JPH0985334A - 平管製造方法、平管用帯材製造装置および平管 - Google Patents
平管製造方法、平管用帯材製造装置および平管Info
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- JPH0985334A JPH0985334A JP8119407A JP11940796A JPH0985334A JP H0985334 A JPH0985334 A JP H0985334A JP 8119407 A JP8119407 A JP 8119407A JP 11940796 A JP11940796 A JP 11940796A JP H0985334 A JPH0985334 A JP H0985334A
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- embossing roll
- flat tube
- cam plate
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- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F1/00—Tubular elements; Assemblies of tubular elements
- F28F1/02—Tubular elements of cross-section which is non-circular
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23P—METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; COMBINED OPERATIONS; UNIVERSAL MACHINE TOOLS
- B23P15/00—Making specific metal objects by operations not covered by a single other subclass or a group in this subclass
- B23P15/26—Making specific metal objects by operations not covered by a single other subclass or a group in this subclass heat exchangers or the like
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21C—MANUFACTURE OF METAL SHEETS, WIRE, RODS, TUBES OR PROFILES, OTHERWISE THAN BY ROLLING; AUXILIARY OPERATIONS USED IN CONNECTION WITH METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL
- B21C37/00—Manufacture of metal sheets, bars, wire, tubes or like semi-manufactured products, not otherwise provided for; Manufacture of tubes of special shape
- B21C37/06—Manufacture of metal sheets, bars, wire, tubes or like semi-manufactured products, not otherwise provided for; Manufacture of tubes of special shape of tubes or metal hoses; Combined procedures for making tubes, e.g. for making multi-wall tubes
- B21C37/08—Making tubes with welded or soldered seams
- B21C37/083—Supply, or operations combined with supply, of strip material
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D—WORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D13/00—Corrugating sheet metal, rods or profiles; Bending sheet metal, rods or profiles into wave form
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- B21D53/00—Making other particular articles
- B21D53/02—Making other particular articles heat exchangers or parts thereof, e.g. radiators, condensers fins, headers
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- F28F3/00—Plate-like or laminated elements; Assemblies of plate-like or laminated elements
- F28F3/02—Elements or assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with recesses, with corrugations
- F28F3/04—Elements or assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with recesses, with corrugations the means being integral with the element
- F28F3/042—Elements or assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with recesses, with corrugations the means being integral with the element in the form of local deformations of the element
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 エンボス加工平管を簡単かつ低コストで
製造することが可能な平管製造方法とこれに関連する製
造装置とを提供する。 【解決手段】 下記ａ）〜ｆ）工程を有する、 ａ）無端シートメタル帯材をエンボス加工ロール２，３
のニップ４９に導入する、 ｂ）ニップ４９において、無端シートメタル帯材にエン
ボス加工ロール３によって、エンボス加工作業を調節可
能に一時中断させながらエンボスを形成・加工する、 ｃ）一時中断により、両エンボス加工ロール２，３間の
ニップ４９の間隔距離を変化させて、エンボス加工領域
間に非エンボス加工領域を形成する工程、 ｄ）エンボス加工済み無端シートメタル帯材を閉鎖可能
な無端平管にロール成形する工程、 ｅ）無端平管を閉鎖する工程、 ｆ）非エンボス加工領域において平管を閉鎖無端平管か
ら分離する工程。
製造することが可能な平管製造方法とこれに関連する製
造装置とを提供する。 【解決手段】 下記ａ）〜ｆ）工程を有する、 ａ）無端シートメタル帯材をエンボス加工ロール２，３
のニップ４９に導入する、 ｂ）ニップ４９において、無端シートメタル帯材にエン
ボス加工ロール３によって、エンボス加工作業を調節可
能に一時中断させながらエンボスを形成・加工する、 ｃ）一時中断により、両エンボス加工ロール２，３間の
ニップ４９の間隔距離を変化させて、エンボス加工領域
間に非エンボス加工領域を形成する工程、 ｄ）エンボス加工済み無端シートメタル帯材を閉鎖可能
な無端平管にロール成形する工程、 ｅ）無端平管を閉鎖する工程、 ｆ）非エンボス加工領域において平管を閉鎖無端平管か
ら分離する工程。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は主として熱交換器用
の平管製造方法、平管へと加工されるエンボス加工シー
トメタル帯材を製造する装置、更に、これらの方法およ
び装置によって製造される平管（ｆｌａｔｔｅｎｅｄ
ｔｕｂｅ）に関する。この平管は、その両側方にエンボ
ス加工領域を有するとともに、その各端部に非エンボス
加工挿入領域を有する。
の平管製造方法、平管へと加工されるエンボス加工シー
トメタル帯材を製造する装置、更に、これらの方法およ
び装置によって製造される平管（ｆｌａｔｔｅｎｅｄ
ｔｕｂｅ）に関する。この平管は、その両側方にエンボ
