JPH0988837A - 圧縮機電動機制御装置 - Google Patents

圧縮機電動機制御装置

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JPH0988837A
JPH0988837A JP25272295A JP25272295A JPH0988837A JP H0988837 A JPH0988837 A JP H0988837A JP 25272295 A JP25272295 A JP 25272295A JP 25272295 A JP25272295 A JP 25272295A JP H0988837 A JPH0988837 A JP H0988837A
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inverter
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brushless motor
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Koji Hamaoka
孝二 浜岡
Keiji Ogawa
啓司 小川
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Matsushita Refrigeration Co
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  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高効率化のために特性改善(出力ダウン)を
行ったモータにおいてもその運転範囲を広げることがで
き、負荷の最大点で所望の回転数(冷凍能力)を得るこ
とを目的とする。 【構成】 ブラシレスモータの負荷の状態を判定する負
荷状態判定回路20と、負荷状態判定回路20によりイ
ンバータ13から出力する波形を転流回路16もしくは
同期駆動回路17のいずれかに切り換える切換回路18
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷蔵庫やエアコンなどの
冷凍システムに用いられる圧縮機用電動機(特にブラシ
レスモータ)の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ブラシレスモータは効率が高く、回転数
制御も電圧制御で可能であるという点から広く利用され
ている。特に近年ブラシレスモータの回転位置を検出す
る位置検出素子を不要にする技術としてモータの巻線電
圧に発生する逆起電圧から回転位置を検出する方法が提
案されてから、特に冷凍システムに用いられる圧縮機な
ど高温であり、しかも内部に冷媒、オイルなどがある非
常に使用環境が悪いところでも多く使用されるようにな
ってきた。
【0003】例えば特開平3−55478号公報などに
冷蔵庫に応用した場合について記載されている。以下従
来の圧縮機電動機制御装置について図面を参照しながら
説明する。
【0004】図10は従来の圧縮機電動機制御装置のブ
ロック図である。図10において、101はブラシレス
モータで、シャフトを介して圧縮機構102を動作させ
ている。
【0005】103は商用電源であり、例えば一般家庭
における100V60Hzの交流電源である。104は
商用電源103を整流する整流回路であり、ここでは倍
電圧整流方式を採用しており、AC100Vを入力と
し、DC250Vを出力としている。
【0006】105はインバータであり、スイッチング
素子を3相ブリッジ接続した構成であり、整流回路10
3の直流出力を3相の任意電圧、任意周波数の出力に変
換し、ブラシレスモータ101に電力を供給する。
【0007】106は逆起電圧検出回路でブラシレスモ
ータ101のステータ巻線の逆起電圧からロータの回転
の相対位置を検出する。107はインバータ105のス
イッチング素子をオン/オフさせるドライブ回路であ
る。
【0008】108は転流回路であり、ブラシレスモー
タ101が定常運転しているときに逆起電圧検出回路1
06の出力によりインバータ105のどの素子をオンさ
せるか決定する。
【0009】109はPWM制御回路であり、インバー
タ105のスイッチング素子の上側アームまたは下側ア
ームのスイッチング素子のみをチョッピングし、PWM
(パルス幅変調)制御を行う。パルス幅のデューティ
(パルス周期中のオン周期の割合)を上/下させること
で出力電圧を上昇/下降させることができる。
【0010】以上のように構成された圧縮機電動機制御
装置について次に動作について説明する。
【0011】ブラシレスモータ101が停止状態から起
動をさせるときには逆起電圧が発生していないため、位
置検出は不可能である。従ってインバータ105から強
制的に低周波数、低デューティの出力を出し、強制的に
回転をスタートさせる(一般的に低周波同期起動と呼ば
れる)。
【0012】ある程度回転が上昇してくると、ブラシレ
スモータ101のステータ巻線に逆起電圧が発生し、逆
起電圧検出回路106からの位置検出信号を転流回路1
08で加工し、ドライブ回路107に与えることにより
通常のDCモータとしての運転(位置信号による閉ルー
プ制御)を行うこととなる。
