JPH0992163A - Dc型放電表示装置 - Google Patents

Dc型放電表示装置

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Publication number
JPH0992163A
JPH0992163A JP7242686A JP24268695A JPH0992163A JP H0992163 A JPH0992163 A JP H0992163A JP 7242686 A JP7242686 A JP 7242686A JP 24268695 A JP24268695 A JP 24268695A JP H0992163 A JPH0992163 A JP H0992163A
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JP
Japan
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display
discharge
trigger
electrode
cathode
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Pending
Application number
JP7242686A
Other languages
English (en)
Inventor
Kyoichi Kanekawa
恭一 金川
Motoi Iijima
基 飯島
Hikonori Kamiya
孫典 神谷
Takashi Inoue
崇司 井上
Yasuyuki Kani
康之 可児
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritake Co Ltd
Original Assignee
Noritake Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0992163A publication Critical patent/JPH0992163A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的簡単な駆動回路で駆動して高輝度表示
をし得るDC型放電表示装置を提供する。 【解決手段】 4電極型のPDP36において、表示セ
ルを選択するためにマトリックスを形成する一方の電極
であるアドレス電極32は、セル選択の1機能のみが与
えられているため、そのセル選択のための電位と、フロ
ーティング状態との間で駆動される。一方、マトリック
スを形成する他方の電極であるトリガ電極24には、3
機能(トリガセット,セル選択,トリガ放電)が与えら
れているが、セル選択すなわちアドレス放電の際の電位
はトリガ放電の際の電位と同様にされており、その電位
および表示陰極10との間で補助放電させる際の電位の
2電位の間で駆動される。したがって、高い輝度を得る
ためにセル選択期間と表示期間を独立して駆動する場合
にも、マトリックスを形成している両電極32,24の
何れもが2電位以下で駆動されることとなって、マトリ
ックスを構成する電極24,32を簡単な駆動回路で駆
動することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、4電極構造のDC
型放電表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】DC型放電表示装置の一つとして、図1
(a) ,(b) に示されるような、一面に一方向に沿って所
定の間隔で配列されてそれぞれ独立した陰極配線に接続
された複数本の表示陰極10が設けられた透光性を有す
る前面板12と、その一面と対向する一面に上記一方向
とは直交する他方向に沿って所定の間隔で配列されてそ
れぞれ独立した陽極配線に接続された複数本の表示陽極
14が設けられた背面板16と、それら前面板12およ
び背面板16との間に複数の放電空間18を形成する隔
壁20と、上記表示陰極10と前面板12との間に、そ
の表示陰極10に沿って誘電体層22を介して所定の間
隔で配列されて共通のトリガ電極配線に接続され、上記
複数の放電空間18内のそれぞれにおいて上記表示陰極
10との間で補助放電を発生させるトリガ電極24とを
備えたDC型放電表示装置26が知られている。このD
C型放電表示装置26は、例えば、特公平3−5037
8号公報(特開昭58−30038号)に記載されてい
るものである。
【0003】このようなトリガ電極24を備えたDC型
放電表示装置26は、図2に示されるタイミングチャー
トに従って、以下のように駆動される。先ず、時刻t1
において、トリガ電極24に比較的高い負電圧(トリガ
パルス)を短時間印加することにより、全放電空間にお
いて表示陰極10とトリガ電極24との間に補助放電が
発生させられると、それぞれの放電空間18内において
誘電体層22の表面(チャージエリア)28に正電荷が
蓄積される。なお、このとき全表示陰極10に正電圧を
印加しても良い。その後、トリガ電極24への負電圧の
印加が停止した後、時刻t2 以下において、表示陰極1
0に所定の負電圧を順次印加して走査すると、誘電体層
22表面28に蓄積された電荷が表示陰極10側に移動
するトリガ放電が生じ、その走査のタイミングに同期し
て表示する所定の放電空間18に位置する表示陽極14
に所定の正電圧を順次印加することにより、そのトリガ
放電によって生じた電荷を種火として負電圧が印加され
た表示陰極10と正電圧が印加された表示陽極14との
間で主放電(表示放電)が行われる。そのため、表示放
電の放電開始電圧が大幅に低減され、そのばらつきや放
電空間18の点灯ミスが低減されるのである。
【0004】しかしながら、上記の駆動方法では、発光
させられる所定の表示セルの放電空間18内での放電
は、その放電空間18に位置する表示陰極10および表
示陽極14に共に所定の電圧が印加されている間のみと
なる。そのため、全表示時間に対する各表示セルの発光
時間は、〔1/表示陰極本数〕と僅かな時間になって、
十分な輝度が得られないという問題がある。しかも、こ
の問題は、DC型放電表示装置26が大画面化或いは高
精細化されて表示陰極本数が増加する程顕著となるので
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、各表示セルの
表示時間(すなわち各放電空間18の放電時間)を可及
的に長くする駆動方法として、例えば、パルスメモリ駆
動方式が提案されている。このパルスメモリ駆動方式
は、図3に示されるように、全放電空間18の表示陰極
10および表示陽極14間に放電開始電圧には達しない
維持パルスを常時入力しながら、発光させる所定の表示
セルの放電空間18のみに放電開始電圧以上の書き込み
パルスを入力するものである。維持パルスのみが与えら
れている状態では放電が生じないが、一旦書き込みパル
スが与えられると、維持パルスは放電を維持するには十
分な電圧であるため、その書き込みパルスが与えられた
放電空間18においては放電が持続的に行われることと
なる。一方、放電を中止するときには、維持パルスより
も低い電圧の消去パルスを入力すると、その後は維持パ
ルスを入力しても放電が行われない。したがって、書き