ス加工領域を有するとともに、その各端部に非エンボス
加工挿入領域を有する。
【０００２】
【従来の技術】本発明に係る熱交換器、ラジエータ等用
の平管に関連する従来の技術として、例えば、米国特許
第４，４７０，４５２号公報に記載されているものがあ
る。この公報に示されている平管は、管内の流体の流れ
に対する１種のバリアとして作用させることを目的とす
る、管内部に突出する複数の突起、隆起、ディンプル等
を有する。この平管は、シートメタルの単板をロール成
形またはリム折り曲げ加工し、最終的に長手方向に互い
に溶接または半田付けされる。そして、この平管は、そ
の端部から、熱交換器のヘッダのスロット（米国特許第
５，０５２，４８０号公報、図４）、又は、ラジエータ
のウォータチェスト（ＥＰ ０ １９８５８１ Ｂ１号
公報、図５）に挿入され、その接触点でハンダ付けされ
る。このようにハンダ付けが必要なため、平管の端部の
所定の長さ部分には、突起、隆起、ディンプル等が存在
しない（無突起挿入領域）。
の平管に関連する従来の技術として、例えば、米国特許
第４，４７０，４５２号公報に記載されているものがあ
る。この公報に示されている平管は、管内の流体の流れ
に対する１種のバリアとして作用させることを目的とす
る、管内部に突出する複数の突起、隆起、ディンプル等
を有する。この平管は、シートメタルの単板をロール成
形またはリム折り曲げ加工し、最終的に長手方向に互い
に溶接または半田付けされる。そして、この平管は、そ
の端部から、熱交換器のヘッダのスロット（米国特許第
５，０５２，４８０号公報、図４）、又は、ラジエータ
のウォータチェスト（ＥＰ ０ １９８５８１ Ｂ１号
公報、図５）に挿入され、その接触点でハンダ付けされ
る。このようにハンダ付けが必要なため、平管の端部の
所定の長さ部分には、突起、隆起、ディンプル等が存在
しない（無突起挿入領域）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このように平管は、複
数のディンプル加工されたシートメタル片から製造され
るため、その加工工程はかなりの手間がかかり、その結
果、製造に時間がかかってコスト高の原因となってい
た。
数のディンプル加工されたシートメタル片から製造され
るため、その加工工程はかなりの手間がかかり、その結
果、製造に時間がかかってコスト高の原因となってい
た。
【０００４】本発明の課題は、ディンプル又はエンボス
加工平管を簡単かつ低コストで製造することが可能な平
管製造方法と、これに関連する製造装置とを提供するこ
とにあり、特に、互いに異なった長さの特定の非エンボ
ス加工領域を有しながら、かつ、全体の長さがほぼ同じ
である平管の製造を可能にする方法および装置を提供す
ることにある。
加工平管を簡単かつ低コストで製造することが可能な平
管製造方法と、これに関連する製造装置とを提供するこ
とにあり、特に、互いに異なった長さの特定の非エンボ
ス加工領域を有しながら、かつ、全体の長さがほぼ同じ
である平管の製造を可能にする方法および装置を提供す
ることにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題は、請求項１、
６、２７記載の発明によって達成される。即ち、本発明
にかかる平管製造方法の特徴構成は、請求項１記載の通
りである。本発明にかかる平管用帯材製造装置の特徴構
成は請求項６記載の通りであり、本発明にかかる平管の
特徴構成は、請求項２７記載の通りである。本発明のそ
の他の特徴構成は、従属請求項に記載されている。本発
明は、突起、隆起、ディンプル等を備えた平管を、１本
の無端シートメタル帯材から簡単に低コストで製造する
ことを可能にする。エンボス加工パスにおいて、ディン
プル又はエンボス加工動作の中断手段として作用するカ
ムプレート軸によって、前記無端シートメタル帯材を合
理的に加工することができる。更に、複数のエンボス加
工ロールの内の１つと前記カムプレート軸との夫々の回
転速度を調節することによって、時間と長さの調整が可
能であるエンボス加工パスを簡易かつ正確に調節するこ
とができる。
６、２７記載の発明によって達成される。即ち、本発明
にかかる平管製造方法の特徴構成は、請求項１記載の通
りである。本発明にかかる平管用帯材製造装置の特徴構
成は請求項６記載の通りであり、本発明にかかる平管の
特徴構成は、請求項２７記載の通りである。本発明のそ
の他の特徴構成は、従属請求項に記載されている。本発
明は、突起、隆起、ディンプル等を備えた平管を、１本
の無端シートメタル帯材から簡単に低コストで製造する
ことを可能にする。エンボス加工パスにおいて、ディン
プル又はエンボス加工動作の中断手段として作用するカ
ムプレート軸によって、前記無端シートメタル帯材を合
理的に加工することができる。更に、複数のエンボス加
工ロールの内の１つと前記カムプレート軸との夫々の回
転速度を調節することによって、時間と長さの調整が可
能であるエンボス加工パスを簡易かつ正確に調節するこ
とができる。
【０００６】
【発明の効果】以上の結果、ディンプル又はエンボス加
工平管を簡単かつ低コストで製造することが可能な平管
製造方法と、これに関連する製造装置とを提供すること
ができた。特に、互いに異なった長さの特定の非エンボ
ス加工領域を有しながら、かつ、全体の長さがほぼ同じ
である平管の製造を可能にする方法および装置を提供す
ることができた。
工平管を簡単かつ低コストで製造することが可能な平管
製造方法と、これに関連する製造装置とを提供すること
ができた。特に、互いに異なった長さの特定の非エンボ
ス加工領域を有しながら、かつ、全体の長さがほぼ同じ
である平管の製造を可能にする方法および装置を提供す
ることができた。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図面を参
照して詳細に説明する。図１は、一例としての３つのエ
ンボス加工領域３９と２つの非エンボス加工領域１０と
を有する本実施形態による方法によって製造された無端
シートメタル帯材の一部を示す。平管長さＬを有してラ
イン状に形成されるシートメタル片は、その各端部に、
挿入領域長さｄを有する非エンボス加工挿入領域３６を
備える。更に、これら非エンボス加工挿入領域３６間に
は、具体的に均等間隔で形成された複数のエンボス１８
を備えた長さ（Ｌ−２ｄ）のエンボス加工領域３９が設
けられている。その最終加工工程において、平管は、筒
状にロール成形され溶接された無端平管から横方向に切
り離されるので、本実施形態の装置においては、エンボ
ス加工パスの調節長さａ用の切断幅ｂを有する切断領域
３７が考慮される。前記調節長さａから前記切断長さｂ
を引いた長さに等しい平管長さＬを有する平管は、前記
連続製造方法の最後の加工工程で、切断手段によって好
ましくは等間隔に切断される。
照して詳細に説明する。図１は、一例としての３つのエ
ンボス加工領域３９と２つの非エンボス加工領域１０と
を有する本実施形態による方法によって製造された無端
シートメタル帯材の一部を示す。平管長さＬを有してラ
イン状に形成されるシートメタル片は、その各端部に、
挿入領域長さｄを有する非エンボス加工挿入領域３６を
備える。更に、これら非エンボス加工挿入領域３６間に
は、具体的に均等間隔で形成された複数のエンボス１８
を備えた長さ（Ｌ−２ｄ）のエンボス加工領域３９が設
けられている。その最終加工工程において、平管は、筒
状にロール成形され溶接された無端平管から横方向に切
り離されるので、本実施形態の装置においては、エンボ
ス加工パスの調節長さａ用の切断幅ｂを有する切断領域
３７が考慮される。前記調節長さａから前記切断長さｂ
を引いた長さに等しい平管長さＬを有する平管は、前記
連続製造方法の最後の加工工程で、切断手段によって好
ましくは等間隔に切断される。
【０００８】図２は、平管長さＬを有する熱交換器用平
管用の無端シートメタル帯材７を製造する本実施形態の
装置１を略示している。尚、図２及び図３は、夫々、本
実施形態の装置の前面図と側面図であるので、以下の記
載においては、これら図面も参照して説明する。本実施
形態に係る装置は、合計４個の筒状ロール２，３及び軸
４，５を有する。これらは、互いに上下に配置されてい
ることが好ましい。上方側の２つのロール２，３は、夫
々、カウンタエンボス加工ロール２とエンボス加工ロー
ル３であり、これらのうちの外側に位置するロールが、
所定の回転軸６周りで回転可能に取り付けられている。
管用の無端シートメタル帯材７を製造する本実施形態の
装置１を略示している。尚、図２及び図３は、夫々、本
実施形態の装置の前面図と側面図であるので、以下の記
載においては、これら図面も参照して説明する。本実施
形態に係る装置は、合計４個の筒状ロール２，３及び軸
４，５を有する。これらは、互いに上下に配置されてい
ることが好ましい。上方側の２つのロール２，３は、夫
々、カウンタエンボス加工ロール２とエンボス加工ロー
ル３であり、これらのうちの外側に位置するロールが、
所定の回転軸６周りで回転可能に取り付けられている。
【０００９】図２及び３において、前記カウンタエンボ
