JPH0992620A - 半導体製造装置用防着治具およびその再生方法 - Google Patents
半導体製造装置用防着治具およびその再生方法Info
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- JPH0992620A JPH0992620A JP26771295A JP26771295A JPH0992620A JP H0992620 A JPH0992620 A JP H0992620A JP 26771295 A JP26771295 A JP 26771295A JP 26771295 A JP26771295 A JP 26771295A JP H0992620 A JPH0992620 A JP H0992620A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 損傷を防止しつつ防着治具の異物膜保持力を
再生する。 【解決手段】 スパッタリング装置1における処理室1
1内のカソード16と、ウエハ14を装着するアノード
15との間に反応領域を取り囲むように配設された円筒
形状の防着治具20の表面に窒化膜21を形成する。防
着治具再生方法の実施に際し、異物膜と窒化膜または酸
化膜との選択比が高いエッチング液が使用されると、窒
化膜や酸化膜は防着治具の母材よりもエッチング抵抗力
が大きいため、防着治具自体の表面の損傷を防止しつ
つ、防着治具表面の異物膜を完全に除去できる。窒化膜
または酸化膜と防着治具母材との選択比が大きいエッチ
ング液を使用すれば、異物膜を窒化膜や酸化膜と一緒に
完全に除去できる。 【効果】 防着治具の異物膜保持力が再生されるため、
膜剥がれによるウエハへの異物の付着を防止できる。
再生する。 【解決手段】 スパッタリング装置1における処理室1
1内のカソード16と、ウエハ14を装着するアノード
15との間に反応領域を取り囲むように配設された円筒
形状の防着治具20の表面に窒化膜21を形成する。防
着治具再生方法の実施に際し、異物膜と窒化膜または酸
化膜との選択比が高いエッチング液が使用されると、窒
化膜や酸化膜は防着治具の母材よりもエッチング抵抗力
が大きいため、防着治具自体の表面の損傷を防止しつ
つ、防着治具表面の異物膜を完全に除去できる。窒化膜
または酸化膜と防着治具母材との選択比が大きいエッチ
ング液を使用すれば、異物膜を窒化膜や酸化膜と一緒に
完全に除去できる。 【効果】 防着治具の異物膜保持力が再生されるため、
膜剥がれによるウエハへの異物の付着を防止できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ(以
下、ウエハという。)に半導体素子を含む集積回路を作
り込む際に使用される成膜装置やドライエッチング装置
等の半導体製造装置に関し、特に、半導体製造装置に組
み込まれる防着治具の改良に係り、例えば、ウエハ上に
金属膜を形成するスパッタリング装置に使用される防着
治具に利用して有効なものに関する。
下、ウエハという。)に半導体素子を含む集積回路を作
り込む際に使用される成膜装置やドライエッチング装置
等の半導体製造装置に関し、特に、半導体製造装置に組
み込まれる防着治具の改良に係り、例えば、ウエハ上に
金属膜を形成するスパッタリング装置に使用される防着
治具に利用して有効なものに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造工程において、ウエハ上に金
属膜を形成するスパッタリング装置は、一対の電極が配
設された処理室を備えており、一方の電極はウエハ上に
被着させるべき金属膜と同質の材料が用いられて形成さ
れているターゲットが装着されるように構成され、もう
一方の電極はウエハが保持されるように構成されてい
る。そして、両電極間には円筒状の防着治具が反応領域
を取り囲むように配設されており、処理室の内壁にウエ
ハ上に形成される処理膜と同じ材質の微粒子が付着し膜
状に堆積してしまうのをこの防着治具によって防止して
いる。
属膜を形成するスパッタリング装置は、一対の電極が配
設された処理室を備えており、一方の電極はウエハ上に
被着させるべき金属膜と同質の材料が用いられて形成さ
れているターゲットが装着されるように構成され、もう
一方の電極はウエハが保持されるように構成されてい
る。そして、両電極間には円筒状の防着治具が反応領域
を取り囲むように配設されており、処理室の内壁にウエ
ハ上に形成される処理膜と同じ材質の微粒子が付着し膜
状に堆積してしまうのをこの防着治具によって防止して
いる。
【0003】したがって、前記防着治具には処理室内壁
の代わりにウエハ上に形成される処理膜と同じ材質の微
粒子が付着し膜状に堆積することになる。この防着治具
に堆積した膜(以下、異物膜という。)は、ある程度の
膜厚以上になると膜剥がれを起こし、異物となってウエ
ハ上に付着するため、防着治具は定期的に交換する必要
がある。そして、交換した旧い方の防着治具は再生方法
を施されて繰り返し使用される。従来、この防着治具の
再生方法は化学的なエッチング処理によって防着治具の
表面に堆積した異物膜を除去したり、はつり等による機
械的処理によって剥離したりして実施されている。
