JPH0984617A - 洋傘における下ロクロの受骨枢着構造 - Google Patents

洋傘における下ロクロの受骨枢着構造

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JPH0984617A
JPH0984617A JP27184395A JP27184395A JPH0984617A JP H0984617 A JPH0984617 A JP H0984617A JP 27184395 A JP27184395 A JP 27184395A JP 27184395 A JP27184395 A JP 27184395A JP H0984617 A JPH0984617 A JP H0984617A
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JP
Japan
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groove
cover body
tooth
flange portion
lower wheel
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JP27184395A
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English (en)
Inventor
Yuzo Yano
雄三 矢野
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HINODE YOUGASA KOGYO KK
Original Assignee
HINODE YOUGASA KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 下ロクロの受骨枢着構造において、枢軸用線
材のねじり変形により撚り結合されたエンドレス結合端
の尖鋭端を原因として、使用者の手指等の身体が負傷す
ることを防止する。 【構成】 下ロクロと、カバー体とから成り、下ロクロ
は、受骨の基端部を挿入せしめる縦溝間に歯部を構成す
ると共に、受骨の基端部を貫通する鉢巻状の枢軸用線材
を嵌入せしめる横溝により前記歯部を上歯と下歯に分割
構成し、一つの歯部の上歯又は下歯の一方を欠如せしめ
ることにより枢軸用線材のエンドレス結合端を収納する
収納室を形成して成り、カバー体は、前記収納室を施蓋
する蓋部を設けて成る構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洋傘における下ロ
クロの受骨枢着構造に関し、使用者を手指の負傷等から
安全に保護するものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、種々の洋傘が公知であるが、例え
ば、長傘の場合、図5(A)に示すような骨組構造を有
する。即ち、中棒1の上端部に固定された上ロクロ2に
は、親放射方向に配置された骨3の基端部が枢着され、
該親骨3の軸方向中途部には受骨4が枢結されている。
上ロクロ2の下方において中棒1には下ロクロ5が摺動
自在に外挿されており、放射方向に配置された受骨4の
基端部を該下ロクロ5に枢着している。尚、中棒1の尾
端には手元6が設けられている。
【0003】そこで、使用者が下ロクロ5を中棒1に沿
って上昇せしめれば受骨4及び親骨3は開傘し、下ロク
ロ5を中棒1に沿って下降せしめれば受骨4及び親骨3
は閉傘する。尚、中棒1には、下ロクロ5を開傘位置で
係止する上ハジキ7と、下ロクロ5を閉傘位置で係止す
る下ハジキ8が設けられている。
【0004】ところで、下ロクロ5に受骨4の基端部を
枢着するためには、図5(B)に示すような針金等から
成る枢軸用線材9が用いられる。即ち、下ロクロ5の外
周には、受骨4の本数に応じた個数の縦溝10が周方向
に間隔をおいて形成されており、該縦溝10に受骨4の
