JPH0992840A - 液晶表示装置及びその製造方法 - Google Patents

液晶表示装置及びその製造方法

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JPH0992840A
JPH0992840A JP25060595A JP25060595A JPH0992840A JP H0992840 A JPH0992840 A JP H0992840A JP 25060595 A JP25060595 A JP 25060595A JP 25060595 A JP25060595 A JP 25060595A JP H0992840 A JPH0992840 A JP H0992840A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】薄膜トランジスタの特性の劣化、液晶表示の際
の表示ムラの低減、信号線の断線の防止。 【解決手段】絶縁性基板11上に設けられた逆スタガ型
薄膜トランジスタにおいて、そのソース・ドレイン電極
18,19及び信号線20が、少なくともその最下層が
高融点金属もしくは高融点金属よりなる合金のシリサイ
ド膜16であり、このシリサイドに隣接する上層が前記
高融点金属(17)もしくは高融点金属よりなる合金も
しくはこれらの窒化物である多層膜となっている。また
シリサイド膜16をスパッタリング法により形成し、上
層の金属膜17をフッ素系ガスもしくはこれを含む混合
ガスでシリサイド膜途中まで行い、次にウェットエッチ
ングした後、n型半導体層15をドライエッチングす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶表示装置及びそ
の製造方法に関し、特にスイッチング素子として逆スタ
ガ型薄膜トランジスタを使用したアクティブマトリクス
型の液晶表示装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】薄膜トランジスタをスイッチング素子と
した液晶表示装置は、平面表示装置において、大画面、
高画素密度で良質な映像を得ることができ、近年広く用
いられている。
【0003】従来の薄膜トランジスタの一例をあげる
と、例えば図8のように、透明の絶縁性基板11上に、
ゲート電極12、ゲート絶縁膜13、アンドープ半導体
層14(非晶質シリコン層)を形成した後、ソース・ド
レイン電極18、19を形成した逆スタガ構造のものが
多く用いられている。ここで、アンドープ半導体層14
(意図的に不純物をドーピングしていない、高純度半導
体層。以下同様。)とソース・ドレイン電極18,19
のオーミック接続を得る為にn型半導体層15が設けら
れている。
【0004】さて、一対のソース・ドレイン電極間にチ
ャネル部を形成する際にn型半導体層のエッチングの均
一性を改善したり、アンドープ半導体層とソース・ドレ
イン電極のオーミック接続をさらに良くする為にn型半
導体層上にシリサイド層を形成する技術が知られてい
る。例えば、特開昭61−248564号公報や特開平
2−2006131号公報では、ソース・ドレイン電極
にチタンやクロム、タンタル等を用いた場合に、n型半
導体層またはアンドープ半導体層との界面にそれらのシ
リサイドを成膜時の熱履歴により、両者を反応(相互拡
散)させて形成する技術が開示されている。この場合の
シリサイド層の厚さは5nm〜10nm程度またはそれ
以下になっている。また、特開平5−235034号公
報や特開昭62−172761号公報では、ソース・ド
レイン電極またはその拡散防止層にチタンやクロム、モ
リブデン、白金等を用いた場合に、n型半導体層との界
面にそれらのシリサイドを250〜300℃程度のアニ
ールにより、両者を反応させて形成する技術が開示され
ている。この場合のシリサイド層の厚さは両公報には明
確な記述はないが、少なくとも10nmより厚い膜厚に
なっていると考えられる。
【0005】次に構造的には、特開平5−235034
号公報と特開平2−206131号公報にはシリサイド
層と実質上ソース・ドレイン電極として作用させるセル
フラインプロセスを特徴とした技術が開示されている