【0013】DCモータにおいては電圧を変化させるこ
とで回転数制御が可能であり、PWM制御回路109か
らのデューティを大きくすると回転数が上昇し、逆にデ
ューティを小さくすると回転数が下降することとなる。
【0014】また逆起電圧検出回路106の位置検出信
号の出力はロータの回転と完全に同期しているので、こ
の信号より回転数を検知しデューティを調整することに
より、モータの回転数制御ができることになる。
【0015】DCモータとして動作しているときの特性
を次に説明する。図11はDCモータのトルク特性図で
ある。横軸がトルク、縦軸が回転数及びモータを流れる
電流を示している。
【0016】R1はデューティ100%(最大電圧)の
時のトルク=回転数特性である。トルクが大きくなると
回転数が低下する。またI1はその時のモータを流れる
電流であり、トルクにほぼ比例して大きくなる。
【0017】Lmは冷凍システムにおける負荷の最大点
であり、最大トルクTm、最大回転数Rmの点である。
この点は冷凍性能確保のため、回転数はRmを確保する
必要がある。
【0018】そこでモータを設計する場合、この最大負
荷点が運転できるように設計を行う。即ち回転数特性R
1が最大負荷点Lmより上側に来るように設計を行う
(この場合、入力電圧低下などの影響を考慮してマージ
ンを設定する必要がある)。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の構
成では、次のような課題があった。
【0020】図11における最大負荷点Lmを出せるよ
うにするには、モータをR1の様に設計するが、出力の
高いモータであるため必然的にモータ電流自体が全体的
に高くなる。従って通常運転するトルクTnにおいても
モータ電流が大きくなり、インバータの効率が悪くなる
という課題を有していた。
【0021】この課題を解決するためには、例えばモー
タの出力を低下させ、図11における回転数特性R2、
電流特性I2なるモータを設計すると電流が下がり高効
率になるが、この時最大負荷点Lmはクリアできず、回
転数が下がってしまうこととなる。
【0022】本発明は従来の課題を解決するもので、回
転数特性を改善したモータでも最大負荷点で所望の回転
数が得られるように運転範囲が拡大でき、なおかつ高効
率な圧縮機電動機制御装置を提供することを目的とす
る。
【0023】本発明の他の目的は、負荷の検知し、運転
方法を最適に切り換え、回転数がダウンせず、冷凍能力
も確保できる圧縮機電動機制御装置を提供することを目
的とする。
【0024】本発明の他の目的は、運転方法が切り替わ
る近辺でも動作が安定させることができる圧縮機電動機
制御装置を提供することを目的とする。
【0025】本発明の他の目的は、高負荷に対応した運
転の時、負荷を検出することによって、軽負荷になった
ときに速やかにもとの運転状態に戻ることのできる圧縮
機電動機制御装置を提供することを目的とする。
【0026】本発明の他の目的は、高負荷に対応した運
転の時、負荷を検出することによって、更に負荷が大き
くなりモータが停止にまで至る前に回転数を下げること
によってモータの停止という最悪の状態を避けることの
できる圧縮機電動機制御装置を提供することを目的とす
る。
【0027】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の圧縮機電動機制御装置は、逆起電圧検出回路
の信号からインバータを駆動させる波形を作る転流回路
と、ブラシレスモータを同期モータとして動作させるた
めの波形を作る同期駆動回路と、前記ブラシレスモータ
の負荷の状態を判定する負荷状態判定回路と、前記負荷
状態判定回路により前記インバータから出力する波形を
前記転流回路もしくは前記同期駆動回路のいずれかに切
り換える切換回路とから構成されている。
【0028】また、デューティが最大になったことを判
定しインバータから出力する波形を同期駆動回路からの
出力にするデューティ判定回路とから構成されている。
【0029】また、デューティが最大になったことを判
定しインバータから出力する波形を同期駆動回路からの
出力にするデューティ判定回路と、同期駆動回路に切り
換えたときにカウントを開始し一定時間経過後転流回路
からの出力にする第1タイマ回路とから構成されてい
る。
【0030】また、デューティが最大になったことを判
定しインバータから出力する波形を同期駆動回路からの
出力にするデューティ判定回路と、逆起電圧検出回路の
信号と同期駆動回路の信号との位相差を検出し位相差が
なくなったときに転流回路からの出力に切り換える位相
判定回路とから構成されている。
【0031】また、逆起電圧検出回路の信号と同期駆動
回路の信号との位相差を検出し位相差が所定値より小さ
くなったときに同期駆動回路からの出力周波数を下げる
周波数調整回路とから構成されている。
【0032】
【作用】本発明の圧縮機電動機制御装置は、ブラシレス
モータの負荷状態を負荷状態判定回路で検出し、高負荷
の状態であるときには、同期モータとして運転すべく切
り換えを行い、回転数特性を改善したモータでも最大負
荷点で所望の回転数が得られるように運転範囲が拡大で
き、なおかつ通常負荷においては高効率な運転が可能と
なる。
【0033】また、デューティが最大になるとDCモー
タとしてはそれ以上能力を出せない限界であるといえる
