JPH0989102A - トラクタの変速操作装置 - Google Patents
トラクタの変速操作装置Info
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- JPH0989102A JPH0989102A JP24400795A JP24400795A JPH0989102A JP H0989102 A JPH0989102 A JP H0989102A JP 24400795 A JP24400795 A JP 24400795A JP 24400795 A JP24400795 A JP 24400795A JP H0989102 A JPH0989102 A JP H0989102A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 油圧無段変速装置ＨＳＴを用いたトラクタの
変速操作装置において、変速操作を簡単化する。 【構成】 油圧無段変速装置ＨＳＴのトラニオン軸１を
回動してニュートラル位置Ｎから前進位置Ｆ又は後進位
置Ｒへ変速操作のＨＳＴレバー２と、この逆方向操作の
連動を阻止するウォームギヤ３及びウォームホイル４
と、一定の操作抵抗力を吸収するトルクばね５を有する
と共に操作抵抗力の解除によって復帰するレバー位置保
持機構６とを介して連動するレバー操作系７を設けると
共に、ニュートラルペタル８の踏込によって該トラニオ
ン軸１を変速位置Ｆ，Ｒからニュートラル位置Ｎへ戻す
ペタル操作系９を設けてなるトラクタの変速操作装置の
構成。
変速操作装置において、変速操作を簡単化する。 【構成】 油圧無段変速装置ＨＳＴのトラニオン軸１を
回動してニュートラル位置Ｎから前進位置Ｆ又は後進位
置Ｒへ変速操作のＨＳＴレバー２と、この逆方向操作の
連動を阻止するウォームギヤ３及びウォームホイル４
と、一定の操作抵抗力を吸収するトルクばね５を有する
と共に操作抵抗力の解除によって復帰するレバー位置保
持機構６とを介して連動するレバー操作系７を設けると
共に、ニュートラルペタル８の踏込によって該トラニオ
ン軸１を変速位置Ｆ，Ｒからニュートラル位置Ｎへ戻す
ペタル操作系９を設けてなるトラクタの変速操作装置の
構成。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、トラクタの変速操作
装置に関し、油圧無段変速装置（ＨＳＴ）を有して、走
行速を変速する形態のトラクタに利用しうる。
装置に関し、油圧無段変速装置（ＨＳＴ）を有して、走
行速を変速する形態のトラクタに利用しうる。
【０００２】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】油圧
無段変速装置（ＨＳＴ）を有するトラクタの走行変速操
作装置にあっては、このＨＳＴの無段変速操作を行うＨ
ＳＴレバーを変速位置からニュートラル位置へ戻すこと
によってニュートラル操作を行うため、ＨＳＴレバーの
操作が頻繁に行われて、作業再開時はこのＨＳＴレバー
を変速位置へ操作する度に、その操作位置が変り、操作
が煩雑であると共に、変速位置が安定しない。
無段変速装置（ＨＳＴ）を有するトラクタの走行変速操
作装置にあっては、このＨＳＴの無段変速操作を行うＨ
ＳＴレバーを変速位置からニュートラル位置へ戻すこと
によってニュートラル操作を行うため、ＨＳＴレバーの
操作が頻繁に行われて、作業再開時はこのＨＳＴレバー
を変速位置へ操作する度に、その操作位置が変り、操作
が煩雑であると共に、変速位置が安定しない。
【０００３】
【課題を解決するための手段】この発明は、油圧無段変
速装置ＨＳＴのトラニオン軸１を回動してニュートラル
位置Ｎから前進位置Ｆ又は後進位置Ｒへ変速操作のＨＳ
Ｔレバー２と、この逆方向操作の連動を阻止するウォー
ムギヤ３及びウォームホイル４と、一定の操作抵抗力を
吸収するトルクばね５を有すると共に操作抵抗力の解除
によって復帰するレバー位置保持機構６とを介して連動
するレバー操作系７を設けると共に、ニュートラルペタ
ル８の踏込によって該トラニオン軸１を変速位置Ｆ，Ｒ
からニュートラル位置Ｎへ戻すペタル操作系９を設けて
