JPH0989283A - 空調用吹出口 - Google Patents
空調用吹出口Info
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- JPH0989283A JPH0989283A JP7273581A JP27358195A JPH0989283A JP H0989283 A JPH0989283 A JP H0989283A JP 7273581 A JP7273581 A JP 7273581A JP 27358195 A JP27358195 A JP 27358195A JP H0989283 A JPH0989283 A JP H0989283A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】被空調室に設置する吹出口の削減。
【解決手段】被空調室の側壁１０には、空調機に連通さ
れた固定ダクト１２の先端部が突出されている。この固
定ダクト１２の先端部には、可撓性を有する可変ダクト
１４が連結されており、更に、その可変ダクト１４の先
端部には、円筒状に形成された吹出口１６が連結されて
いる。吹出口１６には駆動装置１８が設けられており、
この駆動装置１８を駆動することにより、前記可変ダク
ト１４が曲げられて向きが変わる。従って、この吹出口
１６を任意の方向に向けることにより、空調エアを任意
の方向に吹き出すことができる。これにより、吹き出し
方向を変える必要がある被空調室に対しては、従来の如
く吹出口を多数設ける必要がなくなるので、吹出口の設
置数を大幅に削減することができる。
れた固定ダクト１２の先端部が突出されている。この固
定ダクト１２の先端部には、可撓性を有する可変ダクト
１４が連結されており、更に、その可変ダクト１４の先
端部には、円筒状に形成された吹出口１６が連結されて
いる。吹出口１６には駆動装置１８が設けられており、
この駆動装置１８を駆動することにより、前記可変ダク
ト１４が曲げられて向きが変わる。従って、この吹出口
１６を任意の方向に向けることにより、空調エアを任意
の方向に吹き出すことができる。これにより、吹き出し
方向を変える必要がある被空調室に対しては、従来の如
く吹出口を多数設ける必要がなくなるので、吹出口の設
置数を大幅に削減することができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、空調用吹出口に係
り、特に空調機から送風される空調エアを任意の方向に
吹き出す空調用吹出口に関する。
り、特に空調機から送風される空調エアを任意の方向に
吹き出す空調用吹出口に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、被空調室に設けられる個々の吹出
口は、全て天井、側壁等に固定され、一方向のみに空調
エアが吹き出される単一方向方式が取られていた。
口は、全て天井、側壁等に固定され、一方向のみに空調
エアが吹き出される単一方向方式が取られていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の方式では、送風を必要とする箇所ごとに吹出口を設
置する必要があり、被空調室内全体に空調エアを送風す
るためには、多数の吹出口を設置しなければならないと
いう問題があった。この問題を解消する方法として、吹
出口にフィンを取り付け、そのフィンで送風方向を変え
る方法もあるが、フィンでは広範囲の送風や局所の送風
には対応できないという欠点があり、吹出口の設置数を
大幅に削減することはできない。
来の方式では、送風を必要とする箇所ごとに吹出口を設
置する必要があり、被空調室内全体に空調エアを送風す
るためには、多数の吹出口を設置しなければならないと
いう問題があった。この問題を解消する方法として、吹
出口にフィンを取り付け、そのフィンで送風方向を変え
る方法もあるが、フィンでは広範囲の送風や局所の送風
には対応できないという欠点があり、吹出口の設置数を
大幅に削減することはできない。
【０００４】また、吹出口を多数設置する場合には、工
事に多くの金額と日数が必要となるという欠点があっ
た。本発明はこのような事情を鑑みてなされたもので、
被空調室に設置する吹出口の数を減らし、被空調室内を
効率的に空調することができる空調用吹出口を提供する
ことを目的とする。
事に多くの金額と日数が必要となるという欠点があっ
