JPH0990294A - メガネフレームのステンド風装飾体及びその製造方法 - Google Patents
メガネフレームのステンド風装飾体及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH0990294A JPH0990294A JP27182695A JP27182695A JPH0990294A JP H0990294 A JPH0990294 A JP H0990294A JP 27182695 A JP27182695 A JP 27182695A JP 27182695 A JP27182695 A JP 27182695A JP H0990294 A JPH0990294 A JP H0990294A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- sheet
- metal oxide
- stained
- masking
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 メガネフレームに設けるステンド風の装飾体
であって、見る方向によって形成している模様が異な
り、しかも光沢をもって反射し、装飾効果の大きなステ
ンド風装飾体の提供。 【解決手段】 メガネフレームの部品に開口穴を貫通
し、この開口穴に樹脂を充填し、樹脂層内には模様や文
字等を形成したシートを埋着したものであり、このシー
ト６には金属酸化物４を真空蒸着して金属酸化物被膜を
形成している。
であって、見る方向によって形成している模様が異な
り、しかも光沢をもって反射し、装飾効果の大きなステ
ンド風装飾体の提供。 【解決手段】 メガネフレームの部品に開口穴を貫通
し、この開口穴に樹脂を充填し、樹脂層内には模様や文
字等を形成したシートを埋着したものであり、このシー
ト６には金属酸化物４を真空蒸着して金属酸化物被膜を
形成している。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はメガネフレームの装飾手
段として使用するステンド風装飾体及びその製造方法に
関するものである。
段として使用するステンド風装飾体及びその製造方法に
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】メガネフレームは所定のレンズを保持し
て顔に掛ける為の一種の道具であるが、ファッション性
が要求される為に色々な装飾が施されている。メッキや
塗装のみならず、装飾効果のある部品を取り付けする場
合がある。例えば、金属片や宝石類を止着することもそ
の一つであり、また時にはステンド風の装飾を取り付け
してメガネフレームをより華やかに見せることが出来
る。
て顔に掛ける為の一種の道具であるが、ファッション性
が要求される為に色々な装飾が施されている。メッキや
塗装のみならず、装飾効果のある部品を取り付けする場
合がある。例えば、金属片や宝石類を止着することもそ
の一つであり、また時にはステンド風の装飾を取り付け
してメガネフレームをより華やかに見せることが出来
る。
【０００３】図２は従来の一般的なメガネフレームを表
しており、このメガネフレームのツル(イ) 及びヨロイ
(ロ) にはステンド風の装飾体(ハ) 、（ニ)が取付けられて
いる。該ステンド風装飾体(ハ) 、（ニ)とはＡ−Ａ断面拡
大図を図３に示すごとく、貫通穴を形成して樹脂を充填
して硬化したものである。そしてこの樹脂層内にはコピ
ーしたシートが埋着されている。特開昭６０−５９３１
９号に係る「眼鏡枠等にステンドウ風装飾を形成する方
法」や特開平７−１５６６００号に係る「カラーコピー
を利用するステンドグラス風装飾物の製造方法」は従来
技術を表している具体例である。
しており、このメガネフレームのツル(イ) 及びヨロイ
(ロ) にはステンド風の装飾体(ハ) 、（ニ)が取付けられて
いる。該ステンド風装飾体(ハ) 、（ニ)とはＡ−Ａ断面拡
大図を図３に示すごとく、貫通穴を形成して樹脂を充填
して硬化したものである。そしてこの樹脂層内にはコピ
ーしたシートが埋着されている。特開昭６０−５９３１
９号に係る「眼鏡枠等にステンドウ風装飾を形成する方
法」や特開平７−１５６６００号に係る「カラーコピー
を利用するステンドグラス風装飾物の製造方法」は従来
技術を表している具体例である。
【０００４】上記樹脂層は透明であって、シートに描か
れている模様が該樹脂層を通して透けて見ることが出来
る。このステンド風装飾物は穴の片側にテープを貼着し
て樹脂を半分流し込んだところで上記シートを置き、更
に該シート上に同じく樹脂を流し込む。従って、シート
は樹脂に埋着された状態となって硬化し、ステンド風装
