JPH099284A - 表示制御装置 - Google Patents

表示制御装置

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JPH099284A
JPH099284A JP7149052A JP14905295A JPH099284A JP H099284 A JPH099284 A JP H099284A JP 7149052 A JP7149052 A JP 7149052A JP 14905295 A JP14905295 A JP 14905295A JP H099284 A JPH099284 A JP H099284A
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JP7149052A
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English (en)
Inventor
Mitsuyoshi Nakatani
充良 中谷
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Fuji Electric Co Ltd
Fuji Facom Corp
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Fuji Facom Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】R,G,Bの投射画像を重畳表示させてカラー
映像を表示するとき、投射機の出力部間が離れることに
より、投射画像の表示位置ずれを回避する。 【構成】予め各投射画像の表示位置のずれ分を検出して
おき、このずれ分に応じて各投射画像のライン毎の画素
データについて、各投射画像が重畳表示される位置に対
応するデータとして設定する画素データと、重畳表示さ
れない位置に対応するデータとして設定する黒を表示す
る黒データとの出力タイミングを読み出し制御メモリ9
1に設定しておき、入力される画像情報を一ライン分の
画素データ毎にメモリ82で保持し、読み出し制御メモ
リ91で画素データが指定されているときにはメモリ8
2の画素データを順に1画素データずつ読み出し、黒デ
ータが指定されているとき黒データを出力する。よっ
て、各投射画像が重畳表示される位置には所定の映像が
表示され、重畳表示されない位置は黒く表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、スクリーンに
画像を投射して間接的に映像を見るようにした投射形の
表示制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、カラー映像をスクリーン
に表示する場合等のように、複数の投射機から赤,青,
緑の画像情報からなる画像を個別に同時にスクリーンに
投射し、スクリーン上に重畳表示された赤,青,緑の投
射画像によりカラー映像を表示するようにした表示制御
装置においては、各投射機の出力部を極力近づけて配置
するようにしている。これは、スクリーンに表示される
映像が、複数の画像を重畳表示して形成されるため、複
数の画像、この場合、赤,青,緑の3画像がスクリーン
上に互いにずれて表示されることのないように、すなわ
ち、映像を形成する各映像画素の同一映像画素に対する
各画像の画素データが、スクリーン上で同一位置に投射
表示されるようにするためである。このようにすること
によって、1つの映像がスクリーンに表示されるように
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の表示制御装置においては、例えば、スクリーンへの
投射面積を増加させたり、スクリーン上の映像の輝度を
上げようとした場合等、光源を大きくする必要がある場
合に、光源を大きくすると、それに伴い表示制御装置も
大型化し、これに応じて投射機の出力部も大型化してし
まい、結果的に、各投射機の出力部間の距離が長くなる
ことから、スクリーン上に表示される各投射画像にずれ
が生じてしまい、映像が乱れてしまうという問題があ
る。
【0004】図7は、投射機の位置とスクリーン上に表
