JPH0992530A - ソレノイドの制御方法 - Google Patents
ソレノイドの制御方法Info
- Publication number
- JPH0992530A JPH0992530A JP26914195A JP26914195A JPH0992530A JP H0992530 A JPH0992530 A JP H0992530A JP 26914195 A JP26914195 A JP 26914195A JP 26914195 A JP26914195 A JP 26914195A JP H0992530 A JPH0992530 A JP H0992530A
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- Japan
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- iron core
- solenoid
- coil
- drive
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 物流コンベアの分岐のために使用するソレノ
イドにおいて、分岐用ローラ等を少ない電流で迅速に移
動可能なソレノイドの制御方法を提供すること。 【解決手段】 ソレノイドの制御方法は、鉄心14と、
鉄心14を周回して取り付けられた2個以上の第1駆動
コイル11と第2駆動コイル12とを有し、通電開始時
に所定時間、第1駆動コイル11及び第2駆動コイル1
2に並列に電圧を印加し、所定時間経過後、第1駆動コ
イル11及び第2駆動コイル12に直列に電圧を印加す
る。
イドにおいて、分岐用ローラ等を少ない電流で迅速に移
動可能なソレノイドの制御方法を提供すること。 【解決手段】 ソレノイドの制御方法は、鉄心14と、
鉄心14を周回して取り付けられた2個以上の第1駆動
コイル11と第2駆動コイル12とを有し、通電開始時
に所定時間、第1駆動コイル11及び第2駆動コイル1
2に並列に電圧を印加し、所定時間経過後、第1駆動コ
イル11及び第2駆動コイル12に直列に電圧を印加す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物流コンベアで使
用される磁石式切換え装置等で用いられる切り換え用ソ
レノイドの制御方法に関するものである。
用される磁石式切換え装置等で用いられる切り換え用ソ
レノイドの制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、搬送物を分岐するポイントを有す
る物流コンベアにおいて、分岐するための手段に電磁石
が使用されている。例えば、実開平6−16333号公
報では、分岐レール側壁の一部を電磁石で構成し、磁性
体である搬送物に直接磁力を作用させることにより分岐
する方法が開示されている。また、実開平6−2276
49号公報では、分岐手段を構成するローラをソレノイ
ドで吸引し移動して、ローラを介して搬送物を分岐する
方法が開示されている。これらの公報において開示され
ている分岐手段では、ソレノイドを構成するコイルは1
つである。複数のコイルを使用したソレノイドを分岐点
に用いる方法は、実開平7−8326号公報に開示され
ている。これは、分岐レールの入口部分に複数のソレノ
イドを並列に配置し、複数のソレノイドへの通電を順次
切り換えることにより分岐を行っている。ただし、各ソ
レノイドで使用されているコイルは各々1つであった。
る物流コンベアにおいて、分岐するための手段に電磁石
が使用されている。例えば、実開平6−16333号公
報では、分岐レール側壁の一部を電磁石で構成し、磁性
体である搬送物に直接磁力を作用させることにより分岐
する方法が開示されている。また、実開平6−2276
49号公報では、分岐手段を構成するローラをソレノイ
ドで吸引し移動して、ローラを介して搬送物を分岐する
方法が開示されている。これらの公報において開示され
ている分岐手段では、ソレノイドを構成するコイルは1
つである。複数のコイルを使用したソレノイドを分岐点
に用いる方法は、実開平7−8326号公報に開示され
ている。これは、分岐レールの入口部分に複数のソレノ
イドを並列に配置し、複数のソレノイドへの通電を順次
切り換えることにより分岐を行っている。ただし、各ソ
レノイドで使用されているコイルは各々1つであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ソレノイドを用いた分岐手段、分岐方法には、次のよう