込みパルスが与えられてから消去パルスが与えられるま
での間放電が持続して表示が行われ、表示陰極本数が増
大した場合にも十分な輝度が得られることとなるのであ
る。
【0006】また、各表示セルの表示時間を長くする他
の駆動方法として、例えば、特開平6−75537号公
報に記載されているように、前記図1に示されるDC型
放電表示装置26において、複数本のトリガ電極24を
それぞれ独立のトリガ電極配線に接続して表示陽極14
との間でマトリックスを形成する一方、表示陰極10を
共通の陰極配線に接続し、表示セルを選択する〔選択期
間〕と、表示陰極10と表示陽極14との間で表示放電
を行う〔表示期間〕とを独立させる駆動方式(以下、期
間独立駆動方式という)が提案されている。この期間独
立駆動方式は、例えば、図4にタイミングチャートが示
されるものであり、以下にその駆動方法説明する。
【0007】先ず、時刻t1 から始まる〔トリガセット
期間〕において、トリガ電極24に所定の負電圧を印加
することにより表示陰極10との間で補助放電を行って
誘電体層22表面に電荷を蓄積する。その後、時刻t2
からの〔選択期間〕において、トリガ電極24に所定の
正電圧を印加して走査しながら、その走査のタイミング
に同期して表示させない非選択セルの表示陽極14に所
定の負電圧(消去電圧)を印加すると、非選択セルにお
いては放電が発生して誘電体層22表面に蓄積された電
荷が消滅する。なお、この放電は極めて短時間で停止す
るため発光は生じない。次いで、時刻t3 において、表
示陰極10に所定の負電圧を短時間印加すると、表示さ
せる選択セルにおいては誘電体層22表面に電荷が存在
するため、その電荷が表示陰極10に向かわせられるト
リガ放電24が生じて放電空間18内に空中電荷が発生
する。この空中電荷が生じている間に全表示陽極14に
所定の表示電圧パルスを印加すると、時刻t4 から始ま
る〔表示期間〕において、選択セルにおいては、その表
示電圧パルスが印加されている期間中放電が持続して表
示が行われる。
【0008】上記の期間独立駆動方法によれば、〔トリ
ガセット期間〕および〔選択期間〕に必要とされる時間
は、例えばトリガ電極24が 200本の場合、それぞれ 1
00μs ,1ms 程度と比較的短時間であるため、残る大部
分の時間が〔表示期間〕となり、その〔表示期間〕中、
全表示陽極14と共通の表示陰極10との間で持続的に
放電が行われることとなる。したがって、比較的長い表
示時間が得られて高い輝度が得られるのである。
【0009】また、同様に期間独立駆動方式で駆動する
DC型放電表示装置として、例えば、テレビジョン学会
誌Vol.48,No.7,pp.922〜924 に記載されているような4
電極型放電表示装置がある。図5に示されるように、こ
の4電極型放電表示装置30は、前面板12の一面に一
方向に沿って所定の間隔で配列された複数本のアドレス
電極32と、背面板16のその一面に対向する一面に上
記一方向とは直交する他方向に沿って所定の間隔で各放
電空間18内でそれぞれ対を成すように配列された複数
本の表示陰極10および表示陽極14と、背面板16の
上記一面にそれら表示陰極10および表示陽極14との
間に誘電体層22を介して上記他方向に沿って配列され
た複数本のトリガ電極24とを備えたものであり、アド
レス電極32および表示陰極10がそれぞれ独立のアド
レス電極配線および陰極配線に接続されてこれらにより
マトリックスが形成されると共に、表示陽極14および
トリガ電極24は、それぞれ共通の陽極配線およびトリ
ガ電極配線に接続されている。
【0010】上記4電極型放電表示装置30は、例え
ば、図6に示されるタイミングチャートに従って駆動さ
れる。すなわち、先ず、時刻t1 からの〔トリガセット
期間〕においてトリガ電極24に所定の負電圧を印加す
ることにより、アドレス電極32との間で補助放電を発
生させ、誘電体層22表面に正電荷を蓄積する。次い
で、時刻t2 からの〔選択期間〕において、表示陰極1
0に所定の走査パルス(負電圧)を印加して走査し、そ
の走査のタイミングに同期して表示させる選択セルに対
応するアドレス電極32に所定のアドレスパルス(正電
圧)を印加すると、選択セルの表示陰極10とアドレス
電極32との間で上記正電荷を種火としてアドレス放電
が生じ、その選択セルの隔壁20に壁電荷(正電荷)が
蓄積される。その後、時刻t3 からの〔表示期間〕にお
いて全表示陰極10に所定の負電圧(負の維持パルス)
を印加すると共に表示陽極14に所定の正電圧(正の維
持パルス)を印加することにより、上記〔選択期間〕に
おいてアドレス放電が発生させられた選択セルの全てで
表示放電が生じ、その表示放電は維持パルスが印加され
ている間(すなわち、時刻t4 まで)継続する。
【0011】したがって、上記の4電極型放電表示装置
30においても、表示放電が行われないのは〔トリガセ
ット期間〕および〔選択期間〕に必要な僅かな時間のみ
とされて表示放電時間すなわち発光時間が比較的長くな
り、高い輝度が得られるのである。
【0012】しかしながら、上記のパルスメモリ駆動方
式および期間独立駆動方式においては、図3,図4.図
6のタイミングチャートに示されるように、何れもマト
リックスを形成している電極対(表示陰極10と表示陽
極14、表示陽極14とトリガ電極22、或いはアドレ
ス電極32と表示陰極10)の少なくとも一方に3つの
機能が与えられているため、下記〜に示されるよう
に、3種類以上の電位を与える必要があるという問題が
ある。 図3に示されるパルスメモリ駆動方式においては、
表示陰極10或いは表示陽極14に維持パルス,書き込
みパルス,消去パルスの3電位を与える必要がある。 図4に示される期間独立駆動方式においては、トリ
ガ電極22にはトリガセットパルス,走査パルス,バイ
アス電位の3電位を、表示陽極14には消去パルス,維
持パルス,バイアス電位の3電位を与える必要がある。 図6に示される期間独立駆動方式においては、表示
陰極10に走査パルス,維持パルス,放電を終了させる
ためのバイアス電位の3電位を与える必要がある。
【0013】一般に、1電極を駆動するための駆動回路
の制御素子(トランジスタ等)数は、その電極に必要と
される電位数に応じて増加させる必要がある(例えば、
3電位を作るためには、制御素子が3つ必要となる)た
め、上記のようにマトリックスを形成する電極に必要と
される電位数が3電位以上と多いと、制御素子数が多く
なって駆動回路が複雑となり、製造が困難になると共に
製造コストが増大するという問題が生じるのである。
【0014】本発明は、以上の事情を背景として為され
たものであり、その目的は、比較的簡単な駆動回路で駆
動して高輝度表示をし得るDC型放電表示装置を提供す
ることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、本発明の要旨とするところは、透光性を有する前面
板と、その前面板から所定距離隔てて平行に配置された
背面板と、それら前面板および背面板との間に隔壁によ
り区画形成された複数の放電空間とを備えたDC型放電
表示装置であって、(a) 前記前面板と背面板との間に設
けられると共に、前記複数の放電空間内で表示放電を発
生させるための放電維持電圧をそれぞれ全面で一括して
