JPH0987678A - 衣料用洗浄組成物 - Google Patents
衣料用洗浄組成物Info
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- JPH0987678A JPH0987678A JP7264875A JP26487595A JPH0987678A JP H0987678 A JPH0987678 A JP H0987678A JP 7264875 A JP7264875 A JP 7264875A JP 26487595 A JP26487595 A JP 26487595A JP H0987678 A JPH0987678 A JP H0987678A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 生地を傷めず、着衣による肌あれを生ずるこ
となく、衣類の洗濯に有効に寄与し、しかも洗濯排水に
よる環境汚染の問題のない衣料用洗浄組成物を提供す
る。 【解決手段】 炭酸水素ナトリウムを主剤とし、これに
助剤として、タンパク質分解酵素、脂肪分解酵素および
炭水化物分解酵素などの汚れを分解する酵素を配合して
衣類用洗浄組成物としたもので、該衣類用洗浄組成物は
生地を傷めず、着衣による肌あれも生ずることなく、従
来の合成洗剤などと遜色のない洗浄力を発揮する。
となく、衣類の洗濯に有効に寄与し、しかも洗濯排水に
よる環境汚染の問題のない衣料用洗浄組成物を提供す
る。 【解決手段】 炭酸水素ナトリウムを主剤とし、これに
助剤として、タンパク質分解酵素、脂肪分解酵素および
炭水化物分解酵素などの汚れを分解する酵素を配合して
衣類用洗浄組成物としたもので、該衣類用洗浄組成物は
生地を傷めず、着衣による肌あれも生ずることなく、従
来の合成洗剤などと遜色のない洗浄力を発揮する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、生地を傷めるこ
となく、また、着衣による肌の荒れなどを生ずることも
なく、衣類の洗濯に有効に寄与することができると共
に、洗濯排水による環境汚染の問題がほとんど生じない
衣料用洗浄組成物に関するものである。
となく、また、着衣による肌の荒れなどを生ずることも
なく、衣類の洗濯に有効に寄与することができると共
に、洗濯排水による環境汚染の問題がほとんど生じない
衣料用洗浄組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】洗濯機による衣料の洗濯は、一般的に
は、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(LA
S)、アルキル硫酸エステルナトリウム(SA)、α−
オレフィンスルホン酸ナトリウム(A0S)などからな
る合成洗剤や粉石鹸が専ら使用されている。
は、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(LA
S)、アルキル硫酸エステルナトリウム(SA)、α−
オレフィンスルホン酸ナトリウム(A0S)などからな
る合成洗剤や粉石鹸が専ら使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記合成洗剤による衣
料の洗濯は、洗剤中に含まれる界面活性剤の作用による
ため汚れ落としの効率は良好であるという特長を有す
る。しかしながら、洗剤中に含まれる汚物を含んだ界面
活性剤が排水と一緒に下水道に流されて河川等の汚れを
惹起するため、環境を汚染を防止するには、可能な限り
その使用を抑制することが望ましい。また、かゝる合成
洗剤によって洗濯した衣料は、生地を傷めたり、着衣に
よって肌に荒れを生じる場合がある。
料の洗濯は、洗剤中に含まれる界面活性剤の作用による
ため汚れ落としの効率は良好であるという特長を有す
る。しかしながら、洗剤中に含まれる汚物を含んだ界面
活性剤が排水と一緒に下水道に流されて河川等の汚れを
惹起するため、環境を汚染を防止するには、可能な限り
その使用を抑制することが望ましい。また、かゝる合成
洗剤によって洗濯した衣料は、生地を傷めたり、着衣に
よって肌に荒れを生じる場合がある。
【0004】これに対して粉石鹸は、合成洗剤に比べて
生分解性がよく、河川汚濁の問題はかなり緩和される
が、油脂を苛性ソーダで加水分解したものであるため、
油脂に起因する洗濯排水の汚濁による河川の汚れを充分
に解消することができない。
生分解性がよく、河川汚濁の問題はかなり緩和される
が、油脂を苛性ソーダで加水分解したものであるため、
油脂に起因する洗濯排水の汚濁による河川の汚れを充分
に解消することができない。
【0005】この発明はかゝる現状に鑑み、前記の合成