ので、このデューティから負荷の検知し、デューティが
最大になった時には運転方法を同期モータとしての運転
に切り換え、回転数がダウンせず、冷凍能力も確保でき
ることとなる。
【0034】また、一度同期モータとしての運転に切り
替わったとき、第1タイマ回路を動作させ一定時間運転
を継続させることによって、運転方法が切り替わる近辺
でも動作が安定させることができる。
【0035】また、同期モータとしての運転を行ってい
るとき、その負荷を逆起電圧検出回路の信号と同期駆動
回路の信号との位相差を検出することにより予測し、位
相差がなくなったときに通常のDCモータの運転に戻す
ことにより、軽負荷になったときに速やかにもとの運転
状態に戻ることができる。
【0036】また、同期モータとしての運転を行ってい
るとき、位相差が所定値より小さくなれば、同期駆動回
路からの出力周波数を低下させることにより脱調トルク
を向上させることができ、更に負荷が大きくなりモータ
が停止にまで至る前に回転数を下げることによってモー
タの停止という最悪の状態を避けることができる。
【0037】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
ながら説明する。
【0038】図1は本発明の実施例における圧縮機電動
機制御装置のブロック図である。図1において、1は圧
縮機である。2は圧縮機1のシェルである。
【0039】3はブラシレスモータで、3aのロータと
3bのステータとからなる。3aのロータは周囲に永久
磁石を配置してある(例えば4極の場合90度毎にNS
NSの極を配置)。
【0040】4はシャフトであり、ロータ3aに固定さ
れ、ロータ3aの回転時にはベアリング5の中を回転す
る。またシャフト4の下部には偏心部4aが設けてあ
る。さらにその下部には給油ポンプ6が設けてある。
【0041】7はピストンであり、シャフト4の回転運
動が偏心部4aによって往復運動に変えられピストン7
がシリンダ8内を往復することにより、冷媒を圧縮す
る。圧縮された冷媒は吐出管9から出ていき、冷却シス
テム(凝縮器、膨張器、蒸発器など、図示せず)を通っ
て吸込管10より圧縮機1のシェル2内部に放出され
る。
【0042】11は商用電源であり、例えば一般家庭に
おける100V60Hzの交流電源である。12は商用
電源11を整流する整流回路であり、ここでは倍電圧整
流方式を採用しており、AC100Vを入力とし、DC
250Vを出力としている。
【0043】13はインバータであり、スイッチング素
子を3相ブリッジ接続した構成であり、整流回路12の
直流出力を3相の任意電圧、任意周波数の出力に変換
し、ブラシレスモータ3に電力を供給する。
【0044】14は逆起電圧検出回路でブラシレスモー
タ3のステータ3bの巻線の逆起電圧からロータ3aの
回転の相対位置を検出する。15はインバータ13のス
イッチング素子をオン/オフさせるドライブ回路であ
る。
【0045】16は転流回路であり、ブラシレスモータ
3が定常運転しているときに逆起電圧検出回路14の出
力によりインバータ13のどの素子をオンさせるか決定
する。
【0046】17は同期駆動回路であり、ブラシレスモ
ータ3を同期モータとして運転させる際に、所定周波
数、所定電圧(所定デューティ)の出力をだす。
【0047】18は切換回路であり、ドライブ回路に送
出する信号を、転流回路16の信号か同期駆動回路17
の信号かを切り換える。
【0048】19はPWM制御回路であり、インバータ
13のスイッチング素子の上側アームまたは下側アーム
のスイッチング素子のみをチョッピングし、PWM(パ
ルス幅変調)制御を行う。パルス幅のデューティ(パル
ス周期中のオン周期の割合)を上/下させることで出力
電圧を上昇/下降させることができる。
【0049】20は負荷状態判定回路で、ブラシレスモ
ータ3の負荷状態を判定し、切換回路18による運転モ
ードの切り換えを決定する。
【0050】21は第1タイマ回路で、同期駆動回路1
7による運転に切り替わったときにタイマをスタート
し、一定時間t1経過するとタイマ終了する。
【0051】22はデューティ判定回路であり、デュー
ティが最大(100%)になったとき、最大負荷である
ことを検出する。
【0052】23は位相判定回路であり、逆起電圧検出
回路14の信号と同期駆動回路17の信号との位相差を
検出し、現在の負荷状態を知ることができる。
【0053】24は周波数調整回路であり、逆起電圧検
出回路14の信号と同期駆動回路17の信号との位相差
を検出し、その位相差が所定値より小さくなったとき
に、同期駆動回路17からの出力周波数を下げる。
【0054】以上のように構成された圧縮機電動機制御
装置について、以下その動作を図1を用いて説明する。
【0055】ブラシレスモータ3が停止状態から起動を
させるときには逆起電圧が発生していないため、位置検
出は不可能である。従ってインバータ13から強制的に
低周波数、低デューティの出力を出し、強制的に回転を
スタートさせる(一般的に低周波同期起動と呼ばれ
る)。
【0056】その後、加速を行いある程度回転が上昇
(10r/sec程度)してくると、ブラシレスモータ
3のステータ巻線に逆起電圧が発生し、逆起電圧検出回
路14による位置検出が可能となる。
【0057】逆起電圧検出回路14からの位置検出信号
