JPH0989809A - 冷延鋼板のエッジ割れ欠陥検出方法 - Google Patents

冷延鋼板のエッジ割れ欠陥検出方法

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JPH0989809A
JPH0989809A JP7245709A JP24570995A JPH0989809A JP H0989809 A JPH0989809 A JP H0989809A JP 7245709 A JP7245709 A JP 7245709A JP 24570995 A JP24570995 A JP 24570995A JP H0989809 A JPH0989809 A JP H0989809A
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JP
Japan
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edge
cold
rolled steel
steel plate
steel sheet
Prior art date
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Pending
Application number
JP7245709A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Fukaya
敏弘 深谷
Hiroyuki Serio
浩之 芹生
Moriyuki Miyahara
盛行 宮原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷延鋼板のエッジ割れ欠陥検出方法を提供す
る。 【解決手段】 冷延鋼板2を圧延するプロセスラインに
エッジプロフィール計10を設置して鋼板エッジ部の板厚
分布を計測し、この計測された信号の中から冷延鋼板2
の長手方向におけるエッジ板厚の急激な落ち込みを検出
して、エッジ割れ欠陥として判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷延鋼板のエッジ
割れ欠陥検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、冷延鋼板の製造における表面欠
陥を検出する手段としては、製品となる最終工程ライン
に検査室を設けて検査員が目視で検査するとか、あるい
はプロセスラインにカメラタイプの表面欠陥検出器を設
置して画像処理により検査する方法(例えば特開平1−
250848号公報参照)などが用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術において前者の目視検査の場合は、人的なミ
スによる欠陥部の見逃しを完全に無くすことは不可能で
あり、特に高速処理ラインにおいては人間による検査は
困難であるという問題があった。この場合、検査の必要
な工程ごとにそれぞれ検査員を配置する必要があるが、
人件費の問題などから製品を搬出する最終ラインとか専
用の検査ラインのみに限られ、中間工程での検査はあま
り実施されない傾向にある。
【0004】また、後者の表面欠陥検出器を用いる場合
は、画像処理に要する速度をライン速度にマッチさせる
必要があるが、やはり高速処理ラインでの適用には困難
であるという問題がある。特に鋼板エッジ部の割れ欠陥
については、例えば連続焼鈍ラインにおいて炉内通過時
に板破断を誘発する要因になることから重大欠陥の一つ
とされているが、上記のような検査の体制であることか
ら、最終工程に至るまでその検出が見逃されるという問
題があった。
【0005】本発明は、上記のような従来技術の有する
課題を解決すべくなされたものであって、高速処理ライ
ンにおいても適用可能な冷延鋼板のエッジ割れ欠陥検出
方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、冷延鋼板を製
造するプロセスラインにおける冷延鋼板のエッジ割れ欠
陥検出方法であって、前記プロセスラインにエッジプロ
フィール計を設置して鋼板エッジ部の板厚分布を計測
し、この計測された信号の中から鋼板の長手方向におけ
るエッジ板厚の急激な落ち込みを検出して、エッジ割れ
欠陥として判定することを特徴とする冷延鋼板のエッジ
割れ欠陥検出方法である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例について
図面を参照して詳しく説明する。図1は本発明の一実施
例を示す概要図であり、本発明に用いられるエッジプロ
フィール計10は、5スタンドタンデム圧延機1の出側に
設置されている。このエッジプロフィール計10は、冷延
鋼板2の幅方向の板厚分布を長手方向に常時監視するた
めに設けられたものであり、その検出信号はエッジプロ
フィール測定装置20に入力されて板厚分布の演算処理が
なされるとともに、エッジ割れ検出処理装置30にも同時
に入力されてエッジ割れの判定処理がなされる。
【0008】エッジプロフィール計10は、図2に示すよ
うに、上部フレーム11aと下部フレーム11bとをコの字
状に組み付けて車輪12でレール13上を走行自在とされる
Cフレーム台車11と、上部フレーム11aの冷延鋼板2の
エッジ部に対応する位置にそれぞれ取り付けられる操作
側X線発生器14および駆動側X線発生器15と、これら操
作側X線発生器14および駆動側X線発生器15に対向した
下部フレーム11bの位置にそれぞれ取り付けられる操作
