JPH0993256A - 通信サービスの品質制御方式 - Google Patents

通信サービスの品質制御方式

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JPH0993256A
JPH0993256A JP24786595A JP24786595A JPH0993256A JP H0993256 A JPH0993256 A JP H0993256A JP 24786595 A JP24786595 A JP 24786595A JP 24786595 A JP24786595 A JP 24786595A JP H0993256 A JPH0993256 A JP H0993256A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 交換機および伝送路の使用効率を高めつつユ
ーザが要求するサービス品質を満足させる制御を提供す
る。 【解決手段】 品質クラス1に対してセルバッファ21
−1からのセル読み出し間隔を規定する閾値T1 を設定
する。品質クラス1のカウンタ値C1 は、1タイムスロ
ット毎に1ずつカウントアップされる。カウンタ値C1
が閾値T1 以上になったとき(タイムスロット4)に、
セルバッファ21−1にセルが格納されていれば、その
セル(セル51)を読み出すとともに、カウンタ値C1
を閾値T1だけカウントダウンする。カウンタ値C1 が
閾値T1 以上になったとき(タイムスロット20)に、
セルバッファ21−1にセルが格納されていなければ、
カウンタ値C1 そのまま保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ATM 網における品
質制御方式に係わり、特に、サービス毎に品質を制御す
る方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、音声通信、データ通信、ビデオ通
信といった通信サービスを提供する場合、それぞれ独立
した網(たとえば、電話網、パケット通信網、CATV網な
ど)を設けていた。ところが、サービス毎に網を設ける
方式では、網資源を有効に利用することが難しく、コス
ト的に望ましくない。このため、これらの様々なサービ
スを統合化した次世代の通信ネットワークとして広帯域
ISDNが研究・開発されている。そして、広帯域ISDNの中
核技術としてATM が実用段階に入りつつある。
【0003】ATM は、セルと呼ばれる53バイトの固定
長パケットを用いて情報を転送する通信方式である。AT
M セルは、通信路を指定するVPI/VCI を含む5バイトの
ヘッダと、転送すべき情報を格納する48バイト情報フ
ィールドとから構成される。そして、ATM では、セルの
再送等の機能を交換機で省くことによって高速通信を実
現している。また、ATM は、転送するセル数を制御する
ことによって可変速度通信を行うことができる。
【0004】ところで、上述のような各サービスは、網
に対してそれぞれ異なったサービス品質を要求する。た
とえば、音声通信では、セルの一部が損失しても音質の
低下は僅かであるが、セルの転送が遅延すると音声が聞
きづらくなるので、セル損失に関する品質要求は比較的
緩いが、転送遅延に関する品質要求は厳しい。一方、デ
ータ通信では、セルの転送が遅延してもさほど問題にな
らないが、セル損失が発生すると正しいデータが得られ
なくなるので、転送遅延に関する品質要求は緩いが、セ
ル損失に関する品質要求は厳しい。このように、ATM 網
は、様々な要求品質のサービスを収容することになる。
【0005】図18は、ATM 網における従来の品質管理
方式を説明する図である。この方式は、セル廃棄制御方
式と呼ばれている。すなわち、ATM 交換機内にセルバッ
ファを設け、そのセルバッファに対してキュー長(セル
蓄積量)を指定する閾値を設定する。ATM 交換機に入力
するセルは、いったんこのセルバッファに書き込まれた
後に所定のタイミングで読み出されるが、多数の加入者
線などからATM 交換機に入力するセルが増加すると、セ
ルバッファ内のセル蓄積量は増加し、キュー長は伸び
る。そして、このキュー長が閾値を越えると、低い優先
度が設定されているセルは、もうそれ以上セルバッファ
には収容されずに廃棄され、高い優先度が設定されてい
るセルのみをせるバッファに収容させる。セルの優先度
は、ヘッダに設けられたCLP (Cell Loss Priority)ビッ
ト、もしくは交換機内で使用されるタグ情報で判別す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
式では、サービスが多様化するにつれて各サービスが要
求する品質を保証することが難しくなる。すなわち、閾
値を大きく設定すれば、セル廃棄に関する保証は容易に
なるが、遅延が大きくなっていしまう。一方、遅延を小
さくするために閾値を小さくすると、セル廃棄に関する
要求を保証できなくなってしまう。
【0007】上記問題を解決するために、サービス毎に
セルバッファを設ける方式が提案されている。この方式
では、あるサービスのトラヒックが増加してそのサービ
スに対して設けられているセルバッファにおいてセル廃
棄が発生したとしても、他のサービスの品質に影響を及
ぼさない。しかしながら、各セルバッファに格納されて
いるセルをどのような順序で読み出すかについては、現
在検討中である。
【0008】読出し制御方式の一案としては、各セルバ
ッファに対して予め読出し帯域を設定しておき、その帯
域に従って時分割にセルを読み出す方式が考えられてい
る。しかしながら、帯域を固定的に設定してしまうと、
転送すべきセルが格納されていないセルバッファに対し
ても「読出し時間(読出しタイムスロット)」を割り当
ててしまうので、その期間は、他のセルバッファにおい
てセルが格納されていたとしても、そのセルは読み出さ
れることはなく、セル転送の効率が低下してしまう。
【0009】このように、ATM は、様々な要求品質を持
ったサービスを統合的に扱うため、その品質管理が難し
い。本発明は、交換機および伝送路の使用効率を高めつ
つユーザのサービス品質を満足させる制御を提供するこ
とを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1を参照しながら、本
発明の原理を説明する。本発明は、ルーティング情報を
含むヘッダ部と転送情報を格納する情報部とから構成さ
れる固定長パケットをそのルーティング情報に従って自
律的に交換するネットワーク(たとえば、ATM 網)を対
象とする。そして、そのネットワークで提供される通信
サービスを複数の品質クラスに分類してそれら品質クラ
スの品質を制御する方式を前提とする。
【0011】複数のバッファ1−1〜1−nは、品質ク
ラス毎に設けられ、それぞれ対応する品質クラスの固定
長パケットを格納する。共通バッファ構成とする場合に
は、固定長パケットを共通バッファに格納し、各固定長
パケットの共通バッファへの書込みアドレスを、それら
固定長パケットの品質クラスに応じて、品質クラス毎に
設けた複数のバッファ1−1〜1−nに格納する。
【0012】複数のカウンタ2−1〜2ーnは、複数の
バッファ1−1〜1−nの各々に対して設けられ、それ
ぞれ所定の閾値が設定される。制御手段3は、1つの固
定長パケットを処理するための単位時間(タイムスロッ
ト)毎に複数のカウンタ2−1〜2ーnの各カウンタ値
をインクリメントするとともに、カウンタ値が閾値以上
であるカウンタに対応するバッファから固定長パケット
を読み出してそのカウンタのカウンタ値をその閾値だけ
カウントダウンする。また、制御手段3は、カウンタ値
が閾値以上であるカウンタに対応するバッファに固定長
パケットが格納されていない場合には、そのカウンタの
カウンタ値をインクリメントしないように制御する。
【0013】上記制御によれば、閾値は、各品質クラス
毎の読出し間隔を規定する。また、各カウンタに対して
設定する閾値をTi (i=1,2,3,...)、各品
