JPH0993267A - セル多重化回路及び多重化方法 - Google Patents

セル多重化回路及び多重化方法

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Publication number
JPH0993267A
JPH0993267A JP7272093A JP27209395A JPH0993267A JP H0993267 A JPH0993267 A JP H0993267A JP 7272093 A JP7272093 A JP 7272093A JP 27209395 A JP27209395 A JP 27209395A JP H0993267 A JPH0993267 A JP H0993267A
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JP
Japan
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cell
signal
output
buffer
circuit
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Application number
JP7272093A
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English (en)
Inventor
Tomotaka Satou
智香 佐藤
Hiroyoshi Suzuki
弘喜 鈴木
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH0993267A publication Critical patent/JPH0993267A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】小さいハードウェア規模で入力したセル信号の
出力回線に多重化出力するセル間隔の最小値を保証する
セル多重化回路を提供すること。 【構成】入力チャンネルごとに受信したセル信号を1時
格納する格納手段を有し異なるセル間隔で出力する少な
くとも2以上のセル間隔調整回路1、2、3と、セル間
隔調整回路から入力したセル信号を格納する複数の格納
部を有しセル信号が格納されたことを報知する信号を出
力するバッファ4、5、6と、各バッファから信号を受
信して受信したバッファに対しリード信号を出力しバッ
ファから信号を受信しないときは空きセル出力信号を出
力するバッファ出力制御回路11と、バッファから出力
したバッファ出力信号及び空きセル出力信号を出力回線
に多重化出力するワイアードオア回路13とからなるこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セルリレー方式の
伝送システムにおいて複数の入力セルを多重化して送信
するセル多重化回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の入力チャンネルから音声、
画像又はデータ情報等の信号を表す一定数のビットを含
む入力セルを多重化して出力回線に出力するセル多重化
回路としては、図6及び図7に示すように、出力回線に
対し入力セルをフレーム方式で出力するようなセル多重
化回路が知られていた。図6は従来のセル多重化回路の
ブロック図、図7は図6に示すセル多重化回路の動作を
示すタイミング図である。
【0003】図6において、501、502、503は
それぞれセル方式の信号(以下、セル信号という)を入
力する入力チャンネル、51、52、53は入力した複
数のセル信号を一時格納する能力を有し、リードパルス
出力回路56からの制御信号(リードパルス信号51
3、514、515)の制御により順次高速で出力し、
入力したセル信号を多重化出力するためのバッファ、5
4はクロックを計数し、出力回線507から出力するセ
ルからなるフレームのバッファ位置(バッファ51、5
2又は53を示す、入力チャンネル位置ともいう)を指
定するためのカウント出力を発生するカウンタ、55は
1フレームの各セルに対するバッファ位置を予め指定し
て記憶するメモリーである。
【0004】また、511はメモリー55に記憶されて
いる1フレームの各セルに対応するカウント値を示すマ
ッピング位置信号、512はマッピング位置信号により
メモリー55から読みだされたバッファ位置を示すバッ
ファ選択信号、508、509、510はそれぞれバッ
ファ51、52、53にセル信号が入力され格納されて
おり出力可能であることを示すバッファリング信号、5
6はバッファリング信号508、509、510により
バッファ選択信号512で指定されたバッファ51、5
2、53にセル信号が格納されているということを知っ
たときに指定されたバッファ51、52、53に対しリ
ードパルス信号513、514、515を出力してその
バッファからセル信号を出力させるリードパルス出力回
路である。
【0005】また、513、514、515は出力回線
507と同一周波数(例えば、6Mbps)のパルスか
らなりその各パルスにより対応するバッファからセル信
号を読みだしてワイアードオア回路58を介し出力回線
507に出力させるリードパルス信号、504、50
5、506はそれぞれリードパルス信号513、51
4、515によってバッファ51、52、53から読み
だされたセル信号を含むバッファ出力信号、516はバ
ッファ51、52、53にセル信号が格納されておら
ず、リードパルス信号が出力されない出力回線507の
セルに対しそれが空きセルであるということを示す空き
セル制御信号である。
【0006】また、57は空きセル制御信号516の制
御によりその出力セルは空きセルであるということを示
す出力信号からなる空きセル出力信号を発生する空きセ
ル出力回路、517は空きセルに挿入してそのセルが空
きセルであるということを示す特定のビット(例えば、
0101等)からなる空きセル出力信号、58はそれぞ
れ異なるタイミングで入力したバッファ出力信号50
4、505、506及び空きセル出力信号517を時分
割的に多重化して出力するワイアードオア回路、507
は複数チャンネルのセル信号を時分割多重化して伝送す
る出力回線である。
【0007】次に、図6を参照して、上記従来のセル多
重化回路の基本的動作について説明する。まず、入力チ
ャンネル501、502、503を介してそれぞれ独立
にセル信号が入力されると、それぞれのバッファ51、
52、53に格納される。バッファ51、52、53は
セル信号を格納すると、リードパルス出力回路56に対
しセル信号を格納したということを示すバッファリング
信号508、509、510を出力する。
【0008】一方、カウンタ54はクロックをカウント
して、そのカウント値により出力フレームのどのセルを
指すかを示すマッピング位置信号511をメモリー55
に出力する。メモリー55は出力回線507の1フレー
ムの各セルに割当てる又はマッピングするべきセル信号
を出力するバッファの識別(例えば、バッファ番号)を
記憶しており、カウンタ54からのマッピング位置信号
511によりそのセルに対応する記憶位置を指定し、そ
こに記憶されているバッファ番号を含むバッファ選択信
号512を生成してリードパルス出力回路56に出力す
る。
【0009】リードパルス出力回路56はメモリー55
からのバッファ選択信号512により指定されたバッフ
ァ51、52、53と入力したバッファリング信号50
8、509、510の送信元バッファとが一致すると、
そのバッファ51、52、53に対してリードパルス信
号513、514、515を出力する。リードパルス信
号513、514、515を受けたバッファ51、5
2、53はそこに一時格納されているセル信号を各パル
スごとに直列に出力する。この出力セル信号、すなわ
ち、バッファ出力信号504、505、506は前述の
ように出力回線507の周波数と同一周波数で出力され
るため、そのままワイアードオア回路58を経由して出
力回線507に出力される。
【0010】しかし、バッファ選択信号512により指
定されたバッファ51、52、53からバッファリング
信号508、509、510を入力していない場合、リ
ードパルス出力回路56は、そのセルは空きセルである
ということを示す空きセル制御信号516を空きセル出
力回路57に出力する。空きセル出力回路57はそのセ
ルが空きセルであるということを示す特定の信号、例え
ば、前述のように0101等のビットを含む空きセル出
力信号517をワイアードオア回路58を経由して出力
回線507に出力する。以上の説明からわかるように、
バッファ出力信号504、505、506及び空きセル
出力信号517はタイミングをずらして出力されるた
め、出力回線507上においては時分割多重的に出力さ
れるということが分かる。
【0011】次に、図6及び図7を参照して、図7に示
すタイミング図に基づき、上記従来のセル多重化回路の
動作例について詳細に説明する。図7は入力チャンネル
