JPH0991510A - 自動販売機の冷却装置 - Google Patents

自動販売機の冷却装置

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Publication number
JPH0991510A
JPH0991510A JP24416395A JP24416395A JPH0991510A JP H0991510 A JPH0991510 A JP H0991510A JP 24416395 A JP24416395 A JP 24416395A JP 24416395 A JP24416395 A JP 24416395A JP H0991510 A JPH0991510 A JP H0991510A
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JP
Japan
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solenoid valve
cold
hot
refrigerant
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Application number
JP24416395A
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English (en)
Inventor
Yoshibumi Masatoki
義文 正時
Takeshi Aizawa
毅 相沢
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動販売機の冷却装置において、商品収納室
のコールド負荷量の減少に伴う低圧圧力の低下を防止
し、また、高圧圧力および凝縮能力を適正に保ち、冷媒
の循環量の変動に対応し精度良く所定の冷却性能を得る
とともに圧縮比や運転率の上昇を防止して消費電力量を
少なくすることを課題とする。 【解決手段】 圧縮機6と、凝縮器8と、3以上の商品
収納室2のそれぞれに設けられたキャピラリチューブ1
0A,10B,10Cと電磁弁12a,16a,22と
冷却器4A,4B,4Cとを順次環状に連結し、また庫
外ファン7の回転数を変える周波数変換装置23からな
り、少なくとも一つのキャピラリチューブ10Cと電磁
弁22の間と他のキャピラリチューブ10A,10Bと
電磁弁12a,16aの間を連結する接続配管24,2
5を配設して前記課題の解決手段とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷却加温システム
を備えた自動販売機の冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動販売機による販売商品の多様
化に伴い、多室のホットアンドコールドタイプの自動販
売機が増加し、1つのコンデンシングユニットで多室を
冷却するシステムが提案されている(例えば特公昭60
−30996号公報)。
【0003】以下、従来の自動販売機につき図3から図
6を基に説明する。1は自動販売機の本体キャビネッ
ト、2Aはコールド専用商品収納室、2Bはホットまた
はコールド品収納室である。コールド専用商品収納室2
A内に庫内ファン3A,冷却器4Aが設置され、ホット
またはコールド商品収納室2B内に庫内ファン3B,冷
却器4B,ヒータ5Bが設置されている。
【0004】また、本体キャビネット1の下部機械室に
は圧縮機6,庫外ファン7,凝縮器8を組み合わせた冷
凍機のコンデンシングユニット9が配備されており前記
冷却器4A,4Bとで冷媒回路を構成している。冷却器
4A,4Bはそれぞれキャピラリチューブ10A,10
Bを介してコンデンシングユニット9へ互いに並列に配
管接続されている。11Aは冷却器4Aの分岐冷媒回
路、11Bは冷却器4Bの分岐冷媒回路である。
【0005】12は第2電磁弁で分岐冷媒回路11Bの
入口側に設けられている。13Aは第1サーモスタット
で冷却器4Aに配置され、コールド専用商品収納室2A
のコールド温度制御を行っている。13Bは第2サーモ
