JP2003529810A - 最後の発生とスライディング・ウィンドウ技術を用いる最小値及び最大値の決定システム及び方法 - Google Patents
最後の発生とスライディング・ウィンドウ技術を用いる最小値及び最大値の決定システム及び方法Info
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- JP2003529810A JP2003529810A JP2000607078A JP2000607078A JP2003529810A JP 2003529810 A JP2003529810 A JP 2003529810A JP 2000607078 A JP2000607078 A JP 2000607078A JP 2000607078 A JP2000607078 A JP 2000607078A JP 2003529810 A JP2003529810 A JP 2003529810A
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Description
表とスライディング・ウィンドウとを用いて1組のサンプル・パラメータ値から
最小値と最大値とを取得するシステム及び方法に関する。本発明は、セル優先順
位づけ方式を利用してネットワークを介して情報転送を処理するシステムにおい
て特に有用である。
は、その1組のパラメータ値から最小値と最大値とを計算することが必要となる
場合がしばしばある。従来のアプローチには、すべてのパラメータ値のメモリへ
の格納と、パラメータ値のソーティングと、ソートされた値のリストからの最小
値と最大値の取得が含まれる。新しいデータの連続追加をベースとするシステム
では、この従来のアプローチは、メモリ資源及び計算上のオーバーヘッドという
点から見て非常に時間がかかり、潜在的に非常に高いコストを要するものとなる
。
は最大値の決定を行う或るシステムが求められている。例えば、非同期転送モー
ド(ATM)と呼ばれる1つの特別な通信技術では、一般に、いくつかのスイッチ
あるいはノードを利用してソースと宛先終端局との間の情報セルの高速転送が促
進される。特定のノードが受け入れるセルと、そのノードが廃棄するセルとの区
別を行うために様々な方式が開発されてきた。各セルに対して優先度識別子を割
り当て、ノードが受信した他のセルに対してこの優先度識別子が相対的にセルの
重要性を示すようにする格付け方式を用いて、ノードが受信したセルを優先させ
ることが望ましい場合がある。高速、低オーバーヘッドの最小値及び/又は最大
値優先度識別子決定処理を利用するノードで情報収集戦略を実行することがさら
に望ましく思われる。
対する要望が存在し、この要望は時とともに大きくなっている。さらに、少ない
メモリ要件と処理用オーバーヘッドを必要とするアプローチに対する要望が存在
する。高速ATM交換機において利用可能となるようなアプローチに対する追加
的要望が存在する。本発明はこれらの要望およびその他の要望を満たすものであ
る。
決定するシステムと方法とを目的とするものである。最後の発生(TOLO表)表
がスライディング・ウィンドウ(フィルタ)と共に用いられ、スライディング・ウ
ィンドウの範囲内に入るいくつかのサンプル・パラメータ値から最小値及び/又
は最大値を決定する際、大幅なスピードアップと効率化が図られる。TOLO表
を用いて処理されるサンプル・パラメータの値は一般に離散的性質を持ち、様々
なとり得る値(例えばpi=p1,p2,...,pNなど)からなるN個の数値に限定
される。
数の離散パラメータ値の各離散パラメータ値のエントリを格納するパラメータ列
が含まれる。TOLO表にはまた、パラメータ列の中に設定されるパラメータ値
の各々と関連するデータの受信時刻を格納するエントリを出力するタイム・スタ
ンプ列も含まれる。或いは、タイム・スタンプ列の代わりに順序番号列を用いて
、パラメータ値が発生した順序またはパラメータ値を受信した順序に対応する数
値順エントリをその順序番号列に格納する場合もある。パラメータ値を受信する
毎に、タイム・スタンプすなわちパラメータ値と関連する順序番号エントリが現
在の時刻または順序番号に更新される。ある特定のパラメータ値の最も最近のす
なわち最後の発生はTOLO表の中に保存される。
、サイズや持続時間の調整を行うことができるスライディング・ウィンドウを用
いて取得することができる。スライディング・ウィンドウは、時間をベースとし
て、あるいは、サンプル・パラメータ値の選択された数によって設定することが
できる。スライディング・ウィンドウの範囲に入るパラメータ値は、適用可能パ
ラメータ値の最小値及び/又は最大値を決定するために走査される。TOLO表
はまた特定のパラメータ値の少なくとも1つの発生が、最小パラメータ値及び/
又は最大パラメータ値に加えて、スライディング・ウィンドウの範囲内に存在す
るかどうかを判定するための正確な基礎を与えるものである。
値/最大値決定方法論は、多種多様なアプリケーションで使用することができ、
特に、ATMネットワーク・アプリケーションで有用である。ATMサービス・
モデルの1つの実施例では、ネットワークを通じて伝送される他のセルに対して
相対的にセルの重要性を部分的に決定する優先値が各セル情報に対して割り当て
られる。ネットワーク・ノードは、セルの優先順位と、ノードによって計算され
た閾値優先順位とに基づいて、新しく着信するセルを受け入れたり、廃棄したり
する。必要な場合には、ネットワーク・ノードはノードの中で計算された一般的
閾値優先順位に関する情報をソースに与えることができる。この一般的閾値優先
順位を決定するための1つの可能な実現例には1組の計算された閾値優先順位の
間の最高優先順位の決定が含まれる。この情報を決定するためにTOLO表を利
用することができる。
利点も明らかとなる。
参照が行われ、これらの添付図面に、本発明を実施することができる様々な実施
例が例として示されている。
散パラメータ値(pi)から最小値及び/又は最大値を決定することがしばしば必
要となる。これらのパラメータ値は、規則的なまたは不規則な時間間隔(t=tj )で反復される何らかの測定や計算の結果として一般に生成され、次いで、p=
p(t=tj)のサンプル・パラメータ値(但しj=0,1,2,...,#)が算出さ
れる。図1には、所定の持続時間中1組のサンプル・パラメータ値から最小値と
最大値を決定するシステムの実施例が例示されている。
パラメータ値はシステム20の出力部21へ伝えられる。システム20は、パラ
メータ値または信号レベルを表すアナログ信号またはデジタル信号を生成するこ
とが可能な任意のシステムまたは装置を一般的に表すものであることが理解され
る。例えば、システム20は、システム20の出力部21において温度値信号を
生成する単純な温度測定システム20であってもよい。さらなる例として、シス
テム20は通信システムまたはネットワークであってもよく、通信システム20
の出力部21で出力されたパラメータ値(pi)はシステム・パラメータ値のいく
つかのタイプの中の1つを表すことができる。
pi)を一般に生成する。いずれの好適なシステムまたは装置についてもパラメー
タの索引化を行い、様々なフォーマットを持つようにすることができると理解す
べきである。例えば、好適なシステムによって、p1,p2,p3,...pNまた
はp0,p1,p2...pN-1の索引化用フォーマットに従ってパラメータ値出力
データを生成することができる。但し、Nは異なるパラメータ値あるいは一意的
パラメータ値の総数を表す。規則的な時間間隔または不規則な時間間隔で、シス
テム20の出力部21でパラメータ値(pi)を出力することができる。システム
20の出力部21へ伝えられたパラメータ値(pi)は、計算ユニット22の入力
装置23によって受信される。
OLO表がサポートされる。1つの実施例では、バッファ24の中でサポートさ
れるTOLO表には引数リスト列26とタイム・スタンプ列28とが含まれる。
別の実施例では、バッファ24は引数リスト列26と順序番号列30とによって
設定されるTOLO表をサポートする。さらに計算ユニット22にはスライディ
ング・ウィンドウ・ユニット32と制御装置34とが含まれる。制御装置34は
、以下本明細書で説明する方法論に従って、サンプル・パラメータ値から最小値
及び/又は最大値を決定する。該サンプル・パラメータ値は、バッファ24とス
ライディング・ウィンドウ・ユニット32のオペレーションを調整して、スライ
ディング・ウィンドウ・ユニット32によって設定されるスライディング・ウィ
ンドウの範囲内に入る引数リスト列26の中で設定される
の値は、受信されたり、受信時刻に基づいてソートされたりしたものである。例
えば、パラメータ値p6は、受信時刻すなわちタイム・スタンプをパラメータ値
p6と関連づけた値であり、このタイム・スタンプはパラメータ値p6より時間的
に後のものである。同様に、パラメータ値p6は、パラメータ値p3、p7,p1、
p3、p8の値より時間的に後である関連づけられたタイム・スタンプを持ってい
る。図2aに示される1組のパラメータ値から得られる最小値または最大値は、
サンプル・パラメータ値の最大数を増減するために調整可能なスライディング・
ウィンドウを用いて得ることができる。スライディング・ウィンドウは、変数−
tのような時間あるいは選択したサンプル数Wに基づいて設定することができる
。
するという基本コンセプトついての理解を容易にするものである。図2aには、
通常秒で測定される時間−tのような時間という点から、あるいは、5サンプル
等のサンプル数Wによってスライディング・ウィンドウ36を設定することがで
きる。時刻t=tj−1において、スライディング・ウィンドウ36は、パラメ
ータ値p1、p7、p3、p6、p5を含む1組のサンプル・パラメータ値を設定す
る。サンプル・パラメータ値の各々と関連づけられた数値による下付き添字の値
に基づいて、スライディング・ウィンドウを設定するこの1組のパラメータ値の
範囲内の最大パラメータ値はMAX=p7によって与えられ、最小値パラメータ
値はMIN=p1によって与えられるということがわかる。後の時点t=tjにお
いて、図2bに示されているように、図2aに示されている値とは1タイムスロ
ットだけ異なる1組のサンプル・パラメータ値がスライディング・ウィンドウ3
6によって設定される。図2aの中に示されるスライディング・ウィンドウ36
の範囲内に入るサンプル・パラメータ値p1は、図2bに示されているスライデ
ィング・ウィンドウ36の範囲にはもはや入らない。さらに、新しく受信したサ
ンプル・パラメータ値p9が図2bに示されるスライディング・ウィンドウ36
の範囲内に入る。図2bに図示のように位置されているスライディング・ウィン
ドウ36を用いて時刻t=tjに行われた最小値と最大値の決定によって、変数
MAX=p9とMIN=p3とが算出される。さらに多くのサンプル・パラメータ
値が受信されると、スライディング・ウィンドウ36は時間軸に沿っていずれの
方向にも移動することができる。
置で実現するための簡単なアプローチには、最後のW個の数のサンプルをメモリ
内に保存し、次いで、サンプルの総数Wの中から最小サンプル値と最大サンプル
値を決定する処理が含まれる。例えば、第1にW個の数のサンプルをソートし、
次いで、ソートされたサンプル・リストの両端の値としてこれらのサンプルの最
小値と最高値とをとることによりこの決定を行うことができる。新しいサンプル
が着信すると最も古いサンプルが廃棄され、ソーティング・ステップと最小値/
最大値決定ステップが反復される。しかし、ウィンドウのサイズWが大きい場合
に問題が生じる。この場合、ウィンドウの範囲内に入るさらに多数のサンプルを
保存するためにさらに大量のメモリが必要となり、その結果、メモリ・コストの
上昇と実施上の困難とを伴うことになる。さらに、多数のサンプルの中をソート
し探索するために必要な時間はその持続時間中短いものではない。その結果、受
け入れることのできない処理上の遅延が生じる場合がある。
パラメータ値から最小値及び/又は最大値を決定する場合、多数のサンプル・パ
ラメータ値を格納し、ソートし、別の方法で処理する必要性が除かれる。本発明
のTOLO表とスライディング・ウィンドウによるアプローチを利用することに
より、サンプル・パラメータ値(pi)の指定番号の最小値及び/又は最大値を決
定するスピードと効率とが大幅に改善される。本明細書に開示される方法論は、
サンプル・パラメータ(pi)の値が離散していて、かつ、様々なとり得る値(例え
ばpi=p1,p2,...,pNなど)から成るN個の数に限定される場合、特に好適
である。したがって、処理中サンプル・パラメータ値を格納したり、バッファし
たりするために必要なメモリの量は著しく減少する。
ァするための記憶容量を割り振るだけで十分である。スライディング・ウィンド
ウ36のサイズ(W)が多数のサンプル・パラメータ値(8つの可能な値をとり得
るW=10,000のサンプル等)を含むように設定された場合、従来の実現構成
では、メモリは10,000個のサンプル・パラメータ値すべてを格納する必要
があった。際だった対照として、本発明の原理に従って設けられるTOLO表は
、8つだけのとり得るパラメータ値と少量の補助データ用記憶容量しか必要とし
ない。したがってTOLO表の方法論では、従来の方式で必要な記憶容量の0.
