JPH0992738A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JPH0992738A
JPH0992738A JP7250417A JP25041795A JPH0992738A JP H0992738 A JPH0992738 A JP H0992738A JP 7250417 A JP7250417 A JP 7250417A JP 25041795 A JP25041795 A JP 25041795A JP H0992738 A JPH0992738 A JP H0992738A
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film
region
silicon
tunnel
insulating layer
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JP7250417A
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Hideki Satake
秀喜 佐竹
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、この点を鑑みてなされたものであ
り、熱酸化膜と比べて電流密度が低下することなく、か
つ、オキシナイトライド膜中での窒素原子の効果を充分
に生かし、長期的信頼性を確保することが可能なトンネ
ル絶縁を備えた半導体装置と、このような特性を備えた
半導体装置の簡便な製造方法を提供することを目的とす
る。 【解決手段】本発明の第1は半導体装置に関するもので
あり、半導体基板あるいは第1の導電膜と導体、半導体
基板あるいは第1の導電膜と隣接して形成され、少なく
とも、シリコン原子、酸素原子及び窒素原子が導入され
た絶縁膜であり、キャリアがトンネルする領域の窒素原
子濃度が他の領域の窒素原子濃度よりも低く形成された
トンネル絶縁膜と、このトンネル絶縁膜と隣接して形成
された第2の導電膜とが備えられたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置及びその
製造方法に関し、高速動作が可能であり、長期的な信頼
性に優れたトンネル絶縁膜を備えた半導体装置及びこの
ような特性を備えた半導体装置を簡便に実現するための
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】低コスト、高信頼性かつ高速書き込み特
性を特徴とするEEPROMが、磁気メモリの代替品と
して注目されている。EEPROMは図11に、その断
面図を示すように電荷を貯めるための電極(フローティ
ングゲート)16と、フローティングゲート16に電荷
を出し入れする電界を形成するための電極(コントロー
ルゲート)22の2つの電極を有している。
【0003】その動作はコントロールゲート22に高い
電圧が印加されることにより絶縁膜13を介して基板1
1とフローティングゲート16の間で電子が出し入れさ
れ、電気的な書き込み及び消去が行われるものである。
基板11とフローティングゲート16の間の電子の出し
入れは、Fowler−Nordheimトンネル機構
を利用して行われるため、基板11とフローティングゲ
ート16間に挿入される酸化膜等の絶縁膜13はトンネ
ル絶縁膜と呼ばれている。
【0004】高電界が印加され、電子が通過するトンネ
ル酸化膜13の信頼性は絶縁破壊に至るまでの通過電子
総量(Qbd)の値、及び高電界の印加に併って、低電
界でのリーク電流が増加するストレス誘起リーク電流の
値に示される。つまり、Qbdが高く、ストレス誘起リ
−ク電流を低くすることが好ましい。
【0005】Qbdを高くリ−ク電流を低くする一手段
として、シリコン酸化膜13中に窒素原子を導入した窒
化酸化膜(オキシナイトライド膜)のトンネル絶縁膜へ
の採用が提案されている。このオキシナイトライドは膜
中に高濃度に窒素原子を導入して構造的にシリコン窒化
膜(SiN)に近いものとしている。しかし、膜中の窒
