JPH0986748A - 鋼板等の搬送材の搬送装置 - Google Patents
鋼板等の搬送材の搬送装置Info
- Publication number
- JPH0986748A JPH0986748A JP25225495A JP25225495A JPH0986748A JP H0986748 A JPH0986748 A JP H0986748A JP 25225495 A JP25225495 A JP 25225495A JP 25225495 A JP25225495 A JP 25225495A JP H0986748 A JPH0986748 A JP H0986748A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- coating layer
- conveying
- transported material
- steel plate
- Prior art date
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- Pending
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- Laminated Bodies (AREA)
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- Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 搬送材の表面疵の発生率を大幅に低減し、な
おかつ、ロール等の寿命の延長によってメンテナンス費
用も大幅に低下することが可能な搬送装置を提供する。 【解決手段】 鋼板等の搬送材と直接接触する部分に、
セラミックス粉を含有するポリウレタンの表面被覆層を
３０μ以上、１００μ以下の厚さにコーティングした搬
送装置。
おかつ、ロール等の寿命の延長によってメンテナンス費
用も大幅に低下することが可能な搬送装置を提供する。 【解決手段】 鋼板等の搬送材と直接接触する部分に、
セラミックス粉を含有するポリウレタンの表面被覆層を
３０μ以上、１００μ以下の厚さにコーティングした搬
送装置。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼板等の搬送材
（以下、搬送材と略す。）の搬送装置、特に搬送材の表
面疵の発生を防止することのできる搬送材の搬送装置に
関する。
（以下、搬送材と略す。）の搬送装置、特に搬送材の表
面疵の発生を防止することのできる搬送材の搬送装置に
関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、搬送材の搬送装置では、搬送材と
直接接触する部分には、鉄製、ゴム製あるいは樹脂製の
各種ロール、あるいはゴム製、帆布製の各種コンベアが
使用されている。そして、それぞれ搬送材のサイズ（板
厚、板幅等）、搬送方法等、あるいは搬送材の疵に対す
る影響度によってそれぞれに適した材質のロール、ある
いはコンベア（以下ロール等と略す。）の使い分けを行
っている。
直接接触する部分には、鉄製、ゴム製あるいは樹脂製の
各種ロール、あるいはゴム製、帆布製の各種コンベアが
使用されている。そして、それぞれ搬送材のサイズ（板
厚、板幅等）、搬送方法等、あるいは搬送材の疵に対す
る影響度によってそれぞれに適した材質のロール、ある
いはコンベア（以下ロール等と略す。）の使い分けを行
っている。
【０００３】例えば、鋼板に搬送張力を与えるには、ゴ
ム系ロールに鋼板を巻き付けたり、ピンチしたりするこ
とが一般に行われており、鋼板の表面疵を防止するため
に最終製品に接触するロールほどゴム製ロールが使用さ
れている。ゴム製ロール、あるいはゴム製コンベアは、
搬送材に直接ダメージを与えることもなく、搬送材の表
面疵の発生を防止するには有効な方法である。
ム系ロールに鋼板を巻き付けたり、ピンチしたりするこ
とが一般に行われており、鋼板の表面疵を防止するため
に最終製品に接触するロールほどゴム製ロールが使用さ
れている。ゴム製ロール、あるいはゴム製コンベアは、
搬送材に直接ダメージを与えることもなく、搬送材の表
面疵の発生を防止するには有効な方法である。
【０００４】しかしながら、ゴム製ロール等には、搬送
材のエッジ等との直接接触によってその表面にカット疵
が生じ、ロール等の交換を頻繁に必要とする不便も発生
する。また、このようにして生じた表面のカット疵ある
いは磨耗によって発生する磨耗粉が搬送材上にのり、こ
れが搬送材の表面疵の発生原因となる場合もある。
材のエッジ等との直接接触によってその表面にカット疵
が生じ、ロール等の交換を頻繁に必要とする不便も発生
する。また、このようにして生じた表面のカット疵ある
いは磨耗によって発生する磨耗粉が搬送材上にのり、こ
れが搬送材の表面疵の発生原因となる場合もある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な技術の現状にかんがみてなされたものであって、特に
搬送材の表面疵の発生を防止することができ、なおかつ
その寿命が長く、交換等のメンテナンス費用の少ない搬