ス加工ロール２が、上方外方側に配設されていて、その
両端部が固定ハウジング９に支持され、外部駆動手段に
より前記回転軸芯６周りで回転するように構成されてい
ることが好ましい。前記エンボス加工ロール３とその下
方に位置しカムプレート軸４を形成する軸とは、駆動側
の前記カウンタエンボス加工ロール２と、前記固定ハウ
ジング９に好ましくはバネによって垂直方向に支持され
た固定支持軸５との間で、直線的に変位可能な可動ハウ
ジング８に収納されている。ボールベアリング１１がそ
の周囲に回転可能に取り付けられた筒状の前記固定支持
軸５は、前記可動ハウジング８側の前記カムプレート軸
４の下方に配置されている。この構成において、前記両
エンボス加工ロール２，３は、前記２つの軸４，５より
も十分にはるかに大きい直径であることが好ましい。エ
ンボス加工ロール３は、その周面に、エンボス加工パス
中において、搬送されてきた無端帯材に、好ましくはチ
ャネル、溝などの形状の凹部としてのエンボス１８を形
成する、均等間隔で配置された複数の突起４４を有して
いることが好ましい。これらの突起４４は、エンボス加
工ロール３の包絡面（エンベロープ）のほぼ全体にわた
って、前記無端シートメタル帯材７に互いに平行な２列
のエンボスを形成可能に平行な２列に並んで形成されて
いる。
ス加工ロール２が、上方外方側に配設されていて、その
両端部が固定ハウジング９に支持され、外部駆動手段に
より前記回転軸芯６周りで回転するように構成されてい
ることが好ましい。前記エンボス加工ロール３とその下
方に位置しカムプレート軸４を形成する軸とは、駆動側
の前記カウンタエンボス加工ロール２と、前記固定ハウ
ジング９に好ましくはバネによって垂直方向に支持され
た固定支持軸５との間で、直線的に変位可能な可動ハウ
ジング８に収納されている。ボールベアリング１１がそ
の周囲に回転可能に取り付けられた筒状の前記固定支持
軸５は、前記可動ハウジング８側の前記カムプレート軸
４の下方に配置されている。この構成において、前記両
エンボス加工ロール２，３は、前記２つの軸４，５より
も十分にはるかに大きい直径であることが好ましい。エ
ンボス加工ロール３は、その周面に、エンボス加工パス
中において、搬送されてきた無端帯材に、好ましくはチ
ャネル、溝などの形状の凹部としてのエンボス１８を形
成する、均等間隔で配置された複数の突起４４を有して
いることが好ましい。これらの突起４４は、エンボス加
工ロール３の包絡面（エンベロープ）のほぼ全体にわた
って、前記無端シートメタル帯材７に互いに平行な２列
のエンボスを形成可能に平行な２列に並んで形成されて
いる。
【００１０】前記支持軸５に固定接続されたインナーレ
ース４５と、アウターレース４６とこれらレース４５，
４６間に配設された複数のボールとから構成される前記
ボールベアリング１１は、カムプレート軸４にそれぞれ
取り付けられて、かつ、リング状ではあるが、それぞれ
セカント（割線）状の平坦部３４，３５を備えた２枚の
カムプレート１２，１３に接続されている。前記リング
状カムプレート１２，１３は、常時、前記アウターレー
ス４６に接触していて、このボールベアリング１１のア
ウターレース４６上で回動する。この構成により、前記
２枚のカムプレート１２，１３は、回転軸芯４０上にお
いて、互いに軸芯に平行な方向において調節可能な状態
で取り付けられている。尚、この調節は手動で行われる
が、自動で行うようにしてもよい。
ース４５と、アウターレース４６とこれらレース４５，
４６間に配設された複数のボールとから構成される前記
ボールベアリング１１は、カムプレート軸４にそれぞれ
取り付けられて、かつ、リング状ではあるが、それぞれ
セカント（割線）状の平坦部３４，３５を備えた２枚の
カムプレート１２，１３に接続されている。前記リング
状カムプレート１２，１３は、常時、前記アウターレー
ス４６に接触していて、このボールベアリング１１のア
ウターレース４６上で回動する。この構成により、前記
２枚のカムプレート１２，１３は、回転軸芯４０上にお
いて、互いに軸芯に平行な方向において調節可能な状態
で取り付けられている。尚、この調節は手動で行われる
が、自動で行うようにしてもよい。
【００１１】本実施形態において、前記カムプレート１
２，１３は、それぞれ直線状平坦部３４，３５を形成す
るものであるが、これに代えて、前記カムプレートの円
周よりも曲率の緩やかな凸曲状としてもよいし、あるい
は逆に、凹曲部としてもよい。要するに、前記カムプレ
ートの外円周を形成する軌跡より軸芯側に入り込んだ面
（本明細書において、この部分を「非円周部」と称す
る）を形成できていればよい。前記カムプレート軸４
は、前記可動ハウジング８内において前記ボールベアリ
ング１４，１５を介して回転可能に取り付けられてお
り、好ましくは、前述した可動ハウジング８の直線下降
・上昇移動用と共用で、好ましくは回転速度が調節可能
な専用の駆動手段（図示せず）を備えている。前記可動
ハウジング８には、更に別のボールベアリング１６，１
７が設けられていて、これらに前記エンボス加工ロール
３の回転軸１９が取り付けられている。これによって、
前記カムプレート軸４の回転軸芯４０と前記ロール回転
軸１９の回転軸芯４１とが、可動ハウジング８内におい
て互いに離間した状態で固定配設されている。前記カウ
ンタエンボス加工ロール２とエンボス加工ロール３の夫
々の同じ側の端面２０，２１には、ギア２２，２３が設
けられている。これらのギアの外径は、カウンタエンボ
ス加工ロール２とエンボス加工ロール３の夫々の外径よ
りも大きく、更に、これらのギア２２，２３は噛合部２
４を形成する位置において互いに噛合している。
２，１３は、それぞれ直線状平坦部３４，３５を形成す
るものであるが、これに代えて、前記カムプレートの円
周よりも曲率の緩やかな凸曲状としてもよいし、あるい
は逆に、凹曲部としてもよい。要するに、前記カムプレ
ートの外円周を形成する軌跡より軸芯側に入り込んだ面
（本明細書において、この部分を「非円周部」と称す
る）を形成できていればよい。前記カムプレート軸４
は、前記可動ハウジング８内において前記ボールベアリ
ング１４，１５を介して回転可能に取り付けられてお
り、好ましくは、前述した可動ハウジング８の直線下降
・上昇移動用と共用で、好ましくは回転速度が調節可能
な専用の駆動手段（図示せず）を備えている。前記可動
ハウジング８には、更に別のボールベアリング１６，１
７が設けられていて、これらに前記エンボス加工ロール
３の回転軸１９が取り付けられている。これによって、
前記カムプレート軸４の回転軸芯４０と前記ロール回転
軸１９の回転軸芯４１とが、可動ハウジング８内におい
て互いに離間した状態で固定配設されている。前記カウ
ンタエンボス加工ロール２とエンボス加工ロール３の夫
々の同じ側の端面２０，２１には、ギア２２，２３が設
けられている。これらのギアの外径は、カウンタエンボ
ス加工ロール２とエンボス加工ロール３の夫々の外径よ
りも大きく、更に、これらのギア２２，２３は噛合部２
４を形成する位置において互いに噛合している。
【００１２】前記可動ハウジング８は、バネ入り部とし
て前記固定ハウジング９に組み込まれている。固定ハウ
ジング９の上方部２６と下方部２７との間には、４本の
垂直向きの支柱２８（その内の１本２８のみを図３に示
す）が設けられていて、好ましくはその夫々の上部と下
部とが夫々１本のボルトによって前記ハウジングのコー
ナ部に夫々固定されている。可動ハウジング８は、これ
らの支柱２８に沿って直線移動可能に垂直方向に保持さ
れている。従って、この可動ハウジング８には、夫々の
支柱２８に対応して、かつその柱を取り囲む状態の全長
案内開口２９（その内の１つの開口２９のみを図３に示
す）を有しており、ここで、全長案内開口２９と支柱２
８との間の接触は、案内開口２９内に取り付けられたボ
ールブッシュ３０を介して行われている。上記構成によ
り、上方と下方とが固定された支柱２８に沿って、可動
ハウジング８が、エンボス加工ロール３とカムプレート
１２，１３と共に直線変位可能となっている。支柱２８
と上方部２６との間には、２つのエンボス加工ロール
２，３間のニップ（ロール間隙）４９を調節するととも
に、片方または双方のカムプレートに対する可動ハウジ
ング８からのバネ付勢力を調節するためのクリアランス
４３である空隙が設けられている。そして、この空隙
は、前記上方部２６と支柱２８の上前方端部ネジ溝付き
開口部４７とを接続する止めネジ４８を操作することに
よって調節可能である。前記２個のギア２２，２３間の
噛合は、前記エンボス加工ニップ４９を調節し、可動ハ
ウジング８を下降させる時にも、この噛合状態が維持さ
れて、駆動側のカウンタエンボス加工ロール２が回転し
続け、無端シートメタル帯材７が更に連続的に搬送され
るように構成されている。又、可動ハウジング８と固定
ハウジング９との間にも、少なくとも前記カムプレート
１２，１３の平坦部３４，３５の下降・上昇ストローク
ｙ（図５（ａ）参照）に対応する間隔２５が設けられて
いる。
て前記固定ハウジング９に組み込まれている。固定ハウ
ジング９の上方部２６と下方部２７との間には、４本の