スタットで冷却器4Bに配置され、ホットまたはコール
ド商品収納室2Bのコールド温度制御を行っている。1
4Bはサーモスタットでヒータ5Bに配置されホットま
たはコールド商品収納室2Bのホット温度制御を行って
いる。
【0006】15は冷温切替スイッチで、ホットまたは
コールド商品収納室2Bのホット温度制御とコールド温
度制御の切替えを行っている。16は第1電磁弁で分岐
冷媒回路11Aの入口側に設けられている。17は第1
リレーで電気回路的に第1電磁弁16と並列に、第1サ
ーモスタット13Aと直列に接続されている。17’は
第1リレー17の接点である。18は第2リレーで電気
回路的に第2電磁弁12と並列に、第2サーモスタット
13Bと直列に接続されている。
【0007】18’は第2リレー18の接点で、1つは
電気回路的に第1リレー17の接点17’と並列に、も
う1つは電気回路的に第2リレー18と直列に接続され
ている。
【0008】19は第3リレーで、電気回路的に並列に
接続された第1リレー17の接点17’,第2リレー1
8の接点18’と直列に接続されている。
【0009】19’は第3リレー19の接点で、1つは
第2リレー18の接点18’と並列にかつ第2リレー1
8と直列に接続されている。もう1つはコンデンシング
ユニット9と電気回路的に直列に接続され、コンデンシ
ングユニット9を制御している。
【0010】上記構成において、コールド専用商品収納
室2A,ホットまたはコールド商品収納室2Bがともに
コールド設定の場合、第1サーモスタット13Aがオフ
すれば、第1電磁弁16が閉じ、第1リレー17の回路
がオフとなり、その接点17’がオフする。
【0011】さらに、第2サーモスタット13Bがオフ
になると、第2電磁弁12が閉じるとともに第2リレー
18の回路がオフとなりその接点18’がオフとなる。
従って第3リレー19の回路がオフとなり第3リレー1
9の接点19’が開いて、コンデンシングユニット9が
停止する。
【0012】また、第2サーモスタット13Bが第1サ
ーモスタット13Aより先にオフした場合も同様なプロ
セスでコンデンシングユニット9が停止する。第1サー
モスタット13A,第2サーモスタット13Bがともに
オフしないとコンデンシングユニット9は停止しない。
【0013】また、第2サーモスタット13Bがオンし
た場合、第2電磁弁12は開くが第2リレー18の接点
18’がオンせず、従って第3リレー19の接点19’
もオンとならずコンデンシングユニット9は起動しな
い。
【0014】逆に、第1サーモスタット13Aがオンし
た場合は、第1電磁弁16が開き、第1リレー17の接
点17’がオンし、従って第3リレー19の接点19’
がオンするためコンデンシングユニット9は起動する。
【0015】従って第1サーモスタット13Aのオンに
よってコンデンシングユニット9が起動し、コールド専
用商品収納室2A,ホットまたはコールド商品収納室2
Bがともに所定の冷却性能が得られる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら以上のよ
うな冷却装置の構成では、ホットまたはコールド商品収
納室がコールド設定で冷却器4A,4Bの両方に冷媒が
流れている場合は、2本のキャピラリチューブ10A,
10Bに並列に流れた場合の絞り抵抗に対する減圧量と
なるが、ホットまたはコールド商品収納室2Bをホット
設定の場合、冷却器4A1方のみに冷媒が流れる。
【0017】この場合、圧縮機の冷媒押出量が変わらな
いのに、1本のキャピラリチューブ10Aの絞り抵抗と
なる。これは冷媒が並列に流れた場合の絞り抵抗に対し
て大きく、従って減圧量も大きくなり、冷却器4Aの低
圧圧力が下がるため、蒸発温度が過度に下がり、また、
冷媒循環量も減少するので、精度の良い所定の冷却性能
が得られない。また、圧縮機の圧縮比の増大により電気
消費の増大という課題があった。
【0018】本発明は前記課題を解決し、精度の良い冷
却性能と電力効率の良い自動販売機の冷却装置を提供す
るものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
請求項1記載に係る発明は、圧縮機と、凝縮器と、複数
