JPH0991009A - 車載用電子制御ユニット - Google Patents

車載用電子制御ユニット

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Publication number
JPH0991009A
JPH0991009A JP24564995A JP24564995A JPH0991009A JP H0991009 A JPH0991009 A JP H0991009A JP 24564995 A JP24564995 A JP 24564995A JP 24564995 A JP24564995 A JP 24564995A JP H0991009 A JPH0991009 A JP H0991009A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control program
control unit
electronic control
memory
external device
Prior art date
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Pending
Application number
JP24564995A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Sugimoto
欣是 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
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Publication of JPH0991009A publication Critical patent/JPH0991009A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車載用電子制御ユニットに記憶される制御プ
ログラムを書き換え可能としてコストの削減を図る 【解決手段】 センサ11から入力される信号と内部に
格納された制御プログラムとに基づいて演算処理を実行
し、その演算結果に基づいて車両のアクチュエータ14
の作動を制御する車載用電子制御ユニット1は、通信プ
ログラムだけを記憶したリードオンリーメモリ4と、制
御プログラムの書き込み及び消去が可能な不揮発メモリ
5とを備える。外部装置17を電子制御ユニット1に接
続し、ICカード32に記憶した制御プログラムを前記
通信プログラムにより電子制御ユニット1に送信して不
揮発メモリ5に展開することにより、不揮発メモリ5に
記憶した制御プログラムの書き換えが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、センサから入力さ
れた信号と内部に格納された所定の制御プログラムとに
基づいて演算処理を実行し、その演算結果に基づいて車
両のアクチュエータの作動を制御する車載用電子制御ユ
ニットに関する。
【0002】
【従来の技術】車両の各種アクチュエータの作動を制御
する制御プログラムは、一般にマイクロコンピュータを
備えた電子制御ユニットのリードオンリーモメリに記憶
されている。従来はリードオンリーモメリに記憶された
記憶内容の書き換えが不能であったため、制御プログラ
ムに変更が生じた場合には電子制御ユニット全体を交換
する必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、設計変
更や改良によって制御プログラムに僅かな変更が生じた
だけでも電子制御ユニット全体を交換するとなると、そ
の交換に大きなコストが掛かる問題がある。また仕様の
異なる複数の制御プログラムが存在する場合、各制御プ
ログラムに応じて複数種類の電子制御ユニットを製造す
る必要があり、これもコスト上昇の要因となる。
【0004】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、電子制御ユニットに記憶される制御プログラムを書
き換え可能としてコストの削減を図ることを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、センサから入力される信号と内部に格納
された制御プログラムとに基づいて演算処理を実行し、
その演算結果に基づいて車両のアクチュエータの作動を
制御する車載用電子制御ユニットにおいて、リードオン
リーメモリと書き換え可能な不揮発メモリとを備えてな
り、前記リードオンリーメモリには外部装置との通信を
行うための通信プログラムが記憶されており、前記不揮
発メモリには外部装置に記憶された制御プログラムが前
記通信プログラムにより読み出されて展開されることを
特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0007】図1〜図4は本発明の第1実施例を示すも
ので、図1は電子制御ユニット及び外部装置のブロック
図、図2は外部装置プロトコルのフローチャート、図3
は電子制御ユニットプロトコルのフローチャート、図4
は制御プログラム受信のフローチャートである。
【0008】図1に示すように、車載の電子制御ユニッ
ト1は、制動に伴う車輪のロックを回避するアンチロッ
クブレーキ装置に使用されるもので、中央処理装置2
と、ランダムアクセスメモリ3と、リードオンリーメモ
リ4と、書き込み及び消去が可能であって電源を切って
も記憶内容が失われない不揮発メモリ5と、タイマー6
と、入力インターフェース7と、シリアルインターフェ
ース8と、出力インターフェース9と、それらを接続す
るバス10とから構成される。前記リードオンリーメモ
リ4には、後述する外部装置17との間で通信を行うた
めの通信プログラムだけが記憶されている。
【0009】各車輪速度を検出する車輪速センサ11…
がコネクタ12を介して入力インターフェース7に接続
されるともに、アンチロックブレーキ装置の油圧回路1
3に設けられたソレノイドバルブ14…と警報ランプ1
5とがコネクタ16を介して出力インターフェース9に
接続される。
【0010】また、電子制御ユニット1の不揮発メモリ
5に記憶された制御プログラムを書き換えるための外部