垂直向きの支柱２８（その内の１本２８のみを図３に示
す）が設けられていて、好ましくはその夫々の上部と下
部とが夫々１本のボルトによって前記ハウジングのコー
ナ部に夫々固定されている。可動ハウジング８は、これ
らの支柱２８に沿って直線移動可能に垂直方向に保持さ
れている。従って、この可動ハウジング８には、夫々の
支柱２８に対応して、かつその柱を取り囲む状態の全長
案内開口２９（その内の１つの開口２９のみを図３に示
す）を有しており、ここで、全長案内開口２９と支柱２
８との間の接触は、案内開口２９内に取り付けられたボ
ールブッシュ３０を介して行われている。上記構成によ
り、上方と下方とが固定された支柱２８に沿って、可動
ハウジング８が、エンボス加工ロール３とカムプレート
１２，１３と共に直線変位可能となっている。支柱２８
と上方部２６との間には、２つのエンボス加工ロール
２，３間のニップ（ロール間隙）４９を調節するととも
に、片方または双方のカムプレートに対する可動ハウジ
ング８からのバネ付勢力を調節するためのクリアランス
４３である空隙が設けられている。そして、この空隙
は、前記上方部２６と支柱２８の上前方端部ネジ溝付き
開口部４７とを接続する止めネジ４８を操作することに
よって調節可能である。前記２個のギア２２，２３間の
噛合は、前記エンボス加工ニップ４９を調節し、可動ハ
ウジング８を下降させる時にも、この噛合状態が維持さ
れて、駆動側のカウンタエンボス加工ロール２が回転し
続け、無端シートメタル帯材７が更に連続的に搬送され
るように構成されている。又、可動ハウジング８と固定
ハウジング９との間にも、少なくとも前記カムプレート
１２，１３の平坦部３４，３５の下降・上昇ストローク
ｙ（図５（ａ）参照）に対応する間隔２５が設けられて
いる。
【００１３】前記支柱２８の上方部２６には、夫々、具
体的にはこの支柱２８を包囲するゴムリングとして構成
されるバネ３１が設けられている。このバネ３１は、す
べてのコーナの支柱２８を夫々の下方部２７の方へ向か
う方向に付勢している。即ち、これらのバネ３１は、可
動ハウジング８を、エンボス加工ロール３とカムプレー
ト軸４と共に、固定支持軸５のボールベアリング１１に
対して付勢する。前記止めネジ４８によって、カムプレ
ート１２，１３は、支持軸５に回転接触され、ゴムリン
グ３１がカムプレート１２，１３を介して可動ハウジン
グ８を、この止めネジ４８によって調節可能なバネ力に
よってボールベアリング１１のアウターレースに対して
付勢する。案内開口部２９内には、ボールブッシュが設
けられていて、これは、ほぼ筒状の中空ハウジング３２
を構成する。このハウジング３２内には、複数の列状に
配置されたボール３３が収納されていて、これらボール
３３は支柱２８と接触して、好ましくは、可動ハウジン
グ８の四本の支柱２８に沿った直線状の上昇および下降
移動性を改善するものである。
体的にはこの支柱２８を包囲するゴムリングとして構成
されるバネ３１が設けられている。このバネ３１は、す
べてのコーナの支柱２８を夫々の下方部２７の方へ向か
う方向に付勢している。即ち、これらのバネ３１は、可
動ハウジング８を、エンボス加工ロール３とカムプレー
ト軸４と共に、固定支持軸５のボールベアリング１１に
対して付勢する。前記止めネジ４８によって、カムプレ
ート１２，１３は、支持軸５に回転接触され、ゴムリン
グ３１がカムプレート１２，１３を介して可動ハウジン
グ８を、この止めネジ４８によって調節可能なバネ力に
よってボールベアリング１１のアウターレースに対して
付勢する。案内開口部２９内には、ボールブッシュが設
けられていて、これは、ほぼ筒状の中空ハウジング３２
を構成する。このハウジング３２内には、複数の列状に
配置されたボール３３が収納されていて、これらボール
３３は支柱２８と接触して、好ましくは、可動ハウジン
グ８の四本の支柱２８に沿った直線状の上昇および下降
移動性を改善するものである。
【００１４】図４（ａ）及び（ｂ）は、夫々、カムプレ
ート軸４に取り付けられた両カムプレート１２，１３が
回転軸芯４０周りで同回転位相にある構成を示す側面図
と前面図である。このように、カムプレート１２，１３
とカムプレート軸４とは、夫々、図示された部分におい
て、平坦部幅ｘを有する好ましくはセカント状の平坦部
３４，３５を備えた１枚の円形ディスクを構成してい
る。両カムプレート１２，１３は、インナーレース４５
を介してカムプレート軸４に固定連結されている。尚、
この実施形態において、前記カムプレート軸４を、２つ
の軸部（はっきりとそのようには図示されてない）から
構成し、その各軸部に各カムプレート１２，１３を夫々
取り付け、これら軸部を互いに回転かつ固定可能とする
ことも可能である。
ート軸４に取り付けられた両カムプレート１２，１３が
回転軸芯４０周りで同回転位相にある構成を示す側面図
と前面図である。このように、カムプレート１２，１３
とカムプレート軸４とは、夫々、図示された部分におい
て、平坦部幅ｘを有する好ましくはセカント状の平坦部
３４，３５を備えた１枚の円形ディスクを構成してい
る。両カムプレート１２，１３は、インナーレース４５
を介してカムプレート軸４に固定連結されている。尚、
この実施形態において、前記カムプレート軸４を、２つ
の軸部（はっきりとそのようには図示されてない）から
構成し、その各軸部に各カムプレート１２，１３を夫々
取り付け、これら軸部を互いに回転かつ固定可能とする
ことも可能である。
【００１５】しかしながら、セカント状平坦部３４又は
３５を備え、専用の回転速度調節可能な駆動手段に接続
された１枚のカムプレート１２又は１３でも、その専用
駆動手段の回転速度の調節によって、非エンボス加工長
さｃを有する非エンボス加工領域１０を増加させたり減
少させたりすることが十分に可能である。専用駆動手段
によってカムプレート軸４を一定の回転速度で駆動する
ため、非エンボス領域１０を減少させるための第２のカ
ムディスクを利用することが可能であり、このカムディ
スクの調節可能性によって、非エンボス加工領域１０の
非エンボス加工長さｃを特定の最小値にまで減少させる
ことができる。前記調節長さａは、前記エンボス加工ロ
ール３の、前記カウンタエンボス加工ロール２に押し付
けられた時にエンボス加工を施し、かつ、下降された時
にはエンボス加工を行わない周部分に対応し、その長さ
は、夫々の場合において、前記カウンタエンボス加工ロ
ール２の設定回転速度と前記カムプレート軸４の設定回
転速度との両方によってほぼ決まる。
３５を備え、専用の回転速度調節可能な駆動手段に接続
された１枚のカムプレート１２又は１３でも、その専用
駆動手段の回転速度の調節によって、非エンボス加工長
さｃを有する非エンボス加工領域１０を増加させたり減
少させたりすることが十分に可能である。専用駆動手段
によってカムプレート軸４を一定の回転速度で駆動する
ため、非エンボス領域１０を減少させるための第２のカ
ムディスクを利用することが可能であり、このカムディ
スクの調節可能性によって、非エンボス加工領域１０の
非エンボス加工長さｃを特定の最小値にまで減少させる
ことができる。前記調節長さａは、前記エンボス加工ロ
ール３の、前記カウンタエンボス加工ロール２に押し付
けられた時にエンボス加工を施し、かつ、下降された時
にはエンボス加工を行わない周部分に対応し、その長さ
は、夫々の場合において、前記カウンタエンボス加工ロ
ール２の設定回転速度と前記カムプレート軸４の設定回
転速度との両方によってほぼ決まる。
【００１６】図４（ａ）及び（ｂ）において、２つのカ
ムプレート１２，１３は、互いにオフセットされず（即
ち、オフセット角α＝０゜）あたかも１枚厚のカムプレ
ートのように配置されているので、この構成のエンボス
加工パスにおいては、前記カムディスク軸専用駆動手段
を一定の回転速度にして、平坦幅ｘを有する前記セカン
ト状平坦部３４，３５によって最大の非エンボス加工長
さｃ＝ｃ（ｍａｘ）を有する最長の非エンボス加工領域
１０を形成することができる。この非エンボス加工長さ
ｃの約１／２は、ハンダ付けされた平管が熱交換器のヘ
ッダに挿入されてその接触点においてハンダ付けされる
挿入領域長さｄに対応する。
ムプレート１２，１３は、互いにオフセットされず（即
ち、オフセット角α＝０゜）あたかも１枚厚のカムプレ
ートのように配置されているので、この構成のエンボス
加工パスにおいては、前記カムディスク軸専用駆動手段
を一定の回転速度にして、平坦幅ｘを有する前記セカン
ト状平坦部３４，３５によって最大の非エンボス加工長
さｃ＝ｃ（ｍａｘ）を有する最長の非エンボス加工領域
１０を形成することができる。この非エンボス加工長さ
ｃの約１／２は、ハンダ付けされた平管が熱交換器のヘ
ッダに挿入されてその接触点においてハンダ付けされる
挿入領域長さｄに対応する。
【００１７】図５（ａ）及び（ｂ）において、２つの平
坦部３４，３５は、互いに垂直方向にオフセット（オフ
セット角α＝９０゜）されてカムプレートとして全長円
状ディスクが構成されている。この場合、非エンボス加
工領域１０は全く形成されず、非エンボス加工領域１０
のないエンボス加工領域３９が形成される。しかし、こ
