JPH0992700A - 半導体評価素子及びその評価方法 - Google Patents

半導体評価素子及びその評価方法

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JPH0992700A
JPH0992700A JP24585495A JP24585495A JPH0992700A JP H0992700 A JPH0992700 A JP H0992700A JP 24585495 A JP24585495 A JP 24585495A JP 24585495 A JP24585495 A JP 24585495A JP H0992700 A JPH0992700 A JP H0992700A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来は、モニタ複合パターンとシート抵抗パ
ターンの2種類のパターンの測定が必要である。この2
種類のパターンのシート抵抗が等しいと仮定してゲート
長を算出しているが、実際には等しくない場合がある。 【解決手段】 6つの絶縁ゲート電界効果トランジスタ
Tr1〜Tr6は、共通のゲート電極パターン1を有し
ている。絶縁ゲート電界効果トランジスタTr1〜Tr
6は、設計ゲート長の異なるそれぞれのゲート電極1a
〜1fと、それぞれのソース2及びドレイン3より構成
されている。各トランジスタTr1〜Tr6のゲート電
極のコンダクタンスを測定し、このコンダクタンスと各
トランジスタTr1〜Tr6の設計ゲート長との直線関
係が成り立つ領域の直線の傾きからシート抵抗を算出す
る。また、シート抵抗と複数の端子間距離とゲート電極
コンダクタンスとから、ゲート電極パターン1の幅であ
るゲート長を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体評価素子及び
その評価方法に係り、特に絶縁ゲート電界効果トランジ
スタのゲート長を用いてトランジスタの電気特性を厳密
に評価する半導体評価素子及びその評価方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置は微細加工技術の進歩と共に
寸法の縮小が行われ、集積回路の大規模化と高速化が図
られてきた。かかる集積回路を構成する素子の一つであ
る絶縁ゲート電界効果トランジスタにおいて、ゲート長
の寸法精度が素子の性能や信頼性にとって最も重要な要
素の一つであり、トランジスタの電気特性と対応させて
比較することが必要である。一般に、ゲート長の測定
は、ゲート電極の加工直後にSEM観察により行われて
きた。しかし、様々な設計ゲート寸法のトランジスタの
ゲート長を多数測定するには長時間を要したり、電子線
の照射による素子の劣化といった問題がある。
【0003】そこで、従来より、トランジスタの特性を
求めるのに用いるモニタトランジスタパターンと、トラ
ンジスタのゲート長を電気的に求めるのに用いるモニタ
抵抗パターンとを一体化したモニタ複合パターンを、ウ
ェーハ面上に形成するようにした半導体素子の評価方法
が知られている(特開平2−129943号公報:発明
の名称「半導体装置の製造方法」)。
【0004】図7は上記の従来の半導体素子の評価方法
の一例の説明図で、同図(a)はゲート長とトランジス
タの特性を電気的に測定するための、モニタトランジス
タパターンとモニタ抵抗パターンとを一体化したモニタ
複合パターンの平面図である。また、図7(b)は同図
(a)のE−E断面のモニタトランジスタの構造を示す
図で、モニタトランジスタにおいて電流の流れる方向に
平行な方向を示している。更に、図7(c)はゲートの
シート抵抗R sを測定するためのシート抵抗パターンを
示す。このシート抵抗パターンは、矩形の領域に4つの
パッド24、25、26及び27を有するパターンであ
る。例えばパッド24、27間の電流とパッド25、2
6間の電圧とから求めた第1の抵抗値と、パッド26、
27間の電流とパッド24、25間の電圧から求めた第
2の抵抗値をもとに公知の4端子法による式によりシー
ト抵抗Rsが求められる。
【0005】図7(a)に示すモニタ複合パターンにお
いて、トランジスタ特性はゲート21、ソース22及び
ドレイン23によって測定される。一方、図7(c)の
シート抵抗パターンから4端子抵抗測定方法で求めた図
7(a)のモニタ複合パターンのシート抵抗Rsと、パ
