JP3111949B2 - 面放電型プラズマディスプレイパネルおよびその駆動方法 - Google Patents

面放電型プラズマディスプレイパネルおよびその駆動方法

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JP3111949B2 JP09306078A JP30607897A JP3111949B2 JP 3111949 B2 JP3111949 B2 JP 3111949B2 JP 09306078 A JP09306078 A JP 09306078A JP 30607897 A JP30607897 A JP 30607897A JP 3111949 B2 JP3111949 B2 JP 3111949B2
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  • Control Of Gas Discharge Display Tubes (AREA)
  • Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、面放電型プラズマ
ディスプレイパネルに関するものであり、特に、ガス放
電に伴う紫外線によって蛍光体を励起、発光させてマト
リクス表示を行う面放電型プラズマディスプレイパネル
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】面放電型プラズマディスプレイパネル
は、他のフラット形表示装置と比較して、高輝度、高コ
ントラストが得られ、かつ、カラー表示が容易であるこ
とから、OA機器および大型の公衆表示装置などにその
用途が拡大され、かつ浸透し始めている。これに伴い、
表示品質の一層の向上と動作の安定化が望まれている。
【0003】従来のマトリクス表示を行う面放電型プラ
ズマディスプレイパネルは、図11に模式的に示すよう
に、複数の走査ライン1と、これに直交配置された複数
のデータライン2と、から構成されている。走査ライン
1とデータライン2との複数の交差点が、それぞれ、表
示セル3となる。
【0004】1本の走査ライン1には、走査電極6と維
持電極29とが平行に配置されており、電極対をなして
いる。これら電極対は、所定の放電ギャップ30を有し
ており、この放電ギャップ30において、書込放電の補
助を行うプライミング放電、および、表示発光を司る維
持放電を行う。一方、データライン2には、データ電極
9が配置されている。そして、データ電極9と走査電極
6との間において、点灯非点灯の選択を行う書込放電を
行っている。
【0005】図12は、上記面放電型プラズマディスプ
レイパネルにおける表示セル3の断面構造を示す分解斜
視図である。一般に、プラズマディスプレイパネルは、
2枚のガラス基板を、放電空間をなす所定の空隙を挟ん
で対向させている。3電極面放電型プラズマディスプレ
イパネルにおいては、第1基板をなす前面基板10の内
面に走査電極6と維持電極29とが形成されている。こ
れら走査電極6および維持電極29は、通常、ITOも
しくはSnO2 からなる幅広の透明電極6a、29a
と、その導電性を補うための細いバス電極6b、29b
から構成されている。このバス電極6b、29bは、A
l薄膜、Cr/Cu/Crの3層構造薄膜、あるいは、
Agの厚膜から形成されている。
【0006】走査電極6と維持電極29とは、AC放電
を行うための透明誘電体層13で被覆されている。この
透明誘電体層13は、低融点鉛ガラスを厚膜印刷して形
成される。透明誘電体層13上に表示セル3を区画する
ため、および、後面基板14との間隙を所定寸法に保つ
ために、走査側隔壁15が設けられる。この走査側隔壁
15は、例えば、厚膜印刷による絶縁層を複数層重ねる
ことにより形成される。
【0007】走査側隔壁15が形成された後、透明誘電
体層13の表面は、図12には図示されていないMgO
製の保護層により被覆される。保護層は、放電に伴うス
パッタリングに対する表面保護と放電特性の改善とを目
的とする。保護層をなすMgO層は、電子ビーム蒸着ま
たはスパッタリング法により形成される。
【0008】一方、第2基板をなす後面基板14上に
は、データ電極9が、例えば、Al薄膜やAg厚膜で形
成され、このデータ電極9は、白色誘電体層16で被覆
される。白色誘電体層16は、白色の顔料として酸化チ
タンや酸化アルミニウムの粉末を混合した低融点ガラス
を厚膜印刷することにより形成される。白色誘電体層1
6上には、表示セル3を区画するとともに、前面基板1
0との間隙寸法を確保するためのデータ側隔壁17が設
けられる。さらに、所定の発光色の蛍光体層18が、デ
ータ側隔壁17の側面と白色誘電体層16の表面とに例
えば厚膜印刷により形成される。