質クラスが要求する品質を保証できる帯域をRBi 、出
線の物理帯域をPBとした場合、Ti =PB/RBi と
なるように閾値を設定すれば、各品質クラスにおいて閾
値によって規定されるセル読出し間隔(セル読出しレー
ト)によって品質が保証される。
【0014】各品質クラスに対して競合優先度情報を設
定しておく。そして、2つ以上の品質クラスにおいてセ
ルを読み出せる状態になった場合(2つ以上のバッファ
において固定長パケットが格納されておりかつそれら2
つ以上のバッファに対応するカウンタのカウンタ値がそ
れぞれその閾値以上である場合)には、御手段3は、上
記2つ以上のバッファのうち最も高い競合優先度が設定
されている品質クラスのバッファから固定長パケットを
読み出す。このことにより、品質クラス間の優先制御を
行うことができる。
【0015】空きタイムスロットを優先的に使用できる
権利を所定の品質クラスに対して与えておく。そして、
固定長パケットを読み出す状態にあるバッファがなかっ
た場合(カウンタ値が閾値以上である品質クラスがない
場合、またはカウンタ値が閾値以上である品質クラスの
バッファに固定長パケットが格納されていない場合)に
は、制御手段3は、上記権利が与えられている品質クラ
スのバッファから固定長パケットを読み出す。このこと
により、帯域を効率よく利用できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しながら説明する。本発明は、固定長パケッ
トをその固定長パケットに設定されている制御情報に従
って自律的にルーティングさせるネットワークを対象と
する。以下では、ATM 網を採り上げて説明するが、ATM
の他に、たとえば、SMDS通信などにも適用できる。。
【0017】図2は、ATM 網の構成図である。多数の加
入者線から入力されるセルまたは他の交換機から転送さ
れてくるセルは、多重化装置11によって多重されてAT
M スイッチ12に入力される。図2に示す例では、それ
ぞれ150Mbpsの帯域を持った16本の加入者線を集線
して、2.4Gbpsの速度でATM スイッチ12にセルを入
力する構成である。ATM スイッチ12は、各セルに設定
されているルーティング情報に従ってそのセルを所定の
出線に出力する。
【0018】加入者Aから加入者Bへセルを転送すると
きには、加入者Aは、加入者Bへのルートを指定するVP
I/VCI をそのセルのヘッダに設定してATM スイッチ12
へ転送する。このとき、VCI 変換テーブル13が参照さ
れ、入力セルに設定されているVPI/VCI に従って、タグ
情報および出力用VPI/VCI が取り出される。そして、入
力セルは、タグ情報が付与されるとともに入力セルに設
定されていたVPI/VCIが出力用VPI/VCI に書き換えら
れ、ATM スイッチ12に入力される。ATM スイッチ12
は、タグ情報に従ってそのセルを交換し、加入者Bへ接
続される出線にそのセルを出力する。
【0019】本発明の品質制御用バッファ60または7
0は、ATM スイッチ12の入力側(多重集線部)または
ATM スイッチ12の出力側(多重分離部)に設けられ
る。また、本発明の品質制御用バッファを用いてATM ス
イッチ12自体を構成することもできる。
【0020】上記ATM 網は、音声通信、画像通信、デー
タ通信等の様々なサービスを提供する。各サービスは、
セル廃棄率や転送遅延等に関するサービス品質を要求す
る。本発明の品質制御用バッファは、このような様々な
サービスの品質を保証するように制御を行う。
【0021】図3は、品質制御用バッファの概念を説明
する図である。セルバッファ21−1,21−
2,...,21−nは、品質クラスごとに設けられ
る。品質クラスは、各サービスが交換機に要求する品質
(QOS : Quality of Service)によって分類される。た
とえば、ATM フォーラムにおいては、各サービスが申告
する転送レートおよび転送遅延に関するパラメータ等に
従って、それらのサービスを5つのカテゴリに分類して
いる。即ち、CBR (Continuous Bit Rate) 、rt-VBR (re
altime Variable Bit Rate) 、nrt-VBR (non real time
Variable Bit Rate)、ABR (Available Bit Rate)、UBR
(Unspecified Bit Rate)に分類している。セルバッフ
ァ21−1,21−2,...,21−nは、例えば、
これらの5つのカテゴリに対応してそれぞれ設けられ
る。
【0022】なお、品質クラスは、上述の分類に限定さ
れるものではなく、用途に応じて任意に設定することが
できる。すなわち、たとえば、セル損失率(廃棄率)の
許容値に従って品質クラスを設定してもよい。
【0023】品質クラスフィルタ22−1,22−
2,...,22−nは、それぞれセルバッファ21−
1,21−2,...,21−nに対して設けられる。
各品質クラスフィルタ22−1,22−2,...,2
2−nは、それぞれ特定の品質クラスのセルのみを通過
させる。たとえば、品質クラスフィルタ22−1は、品
質クラス1が設定されているセルのみを取り込んで、そ
のセルをセルバッファ21−1へ書き込む。
【0024】読出しスケジューラ23は、後述詳しく説
明する手順に従って、セルバッファ21−1,21−
2,...,21−nに格納されているセルを読み出し
て出線に出力する。
【0025】次に、各セルに対して品質クラスを設定す
る方法を説明する。ATM では、呼を確立する際に、シグ
ナリングによって、サービスの種類、セル転送レート、
転送先情報などを申告する。交換機は、CAC (Call Admi
ssion Control)により、この申告値を受け入れることが
できるかどうかを判断する。受け入れることができる場
合には、未使用のVPI/VCI を確保し、呼を設定しようと
する加入者にその確保したVPI/VCI を通知する。このと
き、VCI 変換テーブル13において、上記VPI/VCI に対
応づけて、出力VPI/VCI およびタグ情報を設定する。上
記VPI/VCI を受け取った加入者は、各セルにそのVPI/VC
I を設定してそれらのセルを交換機へ転送する。
【0026】図4(a) は、回線上でのセルのフォーマッ
トである。回線上でのセルは、5バイトのヘッダと48
バイトの情報フィールド(ペイロード)とから構成され
る。ヘッダは、VPI/VCI 、ペイロードの種別を識別する
PTI 、セル損失の優先度を示すCLP 、およびヘッダ部の
誤り検出とセル同期に用いられるHEC によって構成され
る。
【0027】図5は、VCI 変換テーブル13を模式的に
示した図である。VCI 変換テーブル13には、入力セル
のVPI/VCI に対応づけて、出力VPI/VCI およびタグ情報
が設定されている。
【0028】図4(a) に示すセルが交換機に入力すると
き、VCI 変換テーブル13がアクセスされる。すなわ
ち、入力セルのヘッダに設定されているVPI/VCI を用い
てVCI変換テーブル13が検索され、そのVPI/VCI に対
応する出力VPI/VCI 及びタグ情報が取り出される。そし
て、入力セルに設定されていたVPI/VCI が出力VPI/VCI
に書き換えられるとともにタグ情報が付与される。VPI/
VCI が書き換えられタグ情報が付与されたセルは、交換
機(ATM スイッチ12)に入力される。
【0029】図4(b) は、交換機内でのセルのフォーマ
ットの一実施形態である。交換機内でのセルは、その先
頭に2バイトのタグ情報が付加されており、そのタグ情
報に続いてヘッダおよび情報フィールド(ペイロード)
が格納される。タグ情報は、VCI 変換テーブル13から
読み出したものである。
【0030】属性表示タグは、当該セルが、ポイント対
ポイント通信であるのかポイント対マルチポイント通信
であるのかを表示するビット等からなる。スイッチタグ
は、ATM スイッチ12内でセルが通過するルート(パ
ス)を指定する。品質制御タグは、品質クラスを指定す