が、チャネル部でのシリサイド層とその上の金属層の端
面は一致せず、金属層の端面をシリサイド層の端面より
後退させており、ゲート電極との重なりを少なくしてそ
の間の寄生容量を低減させている。また、特開昭62−
172761号公報に開示されたものにおいても、チャ
ネル部でのシリサイド層と拡散防止層及びその上の金属
層との端面とは、後者のエッチングが、独立したリソグ
ラフィー工程で行なわれる為、一般に一致していない、
さらに、前述の4公報では、シリサイド層はソース・ド
レイン電極部分にのみ形成され、信号線部分や端子部分
には形成されていない。
【0006】次に、製法的には、特開昭61−2485
64号公報、特開平5−235034号公報、特開平2
−206131号公報では、ソース、ドレイン電極の金
属層のエッチングはウェットエッチングにより行なわれ
ている。特開昭62−172761号公報では特に明記
されていない。
【0007】特に図9に示すように、特開昭61−24
8564号公報ではソース・ドレイン電極18,19と
透明導電膜22と金属層17のエッチング及びシリサイ
ド層16のエッチング及びn型半導体層15のエッチン
グをそれぞれ異なるエッチャントでウェットエッチング
(但し最後のn型半導体層のエッチングはドライエッチ
ングでも可)により形成している。
【0008】一般的には、ソース・ドレイン電極の金属
のエッチングをウェットエッチングで行なう場合、薄膜
トランジスタ製造プロセスに適合したエッチャントの選
択が難かしい場合が多く、また、残渣等の問題も生じや
すいので、制御の容易なドライエッチングが用いられる
ことが多い。金属がタンタルやモリブデン、クロム、チ
タン、タングステン、ニオブ等の高融点金属である場
合、フッ素系ガスもしくはフッ素系ガスを含む混合ガス
を用いてエッチングが通常行なわれている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ソース
・ドレイン電極形成の際、例えば特開昭61−2485
64号公報のようにウェットエッチングの手法を用いる
と、従来の信号線の構造では、走査線(ゲート線)等と
交差する段差部で信号線が断線しやすいという問題があ
る。この理由は、例えば走査線との段差部上でゲート絶
縁膜と信号線金属膜の密着性が悪くなり、ウェットエッ
チングの際のオーバーエッチング時に信号線の側面から
この部分にエッチャントがしみ込んで、部分的に信号線
がエッチングされる為と推察される。この現象は特に走
査線の断面形状が逆テーパー状になったような場合に顕
著に見られる。
【0010】また、液晶表示装置を大画面化、軽量化す
る為に、薄膜トランジスタ基板を大型化、薄型化してい
く必要があるが、それにつれ基板の反りが大きくなり、
従来の信号線の構造では、ストレスマイグレーションの
問題が無視できなくなってくる。一般に金属配線のスト
レスマイグレーションは、下地の段差部分で結晶粒界が
できやすく、それに沿って発生する。従って、走査線よ
りも信号線で発生しやすいと考えられる。
【0011】一方、ソース・ドレイン電極形成をドライ
エッチングで行なう場合は、従来のシリサイド層形成の
技術では、その厚さが5〜10nm程度以下と非常に薄
く、またアニールによる場合でも、温度の制約から20
〜30nm程度と推定され、かつ膜厚の制御が難かしい
為、ドライエッチングの際のオーバーエッチングの制御
が難かしいという問題がある。即ち、従来のようにソー
ス・ドレイン電極またはその一部に拡散防止層としてタ
ンタルやモリブデン、クロム、チタン等の高融点金属を
用いる場合、これを4フッ化炭素(CF4 )や6フッ化
硫黄(SF6 )等のフッ素系のガスもしくは、これらを
含む混合ガス(例えば、CF4 +O2 、SF6 +C
2 )で反応性イオンエッチングすると、その下層のシ
リサイド層が薄い為、オーバーエッチングの際このシリ
サイド層でエッチングを止めることが難かしく、その下
層のn型半導体層までエッチングが進んでしまう。一般
に上述のようなフッ素系のガスではアモルファスシリコ
ンに対する金属のエッチング選択比が1程度であり大き
くできない。従って、このような状況では、オーバーエ
ッチングの制御が非常に困難になり、金属層やn型半導
