEDTV−2方式が検討され
てきており、この検討結果が平成7年1月23日に郵政
省に答申され、同年7月から実用化が予定されている。
【0003】EDTV−2方式においては、レターボッ
クス形式を採用しており、アスペクト比4:3の現行の
NTSC方式によるアスペクト比16:9のEDTV画
像の放送信号を現行の受信機で受信する場合は、上下に
それぞれフィールド当り30本の無画部を配置し、画面
中央部にフィールド当り180本のアスペクト比16:
9の主画部映像を割当てる。
【0004】また主画部には、水平解像度補強信号(以
下HH信号)を周波数多重化により重畳し、上下無画部
には2種類の垂直解像度補強信号を多重化し、上部無画
部の1ライン前にはEDTV−2信号の信号状態を示す
識別制御信号を配置する。また、表示走査はノンインタ
ーレース方式で行う。
【0005】このEDTV−2信号と現行NTSC信号
対応の映像信号処理装置は、この信号中の上記識別制御
信号の情報により、水平および垂直解像度補強信号を再
生し、現行のNTSC信号より高画質化な映像を提供す
ると同時に、16:9のワイドアスペクト化を実現する
ことが可能である。
【0006】さらに、EDTV−2信号には、垂直解像
度補強信号を含まない簡易EDTV信号がある。
【0007】上記EDTV−2/NTSC信号対応の映
像信号処理装置の一仕様として、EDTV−2信号入力
に対して静止画像では3次元Y/C分離とHH信号の再
生により広帯域化した輝度信号(広帯域輝度信号)と色
信号との出力を行い、動画像では2次元Y/C分離を行
うとともに、NTSC信号入力に対しては3次元Y/C
分離により輝度信号と色信号とを出力する簡易EDTV
/NTSCデコーダを想定する。EDTV−2信号入力
の場合、垂直解像度補強信号の再生を行わないので上記
簡易EDTV信号受信に相当する特性となる。
【0008】この種の簡易EDTV/NTSCデコーダ
は、今後のEDTV−2信号対応の高画質化テレビジョ
ンの普及のため低価格化が重要である。上記デコーダの
価格に占める重要な要素の一つとしてフイールドメモリ
の容量があり、このメモリ容量の削減すなわち如何に小
さいメモリ容量で上記デコーダを実現するかが大きな課
題となっている。
【0009】上述の簡易EDTV/NTSCデコーダで
ある従来の第1の映像信号処理装置をブロックで示す図
7を参照すると、この従来の映像信号処理装置は、入力
映像信号VIをアナログディジタル変換しディジタル映
像信号aを出力するAD変換器1と、ディジタル映像信
号aを4フイールド分記憶し遅延信号b〜eを出力する
フイールドメモリ部2と、信号aの供給に応答してフイ
ールド間相関が小さい映像の動きの早い場合の輝度
(Y)信号fおよび色(C)信号gを分離する2次元Y
C分離回路3と、信号bの供給に応答して静止画部分の
Y信号hを分離するY分離回路4と、信号cの供給に応
答して静止画部分のC信号iを分離するC分離回路5
と、信号dの供給に応答してHH信号jを分離するHH
分離回路6と、信号eの供給に応答して処理対象フレー
ムが静止画動画のいずれであるかかを判断し判定信号k
を出力する動き検出回路7と、HH信号jの供給に応答
してHH画像を再生し高域輝度(HHY)信号mを出力
するHH再生回路8と、信号kの供給に応答して信号
f,hのいずレか一方を選択して信号lを出力するセレ
クタ9と、信号kの供給に応答して信号g,iのいずレ
か一方を選択してディジタル色信号CDを出力するセレ
クタ10と、信号kの供給に応答して信号mを接断する
セレクタ11と、信号l,nの加算を行ないディジタル
輝度信号YDを出力する加算回路12とを備える。
【0010】次に、図7を参照して、従来の第1の映像
信号処理装置の動作について説明すると、AD変換器1
はNTSC信号またはEDTV信号の入力映像信号VI
をディジタル映像信号aに変換し、2次元YC分離回路
3とフイールドメモリ部2とに供給する。
【0011】フイールドメモリ部2の構成を示す図8を
参照すると、このフイールドメモリ部2は、直接信号b
aと遅延信号b1,b2,b3,b4,b5,b6を出
力する直列接続した6個のメモリ201,H21,20
2,203,H22,204から成り、メモリ容量はフ
レームメモリ201〜204の各々は1フレーム分,ラ
インメモリH21,H22の各々は1ライン分でありし
たがって全部で約4フイールド分約8Mビットである。
Y分離回路4はフイールドメモリ部2からの信号b(b
a,b3,b6)の供給を受け後述のように帯域幅4.