示される画像との位置関係を表したものであるが、図7
からもわかるように、例えば、赤,緑,青の発光をもつ
CRTからなる投射機2,3,4の出力部が離れてしま
った場合には、スクリーン6上の同一箇所に対して各画
像データを投射する各投射機2,3,4の投射位置が異
なるため、スクリーン6上での各投射画像RD ,GD
D の表示位置もずれることになる。
【0005】したがって、図8に示すように、スクリー
ン6上に表示された各投射画像RD,GD ,BD を重畳
表示した場合、これら画像は完全には重畳されずに、ず
れて表示されることになる。ここで、表示させたい映像
の映像画素をS0,S1,S2,S3,……とし、この
各映像画素に対する赤の画像を投射する投射機2の画素
データをR0,R1,R2,……、緑の画像を投射する
投射機3の画素データをG0,G1,G2,……、青の
画像を投射する投射機4の画素データをB0,B1,B
2,……、とすると、本来ならば、図9(a)に示すよ
うに、スクリーン6上でR0とG0とB0とが同一箇所
に表示されてこれにより映像画素S0が表示され、R1
とG1とB1とが同一箇所に表示されて映像画素S1が
表示され、……、というように、同一映像画素に対する
各投射機からの画素データが同一位置に表示されなけれ
ばならないが、実際には、図9(b)に示すように、R
0とG1とB2とが同一位置に表示され、R1とG2と
B3とが同一位置に表示され、……、というように、異
なる映像画素に対する画素データが同一箇所に表示され
ることになり、映像画素を形成する本来の各画像の画素
データが同一位置に表示されないため、表示させるべき
映像が表示されないという未解決の課題がある。
【0006】そこで、この発明は上記従来の未解決の課
題に着目してなされたものであり、各投射機の出力部の
間が離れている場合でも、同一映像画素に対する各投射
画像の画素データをスクリーン上で同一位置に表示させ
ることのできる表示制御装置を提供することを目的とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る表示制御装置は、画像情報
に基づき所定の画像を投射表示する投射機を複数有し、
当該複数の投射機の投射画像を表示面に重畳表示するこ
とにより、任意の映像を表示するようにした表示制御装
置において、前記画像情報の前記投射機への出力タイミ
ングを各投射機間で相対的に変更する出力タイミング変
更手段を備えることを特徴としている。
【0008】また、請求項2に係る表示制御装置は、画
像情報に基づき所定の画像を投射表示する投射機を複数
有し、当該複数の投射機の投射画像を表示面に重畳表示
することにより、任意の映像を表示するようにした表示
制御装置において、前記表示面上に複数の前記投射画像
を表示したときの各投射画像どうしのずれの大きさに応
じて、前記画像情報の前記投射機への出力タイミングを
各投射機間で相対的に変更する出力タイミング変更手段
を備えることを特徴としている。
【0009】また、請求項3に係る表示制御装置は、前
記出力タイミング変更手段は、前記画像情報のうち、前
記複数の投射画像を重畳表示したとき一部の投射画像の
みが重畳表示される表示位置に対応する画像情報を、黒
を表示させる画像情報に設定することを特徴としてい
る。さらに、請求項4に係る表示制御装置は、前記出力
タイミング変更手段は、各投射機への前記画像情報を個
別に一時保持する保持手段と、当該保持手段での保持時
間を前記投射機間で異ならせる出力制御手段とを備える
ことを特徴としている。
【0010】
【作用】請求項1に係る表示制御装置は、画像情報の投
射機への出力タイミングを変更すれば、出力タイミング
を早めた量、或いは、遅らせた量に応じた分だけ、この
画像情報に対応する投射画像の表示面上の表示位置がず
れることになる。よって、例えば投射画像のうちのある
任意の領域に対応する画像情報の出力タイミングを全て
同一量だけ変更すれば、この任意の領域に該当する投射
画像は変更した量に応じた分だけ、本来の表示位置より
もずれた位置に表示される。
【0011】また、請求項2に係る表示制御装置は、表
示面上に複数の投射画像を重畳表示したときの、各投射
画像どうしのずれの大きさを、各投射機の出力部間の距
