JPH0988880A - ブロア装置 - Google Patents
ブロア装置Info
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- JPH0988880A JPH0988880A JP24339995A JP24339995A JPH0988880A JP H0988880 A JPH0988880 A JP H0988880A JP 24339995 A JP24339995 A JP 24339995A JP 24339995 A JP24339995 A JP 24339995A JP H0988880 A JPH0988880 A JP H0988880A
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- Motor Or Generator Cooling System (AREA)
Abstract
強度低下をきたさない安価なブロア装置を提供する。 【解決手段】 送風流路中の、最も流速の速い領域CA
に面するモータ保持板1の板面に、整流用のガイド壁1
1、12、14を突設するとともに、当該ガイド壁1
1、12、14の下流端に、ファンを回転駆動するモー
タ2の制御用パワートランジスタの放熱フィン5を設け
る。
Description
特にファンモータの回転速度を制御するパワー素子の放
熱構造の改良に関する。
パワートランジスタ等で制御するものがあり、このトラ
ンジスタの放熱を図るために種々の構造が提案されてい
る。例えば、特開平1−252138号公報では、ファ
ンモータを保持するモータ保持板を熱伝導性の良好な材
料で形成して、これに直接あるいは放熱フィンを介して
上記トランジスタを設けている。
部を構成して、ファンから送気口へ向かう送風流路に面
しており、トランジスタからモータ保持板へ伝熱して送
風気流中へ放散される。なお、上記公報においては、ト
ランジスタの設置位置は送気口に面する位置が最善とさ
れている。
ロア装置では、放熱効率が十分ではないためモータ保持
板が大きくなり、これを覆着するケーシングの開口も大
きくなってケーシング強度が低下するという問題があ
る。また、熱伝導性を良好にするために樹脂材が使用で
きず、モータ保持板の成型コストが高いという問題もあ
る。
で、パワー素子の放熱効率が良く、ケーシングの強度低
下をきたさない安価なブロア装置を提供することを目的
とする。
(S)中の、最も流速の速い領域(A)に面するケーシ
ング内壁(1)に、整流用のガイド壁(11、12、1
4)を突設するとともに、当該ガイド壁(11、12、
14)の下流端に、ファン(4)を回転駆動するモータ
(2)の制御用パワー素子(6)を位置させる。
領域で送風が整流されて制御用パワー素子へ供給される
から、効率的に制御用パワー素子を放冷することができ
る。また、熱伝導性良好な材料よりなる大型のモータ保
持板を使用する必要はないから、ケーシング強度の低下
が回避されるとともに、モータ保持板を樹脂材で構成し
て製造コストの低減を図ることができる。
ン(4)の周囲に形成される渦巻き状送風流路(S)の
流路面積最小部(A)からガイド壁(11、12、1
4)を延ばすことにより、最も流速の速い領域で送風を
整流することができる。本発明の第3の特徴では、制御
用パワー素子(6)の放熱フィン(5)をガイド壁(1
1、12、14)の下流端に位置させているから、より
効率的に制御用パワー素子を放冷することができる。
図6に示すブロア装置により送風流路内の空気流速を調
査した。図5に示すブロアケーシング3は、上側の前室
33とファン4を収納した下側の主室34とよりなり、
ケーシング3の上面には前室33を貫通してファン4頂
面に至る吸気口3aが開口している。
心型多翼ファンで、円形枠に沿って多数の翼体41(図
5)を設けたものである。この多翼ファン4は略円錐形
の底面中心でモータ2の出力軸21に固着されている。
モータ2は保持板1により下半部が抱持されて垂直姿勢
で配されており、モータ保持板1は外周の複数箇所でケ
ーシング3の底壁開口35縁に結合固定されている。
は、図6に示すように、ファン4外周から次第に離れる
渦巻き状をしており、多翼ファン4が図における時計方
向(黒矢印)へ回転すると、吸気口3aからファン中心
部へ空気が吸入され、翼体41により径方向外方へ送出
されて、図の白矢印で示すように、流路面積が漸次拡大
する送風流路Sを送気口3bへ向けて流れる。そして、
この流れのうち一部は多翼ファン4の翼体41の下部と
モータ保持板1との間の空間C(図5)に入り込む。
速分布を調査した結果が図7であり、図の矢印は風向、
数字は風速(m/s)を示す。図より知られるように、
空間Cに入り込んだ空気流は、流路面積の最小領域(図
のCA領域)で流速が最も速くなり、送気口3bに面す
る流路面積の最大領域(図のCB領域)では流速は最も
遅くなる。
モータ制御用パワー素子を配置すれば、最も効率的にそ
の放冷をすることができるが、図7に示すようにこの領
域では風向きが乱れており、ここに上記パワー素子ある
いはその冷却フィンを配置すると風切り音による騒音を
生じるおそれがある。本発明はこのような知見に基づい
てなされたもので、その一実施形態を以下に説明する。
ロアケーシング3は、前室33を形成する上側ケーシン
グ31と主室34を形成する下側ケーシング32とより
構成されている。下側ケーシグ32の底壁中心部の開口
には樹脂製のモータ保持板1が装着されて、このモータ
保持板1に既述のように垂直姿勢でモータ2が保持され
ている。
くモータ出力軸21の先端に固定されて主室34内に位
置している。そして、この多翼ファン4の周囲に、既に
図6で説明したように、漸次流路面積が拡大する渦巻き
状送風流路Sが形成されており、この渦巻き流路Sに面
する上記モータ保持板1の板面に、整流用のガイド壁1
1、12、13、14と、モータ制御用パワートランジ
スタの放熱フィン5とが設けてある。
持板1の詳細平面図を図2に、一部断面側面図を図3に
それぞれ示す。図2において、モータ保持板1は円形
で、外周三か所の取付け孔15によりケーシング3底壁
の開口にネジ止め固定される。取付け孔15の下にモー
タ2の冷却用の通気孔16が設けられている。モータ保
持板1の板面には、モータ2周囲の全周に水侵入防止を
兼ねるガイド壁11が同心円状に突設され、その一部は
直線部111となっている。ガイド壁11の外方にはこ