た。本発明はこのような事情を鑑みてなされたもので、
被空調室に設置する吹出口の数を減らし、被空調室内を
効率的に空調することができる空調用吹出口を提供する
ことを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、空調エアを被空調室に吹き出す空調用吹
出口において、前記被空調室の天井又は側壁から被空調
室内に筒状の吹出口を突出して設けるとともに、該筒状
の吹出口を上下方向並びに左右方向に首振り自在に形成
したことを特徴とする。
成するために、空調エアを被空調室に吹き出す空調用吹
出口において、前記被空調室の天井又は側壁から被空調
室内に筒状の吹出口を突出して設けるとともに、該筒状
の吹出口を上下方向並びに左右方向に首振り自在に形成
したことを特徴とする。
【０００６】本発明によれば、吹出口が首振りするた
め、この吹出口を任意の方向に首振りさせることによ
り、空調エアを任意の方向に吹き出すことができる。ま
た、フィンで送風方向を可変させる方式に比べ自由度が
大きいので、空調エアを１つの吹出口で広範囲に送風す
ることができる。これにより、従来の如く吹出口を多数
設ける必要がなくなるので、吹出口の設置数を大幅に削
減することができる。
め、この吹出口を任意の方向に首振りさせることによ
り、空調エアを任意の方向に吹き出すことができる。ま
た、フィンで送風方向を可変させる方式に比べ自由度が
大きいので、空調エアを１つの吹出口で広範囲に送風す
ることができる。これにより、従来の如く吹出口を多数
設ける必要がなくなるので、吹出口の設置数を大幅に削
減することができる。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る空調用吹出口の好ましい実施の形態について詳説す
る。図１は、本発明に係る空調用吹出口の第１の実施の
形態の構成を示す側面図である。同図に示すように、被
空調室の側壁１０には、図示しない空調機に連通された
固定ダクト１２の先端部が突出されている。この固定ダ
クト１２の先端部には、可撓性を有する可変ダクト１４
が連結されており、更に、その可変ダクト１４の先端部
には、円筒状に形成された吹出口１６が連結されてい
る。
る空調用吹出口の好ましい実施の形態について詳説す
る。図１は、本発明に係る空調用吹出口の第１の実施の
形態の構成を示す側面図である。同図に示すように、被
空調室の側壁１０には、図示しない空調機に連通された
固定ダクト１２の先端部が突出されている。この固定ダ
クト１２の先端部には、可撓性を有する可変ダクト１４
が連結されており、更に、その可変ダクト１４の先端部
には、円筒状に形成された吹出口１６が連結されてい
る。
【０００８】前記吹出口１６には後述する駆動装置１８
が設けられている。前記吹出口１６は、図２に示すよう
に、この駆動装置１８を駆動することにより、前記可変
ダクト１４が曲げられて向きが変わる。また、前記固定
ダクト１２には、可変ダンパ２０が設けられている。可
変ダンパ２０には、駆動装置２２が設けられており、こ
の駆動装置２２を駆動することにより前記可変ダンパ２
０が駆動されて、前記吹出口１６から吹き出される空調
エアの風量が変化する。
が設けられている。前記吹出口１６は、図２に示すよう
に、この駆動装置１８を駆動することにより、前記可変
ダクト１４が曲げられて向きが変わる。また、前記固定
ダクト１２には、可変ダンパ２０が設けられている。可
変ダンパ２０には、駆動装置２２が設けられており、こ
の駆動装置２２を駆動することにより前記可変ダンパ２
０が駆動されて、前記吹出口１６から吹き出される空調
エアの風量が変化する。
【０００９】また、前記吹出口１６に設けられた駆動装
置１８及び可変ダンパ２０に設けられた駆動装置２２
は、制御装置２４に駆動制御される。図３は、前記吹出
口１６に設けられた駆動装置１８の構成を示す側面図で
あり、図４は、図３の正面図である。図３、図４に示す
ように、前記固定ダクト１２の先端部周面には、３つの
シリンダ２６、２６、２６が等間隔で配設されている。
一方、前記吹出口１６の中央部周面には、３つのブラケ
ット２８、２８、２８がそれぞれ球面台座３０、３０、
３０を介して等間隔で配設されている。前記各シリンダ
２６のロッド３２の先端部は、それぞれ前記各ブラケッ
ト３０に連結されている。
置１８及び可変ダンパ２０に設けられた駆動装置２２