る。品質クラスの分類として、たとえば、ATM フォーラ
ムで提案されている5つのカテゴリを用いれば、品質制
御タグは、3ビットの情報とすればよい。回線タグは、
出力回線を指定する。
【0031】このように、セルが交換機に入力されると
きに付与されるタグ情報には、品質クラスを指定する品
質制御タグ(品質クラス番号)が設定されている。した
がって、入力セルのタグ情報を検出すれば、そのセルの
品質クラスを認識できる。図3において、品質クラスフ
ィルタ22−1,22−2,...,22−nは、入力
セルのタグ情報を検出し、そのセルを通過させるか否か
を判断する。このことにより、各セルを、そのセルの品
質クラスに対応するセルバッファ21−1,21−
2,...,21−nに書き込むことができる。
【0032】図6は、品質制御用バッファのブロック図
である。なお、図6においては、図3に示す品質クラス
フィルタ22−1,22−2,...,22−nの後段
の構成を示している。
【0033】品質制御用バッファは、品質クラス毎に設
けられる個別部とすべての品質クラスに共通に設けられ
る共通部とからなる。各品質クラスの個別部の構成は、
互いに同じであるので、ここでは、品質クラス1につい
て説明する。
【0034】品質クラスフィルタ22−1を通過したセ
ルは、セルバッファ21−1に書き込まれる。バッファ
長計測カウンタ31−1は、セルバッファ21−1のバ
ッファ長(セルバッファ21−1に格納されているセル
数)を計測する。バッファ長計測カウンタ31−1は、
セルバッファ21−1にセルが書き込まれたときにカウ
ンタ値をインクリメントし、読出し35−1がセルバッ
ファ21−1からセルを読み出したときにそのカウンタ
値をデクリメントする。
【0035】閾値設定部32−1は、ソフトウェアによ
り品質クラス1の閾値を設定する。閾値の決定方法につ
いては後述する。セルカウンタ33−1は、時間経過、
および品質クラス1のセルの入出力に従って計数動作す
るカウンタである。セルカウンタ33−1の動作につい
ては後述詳しく説明する。比較器34−1は、セルカウ
ンタ33−1のカウンタ値と閾値設定部32−1に設定
されている閾値とを比較し、その比較結果を読出し部3
5−1に通知する。読出し部35−1は、時間経過およ
び各種制御信号に従ってセルバッファ21−1からセル
を読み出す。
【0036】共通部としては、オーバライド指定部4
1、オーバライド制御部42および競合制御部43を設
ける。オーバライド指定部41は、オーバライド指定を
するか否かを品質クラス毎に設定する。複数の品質クラ
スに対してオーバライド指定をする場合には、その優先
順位も設定する。
【0037】図7は、オーバライド指定部41の設定例
である。同図に示す例では、品質クラスを5つに分類し
ており、品質クラス3〜5に対してオーバライド指定を
設定している。また、品質クラス5に対して最も高いオ
ーバライド優先権を与えている。
【0038】オーバライド制御部42は、セルバッファ
21−1,21−2,...,21−nのバッファ長お
よびオーバライド指定部41に設定されている情報に従
って所定の品質クラスの読出し部に対して読出し制御信
号を転送する。
【0039】競合制御部43は、競合優先情報を格納し
ている。競合優先情報は、複数の品質クラスにおいてセ
ルを読み出すことができる状態になったときに、どのセ
ルバッファからセルを読み出すかを指定する情報であ
る。この情報は、ソフトウェアが予め設定しておく。そ
して、競合制御部43は、各品質クラスのバッファ長計
測カウンタ31−1,31−2,...,31−nのカ
ウンタ値および比較器34−1,34−2,...,3
4−nの比較結果を受け取り、複数の品質クラスにおい
てセルを読み出すことができる状態になったことを認識
すると、競合優先情報に従って所定の品質クラスの読出
し部に読出し制御信号を転送する。
【0040】なお、図6においては、読出し部35−
1,35−2,...,35−nを品質クラス毎に独立
に示しているが、すべての品質クラスに対して共通に設
けるようにしてもよい。
【0041】図8は、品質制御用バッファの基本動作を
説明する図である。ここでは、1つの品質クラス(品質
クラス1とする)について説明する。品質クラス1に対
する閾値T1 は、3.25に設定されている。閾値T1
は、下記(1) 式を用いて決定する。 閾値T1 = 帯域PB/帯域RB1 ・・・(1) 式 帯域PBは、出線の物理帯域である。ここで説明する品
質制御用バッファを図2に示すATM スイッチ12の入力
側(多重集線部)に設ける品質制御用バッファ60とす
ると、出線の物理帯域は、2.4Gbpsである。帯域RB
1 は、品質クラス1が要求する品質を保証するために必
要な帯域である。各品質クラスが要求する品質(セル廃
棄率など)は、予め設定してある。また、各呼を確立す
るときに申告される転送レートは、CAC が管理してい
る。したがって、これらの情報を参照することにより、
各品質クラスが要求する品質を保証するために必要な帯
域を知ることができる。この例では、帯域RB1 =0.
7385Gbpsである。よって、閾値T1 =2.4/0.
7385=3.25が得られる。
【0042】セルカウンタ33−1のカウンタ値C1
は、基本的に、下記の規則(a) 〜(c)に従って変化す
る。ただし、後述する競合制御およびオーバライド制御
においては、下記規則が適用されない場合もある。 (a) 1タイムスロット毎にインクリメント(1カウント
アップ) (b) あるタイムスロットにおいてセルバッファ22−1
からセルを読み出したときには、インクリメントするこ
となく、閾値T1 (3.25)だけカウントダウンする (c) カウンタ値C1 が閾値T1 以上であれば、上記(a)
のインクリメントを行わない 次に、セル読出しアルゴリズムを具体的に説明する。図
8では、セル51〜56がセルバッファ22−1に書き
込まれたときのカウンタ値C1 および読出し動作を示し
ている。なお、ここでは、タイムスロット0においてカ
ウンタ値C1 が0であるとする。1タイムスロット時間
は、出線の物理帯域を2.4Gbpsとすると、たとえば、
約180nsecである。
【0043】セルバッファ22−1からセルを読み出す
ための条件としては、以下の2つが設定されている。た
だし、条件(a) は、後述するオーバライド制御において
無視される場合もある。 (a) カウンタ値C1 が閾値T1 以上である (b) セルバッファ22−1にセルが格納されている 上記条件(a) を満たすとき、品質クラス1に対してセル
読み出す権利が与えられる。また、上記(a) および(b)
を満たすとき、品質クラス1が「セルを読み出すことが
できる状態」になる。換言すれば、上記条件(a) または
(b) の少なくとも一方が満たされない場合、品質クラス
1は「セルを読み出すことができきない状態」となる。
なお、複数の品質クラスが同時に「セルを読み出すこと
ができる状態」となった場合は、後述する競合制御にお
いて説明する。
【0044】カウンタ値C1 は、1タイムスロット時間
が経過するごとに1ずつカウントアップされ、タイムス
ロット4において閾値T1 よりも大きな値となる。これ
により、読出し部35−1は、タイムスロット4におい
て、セルバッファ22−1からセルを読み出す権利が与
えられる。このとき、セルバッファ22−1にはセル5
1が格納されているので、読出し部35−1は、セル5
1を読み出して出線に出力する。同時に、カウンタ値C
1 が閾値T1 だけカウントダウンされる。すなわち、タ
イムスロット4において、カウンタ値C1 は0.75
(4−3.25=0.75)となる。
【0045】以降、同様の動作を繰り返す。すなわち、
タイムスロット毎にカウンタ値C1を1ずつカウントア
ップし、カウンタ値C1 が閾値T1 以上となったときに
セルバッファ22−1にセルが格納されていれば、その
セルを読み出して出線に出力するとともに、カウンタ値
C1 を閾値T1 だけカウントダウンする。
【0046】カウンタ値C1 が閾値T1 以上となったと
