JPH0986743A - 記録装置における用紙種類検出装置 - Google Patents

記録装置における用紙種類検出装置

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JPH0986743A
JPH0986743A JP24332095A JP24332095A JPH0986743A JP H0986743 A JPH0986743 A JP H0986743A JP 24332095 A JP24332095 A JP 24332095A JP 24332095 A JP24332095 A JP 24332095A JP H0986743 A JPH0986743 A JP H0986743A
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roll
flange
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JP24332095A
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Tatsuo Sugawara
達夫 菅原
Shuichi Aratsu
修一 荒津
Koichi Sugiyama
幸一 杉山
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Fujifilm Holdings Corp
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロール紙の種類を自動的に検出すること。 【解決手段】 用紙ロール保持機構41に保持されてい
る用紙ロール6の一方のホルダ6bのフランジ6cの外
周縁に圧接しうる移動自在なフランジ当接部材49と、
ロール紙6aの種類に対応するフランジ6cの外径寸法
に応じて位置決めされるフランジ当接部材49の位置に
よりロール紙6aの種類を検出する用紙種類検出手段4
4とを有し、ロール紙6aの種類に対応した外径のフラ
ンジ6cを用紙ロール6に装着しておくだけで、このフ
ランジ6cに当接するフランジ当接部材49の位置によ
り用紙種類検出手段28が用紙6aの種類を自動的に検
出することができるようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノズルからインク
を用紙に向けて吐出して記録を行うインクジェット記録
装置のような記録装置において用紙の種類を検出する記
録装置における用紙種類検出装置に係り、特に、装着さ
れているロール紙の種類を自動的に検出することができ
る記録装置における用紙種類検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のコンピュータや記録装置の発達に
より手軽に誰にでも画像記録ができるようになってき
た。このような記録装置の代表例としては、感光体に形
成した静電潜像にトナーを付着して顕像化し、このトナ
ー像を用紙に転写する電子写真方式や前述したインクジ
ェット方式あるいはサーマルヘッドの発熱によりインク
リボンのインクを溶融したり感熱紙を発色させる熱転写
方式が知られている。
【0003】一般のカラー記録には色彩の品位や耐候性
等が要求されるが、記録される媒体(用紙)も紙のみな
らず布やフィルムなど様々なものに広がっており、記録
品質を良好に維持するために記録媒体の種類や特性によ
り記録条件を変更する方式が一般的になっている。
【0004】用紙の種類は、用紙の表面粗さや光透過
性、剛性などにより知ることは可能であるが、その検出
機構を記録装置に搭載するのは現実的ではない。なぜな
らば、用紙の表面粗さや剛性を測定するだけでも1つの
測定器としての構成が必要になり記録装置全体の価格が
増大することになるからである。また、光透過性を利用
して用紙の種類を検出する方法によると、透明、半透
明、不透明の3種類しか検出できないので、多様化する
用紙に対する対応には限界がある。このように用紙に対
して直接種類検出を行なうことは技術的ならびにコスト
的に実現が困難となっていた。
【0005】このため、従来、用紙の種類は、使用者が
何らかの方法で記録装置に入力するのが主な方法であっ
た。このうちのひとつには、記録装置の操作パネル上で
使用者が用紙の種類を設定する方法があった。また、最
近ではパソコンから記録データを記録装置に転送すると