は、制御装置２４に駆動制御される。図３は、前記吹出
口１６に設けられた駆動装置１８の構成を示す側面図で
あり、図４は、図３の正面図である。図３、図４に示す
ように、前記固定ダクト１２の先端部周面には、３つの
シリンダ２６、２６、２６が等間隔で配設されている。
一方、前記吹出口１６の中央部周面には、３つのブラケ
ット２８、２８、２８がそれぞれ球面台座３０、３０、
３０を介して等間隔で配設されている。前記各シリンダ
２６のロッド３２の先端部は、それぞれ前記各ブラケッ
ト３０に連結されている。
【００１０】前記の如く構成された本発明に係る空調用
吹出口の実施の形態の作用は、次の通りである。図５
は、本発明に係る空調用吹出口が適用された被空調室の
平面図であり、図６は、その側面図である。図５、図６
に示すように、吹出口１６Ａ〜１６Ｄは、被空調室３４
の各側壁１０Ａ〜１０Ｄの略中央位置に設置される。
吹出口の実施の形態の作用は、次の通りである。図５
は、本発明に係る空調用吹出口が適用された被空調室の
平面図であり、図６は、その側面図である。図５、図６
に示すように、吹出口１６Ａ〜１６Ｄは、被空調室３４
の各側壁１０Ａ〜１０Ｄの略中央位置に設置される。
【００１１】前記の如く設置された吹出口１６は、３つ
のシリンダ２６を駆動してロッド２８を伸縮量を制御す
ることにより、その向きを任意の向きに向かせることが
できる。また、可変ダンパ２０の駆動制御を行うことに
より、吹き出し風量を任意に調整することができる。し
たがって、次のような空調制御が可能になる。すなわ
ち、暖気は上昇し、寒気は下降する性質を有するので、
図６に示すように、夏期冷房時は、各吹出口１６を水平
よりもやや上向きに設定し、冬季暖房時は、各吹出口１
６を水平よりもやや下向きに設定する。このように、冷
房時と暖房時で空調エアの吹き出し方向を変えることに
より、被空調室３４内全体を効率よく空調することがで
きる。特に、被空調室がホール等の大空間の場合に吹出
口１６を壁面の中間の高さに配置する。このようにする
と、冷房時は、冷気がその比重差によって上昇しにくい
ので、大空間のうち、下部空間のみを冷気ゾーンとする
ことができ、冷房効率が向上する。また、暖房時にも、
天井の高い位置から暖気を吹出すことなく、壁面の中間
の高さから暖気を下向きに吹出すので暖房効率も向上す
る。
のシリンダ２６を駆動してロッド２８を伸縮量を制御す
ることにより、その向きを任意の向きに向かせることが
できる。また、可変ダンパ２０の駆動制御を行うことに
より、吹き出し風量を任意に調整することができる。し
たがって、次のような空調制御が可能になる。すなわ
ち、暖気は上昇し、寒気は下降する性質を有するので、
図６に示すように、夏期冷房時は、各吹出口１６を水平
よりもやや上向きに設定し、冬季暖房時は、各吹出口１
６を水平よりもやや下向きに設定する。このように、冷
房時と暖房時で空調エアの吹き出し方向を変えることに
より、被空調室３４内全体を効率よく空調することがで
きる。特に、被空調室がホール等の大空間の場合に吹出
口１６を壁面の中間の高さに配置する。このようにする
と、冷房時は、冷気がその比重差によって上昇しにくい
ので、大空間のうち、下部空間のみを冷気ゾーンとする
ことができ、冷房効率が向上する。また、暖房時にも、
天井の高い位置から暖気を吹出すことなく、壁面の中間
の高さから暖気を下向きに吹出すので暖房効率も向上す
る。
【００１２】また、例えば、夏期冷房時に、側壁１０Ａ
が太陽の日射を受けるような場合は、側壁１０Ａ近傍の
エリアの温度が上昇するので、吹出口１６Ｂ、１６Ｄ
は、水平よりやや上向きにした状態で、側壁１０Ａの方
向に向きを変える。逆に、冬季暖房時は、側壁１０Ａ近
傍のエリアは温度が上昇し、暖気を供給する必要がなく
なるので、吹出口１６Ｂ、１６Ｄは、水平よりやや下向
きにした状態で、側壁１０Ｃの方向に向きを変える。こ
れにより、ペリメータゾーンを有する被空調室において
も、室内全体を均一温度に空調することができる。
が太陽の日射を受けるような場合は、側壁１０Ａ近傍の
エリアの温度が上昇するので、吹出口１６Ｂ、１６Ｄ
は、水平よりやや上向きにした状態で、側壁１０Ａの方
向に向きを変える。逆に、冬季暖房時は、側壁１０Ａ近
傍のエリアは温度が上昇し、暖気を供給する必要がなく
なるので、吹出口１６Ｂ、１６Ｄは、水平よりやや下向
きにした状態で、側壁１０Ｃの方向に向きを変える。こ
