JPH0992203A - メタルハライドランプとその点灯装置および投光装置ならびにプロジェクタ装置 - Google Patents

メタルハライドランプとその点灯装置および投光装置ならびにプロジェクタ装置

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JPH0992203A
JPH0992203A JP7243367A JP24336795A JPH0992203A JP H0992203 A JPH0992203 A JP H0992203A JP 7243367 A JP7243367 A JP 7243367A JP 24336795 A JP24336795 A JP 24336795A JP H0992203 A JPH0992203 A JP H0992203A
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Japan
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metal halide
lamp
metal
electrode shaft
halide lamp
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JP7243367A
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English (en)
Inventor
Ichirou Tanaka
以知郎 田中
Yasuhiro Iwato
泰博 岩藤
Hiromichi Kawashima
弘道 川島
Mamoru Furuya
守 古谷
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電極の細りを抑制し早期折損を防止して寿命特
性が向上するとともに、最冷部温度を高く維持して効率
が向上するメタルハライドランプとその点灯装置および
投光装置ならびにプロジェクタ装置を提供する。 【解決手段】陽極21aと陰極21bを封装した発光管
20内に、発光媒体として金属臭化物を含む金属ハロゲ
ン化物を封入し、この金属ハロゲン化物の総量に対する
金属臭化物の占める割合をR(重量比)、ランプ電流を
I(アンペア)、陽極側の電極軸の径をd(mm)とした
場合、 R・I/4.2≦d≦R・I/2.4 であることを特徴とするメタルハライドランプ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メタルハライドラ
ンプとそのランプの点灯装置およびこのランプを光源と
した投光装置ならびにプロジェクタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ショートア−ク形メタルハライドランプ
は、例えばカラー液晶プロジェクタ装置における投光装
置用の光源として使用されている。カラー液晶プロジェ
クタ装置は、光源であるランプとこのランプから放射さ
れた光を反射するリフレクタとで投光装置を構成してお
り、この投光装置から投射された光を液晶表示パネルに
照射し、この液晶表示パネルを透過した光を光学系によ
り制御してスクリーンに投影するようになっている。こ
の場合、液晶表示パネルは各画素に対応してRGBのカ
ラーフィルタを備えており、液晶表示パネルを透過する
光はこのカラーフィルタによりRGBのいずれかに着色
され、したがってRGBのカラー光線がスクリーンに投
射されることから、スクリーン上には液晶表示パネルで
制御された画像のカラー映像が写し出されることにな
る。
【0003】このようなカラー液晶プロジェクタ装置の
光源としては、光学系における制御の容易さから点光源
に近いことが望まれ、しかも低電力の割りには大光量が
得られて豊富な光を放出し、かつ赤、青、緑の成分を効
率よく放射し、さらには熱の発生が少ない等の条件を満
足し得るランプが必要である。このような条件を満たす
ランプとして、ショートアークメタルハライドランプが
好適する。
【0004】ショートアークメタルハライドランプは、
石英ガラスからなる発光管の両端に電極を設けるととも
に、この発光管の内部に、発光金属として金属ハロゲン