な問題点があった。 (1)分岐するための経路切り換え時に瞬間的に大きな
吸引力を必要とし、ソレノイドが大型化する問題があっ
た。経路切り換え時に瞬間的に大きな吸引力を必要とす
るのは、停止している分岐ローラ等移動させるための初
期吸引力が必要なためである。一方、駆動コイルを大き
くすると、電流の立ち上がりが遅くなり、切り換え時間
が長くなる問題があった。 (2)また、切換え時間は、物流コンベアのスピードア
ップに対する需要と共にできるだけ短縮化することが望
まれていた。しかし、従来の方法では、駆動コイルに通
電を開始した時に、磁気回路が形成されるまで渦電流が
流れ、電流の立ち上がりが遅くなるため、分岐のための
切換え時間が長くなる問題があった。
ソレノイドを用いた分岐手段、分岐方法には、次のよう
な問題点があった。 (1)分岐するための経路切り換え時に瞬間的に大きな
吸引力を必要とし、ソレノイドが大型化する問題があっ
た。経路切り換え時に瞬間的に大きな吸引力を必要とす
るのは、停止している分岐ローラ等移動させるための初
期吸引力が必要なためである。一方、駆動コイルを大き
くすると、電流の立ち上がりが遅くなり、切り換え時間
が長くなる問題があった。 (2)また、切換え時間は、物流コンベアのスピードア
ップに対する需要と共にできるだけ短縮化することが望
まれていた。しかし、従来の方法では、駆動コイルに通
電を開始した時に、磁気回路が形成されるまで渦電流が
流れ、電流の立ち上がりが遅くなるため、分岐のための
切換え時間が長くなる問題があった。
【0004】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、物流コンベアの分岐のために使
用するソレノイドにおいて、分岐用ローラ等を少ない電
流で迅速に移動可能なソレノイドの制御方法を提供する
ことを目的とする。
になされたものであり、物流コンベアの分岐のために使
用するソレノイドにおいて、分岐用ローラ等を少ない電
流で迅速に移動可能なソレノイドの制御方法を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のソレノイドの制
御方法は、鉄心と、該鉄心を周回して取り付けられた駆
動コイルとを有し、該駆動コイルに通電することによ
り、該鉄心に磁力を発生させるソレノイドの制御方法で
あって、駆動コイルが2個以上鉄心に取り付けられ、通
電開始時に所定時間、前記2個以上の駆動コイルに並列
に電圧を印加し、所定時間経過後、前記2個以上の駆動
コイルに直列に電圧を印加する。また、本発明のソレノ
イドの制御方法は、鉄心と、該鉄心を周回して取り付け
られた駆動コイルとを有し、該駆動コイルに通電するこ
とにより、該鉄心に磁力を発生させるソレノイドの制御
方法であって、鉄心を周回し、駆動コイルよりも起磁力
の小さいバイアスコイルを有し、駆動コイルに通電して
いない時にも、バイアスコイルに通電している。
御方法は、鉄心と、該鉄心を周回して取り付けられた駆
動コイルとを有し、該駆動コイルに通電することによ
り、該鉄心に磁力を発生させるソレノイドの制御方法で
あって、駆動コイルが2個以上鉄心に取り付けられ、通
電開始時に所定時間、前記2個以上の駆動コイルに並列
に電圧を印加し、所定時間経過後、前記2個以上の駆動
コイルに直列に電圧を印加する。また、本発明のソレノ
イドの制御方法は、鉄心と、該鉄心を周回して取り付け
られた駆動コイルとを有し、該駆動コイルに通電するこ
とにより、該鉄心に磁力を発生させるソレノイドの制御
方法であって、鉄心を周回し、駆動コイルよりも起磁力
の小さいバイアスコイルを有し、駆動コイルに通電して
いない時にも、バイアスコイルに通電している。
【0006】また、本発明のソレノイドの制御方法は、
鉄心と、該鉄心を周回して取り付けられた2以上の駆動
コイルとを有し、該駆動コイルに通電することにより、
該鉄心に磁力を発生させるソレノイドの制御方法であっ
て、通電開始時に所定時間、前記2以上の駆動コイルに
並列に電圧を印加し、所定時間経過後、前記2以上の駆
動コイルに直列に電圧を印加と共に、前記鉄心を周回
し、駆動コイルよりも起磁力の小さいバイアスコイルを
有し、駆動コイルに通電していない時にも、バイアスコ
イルに通電していること。
鉄心と、該鉄心を周回して取り付けられた2以上の駆動
コイルとを有し、該駆動コイルに通電することにより、
該鉄心に磁力を発生させるソレノイドの制御方法であっ