08%しか必要としない。
パラメータ値のN個の数値の各々に関する限定された情報量だけを格納するだけ
でよくなる。1つの実施例では、TOLO表構成は、N個の数のサンプル・パラ
メータ値がスライディング・ウィンドウの中を出入りするとき、そのパラメータ
値の各々に関する情報発生時刻を格納するだけで十分である。例えば、下記の表
1を参照すると、サンプル・パラメータ値(pi)のとり得るすべての値を含む列
と、所定のサンプル・パラメータ値(pi)の最後の発生に対応する時刻値(ti)の
列とを含むように設定されたTOLO表が例示されている。
p=p1,p2,...,pN)用の行エントリが含まれる。新しいサンプル・パラメ
ータ値(pi)が受信される毎に、新しいサンプル・パラメータ値(pi)に対応する
発生時刻(ti)は現在の時刻(tc)に更新される。ここで留意すべきことは、時間
をベースとするスライディング・ウィンドウを用いる場合、このタイム・スタン
プ(ti)がリアルタイムとなり得ることである。
TOLO表はパラメータ(pi)のすべてのとり得る値を設定するための列と、パ
ラメータ値の受信時刻に関してソート順に対応する関連づけられた列を含むよう
に設定することができる。このソート順は本明細書では順序番号と呼ばれる。
番号(ni)は現在の順序番号(ni)に更新される。サンプル・パラメータ値のソー
ト順を設定するいくつかの異なる方法のうちの2つを表す上述のTOLO表のい
ずれかのタイプを用いることにより、特定の離散パラメータ値(pi)の最後の発
生時刻(ti)または最後の発生の順序番号(ni)の決定を行うことができる。さら
に、上述の2つのアプローチのうちのいずれかを用いて、当該の特定のパラメー
タ値に対応するTOLO表の範囲内に保持されているタイム・スタンプまたは順
序番号情報を再査することなどにより、特定のパラメータ値が受信されたかどう
かの判定を行うことができる。
OLO表の中の走査が開始され、どのパラメータ値(pi)が、現在設定されてい
るようなウィンドウの範囲内に入るかが決定される。次いで、最小値と最大値と
がこれらのパラメータ値から決定される。したがって、スライディング・ウィン
ドウの内部にパラメータ値(pi)の少なくとも1つの発生が存在したかどうかに
ついての正確で明確な計算がTOLO表によって行われる。この情報によって、
ウィンドウの範囲内で最小パラメータ値及び/又は最大パラメータ値を十分に決
定することができる。
際に実現される処理効率の実質的向上は、平均値および中央値の計算等の複合的
統計計算の実行を犠牲にして達成される。したがってこの方法論を用いて平均値
および中央値を得ることはできない。しかし、高速の最小値と最大値の決定、並
びに、少ないメモリ要件を必要とするシステムと方法では、複合的統計計算が実
行できないことが、多くのアプリケーションの重大な限界を表すものであるよう
には思われない。なぜなら、このような複合計算は必要とされない場合が多いか
らである。
1組の離散パラメータ値から最小値及び/又は最大値を決定する実現構成がフロ
ーチャートの形で例示されている。サンプル・パラメータ値が、規則的なベース
で、または、不規則なベースで外部ソースから受信されることが仮定されている
。TOLO表が、パラメータ値(pi)によってとることが可能な各々のとり得る
値用のテーブル・エントリを含むように設定されていることも仮定されている。
ステップ40で、値piを持つ新しいサンプル・パラメータが受信されたとき、
現在の受信時刻(tc)がTOLO表の中に格納され、パラメータ値(pi)用として
予約されたパラメータ列エントリと関連づけられる。サンプル・パラメータ値(
pi)が規則的な間隔または不規則な間隔で受信され、システムの作動中この処理
は反復される。処理中のある時点で、ステップ44における場合のように、所定
のサイズのスライディング・ウィンドウの範囲内に入るTOLO表に格納された
パラメータの最小値及び/又は最大値の決定を要求してもよい。最小値/最大値
の決定を要求するとき、カウンタ変数iはi=0に設定され、ステップ46に示
されるように、時間変数tcはtc=現在の時刻に設定される。ステップ48で、
変数MAXはMAX=p0(すなわち最小パラメータ値)に設定され、変数MIN
はMIN=pN-1(すなわち最大パラメータ値)に設定される。ここで留意すべき
ことは、本例示では、pi(i=0,1,2,...N−1)によってパラメータ値の
索引化を行うことが想定されているという点である。
tとして設定され、これは秒、分、あるいはその他の時間測定単位として設定す
ることができる。ステップ50から始まり、TOLO表は一般に、ポインタやそ
の他の公知の走査用アプローチを用いて走査され、現在の時刻tc(すなわちウイ
ンドウ・サイズ=SW=tc−t)に関してどの他のタイム・エントリtiがスラ
イディング・ウィンドウの範囲内に入るかが決定される。ステップ50で、TO
LO表内の第1のパラメータ値エントリp0と関連づけられたタイム・スタンプ(
t0)がウィンドウの範囲内に入る場合(すなわち、t0>tc−−t)、パラメータ
値エントリ(p0)の値が変数MINと比較される。p0が変数MIN未満となる
ように決定された場合、変数MINはステップ52でMIN=p0に設定される
。p0が変数MAXより大きいことが判明した場合、変数MAXはステップ54
でMAX=p0に設定される。この場合カウンタ変数iの値はステップ56でi
=i+1=1に設定される。
って表されている)未満の場合、TOLO表内の残りのパラメータ値エントリに
対してステップ50−56が反復される。ポインタが、ステップ58で検査され
て、TOLO表内のN個の数のパラメータ値エントリのすべての中を進んだ後、
それぞれの最小値と最大値変数(MINとMAX)はステップ60で返される。図
3に描かれている最小値/最大値決定処理は、ステップ44での処理手順の実行
を要求する別のリクエストの受信時に反復することができる。新しいサンプル・
パラメータ値(pi)の着信に関する受信及び格納ステップ40と42と共最小値
/最大値決定処理の実行を行うことができることが理解できる。
値を決定するアプリケーションに限定されるものではないことを理解すべきであ
る。この方法論は、パラメータが設定された、ソート可能な1組のとり得る離散
値と関連づけられている限り、任意のタイプのパラメータについて利用すること
ができる。例えば、このような値は実数またはアルファベット文字であってもよ
い。TOLO表方法論は、単一のウィンドウや一定サイズを持つウィンドウを用
いるアプリケーションに限定されるものではないことをさらに理解すべきである
。むしろ、この方法論を用いて、いくつかのウィンドウおよび様々なサイズすな
わち持続時間を持つウィンドウと同時に機能するようすることが可能である。さ
らに、前に解説したように、TOLO表方法論を利用して、いくつかのパラメー
タ値のうちのいずれが特定のスライディング・ウィンドウの設定の範囲内で受信
されたか否かの判定を行うことができる。
るいくつかの例について以下本明細書で説明する。本明細書に記載の例示実施例
は例示を目的とするだけのために記載されているものであり、本発明の範囲と精
神に対する限定を表すものではない旨を理解すべきである。
測定を行う場合を仮定している。この温度計が華氏1度の範囲で温度測定が可能
であること、また、この温度が70Fと75F等の最大範囲の温度値の間で変動
し得ることがさらに仮定されている。したがって、生じ得る温度測定値の数値は
1組の離散値(すなわちt=70F,71F,72F,73F,74F,75F)
に限定される。一定ではないある時間間隔で温度測定を行うこと、かつ、時間の
増分が0秒からの初期開始時刻に関して適時順方向に進むことを仮定することも
できる。
序番号iによる測定時刻(ti)と、この順序番号iと関連づけられた測定温度値(
Ti)とが示されている。合計10個の温度測定値が表3に記載されているが、こ
れらの温度測定値は、開始時刻t1=0秒とt10=165秒の間で受信されたも
のと仮定されている。
を30秒と設定して、表3のデータを用いてti=120秒における最低温度と
最高温度の決定を行いたい場合、時刻ti=120秒における対応するTOLO
表が下記の表4として示されている。
定または受信される毎に、受信時刻(ti)がTOLO表内の対応する温度値に隣
接してマークされる。例えば、時刻ti=45秒において、温度測定値がTi=7
2Fである場合、Ti=72Fの最後の発生時刻はti=15秒からti=45秒
へ更新される。時刻t1=120秒で最高温度と最低温度を決定したい場合、図
3に描かれている最小値/最大値決定処理を開始することができる。下記の表5
は反復順序番号iの関数としてパラメータMINとMAXの値を示している。表
4として描かれているTOLO表は説明を明瞭にするために表5の中へ組み込ま
れている。
、ウインドウ・サイズ(−t)は−t=30秒に設定される。この−tの値によっ
て120秒と90秒との間の範囲にわたるタイム・パラメータ値がカバーされる
。また変数MAXとMINとはそれぞれ70Fと75Fに設定される。ステップ
50から始まる処理ループの範囲内で設定されるこの処理ステップは、TOLO
表の各温度値(Ti)について実行される。第1の温度パラメータ値T0=70Fに
関して、対応する最後の発生時刻t0はヌル値によって与えられる。最後の発生
タイム・パラメータを示すヌル値(t0)は、温度値t0=70Fがまだ発生してい
ないこと、したがって設定されたスライディング・ウィンドウの範囲内で発生し
ていないことを示す。これに応じて、カウンタ変数iがステップ58で1だけ増
分され、次の温度パラメータ値T1=71Fがステップ50で検査される。
秒で最後に発生したことがわかる。このt1の値はスライディング・ウィンドウ
の範囲内に入るものである。ステップ52でパラメータti=71Fの値が変数
MIN=75F未満であるため、変数MINはMIN=71Fに設定される。変
数MAX=70Fの現在の値が71Fより小さいため、MAXの値はMAX=7
1Fに設定される。カウンタ変数iはi=2に設定される。ステップ58で、i
=2はN=6以上ではないので、ステップ50が次の温度値t2=72について
反復される。温度パラメータT2=72と関連づけられたタイム・スタンプt2
=45秒がスライディング・ウィンドウの範囲内にはないので、カウンタ変数i
はi=3に増分される。T3=73Fが、スライディング・ウィンドウの範囲内
に入るt3=101秒で最後に発生したことがわかる。73Fが変数MAX=7
1Fより大きいので、変数MAXはMAX=73Fに設定される。
い。順序番号iがi=4へ増分されて、タイム・パラメータt4=105秒がス
ライディング・ウィンドウの範囲内に入るように決定される。74Fが変数MA
X=73Fより大きいので、変数MAXはMAX=74に設定され、変数MIN
は変更されない。次いで、カウンタ変数iはi=5へ増分される。タイム・パラ
メータt5=25秒はスライディング・ウィンドウの範囲内に入らないので、温
度t5=75は無視され、カウンタ変数iがi=6へ増分される。ステップ58
で検査されるように、i=6はN=6以上であるため、処理ループから抜けて、
変数MINとMAXの値はMIN=71FとMAX=74Fとして返される。
受信時刻の代わりに、スライディング・ウィンドウの設定を行うために用いるこ
とができる。前回の例(例#1)では、スライディング・ウィンドウは時間(すな
わち−t=30秒)という点から設定された。本例では、スライディング・ウィ
ンドウは2サンプルのようなサンプル・パラメータ値の予め選択された数に基づ
いて設定される。上記に表2に関して前回解説したように、パラメータ値の順序
番号は、パラメータ値が時系列で受信されたソート順すなわち位置を表す。した
がって、測定された温度値は、受信時刻のソート順に基づくサンプル・パラメー
タ値の順序番号を表す表5または表6の第1列によって特徴づけられる。
O表と共に一般に用いることができる。しかしある特定の温度(Ti)がスライデ
ィング・ウィンドウの範囲内に入るかどうかに関する決定は、パラメータ値のタ