離等から予め検出しておく。そして、例えば、ある投射
画像を基準としたとき、この基準投射画像のうちの全投
射画像が重畳表示されている領域内の任意の領域に本来
重畳表示される他の投射画像を形成する画像情報の、投
射機への出力タイミングを投射画像どうしのずれの大き
さに応じて変更する。例えば、画像情報が出力される順
に、投射画像の右側から左側へと投射画像を表示するも
のとすると、投射画像が基準の投射画像よりも右側に表
示されたとき、画像情報の出力タイミングを遅らせ、逆
に、左側に表示された場合には画像情報の出力タイミン
グを早めることによって、この任意の領域の画像が投射
画像どうしのずれの大きさだけずれた位置、すなわち、
出力タイミングを遅らせた場合には本来の表示位置より
も左側にずれた位置に表示され、出力タイミングを早め
た場合には本来の表示位置よりも右側にずれた位置に表
示される。よって、基準の投射画像の任意の領域に対応
する表示面には、本来重畳表示されるべき各投射画像が
重畳表示されることになり、本来の映像が表示される。
【0012】また、請求項3に係る表示制御装置は、複
数の投射画像を表示面に表示した場合に各投射画像どう
しがずれて表示されたとき、全投射画像が重畳表示され
ない表示位置、すなわち、一部の投射画像のみが表示さ
れる表示位置に対応する投射画像の画像情報を黒を表示
させる画像情報に設定するから、全投射画像が重畳表示
される位置には所定の映像が表示され、一部の投射画像
のみが表示される位置は黒く表示される。
【0013】さらに、請求項4に係る表示制御装置は、
入力される各投射機への画像情報を個別に保持手段で一
時保持し、保持手段で保持する各画像情報の保持時間を
各投射機間で異ならせる。よって、各画像情報は各投射
機へそれぞれ異なるタイミングで出力されることにな
る。
【0014】
【実施例】以下に、本発明の実施例を説明する。図1
は、本発明における表示制御装置の一例を示す概略構成
図である。図中、1は、各投射機2,3,4のそれぞれ
に対する画像情報を生成する画像情報生成部、5は、画
像情報生成部で生成した各投射機2〜4に対する画像情
報を予め検出した、各投射機2〜4の投射画像どうしの
ずれに応じて補正する、出力タイミング変更手段として
の表示補正回路である。
【0015】前述の投射機2〜4は、例えば、投射機2
は赤、投射機3は緑、投射機4は青の発光をもつCRT
から形成され、各投射機2〜4が入力される画像情報を
もとに所定の画像を形成してスクリーン6に投射するこ
とにより、スクリーン6にカラー表示ができるようにな
っている。そして、前記画像補正回路5は、各投射機2
〜4への画像情報をそれぞれ個別に補正する3つの画像
補正部7R,7G,7Bから構成され、これら画像補正
部7R,7G,7Bは同一機能構成を有している。そし
て、この画像補正回路5で補正した画像情報が、それぞ
れ対応する投射機2〜4に入力されるようになってい
る。
【0016】なお、画像補正回路5は、実際には、例え
ば、A/D変換器、D/A変換器等の入出力インタフェ
ース回路や、演算処理装置、記憶装置を含んで形成され
るマイクロコンピュータ等で構成されている。前記画像
補正部7R,7G,7Bは、入力される画像情報を一旦
保持する、保持手段としての保持回路8と、保持回路8
で保持している画像情報の出力タイミングを調整して対
応する投射機に出力する出力制御手段としての出力制御
回路9とから構成されている。
【0017】そして、保持回路8は、入力されるアナロ
グ信号からなる画像情報をデジタル値に変換するA/D
変換器81と、先入れ先出し方式(FIFO)の記憶装
置であるメモリ82と、A/D変換器81でデジタル値
に変換した画像情報を画像を形成する一ライン分の画素
データ毎に、例えば、スクリーン6に投射したとき投射
画像の右端に対応する画素データから順にメモリ82に
書き込む、書き込み制御回路83とから構成されてい
る。この書き込み制御回路83では、読み出し中フラグ
FがF=0であるとき、A/D変換器81からの画像情
報のうち一ライン分の画素データをメモリ82に書き込
み、書き込み終了後、後述の読み出し制御回路92に読
み出し指令を送信するようになっている。