て、通電開始時に所定時間、前記2以上の駆動コイルに
並列に電圧を印加し、所定時間経過後、前記2以上の駆
動コイルに直列に電圧を印加と共に、前記鉄心を周回
し、駆動コイルよりも起磁力の小さいバイアスコイルを
有し、駆動コイルに通電していない時にも、バイアスコ
イルに通電していること。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のソレノイドの制御方法を
実施した具体例を図面に基づいて詳細に説明する。始め
に本発明のソレノイドの制御方法を実施した物流コンベ
アについて、図9に基づいて説明する。コンベアフレー
ム59の左端には駆動軸51が、また右端には従動軸5
6が、各々回転可能に保持されている。駆動軸51に
は、モーター53が取り付けられている。駆動軸51及
び従動軸56の両端には、一対のスプロケット57,5
8が固設されている。スプロケット57,58には、一
対のチェーン52が周回して取り付けられている。一対
のチェーン52には、スライドガイド17の両端が一定
のピッチで取り付けられている。従って、スライドガイ
ド17はチェーン52と共にコンベア上を周回して移動
する。
実施した具体例を図面に基づいて詳細に説明する。始め
に本発明のソレノイドの制御方法を実施した物流コンベ
アについて、図9に基づいて説明する。コンベアフレー
ム59の左端には駆動軸51が、また右端には従動軸5
6が、各々回転可能に保持されている。駆動軸51に
は、モーター53が取り付けられている。駆動軸51及
び従動軸56の両端には、一対のスプロケット57,5
8が固設されている。スプロケット57,58には、一
対のチェーン52が周回して取り付けられている。一対
のチェーン52には、スライドガイド17の両端が一定
のピッチで取り付けられている。従って、スライドガイ
ド17はチェーン52と共にコンベア上を周回して移動
する。
【0008】コンベアフレーム59の中央より右側面か
ら、振り分けコンベア60が斜め方向に連続して付設さ
れている。スライドガイド17の各々には、スライドシ
ュー16がスライダー18を介して、コンベアの流れ方
向に直角方向に摺動可能に取り付けられている。すなわ
ち、スライドシュー16は、コンベアフレーム59の流
れと直向する方向に設けられたスライダー18によりス
ライドする。スライド機構については、後で詳細に説明
する。図7及び図8にスライドシュー16をコンベアの
下側から見た平面図を示す。スライドシュー16は通常
は、図9に示すように、ガイドレール24により、コン
ベアフレーム59の下側面に密着して1列に並んでい
る。そのため、物はコンベア上を矢印54の方向に進行
する。物を振り分けコンベア60に流す場合は、スライ
ドシュー16を図の実線で示す位置まで移動させる。こ
れにより、物はスライドシュー16にガイドされて、矢
印55の方向に進行する。
ら、振り分けコンベア60が斜め方向に連続して付設さ
れている。スライドガイド17の各々には、スライドシ
ュー16がスライダー18を介して、コンベアの流れ方
向に直角方向に摺動可能に取り付けられている。すなわ
ち、スライドシュー16は、コンベアフレーム59の流
れと直向する方向に設けられたスライダー18によりス
ライドする。スライド機構については、後で詳細に説明
する。図7及び図8にスライドシュー16をコンベアの
下側から見た平面図を示す。スライドシュー16は通常
は、図9に示すように、ガイドレール24により、コン
ベアフレーム59の下側面に密着して1列に並んでい
る。そのため、物はコンベア上を矢印54の方向に進行
する。物を振り分けコンベア60に流す場合は、スライ
ドシュー16を図の実線で示す位置まで移動させる。こ
れにより、物はスライドシュー16にガイドされて、矢
印55の方向に進行する。
【0009】次に、図1及び図2に本発明の主要部であ
る物流コンベアの分岐部の切換え装置の詳細図を示して
説明する。コンベアの流れに直角方向に、両端がチェー
ン52に取り付けられてスライドガイド17が付設され
ている。スライドガイド17には、ガイドの軸線方向に
摺動可能にスライダー18が嵌合されている。スライダ
ー18の上には、スライドシュー16が固設されてい
る。スライダー18の下面には、強磁性体よりなるプラ
ンジャ19が固設されている。プランジャ19の平面形
状は、図8に示すように、ベアリング21を挟んで2つ
に分割されている。プランジャ19の下には、ガイドピ
ン20が固設され、ガイドピン20には、ガイドレール