基端部4xを格納している。尚、各基端部4xには軸孔
4yが貫通して形成されている。更に、下ロクロ5の外
周には、縦溝10を横断して延びる横溝11が周設され
ており、該横溝11に枢軸用線材9が格納される。
【0005】この枢軸用線材9を用いて受骨4の基端部
4xを下ロクロ5に枢着するに際しては、必要本数の受
骨4の基端部4xにおける軸孔4yに枢軸用線材9を挿
通せしめた態勢から、各基端部4xを各縦溝10に格納
すると共に、該枢軸用線材9の両端をペンチ等の工具で
ねじり変形して撚り結合しながら該枢軸用線材9を横溝
10に締め込み、横溝10内で枢軸用線材9を下ロクロ
5に鉢巻状に巻回せしめ、撚り結合されたエンドレス結
合端12が適当な長さになるように端部を切断する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したような下ロク
ロの受骨枢着構造は、長傘に限らず、折畳傘を含む全て
の洋傘に共通した構成であるが、枢軸用線材9のエンド
レス結合端12が下ロクロ5の表面に突出しており、し
かも、該エンドレス結合端12の端部をペンチ等で切断
された尖鋭端としているため、極めて危険である。例え
ば、使用者が下ロクロを握持して洋傘を開閉するとき、
手指がエンドレス結合端12の尖鋭端に触れて負傷する
危険がある。
【0007】この点に関して、従来、エンドレス結合端
12を下ロクロ5の周面に沿うように折曲げることによ
り、出来るだけ使用者の手指に触れないよう配慮してい
るが、枢軸用線材9は針金等の塑性変形自在な素材であ
るため、下ロクロ5の周面から外方に突出するように変
形容易であり、前述したような危険から使用者の身体を
確実に保護することができない。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決した洋傘における下ロクロの受骨枢着構造を提供する
ものであり、その第一の手段として構成したところは、
中棒に摺動自在に外挿される筒部を備えた下ロクロのフ
ランジ部に、受骨の基端部を挿入せしめる縦溝を放射方
向に形成することにより隣合う縦溝間に歯部を構成する
と共に、前記受骨の各基端部を貫通する鉢巻状の枢軸用
線材を嵌入せしめる横溝を前記フランジ部の周面に周設
することにより前記歯部を上歯と下歯に分割構成し、前
記枢軸用線材の両端部をねじり変形して撚り結合するこ
とによりエンドレス結合端を設けた洋傘における下ロク
ロの受骨枢着構造において、少なくとも一つの歯部が上
歯又は下歯の一方を欠如することにより前記エンドレス
結合端の収納室を形成し、下ロクロのフランジ部に外装
せしめられるカバー体が該フランジ部の外側から前記収
納室を施蓋する蓋部を設けて成る点にある。
【0009】また、本発明が第二の手段として構成した
ところは、前記カバー体が、下ロクロの筒部に外挿され
る環状部と、フランジ部の外周を囲む包囲壁とを一体に
備え、包囲壁に前記縦溝に合致する切欠溝を形成するこ
とにより隣合う切欠溝間に爪部を構成し、少なくとも一
つの爪部により前記蓋部を構成して成り、下ロクロの筒
部に形成した雄ねじ部に螺環を螺着することにより、前
記カバー体の環状部をフランジ部と螺環の間に締着して
成る点にある。
【0010】また、本発明が第三の手段として構成した
ところは、前記カバー体が、下ロクロの筒部に形成した
雄ねじ部に螺着される環状部と、フランジ部の外周一部
を囲む包囲壁とを一体に備え、前記包囲壁の周縁により
エンドレス結合端の先端に臨んで収納室の一部を施蓋す
る蓋部を構成して成る点にある。
【0011】また、本発明が第四の手段として構成した
ところは、中棒に摺動自在に外挿される筒部を備えた下
ロクロのフランジ部に、受骨の基端部を挿入せしめる縦
溝を放射方向に形成することにより隣合う縦溝間に歯部
を構成すると共に、前記受骨の各基端部を貫通する鉢巻
状の枢軸用線材を嵌入せしめる横溝を前記フランジ部の
周面に周設することにより前記歯部を上歯と下歯に分割
構成し、前記枢軸用線材の両端部をねじり変形して撚り