きに用紙の種類の情報も同時に転送する場合が多い。こ
のときはプリンタドライバと称するソフトウェア上で使
用者が用紙メニューから普通紙、コート紙、OHPフィ
ルム、バックプリントフィルム、光沢紙といった用紙の
種類を選択し、記録動作を実行させるようになってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、用紙は外観
や触った感触などで簡単に識別できることもあるが、外
観や触感が非常に似たものも少なくない。例えば普通紙
とコート紙とではよく見れば異なる色をしているが一見
同一色に見える場合があるので、間違って使用してしま
うこともある。
【0007】また、前述したように記録装置が用紙種類
により記録条件を使い分けて記録する構成になっている
場合、使用者が用紙種類を間違って設定すると、用紙に
適した条件で記録が行われないことになる。すると、使
用者が望んでいる記録品質が得られなくなるし、また、
記録装置がインクジェット方式である場合、例えば用紙
の種類によっては記録に使用される記録用インクの量を
変えて記録することもあり、ひどい場合には用紙に必要
以上の記録用インクを使用したために余分な記録用イン
クが記録装置の他の部分に付着して記録装置や用紙を汚
してしまうおそれがある。
【0008】本発明は、このような点に鑑み、ロール紙
の種類を自動的に検出することができる記録装置におけ
る用紙種類検出装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため請求項1に記載の用紙種類検出装置の特徴は、用紙
ロール保持機構に保持されている用紙ロールの一方のホ
ルダのフランジの外周縁に圧接しうる移動自在なフラン
ジ当接部材と、ロール紙の種類に対応するフランジの外
径寸法に応じて位置決めされるフランジ当接部材の位置
によりロール紙の種類を検出する用紙種類検出手段とを
有する点にある。そして、このような構成を採用したこ
とにより、ロール紙の種類に対応した外径のフランジを
用紙ロールに装着しておくだけで、このフランジに当接
するフランジ当接部材の位置により用紙種類検出手段が
用紙の種類を自動的に検出することができる。
【0010】また、請求項2に記載の用紙種類検出装置
の特徴は、用紙種類検出手段を、それぞれ開閉信号を出
力する固定配置された複数のセンサと、これらの各セン
サをフランジ当接部材の停止位置に応じて個別に開状態
または閉状態に設定する状態設定部材とにより構成した
点にある。そして、このような構成を採用したことによ
り、状態設定部材がフランジ当接部材の停止位置に応じ
て各センサを開状態または閉状態に設定するので、各セ
ンサからの出力される開信号または閉信号の組合せによ
り用紙の種類を検出することができる。
【0011】さらに、請求項3に記載の用紙種類検出装
置の特徴は、カバーの開放動作に連動してフランジ当接
部材をフランジと当接しない退避位置に移動させる連動
部材を配設したことにある。そして、このような構成を
採用したことにより、用紙ロールを着脱する際にはフラ
ンジ当接部材が邪魔になることがない。
【0012】
【発明の実施の形態】図1および図2は本発明に係る用
紙種類検出装置を適用したインクジェット記録装置の実
施の形態を示すものであり、インクジェット記録装置1
のハウジング2内には、軸線が水平方向に延在し円筒形
をなすプラテン3が回転自在に配設されている。このプ
ラテン3の一端部には、図示しない従動プーリが支持さ
れており、この従動プーリには、可逆回転可能な第1モ
ータ4により駆動されるベルト5が巻回されている。し
たがって、この第1モータ4の駆動によりプラテン3が
用紙の正規の搬送方向あるいはこれと逆の方向に選択的
に駆動されることになる。
【0013】前記プラテン3の背部となる前記ハウジン
グ2内には、前記プラテン3と平行な軸線を有する用紙
ロール6が装着されている。この用紙ロール6は図2に
おいて反時計方向に回転することにより用紙たるロール
紙6aが解き出されることになり、このロール紙6aは
前記プラテン3の上側に巻回されることになる。
【0014】前記プラテン3に対向する位置の前記ハウ
ジング2内には、前記プラテン3の軸線と平行にプラテ
ン3に沿って往復動しうる記録部たるインクジェットユ
ニット7が配設されており、このインクジェットユニッ
ト7のキャリッジ7Aには、インクを吐出する複数のイ