24に嵌合するベアリング21が回転可能に付設されて
いる。
る物流コンベアの分岐部の切換え装置の詳細図を示して
説明する。コンベアの流れに直角方向に、両端がチェー
ン52に取り付けられてスライドガイド17が付設され
ている。スライドガイド17には、ガイドの軸線方向に
摺動可能にスライダー18が嵌合されている。スライダ
ー18の上には、スライドシュー16が固設されてい
る。スライダー18の下面には、強磁性体よりなるプラ
ンジャ19が固設されている。プランジャ19の平面形
状は、図8に示すように、ベアリング21を挟んで2つ
に分割されている。プランジャ19の下には、ガイドピ
ン20が固設され、ガイドピン20には、ガイドレール
24に嵌合するベアリング21が回転可能に付設されて
いる。
【0010】一方、コンベアフレーム59の分岐部に
は、略コの字形の丸棒である鉄心14が固設されてい
る。鉄心14には、第1駆動コイル11、第2駆動コイ
ル12、及びバイアスコイル13が周回して付設されて
いる。鉄心14の先端部には、図8に示すように、固定
鉄心22,23が複数の鉄心14に跨って固設されてい
る。固定鉄心22,23は、図8に示すように、分岐コ
ンベアの経路に沿って湾曲している。固定鉄心22,2
3、鉄心14、第1駆動コイル11、第2駆動コイル1
2、及びバイアスコイル13によりソレノイドが構成さ
れている。図1に示すように、プランジャ19の一部が
固定鉄心22,23に近づくことにより、固定鉄心2
2,23、鉄心14及びプランジャ19により強磁性体
による磁気回路が構成される。
は、略コの字形の丸棒である鉄心14が固設されてい
る。鉄心14には、第1駆動コイル11、第2駆動コイ
ル12、及びバイアスコイル13が周回して付設されて
いる。鉄心14の先端部には、図8に示すように、固定
鉄心22,23が複数の鉄心14に跨って固設されてい
る。固定鉄心22,23は、図8に示すように、分岐コ
ンベアの経路に沿って湾曲している。固定鉄心22,2
3、鉄心14、第1駆動コイル11、第2駆動コイル1
2、及びバイアスコイル13によりソレノイドが構成さ
れている。図1に示すように、プランジャ19の一部が
固定鉄心22,23に近づくことにより、固定鉄心2
2,23、鉄心14及びプランジャ19により強磁性体
による磁気回路が構成される。
【0011】図8は、搬送物を直進させる場合で有り、
図7は搬送物を分岐して振り分けコンベア60に流す場
合を示している。すなわち、図8に示すように、第1駆
動コイル11及び第2駆動コイル12に通電していない
状態では、プランジャ19は、直進するガイドレール2
4の両側に位置し、ベアリング21を介してスライドシ
ュー16がコンベアの端部に1列に並んでいる。搬送物
を分岐する場合は、第1駆動コイル11及び第2駆動コ
イル12に通電する。それにより、プランジャ19がソ
レノイド25に吸引され、図7に示すように分岐するガ
イドレール24の両側の位置に移動する。スライドシュ
ー16は、プランジャ19と一体であり同じに移動する
ため、搬送物は、スライドシュー16に沿って分岐され
る。ここで、搬送ラインの高速化を達成させる為にはス
ライドシュー16をチェーン52の移動と同期させなが
ら移動させる必要があるため、スライドシュー16をプ
ランジャ19を介して急速に移動させることが必要とさ
れる。
図7は搬送物を分岐して振り分けコンベア60に流す場
合を示している。すなわち、図8に示すように、第1駆
動コイル11及び第2駆動コイル12に通電していない
状態では、プランジャ19は、直進するガイドレール2
4の両側に位置し、ベアリング21を介してスライドシ
ュー16がコンベアの端部に1列に並んでいる。搬送物
を分岐する場合は、第1駆動コイル11及び第2駆動コ
イル12に通電する。それにより、プランジャ19がソ
レノイド25に吸引され、図7に示すように分岐するガ
イドレール24の両側の位置に移動する。スライドシュ
ー16は、プランジャ19と一体であり同じに移動する
ため、搬送物は、スライドシュー16に沿って分岐され
る。ここで、搬送ラインの高速化を達成させる為にはス
ライドシュー16をチェーン52の移動と同期させなが
ら移動させる必要があるため、スライドシュー16をプ
ランジャ19を介して急速に移動させることが必要とさ
れる。
【0012】次に、スライドシュー16を急速に移動さ
せるためのソレノイドの制御方法を説明する。図3にソ
レノイドの制御回路を示す。タイマー回路31と直並列