き(タイムスロット4、7、10、13)に、セルバッ
ファ22−1に常にセルが格納されているとすると、セ
ルを読み出す間隔は閾値T1 に一致する。図8に示す例
では、タイムスロット0〜タイムスロット13の期間に
4個のセルを読み出している。したがって、セルを読み
出す間隔の平均値は、13/4=3.25となり、閾値
T1 と一致する。
【0047】タイムスロット17においてセル55を読
み出した後、カウンタ値C1 はカウントアップされてい
く。そして、タイムスロット20において、カウンタ値
C1は閾値T1 以上となり、読出し部35−1は、セル
バッファ22−1からセルを読み出す権利が与えられ
る。しかし、このとき、セルバッファ22−1にはセル
が格納されていないので、セルを読み出すことができな
い。このように、カウンタ値C1 が閾値T1 以上である
ときに、セルバッファ22−1にセルが格納されていな
い場合には、カウンタ値C1 はインクリメントされずに
そのままの値が保持される。
【0048】この後、カウンタ値C1 は、セルバッファ
22−1にセルが書き込まれるまでその値が保持される
が、保持される値は閾値T1 以上であるので、読出し部
35−1は、常にセルバッファ22−1からセルを読み
出す権利が与えられた状態となっている。したがって、
セルバッファ22−1にセル56が書き込まれると、セ
ル56は即座に読み出される。
【0049】カウンタ値C1 が閾値T1 以上であり、か
つ、セルバッファ22−1にセルが格納されていない場
合に、カウンタ値C1 をインクリメントしない理由は以
下の通りである。すなわち、もし、カウンタ値C1 が閾
値T1 以上であり、かつ、セルバッファ22−1にセル
が格納されていない場合にカウンタ値C1 をタイムスロ
ット毎にインクリメントすると、セル入力がなければ、
カウンタ値C1 は大きな値となってしまう。一例とし
て、カウンタ値C1 が40にまでカウントアップされた
状態を想定する。
【0050】この状態において、多量のセルがバースト
的に入力されてセルバッファ22−1に書き込まれる
と、カウンタ値C1 は閾値T1 以上であるので、セルバ
ッファ22−1からセルが1つ読み出されるとともに、
カウンタ値C1 が閾値T1 だけカウントダウンされる。
このことにより、カウンタ値C1 は36.75(40−
3.25=36.75)となる。次タイムスロットにお
いても、カウンタ値C1は閾値T1 以上であるので、セ
ルバッファ22−1からセルが1つ読み出され、カウン
タ値C1 は閾値T1 だけカウントダウンされて、33.
5(36.75−3.25=33.5)になる。以降、
カウンタ値C1 が閾値T1 よりも小さくなるまで連続し
てセルバッファ22−1からセルが読み出される。この
例では、12タイムスロット連続してセルバッファ22
−1からセルが読み出されることになる。
【0051】このように、ある品質クラスにおいて連続
してセルが読み出されると、その品質クラスのセル転送
に使用される帯域が、その品質クラスの要求する品質を
保証するために必要な帯域を越えてしまう。この場合、
この品質制御用バッファから出力されるセルを受信する
装置(たとえば、ATM スイッチ)においてセル廃棄が発
生する可能性が高くなる。
【0052】カウンタ値C1 が閾値T1 以上であり、か
つ、セルバッファ22−1にセルが格納されていない場
合に、カウンタ値C1 をインクリメントしない理由は、
上述のようなセル廃棄を回避するためである。
【0053】本実施形態の品質制御用バッファは、上述
のようなカウンタ値の制御により、各品質クラスのセル
転送レートを閾値によって規定している。このため、上
述のようなセル廃棄を防ぐことができる。ただし、後述
する競合が発生した場合は、カウンタ値の制御方法が異
なる。
【0054】次に、競合制御について説明する。本実施
形態の品質制御用バッファは、複数の品質クラスのそれ
ぞれに対してセルバッファを設け、所定の条件に従っ
て、それらセルバッファからセルを読み出す構成であ
る。しかしながら、1タイムスロットにおいて読み出す
ことができるセルは、1つのみであるので、2つ以上の
品質クラスにおいてセルバッファからセルを読み出せる
状態となると、品質クラス間で競合が発生する。
【0055】図9は、競合制御を説明する図である。図
9では、2つの品質クラスの間の競合を説明する。品質
クラス1および品質クラス2は、それぞれ閾値として、
T1=3.25およびT2 =3.0が設定されている。
また、各品質クラスに対しては、予め競合優先情報が設
定されている。ここでは、品質クラス1に対して高い競
合優先権が与えられており、品質クラス1と品質クラス
2との間で競合が発生した場合、品質クラス1のセルを
読み出すものとする。なお、品質クラス1および品質ク
ラス2に対してそれぞれ設けられるセルカウンタのカウ
ンタ値をそれぞれC1 およびC2 とする。
【0056】競合が発生していないときには、品質クラ
ス1および品質クラス2において、それぞれ図8を参照
しながら説明した動作でセルを読み出して出線に出力す
る。すなわち、1タイムスロット毎に各カウンタ値C1
およびC2 を1ずつカウントアップ(インクリメント)
し、カウンタ値C1 が閾値T1 以上となったときにセル
バッファ22−1にセルが格納されていればそのセルを
読み出し、カウンタ値C2 が閾値T2 以上となったとき
にセルバッファ22−2にセルが格納されていればその
セルを読み出す。
【0057】品質クラス1と品質クラス2との間で競合
が発生した場合は、高い競合優先権が与えられている品
質クラス1のセルを読み出す。たとえば、タイムスロッ
ト17では、カウンタ値C1 およびC2 がそれぞれ閾値
T1 およびT2 以上となっており、かつ、セルバッファ
22−1および22−2にそれぞれセルが格納されてい
る。すなわち、品質クラス1および品質クラス2が共に
「セルを読み出すことができる状態」になっており、競
合が発生している。この場合、セルバッファ22−1に
格納されているセルを読み出す。
【0058】タイムスロット17において、セルバッフ
ァ22−1に格納されているセルを読み出すと、カウン
タ値C1 は閾値T1 だけカウントダウンされる。一方、
品質クラス2においては、セルは読み出されず、カウン
タ値C2 は1だけカウントアップされる。
【0059】競合が発生していないときには、図7を参
照しながら説明したように、ある品質クラスのカウンタ
値が閾値以上であれば、そのカウンタ値は時間経過によ
ってカウントアップされることはない。ところが、競合
が発生し、その競合によってセルを読み出すことができ
なかった品質クラスにおいては、そのセルを読み出すこ
とができなかったタイムスロットにおいて、カウンタ値
を1カウントアップする。
【0060】このように、競合によってセルを読み出す
ことができなかった品質クラスにおいて、そのタイムス
ロットでカウンタ値をカウントアップすれば、セルを読
み出す間隔の平均値を閾値に従うように制御できる。た
とえば、品質クラス2では、タイムスロット17におい
てカウンタ値C2 を3から4へカウントアップしてい
る。タイムスロット18では、セルバッファ22−2か
らセルが読み出され、カウンタ値C2 は閾値T2 だけカ
ウントダウンされて1になる。この後、カウンタ値C2
はタイムスロット毎に1ずつカウントアップされ、タイ
ムスロット20において3になる。ここで、閾値T2 は
3であるので、カウンタ値C2 が閾値T2以上(「以
上」は、「一致」を含む)となるので、セルバッファ2
2−2に格納されているセルが読み出される。この結
果、品質クラス2においては、タイムスロット14〜2
0において、2つのセルを読み出したことになる。この
期間のセルの読出し間隔を平均化すれば、3タイムスロ
ット毎に1つのセルを読み出すことになり、閾値T2 に
一致する。
【0061】上記読出し動作を競合がなかった場合の動
作と比較する。競合がなかったとすると、品質クラス2
では、タイムスロット17においてセルバッファ22−