501、502、503から入力したセル信号を時分割
多重化して出力回線507に出力する場合の動作につい
て説明する図である。図7において、出力回線507の
1フレーム(図7では507上のセル信号で示す)は4
0セルからなり、入力チャンネル501、502、50
3のそれぞれから501、503、502の順にセル信
号(図7ではそれぞれ501、502、503上のセル
信号で示す)が入力され、メモリー55に記憶されたバ
ッファ番号に従って出力回線507に出力される。
【0012】尚、入力セル及び出力セルは共に、例とし
て、53オクテッド(53×8)ビットからなり(勿
論、他のビット数でもよい)、周波数64Kbpsで各
入力チャンネルから入力し、各入力チャンネルのセル信
号が時分割多重化され6Mbpsの速度で出力回線50
7に出力するものとする。
【0013】メモリー55に記憶されているバッファ番
号の順序は、図7の信号512のライン(バッファ選択
信号)に見られるように、それぞれこの順序に従って各
バッファ51、52、53からのセル信号を出力回線5
07に割り当てることができるものとする。すなわち、
カウンタ54のカウント値からなるマッピング位置信号
511の指示によりメモリー55に記憶されているバッ
ファ番号が図7の512上の信号の列に示すように、5
1、51、52、52、53、51・・・の如く指定さ
れる。そこで指定されたバッファ番号はバッファ選択信
号512としてリードパルス出力回路56に出力され
る。
【0014】図7において、まず、最初に入力した入力
チャンネル501からのセル信号(501)がバッファ
51に格納完了すると、バッファ51はバッファリング
信号508(図7では信号508で示す)をリードパル
ス出力回路56に出力する。そのとき、バッファ選択信
号512で指定されたバッファ番号は丁度バッファ番号
51であるから(図7では信号512の最初のセル)、
リードパルス出力回路56はバッファ51に対し直ちに
リードパルス信号513(図7では信号513で示す)
を出力する。
【0015】リードパルス信号513は出力回線507
の周波数と同一の、この例では6Mbpsのパルスで構
成されるので、バッファ51に格納されているセル信号
(501)は6Mbpsの速度で出力され、バッファ出
力信号504(図7では信号504で示す)としてワイ
アードオア回路58を介して出力回線507の最初のセ
ル(図7でもセル501で示す)に出力される。
【0016】次に、入力チャンネル501からのセル信
号の入力半ばに入力チャンネル503からのセル信号が
入力される(図7では503上のセル信号503で示
す)。このセル信号(503)がバッファ53に格納完
了すると、バッファ53からバッファリング信号510
がリードパルス出力回路56に対して出力される。しか
し、この場合、バッファ選択信号512によるバッファ
番号の指定は、図7の512上の信号の列に見られるよ
うに、5セル目であるから、その時点まで待ってからバ
ッファ53に対しリードパルス信号515を出力する。
以下、上記セル信号(501)の場合同様、バッファ5
3から格納されているセル信号を読みだして出力回線5
07の第5番目のセル(図7ではセル503で示す)に
出力される。
【0017】しかし、入力チャンネル503からのセル
信号の入力後、図7に示すように、入力チャンネル50
2からセル信号(502)がバッファ502に入力され
たよよな場合、この入力チャンネル502のバッファ選
択信号512によるバッファ番号の指定は、図7の信号
512に見られるように、3セル及び4セル目であるか
ら、入力チャンネル503からのセル信号(503)よ
り早く3セル目で指定されることになる。従って、出力
回線507の3セル目でリードパルス出力回路56から
バッファ502に対してリードパルス信号514が出力
されて、バッファ502に格納されていセル信号(50
2)がワイアードオア回路58を介し、6Mbpsの速
度で出力回線507の第3番目のセル(図7の507上
のセル信号に示す)に出力される。
【0018】以上説明したように、各入力チャンネル5
01、502、503から入力したセル信号は、入力に
おいて多少のずれはあっても、メモリー55に予め記憶
したバッファ番号順(図7における信号512に示すよ
うに、51、51、52、52、53、51、51・・
・・)に指定されたセル位置に従って、501、50
2、503の順に出力回線507の第1番目のセル、第
3番目のセル、及び第5番目のセル等という順序でマッ
ピングされ、時分割的に多重化されて出力回線507に
出力される。
【0019】また、図7には示していないが、例えば、
図7の507上のセル信号の第2番目のセルにおいて
も、メモリー55からバッファ51を指定するバッファ
選択信号がリードパルス出力回路56に出力される。し
かし、この時点では、バッファ51は空であり、リード
パルス出力回路56はバッファ51からバッファリング
信号508を入力していないので、リードパルス信号5
13を出力せず、バッファ51からの読出しはない。そ
の場合、リードパルス出力回路56はリードパルス信号
513の代わりに、そのセルは空きセルであるというこ
とを示す空きセル制御信号516を空きセル出力回路5
7に出力する。空きセル出力回路57はそのセルが空き
セルであることを示すビット(例えば、0101等)か
らなる空きセル出力信号517をワイアードオア回路5
8を介し、出力回線507の第2番目のセル(図7の5
07上のセルに示す)に多重化出力する。
【0020】また、バッファ51、52、53が出力の
ため指定されていないセル間隔において入力した複数の
セル信号は、その間バッファ51、52、53に蓄積格
納される。そして、格納された複数のセル信号は、出力
のために指定されたセル間隔において一度に出力される
ので、入力セル信号が失われることはない。
【0021】この従来例においては、フレームを組み、
そのフレーム内の固定セル位置に各入力チャンネルから
入力したセル信号をマッピングまたは割り振り、セル信
号がバッファに格納されておらず、出力するセル信号が
ないセルには空きセル信号を出力するという時分割多重
化方式を採用して入力チャンネルごとのセル間隔の最小
値を保証する多重化が可能であった。尚、フレーム内の
各セルは固定されているので、各セル信号にヘッダを付
す必要はない。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、セルリ
レー方式のセル多重化回路においては、従来、入力チャ
ンネルから入力したセル信号を出力回線に多重化出力す
る際にセル遅延ゆらぎが発生してセル間隔が急に小さく
なる場合があった。そのようなセル信号が出力回線に出
力されると、その先に接続されている交換機等におい
て、そのセルが廃棄されるようなことがあった。
【0023】そこで、上記従来のセル多重化回路におい
ては、セル信号を出力回線に多重化する際、入力チャン
ネルごとにバッファを設けて入力したセル信号をバッフ
ァリングし、出力回線には各入力チャンネル用に割り当
てた複数のセルからなるフレームを構成し、各入力チャ
ンネル用のセルのタイミングにおいて、そのバッファに
バッファリングされているセル信号を、フレームのその
入力チャンネル用に指定されている固定位置のセルにマ
ッピングするようにして、入力チャンネルごとのセル間
隔の最小値を保証するようにしていた。
【0024】しかし、そのようなセル多重化回路におい
ては、各入力チャンネルのセル間隔が大きく異なるよう
な場合には、1フレーム時間が非常に長くなり、フレー
ムを構成するためのタイミング信号を生成するカウンタ
及びバッファリングのためのメモリー容量が非常に大き
くなる、すなわち、ハードウェアの規模が非常に大きく
なるという問題があった。
【0025】また、上記のような従来のセル多重化回路
においては、各バッファにバッファリングされているセ
ル信号を、フレームのその入力チャンネル用に指定され
ている固定位置のセルにマッピングするようにしている
ため、各バッファがそこにバッファリング又は格納され
ているセル信号を出力するタイミングはセル信号がバッ
ファに格納されるタイミングとは無関係に決められる。
そのため、入力したセル信号の出力タイミングは入力し
た時点により異なり、最長、その入力チャンネル用に指
定されたセル間の間隔だけ遅延することになる。すなわ
ち、その入力チャンネル用に指定されたセルの経過直後
にセル信号が入力すると、そのセル信号は、次にその入
力チャンネル用に指定されたのセルまで待たなければ出
力されない。
【0026】特に、低速のチャンネルにおいては、出力
するセル間の間隔が長いため、次にそのチャンネル用に
割り当てられた出力回線フレームのセルまでの時間が非
常に長くなる。その結果、ユーザに対する通信サービス
の品質が保証できないという問題があった。
【0027】本発明は、上記の問題に鑑みてなされたも
ので、特に、各入力チャンネル用に固定したセルからな
るフレームを構成するタイミングを必要とせず、入力チ