化物と、緩衝金属としての水銀およびアルゴン等の希ガ
スを封入してある。このようなランプは、電極間距離L
が10mm以下、好ましくは3〜7mmとされており、これ
ら電極間に発生するアーク放電が短いことからショート
アークタイプと称されており、点灯中は150W〜35
0Wの電力により管壁負荷(入力電力Wを発光管の内表
面積で除した値)が30〜100W/cm2 程度の大きな
負荷条件で使用される。
【0005】したがって、このようなメタルハライドラ
ンプであればアークが短いことから点光源に近くなり、
しかも低電力の割りには大光量を得ることができる。ま
た、この種のショートアークメタルハライドランプに封
入される金属ハロゲン化物としては、ジスプロシウムD
y、ネオジウムNd、ホルミウムHo、ツリウムTmの
中から選ばれた少なくとも1種の希土類金属のハロゲン
化物と、インジウムIn、タリウムTl、ガリウムG
a、亜鉛Zn、カドミウムCdから選ばれた少なくとも
1種のハロゲン化物とが選択して使用されている。
【0006】ジスプロシウムDy、ネオジウムNd、ホ
ルミウムHo、ツリウムTmの中から選ばれた少なくと
も1種の希土類金属のハロゲン化物は、可視光全般に亘
る連続スペクトルの光出力を発するので、演色性の向上
に有効であり、またインジウムIn、タリウムTl、ガ
リウムGa、亜鉛Zn、カドミウムCdから選ばれた少
なくとも1種のハロゲン化物は、光の3原色であるRG
Bのそれぞれ波長域にピーク波長を有し、これらRGB
の光を効率よく放射するのに適している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなメタルハライドランプにおいては、しばしば電極軸
の細りによる早期電極折れが発生する。特に、直流点灯
するメタルハライドランプの場合、陽極の電極軸で折損
の発生割合が高いことが認められる。
【0008】この原因について種々検討したところ、以
下の理由が考えられる。すなわち、一般に金属ハロゲン
化物を封入したランプは、ハロゲンサイクルにより管壁
付近で分離されたハロゲンが電極軸に付着し、電極軸材
料のタングステンと結び付いてハロゲン化タングステン
を作り、これが高温の電極先端部に運ばれるため電極軸
の細りが生じる傾向にあることは知られている。
【0009】特に直流点灯する場合は、金属ハロゲン化
物と水銀が陽極と陰極とに分離され、金属ハロゲン化物
が陽極に引かれるようになり、遊離したハロゲンが陽極
側の電極軸と結び付き易くなり、したがって陰極側に比
べて陽極側で電極軸の細りが発生し易くという傾向があ
る。
【0010】そして、上記のようなメタルハライドラン
プは、発光物質としてジスプロシウムを含む希土類金属
のハロゲン化物を用いているから、この種の希土類金属
ハロゲン化物は蒸気圧を十分に高くする必要があり、よ
って最冷部温度を高くするように配慮されている。その
手段の1つとして、管壁負荷を高くして管壁温度を高く
するとともに、電極軸を流れるランプ電流を大きくし、
結果として電流密度を大きくして点灯している。よっ
て、電極軸の温度が相対的に高くなる傾向にあり、それ
ゆえ封止部近傍に発生する最冷部に熱を伝え、最冷部温
度を高くすることができる。
【0011】しかし、電極軸の温度が高くなると、遊離
ハロゲンが結び付き易くなり、電極軸の細りを促し、電
極の折損を招き易い。一方、この種の金属ハロゲン化物
は、ハロゲンとしてヨウ素と臭素を混合して用いてい
る。臭素はヨウ素に比べて発光効率を高めたり、色温度
を上げるのに有効である。しかしながら、金属ハロゲン
化物全体に対する臭素の割合が増すと、電極軸の浸蝕が
進み、早期折損を招来するという傾向がある。
【0012】本発明はこのような事情にもとづきなされ
たもので、その目的とするところは、電極の細りを抑制
し早期折損を防止して寿命特性が向上するとともに、最
冷部温度を高く維持して発光効率が向上するメタルハラ
イドランプとその点灯装置および投光装置ならびにプロ
ジェクタ装置を提供しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
[構成]請求項1の発明は、気密容器と;この気密容器
内に設けられ、陽極と陰極とで構成された一対の電極
と;上記気密容器に封入され、金属臭化物を含む金属ハ
