JPH0988931A - 小型機器等の吊り具係止構造 - Google Patents
小型機器等の吊り具係止構造Info
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- JPH0988931A JPH0988931A JP27056995A JP27056995A JPH0988931A JP H0988931 A JPH0988931 A JP H0988931A JP 27056995 A JP27056995 A JP 27056995A JP 27056995 A JP27056995 A JP 27056995A JP H0988931 A JPH0988931 A JP H0988931A
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- JP
- Japan
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- locking
- recess
- clip
- locking member
- small
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- Pending
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- Hooks, Suction Cups, And Attachment By Adhesive Means (AREA)
- Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 不使用時には筐体内に収納され、クリップを
用いる場合にだけ筐体から突出させて使用することが可
能でありながら、取付けられたクリップの回動範囲、方
向が自由であり、脱落や摩耗が生じにくく、適用可能な
クリップのタイプに制限がない極めて便利な小型機器等
の吊り具係止構造を提供する。 【解決手段】 小型機器に設けられクリップ等の吊り具
を着脱自在に係止する係止部において、該係止部は、筐
体に設けた凹所と、凹所の内外に突出入自在に支持され
る係止部材とから成り、該係止部材は係止穴を有した頭
部と、該頭部から下方へ延びる大径軸部と、該大径軸部
の下端部から同軸状に下方へ延びた小径軸部とを有し、
上記大径軸部は、上記凹所の内底面に設けた支持孔内に
緊密に且つ軸方向へ進退可能に圧入され得る形状、寸法
を有し、上記小径軸部は該支持孔内に回転可能且つ脱落
不能に支持される。
用いる場合にだけ筐体から突出させて使用することが可
能でありながら、取付けられたクリップの回動範囲、方
向が自由であり、脱落や摩耗が生じにくく、適用可能な
クリップのタイプに制限がない極めて便利な小型機器等
の吊り具係止構造を提供する。 【解決手段】 小型機器に設けられクリップ等の吊り具
を着脱自在に係止する係止部において、該係止部は、筐
体に設けた凹所と、凹所の内外に突出入自在に支持され
る係止部材とから成り、該係止部材は係止穴を有した頭
部と、該頭部から下方へ延びる大径軸部と、該大径軸部
の下端部から同軸状に下方へ延びた小径軸部とを有し、
上記大径軸部は、上記凹所の内底面に設けた支持孔内に
緊密に且つ軸方向へ進退可能に圧入され得る形状、寸法
を有し、上記小径軸部は該支持孔内に回転可能且つ脱落
不能に支持される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は鎖、吊紐等の吊り具
によって吊り下げられる小型機器に設けられる吊り具の
係止構造の改良に関する。
によって吊り下げられる小型機器に設けられる吊り具の
係止構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】ページャ、携帯電話機、カメラ等々の小
型機器はその携帯性を高める為に、鎖、吊紐等々の吊り
具によって吊り下げられる構造となっている場合が多
い。図4(a) (b) (c) 、図5(a) (b) 、及び図6(a)
(b) はいずれも小型機器側に設けられる吊り具の係止部
の構成を示す図であり、図7(a) (b) 及び(c) は上記各
係止部に取付けられるチェーンクリップ(吊り具)の例
を示す図である。なお、図7(a) のチェーンクリップは
金属線材をらせん状に2〜3回巻きしたものであり、線
材の端部を押し広げることにより形成される間隙から被
係止物を圧入して係合させるものである。図7(b) (c)
は周知のクリップであり説明を要しない。まず、図4に
示す係止部は、機器本体1の角部等に設けられたスリッ
ト状の穴2内に設けたピン3により図示のごとき形状を