ッドAとパッドDとの間に流す一定電流の電流値Iと、
パッドBとパッドCとの間の既知の長さLと、パッドB
とパッドCとの間の電圧差Vを測定すると、モニタ複合
パターンの幅Wは次式から求められる。
【0006】 W=(Rs×L)/(V/I) (1) このように、この従来方法によれば、モニタ複合パター
ンにおいて、ゲート長とトランジスタの特性が同一位置
において対応して求めることが可能である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来方法によるゲート長の決定には、モニタ複合パター
ンとシート抵抗パターンの2種類のパターンの測定が必
要である。また、上式はこの2種類のパターンのシート
抵抗が等しいと仮定しているが、実際には等しくない場
合があるという問題がある。
【0008】図8はこの問題を説明するための図であ
る。図8(a)は図7(a)と同様のモニタ複合パター
ンの平面図である。図8(b)は図8(a)のモニタ複
合パターンのF−F線に沿う断面図で、ゲート21の抵
抗測定の際に電流の流れる方向に平行な方向を示してい
る。図8(b)において、シリコン基板28の表面にフ
ィールド酸化膜29によって画定された表面にゲート酸
化膜30を介して多結晶シリコン膜31とタングステン
シリサイド膜32の複合膜からなるゲート21が形成さ
れた素子を示す。図7(c)に示したシート抵抗パター
ンは、フィールド酸化膜29によって画定された領域が
存在しないために、4端子パターンは平坦な領域に形成
されている。
【0009】一方、モニタ複合パターンはフィールド酸
化膜29による段差部33が存在するために、ゲート2
1は平坦な表面ではなく、凹凸のある表面に形成されて
いる。その結果、平面領域と凹凸を含む領域でのシート
抵抗に差を生じてしまう。
【0010】この現象の原因には2つあり、そのうちの
第1の原因は、図7(a)に示されたモニタ複合パター
ンのパッドBとパッドCとの間の平面上に投影した長さ
Lと段差部33を横切るためにうねった実際の長さに差
を生じる点である。第2の原因は、スパッタ法で堆積さ
れたタングステンシリサイド膜32の膜厚において、平
坦部の膜厚t1と段差部33の膜厚t2に差がある点で
ある。
【0011】この2つの原因によって、モニタ複合パタ
ーンにおいて段差を含むシート抵抗、正確には抵抗を測
定する際に段差を横切る方向に電流が流れる場合の単位
幅及び単位長さあたりの擬シート抵抗は、図7(c)の
シート抵抗パターンで測定されるシート抵抗より大きく
なる。
【0012】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
段差を含む表面に形成された試験トランジスタ素子のゲ
ート長を誤差を含まずに高精度に求められる半導体評価
素子及びその評価方法を提供することを目的とする。
【0013】また、本発明の他の目的は、シート抵抗測
定用のシート抵抗パターを不要とし得る半導体評価素子
及びその評価方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の半導体評価素子は、互いに設計ゲート長が
異なる複数の絶縁ゲート電界効果トランジスタに共通の
ゲート電極パターンと共通のソース配線と個別のドレイ
ン配線を設け、ゲート電極パターンは、複数の絶縁ゲー
ト電界効果トランジスタの各ゲート電極コンダクタンス
測定用の複数の端子を有する構成としたことを特徴とす
る。
【0015】また、本発明の半導体評価素子は、共通の
ゲート電極パターンと共通のソース配線と個別のドレイ
ン配線を有し、かつ、ゲート電極パターンはゲート電極
コンダクタンス測定用の複数の端子を有する、互いに設
計ゲート長が異なる複数の絶縁ゲート電界効果トランジ
スタを一組としたとき、複数組の複数の絶縁ゲート電界
効果トランジスタをアレイ状に配列し、複数組の複数の
絶縁ゲート電界効果トランジスタの各組共通のソース配
線と、各組の同じ順番の絶縁ゲート電界効果トランジス
タのドレイン同士を接続するドレイン配線を有すること
を特徴とする。
【0016】また、本発明の半導体評価素子の評価方法
は、上記目的達成のため、互いに設計ゲート長が異なる
複数の絶縁ゲート電界効果トランジスタに共通のゲート
電極パターンと共通のソース配線と個別のドレイン配線
を設け、ゲート電極パターンは、複数の絶縁ゲート電界