の代わりにウエハ上に形成される処理膜と同じ材質の微
粒子が付着し膜状に堆積することになる。この防着治具
に堆積した膜(以下、異物膜という。)は、ある程度の
膜厚以上になると膜剥がれを起こし、異物となってウエ
ハ上に付着するため、防着治具は定期的に交換する必要
がある。そして、交換した旧い方の防着治具は再生方法
を施されて繰り返し使用される。従来、この防着治具の
再生方法は化学的なエッチング処理によって防着治具の
表面に堆積した異物膜を除去したり、はつり等による機
械的処理によって剥離したりして実施されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エッチ
ング処理による再生方法および機械的処理による再生方
法のいずれもが、防着治具の母材表面を傷めずに異物膜
を完全に除去することができない。防着治具表面の異物
膜を完全に除去できない場合は、何回か再生方法が実施
されて繰り返し再使用されて行くうちに、未除去の異物
膜が防着治具の表面に累積し、防着治具の表面が荒れて
その異物膜保持力が低下するため、膜剥がれを起こしや
すくなる。
ング処理による再生方法および機械的処理による再生方
法のいずれもが、防着治具の母材表面を傷めずに異物膜
を完全に除去することができない。防着治具表面の異物
膜を完全に除去できない場合は、何回か再生方法が実施
されて繰り返し再使用されて行くうちに、未除去の異物
膜が防着治具の表面に累積し、防着治具の表面が荒れて
その異物膜保持力が低下するため、膜剥がれを起こしや
すくなる。
【0005】また、防着治具表面の異物膜を完全に除去
するために、エッチング作用の大きなエッチング液を使
用すると、防着治具の母材が極度に浸食されることによ
って防着治具表面自体の異物膜保持力が低下するため、
防着治具の寿命が短くなってしまう。
するために、エッチング作用の大きなエッチング液を使
用すると、防着治具の母材が極度に浸食されることによ
って防着治具表面自体の異物膜保持力が低下するため、
防着治具の寿命が短くなってしまう。
【0006】本発明の目的は、防着治具の表面の異物膜
保持力を維持し、膜剥がれによるウエハへの異物の付着
を防止することにある。
保持力を維持し、膜剥がれによるウエハへの異物の付着
を防止することにある。
【0007】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、次の通り
である。
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、次の通り
である。
【0009】すなわち、半導体ウエハの表面に処理を施
す半導体製造装置の処理室内に処理反応雰囲気に接触す
るようにして配設される半導体製造装置用防着治具の少
なくとも処理反応雰囲気に接触する表面に、窒化膜また
は酸化膜を形成したことを特徴とする。
す半導体製造装置の処理室内に処理反応雰囲気に接触す
るようにして配設される半導体製造装置用防着治具の少
なくとも処理反応雰囲気に接触する表面に、窒化膜また
は酸化膜を形成したことを特徴とする。
【0010】
【作用】前記した防着治具を繰り返し使用するために表
面に付着した異物膜を除去する防着治具再生方法の実施
に際しては、異物膜と防着治具表面の窒化膜または酸化
膜との選択比が高いエッチング液が使用される。この
際、エッチング作用の大きなエッチング液が使用されて
も、防着治具の表面に形成されている窒化膜や酸化膜は
防着治具の母材よりもエッチング作用に対する抵抗力が
大きいため、防着治具自体の表面の損傷を防止しつつ、
防着治具の表面の異物膜を完全に除去することができ
る。
面に付着した異物膜を除去する防着治具再生方法の実施
に際しては、異物膜と防着治具表面の窒化膜または酸化
膜との選択比が高いエッチング液が使用される。この
際、エッチング作用の大きなエッチング液が使用されて
も、防着治具の表面に形成されている窒化膜や酸化膜は
防着治具の母材よりもエッチング作用に対する抵抗力が
大きいため、防着治具自体の表面の損傷を防止しつつ、
防着治具の表面の異物膜を完全に除去することができ
る。
【0011】また、窒化膜または酸化膜と防着治具母材
との選択比が大きいエッチング液を使用すれば、窒化膜
や酸化膜を防着治具母材に対して除去することができる
ため、防着治具の表面すなわち窒化膜や酸化膜上に堆積
した異物膜を窒化膜や酸化膜ごと完全に除去することが
できる。この場合、防着治具の母材表面は滑らかになる
ため、防着治具表面の膜保持力は再生されることにな
る。
との選択比が大きいエッチング液を使用すれば、窒化膜
や酸化膜を防着治具母材に対して除去することができる
ため、防着治具の表面すなわち窒化膜や酸化膜上に堆積
した異物膜を窒化膜や酸化膜ごと完全に除去することが
できる。この場合、防着治具の母材表面は滑らかになる
ため、防着治具表面の膜保持力は再生されることにな
る。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態である
防着治具が使用されているスパッタリング装置を示す縦
断面図である。図2は防着治具の表面処理装置を示す縦
断面図である。図3は本発明の一実施形態であるスパッ
