JPH0990200A - 視線検出手段を有するカメラ - Google Patents

視線検出手段を有するカメラ

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JPH0990200A
JPH0990200A JP25088195A JP25088195A JPH0990200A JP H0990200 A JPH0990200 A JP H0990200A JP 25088195 A JP25088195 A JP 25088195A JP 25088195 A JP25088195 A JP 25088195A JP H0990200 A JPH0990200 A JP H0990200A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 焦点検出手段の動的被写体向きモードにおけ
る焦点検出の追従性を向上させ、被写体と焦点検出領域
の一致性を向上させる。 【解決手段】 ファインダーを覗く使用者の視線位置を
検出する視線検出手段と、該視線検出手段の検出結果に
基づいて、焦点検出を行う焦点検出手段と、レリーズボ
タンが押されている間は撮影動作を繰り返すカメラの制
御手段と有する視線検出手段を有するカメラにおいて、
前記視線検出手段は前記焦点検出手段による焦点検出が
できなかったときに再度、視線検出動作を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、視線検出手段を有
するカメラに関し、特に連続撮影時の焦点検出動作と視
線検出動作の関係に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、撮影者が観察面上のどの位置
を観察しているかを検出する、いわゆる視線(視軸)を
検出する装置(例えばアイカメラ)が種々提供されてい
る。例えば特開平1−274736号公報においては、
光源からの平行光束を撮影者の眼球の前眼部へ投射し、
角膜からの反射光による角膜反射像と瞳孔の結像位置を
利用して注視点を求めている。また同公報において、注
視点検出装置を一眼レフカメラに配設し撮影者の注視点
情報を用いて撮影レンズの自動焦点調節を行う例を開示
している。
【0003】図8は、一眼レフカメラに配設された視線
検出光学系の概略図である。同図において1は撮影レン
ズ、2は主ミラー、7はピント板、8はペンタプリズム
である。11は接眼レンズで、15は撮影者の眼球で撮
影者は接眼レンズ11に目を近づけてファインダー内の
被写体を観察する。13a、13bは各々撮影者に対し
て不感の赤外光を放射する発光ダイオード等の光源であ
る。撮影者の眼球で反射した照明光の一部は受光レンズ
12においてイメージセンサー14に集光する。
【0004】図9(a)はイメージセンサー14に投影
される眼球像の概略図である。図中52a,52bは赤
外発光ダイオード13a,13bの角膜反射像で、50
は眼球の白目の部分、51は瞳孔、53は目の回りの皮
膚の部分である。図9(b)は図10のイメージセンサ
ー14のあるライン(断面(E)−(E′))からの出
力信号の強度である。眼球像の特徴は発光ダイオードの
角膜反射の輝度が一番高いが、面積的にはあまり大きく
ない。(52a′、52b′)さらに、瞳孔部分は反射
率が非常に低いため輝度レベルが最低で、ある程度の面
積を占めることである。(51′)白目部分(50′)
は角膜反射と瞳孔部分の輝度レベルの中間になり、皮膚
の部分は外光や照明条件により輝度が高かったり低かっ
たりする。
【0005】図10は視線検出原理説明図である。同図
において、15は撮影者の眼球、16は角膜、17は虹
彩である。
【0006】以下各図を用いて視線の検出方法を説明す
る。
【0007】光源13bより放射された赤外光は観察者
の眼球15の角膜16を照射する。このとき角膜16の
表面で反射した赤外光の一部により形成される角膜反射
像d(虚像)は受光レンズ12により集光され、イメー
ジセンサー14上の位置d′に結像する。同様に光源1
3aにより放射された赤外光は、眼球15の角膜16を
照射する。このとき、角膜16の表面で反射した赤外光
の一部により形成された角膜反射像eは受光レンズ12
により集光され、イメージセンサー14上の位置e′に
結像する。
【0008】また、虹彩17の端部a、bからの光束
は、受光レンズ12を介してイメージセンサー14上の
位置a′、b′に該端部a、bの像を結像する。受光レ
ンズ12の光軸に対する眼球15の光軸の回転角θが小
さい場合、虹彩17の端部a、bのx座標をxa、xb
とすると、瞳孔19の中心位置cの座標xcは、 xc≒(xa+xb)/2 と表される。
【0009】また、角膜反射像dおよびeの中点のx座
標と角膜16の曲率中心oのx座標xoとは略一致す
る。このため角膜反射像の発生位置d、eのx座標をx
d、xe、角膜16の曲率中心oと瞳孔19の中心cま
での標準的な距離をOCとすると、眼球15の光軸15
aの回転角θxは、 OC×SINθx≒(xd+xe)/2−xc (1) の関係式を略満足する。このため図9(a)に示したよ
うにイメージセンサー14上に投影された眼球15の各
特徴点(角膜反射像および瞳孔の中心)の位置を検出す
ることにより眼球15の光軸15aの回転角θを求める
ことができる。
【0010】眼球15の光軸15aの回転角は(1)式
より、 β×OC×SINθx≒{(xpo−δx)−xic}×pitch (2) β×OC×SINθy≒{(ypo−δy)−yic}×pitch (3) と求められる。ここで、θxはz−x平面内での眼球光
軸の回転角、θyはy−z平面内での眼球光軸の回転角
である。(xpo,ypo)はイメージセンサー14上
の2個の角膜反射像の中点の座標、(xic,yic)
はイメージセンサー14上の瞳孔中心の座標である。p
itchはイメージセンサー14の画素ピッチである。
また、βは受光レンズ12に対する眼球15の位置によ
り決める結像倍率で、実質的には2個の角膜反射像の間
隔の関数として求められる。
【0011】δx、δyは角膜反射像の中点の座標を補
正する補正項であり、撮影者の眼球を平行光ではなく発
散光にて照明していることにより生じる誤差を補正する
補正項および、δyに関しては、撮影者の眼球を下まぶ
たの方から発散光にて照明していることにより生じるオ
フセット成分を補正する補正項も含まれている。
【0012】撮影者の眼球光軸の回転角(θx,θy)
が算出されると、撮影者の観察面(ピント板)上の注視
点(x,y)は、カメラの姿勢が横位置の場合、 x=m*(θx+Δ) (4a) y=m*θy (5a) と求められる。ここで、x方向はカメラの姿勢が横位置
の場合の撮影者に対して水平方向、y方向はカメラの姿
勢が横位置の場合の撮影者に対して垂直方向を示してい
る。mは眼球の回転角からピント板上の座標に変換する
変換係数、Δは眼球光軸15aと視軸(注視点)とのな
す角である。一般に眼球の回転角を観察者が実際に視て
いる視軸とは、観察者に対して水平方向に約5°ずれて
おり、垂直方向にはほとんどずれていない事が知られて
いる。ここで、従来よりカメラに設けられている焦点検
出手段の動作について説明する。この焦点検出手段は複
数の焦点検出動作モードを有し、一般的には静止被写体
向きの焦点検出動作モードと、動的被写体向きの焦点検
出動作モードが設定されている。
【0013】静止被写体向きの焦点検出動作モードは、
一度、合焦状態が検出されると、以後、焦点検出動作を
行わない動作モードである。