素原子濃度を高くすればするほどオキシナイトライド膜
の誘電率は増大する。そして、誘電率が増大すると、誘
電率の逆数に比例する実効的な電界は低下して、電流密
度が低下し、書き込み・消去特性が悪化する。このよう
に、オキシナイトライド膜への高濃度の窒素原子の導入
のみによって、EEPROMの動作特性の改善・向上を
図ることは困難である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般的に、オキシナイ
トライド膜の形成は、シリコン熱酸化膜を形成した後
に、高温において窒素原子を含むガス例えば、アンモニ
アガス、亜酸化窒素ガス、一酸化窒素ガス等にウェファ
表面を晒して、窒素原子をシリコン熱酸化膜に導入する
ことにより形成している。一例として、1100℃にお
いて60秒間アンモニアガス中に晒した後、1100℃
において60秒間、乾燥酸素中に晒することによって本
発明者が形成したオキシナイトライド膜の窒素濃度の膜
厚方向分布を、二次イオン質量分析(SIMS)によっ
て測定した結果を図12に示す。図に見られるように、
オキシナイトライド膜の表面(深さ10A)近傍に濃度
のピークを待ち、膜中央に濃度の低い領域があり、オキ
シナイトライド膜とシリコン基板11界面(深さ100
A)に再びピークを持つような窒素濃度分布になってい
る。一般的に、電気的な信頼性(深さ90〜100A)
を確保するためには、オキシナイトライド膜13中ある
いはオキシナイトライド膜13/シリコン基板11界面
における窒素濃度は膜中で数%〜10%程度の濃度にす
る必要があると報告されており、図12の例において
も、オキシナイトライド膜表面、オキシナイトライド膜
/シリコン基板界面の窒素濃度は8×1020〜1×10
21cm-3程度の濃度になっている。
【0007】オキシナイトライド膜13表面およびオキ
シナイトライド膜13/シリコン基板11界面に高濃度
の窒素が存在することは、先に記述した誘電率の増大に
伴う電流の減少という、問題を引き起こす原因となる。
図13は、シリコン熱酸化膜を用いたキャパシタと、こ
のシリコン熱酸化膜に変えてオキシナイトライド膜を用
いたキャパシタとの、基板から電子を注入した場合の、
ゲート電流密度−ゲート電圧特性の相違を示した図であ
る。横軸には、ゲート電圧Vgをシリコン酸化膜換算膜
厚Teffで除した値を取っている。Vg/Teff
は、シリコン酸化膜における電界に相当する。Teff
はシリコン酸化膜の誘電率ε(=3.9)を用いて、容
量−ゲート電圧から求めた膜厚と定義している。
【0008】図13に明瞭に見られるように、シリコン
熱酸化膜に比べて、オキシナイトライド膜を用いた場合
には電流密度が低下している。例えば、7MV/cmの
電界を印加した場合、熱酸化膜では7×10-8A/cm
2 程度の電流が流れるのに対して、オキシナイトライド
膜を用いた場合には、5×10-9A/cm2 しか流れな
い。電流量が少なければEEPROMの書き込み速度が
遅くなり、不具合である。
【0009】熱酸化膜と同等の電流を流すために、高い
電界をオキシナイトライド膜に印加して動作させると長
期的な信頼性の確保が困難になる。オキシナイトライド
膜厚を薄くすると、具体的には次のような不具合を生ず
る。図14は、Qbdのゲート酸化膜厚依存性を示す図
である。図14に見られるように、基板から電子を注入
した場合のQbdはゲート酸化膜厚が薄くなるとともに
増加していくが、ゲート電極から電子を注入した場合に
は、Qbdは膜厚の減少に伴って低下していく。EEP
ROMでは、書き込み及び消去の動作が行われ、電子は
基板/ゲート電極のいずれからも注入されるので、ゲー
ト電極から電子が注入された場合のQbdが低下してし
まうことは問題である。
【0010】さらに、オキシナイトライド膜厚を薄くす
るとストレス誘起リーク電流が発生し、問題である。図
15は、ストレス誘起リーク電流の膜厚依存性の一例を
示す図である。図15からわかるように、ストレス誘起
リーク電流は、ゲート酸化膜圧が薄くなるとともに、急
激に増加する。以上膜厚依存性を酸化膜について述べた
が、オキシナイトライド膜についても定性的には同様で