印加される表示陽極および表示陰極と、(b) 誘電体層に
覆われた状態で前記前面板と前記背面板との間において
前記複数の放電空間内に各々位置するように一方向に沿
って所定の間隔で配列されると共に、それぞれ独立した
トリガ電極配線に接続され、前記表示陽極および前記表
示陰極の一方との間で補助放電およびトリガ放電を発生
させるための複数本のトリガ電極と、(c) 前記複数の放
電空間内に各々位置するように前記一方向とは直交する
他方向に沿って所定の間隔で配列されると共に、それぞ
れ独立したアドレス電極配線に接続され、表示放電を生
じさせる放電空間内と表示放電を生じさせない放電空間
内との帯電状態を異なるものとするために、前記トリガ
電極との間でアドレス放電を発生させるための複数本の
アドレス電極とを、含むことにある。
【0016】
【発明の効果】このようにすれば、DC型放電表示装置
には、表示放電を行うための放電維持電圧をそれぞれ全
面で一括して印加される表示陽極および表示陰極(以
下、特に区別する必要がないときは単に表示電極とい
う)と、誘電体層に覆われた状態で前記複数の放電空間
内に各々位置するように一方向に沿って所定の間隔で配
列されると共に、それぞれ独立したトリガ電極配線に接
続された複数本のトリガ電極と、複数の放電空間内に各
々位置するようにそれら複数本のトリガ電極と直交して
所定の間隔で配列されると共に、それぞれ独立したアド
レス電極配線に接続された複数本のアドレス電極とが備
えられ、誘電体層表面に電荷を蓄積するための補助放電
がトリガ電極と表示電極との間で、表示セルを選択する
ためのアドレス放電がトリガ電極とアドレス電極との間
で、表示放電を安定して開始させるためのトリガ放電が
トリガ電極と表示電極との間で、表示放電が表示陽極と
表示陰極との間でそれぞれ行われる。すなわち、アドレ
ス放電と表示放電とはそれぞれ異なる電極間で行われる
こととなる。
【0017】上記により、DC型放電表示装置は、表示
放電を行うための放電維持電圧が全面で一括して印加さ
れる(すなわち期間独立駆動方式で駆動される)もので
あることから高輝度表示が得られる一方、マトリックス
を形成する一方の電極であるアドレス電極には1機能の
みが与えられているため、その電位は自由に設定できる
と共に、最大でもオン,オフの2電位を与えれば良いこ
ととなる。一方、マトリックスを形成する他方の電極で
あるトリガ電極には、3機能が与えられているが、アド
レス放電の際の電位はアドレス電極の電位を適宜設定す
ることでトリガ放電の際の電位と同様にすることが可能
であり、結局、補助放電の電位とアドレス放電およびト
リガ放電の電位の2電位を与えれば良いこととなる。し
たがって、マトリックスを形成している何れの電極も2
電位以下で駆動することが可能となって、その駆動回路
を簡単にすることが可能である。
【0018】
【発明の他の態様】ここで、好適には、前記DC型放電
表示装置は、(d) 前記前面板と背面板との間において前
記放電空間内に各々位置するように一方向に沿って所定
の間隔で配列されると共に共通の陽極配線にそれぞれ抵
抗を介して接続された複数の表示陽極と、(e) 前記前面
板と背面板との間において一方向に沿って所定の間隔で
配列されると共に共通の陰極配線に接続されて、前記複
数の放電空間内において前記表示陽極との間で表示放電
を発生させるための複数本の表示陰極とを含むものであ
る。すなわち、表示陰極と表示陽極とは、それぞれ単一
の陰極配線および陽極配線に接続されて全面で一括して
駆動されることが好ましい。なお、表示陽極と陽極配線
との間に備えられる抵抗は、DC型放電表示装置を駆動
するに際して、正常グロー領域で動作させるために動作
電流を制限するものである。
【0019】なお、上記のDC型放電表示装置におい
て、更に好適には、(f) 前記表示陽極および前記表示陰
極は互いに平行に設けられる。すなわち、表示陽極およ
び表示陰極は、従来の対向電極型放電表示装置のように
前面板および背面板のそれぞれ一方に互いに直交するよ
うに配列されても良いが、互いに平行に配列されても良
いのである。このようにすれば、両表示電極を何れも表
示面とならない背面板に設けることが可能となるため、
両表示電極が前面板および背面板にそれぞれ設けられる
対向電極型放電表示装置に比較して、放電空間内に備え
られる電極による遮光面積を可及的に小さくできて、一
層高い輝度のDC型放電表示装置が得られる。
【0020】また、上記のDC型放電表示装置におい
て、更に好適には、(g) 前記トリガ電極は表示陽極およ
び表示陰極と平行な一方向に沿って背面板上に設けら
れ、(h)前記アドレス電極はその一方向とは直交する他
方向に沿って前面板上に設けられる。このようにすれ
ば、前面板側に設けられる電極はアドレス電極のみとな
って、一層高い輝度が得られることとなる。
【0021】また、前記DC型放電表示装置の駆動方法
としては、好適には、前述の期間独立駆動方式が用いら
れる。すなわち、(i) 前記表示陰極または表示陽極と前
記トリガ電極との間で補助放電を発生させることによ
り、前記誘電体層表面に電荷を蓄積する〔トリガセット
期間〕と、(j) その〔トリガセット期間〕に続いて設け
られ、前記アドレス電極とトリガ電極との間で放電を発
生させることにより、誘電体層表面に所定の極性の電荷
が存在する表示セルと、その所定の極性の電荷が存在し
ない非表示セルとを形成する〔選択期間〕と、(k) その
表示セルの放電空間において前記表示陰極と前記トリガ
電極との間でトリガ放電を発生させる〔トリガ放電期
間〕と、(l) その表示陰極と前記表示陽極との間で表示
放電を発生させる〔表示期間〕とを、含む駆動方法によ
り駆動される。
【0022】なお、上記の駆動方法において、好適に
は、(m) 上記〔トリガセット期間〕は、前記表示陰極ま
たは表示陽極に正の高電圧を印加して前記誘電体層表面
に正電荷を蓄積するものであり、(n) 上記〔選択期間〕
は、非表示セルにおいて前記アドレス電極に負電圧を、
前記トリガ電極に正電圧を印加することにより、前記誘
電体層表面の正電荷を消滅させるものであり、(o) 上記
〔トリガ放電期間〕は、前記トリガ電極に正電圧を印加
すると共に前記表示陰極に負電圧を印加するものであ
る。このようにずれば、アドレス電極がデータ側、トリ
ガ電極が走査(スキャン)側となる特徴がある。
【0023】また、上記の駆動方法において、好適に
は、(p) 上記〔トリガセット期間〕は、前記表示陰極ま
たは表示陽極に負の高電圧を印加して前記誘電体層表面
に負電荷を蓄積するものであり、(q) 上記〔選択期間〕
は、非表示セルにおいて前記アドレス電極に正電圧を、
前記トリガ電極に負電圧を印加することにより、前記誘
電体層表面の負電荷を消滅させるものであり、(r) 上記
〔トリガ放電期間〕は、前記トリガ電極に負電圧を印加
すると共に前記表示陽極に正電圧を印加するものであ
る。このようにすれば、走査(スキャン)側のトリガ電
極の駆動回路が、トリガ放電を発生させて表示放電を開
始するために一斉にトリガ電極を駆動する特徴がある。
【0024】また、上記の駆動方法において、好適に
は、(s) 上記〔トリガセット期間〕は、前記表示陰極ま
たは表示陽極に負の高電圧を印加して前記誘電体層表面
に負電荷を蓄積するものであり、(t) 上記〔選択期間〕