洗剤や粉石鹸などと遜色のない洗浄力と、着衣によって
肌あれなどを生ずることがなく、しかも実質的に排水汚
染による問題が生じない衣料の洗浄剤とその製法を提供
せんとするものである。
洗剤や粉石鹸などと遜色のない洗浄力と、着衣によって
肌あれなどを生ずることがなく、しかも実質的に排水汚
染による問題が生じない衣料の洗浄剤とその製法を提供
せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、この発明の請求項1に記載された発明は、炭酸水素
ナトリウムからなる主剤に、汚れを分解する酵素を助剤
として配合したことを特徴とする衣料の洗浄用組成物で
ある。
め、この発明の請求項1に記載された発明は、炭酸水素
ナトリウムからなる主剤に、汚れを分解する酵素を助剤
として配合したことを特徴とする衣料の洗浄用組成物で
ある。
【0007】請求項2に記載された発明は、炭酸水素ナ
トリウムと炭酸ナトリウムとからなる主剤に、汚れを分
解する酵素を助剤として配合したものであって、前記主
剤の配合割合は炭酸水素ナトリウム90〜80重量%に
対し、炭酸ナトリウム10〜20重量%であることを特
徴とする衣料用洗浄組成物である。
トリウムと炭酸ナトリウムとからなる主剤に、汚れを分
解する酵素を助剤として配合したものであって、前記主
剤の配合割合は炭酸水素ナトリウム90〜80重量%に
対し、炭酸ナトリウム10〜20重量%であることを特
徴とする衣料用洗浄組成物である。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明において、衣料用洗浄組
成物は主剤と助剤とからなるものである。衣料用洗浄組
成物を構成する主剤は、炭酸水素ナトリウムの単独もし
くは該炭酸水素ナトリウムに少量の炭酸ナトリウムを配
合したものである。前記炭酸ナトリウムには、無水和物
(ソーダ灰)、1水和物、10水和物などがあるが、ソ
ーダ灰として知られている無水和物が好適に使用され
る。
成物は主剤と助剤とからなるものである。衣料用洗浄組
成物を構成する主剤は、炭酸水素ナトリウムの単独もし
くは該炭酸水素ナトリウムに少量の炭酸ナトリウムを配
合したものである。前記炭酸ナトリウムには、無水和物
(ソーダ灰)、1水和物、10水和物などがあるが、ソ
ーダ灰として知られている無水和物が好適に使用され
る。
【0009】主剤を炭酸水素ナトリウムと炭酸ナトリウ
ムとで構成する場合、両者の配合割合は炭酸水素ナトリ
ウムが90〜80%(重量%;以下同じ)に対し、炭酸
ナトリウム10〜20%の範囲となるように配合するこ
とが好ましい。炭酸水素ナトリウム80%未満である
と、炭酸水素ナトリウムの持つ本来の洗浄力が低下する
ので好ましくない。
ムとで構成する場合、両者の配合割合は炭酸水素ナトリ
ウムが90〜80%(重量%;以下同じ)に対し、炭酸
ナトリウム10〜20%の範囲となるように配合するこ
とが好ましい。炭酸水素ナトリウム80%未満である
と、炭酸水素ナトリウムの持つ本来の洗浄力が低下する
ので好ましくない。
【0010】助剤として使用する汚れを分解する酵素と
しては、衣服地等に付着したタンパク質系のシミや汚れ
を分解するタンパク質分解酵素、付着した油脂類を分解
する脂肪分解酵素およびデンプンなどの炭水化物を分解
する炭水化物分解酵素から選ばれた1種もしくは2種以
上である。これのうちのタンパク質分解酵素としてはプ
ロテアーゼ、脂肪分解酵素としてはリパーゼ、炭水化物
分解酵素としてはアミラーゼが知られている。
しては、衣服地等に付着したタンパク質系のシミや汚れ
を分解するタンパク質分解酵素、付着した油脂類を分解
する脂肪分解酵素およびデンプンなどの炭水化物を分解
する炭水化物分解酵素から選ばれた1種もしくは2種以
上である。これのうちのタンパク質分解酵素としてはプ
ロテアーゼ、脂肪分解酵素としてはリパーゼ、炭水化物
分解酵素としてはアミラーゼが知られている。
【0011】助剤としてのこれれら分解酵素は、前記主
剤に対してそれぞれの単独が0.5〜1.5%の範囲で
配合することが好ましく、また、これらの2種以上を使
用するときは、いずれもほゞ同量となるように混合使用
することが望ましい。助剤の主剤に対する配合量が0.
5%未満であると、衣料に付着した比較的落ちにくい汚
れを充分に洗浄することができず、逆に1.5%を超え
て多量に配合されても衣料の洗浄効果の向上をさほどに
期待することができないのみならず、かゝる助剤の使用
量の増加は衣料用洗浄組成物のコスト高を招くので経済
的にも好ましくない。
剤に対してそれぞれの単独が0.5〜1.5%の範囲で
配合することが好ましく、また、これらの2種以上を使
用するときは、いずれもほゞ同量となるように混合使用
することが望ましい。助剤の主剤に対する配合量が0.