ある。ストレスリーク電流が増加することは、EEPR
OMのデータ保持特性の劣化に直結し、EEPROMの
品質の悪化に直結する。従って、安易には、オキシナイ
トライド膜を薄膜化することはできない。
【0011】上記のように従来の半導体装置のオキシナ
イトライド膜は、同一の電界を印加した場合の熱酸化膜
に比べて、電流密度が低下し、熱酸化膜に比べて、書き
込み時間・消去時間に長時間を要するという問題があっ
た。
【0012】本発明は、この点を鑑みてなされたもので
あり、熱酸化膜と比べて電流密度が低下することなくか
つ、オキシナイトライド膜中での窒素原子の効果を充分
に生かし、長期的信頼性を確保することが可能なトンネ
ル絶縁膜を備えた半導体装置と、このような特性を備え
た半導体装置の簡便な製造方法を提供することを目的と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上述の窒素
原子濃度分布電流−電圧特性、Qbd特性等の測定、検
討をもとに以下の如く考察した。オキシナイトライド膜
を用いた場合に、熱酸化膜に比べて電流量が低下するの
は、オキシナイトライド膜のシリコン基板及び電極との
界面領域の多量の窒素原子にあり、この影響で、オキシ
ナイトライド膜の誘電率が大きくなっていると考えた。
【0014】そこで、上記課題を解決するために本発明
の第1は半導体基板あるいは第1の導電膜と、半導体基
板あるいは第1の導電膜と隣接して形成され、少なくと
もシリコン原子、酸素原子及び窒素原子が導入された絶
縁膜であり、キャリアがトンネルする領域の窒素原子濃
度が他の領域の窒素原子濃度よりも低く形成されたトン
ネル絶縁膜と、この絶縁膜と隣接して形成された第2の
導電膜とが備えられた半導体装置を提供する。
【0015】本発明の第1によれば、トンネル絶縁膜の
うちFowler−Nord heim(F−N)トン
ネル機構によりキャリアがトンネルする領域の窒素原子
濃度を低減しているため、誘電率を抑制できる。
【0016】絶縁膜に印加される実効的な電界Eは膜の
誘電率εに反比例し、キャリアが所定のポテンシャルバ
リアを透過するトンネル確率Pは実効的な電界Eに比例
する。
【0017】よって、トンネル領域の誘電率が抑制され
れば、トンネル確率Pが増大し、従ってF−Nトンネル
の電流密度を増大させることができる。トンネル絶縁膜
を流れる電流量は、このF−Nトンネル機構に基づいて
流れるキャリア量により決定されるので、FNトンネル
領域の誘電率を抑制すれば動作速度を高速ならしめるこ
とができる。
【0018】一方、トンネル領域の他の領域(キャリア
は伝導帯を流れる)では、窒素原子濃度を十分高く保っ
ているため、上述のオキシナイトライド膜の長所である
膜構造の補強の効果は備えられ、長期的信頼性は確保さ
れる。
【0019】また、上記本発明の第1においてはキャリ
アがトンネルする領域に、窒素原子濃度が1×1020
-2以下の領域が形成されることが好ましい。
【0020】これは、シリコン酸化膜中の誘電率が窒素
原子濃度に依存し、特に窒素原子濃度1×1020cm-2
付近において誘電率が急激に変化するという本発明者ら
の知見に基づく。
【0021】また、キャリアがトンネルする領域の禁制
帯幅はこの他の領域の禁制帯幅よりも小さいことは本発
明の特徴である。また、上記課題を解決するために本発
明の第2は半導体基板あるいは第1の導電膜と、半導体
基板あるいは第1の導電膜と隣接して形成され、少なく
ともシリコン原子、酸素原子及び窒素原子が導入された
絶縁膜であり、片側の表面領域あるいは両側の表面領域
の窒素原子濃度が他の領域の窒素原子濃度よりも低く形
成されたトンネル絶縁膜と、このトンネル絶縁膜と隣接
して形成された第2の導電膜とが備えられた半導体装置
を提供する。
【0022】さらに本発明の第3は第1導電型の半導体
基板と、この半導体基板の表面領域に形成された第2導
電型の不純物拡散領域と、半導体基板の表面に形成さ
れ、少なくともシリコン原子、酸素原子、及び窒素原子
が、導入された絶縁膜であり、半導体基板との界面領域