有した係止部材4を回動自在に枢支した構成を有し、
(a) に示した収納時に爪部4aが穴2から突出状態にあ
る為、この爪部4aを携帯者の爪等によって引っ掛けて
(b) (c) のように引き出すことによって上記チェーンク
リップのいずれかを係止穴4b内に係止することが可能
となる。
型機器はその携帯性を高める為に、鎖、吊紐等々の吊り
具によって吊り下げられる構造となっている場合が多
い。図4(a) (b) (c) 、図5(a) (b) 、及び図6(a)
(b) はいずれも小型機器側に設けられる吊り具の係止部
の構成を示す図であり、図7(a) (b) 及び(c) は上記各
係止部に取付けられるチェーンクリップ(吊り具)の例
を示す図である。なお、図7(a) のチェーンクリップは
金属線材をらせん状に2〜3回巻きしたものであり、線
材の端部を押し広げることにより形成される間隙から被
係止物を圧入して係合させるものである。図7(b) (c)
は周知のクリップであり説明を要しない。まず、図4に
示す係止部は、機器本体1の角部等に設けられたスリッ
ト状の穴2内に設けたピン3により図示のごとき形状を
有した係止部材4を回動自在に枢支した構成を有し、
(a) に示した収納時に爪部4aが穴2から突出状態にあ
る為、この爪部4aを携帯者の爪等によって引っ掛けて
(b) (c) のように引き出すことによって上記チェーンク
リップのいずれかを係止穴4b内に係止することが可能
となる。
【0003】このタイプの係止部にあっては、使用しな
い時に係止部材4を穴2内に収納することができるの
で、この係止部材を利用しない場合に於ても邪魔になる
ことがない。仮に、係止部材が常時突出している場合に
は、機器をポケットやバッグ類等から出し入れする際に
引っ掛かりを起こす原因となる虞れがある。また、この
タイプの係止部にあっては、各種タイプのチェーンクリ
ップを適用できる点もメリットである。しかし、このタ
イプの係止部は、係止部材を収納、或は引き出す方向へ
の回動が容易である一方で、係止部材の面と直交する方
向へ回動できないので、図7の如きワンタッチ着脱が可
能なタイプのチェーンクリップを取付けた場合に捻じれ
力がクリップに加わると、不意に脱落を起こして機器の
落下等の事態を生じる虞れがある。また、このような不
具合を解決する為には捩じれ方向の力を吸収緩和する為
の格別の金具をチェーンとクリップとの間に介在させる
か、捩じれ力除去機能を有したチェーン、例えばボール
チェーン(小ボールの単位同士を互いに回転可能に連結
したもの)等を使う必要が生じるという制約が加わり、
不便であった。
い時に係止部材4を穴2内に収納することができるの
で、この係止部材を利用しない場合に於ても邪魔になる
ことがない。仮に、係止部材が常時突出している場合に
は、機器をポケットやバッグ類等から出し入れする際に
引っ掛かりを起こす原因となる虞れがある。また、この
タイプの係止部にあっては、各種タイプのチェーンクリ
ップを適用できる点もメリットである。しかし、このタ
イプの係止部は、係止部材を収納、或は引き出す方向へ
の回動が容易である一方で、係止部材の面と直交する方
向へ回動できないので、図7の如きワンタッチ着脱が可
能なタイプのチェーンクリップを取付けた場合に捻じれ
力がクリップに加わると、不意に脱落を起こして機器の
落下等の事態を生じる虞れがある。また、このような不
具合を解決する為には捩じれ方向の力を吸収緩和する為
の格別の金具をチェーンとクリップとの間に介在させる
か、捩じれ力除去機能を有したチェーン、例えばボール
チェーン(小ボールの単位同士を互いに回転可能に連結
したもの)等を使う必要が生じるという制約が加わり、
不便であった。
【0004】次に、図5の係止部は、筐体1の角部に設
けた凹所6内の対向し合う2つの壁面間に支持棒7を差
し渡したものであり、この支持棒7に対して図7(b)
(c) のクリップを止着することにより、機器を吊り下げ
ることが可能となる。この係止部は筐体に設けた凹所か
らなる為、突出部分が皆無であり、機器の使用、出入れ
に際して引っ掛かりが起きることが少ない。しかし、こ
のタイプの係止部は使用可能なクリップの形状が上記図
7(b) (c) のタイプに制限され、図7(a) のタイプを適
用することはできない。また、支持棒7が筐体に固定さ
れているので、支持棒とクリップとが擦れて摩耗し易
い。また、上記従来例の場合と同様に、支持棒を中心と
したクリップの回動平面と直交する方向へ回動できない
ので、図7(b) (c) の如きワンタッチ着脱が可能なタイ
プのチェーンクリップを取付けた場合に捻じれ力がクリ