を転流回路16で加工し、切換回路18を介してドライ
ブ回路15に与えることにより通常のDCモータとして
の運転(位置信号による閉ループ制御)を行うこととな
る。
【0058】DCモータとしての運転においては電圧を
変化させることで回転数制御が可能であり、PWM制御
回路19からのデューティを大きくすると回転数が上昇
し、逆にデューティを小さくすると回転数が下降するこ
ととなる。
【0059】PWM制御はパルス幅変調と呼ばれ、電圧
の調整をデューティにより調整するものであり、デュー
ティとはON周期/キャリア周期であり0〜100%の
値をとる。
【0060】キャリア周期はキャリア周波数で決まって
おり、一般的には数kHzから数十kHzである。また
デューティの値が大きければ電圧は高くなる。
【0061】同期駆動回路17ではブラシレスモータを
同期モータとして運転する際に出力を出すもので所定周
波数、所定デューティの出力を出すことができる。この
時には同期モータとしての特性となる。
【0062】負荷状態判定回路20でブラシレスモータ
3の負荷状態を判定する。負荷状態を判定して高負荷で
あると判断したときには同期駆動回路17での運転に切
り換える。
【0063】また逆起電圧検出回路14の位置検出信号
の出力はロータの回転と完全に同期しているので、この
信号より回転数を検知し、PWM制御回路19のデュー
ティを調整することにより、モータの回転数制御ができ
ることになる。
【0064】以上のような動作を行うことにより、得ら
れる特性について、図2を用いて説明する。図2は本実
施例におけるブラシレスモータの運転範囲を示す特性図
である。横軸がトルク、縦軸が回転数を示している。
【0065】R2は従来例でも説明したように高効率化
を行うために出力を低下させた設計を行ったモータのデ
ューティ100%(最大電圧)の時のトルク=回転数特
性である。
【0066】ブラシレスモータをDCモータとしてのみ
の運転を行う場合、回転数制御が可能な領域は図2に示
す領域Aであり、最高回転数、最大トルクが特性R2の
ために制限が加えられているのがわかる。
【0067】そこでブラシレスモータを同期モータとし
ての運転も行うことによって領域Bにおける運転も可能
となる。領域Bで高回転数、高トルクで領域が欠けてい
るのは、同期モータの脱調トルクがこの部分にあること
を示す。
【0068】次に本実施例の動作について、図3、図1
を用いて更に詳しく説明する。図3は本実施例における
圧縮機電動機制御装置の流れ図である。
【0069】図3において、STEP1ではブラシレス
モータをDCモータとして運転している。即ちインバー
タ13からの出力は、切換回路18によって転流回路1
6からの出力が選択されている。
【0070】次に、STEP2でデューティ判定回路2
2でPWM制御回路19の出力しているデューティが1
00%(最大)であるか否かを判定する。デューティが
100%未満であればまだ性能的に余裕があると判断
し、STEP1即ちDCモータとしての運転を継続す
る。デューティが100%であればSTEP3に進む。
【0071】次に、STEP3で現在の実際の回転数が
目標回転数に比べて低下しているかどうか判定する。低
下していなければデューティは100%で最大状態では
あるがまだぎりぎり性能が出せるところにあると判断
し、STEP1即ちDCモータとしての運転を継続す
る。
【0072】また、回転数が低下していれば負荷的にD
Cモータとしての運転範囲をもはや越えているものと判
断し、STEP4に進む。
【0073】次に、STEP4では、切換回路18で同
期駆動回路17での運転に切り換える。この時同期駆動
回路17から出力する信号の周波数は目標回転数相当
(例えば、70r/secが目標で4極モータであれば
140Hzの周波数)であり、デューティは100%と
する。
【0074】次に、STEP5では同期モータとしての
運転に入ってからの時間をカウントし、一定時間t1が
経過しなければSTEP4の同期モータとしての運転を
繰り返し継続する。
【0075】一定時間t1が経過するとSTEP1に戻
り、DCモータとしての運転を再度実行し、STEP1
から繰り返す。この時まだ負荷が高い状態であれば同じ
手順で同期モータとしての運転に再度入り、負荷が軽く
なっていればDCモータとしての運転に戻ることとな
る。
【0076】次に、図3に示すような運転を行った場合
の特性について、図4を用いて説明する。図4は本実施
例における動作を示すモータ特性図である。
【0077】図4において、横軸がトルク、縦軸が回転
数を示している。R2は従来例でも説明したように高効
率化を行うために出力を低下させた設計を行ったモータ
のデューティ100%(最大電圧)の時のトルク=回転
数特性である。
【0078】トルクがT1からT2の範囲においては、
DCモータとしての運転で回転数制御が十分に可能な範
囲である。トルクがT2においてはデューティ100%
での運転となっているが回転数はまだ最大回転数Rm
(目標回転数)が維持できている。
【0079】更にトルクが大きくなりT3になると、も
はやDCモータとしての運転の限界を越えているので、
回転数がモータの特性R2に沿って低下してくる。ここ
で同期モータとしての運転に切り換える。すると回転数
が再び最大回転数Rmとなり回転数が維持できることと
なる。