れにより、ペリメータゾーンを有する被空調室において
も、室内全体を均一温度に空調することができる。
【００１３】また、室内全体を均一温度にする為には、
上記の吹出方法を基本とした上で、周期的な上、下ある
いは左右方向の首振りを行い送風する。このように、本
実施の形態の空調用吹出口によれば、吹出口１６の向き
が任意の方向に首振りし、かつその自由度が大きいの
で、従来のように被空調室に多数の吹出口を設ける必要
なく、空調エアを任意の方向に供給することができる。
特に、劇場やホール等の大空間を空調する場合は、吹出
口の設置数を大幅に削減できるので有効である。
上記の吹出方法を基本とした上で、周期的な上、下ある
いは左右方向の首振りを行い送風する。このように、本
実施の形態の空調用吹出口によれば、吹出口１６の向き
が任意の方向に首振りし、かつその自由度が大きいの
で、従来のように被空調室に多数の吹出口を設ける必要
なく、空調エアを任意の方向に供給することができる。
特に、劇場やホール等の大空間を空調する場合は、吹出
口の設置数を大幅に削減できるので有効である。
【００１４】図７は、本発明に係る空調用吹出口の第２
の実施の形態の要部の構成を示した側面図である。な
お、前記第１の実施の形態の空調用吹出口と同一部材、
同一装置には、同一符号を付してその説明は省略する。
第２の実施の形態の空調用吹出口は、前記第１の実施の
形態の空調用吹出口と駆動装置１８が異なり、次のよう
に構成される。
の実施の形態の要部の構成を示した側面図である。な
お、前記第１の実施の形態の空調用吹出口と同一部材、
同一装置には、同一符号を付してその説明は省略する。
第２の実施の形態の空調用吹出口は、前記第１の実施の
形態の空調用吹出口と駆動装置１８が異なり、次のよう
に構成される。
【００１５】すなわち、固定ダクト１２の先端部周面に
は、３つの固定ブラケット３６、３６、３６が等間隔で
配設されている。一方、吹出口１６の中央部周面には、
３つの可動ブラケット３８、３８、３８が球面台座４
０、４０、４０を介して等間隔で配設されている。この
固定ブラケット３６と可動ブラケット３８は、それぞれ
対を成し、形状記憶合金で成形されたロッド４２、４
２、４２で連結されている。ロッド４２には、交流電源
４４、４４、４４が接続されており、ロッド４２は、こ
の交流電源４４から供給される電圧値を増減することに
より伸縮する。したがって、交流電源４４から供給する
電圧量を制御装置２４で制御することにより、吹出口１
６の向きを任意の方向に向けることができる。したがっ
て、前記第１の実施の形態の同様の効果を得ることが出
来る。
は、３つの固定ブラケット３６、３６、３６が等間隔で
配設されている。一方、吹出口１６の中央部周面には、
３つの可動ブラケット３８、３８、３８が球面台座４
０、４０、４０を介して等間隔で配設されている。この
固定ブラケット３６と可動ブラケット３８は、それぞれ
対を成し、形状記憶合金で成形されたロッド４２、４
２、４２で連結されている。ロッド４２には、交流電源
４４、４４、４４が接続されており、ロッド４２は、こ
の交流電源４４から供給される電圧値を増減することに
より伸縮する。したがって、交流電源４４から供給する
電圧量を制御装置２４で制御することにより、吹出口１
６の向きを任意の方向に向けることができる。したがっ
て、前記第１の実施の形態の同様の効果を得ることが出
来る。
【００１６】図８は、本発明に係る空調用吹出口の第３
の実施の形態の要部の構成を示した正面図である。な
お、前記第１の実施の形態の空調用吹出口と同一部材、
同一装置には、同一符号を付してその説明は省略する。
第３の実施の形態の空調用吹出口は、前記第２の実施の
形態と同様に前記第１の実施の形態と駆動装置１８が異
なり、次のように構成される。
の実施の形態の要部の構成を示した正面図である。な
お、前記第１の実施の形態の空調用吹出口と同一部材、
同一装置には、同一符号を付してその説明は省略する。
第３の実施の形態の空調用吹出口は、前記第２の実施の
形態と同様に前記第１の実施の形態と駆動装置１８が異
なり、次のように構成される。
【００１７】すなわち、吹出口１６の先端部外周には、
方形の固定フレーム４６が、図示しないアームを介して
被空調室の側壁に固定されている。固定フレーム４６の
内側には、固定フレーム４６よりも小径に形成された方
形の可動フレーム４８が配置されている。可動フレーム