は、表示セルにおいて前記アドレス電極に正電圧を、前
記トリガ電極に負電圧を印加することにより、前記誘電
体層表面の負電荷を消滅させると共にその誘電体層表面
に正電荷を蓄積するものであり、(u) 上記〔トリガ放電
期間〕は、前記トリガ電極に正電圧を印加すると共に前
記表示陰極に負電圧を印加するものである。このように
すれば、トリガ電極の走査(スキャン)動作と一斉駆動
動作との両方を行う必要がないので、最も単純な駆動方
式になる。
【0025】因みに、前記従来の4電極型放電表示装置
30においては、表示陰極10の〔選択期間〕における
走査(スキャン)動作と〔表示期間〕における一斉駆動
動作との両方を行う駆動方式で駆動しなければならず、
上記のような単純な駆動方式を採ることはできないとい
う問題もあったのである。
【0026】更に、この従来の4電極型放電表示装置3
0においては、前述のように、表示放電のプライミング
に表示陽極14近傍の隔壁20表面上に蓄積される壁電
荷を利用しているとされているが、単に表示陽極14近
傍に壁電荷があるからといってそれがプライミングとし
て有効に働くことはなく、表示放電が正常に行われるな
らば、表示陰極10が隔壁20を挟んでトリガ電極の作
用をしていると考えるのが妥当である。この場合、この
作用を確実ならしめる条件は、表示陰極10と表示陽極
14とが面一ではなく、前記の図5に示されるように、
表示陰極10の方が高くなるように隔壁20に密着して
形成されることである。したがって、電極10,14の
形成が困難となるという問題もあった。これに対して、
本発明によれば、表示放電のプライミングとなるトリガ
放電は、表示陽極および表示陽極の一方とトリガ電極と
の間で行われることから、表示陽極と表示陰極とを面一
に形成しても良く、その形成が容易である。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面を
参照して説明する。
【0028】図7は、本発明のDC型放電表示装置の一
実施例であるDC型カラーPDP(以下、PDPとい
う)36の構造を示す図である。PDP36は、例えば
ガラス平板から成り、透光性を有する前面板12と、同
様にガラス平板から成る背面板16と、それら前面板1
2と背面板16との間にマトリックス状に配列された放
電空間18を形成する格子状隔壁38とを備えて構成さ
れている。格子状隔壁38の一辺の長さすなわちマトリ
ックス状の放電空間18の一辺の長さは、何れも例えば
0.2〜2.0mm 程度とされ、また、格子状隔壁38の高さ
は 0.1〜0.2 mm程度とされており、この放電空間18が
PDP36の1ドットを構成する。
【0029】上記の前面板12の背面板16側に位置す
る内面には、複数本のアドレス電極32a,32b,・
・・,32n(以下、特に区別しないときは単にアドレ
ス電極32という)が、一方向に沿って等間隔で配列形
成されている。このアドレス電極32は、例えばNiペー
スト等の導電体ペーストを厚膜スクリーン印刷等するこ
とにより、例えば幅0.05〜0.5mm 程度、厚さ 3〜20μm
程度の寸法に形成したものであり、複数本のアドレス電
極32相互の中心間隔は例えば 0.2〜2.0mm 程度、すな
わち格子状隔壁38(放電空間18)の一辺の長さと同
様にされている。
【0030】一方、背面板16の前面板12側に位置す
る内面には、複数本のトリガ電極24a,24b,・・
・,24n(以下、特に区別しないときは単にトリガ電
極24という)が、誘電体層22に覆われた状態で、前
記アドレス電極32と直交する他方向に沿って等間隔で
配列形成されている。このトリガ電極24は、例えばA
g,Au,Al等の導電体ペーストを厚膜スクリーン印刷等
することにより、例えば幅0.05〜0.5 mm程度、厚さ 1〜
10μm 程度に形成されたものであり、複数本のトリガ電
極24相互の中心間隔はアドレス電極32と同様に 0.2
〜2.0mm 程度とされている。また、上記誘電体層22
は、例えば低軟化点ガラス等を同様に厚膜スクリーン印
刷等することにより形成されたものであり、トリガ電極
24上の厚さは、例えば20〜50μm 程度とされている。
【0031】前記格子状隔壁38は、これらトリガ電極
24および誘電体層22を介して背面板16上に設けら
れており、トリガ電極24は、その格子の一方向に沿っ
て格子状隔壁38の壁面の近傍に位置するように設けら
れている。この格子状隔壁38は、例えば、低軟化点ガ
ラスおよび適当な充填材(例えばアルミナ等)を所定量
含む厚膜絶縁ペーストを厚膜スクリーン印刷により積層
して形成したものである。
【0032】また、上記誘電体層22の表面には、上記
トリガ電極24の長手方向と平行な一方向に沿って等間
隔で複数本の表示陰極10および表示陽極14(以下、
特に区別しないときは表示電極10,14という)が配
列形成されている。これら表示電極10,14は、格子
状隔壁38の対向する壁面の近傍にそれぞれ位置するよ
うに設けられており、上記トリガ電極24は、表示陰極
10の近傍に位置させられている。上記表示電極10,
14は、例えば、Ag,Ni,Al等の導電性ペーストを厚膜
スクリーン印刷等することにより、例えば、幅 0.1〜0.
5mm 程度、厚さ5〜20μm 程度の寸法に形成されたもの
であり、各放電空間18内における表示陰極10と表示
陽極14との中心間隔は、例えば、 0.3〜2.0mm 程度と
されている。なお、上記表示電極10,14と前記トリ
ガ電極24とは、前記誘電体層22によって絶縁させら
れている。
【0033】上記の複数本の表示陰極10と表示陽極1
4とは、それぞれ共通の単一の陰極配線40および陽極
配線42に接続されており、それぞれPDP36の全面
で一括して単一の駆動ドライバにより駆動される。すな
わち、補助放電を生じさせるための電圧や、表示放電を
生じさせるための放電維持電圧等は、PDP36の全面
で一括して印加される。一方、前記アドレス電極32
a,32b,・・・,32nおよびトリガ電極24a,
24b,・・・,24nは、それぞれ図示しない独立の
アドレス電極配線およびトリガ電極配線に接続されてお
り、各1本毎に異なる駆動ドライバによりマトリックス
駆動される。
【0034】なお、図に示されるように、表示陽極14
はそれぞれ抵抗43を介して陽極配線42に接続されて
いるが、この抵抗43は、正常グロー領域で放電させる
ための電流制限抵抗である。電流制限抵抗が設けられて
いない場合には、PDP36が寿命が例えば数時間から
数日程度と短くなる異常グロー領域で動作させられると
共に、時としてアーク放電領域に移行してPDP36が
損傷することが生じ得るため、抵抗43が備えられてい
るのである。なお、抵抗43は、表示陰極10と陰極配
線40との間に備えられても同様に異常グロー領域での
放電を防止することが可能であるが、後述のように、本
実施例においては表示陰極10とトリガ電極24との間
でトリガ放電が行われることから、表示陰極10側に抵
抗43を備えると、トリガ放電時の電流が制限されるこ
ととなって荷電粒子74の空間密度が低下し、表示放電
を容易に開始させるというトリガ放電の効果が減じられ
るのである。
【0035】また、各放電空間18内の前記表示陰極1
0と表示陽極14との間の位置には、それら表示電極1