【0009】前面基板10と後面基板14とは、走査電
極6および維持電極29と、データ電極9と、が互いに
直交するように組み合わされ、図12には図示されてい
ない低融点ガラスにより、封止されている。パネル内部
には、放電可能なガス、例えば、He、Ne、Xe等の
混合ガスが400〜500Torrの圧力で封入されて
いる。
【0010】以上説明したような構成の面放電型プラズ
マディスプレイパネルを駆動するに際しては、まず、全
走査ライン同時に走査電極と維持電極との間においてプ
ライミング放電を行い、これに続く消去放電により、積
極的に壁電荷を放電空間中に開放し、この空間電荷およ
び励起粒子を利用して、書込放電を行うという方式が用
いられている。プライミング放電による壁電荷の開放に
は、消去放電を行うパルスを印加する方法、もしくは、
プライミングを起こすパルスの波高値を調整して自己消
去放電を起こさせる方法、などがある。
【0011】図13は、面放電型プラズマディスプレイ
パネルの従来の駆動波形の一例である。以下、図13を
参照して、面放電型プラズマディスプレイパネルの駆動
方法について説明する。
【0012】アドレス期間31において、まず、走査電
極6と維持電極29との間の放電開始電圧を超えるよう
な波高値のプライミングパルス23を走査電極6に印加
する。これにより、プライミング放電を発生させて、印
加電圧とは逆極性の壁電荷を透明誘電体層に蓄積させ
る。これに続いて、次に、維持電極29に対して、なま
り波形のプライミング消去パルスを印加する。これによ
り、プライミング消去放電を発生させて、壁電荷を放電
空間中に開放する。
【0013】次に、各走査ライン1に対応したタイミン
グで、走査電極6に対して走査パルス32を印加する。
このとき、点灯を行うべき表示セル3に対応したデータ
電極9には、走査パルス32とは逆極性のデータパルス
33が印加される。これにより、その点灯セルにおいて
は、走査電極6とデータ電極9との間に放電開始電圧を
超えるような相対的電位差が生じ、書込放電が行われる
こととなる。書込放電により、走査電極6上の透明誘電
体層13には、走査パルス32とは逆極性の壁電荷が蓄
積される。引き続く維持期間34において、この走査電
極6上の壁電荷に、維持パルス35が重畳される。これ
によって、放電開始電圧を超えることから、維持放電が
開始され、維持パルス35の印加ごとに、維持放電が発
生する。維持放電の消去には、維持消去パルス36を維
持期間の最後に印加する。維持消去パルス36は、0.
5μs程度の細幅パルス、あるいは、10μs程度のな
まり波形のパルスが用いられている。このような維持消
去を行うことにより、点灯セルと非点灯セルとの間にお
いて、次なるアドレス期間31における初期状態を等し
くすることができる。
【0014】このような駆動方法において、各電極にパ
ルスを印加する際、データ電極9と走査電極6もしくは
維持電極29との電位差が相対的に同じか、あるいは、
データ電極9側が高くなるようにし、蛍光体層18に陽
イオンによる損傷を与えないようにしている。このた
め、図13においては、走査電極6と維持電極29とに
印加するパルスは、負極性とされており、データ電極9
に対する印加パルス(この場合には、データパルス33
のみ)は、正極性とされている。
【0015】階調表示を行う場合には、維持期間34に
おける維持放電回数を変えた(重みづけした)複数の表
示期間を用意し、これら複数の表示期間の点灯、非点灯
を組み合わせて、階調表示を行う。
【0016】階調表示駆動の一例として、図14に、2
56階調表示を行う場合の駆動シーケンスを示す。階調
表示を行う場合、アドレス期間31と維持期間34とか
らなる表示期間は、サブフィールド37と称される。通
常、1画面は、1/60秒(≒16.67ms)の時間
で構成され、この時間内に、いくつかのサブフィールド
を有することになる。1画面を構成する時間は、1フレ
ーム期間38と称される。例えば、256階調表示を行
う場合には、図14に示すように、1フレーム期間38
中に8個のサブフィールド37(SF1〜SF8)を有
している。
【0017】プラズマディスプレイパネルにおいて、暗
所でのコントラストを向上させるには、階調動作を担う
維持放電以外の放電動作による発光輝度を抑制させた方
がよい。このような維持放電以外の放電動作での発光の
うちのほとんどは、プライミング放電による発光であ
る。このため、1フレーム期間38内におけるプライミ
ング放電の回数の少ない方が、コントラストは向上す
る。上記のように、1フレーム期間38内に8個のサブ
フィールド37を有する場合、1アドレス期間31につ
き1回のプライミング放電を行うとすると、1フレーム
期間38内においては、合計8回のプライミング動作を