2MHzの静止画部分のY信号hを分離しセレクタ9に
出力する。
【0012】Y分離回路4の構成を示す図9を参照する
と、このY分離回路4は、信号bすなわちba,b3,
b6をそれぞれ1/4,1/2,1/4倍する乗算器M
41,M42,M43と、これら乗算器M41〜M43
の出力を加算しY信号hを出力する加算器A41を備
え、相互に隣接するフイールド間の相関をとることによ
りY信号を分離する。
【0013】C分離回路5の構成を示す図10(A)を
参照すると、このC分離回路5は、信号cすなわちb
a,b1〜b6をそれぞれ−1/8,−1/8,1/
8,1/4,1/8,−1/8,−1/8倍する乗算器
M51〜M57と、これら乗算器M51〜M57の出力
を加算しC信号iを出力する加算器A51を備え、相互
に隣接するフイールド間の加算,減算により相関をとる
ことによりC信号を分離する。
【0014】HH分離回路6の構成を示す図10(B)
を参照すると、このHH分離回路6は、信号dすなわち
ba,b1〜b6をそれぞれ−1/8,1/8,−1/
8,1/4,−1/8,1/8,−1/8倍する乗算器
M61〜M67と、これら乗算器M61〜M67の出力
を加算しHH信号jを出力する加算器A61を備え、相
互に隣接するフイールドおよびライン間の加算,減算に
より相関をとることによりHH信号jを分離する。HH
再生回路8は信号jを周波数変換し帯域幅4.2〜6M
Hzの高域の輝度信号すなわちHHY信号mを生成す
る。
【0015】動き検出回路7は信号eすなわち信号b
a,b3,b6の供給に応答して隣接フレーム相互間の
画像の変化を検出し動き検出信号kを出力する。
【0016】入力映像信号VIがEDTV信号の場合の
静止画部分では、動き検出信号kは静止画対応の値であ
り、セレクタ9,10はそれぞれ信号h,iを選択して
信号l,CDを出力するとともに、セレクタ11は接状
態となりHHY信号mを出力している。したがって加算
器12は信号lすなわちY信号iと信号mとを加算し、
帯域幅6MHzの広帯域の輝度信号YDを出力する。
【0017】EDTV信号の場合の動画部分では、動き
検出信号kは動画対応の値となり、セレクタ9,10は
それぞれ2次元YC分離回路の出力信号f,gを選択し
て信号l,CDとして出力する。このとき、セレクタ1
1は断状態となり加算器12へのHHY信号mの供給は
なされず、したがって、信号fがそのまま信号YDとし
て出力する。
【0018】上述した簡易簡易EDTV/NTSCデコ
ーダのほかに、例えば特開昭64−1387号公報記載
の垂直補間信号再生機能をさらに含み走査線補間を行い
ノンインタレース走査信号に変換する標準型EDTV/
NTSCデコーダである従来の第2の映像信号処理装置
がある。この従来の第2の映像信号処理装置のフイール
ドメモリも第1の映像信号処理装置と同様、4フイール
ド分約8Mビットのメモリ容量を用いている。
【0019】上記メモリ容量削減を図った特開平4−2
73691号公報(文献1)記載の従来の第3の映像信
号処理装置は、Y/C分離用のフイールドメモリを1フ
イールドの映像信号記憶用のメモリとして併用して用い
ることにより、1フイールド分のフイールドメモリで3
次元Y/C分離処理を行う。すなわち、1フイールド分
の映像信号を記憶するフイールドメモリと1ライン分の
映像信号を記憶するラインメモリとを備え、ノーマル画
像時は動き検出信号に応じて3次元Y/C分離,2次元
Y/C分離の切替を行い、静止画像時には上記フイール
ドメモリの記憶を固定(フリーズ)し、ここからの映像
信号を上記ラインメモリを使用して2次元Y/C分離す
る。
【0020】しかし、1フイールド分のフイールドメモ
リを用いた処理では、Y/C分離が隣接2フイールド間
のみの相関処理となり、3次元Y/C分離処理としては
性能が不十分となる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の第1,
第2の映像信号処理装置は、いずれもフイールドメモリ
が4フイールド分すなわち約8Mビットのメモリ容量を
必要とするので価格上昇の要因となるという欠点があっ
た。
【0022】フイールドメモリのメモリ容量の削減を図
った従来の第3の映像信号処理装置は、Y/C分離が隣
接2フイールド間のみの相関処理となり3次元Y/C分
離処理性能が不十分であるという欠点があった。