ップに加わると、不意に脱落を起こして機器の落下等の
事態を生じる虞れがある。また、このような不具合を解
決する為には捩じれ方向の力を吸収緩和する為の格別の
金具をチェーンとクリップとの間に介在させるか、捩じ
れ力除去機能を有したチェーン、例えばボールチェーン
等を使う必要が生じるという制約が加わり、不便であっ
た。図6(a) (b) の係止部は、クリップを引掛け易いと
いう利点を有してはいるものの、突起状の係止片10が
筐体1から常時突出しているため、ポケット等への出入
れの際に邪魔になる。この欠点を解消する為に、係止片
10を筐体に設けた凹所の内底面に固定することにより
突出状態をなくすることも考えれるが、クリップの装着
が困難となり、使用者にとって不便である。
けた凹所6内の対向し合う2つの壁面間に支持棒7を差
し渡したものであり、この支持棒7に対して図7(b)
(c) のクリップを止着することにより、機器を吊り下げ
ることが可能となる。この係止部は筐体に設けた凹所か
らなる為、突出部分が皆無であり、機器の使用、出入れ
に際して引っ掛かりが起きることが少ない。しかし、こ
のタイプの係止部は使用可能なクリップの形状が上記図
7(b) (c) のタイプに制限され、図7(a) のタイプを適
用することはできない。また、支持棒7が筐体に固定さ
れているので、支持棒とクリップとが擦れて摩耗し易
い。また、上記従来例の場合と同様に、支持棒を中心と
したクリップの回動平面と直交する方向へ回動できない
ので、図7(b) (c) の如きワンタッチ着脱が可能なタイ
プのチェーンクリップを取付けた場合に捻じれ力がクリ
ップに加わると、不意に脱落を起こして機器の落下等の
事態を生じる虞れがある。また、このような不具合を解
決する為には捩じれ方向の力を吸収緩和する為の格別の
金具をチェーンとクリップとの間に介在させるか、捩じ
れ力除去機能を有したチェーン、例えばボールチェーン
等を使う必要が生じるという制約が加わり、不便であっ
た。図6(a) (b) の係止部は、クリップを引掛け易いと
いう利点を有してはいるものの、突起状の係止片10が
筐体1から常時突出しているため、ポケット等への出入
れの際に邪魔になる。この欠点を解消する為に、係止片
10を筐体に設けた凹所の内底面に固定することにより
突出状態をなくすることも考えれるが、クリップの装着
が困難となり、使用者にとって不便である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来ポケ
ットベル等の携帯用小型機器を吊り下げるために機器筐
体側に設けられる係止部は、使用できるクリップの種類
に制限があり、クリップを係止した場合のクリップの回
動範囲に制限があり、使用中にクリップが係止部から外
れて脱落し易く、係止部側の摩耗が激しい等の不具合が
あった。本発明は上記に鑑みてなされたものであり、不
使用時には筐体内に収納され、クリップを用いる場合に
だけ筐体から突出させて使用することが可能でありなが
ら、取付けられたクリップの回動範囲、方向が自由であ
り、脱落や摩耗が生じにくく、適用可能なクリップのタ
イプに制限がない極めて便利な小型機器等の吊り具係止
構造を提供することを目的としている。
ットベル等の携帯用小型機器を吊り下げるために機器筐
体側に設けられる係止部は、使用できるクリップの種類
に制限があり、クリップを係止した場合のクリップの回
動範囲に制限があり、使用中にクリップが係止部から外
れて脱落し易く、係止部側の摩耗が激しい等の不具合が
あった。本発明は上記に鑑みてなされたものであり、不
使用時には筐体内に収納され、クリップを用いる場合に
だけ筐体から突出させて使用することが可能でありなが
ら、取付けられたクリップの回動範囲、方向が自由であ
り、脱落や摩耗が生じにくく、適用可能なクリップのタ
イプに制限がない極めて便利な小型機器等の吊り具係止
構造を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決する為の手段】上記目的を達成するため、
請求項1記載の発明は、小型機器に設けられクリップ等
の吊り具を着脱自在に係止する係止部において、該係止
部は、樹脂筐体に設けた凹所と、凹所の内外に突出入自
在に支持される係止部材とから成り、該係止部材は係止
穴を有した頭部と、該頭部から下方へ延びる大径軸部
と、該大径軸部の下端部から同軸状に下方へ延びた小径
軸部とを有し、上記大径軸部は、上記凹所の内底面に設
けた支持孔内に緊密に且つ軸方向へ進退可能に圧入され
得る形状、寸法を有し、上記小径軸部は該支持孔内に回
転可能且つ脱落不能に支持されていることを特徴とす
る。
請求項1記載の発明は、小型機器に設けられクリップ等