ンクジェットヘッド(図示せず)がそれぞれ前記プラテ
ン3に対向するように設けられている。前記インクジェ
ットユニット7には駆動用ベルト8が接続されており、
この駆動用ベルト8は、可逆回転可能な第2モータ9に
より駆動される駆動プーリ10の外周に巻回されてい
る。したがって、前記第2モータ9の駆動により前記イ
ンクジェットユニット7が、プラテン3の軸線に対し平
行に配設されたガイドシャフト11に案内されプラテン
3に沿って往復動されることになる。なお、前記プラテ
ン3の一端部の側方には、インクジェットユニット7の
各インクジェットヘッドのノズル部を覆い回復動作を行
なうためのポンプユニット12が配設されており、ま
た、このポンプユニット12に隣接してノズルより排出
された廃インクを収納するための廃液タンク13が配設
されている。
【0015】前記インクジェットユニット7のキャリッ
ジ7Aの下面には透過型のフォトインタラプタ14がキ
ャリッジ7Aの前後方向に間隔を隔てて配設されてお
り、そのあいだに薄板に記録分解能に相当する多数の小
孔を形成してなるリニアエンコーダ15が前記インクジ
ェットユニット7の移動範囲の全域に沿って配設されて
いる。
【0016】前記プラテン3およびインクジェットユニ
ット7の下方には、記録後のロール紙6aを切断するそ
れぞれ長尺の固定刃17および可動刃18からなる切断
部16が配設されている。
【0017】前記ロール紙6aの正規の搬送方向におい
て前記インクジェットユニット7より上流側の前記プラ
テン3に対向するようにプラテン3上のロール紙6aを
検出する第1用紙検出器19が配設されており、また、
前記インクジェットユニット7と切断部16との間に
は、この間を通過するロール紙6aを検出する第2用紙
検出器20が配設されている。前記両用紙検出器19,
20ならびに前記両モータ4,9はそれぞれプリンタの
制御部21と接続されており、各用紙検出器19,20
からのロール紙6aに関する信号が制御部21に入力さ
れると、この制御部21が入力された信号に対応して各
モータ4,9を駆動するようになっている。
【0018】なお、図2において前記ハウジング2の図
示しない上部開口は開閉自在なカバー2Aにより閉鎖さ
れるようになっている。
【0019】図3には前記制御部21を含むインクジェ
ット記録装置の制御ブロック図が示されている。
【0020】図3において、制御部21は、図示しない
コントロールパネルを有しているマザーボード22と、
このマザーボード22を介して相互に接続されているC
PUボード23、メカコントロールボード24およびヘ
ッドコントロールボード25と、このヘッドコントロー
ルボード25に接続されているインク検出ボード26お
よびヘッドドライブボード27とにより構成されてい
る。
【0021】前記CPUボード23は、CPU、RO
M、RAMなどを内蔵しており、このうちのROMには
プリンタの動作ならびに画像処理のプログラムが書き込
まれている。また、前記ヘッドコントロールボード25
は、使用される用紙の種類を検出する本発明の用紙種類
検出手段を構成する用紙種類検出ユニット28、前記ポ
ンプユニット12、前記インクジェットユニット7を移
動させる前記第2モータ9を駆動するCRユニット2
9、用紙を搬送する前記第1モータ4を駆動するLFユ
ニット30を制御するためにこれらの用紙種類検出ユニ
ット28、ポンプユニット12、CRユニット29およ
びLFユニット30と接続され、また、前記メカコント
ロールボード25には、これらの用紙種類検出ユニット
28、ポンプユニット12、CRユニット29およびL
Fユニット30を駆動するためのドライバ(図示せず)
が設けられている。さらに、メカコントロールボード2
5は、前記廃液タンク13および前記用紙種類検出ユニ
ット28からの信号を前記CPUボード23のCPUに
伝達するようになっている。
【0022】また、前記ヘッドコントロールボード25
は、前記インクジェットユニッド7に設けられた前記イ
ンク検出ボード26が検出したインクの残量検出信号を
前記CPUボード23のCPUに伝達するとともに、こ
のCPUからの情報をもとにインクジェットヘッドを駆
動するための論理信号を前記ヘッドドライブボード27
に形成するようになっている。このヘッドドライブボー
ド27はこの論理信号をもとに前記インクジェットユニ
ッド7内に設けられた各インクジェットヘッド31およ
びそれぞれのインクカートリッジ32を駆動するための