イム・スタンプに基づく代わりに、今回はサンプル・パラメータ値の順序番号に
基づくことになる。表6に示されるTOLO表を用いて、上記表3で与えられた
測定温度値に基づいて、時刻t=120秒における最低温度値と最高温度値との
決定を行うことを再び望むものと仮定する。
7の順序番号を持っていたことがわかる。スライディング・ウィンドウが2サン
プルのサイズ(すなわちW=2)を持つと仮定すると、順序番号i=6とi=7を
持つ温度値はスライディング・ウィンドウの範囲内に入ることが理解できる。次
いで、第1に、変数MINとMAXをそれぞれ75と70に設定することにより
図3の一般的処理を開始することができる。i=0、i=1またはi=2の場合
、測定された温度(すなわち、t0、t1、t2)がスライディング・ウィンドウ(す
なわちn=6またはn=7)の範囲内に発生していないことが表6として示され
るTOLO表からわかる。次いで、温度t3=73Fと関連づけられた、i=3
に設定されたカウンタ変数iについては、この温度値の最後の発生はウィンドウ
の範囲内に入り、変数MINとMAXの双方は73Fに設定される。
Xは74Fに設定される。最後に、i=5の場合、温度値t5=75の最後の発
生はスライディング・ウィンドウ範囲の外側に入る。最小値/最大値決定処理の
完了時に、変数MIN=73FとMAX=74Fとは最低温度値と最高温度値と
して返される。ここで留意すべきことは、本例のスライディング・ウィンドウの
サイズがW=3サンプル値に設定された場合、最低温度値と最高温度値とは上述
の例#1で得られる値と同じとなる。
を使用する上述の最小値/最大値決定方法論は多種多様のアプリケーションで利
用することができ、特に、高速アプリケーションで有用である。例えば、ATM
ネットワークのようなネットワーク通信システムでは、離散情報セルは関連づけ
られた優先値を持つことができ、この優先値によって、ネットワークを介して伝
送される他のセルに対する相対的なセルの重要性が部分的に決定される。例えば
、一般にセルと関連づけられるある優先度に基づいて、新しく着信するセルを受
け入れるか、廃棄するかのいずれかを行う手段となる評価処理がネットワーク・
ノードによってしばしば実行される。例えば、この受け入れは、セルの優先順位
とネットワーク・ノードで計算された閾値優先順位との間の比較に基づくもので
あってもよい。ほとんどのセル優先順位づけ方式では、セル優先度の値は離散的
で、かつ、範囲が限定されているため、ネットワーク・ノードは、本発明の原理
に従う最大値/最小値決定処理を実行して、閾値優先順位の所定のサンプル母集
団の範囲内で、最小値閾値優先順位及び/又は最大閾値優先順位を決定すること
ができる。
ディア媒体アクセス(SIMA)サービス・モデルと考えることができる。SIM
Aサービス・モデルは、ATMの基本プロパティを組み入れたものであるが、こ
のモデルには、名目ビットレート(NBR)サービスと称される新しいサービス・
コンセプトのコンテキストの範囲内で設定されるような8つの優先順位が追加さ
れる。一般に、NBRサービスでは、様々な接続間でのネットワーク容量の単純
でかつ効率的な分割が行われ、このような接続利用に対してユーザー料金の課金
が行われる。
利点を例示するために、様々な従来のATMサービス・モデルについての簡単な
説明を行う。従来のATMサービス・アーキテクチャでは、サービス・カテゴリ
としばしば称されるいくつかの所定のサービス品質クラスが一般に提供される。
これらのサービス・カテゴリの各々にはいくつかのサービス品質(QoS)パラメ
ータが含まれ、これらのパラメータによってそれぞれのサービス・カテゴリの性
質が設定される。言い換えれば、所定の指定されたサービス・カテゴリによって
、ATMパフォーマンス・パラメータのサブセットにより指定された方法でAT
M仮想接続(VCCまたはVPC)時のパフォーマンスが提供される。以下本明細
書では、ATMフォーラム仕様基準に定義されるこれらサービス・カテゴリには
、例えば、固定ビットレート(OBR)カテゴリ、リアルタイム可変ビットレート
(RT−VBR)カテゴリ、非リアルタイム可変ビットレート(NRT−VBR)カ
テゴリ、非特定ビットレート(UBR)カテゴリ、及び、利用可能なビットレート
(ABR)カテゴリが含まれる。
要とするリアルタイムのアプリケーションのサポートを意図するものである。特
定のサービス品質についてネゴシエーションが行われ、CBRサービスが提供さ
れる。その場合、QoSパラメータにはピーク・セル・レート(PCR)の特徴づ
け、セル損失比率(CLR)、セル転送遅延(CTD)、セル転送遅延ゆらぎ(CD
V)が含まれる。従来のATMトラフィック管理方式では、例えば、サーキット
・エミュレーションや音声/ビデオ・アプリケーションのようなリアルタイムの
アプリケーションをサポートするために、ユーザー契約によるQoSの保守管理
が保証される。これらのリアルタイムのアプリケーションには厳しい制約を有す
る遅延変動が要求される。
のサポートを意図するものであり、この結果生じるネットワーク・トラフィック
は頻繁なデータ・バーストを持つものとして特徴づけることができる。同様に、
リアルタイム可変ビットレート・サービス・カテゴリを利用して“バースティな
”ネットワーク・トラフィック状態をサポートすることもできる。rt−VBR
サービス・カテゴリとnrt−VBRサービス・カテゴリとは、前者が、音声や
ビデオのアプリケーションのようなリアルタイムのアプリケーションのサポート
を意図するものであるという点で相異なるものである。リアルタイム及び非リア
ルタイムVBRサービス・カテゴリの双方とも、ピーク・セル・レート(PCR)
、持続可能なセル・レート(SCR)、及び、最大バースト・サイズ(MBS)とい
う点から特徴づけられる。
UBR)サービス・カテゴリは“最善の努力を尽くすサービス”と見なされるこ
とが多い。したがって、UBRサービス・カテゴリは、ファイル転送やe−メー
ル等の従来のコンピュータ通信用アプリケーションを含む非リアルタイム・アプ
リケーションのサポートを意図するものである。
カニズムを利用してトラフィック・レートの制御を行うことにより利用可能な帯
域幅の分配をユーザーに対して行う。トラフィックの輻輳状態を制御または回避
しようとする努力の中で、このフィードバック・メカニズムによってセル伝送速
度の変更が可能になり、さらに、利用可能な帯域幅のさらに効果的な利用が可能
になる。資源管理(RM)セルによってデータ・セルの伝送が優先され、該データ
・セルはソースから宛先へ伝送され、次いで、ソースへ戻される。これはトラフ
ィック情報をソースへ出力するためである。
、通信業が直面する多くの問題に対して実行可能な解決法を提供するように見え
るものの、現在定義されているようなATMは、仕様と勧告に明確に述べられて
いる目的を満たすために複雑なトラフィック管理方式の実施を必要とする。ネッ
トワークにおいてトラフィック・フローを効率的に管理するために、従来のAT
Mトラフィック管理方式では、サービス・クラス・パラメータ、トラフィック・
パラメータ、サービス品質パラメータ等を含む莫大な数のトラフィック状態を示
すインジケータを査定する必要がある。このようなパラメータの非完全リストお
よびその他のATMトラフィック管理についての検討事項が、ATMフォーラム
技術委員会によって発行された「B−ISDNにおけるトラフィック制御並びに
輻輳状態制御」と題するTTU−T勧告I.371並びにトラフィック管理仕様
、バージョン4.0(af−tm−0056.000、1996年4月)に記載され
ている。
バーチャル接続で現在利用可能な帯域幅の量が考えられる。ABRサービス・カ
テゴリを除いて、現行のATMサービス・クラスではこのネットワーク負荷情報
の利用については提案が行われていない。ABRサービス・カテゴリは、ユーザ
ーへ返されるネットワーク負荷情報に基づいて利用可能な帯域幅の動的割振りを
提供するものである。
低セル・レート、方向指示、輻輳状態指示並びにその他の情報を含むフィードバ
ック情報の複合的構成を提供するものである。この複合的構成によってサービス
・クラス・アーキテクチャの複雑さが改善される。また、ABRサービス・クラ
スに対して設定されるこのフィードバック・メカニズムによって、設定された最
小セル・レートとピーク・セル・レートとの間で結びつけられた帯域幅の割振り
が提供される。・したがって、セル・レート保証が存在し続け、それによってト
ラフィック管理方式の複雑さが増加することになる。さらに、ABRサービス・
クラスを含む従来のATMサービス・クラスでは、ネットワークの負荷状態が決
定されるが、該ネットワークの負荷状態に従ってセル転送レートを管理する解決
方法は提供されない。
デルでは、実現上概念的に複雑でないネットワーク構成及び方法が提供される。
SIMAサービス・モデルを実現するネットワークによって、帯域幅過負荷状態
中にネットワーク容量の効率的分割がさらに行われ、その一方で、最低限の複雑
さと無視できる遅延を伴うネットワーク負荷情報の提供がユーザーに対して行わ
れる。SIMAサービス・モデルの基本バージョンを含むネットワークでは、ト
ラフィック記述子、サービス品質パラメータ、サービス・クラス、接続許可制御
(CAC)あるいは使用状況パラメータ制御(UPC)を含む従来のわずらわしいト
ラフィック管理機能の多くを行う必要がなくなる。
れる測定ユニットと、ネットワーク・ノードに設けられるセル・スケジューリン
グ/バッファリング・ユニットの2つの自律ユニットによって実行される機能に
よって効果的に置き換えられる。SIMAサービス・コンセプトは、ユーザーの
立場から見ると、設定済みのトラフィックや各接続に関連づけられる品質パラメ
ータが存在しないため単純で理解し易く、また、接続利用に対する課金はNBR
値および接続時間だけに基づいて行われる。
ーク・ノードの2つの主要な構成要素が利用される。これらのノードは基本的に
異なる機能的役割分担を行う。例えば、アクセス・ノードは、ユーザー/ネット
ワーク・インターフェースであってもよいが、すべての接続についてトラフィッ
ク測定を行うタスクを実行し、一方、コア・ネットワーク・ノードでは、トラフ
ィック・コントロール機能は個々の接続プロパティについて何も知る必要はない
。
トラクチャ・ハードウェアとソフトウェアのメーカーには明らかな利点が提供さ
れる。 例えば、ATM交換機あるいは交差型接続(crossconnect)は、個々のセル・ス
ケジューリング/バッファリング・ユニットと、スイッチング・ファブリックと
、ルート選定機能とを用いて組み立てることが可能である。ATMバーチャル・
パスやIP交換技術を用いることにより、ルート選定タスクの複雑さを少なくす
ることができる。さらに、セル・スケジューリング/バッファリング・ユニット
の自動機能にネガティブなインパクトを与えることなく、パケット廃棄と優先度
フィードバック機能をこのユニットの中に含めることができる。また、ネットワ
ーク・ノードの単純な実現から、比較的費用のかからない大容量ネットワーク・
インフラ・ストラクチャの利用可能性という結果を得ることができる。
アクセス・ノードに関係する。このようなアクセス・ノードには、リアルタイム
ですべての接続のトラフィック・ストリームを測定する測定ユニットと、すべて
のセルに対して割り当てられる優先度の決定用計算ユニットが一般に含まれる。
従来のATMネットワークの中でUPCを実行する際の難度レベルより大きくな
い難度レベルでこれらの追加機能が実現可能であることが望ましい。
・ユニットがそのセル転送レート(CTR)と、受け入れ可能なセル損失確率との
調整を行うことができるように、NBRシステムにおいて優先度フィードバック
情報の提供を行うことができる。接続閾値レベルに関する情報が周期的に更新さ
れ、セル送信ユニットへのフィードバックが行われる。各ATMノードは、接続
を調べるためにソースが使用する特別の状態セルの中へ挿入できる一般的許容優
先順位を計算する。
続ノードで受け入れられる最悪ケースの許容可能な優先度を上回ることのない状
態に可能な最高の優先度を保つことにより、CTRの最適化が行われる。したが