行うこととなる。これに代えて、1フレーム期間38に
つき、1回のプライミング動作にした場合には、外光の
ないところでのコントラストは、ほぼ8倍となる。
【0018】上述したように、従来の面放電型プラズマ
ディスプレイパネルにおいては、同一面上に形成された
走査電極6と維持電極29との間の特定の放電ギャップ
30を用いて、プライミング放電、維持放電などいくつ
かの駆動上異なった役割の放電を発生させていた。
【0019】発光動作を受け持つ維持放電において、放
電によって発生する紫外線の発光効率を良くするために
は、陽光柱を長くとれるように、放電ギャップ30は、
比較的広い方が良い。He、Ne、Xe系の混合ガスを
400〜500Torrで封入した場合、150μm〜
250μmにするのが望ましい。維持放電は、書込放電
により走査電極上に形成された壁電荷を利用して放電を
開始するため、放電ギャップ30を広くしても、放電開
始電圧が高くなりすぎるようなことはない。
【0020】一方、プライミング動作は、1サブフィー
ルド37につき1回という周期で動作し、しかも、維持
放電のように、壁電荷を利用した放電動作ではない。ま
た、コントラストを向上させるため、プライミング動作
回数を少なく設定した場合には、なおさら放電周期が長
くなってしまう。このため、プライミング放電を、広い
面積においても、できるだけ低電圧で、しかも安定して
発生させるためには、pd積(p:封入気圧、d:放電
ギャップ)をパッシェンミニマム付近に設定できるよう
に、放電ギャップは、比較的狭い方が望ましい。He、
Ne、Xe系の混合ガスを400〜500Torrで封
入した場合、50μm〜100μmにするのが望まし
い。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】このように、プライミ
ング放電、維持放電などは、動作条件、役割が異なるた
め、最適な放電ギャップ38の値も異なっている。例え
ば、維持放電における発光効率を重視して放電ギャップ
30を広くした場合には、発生周期の長いプライミング
動作において、高いプライミング電圧が必要となった
り、また、広い面積で安定してプライミング放電の発
生、消去を制御することが困難になったりするなどの問
題が発生する。このため、He、Ne、Xe系の混合ガ
スを400〜500Torrで封入した場合には、放電
ギャップ30は、例えば、80μm〜100μmに設定
されていた。すなわち、プライミング放電および維持放
電のうち、一方の特性を向上させると、他方の特性が犠
牲になってしまうという問題点があった。言い換えれ
ば、プライミング放電と維持放電という望ましい放電ギ
ャップが互いに異なる放電が存在しているために、それ
らの放電特性を同時に満たすような放電ギャップの設定
が困難であった。
【0022】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、プライミング放電および維持放電の双方の放電特性
を同時に向上させ得る面放電型プラズマディスプレイパ
ネルを提供することを目的とする。また、そのような面
放電型プラズマディスプレイパネルの駆動方法を提供す
ることも、本発明の目的である。
【0023】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の面放電型
プラズマディスプレイパネルにおいては、複数の表示セ
ルの走査ラインに対応する走査電極と、この走査電極と
の間に放電ガスが封入された放電空間を介して放電動作
を行う維持電極と、を同一の絶縁基板上に具備した面放
電型プラズマディスプレイパネルにおいて、前記維持電
極を各表示セルの両側の境界部に、1本の維持電極を隣
接表示セルで共用できるように配設するとともに、前記
各維持電極と交互に配設される前記走査電極を1本おき
の維持電極側に近付けて配置し、各表示セルに長さの異
なる2つの放電ギャップを構成することを特徴としてい
る。請求項2記載の面放電型プラズマディスプレイパネ
ルにおいては、請求項1記載の面放電型プラズマディス
プレイパネルにおいて、前記表示セル内に形成された前
記2つの放電ギャップのうちの狭い方の放電ギャップの
ギャップ長さと、前記放電ガスの封入気圧と、の積が、
2cm・Torr〜5cm・Torrとされていること
を特徴としている。請求項3記載の面放電型プラズマデ
ィスプレイパネルにおいては、請求項1又は2に記載の
面放電型プラズマディスプレイパネルにおいて、前記2
つの放電ギャップのうちの狭い方の放電ギャップに対応
した維持電極にのみ直列抵抗を接続したことを特徴とし
ている。請求項4記載の面放電型プラズマディスプレイ
パネルにおいては、請求項3記載の面放電型プラズマデ