【0014】一方、動的被写体向きの焦点検出動作モー
ドは、合焦状態が検出された後も引き続き焦点検出動作
を続ける動作モードである。
【0015】以下、視線検出手段を有するカメラの視線
検出と焦点検出に関する部分の動作について焦点検出動
作のモード別に説明していく。
【0016】1)静的被写体向きの焦点検出動作モード まず、レリーズボタンが半押し状態(第1ストローク押
下)になると、焦点検出に先立ち、視線検出手段が動作
し、撮影者のファインダ視野内の注視点を求める。この
点はファインダ視野内の座標で表現される。
【0017】このファインダ視野内の座標から、これに
対応する焦点検出領域を決定する。このようにして求め
た焦点検出領域に対し、焦点検出手段により焦点状態を
検出し、その情報に基づいて撮影レンズを合焦状態まで
駆動する。
【0018】以上のように、視線検出手段により焦点検
出領域が決定したら、以後はその焦点検出領域の焦点状
態に基づいて一度だけ合焦動作を行う。
【0019】2)動的被写体向きの焦点検出動作モード レリーズ釦が半押し状態(第1ストローク押下)になる
と、視線検出手段を動作させ、焦点検出領域を決定す
る。以後はその焦点検出領域の焦点情報だけに基づいて
合焦状態を維持するようにレンズ駆動を続ける。
【0020】上記動的被写体向きの焦点検出動作モード
の別の形態として、被写体が移動して撮影者の視線位置
が移動することに焦点検出を連動させるために焦点検出
を行う前に毎回、必ず視線検出を行い焦点検出領域を決
定してから焦点検出を行うこともできる。
【0021】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例のように、動的被写体向きモードで1駒目のみ
視線検出を行って、その結果から焦点検出領域を決定し
て焦点調節を行う構成にすると、連写中に被写体が移動
して撮影者の注視点が変化した場合にも、それに応じて
焦点検出領域が変化しないと言う欠点がある。
【0022】一方、連写中、撮影駒毎に必ず視線検出を
行いその結果に基づいて焦点検出を行うと、上記従来例
と比較して視線検出を行う時間分だけ1駒の撮影時間が
余分にかかってしまうので、駒速が低下するだけでな
く、連写中の撮影間隔が一定値にならないので、次の撮
影駒での被写体の合焦位置を予め演算する焦点検出(動
的予測AF)に適さないという欠点がある。
【0023】さらに、毎回、視線検出結果に基づいて、
焦点検出領域を決定する構成では使用者は連写撮影中に
被写体から目を離すことができずフレームの隅々まで注
意を払ってフレーミングを行うことや、ファインダー内
に表示された撮影情報を見ることもできなくなってしま
う。このような課題に鑑み、本発明の目的は、焦点検出
手段の動的被写体向きモードにおける焦点検出の追従性
を向上させ、被写体と焦点検出領域の一致性を損なうこ
とのない視線検出手段を有するカメラを提供することに
ある。
【0024】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1に記載し
た発明は、ファインダーを覗く使用者の視線位置を検出
する視線検出手段と、該視線検出手段の検出結果に基づ
いて、焦点検出を行う焦点検出手段と、レリーズボタン
が押されている間は撮影動作を繰り返すカメラの制御手
段と有する視線検出手段を有するカメラにおいて、前記
視線検出手段は前記焦点検出手段による焦点検出ができ
なかったときに再度、視線検出動作を行うことによっ
て、焦点検出不能な場合にだけ、視線検出手段を実行す
るので、駒速を低下させることなく、焦点検出手段の追
従性を向上させることができる。
【0025】また、本願の請求項6に記載した発明は、
ファインダーを覗く使用者の視線位置を検出する視線検
出手段と、該視線検出手段の検出結果に基づいて、焦点
検出を行う焦点検出手段と、該焦点検出手段による焦点
検出結果が適切かどうかを判断する判断手段と、レリー
ズボタンが押されている間は撮影動作を繰り返すカメラ
の制御手段と有する視線検出手段を有するカメラにおい
て、前記判断手段によって前記焦点検出結果が不適切と
判断されたときに、前記視線検出手段は再度、視線検出
動作を行うことによって、前記焦点検出手段による検出
結果が適切ではないと判断したとき焦点検出不能な場合
にだけ、視線検出手段を実行するので、駒速を低下させ
ることなく、焦点検出手段の追従性を向上させることが
できる。
【0026】
【発明の実施の形態】図4は本発明のカメラ本体に内蔵
された電気回路の要部ブロック図である。カメラ本体に
内蔵されたカメラ制御手段であるところのマイクロコン
ピュータの中央処理装置(以下CPUと称す)100に
は、視線検出回路101、測光回路102、自動焦点検
出回路103、信号入力回路104、LCD駆動回路1
05、LED駆動回路106、IRED駆動回路10
7、シャッター制御回路108、モーター制御回路10
9が接続されている。また、撮影レンズ内に配置された
レンズ駆動回路110、絞り駆動回路111とはマウン
ト接点37を介して信号の伝達がなされる。
【0027】CPU100に付随した記憶手段としての
EEPROM100aは、フィルムカウンタその他の撮
影情報を記憶可能である。
【0028】視線検出回路101は、イメージセンサー
14(CCD−EYE)からの眼球像の出力をCPU1
00に送信する。CPU100はイメージセンサ14か
らの眼球像信号をCPU内部のA/D変換手段によりA
/D変換し、この像情報を後述するように視線検出に必
要な眼球像の各特徴点を所定のアルゴリズムに従って抽
出し、さらに各特徴点の位置から撮影者の眼球の回転角
を算出する。測光回路102は測光センサー10からの
出力を増幅後、対数圧縮し、各センサーの輝度情報とし
てCPU100に送る。測光センサー10は両面内を複
数に分割しており、それぞれ光電変換出力を出力する複
数のフォトダイオードから構成されている。
【0029】ラインセンサー6fは画面内の5つの測距
点に対応した5組のラインセンサーCCD−L2、CC
D−L1、CCD−C、CCD−R1、CCD−R2か
ら構成される公知のCCDラインセンサー等の光電変換
素子列である。自動焦点検出回路103はこれらライン
センサー6fから得た電圧をCPU100に送り、CP
Uでは内蔵されたA/D変換装置によってラインセンサ
ー信号を順次A/D変換する。
【0030】SW−1はレリーズ釦の第1ストロークで
ONし、測光、AF、視線検出動作を開始する測光スイ
ッチ、SW−2はレリーズ釦の第2ストロークでONす
るレリーズスイッチである。SW−DIAL1とSW−
DIAL2はカメラの外部操作ダイヤルスイッチで、信
号入力回路のアップダウンカウンターにダイヤルから入
力された回転クリック量がカウントされる。
【0031】LCD駆動回路は、ファインダ内のLCD
24、モニタ用LCD42の駆動をおこなう。ファイン
ダ内のLCD24、モニタ用LCD42には、カメラの
撮影情報や視線検出動作が実行されていることを示す視
線入力マークが表示される。
【0032】LED駆動回路は、焦点検出領域をスーパ
ーインポーズ表示をするためのLED21(LED−L
2、LED−L1、LED−C、LED−R1、LED
−R2からなる)や、ファインダー内LCDのバックラ
イトとして照明するF−LED25の駆動制御を行う。
【0033】レンズ駆動回路110はCPU100から
駆動信号を受信すると駆動モータ33を起動し撮影光学
系を駆動する。駆動量はパルス板36、フォトカプラ3
5によりモニタされ、CPU100から指示された駆動