【0018】前記出力制御回路9は、画像情報の画像一
ライン分の画素データの補正内容が予め設定されて格納
されている読み出し制御メモリ91と、読み出し制御メ
モリ91に格納されている各画素データの出力タイミン
グに応じて前記メモリ82に格納された画像情報を出力
する読み出し制御回路92と、読み出し制御回路92か
らの画像情報をアナログ値に変換し、対応する投射機に
供給するD/A変換器93とから構成されている。
【0019】前記読み出し制御メモリ91は、例えば、
一ライン分の画素のそれぞれに一対一に対応するビット
数を記憶できるように形成され、例えば、各投射機2〜
4の出力部間の距離をもとに、この状態でスクリーン6
に各投射機2〜4から画像を投射したときの、これら画
像を重畳表示して形成される映像を形成する同一の映像
画素に対する各画像の画素データのずれを求め、このず
れを防止するための一ライン分の各画素データの出力タ
イミングが格納されている。
【0020】そして、例えば、図1に示すように配置し
た投射機2〜4からスクリーン6に画像を投射したとき
に、投射機2〜4の出力部の間の距離から、図9(b)
に示すように、投射機2の投射画像RD を基準にしたと
き、投射機3の投射画像GDは投射画像RD に比較して
1画素分右にずれ、投射機4の投射画像BD は投射画像
D に比較して1画素分右にずれて表示されると予想さ
れる場合には、例えば画像補正部7Rの読み出し制御メ
モリ91には、図2(a)に示すように、一ライン分の
画素数に対応するビット数mのデータが格納され、mビ
ット目と、(m−1)ビット目とが“0”に設定され、
その他のビットは“1”に設定される。
【0021】そして、画像補正部7Gの読み出し制御メ
モリ91には、図2(b)に示すように、0ビット目及
びmビット目が“0”に設定され、その他のビットは
“1”に設定される。また、画像補正部7Bの読み出し
制御メモリ91には、図2(c)に示すように、0ビッ
ト目及び1ビット目が“0”に設定され、その他のビッ
トは“1”に設定される。
【0022】そして、読み出し制御回路92は書き込み
制御回路83から読み出し指令を受信したとき、読み出
し中フラグFをF=1に設定した後、読み出し制御メモ
リ91のデータを0ビット目から順次読み出し、読み出
したデータが“0”のとき、“黒”を表示させる黒デー
タを画素データとして出力し、読み出したデータが
“1”のとき、メモリ82の先頭から順に1画素分の画
素データを読み出してこれを出力する。そして、読み出
し制御メモリ91から全てのデータを読み出したとき、
読み出し中フラグFをF=0にリセットする。
【0023】また、このとき、画像補正部7R,7G,
7Bの各読み出し制御回路92では、互いに同期をとっ
て所定のタイミングで画素データをD/A変換機93に
出力するようになっている。次に、上記実施例の動作を
図3の読み出し制御回路92の動作を示すフローチャー
トに基づいて説明する。
【0024】画像情報生成部1で生成した各投射機に対
するアナログ値でなる赤,緑,青の画像情報が画像補正
回路5に入力されると、各画像情報は、それぞれ対応す
る画像補正部7R,7G,7Bに入力され、これがA/
D変換器81でデジタル値に変換される。そして、書き
込み制御回路83では、読み出し中フラグFがF=0で
あり、読み出し制御回路92がメモリ82の画素データ
を読み出し中でないことを確認した後、図4に示すよう
に、画像を形成する一ライン分の画素データを、スクリ
ーン6に投射したとき右端の投射画像に対応する画素デ
ータから順にメモリ82に書き込む。そして、読み出し
制御回路92に対して読み出し指令を出力する。
【0025】読み出し制御回路92では、この読み出し
指令を入力すると、図3に示す読み出し制御処理を実行
し、まず、ステップS1で、読み出し制御メモリ91に
格納したデータのうち所定のビットを特定する変数m
と、メモリ82に格納した一ライン分の画素データのう
ち所定の画素データを特定する変数nとをそれぞれ
“0”にリセットし、また読み出し中フラグFをF=1
に設定する。
【0026】次いで、ステップS2で、読み出し制御メ
モリ91のmビット目、すなわち、0ビット目のデータ
を読み込む。この場合、例えば、画像補正部7Rの場合
