JPH0989540A - 透明円形体の外観検査方法 - Google Patents

透明円形体の外観検査方法

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JPH0989540A
JPH0989540A JP7270523A JP27052395A JPH0989540A JP H0989540 A JPH0989540 A JP H0989540A JP 7270523 A JP7270523 A JP 7270523A JP 27052395 A JP27052395 A JP 27052395A JP H0989540 A JPH0989540 A JP H0989540A
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Shuya Yamada
修也 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 検査対象の円形体の全輪郭情報を求め、これ
によって外観検査に必要な情報を正確に求め、外観の認
識および良否の確認を容易に行えるようにする。 【解決手段】 検査対象としての円形体を適切な背景お
よび照明のもとで撮影し、円形体を画像情報として記憶
し、この画像情報から円形体の外周を画像処理によって
輪郭追跡することにより、全輪郭情報を求め、この全輪
郭情報より円形体の重心を求め、上記輪郭情報と上記重
心より円形体の全外周の半径を算出し、全ての半径の平
均値から外径を求めるとともに、各外周位置の半径と欠
けレベル、肉溜りレベルとの比較から欠け、肉溜りの検
査を行い、さらに半径の最大値と最小値との差と偏心度
レベルとの比較から偏心度を検査する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、検査対象としての円形体
を撮像し、画像処理によって円形体の外観を検査する方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】円形体の外観検査として、特開平3−1
25906号公報がある。その外径測定によると、上下
左右4つのエリアの頂点で、外径測定を実行するが、そ
のエリアで、円形体の輪郭に変形があると、正確な外径
(直径)は測定できない。また外周の輪郭に沿って、欠
け、肉溜りを基準円と比較する方法は、欠や肉溜りの変
形量(面積)が判らないため、その大きさの程度を知る
ことができない。
【0003】
【発明の目的】本発明の目的は、検査対象の円形体の全
輪郭情報を求め、これによって外観検査に必要な情報を
正確に求め、外観の認識および良否の確認を容易に行え
るようにすることである。
【0004】
【発明の解決手段】上記目的の下に、本発明の外観検査
方法は、検査対象としての円形体を適切な背景および照
明のもとで撮影し、円形体を画像情報として記憶し、こ
の画像情報から円形体の外周を画像処理によって輪郭追
跡することにより、全輪郭情報を求め、この全輪郭情報
より円形体の重心を求め、上記輪郭情報と上記重心より
円形体の全外周の半径を算出し、全ての半径の平均値か
ら外径を求めるとともに、各外周位置の半径と欠けレベ
ル、肉溜りレベルとの比較から欠け、肉溜りの検査を行
い、さらに半径の最大値と最小値との差と偏心度レベル
との比較から偏心度を検査するようにしている。
【0005】
【実施例】図1は、外観検査装置1の概要を示してい
る。検査対象のガラス製のマウント部2は、コンベア3
により検査位置に案内される。マウント部2は、図2に
示すように、蛍光灯の端部を封止する透明なガラス体
で、フィラメント4を有しており、ガラス部の裾部分で
円形状となっている。この円形状の部分をフレアガラス
と呼ばれている。外観検査の対象は、マウント部2の透
明円形体としてのフレアガラス5の部分であり、図3に
見られるように、フレアガラス5についての外径測定、
欠け、肉溜り、偏心度などを検査する。
【0006】検査位置で、フレアガラス5は、カメラ6
によって真上から撮像される。カメラ6は、フレアガラ
ス5の画像を画像情報として画像処理装置7に送る。画
像処理装置7は、画像情報を記憶し、その画像情報か
ら、フレアガラス5の外観検査を実行し、そのときのデ
ータをモニタ8によって目で確認できるようにするとと