量だけ駆動を行い駆動を停止する。このためにCPU1
00は駆動量をレンズ駆動回路110に送信した後はレ
ンズ駆動量をモニタリングして停止信号を送信する必要
は無い。CPU110はレンズ駆動回路110と通信を
行って撮影光学系の駆動状態等のデータを受信すること
が出来る。
【0034】IRED駆動回路107は、IRED−1
〜IRED−6の点灯制御をおこなう。IRED−1〜
IRED−6はカメラの姿勢や撮影者の眼球と接眼レン
ズとの距離等によって最適な2つが選ばれる。(選ばれ
た2つのIREDが13a,13bに相当する)選択さ
れたIRED−1〜IRED−6の内2灯は撮影者の眼
球を照明し、その反射像がCCD−EYEにより受光さ
れ視線検出を行う。
【0035】本発明の構成要素である視線検出手段は、
視線検出回路101、IRED駆動回路107、CCD
−EYE14、CPU100から構成されている。
【0036】焦点検出手段は、自動焦点検出回路10
3、ラインセンサー6fおよびCPU100から成って
いる。
【0037】選択手段はCPU100より成っている。
【0038】レンズ駆動手段は、レンズ駆動回路11
0、駆動モータ33、駆動量はパルス板36、フォトカ
プラ35から成っている。
【0039】焦点調節手段は、レンズ駆動回路110、
駆動モータ33、駆動量はパルス板36、フォトカプラ
35、CPU100から構成されている。
【0040】焦点検出判定手段、記憶手段、駆動量算出
手段、連続性判定手段は、CPU100から構成されて
いる。
【0041】つぎに、視線検出装置を有したカメラの動
作のフローチャートを図6に示し、これらをもとに以下
説明する。
【0042】次にカメラの動作説明を図6のフローチャ
ートを使って説明する。
【0043】まず図6(a)の説明を行う。
【0044】カメラに給電が開始されると#601から
実行を開始してゆく。
【0045】#602では変数やフラグの類を初期化す
る。
【0046】「視線検出禁止フラグ」をクリアする。
【0047】「AF禁止フラグ」をクリアする。
【0048】「レリーズ&給送割り込み」を禁止する。
【0049】#604において、レリーズボタンの第1
ストローク押下によりオンするスイッチSW1の状態検
知を行い、オフならば#605へ移行し、オンならば#
612へすすむ。
【0050】#605変数やフラグを初期化する。ここ
では一旦SW1が押されて所定の動作を行った後に再び
SW1が離された場合の初期化を行う。
【0051】「視線検出禁止フラグ」をクリアし、視線
検出を行うようにし、「AF禁止フラグ」をクリアし、
AFを行うようにする。さらに、「レリーズ&給送割り
込み」を禁止する。
【0052】#606現在のカメラの状態が給送モード
設定状態であるかどうかをチェックする。給送モード設
定状態の場合はステップ#608へ、違う場合は#61
4へすすむ。
【0053】#608ではダイヤルの変化があったかど
うかをチェックする。ダイヤル変化がなければ、給送モ
ードの切り換えをせずに#620へすすみ、ダイヤル変
化があれば#610へ進む。
【0054】ステップ#610では、ダイヤルの変化が
ある毎に給送モードの変更を行う。給送モードは、レリ
ーズスイッチSW2を押すと1枚だけ撮影を行う「単写
モード」と、SW2を押している間は連続的に撮影をく
り返す「連写モード」があり、ダイアルの変化がある毎
に「単写モード」と「連写モード」が切り替わる。給送
モードの設定が終わると#602へ進む。
【0055】#614、ここではカメラがAFモード切
り換え状態かどうかを判定する。AFモードの切り換え
状態なら#616へ進み、そうでなければ#618へ進
む。
【0056】#616ではAFモードの切替を行う。A
Fモードは前述したように、「静的被写体向きの焦点検
出モード」と「動的被写体向きの焦点検出モード」があ
り、「静的被写体向きの焦点検出モード」なら「動的被
写体向きの焦点検出モード」に、「動的被写体向きの焦
点検出モード」なら「静的被写体向きの焦点検出モー
ド」に切り替える。AFモードの設定が終わると#62
0へ進む。
【0057】#618では給送モードおよびAFモード
以外の設定を行う。詳細な説明は本発明に直接関係無い
ため省略する。
【0058】#612、ここでは測光やカメラの状態表
示等の[AE制御]サブルーチンを実行する。サブルー
チン[AE制御]では測光センサーを動作させ測光値に
既知のアルゴリズムによってAE制御値を計算する。計
算したAE制御値はカメラの外部液晶に表示する。次い
で#613へ移行する。
【0059】#613は[視線検出および焦点検出]の
サブルーチンである。
【0060】#620、一連の動作が終了するとこから
#640へ戻り、繰り返しカメラの動作を行う。
【0061】SW1が押されているあいだ#604→#
612→#613→#620→#604の順で繰り返し
て、[AE制御]および[視線検出および焦点検出]サ
ブルーチンが実行される。
【0062】次に、本実施例のレリーズ動作について図
6(b)を使って説明する。レリーズ動作は割込ルーチ
ンで実行される。
【0063】#686 割り込みが許可されている時に
レリーズボタンが第2ストロークまで押されてSW2が
ONすると、割り込み処理により「レリーズ&給送」サ
ブルーチンがコールされる。
【0064】#688 「レリーズ給送」の割り込みを
禁止する。
【0065】#692 ここでは、絞りの制御値とシャ
ッター速度の計算を行う。絞りとシャッター速度は、カ
メラの撮影モードや測光値あるいは設定値により所定の
アルゴリズムにより計算される。
【0066】#693 カメラのメインミラー2および
サブミラーをアップさせ、絞り駆動回路111に通信を
行いレンズ内に設けた絞り31を#692で計算した値
に制御する。
【0067】#694 次にシャッターマグネットMG
−1に通電を行いシャッターの先幕を走行させ露光を開
始する。#692で計算した所定時間経過後シャッター
マグネットMG−2に通電を行いシャッターの後幕を走
行させ露光を終了させる。
【0068】#695 ミラーを所定の位置にダウンさ
せ、絞り駆動回路111に通信を行い絞りを開放に戻
す。
【0069】#696 1駒分のフィルム給送を行い、
シャッターバネのチャージを行う。
【0070】#697 「レリーズ給送」の割り込みサ
ブルーチンを終了する。なお「レリーズ給送」サブルー
チンは、割り込みが発生したところのプログラムに戻る
のではなく図6(a)の#604にリターンする。
【0071】次に#613の「視線検出&AF」サブル
ーチンの動作を図1のフローチャートを使って説明を行
う。
【0072】「視線検出&AF」がコールされると#6
31からサブルーチンが実行される。
【0073】#631 視線検出が許可されているかど
うかをここで判定する。視線検出の禁止は「視線検出禁
止フラグ」により判定できる。最初は許可されているの
で#632へ進む。視線検出が禁止されていれば視線検
出動作を行わずに#636へ進む。
【0074】#632 視線検出を行うに先立ち視線入
力が実行されていることを示すため視線入力マーク表示
を行う。照明用LED(F−LED)25を点灯させ、
LCD駆動回路105を介してファインダー内LCD2
4の視線入力マークを点灯させる。これにより、ファイ
ンダ画面外207で撮影者はカメラが視線検出を行って
いることを確認することができる。
【0075】#633所定のアルゴリズムに従って視線
検出を行う。まずIRED駆動回路107によりカメラ
の位置によってあらかじめ定められたIREDを点灯さ