のような非エンボス加工挿入領域３６のないエンボス加
工領域３９は、一般に、平管の製造には不適当である。
図５（ａ）において、カムプレート１２の平坦部３４に
よって提供される下降・上昇ストロークｙが図示されて
いるが、他のカムプレート１３も同様である。平坦部３
４，３５を有し、図４及び図５に示した２枚の相対回転
変位可能なカムプレート１２，１３を、図６（ａ）及び
（ｂ）のように中間位置に配置させて、一定の回転速度
に対して、非エンボス加工領域１０の非エンボス加工長
さｃを０＜ｃ＜ｃ（ｍａｘ）の範囲で調節可能とするこ
とができる。カムプレート１２，１３の平坦部３４，３
５の平坦部幅をｘとして、無端シートメタル帯材７の非
エンボス加工領域１０の非エンボス加工長さを、具体的
にはカムプレート１２，１３を減少有効曲線部幅ｘ・１
／２にまで変化させることができる。
坦部３４，３５は、互いに垂直方向にオフセット（オフ
セット角α＝９０゜）されてカムプレートとして全長円
状ディスクが構成されている。この場合、非エンボス加
工領域１０は全く形成されず、非エンボス加工領域１０
のないエンボス加工領域３９が形成される。しかし、こ
のような非エンボス加工挿入領域３６のないエンボス加
工領域３９は、一般に、平管の製造には不適当である。
図５（ａ）において、カムプレート１２の平坦部３４に
よって提供される下降・上昇ストロークｙが図示されて
いるが、他のカムプレート１３も同様である。平坦部３
４，３５を有し、図４及び図５に示した２枚の相対回転
変位可能なカムプレート１２，１３を、図６（ａ）及び
（ｂ）のように中間位置に配置させて、一定の回転速度
に対して、非エンボス加工領域１０の非エンボス加工長
さｃを０＜ｃ＜ｃ（ｍａｘ）の範囲で調節可能とするこ
とができる。カムプレート１２，１３の平坦部３４，３
５の平坦部幅をｘとして、無端シートメタル帯材７の非
エンボス加工領域１０の非エンボス加工長さを、具体的
にはカムプレート１２，１３を減少有効曲線部幅ｘ・１
／２にまで変化させることができる。
【００１８】一般に、駆動側カウンタエンボス加工ロー
ル２とカムプレート軸４との夫々の回転速度は、これら
ロール及び軸の駆動手段が別々に設けられていることか
ら、互いに独立的に設定することができる。エンボス加
工領域３９と非エンボス加工領域１０とのどちらの長さ
が可変であるかによって（エンボス加工パスの調節長さ
ａはａ＝Ｌ＋ｂである）、前記両回転速度を増加させた
り低下させたりできる。前記２枚のカムプレート１２，
１３の平坦部３４，３５による互いのオフセット角 ０
゜＜α＜α（ｍａｘ）＝９０゜の範囲での調節は、好ま
しくは、これら２枚のカムプレート１２，１３の一方を
他方のカムプレート１２，１３に対して手動で回動させ
ることによって行われる。そして、この回転オフセット
角調節作業は、可動ハウジング８側において、好ましく
は軸部に取り付けられた別体のノブ（共に図示せず）に
よって手動操作によって可能であり、前記操作ノブは、
好ましくは、前記カムプレート軸駆動手段の反対側に設
けられている。回転オフセット調節によって、前記減少
有効曲線幅ｘ１／２を変えることができる。
ル２とカムプレート軸４との夫々の回転速度は、これら
ロール及び軸の駆動手段が別々に設けられていることか
ら、互いに独立的に設定することができる。エンボス加
工領域３９と非エンボス加工領域１０とのどちらの長さ
が可変であるかによって（エンボス加工パスの調節長さ
ａはａ＝Ｌ＋ｂである）、前記両回転速度を増加させた
り低下させたりできる。前記２枚のカムプレート１２，
１３の平坦部３４，３５による互いのオフセット角 ０
゜＜α＜α（ｍａｘ）＝９０゜の範囲での調節は、好ま
しくは、これら２枚のカムプレート１２，１３の一方を
他方のカムプレート１２，１３に対して手動で回動させ
ることによって行われる。そして、この回転オフセット
角調節作業は、可動ハウジング８側において、好ましく
は軸部に取り付けられた別体のノブ（共に図示せず）に
よって手動操作によって可能であり、前記操作ノブは、
好ましくは、前記カムプレート軸駆動手段の反対側に設
けられている。回転オフセット調節によって、前記減少
有効曲線幅ｘ１／２を変えることができる。
【００１９】曲線幅がｘ・１／２で２枚のカムプレート
１２，１３の両側にエッジ突起５０，３８が夫々ある場
合、非エンボス加工領域１０からエンボス加工領域３９
への変遷領域、更に、エンボス加工領域３９から非エン
ボス加工領域１０への変遷領域においても同じ深さのエ
ンボス１８を備えたエンボス加工領域３９を形成するこ
とができる。この状態は、更に、前記減少曲線幅ｘ・１
／２を有する２つのオフセット平坦部３４，３５の代わ
りに、例えば、前記エッジ突起３８，５０の間に凹湾曲
部が存在する１枚のカムプレートによっても構成するこ
とが可能である。
１２，１３の両側にエッジ突起５０，３８が夫々ある場
合、非エンボス加工領域１０からエンボス加工領域３９
への変遷領域、更に、エンボス加工領域３９から非エン
ボス加工領域１０への変遷領域においても同じ深さのエ
ンボス１８を備えたエンボス加工領域３９を形成するこ
とができる。この状態は、更に、前記減少曲線幅ｘ・１
／２を有する２つのオフセット平坦部３４，３５の代わ
りに、例えば、前記エッジ突起３８，５０の間に凹湾曲
部が存在する１枚のカムプレートによっても構成するこ
とが可能である。
【００２０】次に、図７（ａ），（ｂ）及び図８
（ａ），（ｂ）を参照して、前述した無端シートメタル
帯材を連続エンボス加工する装置を用い、１枚の無端シ
ートメタル帯材を連続的に加工して熱交換器用の平管を
製造する方法について説明する。複数のローラと軸との
配置を略示する図７（ａ）及び図８（ａ）において、前
記固定ハウジング９（一点鎖線によって示す）内で互い
に一定間隔を開けた状態で上下に配置されたカウンタエ
ンボス加工ロール２と支持軸５と、及び、可動ハウジン
グ８（一点鎖線によって示す）内において、互いに一定
間隔を有し、かつ、前記固定ハウジング９に対して共に
移動可能な状態で上下に設けられた前記エンボス加工ロ
ール３と前記カムプレート軸４とが示されている。前記
エンボス加工ロールニップ４９と同じ高さの側方から、
材料としてのシートメタル帯材７がカウンタエンボス加
工ロール２とエンボス加工ロール３との間に挿入され
て、連続的なエンボス加工パスが行われる。
（ａ），（ｂ）を参照して、前述した無端シートメタル
帯材を連続エンボス加工する装置を用い、１枚の無端シ
ートメタル帯材を連続的に加工して熱交換器用の平管を
製造する方法について説明する。複数のローラと軸との
配置を略示する図７（ａ）及び図８（ａ）において、前
記固定ハウジング９（一点鎖線によって示す）内で互い
に一定間隔を開けた状態で上下に配置されたカウンタエ
ンボス加工ロール２と支持軸５と、及び、可動ハウジン
グ８（一点鎖線によって示す）内において、互いに一定
間隔を有し、かつ、前記固定ハウジング９に対して共に
移動可能な状態で上下に設けられた前記エンボス加工ロ
ール３と前記カムプレート軸４とが示されている。前記
エンボス加工ロールニップ４９と同じ高さの側方から、
材料としてのシートメタル帯材７がカウンタエンボス加
工ロール２とエンボス加工ロール３との間に挿入され
て、連続的なエンボス加工パスが行われる。
【００２１】前記エンボス加工ロールニップ４９におい
て、前記無端シートメタル帯材７の片面に、パターン
（縞柄など）状に配置された複数の突起４４を備えた前
記両回転エンボス加工ロールの一方２又は３によって特
定のエンボス加工領域３９が形成され、この工程中にお
いて、エンボス加工作業は、前記エンボス加工ロール３
とカムプレート軸４との回転速度の設定に応じて、好ま
しくは均等間隔で一時的に中断される。この一時的中断
は、エンボス加工領域３９に続いて非エンボス加工領域
１０を設ける場合に行われ、このとき、前記エンボス加
工ロールニップ４９の間隔が、回転する両エンボス加工
ロールの一方２又は３を、他方３又は２から離間させる
ことによって大きくすることができる。そして、この調
節可能な交互中断によって、前記エンボス加工ロールニ
ップ４９の間隔が交互に変化し、その結果、２つのエン
ボス加工領域３９の間に非エンボス加工領域１０が形成
されるのである。非エンボス加工領域１０からの脱出後
毎に、前記回転エンボス加工ロール２または３は、この
非エンボス加工領域１０の後にエンボス加工領域３９を
形成するため、元のエンボス加工位置へと戻る。エンボ
ス加工ロールニップ４９を出たエンボス加工済み無端シ
ートメタル帯材は、その後、無端状のスロット形成閉鎖
平管（ｅｎｄｌｅｓｓ，ｓｌｏｔｔｅｄ−ｃｌｏｓｅｄ
ｆｌａｔｔｅｎｅｄ ｔｕｂｅ）にロール成形され
る。形成されたスロットは、後続の溶接システムにより
溶接される。次に、平管を製造するため、非エンボス加
工領域１０が、そのほぼ中央部分にて、前記無端シート
メタル帯材の長手方向に対して直角方向に分離・切断さ
れる。
て、前記無端シートメタル帯材７の片面に、パターン
（縞柄など）状に配置された複数の突起４４を備えた前
記両回転エンボス加工ロールの一方２又は３によって特