れと平行に、直線部111を挟んで左右対称位置にそれ
ぞれガイド壁12、13が形成され、さらにその外方に
は上記直線部111と平行にガイド壁14が形成されて
いる。そして、これらガイド壁11、12、13、14
に囲まれた矩形空間に放熱フィン5が配設されている。
行に形成されており(図3参照)、これら突起51はガ
イド壁11の直線部111およびガイド壁14と並行
し、かつガイド壁12、13と連続している。このよう
な放熱フィン5の下面にモータ制御用のパワートランジ
スタ6(図3)が設けられている。また、ガイド壁12
全体、およびガイド壁14の上流側端部は最も流速の速
い既述のCA領域に至っている。
2における時計方向へ回転させられると、渦巻き状の送
風流路S(図1)を空気流が流れる。ここにおいて、C
A領域では上記ガイド壁11の一部、ガイド壁12、お
よびガイド壁14の上流側端部が間隔をおいて平行に位
置していることにより、このCA領域における空気流の
流れ方向が規制され、整流される。整流されて風向の乱
れが解消した空気流は上記ガイド壁11、12、14に
より、最も速い流速を維持したまま放熱フィン5へ案内
供給され、放熱フィン5の突起51間を流れる過程でパ
ワートランジスタ6を効率的に冷却する。
ランジスタ6の放熱効率が良いから、放熱フィン5がコ
ンパクトなものとなる。また、モータ保持板1は樹脂材
を使用でき、従来のように熱伝導性の良好な材料で大型
のものとする必要はない。したがって、モータ保持板1
を覆着するケーシング開口35(図5)は必要以上に大
きくならず、ケーシング3の強度低下が回避されるとと
もに、モータ保持板1の製造コストも低減される。
5での整流状態を確実に維持するのに有用であるが、特
には必要としない。また、放熱量が十分である場合には
放熱フィン5を使用せずにモータ保持板1上に直接パワ
ートランジスタ6を設けるようにしても良い。多翼ファ
ン4の回転方向が上記実施形態と反対の反時計方向であ
る場合には、図4に示すように、最も流速の速いCA領
域が左側に位置するが、ガイド壁11〜14の形成位置
は特に変更する必要はない。なお、この場合には、ガイ
ド壁13が上流側となる。
斜視図である。
面図である。
部断面側面図で、断面部は図2のIII −III 線に沿うも
のである。
平面図である。
る。
壁、2…モータ、3…ケーシング、3a…給気口、3b
…送気口、4…多翼ファン、5…放熱フィン、6…パワ
ートランジスタ、S…送風流路。
Claims (3)
- 【請求項1】 ケーシング(3)内に収納されたファン
(4)の周囲に、前記ケーシング(3)に設けた送気口
(3b)へ至る送風流路(S)を形成したブロア装置に
おいて、前記送風流路(S)中の、最も流速の速い領域
(A)に面するケーシング内壁(1)に、整流用のガイ
ド壁(11、12、14)を突設するとともに、当該ガ
イド壁(11、12、14)の下流端に、前記ファン
(4)を回転駆動するモータ(2)の制御用パワー素子
(6)を位置させたことを特徴とするブロア装置。 - 【請求項2】 前記ファンは遠心型多翼ファン(4)で
あり、前記ケーシング(3)は遠心型多翼ファン(4)
の周囲に前記送気口(3b)へ向けて漸次流路面積が増
大する渦巻き状送風流路(S)を形成しており、前記ガ
イド壁(11、12、14)は前記送風流路(S)の流
路面積最小領域(A)から延びていることを特徴とする
請求項1に記載のブロア装置。 - 【請求項3】 前記制御用パワー素子(6)の放熱フィ
ン(5)を、前記ガイド壁(11、13、14)の下流
端に位置させたことを特徴とする請求項1または2に記
載のブロア装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24339995A JP3728777B2 (ja) | 1995-09-21 | 1995-09-21 | ブロア装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24339995A JP3728777B2 (ja) | 1995-09-21 | 1995-09-21 | ブロア装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0988880A true JPH0988880A (ja) | 1997-03-31 |
JP3728777B2 JP3728777B2 (ja) | 2005-12-21 |
Family
ID=17103293
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24339995A Expired - Fee Related JP3728777B2 (ja) | 1995-09-21 | 1995-09-21 | ブロア装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3728777B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000517159A (ja) * | 1997-06-26 | 2000-12-19 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 電気駆動モータ |
JP2009114906A (ja) * | 2007-11-05 | 2009-05-28 | Nidec Servo Corp | 軸流フアンモータの自己冷却構造 |
-
1995
- 1995-09-21 JP JP24339995A patent/JP3728777B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2000517159A (ja) * | 1997-06-26 | 2000-12-19 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 電気駆動モータ |
JP2009114906A (ja) * | 2007-11-05 | 2009-05-28 | Nidec Servo Corp | 軸流フアンモータの自己冷却構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3728777B2 (ja) | 2005-12-21 |
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