及び界面領域と反対側の表面領域の窒素原子濃度が他の
領域の窒素原子濃度よりも低く形成されたトンネル絶縁
膜と、絶縁膜の前記表面領域上に形成された電極と、が
備えられた半導体装置を提供する。
【0023】本発明の第2及び第3によれば、高電界が
印加されてF−Nトンネル機構により、キャリアがトン
ネルする絶縁膜の表面領域の誘電率を抑制しているた
め、電流密度が低下することなく動作速度を確保できる
とともに長期的信頼性も十分確保できる。
【0024】また、絶縁膜の両側の表面領域の窒素原子
濃度が低減される構造では両側からキャリアが注入され
るEEPROM等の半導体装置であっても、キャリアの
注入方向にかかわらず電気的に平衡な装置が提供でき
る。
【0025】また、上記本発明の第2及び第3において
窒素原子濃度が他の領域に比べ低く設定された領域には
窒素原子濃度が1×1020cm-2以下の領域が形成され
ることがこの領域において誘電率を特に低下させるため
に好ましい。
【0026】また、本発明の第4及び第5はトンネル絶
縁膜中で窒素原子濃度を所望の値に制御する簡便な手段
として、シリコン基板表面に第1の絶縁層を形成する工
程と、シリコン基板を乾燥酸素雰囲気中に晒して、第1
の絶縁層とシリコン基板との界面に第2の絶縁層を形成
する工程と、第1の絶縁層上に、シリコン原子及び酸素
原子を含む雰囲気に晒して、第3の絶縁層を堆積する工
程とを、備えていることを特徴とする半導体装置の製造
方法及びシリコン基板表面に第1の絶縁層を形成する工
程と、シリコン基板を水素焼焼雰囲気中に晒して、第1
の絶縁層とシリコン基板との界面に第2の絶縁層を形成
する工程と、第1の絶縁層上に、シリコン原子及び酸素
原子を含む雰囲気に晒して、第3の絶縁層を堆積する工
程とを、備えていることを特徴とする半導体装置の製造
方法を提供する。
【0027】そして、本発明の第4及び第5において、
第2の絶縁層を形成する際の処理温度は第1の絶縁層を
形成する際の処理温度よりも低いことが好ましい。これ
は、第1の絶縁層にてシリコン原子と結合している主な
成分をシリコンからかい離させることで、第2の絶縁層
中に導入することを防ぐためである。
【0028】さらに、最も好ましくは、第1の絶縁層を
形成する際に、処理温度を複数の温度設定を利用して処
理している場合は、最も低い処理温度よりも低い温度に
て第2の絶縁層を形成することが好ましい。
【0029】さらに、本発明の第4及び第5において第
2の絶縁層を形成する際には、第1の絶縁層を形成する
際の処理速度よりも遅い処理速度とすることが好まし
い。これは、第1の絶縁層の形成に比較して遅く第2の
絶縁層を形成することにより、第2の絶縁層中の原子間
の結合を密にし、第1の絶縁層中からの原子の導入を防
ぐためである。また、両者の処理速度を調整することに
より、各々の膜中の原子濃度分布を所望の値に制御しう
る。
【0030】
【発明の実態の形態】以下に、本発明の各実施の形態を
図面を用いて詳細に説明する。図1は、この発明の第一
の実施形態である半導体装置を説明するための断面図で
ある。本実施の形態では、本発明の絶縁膜構造を、EE
PROMに適用した例を示している。
【0031】この実施形態のnチャネルMOSトランジ
スタではp型シリコン基板111上に形成された溝に、
CVD(Chemical Vapour Depos
ition)シリコン酸化膜が埋め込まれた素子分離領
域1121 ,1122 が形成され、シリコン基板111
表面には、ソース領域117及びドレイン領域118と
なる高濃度n型不純物領域が形成されている。p型シリ
コン基板111上には、シリコン熱酸化層1141 が形
成され、シリコン熱酸化層1141 上には、シリコン熱
酸化層に窒素を導入したオキシナイトライド層113が
形成され、さらに、オキシナイトライド層113上に
は、堆積シリコン酸化層115が形成されている。堆積
シリコン酸化層115上には、砒素を含有したポリシリ
コン膜116が堆積されている。次いで、堆積シリコン
酸化膜121、砒素を含有したポリシリコン膜122が
形成されている。さらに、基板111の全面にCVDシ