ィスプレイパネルにおいて、前記直列抵抗の抵抗値は、
前記狭い方の放電ギャップに放電を発生させたときの該
直列抵抗による電圧降下が1.5V〜3Vであるように
選択されていることを特徴としている。請求項5記載の
面放電型プラズマディスプレイパネルの駆動方法におい
ては、請求項1ないし4のいずれかに記載の面放電型プ
ラズマディスプレイパネルを駆動するための方法とし
て、前記2つの放電ギャップのうちの狭い方の放電ギャ
ップに対応した維持電極に、細幅の予備放電パルスを印
加するとともに、前記2つの放電ギャップのうちの広い
方の放電ギャップに対応した維持電極に、前記予備放電
パルスの立ち上がりタイミングと同期した主放電パルス
を印加し、主放電を発生させて駆動することを特徴とし
ている。
【0024】請求項1記載の発明によると、維持電極を
各表示セルの両側の境界部に設け、走査電極を1本おき
の維持電極側に近付けて配置したことにより、単一セル
内において、狭い放電ギャップと広い放電ギャップとの
双方が存在している。よって、例えば、一方の放電ギャ
ップをプライミング放電のために使用し、かつ、他方の
放電ギャップを維持放電のために使用するといったよう
に、互いに異なる放電特性を有する複数の放電のそれぞ
れに対して好適な放電条件で放電させることが可能であ
る。また、隣接する表示セルが同一の維持電極を共有し
ているので、維持電極を2本にしたにしても、全体とし
て電極数が増加することがない。請求項2記載の発明に
よると、狭い方の放電ギャップのギャップ長さと放電ガ
スの封入気圧との積が、2cm・Torr〜5cm・T
orrとされていることにより、つまり、pd積(p:
封入気圧、d:放電ギャップ)がパッシェンミニマム付
近に設定されていることにより、プライミング放電を、
広い面積においても、できるだけ低電圧で、しかも安定
して発生させることができる。請求項3記載の発明によ
ると、狭い方の放電ギャップに対応した維持電極にのみ
直列抵抗を接続しているので、狭い放電ギャップにおけ
る予備放電に基づく走査電極上への壁電荷形成を抑制す
ることができる。請求項4記載の発明によると、直列抵
抗の抵抗値が狭い方の放電ギャップに放電を発生させた
ときの直列抵抗による電圧降下が1.5V〜3Vである
ように選択されていることにより、低電圧で安定した放
電を、広い放電ギャップに生起させることができる。請
求項5記載の発明によると、狭い方の放電ギャップに対
応した維持電極に、細幅の予備放電パルスを印加して予
備放電を起こす。続いて、この予備放電効果を受けて、
広い方の放電ギャップにおいて放電を発生させるので、
単独で広い方の放電ギャップにおいて放電を起こさせる
場合に必要な電圧値よりも、大幅に低い電圧値で広い方
の放電ギャップに放電を発生させることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0026】〔第1実施形態〕図1は、本発明による面
放電型プラズマディスプレイパネルの電極構造を模式的
に示す平面図である。本発明による面放電型プラズマデ
ィスプレイパネルは、複数の走査ライン1と、これに直
交配置された複数のデータライン2と、から構成されて
いる。走査ライン1とデータライン2との複数の交差点
が、それぞれ、表示セル3となる。
【0027】1本の走査ライン1には、第1維持電極
(維持電極)4および第2維持電極(維持電極)5が設
けられ、これら2本の維持電極4、5間に走査電極6が
配置されている。このような構成により、1つの表示セ
ル3には、第1維持電極4と走査電極6との間の第1放
電ギャップ7、および、第2維持電極5と走査電極6と
の間の第2放電ギャップ8といった2種類の放電ギャッ
プが形成されている。ここで、データライン2にデータ
電極9が配置されていることは、図11に示した従来の
で構造と同様である。
【0028】図2は、本発明による面放電型プラズマデ
ィスプレイパネルにおける表示セル3の断面構造を示す
分解斜視図である。図2における各構造物の材質、形成
方法などは、図12に関連して説明したものと同様であ
るので、その説明を簡略化する。
【0029】本発明による面放電型プラズマディスプレ
イパネルにおいては、第1基板をなす前面基板10の内
面に走査電極6と第1および第2維持電極4、5とが形
成される。これら走査電極6、および、第1および第2
維持電極4、5は、ITOもしくはSnO2 からなる幅
広の透明電極6a、4a、5aと、その導電性を補うた
めの細いバス電極6b、4b、5bから構成される。こ
のバス電極6b、4b、5bは、Al薄膜、Cr/Cu
/Crの3層構造薄膜、あるいは、Agの厚膜から形成
される。
【0030】走査電極6と維持電極4、5とは、透明誘
電体層13で被覆されている。この透明誘電体層13