タリング装置用防着治具再生方法を示す各拡大部分断面
図である。
防着治具が使用されているスパッタリング装置を示す縦
断面図である。図2は防着治具の表面処理装置を示す縦
断面図である。図3は本発明の一実施形態であるスパッ
タリング装置用防着治具再生方法を示す各拡大部分断面
図である。
【0013】本実施形態において、本発明に係る半導体
製造装置用防着治具はスパッタリング装置に使用されて
いる。半導体製造装置の一例であるスパッタリング装置
1は処理室11を備えており、処理室11にはクライオ
ポンプや油拡散ポンプ等の真空ポンプに接続されている
排気口12と、イオンを生成するための不活性で質量の
大きい放電ガスとしてのアルゴンガスが供給されるガス
供給口13と、被処理物としてのウエハ14を出し入れ
するための搬入搬出口(図示せず)とが開設されてい
る。また、処理室11内には一対の電極15、16がそ
れぞれ配設されており、両電極15、16間には直流電
圧または高周波電圧を印加するための電源装置17が接
続されている。一方の電極(以下、アノードという。)
15は、ウエハ14を他方の電極(以下、カソードとい
う。)16に対向させるように保持するウエハステージ
18の上面に形成されている。カソード16にはターゲ
ット19がアノード15に保持されたウエハ14に対向
し得るように配設されており、ターゲット19はウエハ
14の上に被着させるべき金属膜と同質の材料が用いら
れて略円板形状に形成されている。
製造装置用防着治具はスパッタリング装置に使用されて
いる。半導体製造装置の一例であるスパッタリング装置
1は処理室11を備えており、処理室11にはクライオ
ポンプや油拡散ポンプ等の真空ポンプに接続されている
排気口12と、イオンを生成するための不活性で質量の
大きい放電ガスとしてのアルゴンガスが供給されるガス
供給口13と、被処理物としてのウエハ14を出し入れ
するための搬入搬出口(図示せず)とが開設されてい
る。また、処理室11内には一対の電極15、16がそ
れぞれ配設されており、両電極15、16間には直流電
圧または高周波電圧を印加するための電源装置17が接
続されている。一方の電極(以下、アノードという。)
15は、ウエハ14を他方の電極(以下、カソードとい
う。)16に対向させるように保持するウエハステージ
18の上面に形成されている。カソード16にはターゲ
ット19がアノード15に保持されたウエハ14に対向
し得るように配設されており、ターゲット19はウエハ
14の上に被着させるべき金属膜と同質の材料が用いら
れて略円板形状に形成されている。
【0014】前記アノード15とカソード16の間に
は、反応領域を取り囲むように円筒状の防着治具20が
配設されている。防着治具20はターゲット19がスパ
ッタリングされて発生する被スパッタリング粒子が、処
理室11の内壁に付着するのを防止するように構成され
ている。この防着治具20はTi(チタン)材料が使用
されて形成されており、防着治具20の全表面には窒化
膜21が次に述べる表面処理によって形成されている。
は、反応領域を取り囲むように円筒状の防着治具20が
配設されている。防着治具20はターゲット19がスパ
ッタリングされて発生する被スパッタリング粒子が、処
理室11の内壁に付着するのを防止するように構成され
ている。この防着治具20はTi(チタン)材料が使用
されて形成されており、防着治具20の全表面には窒化
膜21が次に述べる表面処理によって形成されている。
【0015】防着治具20の表面の窒化膜21は、図2
に示されている表面処理装置2によって形成される。表
面処理装置2は処理室31を備えており、処理室31に
は真空ポンプに接続されている排気口32と、アンモニ
アガス等のような窒化作用のあるガスが供給されるガス
供給口33と、被処理物としての防着治具20を出し入
れするための搬入搬出口(図示せず)とが開設されてお
り、処理室31内に防着治具を載置するステージ34が
設けられている。また、処理室31の外周囲にはヒータ
35が配設されており、ヒータ35は処理室31内の雰
囲気温度を高温に維持するように構成されている。
に示されている表面処理装置2によって形成される。表
面処理装置2は処理室31を備えており、処理室31に
は真空ポンプに接続されている排気口32と、アンモニ
アガス等のような窒化作用のあるガスが供給されるガス
供給口33と、被処理物としての防着治具20を出し入
れするための搬入搬出口(図示せず)とが開設されてお
り、処理室31内に防着治具を載置するステージ34が
設けられている。また、処理室31の外周囲にはヒータ
35が配設されており、ヒータ35は処理室31内の雰
囲気温度を高温に維持するように構成されている。
【0016】次に、前記構成に係る表面処理装置2によ
って防着治具20の表面に表面処理膜としての窒化膜2
1を形成する窒化方法を説明する。まず、防着治具20
が処理室31内へ適当なハンドラにより搬入搬出口から
搬入され、ステージ34の上にセットされる。その後、
処理室31内がヒータ35によって所定の温度に加熱さ
れるとともに、処理室31が常圧下あるいは真空排気口
32により排気された減圧下で、ガス供給口33からア