リコン酸化膜119が堆積され、コンタクト孔が開口さ
れて、ソース、ドレイン及びゲートへの電極となるAl
電極120が形成されている。
【0032】次に、このEERROMの製造方法を図面
を参照して説明する。図3(a)〜(c)乃至図4
(a)〜(c)は、製造方法を説明するための工程別の
断面図である。
【0033】まず、p型シリコン基板111にRIE
(Reactive Ion Etching)法等に
より深い溝を形成し、例えば液相CVD法を用いて、C
VDシリコン酸化膜を埋め込み、素子分離領域121,
1212 を形成する(図3(a))。
【0034】次に、p型シリコン基板111上に、80
0℃の乾燥酸素雰囲気中において、膜厚2nmのシリコ
ン熱酸化層を形成した後、1100℃において60秒
間、10%の濃度のアンモニアガス雰囲気中に晒した
後、1100℃において60秒間、乾燥酸素中に晒し
て、窒素を多量に含むオキシナイトライド膜113を形
成する。さらに、850℃の乾燥酸素中に晒して、オキ
シナイトライド膜113とp型シリコン基板111との
界面に、シリコン熱酸化層1141 を形成する(図3
(b))。
【0035】次いで、低圧CVD法を用いて、750℃
においてシリコン酸化膜115をウェファ全面に堆積す
る(図3(c))。この時点における、A−A’断面の
窒素原子分布を図2に示す。図に見られるように、絶縁
膜1141 ,113,115の中央の層113には高濃
度の窒素が存在しているが、両界面の、シリコン熱酸化
層1141 中と堆積シリコン酸化層115中への窒素原
子の混入は抑制されている。
【0036】ここで窒素原子濃度を低減するF−Nトン
ネル領域は、図2に示されるうち堆積シリコン酸化層及
びシリコン熱酸化層である。この領域の厚さは以下のよ
うに決定される。
【0037】F−Nトンネルの距離は概かには材料に固
有のバリアハイトを実効的に印加された電界Exにより
割った値に等しいものとなる。つまり、F−Nトンネル
させる領域(窒素原子濃度を低減させた領域の厚さの)
の厚さは予定する材料(ここでは堆積シリコン酸化層及
びシリコン熱酸化層)のバリアハイトと、トンネル絶縁
層に印加する電界とから決定される。
【0038】そしてこのF−Nトンネル領域以外の領域
では窒素原子が十分に添加された領域(オキシナイトラ
イド層)とする。シリコン酸化膜115の堆積に続いて
低圧CVD法を用いて、650℃において砒素をドープ
したポリシリコン膜116をウェファ全面に堆積し、R
IE法により、ポリシリコン膜116、堆積シリコン酸
化層115、オキシナイトライド層113、シリコン熱
酸化層1141 を連続的に堆積する(図4(a))。
【0039】次に、加速電圧40keV、ドーズ量2×
1015cm-2の条件で砒素をイオン注入して、ソース領
域117及びドレイン領域118を形成する。次いで、
低圧CVD法を用いて、シリコン酸化層119をウェフ
ァ全面に堆積する(図4(b))。
【0040】さらに、ソース領域117、ドレイン領域
118及びゲート電極116に接続をとるためのコンタ
クト孔を開口する。さらに、電極材料として、例えばア
ルミニウムを基板111全面に堆積した後、ソース領域
117、ドレイン領域118及びゲート電極116への
Al電極120を形成して本実施の形態のEEPROM
のメモリセルが完成する(図4(c))。
【0041】図5は、この発明の第二の実施の態様であ
る。図5では、図1と同様に、本発明の絶縁膜構造を、
EEPROMのメモリセルに適用した例を示しており、
EEPROMのフローティングゲートから基板側の構造
と等価なものである。
【0042】図5においてp型シリコン基板211上に
形成された溝に、CVDシリコン酸化層を埋め込んだ素
子分離領域2122 ,2122 が形成されている。シリ
コン基板211表面には、ソース領域217及びドレイ
ン領域218となる高濃度n型不純物領域が形成されて
いる。さらに、p型シリコン基板211上に、シリコン
熱酸化層2142 が形成されている。シリコン熱酸化層
2142 上には、シリコン熱酸化膜に窒素を導入したオ
キシナイトライド層213が形成されている。さらに、