もに、検査結果に応じて良品(OK)または不良品(N
G)の信号を出力するようになっている。
【0007】透明なフレアガラス5では、その形状か
ら、通常のリング蛍光灯照明では、ガラス内面の反射が
大きく、かつ外周のエッジで照明光が透過して、輪郭が
検出しにくい。この対策として、赤色発光のLEDリン
グ照明9がカメラ6の光軸上に配置されており、照明電
源10によってフレアガラス5に赤色の照明光を照射す
る。リング状の赤色照明光によると、フレアガラス5の
外周エッジおよびガラス前面が黒く写り、透過率が下が
るため、背景としてのシャッタ11とのコントラストが
出て、形状が認識し易くなる。また、必要に応じて、カ
メラ6とLEDリング照明9との間で、バンドパス+赤
色のフィルター12を併用することで、撮像が太陽光な
どの外乱光などに影響されなくなる。
【0008】また上記シャッタ11は、反射率の高いア
ルミ板を用い、開閉式のものとし、カメラ6から見てマ
ウント部2の背後にあって、フレアガラス5の外径より
も小さな孔の部分でフレアガラス5に対し充分な背景面
を構成している。アルミ板は鏡面反射ではなく、白アル
マイト処理加工したものを使用する。マウント部2の移
動中、一対のシャッタ11は、開放しており、位置決め
後に閉じ、フレアガラス5の背景面を構成する。
【0009】次に、図4は、本発明の外径検査方法の順
序を示している。検査対象のマウント部2が検査位置に
案内され、停止し、位置決めされた時点で、開いていた
一対のシャッタ11が閉じ、LEDリング照明9が点灯
した状態で、カメラ6は、フレアガラス5の輪郭部分を
撮像する。この撮像データは、画像処理装置7の内部に
送り込まれ、画像処理に備えて記憶される。次のステッ
プで、撮像データの信号レベルに応じて、このあとの画
像処理のために、しきい値が自動的に決定される。
【0010】次のステップの輪郭追跡にあたって、フレ
アガラス5と背景(シャッタ11)とで、スライスレベ
ルを自動的に決定し、輪郭エッジを探すことになるが、
一対のシャッタ11の取り付け角度の違いから、各シャ
ッタ11の表面での反射が異なるため、各シャッタ11
毎に、つまり各シャッタ11に対応する輪郭の半円毎
に、スライスレベルを自動的に決定する。輪郭追跡で
は、8連結近傍で輪郭の検索が行われる。図5に示すよ
うに、検索スタート点をP0 とする。P0 点の隣接点P
1 、P2 、・・P8 で、しきい値より暗い点がないか時
計方向回りで検索する。暗い点があれば、その点が輪郭
点Px となる。次のスタート点をPx-1 とすることで、
高速で輪郭追跡が可能となる。
【0011】次の重心算出および全半径算出のステップ
で、全周の輪郭情報の平均値から重心座標を算出すると
共に、重心(中心)と全周の輪郭情報より全距離(全半
径)を算出し、メモリに格納する。全輪郭座標をP
1 (x1 ,y1 )、P2 (x2 ,y2 )、・・Pn (x
n ,yn )とすると、i=1、2、・・nとして、重心
座標はP(Σxi /n,Σyi /n)として求められ、
また重心座標をP(xp ,yp )とすると、輪郭座標P
1 (x1 ,y1 )点の半径は、式r1 =√{(x1−x
p 2 +(y1 −yp 2 }により求められる。これら
より、全周の全半径r1 、r2 、・・rn を算出する。
【0012】図6は、輪郭追跡の方向に対応する輪郭座
標P1 、P2 、・・Pn と重心Pとを示しており、ま
た、図7は、半径r1 、r2 、・・rn を輪郭の全周
(0〜360°の円周角度)についてグラフにより表し
ている。このようなグラフは、必要に応じ、モニタ8の
画面上に表示される。したがって、作業者は、このグラ
フを確認することによって、輪郭情報のデータ変化量の
傾向を容易に知ることができる。
【0013】次のステップで、全半径r1 、r2 、・・
n のばらつきの算出が行われる。全半径のばらつきK
は、式K=rmax −rmin によって求められ、ばらつき
K>偏心量(パラメータ)Eのときは、欠け、肉溜り、
偏心いずれかの欠点となる。
【0014】そこで、次のステップで、ばらつきK<偏
心量Eの比較式により、それらの大小比較が行われ、N
(No)のとき、外径測定のステップで外径の算出が行
われる。全周の全半径の平均値Rは、i=1、2、・・
nとして、式R=Σri /nによって求められ、これに