飾体が出来上がる。
れている模様が該樹脂層を通して透けて見ることが出来
る。このステンド風装飾物は穴の片側にテープを貼着し
て樹脂を半分流し込んだところで上記シートを置き、更
に該シート上に同じく樹脂を流し込む。従って、シート
は樹脂に埋着された状態となって硬化し、ステンド風装
飾体が出来上がる。
【０００５】
【本発明が解決しようとする課題】このように、メガネ
フレームの装飾手段としてステンド風装飾体を用いる場
合がある。本発明は従来のステンド風装飾体を改良して
その装飾効果を一段と向上させた装飾体並びにその製造
方法を提供する。
フレームの装飾手段としてステンド風装飾体を用いる場
合がある。本発明は従来のステンド風装飾体を改良して
その装飾効果を一段と向上させた装飾体並びにその製造
方法を提供する。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明に係るステンド風
装飾体は樹脂層に埋着するシートに特徴があって、従来
のようなカラーコピーしたシートではなくて、透明シー
トに真空蒸着及び熱転写や印刷を施して模様等を形成す
る。特に、真空蒸着に特徴があって、見る方向によって
形成している模様が異なる。しかも、蒸着して形成した
模様は光沢を持って反射し、印刷やコピーでは得られな
い装飾効果がある。
装飾体は樹脂層に埋着するシートに特徴があって、従来
のようなカラーコピーしたシートではなくて、透明シー
トに真空蒸着及び熱転写や印刷を施して模様等を形成す
る。特に、真空蒸着に特徴があって、見る方向によって
形成している模様が異なる。しかも、蒸着して形成した
模様は光沢を持って反射し、印刷やコピーでは得られな
い装飾効果がある。
【０００７】ステンド風装飾体の基本的な製造方法は従
来と同じであり、メガネフレームの部品に形成している
開口穴の片側にテープを貼着して透明なエポキシ樹脂等
を半分程度流し込み、真空蒸着にて模様付けしたシート
を置いて再び樹脂を流し込む。該樹脂が硬化することに
よって所定のステンド風装飾片が得られる。ところで、
真空蒸着にて模様を形成する場合、マスキングを施し、
該マスキングは後で除去する。ここで真空蒸着の代わり
にＩＰスパッタリングを用いることもある。以下、本発
明に係る実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
来と同じであり、メガネフレームの部品に形成している
開口穴の片側にテープを貼着して透明なエポキシ樹脂等
を半分程度流し込み、真空蒸着にて模様付けしたシート
を置いて再び樹脂を流し込む。該樹脂が硬化することに
よって所定のステンド風装飾片が得られる。ところで、
真空蒸着にて模様を形成する場合、マスキングを施し、
該マスキングは後で除去する。ここで真空蒸着の代わり
にＩＰスパッタリングを用いることもある。以下、本発
明に係る実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【０００８】
【実施例】本発明のステンド風装飾片は前記図３に示す
もの同じ形態であって、該ステンド風装飾体はツルやヨ
ロイ、又はリム外側、さらには両リムを連結している連
結部材に取付けられる。ところで、上記ステンド風装飾
体を構成する為の透明シートには真空蒸着がなされるこ
とになるが、シート全体に蒸着するのではなくて、所定
の模様や文字等を形成する為に、限られた領域にのみ蒸
着出来るようにマスキングがなされる。
もの同じ形態であって、該ステンド風装飾体はツルやヨ
ロイ、又はリム外側、さらには両リムを連結している連
結部材に取付けられる。ところで、上記ステンド風装飾
体を構成する為の透明シートには真空蒸着がなされるこ
とになるが、シート全体に蒸着するのではなくて、所定
の模様や文字等を形成する為に、限られた領域にのみ蒸
着出来るようにマスキングがなされる。
【０００９】マスキングの方法は限定しないが、例えば
コピー機を用いてシートにトナーを付着させ、この部分
には蒸着がなされないようにする。勿論、蒸着した後は
該トナーを除去しなくてはならない。マスキングが除去
されたシートには熱転写や印刷によって模様が形成さ
れ、該シートには蒸着模様と印刷模様が作られる。この
ように、模様を形成したシートは開口穴に収容される大
きさにカットされ、透明樹脂内に埋着される。埋着方法
は従来同様に開口穴の片側にテープを貼着して樹脂を流
し込み、樹脂の中間層に上記シートが埋め込まれて前記
図３に示した状態となる。
コピー機を用いてシートにトナーを付着させ、この部分
には蒸着がなされないようにする。勿論、蒸着した後は
該トナーを除去しなくてはならない。マスキングが除去