ンモニアガスが処理室31に供給される。この状態で、
防着治具20の表面がガス窒化されて、防着治具20の
表面に窒化膜21が形成される。窒化膜21は数10μ
m程度の厚さに形成される。
って防着治具20の表面に表面処理膜としての窒化膜2
1を形成する窒化方法を説明する。まず、防着治具20
が処理室31内へ適当なハンドラにより搬入搬出口から
搬入され、ステージ34の上にセットされる。その後、
処理室31内がヒータ35によって所定の温度に加熱さ
れるとともに、処理室31が常圧下あるいは真空排気口
32により排気された減圧下で、ガス供給口33からア
ンモニアガスが処理室31に供給される。この状態で、
防着治具20の表面がガス窒化されて、防着治具20の
表面に窒化膜21が形成される。窒化膜21は数10μ
m程度の厚さに形成される。
【0017】次に、前記構成に係るスパッタリング装置
の作用を説明する。ウエハ14の上に被着すべき金属膜
の材料、例えば、配線材料であるTiW(チタンタング
ステン)からなるターゲット19がカソード16に予め
装着される。処理すべきウエハ14が処理室11内へ適
当なハンドラにより搬入搬出口から搬入され、アノード
15の上にセットされる。その後、処理室11が真空排
気口12により高真空(例えば、10-7Torr)に排
気されると、ガス供給口13から放電ガスとしてのアル
ゴンガス(図示せず)が処理室11に供給される。この
ガス供給により、処理室11内の圧力は、例えば、10
-3Torr程度になる。続いて、アノード15とカソー
ド16間の電源装置17により直流電圧または高周波電
圧が印加され、プラズマが形成される。プラズマの励起
に伴ってターゲット19がアルゴンイオンによってスパ
ッタリングされ、TiWの被スパッタリング粒子がウエ
ハ14の上に被着される。その結果、ウエハ14の上に
はTiWから成る処理膜23が形成されることになる。
の作用を説明する。ウエハ14の上に被着すべき金属膜
の材料、例えば、配線材料であるTiW(チタンタング
ステン)からなるターゲット19がカソード16に予め
装着される。処理すべきウエハ14が処理室11内へ適
当なハンドラにより搬入搬出口から搬入され、アノード
15の上にセットされる。その後、処理室11が真空排
気口12により高真空(例えば、10-7Torr)に排
気されると、ガス供給口13から放電ガスとしてのアル
ゴンガス(図示せず)が処理室11に供給される。この
ガス供給により、処理室11内の圧力は、例えば、10
-3Torr程度になる。続いて、アノード15とカソー
ド16間の電源装置17により直流電圧または高周波電
圧が印加され、プラズマが形成される。プラズマの励起
に伴ってターゲット19がアルゴンイオンによってスパ
ッタリングされ、TiWの被スパッタリング粒子がウエ
ハ14の上に被着される。その結果、ウエハ14の上に
はTiWから成る処理膜23が形成されることになる。
【0018】この際、被スパッタリング粒子は防着治具
20の表面にも付着し、処理が繰り返されるうちに防着
治具20の表面にはTiW膜が異物膜22として堆積す
る。このようにして防着治具20の表面に堆積した異物
膜22は厚くなると、剥がれやすくなるため、防着治具
20は定期的に交換され、交換された旧い方の防着治具
20は表面の異物膜22を除去する再生方法を実施され
る。
20の表面にも付着し、処理が繰り返されるうちに防着
治具20の表面にはTiW膜が異物膜22として堆積す
る。このようにして防着治具20の表面に堆積した異物
膜22は厚くなると、剥がれやすくなるため、防着治具
20は定期的に交換され、交換された旧い方の防着治具
20は表面の異物膜22を除去する再生方法を実施され
る。
【0019】次に、防着治具20の表面に堆積した異物
膜22を除去する再生方法を図3について説明する。
膜22を除去する再生方法を図3について説明する。
【0020】本実施形態において、異物膜22の除去は
エッチング処理によって行われる。使用されるエッチン
グ液は、異物膜22を構成するTiWと、防着治具20
の表面に形成された窒化膜21を構成するTiNとの選
択比が高く、かつ、エッチング作用の大きな第1エッチ
ング液24が使用される。この第1エッチング液24と
しては、例えば、弗酸と硝酸の混合液、あるいは、弗酸
と硝酸と過酸化水素と純水との混合液が使用される。図
3(a)に示されているように、この第1エッチング液
24の中に防着治具20が浸漬されると、防着治具20
の表面に堆積したTiWからなる異物膜22は第1エッ
チング液24によって早くエッチングされる。これに対
し、防着治具20の表面に形成された窒化膜21は第1
エッチング液24によってエッチングされにくいため、
殆どエッチングされない。したがって、図3(c)に示
されているように、防着治具20はその母材表面を第1
エッチング液24によって殆ど侵蝕されずに異物膜22
を完全に除去される。
エッチング処理によって行われる。使用されるエッチン
グ液は、異物膜22を構成するTiWと、防着治具20
の表面に形成された窒化膜21を構成するTiNとの選
択比が高く、かつ、エッチング作用の大きな第1エッチ
ング液24が使用される。この第1エッチング液24と
しては、例えば、弗酸と硝酸の混合液、あるいは、弗酸