【0080】更に負荷が増加しても同期モータとして動
作しているので最大負荷点LmすなわちトルクTmにお
いても、最大回転数Rmを維持できる。
【0081】しかしながら、同期モータとして運転して
いる場合でもトルクの限界はあり、本説明ではトルクT
4(脱調トルク)までトルクが上がるとモータが脱調を
起こし、停止する。
【0082】次に、この動作について更に時間要素も含
め、図5を用いて詳しく説明する。図5は本実施例によ
る動作のタイミング図である。横軸は時間を示してい
る。(a)は回転数、(b)は負荷トルク、(c)はデ
ューティを示す。
【0083】時刻t2においては負荷トルクも低く、D
Cモータとしての運転で十分に回転数制御ができてい
る。その後負荷トルクが上がってくるに従って回転数を
維持させるためにもデューティを上げていく。
【0084】更に負荷トルクが上がり、時刻t3におい
てデューティ100%の運転となる。更に負荷が上がる
と、時刻t4で回転数が下がってくる。そこで同期モー
タとしての運転に切り換えると共に、第1タイマ回路2
1のカウントをスタートする。
【0085】第1タイマ回路21が時間t1をカウント
中(時刻t4〜t5)同期モータとして運転しているの
で負荷トルクが上がっても回転数は維持される。第1タ
イマ回路21がカウントを終了した時刻t5では一旦D
Cモータとしての運転に戻る。
【0086】しかしまだ負荷トルクが高く、デューティ
100%を維持しているにも関わらず、回転数が落ちて
しまうのですぐに同期モータとしての運転に切り替わ
り、再度第1タイマ回路が動作をし始める。
【0087】第1タイマ回路21が時間t1をカウント
中(時刻t5〜t6)同期モータとして運転しているの
で負荷トルクが上がっても回転数は維持される。第1タ
イマ回路21がカウントを終了した時刻t6では、再度
DCモータとしての運転に戻る。
【0088】ここでは負荷トルクが低くなっており、切
り換えた瞬間に回転数が上昇し、回転数制御によってデ
ューティを下げて、回転数が目標回転数になるよう調整
を行う。従って時刻t6以降は通常のDCモータによる
運転を行うこととなる。
【0089】次に第2の実施例の動作について、図6、
図1を用いて説明する。図6は第2の実施例における圧
縮機電動機制御装置の流れ図である。
【0090】図6において、STEP11ではブラシレ
スモータをDCモータとして運転している。即ちインバ
ータ13からの出力は、切換回路18によって転流回路
16からの出力が選択されている。
【0091】次に、STEP12でデューティ判定回路
22でPWM制御回路19の出力しているデューティが
100%(最大)であるか否かを判定する。デューティ
が100%未満であればまだ性能的に余裕があると判断
し、STEP11即ちDCモータとしての運転を継続す
る。デューティが100%であればSTEP3に進む。
【0092】次に、STEP13で現在の実際の回転数
が目標回転数に比べて低下しているかどうか判定する。
低下していなければデューティは100%で最大状態で
はあるがまだぎりぎり性能が出せるところにあると判断
し、STEP11即ちDCモータとしての運転を継続す
る。
【0093】また、回転数が低下していれば負荷的にD
Cモータとしての運転範囲をもはや越えているものと判
断し、STEP14に進む。
【0094】次に、STEP14では、切換回路18で
同期駆動回路17での運転に切り換える。この時同期駆
動回路17から出力する信号の周波数は目標回転数相当
(例えば、70r/secが目標で4極モータであれば
140Hzの周波数)であり、デューティは100%と
する。
【0095】次に、STEP15で位相判定回路23に
よって、逆起電圧検出回路14の信号と同期駆動回路1
7の信号との位相差を検出する。ここで位相差とは同期
駆動回路17の信号に対する逆起電圧検出回路14の信
号の位相差を示し、正の値の時は進み、負の値の時は遅
れを意味する。
【0096】ここでSTEP15での判定で位相差が0
以上であれば同期モータとしての運転を終了し、STE
P11に戻り、DCモータとしての運転を再度実行し、
STEP11から繰り返す。STEP15での判定で位
相差が0未満であればSTEP16に進む。
【0097】STEP16では更に位相差を判定し、−
φm以上であればSTEP14から繰り返し、−φm未
満であればSTEP17に進む。
【0098】STEP17では周波数調整回路24で同
期周波数を調整し、同期駆動回路17からの出力周波数
を下げることにより、インバータ13からの出力周波数
を下げる。
【0099】つぎに、この位相差について図7を用いて
更に詳しく説明する。図7は第2の実施例における信号
のタイミング図である。
【0100】図7において(a)から(f)はインバー
タ13の各パワー素子のオン/オフを決定する同期駆動
回路17の出力である。(g)から(i)は逆起電圧検
出回路14の位置検出信号である。
【0101】U相上アーム信号の立ち上がりと位置検出
信号Xの立ち上がりとは位相差φ1の遅れが生じてい
る。またU相下アーム信号の立ち上がりと位置検出信号
Xの立ち下がりとは位相差φ2の遅れが生じている。
【0102】同様にV相上アーム信号の立ち上がりと位
置検出信号Yの立ち上がりとは位相差φ3の遅れが生じ
ている。またV相下アーム信号の立ち上がりと位置検出