体層のエッチングに過不足を生じやすく、かつ特にチャ
ネルエッチ型の薄膜トランジスタではチャネル部のエッ
チング量を均一にできない。この為薄膜トランジスタの
特性を劣化させたり、また液晶表示の際表示ムラが発生
するという問題があった。
【0012】本発明の目的は、このような従来技術の問
題点を解決して、トランジスタ特性が良好で、液晶表示
の際の表示ムラが低減でき、かつ信号線の断線やストレ
スマイグレーションの少ない液晶表示装置及びその製造
方法を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶表示装置
は、絶縁性基板の表面を選択的に被覆するゲート電極、
前記ゲート電極とゲート絶縁膜を介して交差する島状の
アンドープ半導体層及び前記アンドープ半導体層とそれ
ぞれn型半導体層を介して接続された一対のソース・ド
レイン電極を有する逆スタガ型薄膜トランジスタと、前
記絶縁性基板の表面を選択的に被覆し前記ゲート電極に
接続された走査線と、前記逆スタガ型薄膜トランジスタ
の一対のソース・ドレイン電極の一方に接続され前記走
査線と前記ゲート絶縁膜と同時に形成された層間絶縁膜
を介して交差する信号線と、前記逆スタガ型薄膜トラン
ジスタの一対のソース・ドレイン電極の他方に接続され
た画素電極とを有する液晶表示装置において、前記一対
のソース・ドレイン電極及び信号線が高融点金属又は高
融点金属合金のシリサイド膜及び前記シリサイド膜上に
形成され前記高融点金属又は高融点金属合金でなる金属
膜を含む多層膜であるというものである。
【0014】ここで、島状のアンドープ半導体層とn型
半導体層との間にゲート電極に対応して選択的にエッチ
ング保護膜を設けることができる。
【0015】又、シリサイド膜に金属膜が直接被着され
ていてもよい。あるいは、タンタル膜が窒化タンタル膜
を介してタンタルシリサイド膜に被着されていてもよ
い。
【0016】本発明の液晶表示装置の製造方法は、絶縁
性基板の表面を選択的に被覆するゲート電極及びこれに
連結する走査線を形成し、全面にゲート絶縁膜を堆積
し、前記ゲート電極と交差し表面にn型半導体層を有す
る島状のアンドープ半導体層を形成する工程と、高融点
金属又は高融点金属合金のシリサイド膜を形成し、前記
高融点金属又は高融点合金でなる金属膜を形成して多層
膜を形成する工程と、前記金属膜の表面から前記シリサ
イド膜の中途まで反応性イオンエッチングを行ない、残
りの前記シリサイド膜及び前記n型半導体層との界面の
反応層を前記n型半導体層と選択性のあるエッチング液
でウェットエッチングし、前記n型半導体層を反応性イ
オンエッチングすることにより前記多層膜をパターニン
グして一対のソース・ドレイン電極及びこれらのいずれ
か一方に連結する信号線を形成する工程とを有するとい
うものである。
【0017】この場合、アンドープ半導体層を形成しエ
ッチング保護膜を形成しパターニングすることにより表
面にゲート電極に対応する前記エッチング保護膜を選択
的に設けられた島状の前記アンドープ半導体層を形成し
n型半導体層を形成することができる。
【0018】又、シリサイド膜としてタンタルシリサイ
ド膜を形成し窒化タンタル膜を形成し金属膜としてタン
タル膜を形成することができる。
【0019】更に、フッ素ガス又はフッ素ガスを含む混
合ガスを使用する反応性イオンエッチングによりシリサ
イド膜をエッチングし、フッ素ガス、塩素系ガス又はこ
れらの混合ガスを使用する反応性イオンエッチングによ
りn型半導体層をエッチングすることができる。この場
合、シリサイド膜の厚さが30nm以上100nm以下
とすることができる。
【0020】本発明の液晶表示装置は、信号線がシリサ
イド膜と金属膜との多層膜になっているので層間絶縁膜
との密着性がよい。
【0021】又本発明の液晶表示装置の製造方法は、n
型半導体層を被覆するシリサイド膜を最下層とする多層
膜をパターニングしてソース・ドレイン電極を形成する
際に、反応性イオンエッチングでシリサイド膜の途中ま
でエッチングし、残りのシリサイド膜と反応層をウェッ
トエッチで除去するのでn型半導体層のエッチングの制
御が容易である。
【0022】