と硝酸と過酸化水素と純水との混合液が使用される。図
3(a)に示されているように、この第1エッチング液
24の中に防着治具20が浸漬されると、防着治具20
の表面に堆積したTiWからなる異物膜22は第1エッ
チング液24によって早くエッチングされる。これに対
し、防着治具20の表面に形成された窒化膜21は第1
エッチング液24によってエッチングされにくいため、
殆どエッチングされない。したがって、図3(c)に示
されているように、防着治具20はその母材表面を第1
エッチング液24によって殆ど侵蝕されずに異物膜22
を完全に除去される。
【0021】以上のようにTiWとTiとの選択比の高
い第1エッチング液24を使用すれば、防着治具20の
表面に形成されているTiNからなる窒化膜21は治具
母材の材料Tiよりもエッチング作用に対する抵抗力が
大きいため、防着治具20自体の表面の第1エッチング
液24による損傷を防止しつつ、防着治具20の表面に
堆積したTiWからなる異物膜22を完全に除去するこ
とができる。
い第1エッチング液24を使用すれば、防着治具20の
表面に形成されているTiNからなる窒化膜21は治具
母材の材料Tiよりもエッチング作用に対する抵抗力が
大きいため、防着治具20自体の表面の第1エッチング
液24による損傷を防止しつつ、防着治具20の表面に
堆積したTiWからなる異物膜22を完全に除去するこ
とができる。
【0022】前記実施形態によれば次の効果が得られ
る。 防着治具の表面に窒化膜を形成することにより、防
着治具の再生方法の実施に際して、異物膜(TiW)と
窒化膜(TiN)とのエッチング速度の選択比が高く、
かつ、エッチング作用の大きなエッチング液を使用して
防着治具表面に堆積した異物膜を完全に除去することが
できるとともに、防着治具の母材表面の損傷を防止する
ことができるため、防着治具の異物膜保持力を再生させ
ることができるとともに、防着治具のリサイクル寿命を
延ばすことができる。
る。 防着治具の表面に窒化膜を形成することにより、防
着治具の再生方法の実施に際して、異物膜(TiW)と
窒化膜(TiN)とのエッチング速度の選択比が高く、
かつ、エッチング作用の大きなエッチング液を使用して
防着治具表面に堆積した異物膜を完全に除去することが
できるとともに、防着治具の母材表面の損傷を防止する
ことができるため、防着治具の異物膜保持力を再生させ
ることができるとともに、防着治具のリサイクル寿命を
延ばすことができる。
【0023】 前記により、防着治具表面の異物膜
保持力を確実に再生することができるため、防着治具の
表面に堆積した異物膜の膜剥がれによるウエハへの異物
の付着を確実に防止することができ、半導体装置の製造
歩留りを高めることができる。
保持力を確実に再生することができるため、防着治具の
表面に堆積した異物膜の膜剥がれによるウエハへの異物
の付着を確実に防止することができ、半導体装置の製造
歩留りを高めることができる。
【0024】図4は本発明の実施形態2である防着治具
の再生方法を示す説明図である。
の再生方法を示す説明図である。
【0025】本実施形態2が前記実施形態1と異なる点
は、防着治具の表面の異物膜を除去するエッチング液が
異なる点である。すなわち、本実施形態2におけるエッ
チング液は、窒化膜21を構成するTiNと防着治具2
0の母材を構成するTiとの選択比の大きい第2エッチ
ング液25が使用される。この第2エッチング液25と
しては、例えば、過酸化水素水、または、U洗用エッチ
ング液(アンモニア+過酸化水素+純水)が使用され
る。図4(a)に示されているように、この第2エッチ
ング液25中に防着治具20が浸漬されると、図4
(b)に示されているように、防着治具20の表面に形
成された窒化膜21は第2エッチング液25によってエ
ッチングされるため、この窒化膜21と共に、異物膜2
2は除去される。この際、防着治具20の母材表面は第
2エッチング液25によって殆ど侵蝕されないため、防
着治具20の表面は損傷されない。ちなみに、本実施形
態2において、防着治具20が再使用される際には、防
着治具20の母材表面に窒化膜21が表面処理によって
再度形成されることになる。
は、防着治具の表面の異物膜を除去するエッチング液が
異なる点である。すなわち、本実施形態2におけるエッ
チング液は、窒化膜21を構成するTiNと防着治具2
0の母材を構成するTiとの選択比の大きい第2エッチ
ング液25が使用される。この第2エッチング液25と
しては、例えば、過酸化水素水、または、U洗用エッチ
ング液(アンモニア+過酸化水素+純水)が使用され
る。図4(a)に示されているように、この第2エッチ
ング液25中に防着治具20が浸漬されると、図4
(b)に示されているように、防着治具20の表面に形
成された窒化膜21は第2エッチング液25によってエ
ッチングされるため、この窒化膜21と共に、異物膜2
2は除去される。この際、防着治具20の母材表面は第
2エッチング液25によって殆ど侵蝕されないため、防
着治具20の表面は損傷されない。ちなみに、本実施形
態2において、防着治具20が再使用される際には、防
着治具20の母材表面に窒化膜21が表面処理によって
