JPH0993500A - 受信装置および受信方法 - Google Patents

受信装置および受信方法

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JPH0993500A
JPH0993500A JP7250426A JP25042695A JPH0993500A JP H0993500 A JPH0993500 A JP H0993500A JP 7250426 A JP7250426 A JP 7250426A JP 25042695 A JP25042695 A JP 25042695A JP H0993500 A JPH0993500 A JP H0993500A
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JP
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muse
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Takanobu Hizuka
隆展 肥塚
Hideki Hori
英樹 堀
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 MUSEデコーダから出力される映像音声信
号を1回の操作で自動的に選択し、再生する。 【解決手段】 音声フレーム同期フラグが“1”であ
り、かつ、積分器101から供給されるキードAFCパ
ルス信号が“1”であるとき、MUSEデコーダ201
から供給される信号を選択部33で選択し、出力処理部
36が所定の処理を行った後、CRT37およびスピー
カ38に供給し、再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受信装置および受
信方法に関し、特に、MUSE信号処理装置の映像信号
を1回の操作で選択することができるようにした受信装
置および受信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、BSアンテナおよびBSコンバ
ータと衛星放送受信機(受信装置)の接続関係を説明す
るブロック図である。この図において、BSアンテナ1
1は、図示しない放送衛星(BS;Broadcasting Satellit
e)から送られてくる電波を受信するようになされてい
る。また、BSコンバータ13は、BSアンテナ11に
より受信された12[GHz]帯の電波のうち、右旋波
のみを1[GHz]帯の信号に変換し、増幅した後、出
力するようになされている。また、分配器15は、BS
コンバータ13より出力される信号を分配し、衛星放送
受信機18および19に供給するようになされている。
衛星放送受信機18および19は、分配器15から供給
される信号より所定のチャンネルの映像音声信号を抽出
し、図示しない表示装置や、同じく図示しないスピーカ
に供給し、これらを再生するようになされている。
【0003】図8は、図7に示す衛星放送受信機18
(衛星放送受信機19も同様の構成とされている)の従
来における構成の一例を説明するブロック図である。こ
の図において、テレビジョン受像機30は、分配器15
から供給される信号から所定のチャンネルの映像音声情
報を抽出し、映像および音声として出力するようになさ
れている。また、有料放送デコーダ51は、例えば、W
OWOW(サービスマーク)などのスクランブルが施さ
れている有料放送をディスクランブルし、これをNTS
C(National Television System Committee)方式に基づ
く映像音声信号に変換した後、出力するようになされて
いる。
【0004】テレビジョン受像機30の、BSチューナ
31は、入力された1[GHz]帯の信号をFM検波
し、この結果得られる検波信号を出力するようになされ
ている。信号処理部32は、BSチューナ31から供給
される検波信号を、NTSC方式に基づく映像音声信号
に変換するようになされている。音声処理部32aは、
多重化されたPCM音声信号を復号し、また、音声情報
に含まれているスクランブルに関する情報を抽出するよ
うになされている。
【0005】選択部33は、有料放送デコーダ51もし
くは、信号処理部32から供給される映像音声信号のい
ずれかを選択し、出力処理部36へ供給するようになさ
れている。出力処理部36は、選択部33から供給され