オキシナイトライド層213上には、堆積シリコン酸化
層215が形成されている。堆積シリコン酸化層215
上には、砒素を含有したポリシリコン膜216が堆積さ
れている。次いで堆積シリコン酸化膜221、砒素を含
有したポリシリコン膜222が形成されている。さら
に、ウェファ全面にCVDシリコン酸化膜219が堆積
された後、コンタクト孔が開口されている。そして、電
極となるアルミニウムが全面に堆積された後パターニン
グされて、ソース、ドレイン及びゲートへの電極となる
Al電極220が形成されている。以上が、この発明の
第二の実施例に係わる、EEPROMのメモリセルであ
る。
【0043】次に、上記の構造の一製造方法を図6
(a)乃至(c)及び図7(a)乃至(c)の製造工程
別の断面図を参照して説明する。まず、p型シリコン基
板211に深い溝を形成し、例えば液相CVD法を用い
て、CVDシリコン酸化膜で溝を埋め込み素子分離領域
2121 ,2122 を形成する(図6(a))。
【0044】次に、p型シリコン基板211上に、80
0℃の乾燥酸素雰囲気中において、膜厚2nmのシリコ
ン熱酸化層を形成した後、1100℃において60秒
間、10%の濃度のアンモニアガス雰囲気中に晒した
後、1100℃において60秒間、乾燥酸素中に晒し
て、窒素を多量に含むオキシナイトライド層213を形
成する。さらに、850℃の水素燃焼酸化雰囲気中に晒
して、オキシナイトライド層213とp型シリコン基板
211との界面に、シリコン熱酸化層214を形成する
(図6(b))。
【0045】次いで、低圧CVD法を用いて、750℃
においてシリコン酸化膜215をウェファ全面に堆積す
る(図6(c))。さらに、低圧CVD法を用いて、6
50℃において砒素をドープしたポリシリコン膜216
をウェファ全面に滞積する。次いで、反応性イオンエッ
チング法を用いて、ポリシリコン膜216、滞積シリコ
ン酸化層215、オキシナイトライド層213、シリコ
ン熱酸化層214を連続的に滞積する(図7(a))。
【0046】次に、加速電圧40keV、ドーズ量2×
1015cm-2の条件で砒素をイオン注入して、ソース領
域217及びドレイン領域218を形成する。次いで、
低圧CVD法を用いて、シリコン酸化層219をウェフ
ァ全面に堆積する(図7(b))。
【0047】さらに、ソース領域217、ドレイン領域
218及びゲート電極216に接続をとるためのコンタ
クト孔を開口する。さらに、電極材料として、例えばア
ルミニウムをウェファ全面に堆積した後、ソース領域2
17、ドレイン領域218及びゲート電極216へのA
l電極220を形成する(図7(c))。
【0048】以上が、図5に示したEEPROMのメモ
リセルの製造方法の一形態である。水素燃焼酸化雰囲気
中に晒して、オキシナイトライド層213とp型シリコ
ン基板211との界面に、シリコン熱酸化層を形成する
ことは、信頼性の高いトンネル絶縁膜を形成する上で、
きわめて効果的である。
【0049】図8は、異なるトンネル酸化膜形成手法を
用いた場合の、Qbdの相違を示している。図8に見ら
れるように、オキシナイトライド層とシリコン基板界面
に、水素燃料雰囲気に晒してシリコン酸化層を形成した
場合(RTN/Wet)が、乾燥酸素のみでゲート酸化
膜を形成した場合(Dry)、水素燃焼雰囲気のみでゲ
ート酸化膜を形成した場合(Wet)、急速熱窒化で窒
素素子を導入した後に、乾燥酸素雰囲気下で急速熱酸化
を行なった場合(RTN/RTO)と比較して最も大き
いQbdが得られる。また、図9に示した、ウェット酸
化膜でのQbdの極性依存性の改善効果も享受でき、総
合的に高い信頼性を有するトンネル酸化膜を得ることが
できる。図9に見られるように、水素燃焼雰囲気で酸化
した場合(Wet)は、ゲート負極性(Ga(−))で
のQbdが、乾燥酸素雰囲気で酸化した場合(Dry)
に比べて、顕著に高い。
【0050】また、本発明に係わるトンネル絶縁膜の効
果は、EEPROMのトンネル酸化膜以外の用途で使用
される場合にも発揮される。第3の実施の形態として、
トンネル絶縁膜を備える単電子トランジスタに、本発明