せ(IREDからIRED6のうち最適な2つまたは4
つ)視線検出回路101によりCCD−EYE 14の
蓄積動作を開始する。蓄積が終了したら蓄積電化をCP
U100に順次読み出し、A/D変換を行い、所定のア
ルゴリズムにより処理を行う。CCD−EYE 14の
全画素の処理を行い、図9(a)、(b)で示した眼球
照明光源の角膜反射像52b,52aの座標および瞳孔
51の中心座標を得る。これらを前述のアルゴリズムに
従って演算することによって撮影者の注視する座標が求
められる。
【0076】#634 一度視線検出を行うと、繰り返
し視線検出を行わないように視線検出を禁止する。視線
検出の禁止は「視線検出禁止フラグ」をセットすること
により行われる。
【0077】#635 視線検出で求めた注視点座標か
ら焦点検出領域を選択する。ここで、図3を使って注視
点座標と焦点検出領域の説明を行う。図2にL2,L
1,C,R1,R2はそれぞれラインセンサー6fのC
CD−L2,CCD−L1,CCD−C,CCD−R
1,CCD−R2に対応し、それぞれの場所での焦点検
出をおこなう。x,yはファインダー上での注視点を求
める時の座標軸であり、求めた注視点座標を(xn,y
n)とする。
【0078】注視点座標が −x3<xn≦−x2 かつ y1≦yn≦−yn ならば L2 −x2<xn≦−x1 かつ y1≦yn≦−yn ならば L1 −x1<xn<x1 かつ y1≦yn≦−yn ならば C x1≦xn<x2 かつ y1≦yn≦−yn ならば x1≦xn<x2 かつ y1≦yn≦−yn x2≦xn<x3 かつ y1≦yn≦−yn ならば R2 の焦点検出領域を選択する。図2の位置に注視点がある
場合は、x1≦xn<x2かつy1≦yn≦−ynなの
で焦点検出領域はR1になる。
【0079】次に視線によって選択された焦点検出領域
を撮影者に知らせるべくLED駆動回路106に信号を
送信してスーパーインポーズ用LED−21をもちい
て、前記焦点検出領域を点滅表示させる(点灯でも良
い)。
【0080】#636 ここではレンズ駆動中かどうか
をレンズ駆動回路110と通信を行い判定する。前回に
「視線検出&AF」サブルーチンが実行され、レンズ駆
動が行われた場合で、レンズ駆動がまだ終了していない
場合、ここで#680へ進みリターンする。レンズ駆動
を行う前やレンズ駆動が終了した後は#637へ進む。
【0081】#637 ここではAFモードが「静的被
写体向きモード」か「動的被写体向きモード」かを判定
する。「静的被写体向きモード」なら#640へ進み、
「動的被写体向きモード」なら#660へ進む。
【0082】#640 焦点検出が許可されているかど
うかを、「AF禁止フラグ」で判定する。一度合焦にな
り、そのままSW1が保持されたままだと「AF禁止フ
ラグ」がセットされているのでこの場合は#680へ進
みリターンする。
【0083】#642 焦点検出を行う。複数ある焦点
検出領域のなかから視線検出で選択された焦点検出領域
の焦点検出を行う。
【0084】#644 #642で行った焦点検出領域
の焦点検出が不能であったかどうかを判定する。焦点検
出不能であれば#654へ進み、焦点検出できたなら#
646へ進む。
【0085】#646 焦点検出結果が合焦かどうかを
判定する。焦点検出で求めたデフォーカス量が所定量以
内であれば合焦と判断する。合焦なら#650へ進み、
合焦でないなら#652へ進む。
【0086】#648 焦点検出結果が合焦であること
を撮影者に知らせるために合焦表示を行う。照明用LE
D(F−LED)25を点灯させ、LCD駆動回路10
5を介してファインダー内LCD24の合焦マークを点
灯させる。
【0087】#650 合焦したので「レリーズ給送」
割り込みを許可し、SW2が押されたら割り込みにより
レリーズ動作が行われるようにする。さらに「AF禁止
フラグ」をセットし再度焦点検出を行わないようにす
る。
【0088】#652#642で焦点検出したデフォー
カス量からレンズの駆動量を求めレンズ駆動回路110
に通信する。レンズ駆動回路110はレンズ駆動用モー
タ33をパルス板36にモニタしつつ駆動し通信された
レンズ駆動量レンズを駆動させる。CPU100はレン
ズ駆動回路110にデータを通信した後はレンズ駆動量
をモニタする必要がなくレンズを駆動させつつ、別な動
作を行うことができる。よってレンズ駆動回路との通信
が終了すると#680へ進む。
【0089】#654 焦点検出結果が不能であること
を撮影者に知らせるためにAF不能表示を行う。AF不
能表示はファインダー内LCD24の合焦マークを点滅
させることにより行う。
【0090】#656 もう1度視線検出を行うために
「視線検出禁止フラグ」をクリアする。このことによ
り、次に「視線検出&AF」サブルーチンが呼ばれた場
合には、視線検出および焦点検出が行われる。
【0091】#660 焦点検出を行う。複数ある焦点
検出領域のなかから視線検出で選択された焦点検出領域
に対して焦点検出を行う。
【0092】#661 #660で行った焦点検出が不
能であったかどうかを判定する。焦点検出不能であれば
#662へ進み、焦点検出可能であれば#664に進
む。
【0093】#662 もう1度視線検出を行うために
「視線検出禁止フラグ」をクリアする。このことによ
り、次に「視線検出&AF」サブルーチンが呼ばれた場
合、視線検出および焦点検出が行われる。
【0094】#664 ここでは被写体の動きを予測す
るためにデフォーカスデータや焦点検出を行ったタイミ
ング等を記憶、更新する。
【0095】#668被写体の動きは過去の複数回の焦
点検出データから所定のアルゴリズムにより演算して行
う。このためここで過去のデータが十分あるかどうか判
定する。データが十分あり被写体の動きが予測可能なら
#670へ進み、データが十分にないなら#678へ進
む。
【0096】#670 今回検出したデフォーカス量、
過去に記憶しておいたデフォーカス量、レンズ駆動量、
焦点検出間隔およびレリーズタイムラグから、実際にシ
ャッター幕が走行するときの被写体のデフォーカス位置
を所定のアルゴリズムによって求める。
【0097】#672 計算した予測デフォーカス量が
適切かどうか判定する。予測デフォーカス量が一定の閾
値より大きかったり、方向が反転していたりした場合予
測結果が適切でないので#676へ進む。また、複数回
レンズ駆動量が0だった場合は被写体が動いていない場
合なので同様に#676へ進む。予測結果が適切なら#
674へ進む。
【0098】#674 予測したデフォーカス量をレン
ズ駆動量に変換し、その値をレンズ駆動回路110へ通
信することによりレンズ駆動を行う。
【0099】#675 レリーズ許可判定を行う。レリ
ーズ許可できる条件が整っている場合「レリーズ給送割
り込み」を許可する。予測量でレンズ駆動した場合この
ルーチン内部でレンズ停止を持ち、レンズ駆動が終了し
たら「レリーズ給送割り込み」を許可する。デフォーカ
ス量でレンズ駆動した場合はレンズ駆動量が小さかった
場合、または0のときに「レリーズ給送割り込み」を許
可する。
【0100】#676 予測データの消去を行う、予測
の初期化を行う。予測が不適切な場合は過去に記憶した
データまたは今回のデフォーカス量のいずれかが不適切
であった場合なので、これらのデータを消去して新しい
予測データを貯める必要がある。
【0101】#678 予測ができなかった場合検出し
たデフォーカス量でレンズ駆動を行う。レンズ駆動量が
所定より小さければレンズが微小振動することを防止す
るためレンズ駆動は行わない。