【発明の実施の形態】図1(a)は本発明の液晶表示装
置第1の実施の形態を示す回路図、図1(b)は図1
(a)に示した液晶表示装置の一画素部を示す平面図で
ある。又、図2(a),(b)はそれぞれ図1(b)の
A−A線断面図、B−B線断面図である。
【0023】この実施の形態はガラスなどの絶縁性基板
11の表面を選択的に被覆するゲート電極12、ゲート
電極12とゲート絶縁膜13(窒化シリコン膜)を介し
て交差する島状のアンドープ半導体層14(アンドープ
非晶質シリコン層)及びアンドープ半導体層14とそれ
ぞれn型半導体層15(n型非晶質シリコン層)を介し
て接続された一対のソース・ドレイン電極18,19を
有する逆スタガ型薄膜トランジスタ28と、絶縁性基板
11の表面を選択的に被覆しゲート電極12に接続され
た走査線24と、逆スタガ型薄膜トランジスタ28の一
対のソース・ドレイン電極の一方18に接続され走査線
24とゲート絶縁膜13と同時に形成された層間絶縁膜
を介して交差する信号線20と、逆スタガ型薄膜トラン
ジスタ28の一対のソース・ドレイン電極の他方19に
接続された画素電極27(透明導電膜22)とを有する
液晶表示装置において、一対のソース・ドレイン電極1
8,19及び信号線20がタングステンのシリサイド膜
16及びシリサイド膜16上に形成されてなる金属膜1
7(タングステン膜)を含む多層膜であるというもので
ある。なお、信号線20は透明導電膜22/タングステ
ン膜(17)/シリサイド膜16の3層膜である。又、
チャネル部23において、シリサイド膜16と金属膜1
7の端面がほぼ一致している。つまり、ソース・ドレイ
ン電極は全域で多層構造を有している。
【0024】次に、この実施の形態の製造方法について
説明する。
【0025】まず、図3(a)に示すように、ガラス等
の透明な絶縁性基板11上に、タンタル、クロム、モリ
ブデン、タングステン等の金属膜を成膜し、フォトリソ
グラフィー工程を通してゲート電極12や走査線(図1
の24)を形成した後、プラズマ化学気相成長により窒
化シリコン膜(ゲート絶縁膜13)、アンドープ非晶質
シリコン層(15)、リンがドープされたn型非晶質シ
リコン層(15)を連続成膜し、フォトリソグラフィー
工程を通して、ゲート電極と交差する島状のアンドープ
の半導体層14とn型半導体層15と形成する。ゲート
絶縁膜13はあらかじめスパッタリングにより成膜した
酸化シリコン膜に窒化シリコン膜を積層して用いてもよ
いし、ゲート電極12や走査線24をタンタルやモリブ
デンのように陽極酸化可能な金属膜で形成するときは、
これらの表面を陽極酸化して絶縁膜にし、ゲート絶縁膜
13の一部として用いてもよい。
【0026】次に、フォトリソグラフィー工程を通して
ゲート絶縁膜13に端子をとる為のコンタクトホール
(図示せず)を開孔した後、例えばタングステンシリサ
イド膜とタングステン膜をそれぞれ厚さ50nm,15
0nm程度スパッタリング法により連続成膜する。この
とき基板の温度は200℃程度に設定する。するとn型
半導体層15の上面及び側面と島状のアンドープ半導体
層14の側面で、シリコンとタングステンシリサイドが
反応し、厚さ5〜10nm程度の反応層25が形成され
る。ここで、タングステンシリサイド(WSix )膜の
組成比はx=2〜3程度が適当であり、従って、反応層
25(ここではWSiy )の組成比はこれよりも少しシ
リコンが高濃度になる(y>xかつy≒x)。しかし、
全体として見てみると、タングステン膜の下層にタング
ステンシリサイド膜が60nm程度形成されているとみ
なされる。スパッタリングにより成膜されるタングステ
ンシリサイド膜の膜厚は、後述するように、ドライエッ
チング時にこのシリサイド膜でエッチングを止められる
ように、ドライエッチング装置のエッチングレートの基
板面内均一性性能及び金属膜とシリサイド膜のエッチン
グ選択比とを考慮して、30nm〜100nmの範囲で
適切な値を選ぶ。例えば、金属膜の膜厚が150nm、
金属膜の膜厚分布も含めたエッチングレートの基板面内
均一性が30%、金属膜とシリサイド膜のエッチング選
択比が2の標準的な場合を考えると、金属膜のジャスト
エッチング時にシリサイド膜は既に最高約23nmエッ