る映像音声信号に所定の処理を施し、映像および音声信
号として分離出力するようになされている。CRT(Cat
hode Ray Tube)37は、出力処理部36から供給される
映像信号を表示するようになされている。スピーカ38
は、出力処理部36から供給される音声信号を音声とし
て出力するようになされている。
【0006】制御部34は、CPU(Central Processin
g Unit)34a、ROM(Read OnlyMemory)34b、RA
M(Random Access Memory)34c、IF(Interface)3
4dより構成され、受信機全体の制御を行うようになさ
れている。入力部35は、視聴者が入力を行う場合に操
作するようになされている。また、メカニカルスイッチ
(S.W.)39は、テレビジョン受像機30に有料放送
デコーダ51が接続されている場合は、有料放送デコー
ダ51が接続されていることを示す検出信号を発生し、
制御部34に出力するようになされている。
【0007】次に、このテレビジョン受像機30の動作
について説明する。以下では、先ず、テレビジョン受像
機30の信号処理部32により処理された映像音声情報
を表示する場合について説明し、続いて、有料放送デコ
ーダ51から供給される映像音声情報を表示する場合に
ついて説明を行う。
【0008】視聴者が、受信チャンネルを選択するため
の所定の入力を入力部35より行うと、制御部34のC
PU34aは、入力されたデータに対応する制御コマン
ドをBSチューナ31に供給する。BSチューナ31
は、この制御コマンドに基づき、図7の分配器15から
供給される信号より所定のチャンネルの信号を検波す
る。その結果得られた検波信号は、信号処理部32に供
給され、NTSC方式に基づく映像音声信号に変換され
た後、出力処理部36に供給される。出力処理部36
は、映像音声信号から映像および音声情報を抽出し、そ
れぞれ、CRT37およびスピーカ38に供給する。こ
れにより、視聴者が選択したチャンネルの映像および音
声が再生されることになる。
【0009】続いて、有料放送デコーダ51から供給さ
れる映像音声情報を表示する場合について説明する。
【0010】有料放送デコーダ51から映像音声信号が
供給されている場合、テレビジョン受像機30は、この
映像音声信号を自動的に選択し、表示することができ
る。すなわち、有料放送を視聴するために視聴者が有料
放送デコーダ51の処理するチャンネルの選択を指令し
た場合、テレビジョン受像機30は、信号が入力された
ことを検知し、これを自動的に選択し、表示することが
できる。
【0011】図9は、メカニカルスイッチ39の構成の
一例を示している。このスイッチは、テレビジョン受像
機30の有料放送デコーダ51との接続端子のいずれか
(検波信号、キードAFCパルス信号、または映像音声
信号の接続端子)に具備されている。これらの接続端子
に、ピンジャックが挿入されると(有料放送デコーダ5
1が接続されると)、接点73および74が開放状態に
なり、この結果、出力端子72には電源電圧5[V]が
出力されることになる。ピンジャックが挿入されていな
い場合は、接点73および74が短絡状態となり、出力
は0[V]となる。この出力端子72は、制御部34に
接続されているので、CPU34aは、有料放送デコー
ダ51が接続されているか否かをこの信号により判別す
ることができる。なお、抵抗75(R)は、接点73お
よび74が短絡している場合に、過大電流が流れること
を防止する保護抵抗である。
【0012】図10は、以上の処理を説明するフローチ
ャートである。この処理は、入力部35を操作して、W
OWOWの放送チャンネルの受信を指令したとき開始さ
れる。この処理において、先ず、制御部34のCPU3
4aは、メカニカルスイッチ39から出力される信号を
調べることにより、有料放送デコーダ51が接続されて
いるか否かを判定する(ステップS11)。有料放送デ
コーダ51が接続されていない(NO)と判定すると、
CPU34aは、選択部33に所定の制御コマンドを送
り、信号処理部32を選択させ(ステップS15)、処
理を終了する(エンド)。この結果、信号処理部32か
ら出力される映像音声信号が出力処理部36に供給され
ることになる。有料放送デコーダ51が接続されている
(YES)と判定すると、ステップS12に進む。
【0013】ステップS12において、CPU34a
