JPH0989233A - 廃油燃焼装置 - Google Patents

廃油燃焼装置

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Publication number
JPH0989233A
JPH0989233A JP26931195A JP26931195A JPH0989233A JP H0989233 A JPH0989233 A JP H0989233A JP 26931195 A JP26931195 A JP 26931195A JP 26931195 A JP26931195 A JP 26931195A JP H0989233 A JPH0989233 A JP H0989233A
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JP
Japan
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waste oil
oil
combustion
tempura
waste
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Application number
JP26931195A
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English (en)
Inventor
Masahisa Kumagai
昌久 熊谷
Yasushi Miyazaki
泰 宮崎
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Coorstek KK
Original Assignee
Toshiba Ceramics Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】使用済の天ぷら油等の廃油を廃棄処理するため
には、固形剤が必要になるため、その費用がかかるとい
う課題があった。またこれらの廃油を回収して、燃料等
として再利用しようと試みられているが、特に天ぷら油
のように着火点が高く、しかも廃油中に含まれる不純物
が多いので燃えにくく、しかも燃焼時に黒煙が生じるた
め、新たな環境汚染を招くという技術的課題があった。 【解決手段】天ぷら油などの廃油を燃料とする灯火ある
いは篝火などの廃油燃焼装置であって、ヒータと前記ヒ
−タによって加熱され天ぷら油などの廃油を気化、燃焼
させる毛細管状不燃性材からなる火芯とを備える燃焼部
と、廃油の燃焼を促進するために前記火芯に強制的に空
気を供給する2次空気供給装置と、回収された天ぷら油
などの廃油を濾過する廃油濾過装置と、前記廃油濾過装
置から導出された廃油を前記火芯に供給する供給装置と
を備え、回収された天ぷら油などの廃油を濾過し、供給
装置を経て前記火芯に廃油を供給することによって、回
収された天ぷら油などの廃油を燃焼させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回収された天ぷら油
などの廃油をキャンプ場の灯火やレストラン入口の篝火
等に有効に利用するための廃油燃焼装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般の家庭で使用された、あるいは食堂
やレストラン等で使用された、使用済の天ぷら油等の廃
油を、そのまま廃棄すると河川などの環境を悪化させる
ことになる。そのため、近年は天ぷら油等の廃油に固形
剤を入れて固形化した後に、生ゴミとして廃棄してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、使用済
の天ぷら油等の廃油を廃棄処理するためには、固形剤が
必要になるため、その費用がかかるという課題があっ
た。そこで、これらの廃油を回収して、燃料等として再
利用しようと試みられているが、特に天ぷら油のように
着火点が高く、しかも廃油中に含まれる不純物が多いの
で燃えにくく、しかも燃焼時に黒煙が生じるため、新た
な環境汚染を招くという技術的課題があった。即ち、天
ぷら油の性状と灯油の性状を比較すると、一般に灯油の
引火点は60〜70℃、着火点は220℃であるのに対
して、天ぷら油の引火点は316℃、着火点は340〜
360℃である。したがって、天ぷら油は極めて燃えに
くいだけでなく、発煙点が250℃であるため、燃焼に
際して黒煙が発生する。また、天ぷら油の廃油には不純
物も多く、また粘性が高いため流れにくく、更に火炎が