定のエンボス加工領域３９が形成され、この工程中にお
いて、エンボス加工作業は、前記エンボス加工ロール３
とカムプレート軸４との回転速度の設定に応じて、好ま
しくは均等間隔で一時的に中断される。この一時的中断
は、エンボス加工領域３９に続いて非エンボス加工領域
１０を設ける場合に行われ、このとき、前記エンボス加
工ロールニップ４９の間隔が、回転する両エンボス加工
ロールの一方２又は３を、他方３又は２から離間させる
ことによって大きくすることができる。そして、この調
節可能な交互中断によって、前記エンボス加工ロールニ
ップ４９の間隔が交互に変化し、その結果、２つのエン
ボス加工領域３９の間に非エンボス加工領域１０が形成
されるのである。非エンボス加工領域１０からの脱出後
毎に、前記回転エンボス加工ロール２または３は、この
非エンボス加工領域１０の後にエンボス加工領域３９を
形成するため、元のエンボス加工位置へと戻る。エンボ
ス加工ロールニップ４９を出たエンボス加工済み無端シ
ートメタル帯材は、その後、無端状のスロット形成閉鎖
平管（ｅｎｄｌｅｓｓ，ｓｌｏｔｔｅｄ−ｃｌｏｓｅｄ
ｆｌａｔｔｅｎｅｄ ｔｕｂｅ）にロール成形され
る。形成されたスロットは、後続の溶接システムにより
溶接される。次に、平管を製造するため、非エンボス加
工領域１０が、そのほぼ中央部分にて、前記無端シート
メタル帯材の長手方向に対して直角方向に分離・切断さ
れる。
【００２２】前記エンボス加工ロールニップ４９のエン
ボス加工作業中断のための拡大は、具体的には、円形と
は異なる曲線部、好ましくは、平坦部３４，３５を備え
たカムプレート軸４を降下させることによって行われ、
前記平坦部３４，３５の前記支持軸５に対する下降・上
昇ストロークＳ・Ｈが、回転するエンボス加工ロール３
に伝えられる。エンボス１８を形成するための複数の突
起４４を備えたエンボス加工ロール３のこの下降・上昇
ストロークＳ・Ｈは、具体的には相互に調節可能な曲線
部、好ましくは、前記エンボス加工ロールニップ４９の
中断拡大を提供するための２枚のカムプレート１２，１
３のセカント状平坦部３４，３５によって調節される。
前記エンボス加工ロール３とカムプレート軸４との間に
は、一定間隔のクリアランス４２が形成されている。こ
れによって、エンボス模様形成用突起４４を備えたエン
ボス加工ロール３とカムプレート軸４とが互いに接触せ
ず、かつ、図４（ａ），４（ｂ）に示したような円形の
カムプレート１２周部の一部が、図７（ａ）から明かな
ように、ボールベアリング１１のアウターレース４６に
接触する。尚、これらエンボス加工ロール３とカムプレ
ート軸４は前記可動ハウジング８に取り付けられている
ため、これら２者間には、前記エンボス加工ロール３の
回転軸芯４１とカムプレート軸４の回転軸芯４０とを介
して、互いに一定の間隔が存在する。
ボス加工作業中断のための拡大は、具体的には、円形と
は異なる曲線部、好ましくは、平坦部３４，３５を備え
たカムプレート軸４を降下させることによって行われ、
前記平坦部３４，３５の前記支持軸５に対する下降・上
昇ストロークＳ・Ｈが、回転するエンボス加工ロール３
に伝えられる。エンボス１８を形成するための複数の突
起４４を備えたエンボス加工ロール３のこの下降・上昇
ストロークＳ・Ｈは、具体的には相互に調節可能な曲線
部、好ましくは、前記エンボス加工ロールニップ４９の
中断拡大を提供するための２枚のカムプレート１２，１
３のセカント状平坦部３４，３５によって調節される。
前記エンボス加工ロール３とカムプレート軸４との間に
は、一定間隔のクリアランス４２が形成されている。こ
れによって、エンボス模様形成用突起４４を備えたエン
ボス加工ロール３とカムプレート軸４とが互いに接触せ
ず、かつ、図４（ａ），４（ｂ）に示したような円形の
カムプレート１２周部の一部が、図７（ａ）から明かな
ように、ボールベアリング１１のアウターレース４６に
接触する。尚、これらエンボス加工ロール３とカムプレ
ート軸４は前記可動ハウジング８に取り付けられている
ため、これら２者間には、前記エンボス加工ロール３の
回転軸芯４１とカムプレート軸４の回転軸芯４０とを介
して、互いに一定の間隔が存在する。
【００２３】図７（ｂ）において、エンボス加工パス中
で、かつ、カウンタエンボス加工ロール２とエンボス加
工ロール３との間に無端シートメタル帯材が挿入されて
いない状態のエンボス加工ロールニップ４９の部分Ｉが
示されている。エンボス加工ロール３の周面に形成され
た突起４４は、カウンタエンボス加工ロール２の表面か
ら僅かに離間している。尚、エンボス加工を行うために
は、カウンタエンボス加工ロール２の周面を柔軟に形成
し、エンボス模様の領域に複数の凹部を形成して、前記
複数の突起４４が無端シートメタル帯材７に押し込まれ
るようにすることが好適である。
で、かつ、カウンタエンボス加工ロール２とエンボス加
工ロール３との間に無端シートメタル帯材が挿入されて
いない状態のエンボス加工ロールニップ４９の部分Ｉが
示されている。エンボス加工ロール３の周面に形成され
た突起４４は、カウンタエンボス加工ロール２の表面か
ら僅かに離間している。尚、エンボス加工を行うために
は、カウンタエンボス加工ロール２の周面を柔軟に形成
し、エンボス模様の領域に複数の凹部を形成して、前記
複数の突起４４が無端シートメタル帯材７に押し込まれ
るようにすることが好適である。
【００２４】図８（ａ）において、セカント状平坦部３
４を備えたカムプレート１２がボールベアリング１１の
アウターレース４６上に位置している。カムプレート１
２の平坦部３４がアウターレース４６上に移動すること
によって、可動ハウジング８の全体が下降移動し、従っ
て、エンボス加工ロール３も垂直方向Ｓ（矢印で示す）
に下降移動する。この下降移動は、可動ハウジング８を
付勢するゴムリング（図３）からなる前記バネ３１によ
って補助され、その後、駆動可能なカムプレート軸４が
更に回転することにより、前記平坦部３４が再びカムプ
レート１２の円形表面へと移行する。これに伴い、エン
ボス加工ロール３も上昇方向Ｈ（矢印によって示す）に
持ち上げられ、カウンタエンボス加工ロール２からの距
離、即ち、前記エンボスロールニップ４９が元の間隔に
戻る。
４を備えたカムプレート１２がボールベアリング１１の
アウターレース４６上に位置している。カムプレート１
２の平坦部３４がアウターレース４６上に移動すること
によって、可動ハウジング８の全体が下降移動し、従っ
て、エンボス加工ロール３も垂直方向Ｓ（矢印で示す）
に下降移動する。この下降移動は、可動ハウジング８を
付勢するゴムリング（図３）からなる前記バネ３１によ
って補助され、その後、駆動可能なカムプレート軸４が
更に回転することにより、前記平坦部３４が再びカムプ
レート１２の円形表面へと移行する。これに伴い、エン
ボス加工ロール３も上昇方向Ｈ（矢印によって示す）に
持ち上げられ、カウンタエンボス加工ロール２からの距
離、即ち、前記エンボスロールニップ４９が元の間隔に
戻る。
【００２５】図８（ｂ）は、可動ハウジング８が下降移
動された瞬間におけるエンボス加工ロール３の位置を示
す。セカント状平坦部３４とボールベアリング１１のア
ウターレース４６との接触と、前記ゴムバネリング３１
のバネ力、更に、可動ハウジング８の自重により、カウ
ンタエンボス加工ロール２の周面とエンボス加工ロール
３の周面との間の間隔（部分ＩＩ）が増大し、これによ
って、エンボス加工ロール３の好ましくは均等間隔に形
成された前記複数の突起４４によるエンボス加工が行わ
れない。その結果、非エンボス加工領域１０が形成され
る。しかし、この構成において、両エンボス加工ロール
２，３のギア２２，２３がまだ噛合状態に維持されてい
るので、エンボス加工ロール３とカウンタエンボス加工
ロール３とによって、無端シートメタル帯材７は更に搬
送される。カムプレート軸４がその専用の駆動手段によ
ってどの程度の速度で回転されるかに応じて、無端シー
トメタル帯材７の非エンボス加工領域１０が終端部に来
て、エンボス加工が再開されるまでの時間が長くなった
り短くなったりする。平管の長さを長くするためには、
例えば、カムプレート軸４の回転速度を速くし、逆に、
短い平管を得るためには、この回転速度を遅く設定す
る。連続的に加工された無端シートメタル帯材７が本実
施形態にかかる装置１と管ロール成形溶接システムとを
出ると、次に、この帯材７は、下流側に設けられた切断
手段によって、そのほぼ中央部分で垂直角に切断され、
その結果、最終的に平管が得られるのである。熱交換用
の無端シートメタル帯材としては、アルミニウム又はそ
の合金を使用することが好ましい。しかし、用途によっ
ては、銅又は銅合金あるいは、チタン又はチタン合金の
ような材料を用いてもよい。材料は、エンボス加工でき
る展延性を備えていれば用途に応じて適宜選択可能であ
る。
動された瞬間におけるエンボス加工ロール３の位置を示
す。セカント状平坦部３４とボールベアリング１１のア
ウターレース４６との接触と、前記ゴムバネリング３１
のバネ力、更に、可動ハウジング８の自重により、カウ
ンタエンボス加工ロール２の周面とエンボス加工ロール