チングされており、従ってシリサイド膜の膜厚は最低で
も30nm程度必要になることがわかる。同様に、金属
膜の膜厚分布も含めたエッチングレートの基板面内均一
性が50%と最悪の場合を考えると、金属膜のエッチン
グをジャストエッチング+30%で止めたとして、この
ときシリサイド膜は最高約71nmエッチングされてお
り、従ってシリサイド膜の膜厚は80nm程度にすれば
十分であることがわかる。金属膜の膜厚が200nmの
場合は、上述の後者のような条件で、同様に計算する
と、シリサイド膜は最高95nmエッチングされること
になり、従ってシリサイド膜は100nm程度にすれば
十分であることがわかる。しかし、シリサイドが前記の
ような組成の場合、その比抵抗は金属より一般に一桁以
上高い為、シリサイド膜の厚さは、上述のドライエッチ
ングの制御の可能な範囲で薄い方が信号線の比抵抗が下
がり望ましい。また、シリサイド膜の厚さの薄い方が、
後で述べるウェットエッチングの処理時間が短かくで
き、プロセス上も好都合である。このようにして、シリ
サイド膜16と金属膜17の積層膜が形成される。
【0027】次に、フォトリソグラフィー工程を通し
て、ソース・ドレイン電極及び信号線となる部分に図3
(b)に示すように、フォトレジスト膜26を形成し、
これをマスクとしてフッ素系ガスもしくはフッ素系ガス
を含む混合ガス、例えば4フッ化炭素(CF4 )と酸素
(O2 )の混合ガスで金属膜17をドライエッチングす
る。引き続いて、シリサイド膜16をエッチングする
が、n型半導体層15に達する前にこのエッチングを止
める。例えば金属膜17がタングステンの場合、このガ
ス系ではタングステンのタングステンシリサイドに対す
るエッチング選択比を2以上にできるので、前述したよ
うに基板全面にわたりシリサイド膜16内でエッチング
を止めることが容易にできる。続いて希弗酸もしくは希
バッファード弗酸を用いて、残りのシリサイド膜をウェ
ットエッチングする。液の濃度は希弗酸の場合は0.1
〜1%程度、希バッファード弗酸の場合は16バッファ
ード弗酸で5〜10%程度が適当である。これらの液で
はシリコンはエッチングされないので、前段のドライエ
ッチングで残したシリサイド膜の膜厚ばらつきが大きく
ても、このウェットエッチングで前述した反応層25も
含めてシリサイド膜16を完全にエッチング除去し、し
かもこのエッチングを基板全面にわたり、n型半導体層
15の表面で止めることができる。このようにして、ソ
ース・ドレイン電極18,19が形成される。
【0028】次に、フォトレジスト32を剥離除去した
後、図4(a)に示すように、ITO等の透明導電膜2
2を成膜し、フォトリソグラフィー工程を通して画素電
極27を形成する。また同時に透明導電膜を信号線上部
にも残し、シリサイド膜16と金属膜17と透明導電膜
22を積層した信号線20を形成する。
【0029】最後に、ソース・ドレイン電極18,19
をマスクとして、フッ素系ガスもしくは塩素系ガスもし
くはこれらの混合ガス例えば4フッ化炭素(CF4 )と
酸素(O2 )や6フッ化硫黄(SF6 )と塩素(C
2 )または塩酸(HCl)の混合ガスで、図4(b)
に示すように、n型半導体層15をドライエッチングす
る。このようにして、n型半導体層15を基板全面にわ
たりほぼ均一にエッチングすることができる。
【0030】また、金属膜17がタングステンの場合、
前述した希弗酸もしくは希バッファード弗酸にはエッチ
ングされないので、仮に、走査線24の段差上で信号線
20の最下層のシリサイド膜が異常エッチングされて
も、上層の金属膜でつながっており、この部分での信号
線の断線を防止できる。一方金属膜17が例えばタンタ
ルやクロムのように弗酸でエッチングされる金属で形成
されている場合でもエッチングレートはシリサイド膜の
方が圧倒的に速く、かつ、エッチング液の濃度が低くて
処理時間も短かくできるので、金属膜のエッチングによ
る膜減りは事実上問題がなく、やはり、信号線の断線を
防止することができる。このようにして図2のチャネル
エッチ型薄膜トランジスタが得られる。
【0031】図5は本発明の液晶表示装置の第2の実施
の形態を示す断面図で、図5(a),図5(b)はそれ