【0023】本発明の目的は、性能の犠牲をともなうこ
となく所要フイールドメモリ容量を削減して、EDTV
/NTSCデコーダを安価に実現する映像信号処理装置
を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明の映像信号処理装
置は、表示画像の第1のアスペクト比と第1の走査様態
と表示時の水平解像度の補強用の水平解像度補強信号と
を含む第1の映像信号と表示画像の第2のアスペクト比
と第2の走査様態の第2の映像信号とをそれぞれディジ
タル化した第1,第2の映像データの少なくとも1フレ
ーム分を記憶するフレーム/フイールドメモリ手段を備
え、このフイールドメモリから読出した遅延映像データ
を相関処理して前記第1の映像信号入力時には水平解像
度補強した広帯域輝度信号と色信号とを出力し前記第2
の映像信号入力時には輝度信号と色信号とを出力する映
像信号処理装置において、前記フレーム/フイールドメ
モリ手段が、前記第1の映像データの少なくとも1フレ
ーム分を記憶し1フレーム分遅延した第1の遅延映像デ
ータを出力する第1のメモリと、前記第1の映像データ
の少なくとも1フイールド分を記憶し1フイールド分遅
延した第2の遅延映像データを出力する第2のメモリと
を備え、前記第1の遅延映像データと第1の映像データ
との相関演算により輝度信号と色信号に前記水平解像度
補強信号が重畳した水平補強色信号とを抽出しこの水平
補強色信号を前記第2のメモリに供給する輝度信号分離
回路と、前記水平補強色信号とこの水平補強色信号の供
給に応答して前記第2のメモリが1フイールド分遅延し
た前記第2の遅延映像データである遅延水平補強色信号
との相関演算により色信号と前記水平解像度補強信号と
を生成する色信号水平解像度補強信号分離回路とを備え
て構成されている。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図7
と共通の構成要素は共通の文字を付して同様にブロック
で示す図1を参照すると、この図に示す本実施の形態の
映像信号処理装置は、従来と共通のAD変換器1とに加
えて、2つのフイールドメモリ221,222を含み遅
延信号ba,bb,bc,bd,be,bf,bgを構
成要素とする信号群o,p,r,sを出力するフイール
ドメモリ部22と、遅延信号ba,bb,bcから成る
信号群oの供給に応答してY信号uとC信号vとを出力
する2次元YC分離回路23と、遅延信号bb,bfか
ら成る信号群pの供給に応答してY信号w,CおよびH
H(以下CHH)信号qを出力するY分離回路24と、
遅延信号ba,bb,bc,be,bf,bgから成る
信号群sの供給に応答して動き検出信号kを出力する動
き検出回路27と、信号q,rの供給に応答してC信号
yとHH信号zを出力するCHH分離回路26と、HH
信号zの供給に応答して広帯域輝度信号mを生成するH
H再生回路28と、動き検出信号kの供給に応答して入
力信号u,v,w,yを選択し出力Y信号lと色信号C
Dとを出力するスイッチ回路29と、従来と同様の加算
回路を備え動き検出信号kの供給に応答して信号lと信
号mとを加算し信号YDを生成する加算回路30と、フ
イールドメモリ部22を制御するメモリ制御回路31と
を備える。
【0026】フイールドメモリ部22の構成をブロック
で示す図2を参照すると、このフイールドメモリ部22
は1ライン分の映像信号を記憶するラインメモリH22
1〜H224と、遅延量が制御信号MCによりEDTV
の場合523ラインにNTSCの場合261ラインにそ
れぞれ切替られ1フイールド分の映像信号を記憶するフ
イールドメモリ221と、遅延量が262ライン分にに
固定されたフイールドメモリ222と、メモリ制御信号
MCの供給に応答してNTSC/EDTVの切替制御を
行うスイッチ回路S1,S2とを備え遅延信号ba,b
b,bc,bd,be,bf,bgを出力する。
【0027】2次元YC分離回路23の構成をブロック
で示す図3(A)を参照すると、この2次元YC分離回
路23はフレームメモリ部22から出力される非遅延の
遅延信号baと2H遅延信号bcとを加算する加算器A
231と、加算器A231の出力と遅延信号bbとの減
算を行う減算器R231と、減算器R231の出力信号
の帯域制限をしてC信号vを生成するBPF231と、
遅延信号bbとC信号vとの減算を行い信号uを生成す
