JPH0984694A - 電気湯沸かし器 - Google Patents

電気湯沸かし器

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JPH0984694A
JPH0984694A JP24635295A JP24635295A JPH0984694A JP H0984694 A JPH0984694 A JP H0984694A JP 24635295 A JP24635295 A JP 24635295A JP 24635295 A JP24635295 A JP 24635295A JP H0984694 A JPH0984694 A JP H0984694A
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JP
Japan
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voltage
capacitor
lead wire
heater
power supply
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Application number
JP24635295A
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English (en)
Inventor
Akio Arinaka
昭雄 有中
Yoshiji Shimizu
宣二 清水
Kazuteru Asai
和輝 浅井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Tottori Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストが安く、かつ回路基板の発熱が小さ
く、かつ電源回路内の部品が故障した時に他の部品に過
電圧が印加されない電気湯沸かし器を提供する。 【解決手段】 交流電源に接続される整流素子とコンデ
ンサとヒーターと、そのコンデンサの両端電圧を第1電
圧に維持する制御素子と、前記コンデンサに接続された
スイッチング部と、そのスイッチング部に接続された制
御部とを備え、前記両端電圧が第1電圧を越えると、前
記スイッチング部をスイッチングさせ前記両端電圧を第
2電圧に維持する様に、前記制御部が制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気湯沸かし器に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、このタイプの湯沸かし器は例えば
特公平6−85736号公報に開示されている。この公
報によると、交流電源にリレーとヒーターが直列接続さ
れ、交流電源に電源回路を介して制御部(マイクロコン
ピュータ)が接続されている。そして温度センサーの入
力により制御部から制御信号がリレーに出力している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしこの湯沸かし器
では、制御部用に電圧変動が少ない低電圧の直流電圧が
要求されるため、上述の電源回路はトランスと整流回路
と平滑回路を必要とし、コスト高になる第1の欠点があ
る。そのため回路基板上に酸化金属抵抗を配置し交流電
源を降圧させる手段ではこの抵抗が回路基板上に大きな
スペースを必要とし、かつ抵抗の発熱量が大きい第2の
欠点がある。
【0004】そこで本発明者はヒーターに整流素子とコ
ンデンサを接続し、コンデンサに制御素子を接続した。
そして、コンデンサの両端電圧に応じて制御素子をスイ
ッチングさせ、コンデンサの両端電圧を安定化し、電源
回路を構成した。しかし万一例えば制御素子がオープン
モードで故障した場合、コンデンサの両端電圧は所定値
を越え、電源回路内の部品に過電圧が印加され、各部品
と回路基板が過熱する第3の欠点がある。
【0005】故に本発明はこの様な従来の欠点を考慮し
て、コストが安く、かつ回路基板の温度上昇が小さく、
かつ電源回路内の部品が故障した時に他の部品に過電圧
が印加されない電気湯沸かし器を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、交流電源に直列接続される整流素子とコ