効果トランジスタの各ゲート電極コンダクタンス測定用
の複数の端子を一組又は複数組有する半導体評価素子
の、複数の端子を用いて複数の絶縁ゲート電界効果トラ
ンジスタのゲート電極コンダクタンスをそれぞれ測定
し、測定したゲート電極コンダクタンスと複数の絶縁ゲ
ート電界効果トランジスタの設計ゲート長との直線関係
が成り立つ領域の直線の傾きからシート抵抗を算出する
ことを特徴とする。
【0017】また、本発明の半導体評価素子の評価方法
では、算出されたシート抵抗と複数の端子間距離とゲー
ト電極コンダクタンスとから、ゲート電極パターンの幅
であるゲート長を算出する。
【0018】ここで、本発明の半導体評価素子は複数の
絶縁ゲート電界効果トランジスタに共通のゲート電極パ
ターンに、各ゲート電極コンダクタンス測定用の複数の
端子を有する構成であるため、複数の端子を用いて各絶
縁ゲート電界効果トランジスタのゲート電極コンダクタ
ンスを測定し、これと設計ゲート長の直線関係からシー
ト抵抗を求めることができる。
【0019】また、本発明では、ゲート電極パターンが
複数の絶縁ゲート電界効果トランジスタに共通で、そこ
に流れる電流がトランジスタ部のゲート電極の段差を横
切る方向に流れるため、シート抵抗としてトランジスタ
部のゲート電極の段差を横切る方向に電流が流れる場合
の単位幅及び単位長さ当りの擬シート抵抗を求めること
ができる。
【0020】更に、本発明では、上記複数の絶縁ゲート
電界効果トランジスタを一組としたとき、複数組の複数
の絶縁ゲート電界効果トランジスタをアレイ状に配列し
た半導体評価素子の個々の絶縁ゲート電界効果トランジ
スタのゲート長を、実際のゲート長とよく一致する値で
求めることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。図1は本発明になる半導体評価
素子の第1の実施の形態のパターンを示す平面図であ
る。同図において、6つの絶縁ゲート電界効果トランジ
スタTr1、Tr2、Tr3、Tr4、Tr5、Tr6
は、共通のゲート電極パターン1を有している。また、
上記の絶縁ゲート電界効果トランジスタTr1、Tr
2、Tr3、Tr4、Tr5、Tr6は、設計ゲート長
の異なるそれぞれのゲート電極1a、1b、1c、1
d、1e、1fと、それぞれのソース2及びドレイン3
より構成されている。
【0022】トランジスタTr1〜Tr6の各ソース2
はソースコンタクト5を介して共通ソース配線8と接続
されている。また、トランジスタTr1〜Tr6の各ド
レイン3は各々のドレインコンタクト6を介して複数の
ドレイン配線9a、9b、9c、9d、9e、9fに別
々に接続されている。ゲート電極パターン1には複数の
端子があり、各端子はゲートコンタクト4を介してゲー
ト電極第1〜第9配線7a、7b、7c、7d、7e、
7f、7g、7h、7iにそれぞれ接続されている。こ
の実施の形態のゲート電極1a、1b、1c、1d、1
e及び1fの設計ゲート長は、それぞれ1.0μm、
0.8μm、0.6μm、0.4μm、0.3μm及び
0.25μmである。
【0023】かかる構成の半導体評価素子において、各
トランジスタTr1〜Tr6のゲート電極のコンダクタ
ンスの測定は、以下のように行う。例えば、第1のトラ
ンジスタTr1のゲート電極1aのコンダクタンスG
は、ゲート電極第1配線7aとゲート電極第9配線7i
との間のゲート電極パターン1に既知の一定値Iの電流
を流す。このとき、電流はゲート電極パターン1の配置
により、トランジスタのゲート電極がフィールド酸化膜
端の段差を横切るように流れる。この一定値Iの電流を
流した状態で、第1のトランジスタTr1のゲート電極
1aの隣接ゲート端子と接続された、ゲート電極第2配
線7bとゲート電極第3配線7cとの間の電圧差Vを測
定し、これらの値I及びVから次式により求められる。
【0024】 G=I/V (2) 同様にして、第2から第6のトランジスタTr2〜Tr
6のゲート電極1b〜1fのコンダクタンスも、そのト
ランジスタのゲート電極の隣接ゲート端子に接続された
2つのゲート電極配線間の電位差Vを測定し、その測定
結果と測定時にゲート電極配線7aと7i間に流す一定
電流値Iとから求めることができる。
【0025】図2は上記の半導体評価素子を用いて測定
したゲート電極コンダクタンスと、設計ゲート長との関
係を示す。同図からわかるように、設計ゲート長が0.