ャンネルごとに入力したセル信号を長時間待たせること
なく、出力回線に多重化出力するセル間隔の最小値を保
証するようにしたセル多重化回路を提供することを目的
とする。
【0028】また、本発明は、上記の問題に鑑みてなさ
れたもので、特に、フレームを構成するためのタイミン
グ信号を生成する大きなカウンタ及びバッファリングの
ための記憶容量が非常に大きいメモリーを使用すること
なく、ハードウェアの規模が小さいセル多重化回路を提
供することを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明によるセル多重化
回路は、上記の目的を達成するため、入力チャンネルご
とに接続され受信したセル信号を1時格納して出力する
格納手段(バッファ部)を有する少なくとも2以上のセ
ル間隔調整回路と、それぞれセル間隔調整回路に接続さ
れ入力したセル信号を格納する複数の格納部(バッファ
部)を有し少なくとも1つの格納部にセル信号が格納さ
れたことを報知するバッファリング信号を出力するバッ
ファと、各バッファからバッファリング信号を受信して
該バッファリング信号を受信したバッファに対しリード
パルス信号を出力しバッファリング信号を受信しないと
きは空きセル制御信号を出力するバッファ出力制御回路
と、リードパルス信号によりバッファから出力したバッ
ファ出力信号及び空きセル制御信号により空きセル出力
回路から出力した空きセル出力信号を出力回線に多重化
出力するワイアードオア回路とからなり、前記2以上の
セル間隔調整回路はそれぞれのバッファ手段に格納され
たセル信号をセル間隔が相互に異なるように出力するこ
とを特徴とするものである。
【0030】また、本発明によるセル多重化回路は、上
記の目的を達成するため、ワイアードオア回路が入力し
たセル信号を中継信号線に多重化出力し、前記セル多重
化回路はさらに、中継信号線及び入力チャンネルごとに
接続され受信したセル信号を1時格納して出力する格納
手段を有する少なくとも2以上の第2のセル間隔調整回
路と、それぞれ第2のセル間隔調整回路に接続され入力
したセル信号を格納する複数の格納部を有し少なくとも
1つの格納部にセル信号が格納されたことを報知するバ
ッファリング信号を出力する第2のバッファと、各第2
のバッファからバッファリング信号を受信して該バッフ
ァリング信号を受信した第2のバッファに対しリードパ
ルス信号を出力しバッファリング信号を受信しないとき
は空きセル制御信号を出力する第2のバッファ出力制御
回路と、リードパルス信号により第2のバッファから出
力したバッファ出力信号及び空きセル制御信号により第
2の空きセル出力回路から出力した空きセル出力信号を
出力回線に多重化出力する第2のワイアードオア回路と
からなり、前記2以上の第2のセル間隔調整回路はそれ
ぞれのバッファ手段に格納されたセル信号をセル間隔が
相互に異なるように出力することを特徴とするものであ
る。
【0031】また、本発明によるセル多重化回路は、上
記の目的を達成するため、相互に異なるセル間隔が整数
倍であることを特徴とするものである。
【0032】また、本発明によるセル多重化回路は、上
記の目的を達成するため、バッファ出力制御回路及び第
2のバッファ出力制御回路が受信した複数のバッファリ
ング信号を出力したバッファのうち、優先度の高いバッ
ファに対し優先的にリードパルス信号を出力するように
したことを特徴とするものである。
【0033】また、本発明によるセル多重化方法は、上
記の目的を達成するため、少なくとも2以上の入力チャ
ンネルから入力チャンネルごとにセル信号を受信してそ
れぞれ格納し、格納したセル信号を各入力チャンネルご
とに異なるセル間隔で記憶手段(バッファ)に1時格納
し、該セル信号を1時格納した順に出力し、出力するセ
ル信号がないときは空きセル出力信号を出力し、前記出
力したセル信号及び空きセル出力信号を出力回線に多重
化出力する各工程からなることを特徴とするものであ
る。
【0034】また、本発明によるセル多重化方法は、上
記の目的を達成するため、各入力チャンネルごとに異な
るセル間隔が整数倍であることを特徴とするものであ
る。
【0035】本発明によるセル多重化回路及び多重化方
法は、上記のように構成し、特に、各入力チャンネルか
ら入力したセル信号が、セル間隔調整回路において、バ
ッファに対するセル間隔が相互に整数倍となるように調
整して格納し、セル間隔が短い入力チャンネルのセル信
号を優先的に多重化するようにしたことにより、出力回
線に各入力チャンネル用の固定セルを設けることなく、
出力回線に対する各セル信号の多重化における遅延はそ
の調整した範囲を越えることがなく競合せずに出力回線
110に多重化出力することができる上、出力回線に対
する多重化においてセル間隔を入力チャンネルごとに最
小に維持することが保証される。そのため、多重化速度
が相当高速となり、伝送効率が非常に向上する。
【0036】本発明によるセル多重化回路及び多重化方
法は、上記のように構成し、特に、遅延時間が短いこと
を要求する入力チャンネルから入力したセル信号を、セ
ル間隔調整回路において、セル間隔が相互に整数倍とな
るように調整してバッファに格納し、そのうちセル間隔
が短い入力チャンネルのセル信号を優先的に中継信号線
に多重化し、その後、予め中継信号線に多重化された遅
延時間が短いことを要求する入力チャンネルのセル信号
のセル間隔と遅延時間を問わない入力チャンネルのセル
信号のセル間隔とが相互に整数倍となるように調整し
て、先に多重化されたセル信号を優先的に多重化するよ
うにしたことにより、遅延時間が短いことを要求する入
力チャンネルのセル信号多重化出力の優先度を高め、遅
延に関する入力チャンネルの要求に対応して、出力回線
に対し多重化出力することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、添付図面、図1乃至図5に
基づき本発明の第1及び第2の実施の形態について詳細
に説明する。図1は本発明の第1の実施の形態における
セル多重化回路の構成を示すブロック図、図2は図1示
すセル多重化回路の動作を示すタイミング図、図3は本
発明の第2の実施の形態におけるセル多重化路の構成を
示すブロック図、図4は図3示すセル多重化回路の一部
の動作を示すタイミング図、図5は図3示すセル多重化
回路の他の一部の動作を示すタイミング図である。
【0038】先ず、図1を参照して、本発明の第1の実
施の形態におけるセル多重化回路の構成について詳細に
説明する。図1において、101、102、103はそ
れぞれ独立してセル信号を入力する入力チャンネル、
1、2、3は各入力チャンネル101、102、103
ごとに設けられ、入力したセル信号をセルごとに一旦格
納するバッファ部(格納手段)を有し、一旦格納したセ
ル信号をそれぞれ相互に整数倍のセル間隔(または整数
分の1の送信速度またはバッファリング速度)で出力す
るセル間隔多重化回路である(詳しくは後述する)。
【0039】また、図1において、4、5、6はセル間
隔多重化回路1、2、3から入力した複数のセル信号を
一時格納する複数の格納部(バッファ部)を有し、少な
くとも1つの格納部にセル信号が格納されたことを報知
する制御信号(バッファリング信号111、112、1
13)を出力し、バッファ出力制御回路11からの制御
信号(リードパルス信号114、115、116)の制
御により順次高速で出力し、入力したセル信号を多重化
出力するためのバッファ(記憶手段)、111、11
2、113は各バッファ4、5、6にセル信号が入力さ
れ格納されており出力可能であることを示すバッファリ
ング信号、11はバッファリング信号111、112、
113によりバッファ4、5、6にセル信号が格納され
ているということを知ったときにそのバッファ4、5、
6に対しリードパルス信号114、115、116を出
力してそのバッファからセル信号を直列に出力させるバ
ッファ出力制御回路である。
【0040】また、図1において、114、115、1
16は出力回線110と同一周波数(例えば、6Mbp
s)のパルス信号からなりその各パルスにより対応する
バッファ4、5、6からセル信号を直列に読みだしてワ
イアードオア回路13を介し出力回線110に出力させ
るリードパルス信号、107、108、109はそれぞ
れリードパルス信号114、115、116によって対
応するバッファ4、5、6から読みだされたセル信号で
あるバッファ出力信号、117は何れのバッファ4、
5、6にもセル信号が格納されておらず、リードパルス
信号114、115、116が出力されない出力回線1
10のセルに対しそれが空きセルであるということを示
す空きセル制御信号である。
【0041】また、図1において、12は空きセル制御
信号117の制御によりその出力セルは空きセルである
ということを示す出力信号からなる空きセル出力信号を
発生する空きセル出力回路、118は空きセルに挿入し
てそのセルが空きセルであるということを示す特定のビ
ット(例えば、0101等)からなる空きセル出力信
号、13はそれぞれ異なるタイミングで入力したバッフ