信号Yの立ち下がりとは位相差φ4の遅れが生じてい
る。
【0103】また、W相上アーム信号の立ち上がりと位
置検出信号Zの立ち上がりとは位相差φ5の遅れが生じ
ている。またW相下アーム信号の立ち上がりと位置検出
信号Zの立ち下がりとは位相差φ6の遅れが生じてい
る。
【0104】同期モータとしての運転を行っているとき
は、高負荷においてはロータがステータからの回転磁界
に対して、遅れて回転しているのでこのように遅れ位相
が発生することになる。
【0105】反対に軽負荷においてはロータがステータ
からの回転磁界に対して、逆に進んで回転するので、進
み位相となる。
【0106】なお、DCモータとして運転しているとき
は、位置検出信号X、Y、Zに従ってドライブする信号
を発生しているのでφ1からφ6は全て0になる。この
ように同期モータとして運転しているときに、位相差を
検出することで負荷の状態を知ることができる。
【0107】次に、図7に示すような運転を行った場合
の特性について、図8を用いて説明する。図8は第2の
実施例における動作を示す特性図である。
【0108】図8において、横軸がトルク、縦軸が回転
数を示している。R2は従来例でも説明したように高効
率化を行うために出力を低下させた設計を行ったモータ
のデューティ100%(最大電圧)の時のトルク=回転
数特性である。
【0109】トルクがT1からT2の範囲においては、
DCモータとしての運転で回転数制御が十分に可能な範
囲である。トルクがT2においてはデューティ100%
での運転となっているが回転数はまだ最大回転数Rm
(目標回転数)が維持できている。
【0110】更にトルクが大きくなりT3になると、も
はやDCモータとしての運転の限界を越えているので、
回転数がモータの特性R2に沿って低下してくる。ここ
で同期モータとしての運転に切り換える。すると回転数
が再び最大回転数Rmとなり回転数が維持できることと
なる。
【0111】更に負荷が増加しても同期モータとして動
作しているので最大負荷点LmすなわちトルクTmにお
いても、最大回転数Rmを維持できる。
【0112】しかしながら、同期モータとして運転して
いる場合でもトルクの限界はあり、本説明ではトルクT
4(脱調トルク)までトルクが上がるとモータが脱調を
起こし、停止する。
【0113】その脱調を防止するためにトルクT5(T
5<T4)において同期モータとしての運転周波数を下
げ、回転数を低下させる。回転数が下がった場合、同期
モータの特性からも明らかなように脱調トルクは大きく
なる。
【0114】従ってトルクT6(T6>T4)になって
もモータは脱調する事なく、継続して運転することがで
きる。この負荷の状態を知るために位相差を判定して運
転状態を適切に決定している。
【0115】また、負荷状態が容易にわかるので位相が
0になり、DCモータとしての運転に復帰させることも
容易にできる。
【0116】次に、この動作について更に時間要素も含
め、図9を用いて詳しく説明する。図9は第2の実施例
による動作のタイミング図である。横軸は時間を示して
いる。(a)は回転数、(b)は負荷トルク、(c)は
デューティ、(d)は位相差を示す。
【0117】時刻t7においては負荷トルクも低く、D
Cモータとしての運転で十分に回転数制御ができてい
る。その後負荷トルクが上がってくるに従って回転数を
維持させるためにもデューティを上げていく。
【0118】更に負荷トルクが上がり、時刻t8におい
てデューティ100%の運転となる。更に負荷が上がる
と、時刻t9で回転数が下がってくる。そこで同期モー
タとしての運転に切り換え、回転数を維持させる。この
時、負荷的には若干負荷が高いので位相差は若干遅れる
ことになる。
【0119】更に負荷が大きくなってくると、位相差は
遅れが大きくなってくる。時刻t10においては位相差
は−φmより大きくなろうとするので、同期駆動回路1
7からの出力周波数を下げることにより、回転数は低下
する。負荷が大きい場合はこの回転数を維持する。
【0120】時刻t11においては負荷が軽くなり位相
差も−φmより小さくなるのでもとの同期周波数での運
転に戻る。更に負荷が軽くなり、位相差が0になれば、
DCモータとしての運転に復帰する。
【0121】以上のように本実施例における圧縮機電動
機制御装置は、ブラシレスモータの負荷の状態を判定す
る負荷状態判定回路20と、負荷状態判定回路20によ
りインバータ13から出力する波形を転流回路16もし
くは同期駆動回路17のいずれかに切り換える切換回路
18を設けることにより、ブラシレスモータの負荷状態
を負荷状態判定回路20で検出し、高負荷の状態である
ときには、同期モータとして運転すべく切り換えを行
い、回転数特性を改善したモータでも最大負荷点で所望
の回転数が得られるように運転範囲が拡大でき、なおか
つ通常負荷においては高効率な運転が可能となる。
【0122】また、デューティが最大になったことを判
定しインバータから出力する波形を同期駆動回路からの
出力にするデューティ判定回路22を設けることによ
り、デューティが最大になるとDCモータとしてはそれ
以上能力を出せない限界であるといえるので、このデュ
ーティから負荷の状態を検知し、デューティが最大にな
った時には運転方法を同期モータとしての運転に切り換
え、回転数がダウンせず、冷凍能力も確保できることと
なる。