4μm以上においては、両者に直線関係が成り立ってい
る。一方、0.4μm未満の設計ゲート長では、ゲート
電極コンダクタンスは直線で外挿された値よりも小さく
なっている。これは、ゲート電極のパターン形成の際に
krFエキシマレーザ露光を用いたために、近接効果に
よる0.4μm以下でレジストパターンが細くなる結果
と一致している。この直線関係は次式により表される。
【0026】 G=(Wmask−ΔW)/(L×Rs’) (3) ここで、Wmaskは設計ゲート長、ΔWは実際のゲート長
と設計ゲート長の差、Lは図1で示した電圧差を測定す
る端子間の距離、Rs’は段差を横切る方向に電流が流
れる場合の単位幅及び単位長さ当りの擬シート抵抗であ
る。
【0027】上記(3)式より図2で示した直線の傾き
Sを用いて、擬シート抵抗Rs’は次式で表される。
【0028】 Rs’=1/(L×S) (4) これにより、図2に示した実施の形態では、擬シート抵
抗Rs’は18.4Ω/□となり、図7(c)に示した
シート抵抗パターンで得られた平坦部でのシート抵抗1
8.0Ω/□より2%小さな値となった。
【0029】ゲート電極パターン1の幅であるゲート長
Wは、従来のモニタ複合パターンの幅Wの算出式である
(1)式において、Rsの代わりにRs’を用い、ま
た、ゲート電極の抵抗Rgate(=V/I)を用いて W=Rs’×L/Rgate (5) と表される。
【0030】図3は上記の(5)式により求めたこの実
施の形態のゲート長Wと、従来の方法で求めたゲート長
と、SEM測定によるゲート長との関係を示す。同図に
おいて、点線IはSEM測定によるゲート長と本実施の
形態により求めたゲート長とが等しい場合の直線、黒丸
は本実施の形態により求めたゲート長、白丸は従来方法
で求めたゲート長を示す。
【0031】図3からわかるように、黒丸は点線I上に
あり、本実施の形態により求めたゲート長がSEM測定
による実際のゲート長と一致する。一方、白丸は0.4
μm以上で点線I上にはなく、シート抵抗の影響によっ
て、実際の寸法よりも2%小さな値を示している。従っ
て、この実施の形態の半導体評価素子を用いて測定した
ゲート長は、従来よりも正確に実際のゲート長を測定評
価できることがわかる。しかも、この実施の形態では、
(2)式〜(4)式から擬シート抵抗Rs’を求めてい
るので、シート抵抗を測定するためのシート抵抗パター
ンが不要である。
【0032】次に、本発明になる半導体評価素子の第2
の実施の形態について説明する。図4は本発明になる半
導体評価素子の第2の実施の形態の等価回路図を示す。
同図において、Tr1−1〜Tr1−7はそれぞれ互い
に設計ゲート長の異なる7種類の絶縁ゲート電界効果ト
ランジスタで、この7種類の絶縁ゲート電界効果トラン
ジスタを一組として計5組の絶縁ゲート電界効果トラン
ジスタがアレイ状に配列されている。
【0033】また、第1の組の絶縁ゲート電界効果トラ
ンジスタTr1−1〜Tr1−7の各ゲートは第1のゲ
ート端子111に接続され、同様に、第2、第3、第4
及び第5の組を構成するそれぞれ7種類の絶縁ゲート電
界効果トランジスタは第2、第3、第4及び第5のゲー
ト端子112、113、114及び115に接続されてい
る。更に、同一種類の5つの絶縁ゲート電界効果トラン
ジスタTr1−1、Tr2−1、...、Tr5−1の
各ドレインはドレイン端子131に共通に接続されてい
る。同様に、i番目(i=2〜7)の同一種類の5つの
絶縁ゲート電界効果トランジスタTr1−i、Tr2−
i、...、Tr5−iの各ドレインはドレイン端子1
iに接続されている。また、ソース端子12はずべて
のトランジスタTr1−1〜Tr5−7の各そーすに共
通接続されている。
【0034】かかる構成の半導体評価素子において、第
1の実施の形態と同様に、ゲート端子111〜115とソ
ース端子12とドレイン端子131〜137とを選択し
て、ここのトランジスタのトランジスタの特性を測定
し、ゲート端子111〜115を選択して個々のトランジ
スタのゲート長を求める。
【0035】図5は図4に示した半導体評価素子を用い
てウェハー内9チップの計315(=35×9)個のト
ランジスタのしきい値電圧を測定し、設計ゲート長に対
してプロットしたものである。短チャネル効果によるし
きい値電圧の減少する設計ゲート長の小さなトランジス
タのしきい値電圧の値は大きくばらつく。
【0036】図6は図5の横軸を設計データ長でなく、
前記した本発明による方法で測定演算したゲート長でプ
ロットした特性図である。図6からわかるように、短チ
ャネル効果によるしきい値電圧が低下する領域におい
て、プロットの縦方向のばらつきが小さくなった。
【0037】これは、設計ゲート長が同じでも実際のゲ
ート長はウェハー面内でばらつくため、この実施の形態
により個々のトランジスタのゲート長が精度良く求めら
れ、ゲート長の縮小によるしきい値電圧の低下の関係を
正確に示すことができたためである。従って、この実施