ロゲン化物と;上記気密容器に封入された水銀および希
ガスと;を具備し、金属ハロゲン化物の総量に対する金
属臭化物の占める割合をR(重量比)、ランプ電流をI
(アンペア)、陽極側の電極軸の径をd(mm)とした場
合、R・I/4.2≦d≦R・I/2.4であることを
特徴とするメタルハライドランプである。
【0014】請求項2の発明は、陽極側の電極軸の径d
は、0.9mm以上1.5mm以下であることを特徴とする
請求項1に記載のメタルハライドランプである。請求項
3の発明は、ランプ電流Iは、2アンペア以上6アンペ
ア以下であることを特徴とする請求項1または請求項2
に記載のメタルハライドランプである。
【0015】請求項4の発明は、金属ハロゲン化物は、
少なくともジスプロシウムを含む希土類金属のハロゲン
化物であることを特徴とする請求項1ないし請求項3の
いずれか一に記載のメタルハライドランプである。
【0016】請求項5の発明は、管壁負荷が30W/cm
2 以上で点灯されることを特徴とする請求項1ないし請
求項4のいずれか一に記載のメタルハライドランプであ
る。請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5のいず
れか一に記載のメタルハライドランプと;このメタルハ
ライドランプを直流点灯させる電源手段と;を備えたこ
とを特徴とする点灯装置である。
【0017】請求項7の発明は、請求項1ないし請求項
5のいずれか一に記載のメタルハライドランプと;この
ランプから放射される光を反射するリフレクタと;を具
備したことを特徴とする投光装置である。
【0018】請求項8の発明は、請求項7に記載の投光
装置と;この投光装置から照射される光で投影される表
示装置と;を含むことを特徴とするプロジェクタ装置で
ある。
【0019】[作用]請求項1の発明によれば、金属ハ
ロゲン化物の総量に対する金属臭化物の占める割合R
と、ランプ電流Iと、陽極側の電極軸の径dとの関係
を、R・I/4.2≦d≦R・I/2.4としたから、
電極の細りを抑制して早期折損を防止し、よって寿命特
性が向上するとともに、最冷部温度を高く維持して発光
効率が向上する。
【0020】すなわち、金属ハロゲン化物の総量に対す
る金属臭化物の占める割合Rは、電極軸の細りに影響を
及ぼし、ランプ電流Iは電極軸の温度および最冷部の温
度に影響を及ぼし、電極軸の径dは、上記ランプ電流と
電流密度、つまり電極軸の温度に影響を及ぼすととも
に、電極軸の細りが生じた場合の折損に達するまでの寿
命特性に影響を及ぼす要因である。
【0021】そして、上記数値限定は本発明者らの実験
により得たものであり、陽極側の電極軸の径dがR・I
/4.2より小さいと、電極軸の早期折損が生じ易くな
り、また同電極軸の径dがR・I/2.4を越えると、
最冷部の温度が高くならず、発光効率が低下する。
【0022】請求項2の発明によれば、陽極側の電極軸
の径dを、0.9mm以上1.5mm以下にしたから、電極
軸が比較的大きいので大電流を流しても電極軸の温度上
昇が抑止され、またハロゲンによる浸蝕で細りが生じて
も折損するまでの寿命を長くすることができる。
【0023】電極軸の径dが0.9mm未満であると、電
極軸の温度上昇が著しくなり、ハロゲンによる浸蝕が促
進され、細りが生じた場合早期に折損する。また、電極
軸の径dが1.5mmを越えると、電極軸の温度上昇が低
くなり、封止部側に熱を伝え難くなって最冷部の温度上
昇が不十分になり、発光効率が低下する。
【0024】請求項3の発明によれば、ランプ電流Iを
2アンペア以上6アンペア以下にしたから、最冷部の温
度上昇を促し、発光効率が向上する。ランプ電流Iが2
アンペア未満であると、電極軸の温度上昇が低くなり、
封止部側に熱を伝え難くなって最冷部の温度上昇が不十
分になり、発光効率が低下する。また、ランプ電流Iが
6アンペアを越えると、電極軸の温度上昇が著しくな
り、ハロゲンによる浸蝕が促進され、細りが生じ易くな
る。
【0025】請求項4の発明によれば、金属ハロゲン化
物として、少なくともジスプロシウムを含む希土類金属
のハロゲン化物を用いたから高効率および高演色が実現
できる。しかし、少なくともジスプロシウムを含む希土
類金属のハロゲン化物を用いると、最冷部温度を高くし
なければならず、このため電極軸の温度を相対的に高く