0,14に沿って、例えば10〜60μm 程度の範囲内で色
毎に厚さを制御された蛍光体層44が、誘電体層22の
上面の略全面を覆うように例えば厚膜スクリーン印刷に
より形成されている。この蛍光体層44は、表示陰極1
0と表示陽極14との間の放電(表示放電)によって発
生する紫外線励起により発光させられるものであり、R
(赤),G(緑),B(青)等の発光色に対応する蛍光
体が各放電空間18毎に設けられている。
【0036】以上のように構成されるPDP36は、上
述のように前面板12上にアドレス電極32を、背面板
16上にトリガー電極24、誘電体層22、表示陰極1
0、表示陽極14蛍光体層44、および格子状隔壁38
をそれぞれ順次印刷形成して、前面板12と背面板16
とを図示しない周縁部において接合した後、放電空間1
8内を一旦真空状態にし、更に、例えばHe−Xe,He−Ne
−Xe等の放電ガスが 200〜500Torr(≒27〜67kPa)程度の
圧力で封入されることにより製造される。
【0037】上記のPDP36は、例えば、図8にブロ
ック図を示される制御装置46により駆動される。この
制御装置46は、CPU48,RAM50,およびRO
M52を備えた制御回路54と、図示しないシフトレジ
スタ,ラッチ等をそれぞれ備えてアドレス電極32a,
32b,・・・,トリガ電極24a,24b,・・・・
に各別に接続された複数の駆動回路56,58と、表示
陰極10および表示陽極14にそれぞれ接続された共通
の駆動回路60,62と、CPU48からの制御信号を
受けて、上記駆動回路56乃至62にデータ信号を送る
論理回路64とを備えている。CPU48は、RAM5
0の一次記憶機能を利用しつつROM52に予め記憶さ
れたプログラムを実行し、論理回路64に順次制御信号
を送ることによりPDP36の所定の表示セルの放電空
間18から発光させ、所望の文字,記号,図形等の画像
を表示させる。
【0038】上記のように構成される制御装置46を備
えたPDP36の駆動方法を、放電空間18内の荷電粒
子の状態を示す図9(a) 〜(c) を参照しつつ、図10に
示すタイミングチャートに従って説明する。なお、図9
(a) 〜(c) においては、蛍光体層44が省略してあり、
また、図10においてアドレス電極32の電位の破線
は、フローティング状態にあることを示すものである。
【0039】時刻t0 においては、アドレス電極32が
フローティングの状態とされると共に、トリガ電極2
4,表示陰極10,表示陽極14は何れもバイアスレベ
ルの電圧VB が印加されており、何れの放電空間18か
らも発光させられていない。時刻t1 において、表示陰
極10に所定の補助放電電圧VKH(例えば+300V程度)
が短時間(例えば 100μs 程度)印加されて、表示陰極
10がトリガ電極24との相対関係において正電位(す
なわちトリガ電極24が相対的に負電位)にされること
により、表示陰極10と誘電体層22に被覆された全ト
リガ電極24との間で放電(補助放電)が生じ、図9
(a) に示されるように、その誘電体層22表面(或いは
蛍光体層44表面)に正電荷を帯びた荷電粒子74が蓄
積させられる(すなわち、トリガセッティングが行われ
る)。このとき、表示陽極14には所定の正電圧V
Ad(例えば+150V程度)が印加され、表示陰極10との
間で誤放電が生じて上記荷電粒子74が消滅することが
防止される。すなわち、本実施例においては、時刻t1
から補助放電電圧の印加が停止されるまでが〔トリガセ
ット期間〕に対応する。なお、複数本の表示陰極10は
全て共通の配線40に接続されているため、全セルの放
電空間18において補助放電が生じる。
【0040】補助放電電圧の印加が終了した後、時刻t
2 から始まる〔選択期間〕において、トリガ電極24に
所定の正電圧VT (例えば、+100V程度)を印加して順
次走査すると共に、その走査のタイミングに同期して、
放電を生じさせない非表示セルの放電空間18に対応す
るアドレス電極32に所定の負電圧VA (例えば-100V
程度)を印加する。この走査の速度は、例えば、一本の
トリガ電極24に電圧VT が印加される時間が 5μs 程
度にされ、PDP36の全面を走査する時間すなわち
〔選択期間〕の時間は、例えばトリガ電極24が 200本
の場合、 1ms程度とされる。このとき、非表示セルにお
いては、図9(b) に示されるように、誘電体層22表面
の正電荷を帯びた荷電粒子74が負電位である剥き出し
のアドレス電極32側へ向かわせられて消滅させられ、
非表示セルの放電空間18内には荷電粒子74が存在し
ない状態となる。一方、放電を生じさせる表示セルの放
電空間18においては、図9(b) に示されるような荷電
粒子74の移動が生じないため、図9(a) に示される状
態が保たれたままである。
【0041】そして、時刻t3 において、全トリガ電極
24に所定の正のトリガ放電電圧V T (上記選択期間に
おける電位と同様な電位、例えば+100V程度)が短時間
印加されると同時に、表示陰極10に所定の負の表示放
電電圧VKL(例えば-150V程度)が印加されると、表示
セルの放電空間18においては、誘電体層22表面に蓄
積されていた荷電粒子74が表示陰極10側に向かわせ
られるトリガ放電が生じる。このトリガ放電が生じてい
る間に時刻t4 において表示陽極14に所定の正電圧V
Ad(例えば+150V程度)の表示放電パルスが印加される
ことにより、トリガ放電により生じた空中電荷を種火と
して表示放電が生じて紫外線が発生し、その放電空間1
8内に設けられている蛍光体層44がその紫外線に励起
されて発光させられる。上記表示電極10,14間の電
位差は、放電維持電圧よりも十分高くされているため、
一旦開始した表示放電は、表示電極10,14の少なく
とも一方に電圧が印加されなくなるまで、すなわち時刻
5 まで持続的に行われる自続放電となる。
【0042】すなわち、上記表示陰極10と表示陽極1
4との間に印加される電位差(すなわち、負の表示放電
電圧VKL(-150V)と正の表示放電パルスVAd(+150
V)との電位差= 300V)は、表示放電を維持させる放
電維持電圧よりも十分高く、且つ放電開始電圧より低く
なるように設定されているため、表示陰極10および表
示陽極14が全面で共通の単一の配線に接続されて一括
して電圧が印加されても、それだけでは放電が開始せ
ず、荷電粒子74の存在によりトリガ放電が生じる放電
空間18のみで放電が維持され、表示放電が開始させら
れるのである。
【0043】一方、非表示セルにおいては、放電空間1
8内に荷電粒子74が存在しないため、表示陰極10に
負の表示放電電圧VKLが印加されてもトリガ放電が生じ
ず、その後表示陽極14に正の表示放電パルスVAdが印
加されても表示放電は開始しない。したがって、前記
〔選択期間〕において選択された表示セルの放電空間1
8のみから発光させられ、所望の画像が表示されるので
ある。そして、時刻t6以降において再び時刻t0 以下
の動作が繰り返されることにより、画像が連続的に変化
させられつつ表示されることとなる。なお、上記の説明
から明らかなように、本実施例においては、時刻t3
4 が〔トリガ放電期間〕に、時刻t4 〜時刻t5
〔表示期間〕にそれぞれ対応し、それぞれ例えば 2〜3