小さいので篝火などには不向きであった。
【0004】本発明は、従来の技術的課題を解決するた
めになされたものであり、回収された天ぷら油等の廃油
をキャンプ場の灯火やレストラン入口の篝火等に有効に
利用することのできる廃油燃焼装置を提供することを目
的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1にかかる廃油燃焼装置は、天ぷら
油などの廃油を燃料とする灯火あるいは篝火などの廃油
燃焼装置であって、ヒータと前記ヒータによって加熱さ
れ天ぷら油などの廃油を気化、燃焼させる毛細管状不燃
性材からなる火芯とを備える燃焼部と、廃油の燃焼を促
進するために前記火芯に強制的に空気を供給する2次空
気供給装置と、回収された天ぷら油などの廃油を濾過す
る廃油濾過装置と、前記廃油濾過装置から導出された廃
油を前記火芯に供給する供給装置とを備え、回収された
天ぷら油などの廃油を濾過し、供給装置を経て前記火芯
に廃油を供給することによって、回収された天ぷら油な
どの廃油を燃焼させることを特徴とする。
【0006】また、本発明の請求項2にかかる廃油燃焼
装置は、天ぷら油などの廃油を燃料とする灯火あるいは
篝火などの廃油燃焼装置であって、天ぷら油などの廃油
を気化、燃焼させる毛細管状不燃性材からなる火芯を備
える燃焼部と、廃油の燃焼を促進するために前記火芯に
強制的に空気を供給する2次空気供給装置と、回収され
た天ぷら油などの廃油を濾過する廃油濾過装置と、前記
廃油濾過装置から導出された廃油を前記火芯に供給する
供給装置と、前記供給装置に形成された前記廃油濾過装
置から導出された廃油を所定温度に加熱するための予熱
装置とを備え、回収された天ぷら油などの廃油を濾過
し、供給装置を経て廃油を予熱装置により所定温度に加
熱した廃油を前記火芯に供給することによって、回収さ
れた天ぷら油などの廃油を燃焼させることを特徴とす
る。
【0007】前記毛細管状不燃性材は、毛細管状セラミ
ックス材、ジュラブランケット(セラミックスファイバ
ー)、セラミックスファイバーシートのいずれかの不燃
性材であることが望ましい。
【0008】また、本発明の請求項4にかかる廃油燃焼
装置は、天ぷら油などの廃油を燃料とする灯火あるいは
篝火などの廃油燃焼装置であって、着火手段と、前記着
火手段の下方に配されると共に天ぷら油などの廃油を気
化させる通気性セラミックスからなる廃油気化装置と、
前記廃油気化装置の下方に配され廃油の燃焼を促進する
ために強制的に空気を前記廃油気化装置に供給する通気
性セラミックスからなる2次空気供給装置と、前記廃油
気化装置の上方に配され廃油の燃焼によって廃油の着火
温度以上に保たれる保温用バーナタイルと、回収された
天ぷら油などの廃油を濾過する廃油濾過装置と、前記廃
油濾過装置から導出された廃油を前記廃油気化装置に供
給する供給装置とを備え、回収された天ぷら油などの廃
油を濾過し、供給装置を経て前記廃油気化装置に廃油を
供給することによって、着火手段による着火後は前記保
温用バーナタイルによって、回収された天ぷら油などの
廃油を燃焼させることを特徴とする。
【0009】更に、本発明の請求項5にかかる廃油燃焼
装置は、天ぷら油などの廃油を燃料とする灯火あるいは
篝火などの廃油燃焼装置であって、前記廃油燃焼装置の
中心部に設けられ内部に触媒を充填した乾留容器と、前
記乾留容器に形成された孔と、前記乾留容器の外側部分
に配され廃油を燃焼させるセラミックスファイバからな
る燃焼部と、前記燃焼部の外形を形成するとともに廃油
の燃焼を促進するための空気を前記燃焼部に渦巻くよう
に供給する孔が形成されたセラミックス製隔壁と、前記
セラミックス製隔壁に形成された孔に空気を供給する2
次空気供給装置と、回収された天ぷら油などの廃油を濾
過する廃油濾過装置と、前記廃油濾過装置から導出され
た廃油を前記乾留容器に供給する供給装置と、前記乾留
容器の上部に配された燃焼パイプとを備え、前記乾留容
器に供給された廃油の一部を乾留容器に形成された孔か
ら燃焼部に流出させ、燃焼させることによって、前記乾
留容器の廃油を乾留、ガス化させ、燃焼させることを特
徴とする。ここで、前記燃焼パイプの先端部にはバーナ
チップが形成されているのが望ましい。
【0010】加えて、本発明の請求項7にかかる廃油燃
焼装置は、天ぷら油などの廃油を燃料とする灯火あるい
は篝火などの廃油燃料装置であって、回収された天ぷら
油などの廃油を濾過する廃油濾過装置と、前記廃油濾過
装置から供給される廃油を霧化する霧化手段と、ヒータ
コアと前記ヒータコアをほぼ中心に配すると共に霧化し
た廃油を前記ヒータコアに噴射するための孔を有するセ