ァ出力信号107、108、109及び空きセル出力信
号118を時分割的に多重化して出力するワイアードオ
ア回路、110は複数チャンネルのセル信号を時分割多
重化して伝送する出力回線である。
【0042】次に、図1を参照して、本発明の第1の実
施の形態におけるセル多重化回路の基本的動作について
説明する。まず、入力チャンネル101、102、10
3を介し各入力チャンネルごとにそれぞれ独立にセル信
号が対応するセル間隔調整回路1、2、3に入力される
と、セル信号はセルごとに一旦そのバッファに格納され
る。セル間隔調整回路1、2、3は一旦格納されたセル
信号をそれぞれ相互に整数倍のセル間隔(整数分の1の
送信速度またはバッファリング速度)によりバッファ入
力信号104、105、106として各対応するバッフ
ァ4、5、6に出力する。しかし、相互のセル間隔(1
セルの送信時間)は整数倍にすることが望ましいが、必
ずしも整数倍でなくともよく、出力回線に多重化しうる
セル間隔であれば、例えば、2、1.5、1倍でもよ
い。
【0043】本実施の形態では、例えば、セル間隔調整
回路1>2>3の送信速度でそれぞれ各バッファ4、
5、6に出力するものとした場合、及び、セル間隔調整
回路3の送信速度が入力チャンネルと同一の、例えば、
64Kbpsとすると、セル間隔調整回路2の出力ビッ
ト速度は64×2Kbpsであり(セル間隔は1/2
倍)、セル間隔調整回路1の出力ビット速度は一番高速
の64×4Kbps(セル間隔は1/4倍)となる。こ
のように、各入力チャンネルごとに処理速度を変えるこ
とによって、出力フレームに特定チャンネルのセルを固
定することなく、各入力チャンネルのセル信号を時分割
多重化して出力回線に出力することができる。
【0044】セル間隔調整回路1、2、3からセル信号
(バッファ入力信号104、105、106)を受信し
たバッファ4、5、6はそのバッファ部にそのセル信号
を一時格納する。バッファ4、5、6はセル信号を少な
くとも1セル分格納すると、セル信号が格納され出力可
能であるということを示すバッファリング信号111、
112、113をバッファ出力制御回路11に対して出
力する。
【0045】バッファ出力制御回路11はバッファ4、
5、6からバッファリング信号111、112、113
を受信すると、受信した順に対応するバッファ4、5、
6に対してリードパルス信号114、115、116を
出力する。しかし、各入力チャンネル101、102、
103からセル信号が略同時に入力した場合は、セル間
隔調整回路1、2、3から出力される速度が速い入力チ
ャンネルが先に選択され、そのバッファ4、5、6にリ
ードパルス信号114、115、116が出力される。
また、バッファ4、5、6から2つのバッファリング信
号111、112、113を同時に受信すると、バッフ
ァ出力制御回路11は速度が速い方、すなわち、セル間
隔が短い方の入力チャンネルのバッファ4、5、6を優
先的に選択する。
【0046】リードパルス信号114、115、116
を受信したバッファ4、5、6はそのバッファ部に一時
格納されているセル信号を各リードパルス信号114、
115、116のパルスによりバッファ出力信号10
7、108、109として直列に出力する。バッファ出
力信号107、108、109は前述のように出力回線
110の周波数(送信速度)と同一周波数で出力される
ため、そのままワイアードオア回路13を経由して出力
回線110に出力される。
【0047】ここで、何れのバッファ4、5、6からも
バッファリング信号111、112、113を入力して
いない場合、バッファ出力制御回路11は、そのセルは
空きセルであるということを示す空きセル制御信号11
7を空きセル出力回路12に出力する。空きセル出力回
路12はそのセルが空きセルであるということを示す特
定の信号、例えば、前述のように0101等のビットか
らなる空きセル出力信号118をワイアードオア回路1
3を経由して出力回線110に出力する。以上の説明の
ように、バッファ出力信号107、108、109及び
空きセル出力信号118はタイミングをずらして出力さ
れるため、出力回線110上においては時分割多重的に
出力されるということが分かる。
【0048】次に、図1及び図2を参照して、図1に示
すセル多重化回路の動作を示す図2のタイミング図に基
づき、本第1の実施の形態におけるセル多重化回路の動
作例について詳細に説明する。図2は入力チャンネル1
01、102、103から入力したセル信号(101、
102、103)を時分割多重化して出力回線110に
出力する場合の動作を説明するためのタイミング図であ
る。しかし、図2において、出力回線110の信号(図
2では110上のセル信号で示す)は作図上、フレーム
のように描いてあるが、実際上、フレームとしての形態
を採らず、各入力チャンネル101、102、103に
対するセルの位置も決めていないので、何時でも自由に
出力することができる。
【0049】また、入力セル及び出力セルは共に、例と
して、53オクテッド(53×8)ビットからなり(勿
論、他のビット数でもよい)、送信速度64Kbpsで
各入力チャンネル101、102、103から入力し、
各入力チャンネル101、102、103のセル信号が
時分割多重化され6Mbpsの送信速度で出力回線11
0に出力するものとする。従って、入力チャンネル10
1、102、103の送信速度及びセル間隔は出力回線
110のそれとは大きく異なる。すなわち、以下で詳細
に説明するように、バッファ4、5、6から出力するセ
ル信号(バッファ出力信号107、108、109)の
セル間隔はバッファ4、5、6に入力するセル信号(バ
ッファ入力信号104、105、106)より、それら
の送信速度の比に反比例して相当短い。
【0050】しかし、図2において、101、102、
103上のセル信号(入力チャンネル101、102、
103のセル信号を示す)、入力信号104、105、
106(バッファ入力信号104、105、106を示
す)及び信号111、112、113(バッファリング
信号111、112、113を示す)のセル間隔に比
べ、信号114、115、116(リードパルス信号1
14、115、116を示す)、出力信号107、10
8、109(バッファ出力信号107、108、109
を示す)及び110上のセル信号(出力回線110上の
セル信号を示す)のセル間隔は相当短い筈であるが、作
図上、必ずしも正確に実際のセル間隔または入出力速度
を表していない。
【0051】また、バッファ入力信号104、105、
106のセル間隔は、上記のように、それぞれ整数倍で
異なるためにバッファ4、5、6に格納する量が異なる
上、その格納量に応じてバッファ出力信号107、10
8、109の長さが異なる筈であるが、図2において
は、煩雑さを避けるため、それを考慮して表わしていな
い。
【0052】図2において、まず、入力チャンネル10
1、102、103から同時にセル信号(101、10
2、103)がセル間隔調整回路1、2、3に受信さ
れ、それぞれのバッファに格納されたものとする。従っ
て、そのバッファに対するセル信号の格納は3入力チャ
ンネル101、102、103とも同時に終了し、バッ
ファ入力信号104、105、106の各対応するバッ
ファ4、5、6に対する出力は同時に開始される。
【0053】しかし、セル間隔調整回路1、2、3の出
力ビット速度は前述のように異なるため、一番速度が速
い(本実施の形態では64×4Kbps)セル間隔調整
回路1からのバッファ入力信号104がまずバッファ4
に対するセル信号の格納を終了する(図2では入力信号
104で示す)。すると、バッファ4はバッファ出力制
御回路11に対し、図2では信号111で示すように、
バッファリング信号111を出力する。バッファ出力制
御回路11はバッファリング信号111を受けると、こ
の時点では、まだ他のバッファ5、6におけるセル信号
のバッファリングが終了していないのでバッファリング
信号112、113を受信していないため、バッファ4
に対し直ちにリードパルス信号114を出力する(図2
では信号114で示す)。
【0054】バッファ4は受信したリードパルス信号1
14の各パルスごとに格納しているセル信号を読出す。
本実施の形態においては、リードパルス信号114は出
力回線110の送信速度と同一の、この例では6Mbp
sのパルスで構成されるので、バッファ4に格納されて
いるセル信号(101)はバッファ出力信号107(図
2では出力信号107で示す)として6Mbpsの速度
で出力され、ワイアードオア回路13を経由し、出力回
線110に対し、入力チャンネル101のセル信号(図
2では110上のセル信号の101で示す)として出力
される。また、出力回線110は固定したセルを構成し
ないため、出力回線110に出力するセル信号には、例
えば、バッファ4において(他のどの回路でもよい)ヘ
ッダが付与される。
【0055】その後、入力チャンネル102のバッファ
5に対するバッファ入力信号105のバッファリングま
たは格納が終了すると、バッファ5はバッファ出力制御