再度形成されることになる。
【0026】以上のようにTiNとTiとの選択比が高
い第2エッチング液25を使用すれば、防着治具20の
表面に形成されている窒化膜21は防着治具20の母材
(Ti)よりもエッチング作用に対する抵抗力が小さい
ため、防着治具20の母材の表面よりも早くエッチング
され、その結果、防着治具20の母材表面の第2エッチ
ング液25による損傷を防止しつつ、防着治具20の表
面に堆積した異物膜22を完全に除去することができ
る。
い第2エッチング液25を使用すれば、防着治具20の
表面に形成されている窒化膜21は防着治具20の母材
(Ti)よりもエッチング作用に対する抵抗力が小さい
ため、防着治具20の母材の表面よりも早くエッチング
され、その結果、防着治具20の母材表面の第2エッチ
ング液25による損傷を防止しつつ、防着治具20の表
面に堆積した異物膜22を完全に除去することができ
る。
【0027】図5(a)は本発明の実施形態3である防
着治具を示す正面断面図であり、(b)、(c)はその
再生方法を説明する各説明図である。
着治具を示す正面断面図であり、(b)、(c)はその
再生方法を説明する各説明図である。
【0028】本実施形態3は、防着治具の材料および防
着治具の表面に形成する膜が前記実施形態1と相違し、
他の構成は同じである。すなわち、本実施形態3におけ
る防着治具20の材料はAl(アルミニウム)であり、
このAl製の防着治具20の表面には酸化膜(Al
O2 )26が形成されている。
着治具の表面に形成する膜が前記実施形態1と相違し、
他の構成は同じである。すなわち、本実施形態3におけ
る防着治具20の材料はAl(アルミニウム)であり、
このAl製の防着治具20の表面には酸化膜(Al
O2 )26が形成されている。
【0029】本実施形態3において、防着治具20の表
面の酸化膜26は図2に示されている表面処理装置2を
使用して形成することができ、ガス供給口33から酸化
作用のあるガスを防着治具20が収容された処理室31
内に供給すればよい。
面の酸化膜26は図2に示されている表面処理装置2を
使用して形成することができ、ガス供給口33から酸化
作用のあるガスを防着治具20が収容された処理室31
内に供給すればよい。
【0030】次に、防着治具20の表面に堆積した異物
膜22を除去する再生方法を図5(b)、(c)につい
て説明する。
膜22を除去する再生方法を図5(b)、(c)につい
て説明する。
【0031】本実施形態3においても、異物膜22の除
去はエッチング処理によって行われる。使用されるエッ
チング液は、異物膜22を構成するTiWと、防着治具
20の表面に形成された酸化膜26を構成するAlO2
との選択比が高く、かつ、エッチング作用の大きな第3
エッチング液27が使用される。この第3エッチング液
27としては、例えば、弗酸と硝酸の混合液、あるい
は、弗酸と硝酸と過酸化水素と純水との混合液が使用さ
れる。図5(b)に示されているように、この第3エッ
チング液27の中に防着治具20が浸漬されると、防着
治具20の表面に堆積したTiWからなる異物膜22は
第3エッチング液27によって早くエッチングされる。
これに対し、防着治具20の表面に形成されたAlO2
の酸化膜26は第3エッチング液27によってエッチン
グされにくいため、殆どエッチングされない。したがっ
て、図5(c)に示されているように、防着治具20は
その母材表面を第3エッチング液27によって殆ど侵蝕
されずに異物膜22を完全に除去される。
去はエッチング処理によって行われる。使用されるエッ
チング液は、異物膜22を構成するTiWと、防着治具
20の表面に形成された酸化膜26を構成するAlO2
との選択比が高く、かつ、エッチング作用の大きな第3
エッチング液27が使用される。この第3エッチング液
27としては、例えば、弗酸と硝酸の混合液、あるい
は、弗酸と硝酸と過酸化水素と純水との混合液が使用さ
れる。図5(b)に示されているように、この第3エッ
チング液27の中に防着治具20が浸漬されると、防着
治具20の表面に堆積したTiWからなる異物膜22は
第3エッチング液27によって早くエッチングされる。
これに対し、防着治具20の表面に形成されたAlO2
の酸化膜26は第3エッチング液27によってエッチン
グされにくいため、殆どエッチングされない。したがっ
て、図5(c)に示されているように、防着治具20は
その母材表面を第3エッチング液27によって殆ど侵蝕
されずに異物膜22を完全に除去される。
【0032】以上のようにTiWとAlO2 との選択比
の高い第3エッチング液27を使用すれば、防着治具2
0の表面に形成されているAlO2 からなる酸化膜26
は防着治具20の母材を構成する材料であるAlよりも
エッチング作用に対する抵抗力が大きいため、防着治具
20自体の表面の第3エッチング液27による損傷を防
止しつつ、防着治具20の表面に堆積したTiWからな
る異物膜22を完全に除去することができる。
の高い第3エッチング液27を使用すれば、防着治具2
0の表面に形成されているAlO2 からなる酸化膜26
は防着治具20の母材を構成する材料であるAlよりも
エッチング作用に対する抵抗力が大きいため、防着治具