ラミックス筒とを有する燃焼部とを備え、前記霧化手段
により霧化した廃油を前記ヒータコアに噴射することに
よって、廃油を燃焼させることを特徴とする。
【0011】また前述の濾過された廃油を燃焼部に供給
する供給装置は、廃油濾過装置から供給される廃油を貯
留する容器と、前記容器内の余分な廃油を貯留する二段
式密閉タンクと、前記二段式密閉タンクを隔壁で上下に
区画した上部隔室および下部隔室と、上部隔室と下部隔
室とを連通する連通管と、前記容器と二段式密閉タンク
の下部隔室とを連通して容器内の余分な廃油を下方に流
出させるオーバーフローパイプと、容器と二段式密閉タ
ンクの上部隔室とを連通して上部隔室内に溜った廃油を
還流する還流パイプと、オーバーフローパイプの下端部
より下部隔室内の廃油が逆流しないようにオーバーフロ
ーパイプの下端開口部を閉止する逆流防止弁とにより構
成されているのが望ましい。
【0012】このような目的を達成するために、本発明
の請求項1にかかる廃油燃焼装置は、ヒータによって加
熱された火芯を備える燃焼部と、回収された天ぷら油な
どの廃油を濾過する廃油濾過装置と、濾過された廃油を
燃焼装置に供給する廃油供給装置と、廃油の燃焼を促進
するために燃焼装置に空気を供給する2次空気供給装置
とにより構成し、天ぷら油の着火点温度以上に予め加熱
した燃焼部に、天ぷら油の廃油を滴化させ、油と2次空
気との供給量を調整して燃焼させる。
【0013】また本発明の請求項2にかかる廃油燃焼装
置は、火芯を備える燃焼部と、回収された天ぷら油など
の廃油を濾過する廃油濾過装置と、濾過された廃油を燃
焼装置に供給する廃油供給装置と、前記燃焼部に供給す
る廃油を所定温度に予熱する予熱装置と、廃油の燃焼を
促進するために燃焼装置に空気を供給する2次空気供給
装置とにより構成し、天ぷら油を所定温度に加熱して燃
焼部に供給し、油と2次空気との供給量を調整して燃焼
させる。
【0014】また本発明の請求項4にかかる廃油燃焼装
置は、回収された天ぷら油などの廃油を濾過し、供給装
置を経て通気性セラミックスからなる廃油気化装置に廃
油を供給する。そして着火手段による着火後は、所定温
度に加熱された保温用バーナタイルによって、回収され
た天ぷら油などの廃油を燃焼させる。
【0015】また本発明の請求項5にかかる廃油燃焼装
置は、回収された天ぷら油などの廃油を濾過し、供給装
置を経て、前記乾留容器に供給された廃油の一部を乾留
容器に形成された孔から燃焼部に流出させ、燃焼させ
る。一方、前記燃焼部の燃焼熱を利用して、前記乾留容
器内の廃油を乾留、ガス化させ、燃焼させる。
【0016】また本発明の請求項7にかかる廃油燃焼装
置は、回収された天ぷら油などの廃油を濾過し、供給装
置を経て、前記霧化手段により廃油を霧化する。そし
て、霧化した廃油をヒータコアに噴射することによっ
て、廃油を燃焼させる。
【0017】以上のような廃油燃焼装置によれば、油と
空気の供給量を適正に調整することにより、黒煙が出ず
に高い輝度で長い火炎を有する篝火等を得ることができ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態を図面に基
づいて詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施形態
かかる廃油燃焼装置を示す概略構成図である。図におい
て、廃油燃焼装置1は、篝火容器2などに設けられた燃
焼部3と、回収された天ぷら油などの廃油を濾過する廃
油濾過装置4と、前記廃油濾過装置4によって濾過され
た廃油を燃焼部3に供給する廃油供給装置5と、前記廃
油供給装置5内の油面を一定に保持して余分な廃油を一
時貯留するオーバーフロー還流装置6と、廃油の燃焼を
促進するために前記燃焼部3に空気を供給する2次空気
供給装置7とから構成されている。
【0019】そして、篝火容器2は、図2(a)および
(b)に示すように、三脚台を備えた逆円錐形あるいは
倒れ防止対策を施した火炎土器型などが一般的であり、
顧客の好みあるいは景観などにマッチした形が適宜選択
される。
【0020】また燃焼部3は、図3(a)に示すよう
に、少なくとも廃油の引火点温度までに加熱した廃油
を、毛細管状不燃性材13からなる火芯(ほや)に滴下
して燃焼させる構成と、図3(b)に示すように、着火
点温度に加熱した廃油を、毛細管状の多孔質のセラミッ
クス体13の火芯に滴下して燃焼させる構成の2通りの
構成を採用することができる。即ち、前者の構成による
場合は、図に示すように、廃油を供給するオイル配管1
4の周囲に設置されたヒータ15と、ヒータ15により