の商品収納室のそれぞれに設けられたキャピラリチュー
ブと電磁弁と冷却器とを順次環状に連結して、それぞれ
のキャピラリチューブと電磁弁の間を連結する接続配管
を有し、1方の商品収納室がホットの温度選択時には前
記商品収納室側の電磁弁を閉じるようにしたものであ
る。また、請求項2記載に係る発明は、圧縮機と、凝縮
器と、3以上の商品収納室のそれぞれに設けられたキャ
ピラリチューブと電磁弁と冷却器とを順次環状に連結
し、該凝縮器を冷却する庫外ファンと庫外ファンの回転
数を変える周波数変換装置からなり、少なくとも1つの
商品収納室のキャピラリチューブと電磁弁の間と他の全
ての商品収納室のキャピラリチューブと電磁弁の間を連
結する接続配管を有し、いずれかの商品収納室がホット
の温度選択時には該商品収納室側の電磁弁を閉じるとと
もに、全電磁弁のうち開いている電磁弁の数に対応して
庫外ファンの回転数を制御するように構成したものであ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明は請求項1記載に係る発明
により、圧縮機と凝縮器と複数の商品収納室のそれぞれ
に設けられたキャピラリチューブと電磁弁と冷却器とを
順次環状に連結し、それぞれのキャピラリチューブと電
磁弁の間を連結する接続配管を有し、1方の商品収納室
がホットの温度選択時には前記商品収納室側の電磁弁を
閉じるようにしており、複数の商品収納室がともにコー
ルドの温度設定の場合、凝縮器で凝縮された冷媒は商品
収納室の冷媒回路、キャピラリチューブ,電磁弁,冷却
室を互いに並列に流れる。この場合、冷却器やその他の
配管の抵抗は十分に小さく、キャピラリチューブの抵抗
によって冷却室の低圧圧力,蒸発温度,冷媒の循環量が
決まり、所定の冷却特性が得られる。1つの商品収納室
がホットの温度設定を選択した場合、その商品室側の電
磁弁は閉じられるが、冷媒は接続配管の作用により、複
数の商品収納室がともにコールドの場合と同様に、それ
ぞれのキャピラリチューブを並列に流れて接続配管を経
て合流し、コールド温度設定の商品収納室側の電磁弁を
通り冷却室内を流れる。この場合、冷媒回路に対する抵
抗はそれぞれのキャピラリチューブの並列接続抵抗であ
り、両者はほぼ同等である。
【0021】また、請求項2記載に係る発明により、圧
縮機と、凝縮器と、3以上の商品収納室のそれぞれに設
けられたキャピラリチューブと電磁弁と冷却器とを順次
環状に連結し、前記凝縮器を冷却する庫外ファンと庫外
ファンの回転数を変える周波数変換装置からなり、少な
くとも1つの商品収納室のキャピラリチューブと電磁弁
の間と他の全ての商品収納室のキャピラリチューブと電
磁弁の間を連結する接続配管を有し、いずれかの商品収
納室がホットの温度設定選択時にはその商品収納室側の
電磁弁が閉じるとともに、全電磁弁のうち開いている電
磁弁の数に対応して庫外ファンの回転数を制御するよう
にしており、全ての商品収納室がコールドの温度設定を
選択した場合は、冷媒は全ての商品収納室のキャピラリ
チューブから電磁弁を通って冷却室へ互いに並列に流れ
る。この場合、キャピラリチューブの抵抗によって冷却
室の低圧圧力,蒸発温度,冷媒の循環量が決まる。いく
つかの商品収納室がホットの温度設定を選択した場合、
その商品収納室の電磁弁は閉じるが接続配管の作用によ
り、全ての商品収納室がコールド温度設定の場合と同様
に、冷媒は全てのキャピラリチューブを並列に流れ接続
配管を経て合流し、コールド温度設定をした商品収納室
の電磁弁を通って冷却室を流れる。この場合、冷媒回路
に対する抵抗は全てのキャピラリチューブの並列接続抵
抗であり、両者はほぼ同等である(但し冷却室への流入
はコールド温度設定の商品収納室の冷却室のみ)。ま
た、電磁弁を開いている数の差による冷媒循環量の差に
ついては電磁弁の開いている数により周波数変換装置で
周波数を変え凝縮器を冷却する庫外ファンの回転数を変
えて(開いている)いる電磁弁の数が多い時は冷却力を
強くする凝縮器を適度に冷却し高圧圧力を制御する。
【0022】以上、各請求項記載に係る発明の作用を発
揮することができる種々の形態の自動販売機が実現でき
るものであるが、具体的実施例として以下に記載する。