は、低融点鉛ガラスを厚膜印刷して形成される。透明誘
電体層13上に表示セル3を区画するため、および、後
面基板14との間隙を所定寸法に保つために、走査側隔
壁15が設けられる。この走査側隔壁15は、例えば、
厚膜印刷による絶縁層を複数層重ねることにより形成さ
れる。走査側隔壁15が形成された後、透明誘電体層1
3の表面は、図2には図示されていないMgO製の保護
層により被覆される。保護層をなすMgO層は、電子ビ
ーム蒸着またはスパッタリング法により形成される。
【0031】一方、第2基板をなす後面基板14の構造
は、図12に関連して説明したものと同じである。すな
わち、第2基板をなす後面基板14上には、データ電極
9が、例えば、Al薄膜やAg厚膜で形成され、このデ
ータ電極9は、白色誘電体層16で被覆される。白色誘
電体層16は、白色の顔料として酸化チタンや酸化アル
ミニウムの粉末を混合した低融点ガラスを厚膜印刷する
ことにより形成される。白色誘電体層16上には、表示
セル3を区画するとともに、前面基板10との間隙寸法
を確保するためのデータ側隔壁17が設けられる。さら
に、所定の発光色の蛍光体層18が、データ側隔壁17
の側面と白色誘電体層16の表面とに例えば厚膜印刷に
より形成される。
【0032】また、第1および第2維持電極4、5のバ
ス電極4b、5bは、走査側隔壁15に対して、透明誘
電体層13を介して立体的に重なるように配置すると良
い。このようにすることで、蛍光体層18からの発光
が、透過する面積を広くとることができる。
【0033】前面基板10と後面基板14とは、走査電
極6および維持電極4、5と、データ電極9と、が互い
に直交するように組み合わされ、図2には図示されてい
ない低融点ガラスにより、封止される。パネル内部に
は、放電可能なガス、例えば、He、Ne、Xe等の混
合ガスが400〜500Torrの圧力で封入される。
【0034】以上説明したような構成において、第1維
持電極4と走査電極6との間の第1放電ギャップ7は、
約80μmに設定されている。ここで、上記のように、
He、Ne、Xe等の混合ガスを400〜500Tor
rの圧力で封入した場合には、この第1放電ギャップ7
は、50〜100μmであることが好ましい。
【0035】一方、第2維持電極5と走査電極6との間
の第2放電ギャップ8は、第1放電ギャップ7よりも広
く、200〜300μmの範囲とされている。
【0036】次に、上述のように構成された面放電型プ
ラズマディスプレイパネルの駆動方法について、図3を
参照して説明する。図3は、本発明による放電動作を説
明するための図であって、駆動波形と、この駆動波形に
基づく放電電流波形を示す図である。
【0037】走査電極6に対して走査電極パルス19が
印加されると、まず、狭い方の第1放電ギャップ7にお
いて、狭ギャップ放電20が発生する。所定の波高値以
上では、引き続いて広い方の第2放電ギャップ8におい
ても、先に発生した第1放電ギャップ7における狭ギャ
ップ放電20に基づく予備放電効果によって、比較的低
電圧であっても、広ギャップ放電21が発生する。ま
た、第1および第2維持電極4、5に対して、維持電極
パルス22を印加した場合も同様である。
【0038】図4は、第1および第2放電ギャップ7、
8を、それぞれ単独で動作させた場合と、上記のように
連動させて動作させた場合と、において、放電開始電圧
を比較して示す図である。図から、2つの放電ギャップ
7、8を連動動作させた場合には、広い方の第2放電ギ
ャップ8における放電開始電圧が大幅に減少することが
わかる。
【0039】ただし、このような放電動作を行うと、最
初の第1放電ギャップ7における放電により、走査電極
6上に壁電荷が形成される。この壁電荷は、第2放電ギ
ャップ8における放電開始に際して、走査電極6と第2
維持電極5との間の相対電位差を減少させるよう作用す
る。よって、第2放電ギャップ8の放電開始電圧を、さ
らに低減させるためには、この走査電極6上への壁電荷
形成を抑制する必要がある。
【0040】本実施形態においては、第1放電ギャップ
7における予備放電による走査電極6上への壁電荷形成
を抑制するために、第1維持電極4に直列に電気抵抗
(図示せず)を挿入した。この電気抵抗は、パネルに内
蔵することもできるし、パネルの外部に接続することも
できる。この電気抵抗の抵抗値は、十分な予備放電効果
が得られるような強さの放電を発生させ、かつ、走査電
極6上に過剰な壁電荷を形成しないような値に設定する
ことが必要である。
【0041】図5は、上記連動駆動を行った場合の、第
1および第2放電ギャップ7、8のそれぞれの放電開始
電圧と、第1維持電極4に挿入した電気抵抗値と、の関
係を示す図である。本図に示す電気抵抗値は、抵抗を挿