加熱された廃油を貯留しておく保温タンク16などを備
えた廃油の保温装置が必要になる。また後者の構成によ
る場合は、図に示すように、セラミックスヒータ11と
セラミックスヒータ11に電力を供給するリード線12
とを備えた廃油加熱装置10が必要になる。尚、必要に
応じて両者を併有してもよい。特に、点火時には併用し
た構造が望ましい。
【0021】また、加熱した廃油を滴下して燃焼させる
火芯として用いられる毛細管状不燃性材13としては、
毛細管状セラミックス体の他、ジュラブランケット(セ
ラミックスファイバー)あるいはセラミックスファイバ
ーシート等が使用される。
【0022】廃油濾過装置4には、多孔質のセラミック
ス体からなる濾過材が用いられる。濾過材としては、セ
ラミックス体に限定されるものではなく、この他にも各
種ポーラス材を濾過材として使用することができる。そ
して、これらの濾過材がカーボン、あるいは廃油の不純
物や残滓などで目詰まりを起こした場合には、濾過材を
加熱、焼却して再生する。
【0023】濾過された廃油を燃焼部3に供給する廃油
供給装置5は、図4に示すように、容器17に固着され
たオーバーフローパイプ18の上端部に、上下にスライ
ド可能な油面調整パイプ19が取付けられている。そし
て、この油面調整パイプ19の高さを上下に調整するこ
とにより、容器17内の油面が油面調整パイプ19の高
さより高い場合には、余分な廃油がオーバーフローパイ
プ18からオーバーフロー還流装置6に流出して、容器
17内の油面の高さは常に設定値に保持されるように構
成されている。また、前記容器17に取付けられたオイ
ル配管14から燃焼部3に燃焼用の廃油が自然滴下する
ように調整されている。
【0024】また2次空気供給装置7は、コンプレッサ
21から空気配管22を介して燃焼装置3内に2次空気
を給気するものであり、空気配管22の途中には、緊急
時に空気の供給を遮断する、あるいは火炎などの逆流を
防止するためのニードルバルブ等を備えた安全装置23
が設置されている。また、燃焼部3内に供給される2次
空気は、図5に示すように、断熱セラミックス基盤24
の上面に設置されている毛細管状不燃材13の周囲に配
置されたエアーボックス25から供給されるようになっ
ている。尚、このエアーボックス25には2次空気供給
装置7内のコンプレッサ21より空気配管22を介して
2次空気が供給されるようになっている。ここで、燃焼
部3の毛細管状不燃材13を加熱するヒータ11は炭化
けい素等からなるセラミックスヒータが用いられる。
【0025】前記オーバーフロー還流装置6は、図6に
示すように、容器17内の余分な廃油を貯留する二段式
密閉タンク31と、二段式密閉タンク31を隔壁31a
で上下に区画した上部隔室32と下部隔室33とを連通
する連通管34と、廃油供給装置5の容器17と二段式
密閉タンク31の下部隔室33とを連通して容器17内
の余分な廃油を下部隔室33に流出させるオーバーフロ
ーパイプ18と、容器17と二段式密閉タンク31の上
部隔室32とを連通して上部隔室32内に溜った廃油を
容器17に還流する還流パイプ36と、オーバーフロー
パイプ18の下端部より下部隔室33内の廃油が容器1
7側に逆流しないように開口部を閉止するように形成さ
れた逆流防止弁37とにより構成されている。
【0026】前記オーバーフローパイプ18の下端部の
開口部の構成について詳述すれば、スプリング38によ
り吊り上げられた逆流防止弁37により閉止されてお
り、容器17内の余分な廃油がオーバーフローパイプ1
8の上部より流出したときに廃油の自重により逆流防止
弁37が開くようになっている。
【0027】また容器17内の余分な廃油を貯留する二
段式密閉タンク31の周囲にはヒータ39が設置されて
おり、しかも還流パイプ36の上端面が容器17内で油
面調整パイプ19の上端面より常に上方に位置するよう
に設定されている。この還流装置は、空気圧を利用した
揚水器の原理を応用して、タンク内に溜った廃油を再び
廃油供給装置5内に還流させるものである。
【0028】次に、このように構成された廃油燃焼装置
の動作について説明する。多孔質のセラミックス体から
なる濾過材を有する濾過装置4に天ぷら油等の廃油を入
れ、濾過することによって不純物を取り除く。そして濾
過装置4によって濾過された廃油を廃油供給装置5に供
給する。この時、廃油供給装置5の容器17内の油面は
一定に維持されるように、オーバーフロー還流装置6が
動作する。
【0029】即ち、廃油供給装置5の余分な廃油は二段
式密閉タンク31の下部隔室33にオーバーフローパイ