【0023】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の実施例1について、図面を
基に説明する。
【0024】図1は、本実施例の自動販売機の冷却装置
の冷媒配管図である。図1において、図5に示す従来例
と異なる点の1点目は、第1電磁弁16aはキャピラリ
チューブ10A(絞り抵抗をRAとする)と冷却器4A
の間に、第2電磁弁12aはキャピラリチューブ10B
(絞り抵抗をRBとする)と冷却器4Bの間に配設した
ことである。
【0025】2点目はキャピラリチューブ10Aと第1
電磁弁16aの間とキャピラリチューブ10Bと第2電
磁弁12aの間を接続配管21で連結したことである。
【0026】次に、この実施例1の作用について説明す
る。コールド専用商品収納室2A,ホットまたはコール
ド商品収納室2Bがともにコールド設定の場合、第1電
磁弁16a,第2電磁弁12aは開であり、凝縮器8で
凝縮された冷媒はそれぞれキャピラリチューブ10A,
10B及び冷却器4A,4B内を互いに並列に流れる。
この場合、冷却器4A,4Bおよび他の配管の抵抗は十
分に小さく、キャピラリチューブ10A,10Bの絞り
抵抗RA、RBにより循環量が決まって所定の冷却性能
が得られる。
【0027】次に、ホットまたはコールド商品収納室2
Bがホットの温度設定の場合、第1電磁弁16aは開、
第2電磁弁12aは閉となる。凝縮器8で凝縮された冷
媒はそれぞれキャピラリチューブ10A,10B内を互
いに並列に流れ、接続配管21を経て合流し第1電磁弁
16aを通って冷却器4A内を流れる。前述の如く、冷
媒回路の中で冷却器4A,4Bおよび他の配管の流体抵
抗は十分に小さく、冷却器4Aの低圧圧力や冷媒の循環
量に大きく影響するのはキャピラリチューブ10A,1
0Bの絞り抵抗RA,RBである。ホットまたはコール
ド商品収納室2Bがホットの温度設定により第2電磁弁
12aが閉じても接続配管21の作用により、ホットま
たはコールド商品収納室2Bがコールド温度設定をした
時と同様、冷媒はキャピラリチューブを互いに並列に流
れる(冷却器は4Aのみ)のでキャピラリチューブ10
A,10Bの並列抵抗はほぼ同じである。従って、冷却
器4Aの低圧圧力の低下を防止でき、適度な蒸発温度が
得られる。また、冷媒循環量もほぼ変らず、精度良く所
定の冷却性能が得られる。なお、コールド専用商品収納
室2A,ホットまたはコールド商品収納室2Bがそれぞ
れ1つの例を示したがこれらは複数であっても本発明の
技術思想を具体化できるものである。
【0028】(実施例2)以下、本発明の実施例2を図
面を基に説明する。図2は、本実施例の自動販売機の冷
却装置の冷媒配管図である。
【0029】図2において、図1の構成と異なる点の1
点目は、ホットまたはコールド商品収納室2Cおよび庫
内ファン3C,冷却器4C,ヒータ5C,キャピラリチ
ューブ10C,第3サーモスタット13C,サーモスタ
ット14C,第3電磁弁22の追加と凝縮器8を冷却す
る庫外ファン7の回転数を変える周波数変換装置23を
設けたことである。
【0030】第3電磁弁22はキャピラリチューブ10
C(絞り抵抗をRCとする)と冷却器4Cの間に配設さ
れている。2点目は接続配管24,25を設けた点であ
る。
【0031】接続配管25はキャピラリチューブ10A
と第1電磁弁16aの間とキャピラリチューブ10Cと
第3電磁弁22の間を、また、接続配管24はキャピラ
リチューブ10Bと第2電磁弁12aの間とキャピラリ
チューブ10Cと第3電磁弁22の間を接続する。周波
数変換装置23は庫外ファン7の回転数を3段階に変え
るよう設定している。
【0032】次に、この実施例の作用を説明する。コー
ルド専用商品収納室2A,ホットまたはコールド商品収
納室2B,2Cがともにコールド設定の場合、電磁弁1
6a,12a,22は開であり、凝縮器8で凝縮された
冷媒はそれぞれキャピラリチューブ10A,10B,1
0Cから冷却器4A,4B,4C内を互いに並列に流れ
る。冷却器4A,4B,4Cおよび他の配管の抵抗は十
分に小さく、キャピラリチューブ10A,10B,10
Cの絞り抵抗RA,RB,RCより低圧圧力が決まる。