μs ,15ms程度の時間とされる。〔トリガ放電期間〕の
長さは、全表示セルの放電空間18内で確実にトリガ放
電を生じさせるために必要且つ十分な長さであり、〔表
示期間〕の長さは、時刻t0 〜t5 の長さが予め定めら
れた1画像の表示時間となるように定められる。
【0044】ここで、本実施例によれば、PDP36に
おいて表示セルを選択するためにマトリックスを形成す
る一方の電極であるアドレス電極32は、セル選択の1
機能のみが与えられているため、そのセル選択のための
電位VA (-100V)と、フローティング状態との間で駆
動される。一方、マトリックスを形成する他方の電極で
あるトリガ電極24には、3機能(トリガセット,セル
選択,トリガ放電)が与えられているが、セル選択すな
わちアドレス放電の際の電位はトリガ放電の際の電位と
同様にVT にされており、その電位VT および表示陰極
10との間で補助放電させる際の電位VB (すなわち、
〔選択期間〕において走査するときにアドレス電極32
との間で放電しないバイアスレベルの電位)の2電位の
間で駆動される。したがって、マトリックスを形成して
いる両電極32,24の何れもが2電位以下で駆動され
ることとなって、マトリックスを構成する電極24,3
2を前記図9(a) ,(b) に示されるように簡単な駆動回
路で駆動することができるのである。
【0045】すなわち、PDP36には、それぞれ共通
の単一の陰極配線40および陽極配線42に接続されて
表示放電を行うための表示陽極14および表示陰極10
と、誘電体層22に覆われた状態で一方向に沿って所定
の間隔で配列されると共に、それぞれ図示しない独立し
たトリガ電極配線およびアドレス電極配線に接続され
た、複数本のトリガ電極24およびそれら複数本のトリ
ガ電極24と直交して所定の間隔で配列された複数本の
アドレス電極32とが備えられており、誘電体層22表
面に荷電粒子74を蓄積するための補助放電がトリガ電
極24と表示陰極10との間で、表示セルを選択するた
めのアドレス放電がトリガ電極24とアドレス電極32
との間で、表示放電を安定して開始させるためのトリガ
放電がトリガ電極24と表示陰極10との間で、表示放
電が表示陽極14と表示陰極10との間でそれぞれ行わ
れて、アドレス放電と表示放電とはそれぞれ異なる電極
間で行われる。そのため、トリガ電極24は、表示陰極
10およびアドレス電極32との関係で3つの電位差が
得られるように駆動される必要がある。
【0046】ところが、表示陰極10との間では、その
表示陰極10の電位VKHを十分に高くすることにより、
トリガ電極24が上記のバイアスレベルVB の状態で補
助放電を生じさせることが可能であると共に、トリガ放
電の際のトリガ電極の電位V T は表示陰極10の電位V
KLを適宜設定することにより自由に設定できる。一方、
アドレス電極32との間では、アドレス放電の際のトリ
ガ電極24の電位VTは、そのアドレス電極32の電位
A を適宜設定することにより自由に設定できる。した
がって、上記2放電の際の表示陰極10およびアドレス
電極32のうち、何れか一方を基準として他方の電位を
設定することにより、アドレス放電およびトリガ放電の
際のトリガ電極24の電位VT を同様にすることが可能
となるのである。
【0047】なお、表示陰極10は、補助放電,表示放
電,バイアスレベルの3電位の間で駆動されるが、前述
のように表示陰極10は共通の陰極配線40に接続され
てPDP36の全面で一括して駆動され、1つの駆動回
路62のみで駆動可能であるため、3電位で駆動されて
も駆動回路62が複雑になって製造が困難となったり製
造コストが増大するという問題は殆ど生じない。
【0048】しかも、本実施例においては、PDP36
は、表示陰極10とトリガ電極24との間で補助放電を
発生させることにより、誘電体層22表面に荷電粒子7
4を蓄積する〔トリガセット期間〕と、その〔トリガセ
ット期間〕に続いて設けられ、非表示セルの放電空間1
8においてアドレス電極32とトリガ電極24との間で
放電を発生させることにより、誘電体層22表面の荷電
粒子74を消滅させる〔選択期間〕と、表示セルの放電
空間18において表示陰極10とトリガ電極24との間
でトリガ放電を発生させる〔トリガ放電期間〕と、表示
陰極10と表示陽極14との間で表示放電を発生させる
〔表示期間〕とを、含む駆動方法により駆動される。そ
のため、前述のように 100μs ,1ms 程度と比較的短い
〔トリガセット期間〕および〔選択期間〕とを除く残り
の比較的長い時間が〔表示期間〕となると共に、その
〔表示期間〕においては、全表示セルの放電空間18で
表示放電が持続的に行われることとなって、高い輝度で
画像が表示される。したがって、簡単な駆動回路で駆動
できて高い輝度が得られるPDP36が得られるのであ
る。
【0049】次に、上記PDP36の他の駆動方法を、
放電空間18内の荷電粒子の状態を示す図11(a) 〜
(c) を参照しつつ、図12に示すタイミングチャートに
従って説明する。なお、以下の説明において前述の駆動
方法の説明と共通する部分は省略する。
【0050】時刻t0 においては、アドレス電極32は
フローティング、トリガ電極24,表示陽極14,表示
陰極10はバイアスレベルであり、何れの放電空間18
においても放電が生じていない。時刻t1 から始まる
〔トリガセット期間〕においては、表示陰極10に所定
の負電圧VKL(例えば-300V程度)が印加されると共
に、表示陽極14に所定の負電圧VAdL (例えば-150V
程度)が印加されることにより、全表示陰極10と全ト
リガ電極24との間で補助放電が生じ、図11(a)に示
されるように、誘電体層22表面に負電荷を帯びた荷電
粒子75が蓄積される。すなわち、図10に示す駆動方
法においては、補助放電によって正電荷を帯びた荷電粒
子74が生じたが、図12に示す駆動方法においては、
表示陰極10に負電圧が印加されることから、負電荷を
帯びた荷電粒子75が生じるのである。なお、表示陽極
14に電圧VAdL を印加するのは、荷電粒子75が消滅
する誤放電を防止するためである。
【0051】次いで、時刻t2 からの〔選択期間〕にお
いては、トリガ電極24に所定の負電圧VT (例えば-1
00V程度)を印加して順次走査すると共に、その走査の
タイミングに同期して、放電を生じさせない非表示セル
の放電空間18に対応するアドレス電極32に所定の正
電圧VA (例えば+100V程度)を印加する。すなわち、
荷電粒子75が負電荷を帯びていることから、図10に
示す駆動方法とは正負が反対の電圧をそれぞれ印加す
る。このとき、非表示セルにおいては、図11(b) に示
されるように、誘電体層22表面の荷電粒子74が負電
位であるアドレス電極32側へ向かわせられて消滅させ
られ、非表示セルの放電空間18内には荷電粒子75が
存在しない状態となる。一方、放電を生じさせる表示セ
ルの放電空間18においては、図11(b) に示されるよ
うな荷電粒子75の移動が生じないため、図11(a) に
示される状態が保たれたままである。
【0052】そして、時刻t3 〜t4 の〔トリガ放電期
間〕において、全トリガ電極24に所定の負電圧V
T (選択期間における電位と同様な電位、例えば-100V
程度)が短時間印加されると同時に、表示陽極14に所