の吊り具を着脱自在に係止する係止部において、該係止
部は、樹脂筐体に設けた凹所と、凹所の内外に突出入自
在に支持される係止部材とから成り、該係止部材は係止
穴を有した頭部と、該頭部から下方へ延びる大径軸部
と、該大径軸部の下端部から同軸状に下方へ延びた小径
軸部とを有し、上記大径軸部は、上記凹所の内底面に設
けた支持孔内に緊密に且つ軸方向へ進退可能に圧入され
得る形状、寸法を有し、上記小径軸部は該支持孔内に回
転可能且つ脱落不能に支持されていることを特徴とす
る。
【0007】請求項2記載の発明は、小型機器に設けら
れクリップ等の吊り具を着脱自在に係止する係止部にお
いて、該係止部は、樹脂筐体に設けた凹所と、凹所の内
外に突出入自在に支持される係止部材とから成り、該係
止部材は係止穴を有した頭部と、該頭部から下方へ延び
る軸部とを有し、上記軸部は、上記凹所の内底面に設け
た支持孔により軸方向へ進退可能に支持される一方で、
該係止部材を凹所内に収納した時に該頭部が該凹所内壁
に設けた突起により係止されることを特徴とする。
れクリップ等の吊り具を着脱自在に係止する係止部にお
いて、該係止部は、樹脂筐体に設けた凹所と、凹所の内
外に突出入自在に支持される係止部材とから成り、該係
止部材は係止穴を有した頭部と、該頭部から下方へ延び
る軸部とを有し、上記軸部は、上記凹所の内底面に設け
た支持孔により軸方向へ進退可能に支持される一方で、
該係止部材を凹所内に収納した時に該頭部が該凹所内壁
に設けた突起により係止されることを特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明は、小型機器に設けら
れクリップ等の吊り具を着脱自在に係止する係止部にお
いて、係止部は、樹脂筐体に設けた凹所と、該凹所の内
底面に設けた支持孔内に下端部を固定された係止部材と
から成り、この係止部材は凹所内底面に固定される固定
部材と、固定部材に係合して上下方向へ移動可能な可動
部材とから構成されていることを特徴とする。
れクリップ等の吊り具を着脱自在に係止する係止部にお
いて、係止部は、樹脂筐体に設けた凹所と、該凹所の内
底面に設けた支持孔内に下端部を固定された係止部材と
から成り、この係止部材は凹所内底面に固定される固定
部材と、固定部材に係合して上下方向へ移動可能な可動
部材とから構成されていることを特徴とする。
【0009】請求項4記載の発明は、上記固定部材は、
少なくとも上記支持孔に係止される下端部と、該下端部
と一体的であって上記凹所内に位置する支持部とを有
し、上記可動部材は、上記支持部の外周に圧着する圧着
腕と、圧着腕の適所から上方に屈曲形成された係止片と
から成り、該係止片には上記クリップを係止する為の係
止穴が形成されていることを特徴とする。
少なくとも上記支持孔に係止される下端部と、該下端部
と一体的であって上記凹所内に位置する支持部とを有
し、上記可動部材は、上記支持部の外周に圧着する圧着
腕と、圧着腕の適所から上方に屈曲形成された係止片と
から成り、該係止片には上記クリップを係止する為の係
止穴が形成されていることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示した
実施例により詳細に説明する。図1(a) (b) 及び(c) は
本発明の一実施例の係止部の構造を示す断面図であり、
(a) は突出状態、(b) は収納状態、(c) は側方から見た
断面図である。この係止部20は、ページャ等の携帯用
小型機器の樹脂筐体21の適所に設けた凹所22と、凹
所22内に配置される金属等から成る係止部材23とか
ら成り、この係止部材23は係止穴24を有した頭部2
5と、頭部25を支持する例えば円盤状のストッパ部2
6と、ストッパ部26の下面中央部から下方へ延びる大
径軸部27と、大径軸部の下端部から同軸状に下方へ延
びた小径軸部28とを有する。ストッパ部26は、(b)
に示すように凹所22内に整合状態で嵌合されることが
できる形状を有すると共に、頭部25は凹所内に嵌合さ
れた時に凹所から筐体外部に頂部を突出させない程度の
寸法に設定される。大径軸部27は、凹所内底面に設け
た支持孔30内に緊密に且つ挿抜可能に支持(圧入)さ
れ得る形状、寸法を有し、小径軸部28は支持孔30内
に回転可能に遊嵌されると共に、下端部をEリング31
等により脱落不能に係止されている。
実施例により詳細に説明する。図1(a) (b) 及び(c) は
本発明の一実施例の係止部の構造を示す断面図であり、
(a) は突出状態、(b) は収納状態、(c) は側方から見た
断面図である。この係止部20は、ページャ等の携帯用