なるトラクタの変速操作装置の構成とする。
速装置ＨＳＴのトラニオン軸１を回動してニュートラル
位置Ｎから前進位置Ｆ又は後進位置Ｒへ変速操作のＨＳ
Ｔレバー２と、この逆方向操作の連動を阻止するウォー
ムギヤ３及びウォームホイル４と、一定の操作抵抗力を
吸収するトルクばね５を有すると共に操作抵抗力の解除
によって復帰するレバー位置保持機構６とを介して連動
するレバー操作系７を設けると共に、ニュートラルペタ
ル８の踏込によって該トラニオン軸１を変速位置Ｆ，Ｒ
からニュートラル位置Ｎへ戻すペタル操作系９を設けて
なるトラクタの変速操作装置の構成とする。
【０００４】
【作用、及び発明の効果】ＨＳＴレバー２をニュートラ
ル位置Ｎにおくときは、レバー操作系７によって連動さ
れるトラニオン軸１もニュートラル位置にあって、油圧
無段変速装置ＨＳＴによる変速伝動は行われない。ＨＳ
Ｔレバー２をこのニュートラル位置Ｎから前進位置Ｆへ
操作すると、この操作角に応じてレバー操作系７のウォ
ームギヤ３が回動されて、ウォームホイル４を回動し、
更にレバー位置保持機構６を介してトラニオン軸１を回
動し、油圧無段変速装置ＨＳＴを前進側高速位置Ｆへ無
段に増速できる。又、このＨＳＴレバー２の操作を前進
側高速位置Ｆから低速位置側へ戻すと、トラニオン軸１
も戻されて、無段に減速される。
ル位置Ｎにおくときは、レバー操作系７によって連動さ
れるトラニオン軸１もニュートラル位置にあって、油圧
無段変速装置ＨＳＴによる変速伝動は行われない。ＨＳ
Ｔレバー２をこのニュートラル位置Ｎから前進位置Ｆへ
操作すると、この操作角に応じてレバー操作系７のウォ
ームギヤ３が回動されて、ウォームホイル４を回動し、
更にレバー位置保持機構６を介してトラニオン軸１を回
動し、油圧無段変速装置ＨＳＴを前進側高速位置Ｆへ無
段に増速できる。又、このＨＳＴレバー２の操作を前進
側高速位置Ｆから低速位置側へ戻すと、トラニオン軸１
も戻されて、無段に減速される。
【０００５】このようなＨＳＴレバー２の操作によって
トラニオン軸１が変速操作位置にあるとき、急に、又は
一時的にニュートラル位置に戻したいときは、ニュート
ラルペタル８を踏めばよい。このニュートラルペタル８
の踏込みによって、ペタル操作系９の連動でトラニオン
軸１がニュートラル位置に作動され、油圧無段変速装置
ＨＳＴが減速されてニュートラルとなると共に、レバー
操作系７をも逆連動する。
トラニオン軸１が変速操作位置にあるとき、急に、又は
一時的にニュートラル位置に戻したいときは、ニュート
ラルペタル８を踏めばよい。このニュートラルペタル８
の踏込みによって、ペタル操作系９の連動でトラニオン
軸１がニュートラル位置に作動され、油圧無段変速装置
ＨＳＴが減速されてニュートラルとなると共に、レバー
操作系７をも逆連動する。
【０００６】このとき、このレバー操作系７は、ＨＳＴ
レバー２との間にウォームギヤ３と噛合のウォームホイ
ル４があるために、ウォームホイル４が回動できずＨＳ
Ｔレバー２は現変速操作位置Ｆからニュートラル位置Ｎ
側へは戻ることができない。このため、レバー位置保持
機構６では、前記ニュートラルペタル８によるペタル操
作系９からの操作連動をトルクスプリング５の弾性によ
って吸収するため、ＨＳＴレバー２の変速操作位置をそ
のまゝ維持することができ、ニュートラルペタル８によ
る油圧無段変速装置ＨＳＴのニュートラル位置操作を行
わせることができる。
レバー２との間にウォームギヤ３と噛合のウォームホイ
ル４があるために、ウォームホイル４が回動できずＨＳ
Ｔレバー２は現変速操作位置Ｆからニュートラル位置Ｎ
側へは戻ることができない。このため、レバー位置保持
機構６では、前記ニュートラルペタル８によるペタル操
作系９からの操作連動をトルクスプリング５の弾性によ
って吸収するため、ＨＳＴレバー２の変速操作位置をそ
のまゝ維持することができ、ニュートラルペタル８によ
る油圧無段変速装置ＨＳＴのニュートラル位置操作を行
わせることができる。
【０００７】しかも、このニュートラルペタル８から踏
込みを解放すれば、前記レバー位置保持機構６は、トル
クばね５によってペタル操作系９を経てトラニオン軸１