って、本発明は、ある接続の複数のノードによってまだ受け入れられる典型的優
先順位のソース端のシステムに対して、優先順位フィードバック(PLfb)に関す
る情報を提供するものである。
先順位(PLa)が決定される。優先順位フィードバック・レベル(PLfb)によっ
てソースから宛先への最悪ケース(PLa)が保存され、この最悪ケースは状態セ
ルのフィールドとして格納される。本発明の実施例を用いて、接続時に現在受け
入れられている最低許容優先順位(すなわち最高許容優先“順位”、PLa)の値
を効率的に決定することができる。
ている現在の優先順位(PLa)と比較する(すなわちノードでは廃棄されない)。
状態セルが、ノードにおいて現在の許容優先順位より大きな値を持つPLfbを含
む場合、状態セルのPLfbは、ノードのPLa値に対応する新しいさらに小さな
値と置き換えられる。したがって接続の宛先は、接続の最小値PLfbを受信する
。この最小値PLfbは、セルを廃棄することなく接続の通過に成功する一般に最
高優先順位PL(最悪優先度に対応する)と言われるものを示す。次いで、宛先ユ
ニットは、セル・ソースへこのネットワーク負荷情報を返送し、これによって、
ユーザーはCTRの調整を行い、以後に出されるデータ・セルが接続のノードに
おけるセルの廃棄によって失われる可能性を少なくすることが可能となる。
ンターフェースとネットワークとの間で情報を伝送する一般的方法論が示されて
いる。最初、ユーザーは、プロバイダと名目ビットレートのネゴシエーションや
選択を行う(140)。このネゴシエーションは接続に先行して実行してもよいし
、接続確立時に実行してもよい。1つの実施例では、ユーザーは、所望のNBR
を求めている旨をプロバイダに知らせ、要求された接続帯域幅がユーザーに対し
て割り振られる。この実施例によれば、プロバイダは、NBR接続の確立あるい
は解除に先行してコア・ネットワーク・ノードに存在する現在のネットワークの
負荷状態を分析するタスクを行う必要はない。代替実施例では、NBR接続の確
立または解除に先行して、プロバイダはネットワークの負荷状態を決定するタス
クを実行する。ただし、NBRサービスをサポートする適正な構成のネットワー
クではこのタスクが不要な場合もある。
イムのネットワーク接続を選択する(142)。各セルの優先順位(PL)を決定す
る処理は、各セルの重要性すなわち他のセルに対する臨界(criticality)を示す
ものであるが、この処理にはUNIでの選択されたリアルタイムまたは非リアル
タイム接続の実際のまたは測定されたビットレート(MBR)の測定(144)が含
まれる。各セルの優先順位は、MBRとNBRの比率を用いてUNIで決定され
る(146)。
ードなど)へ伝送される(148)。ネットワーク・ノードは、UNIから伝送さ
れたセルの着信時にセルのフィルタリング処理を実行する。このフィルタリング
処理によって、ノードはある特定セルを受け入れるか廃棄するの決定を行う。こ
のセル・フィルタリング処理には、バッファまたはメモリ占有度を決定するため
の、ネットワーク・ノードの1以上のバッファ状態の決定または1以上のメモリ
状態の決定(150)が含まれる。ノードは、セルの優先順位とノード・バッファ
の状態に基づいてセルの受け入れあるいは廃棄(152)を行う。ノードで決定さ
れたフィルタリング基準を満たすセルは、接続用として予想されるサービス品質
と一致する方法で、受け入れられ、バッファされ、当該ネットワークまたは別の
ネットワーク内の別のノードへ最終的に伝送される(154)。
ルとバッファ用セルの処理手順を例示する。図7を参照するとわかるように、ユ
ーザーはプロバイダに対してNBRを確立する(160)。必要というわけではな
いが、デフォルト設定として非リアルタイムの(nrt)サービス・クラスにサー
ビス・クラスを初期設定する(162)ほうが望ましい場合もある。特定のアプリ
ケーションによっては、ユーザーがリアルタイム(rt)サービス・クラス164
を必要とする場合がある。その場合、このリアルタイム(rt)サービス・クラス
164はユーザーが直接設定することもできるし、あるいは、一般には、ユーザ
ーのアプリケーションや通信用ソフトウェアによって設定することもできる。ユ
ーザーがリアルタイム接続を必要とする場合、ユーザーのUNIから伝送された
各セルは、セルのペイロードがリアルタイム情報を含むことを示すように設定(
170)されたセル・ヘッダの中にサービス・クラス・ビットを持つことになる
。ここで留意すべきことは、NBRコンセプトに従って実現されるネットワーク
の状況の範囲内では、特定のセル転送遅延(CTD)パラメータとセル転送遅延ゆ
らぎ(CDV)パラメータとを指定する必要なく、リアルタイム・サービス・クラ
ス接続が任意のリアルタイム・アプリケーションを実質的にサポートすることが
予想されるという点である。したがって、セル・ヘッダのCTDとCDVビット
とを適切な値に設定して接続のリアルタイム要件を調整する従来の処理手順を完
全に除くことができる。
ムのサービス・クラス状態はそのまま作動する。したがって、各セル・ヘッダの
rt/nrtサービス・クラス・ビットは、セルのペイロードが非リアルタイム
情報166を含むことを示すように設定される。ここで留意すべきことは、本明
細書で開示されるNBRサービスが、従来のATMトラフィック管理アプローチ
によって用いられるセル損失優先度(CLP)方式を利用しないという点である。
したがって、リアルタイムのペイロードと非リアルタイムのペイロードとの識別
にセル・ヘッダ内のCLPビットを使用することができる。
rtサービス・クラス・ビットを適切に設定することなどにより、リアルタイム
・セルまたは非リアルタイム・セルのいずれかとして指定される。ある代替実施
例では、ユーザーの要求に応じて、接続はリアルタイム接続または非リアルタイ
ム接続のいずれかとして指定することができ、このような接続を介して伝達され
るセルをリアルタイム状態または非リアルタイム状態に個々に割り当てる必要は
ない。所定の接続用の各ノードは、ノードへのセルの着信時にテーブル・ルック
アップ処理手順を実行して、そのセルがリアルタイム接続と非リアルタイム接続
のいずれに関連づけられるかを決定するようにすることができる。したがって、
この実施例によれば、リアルタイム・セルと非リアルタイム・セルとを識別する
ためにセル・ヘッダ・ビットを予約する必要はない。
後、UNIとネットワークとの間で伝送される特定セルの実際のビットレートが
測定される(174)。実際には、実際のビットレートが、時間によるかなりの変
動を受ける可能性があるため、UNIの測定ユニットでは、平均化測定原理が用
いられ、実際のビットレートすなわち瞬間ビットレート(MBRi)が決定される
。
に適した継続時間を持つ測定周期の範囲内で接続の実際のビットレートすなわち
瞬間ビットレートを近似させることにより、セルiのような実際のビットレート
の測定を行う(174)。公知の方法を用いて瞬間ビットレート(MBRi)を測定
することができる。
定されたビットレート(MBRi)と名目ビットレート(NBR)とを用いてi番目
のセルの優先順位が計算される。1つの実施例によれば、8つの優先順位を用い
るセルの優先度の順位づけ方式を用いて、セル間の識別が可能であることが想定
されている。8つの優先順位のいずれがある特定のセルに割り当てるかを示すた
めに、各セルは3ビットを割り振る。
クテット・ペイロードとから成る固定サイズフレームを持つ伝送ユニットとして
指定されている。セル優先順位の指定を目的として、セル・ヘッダの中に3ビッ
トを割り振る必要があるため、現在設定されているATMヘッダ・ビットの利用
が必要となる場合があることを理解すべきである。例えば、合計4ビットを構成
する現在の汎用フロー制御(GFC)フィールドの利用が可能である。この場合、
セル優先順位を指定するために3ビットを割り振り、rt/nrtサービス・ク
ラス・ビットとして1ビットを指定することができる。別の実施例によれば、5
−オクテット・ヘッダATM仕様から逸脱することにより、8つの優先順位の中
の1つと、rt/nrtサービス・クラスとを示すことを目的として、他のヘッ
ダ・ビットの割り振りを行うことも可能である。
ビットを再設定してもよい。或いは、セル優先順位及び/又はサービス・クラス
を指定するために必要とされる1以上のビットを、現在設定されているATMセ
ル・ヘッダの外側に配置することができる。現行のATMセル・ヘッダ設定に対
して小さな修正を行う必要はあるが、本発明のNBRサービス方式を採用するこ
とにより提供される実質的利点である、ネットワーク及びトラフィック管理のオ
ーバーヘッドと複雑さのかなりの減少等の実質的利点によってこれはかなり相殺
される。
的で4セル・ヘッダ・ビットが割り振られる場合、24(すなわち2n-bits)すな
わち16もの優先度を設定することができる。NBRサービスでの優先順位の数
の増加により、プロバイダは、ネットワーク・トラフィックの管理を行う際、特
定の接続帯域に対して従来よりきめ細かな調整を行うことが可能となる。トラフ
ィック・コントロールのこの従来よりきめ細かなレベルの代償として、さらに大
きな数の優先順位の解決に必要な単数又は複数の追加セル・ヘッダ・ビットがあ
る。
の各セルの優先度を決定する(76)。1つの実施例によれば、i番目のセルがネ
ットワークへ伝送される場合、測定されたビットレートがMBRiであると仮定
して、次式を用いてセルiの優先順位(PLi)を計算することができる:
PL=0)が、保証された帯域幅とサービス品質を備えた通常のATMサービス
xの整数部を表すために、上記の式[1]を修正してPL=1とPL=7の間の
範囲にわたるセル優先度を生成するようにすることができる。優先値のソート順
は、本発明の精神と範囲から逸脱することなく、本明細書に記載の方式から外れ
るものであってもよいと理解すべきである。したがって、例えば、優先値“7”
が最高の優先度に対応し、優先値“0”が最低の優先度に対応するように設定す
ることが可能である。
用している場合、セルiの優先順位が少なくとも4であることが上記式[1]を
適用することにより理解できる。さらに、UNIにおける瞬間ビットレートが、
ネゴシエーションを行ったNBR値未満であった場合、PLは多くて4であると
いうことが解る。したがって、本発明のこの実施例による優先順位方式によって
、2つおきの接続により相対容量の調整が可能になる。上記式[1]から、10
0kbit/秒のNBRに対しては、566kbit/秒より高いMBRからP
L=7という結果が得られ、8.8kbit/秒より低いMBRからはPL=0
という結果が得られるということがわかる。
ATMセルに対して設定される(178)。次いで、ATMセルは、セル・ヘッダ
の中に与えられているノード・アドレス指定情報によって特定されるターゲット
のネットワーク・ノードへ伝送される(180)。
は、少なくとも3つの選択肢の中から選択を行うことができるという点である。
第1に、ユーザーは、平均ビットレートを不変状態に保ちながら、しかも、トラ
フィック処理の変動を少なくすることができる。第2に、ユーザーは平均ビット
レートの低下、すなわち名目ビットレートの上昇を選択することができる。しか
し、NBRの上昇は、一般に、さらに高速の接続を行うために随伴するコストの
増加という結果を生む。最後に、ユーザーはプロバイダの変更を行うことができ
る。
発明の1つの実施例に従ってセルを処理する一般的方法論がフローチャートの形
で例示されている。図9は、ネットワーク・ノードの様々な構成要素の実施例を
例示する図であり、この実施例で図8に例示されている方法論が実行される。セ
ルi等のセルがUNIで処理され、このセルの中に本明細書で上述した方法で導
き出された優先順位情報が含まれることが想定されている。
ルタ188で受信される。メモリ・マネージャ189は、メモリ190内での占
有度を決定するためにメモリ190の状態をチェックする(181)。メモリ・マ
ネージャ189はメモリ190の占有状態に基づいて許容優先度(PLa)を決定 する(182)。一般に、メモリ・マネージャ189は高い許容優先度を確立し