5%未満であると、衣料に付着した比較的落ちにくい汚
れを充分に洗浄することができず、逆に1.5%を超え
て多量に配合されても衣料の洗浄効果の向上をさほどに
期待することができないのみならず、かゝる助剤の使用
量の増加は衣料用洗浄組成物のコスト高を招くので経済
的にも好ましくない。
【0012】この発明の衣料用洗浄組成物は、粉末乃至
は顆粒状としてその所定量を洗濯機などに供給して汚れ
た衣料を洗濯することができる。その1回の使用量は、
洗濯せんとする衣料の種類や量によって必ずしも一定し
ていないが、おおむね洗濯機の標準使用水量(約30リ
ットル)に対して25g程度を目安として使用すること
が望ましく、これは既存の合成洗剤における使用量とほ
ゞ同量のものである。
は顆粒状としてその所定量を洗濯機などに供給して汚れ
た衣料を洗濯することができる。その1回の使用量は、
洗濯せんとする衣料の種類や量によって必ずしも一定し
ていないが、おおむね洗濯機の標準使用水量(約30リ
ットル)に対して25g程度を目安として使用すること
が望ましく、これは既存の合成洗剤における使用量とほ
ゞ同量のものである。
【0013】
【作用】この発明の衣料用洗浄組成物の主剤を構成する
炭酸水素ナトリウムは、水に溶解した場合にマイルドな
弱アルカリ性を呈し、また、この炭酸水素ナトリウムと
併用する炭酸ナトリウムも同様にして水溶液がマイルド
な弱アルカリ性を呈するもので、これによって洗浄した
衣料の生地を傷めることがなく、洗浄した衣服を着用し
た場合にも肌に対する悪影響はなんら生じない。また、
かゝる炭酸水素ナトリウムの単独もしくは炭酸水素ナト
リウムと炭酸ナトリウムとに、助剤として少量のタンパ
ク分解酵素、脂肪分解酵素および炭水化物分解酵素など
を配合することによって、前記主剤の洗浄力と相俟って
衣服に付着したタンパク質系、脂肪、デンプン等の炭水
化物系の各汚れ成分を容易に分解して合成洗剤や粉石鹸
などの使用と遜色のない優れた洗浄力を発揮する。
炭酸水素ナトリウムは、水に溶解した場合にマイルドな
弱アルカリ性を呈し、また、この炭酸水素ナトリウムと
併用する炭酸ナトリウムも同様にして水溶液がマイルド
な弱アルカリ性を呈するもので、これによって洗浄した
衣料の生地を傷めることがなく、洗浄した衣服を着用し
た場合にも肌に対する悪影響はなんら生じない。また、
かゝる炭酸水素ナトリウムの単独もしくは炭酸水素ナト
リウムと炭酸ナトリウムとに、助剤として少量のタンパ
ク分解酵素、脂肪分解酵素および炭水化物分解酵素など
を配合することによって、前記主剤の洗浄力と相俟って
衣服に付着したタンパク質系、脂肪、デンプン等の炭水
化物系の各汚れ成分を容易に分解して合成洗剤や粉石鹸
などの使用と遜色のない優れた洗浄力を発揮する。
【0014】
主剤;炭酸水素ナトリウム粉末の25部 助剤;(1)タンパク質分解酵素粉末(プロテアーゼ) (2)脂肪分解酵素粉末(リパーゼ) (3)炭水化物分解酵素粉末(アミラーゼ) これら(1),(2)および(3)の分解酵素をそれぞ
れ0.33部で合計約1部となるようにして使用した。
前記の主剤に助剤を添加し、攪拌によって均一に混和し
て実施例1〜3の洗浄用組成物を得た。
れ0.33部で合計約1部となるようにして使用した。
前記の主剤に助剤を添加し、攪拌によって均一に混和し
て実施例1〜3の洗浄用組成物を得た。
【0015】〔洗浄試験〕汚染布として、1m2 の大き
さの綿布に、焼肉のたれ,ミルクコーヒーをそれぞれま
んべんなく染み込ませた汚染布と、市販のテスト用人口
汚染布(洗濯協会製の各種の汚染素材を含浸させて濃灰
色に汚染させた綿布)を用い、標準水量30リットルの
洗濯機に前記の洗浄用組成物を投入して、それぞれ水温
28℃、洗浄13分、脱水後の濯ぎ3分および濯ぎ後の
脱水を行って、最終的に洗濯した実施例1〜3の布地を
得た。
さの綿布に、焼肉のたれ,ミルクコーヒーをそれぞれま
んべんなく染み込ませた汚染布と、市販のテスト用人口
汚染布(洗濯協会製の各種の汚染素材を含浸させて濃灰
色に汚染させた綿布)を用い、標準水量30リットルの
洗濯機に前記の洗浄用組成物を投入して、それぞれ水温
28℃、洗浄13分、脱水後の濯ぎ3分および濯ぎ後の
脱水を行って、最終的に洗濯した実施例1〜3の布地を
得た。
【0016】実施例4〜6 〔洗浄剤組成物の調製〕 主剤;炭酸水素ナトリウムの25部 助剤;(1)タンパク質分解酵素(プロテアーゼ) (2)脂肪分解酵素(リパーゼ) (3)炭水化物分解酵素(アミラーゼ) これら(1),(2)および(3)の各分解酵素をそれ
ぞれ0.65部で合計約2部となるようにして使用し