2からセルが読み出され、カウンタ値C2 が0にカウン
トダウン(点線で示す)される。この後、カウンタ値C
2 はタイムスロット毎に1ずつカウントアップされ、タ
イムスロット20において3になる。そして、タイムス
ロット20においてセルバッファ22−2から次のセル
が読み出される。このように、競合がない場合において
も、タイムスロット14〜20に2つのセルを読み出す
ことになり、競合が発生した場合と同じになる。
【0062】このように、競合によって品質クラス2セ
ルを読み出すことができなかった場合には、品質クラス
1のセルが読み出されないタイムスロットまで品質クラ
ス2の読出し処理が待たされるが、平均化すれば、品質
クラス2の読出し速度の上限は、閾値T2 によって規定
される値となる。
【0063】次に、オーバライド制御について説明す
る。上述の説明では、ある品質クラスのセルカウンタの
カウンタ値がその品質クラスに対して設定されている閾
値以上となった場合に、その品質クラスに対してセルを
読み出す権利が与えられる方式を示した。しかしなが
ら、この方式では、いくつかの品質クラスにおいてセル
バッファにセルが格納されていても、それらの品質クラ
スのカウンタ値が閾値よりも小さければ、それらのセル
は読み出されない。
【0064】オーバライド制御は、セルを読み出すこと
ができる状態にある品質クラスがないときに、指定され
た品質クラスにおいて、セルカウンタのカウンタ値とは
無関係にセルを読み出せるようにした方式である。すな
わち、ある指定された品質クラスにおいて、セルカウン
タのカウンタ値が閾値よりも小さいにもかかわらずセル
バッファからセルを読み出せるようにした方式を「オー
バライド読出し」と呼ぶ。
【0065】図10は、オーバライド制御を説明する図
である。図10において、品質クラス1および2につい
ては図9と同じ動作をしており、ここでは、セル出力の
みを示している。品質クラス3に対する閾値は、T3 =
5.0が設定されている。また、品質クラス3に対して
設けられるセルカウンタのカウンタ値をC3 とする。さ
らに、品質クラス1に対して最も高い競合優先権が与え
られており、品質クラス3の競合優先権が最も低く設定
されている。
【0066】品質クラス3に対しては、「オーバライド
読出し」が設定されている。この設定は、図6に示すオ
ーバライド指定部41に記憶される。品質クラス3に対
して「オーバライド読出し」が設定されると、品質クラ
ス1および2においてセル読出しが行われないタイムス
ロット(空きタイムスロット)では、カウンタ値C3が
閾値T3 よりも小さくても品質クラス3のセルを読み出
すことができる。
【0067】以下、図10を参照しながらオーバライド
制御について具体的に説明する。タイムスロット1およ
び6では、カウンタ値C3 が閾値T3 以上となり、図8
を参照しながら説明した方式と同様に、品質クラス3の
セルが読み出される。また、タイムスロット4および7
では、品質クラス1のセルが読み出され、タイムスロッ
ト2、5、および8では、品質クラス2のセルが読み出
される。
【0068】ところが、タイムスロット3および9にお
いて、品質クラス1および2では、上述した条件(a) ま
たは(b) を満たしていないため、セルは読み出されな
い。また、このとき、品質クラス3のカウンタ値C3 は
T3 よりも小さい。このため、オーバライド読み出しを
行わないとすると、タイムスロット3および9は空きタ
イムスロットとなる。オーバライド読出しは、このよう
な空きタイムスロットを利用する。すなわち、タイムス
ロット3または9において、品質クラス3のセルバッフ
ァにセルが格納されていれば、そのセルが読み出されて
空きタイムスロットに出力される。
【0069】タイムスロット3では、品質クラス3のオ
ーバライド読出しを行うことができるが、セルバッファ
にセルが格納されていないので、セルは出力されない。
タイムスロット9では、品質クラス3のセルバッファに
セルが格納されているので、そのセルが読み出されて出
力される。
【0070】図8または図9を参照しながら説明した通
常のセル読出し処理(オーバライド読出し以外のセル読
出し)を行う場合は、上述したように、セルカウンタの
カウンタ値を閾値だけカウントダウンする。ところが、
オーバライド読出しを行ったときには、カウンタ値を閾
値だけカウントダウンする処理は行わず、(1) カウンタ
値を1だけカウントアップする、(2) カウンタ値をその
まま保持する、(3) カウンタ値を0にする、のいずれか
1つを行う。図10では、カウンタ値を1だけカウント
アップする方式を示している。
【0071】オーバライド読み出しを指定するサービス
としては、たとえば、コンピュータ間のデータ通信など
が有効である。このようなデータ通信は、転送遅延に関
する品質の要求は厳しくないので、競合優先権を低く設
定するとともにオーバライドライド読出しを指定する。
このような設定とすれば、上記データ通信において転送
されるセルは、競合優先権を高く設定したサービス(た
とえば、音声通信や動画通信)のセル読出しが無いとき
に限って、閾値で規定する読出し間隔よりも短い間隔で
読み出すことができる。したがって、空き帯域を利用し
てデータを効率よく送ることができる。
【0072】図10に示す例では、1つの品質クラスに
対してオーバライド読み出しを指定しているが、複数の
品質クラスに対して指定することもできる。この場合、
オーバライド読出しを指定した複数の品質クラスに対し
て、オーバライド優先権を設定する。図7に示す例で
は、5つの品質クラスを有する品質クラス制御用バッフ
ァにおいて品質クラス3〜5に対してオーバライド指定
を設定しており、品質クラス5、4、3という順番に高
いオーバライド優先権を与えている。
【0073】このような設定がされている場合、オーバ
ライド読出しを行うときには、品質クラス5のセルを読
み出す。品質クラス5にセルが格納されていなければ、
品質クラス4のセルを読み出す。品質クラス5および4
にセルが格納されていなければ、品質クラス3のセルを
読み出す。
【0074】図11は、品質制御用バッファにおける遅
延に関するシミュレーション結果である。このシミュレ
ーションでは、品質クラス数を2とし、出線の物理帯域
を149.76Mbps(353207セル/秒)としてい
る。また、各品質クラスのセルバッファにおいてオーバ
ーフローが発生しないものとしている。品質クラス1お
よび2の伝送路使用率は、ともに90パーセントであ
る。また、品質クラス1および2の読出し速度は、それ
ぞれ10Mbps、139.76Mbpsである。これらの読出
し速度は、上記(1) 式の帯域RBに相当する。
【0075】方式1は、単一のセルバッファに品質クラ
ス1および2のセルを格納する方式である。方式2は、
品質クラス1用のセルバッファおよび品質クラス2用の
セルバッファに対して固定的に読出し帯域を割り当てる
方式である。方式3−1は、品質クラス1に対して高い
競合優先権を与えるとともに、品質クラス1をオーバラ
イド指定する方式である。方式3−2は、品質クラス1
に対して高い競合優先権を与えるとともに、品質クラス
2をオーバライド指定する方式である。
【0076】図11に示すように、オーバライド制御を
導入することにより、全体の遅延を小さくすることがで
き、効率的に品質制御を行うことができる。図12は、
セル読出し処理の動作フローチャートである。このフロ
ーチャートは、1タイムスロット内での動作を示す。こ
こでは、品質クラス1に対して最も高い競合優先権を与
えており、以下、順番に品質クラス2,3,...に対
して競合優先権に関する優先度を下げていく。
【0077】ステップS1では、品質クラスとして「i
=1」を指定する。ステップS2では、品質クラスiの
カウンタ値Ci が閾値Ti 以上か否かを調べる。カウン
タ値Ci が閾値Ti よりも小さければ、ステップS3に
おいてカウンタ値Ci をインクリメントしてステップS
5へ進む。また、カウンタ値Ci が閾値Ti 以上であれ
ば、ステップS4において品質クラスiにセルが格納さ