しなければならなくなって、電極軸の細りが生じ易くな
るが、請求項1ないし請求項3の発明を採用すれば、電
極軸の細りを抑止することができる。
【0026】請求項5の発明によれば、管壁負荷が30
W/cm2 以上で点灯されるから、光量が多くなり、高輝
度になるが、この場合電極軸の温度上昇が著しくなり、
細りを生じ易くなる。しかし、請求項1ないし請求項4
の発明を採用すれば、電極軸の細りを抑止することがで
きる。
【0027】請求項6の発明によれば、上記ランプの特
性を生かした点灯装置を提供することができる。請求項
7の発明によれば、光源としてのメタルハライドランプ
が高輝度で点光源に近いからリフレクタによる反射制御
が容易になり、集光率を高めることができる。請求項8
の発明によれば、請求項7の投光装置を用いるのでスク
リーン面の輝度を高めることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下本発明について、図面に示す
一実施例にもとづき説明する。図1は、ショートアーク
メタルハライドランプ1とリフレクタ3とを組み合わせ
た投光装置50の構造を示す。上記ショートアークメタ
ルハライドランプ1は石英ガラスからなる気密容器、す
なわち発光管20を備えている。この発光管20は楕円
形の放電空間を有し、この放電空間には、図2にも示す
通り、一対の電極21a、21bが設けられている。こ
れら電極21a、21bはそれぞれ陽極21aおよび陰
極21bである。陽極21aは、先端部に大径の電極ヘ
ッド部21aaを有するとともに、この電極ヘッド部2
1aaに連続して電極軸部21abを一体に有するタン
グステンからなる。これら陽極21aおよび陰極21b
の先端間の距離、すなわち電極間距離Lは10mm以下に
設定されている。
【0029】これら電極21a,21bは発光管20の
両端部に形成された封止部22、22に封着された金属
箔導体23、23に接続されている。一方の金属箔導体
23は図示しない外部リ−ド線を介して一方の封止部の
端部に被着された口金24に電気的に接続されており、
他方の金属箔導体23は外部リ−ド線25に接続されて
いる。
【0030】上記発光管20には、発光金属として金属
ハロゲン化物が封入されているとともに、緩衝金属とし
ての水銀が封入されており、かつアルゴン等の希ガスが
封入されている。
【0031】金属ハロゲン化物としては、ジスプロシウ
ムDy、ネオジウムNd、ホルミウムHo、ツリウムT
mの中から選ばれた少なくとも1種の希土類金属のハロ
ゲン化物が用いられており、その他セシウムCsのハロ
ゲン化物や、インジウムIn、タリウムTl、ガリウム
Ga、亜鉛Zn、カドミウムCdなどのハロゲン化物な
どが封入されている。
【0032】Dy,Nd,Ho,Tmの中から選ばれた
少なくとも1種の希土類金属のハロゲン化物はヨウ化物
および臭化物であり、上記250Wタイプのランプの場
合、具体的にはDyI3 、DyBr3 およびNdBr3
が封入されている。その他のハロゲン化物としてCsI
およびInBrが封入されている。
【0033】上記のメタルハライドランプは、金属ハロ
ゲン化物の総量に対する金属臭化物の占める割合をR
(重量比)、ランプ電流をI(アンペア)、陽極21a
側の電極軸21abの径をd(mm)とした場合、 R・I/4.2≦d≦R・I/2.4 ……(1) の関係を満足するように構成されている。
【0034】また、陽極21aの電極軸21abの径d
は、 0.9mm≦d≦1.5mm であり、ランプ電流Iは、 2アンペア≦I≦6アンペア に設定されている。
【0035】このようなランプ1は、リフレクタ3に取
り付けられて投光装置50を構成している。リフレクタ
3はガラスまたは金属からなり、回転曲面の内面に反射
特性に優れたTiO2 −SiO2 などの蒸着膜からなる
反射面31を有している。このリフレクタ3の前面投光
部、つまり開口部は径が90〜130mm程度に形成され
ており、背部の頂部には支持筒部32が設けられてい
る。この支持筒部32には上記ランプ1の口金24部分
が、絶縁セメント等の接着剤33により固着されてい
る。これにより、ランプ1のランプ軸O1 −O1 が、リ
フレクタ3の中心軸、つまり光軸O2 −O2 と略一致す