されたシートには熱転写や印刷によって模様が形成さ
れ、該シートには蒸着模様と印刷模様が作られる。この
ように、模様を形成したシートは開口穴に収容される大
きさにカットされ、透明樹脂内に埋着される。埋着方法
は従来同様に開口穴の片側にテープを貼着して樹脂を流
し込み、樹脂の中間層に上記シートが埋め込まれて前記
図３に示した状態となる。
【００１０】図１は蒸着装置を示す概略図を表してい
る。真空釜１には真空ポンプ２が取付けられ、該真空ポ
ンプ２によって真空釜１が真空状態となる。そして真空
釜１の底にはテーブル３が設けられ、テーブル３上には
金属酸化物４が置かれている。真空釜１の側部にはレー
ザー装置が取付けられていて、該装置から発射するレー
ザー光が上記金属酸化物４に照射されて蒸発する。真空
釜１の天井部には被蒸着物となるシートが配置されてい
て、該シート６、６…面に蒸発した金属粒子が付着して
金属酸化物層が形成される。
る。真空釜１には真空ポンプ２が取付けられ、該真空ポ
ンプ２によって真空釜１が真空状態となる。そして真空
釜１の底にはテーブル３が設けられ、テーブル３上には
金属酸化物４が置かれている。真空釜１の側部にはレー
ザー装置が取付けられていて、該装置から発射するレー
ザー光が上記金属酸化物４に照射されて蒸発する。真空
釜１の天井部には被蒸着物となるシートが配置されてい
て、該シート６、６…面に蒸発した金属粒子が付着して
金属酸化物層が形成される。
【００１１】ここで、金属酸化物としては酸化チタン等
であって特に限定はしないが、この金属酸化物にレーザ
ー光を照射することによって蒸発させる訳であって、該
レーザー装置５は金属酸化物４を加熱する為の１手段で
あり、別の加熱手段を用いることも出来る。シート６に
付着する金属酸化物の被膜を積層化し、干渉効果を発生
させ、所定の角度から見た場合にのみカラー反射する光
彩模様を見ることが出来る。以上述べたように、本発明
のステンド風装飾体は透明シートに金属酸化物を蒸着し
たものであって、次のような効果を得ることが出来る。
であって特に限定はしないが、この金属酸化物にレーザ
ー光を照射することによって蒸発させる訳であって、該
レーザー装置５は金属酸化物４を加熱する為の１手段で
あり、別の加熱手段を用いることも出来る。シート６に
付着する金属酸化物の被膜を積層化し、干渉効果を発生
させ、所定の角度から見た場合にのみカラー反射する光
彩模様を見ることが出来る。以上述べたように、本発明
のステンド風装飾体は透明シートに金属酸化物を蒸着し
たものであって、次のような効果を得ることが出来る。
【００１２】
【発明の効果】本発明のステンド風装飾体は透明な樹脂
層内に埋着されるシートには金属酸化物の蒸着膜が形成
されている。従って、該蒸着膜によって形成される模様
は所定の角度にて反射して光彩模様を呈すことになる。
この模様は従来のステンド風装飾体では得られない効果
であって、メガネフレームをより一層高級化することが
出来、ファッション性の高いメガネフレームとなる。
層内に埋着されるシートには金属酸化物の蒸着膜が形成
されている。従って、該蒸着膜によって形成される模様
は所定の角度にて反射して光彩模様を呈すことになる。
この模様は従来のステンド風装飾体では得られない効果
であって、メガネフレームをより一層高級化することが
出来、ファッション性の高いメガネフレームとなる。
【図１】真空蒸着装置の概略図。
【図２】ステンド風装飾片を取り付けしているメガネフ
レーム。
レーム。
【図３】図２のＡ−Ａ断面拡大図。
１ 真空釜 ２ 真空ポンプ ３ テーブル ４ 金属酸化物 ５ レーザー装置 ６ シート
Claims (5)
- 【請求項１】 メガネフレームの部品を貫通して形成し
た開口穴に樹脂を充填し、該樹脂層内には所定の模様や
文字等を形成したシートを埋着したステンド風装飾体に
おいて、上記シートには金属酸化物を真空蒸着又はＩＰ
スパッタリングして金属酸化物被膜を形成し、該金属酸
化物被膜にて所定の模様や文字等を形成したことを特徴
とするメガネフレームのステンド風装飾体。 - 【請求項２】 メガネフレームの部品を貫通して形成し
た開口穴に樹脂を充填し、該樹脂層内には所定の模様や
文字等を形成したシートを埋着したステンド風装飾体に
おいて、上記シートには金属酸化物を真空蒸着又はＩＰ
スパッタリングして金属酸化物被膜を形成し、該金属酸
化物被膜にて所定の模様や文字等を形成すると共に、熱
転写や印刷等によっても模様や文字等を形成したことを
特徴とするメガネフレームのステンド風装飾体。 - 【請求項３】 メガネフレームの部品を貫通して形成し
た開口穴に樹脂を充填し、該樹脂層内には所定の模様や
文字等を形成したシートを埋着したステンド風装飾体を