切換回路32が電源に並列に接続されている。直並列切
換回路32には、第1駆動コイル11及び第2駆動コイ
ル12が接続している。また、タイマー回路31から信
号線が直並列切換回路32に接続している。図5に示す
ように、スライドシュー16の駆動開始から所定時間
は、第1駆動コイル11及び第2駆動コイル12に並列
に電力を供給する。すなわち、第1駆動コイル11及び
第2駆動コイル12に並列に電圧を印加する。そして、
所定時間経過するとタイマー回路31が直並列切換回路
32に信号を送り、直並列切換回路32は、第1駆動コ
イル11及び第2駆動コイル12に対して直列に電力を
供給する。すなわち、第1駆動コイル11及び第2駆動
コイル12に対して直列に電圧を印加する。
せるためのソレノイドの制御方法を説明する。図3にソ
レノイドの制御回路を示す。タイマー回路31と直並列
切換回路32が電源に並列に接続されている。直並列切
換回路32には、第1駆動コイル11及び第2駆動コイ
ル12が接続している。また、タイマー回路31から信
号線が直並列切換回路32に接続している。図5に示す
ように、スライドシュー16の駆動開始から所定時間
は、第1駆動コイル11及び第2駆動コイル12に並列
に電力を供給する。すなわち、第1駆動コイル11及び
第2駆動コイル12に並列に電圧を印加する。そして、
所定時間経過するとタイマー回路31が直並列切換回路
32に信号を送り、直並列切換回路32は、第1駆動コ
イル11及び第2駆動コイル12に対して直列に電力を
供給する。すなわち、第1駆動コイル11及び第2駆動
コイル12に対して直列に電圧を印加する。
【0013】このようにソレノイドを制御することによ
り、スライドシュー16を急速に移動することが可能と
なる。すなわち、図5に示すように、第1駆動コイル1
1及び第2駆動コイル12に直列に電圧を印加した場合
は、図中Bで示すように電流が流れるので、固定鉄心2
2,23に起磁力を発生させるのに時間がかかる為、プ
ランジャ19を急速に吸引することができなかった。そ
れと比較して、始めに第1駆動コイル11及び第2駆動
コイル12に並列に電圧を印加すると、図中Aで示すよ
うに電流が急速に立ち上り多く流れるので、固定鉄心2
2,23に強い磁力が急速に発生し、プランジャ19を
急速に吸引することができる。固定鉄心22,23、鉄
心14及びプランジャ19とで構成される磁気回路にお
いて、磁力の強さは電流に比例するから、第1駆動コイ
ル11及び第2駆動コイル12に多くの電流を急速に流
すことにより磁力を急速に発生させる事ができるのであ
る。
り、スライドシュー16を急速に移動することが可能と
なる。すなわち、図5に示すように、第1駆動コイル1
1及び第2駆動コイル12に直列に電圧を印加した場合
は、図中Bで示すように電流が流れるので、固定鉄心2
2,23に起磁力を発生させるのに時間がかかる為、プ
ランジャ19を急速に吸引することができなかった。そ
れと比較して、始めに第1駆動コイル11及び第2駆動
コイル12に並列に電圧を印加すると、図中Aで示すよ
うに電流が急速に立ち上り多く流れるので、固定鉄心2
2,23に強い磁力が急速に発生し、プランジャ19を
急速に吸引することができる。固定鉄心22,23、鉄
心14及びプランジャ19とで構成される磁気回路にお
いて、磁力の強さは電流に比例するから、第1駆動コイ
ル11及び第2駆動コイル12に多くの電流を急速に流
すことにより磁力を急速に発生させる事ができるのであ
る。
【0014】以上説明したように、本実施の形態のソレ
ノイドの制御方法によれば、鉄心14と、鉄心14を周
回して取り付けられた2個の第1駆動コイル11、第2
駆動コイル12とを有し、該駆動コイルに通電すること
により、鉄心14に磁力を発生させるソレノイドの制御
方法であって、通電開始時に所定時間、第1駆動コイル
11及び第2駆動コイル12に並列に電圧を印加し、所
定時間経過後、第1駆動コイル11及び第2駆動コイル
12に直列に電圧を印加しているので、小さいソレノイ
ドを用いてスライドシュー16を急速に移動することが
できる。
ノイドの制御方法によれば、鉄心14と、鉄心14を周
回して取り付けられた2個の第1駆動コイル11、第2
駆動コイル12とを有し、該駆動コイルに通電すること
により、鉄心14に磁力を発生させるソレノイドの制御
方法であって、通電開始時に所定時間、第1駆動コイル
11及び第2駆動コイル12に並列に電圧を印加し、所
定時間経過後、第1駆動コイル11及び第2駆動コイル