【0102】#680サブルーチン「視線検出&AF」
を終了しリターンする。
【0103】このように、動的被写体向きモードにおい
て、焦点検出が不能になったときにだけ、視線検出を再
び行うので、被写体の移動にともなって、撮影者の視線
位置が変化した場合、それに応じて焦点検出領域が変わ
り、より改良された動的被写体向きモードを実現するこ
とが出来る。
【0104】このことにより、動的被写体向きモードに
おいて、レリーズ釦が最初に押されたときのみ視線検出
手段により焦点検出領域を決定して焦点調節を行うので
はないので連写中に被写体が移動して撮影者の注視点が
変化してもそれに応じて焦点検出領域が変化し視線に連
動した動的被写体向きAFモードを実現できる。さら
に、焦点検出を行う前に毎回必ず視線入力を行わず、焦
点検出が不能な時にだけ視線検出をおこない、注視点に
測距点を連動させるので、視線検出を行う時間分だけ毎
回の焦点検出時間が余分にかかることもなく、ピントの
あった写真を撮影することが出来る。加えて、焦点検出
毎に視線検出を行い視線検出による注視点と焦点検出領
域を一致させると被写体から目を離すことができずフレ
ームの隅々まで注意を払ってフレーミングを行うこと
や、ファインダー内に表示された撮影情報を見ることも
できなくなってしまうという従来の欠点も解消してい
る。
【0105】(他の実施例)第2の実施例の説明を図2
のフローチャートを使って行う。
【0106】第1の実施例とは#613の「視線検出&
AF」サブルーチンの内容が異なるのでその部分のみを
説明する。
【0107】「視線検出&AF」がコールされると#3
1からサブルーチンが実行される。
【0108】#31 視線検出が許可されているかどう
かをここで判定する。視線検出の禁止は「視線検出禁止
フラグ」により判定できる。最初は許可されているので
#32へ進む。視線検出が禁止されていれば視線検出動
作を行わずに#36へ進む。
【0109】#32 視線検出を行うに先立ち視線入力
が実行されていることを示すため視線入力マーク表示を
行う。照明用LED(F−LED)25を点灯させ、L
CD駆動回路105を介してファインダー内LCD24
の視線入力マークを点灯させる。これにより、ファイン
ダ画面外207で撮影者はカメラが視線検出を行ってい
ることを確認することができる。
【0110】#33 所定のアルゴリズムに従って視線
検出を行う。まずIRED駆動回路107によりカメラ
の位置によってあらかじめ定められたIREDを点灯さ
せ(IRED1からIRED6のうち2つないし4つ)
視線検出回路101によりCCD−EYE 14の蓄積
動作を開始する。蓄積が終了したら蓄積電化をCPU1
00に順次読み出し、A/D変換を行い、所定のアルゴ
リズムにより処理を行う。CCD−EYE 14の全画
素の処理を行い、図9(a)、(b)で示した眼球照明
光源の角膜反射像52b,52aの座標および瞳孔51
の中心座標を得る。これらを前述のアルゴリズムに従っ
て演算することによって撮影者の注視する座標が求めら
れる。
【0111】#34 一度視線検出を行うと、繰り返し
視線検出を行わないように視線検出を禁止する。視線検
出の禁止は「視線検出禁止フラグ」をセットすることに
より行われる。
【0112】#35 視線検出で求めた注視点座標から
焦点検出領域を選択する。ここで、図2を使って注視点
座標と焦点検出領域の説明をおこなう。図2にL2,L
1,C,R1,R2はそれぞれラインセンサー6fのC
CD−L2,CCD−L1,CCD−C,CCD−R
1,CCD−R2に対応し、それぞれの場所での焦点検
出を行う。x,yはファインダー上での注視点を求める
ときの座標軸であり、求めた注視点座標を(xn,y
n)とする。
【0113】注視点座標が −x3<xn≦−x2 かつ y1≦yn≦−yn ならば L2 −x2<xn≦−x1 かつ y1≦yn≦−yn ならば L1 −x1<xn<x1 かつ y1≦yn≦−yn ならば C x1≦xn<x2 かつ y1≦yn≦−yn ならば R1 x2≦xn<x3 かつ y1≦yn≦−yn ならば R2 の焦点検出領域を選択する。図3の位置に注視点がある
場合は、x1≦xn<x2かつy1≦yn≦−ynなの
で焦点検出領域はR1になる。
【0114】次に視線によって選択された焦点検出領域
を撮影者に知らせるべくLED駆動回路106に信号を
送信してスーパーインポーズ用LED−21をもちい
て、前記焦点検出領域を点滅表示させる(点灯でも良
い)。
【0115】#36 ここではレンズ駆動中かどうかを
レンズ駆動回路110と通信を行い判定する。前回に
「視線検出&AF」サブルーチンが実行され、レンズ駆
動が行われた場合で、レンズ駆動がまだ終了していない
場合、#80へ進む。レンズ駆動を行う前やレンズ駆動
が終了した後は#37へ進む。
【0116】#37 ここではAFのモードが「静的被
写体向きモード」か「動的被写体向きモード」かを判定
する。「静的被写体向きモード」なら#40へ進み、
「動的被写体向きモード」なら#60へ進む。
【0117】#40 焦点検出が許可されたままだと
「AF禁止フラグ」で判定する。一度合焦になり、その
ままSW1が保持されたままだと「AF禁止フラグ」が
セットされているのでこの場合は#80へ進む。
【0118】#42 焦点検出を行う。複数ある焦点検
出領域のなかから視線検出で選択された焦点検出領域の
焦点検出を行う。
【0119】#44 #42で行った焦点検出領域の焦
点検出が不能であったかどうかを判定する。焦点検出不
能であれば#54へ進み、焦点検出できたなら#46へ
進む。
【0120】#46 焦点検出結果が合焦かどうかを判
定する。焦点検出で求めたデフォーカス量が所定量以内
であれば合焦と判断する。合焦なら#50へ進み、合焦
でないと判断すれば#52へ進む。
【0121】#48 焦点検出結果が合焦であることを
撮影者に知らせるために合焦表示を行う。照明用LED
(F−LED)25を点灯させ、LCD駆動回路105
を介してファインダー内LCD24の合焦マークを点灯
させる。
【0122】#50 合焦したので「レリーズ給送」割
り込みを許可し、SW2が押されたら割り込みによりレ
リーズ動作が行われるようにする。さらに「AF禁止フ
ラグ」をセットし再度焦点検出を行わないようにする。
【0123】#52 #46で合焦でない場合はレンズ
駆動を行う。#42で焦点検出したデフォーカス量から
レンズの駆動量を求めレンズ駆動回路110に通信す
る。レンズ駆動回路110はレンズ駆動用モータ33を
パルス板36をモニタしながら駆動し通信されたレンズ
駆動量レンズを駆動させる。CPU100はレンズ駆動
回路110にデータを通信した後はレンズ駆動量をモニ
タする必要がなく、レンズ駆動回路との通信が終了する
と#80へ進む。
【0124】#54 焦点検出結果が不能であることを
撮影者に知らせるためにAF不能表示を行う。AF不能
表示はファインダー内LCD24の合焦マークを点滅さ
せることにより行う。
【0125】#56 もう1度視線検出を行うために
「視線検出禁止フラグ」をクリアする。このことによ
り、次に「視線検出&AF」サブルーチンが呼ばれた場
合、視線検出および焦点検出が行われる。
【0126】#60 焦点検出を行う。複数ある焦点検
出領域のなかから視線検出で選択された焦点検出領域の
焦点検出を行う。
【0127】#61 #60で行った焦点検出が不能で
あったかどうかを判定する。焦点検出不能であれば再び
#60へ進み、焦点検出を繰り返す。このフローチャー
トでは不図示であるが焦点検出の回数にリミットを設け