るようにしてこのランプ1がリフレクタ3に取着されて
いる。なお、リフレクタ3には導入孔34が形成され、
この導入孔34に前記ランプ1の外部リ−ド線25が貫
通して背面側に導かれている。
【0036】このようなランプ1は、口金24と外部リ
ード線25が交流・直流変換器などからなる電源手段4
0に接続されて点灯装置を構成している。この電源手段
40は、ランプに150W〜350Wの直流電力を投入
することにより、ランプを管壁負荷が30〜100W/
cm2 程度の大きな負荷条件で点灯するようになってい
る。
【0037】上記投光装置50は、例えば図3に示すよ
うなカラープロジェクタ装置に用いられる。図3におい
て61はカラープロジェクタ装置の本体となるハウジン
グであり、このハウジング61内には、上記投光装置5
0と、液晶表示パネル62と、レンズなどの光学系63
が設けられており、かつ上記交流・直流変換器などから
なる電源手段40および液晶駆動装置64が設けられて
いる。電源手段40および液晶駆動装置64は商用電源
65に接続されている。
【0038】電源手段40からの電源供給によりランプ
1を点灯すると、ランプ1から出た光はリフレクタ3に
より反射されて液晶表示パネル62を照射する。液晶表
示パネル62には各画素に対応して図示しないRGBの
カラーフィルタを備えており、このカラーフィルタが上
記液晶駆動装置64により制御されるようになってい
る。液晶表示パネル62を透過した光はこのカラーフィ
ルタによりRGBのいずれかに着色され、この着色光が
レンズなどの光学系63で集光されてスクリーン66に
投影されるようになっている。したがって、スクリーン
66上には液晶表示パネル62で制御された画像のカラ
ー映像が写し出されるようになる。
【0039】このような短ア−クメタルハライドランプ
1は、金属ハロゲン化物として、Dy,Nd,Ho,T
mの希土類金属の中から選ばれた少なくとも1種のヨウ
化物および臭化物、つまりDyBr3 やNdBrを封入
してあるから、これらDyBr3 やNdBrが可視光全
般に亘り連続した発光スペクトルの光を発し、演色性が
よい。
【0040】そして、このメタルハライドランプ1は、
セシウムCsのハロゲン化物、具体的にはCsIを封入
してあるから、アークが細く絞られるようになる。すな
わち、ハロゲン化セシウムは本来的にアークを太くして
安定化する性質を持っているから、これを封入するとア
ークの安定化に有効である。
【0041】さらに、インジウムInのハロゲン化物、
例えばInBrを封入してあるから、このハロゲン化イ
ンジウムは光の3原色であるRGBの波長域にピーク波
長を有し、よってこれらRGBの光を効率よく放射す
る。このため演色性、発光効率を高めるのに有効であ
る。なお、Inの外に、Tl、Ga、Zn、Cdなどの
ハロゲン化物を封入すれば、これらもRGBの波長域に
ピーク波長を有し、よってRGBの光を効率よく放射す
るから演色性、発光効率が向上する。
【0042】上記実施例のメタルハライドランプは、金
属ハロゲン化物の総量に対する金属臭化物の占める割合
をR(重量比)、ランプ電流をI(アンペア)、陽極2
1a側の電極軸21abの径をd(mm)とした場合、 R・I/4.2≦d≦R・I/2.4 ……(1) としたから、陽極21aの電極軸21abの細りを抑制
して早期折損を防止する。また、発光管20の電極背部
の封止部近傍に発生する最冷部温度を高く維持して効率
および寿命特性を向上させることができる。
【0043】また、陽極側の電極軸の径dを、0.9mm
以上1.5mm以下にしたから、電極軸が比較的大きくな
っており、大電流を流しても電極軸の温度上昇が抑止さ
れ、またハロゲンによる浸蝕で細りが生じても折損する
までの寿命を長くすることができる。
【0044】さらに、ランプ電流Iを2アンペア以上6
アンペア以下にしたから、最冷部の温度上昇を促し、発
光効率が向上する。上記数値限定は本発明者らの実験に
より得たものであり、以下実験について説明する。
【0045】
【実施例】定格入力250Wのメタルハライドランプの
場合、発光管20は、肉厚が1.2mm、長軸側内径がほ
ぼ13.5mm、短軸内径がほぼ11.6mm程度の楕円形
の放電空間を有し、内容積が1.5cc以下、具体的には
ほぼ0.85ccとなっている。