入しないときに第1放電ギャップ7に流れる放電電流が
1mAの場合である。2mAの電流が流れるような場合
には、本図の横軸の抵抗値を半分とすれば良い。ここで
の電流値は、図3に示したようなパルス状の放電電流
を、放電周期に対して十分に長い時間で平均化したもの
である。
【0042】抵抗値の増大に対して、第1放電ギャップ
7の放電開始電圧は、緩やかに上昇しており、一方、第
2放電ギャップ8の放電開始電圧は、抵抗値が1.5〜
3kΩのところで最小値をとっている。したがって、挿
入抵抗値を1.5〜3kΩとし、第2放電ギャップ8の
放電開始電圧以上の電圧を走査電極6と維持電極4、5
との間に印加すれば、低電圧で安定した放電を、第2放
電ギャップ8に生起させることができる。すなわち、抵
抗値は、第1放電ギャップ7に流れる電流による平均の
電圧降下が1.5〜3Vになるようにすれば良い。
【0043】また、最適な抵抗値は、電流量に対して変
化するが、プライミング放電のように、常に全画面同時
に発生させるような放電動作においては、各電極に流れ
る放電電流は、一定になる。したがって、本実施形態の
ように、直列抵抗により走査電極上の壁電荷を抑制する
方法を採用しても問題がない。
【0044】図6は、本実施形態によるプライミング動
作の一例を示す図であって、プライミング動作時におい
て、(a)走査電極6に対して印加される駆動波形と、
(b)第1および第2維持電極4、5に対して印加され
る駆動波形と、を示している。図に示すように、第1お
よび第2維持電極4、5に対しては、同じ放電パルスを
印加すれば良い。
【0045】まず、第1および第2放電ギャップ7、8
を連動動作させる場合の第2放電ギャップ8の放電開始
電圧を超えるような波高値のプライミングパルス23
を、走査電極6に対して印加する。次に、第1および第
2維持電極4、5に対して、なまり波形のプライミング
消去パルスを印加する。このように、印加する放電パル
スは、図13の従来技術に関連して説明したものと同じ
である。しかしながら、本実施形態においては、プライ
ミングパルス23の大幅な低電圧化を図ることができ
る。
【0046】上述したように、走査電極6と第1および
第2維持電極4、5との間に、プライミングパルス23
が印加されると、まず、第1放電ギャップ7において放
電が発生する。第2放電ギャップ8においては、この第
1放電ギャップ7における先行放電による予備放電効果
を受けて放電が発生する。このため、単独で第2放電ギ
ャップ8において放電を起こさせる場合と比較して、大
幅に低い電圧で、第2放電ギャップ8において放電を起
こさせることができる。
【0047】また、本実施形態においては、第1維持電
極4と第2維持電極5とは、それぞれ上下の表示セル3
で共有される形態をとっているので、図11に示す従来
の電極構成と比較しても、電極数が増加することがな
い。
【0048】〔第2実施形態〕次に、本発明の第2実施
形態について、図面を参照して説明する。本実施形態
は、上記第1実施形態において述べたところの、第1放
電ギャップにおける放電に基づく走査電極上への壁電荷
形成を抑制するための、他の方法を提供するものであ
る。表示セルの電極構造等は、上記第1実施形態と同一
である。
【0049】図7は、本実施形態による放電動作を説明
するための図であって、(a)第1維持電極に対して印
加される駆動波形と、(b)走査電極に対して印加され
る駆動波形と、(c)第2維持電極に対して印加される
駆動波形と、(d)これら駆動波形に基づく放電電流波
形と、を示している。
【0050】まず、第1維持電極4に対して所定の波高
値を有した細幅の予備放電パルス25を印加する。これ
により、第1放電ギャップ7において、予備放電26が
発生する。このとき、第2維持電極5に対しては、所定
の波高値の主放電パルス27を印加しておく。このた
め、第1放電ギャップ7における放電に基づく予備放電
効果を受けて、第2放電ギャップ8においても、比較的
低電圧で主放電28が開始する。続いて、主放電パルス
27を、走査電極6と第2維持電極5とに交互に印加す
ることにより、主放電28が継続して発生する。
【0051】予備放電を発生させるための電圧パルスを
細幅としたことにより、放電によって発生した空間電荷
は、放電空間で再結合して消滅する。これにより、走査
電極6上には、壁電荷が蓄積されることがないので、上
記第1実施形態において第1維持電極4に対して電気抵
抗を接続した場合と同様に、第2放電ギャップ8におけ
る放電開始電圧を低減することができる。
【0052】この場合、細幅の予備放電パルス25は、
その波高値が大きすぎると、本来の目的を果たさず、走
査電極6上に壁電荷を形成してしまう。また逆に、小さ
すぎると、予備放電効果が弱くなり、第2放電ギャップ