には、図2(a)に示すように、0ビット目は“1”で
あるから(ステップS3)、ステップS4に移行し、メ
モリ82のnビット目の画素データ、すなわち、0ビッ
ト目の画素データを読み込み、この場合、図4に示すよ
うにR0を読み込む。そして、これをD/A変換器93
に出力する。
【0027】そして、nをn=n+1に更新し(ステッ
プS5)、さらに、mをm=m+1に更新する(ステッ
プS6)。そして、この場合、読み出し制御メモリ91
の全でのデータを読み出していないから(ステップS
7)、ステップS2に戻り、次に、1ビット目のデータ
を読み出し制御メモリ91から読み込む。そして、上記
と同様に処理を行い、画像補正部7Rの場合、1ビット
目のデータは図2(a)から“1”であるから、メモリ
82の1ビット目の画素データを読み出してこれを出力
する。
【0028】この操作を繰り返し行い、読み出し制御メ
モリ91のm−1ビット目を読み出したとき、読み出し
たデータは“0”であるから、ステップS3からステッ
プS8に移行して、画素データとして黒データを出力す
る。そして、次に、mビット目のデータを読み出し、こ
の場合も“0”であるから、黒データを画素データとし
て出力する。そして、読み出し制御メモリ91の全ての
データを読み出したので、ステップS7からステップS
9に移行し、読み出し中フラグFをF=0にリセットす
る。
【0029】これにより、読み出し中フラグFがF=0
になったことから書き込み制御回路83では、次の一ラ
イン分の画素データを上記と同様に書き込み、読み出し
制御回路92に対して読み込み指令を通知し、読み出し
制御回路92では、上記と同様に、処理を行う。画像補
正部7G,7Bでも上記と同様に、読み出し制御メモリ
92のデータに基づいて処理を行い、このとき、各画像
補正部7R,7G,7Bでは、例えば同一のクロック信
号を入力し、これに同期して画素データを出力する等に
よって、同期をとるようになっている。
【0030】このようにして補正された各画像補正部7
R,7G,7Bから出力される画素データを表したのが
図5であり、これら画素データが一ライン分の映像画素
S0〜S99に対する各画像の画素データとして出力さ
れる。したがって、赤の画像情報は、映像画素S0〜S
97までは、画素データR0〜R97が順に設定され、
映像画素S98及びS99の画素データは“黒”に設定
されることになる。また、緑の画像情報は、映像画素S
0及びS99の画素データが“黒”に設定され、映像画
素S1の画素データは映像画素S0の画素データである
G0が設定され、映像画素S2の画素データはG1が設
定され、というように、1画素分画素データがずれて設
定される。また、青の画像情報は、映像画素S0及びS
1の画素データが“黒”に設定され、映像画素S2から
S99までは、映像画素S2の画素データは映像画素S
0の画素データであるB0が設定され、映像画素S3の
画素データは映像画素S1の画素データであるB1が設
定され、というように、2画素分の画素データがずれて
設定される。同様にして、以下のラインについてもそれ
ぞれ設定される。
【0031】したがって、これら画素データが各投射機
2〜4に出力され、これら画素データをもとに画像を形
成しスクリーン6に投射すると、図6に示すように、赤
の画像は、映像画素S98及びS99に対応する映像左
端の箇所が黒く表示され、緑の画像は映像画素S0及び
S99に対応する映像両端の箇所が黒く表示され、青の
画像は映像画素S0及びS1に対応する映像右端の箇所
が黒く表示されることになる。
【0032】そして、3つの画像がずれて表示される映
像を形成する各画素のスクリーン6上の表示位置をD0
〜D101とすると、赤,緑,青の画像はそれぞれ1画
素分だけ右にずれて表示されるから、赤の画像は、D2
からD99の位置に画素データR0〜R97が表示さ
れ、D100及びD101の位置に“黒”データが表示
され、D0及びD1の位置には表示されない。また、緑
の画像は、D2〜D99の位置に画素データG0〜G9
7が表示され、D1及びD100の位置には“黒”デー
タが表示され、D0及びD101の位置には表示されな
い。そして、青の画像は、D2〜D99の位置に画素デ