結合することによりエンドレス結合端を設けた洋傘にお
ける下ロクロの受骨枢着構造において、少なくとも一つ
の歯部における下歯に、横溝に連通すると共に縦溝の下
端を越えて長く延びる収納溝を形成し、該収納溝に前記
エンドレス結合端を収納せしめて成り、下ロクロのフラ
ンジ部に外装せしめられるカバー体が、下ロクロの筒部
に形成した雄ねじ部に螺着される環状部と、フランジ部
の外周一部を囲む包囲壁とを一体に備え、前記包囲壁の
周縁によりエンドレス結合端の先端に臨んで収納溝の一
部を施蓋する蓋部を構成して成る点にある。
【0012】更に、本発明が第五の手段として構成した
ところは、中棒に摺動自在に外挿される筒部を備えた下
ロクロのフランジ部に、受骨の基端部を挿入せしめる縦
溝を放射方向に形成することにより隣合う縦溝間に歯部
を構成すると共に、前記受骨の各基端部を貫通する鉢巻
状の枢軸用線材を嵌入せしめる横溝を前記フランジ部の
周面に周設することにより前記歯部を上歯と下歯に分割
構成し、前記枢軸用線材の両端部をねじり変形して撚り
結合することによりエンドレス結合端を設けた洋傘にお
ける下ロクロの受骨枢着構造において、少なくとも一つ
の歯部が、上歯を欠如することにより収納室を形成する
と共に、残存せしめられた下歯に横溝に連通すると共に
縦溝の下端を越えて長く延びる収納溝を形成し、前記エ
ンドレス結合端を前記収納室と前記収納溝に選択的に収
納せしめて成り、前記下ロクロのフランジ部に選択的に
外装せしめられる第一カバー体と、第二カバー体を備え
て成り、第一カバー体は、下ロクロの筒部に外挿される
環状部と、フランジ部の外周を囲む包囲壁とを一体に備
え、包囲壁に前記縦溝に合致する切欠溝を形成すること
により隣合う切欠溝間に爪部を構成し、少なくとも一つ
の爪部により前記収納室を施蓋する蓋部を構成し、下ロ
クロの筒部に形成した雄ねじ部に螺環を螺着することに
より、該第一カバー体の環状部をフランジ部と螺環の間
に締着自在に構成して成り、前記第二カバー体は、下ロ
クロの筒部に形成した雄ねじ部に螺着される環状部と、
フランジ部の外周一部を囲む包囲壁とを一体に備え、前
記包囲壁の周縁により収納溝の下端部を施蓋する蓋部を
構成して成る点にある。
【0013】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明の実施
形態を実施例と共に詳述する。
【0014】(第1実施形態)図1は本発明の第1実施
形態を示し、下ロクロ5は、中棒に摺動自在に外挿され
る筒部5aとフランジ部5bを一体に備え、受骨の基端
部を挿入せしめる縦溝10を放射方向に形成すると共
に、受骨の各基端部を貫通する鉢巻状の枢軸用線材を嵌
入せしめる横溝11を前記フランジ部5bの周面に周設
している。従って、この点に関する限り、図5に示した
従来例と同様である。即ち、枢軸用線材9を用いて受骨
4の基端部4xを下ロクロ5に枢着するに際し、必要本
数の受骨4の基端部4xにおける軸孔4yに枢軸用線材
9を挿通せしめた態勢から、各基端部4xを各縦溝10
に格納すると共に、該枢軸用線材9の両端をペンチ等の
工具でねじり変形して撚り結合しながら該枢軸用線材9
を横溝10に締め込み、横溝10内で枢軸用線材9を下
ロクロ5に鉢巻状に巻回せしめ、撚り結合されたエンド
レス結合端12が適当な長さになるように端部を切断す
る。
【0015】ところで、下ロクロ5のフランジ部5b
は、隣合う縦溝10、10間に歯部13を構成してお
り、各歯部13は、前記横溝11により上歯13aと下
歯13bに分割構成されている。
【0016】そこで、少なくとも一つの歯部13は、上
歯13a又は下歯13bの一方、図示実施例において
は、上歯13aを欠如することにより、前記エンドレス
結合端12の収納室14を形成している。従って、残存
せしめられた下歯13bは、両隣の歯部13、13との
間において受骨4の基端部4xを保持する部分的縦溝1
0a、10aを形成しており、また、下歯13bの上縁
部には、収納室14に臨んで開放された横溝の底部によ