送材の搬送装置を提供することを目的としてなされたも
のである。
な技術の現状にかんがみてなされたものであって、特に
搬送材の表面疵の発生を防止することができ、なおかつ
その寿命が長く、交換等のメンテナンス費用の少ない搬
送材の搬送装置を提供することを目的としてなされたも
のである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、搬送材の搬送
装置であって、該搬送装置の搬送材と直接接触する部分
に、セラミックス粉を含有するポリウレタンの表面被覆
層を３０μ以上、１００μ以下の厚さにコーティングし
た搬送材の搬送装置であり、この搬送装置がロール、も
しくはコンベアベルトであることを特徴とする。
装置であって、該搬送装置の搬送材と直接接触する部分
に、セラミックス粉を含有するポリウレタンの表面被覆
層を３０μ以上、１００μ以下の厚さにコーティングし
た搬送材の搬送装置であり、この搬送装置がロール、も
しくはコンベアベルトであることを特徴とする。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明では、ロール等の表面に、
セラミックス粉を含有するポリウレタンを３０μ以上、
１００μ以下の厚さにコーティングして表面被覆層を構
成する。表面被覆層の厚さが３０μ未満では、搬送材の
表面疵を防止する効果が得られない。また、１００μを
超えると表面被覆層内に気泡が生じ、強度が低下してロ
ール等の寿命を縮める原因となる。
セラミックス粉を含有するポリウレタンを３０μ以上、
１００μ以下の厚さにコーティングして表面被覆層を構
成する。表面被覆層の厚さが３０μ未満では、搬送材の
表面疵を防止する効果が得られない。また、１００μを
超えると表面被覆層内に気泡が生じ、強度が低下してロ
ール等の寿命を縮める原因となる。
【０００８】使用するセラミックスとしては、Ａｌ2 Ｏ
3 、Ｓｉ3 Ｎ4 、ＳｉＣ等各種のセラミックスが使用可
能である。コーティング方法としては、５〜１０容積％
のセラミックス粉を配合した液状のポリウレタンをハケ
等でロール等に塗り、その後乾燥処理して表面被覆層を
構成する。
3 、Ｓｉ3 Ｎ4 、ＳｉＣ等各種のセラミックスが使用可
能である。コーティング方法としては、５〜１０容積％
のセラミックス粉を配合した液状のポリウレタンをハケ
等でロール等に塗り、その後乾燥処理して表面被覆層を
構成する。
【０００９】このようにして構成した搬送装置では、表
面被覆層内のセラミックスが搬送材よりも硬く、また、
搬送材との摩擦係数も小さいため、ロール等の耐磨耗性
を向上させ、ゴム等の磨耗粉の発生も抑制することがで
きる。
面被覆層内のセラミックスが搬送材よりも硬く、また、
搬送材との摩擦係数も小さいため、ロール等の耐磨耗性
を向上させ、ゴム等の磨耗粉の発生も抑制することがで
きる。
【００１０】
【実施例】図１は、本発明を搬送用のロールに適用した
場合の搬送装置の使用状況を示したものである。すなわ
ち、図１で、１はウレタンゴム製のロール、２はその表
面被覆層、３は搬送材（この場合は冷延鋼板）、矢印は
それぞれ搬送材の搬送方向およびロールの回転方向を示
す。
場合の搬送装置の使用状況を示したものである。すなわ
ち、図１で、１はウレタンゴム製のロール、２はその表
面被覆層、３は搬送材（この場合は冷延鋼板）、矢印は
それぞれ搬送材の搬送方向およびロールの回転方向を示
す。
【００１１】実施例では、セラミックスとしてＡｌ2 Ｏ
3 およびＳｉ3 Ｎ4 を配合したポリウレタンの表面被覆
層を構成したロールと、表面被覆層のない従来のゴム系
ロールを使用した場合について比較実験をおこなった。
すなわち、実施例のロールと従来の表面被覆層のない通
常のゴム系ロールを使用して、冷延鋼板を連続通板する
通板ロールに使用した。実験結果はまとめて表１にしめ
した。
3 およびＳｉ3 Ｎ4 を配合したポリウレタンの表面被覆
層を構成したロールと、表面被覆層のない従来のゴム系
ロールを使用した場合について比較実験をおこなった。
すなわち、実施例のロールと従来の表面被覆層のない通
常のゴム系ロールを使用して、冷延鋼板を連続通板する
通板ロールに使用した。実験結果はまとめて表１にしめ
した。
【００１２】
【表１】
【００１３】表１から明らかなように、本発明の装置に
よると、耐カット性、耐磨耗性ともにウレタンゴム製の
ロールの２〜３倍となり、ロールの交換頻度を大幅に減
少することができた。また、冷延鋼板の表面疵の発生率
も10％と従来のロールより大幅に低減することができ
た。なお、実施例はウレタンゴム製のロールについて示
したが、ネオプレンゴム製ロール、不織布製ロールの各
種材質のロール、さらに帆布製、ゴム製等の各種材質の
コンベアベルトについても適用することができる。
よると、耐カット性、耐磨耗性ともにウレタンゴム製の
ロールの２〜３倍となり、ロールの交換頻度を大幅に減
少することができた。また、冷延鋼板の表面疵の発生率
も10％と従来のロールより大幅に低減することができ
た。なお、実施例はウレタンゴム製のロールについて示
したが、ネオプレンゴム製ロール、不織布製ロールの各
種材質のロール、さらに帆布製、ゴム製等の各種材質の
コンベアベルトについても適用することができる。