ぞれ図2のA−A線断面図、B−B線断面図に相当す
る。
【0032】この実施の形態では、チャネル保護型の薄
膜トランジスタを使用している。すなわち、島状のアン
ドープ半導体層14とn型半導体層15との間にゲート
電極12に対応してエッチング保護膜21が設けられて
いる点で第1の実施の形態と相違している。
【0033】また、金属膜が窒化タンタル膜17−1と
タンタル膜17−2との2層膜で構成され、更に、シリ
サイド膜16aはタンタルシリサイド膜であるが、これ
はチャネル保護型に限らずチャネルエッチ型にも適用で
きる。タンタルシリサイド膜に直接タンタル膜を被着す
るとタンタル膜が比抵抗の大きいβ−タンタルになるの
でそれを避けて比抵抗の小さいα−タンタルとするため
窒化タンタル膜17−1を設けてある。
【0034】次に、この実施の形態の製造方法について
説明する。
【0035】まず、図6(a)に示すように、第1の実
施の形態の製造方法と同様に、まず透明な絶縁性基板1
1上にゲート電極12及び走査線(図1の24)を形成
した後、プラズマ化学気相成長により第1の窒化シリコ
ン膜(ゲート絶縁膜13)、アンドープ非晶質シリコン
膜及びエッチング保護膜となる第2の窒化シリコン膜を
連続成膜し、次にフォトリソグラフィー工程を通してゲ
ート電極12と対応する形状に第2の窒化シリコン膜を
パターニング形成した後、プラズマ化学成長によりリン
をトープしたn型非晶質シリコン膜(15)を成膜す
る。次にフォトリソグラフィー工程を通して(n型非晶
質シリコン膜、第2の窒化シリコン膜及びアンドープ非
晶質シリコン膜をパターニングして)、ゲート電極12
と交差する島状の真性半導体層14とn型半導体層15
を形成する。次にフォトリソグラフィー工程を通してゲ
ート絶縁膜13に端子をとる為のコンタクトホール(図
示せず)を開孔した後、例えばタンタルシリサイド膜と
窒化タンタル膜とタンタル膜をこの順にそれぞれ厚さ5
0nm,30nm,150nm程度スパッタリング法よ
り連続成膜する。このときn型半導体層15の上面及び
側面とアンドープ半導体層14の側面で、シリコンとタ
ンタルシリサイドが反応し、タンタルシリサイド(Ta
Six )のシリコン濃度x=2〜3より少しシリコンが
高濃度の反応層25a(ここではTaSiy 、y>xか
つy≒x)が5nm〜10nm程度形成されるが、全体
としてみると窒化タンタル膜の下層にタンタルシリサイ
ド膜が60nm程度形成されているとみなされる。スパ
ッタリングにより成膜されるタンタルシリサイド膜の膜
厚を30nm〜100nmにするのは、第2の実施の形
態の場合と同様である。このようにしてシリサイド膜1
6aと金属層17−1,17−2の積層膜が形成され
る。
【0036】以下、第1実施例と全く同様にして、図7
(a)に示すように、シリサイド膜16aと金属層(こ
こではタンタル膜17−2/窒化タンタル膜17−2層
膜)が積層してなるソース・ドレイン電極18,19、
透明導電膜22からなる画素電極27、シリサイド膜1
6aと金属膜(17−1,17−2)と透明導電膜22
が積層してなる信号線20を形成し、最後に、図7
(b)に示すように、n型半導体層15をエッチングし
てチャネル部23を形成する。一連のエッチングの手法
は第1の実施の形態と全く同じである。このようにして
図5のチャネル保護型薄膜トランジスタが得られる。
【0037】以上説明した第1,第2の実施の形態では
金属膜がそれぞれタングステン膜及びタンタル膜/窒化
タンタル膜よりなる例について説明したが、この金属は
シリサイド膜に隣接する最下層の部分が高融点金属もし
くは高融点金属よりなる合金であれば何でもよい。例え
ば金属膜が単層の場合は、タングステン以外にタンタ
ル、モリブデン、クロム、チタン、ニオブ等やこれらの
合金例えばモリブデン−タンタル、ニオブ−タンタル、
タングステン−タンタル、タングステン−モリブデン等
がある。また金属膜が二層の場合は、タンタル膜/窒化
タンタル膜以外に例えばタンタル膜/タングステン膜、
タンタル膜/モリブデン膜、タンタル膜/クロム膜、タ
ンタル膜/ニオブ膜、タンタル膜/バナジウム膜、タン
タル膜/ニオブ−タンタル膜、タンタル膜/窒化ニオブ