プ18を介して流出する。そして、その流出が停止する
と逆流防止弁37はスプリング38によってオーバーフ
ローパイプ18の開口部を閉止する。このように、廃油
供給装置5の余分な廃油をオーバーフロー還流装置6の
下部隔室33に収納することにより、廃油供給装置5の
容器17内の油面を一定になすことができる。
【0030】また、容器17内の油面が低下した場合に
は、図示しない検知手段によって検知し、ヒータ39を
動作させる。前記ヒータ39によって下部隔室33が暖
められると、下部隔室33の空気圧が上昇し、下部隔室
33の廃油は上部隔室32に流出し、更に上部隔室32
の空気圧の上昇に伴って、上部隔室32の廃油は容器1
7に還流する。以上のような、オーバーフロー還流装置
6の動作により、廃油供給装置5の油面は、常に一定に
維持される。その結果、廃油供給装置5から一定量の廃
油が燃料として、燃焼部3に供給される。
【0031】次に、図3(a)に示す装置にあっては、
廃油供給装置5から供給する廃油をヒータ15によって
加熱し、オイル配管14から燃焼部3の毛細管状不燃性
材料13上に廃油を自然滴下させ、燃焼させる。この
時、燃焼部3には、2次空気供給装置7内のコンプレッ
サ21より空気配管22を介して適量の2次空気が供給
され、廃油が完全燃焼するようになされる。一方、図3
(b)に示す装置にあっては、予め燃焼部3の毛細管状
不燃性材13をヒータによって加熱し、前記加熱した毛
細管状不燃性材13の上に廃油供給装置5から供給する
廃油を自然滴下させ、燃焼させる。この時も、前述の場
合と同様に、燃焼部3には2次空気供給装置7内のコン
プレッサ21より空気配管22を介して適量の2次空気
が供給され、廃油が完全燃焼するようになされる。この
ように、適量の2次空気を供給することにより、黒煙が
出ずに高い輝度で長い火炎を有する篝火等を得ることが
できる。
【0032】また、廃油燃焼装置の燃焼を消火させる場
合には、火芯に蓋を被せて酸素の供給を遮断する方式、
廃油を供給するオイル配管14のバルブ14aを閉じて
燃料の供給を遮断する方式、あるいはヒータ13、15
のスイッチを切るとともに、一時的に燃料の供給量を増
大させて火芯や周囲の温度を引火点温度以下に下げる方
式などがあり、廃油燃焼装置1における燃焼装置の形態
に適合した最適な方式を採用することができる。
【0033】尚、上記実施例では、濾過された廃油を燃
焼部3に供給する場合、加熱した廃油を毛細管状不燃性
材13の火芯に滴下して燃焼等させているが、これらに
限定されるものではなく、図7に示すように、燃焼部3
内に廃油を供給するオイル配管14の両側面に磁石40
を設置して廃油に磁界をかけるとともに、空気配管22
から供給される2次空気などで燃焼空気を予混合方式に
することにより、廃油の霧化が促進されて燃焼効果を向
上させても良い。
【0034】廃油を霧化して燃焼を促進させる場合、図
8、図9に示される構造を有する燃焼部としても良い。
即ち、この燃焼部は霧化した廃油を噴霧する導入管が取
付けられる孔46を有するセラミックス筒44とヒータ
コア45を備え、霧化した廃油をヒータコア45に向か
って噴射することにより、燃焼させる。また燃焼部の上
部には、中心部を星形状に形成された花形ノズルガイド
47を取付けることにより、篝火などの燃焼装置におけ
る火炎を安定させることができるようになっている。こ
の花形ノズルガイド47の大きさおよび形状は、燃焼部
によって適宜変更することができる。また燃焼させる
際、灯油などを毛細管状不燃性材13の火芯に滴下して
着火しても良い。
【0035】図10は本発明による廃油燃焼装置の第2
の実施形態を示す概略構成図である。この実施の形態
は、比較的着火温度が高い天ぷら油の廃油は、実験の結
果から、大量の2次空気を低速で供給することにより黒
煙が出ずに高い輝度で長い火炎の篝火等を得ることがで
きることに着目してなされたものである。
【0036】図10において、廃油燃焼装置50は、空
気供給管51から供給された空気量を調整する通気性セ
ラミックス52と、廃油供給管53から供給された廃油
を貯留し、かつ火芯の役目をする通気性セラミックス5
4と、ドーナツ状毛細管物質からなる着火部55と、保
温用バーナータイル56と、花形ノズルガイドからなる
火炎安定セラミックス57とにより構成されている。
【0037】このように構成された廃油燃焼装置50に
よれば、コンプレッサーから空気供給管51を介して導
入された高速空気が通気性セラミックス52により減速
され、火芯の通気性セラミックス54で燃料である廃油