【００１４】
【発明の効果】本発明に係る搬送装置によると、搬送材
の表面疵の発生率も大幅に低下することができ、なおか
つロール等の寿命の延長によってメンテナンス費用も大
幅に低下することが可能となる。
の表面疵の発生率も大幅に低下することができ、なおか
つロール等の寿命の延長によってメンテナンス費用も大
幅に低下することが可能となる。
【図１】本発明を冷延鋼板の連続通板用のロールに適用
した場合の使用状況の説明図である。
した場合の使用状況の説明図である。
１ ウレタンゴム製のロール ２ ウレタンゴム製ロールの表面被覆層 ３ 冷延鋼板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ３２Ｂ 25/08 Ｂ３２Ｂ 25/08 27/06 27/06 27/40 27/40 Ｂ６５Ｇ 15/30 Ｂ６５Ｇ 15/30 Ａ 15/32 15/32 Ｆ１６Ｃ 13/00 9037−3Ｊ Ｆ１６Ｃ 13/00 Ａ
Claims (3)
- 【請求項１】 鋼板等の搬送材の搬送装置であって、該
搬送装置の搬送材と直接接触する部分に、セラミックス
粉を含有するポリウレタンの表面被覆層を３０μ以上、
１００μ以下の厚さにコーティングしたことを特徴とす
る鋼板等の搬送材の搬送装置。 - 【請求項２】 前記搬送装置がロールである請求項１記
載の搬送材の搬送装置。 - 【請求項３】 前記搬送装置がコンベアベルトである請
求項１記載の搬送材の搬送装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25225495A JPH0986748A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 鋼板等の搬送材の搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25225495A JPH0986748A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 鋼板等の搬送材の搬送装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0986748A true JPH0986748A (ja) | 1997-03-31 |
Family
ID=17234677
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25225495A Pending JPH0986748A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 鋼板等の搬送材の搬送装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0986748A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100431831B1 (ko) * | 1999-07-20 | 2004-05-20 | 주식회사 포스코 | 스트립 이송장치 |
| JP2010125514A (ja) * | 2008-12-01 | 2010-06-10 | Nippon Steel Corp | コイル精整ラインにおける先端通板方法 |
| WO2018187675A1 (en) * | 2017-04-06 | 2018-10-11 | Basf Se | Cut-resistant thermoplastic composition |
| CN113334658A (zh) * | 2021-06-03 | 2021-09-03 | 焦作市德邦科技有限公司 | 一种陶瓷珠耐磨输送带的生产工艺 |
-
1995
- 1995-09-29 JP JP25225495A patent/JPH0986748A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100431831B1 (ko) * | 1999-07-20 | 2004-05-20 | 주식회사 포스코 | 스트립 이송장치 |
| JP2010125514A (ja) * | 2008-12-01 | 2010-06-10 | Nippon Steel Corp | コイル精整ラインにおける先端通板方法 |
| WO2018187675A1 (en) * | 2017-04-06 | 2018-10-11 | Basf Se | Cut-resistant thermoplastic composition |
| JP2020516714A (ja) * | 2017-04-06 | 2020-06-11 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアＢａｓｆ Ｓｅ | 抗切断熱可塑性組成物 |
| CN113334658A (zh) * | 2021-06-03 | 2021-09-03 | 焦作市德邦科技有限公司 | 一种陶瓷珠耐磨输送带的生产工艺 |
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