回路11に対し、図2では信号112で示すように、バ
ッファリング信号112を出力する。バッファ出力制御
回路11はバッファリング信号112を受信すると、こ
の時点では、まだ他のバッファ6におけるセル信号のバ
ッファリングが終了していないためバッファリング信号
113を受信していないので、バッファ4に対し直ちに
リードパルス信号115を出力する(図2では信号11
5で示す)。
【0056】バッファ5は受信したリードパルス信号1
15の各パルスごとに格納しているセル信号を読出す。
本実施の形態においては、上記のように、リードパルス
信号115は出力回線110の送信速度と同一の、この
例では6Mbpsのパルスで構成されるので、バッファ
5に格納されているセル信号(102)は6Mbpsの
速度で出力され、バッファ出力信号108(図2では出
力信号108で示す)としてワイアードオア回路13を
経由し、出力回線110に入力チャンネル102のセル
信号(図2では110上のセル信号の102で示す)と
して出力される。また、出力回線110は固定したセル
を構成しないため、出力回線110に出力するセル信号
は、如何なる時点でも待たずに出力される。そのため、
各セル信号は、前述のように、ヘッダが付与される。
【0057】次に、入力チャンネル103のバッファ6
に対するバッファ入力信号106のバッファリングまた
は格納が終了すると、バッファ6はバッファ出力制御回
路11に対し、図2では信号113で示すように、バッ
ファリング信号113を出力する。バッファ出力制御回
路11はバッファリング信号113を受けると、この時
点では、他のバッファ4、5に対するセル信号の入力が
ないためバッファリング信号111及び112を受信し
ていないので、バッファ6に対し直ちにリードパルス信
号116を出力する(図2では信号116で示す)。
【0058】バッファ6は受信したリードパルス信号1
16の各パルスごとに格納しているセル信号を読出す。
本実施の形態においては、上記のように、リードパルス
信号116は出力回線110の送信速度と同一の、この
例では6Mbpsのパルスで構成されるので、バッファ
5に格納されているセル信号(103)は6Mbpsの
速度で出力され、バッファ出力信号109(図2では出
力信号109で示す)としてワイアードオア回路13を
経由し、出力回線110に入力チャンネル103のセル
信号(図2では110上のセル信号の103で示す)と
して出力される。また、出力回線110は固定したセル
を構成しないため、そのセル信号は、如何なる時点でも
待たずに出力される。
【0059】また、図2には示していないが、例えば、
図2の出力信号107と出力信号108との間及び出力
信号108と出力信号109との間の空き部分等の空き
部分等においては、如何なるバッファ4、5、6もまだ
満たされておらず、バッファ出力制御回路11はどのバ
ッファ4、5、6からもバッファリング信号111、1
12、113を入力していないので、リードパルス信号
114、115、116を出力せず、バッファ4、5、
6からの読出しはない。
【0060】その場合、バッファ出力制御回路11は、
リードパルス信号114、115、116の代わりに、
その空き部分等は空きセルであるということを示す空き
セル制御信号117を空きセル出力回路12に出力す
る。空きセル出力回路12は、その空き部分等が空きセ
ルであることを示すビット(例えば、0101等)から
なる空きセル出力信号118をワイアードオア回路13
を介し、出力回線110の空きセルに多重化出力する。
【0061】以上説明したように、各入力チャンネル1
01、102、103から入力したセル信号は、バッフ
ァ4、5、6に対するセル間隔を整数倍に変更して格納
することにより、出力回線110に各入力チャンネル1
01、102、103に対する固定セルを設けることな
く、バッファリング速度が速い、すなわち、セル間隔が
短い入力チャンネルのセル信号を優先的に多重化し、競
合せずに出力回線110に多重化出力することができ
る。
【0062】また、セル間隔調整回路1、2、3におけ
る調整後のセル間隔、すなわち、バッファ入力信号10
4、105、106の遅延時間は各チャンネルごとに固
定となるため、それ以上延びることはないので、フレー
ムを設けそこにバッファ指定のセルを設けなくとも、出
力回線110における多重化においてセル間隔を入力チ
ャンネルごとに最小に維持することが保証される。その
ため、多重化速度が相当高速となり、伝送効率が非常に
向上する。
【0063】以下、図3乃至図5を参照して、本発明の
第2の実施の形態におけるセル多重化回路の構成につい
て説明する。図3において、入力チャンネル201、2
02、203、セル間隔調整回路21、22、25、2
6、バッファ入力信号203、204、208、21
1、バッファ23、24、27、28、バッファリング
信号221、222、227、228、バッファ出力制
御回路31、34、リードパルス信号223、224、
229、230、バッファ出力信号205、206、2
09、212、空きセル制御信号225、231、空き
セル出力回路32、35、空きセル出力信号226、2
32、ワイアードオア回路33、36、出力回線213
は、符号は異なるが、それぞれ第1の実施の形態の説明
のために図1に示したものと同等のため、これ以上の説
明は省略する。
【0064】また、セル間隔調整回路21、22、バッ
ファ23、24、バッファ出力制御回路31、空きセル
出力回路32、ワイアードオア回路33は第1のセル多
重化回路を形成し、セル間隔調整回路25、26、バッ
ファ27、28、バッファ出力制御回路34、空きセル
出力回路35、ワイアードオア回路36は第2のセル多
重化回路を形成する。そして、第1のセル多重化回路の
ワイアードオア回路33と第2のセル多重化回路のセル
間隔調整回路25との間を中継信号線207で接続する
ことにより2つのセル多重化回路を直列に接続する。
【0065】中継信号線207上の中継信号(207)
は、第1のセル多重化回路においてその入力チャンネル
を多重化するため、出力回線213の出力信号(21
3)と同等のもの(本実施の形態では送信速度6Mbp
s)を使用してよいが、入力チャンネル201、202
のセル信号を多重化出力しうるものであれば、他の如何
なるものでもよい。従って、第2のセル多重化回路のセ
ル間隔調整回路25に入力されるセル信号(中継信号
(207))は相当高速であり(6Mbps)、第2の
セル多重化回路のセル間隔調整回路26に入力される入
力チャンネル210のセル信号は、低速(本実施の形態
では送信速度64Kbps)であるものとする。
【0066】次に、図3を参照して、本発明の第2の実
施の形態におけるセル多重化回路の基本的動作について
説明する。尚、本実施の形態では、入力チャンネル20
1、202は伝送のために短い遅延時間を要求し、入力
チャンネル210は遅延を問わないセル信号を伝送する
ものとする。また、セル間隔調整回路21からのバッフ
ァ入力信号203はセル間隔調整回路22からのバッフ
ァ入力信号204の2倍の送信速度(セル間隔は1/2
倍、例えば、64×2Kbps)で出力されるものと
し、セル間隔調整回路25からのバッファ入力信号20
8の送信速度はセル間隔調整回路26からのバッファ入
力信号211の整数倍のセル間隔(送信速度は整数分の
1倍)で出力されるものとする。この例では、受信した
6Mbpsの送信速度で出力する必要はなく、64×2
Kbps(2倍)で出力するものとする。
【0067】まず、入力チャンネル201、202を介
してセル信号が対応するセル間隔調整回路21、22に
入力されると、セル信号はセルごとに一旦そのバッファ
に格納される。セル間隔調整回路21、22は、前述の
ように、一旦格納されたセル信号をそれぞれ相互に整数
倍のセル間隔によりバッファ入力信号203、204と
して各対応するバッファ23、24に出力する。
【0068】セル間隔調整回路21、22からセル信号
(バッファ入力信号203、204)を受信したバッフ
ァ23、24はそのセル信号をそこに一時格納する。バ
ッファ23、24はセル信号を少なくとも1セル分格納
すると、セル信号が格納され出力可能であるということ
を示すバッファリング信号221、222をバッファ出
力制御回路31に対して出力する。
【0069】バッファ出力制御回路31はバッファ2
3、24からバッファリング信号221、222を受信
すると、受信した順に対応するバッファ23、24に対
してリードパルス信号223、224を出力する。各入
力チャンネル201、202からセル信号が略同時に入
力した場合は、セル間隔調整回路21、22から出力さ
れる速度が速い入力チャンネルが先に選択され、そのバ
ッファ23、24にリードパルス信号223、224が
出力される。また、バッファ23、24から2つのバッ
ファリング信号221、222を同時に受信すると、バ
ッファ出力制御回路31は速度が速い方、すなわち、セ
ル間隔が短い方の入力チャンネルのバッファ23、24
を先に選択する。
【0070】リードパルス信号223、224を受けた