製造する方法において、透明シートにマスキング処理を
行って真空蒸着又はＩＰスパッタリングにてマスキング
以外の領域に金属酸化物の被膜層を形成し、該マスキン
グを除去すると共にこのシートを所定の大きさに裁断
し、上記開口穴の片側にはテープを貼着して樹脂を流し
込み、中間層には上記シートを置いてさらに樹脂を充填
し、その後硬化させる工程から成ることを特徴とするメ
ガネフレームのステンド風装飾体の製造方法。 - 【請求項４】 メガネフレームの部品を貫通して形成し
た開口穴に樹脂を充填し、該樹脂層内には所定の模様や
文字等を形成したシートを埋着したステンド風装飾体を
製造する方法において、透明シートには熱転写や印刷等
によって所定の模様や文字等を形成し、そして透明シー
トにマスキング処理を行って真空蒸着又はＩＰスパッタ
リングにてマスキング以外の領域に金属酸化物の被膜層
を形成し、該マスキングを除去すると共にこのシートを
所定の大きさに裁断し、上記開口穴の片側にはテープを
貼着して樹脂を流し込み、中間層には上記シートを置い
てさらに樹脂を充填し、その後硬化させる工程から成る
ことを特徴とするメガネフレームのステンド風装飾体の
製造方法。 - 【請求項５】 メガネフレームの部品を貫通して形成し
た開口穴に樹脂を充填し、該樹脂層内には所定の模様や
文字等を形成したシートを埋着したステンド風装飾体を
製造する方法において、透明シートにマスキング処理を
行って真空蒸着又はＩＰスパッタリングにてマスキング
以外の領域に金属酸化物の被膜層を形成し、該マスキン
グを除去すると共に熱転写や印刷等によって所定の模様
や文字等を形成して所定の大きさに裁断し、上記開口穴
の片側にはテープを貼着して樹脂を流し込み、中間層に
は上記シートを置いてさらに樹脂を充填し、その後硬化
させる工程から成ることを特徴とするメガネフレームの
ステンド風装飾体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27182695A JPH0990294A (ja) | 1995-09-25 | 1995-09-25 | メガネフレームのステンド風装飾体及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27182695A JPH0990294A (ja) | 1995-09-25 | 1995-09-25 | メガネフレームのステンド風装飾体及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0990294A true JPH0990294A (ja) | 1997-04-04 |
Family
ID=17505400
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27182695A Pending JPH0990294A (ja) | 1995-09-25 | 1995-09-25 | メガネフレームのステンド風装飾体及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0990294A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4976941A (en) * | 1984-12-29 | 1990-12-11 | Kawasaki Steel Corporation | Process for oxidizing carbon monoxide in exhaust gas from a sintering furnace |
| KR20090060060A (ko) * | 2007-12-07 | 2009-06-11 | 박승찬 | 안경테의 장식물부착방법 및 안경테의 장식문양형성구조 |
-
1995
- 1995-09-25 JP JP27182695A patent/JPH0990294A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4976941A (en) * | 1984-12-29 | 1990-12-11 | Kawasaki Steel Corporation | Process for oxidizing carbon monoxide in exhaust gas from a sintering furnace |
| KR20090060060A (ko) * | 2007-12-07 | 2009-06-11 | 박승찬 | 안경테의 장식물부착방법 및 안경테의 장식문양형성구조 |
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