３の周面との間の間隔（部分ＩＩ）が増大し、これによ
って、エンボス加工ロール３の好ましくは均等間隔に形
成された前記複数の突起４４によるエンボス加工が行わ
れない。その結果、非エンボス加工領域１０が形成され
る。しかし、この構成において、両エンボス加工ロール
２，３のギア２２，２３がまだ噛合状態に維持されてい
るので、エンボス加工ロール３とカウンタエンボス加工
ロール３とによって、無端シートメタル帯材７は更に搬
送される。カムプレート軸４がその専用の駆動手段によ
ってどの程度の速度で回転されるかに応じて、無端シー
トメタル帯材７の非エンボス加工領域１０が終端部に来
て、エンボス加工が再開されるまでの時間が長くなった
り短くなったりする。平管の長さを長くするためには、
例えば、カムプレート軸４の回転速度を速くし、逆に、
短い平管を得るためには、この回転速度を遅く設定す
る。連続的に加工された無端シートメタル帯材７が本実
施形態にかかる装置１と管ロール成形溶接システムとを
出ると、次に、この帯材７は、下流側に設けられた切断
手段によって、そのほぼ中央部分で垂直角に切断され、
その結果、最終的に平管が得られるのである。熱交換用
の無端シートメタル帯材としては、アルミニウム又はそ
の合金を使用することが好ましい。しかし、用途によっ
ては、銅又は銅合金あるいは、チタン又はチタン合金の
ような材料を用いてもよい。材料は、エンボス加工でき
る展延性を備えていれば用途に応じて適宜選択可能であ
る。
【００２６】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構造に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構造に限定されるものではない。
【図１】熱交換器用の３本の平管が製造される１本のエ
ンボス加工無端シートメタル帯材の一部を示す図
ンボス加工無端シートメタル帯材の一部を示す図
【図２】後に熱交換器用平管に加工されるエンボス加工
無端シートメタル帯材を製造するための装置の断面正面
図
無端シートメタル帯材を製造するための装置の断面正面
図
【図３】図２の平管用帯材製造装置の部分断面側面図
【図４】（ａ）はカムプレート軸に取り付けられた２枚
のカムプレートが側面視において互いに平行に向けられ
た状態を示す概略側面図 （ｂ）はカムプレート軸に取り付けられた２枚のカムプ
レートが互いに平行に向けられた状態を示す概略前面図
のカムプレートが側面視において互いに平行に向けられ
た状態を示す概略側面図 （ｂ）はカムプレート軸に取り付けられた２枚のカムプ
レートが互いに平行に向けられた状態を示す概略前面図
【図５】（ａ）はカムプレート軸に取り付けられた２枚
のカムプレートが側面視において互いにオフセット角α
＝約９０゜でオフセットされた状態を示す概略側面図、 （ｂ）はカムプレート軸に取り付けられた２枚のカムプ
レートが互いにオフセット角α＝約９０゜でオフセット
された状態を示す概略前面図
のカムプレートが側面視において互いにオフセット角α
＝約９０゜でオフセットされた状態を示す概略側面図、 （ｂ）はカムプレート軸に取り付けられた２枚のカムプ
レートが互いにオフセット角α＝約９０゜でオフセット
された状態を示す概略前面図
【図６】（ａ）はカムプレート軸に取り付けられた２枚
のカムプレートが互いに約９０゜以下のオフセット角で
オフセットされた状態を示す概略側面図 （ｂ）はカムプレート軸に取り付けられた２枚のカムプ
レートが互いに約９０゜以下のオフセット角でオフセッ
トされた状態を示す概略前面図
のカムプレートが互いに約９０゜以下のオフセット角で
オフセットされた状態を示す概略側面図 （ｂ）はカムプレート軸に取り付けられた２枚のカムプ
レートが互いに約９０゜以下のオフセット角でオフセッ
トされた状態を示す概略前面図
【図７】（ａ）は平管用帯材製造装置のロールと軸との
構成を略示し、エンボス加工ロールの回転軸とカムプレ
ート軸とが非降下位置にある状態を示す要部側面図 （ｂ）は（ａ）のカウンタエンボス加工ロールとエンボ
ス加工ロールとの間に挟まれる無端シートメタル帯材の
エンボス加工ロール間隙の部分Ｉを示す部分図
構成を略示し、エンボス加工ロールの回転軸とカムプレ
ート軸とが非降下位置にある状態を示す要部側面図 （ｂ）は（ａ）のカウンタエンボス加工ロールとエンボ
ス加工ロールとの間に挟まれる無端シートメタル帯材の
エンボス加工ロール間隙の部分Ｉを示す部分図
【図８】（ａ）は平管用帯材製造装置のロールと軸との
構成を略示し、エンボス加工ロールの回転軸とカムプレ
ート軸とが降下位置にある状態を示す要部側面図 （ｂ）は（ａ）のカウンタエンボス加工ロールとエンボ
ス加工ロールとの間に挟まれる無端シートメタル帯材の
エンボス加工ロール間隙の部分ＩＩを示す部分図
構成を略示し、エンボス加工ロールの回転軸とカムプレ
ート軸とが降下位置にある状態を示す要部側面図 （ｂ）は（ａ）のカウンタエンボス加工ロールとエンボ
ス加工ロールとの間に挟まれる無端シートメタル帯材の
エンボス加工ロール間隙の部分ＩＩを示す部分図
２ カウンタエンボス加工ロール ３ エンボス加工ロール ４ カムプレート軸 ５ 固定支持軸 ７ 無端シートメタル帯材 ８ 可動ハウジング ９ 固定ハウジング １０ 非エンボス加工領域 １１ ボールベアリング １２，１３ カムプレート １８ エンボス ２０，２１ 端面 ２２，２３ ギア ２４ 噛合部 ２６ 上方部 ２７ 下方部 ２８ 支柱 ２９ 全長案内開口部 ３０ ボールブッシュ ３１ バネ ３４，３５ 非円周部 ３６ 非エンボス加工挿入領域 ３９ エンボス加工領域 ４５ インナーレース ４６ アウターレース ４９ ニップ ａ エンボス加工パスの設定長さ ｂ 切断領域の幅 ｄ 挿入領域の長さ Ｌ 平管の長さ α オフセット角
フロントページの続き (71)出願人 596067515 ＡＭ ＤＥＣＫＥＲＳＨＡＥＵＳＣＨＥＮ 62， Ｄ‐42111 ＷＵＰＰＥＲＴＡＬ, ＢＵＮＤＥＳＲＥＰＵＢＬＩＫ ＤＥＵ ＴＳＣＨＬＡＮＤ
Claims (27)
- 【請求項１】 下記ａ）〜ｆ）工程を有する平管製造方
法、 ａ）無端シートメタル帯材（７）を、カウンタエンボス
加工ロール（２）とエンボス加工ロール（３）とからな
る２つの対向して回転するエンボス加工ロール（２，
３）のニップ（４９）に導入する工程、 ｂ）前記ニップ（４９）において、前記無端シートメタ
ル帯材（７）の少なくとも片面に、前記エンボス加工ロ
ール（３）によって、エンボス加工作業を調節可能に一
時中断させながらエンボス（１８）を形成・加工する工
程、 ｃ）前記調節可能なエンボス加工作業の一時中断によ
り、前記両エンボス加工ロール（２，３）間の前記ニッ
プ（４９）の間隔距離を変化させて、エンボス加工領域
（３９）間に非エンボス加工領域（１０）を形成する工
程、 ｄ）前記エンボス加工済み無端シートメタル帯材（７）
を閉鎖可能な無端平管にロール成形する工程、 ｅ）前記無端平管を閉鎖する工程、 ｆ）前記非エンボス加工領域（１０）において前記平管
を前記閉鎖無端平管から分離する工程。 - 【請求項２】 前記エンボス加工作業の一時中断は、カ
ムプレート軸（４）に取り付けられ中断手段として作用
するカムプレート（１２，１３）の非円周部（３４，３
５）が固定支持軸（５）上で回動し、これによって前記
エンボス加工ロール（３）が、前記カウンタエンボス加
工ロール（２）から離間する結果、前記ニップ（４９）
が拡大することによって行われる請求項１の平管製造方
法。 - 【請求項３】 前記エンボス加工ロールニップ（４９）
によるエンボス加工作業の中断の拡大は、非円周部（３
４，３５）を備えたカムプレート軸（４）によって、前
記エンボス（１８）を形成する前記エンボス加工ロール
（３）を下降させることによって行われ、前記非円周部
（３４，３５）の前記支持軸（５）に対する下降・上昇
ストロークＳ・Ｈが、回転する前記エンボス加工ロール
（３）の位置に変換される請求項１又は２の平管製造方
法。 - 【請求項４】 前記エンボス加工作業は、共に前記カム
プレート軸（４）に取り付けられ、かつ、互いに調節可
能な２枚のカムプレート（１２，１３）によって中断さ
れる請求項１〜３のいずれか１項の平管製造方法。 - 【請求項５】 前記エンボス（１８）を形成する前記エ
ンボス加工ロール（３）の前記下降・上昇ストロークＳ
・Ｈ（ｙ）は、前記エンボス加工ロールニップ（４９）
の拡大を中断させる２枚のカムプレート（１２，１３）
の互いに回転方向に捻り変位可能な又は２つの調節可能
な前記非円周部（３４，３５）によって調節される請求
項１〜４のいずれか１項の平管製造方法。 - 【請求項６】 請求項１〜５のいずれか１項記載の平管
製造方法によって、エンボス加工領域（３９）と非エン
ボス加工領域（１０）とを有する無端シートメタル帯材
（７）を製造する平管用帯材製造装置であって、固定ハ
ウジング（９）と可動ハウジング（８）とを有し、前記
固定ハウジング（９）が、カウンタエンボス加工ロール
（２）と垂直方向に離間配置された支持軸（５）とを有
しており、前記可動ハウジング（８）が、エンボス加工