れていないと判断されると、ステップS5へ進む。
【0078】ステップS5では、すべての品質クラスに
対して上記S2〜S4の処理を実行したか否かを調べ、
上記処理を実行していない品質クラスがあれば、ステッ
プS6において「i=i+1」としてステップS2へ戻
り、すべての品質クラスに対して上記処理を実行してい
れば、ステップS21へ進む。
【0079】ステップS4において、品質クラスiにセ
ルが格納されていたと判断された場合には、ステップS
11において、そのセルを読み出すとともに、ステップ
S12において、カウンタCi を閾値Ti だけカウント
ダウンする。
【0080】ステップS13では、品質クラスiよりも
競合優先権が高い品質クラスついては、カウンタ値Cj
が閾値Tj よりも小さい場合のみ、カウンタ値Cj をイ
ンクリメントする。一方、品質クラスiよりも競合優先
権が低い品質クラスについては、カウンタ値Cj が閾値
Tj よりも小さい場合にカウンタ値Cj をインクリメン
トするとともに、セルバッファにセルが格納されている
場合には、カウンタ値Cj が閾値Tj 以上であってもカ
ウンタ値Cj をインクリメントする。
【0081】ステップS21では、オーバライド読出し
が指定されている品質クラスがあるか否かを調べる。オ
ーバライド読出しが指定されている品質クラスがなけれ
ば、このタイムスロットの処理を終了する。この場合、
このタイムスロットではセルは読み出されない。オーバ
ライド読出しが指定されている品質クラスがあれば、オ
ーバライドモードに移り、ステップS22において、最
も高いオーバライド優先権が与えられている品質クラス
nを検出する。
【0082】ステップS23では、品質クラスnにセル
が格納されているか否かを判断し、格納されていれば、
ステップS24でそのセルを読み出してこのタイムスロ
ットの処理を終了する。
【0083】品質クラスnにセルが格納されていない場
合には、ステップS25において、オーバライド読出し
が指定されているすべての品質クラスに対して上記ステ
ップS23以降の処理を行ったか否かを調べる。すべて
の品質クラスに対して上記処理が実行されていれば、こ
のタイムスロットの処理を終了する。一方、上記処理が
実行されていないオーバライド読出しが指定された品質
クラスがあれば、ステップS26において、オーバライ
ド読出しが指定されている他の品質クラスを検出してス
テップS23へ戻る。
【0084】図13は、品質制御用バッファをATM スイ
ッチの入力側(多重集線部)に設けた構成を示す図であ
る。図2に示す品質制御用バッファ60に対応する。多
重部61は、n本の入線から入力されるセルを多重化
し、フィルタ62−1〜62−nへ転送する。フィルタ
62−1〜62−nは、各入力セルのタグ情報を参照
し、それぞれ品質クラス1〜nのセルを通過させる。セ
ルバッファ63−1〜63−nは、それぞれフィルタ6
2−1〜62−nを通過したセルを格納する。読出し部
64は、図12を用いて説明した方式により、セルバッ
ファ63−1〜63−nからセルを読み出して出線に出
力する。なお、読出し部64は、図6に示すバッファ長
計測カウンタ31、閾値設定部32、セルカウンタ3
3、比較器34、読出し部35、オーバライド指定部4
1、オーバライド制御部42、競合制御部43を含む。
【0085】読出し部64は、出線の物理帯域(図13
では、Vと記しているが、例えば、2.4Gbps)に対し
て各品質クラスの読出し帯域を割り当てる。品質クラス
毎の読出し帯域は、各品質クラスが要求する遅延やセル
廃棄率などの品質を保証する帯域とする。
【0086】ところで、呼を確立するときは、使用帯域
およびサービス種別が申告される。このサービス種別に
よって品質クラスが決まるので、その呼に対する遅延や
セル廃棄率などの品質が認識される。そして、申告され
た使用帯域を用いて、その呼が要求するサービスの品質
を保証できる帯域を計算する。ここで、すべての呼に関
する情報はCAC によって管理されているので、各品質ク
ラスが要求する品質を保証する帯域を算出することがで
きる。
【0087】たとえば、品質制御用バッファの出線の物
理帯域を2.4Gbps、品質クラス数を3とする。ここ
で、品質クラス1〜3の読出し帯域を、それぞれ0.9
Gbps、0.3Gbps、0.9Gbpsとすると、品質クラス1
〜3の閾値T1 〜T3 は、それぞれ2.67、8.0、
2.67となる。このようにして閾値が設定されると、
品質クラス1〜3の読出し間隔の平均値は、それぞれ
2.67タイムスロット、8.0タイムスロット、2.
67タイムスロットに制限される。
【0088】図14は、品質制御用バッファを用いてAT
M スイッチを構成した例を示す図である。同図に示すAT
M スイッチは、n×nスイッチであり、図14に示す品
質制御用バッファ60をn個設けることによって構成す
ることができる。
【0089】図15は、品質制御用バッファをATM スイ
ッチの出力側(多重分離部)に設けた構成を示す図であ
る。同図においては、ATM スイッチ12の出力をm本の
出線に分離する構成を示している。品質制御用バッファ
70−1〜70−mは、基本的には、図13に示した多
重集線部の品質制御用バッファ60と同じである。
【0090】出線1用フィルタ71は、ATM スイッチ1
2から出力されたセルのうち、そのタグ情報によって出
線1が指定されているセルのみを通過させる。セルバッ
ファ72−1〜72−nは、それぞれ品質クラス1〜n
のセルを格納する。ここで、図13に示したフィルタ6
2−1〜62ーnを省略している。読出し部73は、図
12を用いて説明した方式により、セルバッファ72−
1〜72−nからセルを読み出して出線に出力する。
【0091】図16は、セル間隔のゆらぎを吸収する品
質制御用バッファの動作を説明する図である。セル入力
タイミングは、図8に示した例と同じである。この方式
では、各品質クラスに対して閾値を2つ設定する。図1
6に示す例では、閾値T11=3.25および閾値T12=
4.25を設定している。
【0092】タイムスロット毎にカウンタ値C1 が1ず
つカウントアップされる。カウンタ値C1 が閾値T11以
上になったときにセルバッファ22−1にセルが格納さ
れていれば、そのセルを読み出すとともに、カウンタ値
C1 を閾値T11だけカウントダウンする。この動作は、
図8に示したものと同じである。
【0093】カウンタ値C1 が閾値T11以上になったタ
イムスロットにおいて、セルバッファ22−1にセルが
格納されていなければ、カウンタ値C1 と閾値T12とを
比較する。たとえば、タイムスロット20に示すよう
に、カウンタ値C1 が閾値T12よりも小さければ、カウ
ンタ値C1 を1だけカウントアップする。一方、タイム
スロット21に示すように、カウンタ値C1 が閾値T12
以上であれば、カウンタ値C1 をそのまま保持する。こ
の後、タイムスロット22において、セル56がセルバ
ッファ22−1に格納された状態になると、そのセル5
6を読み出すとともに、カウンタ値C1 を閾値T11だけ
カウントダウンする。
【0094】図8と図16とを比較する。図8において
は、セル56を読み出した後、3タイムスロット後にカ
ウンタ値C1 が閾値T1 以上となるのに対し、図16で
は、セル56を読み出してから2タイムスロット後にカ
ウンタ値C1 が閾値T11以上となる。すなわち、図16
に示す方式では、図8に示す方式と比べて、1タイムス
ロットだけ早くセルを読み出すことができる状態にな
る。したがって、図16に示す方式では、品質制御用バ
ッファに入力されるセルの間隔にゆらぎが生じた場合、
図8に示す方式と比べて、そのゆらぎを1タイムスロッ
トだけ多く吸収できる。
【0095】図17は、共通バッファを用いた品質制御
用バッファの構成図である。上述した構成においては、
品質クラス毎にセルバッファを設け、入力セルをその品
質クラスに応じて所定のセルバッファに格納していた。
これに対して、図17に示す共通バッファ構成では、入
力セルをすべて共通バッファに格納し、その共通バッフ