20自体の表面の第3エッチング液27による損傷を防
止しつつ、防着治具20の表面に堆積したTiWからな
る異物膜22を完全に除去することができる。
【0033】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施形
態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施形
態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0034】例えば、防着治具の構造は前記実施形態で
示したものに限ることはなく、処理室の形状や構造、処
理条件等によって適宜選定される。また、防着治具は反
応領域を取り囲むように構成するに限らず、処理ガスが
流れる流路等の処理反応雰囲気と接触する部分を覆うよ
うに構成してもよい。
示したものに限ることはなく、処理室の形状や構造、処
理条件等によって適宜選定される。また、防着治具は反
応領域を取り囲むように構成するに限らず、処理ガスが
流れる流路等の処理反応雰囲気と接触する部分を覆うよ
うに構成してもよい。
【0035】防着治具の表面に形成される窒化膜または
酸化膜は、防着治具の表面全体に形成するに限らず、少
なくとも処理反応雰囲気に接触する面に部分的に形成し
てもよい。
酸化膜は、防着治具の表面全体に形成するに限らず、少
なくとも処理反応雰囲気に接触する面に部分的に形成し
てもよい。
【0036】また、防着治具の形成材料はTiやAl材
料に限ることはなく、この他、ステンレス鋼等が使用さ
れる。
料に限ることはなく、この他、ステンレス鋼等が使用さ
れる。
【0037】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるスパッ
タリング装置に適用した場合について説明したが、それ
に限定されるものではなく、ドライエッチング装置やC
VD装置等の半導体製造装置に使用される防着治具全般
に適用することができる。
なされた発明をその背景となった利用分野であるスパッ
タリング装置に適用した場合について説明したが、それ
に限定されるものではなく、ドライエッチング装置やC
VD装置等の半導体製造装置に使用される防着治具全般
に適用することができる。
【0038】CVD装置の場合は、窒化膜や酸化膜の形
成をCVD装置で行うことができるため、専用の表面処
理装置を使用する必要がなく、また、防着治具の表面の
隅々まで窒化膜または酸化膜を形成することができ、し
かも、窒化膜または酸化膜がその形成後に異物等で汚染
されるおそれがないので、より一層効果的である。
成をCVD装置で行うことができるため、専用の表面処
理装置を使用する必要がなく、また、防着治具の表面の
隅々まで窒化膜または酸化膜を形成することができ、し
かも、窒化膜または酸化膜がその形成後に異物等で汚染
されるおそれがないので、より一層効果的である。
【0039】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、次
の通りである。
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、次
の通りである。
【0040】ウエハの表面に処理を施す半導体製造装置
の処理室内各部に異物膜が付着するのを防止するための
防着治具の表面に窒化膜または酸化膜を形成することに
より、防着治具の再生方法の実施に際して、防着治具の
表面の損傷を防止しつつ、異物膜を完全に除去すること
ができるため、防着治具の表面の膜保持力を維持するこ
とができ、膜剥がれによるウエハへの異物の付着を防止
することができる。
の処理室内各部に異物膜が付着するのを防止するための
防着治具の表面に窒化膜または酸化膜を形成することに
より、防着治具の再生方法の実施に際して、防着治具の
表面の損傷を防止しつつ、異物膜を完全に除去すること
ができるため、防着治具の表面の膜保持力を維持するこ
とができ、膜剥がれによるウエハへの異物の付着を防止
することができる。
【図1】本発明の一実施形態である防着治具が使用され
ているスパッタリング装置を示す縦断面図である。
ているスパッタリング装置を示す縦断面図である。
【図2】防着治具の表面処理装置を示す縦断面図であ
る。
る。
【図3】本発明の一実施形態であるスパッタリング装置
用防着治具再生方法を示しており、(a)はエッチング
処理中の正面断面図、(b)はエッチング処理中の拡大
部分断面図、(c)はエッチング処理後の拡大部分断面
図である。
用防着治具再生方法を示しており、(a)はエッチング
処理中の正面断面図、(b)はエッチング処理中の拡大
部分断面図、(c)はエッチング処理後の拡大部分断面
図である。
【図4】本発明の実施形態2である防着治具の再生方法
を示しており、(a)はエッチング処理中の正面断面
図、(b)はエッチング処理中の拡大部分断面図、
(c)はエッチング処理後の拡大部分断面図である。
を示しており、(a)はエッチング処理中の正面断面
図、(b)はエッチング処理中の拡大部分断面図、
(c)はエッチング処理後の拡大部分断面図である。
【図5】(a)は本発明の実施形態3である防着治具を
示す正面断面図であり、(b)、(c)はその再生方法