駆動信号を発生するようになっている。
【0023】さらに、前記CRユニット29には、前記
インクジェットユニット7の移動速度を等速にするため
に前記第2モータ9の回転数に対応する信号を前記CP
Uボード23のCPUに出力する前記リニアエンコーダ
15が前記第2モータ9と並列に接続されている。
【0024】さらにまた、前記マザーボード22には、
このプリンタをパソコン等に接続するためのインタフェ
ースユニット33,34が配設されている。
【0025】ところで、前記用紙ロール6は、図4に示
すように、インクジェット記録装置1のベース部40上
に左右に間隔を隔てて形成されたロール保持機構41の
1対の保持部42A,42B上に保持されている。この
うち、保持部42Bは、ロール紙6aの幅に応じて位置
を変えることができるように保持部支持板43上の複数
の位置のいずれかに着脱自在に装着されるようになって
いる。
【0026】前記用紙ロール6は、図5に詳示するよう
に、紙管(図示せず)に巻回された前記ロール紙6aを
有しており、前記紙管の両端にはホルダ6b,6bが装
着されており、両ホルダ6b,6bが前記保持部42
A,42Bに保持されている。前記各ホルダ6bにはロ
ール紙6aの最大径より大径の円形をなすフランジ6c
が形成されている。そして、本実施の形態においては、
前記ホルダ6bのフランジ6cの外径は、そのフランジ
6cを有するホルダ6bが装着されているロール紙6a
の種類、すなわち普通紙、コート紙、OHPフィルム、
バックプリントフィルム、光沢紙などにより相互に異な
る特定の寸法とされている。したがって、フランジ6c
の外径寸法により用紙の種類が特定されることになる。
【0027】前記ロール紙6aの種類を検出するための
信号を出力する前記用紙種類検出ユニット28は、前記
一方の保持部42Aの近傍に配設されている基板45を
有している。この基板45には、基板45の上方におい
て前記用紙ロール6の軸線に対し直交する水平方向に延
在する1対のガイドロッド46,46が平行に支持され
ている。これらの両ガイドロッド46,46には、ガイ
ドロッド46の延在方向に移動自在とされたスライド台
47が支持されている。このスライド台47の一端部に
は、上方に突出するブラケット48が突設されており、
このブラケット48の上部には、一側面49aをフラン
ジ当接面とされたブロック状のフランジ当接部材49が
支持されている。また、前記基板45とスライド台47
との間には、前記フランジ当接部材49を用紙ロール6
のフランジ6cに圧接するために前記スライド台47を
図6(A)において右斜め手前(矢印A方向)に引張る
ように付勢するコイルばね50が張架されている。
【0028】前記ブラケット48には、連動部材として
のワイヤ51の一端部が固定されている。一方、前記基
板45の一端部には、前記ワイヤ51の固定部から前記
コイルばね50による付勢方向と反対の方向に延在する
空洞のチューブ52が突設されており、前記ワイヤ51
は、このチューブ52内を貫通して前記基板45の外部
に至るようにされており、このワイヤ51の他端部は、
カバー2A(図1)に固定されている。したがって、前
記カバー2Aを開放することにより、ワイヤ51を介し
てスライド台47がコイルばね50の付勢力に抗して矢
印B方向に移動し、用紙ロール6の交換時にフランジ当
接部材49が用紙ロール6の交換の邪魔にならない退避
位置に退避するようになっている。なお、カバー2Aを
閉じると、ワイヤ51が弛むため、コイルばね50の付
勢力によりスライド台47は矢印A方向に引張られるこ
とになる。
【0029】前記基板45上には、3つのフォトセンサ
53A,53B,53Cおよび各センサ53からの出力
信号を前記制御部21(図3)に出力する出力コネクタ
56が設置されている。各センサ53は、それぞれほぼ
U字形をなしており、一方、前記スライド台47の裏面
には、各センサ53の凹部54内に遊挿される平板状を
なす3枚の状態設定シート55が各センサ53に対応す
るように支持されている。各状態設定シート55はセン
サ53の発光部から照射される光が受光部に到達しない
ように遮蔽する部材であり、各状態設定シート55に
は、センサ53の発光部から照射される光が受光部に到
達するようにするための複数のスリット(図示せず)が
形成されている。
【0030】そして、各センサ53は、発光部から照射