一定回数焦点検出を繰り返しても焦点検出が出来なけれ
ば焦点検出を中止して、このサブルーチンをリターンす
るようにしても良い。
【0128】#64 ここでは被写体の動きを予測する
ためにデフォーカスデータや焦点検出を行ったタイミン
グ等を記憶、更新する。
【0129】#68 被写体の動きは過去の複数回の焦
点検出データから所定のアルゴリズムにより演算して行
う。このためここで過去のデータが十分あるかどうか判
定する。データが十分あり被写体の動きが予測可能なら
#70へ進み、データが十分にないなら#69へ進む。
【0130】#69 ここでは検出したデフォーカス量
だけレンズ駆動する。
【0131】#70 ここでは、今回検出したデフォー
カス量、過去に記憶しておいたデフォーカス量、レンズ
駆動量、焦点検出間隔およびレリーズタイムラグから、
実際にシャッター幕が走行するときの被写体のデフォー
カス位置を所定のアルゴリズムによって求める。ここで
図5(a)を使って簡単に予測の原理を説明する。図5
は横軸に時間t、縦軸に被写体の像面位置をプロットし
たグラフである。LOは検出したデフォーカス量から求
めた被写体の像面位置を表す曲線で、LLはレンズの位
置を示すグラフである。時刻tAで求めたデフォーカス
量をDF1、時刻tBまでの間に駆動したレンズ駆動量
(像面換算)をDL1、時刻tBで求めたデフォーカス
量をDF2、時刻tCまでの間に駆動したレンズ駆動量
(像面換算)をDL2、時刻tCで求めたデフォーカス
量をDF3とすると、時刻tAにおけるレンズの位置を
基準とした座標系で点A,B,Cを表すと、A(0,D
F1)、B(TM1,DL1+DF2)、C(TM1+
TM2、DL1+DL2+DF3)である。これらを使
って被写体の像面移動を示す曲線LOの2次式を求める
ことが出来る。これを、 D=kt2 +1t+m とすれば、この式にt=TM1+TM2+TLを代入す
ることによって時刻tXの像面位置を予測することが出
来る。像面位置を予測できればレンズ駆動量DLを求め
ることが出来る。
【0132】#72 計算した予測デフォーカス量が適
切かどうか判定する。予測デフォーカス量が一定の閾値
より大きかったり、方向が反転していたりした場合予測
結果が適切でないので#73へ分岐する。これとは別に
複数回レンズ駆動量が0だった場合は被写体が動いてい
ない場合なので同様に#73へ進む。予測結果が適切な
ら#74へ進む。
【0133】#73 連続性の判定を行い連続性が無い
場合#75へ進み、それ以外は#76へ進む。ここで連
続性の判定について図5(b),(c)を使って説明す
る。この図は図5(a)と同様横軸が時間、縦軸が像面
位置のグラフである。今、3回の焦点検出結果とレンズ
駆動量、焦点検出間隔からグラフ中の点A,B,Cが検
出されている。実際の被写体はA,B,C′を通る曲線
の上を移動していたとする。ところが焦点検出領域から
被写体がはずれてしまって遠方のものを焦点検出してし
まうと図中のC点の像面位置が検出されてしまう。この
C点を使って予測演算を行うと被写体に追従するどころ
か焦点が逆に合わなくなってしまう。この場合A点から
B点までの像面移動速度の向きとB点からC点までの像
面移動速度の向きが逆になるので連続性がないことを判
定することが出来る。
【0134】図5(c)は、焦点検出領域に被写体でな
い手前のものが入った場合である。このときはA点−B
点で求めた像面移動速度とB点−C点で求めた像面移動
速度が急に変化しているので連続性がないことを判定す
ることが出来る。
【0135】動いている被写体を撮影するときには撮影
者は被写体を見ながら撮影しているから、このようなと
きには、再び視線検出を行って焦点検出領域を決定す
る。視線検出を行って焦点検出領域を決定することによ
って一時的に被写体が焦点検出領域をはずれたり、別の
ものが測距されていまった場合でも予測演算を正しく行
うことができる。
【0136】#75 予測の連続性が無いため視線検出
を許可する。
【0137】#76 ここで、今回検出したデフォーカ
スデータと前回と今回の時間間隔のパラメータのみを消
去する。予測データを全て消去しないのは、次に視線検
出を行い、正しい被写体の焦点検出を行った場合過去の
データを使って予測することが可能だからである。次に
#80へ進みサブルーチンをリターンする。このサブル
ーチンをリターンした後引き続きSW1が押されていれ
ば前述のように、図6#620、#604、#612を
へて#31へ戻ってくる。ここで視線が許可されている
ので視線検出を行う。
【0138】#74予測したデフォーカス量をレンズ駆
動量に変換し、その値をレンズ駆動回路110へ通信す
ることによりレンズ駆動を行う。
【0139】#75レリーズ許可判定を行う。レリーズ
が許可できる条件が整っている場合「レリーズ給送割り
込み」を許可する。予測量でレンズ駆動した場合このル
ーチン内部でレンズ停止を待ち、レンズ駆動が終了した
ら「レリーズ給送割り込み」を許可する。デフォーカス
量でレンズ駆動した場合は、レンズ駆動量が小さかった
場合または0のときに「レリーズ給送割り込み」を許可
する。
【0140】#76 予測の初期化を行う。予測が不適
切な場合は過去に記憶したデータまたは今回のデフォー
カス量のいずれかがおかしかった場合なので、これらの
データを消去して新しい予測データを貯める必要があ
る。
【0141】#78 予測ができなかった場合検出した
デフォーカス量でレンズ駆動を行う。レンズ駆動量が所
定より小さければレンズが微小振動することを防止する
ためレンズ駆動は行わない。
【0142】#80 サブルーチン「視線検出&AF」
を終了しリターンする。
【0143】このようにして被写体の動きの連続性が無
いときに、再び視線検出を行い焦点検出領域を決定する
ことにより被写体を正しく追従する動的被写体向きモー
ドを実現することが出来る。この一連の動作を図7を用
いて説明する。図7(a)から焦点検出を開始する。最
初に焦点検出検出を行って一番右の焦点検出領域を選択
し、焦点検出を行う。図7(b)では、視線検出は行わ
ず最初に決定した焦点検出領域で焦点検出を行う。この
ため、このときに被写体から眼を離しファインダー内の
撮影情報や撮影画面の端のほうを見ることが出来る。図
7(c)では被写体が中央に動いたため、今まで検出し
ていた焦点検出領域に被写体が無くなってしまった。こ
のため検出した像面移動速度も急激に変化する。このと
きに再び視線検出を行い注視点を求める。注視点が中央
なら焦点検出領域を中央にする。図7(d))図7
(a)、(b)と同じ被写体を検出しているので過去の
データと今回の焦点検出結果を用いて予測演算を行うこ
とが出来る。
【0144】このことにより、動的被写体向きモードに
おいて、レリーズ釦が最初に押されたときのみ視線検出
手段により焦点検出領域を決定して焦点調節を行うので
はなく、被写体の連続性が無くなると視線検出を行っ
て、撮影者の意志通り被写体に連動して焦点検出領域が
変化する動的被写体向きAFモードを実現できる。さら
に、視線入力を焦点検出を行う前に毎回行わないので、
視線検出を行う時間分だけ毎回の焦点検出時間が余分に
かかることもなく、移動する被写体に追従したピントの
あった写真を撮影することが出来る。加えて、毎回に視
線検出を行わないので、被写体から眼を離してフレーミ
ングを行うために画面の端を見ることや、ファインダー
内に表示された撮影情報を見ることが出来る。
【0145】
【発明の効果】本願の請求項1に記載した発明は、ファ
インダーを覗く使用者の視線位置を検出する視線検出手