バッファ23、24はそこに一時格納されているセル信
号を各リードパルス信号223、224のパルスにより
バッファ出力信号205、206として直列に出力す
る。バッファ出力信号205、206は前述のように中
継信号線207の送信速度(6Mbps)と同一の速度
で出力されるため、そのままワイアードオア回路13を
経由して中継信号線207に出力される。
【0071】ここで、何れのバッファ23、24からも
バッファリング信号221、222を入力していない場
合、バッファ出力制御回路31は、そのセルは空きセル
であるということを示す空きセル制御信号225を空き
セル出力回路32に出力する。空きセル出力回路32は
そのセルが空きセルであるということを示す特定の信
号、例えば、前述のように0101等のビットからなる
空きセル出力信号226をワイアードオア回路33を経
由して中継信号線207に出力する。以上の説明のよう
に、バッファ出力信号205、206及び空きセル出力
信号226はタイミングをずらして出力されるため、中
継信号線207上においては時分割多重的に出力される
ということが分かる。
【0072】中継信号線207に多重化出力されたセル
信号(201、202)は第2のセル多重化回路のセル
間隔調整回路25に入力され、他方のセル間隔調整回路
26は入力チャンネル210から遅延を問わないセル信
号を受信する。それぞれ入力したセル信号はセルごとに
一旦そのバッファに格納される。セル間隔調整回路2
5、26は、前述のように、一旦そのバッファに格納さ
れたセル信号をそれぞれ相互に整数倍のセル間隔により
バッファ入力信号208、211として各対応するバッ
ファ27、28に出力する。
【0073】セル間隔調整回路25、26からセル信号
(バッファ入力信号208、211)を受信したバッフ
ァ27、28はそのセル信号をそこに一時格納する。バ
ッファ27、28はセル信号を少なくとも1セル分格納
すると、セル信号が格納され出力可能であるということ
を示すバッファリング信号227、228をバッファ出
力制御回路34に対して出力する。
【0074】バッファ出力制御回路34はバッファ2
7、28からバッファリング信号227、228を受信
すると、受信した順に対応するバッファ27、28に対
してリードパルス信号229、230を出力する。その
際、セル間隔調整回路25、26からバッファ27、2
8に対しバッファ入力信号208、211を先に入力完
了して先にバッファリング信号227、228を出力し
たバッファ27、28が先に選択され、そのバッファ2
7、28に対しリードパルス信号229、230が出力
される。また、バッファ27、28から2つのバッファ
リング信号227、228を同時に受信すると、バッフ
ァ出力制御回路34は速度が速い方、すなわち、セル間
隔が短い方の入力チャンネルのバッファ27、28を優
先的に選択する。
【0075】リードパルス信号223、224を受けた
バッファ23、24はそこに一時格納されているセル信
号を各リードパルス信号229、230のパルスにより
バッファ出力信号205、206として直列に出力す
る。バッファ出力信号209、212は前述のように出
力回線213の送信速度(6Mbps)と同一の速度で
出力されるため、そのままワイアードオア回路36を経
由して出力回線213に出力される。
【0076】ここで、何れのバッファ27、28からも
バッファリング信号227、228を入力していない場
合、バッファ出力制御回路34は、そのセルは空きセル
であるということを示す空きセル制御信号231を空き
セル出力回路35に出力する。空きセル出力回路35は
そのセルが空きセルであるということを示す特定の信
号、例えば、前述のように0101等のビットからなる
空きセル出力信号232をワイアードオア回路36を経
由して出力回線213に出力する。以上の説明のよう
に、バッファ出力信号209、212及び空きセル出力
信号232はタイミングをずらして出力されるため、出
力回線213上においては時分割多重的に出力されると
いうことが分かる。
【0077】次に、図3乃至図5を参照して、図3に示
すセル多重化回路の動作を示す図4及び図5のタイミン
グ図に基づき、本第2の実施の形態におけるセル多重化
回路の動作例について詳細に説明する。図4は入力チャ
ンネル201、202から入力したセル信号(201、
202)を時分割多重化して中継信号線207に出力す
る場合の動作を説明するためのタイミング図である。し
かし、図4において、中継信号線207の中継信号(2
07)は作図上、フレームのように描いてあるが、実際
上、フレームとしての形態を採らず、各入力チャンネル
201、202に対するセルの位置も決めていないの
で、何時でも自由に出力することができる。
【0078】本実施の形態においてもまた、入力セル及
び出力セルは共に、例として、53オクテッド(53×
8)ビットからなり(勿論、他のビット数でもよい)、
送信速度64Kbpsで各入力チャンネル201、20
2、210から入力するが、まず遅延時間が短いことを
要求する入力チャンネル201、202のセル信号が中
継信号線207に多重化され、それに対し遅延を問わな
い入力チャンネル210のセル信号が多重化されて、出
力回線213に対し6Mbpsの送信速度で出力される
ものとする。従って、入力チャンネル201、202、
210の送信速度及びセル間隔は出力回線213のそれ
とは大きく異なる。すなわち、以下で詳細に説明するよ
うに、バッファ23、24、27、28から出力するバ
ッファ出力信号205、206、209、212のセル
間隔はバッファ23、24、27、28に入力するセル
信号(バッファ入力信号203、204、208、21
1)より、それらの送信速度の比に反比例して相当短
い。
【0079】しかし、図4において、201、202上
のセル信号(入力チャンネル201、202のセル信号
を示す)、バッファ入力信号203、204及びバッフ
ァリング信号221、222のセル間隔に比べ、リード
パルス信号223、224、バッファ出力信号205、
206及び中継信号線207のセル間隔は相当短い筈で
あるが、作図上、必ずしも正確に実際のセル間隔または
入出力速度を表していない。
【0080】図4において、まず、入力チャンネル20
2からセル間隔調整回路22に対しセル信号(202)
が入力され、 その後入力チャンネル201からセル間
隔調整回路21に対しセル信号(201)が入力される
ものとする。従って、セル間隔調整回路21、22の各
バッファに対するセル信号の格納は入力チャンネル20
2、201の順に終了し、バッファ入力信号203、2
04の対応するバッファに対する出力はバッファ24、
23の順に開始される。
【0081】しかし、セル間隔調整回路21、22の送
信速度は前述のように異なるため、一番送信速度が速い
(本実施の形態では64×2Kbps)セル間隔調整回
路21からのバッファ入力信号203がまずバッファ2
3に対するセル信号の格納を終了する。すると、バッフ
ァ23はバッファ出力制御回路31に対してバッファリ
ング信号221を出力する。バッファ出力制御回路31
はバッファリング信号221を受けると、この時点で
は、まだ他のバッファ24におけるセル信号のバッファ
リングが終了していないのでバッファリング信号222
を受信していないため、バッファ23に対し直ちにリー
ドパルス信号223を出力する。
【0082】バッファ23は受信したリードパルス信号
223の各パルスごとに格納しているセル信号を読出
す。本実施の形態においては、リードパルス信号223
は中継信号(207)の送信速度と同一の、この例では
6Mbpsのパルスで構成されるので、バッファ23に
格納されているセル信号(201)はバッファ出力信号
205として6Mbpsの速度で出力され、ワイアード
オア回路33を経由し、中継信号線207に対し、入力
チャンネル201のセル信号が中継信号207として
(図4)出力される。また、中継信号線207は固定し
たセルを構成しないため、中継信号線207に出力する
セル信号には、例えば、バッファ23において(他のど
の回路でもよい)ヘッダが付与される。
【0083】その後、入力チャンネル202のバッファ
24に対するバッファ入力信号204のバッファリング
または格納が終了すると、バッファ24はバッファ出力
制御回路31に対してバッファリング信号222を出力
する。バッファ出力制御回路31はバッファリング信号
222を受けると、この時点では、他のバッファ23に
対するセル信号のバッファリングまたは格納は行われて
いないのでバッファリング信号221を受信していない
ため(図4)、バッファ24に対し直ちにリードパルス
信号224を出力する。
【0084】バッファ24は受信したリードパルス信号
224の各パルスごとに格納しているセル信号を読出
す。本実施の形態においては、リードパルス信号224
は中継信号(207)の送信速度と同一の、この例では
6Mbpsのパルスで構成されるので、バッファ24に
格納されているセル信号(202)はバッファ出力信号