ンデンサとヒーターと、コンデンサの両端電圧を第1電
圧に維持する制御素子と、コンデンサに接続されたスイ
ッチング部と、スイッチング部に接続された制御部とを
備え、両端電圧が第1電圧を越えると、スイッチング部
をスイッチングさせ、両端電圧を第2電圧に維持する様
に、制御部が制御するものである。
【0007】そして更に望しくは、制御部に報知手段を
接続させ、両端電圧が第2電圧に到達すると、制御部が
報知手段に故障表示をさせるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
1と図2に従い説明する。図1は本実施の形態に係る電
気湯沸かし器の断面図、図2はその電気湯沸かし器の電
気回路図である。これらの図に於て、フレーム1は円筒
状のものであり、容器2はフレーム1に内装された有底
筒状のものである。ヒーターセット3は水等を収納する
容器2の底部に密着して取付けられた湯沸かし用ヒータ
ー4とヒーター(保温用)5からなる。裏蓋6はフレー
ム1の下部に固定され、容器2の底壁との間に収納空間
7が設けられている。
【0009】給湯パイプ8は一端が容器2に連通し他端
がフレーム1の外に導出している。給湯ポンプ9は給湯
パイプ8の経路に位置し、収納空間7内に配置固定さ
れ、直流モーター10により駆動される。収納ボックス
11は湯沸かしヒーター4とヒーター5と給湯ポンプ9
の制御を行う制御部品を収納している。
【0010】温度センサー12は容器2の外底面に密着
して取付けられ、蓋体13はフレーム1の上部に開閉自
在に設けられ、通路13aは容器2内の蒸気の通路であ
る。給湯スイッチ14は本体前面の上部に設けられ、再
沸騰スイッチ15は下部に設けられている。
【0011】次に電気回路を図2に従い説明する。リレ
ー接点16が湯沸かし用ヒーター4に直列接続され、そ
れが交流電源17に接続されている。サージ吸収素子1
8とコンデンサ19が並列接続され、その並列接続され
たものの一端は交流電源17の一端20に接続され、そ
の他端は交流電源17の他端21に接続されている。
【0012】サージ吸収素子18は例えばバリスタから
なり、約100Vの電圧が印加された時は、高抵抗とし
て働き、他の回路に殆んど影響を与えない。しかし外部
からのサージ電圧が印加される場合は、サージ吸収素子
18は低抵抗として働き、サージ電圧によるエネルギー
を吸収する。整流素子D1、D2、D3、D4は例えば
ブリッジ整流回路22を構成し、交流電圧を全波整流し
ている。
【0013】トランジスタ23のコレクタは第1リード
線24に接続され、エミッタは第2リード線25に接続
され、ベースは抵抗26を介してトランジスタ27のコ
レクタに接続されている。
【0014】トランジスタ27のエミッタは第1リード
線24に接続され、ベースは抵抗28、29の中間点に
接続されている。抵抗28の他端は第1リード線24に
接続され、抵抗29の他端は第3リード線30を介して
制御部(例えばマイクロコンピュータよりなる)31の
端子P1に接続されている。これらのトランジスタ2
3、27と抵抗26、28、29によりスイッチング部
32が構成されている。
【0015】制御素子33は例えばTRIACからな
り、その両端は各々第1リード線24と第2リード線2
5に接続されている。また制御素子33はトランジスタ
等より構成しても良い。検出回路34はツェナーダイオ
ード35(ツェナー電圧は例えば11V)と抵抗36と
の直列回路からなり、その一端が制御素子33のゲート
に接続され、その他端が第4リード線37に接続されて
いる。
【0016】ダイオード38は第2リード線25と第4
リード線37との間に接続され、コンデンサ39の一端
は第1リード線24に接続され、他端は第4リード線3
7に接続されている。この様に、交流電源17の一端2
0と整流素子D1、D2、D3、D4とコンデンサ39
とヒーター5と交流電源17の他端21は直列接続され
ている。また制御素子33はダイオード38を介してコ
ンデンサ39に並列接続されている。
【0017】第5リード線40の一端は第1リード線2
4に接続され、他端は制御部31の端子P2、P3に接
続されている。また第5リード線40の他端は保温ラン
プ41と抵抗を介して端子P4に、湯沸かしランプ42
と抵抗を介して端子P5に、再沸騰スイッチ15と抵抗