、この高い許容優先度は低い許容優先“順位”へシフトする。例えば、メモリ1
90の占有度が高い(すなわち利用可能なメモリ位置がほどんどない)とき、PLa =0または2となる。メモリ190が新しいセルを受け取るのに十分な容量を
持っているとメモリ・マネージャ189が判断した場合、メモリ・マネージャ1
89は低い許容優先度を確立し、この低い許容優先度は高い許容優先“順位”(
例えばPLa=6または7)へシフトする。当業者には理解できるように、PLa
の計算は、本発明の精神から逸脱することなく、上記とは別に、バッファ占有の
代わりに非占有バッファ容量に基づいて行うことも可能である。
優先順位が許容優先度(PLa)より大きい場合、フィルタ188はセルiを廃棄す
る(184)。一方、セルiの優先順位が許容優先度(PLa)以下の場合、フィルタ
188はセルiを受け入れる(185)。メモリ・マネージャ189は、メモリ1
90へのセルiの転送(186)を調整し、メモリ・マネージャ189とつながっ
ている索引テーブル191を更新して、新しく受け入れるセルi用の新しい索引
テーブル・エントリが含まれるようにする。1つの実施例では、索引テーブル1
91は、メモリ190内の、受け入れたセルiの位置を格納し、さらに、セルiが
、リアルタイム・セルと、非リアルタイム・セルのいずれであるかを指定するセ
ル・タイプ・インジケータも格納する。したがって、メモリ190は、リアルタ
イム・セルと非リアルタイム・セルの双方を格納することができる。
ム・セルよりもリアルタイム・セルに対して優先度を与えることにより、メモリ
190からメモリ190の出力部へのセル転送オペレーションを処理する。例え
ば、メモリ190に格納されたrtセルとnrtセルの双方の存在を決定する際
に、メモリ・マネージャ189は、すべてのnrtセルの転送に先行してrtセ
ルのすべてをメモリ190の出力部へ転送する。
89はリアルタイム・バッファ(rt−butter)193と非リアルタイム・
バッファ(nrt−butter)194の状態を決定する。メモリ・マネージャ
189は、前述した方法と類似する方法で、rtバッファ193とnrtバッフ
ァ194の状態に基づいてフィルタ188に対する許容優先順位(PLa)を決定
する。セルiの優先順位が許容優先順位(PLa)より大きい場合、フィルタ188
はセルiを廃棄する。一方、セル1の優先順位が許容優先順位(PLa)以下の場合
、セル1は受け入れられる。
セルのパケットに基づいてフィルタ機能を実行するバッファ・フィルタ方式を適
用することができる。例えば、本明細書に上記記載したフィルタリング処理手順
を各パケットの第1のセルに対して適用することができる。第1のセルがノード
によって廃棄された場合、第1のセルに続くパケットのセルすべても同様に廃棄
される。しかし、パケットの第1のセルが受け入れられた場合、例えばPL=5
からPL=3へ優先順位を変更することにより、そのパケットに属するその他の
すべてのセルの優先度を上げることができる。PL=4からPL=3などのよう
に優先順位を1つ下げるだけでも、部分的に伝送されるパケット数がほとんど存
在しなくなることを保証するには十分であると考えられる。
よって、セルがrtセルとnrtセルのいずれであるかが示される。セル・タイ
プ検出器192は、セルiのサービス・クラス・タイプを決定する際に、rtバ
ッファ193あるいはnrtバッファ194のいずれかへセルiを転送する。図
9と図9に関して前述した方法と類似した方法で、メモリ・マネージャ89は、
rtバッファ93とnrtバッファ94とからそれぞれ得られるrtセルとnr
tセルの出力を調整し、rtセルに対して優先度を与える。
ールの改善のために、ネットワークの各ユーザーが最大のNBRの購入を要求す
ることが望ましい場合もある。最大のNBR値は実質的に一定のままである。さ
らに、選択された最大のNBRより大きくない適切な瞬間NBRの選択を各ユー
ザーが要求することが望ましい場合もある。適切な瞬間NBRの選択には一般に
価格とサービス品質との間の妥協が含まれる。ユーザーによって検出されるサー
ビス品質は、3つのパラメータ、すなわちNBRと、平均ビットレートと、トラ
フィック変動量に大きく左右される。ユーザーはこれらのパラメータのいずれを
も変更できるとはいえ、セルの伝送開始時にネットワークが認知する必要がある
唯一の情報は、NBRと接続サービス・クラス(リアルタイムまたは非リアルタ
イム)である。
と従来のATMサービス接続の双方の調節が行われる。保証された接続を提供す
る従来のATMサービスは、ある一定のアプリケーションに対しては好適な場合
もあると理解すべきである。しかし、本発明のNBRサービスによって提供され
るサービス品質は、事実上全てのリアルタイム及び非リアルタイムのアプリケー
ションに対するユーザーの期待を満たす、もしくは、その期待を上回ることが予
想される。
バイダがUPC装置を従来の各ATM接続専用、あるいは、おそらく各バーチャ
ル・パス専用とすることが要求される。従来のATMサービス接続を用いて伝送
されるセルのすべては、PL=0の最高の優先度およびリアルタイム(rt)サー
ビス・クラス指定を用いて指定される。このアプローチによれば、保証された帯
域幅とサービス品質とを持つ通常のATMサービスを利用する接続に対してゼロ
部を表すために、上記の優先度決定式[1]を修正してPL=1とPL=7の間
の範囲にわたるセル優先順位を生成するようにすることができる。ここで留意す
べきことは、プロバイダがCLP=1のセルとして過度のセルにマークを付ける
ことを望む場合、例えば、PL=6のような低い優先度でセルにマークが付られ
るという点である。
の現在のセル損失優先度(CLP)ビットが使用される場合、セル優先度の決定の
ための、各ATMセル用の3ビットあるいは2ビットの必要性が関与する。さら
に、リアルタイム接続と非リアルタイム接続とを識別するために1ビットが必要
となる。すべてのセル内にrt/nrtサービス・ビットを含むことは可能では
あるが、その必要はない。合計4ビットを構成する現在の汎用フロー制御(GF
C)フィールドの利用も可能である。この場合、セル優先順位の指定のために3
ビットを割り振り、rt/nrtサービス・クラス・ビットとして1ビットを指
定することができる。
を例示するブロック図である。この説明目的のために用いられる例示のATMネ
ットワーク200は、2つの中間ATMノード202と204を持つネットワー
クとして描かれている。しかし、当業者には理解できるように、ローカル・エリ
ア・ネットワーク(LAN)からインターネットのような繁殖型地球エリア・ネッ
トワーク(GAN)までの範囲にわたるネットワークの中で用いられるマルチポイ
ント型;星形、リング形;ループ形とメッシュ形ネットワーク・トポロジー等の
ような、様々なネットワーク構造で本発明を同様に実現することができる。
ソース端のシステム206が含まれる。このようなネットワークの中で伝送され
る情報は、その宛先へ向かって進むとき、一般に、ノード202と204のよう
な様々なネットワーク・ノードの中を通過する。これらのノードは、ルータ、交
換機、マルチプレクサ等のネットワーク・データ通信用エレメントを表す。エン
ド−システムとノードとの接続は、デジタル情報を渡すことができる手段を提供
する回線接続である。接続リンク210、212、214は、ソース端のシステ
ム206から宛先208へ送られるデータ用の接続を表し、一方、接続リンク2
16、218、220は返送時に情報を供給する接続を表す。
・フローをさらに例示する。データが接続210、212、214に沿ってAT
Mセルのフローによって宛先終端システム208へ送られるとき、接続216、
218、220を介してソース端のシステム206へネットワーク負荷情報が返
される場合もある。NBRシステムは優先度をベースにして作動し、それによっ
て優先順位情報としてのNBRネットワーク負荷情報の表示という結果が得られ
る。ノードにおける現在の許容優先順位に関する情報が、ソース端のシステム2
06に与えられ、状態が示され、セル転送レート(CTR)の最適化が可能になる
。
06から周期的に出される特別のATM状態セルの形でソース端のシステム20
6へ与えられる。状態セルは、これらのセルが接続についての通常のMBR計算
の中に含まれるという意味で、通常の接続セル・フローの一部であり、図7と関
連して前に説明した方法で状態セル優先順位が計算される。図11は、ソース端
のシステム206から宛先終端システム208へ進むとき、6つの異なる間隔で
見た場合の、本発明に従う典型的状態セルの進行を例示する図である。状態セル
222a−fが時刻t=1からt=6までそれぞれ描かれている。これは、状態
セルが接続の中を通過するときの位置/時刻関係に対応するものである。
の実施例が示されている。ATMセルは、ATM規格によって、5−オクテット
ヘッダと48−オクテット・ペイロードとから成る53オクテットの長さを持つ
固定サイズのセルとして設定されている。セル250はATM規格のセルに準拠
してモデル化されたものであり、5−オクテットのヘッダ252と48−オクテ
ットのペイロード254が含まれている。状態セル250のペイロード・セクシ
ョン254の範囲内で、一対の優先順位フィードバック(PLfb)セルに対してP
Lfb,f256(順方向優先順位フィードバック)と、PLfb,b258(逆方向優先
順位フィードバック)のラベルがつけられる。これらのラベルは状態セル250
がソースから宛先へ、また、宛先からソースへそれぞれ進むとき、優先順位情報
を格納するために使用される。PLfb,fフィールド256は、ソースから宛先へ
現在受け入れらている最低許容優先度(すなわち最高許容優先“順位”、PLfb)
の値によって特定される接続時の最悪ケースPLaを収集する。1つの実施例で
は、ソース端のシステム206は、“7”の優先順位値に対応する最低の優先度
にPLfb,fフィールド256を初期設定する。
ドの現在の負荷レベルをチェックする。特定のノードにおける負荷状態はPLfb ,n として示され、これによって、ATMノードについて最高の優先度と、最低許
容優先順位(PLa)とが特定される。ノードにおける現在の負荷状態PLfb,nは
、PLfb,fフィールド256で利用可能な値と比較される。その場合、PLfb,f フィールド256は接続時にノード内で特定される最低許容優先順位(PLa)を
反映する。PLfb,n<PLfb,fの場合、PLfb,fフィールド256内の値は減少
して接続時にこのポイントまで特定される最低許容優先順位が反映され、したが
って、PLfb,fフィールド256内の値はノードのPLa値に等しくなるように
減分される。PLfb,n>PLfb,fの場合、ノードはPLfb,fフィールド256内
の値を変化させない。
セル250の検出を行う。ATMヘッダ・フィールドの間に3ビットのペイロー
ド・タイプ(PT)フィールド260が存在し、このフィールドは管理情報を運ぶ
セル・ペイロードとユーザー情報を運ぶセル・ペイロードとを識別するために使
用される。図12のヘッダ252のPTフィールド260は基準データ・セルと
状態セル250とを識別するために使用される。PTフィールド260内の任意
の所望するビットの組合せを状態セル250を特定するために用いることができ
る。或いは、ヘッダ252内の別の位置の個々のビットを用いて状態セル250
と基準データ・セルとを識別することも可能である。
ド256内で収集された値をチェックすることが可能になるように、ソース端の
システムへ状態セル250を返す。本発明の1つの実施例では、PLfb,fフィー
ルド256内の値は、PLfb,b258として示される逆方向の優先順位フィード
バック・フィールドの中へ入れられる。これによって、状態セル250が宛先終
端システム208からソース端のシステム206へ進むとき、PLfb,fフィール
ド256が、ソースから宛先への状態収集と類似する方法で優先順位状態情報の
収集を行うことが可能になる。この結果、宛先終端システムによって、PLfb,f フィールド256は“7”の優先順位値に対応する最低の優先度に設定され、状
態セル250はネットワークの中へ返送されてソース端のシステム206へ戻る