ロール（３）と垂直方向に離間配置されたカムプレート
軸（４）とを備えていると共に、回転可能で固定配設さ
れた前記支持軸（５）上におけるカムプレート（１２，
１３）の回動によって直線方向に移動可能で、これによ
り、前記エンボス加工ロールニップ（４９）においてエ
ンボス加工作業が中断されるようになっていることを特
徴とする平管用帯材製造装置。 - 【請求項７】 前記可動ハウジング（８）は、前記固定
ハウジング（９）内において、バネ支持されて直線的に
変位可能に配設されている請求項６の平管用帯材製造装
置。 - 【請求項８】 固定筒状の前記支持軸（５）の周りに、
少なくとも１つのボールベアリング（１１）が設けられ
ていて、このボールベアリング（１１）が、前記支持軸
（５）に固定接続されたインナーレース（４５）と、前
記２枚のカムプレート（１２，１３）の両方または一方
に常時接触するアウターレース（４６）とを有している
請求項６又は７の平管用帯材製造装置。 - 【請求項９】 前記カウンタエンボス加工ロール（２）
と前記エンボス加工ロール（３）とは、前記２本の軸
（４，５）よりも相対的に十分大きな直径を有する請求
項６〜８のいずれか１項の平管用帯材製造装置。 - 【請求項１０】 前記エンボス加工ロール（２，３）の
内の一方（３）が、周面に複数の突起（４４）を有して
いて、これら突起（４４）が、エンボス加工パス中にお
いて、前記エンボスロールニップ（４９）を介して、前
記無端シートメタル帯材（７）の片面にエンボス（１
８）を形成する請求項６〜９のいずれか１項の平管用帯
材製造装置。 - 【請求項１１】 前記エンボスロール（３）のエンボス
加工用の前記突起（４４）がパターン状に形成されてい
て、前記無端シートメタル帯材（７）にパターン状のエ
ンボス（１８）が形成されるようになっている請求項６
〜１０のいずれか１項の平管用帯材製造装置。 - 【請求項１２】 前記カムプレート軸（４）上に並列配
置された２枚の前記カムプレート（１２，１３）の片方
または双方が、前記支持軸（５）の周囲に設けられた前
記ボールベアリング（１１）のアウターレース（４６）
と常時接触している請求項６〜１１のいずれか１項の平
管用帯材製造装置。 - 【請求項１３】 前記カムプレート軸（４）上に取り付
けられた２枚の前記カムプレート（１２，１３）が、特
定のオフセット角（α）により互いにオフセット可能で
ある請求項６〜１２のいずれか１項の平管用帯材製造装
置。 - 【請求項１４】 前記カムプレート（１２，１３）の非
円周部（３４，３５）は、縮径状、凹曲セカント状、又
は凸曲形状のいずれかである請求項６〜１３のいずれか
１項の平管用帯材製造装置。 - 【請求項１５】 前記カムプレート軸（４）は、互いに
回転方向に回動及び停止可能な少なくとも２つの軸部分
からなり、これらの軸部分のそれぞれが前記カムプレー
ト（１２，１３）に固定接続されるとともに、これら軸
部分の一方が、専用駆動手段に接続され、他方が、前記
エンボス加工中断用の非円周部の長さを調節するための
操作ノブを有している請求項６〜１４のいずれか１項の
平管用帯材製造装置。 - 【請求項１６】 前記両エンボス加工ロール（２，３）
の内、少なくとも前記カウンタエンボス加工ロール
（２）は、これらエンボス加工ロール（２，３）の回転
速度を調節可能にする専用の駆動手段を備えている請求
項６〜１５のいずれか１項の平管用帯材製造装置。 - 【請求項１７】 前記エンボス加工ロール（３）により
前記エンボス（１８）を形成するための前記カムプレー
ト軸（４）は中断手段を構成し、かつ、このカムプレー
ト軸（４）は、その回転速度を前記両エンボス加工ロー
ル（２，３）の回転速度に対して調節可能とする専用の
駆動手段を有している請求項６〜１６のいずれか１項の
平管用帯材製造装置。 - 【請求項１８】 前記カウンタエンボス加工ロール
（２）と前記エンボス加工ロール（３）のそれぞれの端
面（２０，２１）の同じ側に、前記エンボスロールニッ
プ（４９）のエンボス加工中断拡大中においても噛合が
維持される噛合部（２４）を形成する２枚のギア（２
２，２３）が設けられている請求項６〜１７のいずれか
１項の平管用帯材製造装置。 - 【請求項１９】 前記両ギア（２２，２３）のそれぞれ
の外径は、前記両エンボス加工ロール（２，３）の直径
よりも大きい請求項１８の平管用帯材製造装置。 - 【請求項２０】 前記可動ハウジング（８）は、前記固
定ハウジング（９）中において、前記両カムプレート
（１２，１３）に対してそれぞれバネ付勢された部分と
して形成されている請求項６〜１９のいずれか１項の平
管用帯材製造装置。 - 【請求項２１】 前記可動ハウジング（８）は全長案内
開口部（２９）を有していると共に、前記固定ハウジン
グ（９）の各コーナ部には支柱（２８）が設けられてお
り、前記各全長案内開口部（２９）が前記各支柱（２
８）に沿って移動することによって、前記可動ハウジン
グ（８）の下降・上昇ストロークＳ・Ｈにわたる移動が
行われる請求項６〜２０のいずれか１項の平管用帯材製
造装置。 - 【請求項２２】 前記各支柱（２８）は、前記固定ハウ
ジング（９）の下方部（２７）にボルト固定され、か
つ、止めネジによって前記固定ハウジング（９）の上方
部（２６）に調節可能に係止されていて、この止めネジ
により、前記可動ハウジング（８）の前記ボールベアリ
ング（１１）の前記アウターレース（４６）に対するバ
ネ付勢と、前記エンボス（１８）を形成可能な前記エン
ボスロールニップ（４９）の間隔距離との双方が調節可
能である請求項２１のいずれか１項の平管用帯材製造装
置。 - 【請求項２３】 前記固定ハウジング（９）は前記可動
ハウジング（８）を付勢する複数のバネ（３１）を有し
ていて、これらのバネ（３１）が、前記支柱（２８）の
周りに設けられているとともに、前記固定ハウジング
（９）の前記上方部（２６）を介して、前記可動ハウジ
ング（８）の前記カムプレート軸（４）を前記ボールベ
アリング（１１）に対して付勢する請求項２１又は２２
の平管用帯材製造装置。 - 【請求項２４】 前記固定ハウジング（９）に設けられ
ている複数の支柱（２８）のそれぞれは、ボールブッシ
ュ（３０）を内蔵する全長案内開口部（２９）によって
包囲されていて、これら案内開口部（２９）の前記支柱
（２８）に沿った直線的摺動を容易にする請求項６〜２
３のいずれか１項の平管用帯材製造装置。 - 【請求項２５】 前記エンボス加工ロール（２，３）の
一方の回転速度が調節可能で、かつ、前記駆動可能カム
プレート軸（４）の回転速度が調節可能であることによ
り、エンボス加工パスの設定長さ（ａ）と、エンボス加
工領域（３９）と非エンボス加工領域（１０）との長さ
（Ｌ−２ｄ，２ｄ＋ｂ）が決定され、ここで、（Ｌ）は
平管の長さ、（ｄ）は挿入領域の長さ、（ｂ）はａ＝Ｌ
＋ｂである設定長さに対する切断領域の幅である請求項
６〜２４のいずれか１項の平管用帯材製造装置。 - 【請求項２６】 前記無端シートメタル帯材（７）は、
アルミニウム又はアルミニウム合金のような軽合金から
なる請求項６〜２５のいずれか１項の平管用帯材製造装
置。 - 【請求項２７】 請求項６〜２６のいずれか１項記載の
エンボス加工無端シートメタル帯材を製造するための装
置を使用して請求項１〜５のいずれか１項記載の平管製
造方法によって連続製造可能な平管であって、前記無端
シートメタル帯材（７）から分離可能で、かつ、エンボ
ス（１８）を備えたエンボス加工領域（３９）を備えて
いると共に、ロール成形され、閉鎖されて、その両端部
に、非エンボス加工挿入領域（３６）を有していること
を特徴とする平管。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE19535834A DE19535834A1 (de) | 1995-09-26 | 1995-09-26 | Verfahren zur Herstellung von Flachrohren für Wärmetauscher, Vorrichtung sowie Flachrohr |
| DE19535834:1 | 1995-09-26 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0985334A true JPH0985334A (ja) | 1997-03-31 |
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ID=7773253
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|---|---|---|---|
| JP8119407A Pending JPH0985334A (ja) | 1995-09-26 | 1996-05-15 | 平管製造方法、平管用帯材製造装置および平管 |
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| CA (1) | CA2178513A1 (ja) |
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