される光が受光部に到達するとONの信号を出力し、発
光部から照射される光が受光部に到達しないと、OFF
の信号を出力するようになっている。したがって、前記
用紙ロール6のホルダ6bにおけるフランジ6cの外径
の大小により基板45に対するスライド台47の位置が
変化することになるため、各センサ53A,53B,5
3Cは、対応する状態設定シート55のスリットの位置
によりCPUボード23(図3)に出力するON信号ま
たはOFF信号という出力信号を個別に変化させるよう
になっている。一方、前記CPUボード23のCPU
は、前記3つのセンサ53からの個別のON信号または
OFF信号の組合せにより下記表1に示すように用紙
(ロール紙6a)の種類を検出し、この検出された用紙
の種類は、前記CPUボード23に出力され、インクジ
ェット記録装置1の表示パネル(図示せず)に表示され
る。なお、表1中のセンサA,B,Cはぞれぞれセンサ
53A,53B,53Cを示している。
【0031】 そして、前記CPUボード23は、検出した用紙の種類
に応じて、下記表2に示すような画像処理とインクジェ
ットヘッド31の駆動を行う。表2において、用紙種類
1〜3は記録装置の標準の設定で十分対応できるが、用
紙種類4〜6は対応できない例である。
【0032】 つぎに、前述したインクジェット記録装置の動作の流れ
について説明する。
【0033】まず、所望の種類のロール紙6aからなる
用紙ロール6をロール保持機構41に装着するには、ま
ず、カバー2Aを開く。すると、このカバー2Aに一端
部が固定されているワイヤ51がコイルばね50の付勢
力に抗して図6の矢印B方向に引かれるので、このワイ
ヤ51と接続されているスライド台47も同方向に移動
され、フランジ当接部材49は装着される用紙ロール6
の邪魔にならないように退避する。この状態において、
使用されている用紙(ロール紙6a)の種類に対応する
外径寸法とされたフランジ6cを有するホルダ6bが装
着された用紙ロール6をロール保持機構41の両保持部
42A,42B上に装着する。その後、カバー2Aを閉
じるとワイヤ51が弛むため、コイルばね50に付勢さ
れているスライド台47は移動し、フランジ当接部材4
9はその当接面49aがフランジ6cの外周縁に圧接す
る。すると、フランジ当接部材の当接面49aがフラン
ジ6cの外周縁に圧接している状態におけるスライド台
47の停止位置に応じて、3つのセンサ53A,53
B,53はそれぞれON状態またはOFF状態とされて
おり、3つのセンサ53A,53B,53の状態の組合
せ、すなわち前述した表1の組合せにより用紙の種類が
検出されるので、この情報が出力コネクタ56からCP
Uボード23に出力されて、そして、前記CPUボード
23においては、前記用紙種類検出ユニット28から出
力された3つのセンサ53A,53B,53CのON信
号またはOFF信号により前記表1に基づいて用紙の種
類が検出され、この検出された用紙の種類に対応した所
定の画像処理およびヘッド駆動を行うべく指令を発する
ことになる。
【0034】そこで、プリンタの電源をONすると、C
PUボード23のCPUは各ボート23,24,25,
26,27および各ユニット7,12,28,29,3
0のイニシャライズ動作を行い、つぎに、用紙種類検出
ユニット28からの信号により使用されている用紙の種
類の認識を行う。さらに、前記CPUは、ヘッドコント
ロールボード24内に設けられた不揮発性メモリに設定
情報として記憶されているインク種類についての情報か
らインクの種類を認識する信号を受取る。そして、前記
CPUは、検出されたインクや用紙(本実施の形態にお
いてはロール紙6a)の種類のデータを用いてCPUボ
ード23のROMに書込まれているデータテーブルを参
照して記録データの作成手順の決定や記録速度を決定す
るためのサーボ定数の決定が行われる。
【0035】このようにしてインクや用紙の種類に応じ
た記録を行うことができる。
【0036】本実施の形態によれば、用紙ロール6を保
持部42A,42Bに装着することにより自動的に用紙
の種類を検出することができるので、操作者が用紙種類
を入力する際の入力ミスによる記録のやり直しや画質の
低下を回避することができる。また、用紙はフランジ6
cの外径寸法により自動的に検出されるので、センサの
数を増やすことにより多種類の用紙に対応することがで
きる。さらに、用紙ロール6の交換時には、フランジ当