8の放電開始電圧の低減効果が小さくなる。
【0053】図8は、第1放電ギャップ7を80μm、
第2放電ギャップ8を200μmとし、He、Ne、X
e等の混合ガスを400Torrの圧力で封入した場合
の、予備放電パルス25の波高値と、第2放電ギャップ
8の放電開始電圧と、の関係を示す図である。ここで、
予備放電パルス25のパルス幅は1.5μs、予備放電
パルス25の印加タイミングは1.5μsとした。この
印加タイミングとは、主放電パルス27の立ち上がりか
ら、予備放電パルス25の立ち上がりまでの、遅れ時間
を意味している。
【0054】図に示すように、予備放電パルス25の波
高値を大きくしていくと、第2放電ギャップ8の放電開
始電圧は、徐々に低下して極小値をとり、さらに予備放
電パルス25の波高値を大きくしていくと、第2放電ギ
ャップ8の放電開始電圧は上昇する。したがって、予備
放電パルス25の波高値は、第2放電ギャップ8の放電
開始電圧が極小値をとる電圧値の付近に設定する、この
場合には220〜230Vに設定するのが好ましい。
【0055】図9は、第1放電ギャップ7を80μm、
第2放電ギャップ8を200μmとし、He、Ne、X
e等の混合ガスを400Torrの圧力で封入した場合
の、細幅の予備放電パルス25の印加タイミングと、第
2放電ギャップ8の放電開始電圧と、の関係を示す図で
ある。ここで、予備放電パルス25のパルス幅は1.5
μsとした。また、予備放電パルス25の波高値は、図
8において、第2放電ギャップ8の放電開始電圧が極小
値をとる225Vとした。
【0056】図に示すように、予備放電パルス25の印
加タイミングを大きくしていくと、第2放電ギャップ8
の放電開始電圧は、徐々に低下して1.4μsで極小値
をとる。これ以上に印加タイミングを大きくしていく
と、第2放電ギャップ8の放電開始電圧はかえって上昇
する。したがって、予備放電パルス25の印加タイミン
グは、1〜2μsに設定するのが好ましい。
【0057】図10は、第1放電ギャップ7を80μ
m、第2放電ギャップ8を200μmとし、He、N
e、Xe等の混合ガスを400Torrの圧力で封入し
た場合の、細幅の予備放電パルス25のパルス幅と、第
2放電ギャップ8の放電開始電圧と、の関係を示す図で
ある。ここで、予備放電パルス25の波高値は225
V、予備放電パルス25の印加タイミングは1.5μs
とした。
【0058】図に示すように、予備放電パルス25のパ
ルス幅を4μsから小さくしていくと、第2放電ギャッ
プ8の放電開始電圧は、徐々に小さくなり、1.5μs
で極小値をとる。さらにパルス幅を小さくしていくと、
予備放電の発生が不安定になり、第2放電ギャップ8の
放電開始電圧はかえって上昇する。したがって、予備放
電パルス25のパルス幅は、1〜2μsに設定するのが
好ましい。
【0059】上述のように、本実施形態によれば、細幅
の予備放電パルスを第1放電ギャップ7に対して印加す
ることにより、まず、第1放電ギャップ7において予備
放電26を発生させ、続いて、この予備放電効果を受け
て、第2放電ギャップ8において放電を発生させるの
で、単独で第2放電ギャップ8において放電を起こさせ
る場合に必要な電圧値よりも、大幅に低い電圧値で第2
放電ギャップ8に放電を発生させることができる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の面放電型
プラズマディスプレイパネルおよびその駆動方法によれ
ば、維持放電における発光効率を重視して放電ギャップ
を広くしても、広い表示面積で安定してプライミング放
電の発生、消去を制御することができる面放電型プラズ
マディスプレイパネルおよびその駆動方法を実現するこ
とができる。より詳細には、本発明による面放電型プラ
ズマディスプレイパネルの構造と駆動方法による放電動
作においては、狭い放電ギャップでの放電を先行して発
生させ、続いてこの狭い放電ギャップでの放電による予
備放電効果を利用して広い放電ギャップでの放電を生起
させるという放電の連鎖をとる。このため、これまで駆
動が困難であった広い放電ギャップでの比較的周期が長
い放電動作、例えばプライミング放電などが低電圧で駆
動可能となる。これにより、広い放電ギャップを採用す
ることが可能となり、高輝度・高効率な発光動作が可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による面放電型プラズマディスプレイ
パネルの電極構造を模式的に示す平面図である。
【図2】 図1の面放電型プラズマディスプレイパネル
における表示セルの断面構造を示す分解斜視図である。
【図3】 本発明による放電動作を説明するための図で
あって、(a)走査電極に対して印加される駆動波形