12に直列に電圧を印加しているので、小さいソレノイ
ドを用いてスライドシュー16を急速に移動することが
できる。
【0015】次に、図3のソレノイドの制御回路の直並
列切換回路の具体例を図4に示す。図4に示す回路は、
直並列切換回路32として、2つのトランジスタ33,
34及びダイオード35を使用するものである。図5に
示すように、スライドシュー16の駆動開始から所定時
間は、第1駆動コイル11及び第2駆動コイル12に並
列に電力を供給する。すなわち、タイマー回路31がト
ランジスタ33及びトランジスタ34のベースに電圧を
印加することにより、第1駆動コイル11及び第2駆動
コイル12に並列に電圧を印加する。そして、所定時間
経過するとタイマー回路31が直並列切換回路32に信
号を送り、直並列切換回路32は、第1駆動コイル11
及び第2駆動コイル12に対して直列に電力を供給す
る。すなわち、第1駆動コイル11及び第2駆動コイル
12に対して並列に電圧を印加する。この後の作用は、
先に説明した制御回路の場合と同様なので説明を省略す
る。
列切換回路の具体例を図4に示す。図4に示す回路は、
直並列切換回路32として、2つのトランジスタ33,
34及びダイオード35を使用するものである。図5に
示すように、スライドシュー16の駆動開始から所定時
間は、第1駆動コイル11及び第2駆動コイル12に並
列に電力を供給する。すなわち、タイマー回路31がト
ランジスタ33及びトランジスタ34のベースに電圧を
印加することにより、第1駆動コイル11及び第2駆動
コイル12に並列に電圧を印加する。そして、所定時間
経過するとタイマー回路31が直並列切換回路32に信
号を送り、直並列切換回路32は、第1駆動コイル11
及び第2駆動コイル12に対して直列に電力を供給す
る。すなわち、第1駆動コイル11及び第2駆動コイル
12に対して並列に電圧を印加する。この後の作用は、
先に説明した制御回路の場合と同様なので説明を省略す
る。
【0016】次に、本発明とは目的等を同じとするが内
容の異なる別の発明を説明する。すなわち、駆動コイル
と並べてバイアスコイル13を配設し、バイアスコイル
13に対して、駆動コイルに通電していないときでも電
流を供給する制御を行っていることである。バイアスコ
イル13を設けていない場合、駆動コイルに通電する
と、鉄心14、固定鉄心22,23において渦電流が発
生し、磁気回路が構成されるまでに無駄な時間がかかっ
てしまう問題があった。本実施の形態では、バイアスコ
イル13を設け、バイアスコイル13に、駆動コイルに
通電していない時でも通電しているため、鉄心14及び
固定鉄心22,23に常に磁気回路が構成されている。
従って、図6の図中Cに示すように、第1駆動コイル1
1及び第2駆動コイル12に通電を開始した時に、渦電
流の発生が減少し、磁気回路がすぐに立ち上がるため、
プランジャ19を介してスライドシュー16を急速に移
動させることができる。参考のためバイアスコイル13
に通電していない場合を図6に図中Dで示す。
容の異なる別の発明を説明する。すなわち、駆動コイル
と並べてバイアスコイル13を配設し、バイアスコイル
13に対して、駆動コイルに通電していないときでも電
流を供給する制御を行っていることである。バイアスコ
イル13を設けていない場合、駆動コイルに通電する
と、鉄心14、固定鉄心22,23において渦電流が発
生し、磁気回路が構成されるまでに無駄な時間がかかっ
てしまう問題があった。本実施の形態では、バイアスコ
イル13を設け、バイアスコイル13に、駆動コイルに
通電していない時でも通電しているため、鉄心14及び
固定鉄心22,23に常に磁気回路が構成されている。
従って、図6の図中Cに示すように、第1駆動コイル1
1及び第2駆動コイル12に通電を開始した時に、渦電
流の発生が減少し、磁気回路がすぐに立ち上がるため、
プランジャ19を介してスライドシュー16を急速に移
動させることができる。参考のためバイアスコイル13
に通電していない場合を図6に図中Dで示す。
【0017】以上説明したように、本実施の形態のソレ
ノイドの制御方法は、鉄心と、該鉄心を周回して取り付
けられた駆動コイルとを有し、該駆動コイルに通電する
ことにより、該鉄心に磁力を発生させるソレノイドの制
御方法であって、鉄心を周回し、駆動コイルよりも起磁
力の小さいバイアスコイルを有し、駆動コイルに通電し
ていない時にも、バイアスコイルに通電しているので、
第1駆動コイル11及び第2駆動コイル12に通電を開