。返送中、PLfb,fフィールド256は、宛先終端システム208からソース端
のシステム206への接続を今回は行うために、ネットワークの負荷状態情報を
再び収集する。前回収集され、PLfb,b258フィールドの中に格納された負荷
情報は、記憶内容が保持された状態のまま残り、ソース端のシステム206にお
いて分析されることになる。
その結果としてセル転送レートが自動的に減少するように構成される。これは、
状態セルの損失とは、セル転送レートが高すぎるために状態セルが廃棄されたこ
とを示し、このセル転送レートを下げることが望ましいという仮説に基づくもの
である。
フィールドを設けることができる。これによって、様々な時間等の様々なパラメ
ータに関してネットワークの負荷状態に関する情報をユーザーに提供することが
可能となる。例えば、第1、第2、第3の対のPLfb,f/PLfb,bフィールドは
、それぞれ、最後の100ミリ秒、10秒、10分の間のネットワークの負荷状
態を示すことができる。
56と逆方向優先順位フィードバックPLfb,b258の計算の一例が記載されて
いる。
6までそれぞれ示されている。上記の表7は、時刻t<1からt=6までについ
てノード202と204において許容優先順位(PLa)と比較した場合のPLfb, f 256とPLfb,b258とを例示する。時刻t<1で、PLfb,fは最低の優先
度に初期化され、それによって“7”のプリセット優先順位値を持つことになる
。時刻t=1で、状態セル222aはソース端のシステム206からATMノー
ド202へ伝送され、その時刻にPLfb,fは“7”の値をまだ持っている。ノー
ド202は“5”のPLa値を持っているので、状態セル222bの範囲内のP
Lfb,f256は、接続の現在の最悪ケースのPLa値を反映するように時刻t=
2において“5”の値へ減分される。ノード204は時刻t=3において“6”
のPLa値を持ち、これは、“5”に等しいPLfb,f256の現在の状態より大
きい。したがって、状態セル222cがATMノード204から出るとき、PLfb,f 256は時刻t=3で不変のままである。
バック・フィールドPLfb,b258の中へ入れられる。時刻t=4で、状態セル
222dには、ソースから宛先への接続の最悪ケースの許容優先順位に対応する
値“5”を格納するPLfb,bフィールド258が含まれる。ノード204はまだ
“6”のPLa値を持っているので、状態セル222eのPLfb,f256は時刻
t=5において“5”の値で不変のままである。しかし、時刻t=2とt=3と
の間のある時点で、ノード202におけるPLa値は“5”から“4”へ変更さ
れ、それに起因してセル222f内のPLfb,f256も“4”の値へ低下する。
表1からわかるように、返送中(すなわちt=4からt=6まで)、PLfb,b25
8は記憶内容が保持された状態のままであり、その結果、ソースから宛先へのP
Lfb,fをソース端のシステム206へ報告することが可能である。
されるATMネットワーク200内のノード202、204または追加ノードの
うちの任意のノードが表されている。各ノードは、他のノードまたは端末局から
の複数の入力部(リンク302として一般的に表す)を持つことができる。交換機
304は多重化された情報の流れを含むリンク302の各々を受信し、当業で一
般に公知のように、入力と出力との間で情報の流れを並べ替える。図13の例で
は、交換機304はリンク308でセル306aを受信し、その出力部でセル3
06bを出力する。
法論用として構成された状態セルのいずれであるかが決定される(310)。この
決定は、1つの実施例では、ヘッダ252内のペイロード・タイプ(PT)フィー
ルド260内のペイロード・タイプ値と所定値とを比較することにより行われる
。セル306bがNBR状態セルではない場合、それは、基準ATM情報セルで
あり、この基準ATM情報セルはセル・スケジューリング及びバッファリング回
路構成312へ転送される。この回路構成312については図9と10に関連し
て概説したが、この回路構成によって、セルの優先度と現在のバッファ占有度と
に基づいてセルの受け入れと廃棄とが行われる。セル306bがNBR状態セル
である場合、PLfb,fフィールド256は現在の許された優先順位(PLa)に従
ってセル306cの中に適切に設定される(314)。
納用テーブル316の中に格納される。PLaがPLfb,fフィールド256に現
在存在する値未満である場合、PLfb,fフィールド256はテーブル316内の
PLa値と同等の値に設定される(314)。そうでない場合、PLfb,fフィール
ド256はそのまま不変である。PLfb,fフィールド256が修正されるか否か
に関わらず、状態セル306dはセル・スケジューリング及びバッファリング回
路構成312へ出力され、任意の基準ATMセルのようにフィルタされ、バッフ
ァされる。セルは出力リンク318でノード300を出力し、そこで本例の状態
セル306eはリンク320を介して出口ノード300として示される。1つの
実施例では、セル・スケジューリング及びバッファリング・ブロック312は、
他のセル・スケジューリング及びバッファリング・ブロック(図示せず)とは独立
に各セル・スケジューリング及びバッファリング・ブロック312がノードで作
動するようにノードの各出力部へ出力される。
クを行って、セル転送レートの最適化を可能にするための一般的方法論が、本発
明の1つの実施例に従ってフローチャートの形で例示されている。状態セルがソ
ース端のシステム206から宛先終端システム208へ伝送される(400)。図
11のノード202と204のような中間ノードは、ソースのユーザーから送ら
れる状態セルの検出を行う(402)。許容優先順位(PLa)は、中間ノードの各
々においてPLfb,fとして格納される(404)。現在のノードより前に通過した
ノードのすべてにおいて特定される最高許容優先順位が状態セルのPLfb,fフィ
ールド256で利用することができる。次いで、各ノードにおいてこのPLfb,f をPLfb,nと比較する(406)ことができる。PLfb,n>PLfb,fの場合、ノー
ドはPLfb,fフィールド256内の値を変化させない(408)。PLfb,n<PLfb,f の場合、PLfb,fフィールド256内の値は、接続時にこのポイントまで特
定される最低許容優先順位を反映するように設定され(410)、したがって、P
Lfb,fフィールド256内の値はノードのPLa値に等しくなるように減分され
る。
る場合もある。より多くの中間ノードが状態セルのパスの中に存在する場合、中
間ノードの各々は状態セルを検出する(402)必要があり、PLfb,fフィールド
256が適宜設定される(404、406、408、410)。ソースから宛先ま
での間により多くの中間ノードに遭遇しなかった場合、状態セル及び現在の負荷
表示PLaがソース端のシステムへ返される(414)。本発明の1つの実施例で
は、PLfb,fフィールド256内の値は、宛先終端システム208からのセルの
伝送に先行して、逆方向の優先順位フィードバック・フィールドPLfb,b25
8の中へ入れられる。これによって、ソースから宛先への接続時に収集されたネ
ットワーク負荷情報を損なうことなく、返送接続時にPLfb,fフィールド256
の中で新しいネットワーク負荷情報を収集することが可能になる。
のトラフィック・パラメータを修正してセルの伝送を最適化することが可能とな
る。この返送状態によってセル・トラフィックが相対的に低い(416)ことが示
された場合、ユーザーは新しく出されたATMデータ・セルの優先度を下げて(
418)、接続のノードの各々において受け入れられそうな優先順位を反映する
ようにすることができる。同様に、セル・トラフィックが相対的に高い(420)
と思われる場合、ユーザーは新しく出されたデータ・セルの優先度を上げる(4
22)ことができる。これによって、接続に沿ったいずれのノードにおいても信
頼水準の調整が可能になり、データ・セルが廃棄されなくなる。したがって、こ
の返送された状態を利用して、ソース端のシステム206からネットワークへ出
るセルのセル転送レート(CTR)の調整をユーザーが行うことが可能になる。
ウ方法論を用いて、交換機の中で優先順位フィードバック(PLfb)を決定する一
例が提供される。本例示では、最小PLa値は、最低受け入れ優先順位(PLa)(
すなわち最高優先度)と認識される。この最低受け入れ優先度によって、その期
間の間セルの受け入れを保証するために必要な閾値優先順位が示される。さらに
、順序番号に基づくスライディング・ウィンドウを利用するTOLO表を用いて
最小優先順位値(PLa)が取得される。
先度(すなわち整数0−7)が有効な優先順位値を表すことが仮定されている。ま
た、優先順位(PLa)のすべての測定に順序番号(i)が割り当てられていること
、および、ある時点(tc)において、最も最近のサンプル優先順位値(PLa)が下
記の表8に示される値であることが本例では仮定されている。さらに、ATMノ
ードが、サンプルi=134の優先度が計算された後の最後の10サンプル値の
中の最小値(PLa)を決定するためのものであることが仮定されている。
値に対応する順序番号(i)の更新により維持される。
ズを持つように設定されていると仮定する。したがって、優先順位値PLa=1
34が計算された後、図4に全体として描かれている最小値決定処理が開始され
るという仮説を用いて、スライディング・ウィンドウはサンプル130、131
、132、133、134を含むように設定される。最小値決定処理は第1に変
数MINをMIN=7設定することにより開始される。カウンタ変数iをi=0
で設定すると、対応する優先順位値がPLi=0=0によって与えられることがわ
かる。このイベントは最後にスライディング・ウィンドウの外側で発生したので
、変数MINはMIN=7のままである。カウンタ変数iがi=1へ増分される
とき同じ結果が生じる。カウンタ変数iがi=2へ増分されるとき、対応する優
先順位値はPLi=2=2によって与えられる。これはスライディング・ウィンド
ウの範囲内(すなわち、順序番号i=132)で生じた。次いで、変数MINはM
IN=2に設定される。
の外側に入ること、及び、残りの優先順位値が現在のMIN値より大きくなけれ
ばならないことは予め判っているので、図4に全体として描かれている処理手順
を利用すれば、最小値決定処理を終了することができる。下記の表10は最小値
決定処理の実行中の変数MINの状態の表作成を示すものである。
法論を利用すれば、同じ最小値(すなわちMIN=2)が返されることになる。こ
こで留意すべきことは、図4と5に描かれている実現構成をそれぞれ用いること
により、サンプル・パラメータ値の母集団から最小値または最大値のいずれかを
決定するためのより効率的なアプローチを行うことができるという点である。図
4と5に描かれている方法論を実現する際のTOLO表の編成では、pi<pi+1 となるようにパラメータ値をソートすることが仮定されていることに留意するこ
とが重要である。パラメータ値がそのように編成されていることを仮定できない
場合、TOLO表の中のパラメータ値のすべてを走査することが望ましい。
La)値は、各セルの中に担持されているPLfb,f値と比較される。PLfb,f値は
下記の式によって決定することができる:
のサイズを表す。ここで留意すべきことは、様々なレベルの正確さを設けるため
に、スライディング・ウィンドウのサイズWを任意の所望の値に設定することが
できるという点である。
NBRまたはSIMA接続のサービス品質と、様々な優先度における情報量との
間の関係を例示する諸例を示すことにする。以下の例は、本発明の1つの実施例
に従って、PL=3の場合と比較したときのPL=4と関連する、隣り合う優先
度に関するQoSにおける相対的相違を説明するものである。ここで留意すべき
ことは、ユーザーのユーザー/ネットワーク・インターフェースから伝送される
セルに対して高い優先度を要求するユーザーに対しては、より高いコストすなわ
ち料金が一般に査定されるという点である。例えば、実際のビットレートを変更