が、既にＨＳＴレバー２によって操作されている変速位
置にまで復帰されることとなり、油圧無段変速装置ＨＳ
Ｔは、一時的にニュートラルペタル８によってニュート
ラル位置Ｎに切替えられるが、このニュートラルペタル
８の踏込を解放するだけでＨＳＴレバー２で操作されて
いる変速位置Ｆに戻して直ちに作業に適した変速を行わ
せることができ、変速操作を簡単化できる。
込みを解放すれば、前記レバー位置保持機構６は、トル
クばね５によってペタル操作系９を経てトラニオン軸１
が、既にＨＳＴレバー２によって操作されている変速位
置にまで復帰されることとなり、油圧無段変速装置ＨＳ
Ｔは、一時的にニュートラルペタル８によってニュート
ラル位置Ｎに切替えられるが、このニュートラルペタル
８の踏込を解放するだけでＨＳＴレバー２で操作されて
いる変速位置Ｆに戻して直ちに作業に適した変速を行わ
せることができ、変速操作を簡単化できる。
【０００８】
【実施例】トラクタ車体は、前部にエンジンボディ１０
を有し、後部にリヤミッションケース１１を有し、これ
らの間をクラッチハウジング１２、ＨＳＴケース１３、
及びフロントミッションケース１４等で剛体的に連接し
ている。リヤミッションケース１１の左右両側部にはリ
ヤアクスルハウジング１５を連接して、この外側部に後
車輪を軸装した車輪ケースを連結する。エンジンボディ
１０の下部にはフロントアクスルブラケットを有し、フ
ロントアクスルハウジングを取付け、左右両側端部に前
車輪を軸装した車輪ケースを走行自在に設け、ステアリ
ングポスト１６上に軸装したステアリングハンドルによ
って操向できる。
を有し、後部にリヤミッションケース１１を有し、これ
らの間をクラッチハウジング１２、ＨＳＴケース１３、
及びフロントミッションケース１４等で剛体的に連接し
ている。リヤミッションケース１１の左右両側部にはリ
ヤアクスルハウジング１５を連接して、この外側部に後
車輪を軸装した車輪ケースを連結する。エンジンボディ
１０の下部にはフロントアクスルブラケットを有し、フ
ロントアクスルハウジングを取付け、左右両側端部に前
車輪を軸装した車輪ケースを走行自在に設け、ステアリ
ングポスト１６上に軸装したステアリングハンドルによ
って操向できる。
【０００９】前記ＨＳＴケース１３内には、油圧無段変
速装置ＨＳＴが設けられ、入力軸１７の回転によって、
トラニオン軸１を回動操作することにより、出力軸１８
をニュートラル位置から前進側高速域と後進側高速域へ
順次無段変速して伝動回転させるものである。この油圧
無段変速装置ＨＳＴが主変速装置を構成する。エンジン
ボディ１０のクランク軸からクラッチハウジング１２内
の伝動機構を経て該入力軸１７へ連動され、出力軸１８
からは、フロントミッショケース１４内の副変速装置を
連動して、リヤミッションケース１１内のデフ装置を経
て、リヤアクスルハウジング１５内の後車輪伝動機構へ
伝動する。又、該フロントミッションケース１４からは
前車輪を連動する構成とするもよい。
速装置ＨＳＴが設けられ、入力軸１７の回転によって、
トラニオン軸１を回動操作することにより、出力軸１８
をニュートラル位置から前進側高速域と後進側高速域へ
順次無段変速して伝動回転させるものである。この油圧
無段変速装置ＨＳＴが主変速装置を構成する。エンジン
ボディ１０のクランク軸からクラッチハウジング１２内
の伝動機構を経て該入力軸１７へ連動され、出力軸１８
からは、フロントミッショケース１４内の副変速装置を
連動して、リヤミッションケース１１内のデフ装置を経
て、リヤアクスルハウジング１５内の後車輪伝動機構へ
伝動する。又、該フロントミッションケース１４からは
前車輪を連動する構成とするもよい。
【００１０】１９は車体上のフロア、２０は操縦席、２
１は操縦席２０横側のレバーガイドで、ＨＳＴレバー２
を案内する案内溝２２が中央部のニュートラル位置Ｎか
ら前側の前進位置Ｆ及び後側の後進位置Ｒに亘って形成
される。前記主変速装置である油圧無段変速装置ＨＳＴ
のトラニオン軸１を操作する連動構成は、ＨＳＴレバー
２によって手動操作して無段変速を行うことができると
共に、ニュートラルペタル８の足による踏込操作でニュ