を霧化する。また、火芯の通気性セラミックス54のす
ぐ上部には、易燃性よりなる着火部55があり、この熱
によって廃油が気化して燃焼する。
【0038】即ち、廃油燃焼装置50に点火する場合
は、着火部55に少量の灯油を浸み込ませ着火し、それ
を口火として点火するとともに、2次空気を供給しなが
ら通気性セラミックス54に燃料となる廃油を適宜滴下
して燃焼させる。また、適正な火炎を得るように2次空
気の供給量と燃料となる廃油の滴下量とを調整する。し
たがって、口火の灯油が燃え尽きても、バーナータイル
56の温度が天ぷら油の着火点温度以上になっているの
で、連続的に燃焼する。
【0039】尚、この実施例では、簡便性から灯油を浸
み込ませた毛細管物質を着火部55としたが、通常ガス
を口火として使用される場合が多く、ガス配管などが容
易であればガス噴射ノズルを形成し、ガス火を口火とし
て用いてもよい。
【0040】図11は本発明による廃油燃焼装置の第3
の実施の形態を示す概略構成図である。この実施の形態
にあっては、火芯の先端で廃油を気化して得られる不安
定な火炎ではなく、天ぷら油の廃油を予めガス化して安
定した火炎を得るようにしたものである。しかもガス燃
焼であるため、点火も2次空気との混合も容易であり、
無煙、無臭で、輝度の高い火炎を得ることができるもの
である。尚、油のガス化には乾留装置を必要とするが、
乾留に必要な熱源を別に設けることなく、天ぷら油の廃
油の燃焼熱を用いることも特徴としている。
【0041】図11、12に示すように、廃油燃焼装置
60は燃焼部61と、装置のほぼ中心部に設けられた乾
留容器62と、バーナーチップ63とにより主要部が構
成されており、セラミックス製の乾留容器62には電融
アルミナの粒子からなる触媒が内部に充填され、その外
側部分には燃焼部61が形成されている。前記燃焼部6
5には、毛細管状材料であるセラミックスファイバーが
充填されている。
【0042】また乾留容器62の周囲に形成された燃焼
部61の外形を形成する隔壁65はセラミックスからな
ると共に、図12に示すように、十分な2次空気が空気
供給管66を介して外側から中心部に向かって渦巻くよ
うに吹き込まれる孔65aが形成されている。更に、廃
油供給管67より乾留容器62に供給された廃油の一部
は、乾留容器62の壁面に形成された孔64から燃焼部
61へ流出するように構成されている。
【0043】このように構成された燃焼装置は、上述の
ように廃油供給管67より乾留容器62に供給された廃
油の一部は、乾留容器62の壁面に形成された孔64か
ら燃焼部61へ流出する。この廃油に少量の灯油を口火
として着火し燃焼させる。一方、燃焼部61からの熱に
よって、乾留容器62の廃油は、乾留されガス化され
る。前記ガスは酸素が供給されないまま、パイプ68を
経てバーナーチップ63まで運ばれる。そして、前記バ
ーナーチップ63から噴射するガスに対して着火するこ
とにより、火炎が得られる。
【0044】尚、このバーナーチップ63の先端部は、
吐出口径が絞られているため、流速の増加を図ることが
できるとともに、また火炎の逆流を防止している。また
燃焼用空気が供給管69により適正に供給されることに
より、適正な火炎を得ることができる。また図中の70
は熱遮蔽板である。
【0045】このように構成された廃油燃焼装置60に
よれば、天ぷら油などの廃油を予めガス化して安定した
不炎を得るようにしたものであり、ガス燃焼のために点
火および2次空気との混合も容易であり、無煙、無臭で
さらに輝度の高い火炎を得ることができる。
【0046】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の廃
油燃焼装置は、篝火容器などに設置された燃焼部と、回
収された天ぷら油などの廃油を濾過する廃油濾過装置
と、濾過された廃油を燃焼部に供給する廃油供給装置
と、廃油の燃焼を促進するために燃焼装置に空気を供給
する2次空気供給装置とにより構成したため、天ぷら油
の廃油を、キャンプ場の灯火や、レストラン入口の篝火
などに有効利用することができる。特に、天ぷら油など
の廃油を霧化しヒータコアに噴射するようになした廃油
燃焼装置にあっては、無煙、無臭でさらに輝度の高い火
炎を得ることができる。
【0047】また、廃油を予めガス化する廃油燃焼装置
にあっては、安定した不炎を得ることができ、しかもガ
ス燃焼のために点火および2次空気との混合も容易であ
り、無煙、無臭でさらに輝度の高い火炎を得ることがで
きる。加えて、廃油供給装置内の油面を一定に保持して
余分な廃油を一時貯留するオーバーフロー還流装置が設