始した時に、既に鉄心14及び固定鉄心22,23に磁
気回路が構成されているため、渦電流が減少し、磁気回
路がすぐに立ち上がるため、プランジャ19を介してス
ライドシュー16を急速に移動させることができる。
ノイドの制御方法は、鉄心と、該鉄心を周回して取り付
けられた駆動コイルとを有し、該駆動コイルに通電する
ことにより、該鉄心に磁力を発生させるソレノイドの制
御方法であって、鉄心を周回し、駆動コイルよりも起磁
力の小さいバイアスコイルを有し、駆動コイルに通電し
ていない時にも、バイアスコイルに通電しているので、
第1駆動コイル11及び第2駆動コイル12に通電を開
始した時に、既に鉄心14及び固定鉄心22,23に磁
気回路が構成されているため、渦電流が減少し、磁気回
路がすぐに立ち上がるため、プランジャ19を介してス
ライドシュー16を急速に移動させることができる。
【0018】以上、本発明のソレノイドの制御方法の実
施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態
に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、本実施の形態では、駆動コイルとして2個のコ
イルを使用しているが、3個以上の駆動コイルを使用し
ても同様である。また、本実施の形態では、物流コンベ
アにおける分岐手段について説明したが、ソレノイドに
より急速にプランジャを移動させる必要があるならば、
どのような場合にも適用できることは言うまでもない。
また、本実施の形態では、並列駆動から直列駆動への切
換えをタイマーにより所定時間経過後に行っているが、
電流値を計測していて、所定の電流値に達したときに並
列駆動から直列駆動に切り換えても同様の効果を得るこ
とができる。
施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態
に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、本実施の形態では、駆動コイルとして2個のコ
イルを使用しているが、3個以上の駆動コイルを使用し
ても同様である。また、本実施の形態では、物流コンベ
アにおける分岐手段について説明したが、ソレノイドに
より急速にプランジャを移動させる必要があるならば、
どのような場合にも適用できることは言うまでもない。
また、本実施の形態では、並列駆動から直列駆動への切
換えをタイマーにより所定時間経過後に行っているが、
電流値を計測していて、所定の電流値に達したときに並
列駆動から直列駆動に切り換えても同様の効果を得るこ
とができる。
【0019】
【発明の効果】本発明のソレノイドの制御方法によれ
ば、鉄心と、鉄心を周回して取り付けられた2個以上の
駆動コイルとを有し、該駆動コイルに通電することによ
り、鉄心に磁力を発生させるソレノイドの制御方法であ
って、通電開始時に所定時間、2個以上の駆動コイルに
並列に電圧を印加し、所定時間経過後、2個以上の駆動
コイルに直列に電圧を印加しているので、小さいソレノ
イドを用いてプランジャを急速に移動することができ
る。
ば、鉄心と、鉄心を周回して取り付けられた2個以上の
駆動コイルとを有し、該駆動コイルに通電することによ
り、鉄心に磁力を発生させるソレノイドの制御方法であ
って、通電開始時に所定時間、2個以上の駆動コイルに
並列に電圧を印加し、所定時間経過後、2個以上の駆動
コイルに直列に電圧を印加しているので、小さいソレノ
イドを用いてプランジャを急速に移動することができ
る。
【0020】また、本発明のソレノイドの制御方法によ
れば、鉄心と、鉄心を周回して取り付けられた駆動コイ
ルとを有し、駆動コイルに通電することにより、鉄心に
磁力を発生させるソレノイドの制御方法であって、鉄心
を周回し、駆動コイルよりも起磁力の小さいバイアスコ
イルを有し、駆動コイルに通電していない時にも、バイ
アスコイルに通電しているので、駆動コイルに通電を開
始した時に、既に鉄心に磁気回路が構成されているた
め、渦電流が減少し、磁気回路がすぐに立ち上がるた
め、プランジャを急速に移動させることができる。
れば、鉄心と、鉄心を周回して取り付けられた駆動コイ
ルとを有し、駆動コイルに通電することにより、鉄心に
磁力を発生させるソレノイドの制御方法であって、鉄心
を周回し、駆動コイルよりも起磁力の小さいバイアスコ
イルを有し、駆動コイルに通電していない時にも、バイ
アスコイルに通電しているので、駆動コイルに通電を開