【0046】陽極21aの先端部に形成された大径の電
極ヘッド部21aaは、外径が2.3mm、長さが6.0
mmに形成されており、また電極軸部21abの外径dは
1.1mmとなっている。陰極21bは外径が0.7mmの
タングステン線からなる。
【0047】これら陽極21aと陰極21bは、これら
の先端間の距離、すなわち電極間距離Lが10mm以下、
例えば3.0mmに設定されている。封止部22、22に
封着された金属箔導体23、23は厚さ30μm、幅3
mm程度のモリブデン箔からなる。
【0048】そして、発光管20内には金属ハロゲン化
物としては、DyI3 を0.25mg、CsIを0.1m
g、InBrを0.44mg、DyBr3 を1.0mgおよ
びNdBr3 が0.2mgが封入されている。
【0049】この場合、金属臭化物/金属ハロゲン化物
の総量(=金属臭化物+金属ヨウ化物)の比は0.82
とされている。そして、水銀Hgが40mg封入されてお
り、Arガスが53kPa封入されている。
【0050】このようなランプ1は定格電力250W
で、ランプ電圧が64V、ランプ電流Iが3.9アンペ
アとなっており、発光管の内表面積が約4.5cm2 であ
り、管壁負荷は56W/cm2 程度になる。
【0051】下記表1は、ランプ電流Iを3.9アンペ
ア、金属臭化物/金属ハロゲン化物の総量の比を0.8
2とし、電極軸部21abの外径dを変えた場合の電極
折れおよび発光効率の評価を示す。電極折れおよび発光
効率は、点灯時間5000時間後における電極折れの発
生の有無および70lm/W以上の特性を維持できるか否
かで評価した。
【0052】
【表1】
【0053】表1より、ランプ電流Iを3.9アンペ
ア、金属臭化物/金属ハロゲン化物の総量の比を0.8
2とした場合、陽極側の電極軸部21abの外径dは、
0.9mmないし1.5mmの範囲であることが望まれる。
【0054】電極軸部21abの外径dが、0.9mm未
満であると、電極軸が細いために温度が上昇し易く、遊
離ハロゲンが付着し易くなって早期に電極の細りが発生
し、折損し易くなる。また、電極軸部21abの外径d
が、1.5mmを越えると、電極軸の温度上昇が少なく、
電極背部の封止部近傍に発生する最冷部へ熱を伝え難く
なり、最冷部の温度上昇が促され難くなる。このため、
発光金属の蒸気圧が上昇せず、発光効率および演色性が
低下する。特に、発光金属としてジスプロシウムDy、
ネオジウムNd、ホルミウムHo、ツリウムTmの中か
ら選ばれた少なくとも1種の希土類金属のハロゲン化物
を用いる場合は、相対的に蒸気圧を高めにしないと、こ
れら希土類金属の高効率、高演色性が生かされなくなる
から、最冷部の温度を高くする必要があるが、電極軸部
21abの外径dが、1.5mmを越えると、上記したよ
うに熱伝導がよくなくなり、効率および演色性が低下す
る。
【0055】また、下記表2は、陽極側電極軸21ab
の外径dを1.1mm、金属臭化物/金属ハロゲン化物の
総量の比を0.82とし、ランプ電流Iを変えた場合の
点灯時間5000時間後における電極折れおよび発光効
率の評価を示す。
【0056】
【表2】
【0057】表2より、陽極側電極軸21abの外径d
を1.1mm、金属臭化物/金属ハロゲン化物の総量の比
を0.82とした場合、ランプ電流Iは2.0アンペア
以上、6.0アンペア以下の範囲がよい。ランプ電流I
が2.0アンペア未満であると、電極軸21abの温度
上昇が少なく、電極背部の封止部近傍に発生する最冷部
へ熱を伝え難くなり、最冷部の温度上昇が促され難くな
る。このため、発光金属の蒸気圧が上昇せず、発光効率
および演色性が低下する。また、ランプ電流Iが6.0
アンペアを越えると、電極軸の温度が過度に上昇し、遊
離ハロゲンが付着し易くなって早期に電極の細りが発生
する。
【0058】さらに、下記表3は、陽極側電極軸21a
bの外径dを1.1mm、ランプ電流Iを3.9アンペア
にした場合の金属臭化物/金属ハロゲン化物の総量の比
を変えた場合の点灯時間5000時間後における電極折
れおよび発光効率の評価を示す。
【0059】
【表3】
【0060】表3より、陽極側電極軸21abの外径d
を1.1mm、ランプ電流Iを3.9アンペアにした場
合、金属臭化物/金属ハロゲン化物の総量の比Rは0.