けられているため、一定量の廃油を燃焼部に供給するこ
とができる。
【0048】したがって、本発明によれば、燃料の油と
空気の供給量とを適正に調整することにより、黒煙が出
ずに高い輝度で長い火炎を有する篝火等を得ることがで
きるとともに、天ぷら油の廃油が廃棄されないため環境
汚染の問題が解決され、しかも燃料として有効利用する
ことができるので、経済的効果も増大する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の実施形態である廃油燃焼装置を示
す概略構成図である。
【図2】図2(a)(b)は図1における篝火容器の形
状を示す外観説明図である。
【図3】図3(a)(b)は図1の燃焼装置の燃焼部を
示す要部の説明図である。
【図4】図1における廃油供給装置を説明する概念図で
ある。
【図5】図1に示す燃焼装置に2次空気を供給する手段
を示す要部の断面図である。
【図6】図1に示す燃焼装置に用いられるオーバーフロ
ー還流装置を説明する要部の断面図である。
【図7】本発明の実施形態にかかる廃油の霧化促進手段
を示す説明図である。
【図8】図7に示した霧化促進手段が用いられる燃焼部
を示す断面図である。
【図9】図8における花形ノズルの形状を示す斜視図で
ある。
【図10】本発明にかかる廃油燃焼装置の第2の実施形
態を示す概略構成図である。
【図11】本発明にかかる廃油燃焼装置の第3の実施形
態を示す概略構成図である。
【図12】図11の廃油燃焼装置を示す横断面図であ
る。
【符号の説明】
1 廃油燃焼装置 2 篝火容器 3 燃焼部 4 廃油濾過装置 5 廃油供給装置 6 オーバーフロー還流装置 7 2次空気供給装置 10 廃油加熱装置 11 セラミックスヒータ 13 毛細管状不燃性材(火芯) 14 オイル配管 15 ヒータ 16 保温タンク 17 容器 18 オーバーフローパイプ 19 油面調整パイプ 22 空気配管 23 安全弁 31 二段式密閉タンク 32 上部隔室 33 下部隔室 34 連通管 36 還流パイプ 37 逆流防止弁 39 ヒータ 47 花形ノズルガイド 51 空気供給管 52 通気性セラミックス 53 廃油供給管 54 通気性セラミックス 55 着火部 56 保温用バーナタイル 62 乾留容器 64 孔 65 燃焼部 65a 孔

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】天ぷら油などの廃油を燃料とする灯火ある
    いは篝火などの廃油燃焼装置であって、 ヒータと前記ヒータによって加熱され天ぷら油などの廃
    油を気化、燃焼させる毛細管状不燃性材からなる火芯と
    を備える燃焼部と、廃油の燃焼を促進するために前記火
    芯に強制的に空気を供給する2次空気供給装置と、回収
    された天ぷら油などの廃油を濾過する廃油濾過装置と、
    前記廃油濾過装置から導出された廃油を前記火芯に供給
    する供給装置とを備え、 回収された天ぷら油などの廃油を濾過し、供給装置を経
    て前記火芯に廃油を供給することによって、回収された
    天ぷら油などの廃油を燃焼させることを特徴とする廃油
    燃焼装置。
  2. 【請求項2】天ぷら油などの廃油を燃料とする灯火ある
    いは篝火などの廃油燃焼装置であって、 天ぷら油などの廃油を気化、燃焼させる毛細管状不燃性
    材からなる火芯を備える燃焼部と、廃油の燃焼を促進す
    るために前記火芯に強制的に空気を供給する2次空気供
    給装置と、回収された天ぷら油などの廃油を濾過する廃
    油濾過装置と、前記廃油濾過装置から導出された廃油を
    前記火芯に供給する供給装置と、前記供給装置に形成さ
    れた前記廃油濾過装置から導出された廃油を所定温度に
    加熱するための予熱装置とを備え、 回収された天ぷら油などの廃油を濾過し、供給装置を経
    て廃油を予熱装置により所定温度に加熱した廃油を前記
    火芯に供給することによって、回収された天ぷら油など
    の廃油を燃焼させることを特徴とする廃油燃焼装置。
  3. 【請求項3】前記毛細管状不燃性材は、毛細管状セラミ
    ックス材、ジュラブランケット(セラミックスファイバ
    ー)、セラミックスファイバーシートのいずれかの不燃
    性材からなることを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載された廃油燃焼装置。
  4. 【請求項4】天ぷら油などの廃油を燃料とする灯火ある