を説明する各明図であり、(b)はエッチング処理中の
拡大部分断面図、(c)はエッチング処理後の拡大部分
断面図である。
示す正面断面図であり、(b)、(c)はその再生方法
を説明する各明図であり、(b)はエッチング処理中の
拡大部分断面図、(c)はエッチング処理後の拡大部分
断面図である。
1…スパッタリング装置(半導体製造装置)、2…防着
治具の表面処理装置、11…処理室、12…排気口、1
3…ガス供給口、14…ウエハ、15…アノード(電
極)、16…カソード(電極)、17…電源装置、18
…ウエハステージ、19…ターゲット、20…防着治
具、21…窒化膜、22…異物膜、23…処理膜、24
…第1エッチング液、25…第2エッチング液、26…
酸化膜、27…第3エッチング液、31…処理室、32
…排気口、33…ガス供給口、34…ステージ、35…
ヒータ。
治具の表面処理装置、11…処理室、12…排気口、1
3…ガス供給口、14…ウエハ、15…アノード(電
極)、16…カソード(電極)、17…電源装置、18
…ウエハステージ、19…ターゲット、20…防着治
具、21…窒化膜、22…異物膜、23…処理膜、24
…第1エッチング液、25…第2エッチング液、26…
酸化膜、27…第3エッチング液、31…処理室、32
…排気口、33…ガス供給口、34…ステージ、35…
ヒータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C23C 16/44 H01L 21/302 B (72)発明者 五十嵐 崇 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 丹沢 有備 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立マイコンシステム内
Claims (3)
- 【請求項1】 半導体ウエハの表面に処理を施す半導体
製造装置の処理室内に、処理反応雰囲気に接触するよう
に配設されている半導体製造装置用防着治具において、 少なくとも前記処理反応雰囲気に接触する表面に窒化膜
または酸化膜が形成されていることを特徴とする半導体
製造装置用防着治具。 - 【請求項2】 請求項1に記載の半導体製造装置用防着
治具を、その表面に半導体製造装置の処理反応によって
付着した異物をエッチング液によって除去して、再生す
る再生方法であって、 前記エッチング液として、防着治具の表面に形成された
窒化膜または酸化膜と異物との選択比が大きいエッチン
グ液が使用されることを特徴とする半導体製造装置用防
着治具再生方法。 - 【請求項3】 請求項1に記載の半導体製造装置用防着
治具を、その表面に半導体製造装置の処理反応によって
付着した異物をエッチング液によって除去して、再生す
る再生方法であって、 前記エッチング液として、防着治具の表面に形成された
窒化膜または酸化膜と防着治具の母材との選択比が大き
いエッチング液が使用されることを特徴とする半導体製
造装置用防着治具再生方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26771295A JPH0992620A (ja) | 1995-09-21 | 1995-09-21 | 半導体製造装置用防着治具およびその再生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26771295A JPH0992620A (ja) | 1995-09-21 | 1995-09-21 | 半導体製造装置用防着治具およびその再生方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0992620A true JPH0992620A (ja) | 1997-04-04 |
Family
ID=17448510
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26771295A Withdrawn JPH0992620A (ja) | 1995-09-21 | 1995-09-21 | 半導体製造装置用防着治具およびその再生方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0992620A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002069611A (ja) * | 2000-06-29 | 2002-03-08 | Applied Materials Inc | 処理キットの再使用寿命を伸ばす方法 |
-
1995
- 1995-09-21 JP JP26771295A patent/JPH0992620A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002069611A (ja) * | 2000-06-29 | 2002-03-08 | Applied Materials Inc | 処理キットの再使用寿命を伸ばす方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021203 |