は、BSチューナ31から有料放送デコーダ51に供給
されている検波信号がスクランブル処理されている信号
であるか否かを判定する。スクランブル処理が施されて
いない(NO)と判定すると、CPU34aは、選択部
33に信号処理部32から出力される映像音声信号を選
択させ(ステップS15)、処理を終了する(エン
ド)。また、スクランブル放送である(YES)と判定
した場合、CPU34aは、選択部33に有料放送デコ
ーダ51から供給される映像音声信号を選択させ(ステ
ップS13)、処理を終了する(エンド)。この結果、
有料放送デコーダ51から供給される映像音声信号が、
CRT37および、スピーカ38に供給され番組が再生
されることになる。
【0014】なお、ステップS12においてスクランブ
ル放送であるか否かを判定するのは、図11に示す音声
情報に含まれる情報に基づく。この音声情報は、制御符
号(CB;Control Bit)、レンジビット(RG;Range Bit)およ
び音声データからなる。スクランブルの有無を示す情報
は、制御符号およびレンジビットに含まれている。図1
2は、これら制御符号およびレンジビットのビットの状
態と、スクランブルの有無の関係を説明する図である。
制御符号の第12番目ビットであるCB12は、映像信
号にスクランブルが施されているか否かを示すビットで
ある。CB12が“0”である場合は、映像信号にスク
ランブルが施されていないことを示し、“1”である場
合は、スクランブルが施されていることを示す。RG1
乃至RG4は、それぞれch(Channel)1乃至ch4の
音声信号にスクランブルが施されているか否かを示す。
【0015】これらスクランブルの有無を示すビット情
報は、図8の信号処理部32の内部にある音声処理部3
2aにより抽出され、制御部34のCPU34aに供給
される。この情報をもとに、CPU34aは、スクラン
ブルの有無を判定する。
【0016】以上の処理によれば、有料放送デコーダ5
1から映像音声信号が供給された場合、テレビジョン受
像機30は、この信号を自動的に選択し、再生すること
ができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】前述の装置は、このよ
うに、検波信号にディスクランブルが施されているか否
かを判定の基準として、有料放送デコーダ51を自動的
に選択する処理を行っている。従って、有料放送デコー
ダ51の代わりに、ハイビジョン(サービスマーク)テ
レビなどに使用されるMUSE(Multiple Sub-Nyquist
Sample Encoding)信号を処理する、例えば、MUSEデ
コーダや、MUSE信号をNTSC信号に変換して出力
するMUSE/NTSCコンバータなどを接続した場
合、これらの信号はディスクランブルされていないの
で、前述の自動的に選択する処理を行うことができない
という課題があった。
【0018】その結果、例えば、衛星放送の第9チャン
ネルで放送されているMUSE方式の映像信号を、外部
に接続されたMUSEデコーダや、MUSE/NTSC
コンバータから選択表示するには、BSチューナ31に
第9チャンネルのチャンネルを選択させる入力を行う
他、選択部33でそのMUSEデコーダまたはMUSE
/NTSCコンバータからの信号を選択させるための入
力切り替え操作を行わなければならず、操作性が悪い課
題があった。
【0019】本発明は、この様な状況に鑑みてなされた
ものであり、MUSEデコーダやMUSE/NTSCコ
ンバータを接続した場合にも、これらから供給される信
号を1回の操作で自動的に選択する処理を可能とするた
めのものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の受信装
置は、MUSE信号処理装置からの映像信号とチューナ
からの映像信号とを選択する選択手段と、MUSE信号
処理装置より供給されるキードAFCパルス信号の状態
を検出する検出手段と、検出手段によって検出されたキ
ードAFCパルス信号の状態により、選択手段の選択を
制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
【0021】請求項2に記載の受信方法は、MUSE信
号処理装置より供給されるキードAFCパルス信号の状
態を検出し、検出されたキードAFCパルス信号の状態
により、MUSE信号処理装置からの映像信号とチュー
ナからの映像信号とを選択することを特徴とする。