段と、該視線検出手段の検出結果に基づいて、焦点検出
を行う焦点検出手段と、レリーズボタンが押されている
間は撮影動作を繰り返すカメラの制御手段と有する視線
検出手段を有するカメラにおいて、前記視線検出手段は
前記焦点検出手段による焦点検出ができなかったときに
再度、視線検出動作を行うことによって、焦点検出不能
な場合にだけ、視線検出手段を実行するので、駒速を低
下させることなく、焦点検出手段の追従性を向上させる
ことができる。
【0146】本願の請求項2に記載した発明は、ファイ
ンダーを覗く使用者の視線位置を検出する視線検出手段
と、該視線検出手段の検出結果に基づいて、焦点検出を
行う焦点検出手段と、レリーズボタンが押されている間
は撮影動作を繰り返す連写撮影を行うカメラの制御手段
と有する視線検出手段を有するカメラにおいて、前記視
線検出手段は前記連写撮影の1駒目および前記連写撮影
中に前記焦点検出手段による検出結果が焦点検出不能に
なったときに、再度視線検出動作を行うことによって、
連写撮影時には1駒目および焦点検出不能な場合にだ
け、視線検出手段を行うことによって、連写撮影時には
1駒目および焦点検出不能な場合にだけ、視線検出手段
を実行するので、連写撮影の駒速を低下させることな
く、焦点検出手段の追従性を向上させることができる。
【0147】本願の請求項3に記載した発明は、ファイ
ンダーを覗く使用者の視線位置を検出する視線検出手段
と、該視線検出手段の検出結果に基づいて、焦点検出を
行うものであって、合焦後も焦点検出動作を続ける焦点
検出手段と有する視線検出手段を有するカメラにおい
て、前記視線検出手段は前記焦点検出手段の動作中に焦
点検出ができなくなったときに、再度視線検出動作を行
うことによって、焦点検出手段の追従性を向上させるこ
とができる。本願の請求項4に記載した発明は、ファイ
ンダーを覗く使用者の視線位置を検出する視線検出手段
と、該視線検出手段の検出結果に基づいて、焦点検出を
行うものであって、合焦後も焦点検出動作を続ける焦点
検出手段と有する視線検出手段を有するカメラにおい
て、前記視線検出手段は少なくとも前記前記焦点検出手
段による検出結果が焦点検出不能になったときに再度、
視線検出動作を行い、前記焦点検出手段は該視線検出手
段の新たな検出結果に基づいて焦点検出動作を続けるこ
とによって、焦点検出手段の追従性を向上させることが
できる。
【0148】本願の請求項5に記載した発明は、ファイ
ンダーを覗く使用者の視線位置を検出する視線検出手段
と、該視線検出手段の検出結果に基づいて、焦点検出を
行うものであって、合焦後も焦点検出動作を続ける焦点
検出手段と、該視線検出手段が検出動作を1回行う毎に
該視線検出手段の検出動作を禁止する禁止手段と、該焦
点検出手段による焦点検出ができなくなったときに該禁
止手段による視線検出の禁止を解除する解除手段とを有
し、該視線検出手段の検出結果に基づく焦点検出ができ
ないときには、再度、視線検出動作を行い、該視線検出
手段の新たな検出結果に基づいて焦点検出動作を続ける
ことによって、焦点検出手段の追従性を向上させること
ができる。
【0149】本願の請求項6に記載した発明は、ファイ
ンダーを覗く使用者の視線位置を検出する視線検出手段
と、該視線検出手段の検出結果に基づいて、焦点検出を
行う焦点検出手段と、該焦点検出手段による焦点検出結
果が適切かどうかを判断する判断手段と、レリーズボタ
ンが押されている間は撮影動作を繰り返すカメラの制御
手段と有する視線検出手段を有するカメラにおいて、前
記判断手段によって前記焦点検出結果が不適切と判断さ
れたときに、前記視線検出手段は再度、視線検出動作を
行うことによって、前記焦点検出手段による検出結果が
適切ではないと判断した場合にだけ、視線検出手段を実
行するので、駒速を低下させることなく、使用者の焦点
検出手段の追従性を向上させることができる。
【0150】本願の請求項7に記載した発明は、ファイ
ンダーを覗く使用者の視線位置を検出する視線検出手段
と、該視線検出手段の検出結果に基づいて、焦点検出を
行う焦点検出手段と、該焦点検出手段による焦点検出結
果が適切かどうかを判断する判断手段と、レリーズボタ
ンが押されている間は撮影動作を繰り返す連写撮影を行
うカメラの制御手段と有する視線検出手段を有するカメ
ラにおいて、前記連写撮影の1駒目および前記連写撮影
中に前記判断手段によって前記焦点検出結果が不適切と
判断されたときに、前記視線検出手段は再度、視線検出
動作を行うことによって、連写撮影時には1駒目および
前記焦点検出手段による検出結果が適切ではないと判断
した時にだけ、視線検出手段を実行するので、連写撮影
の駒速を低下させることなく、焦点検出手段の追従性を
向上させることができる。
【0151】本願の請求項8に記載した発明は、ファイ
ンダーを覗く使用者の視線位置を検出する視線検出手段
と、該視線検出手段の検出結果に基づいて、焦点検出を
行うものであって、合焦後も焦点検出動作を続ける焦点
検出手段と、該焦点検出手段による焦点検出結果が適切
かどうかを判断する判断手段とを有する視線検出手段を
有するカメラにおいて、前記焦点検出手段の動作中に前
記判断手段によって前記焦点検出結果が不適切と判断さ
れたときに、前記視線検出手段は再度、視線検出動作を
行うことによって、焦点検出手段の追従性を向上させる
ことができる。
【0152】本願の請求項9に記載した発明は、ファイ
ンダーを覗く使用者の視線位置を検出する視線検出手段
と、該視線検出手段の検出結果に基づいて、焦点検出を
行うものであって、合焦後も焦点検出動作を続ける焦点
検出手段と、該焦点検出手段による検出結果が適切かど
うかを判断する判断手段とを有する視線検出手段を有す
るカメラにおいて、前記判断手段によって前記焦点検出
結果が不適切と判断されたときに、前記視線検出手段は
再度、視線検出動作を行い、前記焦点検出手段は該視線
検出手段の新たな検出結果に基づいて焦点検出動作を続
けることによって、焦点検出手段の追従性を向上させる
ことができる。
【0153】本願の請求項10に記載した発明は、ファ
インダーを覗く使用者の視線位置を検出する視線検出手
段と、該視線検出手段の検出結果に基づいて、焦点検出
を行うものであって、合焦後も焦点検出動作を続けるこ
とのできる焦点検出手段と、該焦点検出手段による焦点
検出結果が適切かどうかを判断する判断手段と、該視線
検出手段が検出動作を1回行う毎に該視線検出手段の検
出動作を禁止する禁止手段と、前記判断手段が前記焦点
検出手段による焦点検出結果を適切ではないと判断した
ときに、該禁止手段による視線検出の禁止を解除する解
除手段とを有し、該視線検出手段の検出結果に基づく焦
点検出手段の検出結果が適切ではないときには、再度視
線検出動作を行い、該視線検出手段の新たな検出結果に
基づいて焦点検出動作を続けることによって、焦点検出
手段の追従性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を説明する「視線検
出&AF」サブルーチンの動作を示すフローチャート。
【図2】本発明の第2の実施例の形態を説明する「視線
検出&AF」サブルーチンの動作を示すフローチャー
ト。
【図3】注視点座標と焦点検出領域の説明をするための
図。
【図4】視線検出手段を有するカメラの電気回路の要部
ブロック図。
【図5】動体予測焦点検出動作の原理を説明する図。
【図6】視線検出手段を有するカメラの動作のフローチ
ャート図。
【図7】本発明の動作を簡単に説明する図。
【図8】一眼レフカメラに配設された視線検出光学系の
概略図。
【図9】眼球像の該略図。