することなく、すべてのセルについて1つ高いレベルの優先度の取得をユーザー
が望む場合、ユーザー料金が2倍になる場合もある。したがって、結果として得
られる接続のQoSは改善されることになるため、少なくともユーザーの中には
追加料金を払うことに同意するユーザーもいる。
態または前回の負荷状態とは無関係にトラフィックを生成する多くの同一トラフ
ィック・ソースが存在することが想定されている。以下のトラフィック・パラメ
ータが仮定されている:リンク容量C=1(この容量は本例では正規化の手段と
して役に立つ);ピーク・ビットレートMBRMAX=0.1(リンク容量Cの10%
を表す);バースト(パケット)スケール時におけるON信号確率=0.2;平均バ
ースト継続時間=1,000タイム・スロット(すなわち平均パケット・サイズ=
100セル)さらに、上位ON/OFF層が存在すること、および、この層のO
N期間とOFF期間双方の平均値は100,000タイム・スロットであること
が想定されている。リアルタイム・バッファ93には200セルの記憶場所が含
まれ、非リアルタイム・バッファ94には5,000セルの記憶場所が含まれる
。ここで留意すべきことは、上位ON/OFF層が接続のトラフィック処理をモ
デル化しようと試みる点であり、その場合、接続数の決定は確率的ランダム処理
を構成するものであることが当業では理解されている。例えば、顧客の総数が変
数xによって表されると仮定すると、平均接続数はx/2となる。具体的には、
接続数は2項的に分布されると理解される。したがって、100,000タイム
・スロットは平均接続ホールド時間を表し、また、ユーザーが実現し得る平均休
止期間を表す。その結果、接続が接続層とパケット層の双方においてアクティブ
である場合にかぎって、ユーザーはセルを伝送することになる。リアルタイム接
続と非リアルタイム接続について、タイム・スケール・パラメータ(α)を得るこ
とができる: αrt=0.025 αnrt=0.001
イム接続であり、4つは非リアルタイム接続である。また、4つの異なるNBR
値が、C=1のリンク容量に関して正規化されているが、この値は0.2、0.1
、0.05、0.025と想定されている。優先度は、それぞれ3、4、5、6と
想定されている。しかし、ここで留意すべきことは、必ずしもすべてのセルがこ
れらの正確な優先度を割り当てられるわけではないという点である。特に、非リ
アルタイム接続に関しては、平均化測定原理の影響に起因して多くのセルがより
良好な優先値を取得するという点に留意すべきである。パーセントとして表され
る様々な優先度を有するセルの配分が下記のテーブル2に示されている。
失率(Ploss)の関係を例示するグラフが示されている。特に、ライン−800は
各接続タイプ(リアルタイム及び非リアルタイムの接続タイプ)の9つの接続に対
して0.72の全体的平均負荷レベルを表す。ライン−802は各接続タイプの
10の接続に対する0.80の平均負荷レベルを描く。さらに、ライン−804
は、各接続タイプの11の接続に対する0.88の平均負荷レベルを表し、ライ
ン−806は各接続タイプの12の接続に対する0.96の平均負荷レベルを表
す。ここで留意すべきことは、0.80の負荷レベルを示すライン−802の場
合、リアルタイム・セルと非リアルタイム・セルに対するセル損失率(Ploss)が
点線と破線とによってそれぞれ示されるという点である。
ロバイダが望むトラフィック・シナリオが与えられた場合、負荷合計を約0.7
5とすることができる。この平均セル損失率はほとんどのビデオ・アプリケーシ
ョンにとって十分であると想定することができる。Ploss≒10−4に対応する
同じトラフィック負荷状態が与えられた場合、優先度5は多くの音声アプリケー
ションの要件を満たすことができる。一方、もし適切なパケット廃棄方式が設定
されれば、Ploss≒3*10−3に対応する優先度6がファイル転送のTCP/
IPタイプにとって好適である。
、特に、NBRまたはSIMAサービスの固有の制御ループに強く左右される点
を強調しておくすべきであろう。例えば、ユーザーがQoSに対して不満な場合
、ユーザーは、実際のビットレートと名目上の接続ビットレートのいずれかの変
更を行うことができるし、また、変更することが望ましい。いずれの場合にも優
先度の配分が同様に変化する。それにもかかわらず、優先度の配分というこの現
象が一時的なものとして無視できれば、以下の単純化仮説をたてることにより、
優先度配分の基本的振舞いをさらに理解することできる。その単純化仮説とは、
測定周期およびバッファ・サイズと比較してすべてのトラフィック変動が遅いこ
とが想定される場合、8つのNBR優先度を考慮に入れて、追加要件を用いてセ
ル損失率を近似させる公知の従来のATMアプローチを利用することができる、
というものである。
持つセルの平均損失率がP★ loss,kによって示される場合、バッファリングの影
響を無視する次式によって、式[3]が得られる。
ルを表し、ρ★ kはこれらのセルにより生成された平均負荷を表し、cはリンク
容量を表す。確率Pr{λ★ k=λj}は公知の畳み込み手法を用いて簡単に計算す
ることができる。
で説明したものと同じソースを想定する第2の例が与えられる。例#5の中で反
映されたこれらの長い期間に起因して、セル優先度は常にピーク・レートによっ
て決定される。バッファは、一般に、いずれのトラフィック変動もフィルタする
ことが不可能であるため、例#5の中で許容される負荷は例#4の元の場合の負
荷よりずっと低くなる。
間の関係がグラフの形で例示されている。実線820、822、824によって
描かれている各接続のピーク・セル速度は0.1であり、破線−826によって
描かれている各接続のピーク・セル速度は0.2であり、点線−828によって
描かれている各接続のピーク・セル速度は0.05であると図21では想定され
ている。
よって描かれる、様々な優先度に対して式[8]の適用により得られるセル損失確
率を示している。さらに、2つのわずかに異なるトラフィックのケースが点線−
828と破線−826とによって表されている。トラフィック変動の変化による
影響が図16に示すグラフに反映されている。トラフィック変動の実際の変化は
ビットレートとNBR値の倍増または半減から生じる直接の結果である。
が優先度4のQoSを変化させないまま保持する場合、トラフィック変動の増加
は2つの主要な影響を持つことになる。第1に、従来のATMの場合と同じよう
に、許容される負荷レベルが低下し、第2に、隣り合う優先度間のセル損失率の
差が減少する。図15と16に基づいてQoSの大まかな推定を行うと、優先度
4が10-6のセル呼損率を与える場合、トラフィックの全体の変動に応じてセル
呼損率は優先度5で約10-4〜10-3になると想定することができる。優先度3
でのセル損失率は、トラフィック変動が非常に著しいものでなければ10-9未満
であると想定することができる。
oSと利用課金に対するユーザーの反応を評価するまでは、許容される負荷や隣
り合う優先度間のセル損失の差を正確に決定しようと試みても無駄となる場合が
ある。NBR/SIMAサービス環境では、様々なQoSレベルに基づく課金ス
ケジュールをある意味で自動的に決定することができる。例えば、優先度4と5
との間のセル損失率の差が非常に小さい場合、接続のいくつかは、より低く査定
された課金に起因して優先度4から優先度5へ移行する傾向があると想定するこ
とが可能である。この変化は、優先度4のセル損失率が低下し、優先度5のセル
損失率が上昇することを明らかに示すものである。QoSの差が合理的な課金構
造に対する平均的ユーザーの期待に対応するまで、このタイプの移行が続くこと
は当然想定することができる。
様の問題が提起される。例えば、或るQoSに対して高い負荷期間中より高い料
金を課金し、低い負荷期間中はより低い料金を課金することが合理的であると思
われる。しかし、ビジー期間および休止期間中或るNBRに対して異なる料金を
査定する課金ポリシーの使用を避けることは望ましいことと思われる。これによ
って、課金方式の複雑さが増えることも回避されることになる。当然生じる“需
供”効果によって、ビジー時間とアイドル時間との間の負荷が自動的に均される
傾向が生じてくる場合もある。ビジー期間と休止期間中のQoSの目立つ違いに
対して不満を感じた場合、ユーザーこのような期間中異なる速度に対して支払う
気になることが予想される。
ビットレート(MBR)の修正及び調整がある。ビットレートの変更が可能なこれ
らのソースに対して、これらのソースの接続時の現在の負荷状態に関する情報の
提供が可能である。本例は、これらの接続の性能の概観を示すものである。
ラウンド・トラフィック処理が利用される。r=0.080の平均バックグラウ
ンド負荷を与える各タイプの10の接続が存在することが仮定されている。ネッ
トワーク状態セルを介して受信されたフィードバック情報に従ってソースの伝送
速度を調整する3つのソース(本明細書では以後フィードバック・ソースFBS
1、FBS2、FBS3と呼ぶ)が存在する。これらのフィードバック・ソース
のすべては0.01のNBRを持つと仮定されている。
間を除いて互いに類似している。さらに具体的には、フィードバック・ソース時
間は、FBS1の場合10,000タイム・スロット、FBS2の場合30,00
0タイム・スロット、FBS3の場合100,000タイム・スロットである。
これらのフィードバック・ソースを比較するために、3つの固定ビットレート接
続(ソース接続C4、C5,C6)についても説明する。これらの接続は以下のパ
ラメータ(リンク容量=1)を持つ:
少ない速度で伝送を行うように設定されている。例えば、上記式[1]を用いれ
ば、1.5に等しいビットレート/NBR比によって5(5.08の整数部分)のセ
ル優先順位が結果として得られ、一方、1.4のビットレート/NBR比によっ
て、4(4.98の整数部分)のセル優先順位が得られる。これらのフィードバッ
ク・ソースは、ネットワーク容量を最適に利用するために本例では同じビットレ
ート値に設定されている。
ビットレート接続とを比較したシミュレーション結果を例示するグラフが示され
ている。横軸852上にプロットされた受け入れられたビットレート/NBRの
関数として、セル損失率が縦軸850上にプロットされている。低い優先順位値
(すなわちより高い優先度)でセルが伝送されているとき、固定ビットレート・ソ
ース、C4(854)、C5(856)、C6(858)がより良好な損失対情報量特
性を得ることがこのグラフによって例示されている。しかし、バックグラウンド
・トラフィックがゆっくりと変化している場合、状態セルから得られるフィード
バック情報を利用して速度を調整するフィードバック・ソースが有用であること
がこれらの結果によって示されている。フィードバック・ソースFB1(870)
、FB2(872)、FB3(874)は変化に適応することが可能であるが、固定
ビットレート・ソースはネットワークの負荷の変化を利用することはできない。
高速に変化するバックグラウンド・トラフィックに対して、フィードバック・ソ
ースは十分高速に変化の調整を行うことができず、その結果、セル損失率の上昇
が生じることになる。
般に機能する1つのソースの利用も例示されている。このソースは、損失セルに
関する情報を受信したときその伝送速度を半減させ、10,000タイム・スロ
ットの時間にわたって損失セルに関する情報を受信しなかった場合、その伝送速
度を10%上げる。対応するフィードバック・ソースより多くのセルをこの種の
ソースが失うことが比較によって明らかにされる。このタイプのソースは変化に
対して反応が遅いので、このことは予想される事態である。
接続調整能力、並びに、様々なフィードバック接続間の容量分割の処理方法に関
わる態様がある。図18を参照すると、各々のソースから得られる情報量/容量
(縦軸900)を示すグラフの1例が時間の関数として示されている(横軸902)
。図18によって、ネットワーク・ノードへセルを伝送する4つのフィードバッ
ク・ソース(FB1(904)、FB2(906)、FB3(908)、FB4(910