70以上、0.90以下であることが望まれる。金属臭
化物/金属ハロゲン化物の総量の比Rが0.70未満で
あると、臭素が相対的に少ないことから発光効率が低下
する。また、金属臭化物/金属ハロゲン化物の総量の比
Rが0.90を越えると、臭素が多すぎることになり、
電極軸の浸蝕を早め、早期に電極細りを招く。
【0061】図4は、上記表1ないし表3に示す実験に
もとづき、電極軸の外径dを変えた場合の、金属臭化物
/金属ハロゲン化物の総量の比Rとランプ電流Iの積
(R・I)に対する電極折れの発生時間を示すグラフで
ある。図4から、点灯5000時間でも電極折れが発生
しない領域を求めると、d≦R・I/2.4であればよ
い。
【0062】図5は、上記表1ないし表3に示す実験に
もとづき、電極軸の外径dを変えた場合の、金属臭化物
/金属ハロゲン化物の総量の比Rとランプ電流Iの積
(R・I)に対する発光効率lm/Wを示すグラフであ
る。図5から、発光効率が点灯5000時間でも70lm
/W以上を維持するためには、d≧R・I/4.2であ
ればよい。
【0063】以上の結果から、陽極側電極軸の外径d
と、金属臭化物/金属ハロゲン化物の総量の比Rおよび
ランプ電流Iの関係をグラフにしたのが図6である。図
6は、横軸に陽極側電極軸の外径d、縦軸に金属臭化物
/金属ハロゲン化物の総量の比Rとランプ電流Iとの積
R・Iをとって、電極細りおよび発光効率の有効な範囲
を示したものである。
【0064】この図から、R・I=4.2dの直線とR
・I=2.4dの直線で囲まれた斜線の範囲、すなわち
R・I/4.2≦d≦R・I/2.4を満足すれば、点
灯5000時間でも電極軸の折れが抑制されるとともに
発光効率が良好に維持されることになる。
【0065】なお、上記ランプ1は、電極間距離が10
mm以下、好ましくは3mm〜7mmの範囲に設定されるか
ら、アーク長が短くなり、このことも点光源に近づける
ことができる大きな要因である。
【0066】さらに、上記ランプ1は、発光管の内容積
が1.5cc以下であるから、発光面積が小さくなり、点
光源に近づけることができる。また、上記ランプ1は、
管壁負荷が30W/cm2 以上の高負荷で点灯されるか
ら、発光量が多くなり、投光装置50として照射量が増
すとともに、カラープロジェクタ装置としてスクリーン
66の輝度が向上する。
【0067】そしてまた、ランプ1は直流点灯されるの
で、カタホリシス現象により点灯中に金属ハロゲン化物
と水銀とが、陽極と陰極とに分離されるようになり、よ
ってハロゲン化物がバルブ壁に付着し難くなる。このた
め失透を防止することができ、寿命特性が向上する。
【0068】そして、上記実施例の投光装置50は、光
源としてのメタルハライドランプ1が点光源に近く、し
かも高輝度で点灯されるから、リフレクタ3による反射
制御が容易になり、集光率を高めることができる。さら
に、本実施例のカラープロジェクタ装置によれば、スク
リーン66面の輝度を高めることができる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したとおり請求項1の発明によ
れば、金属ハロゲン化物の総量に対する金属臭化物の占
める割合Rと、ランプ電流Iと、陽極側の電極軸の径d
との関係を、R・I/4.2≦d≦R・I/2.4とし
たから、電極の細りを抑制して早期折損を防止すること
から寿命特性が向上し、また最冷部温度を高く維持して
高い発光効率が得られる。
【0070】請求項2の発明によれば、陽極側の電極軸
の径dを、0.9mm以上1.5mm以下にしたから、電極
軸が比較的大きいので大電流を流しても電極軸の温度上
昇が抑止され、またハロゲンによる浸蝕で細りが生じて
も折損するまでの寿命を長くすることができる。
【0071】請求項3の発明によれば、ランプ電流Iを
2アンペア以上6アンペア以下にしたから、最冷部の温
度上昇を促し、発光効率が向上する。請求項4の発明に
よれば、金属ハロゲン化物として、少なくともジスプロ
シウムを含む希土類金属のハロゲン化物を用いたから高
効率および高演色が実現できる。
【0072】請求項5の発明によれば、管壁負荷が30
W/cm2 以上で点灯されるから、光量が多くなり、高輝
度になる。請求項6の発明によれば、上記ランプの特性
を生かした点灯装置を提供することができる。