また、冷媒の循環量はキャピラリチューブ10A,10
B,10Cの並列接続抵抗値(RA・RB・RC/RB
・RC+RA・RB+RA・RC)や凝縮器の高圧圧力
などにより決まる高圧圧力を安定させるためには第1,
第2,第3電磁弁が開いて流量が多い時は庫外ファン7
の回転数をあげ冷却力を強くする必要がある。従って、
このモードでは電磁弁の開いている数3に対応して周波
数変換装置23により庫外ファン7の回転数(風量)を
「強」として、凝縮器8の高圧圧力の上昇を抑え循環量
を適正に保ち所定の冷却性能が得られる。
【0033】次にホットまたはコールド商品収納室2B
がコールド、ホットまたはコールド商品収納室2Cがホ
ットの温度設定で第1電磁弁16は開、第2電磁弁12
は開、第3電磁弁22は閉の場合、凝縮器8で凝縮され
た冷媒はそれぞれキャピラリチューブ10A,10B,
10C内を互いに並列に流れ接続配管25を経て合流し
第1電磁弁16a,第2電磁弁12aを通って冷却器4
A,4B内を流れる。従ってホットまたはコールド商品
収納室2Cがホットの温度設定で第3電磁弁22が閉じ
ても接続配管25の作用によりホットまたはコールド商
品収納室2Cがコールド温度設定をした時と同様、冷媒
はキャピラリチューブ10A,10B,10Cを互いに
並列に流れるのでキャピラリチューブの並列抵抗はほぼ
同等になる(但し冷却器4Cには流れない)。
【0034】従って、冷却器4A,4Bの低圧圧力の低
下を防止でき、適度な蒸発温度が得られる。
【0035】また、このモードでは、電磁弁の開いてい
る数2に対応し周波数変換装置23により庫外ファン7
の回転数(風量)を「中」として凝縮器8の高圧圧力を
適正に保持し、冷媒循環量を適正に保ち、所定の冷却性
能が得られる。また、圧縮比や運転率の上昇を防止する
ことができる。
【0036】次にホットまたはコールド商品収納室2
B,2Cがともにホット設定で第1電磁弁16aは開、
第2電磁弁12aは閉、第3電磁弁22は閉の場合、凝
縮器8で凝縮された冷媒はそれぞれキャピラリチューブ
10A,10B,10C内を互いに並列に流れ接続配管
24,25を経て合流し第1電磁弁16aを通って冷却
器4A内を流れる。前記原理と同様、接続配管24,2
5の作用により、ホットまたはコールド商品収納室2
B,2Cがコールド温度設定した時と同様、冷媒はキャ
ピラリチューブ10A,10B,10Cを互いに並列に
流れるので冷却抵抗はほぼ同等となる(但し冷却室4A
内へ流れる)。
【0037】従って冷却器4Aの低圧圧力の低下を防止
でき、適度な蒸発温度が得られる。また、このモードで
は電磁弁の開いている数1に対応して周波数変換装置2
3により庫外ファン7の回転数(風量)を「弱」として
凝縮器8の高圧圧力の適正を保持し、冷媒循環量を適正
に保ち、所定の冷却性能を得る。また、圧縮比や運転率
を低下させ消費電力の削減ができる。
【0038】
【発明の効果】以上のように請求項1記載に係る発明
は、圧縮機と、凝縮器と、複数の商品収納室のそれぞれ
に設けられるキャピラリチューブと電磁弁と冷却器とを
順次環状に連結し、それぞれのキャピラリチューブと電
磁弁の間を連結する接続配管を有し、1方の商品収納室
がホットの温度選択時にはその商品収納室側の電磁弁を
閉じるように構成したものであり、1方の商品収納室が
ホットの温度選択により、その電磁弁を閉じても、接続
配管の作用により複数の商品収納室がコールドの温度設
定をした時と同様、冷媒はキャピラリチューブを互いに
並列に流れるのでその並列抵抗はほぼ同じになり冷却室
の低圧圧力は低下しない。従って適度な蒸発温度が得ら
れるとともに冷媒循環量も保持され、精度良く所定の冷
却性能を得ることができる。
【0039】また、請求項2記載に係る発明は、圧縮機
と、凝縮器と、3以上の商品収納室のそれぞれに設けら
れたキャピラリチューブと電磁弁と冷却器とを順次環状
に連結し、前記凝縮器を冷却する庫外ファンと庫外ファ
ンの回転数を変える周波数変換装置を備え、少なくとも
1つの商品収納室のキャピラリチューブと電磁弁の間と
他の全ての商品収納室のキャピラリチューブと電磁弁の
間を連結する接続配管を有し、いずれかの商品収納室が