た。同様に主剤に助剤を添加し、攪拌によって均一に混
和して実施例4〜6の洗浄用組成物を得、実施例1〜3
と同様にして洗浄試験を実施した。
ぞれ0.65部で合計約2部となるようにして使用し
た。同様に主剤に助剤を添加し、攪拌によって均一に混
和して実施例4〜6の洗浄用組成物を得、実施例1〜3
と同様にして洗浄試験を実施した。
【0017】実施例7〜9 〔洗浄剤組成物の調製〕 主剤;炭酸水素ナトリウム21部と炭酸ナトリウム4部
(主剤に対する炭酸水素ナトリウムの配合割合は84
%)との計25部 助剤;(1)タンパク質分解酵素(プロテアーゼ) (2)脂肪分解酵素(リパーゼ) (3)炭水化物分解酵素(アミラーゼ) これら(1),(2)および(3)の各分解酵素をそれ
ぞれ0.65部で合計約2部となるようにして使用し
た。同様に主剤に助剤を添加し、攪拌によって均一に混
和して実施例7〜9の洗浄用組成物を得、実施例1〜3
と同様にして洗浄試験を実施した。これら実施例1〜9
の結果を表1に示す。
(主剤に対する炭酸水素ナトリウムの配合割合は84
%)との計25部 助剤;(1)タンパク質分解酵素(プロテアーゼ) (2)脂肪分解酵素(リパーゼ) (3)炭水化物分解酵素(アミラーゼ) これら(1),(2)および(3)の各分解酵素をそれ
ぞれ0.65部で合計約2部となるようにして使用し
た。同様に主剤に助剤を添加し、攪拌によって均一に混
和して実施例7〜9の洗浄用組成物を得、実施例1〜3
と同様にして洗浄試験を実施した。これら実施例1〜9
の結果を表1に示す。
【0018】
【表1】
【0019】比較例1〜9 比較例1〜9として、下記4種類の洗浄剤を使用して、
前記実施例と同様な洗浄試験を実施した。 比較例1〜3;炭酸水素ナトリウム25gのみの使用に
よる洗浄試験 比較例4〜6;粉石鹸25gの使用による洗浄試験 比較例7〜9;合成洗剤25g(ライオン株式会社の蛍
光剤入り合成洗剤「ハイトップ」)の使用による洗浄試
験 以上の比較例1〜9の洗浄試験の結果を表2に示す。 〔以下余白〕
前記実施例と同様な洗浄試験を実施した。 比較例1〜3;炭酸水素ナトリウム25gのみの使用に
よる洗浄試験 比較例4〜6;粉石鹸25gの使用による洗浄試験 比較例7〜9;合成洗剤25g(ライオン株式会社の蛍
光剤入り合成洗剤「ハイトップ」)の使用による洗浄試
験 以上の比較例1〜9の洗浄試験の結果を表2に示す。 〔以下余白〕
【0020】
【表2】
【0021】
【発明の効果】この発明の衣料用洗浄組成物は、炭酸水
素ナトリウムを主剤とし、これに汚れを分解する酵素を
助剤として配合したもので、主剤の炭酸水素ナトリウム
およびこれに併用する炭酸ナトリウムはいずれも水溶液
がマイルドな弱アルカリ性を呈するので、洗浄によって
衣料の生地を傷めることがなく、洗浄した衣服を着用し
た場合にも肌に対する悪影響を生ずることがない。ま
た、かゝる炭酸水素ナトリウムの単独もしくは炭酸水素
ナトリウムと炭酸ナトリウムとに、助剤として少量のタ
ンパク分解酵素、脂肪分解酵素および炭水化物分解酵素
などを配合することによって、前記主剤の洗浄力と相俟
って衣服に付着したタンパク質系、脂肪、デンプン等の
炭水化物系の各汚れ成分を容易に分解して合成洗剤や粉
石鹸などの使用と遜色のない優れた洗浄力を発揮する。
かゝる衣料用洗浄組成物を使用したのちの排水は、合成
洗剤のように界面活性剤やりん酸系の環境汚染物質を含
まないので排水汚染の問題を生ずることがない点におい
ても優れ、これらによって高い利用価値を有するもので
ある。
素ナトリウムを主剤とし、これに汚れを分解する酵素を
助剤として配合したもので、主剤の炭酸水素ナトリウム
およびこれに併用する炭酸ナトリウムはいずれも水溶液
がマイルドな弱アルカリ性を呈するので、洗浄によって
衣料の生地を傷めることがなく、洗浄した衣服を着用し
た場合にも肌に対する悪影響を生ずることがない。ま
た、かゝる炭酸水素ナトリウムの単独もしくは炭酸水素
ナトリウムと炭酸ナトリウムとに、助剤として少量のタ
ンパク分解酵素、脂肪分解酵素および炭水化物分解酵素
などを配合することによって、前記主剤の洗浄力と相俟
って衣服に付着したタンパク質系、脂肪、デンプン等の
炭水化物系の各汚れ成分を容易に分解して合成洗剤や粉
石鹸などの使用と遜色のない優れた洗浄力を発揮する。
かゝる衣料用洗浄組成物を使用したのちの排水は、合成
洗剤のように界面活性剤やりん酸系の環境汚染物質を含
まないので排水汚染の問題を生ずることがない点におい
ても優れ、これらによって高い利用価値を有するもので
ある。
Claims (4)
- 【請求項1】 炭酸水素ナトリウムからなる主剤に、汚