小型機器の樹脂筐体21の適所に設けた凹所22と、凹
所22内に配置される金属等から成る係止部材23とか
ら成り、この係止部材23は係止穴24を有した頭部2
5と、頭部25を支持する例えば円盤状のストッパ部2
6と、ストッパ部26の下面中央部から下方へ延びる大
径軸部27と、大径軸部の下端部から同軸状に下方へ延
びた小径軸部28とを有する。ストッパ部26は、(b)
に示すように凹所22内に整合状態で嵌合されることが
できる形状を有すると共に、頭部25は凹所内に嵌合さ
れた時に凹所から筐体外部に頂部を突出させない程度の
寸法に設定される。大径軸部27は、凹所内底面に設け
た支持孔30内に緊密に且つ挿抜可能に支持(圧入)さ
れ得る形状、寸法を有し、小径軸部28は支持孔30内
に回転可能に遊嵌されると共に、下端部をEリング31
等により脱落不能に係止されている。
【0011】頭部25及び係止穴24は図7(a) (b)
(c) に示した如き各種のクリップ(吊り具)を係止する
ために適した形状、寸法を有し、図1(a) のように突出
したときに必要最低限の空間を占有する程度に小さく設
計するが、クリップとの間の摩耗により容易に損耗しな
いように、必要十分なサイズ、肉厚、強度を確保するよ
うに設計する。仮に、頭部を大き目にしたとしても、非
使用時には(b) に示すように凹所内に退避するのでポケ
ットからの出入れ時等に引っかかりを起こす虞れはな
く、頭部の設計の自由度が増す。
(c) に示した如き各種のクリップ(吊り具)を係止する
ために適した形状、寸法を有し、図1(a) のように突出
したときに必要最低限の空間を占有する程度に小さく設
計するが、クリップとの間の摩耗により容易に損耗しな
いように、必要十分なサイズ、肉厚、強度を確保するよ
うに設計する。仮に、頭部を大き目にしたとしても、非
使用時には(b) に示すように凹所内に退避するのでポケ
ットからの出入れ時等に引っかかりを起こす虞れはな
く、頭部の設計の自由度が増す。
【0012】この係止部材23を(b) のように収納した
時には、金属製大径軸部27が支持孔30の樹脂製内壁
に弾性的に圧接されて収納状態を保持することができる
ように寸法設定を行う。引っ込んだ状態にある係止部材
23を引き出す場合には、爪先等によって頭部、或は係
止穴を引っかけて引き出せば容易に引出しが可能であ
り、引き出した状態でクリップを引っかければ良い。上
記支持孔30と大径軸部27との圧接力は、係止部材の
引込み状態に於て係止部材が不用意に突出することがな
い程度に設定する。なお、係止部材23を図1(a) のよ
うに完全に引き出した後で爪等による保持を解除する
と、自重により(b) に示した引込み状態に戻るようにも
思えるが、上記大径軸部27は支持孔30の縁部に引っ
かかって支持孔内に入り込むことがないように構成すれ
ば、(a) の突出状態を維持しながらクリップの装着を行
うことが可能となる。係止部材23を(b) の収納状態に
移行させる為には、軽い力で係止部材を押し込めば良
く、この軽い力は係止孔30内壁が大径軸部27を挟圧
保持する力と同程度であり、このような挟圧力の設定は
容易である。
時には、金属製大径軸部27が支持孔30の樹脂製内壁
に弾性的に圧接されて収納状態を保持することができる
ように寸法設定を行う。引っ込んだ状態にある係止部材
23を引き出す場合には、爪先等によって頭部、或は係
止穴を引っかけて引き出せば容易に引出しが可能であ
り、引き出した状態でクリップを引っかければ良い。上
記支持孔30と大径軸部27との圧接力は、係止部材の
引込み状態に於て係止部材が不用意に突出することがな
い程度に設定する。なお、係止部材23を図1(a) のよ
うに完全に引き出した後で爪等による保持を解除する
と、自重により(b) に示した引込み状態に戻るようにも
思えるが、上記大径軸部27は支持孔30の縁部に引っ
かかって支持孔内に入り込むことがないように構成すれ
ば、(a) の突出状態を維持しながらクリップの装着を行
うことが可能となる。係止部材23を(b) の収納状態に
移行させる為には、軽い力で係止部材を押し込めば良
く、この軽い力は係止孔30内壁が大径軸部27を挟圧
保持する力と同程度であり、このような挟圧力の設定は
容易である。
【0013】上記実施例によれば、非使用時には係止部
材23を図1(b) のように凹所内に押し込んで収納する
ことにより、係止部材が機器の取扱上の障害となること
がなくなる一方で、(a) のように引き出してクリップを
装着する場合には、図7に示したいずれのタイプのクリ
ップ、チェーンをも使用可能であり、係止部材23は突
出状態に於ては回転可能であるので、クリップに連結さ