を介して端子P6に接続されている。そして後述する様
に、保温ランプ41又は湯沸かしランプ42又は両ラン
プ41、42により報知手段42aが構成されている。
【0018】リレー回路43はコイルとダイオードが並
列接続されたものであり、リレー回路43の一端はトラ
ンジスタ44のコレクタと接続され、他端は抵抗を介し
て第4リード線37に接続されている。
【0019】トランジスタ44のエミッタは第1リード
線24に接続され、トランジスタ44のベースは抵抗4
5と46の中間点に接続され、抵抗45の他端は第1リ
ード線24に、抵抗46の他端は制御部31の端子P7
に接続されている。
【0020】直流モーター10からなる給湯ポンプ9の
一端は給湯スイッチ14を介してトランジスタ47のコ
レクタに接続され、給湯ポンプ9の他端は第4リード線
37に接続されている。トランジスタ47のエミッタは
第1リード線24に接続されベースは抵抗48と49の
中間点に接続され、抵抗48の他端は第1リード線24
に接続され、抵抗49の他端は制御部31の端子P8に
接続されている。
【0021】ツェナーダイオード50のツェナー電圧は
例えば15Vであり、そのカソードは抵抗を介してトラ
ンジスタ51のベースに接続され、アノードは第4リー
ド線37に接続されている。トランジスタ51のエミッ
タは第1リード線24に接続され、コレクタは抵抗を介
して後述の第6リード線52と同電位部に接続されてい
る。またトランジスタ51のコレクタは抵抗を介して制
御部31の端子P9に接続されている。これらのツェナ
ーダイオード50とトランジスタ51と2個の抵抗によ
り、電圧検出部53が構成されている。
【0022】ツェナーダイオード54のカソードは第1
リード線24に接続され、アノードはトランジスタ55
のベースに接続され、抵抗56の一端はツェナーダイオ
ード54とトランジスタ55のベースとの中間点に接続
され、他端は第4リード線37に接続されている。トラ
ンジスタ55のコレクタは第4リード線37に、エミッ
タは第6リード線52に接続されている。
【0023】コンデンサ57の一端は第1リード線24
に、他端は第6リード線52に接続されている。制御部
31の各端子に接続された接地記号の部分は、第6リー
ド線52と同電位である事を示す。
【0024】温度センサー12の一端は第5リード線4
0に接続され、他端は抵抗58を介して制御部31の端
子P10に接続され、その他端は抵抗59を介して第6
リード線52と同電位部に接続されている。これらの部
品により、本実施の形態に係る電気湯沸かし器が構成さ
れている。
【0025】次に、この電気湯沸かし器の動作を再び図
1と図2に従い説明する。最初に容器2内に水を入れ、
電気湯沸かし器の電源プラグを電源コンセント(いずれ
も図示せず)に挿入する。
【0026】交流電源17が正電位の時に、整流素子D
1と第1リード線24とコンデンサ39と第4リード線
37とダイオード38と第2リード線25と整流素子D
2とヒーター5に電流が流れ、コンデンサ39の両端電
圧が上昇し始める。この時、制御素子33はコンデンサ
39の両端電圧がまだ低いためオフしている。
【0027】そして、コンデンサ39の両端電圧がツェ
ナーダイオード35のツェナー電圧(例えば11V)以
上になると、検出回路34に電流が流れ、制御素子33
にゲート電流が流れ、制御素子33がオンする。そし
て、交流電源17から整流素子D1と第1リード線24
と制御素子33と第2リード線25と整流素子D2とヒ
ーター5へと電流が流れる。
【0028】その結果、コンデンサ39の両端電圧が低
下し、検出回路34へ電流が流れなくなり、制御素子3
3がオフする。この様に制御素子33がオフすると、再
びコンデンサ39が充電され、コンデンサ39の両端電
圧が再び上昇し始める。
【0029】上述の様に制御素子33はコンデンサ39
の両端電圧が第1電圧(約11V)以上の時はオンし、
両端電圧が第1電圧より低い時はオフする様に、スイッ
チング動作を行う。即ち制御素子33はコンデンサ39
の両端電圧が略第1電圧(例えば約11V)に維持され
る様に、スイッチングを行う。
【0030】また交流電源17が負電位の時に、交流電
源17の他端21からヒーター5と整流素子D3と第1
リード線24とコンデンサ39と第4リード線37とダ