膜、モリブデン−タンタル膜/モリブデン膜等がある。
タンタル膜は薬品耐性が強いので配線材として魅力的で
あるが、下地がシリサイド膜だとβ−タンタル膜になる
のでそれを避けるため、上述の組合せを用いることがで
きる。この場合、最下層のシリサイド膜の成分金属とこ
れに接触する膜の成分金属は同じにする。シリサイド膜
の途中でエッチングを中断し易くするためである。
【0038】さらに、高融点金属膜または高融点金属合
金膜の上層にアルミニウムやアルミニウム合金、銅、銅
合金等の高融点金属以外の金属膜を積層させてもよく、
例えばアルミニウム(合金)/クロム、アルミニウム
(合金)/チタン、アルミニウム(合金)/モリブデ
ン、アルミニウム(合金)/タングステン、アルミニウ
ム(合金)/チタン−タングステン、アルミニウム(合
金)/窒化チタン、銅/タンタル等の組合せを選ぶこと
ができる。
【0039】また金属層は3層以上の積層構造であって
もよく、例えばアルミニウム合金/窒化チタン/チタン
やタンタル/銅/タンタルのような組合せを用いること
も可能である。薄膜トランジスタの構造(チャネルエッ
チ型のチャネル保護型)と前述した多層膜の構造及び材
料とは、どのような組合せであってもよい。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の液晶表示
装置は逆スタガ型薄膜トランジスタのソース・ドレイン
電極及び信号線が、少なくともその最下層が高融点金属
もしくは高融点金属よりなる合金のシリサイド膜であ
り、このシリサイド膜に隣接する上層が前記高融点金属
もしくは高融点金属よりなる合金もしくは、これらの窒
化物である多層膜になっているので、走査線の段差上等
での信号線の断線を低減でき、また大型、薄型基板での
信号線のストレスマイグレーション耐性を強くすること
ができる。またソース・ドレイン電極及び信号線を形成
するためシリサイド膜と金属膜を反応性イオンエッチン
グする時に、このエッチングをシリサイド膜で止め、残
りのシリサイド膜をn型半導体層と選択性のあるエッチ
ング液でウェットエッチングすることによりソース・ド
レイン電極形成の際のオーバーエッチングの制御が容易
になり、n型半導体層のエッチングの過不足に起因する
薄膜トランジスタの特性の劣化を防止でき、かつ液晶表
示の際の表示ムラが低減できる。
【0041】従って、高歩留で品質、信頼性の高い液晶
表示装置が提供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液晶表示装置の第1の実施の形態を示
す回路図(図1(a))及び一画素部を示す平面図(図
1(b))である。
【図2】図1(b)のA−A線断面図(図2(a))及
びB−B線断面図(図2(b))である。
【図3】第1の実施の形態の製造方法について説明する
ための(a),(b)に分図して示す工程順断面図であ
る。
【図4】図3に続いて(a),(b)に分図して示す工
程順断面図である。
【図5】本発明の液晶表示装置の第2の実施の形態を示
す断面図で、図5(a),(b)は図1(b)のA−A
線断面図、B−B線断面図に相当する。
【図6】第2の実施の形態の製造方法について説明する
ための(a),(b)に分図して示す工程順断面図であ
る。
【図7】図6に続いて(a),(b)に分図して示す工
程順断面図である。
【図8】従来の薄膜トランジスタの1例を示す断面図で
ある。
【図9】従来の薄膜トランジスタの他の例を示す断面図
である。
【符号の説明】
11 絶縁性基板 12 ゲート電極 13 ゲート絶縁膜 14 アンドープ半導体層 15 n型半導体層 16,16a シリサイド膜 17 金属膜 18 ソース・ドレイン電極 19 ソース・ドレイン電極 20 信号線 21 エッチング保護膜 22 透明導電膜 23 チャネル部 24 走査線 25,25a 反応層 26 フォトレジスト膜 27 画素電極 28 逆スタガ薄膜トランジスタ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/78 616K

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性基板の表面を選択的に被覆するゲ