よって外径は2Rとして求められる。
【0015】ばらつきと偏心量の大小比較で、Y(Ye
s)のとき、欠け、肉溜りの検査が行われる。欠け、肉
溜り判定方法は、下記の通りである。まず、欠けレベル
(パラメータ)L1 >r1 、r2 、・・rn 、かつ、そ
の度数>欠け幅パラメータDLで欠けの欠点とし、また
肉溜りレベル(パラメータ)L2 >r1 、r2 、・・r
n で、かつ、その度数>肉溜り幅パラメータTLで肉溜
り欠点とする。これら以外は、偏心NGとする。このよ
うに、判定過程で、欠けレベルL1 、肉溜りレベル
2 、欠け幅パラメータDL、肉溜り幅パラメータT
L、偏心量Eの判定用パラメータが用いられる。
【0016】
【発明の効果】本発明では、フレアガラスなどの透明円
形体や不透明な円形体の輪郭情報から全半径データをグ
ラフ化可能な状態で求められ、外周の変化を正確に認識
できるため、外径検査の精度が高められる。そして、欠
け、肉溜り発生時は、欠陥部分で、重心が変動するが、
その差は十分に良否判定できるレベルにある。
【図面の簡単な説明】
【図1】外観検査装置の概略的な側面図である。
【図2】検査対象の部品(マウント部)の側面図であ
る。
【図3】フレアガラスの欠け、肉溜り、偏心、外径の説
明図である。
【図4】外観検査のフローチャート図である。
【図5】輪郭追跡の説明図である。
【図6】輪郭座標と重心の座標との関係の説明図であ
る。
【図7】全周の輪郭情報のグラフである。
【符号の説明】
1 外観検査装置 2 マウント部 3 コンベア 4 フィラメント 5 フレアガラス 6 カメラ 7 画像処理装置 8 モニタ 9 LEDリング照明 10 照明電源 11 シャッタ 12 フィルター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06T 7/60 G06F 15/70 360

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査対象としての円形体を適切な背景お
    よび照明のもとで撮影し、円形体を画像情報として記憶
    し、この画像情報から円形体の外周を画像処理によって
    輪郭追跡することにより、全輪郭情報を求め、この全輪
    郭情報より円形体の重心を求め、上記輪郭情報と上記重
    心より円形体の全外周の半径を算出して、全ての半径の
    平均値から外径を求めるとともに、各外周位置の半径と
    欠けレベル、肉溜りレベルとの比較から欠け、肉溜りの
    検査を行うことを特徴とする円形体の外径検査方法。
  2. 【請求項2】 検査対象としての円形体を適切な背景お
    よび照明のもとで撮影し、円形体を画像情報として記憶
    し、この画像情報から円形体の外周を画像処理によって
    輪郭追跡することにより、全輪郭情報を求め、この全輪
    郭情報より円形体の重心を求め、上記輪郭情報と上記重
    心より円形体の全外周の半径を算出して、全ての半径の
    平均値から外径を求めるとともに、各外周位置の半径と
    欠けレベル、肉溜りレベルとの比較から欠け、肉溜りの
    検査を行い、さらに半径の最大値と最小値との差と偏心
    度レベルとの比較から偏心度を検査することを特徴とす
    る円形体の外径検査方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007240457A (ja) * 2006-03-10 2007-09-20 Oshikiri:Kk 形状判定装置及び練り生地成形システム
JP2007263899A (ja) * 2006-03-30 2007-10-11 Toppan Printing Co Ltd パターン形状計測装置及びパターン形状計測方法
JP2010256053A (ja) * 2009-04-22 2010-11-11 Visco Technologies Corp 形状欠損検査装置、形状モデリング装置および形状欠損検査プログラム
WO2023238761A1 (ja) * 2022-06-10 2023-12-14 日東電工株式会社 光学積層体およびその製造方法、ならびに該光学積層体を用いた画像表示装置

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