206として6Mbpsの速度で出力され、ワイアード
オア回路33を経由し、中継信号線207に対し、入力
チャンネル202のセル信号が中継信号207として
(図4)出力される。また、中継信号線207は固定し
たセルを構成しないため、中継信号線207に出力する
セル信号には、例えば、バッファ24において(他のど
の回路でもよい)ヘッダが付与される。
【0085】また、図4には示していないが、例えば、
図4のバッファ出力信号205とバッファ出力信号20
6との間の空き部分等の空き部分においては、何れのバ
ッファ23、24もまだ満たされておらず、バッファ出
力制御回路31はどのバッファ23、24からもバッフ
ァリング信号221、222を入力していないので、リ
ードパルス信号223、224を出力せず、バッファ2
3、24からの読出はない。その場合、バッファ出力制
御回路31はリードパルス信号223、224の代わり
に、その空き部分は空きセルであるということを示す空
きセル制御信号225を空きセル出力回路32に出力す
る。空きセル出力回路32は、その空き部分が空きセル
であることを示すビット(例えば、0101等)からな
る空きセル出力信号226をワイアードオア回路33を
介し、中継信号線207の空きセルに対し多重化出力す
る。
【0086】次に、図3及び図4のほか、図5のタイミ
ング図を参照して、上記図4の説明に引続き、本第2の
実施の形態における第2のセル多重化回路の動作例につ
いて詳細に説明する。図5は図3のセル多重化回路にお
いて、中継信号線207から入力したセル信号(中継信
号207)と入力チャンネル210から入力したセル信
号(図5では210上のセル信号で示す)を時分割多重
化して出力回線213に出力する場合の動作を説明する
ためのタイミング図である。しかし、図5において、出
力回線213上の出力信号は作図上、フレームのように
描いてあるが、実際上、フレームとしての形態を採ら
ず、各入力チャンネル201、202、210に対する
セルの位置も決めていないので、何時でも自由に出力す
ることができる。
【0087】図5の説明においても、また、前述のよう
に、入力セル及び出力セルは共に、例として、53オク
テッド(53×8)ビットからなり(勿論、他のビット
数でもよい)、送信速度64Kbpsで入力された遅延
時間が短いことを要求する入力チャンネル201、20
2のセル信号が6Mbpsの中継信号線207に多重化
された後、それに対し遅延を問わない入力チャンネル2
10のセル信号が多重化されて、出力回線213に対し
6Mbpsの送信速度で出力されるものとする。
【0088】従って、入力チャンネル201、202、
210の送信速度及びセル間隔は出力回線213のそれ
とは大きく異なる。すなわち、以下で詳細に説明するよ
うに、バッファ23、24、27、28から出力するバ
ッファ出力信号205、206、209、212のセル
間隔はバッファ23、24、27、28に入力するセル
信号(バッファ入力信号203、204、208、21
1)より、それらの送信速度の比に反比例して相当短
い。
【0089】しかし、図5に示す第2のセル多重化回路
のタイミングにおいて、210上のセル信号(入力チャ
ンネル210のセル信号を示す)、バッファ入力信号2
11及びバッファリング信号228のセル間隔に比べ、
リードパルス信号229、230、バッファ出力信号2
09、212、中継信号線207及び出力回線213
(図5では213上のセル信号で示す)のセル間隔は相
当短い筈であるが、作図上、必ずしも正確に実際のセル
間隔または入出力速度を表していない。尚、バッファ入
力信号208の送信速度は、本第2の実施の形態では、
入力する中継信号(207)の送信速度は6Mbpsで
あるが、バッファ入力信号211の整数倍であればよ
い。
【0090】図5において、まず、中継信号線207か
らセル間隔調整回路25に対し中継信号207が入力さ
れ、その後入力チャンネル210からセル間隔調整回路
26に対しセル信号(210)が入力されるものとす
る。従って、各セル間隔調整回路25及び26のバッフ
ァに対するセル信号の格納は中継信号207及び入力チ
ャンネル210のセル信号の順に終了し、バッファ入力
信号208、211の対応するバッファに対する出力は
バッファ27、28の順に開始される。
【0091】しかし、セル間隔調整回路25、26の送
信速度は前述のように異なるため、一番送信速度が速い
(本実施の形態では64×2Kbps)セル間隔調整回
路25からのバッファ入力信号208がまずバッファ2
7に対するセル信号の格納を終了する。すると、バッフ
ァ27はバッファ出力制御回路34に対してバッファリ
ング信号227を出力する。バッファ出力制御回路34
はバッファリング信号227を受けると、この時点で
は、まだ他のバッファ28におけるセル信号のバッファ
リングが終了していないのでバッファリング信号228
を受信していないため、バッファ27に対し直ちにリー
ドパルス信号229を出力する。
【0092】バッファ27は受信したリードパルス信号
229の各パルスごとに格納しているセル信号を読出
す。本実施の形態においては、リードパルス信号229
は中継信号(207)の送信速度と同一の、この例では
6Mbpsのパルスで構成されるので、バッファ27に
格納されているセル信号(201)はバッファ出力信号
209として6Mbpsの速度で出力され、ワイアード
オア回路36を経由し、入力チャンネル201のセル信
号が出力回線213に対して出力される。また、出力回
線213は固定したセルを構成しないため、出力回線2
13に出力するセル信号には、例えば、バッファ23に
おいて(他のどの回路でもよい)ヘッダが付与される。
【0093】その後、入力チャンネル210のバッファ
28に対するバッファ入力信号211のバッファリング
または格納が終了すると、バッファ28はバッファ出力
制御回路34に対してバッファリング信号228を出力
する。バッファ出力制御回路34はバッファリング信号
228を受信すると、この時点では、他のバッファ27
に対するセル信号のバッファリングまたは格納は行われ
ていないのでバッファリング信号227を受信していな
いため(図5)、バッファ28に対し直ちにリードパル
ス信号230を出力する。
【0094】バッファ28は受信したリードパルス信号
230の各パルスごとに格納しているセル信号を読出
す。本実施の形態においては、リードパルス信号230
は出力信号(213)の送信速度と同一の、この例では
6Mbpsのパルスで構成されるので、バッファ28に
格納されているセル信号(210)はバッファ出力信号
212として6Mbpsの速度で出力され、ワイアード
オア回路36を経由し、出力回線213に対し、入力チ
ャンネル210のセル信号が出力信号213として(図
5)出力される。また、出力回線213は固定したセル
を構成しないため、出力回線213に出力するセル信号
には、例えば、バッファ28において(他のどの回路で
もよい)ヘッダが付与される。
【0095】また、図5には示していないが、例えば、
図5のバッファ出力信号209間及びバッファ出力信号
209とバッファ出力信号212との間の空き部分等の
空き部分においては、如何なるバッファ27、28もま
だ満たされておらず、バッファ出力制御回路34は、ど
のバッファ27、28からもバッファリング信号22
7、228を入力していないので、リードパルス信号2
29、230を出力せず、バッファ27、28からの読
出しはない。その場合、バッファ出力制御回路34はリ
ードパルス信号229、230の代わりに、その空き部
分は空きセルであるということを示す空きセル制御信号
231を空きセル出力回路35に出力する。空きセル出
力回路35は、その空き部分が空きセルであることを示
すビット(例えば、0101等)からなる空きセル出力
信号232をワイアードオア回路36を介し、出力回線
213の空きセルに多重化出力する。
【0096】以上説明したように、遅延時間が短いこと
を要求する入力チャンネル201、202と遅延時間を
問わない入力チャンネル210とから入力したセル信号
は、まずバッファ23、24に対する入力チャンネル2
01、202のセル間隔を整数倍に変更して格納するこ
とにより、入力チャンネル201、202に対する固定
セルを中継信号線207に設けることなく、バッファリ
ング速度が速い、すなわち、セル間隔が短い入力チャン
ネルのセル信号を優先的に多重化しすることができる。
【0097】更に、入力チャンネル201、202のセ
ル信号を多重化した中継信号(207)と入力チャンネ
ル210のセル間隔を整数倍に変更してバッファ27、
28に格納することにより、入力チャンネル201、2
02、210に対する固定セルを中継信号線207また
は出力回線213設けることなく、バッファリング速度
が速い、すなわち、セル間隔が短い入力チャンネルのセ
ル信号を優先的に多重化し、競合せずに出力回線213
に多重化出力することができる。
【0098】また、セル間隔調整回路21、22、2
5、26における調整後のセル間隔、すなわち、バッフ