【0073】請求項7の発明によれば、光源としてのメ
タルハライドランプが高輝度で点光源に近いからリフレ
クタによる反射制御が容易になり、集光率を高めること
ができる。請求項8の発明によれば、請求項7の投光装
置を用いるのでスクリーン面の輝度を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】メタルハライドランプとリフレクタとからなる
投光装置および点灯装置の構成を示す断面図。
【図2】同実施例のメタルハライドランプの発光管を拡
大して示す図。
【図3】カラー液晶プロジェクタの原理を示す説明図。
【図4】金属臭化物/金属ハロゲン化物の総量の比Rと
ランプ電流Iとの積R・Iと、陽極側電極軸の外径dと
電極軸の折れの関係を示す特性図。
【図5】金属臭化物/金属ハロゲン化物の総量の比Rと
ランプ電流Iとの積R・Iと、陽極側電極軸の外径dと
発光効率の関係を示す特性図。
【図6】金属臭化物/金属ハロゲン化物の総量の比Rと
ランプ電流Iとの積R・Iと、陽極側電極軸の外径dと
の関係を示す特性図。
【符号の説明】
1…メタルハライドランプ 3…リフレクタ 20…発光管 21a…陽極 21b…陰極 21ab…陽極側の電極軸 22…封止部 23…金属箔導体 24…口金 25…外部リ−ド線 31…反射面 40…直流電源手段 50…投光装置 62…液晶表示パネル 63…光学系 64…液晶駆動装置 66…スクリーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古谷 守 東京都品川区東品川四丁目3番1号 東芝 ライテック株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気密容器と;この気密容器内に設けら
    れ、陽極と陰極とで構成された一対の電極と;上記気密
    容器に封入され、金属臭化物を含む金属ハロゲン化物
    と;上記気密容器に封入された水銀および希ガスと;を
    具備し、 金属ハロゲン化物の総量に対する金属臭化物の占める割
    合をR(重量比)、ランプ電流をI(アンペア)、陽極
    側の電極軸の径をd(mm)とした場合、 R・I/4.2≦d≦R・I/2.4 であることを特徴とするメタルハライドランプ。
  2. 【請求項2】 陽極側の電極軸の径dは、0.9mm以上
    1.5mm以下であることを特徴とする請求項1に記載の
    メタルハライドランプ。
  3. 【請求項3】 ランプ電流Iは、2アンペア以上6アン
    ペア以下であることを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載のメタルハライドランプ。
  4. 【請求項4】 金属ハロゲン化物は、少なくともジスプ
    ロシウムを含む希土類金属のハロゲン化物であることを
    特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一に記載
    のメタルハライドランプ。
  5. 【請求項5】 管壁負荷が30W/cm2 以上で点灯され
    ることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか
    一に記載のメタルハライドランプ。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれか一に
    記載のメタルハライドランプと;このメタルハライドラ
    ンプを直流点灯させる電源手段と;を備えたことを特徴
    とする点灯装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項5のいずれか一に
    記載のメタルハライドランプと;このランプから放射さ
    れる光を反射するリフレクタと;を具備したことを特徴
    とする投光装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の投光装置と;この投光
    装置から照射される光で投影される表示装置と;を含む
    ことを特徴とするプロジェクタ装置。
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