装置17は、中央処理装置18と、ランダムアクセスメ
モリ19と、リードオンリーメモリ20と、タイマー2
1と、キーボード22と、ディスプレイ23と、ICカ
ードインターフェース24と、シリアルインターフェー
ス25と、プローブインターフェース26と、それらを
接続するバス27とから構成される。
【0011】外部装置17のシリアルインターフェース
25は、コネクタ28、コネクタ29及びコネクタ12
を介して電子制御ユニット1のシリアルインターフェー
ス8に接続され、外部装置17のプローブインターフェ
ース26は、コネクタ30、プローブ31及びコネクタ
12を介して電子制御ユニット1の入力インターフェー
ス7に接続される。また外部装置17のICカードイン
ターフェース24には、制御プログラムを格納したIC
カード32がコネクタ33を介して接続可能である。
【0012】次に、電子制御ユニット1の不揮発メモリ
5に記憶された制御プログラムを外部装置17により書
き換えるための手順を説明する。
【0013】図2のフローチャートは外部装置17にお
いて実行されるプロトコルを示すもので、先ずステップ
S1で外部装置17のシリアルインターフェース25と
電子制御ユニット1のシリアルインターフェース8と
を、コネクタ28,29,12を介して接続する。外部
装置17には複数の電子制御ユニット1を同時に接続す
ることが可能である。
【0014】続くステップS2でオペレータがキーボー
ド22を操作することにより、制御プログラムの書き換
えを行うべき電子制御ユニット1を選択する。続くステ
ップS3で、選択された電子制御ユニット1から識別番
号を読み出し、ステップS4で、読み出した識別番号に
基づいて前記選択された電子制御ユニット1が制御プロ
グラムの書き換えが必要なものか否かを判断する。
【0015】前記ステップS4で制御プログラムの書き
換えが不要であると判断されると、ステップS5でディ
スレイ23にその旨が表示され、オペレータは当該電子
制御ユニット1の制御プログラムの書き換え作業を中断
する。
【0016】一方、前記ステップS4で制御プログラム
の書き換えが必要であると判断されると、ステップS6
で書き込み起動用のプローブ31を介して外部装置17
のプローブインターフェース26と電子制御ユニット1
の入力インターフェース7とを接続し、ステップS7で
プローブ31に設けた図示せぬスイッチの操作をトリガ
ーとしてプローブインターフェース26から電子制御ユ
ニット1に起動用コマンドを送信する。尚、不揮発メモ
リ5に制御プログラムが記憶されていない場合には、そ
の制御プログラムの一部である識別番号も存在しないた
め、この場合には制御プログラムの書き込みが必要であ
ると判断する。
【0017】続くステップS8で、ICカードインター
フェース24に接続されたICカード32から読み出し
た制御プログラムをランダムアクセスメモリ19に一旦
格納した後、その制御プログラムをシリアルインターフ
ェース25から電子制御ユニット1に送信する。続くス
テップS9で外部装置17の中央処理装置18は送信し
た制御プログラムのデータを確認し、且つタイマー21
で規定の時間内に送信が完了したか否かを確認する。そ
してデータに異常が検出された場合や規定時間内に送信
が完了しない場合には、外部装置17は送信に失敗した
と判断してステップS10で以後の送信を終了する。
【0018】図3のフローチャートは電子制御ユニット
1において実行されるプロトコルを示すもので、先ずス
テップS11で電源の投入後に行われる中央処理装置2
による自己診断により、不揮発メモリ5に記憶されてい
る制御プログラムをチェックする。チェックの結果、ス
テップS12で制御プログラムが存在し且つ制御プログ
ラムのデータが正常であれば、ステップS13で警報ラ
ンプ15を消灯するとともに、ステップS14で該制御
プログラムに基づいてアンチロックブレーキ制御の通常
機能を実行させる。
【0019】前記通常機能の実行中に、ステップS15
で車両が停止中であれば、ステップS16で電子制御ユ
ニット1の中央処理装置2は外部装置17からの識別番
号読み出しコマンドを受信すべく待機し、自分宛の識別
番号読み出しコマンドが受信されると、ステップS17
で外部装置17からの起動用コマンドを受信すべく待機
する。タイマー6で計時される所定時間内に起動用コマ
ンドが受信されると、ステップS18で警報ランプ15
を点灯し、制御プログラムの書き換えのために電子制御
ユニット1の機能が停止したことを警報する。
【0020】次に、ステップS19で外部装置17から
送信される制御プログラムを受信する。この制御プログ
ラム受信の内容は図4のフローチャートに基づいて後か
ら説明する。
【0021】続くステップS20で制御プログラムの受
信が正常であるか否かを判断し、受信が正常に完了して
いれば不揮発メモリ5に展開された制御プログラムのデ
ータが正常であるか否かを判断する。その結果、異常が
あればステップS21で電子制御ユニット1は受信に失
敗したと判断し、その旨を外部装置17のディスプレイ
23に表示する。一方、前記ステップS20で受信に異
常がなければ、ステップS22で警報ランプ15を消灯
して電子制御ユニット1の機能が復活したことを表示す
る。
【0022】さて、前記ステップS12で不揮発メモリ
5に制御プログラムが記憶されていないか、或いは記憶
された制御プログラムのデータに異常があれば、ステッ
プS23で不揮発メモリ5に対する正常な制御プログラ
ムの展開を促すべく警報ランプ15を点灯する。
【0023】而して、続くステップS16′,S1
7,′S19′〜S22′において正常な制御プログラ
ムが電子制御ユニット1の不揮発メモリ5に展開され
る。ここでステップS16′,S17,′S19′〜S
22′の内容は前記ステップS16,S17,S19〜
S22の内容と同一であるため、その重複する説明は省
略する。
【0024】次に、前記ステップS19,S19′(制
御プログラム受信)の具体的内容を図4のフローチャー
トに基づいて説明する。
【0025】外部装置17から受信した制御プログラム
は各々所定長さを有する複数のブロックに分割されてお
り、ステップS31で電子制御ユニット1の中央処理装