ァ入力信号203、204、208、211の遅延時間
は各チャンネルごとに固定となるため、それ以上延びる
ことはないので、フレームを設けてそこにバッファ指定
のセルを設けなくとも、出力回線213における多重化
においてセル間隔を入力チャンネルごとに最小に維持す
ることが保証される。そのため、多重化速度が相当高速
となり、伝送効率が非常に向上する。
【0099】また、遅延時間が短いことを要求する入力
チャンネル201、202のセル信号を予め優先的に多
重化し、その後出力信号213に多重化された入力チャ
ンネル201、202のセル信号のセル間隔と遅延時間
を問わない入力チャンネル210のセル信号のセル間隔
とが相互に整数倍となるように調整して、先に多重化さ
れたセル信号を優先的に多重化するようにしたことによ
り、遅延時間が短いことを要求する入力チャンネルのセ
ル信号多重化出力の優先度を高め、遅延に関する入力チ
ャンネルの要求に対応して、出力回線に対し多重化出力
することができる。
【0100】
【発明の効果】本発明によるセル多重化回路は、以上の
説明から明らかなように、各入力チャンネルから入力し
たセル信号は、セル間隔調整回路において、バッファに
対するセル間隔が相互に整数倍となるように調整して格
納し、セル間隔が短い入力チャンネルのセル信号を優先
的に多重化するようにしたことにより、出力回線に各入
力チャンネル用の固定セルを設けることなく、出力回線
に対する各セル信号の多重化における遅延はその調整し
た範囲を越えることがなく競合せずに出力回線110に
多重化出力することができる上、出力回線に対する多重
化においてセル間隔を入力チャンネルごとに最小に維持
することが保証される。そのため、多重化速度が相当高
速となり、伝送効率が非常に向上する。
【0101】本発明によるセル多重化回路は、以上の説
明から明らかなように、遅延時間が短いことを要求する
入力チャンネルから入力したセル信号を、セル間隔調整
回路において、セル間隔が相互に整数倍となるように調
整してバッファに格納し、そのうちセル間隔が短い入力
チャンネルのセル信号を優先的に中継信号線に多重化
し、その後予め中継信号線に多重化された遅延時間が短
いことを要求する入力チャンネルのセル信号のセル間隔
と遅延時間を問わない入力チャンネルのセル信号のセル
間隔とが相互に整数倍となるように調整して、先に多重
化されたセル信号を優先的に多重化するようにしたこと
により、遅延時間が短いことを要求する入力チャンネル
のセル信号多重化出力の優先度を高め、遅延に関する入
力チャンネルの要求に対応して、出力回線に対し多重化
出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるセル多重化
回路の構成を示すブロック図
【図2】図1示すセル多重化回路の動作を示すタイミン
グ図
【図3】本発明の第2の実施の形態におけるセル多重化
路の構成を示すブロック図
【図4】図3示すセル多重化回路の一部の動作を示すタ
イミング図
【図5】図3示すセル多重化回路の他の一部の動作を示
すタイミング図
【図6】従来のセル多重化回路のブロック図
【図7】図6に示すセル多重化回路の動作を示すタイミ
ング図
【符号の説明】
1、2、3、21、22、25、26 セル間隔調整回
路 4,5,6,23,24,27,28,51,52,5
3 バッファ 11,31,34 バッファ出力制御回路 12,32,35,57 空きセル出力回路 13,33,36,58 ワイアードオア回路 54 カウンタ 55 メモリー 56 リードパルス出力回路 101,102,103,201,202 入力チャン
ネル 210,501,502,503 入力チャンネル 104,105,106 バッファ入力信号 203,204,208,211 バッファ入力信号 107,108,109,205,206 バッファ出
力信号 209,212,504,505,506 バッファ出
力信号 110,213,507 出力回線 111,112,113,221,222 バッファリ
ング信号 227,228,509,510 バッファリング信号 114,115,116,223,224 リードパル
ス信号 229,230,513,514,515 リードパル
ス信号 117,225,231,516 空きセル制御信号 118,226,232,517 空きセル出力信号 207 中継信号 511 マッピング位置信号 512 バッファ選択信号

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力チャンネルごとに接続され受信したセ
    ル信号を1時格納して出力する格納手段を有する少なく
    とも2以上のセル間隔調整回路と、それぞれ前記セル間
    隔調整回路に接続され入力したセル信号を格納する複数
    の格納部を有し少なくとも1つの前記格納部にセル信号
    が格納されたことを報知するバッファリング信号を出力
    するバッファと、前記各バッファからバッファリング信
    号を受信して該バッファリング信号を受信したバッファ
    に対しリードパルス信号を出力し前記バッファリング信
    号を受信しないときは空きセル制御信号を出力するバッ
    ファ出力制御回路と、前記リードパルス信号により前記
    バッファから出力したバッファ出力信号及び前記空きセ
    ル制御信号により空きセル出力回路から出力した空きセ
    ル出力信号を出力回線に多重化出力するワイアードオア
    回路とからなり、前記2以上のセル間隔調整回路はそれ
    ぞれのバッファ手段に格納されたセル信号をセル間隔が
    相互に異なるように出力することを特徴とするセル多重
    化回路。
  2. 【請求項2】前記ワイアードオア回路は入力したセル信
    号を中継信号線に多重化出力し、前記セル多重化回路は
    さらに、前記中継信号線及び入力チャンネルごとに接続
    され受信したセル信号を1時格納して出力する格納手段
    を有する少なくとも2以上の第2のセル間隔調整回路
    と、それぞれ前記第2のセル間隔調整回路に接続され入
    力したセル信号を格納する複数の格納部を有し少なくと
    も1つの前記格納部にセル信号が格納されたことを報知
    するバッファリング信号を出力する第2のバッファと、
    前記各第2のバッファからバッファリング信号を受信し
    て該バッファリング信号を受信した第2のバッファに対
    しリードパルス信号を出力し前記バッファリング信号を
    受信しないときは空きセル制御信号を出力する第2のバ
    ッファ出力制御回路と、前記リードパルス信号により前
    記第2のバッファから出力したバッファ出力信号及び前
    記空きセル制御信号により第2の空きセル出力回路から
    出力した空きセル出力信号を出力回線に多重化出力する
    第2のワイアードオア回路とからなり、前記2以上の第
    2のセル間隔調整回路はそれぞれのバッファ手段に格納
    されたセル信号をセル間隔が相互に異なるように出力す
    ることを特徴とする請求項1記載のセル多重化回路。
  3. 【請求項3】前記相互に異なるセル間隔は整数倍である
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のセル多重化回
    路。
  4. 【請求項4】前記バッファ出力制御回路及び前記第2の
    バッファ出力制御回路は受信した複数のバッファリング
    信号を出力したバッファのうち、優先度の高いバッファ
    に対し優先的にリードパルス信号を出力するようにした
    ことを特徴とする請求項1、2又は3記載のセル多重化
    回路。
  5. 【請求項5】少なくとも2以上の入力チャンネルから入
    力チャンネルごとにセル信号を受信してそれぞれ格納
    し、格納したセル信号を各入力チャンネルごとに異なる
    セル間隔で記憶手段に1時格納し、該セル信号を1時格
    納した順に出力し、出力するセル信号がないときは空き
    セル出力信号を出力し、前記出力したセル信号及び空き
    セル出力信号を出力回線に多重化出力する各工程からな
    ることを特徴とするセル多重化方法。
  6. 【請求項6】前記各入力チャンネルごとに異なるセル間
    隔は整数倍であることを特徴とする請求項5記載のセル
    多重化方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1032602A (ja) * 1996-07-16 1998-02-03 Nec Corp パケットデータ多重化制御方式

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1032602A (ja) * 1996-07-16 1998-02-03 Nec Corp パケットデータ多重化制御方式

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