))の一例が示されている。この場合、FB1(904)とFB2(906)とはNB
R=0.25を持ち、FB3(908)とFB4(910)とはNBR=0.0625
を持つ。30,000タイム・スロットに対応する時点で、均一なソースによっ
て、NBR=0.333においてPCR=0.333のセル・レートで、ステップ
関数912として示される伝送が開始される。60,000タイム・スロットに
対応する時点でこの均一なソースはそのセルの伝送を終了する。
912を考慮して接続時にその伝送速度の調整を行うことができる。すべてのフ
ィードバック・ソースは、ステップ・ソース912にスイッチが入ったとき、ほ
ぼ同量の情報量の減少を経験する。ステップ・ソースのスイッチが切られた後、
フィードバック・ソースはその元のオリジナルの情報量を回復する。
々な実施例に対して改変と追加を行うことが可能である。したがって、本発明の
範囲は、上述の特定の実施例にのみ限定されるものではなく、以下に記載の請求
項およびその均等物によってのみ画定されるものである。
に従って、1組のパラメータ値から最小値と最大値を決定するシステムを例示す
る図である。
決定するために、1組のサンプル・パラメータ値に対して適用されるスライディ
ング・タイム・ウインドウを例示する。
決定するために、1組のサンプル・パラメータ値に対して適用されるスライディ
ング・タイム・ウインドウを例示する。
メータ値とを決定するための一般的処理をフローチャートの形で例示する。
決定するための代替処理手順を例示するフローチャートである。
決定するための代替処理手順を例示するフローチャートである。
ットワーク・インターフェースとネットワーク間の情報セルを伝えるための一般
的処理を例示するフローチャートである。
ー/ネットワーク・インターフェースとネットワークとの間で情報セルを伝送す
るための処理手順をさらに詳細に例示する。
ワーク・ノードにおいてセルをフィルタするための一般的処理を例示する。
ィルタするシステムの実施例のブロック図である。
セルをフィルタするシステムの代替実施例のブロック図である。
ク図である。
を例示する。
型的ATMノードのブロック図である。
明に従ってセル転送レートを最適化することができる一般的方法論をフローチャ
ートの形で例示する。
oss)の関係を示すグラフである。
oss)の関係を示すグラフである。
接続と比較するシミュレーションの結果を示すグラフの1例である。
グラフの1例である。
Claims (22)
- 【請求項1】 システムによって生成される複数の離散パラメータ値の最小
値または最大値を決定する方法において、 前記システムによって生成可能なすべてのとり得るパラメータ値を表す1組の
一意的パラメータ値を格納するステップと、 規則的な時間間隔または不規則な時間間隔で前記システムからパラメータ値を
受信するステップと、 前記1組の一意的パラメータ値の中の、受信パラメータ値と同等である特定の
パラメータ値に基づいて、最後の発生を示す識別子を格納するステップと、 最後の発生を示す識別子の範囲と関連づけられたサイズを持つウィンドウを設
定するステップと、 前記ウィンドウの範囲内で設定された受信パラメータ値の中の最小値または最
大値を決定するステップと、を有することを特徴とする方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の方法において、前記最後の発生を示す識別
子が、前記特定のパラメータ値が受信時刻を表すタイム・スタンプ識別子を有し
、前記ウィンドウのサイズが時刻の測定値として設定されることを特徴とする方
法。 - 【請求項3】 請求項1に記載の方法において、前記最後の発生を示す識別
子が、前記特定のパラメータ値が受信されたソート順を表す順序番号を示す識別
子を有し、最後の発生という点から前記ウィンドウのサイズが設定されることを
特徴とする方法。 - 【請求項4】 請求項1に記載の方法において、前記最後の発生を示す識別
子を格納するステップが、前記システムからのパラメータ値の受信に後続して行
われることを特徴とする方法。 - 【請求項5】 請求項1に記載の方法において、前記最小値または前記最大
値を決定するステップが、前記システムからの前記パラメータ値の受信と、前記
最後の発生を示す識別子の格納とに関して同時に行われることを特徴とする方法
。 - 【請求項6】 請求項1に記載の方法において、前記ウィンドウを設定する
ステップが、前に設定されたウインドウ・サイズから前記ウィンドウのサイズを
修正するステップを有することを特徴とする方法。 - 【請求項7】 請求項1に記載の方法において、前記離散パラメータ値が整
数値、実数値、あるいはアルファベット値のいずれかを有することを特徴とする
方法。 - 【請求項8】 システムによって生成される複数の離散パラメータ値の最小
値または最大値を決定する装置において、 前記システムによって生成可能なすべてのとり得るパラメータ値を表す1組の
一意的パラメータ値から成るテーブルを格納するように構成されるメモリと、 規則的な時間間隔または不規則な時間間隔で前記システムからパラメータ値を
受信する入力装置と、 前記入力装置によって受信されたパラメータ値と前記テーブルの関連づけられ
た一意的パラメータ値との間の同等性の決定に基づいて、最後の発生を示す識別
子の格納ステップを調整し、最後の発生を示す識別子の範囲と関連づけられたサ
イズを持つウィンドウの範囲内で設定された識別子であって、関連づけられた最
後の発生を示す識別子を持つ受信パラメータ値の中の最小値または最大値を計算
するプロセッサと、を有することを特徴とする装置。 - 【請求項9】 請求項8に記載の装置において、前記プロセッサが、前記シ
ステムからパラメータ値を受信する前記入力装置に後続する、前記最後の発生を
示す識別子の格納ステップを調整することを特徴とする装置。 - 【請求項10】 請求項8に記載の装置において、前記プロセッサが、前記
システムからの前記パラメータ値の受信と、前記最後の発生を示す識別子の格納
とに関して、前記最小値または前記最大値を同時に計算することを特徴とする装
置。 - 【請求項11】 請求項8に記載の装置において、前記プロセッサが、前に
設定されたウインドウ・サイズから修正命令に基づいて前記ウィンドウのサイズ
を修正するステップを調整することを特徴とする装置。 - 【請求項12】 ソース・ユニットと宛先ユニットとの間で設定されたネッ
トワーク接続を行うために負荷情報を取得する方法において、 前記ネットワーク接続に沿って設定された前記ネットワーク・ノードの閾値優
先順位を決定するステップであって、前記ネットワーク接続を介して受信された
セルを受け入れるか廃棄するかの基礎として前記ネットワーク・ノードが前記閾
値優先順位を利用するように成すステップと、 前記ネットワーク・ノードによって認識された各閾値優先順位と関連づけられ
た最後の発生エントリを含むテーブルを格納するステップと、 前記ネットワーク・ノードに対して決定された関連づけられた閾値優先順位の
最後の発生エントリを更新するステップと、 前記テーブルの最後の発生エントリを利用して、セル受信イベントの指定持続
時間または指定番号にわたって、前記ネットワーク・ノードの最悪ケースの閾値
優先順位を計算するステップと、を有し、 これにより、前記ネットワーク・ノードの前記最悪ケースの閾値優先順位を示
す情報が前記ソース・ユニットへ伝えられ、前記最悪ケースの閾値優先順位情報
に基づいて前記ソース・ユニットからそれ以後出力されるセル優先順位の調整に
前記ソース・ユニットが影響を与えることを特徴とする方法。 - 【請求項13】 請求項12に記載の方法において、前記テーブルを格納し
、更新するステップが前記ネットワーク・ノードにおいて行われることを特徴と
する方法。 - 【請求項14】 請求項12に記載の方法において、前記最悪ケースの閾値
優先順位を計算するステップが、セル受信イベントの前記指定持続時間または前
記指定番号にわたって決定された前記閾値優先順位の中の最小閾値優先順位を計
算するステップを有することを特徴とする方法。 - 【請求項15】 請求項12に記載の方法において、前記最悪ケースの閾値
優先順位を計算するステップが、セル受信イベントの前記指定持続時間または前
記指定番号にわたって決定された前記閾値優先順位の中の最大閾値優先順位を計
算するステップを有することを特徴とする方法。 - 【請求項16】 請求項12に記載の方法において、前記最悪ケースの閾値
セル優先順位を計算するステップが、 セル受信イベントの前記指定持続時間または前記指定番号に対応するサイズを
持つウィンドウを設定するステップと、 前記ウィンドウの範囲内に入る関連づけられた最後の発生エントリを持つ閾値
優先順位から最小閾値優先順位を決定するステップと、を有することを特徴とす
る方法。 - 【請求項17】 請求項12に記載の方法において、前記最悪ケースの閾値
セル優先順位を計算するステップが、 セル受信イベントの前記指定持続時間または前記指定番号に対応するサイズを
持つウィンドウを設定するステップと、 前記ウィンドウの範囲内に入る関連づけられた最後の発生エントリを持つ閾値
優先順位から最大閾値優先順位を決定するステップと、を有することを特徴とす
る方法。 - 【請求項18】 ソース・ユニットと宛先ユニットとの間で設定されたネッ
トワーク接続を行うために負荷情報を取得する装置において、 前記ネットワーク接続に沿って設定されたネットワーク・ノードに設けられる
メモリであって、前記ネットワーク・ノードによって認識された複数の閾値優先
順位の各々と関連づけられた最後の発生エントリを含むテーブルをサポートする
メモリであって、前記ネットワーク接続を介して受信されたセルを受け入れるか
、廃棄するかの基礎として、前記ネットワーク・ノードが前記閾値優先順位を利
用するように構成されるメモリと、 前記ネットワーク・ノードにおいて設けられるプロセッサであって、前記メモ
リと相互に作用して、前記ネットワーク・ノードの閾値優先順位を計算し、前記
計算された閾値優先順位と関連づけられた最後の発生エントリを更新するプロセ
ッサと、 前記テーブルの最後の発生エントリを利用して、セル受信イベントの指定持続
時間または指定番号にわたって、前記ネットワーク・ノードの最悪ケースの閾値
優先順位を計算する前記プロセッサと、 これにより、前記ネットワーク・ノードについての前記最悪ケースの閾値優先
順位を示す情報が状態セルの中に組み入れられ、前記ソース・ユニットが、前記
状態セルの中に組み入れられた前記最悪ケースの閾値優先順位情報に基づいて前
記ソース・ユニットからそれ以後出力されるセル優先順位の調整に影響を与える
ことを特徴とする方法。 - 【請求項19】 請求項18に記載の方法において、前記プロセッサが、セ
ル受信イベントの前記指定持続時間または前記指定番号にわたって決定された前
記閾値優先順位から最小閾値優先順位を計算することにより、前記最悪ケースの
閾値優先順位を計算することを特徴とする方法。 - 【請求項20】 請求項18に記載の方法において、前記プロセッサが、セ
ル受信イベントの前記指定持続時間または前記指定番号にわたって決定された前
記閾値優先順位から最大閾値優先順位を計算することにより、前記最悪ケースの
閾値優先順位を計算することを特徴とする方法。 - 【請求項21】 請求項18に記載の方法において、セル受信イベントの前
記指定持続時間または前記指定番号に対応するサイズを持つウィンドウの範囲内
に入る関連づけられた最後の発生エントリを持つ閾値優先順位から前記プロセッ
サが最小閾値優先順位を決定することにより、前記最悪ケースの閾値セル優先順
位を計算することを特徴とする方法。 - 【請求項22】 請求項18に記載の方法において、前記最悪ケースの閾値
セル優先順位を計算するステップが、セル受信イベントの前記指定持続時間また
は前記指定番号に対応するサイズを持つウィンドウの範囲内に入る関連づけられ
た最後の発生エントリを持つ閾値優先順位から前記プロセッサが最小閾値優先順
位を決定するステップを有することを特徴とする方法。
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