【0022】請求項1に記載の受信装置においては、M
USE信号処理装置からの映像信号とチューナからの映
像信号とを選択手段が選択し、MUSE信号処理装置よ
り供給されるキードAFCパルス信号の状態を検出手段
が検出し、検出手段によって検出されたキードAFCパ
ルス信号の状態により、選択手段の選択を制御手段が制
御する。
【0023】請求項2に記載の受信方法においては、M
USE信号処理装置より供給されるキードAFCパルス
信号の状態を検出し、検出されたキードAFCパルス信
号の状態により、MUSE信号処理装置からの映像信号
とチューナからの映像信号とを選択する。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に関する衛星放送
受信機の一実施例の構成を示すブロック図である。な
お、この図において、図8と同一の部分には同一の符号
を付してあるので、説明を適宜省略する。
【0025】なお、本明細書において、MUSE信号処
理装置は、例えば、MUSEデコーダやM/Nコンバー
タなどを意味するものとする。
【0026】図1に示す実施例では、MUSEデコーダ
201がテレビジョン受像機30に新たに接続されてい
る。また、テレビジョン受像機30の内部には積分器1
01(検出手段)が新たに付加されている。その他の構
成は、図8における場合と同様である。
【0027】MUSEデコーダ201は、BSチューナ
31により検波されたMUSE方式に基づく検波信号
を、HD(High Density)方式に基づく映像音声信号に変
換し、出力するようになされている。
【0028】積分器101は、MUSEデコーダ201
から出力される、キードAFC(Auto Frequency Contro
l)パルス信号を積分し、出力するようになされている。
図2は、このキードAFCパルス信号を説明する図であ
る。BSチューナ31からMUSEデコーダ201に対
してMUSE方式の映像信号を含む検波信号が供給され
ている場合、MUSEデコーダ201は、図に示すよう
なパルス列(キードAFCパルス信号)を出力する。
【0029】このキードAFCパルス信号は、16乃至
17[msec]継続される“H”の状態(0.5
[V])と、0.7[μsec]継続される“L”の状
態(0[V])を交互に繰り返している。このパルスが
“H”の状態を保つ期間は、垂直走査区間に対応し、パ
ルスが“L”の期間は、垂直帰線区間に対応する。MU
SE方式の映像信号が供給されるとき、キードAFCパ
ルス信号は、常に“L”の状態となる。
【0030】なお、視聴者がチャンネルを変更する操作
を入力部35より行った場合、BSチューナ31は、こ
のキードAFCパルス信号が“L”の状態を継続してい
る間に、受信チャンネルの変更を行う。このことによ
り、チャンネルを変更する際の画面の乱れを防止するよ
うになされている。
【0031】図3は、積分器101の構成の一例を示し
ている。端子301は入力端子であり、図1のMUSE
デコーダ201から供給されるキードAFCパルス信号
線に接続されている。また端子302は出力端子であ
り、図1の制御部34(制御手段)に接続されている。
抵抗(R)303およびコンデンサ(C)304の値を
適当に調節することにより、所望の特性を有する積分器
101を得ることができる。
【0032】図4は、MUSE方式の映像信号が入力さ
れている場合における積分器101を通過した後のキー
ドAFCパルス信号の状態を説明する図である。この図
においてVth(=0.25[V])は閾値(閾電圧)
を表しており、制御部34は、出力電圧がこの閾電圧以
上である場合は、“1”と判定し、また、閾電圧未満の
場合は、“0”と判定する。MUSE方式の映像信号が
入力されている場合における積分器101を通過したキ
ードAFCパルス信号は、この図に示すように、全ての
時刻において閾電圧を上回る信号(“1”)となる。
【0033】次に、本実施例の動作について説明する。
【0034】本実施例では、MUSEデコーダ201ま
たは有料放送デコーダ51で処理するチャンネルの選択
が指令されたとき、さらに選択部33(選択手段)に対
して入力切り替えの指令を与えるための操作をすること
なく、その入力を自動的に選択し、再生する制御を行
う。MUSEデコーダ201または有料放送デコーダ5
1から映像音声信号が供給されているか否かの判断を行
うために、本実施例では、キードAFCパルス信号およ