【0123】また、デューティが最大になったことを判
定しインバータから出力する波形を同期駆動回路17か
らの出力にするデューティ判定回路22と、同期駆動回
路17に切り換えたときにカウントを開始し一定時間経
過後転流回路16からの出力にする第1タイマ回路21
とを設けることにより、一度同期モータとしての運転に
切り替わったとき、第1タイマ回路21を動作させ一定
時間運転を継続させることによって、運転方法が切り替
わる近辺でも頻繁に切り替わることなく動作が安定させ
ることができる。
【0124】また、デューティが最大になったことを判
定しインバータ13から出力する波形を同期駆動回路1
7からの出力にするデューティ判定回路22と、逆起電
圧検出回路14の信号と同期駆動回路17の信号との位
相差を検出し位相差がなくなったときに転流回路16か
らの出力に切り換える位相判定回路23とを設けること
により、同期モータとしての運転を行っているとき、そ
の負荷を逆起電圧検出回路14の信号と同期駆動回路1
7の信号との位相差を検出することにより予測し、位相
差がなくなったときに通常のDCモータの運転に戻すこ
とにより、軽負荷になったときに速やかにもとの運転状
態に戻ることができる。
【0125】また、逆起電圧検出回路14の信号と同期
駆動回路17の信号との位相差を検出し、位相差が所定
値より小さくなったときに同期駆動回路17からの出力
周波数を下げる周波数調整回路24とを設けることによ
り、同期モータとしての運転を行っているとき、位相差
が所定値より小さくなれば、同期駆動回路17からの出
力周波数を低下させることにより脱調トルクを向上させ
ることができ、更に負荷が大きくなりモータが停止にま
で至る前に回転数を下げることによってモータの停止と
いう最悪の状態を避けることができる。
【0126】
【発明の効果】以上説明したように本発明の圧縮機電動
機制御装置はブラシレスモータの負荷の状態を判定する
負荷状態判定回路と、負荷状態判定回路によりインバー
タから出力する波形を転流回路もしくは同期駆動回路の
いずれかに切り換える切換回路を設けることにより、ブ
ラシレスモータの負荷状態を負荷状態判定回路で検出
し、高負荷の状態であるときには、同期モータとして運
転すべく切り換えを行い、回転数特性を改善したモータ
でも最大負荷点で所望の回転数が得られるように運転範
囲が拡大でき、なおかつ通常負荷においては高効率な運
転が可能となる。
【0127】また、デューティが最大になったことを判
定しインバータから出力する波形を同期駆動回路からの
出力にするデューティ判定回路を設けることにより、デ
ューティが最大になるとDCモータとしてはそれ以上能
力を出せない限界であるといえるので、このデューティ
から負荷の状態を検知し、デューティが最大になった時
には運転方法を同期モータとしての運転に切り換え、回
転数がダウンせず、冷凍能力も確保できることとなる。
【0128】また、デューティが最大になったことを判
定しインバータから出力する波形を同期駆動回路からの
出力にするデューティ判定回路と、同期駆動回路に切り
換えたときにカウントを開始し一定時間経過後転流回路
からの出力にする第1タイマ回路とを設けることによ
り、一度同期モータとしての運転に切り替わったとき、
第1タイマ回路を動作させ一定時間運転を継続させるこ
とによって、運転方法が切り替わる近辺でも頻繁に切り
替わることなく動作が安定させることができる。
【0129】また、デューティが最大になったことを判
定しインバータから出力する波形を同期駆動回路からの
出力にするデューティ判定回路と、逆起電圧検出回路の
信号と同期駆動回路の信号との位相差を検出し位相差が
なくなったときに転流回路からの出力に切り換える位相
判定回路とを設けることにより、同期モータとしての運
転を行っているとき、その負荷を逆起電圧検出回路の信
号と同期駆動回路の信号との位相差を検出することによ
り予測し、位相差がなくなったときに通常のDCモータ
の運転に戻すことにより、軽負荷になったときに速やか
にもとの運転状態に戻ることができる。
【0130】また、逆起電圧検出回路の信号と同期駆動
回路の信号との位相差を検出し、位相差が所定値より小
さくなったときに同期駆動回路からの出力周波数を下げ
る周波数調整回路とを設けることにより、同期モータと
しての運転を行っているとき、位相差が所定値より小さ
くなれば、同期駆動回路からの出力周波数を低下させる
ことにより脱調トルクを向上させることができ、更に負
荷が大きくなりモータが停止にまで至る前に回転数を下
げることによってモータの停止という最悪の状態を避け
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例における圧縮機電動機制御装置のブロッ
ク図
【図2】実施例におけるブラシレスモータの運転範囲を
示す特性図
【図3】実施例における圧縮機電動機制御装置の流れ図
【図4】実施例における動作を示すモータ特性図
【図5】実施例による動作のタイミング図
【図6】第2の実施例における圧縮機電動機制御装置の
流れ図
【図7】第2の実施例における信号のタイミング図
【図8】第2の実施例における動作を示すモータ特性図
【図9】第2の実施例による動作のタイミング図
【図10】従来の圧縮機電動機制御装置のブロック図
【図11】DCモータのトルク特性図
【符号の説明】