定の正の表示放電電圧VAdH (例えば+150V程度)が印
加されると、表示セルの放電空間18においては、誘電
体層22表面の荷電粒子75が表示陽極14へ向かわせ
られるトリガ放電が生じる。そして、時刻t4 からの
〔表示期間〕において表示陰極10に所定の負電圧V KH
(例えば+150V程度)の表示放電パルスが印加されるこ
とにより、表示電極10,14に電圧が印加されなくな
るt5 までの間自続放電が行われ、更に時刻t 6 から時
刻t0 〜t5 までの動作が繰り返されることにより、所
望の画像が変化させられつつ連続的に表示される。な
お、本駆動方法においても、〔トリガセット期間〕〜
〔表示期間〕の各時間は、それぞれ前記駆動方法と同様
にされる。
【0053】すなわち、PDP36は、上記駆動方法の
ように、〔トリガセット期間〕における表示電極10,
14の電圧、トリガ電極24の電圧、アドレス電極32
の電圧を、それぞれ前記駆動方法とは正負反対としても
駆動することが可能である。そして、この駆動方法にお
いても、マトリックスを形成する2つの電極24,32
のうち、トリガ電極24が補助放電およびアドレス放電
(トリガ放電)の2電位、アドレス電極32がアドレス
放電電位の1電位とフローティング状態とで駆動される
と共に、〔選択期間〕と〔表示期間〕が独立させられて
いるため、簡単な駆動回路で駆動して高い輝度を得るこ
とができる。なお、本実施例においては、トリガ放電が
トリガ電極24と表示陽極14との間で行われることか
ら、抵抗43は、表示陰極10と陰極配線40との間に
備えられる必要がある。
【0054】次に、PDP36の更に他の駆動方法を、
放電空間18内の荷電粒子の状態を示す図13(a) 〜
(c) を参照して、図14に示されるタイミングチャート
に従って説明する。
【0055】時刻t0 においては、アドレス電極32は
フローティング、表示陽極14はバイアスレベルVB
トリガ電極24および表示陰極10には所定の正電圧V
T ,VKB(例えばそれぞれ+100V程度)が印加された状
態であり、何れの放電空間18においても放電が生じて
いない。時刻t1 から始まる〔トリガセット期間〕にお
いては、表示陰極10に所定の負電圧VKC(例えば-300
V程度)が印加されることにより、全表示陰極10と全
トリガ電極24との間で補助放電が生じ、図13(a) に
示されるように、誘電体層22表面に負電荷を帯びた荷
電粒子75が蓄積される。
【0056】次いで、表示陰極10の電位が当初の状態
(すなわちVKB=+100V程度)に復帰させられた後、時
刻t2 において表示陽極14およびアドレス電極32
に、それぞれ所定の正電圧VAd,VAB(例えばそれぞれ
+100V程度,+150V程度)が印加され、更に、時刻t3
からの〔選択期間〕において、トリガ電極24にバイア
スレベルの電圧VB を印加して順次走査すると共に、そ
の走査のタイミングに同期して、放電を生じさる表示セ
ルの放電空間18に対応するアドレス電極32に所定の
正電圧VA (例えば+250V程度)を印加する。これによ
り、全放電空間18において誘電体層22表面の負電荷
を帯びた荷電粒子75がアドレス放電のプライミングと
して働き、表示セルの放電空間18においては、図13
(b) に示すように、トリガ電極24とアドレス電極32
との間で放電が生じて、正電荷を帯びた荷電粒子74が
誘電体層22表面に蓄積される。
【0057】一方、放電を生じさせない非表示セルの放
電空間18においては、負電荷を帯びた荷電粒子75の
消滅のみが生じ、放電空間18内に荷電粒子74,75
の何れもが存在しない状態となる。
【0058】そして、トリガ電極24の走査が終了する
と、時刻t4 において、アドレス電極32が再びフロー
ティング状態にされると同時に、表示陰極10にトリガ
セッティング(時刻t1 )の際の電圧VKCとは異なる所
定の負電圧VKd(負の表示放電電圧)を印加する。これ
により、表示セルの放電空間18においては、図13
(c) に示すように、表示陰極10とトリガ電極24との
間で上記荷電粒子74が表示陰極10側へ向かわせられ
るトリガ放電が生じ、更に、そのトリガ放電で生じた荷
電粒子を種火として表示陰極10と表示陽極14との間
で表示放電が開始される。
【0059】この後、表示陰極10およびトリガ電極2
4には所定の電圧VKd,VT が印加された状態が継続さ
れたまま、表示陽極14に印加される電圧は、所定の周
期でバイアスレベルVB と前記所定の正電圧VAd(+100
V程度)とが交互に印加される表示放電パルスに切り換
えられ、その表示放電パルスおよび負の表示放電電圧V
Kdの印加が停止させられるt5 までの間、継続的に放電
(すなわち自続放電)が行われる。なお、トリガ電極2
4の電位は、前記〔選択期間〕においてバイアスレベル
で走査される他は、常に前記所定の電位VT (+100V程
度)とされており、表示陰極10との間の補助放電およ
びトリガ放電は、何れもその所定の電位VT にされた状
態で行われる。
【0060】一方、非表示セルの放電空間18には荷電
粒子74が存在しないため、表示陰極10に上記所定の
表示放電電圧VKdが印加されてもトリガ放電が生じず、
表示陰極10と表示陽極14との間で表示放電が生じな
い。したがって、表示セルの放電空間18のみで表示放
電が継続的に行われ、時刻t6 から上記t0 〜t5 の作
動が繰り返されることにより、前記図10および図12
にタイミングチャートが示される駆動方法と同様に所望
の画像が連続的に表示されることとなる。なお、上記駆
動方法においては、時刻t4 〜t5 が〔表示期間〕に対
応し、時刻t4からの僅かな時間が〔トリガ放電期間〕
に対応する。また、〔トリガセット期間〕〜〔表示期
間〕の各時間は前記駆動方法と同様とされるが、〔トリ
ガ放電期間〕は〔表示期間〕の一部となっているため、
明確ではない。
【0061】上記の説明から明らかなように、図14に
示すような駆動方法によっても、PDP36を駆動する
ことが可能であり、この駆動方法においても、マトリッ
クスを形成する2つの電極24,32のうち、トリガ電
極24が補助放電(トリガ放電)およびアドレス放電の
2電位、アドレス電極32がアドレス放電とバイアスレ
ベルの2電位とで駆動されると共に、〔選択期間〕と
〔表示期間〕が独立させられているため、高い輝度を得
ることができる。
【0062】また、上記駆動方法によれば、〔表示期
間〕に先立って表示陰極10とトリガ電極24との間で
トリガ放電を発生させる際に、トリガ電極24の電位を
変化させる必要がないため、トリガ電極24の走査(ス
キャン)動作(〔選択期間〕における動作)と一斉駆動
動作(〔トリガ放電期間〕における動作)との両方を行
う必要がないので、単純な駆動方式となるという利点が
ある。したがって、トリガ電極24の駆動回路を、一般
的なシフトレジスタを備えた駆動素子で構成できること
となる。
【0063】以上、本発明の一実施例を図面を参照して
説明したが、本発明は、更に別の態様でも実施される。
【0064】例えば、実施例においては、格子状隔壁3
6が設けられて放電空間18がマトリックス状に配列形
成されていたが、隔壁を一方向に沿って所定の間隔で設
けることにより、放電空間18をストライプ状に配列形
成されたPDPにも本発明は同様に適用され得る。