イオード38と第2リード線25と整流素子D4と交流
電源17の一端20に電流が流れる。その後の動作は上
述の正電位の場合と同じである。
【0031】そして、電源回路60では、ヒーター5が
比較的低インピーダンス(約300オーム程度)である
ので、負荷回路としての給湯ポンプ9とリレー回路43
と制御部31を全て接続しても、各回路9、31、43
に十分な電流を供給できる。上述の様に電源回路60
は、コンデンサ39の両端に接続された負荷回路9、4
3に約11Vの直流電圧を供給している。また、コンデ
ンサ39の両端電圧はツェナーダイオード54で降圧さ
れ、制御部31に約5Vの直流電圧を供給している。
【0032】この様に安定電圧が供給され、電源投入時
では容器2内の水温が低いため、温度センサー12の抵
抗値が大きい。そして、この大きい抵抗値に対応する電
圧が制御部31内の端子P10に入力すると、制御部3
1は端子P7に「L」信号を出力する。その結果、端子
P7に接続されたリード線は低電圧となり、トランジス
タ44がオンし、リレー回路43が通電し、リレー回路
43に接続されたリレー接点16がオンし、湯沸かし用
ヒーター4が通電する。
【0033】次に湯温が上昇し略沸騰温度に達すると、
温度センサー12の抵抗値が小さくなり、制御部31の
端子P10への出力が所定値となり、制御部31が「沸
騰」と判定し、端子P7へ「H」信号を出力する。その
結果、端子P7に接続されたリード線の電圧が上がり、
トランジスタ44がオフし、リレー回路31が非通電と
なり、リレー接点16がオフし、湯沸かし用ヒーター4
が非通電となり、保温動作に移る。
【0034】そして使用者が湯を必要とし給湯スイッチ
14をオンすると、制御部31は保温時には端子P8に
「L」信号を出力しているため、端子P8に接続された
リード線が低電圧となり、トランジスタ47はオンし、
直流モーター10が通電し、給湯ポンプ9が通電し、出
湯が開始する。
【0035】また、整流素子D1〜D4とコンデンサ3
9とヒーター5又は整流素子D1〜D4と制御素子33
とヒーター5の回路で電流が流れるため、ヒーター5は
常時通電され、略一定の電力(例えば32W)を消費す
る。これにより約2.2リットルの容量の電気湯沸かし
器では、適正な保温電力となる。以上により、この電気
ポットが正常動作している状態の説明を終わる。
【0036】次に電源回路60内の部品が故障した場合
の説明を図1乃至図3に従い行う。図3は制御部31の
主たる処理への割り込み処理のフローチャートである。
そして、整流素子D1、D2、D3、D4と制御素子3
3とダイオード38とヒーター5と検出回路26とコン
デンサ39からなる電源回路60内に於て、例えば制御
素子33がオープンモードで故障した場合を説明する。
図3に示す様に、制御部31の主たる処理に対して、1
ミリ秒毎に割り込み処理が起動され、「割り込み処理」
が開始する。
【0037】例えば上述の様に、制御素子33がオープ
ンモードで故障すると、制御素子33に電流が流れなく
なる。その結果、コンデンサ39への充電電流が増え、
コンデンサ39の両端電圧は第1電圧(例えば11V)
を越える。そして両端電圧が更に大きくなり電圧検出部
53内のツェナーダイオード50のツェナー電圧(即ち
これが第2電圧であり、例えば15V)を越えると、ツ
ェナーダイオード50へ電流が流れ、トランジスタ51
がオンとなる。それ故に、トランジスタ51に接続され
た制御部31の端子P9に「H」信号が入力し、「P9
はHか」がYESと判定される(ステップS1)。
【0038】次に、制御部31内で「故障モード確定」
が行われる(ステップS2)。即ち制御部31内のRA
Mのデータの故障モードフラグが「1」である事が記憶
され現在、この電気湯沸かし器は故障である事が制御部
31に認識される。
【0039】そして、制御部31は端子P7に「H」信
号を出力し、トランジスタ44をオフにし、リレー回路
43を非通電(オフ)状態にする(ステップS3)。そ
の結果、リレー接点16がオフし、湯沸かし用ヒーター
4が非通電となり、安全性が確保される。
【0040】この様に端子P9に「H」信号が入力さ
れ、コンデンサ39の両端電圧が第2電圧に到達したと
判定されると、故障表示を行わせる(ステップS4)。
例えば制御部31は「H」信号と「L」信号を交互に端