    いは篝火などの廃油燃焼装置であって、 着火手段と、前記着火手段の下方に配させると共に天ぷ
    ら油などの廃油を気化させる通気性セラミックスからな
    る廃油気化装置と、前記廃油気化装置の下方に配され廃
    油の燃焼を促進するために強制的に空気を前記廃油気化
    装置に供給する通気性セラミックスからなる2次空気供
    給装置と、前記廃油気化装置の上方に配され廃油の燃焼
    によって廃油の着火温度以上に保たれる保温用バーナタ
    イルと、回収された天ぷら油などの廃油を濾過する廃油
    濾過装置と、前記廃油濾過装置から導出された廃油を前
    記廃油気化装置に供給する供給装置とを備え、 回収された天ぷら油などの廃油を濾過し、供給装置を経
    て前記廃油気化装置に廃油を供給することによって、着
    火手段による着火後は前記保温用バーナタイルによっ
    て、回収された天ぷら油などの廃油を燃焼させることを
    特徴とする廃油燃焼装置。
  5. 【請求項5】天ぷら油などの廃油を燃料とする灯火ある
    いは篝火などの廃油燃焼装置であって、 前記廃油燃焼装置の中心部に設けられ内部に触媒を充填
    した乾留容器と、前記乾留容器に形成された孔と、前記
    乾留容器の外側部分に配され廃油を燃焼させるセラミッ
    クスファイバからなる燃焼部と、前記燃焼部の外形を形
    成するとともに廃油の燃焼を促進するための空気を前記
    燃焼部に渦巻くように供給する孔が形成されたセラミッ
    クス製隔壁と、前記セラミックス製隔壁に形成された孔
    に空気を供給する2次空気供給装置と、回収された天ぷ
    ら油などの廃油を濾過する廃油濾過装置と、前記廃油濾
    過装置から導出された廃油を前記乾留容器に供給する供
    給装置と、前記乾留容器の上部に配された燃焼パイプと
    を備え、 前記乾留容器に供給された廃油の一部を乾留容器に形成
    された孔から燃焼部に流出させ、燃焼させることによっ
    て、前記乾留容器の廃油を乾留、ガス化させ、燃焼させ
    ることを特徴とする廃油燃焼装置。
  6. 【請求項6】前記燃焼パイプの先端部にはバーナチップ
    が形成されていることを特徴とする請求項5に記載され
    た廃油燃焼装置。
  7. 【請求項7】天ぷら油などの廃油を燃料とする灯火ある
    いは篝火などの廃油燃焼装置であって、 回収された天ぷら油などの廃油を濾過する廃油濾過装置
    と、前記廃油濾過装置から供給される廃油を霧化する霧
    化手段と、ヒータコアと前記ヒータコアをほぼ中心に配
    すると共に霧化した廃油を前記ヒータコアに噴射するた
    めの孔を有するセラミックス筒とを有する燃焼部とを備
    え、 前記霧化手段により霧化した廃油を前記ヒータコアに噴
    射することによって、廃油を燃焼させることを特徴とす
    る廃油燃焼装置。
  8. 【請求項8】濾過された廃油を燃焼部に供給する供給装
    置は、廃油濾過装置からと供給される廃油を貯留する容
    器と、前記容器内の余分な廃油を貯留する二段式密閉タ
    ンクと、前記二段式密閉タンクを隔壁で上下に区画した
    上部隔室および下部隔室と、上部隔室と下部隔室とを連
    通する連通管と、前記容器と二段式密閉タンクの下部隔
    室とを連通して容器内の余分な廃油を下方に流出させる
    オーバーフローパイプと、容器と二段式密閉タンクの上
    部隔室とを連通して上部隔室内に溜った廃油を還流する
    還流パイプと、オーバーフローパイプの下端部より下部
    隔室内の廃油が逆流しないようにオーバーフローパイプ
    の下端開口部を閉止する逆流防止弁とにより構成されて
    いることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか
    に記載された廃油燃焼装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1300503C (zh) * 2004-11-08 2007-02-14 崇庆华 一种利用废油料在燃烧器中的燃烧方法
CN104879771A (zh) * 2015-06-05 2015-09-02 衢州乐创节能科技有限公司 一种餐厨油收集利用器
CN107702113A (zh) * 2017-10-20 2018-02-16 华润电力(海丰)有限公司 一种电厂废油掺烧装置

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