れたチェーンがねじれたとしてもクリップにねじれが伝
わってクリップが外れたり、クリップ係止部材双方が損
耗する等の不具合がなくなる。チェーンからのねじれが
クリップに伝わることを防止する為の格別の金具を用い
る必要がないことも勿論である。
材23を図1(b) のように凹所内に押し込んで収納する
ことにより、係止部材が機器の取扱上の障害となること
がなくなる一方で、(a) のように引き出してクリップを
装着する場合には、図7に示したいずれのタイプのクリ
ップ、チェーンをも使用可能であり、係止部材23は突
出状態に於ては回転可能であるので、クリップに連結さ
れたチェーンがねじれたとしてもクリップにねじれが伝
わってクリップが外れたり、クリップ係止部材双方が損
耗する等の不具合がなくなる。チェーンからのねじれが
クリップに伝わることを防止する為の格別の金具を用い
る必要がないことも勿論である。
【0014】次に図2(a) 及び(b) は変形実施例の断面
図であり、この実施例では、凹所22の内底面の支持孔
30と軸部との間の圧接係合力によって係止部材の収納
状態を維持するのではなく、軸部35は支持孔30に対
してどの状態に於ても回転可能な状態で遊嵌されている
一方で、凹所22の内壁適所に設けた樹脂製突起36に
よって円盤状のストッパ26の外周縁を弾性的に係止す
ることによって図2(b) の引込み状態を維持し得るよう
にしている。その他の動作、特徴、利点は上記実施例の
場合と同様である。
図であり、この実施例では、凹所22の内底面の支持孔
30と軸部との間の圧接係合力によって係止部材の収納
状態を維持するのではなく、軸部35は支持孔30に対
してどの状態に於ても回転可能な状態で遊嵌されている
一方で、凹所22の内壁適所に設けた樹脂製突起36に
よって円盤状のストッパ26の外周縁を弾性的に係止す
ることによって図2(b) の引込み状態を維持し得るよう
にしている。その他の動作、特徴、利点は上記実施例の
場合と同様である。
【0015】次に、図3(a) 乃至(f) は本発明の他の実
施例の構成を示す縦断面図、要部斜視図、要部側面図、
要部平面図、要部正面図及び動作説明図である。この実
施例の係止部40は、樹脂筐体41に設けた凹所42
と、凹所42の内底面に設けた支持孔43内に下端部4
4をEリング等の係止具45により固定された係止部材
46から成り、この係止部材46は凹所内底面に係止具
45により係止される固定部材47と、固定部材47に
係合して上下方向へ移動可能な可動部材48とから構成
される。
施例の構成を示す縦断面図、要部斜視図、要部側面図、
要部平面図、要部正面図及び動作説明図である。この実
施例の係止部40は、樹脂筐体41に設けた凹所42
と、凹所42の内底面に設けた支持孔43内に下端部4
4をEリング等の係止具45により固定された係止部材
46から成り、この係止部材46は凹所内底面に係止具
45により係止される固定部材47と、固定部材47に
係合して上下方向へ移動可能な可動部材48とから構成
される。
【0016】固定部材47及び可動部材48の夫々の形
状は種々選定可能であるが、固定部材47は少なくとも
支持孔43に係止される下端部44と、下端部44と一
体的であって凹所42内に位置する支持部49と、支持
部49の上端部のフランジ状の脱落防止突起49aとか
ら構成する。固定部材47は、金属又は樹脂により構成
する。可動部材48は、支持部49の外周に圧着する圧
着腕50と、圧着腕50の適所から上方に屈曲形成され
た係止片51とから成り、係止片51には上記クリップ
を係止する為の係止穴52が形成されている。可動部材
48は、金属により構成する。
状は種々選定可能であるが、固定部材47は少なくとも
支持孔43に係止される下端部44と、下端部44と一
体的であって凹所42内に位置する支持部49と、支持
部49の上端部のフランジ状の脱落防止突起49aとか
ら構成する。固定部材47は、金属又は樹脂により構成
する。可動部材48は、支持部49の外周に圧着する圧
着腕50と、圧着腕50の適所から上方に屈曲形成され
た係止片51とから成り、係止片51には上記クリップ
を係止する為の係止穴52が形成されている。可動部材
48は、金属により構成する。
【0017】この実施例の係止部材46の特徴は、図3
(f) に示すように可動部材48の圧着腕50を固定部材
47の支持部49に対して、上下動可能に圧着すること
により、非使用時には可動部材の係止片51を凹所42
内に完全に収納する一方で、使用時には係止片51を筐
体表面に突出させてクリップを係止し易くした点にあ
る。なお、支持部49の外周面に上下方向へ延びる溝を
設けるとともに、可動部材48の圧着腕50にこの溝に