び、音声フレーム同期フラグを用いている。音声フレー
ム同期フラグは、NTSC方式の衛生放送に含まれる音
声信号と、この音声信号を検波するための基準信号とを
フェーズロックすることができたか否かを判定するため
のフラグであり、これは信号処理部32より出力され
る。この音声フレーム同期フラグは、NTSC方式の衛
生放送を受信している場合に、“0”となる。また、音
声フレーム同期フラグが“1”となる(フラグが立つ)
のは次の場合である。 (a)BSチューナ31が受信しているNTSC方式の
衛星放送の電波が所定のレベルを下回っており、この信
号を再生できない場合。 (b)BSチューナ31がMUSE放送(NTSC方式
の衛生放送以外の放送)を受信している場合。
【0035】すなわち、NTSC方式の放送またはMU
SE方式の放送を受信している場合、音声フレーム同期
フラグおよび積分器101から出力されるキードAFC
パルス信号のそれぞれの状態は、図5に示すようにな
る。NTSC方式の放送を受信している場合は、積分器
101から出力されるキードAFCパルス信号および音
声フレーム同期フラグは共に“0”となる。また、MU
SE放送を受信している場合は、これらは共に“1”と
なる。従って、これら2つの信号の状態を参照すること
により、外部に接続されるMUSEデコーダ201から
供給される信号を自動的に選択し、これを再生する処理
を行うことができる。
【0036】図6は、前述の処理を行うためのフローチ
ャートである。この処理は、入力部35を操作して、衛
星放送のいずれかのチャンネルの選択を指令したとき開
始される。この処理が実行されると、CPU34aは、
信号処理部32から供給される音声フレーム同期フラグ
が立っているか否かを判定する(ステップS31)。音
声フレーム同期フラグが立っている(YES)と判定し
た場合(受信電波が所定レベルに達していないか、ある
いは、MUSE放送を受信している場合)、ステップS
35に進み、積分器101から出力されるキードAFC
パルス信号が“1”であるか否かを判定する。
【0037】キードAFCパルス信号が“1”である
(YES)と判定した場合、MUSEデコーダ201か
ら映像音声信号が供給されている(BSの第9チャンネ
ルが選択された)と判断し、CPU34aは、選択部3
3にMUSEデコーダ201から供給される映像音声信
号を選択させる(ステップS36)。その結果、MUS
Eデコーダ201から供給される映像音声信号が再生さ
れることになる。また、キードAFCパルス信号が
“0”である(NO)と判定した場合(BSチューナ3
1が受信している電波が所定のレベルを下回っている場
合)、CPU34aは、選択部33に信号処理部32を
選択させ、処理を終了する(エンド)。この場合、一種
の無信号状態であるから、CRT37にはノイズが表示
されるだけの状態となる。
【0038】ステップS31で音声フレーム同期フラグ
が立っていない(NO)と判定した場合(NTSC方式
の衛生放送を受信している場合)、CPU34aは、メ
カニカルスイッチ39から出力される信号を参照し、有
料放送デコーダ51が接続されているか否かを判定する
(ステップS32)。有料放送デコーダ51が接続され
ていない(NO)と判定した場合は、前述のステップS
37の処理を実行した後、処理を終了する(エンド)。
すなわちこの場合、BSの第5チャンネル(WOWO
W)が選択されたとすれば、スクランブルされたままの
画像が表示され、MUSE放送のチャンネルが選択され
たとすれば、ノイズの画面が表示され、その他のBSチ
ャンネルが選択されたとすれば、その画像が表示され
る。
【0039】また、ステップS32で有料放送デコーダ
51が接続されている(YES)と判定した場合は、ス
クランブル放送であるかを判定する(ステップS3
3)。
【0040】スクランブル放送であるか否かは、従来技
術の説明で述べたように、信号処理部32の音声処理部
32aにより抽出されるビット情報をもとに判定され
る。スクランブル放送であると判定した場合(有料放送
デコーダ51が接続され、かつ、これより映像音声信号
が供給されている場合)、CPU34aは、選択部33
に有料放送デコーダ51を選択させ(ステップS3
4)、処理を終了する(エンド)。この結果、有料放送
デコーダ51から供給される信号が再生されることにな
る。
【0041】また、ステップS33において、スクラン
ブル放送ではない(NO)と判定した場合、CPU34