ァへの書込みアドレスを品質クラス毎に管理する。
【0096】共通バッファ81は、入線から入力される
セルを格納し、その格納アドレスをアドレスバッファ部
83へ通知する。品質クラス検出部82は、入力セルの
品質クラスを検出し、その結果をアドレスバッファ部8
3へ通知する。
【0097】アドレスバッファ部83は、品質クラス毎
に設けられたアドレスバッファ84−1〜84−nを有
する。そして、共通バッファ81に書き込まれたセルの
書込みアドレスを、そのセルの品質クラスに従って所定
のアドレスバッファ84−1〜84−nに格納する。た
とえば、品質クラス1のセルが入力されると、そのセル
の共通バッファ81への書込みアドレスがアドレスバッ
ファ84−1に格納される。
【0098】読み出し制御部85は、図12に示す方式
に従って、アドレスバッファ84−1〜84−nから書
込みアドレスを取り出し、その書込みアドレスを用いて
共通バッファ81からセルを読み出す。
【0099】上述のような共通バッファ構成とすれば、
セルを格納するためのメモリ容量を小さくすることがで
きる。
【0100】
【発明の効果】様々な通信サービスを統合的に扱うネッ
トワークにおいて、各通信サービスが要求する品質を保
証するための制御方式を提供することにより、ユーザに
快適な通信サービスを提供する。また、各品質クラスの
品質を保証しながら、特定の品質クラスのセルを空きタ
イムスロットを利用して転送できるようにしたので、交
換機および伝送路の使用効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明する図である。
【図2】ATM 網の構成図である。
【図3】品質制御用バッファの概念を説明する図であ
る。
【図4】(a) は、回線上でのセルのフォーマットであ
り、(b) は、交換機内でのセルのフォーマットである。
【図5】VCI 変換テーブルを模式的に示した図である。
【図6】品質制御用バッファのブロック図である。
【図7】オーバライド指定部の設定例である。
【図8】品質制御用バッファの基本動作を説明する図で
ある。
【図9】競合制御を説明する図である。
【図10】オーバライド制御を説明する図である。
【図11】品質制御用バッファにおける遅延に関するシ
ミュレーション結果である。
【図12】セル読出し処理の動作フローチャートであ
る。
【図13】品質制御用バッファをATM スイッチの入力側
(多重集線部)に設けた構成を示す図である。
【図14】品質制御用バッファを用いてATM スイッチを
構成した例を示す図である。
【図15】品質制御用バッファをATM スイッチの出力側
(多重分離部)に設けた構成を示す図である。
【図16】入力セル間隔のゆらぎを吸収する品質制御用
バッファの動作を説明する図である。
【図17】共通バッファを用いた品質制御用バッファの
構成図である。
【図18】ATM 網における従来の品質管理方式を説明す
る図である。
【符号の説明】
12 ATM スイッチ 13 VCI 変換テーブル 21−1〜21−n セルバッファ 22−1〜22−n 品質クラスフィルタ 23 読出しスケジューラ 31−1〜31−n バッファ長計測カウンタ 32−1〜32−n 閾値設定部 33−1〜33−n セルカウンタ 34−1〜34−n 比較器 35−1〜35−n 読出し部 41 オーバライド指定部 42 オーバライド制御部 43 競合制御部 60、70 品質制御用バッファ 81 共通バッファ 82 品質クラス検出部 83 アドレスバッファ部 84−1〜84ーn アドレスバッファ 85 読出し制御部

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ルーティング情報を含むヘッダ部と転送
    情報を格納する情報部とから構成される固定長パケット
    をそのルーティング情報に従って自律的に交換するネッ
    トワークにおいて、そのネットワークで提供される通信
    サービスを複数の品質クラスに分類しそれら品質クラス
    の品質を制御する品質制御方式において、 品質クラス毎に設けられ、固定長パケットを格納する複
    数のバッファと、 上記複数のバッファの各々に対して設けられ、それぞれ
    所定の閾値が設定されている複数のカウンタと、 1つの固定長パケットを処理するための単位時間ごとに
    上記複数のカウンタの各カウンタ値をインクリメントす
    るとともに、カウンタ値が閾値以上であるカウンタに対
    応するバッファから固定長パケットを読み出してそのカ
    ウンタのカウンタ値をその閾値だけカウントダウンする
    制御手段と、 を有することを特徴とする品質制御方式。
  2. 【請求項2】 上記制御手段は、カウンタ値が閾値以上
    であるカウンタに対応するバッファに固定長パケットが
    格納されていない場合には、そのカウンタのカウンタ値
    をインクリメントしないことを特徴とする請求項1に記
    載の品質制御方式。
  3. 【請求項3】 上記各カウンタに対して設定する閾値を
    Ti (i=1,2,3,...)、各品質クラスが要求
    する品質を保証できる帯域をRBi 、出線の物理帯域を
    PBとした場合、各閾値を下記(1) 式で設定することを
    特徴とする請求項1に記載の品質制御方式。 Ti =PB/RBi ・・・(1) 式
  4. 【請求項4】 上記複数の品質クラスの各々に対して競
    合優先度情報を設定しておき、2つ以上のバッファにお
    いて固定長パケットが格納されておりかつそれら2つ以
    上のバッファに対応するカウンタのカウンタ値がそれぞ
    れその閾値以上である場合には、上記制御手段は、上記
    2つ以上のバッファのうち最も高い競合優先度が設定さ
    れている品質クラスのバッファから固定長パケットを読
    み出すことを特徴とする請求項1に記載の品質制御方
    式。
  5. 【請求項5】 上記制御手段は、上記最も高い競合優先
    度が設定されている品質クラス以外の品質クラスに対応
    する各カウンタのカウンタ値をそれぞれインクリメント
    することを特徴とする請求項4に記載の品質制御方式。
  6. 【請求項6】 空きタイムスロットを優先的に使用でき
    る権利を所定の品質クラスに対して与えておき、 固定長パケットを読み出す状態にある品質クラスがなか
    ったときには、上記制御手段は、上記権利が与えられて
    いる品質クラスのバッファから固定長パケットを読み出
    すことを特徴とする請求項1または4に記載の品質制御
    方式。
  7. 【請求項7】 空きタイムスロットを優先的に使用でき
    る権利を予め複数の品質クラスに対して与え、それらの
    権利に優先順位を設定しておき、 固定長パケットを読み出す状態にある品質クラスがなか
    ったときには、上記制御手段は、上記権利が与えられて
    いる複数の品質クラスに対応するバッファでありかつ固
    定長パケットを格納しているバッファの中で上記権利の
    優先順位が最も高い品質クラスに対応するバッファから
    固定長パケットを読み出すことを特徴とする請求項1ま
    たは4に記載の品質制御方式。
  8. 【請求項8】 空きタイムスロットを優先的に使用でき
    る権利を所定の品質クラスに対して与えておき、 カウンタ値が閾値以上であるカウンタに対応するバッフ
    ァに固定長パケットが格納されていなければ、上記制御
    手段は、上記権利が与えられている品質クラスのバッフ
    ァから固定長パケットを読み出すことを特徴とする請求
    項1または4に記載の品質制御方式。
  9. 【請求項9】 上記制御手段は、上記権利が与えられて
    いる品質クラスのバッファから固定長パケットを読み出
    す処理に際して、その品質クラスのカウンタ値が閾値以
    下であった場合、そのカウンタ値をカウントダウンしな
    いことを特徴とする請求項6〜8のいずれか1つに記載