を適用した実施形態の断面を図10に示す。本実施の形
態では、半導体Si基板上に堆積されたCVDシリコン
酸化膜323上に、ポリシリコン電極324が堆積され
パターニングされている。さらに、窒素原子濃度を低減
したシリコン酸化層3251 、3252 により挟まれる
オキシナイトライド層326が形成されている。次い
で、CVDシリコン酸化層327が堆積、パターニング
された後、ポリシリコン電極328が形成され、単電子
トランジスタの基本構造が完成する。このように、EE
PROMに限定されることなく、高い電気的な信頼性が
要求される装置には、広範に適用することができる。
【0051】本発明は、第1及び第2の実施の形態のみ
に限定されるものではない。トンネル絶縁膜の片側から
のみトンネルする半導体装置では、トンネル絶縁膜の両
側の窒素原子濃度を低減する必要はなく、トンネルする
片側の領域の窒素原子濃度が低減されていればよい。
【0052】尚製造方法において膜の形成段階に、窒素
を膜中に導入する際の温度よりも低温の雰囲気におい
て、オキシナイトライド膜とのシリコン基板の界面にシ
リコン酸化膜を形成することによって、窒素原子の膜中
での再拡散を抑制でき、トンネル酸化膜の両界面に、効
果的に窒素を含まない領域を形成することができること
を本発明者らは確認している。
【0053】また、窒素を導入する際の温度が、より低
温でも、高温でも同様の効果を得ることは可能である。
またオキシナイトライド層を形成する工程のうち窒素を
層の中に導入する工程を、例えば、亜酸化窒素ガスや一
酸化窒素ガス等のガスを用いて行ってもよい。
【0054】さらに、オキシナイトライド層上に低圧の
CVD法を用いた堆積シリコン層の形成は、低圧雰囲気
でなくとも、例えば、常圧CVD法を用いて行っても、
本発明が意図するところと同様の効果を得ることは可能
である。
【0055】
【発明の効果】以上詳述に述べてきたように、本発明に
よれば、トンネル絶縁膜のキャリアをF−Nトンネル領
域に、窒素原子濃度を低減した層領域を形成することに
よって、F−Nトンネル領域の誘電率の増加が抑えら
れ、電流の減少は抑制される。これによって、動作の高
速性が維持される。F−Nトンネル領域の他の領域では
窒素原子による膜質の強化は同時に達成される。
【0056】また、上述の如く優れた効果を備えるトン
ネル絶縁膜を簡便な方法により提供できる。これらの効
果は、製品の信頼性を向上させることに直結しており、
高い電気的な信頼性を示す製品の提供において大きな効
力を持っている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施の態様に係わるEEP
ROMのメモリセルの断面図。
【図2】 図3(c)のA−A’断面における窒素原子
のトンネル酸化膜厚方向分布の一例。
【図3】 この発明の第1の実施の態様に係わるEEP
ROMのメモリセルの製造方法の一部を示す図。
【図4】 この発明の第1の実施の態様に係わるEEP
ROMのメモリセルの製造方法の一部を示す図。
【図5】 この発明の第1の実施の態様に係わるEEP
ROMのメモリセルの断面図。
【図6】 この発明の第2の実施の態様に係わるEEP
ROMのメモリセルの製造方法の一部を示す図。
【図7】 この発明の第2の実施の態様に係わるEEP
ROMのメモリセルの製造方法の一部を示す図。
【図8】 トンネル酸化膜の形成手法によるQbdにの
相違。
【図9】 ウェット酸化膜とドライ酸化膜での、電子を
基板から注入した場合(ゲート(+))とゲート電極か
ら注入した場合(ゲート(−))の、絶縁破壊に至るま
でにゲート酸化膜中を通過した電子総量Qbdのゲート
酸化膜厚依存性。
【図10】 この発明の第3の実施の態様に係わる、単
電子トランジスタの断面図。
【図11】 従来の技術によるEEPROMの断面図。
【図12】 従来の技術によるオキシナイトライド膜中
の窒素原子濃度分布のSIMS分析の結果を示す図。
【図13】 従来の技術による、オキシナイトライド膜
の電流−電圧特性。
【図14】 電子を基板から注入した場合(ゲート