始した時に、既に鉄心に磁気回路が構成されているた
め、渦電流が減少し、磁気回路がすぐに立ち上がるた
め、プランジャを急速に移動させることができる。
【図1】駆動回路に通電している状態でのソレノイド2
5の構成を示す断面図である。
5の構成を示す断面図である。
【図2】駆動回路に通電していない状態でのソレノイド
25の構成を示す断面図である。
25の構成を示す断面図である。
【図3】第一の制御回路の構成を示す回路図である。
【図4】図3の直並列切換回路の具体例を示す回路図で
ある。
ある。
【図5】第一の制御方法及びその結果を示すデータ図で
ある。
ある。
【図6】第二の制御方法及びその結果を示すデータ図で
ある。
ある。
【図7】物流コンベアの分岐部(分岐する状態)を下側
から見た平面図である。
から見た平面図である。
【図8】物流コンベアの分岐部(分岐しない状態)を下
側から見た平面図である。
側から見た平面図である。
【図9】物流コンベアを上から見た平面図である。
11 第1駆動コイル 12 第2駆動コイル 13 バイアスコイル 14 鉄心 16 スライドシュー 21 ベアリング 22,23 固定鉄心 24 ガイドレール 31 タイマー回路 32 直並列切換回路
Claims (3)
- 【請求項1】 鉄心と、該鉄心を周回して取り付けられ
た駆動コイルとを有し、該駆動コイルに通電することに
より、該鉄心に磁力を発生させるソレノイドの制御方法
において、 前記駆動コイルが2個以上、前記鉄心に取り付けられ、 通電開始時に所定時間、前記2個以上の駆動コイルに並
列に電圧を印加し、 前記所定時間経過後、前記2個以上の駆動コイルに直列
に電圧を印加することを特徴とするソレノイドの制御方
法。 - 【請求項2】 鉄心と、該鉄心を周回して取り付けられ
た駆動コイルとを有し、該駆動コイルに通電することに
より、該鉄心に磁力を発生させるソレノイドの制御方法
において、 前記鉄心を周回し、前記駆動コイルよりも起磁力の小さ
いバイアスコイルを有し、 前記駆動コイルに通電していない時にも、前記バイアス
コイルに通電していることを特徴とするソレノイドの制
御方法。 - 【請求項3】 請求項1に記載する方法において、 前記鉄心を周回し、前記駆動コイルよりも起磁力の小さ
いバイアスコイルを有し、 前記駆動コイルに通電していない時にも、前記バイアス
コイルに通電していることを特徴とするソレノイドの制
御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26914195A JPH0992530A (ja) | 1995-09-21 | 1995-09-21 | ソレノイドの制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26914195A JPH0992530A (ja) | 1995-09-21 | 1995-09-21 | ソレノイドの制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0992530A true JPH0992530A (ja) | 1997-04-04 |
Family
ID=17468264
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26914195A Pending JPH0992530A (ja) | 1995-09-21 | 1995-09-21 | ソレノイドの制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0992530A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015048227A (ja) * | 2013-09-03 | 2015-03-16 | トーヨーカネツソリューションズ株式会社 | 仕分けコンベヤの切換装置 |
-
1995
- 1995-09-21 JP JP26914195A patent/JPH0992530A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015048227A (ja) * | 2013-09-03 | 2015-03-16 | トーヨーカネツソリューションズ株式会社 | 仕分けコンベヤの切換装置 |
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