と、(b)第1および第2維持電極に対して印加される
駆動波形と、(c)これら駆動波形に基づく放電電流波
形と、を示している。
【図4】 第1および第2放電ギャップを、それぞれ単
独で動作させた場合と、連動させて動作させた場合と、
において、放電開始電圧を比較して示す図である。
【図5】 連動駆動を行った場合の、第1および第2放
電ギャップのそれぞれの放電開始電圧と、第1維持電極
に挿入した電気抵抗値と、の関係を示す図である。
【図6】 第1実施形態によるプライミング動作の一例
を示す図であって、プライミング動作時において、
(a)走査電極に対して印加される駆動波形と、(b)
第1および第2維持電極に対して印加される駆動波形
と、を示している。
【図7】 本実施形態による放電動作を説明するための
図であって、(a)第1維持電極に対して印加される駆
動波形と、(b)走査電極に対して印加される駆動波形
と、(c)第2維持電極に対して印加される駆動波形
と、(d)これら駆動波形に基づく放電電流波形と、を
示している。
【図8】 細幅の予備放電パルスの波高値と、第2放電
ギャップの放電開始電圧と、の関係を示す図である。
【図9】 細幅の予備放電パルスの印加タイミングと、
第2放電ギャップの放電開始電圧と、の関係を示す図で
ある。
【図10】 細幅の予備放電パルスのパルス幅と、第2
放電ギャップの放電開始電圧と、の関係を示す図であ
る。
【図11】 従来のマトリクス表示を行う面放電型プラ
ズマディスプレイパネルの一例を模式的に示す図であ
る。
【図12】 図11の面放電型プラズマディスプレイパ
ネルにおける表示セルの断面構造を示す分解斜視図であ
る。
【図13】 面放電型プラズマディスプレイパネルの従
来の駆動波形の一例であって、(a)は維持電極に対し
て、(b)は走査電極に対して、(c)はデータ電極に
対して、それぞれ印加される電圧波形を示している
【図14】 階調表示駆動の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 走査ライン 3 表示セル 4 第1維持電極(維持電極) 5 第2維持電極(維持電極) 6 走査電極 7 第1放電ギャップ 8 第2放電ギャップ 10 前面基板(絶縁基板) 25 予備放電パルス 27 主放電パルス 28 主放電

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の表示セルの走査ラインに対応する
    走査電極と、この走査電極との間に放電ガスが封入され
    た放電空間を介して放電動作を行う維持電極と、を同一
    の絶縁基板上に具備した面放電型プラズマディスプレイ
    パネルにおいて、 前記維持電極を各表示セルの両側の境界部に、1本の維
    持電極を隣接表示セルで共用できるように配設するとと
    もに、前記各維持電極と交互に配設される前記走査電極
    を1本おきの維持電極側に近付けて配置し、各表示セル
    に長さの異なる2つの放電ギャップを構成することを特
    徴とする面放電型プラズマディスプレイパネル。
  2. 【請求項2】 前記表示セル内に形成された前記2つの
    放電ギャップのうちの狭い方の放電ギャップのギャップ
    長さと、前記放電ガスの封入気圧と、の積が、2cm・
    Torr〜5cm・Torrとされていることを特徴と
    する請求項1記載の面放電型プラズマディスプレイパネ
    ル。
  3. 【請求項3】 前記2つの放電ギャップのうちの狭い方
    の放電ギャップに対応した維持電極にのみ直列抵抗を接
    続したことを特徴とする請求項1又は2に記載の面放電
    型ディスプレイパネル。
  4. 【請求項4】 前記直列抵抗の抵抗値は、前記狭い方の
    放電ギャップに放電を発生させたときの該直列抵抗によ
    る電圧降下が1.5V〜3Vであるように選択されてい
    ることを特徴とする請求項記載の面放電型プラズマデ
    ィスプレイパネル。
  5. 【請求項5】 請求項1ないしのいずれかに記載の面
    放電型プラズマディスプレイパネルを駆動するための方
    法であって、 前記2つの放電ギャップのうちの狭い方の放電ギャップ
    に対応した維持電極に、細幅の予備放電パルスを印加す
    るとともに、前記2つの放電ギャップのうちの広い方の
    放電ギャップに対応した維持電極に、前記予備放電パル
    スの立ち上がりタイミングと同期した主放電パルスを印
    加し、主放電を発生させて駆動することを特徴とする面
    放電型プラズマディスプレイパネルの駆動方法。
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