ートラル位置に一時的に戻し操作できる。このトラニオ
ン軸１を、ＨＳＴレバー２で操作連動する操作系をレバ
ー操作系７とし、ニュートラルペタル８で操作連動する
操作系をペタル操作系９とする。
１は操縦席２０横側のレバーガイドで、ＨＳＴレバー２
を案内する案内溝２２が中央部のニュートラル位置Ｎか
ら前側の前進位置Ｆ及び後側の後進位置Ｒに亘って形成
される。前記主変速装置である油圧無段変速装置ＨＳＴ
のトラニオン軸１を操作する連動構成は、ＨＳＴレバー
２によって手動操作して無段変速を行うことができると
共に、ニュートラルペタル８の足による踏込操作でニュ
ートラル位置に一時的に戻し操作できる。このトラニオ
ン軸１を、ＨＳＴレバー２で操作連動する操作系をレバ
ー操作系７とし、ニュートラルペタル８で操作連動する
操作系をペタル操作系９とする。
【００１１】このうちレバー操作系７は、途中にウォー
ムギヤ３とこれに噛合のウォームホイル４を有し、更に
トルクばね５を有したレバー位置保持機構６を設けてい
る。ＨＳＴレバー２は、プーリ２３をレバー軸２４回り
に一体的に回動できるもので、このプーリ２３とウォー
ム軸２５と一体のプーリ２６との間にタイミングベルト
２７を掛け渡して、ＨＳＴレバー２の前後回動でウォー
ム軸２５と一体のウォームギヤ３を回動する構成として
いる。このウォームギヤ３と噛合するウォームホイル４
には一体回動のアーム２８が設けられ、リンクロッド２
９を介してベルクランク３０に連動され、このベルクラ
ンク３０からリンクロッド３１を介してレバー位置保持
機構６の回動アーム３２に連絡され、ウォームホイル４
の回動によってこの回動アーム３２をアーム軸３３の回
りに回動できる。
ムギヤ３とこれに噛合のウォームホイル４を有し、更に
トルクばね５を有したレバー位置保持機構６を設けてい
る。ＨＳＴレバー２は、プーリ２３をレバー軸２４回り
に一体的に回動できるもので、このプーリ２３とウォー
ム軸２５と一体のプーリ２６との間にタイミングベルト
２７を掛け渡して、ＨＳＴレバー２の前後回動でウォー
ム軸２５と一体のウォームギヤ３を回動する構成として
いる。このウォームギヤ３と噛合するウォームホイル４
には一体回動のアーム２８が設けられ、リンクロッド２
９を介してベルクランク３０に連動され、このベルクラ
ンク３０からリンクロッド３１を介してレバー位置保持
機構６の回動アーム３２に連絡され、ウォームホイル４
の回動によってこの回動アーム３２をアーム軸３３の回
りに回動できる。
【００１２】該レバー位置保持機構６は、該アーム軸３
３の回りに回動自在の回動アーム３２と３４を有し、ト
ルクばね５で引きつけて同位相に維持するように付勢構
成している。この回動アーム３２には、前記のようにＨ
ＳＴレバー２側のリンクロッド３１が連結されるが、他
方の回動アーム３４には、トラニオン軸１に一体のトラ
ニオンアーム３５との間をロッド３６で連結している。
これによってトルクばね５で引きつけられた回動アーム
３２，３４を介するレバー操作系７により、ＨＳＴレバ
ー２の操作でトラニオン軸１を回動させて、油圧無段変
速装置ＨＳＴを案内溝２２におけるシフト位置Ｎ，Ｆ，
Ｒ通りに変速操作することができる。
３の回りに回動自在の回動アーム３２と３４を有し、ト
ルクばね５で引きつけて同位相に維持するように付勢構
成している。この回動アーム３２には、前記のようにＨ
ＳＴレバー２側のリンクロッド３１が連結されるが、他
方の回動アーム３４には、トラニオン軸１に一体のトラ
ニオンアーム３５との間をロッド３６で連結している。
これによってトルクばね５で引きつけられた回動アーム
３２，３４を介するレバー操作系７により、ＨＳＴレバ
ー２の操作でトラニオン軸１を回動させて、油圧無段変
速装置ＨＳＴを案内溝２２におけるシフト位置Ｎ，Ｆ，
Ｒ通りに変速操作することができる。
【００１３】次に、前記ペタル操作系９の構成は、フロ
ア１９前部に設けられるニュートラルペタル８を踏み込
むことにより、インナワイヤー３７、アウタワイヤー３
８を介して、トラニオン軸１回りの前後一対のニュート
ラルアーム３９，４０を前後から回動して、前記トラニ
オンアーム３５のピン４１を挟持して、このトラニオン