の形態によれば、算出したゲート長が実際のゲート長と
よく一致するために短チャネルトランジスタの特性評価
に有効である。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の端子を用いて各絶縁ゲート電界効果トランジスタ
のゲート電極コンダクタンスを測定し、これと設計ゲー
ト長の直線関係からシート抵抗を求めるため、シート抵
抗を測定するためのシート抵抗パターンが無くともシー
ト抵抗を求めることができる。
【0039】また、本発明によれば、シート抵抗として
トランジスタ部のゲート電極の段差を横切る方向に電流
が流れる場合の単位幅及び単位長さ当りの擬シート抵抗
を求めるようにしたため、トランジスタのゲート電極が
フィールド酸化膜端の段差を横切る場合でも、精度良く
ゲート電極のシート抵抗を求めることができる。
【0040】更に、本発明によれば、半導体評価素子の
個々の絶縁ゲート電界効果トランジスタのゲート長を、
実際のゲート長とよく一致する値で求めることができ、
よって、ゲート長がウェハー面内でばらついた場合で
も、ゲート長の縮小によるしきい値電圧の減少を正確に
求めることができ、短チャネルトランジスタの特性評価
に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明半導体評価素子の第1の実施の形態のパ
ターンを示す平面図である。
【図2】図1の評価素子のゲート電極コンダクタンスと
設計ゲート長との関係を示す図である。
【図3】SEM測定によるゲート長と本発明方法による
ゲート長との関係を示す図である。
【図4】本発明半導体評価素子の第2の実施の形態の等
価回路図である。
【図5】図4の半導体評価素子の各トランジスタのしき
い値電圧と設計ゲート長との関係を示す図である。
【図6】図4の半導体評価素子の各トランジスタのしき
い値電圧と本発明方法によるゲート長との関係を示す図
である。
【図7】従来方法の一例を説明するパターン平面図及び
断面図である。
【図8】従来方法の課題を説明するためのモニタ複合パ
ターン平面図及び断面図である。
【符号の説明】
1 ゲート電極パターン 1a、1b、1c、1d、1e、1f ゲート電極 2 ソース 3 ドレイン 4 ゲートコンタクト 5 ソースコンタクト 6 ドレインコンタクト 7a、7b、7c、7d、7e、7f、7g、7h、7
i ゲート電極第1〜第9配線 8 共通ソース配線 9a、9b、9c、9d、9e、9f ドレイン配線 111〜115 ゲート端子 12 ソース端子 131〜137 ドレイン端子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに設計ゲート長が異なる複数の絶縁
    ゲート電界効果トランジスタに共通のゲート電極パター
    ンと共通のソース配線と個別のドレイン配線を設け、前
    記ゲート電極パターンは、前記複数の絶縁ゲート電界効
    果トランジスタの各ゲート電極コンダクタンス測定用の
    複数の端子を有することを特徴とする半導体評価素子。
  2. 【請求項2】 共通のゲート電極パターンと共通のソー
    ス配線と個別のドレイン配線を有し、かつ、前記ゲート
    電極パターンはゲート電極コンダクタンス測定用の複数
    の端子を有する、互いに設計ゲート長が異なる複数の絶
    縁ゲート電界効果トランジスタを一組としたとき、複数
    組の前記複数の絶縁ゲート電界効果トランジスタをアレ
    イ状に配列し、該複数組の複数の絶縁ゲート電界効果ト
    ランジスタの各組共通のソース配線と、各組の同じ順番
    の絶縁ゲート電界効果トランジスタのドレイン同士を接
    続するドレイン配線を有することを特徴とする半導体評
    価素子。
  3. 【請求項3】 互いに設計ゲート長が異なる複数の絶縁
    ゲート電界効果トランジスタに共通のゲート電極パター
    ンと共通のソース配線と個別のドレイン配線を設け、前
    記ゲート電極パターンは、前記複数の絶縁ゲート電界効
    果トランジスタの各ゲート電極コンダクタンス測定用の
    複数の端子を一組又は複数組有する半導体評価素子の、
    前記複数の端子を用いて前記複数の絶縁ゲート電界効果
    トランジスタのゲート電極コンダクタンスをそれぞれ測
    定し、該測定したゲート電極コンダクタンスと前記複数
    の絶縁ゲート電界効果トランジスタの設計ゲート長との
    直線関係が成り立つ領域の直線の傾きからシート抵抗を
    算出することを特徴とする半導体評価素子の評価方法。
  4. 【請求項4】 前記算出されたシート抵抗と、前記複数
    の端子間距離と前記ゲート電極コンダクタンスとから、
    前記ゲート電極パターンの幅であるゲート長を算出する
    ことを特徴とする請求項3記載の半導体評価素子の評価
    方法。
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