ータB0〜B97が表示され、D0及びD1の位置には
“黒”データが表示され、D100及びD101の位置
には表示されない。
【0033】したがって、これら3つの画像を重畳表示
された映像は、D0及びD1,D100及びD101の
位置が黒く表示されるから、映像の両端が黒く表示さ
れ、D2〜D99の位置には、映像画素S0〜S97に
対する各画像の画素データがそれぞれ重畳表示されるこ
とになる。よって、D2〜D99の位置には、所望とす
る正常の映像が表示されることになる。したがって、本
来の映像よりも表示範囲がずれ分だけ狭くなるが、各投
射機2〜4の投射画像がずれることにより映像が乱れる
ことはない。
【0034】また、読み出し制御メモリ91にデータに
基づいて、画素データの出力タイミングを調整するよう
にしているから、読み出し制御メモリ91のデータを変
更するだけで容易に出力タイミングを変更させることが
できる。また、3つの画像の画素データが重畳表示され
ないD0,D1,D100,D101の表示位置に対応
する各画像の画素データは“黒”データを表示するよう
にしているから、所定の映像を形成することのできない
意味のない映像が表示されることがない。
【0035】なお、上記実施例では、メモリ82に一ラ
イン分の画像情報を格納する場合について説明したが、
例えば、1画面分のデータを格納するようにすることも
できる。また、これに応じて、読み出し制御メモリ91
に1画面分の画素データに対する補正データを格納する
ようにすることもできる。また、上記実施例は、スクリ
ーン前面から画像を投射する前面投射型の投射機、或い
は、スクリーン背面から画像を投射する背面投射型の投
射機の何れにも適用することができる。
【0036】また、例えば、上記実施例では、スクリー
ン6上のD2〜D99の位置に映像画素S0〜S97に
対応する画素データを表示し、本来の映像の左端の映像
を削除して表示するようにした場合について説明した
が、例えば、映像の左端の映像を削除したくない場合等
には、例えば、メモリ92の画素データを読み出すとき
に、2ビット目の画素データから読み出すようにするこ
とにより、D2〜D99の位置に映像画素S2〜S99
に対応する画素データを表示することもでき、また、同
様にして映像画素S1〜S98に対応する画素データを
表示するようにすることもでき、必要に応じて任意に設
定することができる。
【0037】また、上記実施例では、R,G,Bのそれ
ぞれの投射機への投射画像に対して画像補正部を設けた
場合について説明したが、例えば、画像補正部を持たな
い投射機の投射画像を基準として、他の投射画像を表示
する投射機への画像情報を調整するようにすれば、各投
射機毎に画像補正部を設ける必要はない。また、上記実
施例では、画素データの出力タイミングをずらして映像
画素に対する各投射画像の所定の画素データを重畳表示
させるようにした場合について説明したが、このとき、
各投射機毎に画素データの出力を開始するタイミングを
画素データの出力タイミングをずらした量に応じて調整
し、同一の映像画素に対応する各補正画像補正部からの
画素データの出力タイミングを一致させれば、より鮮明
な映像を得ることができる。
【0038】さらに、上記実施例では、R,G,Bの発
光を有する各投射器から投射画像を投射させることによ
り、スクリーン6にカラー表示をする場合について説明
した場合について説明したが、これに限らず、例えば、
同一被写体を違った2つの角度から撮影した画像を投射
させ、これら画像を偏光板等を介すこと等により2つの
画像のうち一方の画像のみを右目でみて、他方の画像の
みを左目でみるようにして、画像を立体表示するように
した立体映像に適用することも可能である。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る表
示制御装置によれば、出力タイミング変更手段により、
画像情報の各投射機への出力タイミングを変更すること
によって、変更した量に応じて、出力タイミングを変更
した画像情報で形成される投射画像を本来の表示位置よ
りもずれた位置に容易に表示させることができる。
【0040】また、請求項2に係る表示制御装置によれ
ば、出力タイミング変更手段により、画像情報の各投射