3 ブラシレスモータ 13 インバータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電圧を交流電圧に変換するインバー
    タと、前記インバータにより駆動されるブラシレスモー
    タと、前記ブラシレスモータの逆起電圧からロータの回
    転位置を検出する逆起電圧検出回路と、前記逆起電圧検
    出回路の信号から前記インバータを駆動させる波形を作
    る転流回路と、前記ブラシレスモータを同期モータとし
    て動作させるための波形を作る同期駆動回路と、前記ブ
    ラシレスモータの負荷の状態を判定する負荷状態判定回
    路と、前記負荷状態判定回路により前記インバータから
    出力する波形を前記転流回路もしくは前記同期駆動回路
    のいずれかに切り換える切換回路とを有する圧縮機電動
    機制御装置。
  2. 【請求項2】 直流電圧を交流電圧に変換するインバー
    タと、前記インバータにより駆動されるブラシレスモー
    タと、前記ブラシレスモータの逆起電圧からロータの回
    転位置を検出する逆起電圧検出回路と、前記逆起電圧検
    出回路の信号から前記インバータを駆動させる波形を作
    る転流回路と、前記ブラシレスモータを同期モータとし
    て動作させるための波形を作る同期駆動回路と、前記ブ
    ラシレスモータの負荷の状態を判定する負荷状態判定回
    路と、前記負荷状態判定回路により前記インバータから
    出力する波形を前記転流回路もしくは前記同期駆動回路
    のいずれかに切り換える切換回路と、デューティが最大
    になったことを判定し前記インバータから出力する波形
    を同期駆動回路からの出力にするデューティ判定回路と
    を有する圧縮機電動機制御装置。
  3. 【請求項3】 直流電圧を交流電圧に変換するインバー
    タと、前記インバータにより駆動されるブラシレスモー
    タと、前記ブラシレスモータの逆起電圧からロータの回
    転位置を検出する逆起電圧検出回路と、前記逆起電圧検
    出回路の信号から前記インバータを駆動させる波形を作
    る転流回路と、前記ブラシレスモータを同期モータとし
    て動作させるための波形を作る同期駆動回路と、前記ブ
    ラシレスモータの負荷の状態を判定する負荷状態判定回
    路と、前記負荷状態判定回路により前記インバータから
    出力する波形を前記転流回路もしくは前記同期駆動回路
    のいずれかに切り換える切換回路と、デューティが最大
    になったことを判定し前記インバータから出力する波形
    を同期駆動回路からの出力にするデューティ判定回路
    と、前記同期駆動回路に切り換えたときにカウントを開
    始し一定時間経過後前記転流回路からの出力にする第1
    タイマ回路を有する圧縮機電動機制御装置。
  4. 【請求項4】 直流電圧を交流電圧に変換するインバー
    タと、前記インバータにより駆動されるブラシレスモー
    タと、前記ブラシレスモータの逆起電圧からロータの回
    転位置を検出する逆起電圧検出回路と、前記逆起電圧検
    出回路の信号から前記インバータを駆動させる波形を作
    る転流回路と、前記ブラシレスモータを同期モータとし
    て動作させるための波形を作る同期駆動回路と、前記ブ
    ラシレスモータの負荷の状態を判定する負荷状態判定回
    路と、前記負荷状態判定回路により前記インバータから
    出力する波形を前記転流回路もしくは前記同期駆動回路
    のいずれかに切り換える切換回路と、デューティが最大
    になったことを判定し前記インバータから出力する波形
    を同期駆動回路からの出力にするデューティ判定回路
    と、前記逆起電圧検出回路の信号と前記同期駆動回路の
    信号との位相差を検出し位相差がなくなったときに前記
    転流回路からの出力に切り換える位相判定回路とを有す
    る圧縮機電動機制御装置。
  5. 【請求項5】 直流電圧を交流電圧に変換するインバー
    タと、前記インバータにより駆動されるブラシレスモー
    タと、前記ブラシレスモータの逆起電圧からロータの回
    転位置を検出する逆起電圧検出回路と、前記逆起電圧検
    出回路の信号から前記インバータを駆動させる波形を作
    る転流回路と、前記ブラシレスモータを同期モータとし
    て動作させるための波形を作る同期駆動回路と、前記ブ
    ラシレスモータの負荷の状態を判定する負荷状態判定回
    路と、前記負荷状態判定回路により前記インバータから
    出力する波形を前記転流回路もしくは前記同期駆動回路
    のいずれかに切り換える切換回路と、デューティが最大
    になったことを判定し前記インバータから出力する波形
    を同期駆動回路からの出力にするデューティ判定回路
    と、前記逆起電圧検出回路の信号と前記同期駆動回路の
    信号との位相差を検出し位相差が所定値より小さくなっ
    たときに前記同期駆動回路からの出力周波数を下げる周
    波数調整回路とを有する圧縮機電動機制御装置。
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