係合する小突起等を設けることにより、上下方向へのス
ライドのガイドとしてもよいし、或は可動部材48が支
持部49の上端部に達して脱落防止突起49aに係合し
た時に、当該位置に可動部材48を保持する為のストッ
パ穴を設け、この穴に圧着腕に設けた小突起を係止する
ようにしてもよい。この実施例の係止部によれば、係止
部材が凹所内底面に設けた穴から筐体内部に入り込まな
いので、引っ込んだ状態にある係止部材を収納する為の
スペースを筐体内部に確保する必要がなくなり、筐体内
部の設計自由度が増し、筐体を小型化することができ
る。なお、上記頭部25の先端に爪を引っかけて引出し
易いような突起か、へこみを設けてもよい。
(f) に示すように可動部材48の圧着腕50を固定部材
47の支持部49に対して、上下動可能に圧着すること
により、非使用時には可動部材の係止片51を凹所42
内に完全に収納する一方で、使用時には係止片51を筐
体表面に突出させてクリップを係止し易くした点にあ
る。なお、支持部49の外周面に上下方向へ延びる溝を
設けるとともに、可動部材48の圧着腕50にこの溝に
係合する小突起等を設けることにより、上下方向へのス
ライドのガイドとしてもよいし、或は可動部材48が支
持部49の上端部に達して脱落防止突起49aに係合し
た時に、当該位置に可動部材48を保持する為のストッ
パ穴を設け、この穴に圧着腕に設けた小突起を係止する
ようにしてもよい。この実施例の係止部によれば、係止
部材が凹所内底面に設けた穴から筐体内部に入り込まな
いので、引っ込んだ状態にある係止部材を収納する為の
スペースを筐体内部に確保する必要がなくなり、筐体内
部の設計自由度が増し、筐体を小型化することができ
る。なお、上記頭部25の先端に爪を引っかけて引出し
易いような突起か、へこみを設けてもよい。
【0018】
【発明の効果】以上のように構成したので、本発明は次
のような効果を有する。 (1) 係止部材を使用しない場合には、筐体の凹所内に収
納し続けることができるので、小型機器の出入れ等の取
扱に際して障害となることがない。 (2) 使用するクリップチェーン等の吊り具の種類、形態
に制約がなく、フック形状のクリップや、環状のクリッ
プに対しても適用が可能である。 (3) 係止部材が回転するので係止部材の係止穴に一旦ク
リップを取付けた場合には、クリップが外れにくく、摩
耗が少なくなる。
のような効果を有する。 (1) 係止部材を使用しない場合には、筐体の凹所内に収
納し続けることができるので、小型機器の出入れ等の取
扱に際して障害となることがない。 (2) 使用するクリップチェーン等の吊り具の種類、形態
に制約がなく、フック形状のクリップや、環状のクリッ
プに対しても適用が可能である。 (3) 係止部材が回転するので係止部材の係止穴に一旦ク
リップを取付けた場合には、クリップが外れにくく、摩
耗が少なくなる。
【図1】(a) (b) 及び(c) は本発明の一実施例の係止部
の構造を示す断面図であり、(a) は突出状態、(b) は収
納状態、(c) は側方から見た断面図である。
の構造を示す断面図であり、(a) は突出状態、(b) は収
納状態、(c) は側方から見た断面図である。
【図2】(a) 及び(b) は変形実施例の断面図。
【図3】(a) 乃至(f) は本発明の他の実施例の構成を示
す縦断面図、要部斜視図、要部側面図、要部平面図、要
部正面図及び動作説明図である。
す縦断面図、要部斜視図、要部側面図、要部平面図、要
部正面図及び動作説明図である。
【図4】(a) (b) 及び(c) は第1の従来例の係止部の構
成を示す斜視図、及び断面図。
成を示す斜視図、及び断面図。
【図5】(a) 及び(b) は他の従来例の構成を示す斜視図
及び断面図。
及び断面図。
【図6】(a) 及び(b) は他の従来例の構成を示す斜視図
及び断面図。
及び断面図。
【図7】(a) (b) 及び(c) は他の従来例を示す図。
20 係止部、21 樹脂筐体、22 凹所、23 係
止部材、24 係止穴、25 頭部、26 ストッパ
部、27 大径軸部、28 小径軸部、30 支持孔、
31 Eリング(係止具)、35 軸部、36 樹脂製
突起、40 係止部、41 樹脂筐体、42 凹所、4
3 支持孔、44 下端部44、45 係止具、46
係止部材、47 固定部材、48 可動部材、49 支
持部、49a脱落防止突起、50 圧着腕、51 係止
片、52 係止穴。
止部材、24 係止穴、25 頭部、26 ストッパ
部、27 大径軸部、28 小径軸部、30 支持孔、
31 Eリング(係止具)、35 軸部、36 樹脂製
突起、40 係止部、41 樹脂筐体、42 凹所、4