４８は、上辺及び下辺の中央にシャフト５０Ａ、５０Ｂ
が立設されており、上辺に立設されたシャフト５０Ａ
は、前記固定フレーム４６の上辺中央に設けられた第１
のモータ５２に連結されている。一方、下辺に立設され
たシャフト５０Ｂは、前記固定フレーム４６の下辺中央
に設けられた軸受け５４に回動自在に支持されている。
したがって、可動フレーム４８は、前記第１のモータ５
２を駆動することにより、図中横方向に回動する。
方形の固定フレーム４６が、図示しないアームを介して
被空調室の側壁に固定されている。固定フレーム４６の
内側には、固定フレーム４６よりも小径に形成された方
形の可動フレーム４８が配置されている。可動フレーム
４８は、上辺及び下辺の中央にシャフト５０Ａ、５０Ｂ
が立設されており、上辺に立設されたシャフト５０Ａ
は、前記固定フレーム４６の上辺中央に設けられた第１
のモータ５２に連結されている。一方、下辺に立設され
たシャフト５０Ｂは、前記固定フレーム４６の下辺中央
に設けられた軸受け５４に回動自在に支持されている。
したがって、可動フレーム４８は、前記第１のモータ５
２を駆動することにより、図中横方向に回動する。
【００１８】可動フレーム４８の内側には、吹出口１６
が配置される。吹出口１６は、図中横方向の両端部にシ
ャフト５６Ａ、５６Ｂが立設されており、左端に立設さ
れたシャフト５６Ａは、前記可動フレーム４８の左辺中
央に設けられた第２のモータ５８に連結されている。一
方、右端に立設されたシャフト５６Ｂは、前記可動フレ
ーム４８の右辺中央に設けられた軸受け６０に回動自在
に支持されている。したがって、吹出口１６は、前記第
２のモータ５８を駆動することにより、図中縦方向に回
動する。
が配置される。吹出口１６は、図中横方向の両端部にシ
ャフト５６Ａ、５６Ｂが立設されており、左端に立設さ
れたシャフト５６Ａは、前記可動フレーム４８の左辺中
央に設けられた第２のモータ５８に連結されている。一
方、右端に立設されたシャフト５６Ｂは、前記可動フレ
ーム４８の右辺中央に設けられた軸受け６０に回動自在
に支持されている。したがって、吹出口１６は、前記第
２のモータ５８を駆動することにより、図中縦方向に回
動する。
【００１９】前記の如く構成された第３の実施の形態の
空調用吹出口は、第１のモータ５２及び第２のモータ５
８の駆動を制御装置２４で制御することにより、吹出口
１６の向きを任意の方向に向けることができる。したが
って、前記第１の実施の形態の同様の効果を得ることが
できる。図９は、本発明に係る空調用吹出口の第４の実
施の形態の要部の構成を示した正面図である。なお、前
記第１の実施の形態の空調用吹出口と同一部材、同一装
置には、同一符号を付してその説明は省略する。
空調用吹出口は、第１のモータ５２及び第２のモータ５
８の駆動を制御装置２４で制御することにより、吹出口
１６の向きを任意の方向に向けることができる。したが
って、前記第１の実施の形態の同様の効果を得ることが
できる。図９は、本発明に係る空調用吹出口の第４の実
施の形態の要部の構成を示した正面図である。なお、前
記第１の実施の形態の空調用吹出口と同一部材、同一装
置には、同一符号を付してその説明は省略する。
【００２０】第４の実施の形態の空調用吹出口は、前記
第２及び第３の実施の形態と同様に前記第１の実施の形
態と駆動装置１８が異なり、次のように構成される。す
なわち、吹出口１６の先端部外周には、方形に形成され
たハウジング６２が、図示しないアームを介して被空調
室の側壁に固定されている。前記ハウジング６２の内側
４隅には、エアの給気と排気により膨縮する膨縮材６４
Ａ〜６４Ｄが配置されている。この膨縮材６４は、内周
側を吹出口１６に密着され、外周側を前記ハウジング６
２の内周部に密着されている。
第２及び第３の実施の形態と同様に前記第１の実施の形
態と駆動装置１８が異なり、次のように構成される。す
なわち、吹出口１６の先端部外周には、方形に形成され
たハウジング６２が、図示しないアームを介して被空調
室の側壁に固定されている。前記ハウジング６２の内側
４隅には、エアの給気と排気により膨縮する膨縮材６４
Ａ〜６４Ｄが配置されている。この膨縮材６４は、内周
側を吹出口１６に密着され、外周側を前記ハウジング６
２の内周部に密着されている。
【００２１】前記の如く構成された第４の実施の形態の
空調用吹出口は、各膨縮材６４Ａ〜６４Ｄに供排気する