アーム３５をニュートラルの位置に戻すことができる構
成としている。該ニュートラルアーム３９，４０は、ト
ラニオンアーム３５と一体のトラニオン軸１上において
回動自在に設けられている。
ア１９前部に設けられるニュートラルペタル８を踏み込
むことにより、インナワイヤー３７、アウタワイヤー３
８を介して、トラニオン軸１回りの前後一対のニュート
ラルアーム３９，４０を前後から回動して、前記トラニ
オンアーム３５のピン４１を挟持して、このトラニオン
アーム３５をニュートラルの位置に戻すことができる構
成としている。該ニュートラルアーム３９，４０は、ト
ラニオンアーム３５と一体のトラニオン軸１上において
回動自在に設けられている。
【００１４】ＨＳＴレバー２がニュートラル位置Ｎにあ
るときは、レバー操作系７によるトラニオンアーム３５
がニュートラルの位置にあるため、ニュートラルペタル
８の踏込によってニュートラルアーム３９，４０によっ
て作動されるニュートラルアーム３５のニュートラル位
置は変らないが、ＨＳＴレバー２がニュートラル位置Ｎ
から前進位置Ｆ又は後進位置Ｒへ操作されているとき
に、該ニュートラルペタル８を踏込んでトラニオンアー
ム３５をニュートラルの位置に戻したときは、このトラ
ニオンアーム３５の回動によってロッド３６を介して回
動アーム３４がトルクばね５に抗して回動される。この
とき他方の回動アーム３２は前記ウォームギヤ３やウォ
ームホイル４等の噛合によつてＨＳＴレバー２で操作さ
れた変速位置にあって回動しない。従って、ニュートラ
ルペタル８の踏込みから足を解放すると、ニュートラル
アーム３９，４０が前後に解放されて、ニュートラルア
ーム３５は、トルクばね５の弾発力によって回動アーム
３４が３２と重合する位置に戻されることによって、該
ＨＳＴレバー２による変速位置に復帰される。このため
ニュートラル位置で一旦停止していた油圧無段変速装置
ＨＳＴは、ＨＳＴレバー２で操作されている変速位置で
伝動され、走行伝動することとなる。
るときは、レバー操作系７によるトラニオンアーム３５
がニュートラルの位置にあるため、ニュートラルペタル
８の踏込によってニュートラルアーム３９，４０によっ
て作動されるニュートラルアーム３５のニュートラル位
置は変らないが、ＨＳＴレバー２がニュートラル位置Ｎ
から前進位置Ｆ又は後進位置Ｒへ操作されているとき
に、該ニュートラルペタル８を踏込んでトラニオンアー
ム３５をニュートラルの位置に戻したときは、このトラ
ニオンアーム３５の回動によってロッド３６を介して回
動アーム３４がトルクばね５に抗して回動される。この
とき他方の回動アーム３２は前記ウォームギヤ３やウォ
ームホイル４等の噛合によつてＨＳＴレバー２で操作さ
れた変速位置にあって回動しない。従って、ニュートラ
ルペタル８の踏込みから足を解放すると、ニュートラル
アーム３９，４０が前後に解放されて、ニュートラルア
ーム３５は、トルクばね５の弾発力によって回動アーム
３４が３２と重合する位置に戻されることによって、該
ＨＳＴレバー２による変速位置に復帰される。このため
ニュートラル位置で一旦停止していた油圧無段変速装置
ＨＳＴは、ＨＳＴレバー２で操作されている変速位置で
伝動され、走行伝動することとなる。
【００１５】図４において、トラクタ用の車輪４２の構
成を、リム４３と車軸に対する取付部であるボス部４４
との間にスポーク４５を設け、各スポーク４５間に亘っ
てスポーク板４６を設けるもので、補強と泥落ち防止を
兼ねるものである。各スポーク板４６はリム４３及びボ
ス部４４との間に間隙部４７，４８を形成している。ス
ポーク板４６は各スポーク４５間毎に独立の構成とする
もよく、スポーク４５部をも含めて全周に亘って一枚板
の形態とするもよい。スポーク４５及びスポーク板４６
は車軸方向に傾斜させた円錐形状に構成されている。
成を、リム４３と車軸に対する取付部であるボス部４４
との間にスポーク４５を設け、各スポーク４５間に亘っ
てスポーク板４６を設けるもので、補強と泥落ち防止を
兼ねるものである。各スポーク板４６はリム４３及びボ
ス部４４との間に間隙部４７，４８を形成している。ス