aは、選択部33に信号処理部32を選択させ(ステッ
プS37)、処理を終了する(エンド)。すなわちこれ
により、スクランブルされていないBS放送の画像が正
しく表示される。
【0042】以上の処理によれば、テレビジョン受像機
30は、チャンネルを選択する1回の操作をするだけで
(さらに入力切り替えの操作をすることなく)有料放送
デコーダ51およびMUSEデコーダ201から供給さ
れるチャンネルの信号をはじめ、BSチューナ31より
供給されるチャンネルの信号を自動的に選択し、これを
再生する処理を行うことができる。
【0043】なお、本実施例では、MUSEデコーダ2
01を接続するようにしたが、M/Nコンバータを接続
しても同様の処理を行うことができる。ただし、この場
合、M/Nコンバータから出力される映像音声信号は、
NTSC方式の信号となる。
【0044】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の受信装
置および請求項2に記載の受信方法によれば、キードA
FCパルス信号の状態を検出し、検出されたキードAF
Cパルス信号の状態に対応して信号の選択を行うように
したので、1回の操作で、迅速に所望のチャンネルの画
像を表示させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関する衛星放送受信機の一実施例の構
成を示すブロック図である。
【図2】キードAFCパルス信号を説明する図である。
【図3】積分器の構成の一例を示す回路図である。
【図4】積分器を通過した後のキードAFCパルス信号
の状態を説明する図である。
【図5】キードAFCパルス信号および音声フレーム同
期フラグの状態と、放送の受信状態との関係を説明する
図である。
【図6】図1の実施例の、有料放送デコーダおよびMU
SEデコーダ自動選択処理を説明するフローチャートで
ある。
【図7】BSアンテナ、BSコンバータ、分配器、およ
び衛星放送受信機の接続関係を示すブロック図である。
【図8】従来の衛星放送受信機の構成の一例を示すブロ
ック図である。
【図9】メカニカルスイッチの構成の一例を示す回路図
である。
【図10】図8の例の動作を説明するフローチャートで
ある。
【図11】音声情報のデータ構造の一例を説明する図で
ある。
【図12】制御符号およびレンジビットの状態とスクラ
ンブルの有無の関係を説明する図である。
【符号の説明】
11 BSアンテナ 13 BSコンバータ 15 分配器 18,19 衛星放送受信機 31 BSチューナ 32 信号処理部 33 選択部(選択手段) 34 制御部(制御手段) 35 入力部 36 出力処理部 37 CRT 38 スピーカ 39 メカニカルスイッチ 51 有料放送デコーダ 101 積分器(検出手段) 201 MUSEデコーダ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部に接続されたMUSE信号処理装置
    から供給される映像信号、または、内蔵するチューナで
    受信した映像信号のいずれかを選択して、表示装置に出
    力する受信装置であって、 前記MUSE信号処理装置からの映像信号と前記チュー
    ナからの映像信号とを選択する選択手段と、 前記MUSE信号処理装置より供給されるキードAFC
    パルス信号の状態を検出する検出手段と、 前記検出手段によって検出された前記キードAFCパル
    ス信号の状態により、前記選択手段の選択を制御する制
    御手段とを備えることを特徴とする受信装置。
  2. 【請求項2】 外部に接続されたMUSE信号処理装置
    から供給される映像信号、または、内蔵するチューナで
    受信した映像信号のいずれかを選択して、表示装置に出
    力する受信装置の受信方法であって、 前記MUSE信号処理装置より供給されるキードAFC
    パルス信号の状態を検出し、 検出された前記キードAFCパルス信号の状態により、
    前記MUSE信号処理装置からの映像信号と前記チュー
    ナからの映像信号とを選択することを特徴とする受信方
    法。
JP7250426A 1995-09-28 1995-09-28 受信装置および受信方法 Withdrawn JPH0993500A (ja)

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