子P4に出力する事により、保温ランプ41が点滅し、
報知手段42aは、この電気湯沸かし器が故障している
事を使用者に知らせる。また報知手段42aとして、ブ
ザーを設け、ブザー音により故障を知らせても良い。
【0041】次に再び「P9はHか」の判定がなされ、
端子P9に「H」信号が入力されていると(ステップS
5)、端子P1に「L」信号を出力する(ステップS
6)。その結果、端子P1に接続された第3リード線3
0が低電圧となり、スイッチング部32内のトランジス
タ27、23がオンとなる。そして交流電源17から整
流素子D1と第1リード線24とトランジスタ23のコ
レクタとエミッタ間と第2リード線25と整流素子D2
とヒーター5を介して電流が流れる。その結果、コンデ
ンサ39の両端電圧は下降を始める。
【0042】この様な割り込み処理が1ミリ秒毎に主た
る処理に割り込まれる。そして上述のフローと同じ処理
が複数回行われる。
【0043】この様な処理により、コンデンサ39の両
端電圧が更に下降し、ツェナーダイオード50のツェナ
ー電圧(第2電圧)より小さくなると、ツェナーダイオ
ード50への電流が停止し、トランジスタ51がオフと
なる。
【0044】その結果、制御部31の端子P9に「L」
信号が入力される。それ故に、第N回目の割り込み処理
に於て、「P9はHか」がNOと判定され(ステップS
1)「故障モードか」否かが判定される(ステップS
7)。即ち、制御部31内のRAMのデータに於ける故
障モードフラグが「1」か「0」かが判定される。上述
の場合、第1回目の割り込み処理に於て故障モードフラ
グが「1」である事が記憶されているので、「故障モー
ドか」がYESと判定される(ステップS7)。
【0045】そして上述の様にステップS2、S3、S
4を行う。また端子P9に「L」信号が入力されている
ので、「P9はHか」がNOと判定され(ステップS
5)、端子P1に「H」信号を出力する(ステップS
8)。
【0046】その結果、第3リード線30の電圧が上が
り、トランジスタ27、23がオフする。この様にして
トランジスタ23のコレクタとエミッタ間に流れる電流
が停止するので、コンデンサ39への充電電流が流れ、
コンデンサ39の両端電圧が上昇する。この様にして、
第N回目の割り込み処理を終了する。そして1ミリ秒毎
に上述のフローと同じ処理が複数回行われる。
【0047】この様にして、コンデンサ39の両端電圧
(第1電圧例えば11V)より大きい第2電圧(即ちツ
ェナーダイオード50のツェナー電圧15V)にてコン
デンサ39の両端電圧が維持される様に、スイッチング
部32はスイッチングする。
【0048】上述の様に、電源回路60内の部品例えば
制御素子33がオープンモードで故障した場合、スイッ
チング部32によりコンデンサ39の両端電圧を第2電
圧に維持する事により、電源回路60内の部品とスイッ
チング部32内のトランジスタ27、23と給湯ポンプ
9と制御部31とリレー回路43に第2電圧を越す過電
圧が印加される事が防止出来る。
【0049】また、電源回路60内の部品の故障がなけ
れば(正常動作時)、コンデンサ39の両端電圧は検出
部53の第2電圧に到達していないので、割り込み処理
に於て「P9はHか」否かがNOと判定される(ステッ
プS1)。そして故障モードのフラグは「0」であるの
で、「故障モードか」否かがNOと判定され(ステップ
S7)、割り込み処理を終了する。以上にて動作説明を
終わる。
【0050】
【発明の効果】本発明は上述の様に、交流電源からの電
圧が整流素子により整流されヒーターにより降圧され、
コンデンサの両端電圧は上昇し、両端電圧が第1電圧以
上になると、制御素子はオンし電流は制御素子を流れ、
コンデンサの充電電流がなくなり、両端電圧は降下す
る。この様に制御素子はコンデンサの両端電圧を略一定
の第1電圧に保つ様にスイッチングを繰り返すので、コ
ンデンサに並列接続された負荷回路へ略一定の電圧を供
給できる。
【0051】また、整流素子と制御素子と降圧抵抗とし
てのヒーターとコンデンサにより電源回路を構成するの
で、従来の様に高価な電源トランスが必要ないため、安
価かつ小型かつ電圧変動の少ない電源回路が得られる。
また、リレー回路と給湯ポンプと制御部ヘ電圧を供給す
る電源回路を共通化できる。故に個別に整流回路と平滑
回路を設ける従来品と比べて、低コストで製造できる。