【図10】視線検出の原理を説明する図。
【符号の説明】
1 撮影レンズ 2 主ミラー 7 ピント板 8 ペンタダハプリズム 11 接眼レンズ 12 受光レンズ 13 赤外発行ダイオード 14 イメージセンサ 15 眼球 16 角膜 17 虹彩 19 瞳孔 21 LED 100 CPU 101 視線検出回路 102 測光回路 103 自動焦点検出回路 104 信号入力回路 105 LCD駆動回路 107 IRED駆動回路 108 シャッター制御回路 109 モーター制御回路 110 レンズ駆動回路 111 絞り駆動回路

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファインダーを覗く使用者の視線位置を
    検出する視線検出手段と、該視線検出手段の検出結果に
    基づいて、焦点検出を行う焦点検出手段と、レリーズボ
    タンが押されている間は撮影動作を繰り返すカメラの制
    御手段と有する視線検出手段を有するカメラにおいて、 前記視線検出手段は前記焦点検出手段による焦点検出が
    できなかったときに再度、視線検出動作を行うことを特
    徴とする視線検出手段を有するカメラ。
  2. 【請求項2】 ファインダーを覗く使用者の視線位置を
    検出する視線検出手段と、該視線検出手段の検出結果に
    基づいて、焦点検出を行う焦点検出手段と、レリーズボ
    タンが押されている間は撮影動作を繰り返す連写撮影を
    行うカメラの制御手段と有する視線検出手段を有するカ
    メラにおいて、 前記視線検出手段は前記連写撮影の1駒目および前記連
    写撮影中に前記焦点検出手段による検出結果が焦点検出
    不能になったときに、再度視線検出動作を行うことを特
    徴とする視線検出手段を有するカメラ。
  3. 【請求項3】 ファインダーを覗く使用者の視線位置を
    検出する視線検出手段と、該視線検出手段の検出結果に
    基づいて、焦点検出を行うものであって、合焦後の焦点
    検出動作を続ける焦点検出手段と有する視線検出手段を
    有するカメラにおいて、 前記視線検出手段は前記焦点検出手段の動作中に焦点検
    出ができなくなったときに、再度視線検出動作を行うこ
    とを特徴とする視線検出手段を有するカメラ。
  4. 【請求項4】 ファインダーを覗く使用者の視線位置を
    検出する視線検出手段と、該視線検出手段の検出結果に
    基づいて、焦点検出を行うものであって、合焦後も焦点
    検出動作を続ける焦点検出手段と有する視線検出手段を
    有するカメラにおいて、 前記視線検出手段は前記焦点検出手段による焦点検出が
    不能ができなくなったときに再度視線検出手段を行い、
    前記焦点検出手段は該視線検出手段の新たな検出結果に
    基づいて焦点検出動作を続けることを特徴とする視線検
    出手段を有するカメラ。
  5. 【請求項5】 ファインダーを覗く使用者の視線位置を
    検出する視線検出手段と、該視線検出結果に基づいて、
    焦点検出を行うものであって、合焦後も焦点検出動作を
    続ける焦点検出手段と、 該視線検出手段が検出動作を1回行う毎に該視線検出手
    段の検出動作を禁止する禁止手段と、 該焦点検出手段による焦点検出ができなくなったときに
    該禁止手段による視線検出の禁止を解除する解除手段と
    を有することを特徴とする視線検出手段を有するカメ
    ラ。
  6. 【請求項6】 ファインダーを覗く使用者の視線位置を
    検出する視線検出手段と、該視線検出手段の検出結果に
    基づいて、焦点検出を行う焦点検出手段と、該焦点検出
    手段による焦点検出結果が適切かどうかを判断する判断
    手段と、レリーズボタンが押されている間は撮影動作を
    繰り返すカメラの制御手段と有する視線検出手段を有す
    るカメラにおいて、 前記判断手段によって前記焦点検出結果が不適切と判断
    されたときに、前記視線検出手段は再度、視線検出動作
    を行うことを特徴とする視線検出手段を有するカメラ。
  7. 【請求項7】 ファインダーを覗く使用者の視線位置を
    検出する視線検出手段と、該視線検出手段の検出結果に
    基づいて、焦点検出を行う焦点検出手段と、該焦点検出
    手段による焦点検出結果が適切かどうかを判断する判断
    手段と、レリーズボタンが押されている間は撮影動作を
    繰り返す連写撮影を行うカメラの制御手段と有する視線
    検出手段を有するカメラにおいて、 前記連写撮影の1駒目および前記連写撮影中に前記判断
    手段によって前記焦点検出結果が不適切と判断されたと
    きに、前記視線検出手段は再度、視線検出動作を行うこ
    とを特徴とする視線検出手段を有するカメラ。
  8. 【請求項8】 ファインダーを覗く使用者の視線位置を
    検出する視線検出手段と、該視線検出手段の検出結果に
    基づいて、焦点検出を行うものであって、合焦後も焦点
    検出動作を続ける焦点検出手段と、該焦点検出手段によ
    る焦点検出結果が適切かどうかを判断する判断手段とを
    有する視線検出手段を有するカメラにおいて、 前記焦点検出手段の動作中に前記判断手段によって前記
    焦点検出結果が不適切と判断されたときに、前記視線検
    出手段は再度、視線検出動作を行うことを特徴とする視
    線検出手段を有するカメラ。
  9. 【請求項9】 ファインダーを覗く使用者の視線位置を
    検出する視線検出手段と、該視線検出手段の検出結果に
    基づいて、焦点検出を行うものであって、合焦後も焦点
    検出動作を続ける焦点検出手段と、該焦点検出手段によ
    る検出結果が適切かどうかを判断する判断手段とを有す
    る視線検出手段を有するカメラにおいて、 前記判断手段によって前記焦点検出結果が不適切と判断
    されたときに、前記視線検出手段は再度、視線検出動作
    を行い、前記焦点検出手段は該視線検出手段の新たな検
    出結果に基づいて焦点検出動作を続けることを特徴とす
    る視線検出手段を有するカメラ。
  10. 【請求項10】 ファインダーを覗く使用者の視線位置
    を検出する視線検出手段と、 該視線検出手段の検出結果に基づいて、焦点検出を行う
    ものであって、合焦後も焦点検出動作を続けることので
    きる焦点検出手段と、 該焦点検出手段による焦点検出結果が適切かどうかを判
    断する判断手段と、 該視線検出手段が検出動作を1回行う毎に該視線検出手
    段の検出動作を禁止する禁止手段と、 前記判断手段が前記焦点検出手段による焦点検出結果を
    適切ではないと判断したときに、該禁止手段による視線
    検出の禁止を解除する解除手段とを有することを特徴と
    する視線検出手段を有するカメラ。
  11. 【請求項11】 前記焦点検出手段は所定時間間隔で焦
    点検出動作を繰り返し、過去の焦点検出結果から所定時
    間経過した後の被写体の位置を予測するものであって、
    前記判断手段は今回の焦点検出結果と過去の焦点検出結
    果とを比較して被写体の位置に連続性があれば適切と判
    断し、被写体の位置に連続性がなければ不適切と判断す
    ることを特徴とする請求項6、7、8、9または10記
    載の視線検出手段を有するカメラ。
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