    の品質制御方式。
  10. 【請求項10】 上記制御手段は、上記権利が与えられ
    ている品質クラスのバッファから固定長パケットを読み
    出す処理に際して、その品質クラスのカウンタ値が閾値
    以下であった場合、そのカウンタ値を0にすることを特
    徴とする請求項6〜8のいずれか1つに記載の品質制御
    方式。
  11. 【請求項11】 上記権利を品質クラス毎に設定できる
    ことを特徴とする請求項6〜8のいずれか1つに記載の
    品質制御方式。
  12. 【請求項12】 品質クラス毎に、上記競合優先情報お
    よび上記空きタイムスロットを優先的に使用できる権利
    とを独立して設定できることを特徴とする請求項6〜8
    のいずれか1つに記載の品質制御方式。
  13. 【請求項13】 ルーティング情報を含むヘッダ部と転
    送情報を格納する情報部とから構成される固定長パケッ
    トをそのルーティング情報に従って自律的に交換するネ
    ットワークにおいて、そのネットワークで提供される通
    信サービスを複数の品質クラスに分類しそれら品質クラ
    スの品質を制御する品質制御方式において、 品質クラス毎に設けられ、固定長パケットを格納する複
    数のバッファと、 上記複数のバッファの各々に対して設けられ、それぞれ
    第1の閾値およびその第1の閾値よりも大きな第2の閾
    値が設定されている複数のカウンタと、 1つの固定長パケットを処理するための単位時間ごとに
    上記複数のカウンタの各カウンタ値をインクリメント
    し、カウンタ値が第1の閾値以上であるカウンタに対応
    するバッファに固定長パケットが格納されている場合に
    は、その固定長パケットを読み出すとともにそのカウン
    タのカウンタ値を第1の閾値だけカウントダウンし、カ
    ウンタ値が第2の閾値以上であるカウンタに対応するバ
    ッファに固定長パケットが格納されていない場合には、
    そのカウンタのカウンタ値をインクリメントしないよう
    に制御する制御手段と、 を有することを特徴とする品質制御方式。
  14. 【請求項14】 ルーティング情報を含むヘッダ部と転
    送情報を格納する情報部とから構成される固定長パケッ
    トをそのルーティング情報に従って自律的に交換するネ
    ットワークにおいて、そのネットワークで提供される通
    信サービスを複数の品質クラスに分類しそれら品質クラ
    スの品質を制御する品質制御方式において、 固定長パケットを格納する共通バッファと、 品質クラス毎に設けられ、固定長パケットを上記共通バ
    ッファへ書き込んだときの書込みアドレスを固定長パケ
    ットの品質クラスに応じて格納する複数のアドレスバッ
    ファと、 上記複数のアドレスバッファの各々に対して設けられ、
    それぞれ所定の閾値が設定されている複数のカウンタ
    と、 1つの固定長パケットを処理するための単位時間ごとに
    上記複数のカウンタの各カウンタ値をインクリメントす
    るとともに、カウンタ値が閾値以上であるカウンタに対
    応するアドレスバッファから書込みアドレスを取り出し
    てその書込みアドレスを用いて上記共通バッファから固
    定長パケットを読み出し、そのカウンタのカウンタ値を
    その閾値だけカウントダウンする制御手段と、 を有することを特徴とする品質制御方式。
  15. 【請求項15】 上記制御手段は、カウンタ値が閾値以
    上であるカウンタに対応するアドレスバッファに書込み
    アドレスが格納されていない場合には、そのカウンタの
    カウンタ値をインクリメントしないことを特徴とする請
    求項14に記載の品質制御方式。
  16. 【請求項16】 上記各カウンタに対して設定する閾値
    をTi (i=1,2,3,...)、各品質クラスが要
    求する品質を保証できる帯域をRBi 、出線の物理帯域
    をPBとした場合、各閾値を下記(2) 式で設定すること
    を特徴とする請求項14に記載の品質制御方式。 Ti =PB/RBi ・・・(2) 式
  17. 【請求項17】 上記複数の品質クラスの各々に対して
    競合優先度情報を設定しておき、2つ以上のアドレスバ
    ッファにおいて書込みアドレスが格納されておりかつそ
    れら2つ以上のアドレスバッファに対応するカウンタの
    カウンタ値がそれぞれその閾値以上である場合には、上
    記制御手段は、上記2つ以上のアドレスバッファのうち
    最も高い競合優先度が設定されている品質クラスのアド
    レスバッファから書込みアドレスを取り出すことを特徴
    とする請求項14に記載の品質制御方式。
  18. 【請求項18】 上記制御手段は、上記最も高い競合優
    先度が設定されている品質クラス以外の品質クラスに対
    応する各カウンタのカウンタ値をそれぞれインクリメン
    トすることを特徴とする請求項17に記載の品質制御方
    式。
  19. 【請求項19】 空きタイムスロットを優先的に使用で
    きる権利を所定の品質クラスに対して与えておき、 書込みアドレスを取り出すことができる状態にある品質
    クラスがなかったときには、上記制御手段は、上記権利
    が与えられている品質クラスのアドレスバッファから書
    込みアドレスを取り出すことを特徴とする請求項14ま
    たは17に記載の品質制御方式。
  20. 【請求項20】 空きタイムスロットを優先的に使用で
    きる権利を予め複数の品質クラスに対して与え、それら
    の権利に優先順位を設定しておき、 書込みアドレスを取り出すことができる状態にある品質
    クラスがなかったときには、上記制御手段は、上記権利
    が与えられている複数の品質クラスに対応するアドレス
    バッファでありかつ書込みアドレスを格納しているアド
    レスバッファの中で上記権利の優先順位が最も高い品質
    クラスに対応するアドレスバッファから書込みアドレス
    を取り出すことを特徴とする請求項14または17に記
    載の品質制御方式。
  21. 【請求項21】 空きタイムスロットを優先的に使用で
    きる権利を所定の品質クラスに対して与えておき、 カウンタ値が閾値以上であるカウンタに対応するアドレ
    スバッファに書込みアドレスが格納されていなければ、
    上記制御手段は、上記権利が与えられている品質クラス
    のアドレスバッファから書込みアドレス取り出すことを
    特徴とする請求項14または17に記載の品質制御方
    式。
  22. 【請求項22】 上記制御手段は、上記権利が与えられ
    ている品質クラスのアドレスバッファから書込みアドレ
    スを取り出す処理に際して、その品質クラスのカウンタ
    値が閾値以下であった場合、そのカウンタ値をカウント
    ダウンしないことを特徴とする請求項19〜21のいず
    れか1つに記載の品質制御方式。
  23. 【請求項23】 上記制御手段は、上記権利が与えられ
    ている品質クラスのアドレスバッファから書込みアドレ
    スを取り出す処理に際して、その品質クラスのカウンタ
    値が閾値以下であった場合、そのカウンタ値を0にする
    ことを特徴とする請求項19〜21のいずれか1つに記
    載の品質制御方式。
  24. 【請求項24】 上記権利を品質クラス毎に設定できる
    ことを特徴とする請求項19〜21のいずれか1つに記
    載の品質制御方式。
  25. 【請求項25】 品質クラス毎に、上記競合優先情報お
    よび上記空きタイムスロットを優先的に使用できる権利
    とを独立して設定できることを特徴とする請求項19〜
    21のいずれか1つに記載の品質制御方式。
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