れを分解する酵素を助剤として配合したことを特徴とす
る衣料用洗浄組成物。 - 【請求項2】 炭酸水素ナトリウムと炭酸ナトリウムと
からなる主剤に、汚れを分解する酵素を助剤として配合
したものであって、前記主剤の配合割合は炭酸水素ナト
リウム90〜80重量%に対し、炭酸ナトリウム10〜
20重量%であることを特徴とする衣料用洗浄組成物。 - 【請求項3】 前記助剤は、タンパク質分解酵素、脂肪
分解酵素および炭水化物分解酵素から選ばれた1種もし
くは2種以上であることを特徴とする請求項1又は2記
載の衣料用洗浄組成物。 - 【請求項4】 前記助剤は、主剤に対してそれぞれ0.
5〜1.5重量%の範囲で配合されることを特徴とする
請求項3記載の衣料用洗浄組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7264875A JPH0987678A (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | 衣料用洗浄組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7264875A JPH0987678A (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | 衣料用洗浄組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0987678A true JPH0987678A (ja) | 1997-03-31 |
Family
ID=17409444
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7264875A Pending JPH0987678A (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | 衣料用洗浄組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0987678A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999015619A1 (en) * | 1997-09-22 | 1999-04-01 | Onodera, Naoto | Detergent |
JP2006070228A (ja) * | 2004-09-06 | 2006-03-16 | Asahi Glass Co Ltd | 粉体洗剤 |
WO2007004622A1 (ja) * | 2005-07-01 | 2007-01-11 | Miz Co., Ltd. | 衣料の洗濯方法及びそのための洗浄剤組成物 |
JP2012006916A (ja) * | 2010-05-26 | 2012-01-12 | Light Wave Co Ltd | 粉末状シャンプー組成物 |
-
1995
- 1995-09-19 JP JP7264875A patent/JPH0987678A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999015619A1 (en) * | 1997-09-22 | 1999-04-01 | Onodera, Naoto | Detergent |
JP2006070228A (ja) * | 2004-09-06 | 2006-03-16 | Asahi Glass Co Ltd | 粉体洗剤 |
WO2007004622A1 (ja) * | 2005-07-01 | 2007-01-11 | Miz Co., Ltd. | 衣料の洗濯方法及びそのための洗浄剤組成物 |
JP2009132934A (ja) * | 2005-07-01 | 2009-06-18 | Mizu Kk | 衣料の洗濯方法及びそのための洗浄剤組成物 |
US8389460B2 (en) | 2005-07-01 | 2013-03-05 | Miz Co., Ltd. | Clothes washing method and surfactant-free detergent composition used for the same |
JP2012006916A (ja) * | 2010-05-26 | 2012-01-12 | Light Wave Co Ltd | 粉末状シャンプー組成物 |
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