る減算器R232とを備える。
【0028】Y分離回路24の構成をブロックで示す図
3(B)を参照すると、このY分離回路24はフレーム
メモリ部22から出力される遅延信号bb,bfとを加
算してY信号wを出力する加算器A241と、遅延信号
bb,bfとの減算を行いCHH信号qを出力する減算
器R241とを備える。
【0029】CHH分離回路26の構成をブロックで示
す図3(C)を参照すると、このCHH分離回路26は
Y分離回路24の出力するCHH信号qとフイールドメ
モリ部22の遅延信号rすなわち信号bdとを加算する
加算器A261と、信号q,rの差をとり信号zを出力
する減算器R261と、NTSC/EDTVに対応して
信号qと加算器A261の出力とを選択的にC信号yと
して出力するスイッチS261とを備える。
【0030】動き検出回路27の構成をブロックで示す
図4を参照すると、この動き検出回路27は特開平4−
260294号公報(文献2)記載の図2に示す回路を
用いており、遅延信号ba,bcを加算し信号caを出
力する加算器A271と、信号bb,caを加算し信号
cbを出力する加算器A272と、信号bb,caを減
算し信号ccを出力する減算器R271と、信号be,
bgを加算し信号cdを出力する加算器A273と、信
号bf,cdを加算し信号ceを出力する加算器A27
4と、信号cb,ceを減算し信号cfを出力する減算
器R272と、信号ccを帯域制限してC成分信号cg
を生成するBPF271と、信号caを帯域制限してY
成分信号chを生成するBPF272と、信号cfの高
域成分を除去して信号ciを生成するLPF273と、
信号cfの色成分を除去して信号ckを生成するLPF
274と、信号chにより信号cgを接断するスイッチ
S271と、スイッチS271の出力により信号ci,
ckのいずれか一方を動き検出信号kとして出力するス
イッチS272とを備える。
【0031】スイッチ回路29の構成をブロックで示す
図5(A)を参照すると、このスイッチ回路29は、動
き検出信号kの供給に応答して信号u,wのいずれか一
方をY信号lとして選択し出力するスイッチS291
と、動き検出信号kの供給に応答して信号v,yのいず
れか一方をC信号CDとして選択し出力するスイッチS
292とを備える。
【0032】加算回路30の構成をブロックで示す図5
(B)を参照すると、この加算回路30は、EDTVの
とき接となり信号mを通過させ信号msを出力するスイ
ッチS301と、動き検出信号kの供給に応答して接と
なり信号msを通過させ信号mtを出力するスイッチS
302と、信号l,msを加算しY信号YDを出力する
加算器A301とを備える。
【0033】次に、図1〜図5(B)を参照して本実施
の形態の動作について説明すると、まず従来と同様に、
AD変換器1はNTSC信号またはEDTV信号の入力
映像信号VIをディジタル映像信号aに変換し、フイー
ルドメモリ部22に供給する。フイールドメモリ部22
は後述する動作により遅延信号ba,bb,bc,b
d,be,bf,bgを生成し、信号ba,bb,bc
から成る信号群o,信号bb,bfから成る信号群p,
信号bdから成る信号r,信号ba,bb,bc,b
e,bf,bgから成る信号群sを出力する。ここで、
遅延信号baは信号aの直接出力すなわち非遅延信号で
ある。遅延信号bb,bcは信号baに対しそれぞれ1
ライン分,2ライン分遅延した信号である。信号bdは
EDTVのとき供給された信号qを1フイールド分すな
わち262ライン分遅延した信号である。遅延信号be
は信号bcに対し1フレーム分すなわち523ライン分
遅延した信号である。遅延信号bf,bgの各々は信号
beに対しそれぞれ1ライン分,2ライン分遅延した信
号である。
【0034】2次元YC分離回路23は、相互に1ライ
ン分の遅延差の信号ba,bb,bcの供給を受けて加
算器A231,減算器R231は3ライン間の櫛形フィ
ルタとして動作し、減算器R231はC信号bvを出力
してBPF231に供給する。BPF231は信号bv
を帯域制限して3.58MHzのC成分信号vを生成す
る。減算器R232は信号bbと信号vとの減算を行い
Y信号uを生成する。
【0035】次に、Y分離回路24では、映像信号の静
止部分でC信号とHH信号とがフレーム間で位相反転し
ていることを利用して以下の相関演算を行う。加算器A