接部材49が退避するので、フランジ当接部材49が用
紙ロール6の交換を阻害するおそれがない。
【0037】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、必要に応じて変更することができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
用紙の種類を自動的に検出することができるので、用紙
の種類を自動的かつ正確に検出することができ、記録装
置として用紙の種類に適合した記録を行うことができ
る。
【0039】また、複数のセンサのON・OFF信号に
より用紙の種類を検出するようにすれば、多種類の用紙
を検出することが可能である。
【0040】さらに、記録装置のカバーの開動作により
フランジ当接部材が退避するようにすれば、用紙ロール
の交換の邪魔になることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の用紙種類検出装置を適用したインクジ
ェット記録装置の実施の形態を示す内部の斜視図
【図2】図1のインクジェット記録装置の内部の側面図
【図3】図1および図2のインクジェット記録装置のブ
ロック図
【図4】図1ないし図3のインクジェット記録装置の内
部の平面図
【図5】図1ないし図4に使用される用紙ロールの正面
【図6】Aは図4における用紙種類検出手段の拡大斜視
図、BはAの要部のみの斜視図
【符号の説明】
1 プリンタ 3 プラテン 4 第1モータ 6 用紙ロール 6a ロール紙 6b ホルダ 6c フランジ 7 インクジェットユニット 9 第2モータ 15 リニアエンコーダ 16 切断部 19 第1用紙検出器 20 第2用紙検出器 21 制御部 22 マザーボード 23 CPUボード 24 メカコントロールボード 25 ヘッドコントロールボード 26 インク検出ボード 27 ヘッドドライブボード 28 用紙種類検出ユニット 29 CRユニット 30 LFユニット 31 インクジェットヘッド 41 ロール保持機構 42A,42B 保持部 45 基板 47 スライド台 49 フランジ当接部材 50 コイルばね 51 ワイヤ 53A,53B,53C センサ 55 状態設定シート 56 出力コネクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉山 幸一 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アルプ ス電気株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙ロールの両端にそれぞれフランジが
    形成されたホルダを装着し、これらのホルダを介して用
    紙ロール保持機構に保持されている用紙ロールからロー
    ル紙を解き出し、解き出された部位のロール紙に記録を
    行う記録装置において、前記用紙ロール保持機構に保持
    されている用紙ロールの前記一方のホルダのフランジの
    外周縁に圧接しうる移動自在なフランジ当接部材と、前
    記ロール紙の種類に対応するフランジの外径寸法に応じ
    て位置決めされる前記フランジ当接部材の位置により前
    記ロール紙の種類を検出する用紙種類検出手段とを有す
    ることを特徴とする記録装置における用紙種類検出装
    置。
  2. 【請求項2】 前記用紙種類検出手段を、それぞれ開閉
    信号を出力する固定配置された複数のセンサと、これら
    の各センサを前記フランジ当接部材の停止位置に応じて
    個別に開状態または閉状態に設定する状態設定部材とに
    より構成したことを特徴とする請求項1に記載の記録装
    置における用紙種類検出装置。
  3. 【請求項3】 前記記録装置に用紙ロール交換時に開放
    されるカバーを配設し、このカバーの開放動作に連動し
    て前記フランジ当接部材を前記フランジと当接しない退
    避位置に移動させる連動部材を配設したことを特徴とす
    る請求項1または請求項2に記載の記録装置における用
    紙種類検出装置。
JP24332095A 1995-06-27 1995-09-21 記録装置における用紙種類検出装置 Pending JPH0986743A (ja)

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