(+))とゲート電極から注入した場合(ゲート
(−))の、絶縁破壊に至るまでにゲート酸化膜中を通
過した電子総量Qbdのゲート酸化膜厚依存性。
【図15】 従来の技術によるストレスリーク電流のゲ
ート酸化膜厚依存性。
【符号の説明】
11,111…p型シリコン基板 19,119,219…CVDシリコン酸化膜 13…オキシナイトライド膜層 1141 ,2142 ,3251 ,3252 …シリコン熱
酸化層 113,213,326…オキシナイトライド層 15,215,321…堆積シリコン酸化層 16,22,24,28,111…砒素ドープポリシリ
コン膜 17,117,217,218…ソース領域 18,118,218…ドレイン領域 20,120,220…Al電極

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板あるいは第1の導電膜と、 半導体基板あるいは第1の導電膜と隣接して形成され、
    少なくともシリコン原子、酸素原子及び窒素原子が導入
    された絶縁膜であり、キャリアがトンネルする領域の窒
    素原子濃度が他の領域の窒素原子濃度よりも低く形成さ
    れたトンネル絶縁膜と、 このトンネル絶縁膜と隣接して形成された第2の導電膜
    と、が備えられたことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】前記キャリアがトンネルする領域には窒素
    原子濃度が1×1020cm-2以下の領域が形成されたこ
    とを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】半導体基板あるいは第1の導電膜と、 半導体基板あるいは第1の導電膜と隣接して形成され、
    少なくともシリコン原子、酸素原子、及び窒素原子が導
    入された絶縁膜であり、片側の表面領域あるいは両側の
    表面領域の窒素原子濃度が他の領域の窒素原子濃度より
    も低く形成されたトンネル絶縁膜と、 このトンネル絶縁膜と隣接して形成された第2の導電膜
    と、が備えられたことを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】前記トンネル絶縁膜の片側の表面領域ある
    いは両側の表面領域には窒素原子濃度が1×1020cm
    -2以下の領域が形成されたことを特徴とする請求項3記
    載の半導体装置。
  5. 【請求項5】第1導電型の半導体基板と、 この半導体基板の表面領域に形成された第2導電型の不
    純物拡散領域と、 半導体基板の表面に形成され、少なくともシリコン原
    子、酸素原子、及び窒素原子が、導入された絶縁膜であ
    り、半導体基板との界面領域及び界面領域と反対側の表
    面領域の窒素原子濃度が他の領域の窒素原子濃度よりも
    低く形成されたトンネル絶縁膜と、 絶縁膜の前記表面領域上に形成された電極と、 が備えられた半導体装置。
  6. 【請求項6】シリコン基板或いはシリコン膜表面に第1
    の絶縁層を形成する工程と、 前記第1の絶縁層を乾燥酸素雰囲気中に晒して、第1の
    絶縁層とシリコン基板との界面に第2の絶縁層を形成す
    る工程と、 第1の絶縁層上に、シリコン原子及び酸素原子を含む雰
    囲気に晒して、第3の絶縁層を堆積する工程とを、備え
    ていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】シリコン基板或いはシリコン膜表面に第1
    の絶縁層を形成する工程と、 前記第1の絶縁層を水素焼焼雰囲気中に晒して、第1の
    絶縁層とシリコン基板との界面に第2の絶縁層を形成す
    る工程と、 第1の絶縁層上に、シリコン原子及び酸素原子を含む雰
    囲気に晒して、第3の絶縁層を堆積する工程とを、備え
    ていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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