241が信号群pを構成する遅延信号bb,bfの加算
によりY信号wを生成し、減算器R241が遅延信号b
b,bfの減算によりCHH信号qを生成する。
【0036】CHH分離回路26は、映像信号の静止部
分でC信号とHH信号とがフイールド間で位相反転して
いることを利用して以下の相関演算を行い両者を分離す
る。加算器A261が信号q,bd(r)の加算により
EDTV用のC信号yEを生成し、減算器R261が信
号q,rの減算によりHH信号zを生成する。スイッチ
S261はEDTVの場合信号yEをC信号yとして出
力し、NTSCの場合HH信号が重畳されていないので
信号qをそのままC信号yとして出力する。上記のよう
に、HH信号zはEDTVのときのみ重畳され、後述の
ように、このとき信号qはフイールドメモリ部22のメ
モリ222により1フイールド分遅延して信号bdすな
わちrとして供給される。
【0037】HH再生回路28は、供給を受けたHH信
号zの周波数シフトおよびハイパスフィルタによる帯域
制限を行い高域輝度信号mを生成する。
【0038】動き検出回路27は、下記のように入力映
像信号VIの動画部分と静止画部分との判別を行い動き
信号kを出力する。
【0039】動き検出回路27は、上述のように文献2
記載の回路であり、相互に1ライン分の遅延差の信号b
a,bb,bcの供給を受けて加算器A271,A27
2,減算器R271は3ライン間の櫛形フィルタとして
動作し、加算器A272は輝度信号cbを出力し、減算
器R271は色信号ccを出力する。同様に1フレーム
遅延した信号be,bf,bgの供給を受けて加算器A
273,A274は3ライン間の櫛形フィルタとして動
作し、加算器A274は1フレーム前の輝度信号ceを
出力する。減算器R272はこれら現フイールドおよび
1フレーム前の輝度信号cb,ce間の差分信号cfを
算出しこれより動き信号を検出する。BPF271は、
信号ccを帯域制限して3.58MHzのC成分信号c
gを生成し、BPF272は信号caを帯域制限して
3.58MHzのY成分信号chを生成する。LPF2
73は信号cfの5MHz以上の高域成分を除去して信
号ciを生成し、LPF274は3.58MHZ付近あ
るいはそれ以上を遮断して信号cfの色成分を除去し信
号ckを生成してそれぞれスイッチS272に供給す
る。スイッチS271は信号chすなわちY成分信号が
大きいときC信号成分cgを禁止する。スイッチS27
2はC信号成分cgにより信号ci,ckのいずれか一
方を選択する。このような構成により、現信号と1フレ
ーム前の信号との各々のY信号成分のみ抽出し、その差
信号により動き信号を検出する。このとき無相関の場合
の色信号漏れを除去するためLPF274によりこれを
除去する。しかし、このLPFにより動き信号の高域成
分をも除去するため、水平縞が動いた場合の高域周波数
の動き信号も消してしまう。このため、Y信号成分の
3.58MHz近傍の成分がなくかつC信号成分のある
場合だけ信号ckを信号kとして出力する。一方、C信
号成分がないか3.58MHz近傍の強いY信号成分が
存在するときは信号ciを動き信号kとして出力する。
【0040】スイッチ回路29では、スイッチS291
が動き検出信号kが静止画の場合にY分離回路24の出
力Y信号wを動画の場合に2次元YC分離回路23から
のY信号uをそれぞれY信号lとして選択し出力する。
また、スイッチS292が動き検出信号kが静止画の場
合にY分離回路24の出力C信号yを動画の場合に2次
元YC分離回路23からのC信号vをC信号CDとして
選択し出力する。
【0041】加算回路30は、入力映像信号VIがED
TVのときスイッチS301が接となり信号mを通過さ
せ信号msをスイッチS302に供給する。スイッチS
302は、動き検出信号kが静止画のとき接となり信号
msを通過させ信号mtを加算器A301に供給する。
加算器A301は信号l,msを加算し広帯域Y信号Y
Dを出力する。
【0042】上述したように、フイールドメモリ221
の遅延量はメモリ制御回路からの制御信号MCによりE
DTVの場合523ラインにNTSCの場合261ライ
ンにそれぞれ切替られる。また、フイールドメモリ22
2の遅延量は262ラインに固定されている。これらフ
イールドメモリ221,222の各々のメモリ容量はそ
れぞれ2Mビット,1Mビットである。