【0065】また、実施例においては、表示電極10,
14等は、PDP36の全面で単一の配線40,42に
接続されていたが、複数の配線に分割して接続されて
も、同様なタイミングチャートで駆動されれば差し支え
ない。すなわち、〔トリガセット期間〕や〔表示期間〕
等において、PDP36の全面で一括して駆動されるよ
うに構成されていれば、マトリックスを形成するトリガ
電極24とアドレス電極32とを少ない電位数(具体的
には2電位以下)で駆動できて本発明の効果が得られる
ため、必ずしも単一の配線に接続されていなくとも良い
のである。したがって、例えば電源の容量等に制限があ
る場合等には、適宜分割して配線しても差し支えない。
但し、表示電極10,14等が接続される配線40,4
2の本数が増加するに従って駆動回路が増加することと
なるため、配線40,42の本数は可及的に少なくされ
ることが望ましく、単一の配線とすることが最も望まし
い。
【0066】また、実施例においては、〔表示期間〕に
おいて表示電極10,14のうち、一方の電極に定電圧
を継続的に印加し、他方の電極に所定の周期のパルスを
印加したが、何れの電極にも所定の周期のパルスを印加
するように駆動しても差し支えない。なお、そのように
する場合には、表示陰極10等と表示陽極14等にそれ
ぞれ所定の表示放電電圧を印加するタイミングが一致す
るようにパルスを与える必要がある。
【0067】また、図10および図12に示す駆動方法
においては、表示電極10,14のうち〔トリガセット
期間〕において補助放電を行わない他方の電極にも所定
の電圧を印加していたが、この電圧は誤放電を防止する
ために印加されるものであって、その可能性が低ければ
印加しなくとも差し支えない。
【0068】また、実施例においては、アドレス電極3
2が〔選択期間〕以外の期間においてはフローティング
状態とされていたが、誤放電を生じさせない十分低い或
いは十分高い電圧が印加されていても差し支えない。
【0069】その他、一々例示はしないが、本発明はそ
の主旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得るものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のトリガ電極を備えたDC型PDPの構造
を示す図であって、(a) は一部を切り欠いて示す斜視
図、(b) は、(a) における表示陽極に沿った断面を示す
図である。
【図2】図1のPDPの駆動方法の一例を示すタイミン
グチャートである。
【図3】図1のPDPの駆動方法の他の例を示すタイミ
ングチャートである。
【図4】図1のPDPの駆動方法の更に他の例を示すタ
イミングチャートである。
【図5】従来の4電極構造のDC型PDPの構造を、ア
ドレス電極に沿った断面について示す図である。
【図6】図5のPDPの駆動方法の一例を示すタイミン
グチャートである。
【図7】本発明の一実施例のDC型PDPの構造を一部
を切り欠いて示す斜視図である。
【図8】図7のPDPを駆動する制御装置の要部構成を
示すブロック図である。
【図9】図7のPDPを図10のタイミングチャートに
従って駆動する際の放電空間内の荷電粒子の状態を示す
図であって、(a) は補助放電後の状態を、(b) はアドレ
ス放電後の状態を、(c) はトリガ放電および表示放電が
行われている状態をそれぞれ示す図である。
【図10】図7のPDPの駆動方法の一例を示すタイミ
ングチャートである。
【図11】図7のPDPを図12のタイミングチャート
に従って駆動する際の放電空間内の荷電粒子の状態を示
す図であって、(a) は補助放電後の状態を、(b) はアド
レス放電後の状態を、(c) はトリガ放電および表示放電
が行われている状態をそれぞれ示す図である。
【図12】図7のPDPの駆動方法の他の例を示すタイ
ミングチャートである。
【図13】図7のPDPを図14のタイミングチャート
に従って駆動する際の放電空間内の荷電粒子の状態を示
す図であって、(a) は補助放電後の状態を、(b) はアド
レス放電後の状態を、(c) はトリガ放電および表示放電
が行われている状態をそれぞれ示す図である。
【図14】図7のPDPの駆動方法の更に他の例を示す
タイミングチャートである。
【符号の説明】
10:表示陰極 12:前面板 14:表示陽極 16:背面板 18:放電空間 22:誘電体層 24:トリガ電極 32:アドレス電極 36:DC型カラーPDP(DC型放電表示装置) 38:格子状隔壁(隔壁) 40:陰極配線 42:陽極配線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神谷 孫典 愛知県名古屋市西区則武新町三丁目1番36 号 株式会社ノリタケカンパニーリミテド 内 (72)発明者 井上 崇司 愛知県名古屋市西区則武新町三丁目1番36 号 株式会社ノリタケカンパニーリミテド 内 (72)発明者 可児 康之 愛知県名古屋市西区則武新町三丁目1番36 号 株式会社ノリタケカンパニーリミテド 内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透光性を有する前面板と、該前面板から
    所定距離隔てて平行に配置された背面板と、該前面板お
    よび該背面板との間に隔壁により区画形成された複数の
    放電空間とを備えたDC型放電表示装置であって、 前記前面板と背面板との間に設けられると共に、前記複
    数の放電空間内で表示放電を発生させるための放電維持
    電圧をそれぞれ全面で一括して印加される表示陽極およ
    び表示陰極と、 誘電体に覆われた状態で前記前面板と前記背面板との間
    において前記複数の放電空間内に各々位置するように一
    方向に沿って所定の間隔で配列されると共に、それぞれ
    独立したトリガ電極配線に接続され、前記表示陽極およ
    び前記表示陰極の一方との間で補助放電およびトリガ放
    電を発生させるための複数本のトリガ電極と、 前記複数の放電空間内に各々位置するように前記一方向
    とは直交する他方向に沿って所定の間隔で配列されると
    共に、それぞれ独立したアドレス電極配線に接続され、
    表示放電を生じさせる放電空間内と表示放電を生じさせ
    ない放電空間内との帯電状態を異なるものとするため
    に、前記トリガ電極との間でアドレス放電を発生させる
    ための複数本のアドレス電極とを、含むことを特徴とす
    るDC型放電表示装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0889499A3 (en) * 1997-07-04 1999-05-26 Samsung Display Devices Co., Ltd. Plasma display device
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KR102196396B1 (ko) 2019-10-21 2020-12-30 (주)에스비네트워크 유동적인 디스플레이 패널 글래스의 표면 결함 검사 방법

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