    ート電極、前記ゲート電極とゲート絶縁膜を介して交差
    する島状のアンドープ半導体層及び前記アンドープ半導
    体層とそれぞれn型半導体層を介して接続された一対の
    ソース・ドレイン電極を有する逆スタガ型薄膜トランジ
    スタと、前記絶縁性基板の表面を選択的に被覆し前記ゲ
    ート電極に接続された走査線と、前記逆スタガ型薄膜ト
    ランジスタの一対のソース・ドレイン電極の一方に接続
    され前記走査線と前記ゲート絶縁膜と同時に形成された
    層間絶縁膜を介して交差する信号線と、前記逆スタガ型
    薄膜トランジスタの一対のソース・ドレイン電極の他方
    に接続された画素電極とを有する液晶表示装置におい
    て、前記一対のソース・ドレイン電極及び信号線が高融
    点金属又は高融点金属合金のシリサイド膜及び前記シリ
    サイド膜上に形成され前記高融点金属又は高融点金属合
    金でなる金属膜を含む多層膜であるとを特徴とする液晶
    表示装置。
  2. 【請求項2】 島状のアンドープ半導体層とn型半導体
    層との間にゲート電極に対応して選択的にエッチング保
    護膜が設けられている請求項1記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 シリサイド膜に金属膜が直接被着されて
    いる請求項1又は2記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 タンタル膜が窒化タンタル膜を介してタ
    ンタルシリサイド膜に被着されている請求項1又は2記
    載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 絶縁性基板の表面を選択的に被覆するゲ
    ート電極及びこれに連結する走査線を形成し、全面にゲ
    ート絶縁膜を堆積し、前記ゲート電極と交差し表面にn
    型半導体層を有する島状のアンドープ半導体層を形成す
    る工程と、高融点金属又は高融点金属合金のシリサイド
    膜を形成し、前記高融点金属又は高融点合金でなる金属
    膜を形成して多層膜を形成する工程と、前記金属膜の表
    面から前記シリサイド膜の中途まで反応性イオンエッチ
    ングを行ない、残りの前記シリサイド膜及び前記n型半
    導体層との界面の反応層を前記n型半導体層と選択性の
    あるエッチング液でウェットエッチングし、前記n型半
    導体層を反応性イオンエッチングすることにより前記多
    層膜をパターニングして一対のソース・ドレイン電極及
    びこれらのいずれか一方に連結する信号線を形成する工
    程とを有することを特徴とする液晶表示装置の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 アンドープ半導体層を形成しエッチング
    保護膜を形成しパターニングすることにより表面にゲー
    ト電極に対応する前記エッチング保護膜を選択的に設け
    られた島状の前記アンドープ半導体層を形成しn型半導
    体層を形成する請求項5記載の液晶表示装置の製造方
    法。
  7. 【請求項7】 シリサイド膜としてタンタルシリサイド
    膜を形成し窒化タンタル膜を形成し金属膜としてタンタ
    ル膜を形成する請求項5又は6記載の液晶表示装置の製
    造方法。
  8. 【請求項8】 フッ素ガス又はフッ素ガスを含む混合ガ
    スを使用する反応性イオンエッチングによりシリサイド
    膜をエッチングし、フッ素ガス、塩素系ガス又はこれら
    の混合ガスを使用する反応性イオンエッチングによりn
    型半導体層をエッチングする請求項5,6又は7記載の
    液晶表示装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 シリサイド膜の厚さが30nm以上10
    0nm以下である請求項8記載の液晶表示装置の製造方
    法。
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