【0043】このような小メモリ容量で上述の遅延量を
実現するため、メモリ制御部31は制御信号MCにより
上記遅延量の切替やスイッチS221,S222の制御
に加えて、表示の有効部分のみを記憶するようにメモリ
のライトリード動作を制御する。すなわち入力映像信号
VIのタイミングによりこれらライトリード動作のイネ
ーブル・ディスエーブルを切替る。
【0044】上記ライトリード動作のイネーブル・ディ
スエーブルの制御タイミングをEDTVおよびNTSC
の各信号について模式的に示す図6(A),(B)を参
照すると、この図にハッチングで示す表示領域の部分が
フイールドメモリのライトリード動作をイネーブル状態
とする期間を示す。
【0045】まず、図6(A)のEDTV信号の場合に
は、スイッチS221,S222をEDTV側に切替え
同時に遅延量を521ラインに切替たフイールドメモリ
221に対して、上下の無画部102,104,10
6,108を除く映像部分である主画部103,107
の水平ブランキング期間182画素分を除いた有効表示
部分のみのライトリード動作をイネーブルとする。主画
部103,107の主信号期間は1フレーム当り360
ライン、1ライン当りの水平方向画素数910である。
この水平方向の有効表示部分対応の有効表示期間を80
%,1画素当りのデータ長を8ビットとすると、この場
合のフイールドメモリの所要メモリ容量は次のようにな
る。
【0046】360×910×0.8×8=2,09
6,640(ビット) 一方、通常のフイールドメモリに用いる2Mビットのメ
モリの容量は次のとおり、262,144×8=2,0
97,152(ビット)である。したがって、この場合
のフイールドメモリとして十分使用できる。
【0047】次に、図6(B)のNTSC信号の場合に
は、スイッチS221,S222をNTSC側に切替え
かつ遅延量を261ラインに設定したフイールドメモリ
221とフイールドメモリ222とを使用して523ラ
イン分の遅延を行う。この場合も1フレーム(2フイー
ルド)480ライン分の主画部202,204の有効表
示期間のみライトリード動作をイネーブルとする。同様
に、水平方向有効表示期間を80%とすると、この場合
のフイールドメモリの所要メモリ容量は次のようにな
る。
【0048】480×910×0.8×8=2,79
5,520(ビット) この値は、通常のフイールドメモリに用いる3Mビット
のメモリの容量の3,145,728(ビット)に対し
て十分小さく、したがって、この場合のフイールドメモ
リとして十分使用できる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の映像信号
処理装置は、フレーム/フイールドメモリ手段が、映像
データの1フレーム分を記憶し1フレーム分遅延する第
1のメモリと、映像データの1フイールド分を記憶し1
フイールド分遅延する第2のメモリとを備え、入力映像
データと第1のフイールドメモリの遅延映像データとの
相関演算により輝度信号と水平補強色信号とを抽出しこ
の水平補強色信号を上記第2のメモリに供給する輝度信
号分離回路と、上記水平補強色信号と上記第2のメモリ
からの遅延水平補強色信号との相関演算により色信号と
水平解像度補強信号とを生成する色信号水平解像度補強
信号分離回路とを備えることにより、簡易EDTV/N
TSCデコーダの機能を3Mビットのメモリ容量で実現
でき、装置を低価格化できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の映像信号処理装置の一実施の形態を示
すブロック図である。
【図2】図1のフイールドメモリ部の構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】図1の2次元YC分離回路,Y分離回路および
CHH分離回路の各々の構成を示すブロック図である。
【図4】図1の動き検出回路の構成を示すブロック図で
ある。
【図5】図1のスイッチ回路と加算回路の各々の構成を
示すブロック図である。
【図6】本実施の形態におけるフイールドメモリのED
TV/NTSC信号に対するそれぞれのライト動作のイ
ネーブル期間を模式的に示す説明図である。
【図7】従来の映像信号処理装置の一例を示すブロック
図である。
【図8】図7のフイールドメモリ部の構成を示すブロッ
ク図である。