ホットの温度選択時にはその商品収納室側の電磁弁が閉
じるとともに、全電磁弁のうち開いている電磁弁の数に
対応して庫外ファンの回転数を制御するように構成した
ものであり、いくつかの商品収納室がホットの温度選択
時、その電磁弁を閉じても接続配管の作用により全ての
商品収納室がコールドの温度設定を選択した時と同様、
冷媒は全てのキャピラリチューブを互いに並列に流れ、
コールドの温度設定をした商品収納室の電磁弁を通って
同冷却室内を流れる。この場合キャピラリチューブの並
列抵抗はほぼ同等である。
【0040】従って冷却室の低圧圧力は低下せず適度な
蒸発温度が得られる。また、冷媒の循環量に対応するた
め、開いている電磁弁の数により周波数を変換し、凝縮
器を冷却する庫外ファンを制御して高圧圧力を適度に保
ち、より精度よく冷媒の循環量をコントロールすること
により、精度良く所定の冷却性能を得るとともに、圧縮
比や運転率の低下により消費電力の削減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における自動販売機の冷却装置の冷媒
配管図
【図2】同実施例2における自動販売機の冷却装置の冷
媒配管図
【図3】従来の自動販売機の冷却装置の要部の正面断面
【図4】同自動販売機の冷却装置の要部の側面断面図
【図5】同自動販売機の冷却装置の冷媒配管図
【図6】同自動販売機の冷却装置の制御回路図
【符号の説明】
2A コールド専用商品収納室 2B,2C ホットまたはコールド商品収納室 4A,4B,4C 冷却器 6 圧縮機 7 庫外ファン 8 凝縮器 10A,10B,10C キャピラリチューブ 12a 第2電磁弁 16a 第1電磁弁 22 第3電磁弁 21,24,25 接続配管 23 周波数変換装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機と、凝縮器と、複数の商品収納室
    のそれぞれに設けられたキャピラリチューブと電磁弁と
    冷却器とを順次環状に連結し、それぞれのキャピラリチ
    ューブと電磁弁の間を連結する接続配管を有し、1方の
    商品収納室がホットの温度選択時には前記商品収納室側
    の電磁弁を閉じるようにした自動販売機の冷却装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載に係る自動販売機の冷却装
    置において、複数の商品収納室を3つ以上の商品収納室
    とし、凝縮器を冷却する庫外ファンと庫外ファンの回転
    数を変える周波数変換装置を備え、少なくとも1つの商
    品収納室のキャピラリチューブと電磁弁の間と他の全て
    の商品収納室のキャピラリチューブと電磁弁の間を連結
    する接続配管を有し、いずれかの商品収納室がホットの
    温度選択時にはその商品収納室外の電磁弁を閉じるとと
    もに、全電磁弁のうち開いている電磁弁の数に対応して
    前記庫外ファンの回転数を制御するようにした自動販売
    機の冷却装置。
JP24416395A 1995-09-22 1995-09-22 自動販売機の冷却装置 Pending JPH0991510A (ja)

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JP (1) JPH0991510A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6182455B1 (en) 1998-06-02 2001-02-06 Sanyo Electronic Co., Ltd. Apparatus for controlling cooling unit

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US6182455B1 (en) 1998-06-02 2001-02-06 Sanyo Electronic Co., Ltd. Apparatus for controlling cooling unit

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