また従来の様に、大型の酸化金属抵抗を用いる必要がな
いので、回路部品の温度上昇が小さく、かつ小さい回路
基板で済む。
【0052】そして、電源回路内の部品例えば制御素子
がオープンモードで故障した場合、スイッチング部によ
りコンデンサの両端電圧を第1電圧より大きい第2電圧
に維持する事により、電源回路内の部品とスイッチング
部内の部品と制御部等に第2電圧を越える過電圧が印加
される事が防止出来る。
【0053】そして本発明は望しくは、両端電圧が第2
電圧に到達すると、制御部が報知手段に故障表示させる
事により、この電気湯沸かし器が故障している事を使用
者に報知する事が出来、安全性がより向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る電気湯沸かし器の断
面図である。
【図2】前記電気湯沸かし器の電気回路図である。
【図3】前記電気湯沸かし器に用いられる制御部の割り
込み処理のフローチャートである。
【符号の説明】
D1、D2、D3、D4 整流素子 5 ヒーター 31 制御部 32 スイッチング部 33 制御素子 39 コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅井 和輝 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源に接続される整流素子とコンデ
    ンサとヒーターと、該コンデンサの両端電圧を第1電圧
    に維持する制御素子と、前記コンデンサに接続されたス
    イッチング部と、該スイッチング部に接続された制御部
    とを備え、前記両端電圧が第1電圧を越えると、前記ス
    イッチング部をスイッチングさせ前記両端電圧を第2電
    圧に維持する様に、前記制御部が制御する事を特徴とす
    る電気湯沸かし器。
  2. 【請求項2】 前記制御部に報知手段を接続させ、前記
    両端電圧が前記第2電圧に到達すると、前記制御部が前
    記報知手段に故障表示をさせる事を特徴とする請求項1
    の電気湯沸かし器。
JP24635295A 1995-09-25 1995-09-25 電気湯沸かし器 Pending JPH0984694A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24635295A JPH0984694A (ja) 1995-09-25 1995-09-25 電気湯沸かし器

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JP24635295A JPH0984694A (ja) 1995-09-25 1995-09-25 電気湯沸かし器

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JPH0984694A true JPH0984694A (ja) 1997-03-31

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ID=17147288

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JP24635295A Pending JPH0984694A (ja) 1995-09-25 1995-09-25 電気湯沸かし器

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001078224A1 (en) * 2000-04-10 2001-10-18 Fisher & Paykel Appliances Limited Appliance power supply
US6469920B2 (en) 2000-04-10 2002-10-22 Fisher & Paykel Limited Inductorless variable voltage appliance power supply
KR20030083126A (ko) * 2002-04-19 2003-10-30 임성호 트랜스포머 없이 선형 전원공급기를 구현하는 방법

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