エアの量を制御装置２４で制御することにより、吹出口
１６の向きを任意の方向に向けることができる。したが
って、前記第１の実施の形態の同様の効果を得ることが
できる。図１０は、本発明に係る空調用吹出口の第５の
実施の形態の要部の構成を示した側面断面図である。
空調用吹出口は、各膨縮材６４Ａ〜６４Ｄに供排気する
エアの量を制御装置２４で制御することにより、吹出口
１６の向きを任意の方向に向けることができる。したが
って、前記第１の実施の形態の同様の効果を得ることが
できる。図１０は、本発明に係る空調用吹出口の第５の
実施の形態の要部の構成を示した側面断面図である。
【００２２】第５の実施の形態の空調用吹出口は、前記
第１の実施の形態と首振り機構の構造が異なり、次のよ
うに構成される。すなわち、図示しない被空調室の側壁
には、空調機に連通された固定ダクト６６の先端が突出
されている。この固定ダクト６６の先端部６６Ａは、先
端に開口部が形成された球状に形成されている。一方、
吹出口６８は後端部６８Ａが前記固定ダクト６６の先端
部６６Ａと同様に後端に開口部が形成された球状に形成
されている。この球状に形成された吹出口６８の後端部
６８Ａは、固定ダクト６６の先端部６６Ａの内部に嵌合
され、その内周面上を摺動する。
第１の実施の形態と首振り機構の構造が異なり、次のよ
うに構成される。すなわち、図示しない被空調室の側壁
には、空調機に連通された固定ダクト６６の先端が突出
されている。この固定ダクト６６の先端部６６Ａは、先
端に開口部が形成された球状に形成されている。一方、
吹出口６８は後端部６８Ａが前記固定ダクト６６の先端
部６６Ａと同様に後端に開口部が形成された球状に形成
されている。この球状に形成された吹出口６８の後端部
６８Ａは、固定ダクト６６の先端部６６Ａの内部に嵌合
され、その内周面上を摺動する。
【００２３】前記の如く構成された第５の実施の形態の
空調用吹出口は、前記第１の実施の形態の同様に吹出口
６６の向きを任意の方向に変えることができる。したが
って、前記第１〜第４の実施の形態で説明した駆動装置
１８を設けて空調制御することにより、前記第１の実施
の形態と同様の効果を得ることができる。
空調用吹出口は、前記第１の実施の形態の同様に吹出口
６６の向きを任意の方向に変えることができる。したが
って、前記第１〜第４の実施の形態で説明した駆動装置
１８を設けて空調制御することにより、前記第１の実施
の形態と同様の効果を得ることができる。
【００２４】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
吹出口が首振りするため、この吹出口の向きを任意の方
向に向けることにより、空調エアを任意の方向に吹き出
すことができる。また、フィンで送風方向を可変させる
方式に比べ自由度が大きいので、空調エアを１つの吹出
口で広範囲に送風することができる。これにより、吹き
出し方向を変える必要がある被空調室に対しては、従来
の如く吹出口を多数設ける必要がなくなり、吹出口の設
置数を大幅に削減することができる。特に、劇場やホー
ル等の大空間を空調する場合は、吹出口の設置数を大幅
に削減できるので有効である。
吹出口が首振りするため、この吹出口の向きを任意の方
向に向けることにより、空調エアを任意の方向に吹き出
すことができる。また、フィンで送風方向を可変させる
方式に比べ自由度が大きいので、空調エアを１つの吹出
口で広範囲に送風することができる。これにより、吹き
出し方向を変える必要がある被空調室に対しては、従来
の如く吹出口を多数設ける必要がなくなり、吹出口の設
置数を大幅に削減することができる。特に、劇場やホー
ル等の大空間を空調する場合は、吹出口の設置数を大幅
に削減できるので有効である。
【図１】本発明に係る空調用吹出口の実施の形態の構成
を示す側面図
を示す側面図
【図２】本発明に係る空調用吹出口の実施の形態の構成
を示す正面図
を示す正面図
【図３】本発明に係る空調用吹出口の第１の実施の形態
の要部の構成を示す側面図
の要部の構成を示す側面図
【図４】本発明に係る空調用吹出口の第１の実施の形態
の要部の構成を示す正面図
の要部の構成を示す正面図
【図５】本発明に係る空調用吹出口の実施の形態の作用
を説明する平面図
を説明する平面図
【図６】本発明に係る空調用吹出口の実施の形態の作用
を説明する側面図
を説明する側面図
【図７】本発明に係る空調用吹出口の第２の実施の形態