ポーク板４６は各スポーク４５間毎に独立の構成とする
もよく、スポーク４５部をも含めて全周に亘って一枚板
の形態とするもよい。スポーク４５及びスポーク板４６
は車軸方向に傾斜させた円錐形状に構成されている。
【図１】トラクタの一部の側面図。
【図２】その一部ＨＳＴレバー部の斜視図。
【図３】そのニュートラルペタル部の側面図と、その一
部トラニオン軸部の平面図と、正面図。
部トラニオン軸部の平面図と、正面図。
【図４】車輪の側面図と、その正面図。
１ トラニオン軸 ２ ＨＳＴレバー ３ ウォームギヤ ４ ウォーホイル ５ トルクばね ６ レバー位置保持機構 ７ レバー操作系 ８ ニュートラルペタル ９ ペタル操作系 ＨＳＴ 油圧無段変速装置 Ｎ ニュートラル位置 Ｆ 前進位置 Ｒ 後進位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永井 真人 愛媛県伊予郡砥部町八倉１番地 井関農機 株式会社技術部内
Claims (1)
- 【請求項１】 油圧無段変速装置ＨＳＴのトラニオン軸
１を回動してニュートラル位置Ｎから前進位置Ｆ又は後
進位置Ｒへ変速操作のＨＳＴレバー２と、この逆方向操
作の連動を阻止するウォームギヤ３及びウォームホイル
４と、一定の操作抵抗力を吸収するトルクばね５を有す
ると共に操作抵抗力の解除によって復帰するレバー位置
保持機構６とを介して連動するレバー操作系７を設ける
と共に、ニュートラルペタル８の踏込によって該トラニ
オン軸１を変速位置Ｆ，Ｒからニュートラル位置Ｎへ戻
すペタル操作系９を設けてなるトラクタの変速操作装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24400795A JPH0989102A (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | トラクタの変速操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24400795A JPH0989102A (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | トラクタの変速操作装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0989102A true JPH0989102A (ja) | 1997-03-31 |
Family
ID=17112333
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24400795A Pending JPH0989102A (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | トラクタの変速操作装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0989102A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11180177A (ja) * | 1997-12-22 | 1999-07-06 | Iseki & Co Ltd | 車両の変速装置 |
| JP2006199059A (ja) * | 2005-01-18 | 2006-08-03 | Iseki & Co Ltd | 作業車両の変速調節装置 |
-
1995
- 1995-09-22 JP JP24400795A patent/JPH0989102A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11180177A (ja) * | 1997-12-22 | 1999-07-06 | Iseki & Co Ltd | 車両の変速装置 |
| JP2006199059A (ja) * | 2005-01-18 | 2006-08-03 | Iseki & Co Ltd | 作業車両の変速調節装置 |
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