3 支持孔、44 下端部44、45 係止具、46
係止部材、47 固定部材、48 可動部材、49 支
持部、49a脱落防止突起、50 圧着腕、51 係止
片、52 係止穴。
Claims (4)
- 【請求項1】 小型機器に設けられクリップ等の吊り具
を着脱自在に係止する係止部において、 該係止部は、筐体に設けた凹所と、凹所の内外に突出入
自在に支持される係止部材とから成り、該係止部材は係
止穴を有した頭部と、該頭部から下方へ延びる大径軸部
と、該大径軸部の下端部から同軸状に下方へ延びた小径
軸部とを有し、 上記大径軸部は、上記凹所の内底面に設けた支持孔内に
緊密に且つ軸方向へ進退可能に圧入され得る形状、寸法
を有し、上記小径軸部は該支持孔内に回転可能且つ脱落
不能に支持されることを特徴とする小型機器等の吊り具
係止構造。 - 【請求項2】 小型機器に設けられクリップ等の吊り具
を着脱自在に係止する係止部において、 該係止部は、筐体に設けた凹所と、凹所の内外に突出入
自在に支持される係止部材とから成り、該係止部材は係
止穴を有した頭部と、該頭部から下方へ延びる軸部とを
有し、 上記軸部は、上記凹所の内底面に設けた支持孔により軸
方向へ進退可能に支持される一方で、該係止部材を凹所
内に収納した時に該頭部が該凹所内壁に設けた突起によ
り係止されることを特徴とする小型機器等の吊り具係止
構造。 - 【請求項3】 小型機器に設けられクリップ等の吊り具
を着脱自在に係止する係止部において、 上記係止部は、筐体に設けた凹所と、該凹所の内底面に
設けた支持孔内に下端部を固定された係止部材とから成
り、この係止部材は凹所内底面に固定される固定部材
と、固定部材に係合して上下方向へ移動可能な可動部材
とから構成されていることを特徴とする小型機器等の吊
り具係止構造。 - 【請求項4】 上記固定部材は、少なくとも上記支持孔
に係止される下端部と、該下端部と一体的であって上記
凹所内に位置する支持部とを有し、 上記可動部材は、上記支持部の外周に圧着する圧着腕
と、圧着腕の適所から上方に屈曲形成された係止片とか
ら成り、該係止片には上記クリップを係止する為の係止
穴が形成されていることを特徴とする小型機器等の吊り
具係止構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27056995A JPH0988931A (ja) | 1995-09-25 | 1995-09-25 | 小型機器等の吊り具係止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27056995A JPH0988931A (ja) | 1995-09-25 | 1995-09-25 | 小型機器等の吊り具係止構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0988931A true JPH0988931A (ja) | 1997-03-31 |
Family
ID=17487986
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27056995A Pending JPH0988931A (ja) | 1995-09-25 | 1995-09-25 | 小型機器等の吊り具係止構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0988931A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1109310C (zh) * | 1996-01-08 | 2003-05-21 | 松下电器产业株式会社 | 时序信号预测装置 |
JP2006238150A (ja) * | 2005-02-25 | 2006-09-07 | Mitsubishi Electric Corp | リモコン送信機 |
-
1995
- 1995-09-25 JP JP27056995A patent/JPH0988931A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1109310C (zh) * | 1996-01-08 | 2003-05-21 | 松下电器产业株式会社 | 时序信号预测装置 |
JP2006238150A (ja) * | 2005-02-25 | 2006-09-07 | Mitsubishi Electric Corp | リモコン送信機 |
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