置2は受信した制御プログラムの1ブロックのデータを
ランダムアクセスメモリ3に一時的に記憶する。このと
き、制御プログラムの受信時間はタイマー6により監視
されており、ステップS32で所定時間内に1ブロック
のデータが受信された場合には正常であると判断し、続
くステップS33で制御プログラムの1ブロックのデー
タ自体が正常であるか否かを確認する。そして前記ステ
ップS33で正常であれば、ステップS34で前記1ブ
ロックのデータを不揮発メモリ5に格納し、続くステッ
プS35で外部装置17に次の1ブロックのデータの送
信を要求すべくレスポンス送信を行う。
【0026】一方、前記ステップS32又はステップS
33で異常が確認された場合には、ステップS36でそ
の回数をインクリメントするとともに、ステップS35
に移行して同じデータの再送信を要求すべくレスポンス
送信を行う。そして、前記ステップS36で所定回数以
上連続して異常が確認されると、ステップS37で異常
受信であると判断する。
【0027】ステップS38で全ブロックのデータの受
信が終了すると、ステップS39で正常受信であると判
断する。
【0028】而して、電子制御ユニット1に書き込み及
び消去が可能な不揮発メモリ5を設け、この不揮発メモ
リ5に格納された制御プログラムを外部装置17から書
き換え可能としたので、設計変更や改良によって制御プ
ログラムに変更が生じた場合であっても、電子制御ユニ
ット1全体を交換することなく制御プログラムの書き換
えのみで対応が可能となり、コストの削減に大きく寄与
することができる。
【0029】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことができる。
【0030】例えば、実施例ではアンチロックブレーキ
装置の電子制御ユニット1を例示したが、本発明はトラ
クションコントロール装置、電子制御燃料噴射装置、エ
アバッグ装置、自動変速装置等の他の任意の装置の電子
制御ユニットに対して適用することができる。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電子制御
ユニットにリードオンリーメモリと書き換え可能な不揮
発メモリとを設け、リードオンリーメモリに記憶された
通信プログラムにより外部装置に記憶された制御プログ
ラムを読み出して不揮発メモリに記憶させるので、制御
プログラムが変更になっても、電子制御ユニット全体を
交換することなく変更になった制御プログラムだけを書
き換えて使用することが可能となり、コストの削減に寄
与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子制御ユニット及び外部装置のブロック図
【図2】外部装置プロトコルのフローチャート
【図3】電子制御ユニットプロトコルのフローチャート
【図4】制御プログラム受信のフローチャート
【符号の説明】
4 リードオンリーメモリ 5 不揮発メモリ 11 車輪速センサ(センサ) 14 ソレノイドバルブ(アクチュエータ) 17 外部装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センサ(11)から入力される信号と内
    部に格納された制御プログラムとに基づいて演算処理を
    実行し、その演算結果に基づいて車両のアクチュエータ
    (14)の作動を制御する車載用電子制御ユニットにお
    いて、 リードオンリーメモリ(4)と書き換え可能な不揮発メ
    モリ(5)とを備えてなり、前記リードオンリーメモリ
    (4)には外部装置(17)との通信を行うための通信
    プログラムが記憶されており、前記不揮発メモリ(5)
    には外部装置(17)に記憶された制御プログラムが前
    記通信プログラムにより読み出されて展開されることを
    特徴とする車載用電子制御ユニット。
JP24564995A 1995-09-25 1995-09-25 車載用電子制御ユニット Pending JPH0991009A (ja)

Priority Applications (1)

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JP24564995A JPH0991009A (ja) 1995-09-25 1995-09-25 車載用電子制御ユニット

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JP24564995A JPH0991009A (ja) 1995-09-25 1995-09-25 車載用電子制御ユニット

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Publication Number Publication Date
JPH0991009A true JPH0991009A (ja) 1997-04-04

Family

ID=17136788

Family Applications (1)

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JP24564995A Pending JPH0991009A (ja) 1995-09-25 1995-09-25 車載用電子制御ユニット

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JP (1) JPH0991009A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002202895A (ja) * 2000-12-28 2002-07-19 Toyota Central Res & Dev Lab Inc 車両基本機能制御プログラム更新装置
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KR20140127765A (ko) * 2013-04-25 2014-11-04 가부시키가이샤 호리바 에스텍 유체 제어 장치

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