の要部の構成を示す側面図
の要部の構成を示す側面図
【図８】本発明に係る空調要吹出口の第３の実施の形態
の要部の構成を示す正面図
の要部の構成を示す正面図
【図９】本発明に係る空調要吹出口の第４の実施の形態
の要部の構成を示す正面図
の要部の構成を示す正面図
【図１０】本発明に係る空調要吹出口の第５の実施の形
態の要部の構成を示す側面断面図
態の要部の構成を示す側面断面図
１０…被空調室の側壁 １２、６６…固定ダクト １４…可変ダクト １６、６８…吹出口 １８…駆動装置 ２４…制御装置
Claims (3)
- 【請求項１】 空調エアを被空調室に吹き出す空調用吹
出口において、 前記被空調室の天井又は側壁から被空調室内に筒状の吹
出口を突出して設けるとともに、該筒状の吹出口を上下
方向並びに左右方向に首振り自在に形成したことを特徴
とする空調用吹出口。 - 【請求項２】 前記筒状の吹出口は、前記被空調室の天
井又は側壁に突出して設けられ、空調エアを供給する可
撓性を有するダクトに連結支持され、該ダクトを任意の
方向に曲げることにより前記吹出口の首振りを行うこと
を特徴とする請求項１記載の空調用吹出口。 - 【請求項３】 前記筒状の吹出口の首振りを駆動装置で
行うことを特徴とする請求項１又は２記載の空調用吹出
口。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7273581A JPH0989283A (ja) | 1995-09-27 | 1995-09-27 | 空調用吹出口 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7273581A JPH0989283A (ja) | 1995-09-27 | 1995-09-27 | 空調用吹出口 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0989283A true JPH0989283A (ja) | 1997-04-04 |
Family
ID=17529800
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7273581A Pending JPH0989283A (ja) | 1995-09-27 | 1995-09-27 | 空調用吹出口 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0989283A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100886245B1 (ko) * | 2007-09-19 | 2009-02-27 | 유근제 | 디퓨져 조립체 |
| KR100894019B1 (ko) * | 2008-12-10 | 2009-04-17 | 대한주택공사 | 유도기류형 급기 디퓨져 및 이를 이용한 환기시스템 |
| WO2019116597A1 (ja) * | 2017-12-12 | 2019-06-20 | シャープ株式会社 | 椅子用送風ユニットおよび送風機能付き椅子 |
| JP2019100560A (ja) * | 2017-11-28 | 2019-06-24 | 株式会社竹中工務店 | 吹出口装置 |
-
1995
- 1995-09-27 JP JP7273581A patent/JPH0989283A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100886245B1 (ko) * | 2007-09-19 | 2009-02-27 | 유근제 | 디퓨져 조립체 |
| KR100894019B1 (ko) * | 2008-12-10 | 2009-04-17 | 대한주택공사 | 유도기류형 급기 디퓨져 및 이를 이용한 환기시스템 |
| JP2019100560A (ja) * | 2017-11-28 | 2019-06-24 | 株式会社竹中工務店 | 吹出口装置 |
| WO2019116597A1 (ja) * | 2017-12-12 | 2019-06-20 | シャープ株式会社 | 椅子用送風ユニットおよび送風機能付き椅子 |
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