【図9】図7のY分離回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図10】図7のC分離回路およびHH分離回路の各々
の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 AD変換器 2,22 フイールドメモリ部 3,23 2次元YC分離回路 4,24 Y分離回路 5 C分離回路 6 HH分離回路 7,27 動き検出回路 8,28 HH再生回路 9〜11,29 スイッチ回路 30,12 加算回路 31 メモリ制御回路 201〜204,221,222 フイールドメモリ 231,271,272 BPF 273,274 LPF A231,A241,A261,A271〜A274,
A301 加算器 R231,R232,R241,R261,R271,
R272 減算器 H21,H22,H221〜H224 ラインメモリ S221,S222,S261,S271,S272,
S291,S292,S301,S302 スイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示画像の第1のアスペクト比と第1の
    走査様態と表示時の水平解像度の補強用の水平解像度補
    強信号とを含む第1の映像信号と表示画像の第2のアス
    ペクト比と第2の走査様態の第2の映像信号とをそれぞ
    れディジタル化した第1,第2の映像データの少なくと
    も1フレーム分を記憶するフレーム/フイールドメモリ
    手段を備え、このフイールドメモリから読出した遅延映
    像データを相関処理して前記第1の映像信号入力時には
    水平解像度補強した広帯域輝度信号と色信号とを出力し
    前記第2の映像信号入力時には輝度信号と色信号とを出
    力する映像信号処理装置において、 前記フレーム/フイールドメモリ手段が、前記第1の映
    像データの少なくとも1フレーム分を記憶し1フレーム
    分遅延した第1の遅延映像データを出力する第1のメモ
    リと、 前記第1の映像データの少なくとも1フイールド分を記
    憶し1フイールド分遅延した第2の遅延映像データを出
    力する第2のメモリとを備え、 前記第1の遅延映像データと第1の映像データとの相関
    演算により輝度信号と色信号に前記水平解像度補強信号
    が重畳した水平補強色信号とを抽出しこの水平補強色信
    号を前記第2のメモリに供給する輝度信号分離回路と、 前記水平補強色信号とこの水平補強色信号の供給に応答
    して前記第2のメモリが1フイールド分遅延した前記第
    2の遅延映像データである遅延水平補強色信号との相関
    演算により色信号と前記水平解像度補強信号とを生成す
    る色信号水平解像度補強信号分離回路とを備えることを
    特徴とする映像信号処理装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のメモリが、前記第1の映像信
    号の入力時に前記1フレーム分の遅延を与え前記第2の
    映像信号の入力時に前記1フイールド分の遅延を与える
    よう切替る第1のスイッチ手段を備え、 前記フレーム/フイールドメモリ手段が、前記第1の映
    像信号の入力時に前記第1のメモリが前記第1の映像デ
    ータ対応の前記第1の遅延映像データを前記輝度信号分
    離回路に供給し前記第2のメモリが前記水平補強色信号
    対応の前記第2の映像データを前記色信号水平解像度補
    強信号分離回路に供給し、前記第2の映像信号の入力時
    に前記第1のメモリと前記第2のメモリとを直列接続し
    前記第2の映像データ対応の前記第2の遅延映像データ
    を前記輝度信号分離回路に供給するよう切替る第2のス
    イッチ手段を備えることを特徴とする請求項1記載の映
    像信号処理装置。
  3. 【請求項3】 前記第1,第2のメモリに対し前記第
    1,第2の映像信号の各々に対応する第1,第2の有効
    表示期間のみの前記第1,第2の映像データを書込むよ
    うに制御するメモリ制御手段を備えることを特徴とする
    請求項1記載の映像信号処理装置。
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