機への出力タイミングを、表示面上に複数の投射画像を
表示したときの投射画像どうしのずれの大きさに応じて
変更することによって、本来重畳表示されるべき投射画
像どうしが表示面に重畳表示されることになるから、本
来の映像を表示させることができる。
【0041】また、請求項3に係る表示制御装置によれ
ば、複数の投射画像を重畳表示したときに、一部の投射
画像のみが表示される位置は黒く表示されるから、例え
ば、全ての投射画像が重畳表示されず所定の所定の映像
を形成しない意味のない画像が表示されることを防止す
ることができる。さらに、請求項4に係る表示制御装置
は、入力される画像情報を保持手段で一旦保持し、この
とき、保持手段で保持する各画像情報の保持時間を各投
射機間で異ならせるから、この保持時間を調整すること
により、各投射機への各画像情報の出力タイミングを各
投射機間で容易に変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による表示制御装置の一例を示す概略構
成図である。
【図2】読み出し制御メモリ91の構成を示す概略図で
ある。
【図3】読み出し制御回路92の処理手順の一例を示す
フローチャートである。
【図4】本発明の動作説明に供するメモリ82の概略図
である。
【図5】本発明の動作説明に供する説明図である。
【図6】本発明の動作説明に供する説明図である。
【図7】従来の表示制御装置の動作説明に供する説明図
である。
【図8】従来の表示制御装置による投射画像の投射位置
を説明する説明図である。
【図9】従来の表示制御装置により表示される映像の表
示状態を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 画像情報生成部 2,3,4 投射機 5 表示補正回路 6 スクリーン 82 メモリ 83 書き込み制御回路 91 読み出し制御メモリ 92 読み出し制御回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報に基づき所定の画像を投射表示
    する投射機を複数有し、当該複数の投射機の投射画像を
    表示面に重畳表示することにより、任意の映像を表示す
    るようにした表示制御装置において、前記画像情報の前
    記投射機への出力タイミングを各投射機間で相対的に変
    更する出力タイミング変更手段を備えることを特徴とす
    る表示制御装置。
  2. 【請求項2】 画像情報に基づき所定の画像を投射表示
    する投射機を複数有し、当該複数の投射機の投射画像を
    表示面に重畳表示することにより、任意の映像を表示す
    るようにした表示制御装置において、前記表示面上に複
    数の前記投射画像を表示したときの各投射画像どうしの
    ずれの大きさに応じて、前記画像情報の前記投射機への
    出力タイミングを各投射機間で相対的に変更する出力タ
    イミング変更手段を備えることを特徴とする表示制御装
    置。
  3. 【請求項3】 前記出力タイミング変更手段は、前記画
    像情報のうち、前記複数の投射画像を重畳表示したとき
    一部の投射画像のみが重畳表示される表示位置に対応す
    る画像情報を、黒を表示させる画像情報に設定すること
    を特徴とする請求項1又は2記載の表示制御装置。
  4. 【請求項4】 前記出力タイミング変更手段は、各投射
    機への前記画像情報を個別に一時保持する保持手段と、
    当該保持手段での保持時間を前記投射機間で異ならせる
    出力制御手段とを備えることを特徴とする請求項1乃至
    3の何れかに記載の表示制御装置。
JP7149052A 1995-06-15 1995-06-15 表示制御装置 Pending JPH099284A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004503809A (ja) * 2000-03-31 2004-02-05 アイマックス コーポレイション ディジタル投影装置およびその方法

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