側X線検出器16および駆動側X線検出器17とで構成され
る。そして、操作側X線発生器14および駆動側X線発生
器15から放出されるX線扇状ビーム18,19はそれぞれ操
作側X線検出器16および駆動側X線検出器17によって検
出される。
【0009】なお、前記した操作側X線検出器16および
駆動側X線検出器17は、特定点の板厚を計測する板厚計
を鋼板幅方向へ走査させる型式のものではなく、冷延鋼
板2の両エッジ部に合わせて幅方向に約1.5 mmピッチで
並べられた複数のセンサによって、冷延鋼板2によって
減衰したX線を検出するもので、鋼板両サイドの板厚分
布データの同時性を保った状態で高速で計測することが
できる。
【0010】エッジ割れ検出処理装置30においては、エ
ッジプロフィール計10での検出信号を直接アナログの状
態で入力して、同一時点での幅方向の検出信号を比較
し、板厚0である信号の有無をチェックする。そして、
板厚0の信号が検出されたときにエッジ割れ欠陥が発生
したと判定する。ここで、エッジ割れ検出処理装置30が
エッジプロフィール計10のアナログ信号を入力する理由
について説明すると、まず、エッジ割れ欠陥の典型例は
図3に示すごとくであって、最小の場合で幅Wが15mm程
度、長さLが3mm程度であり、一方、エッジプロフィー
ル測定装置20側でみたX線式のエッジプロフィール計10
の時定数は5〜10ms程度であるから、例えば1000mpm 以
上の高速処理ラインで長さLが10mm程度のエッジ割れ欠
陥があったとしても、エッジプロフィール測定装置20か
らの板厚分布出力をそのまま使用したのではエッジ割れ
欠陥を検出することができない。そこで、生のアナログ
信号を直接入力して用いるようにする。
【0011】なお、エッジプロフィール計10のアナログ
信号を用いる場合は、ノイズが大きくて瞬時データとし
ての信頼性は低いが、エッジ割れ部分は板厚がゼロであ
ってX線の減衰がまったくなく、したがって他のノイズ
分との明確な分離が可能であり、さらに幅方向に複数個
のセンサを並べていることから、同一時点でエッジ割れ
部分の透過X線が、割れの存在する部分に当たる複数の
センサで検出されることになる。
【0012】このように、同一時点で複数のセンサでエ
ッジ割れ部の透過X線を検出した場合に、エッジ割れ欠
陥であると判定することができる。また、エッジ割れ欠
陥の大きさは、透過X線を検出している状態の継続時間
とそのセンサの数とで分類することができる。なお、上
記実施例は圧延機ラインへ適用した場合について説明し
たが、本発明はこれに限るものではなく、エッジ割れ欠
陥の発生するプロセスラインであればどこにでも、エッ
ジプロフィール計10とエッジ割れ検出処理装置30とを組
み合わせて設置することにより、エッジ割れ欠陥を容易
に検出することができるのはいうまでもない。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
エッジ割れ欠陥の発生する圧延プロセスラインの出側に
設けられたエッジプロフィール計によって冷延鋼板のエ
ッジ板厚分布を計測し、このエッジ板厚分布における長
手方向の板厚0の信号を検出した時点をエッジ割れ欠陥
として判定するようにしたので、冷延鋼板が下流の加工
処理工程に送られる前に、予め圧延機出側で欠陥をリジ
ェクトすることが可能である。また、幅方向の板厚分を
長手方向に監視するだけで、エッジ割れ欠陥の検出が可
能であるから、高速処理ラインへ適用することが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概要図である。
【図2】本発明に用いられるエッジプロフィール計の構
成を示す概要図である。
【図3】(a) 〜(c) はエッジ割れ欠陥の説明図である。
【符号の説明】
1 5スタンドタンデム圧延機 2 冷延鋼板 10 エッジプロフィール計 11 Cフレーム台車 11a 上部フレーム 11b 下部フレーム 12 車輪 13 レール 14 操作側X線発生器 15 駆動側X線発生器 16 操作側X線検出器 17 駆動側X線検出器 18,19 X線扇状ビーム 20 エッジプロフィール測定装置 30 エッジ割れ検出処理装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷延鋼板を製造するプロセスラインに
    おける冷延鋼板のエッジ割れ欠陥検出方法であって、 前記プロセスラインにエッジプロフィール計を設置して
    鋼板エッジ部の板厚分布を計測し、この計測された信号
    の中から鋼板の長手方向におけるエッジ板厚の急激な落
    ち込みを検出して、エッジ割れ欠陥として判定すること
    を特徴とする冷延鋼板のエッジ割れ欠陥検出方法。
JP7245709A 1995-09-25 1995-09-25 冷延鋼板のエッジ割れ欠陥検出方法 Pending JPH0989809A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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WO2022034654A1 (ja) 2020-08-12 2022-02-17 Primetals Technologies Japan株式会社 圧延装置の制御装置及び圧延設備並びに圧延装置の運転方法
JPWO2022038668A1 (ja) * 2020-08-18 2022-02-24

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