り枢軸用線材9を受止める段部11aが形成されてい
る。
【0017】このため、受骨4の基端部4xを縦溝10
及び部分的縦溝10aに保持し、かつ、枢軸用線材9に
より枢着することができる点においては、従来と同様で
あるが、上歯13aを欠如せしめることにより広い空間
とされた収納室14を形成しているので、エンドレス結
合端12を枢軸用線材9に対して上向きに折曲するだけ
で該収納室14に好適に収納せしめることができる。
【0018】ところで、前記収納室14を施蓋するため
に、下ロクロ5とは別体のカバー体15が設けられる。
このカバー体15は、下ロクロ5のフランジ部5bに外
装された状態で、該フランジ部5bの外側から前記収納
室14を施蓋する蓋部16を設けている。カバー体15
は、フランジ部5bに外装した状態で下ロクロ5に固着
される固着手段を設けている。この固着手段は、例え
ば、凹凸部又は爪部による嵌着手段でも良いが、その場
合、外力によりカバー体15が脱落する虞れがあり、こ
のため、図示実施例のように構成することが好ましい。
【0019】即ち、図示実施例において、カバー体15
は、下ロクロ5の筒部5aに外挿される環状部17と、
フランジ部5bの外周を包囲する包囲壁18とを一体に
備え、該包囲壁18に前記縦溝10に合致する切欠溝1
9を形成することにより、隣合う切欠溝19、19間に
爪部20を構成し、少なくとも一つの爪部20により前
記蓋部16を構成している。
【0020】そして、前記固着手段を構成するため、下
ロクロ5の筒部5aには雄ねじ部21が形成され、該雄
ねじ部21に螺着される雌ねじ部22を設けた螺環23
が設けられている。
【0021】従って、カバー体15の環状部17を下ロ
クロ5の筒部5aに外挿せしめ、包囲壁18によりフラ
ンジ部5bを包囲せしめた状態で、筒部5aに螺環23
を螺着すれば、環状部17をフランジ部5bと螺環23
の間に締着することができ、カバー体15は下ロクロ5
に固着され、脱落の虞れはない。
【0022】その結果、エンドレス結合端12を収納し
た収納室14は、常時、下ロクロ5に固着されたカバー
体15の蓋部16により閉塞されているので、使用者の
手指がエンドレス結合端12に触れる危険を完璧に防止
することができる。
【0023】(第2実施形態)図2は本発明の第2実施
形態を示し、下ロクロ5と、カバー体15と、螺環23
から構成されており、この点は、上記第1実施形態と同
様である。
【0024】下ロクロ5は、中棒に摺動自在に外挿され
る上下筒部5a、5cとフランジ部5bを一体に備え、
フランジ部5bに受骨の基端部を挿入せしめる縦溝10
を放射方向に形成すると共に、受骨の各基端部を貫通す
る鉢巻状の枢軸用線材を嵌入せしめる横溝11を該フラ
ンジ部5bの周面に周設している。従って、図5に示し
た従来例と同様に、枢軸用線材9を用いて受骨4の基端
部4xを下ロクロ5に枢着するに際し、必要本数の受骨
4の基端部4xにおける軸孔4yに枢軸用線材9を挿通
せしめた態勢から、各基端部4xを各縦溝10に格納す
ると共に、該枢軸用線材9の両端をペンチ等の工具でね
じり変形して撚り結合しながら該枢軸用線材9を横溝1
0に締め込み、横溝10内で枢軸用線材9を下ロクロ5
に鉢巻状に巻回せしめ、撚り結合されたエンドレス結合
端12が適当な長さになるように端部を切断する。
【0025】下ロクロ5のフランジ部5bは、隣合う縦
溝10、10間に歯部13を構成しており、各歯部13
は、前記横溝11により上歯13aと下歯13bに分割
構成されている。
【0026】少なくとも一つの歯部13は、上歯13a
又は下歯13bの一方、図示実施例においては、上歯1
3aを欠如することにより、前記エンドレス結合端12
の収納室14を形成している。従って、残存せしめられ
た下歯13bは、両隣の歯部13、13との間において
受骨の基端部を保持する部分的縦溝10a、10aを形
成しており、また、下歯13bの上縁部には、収納室1
4に臨んで開放された横溝の底部により枢軸用線材9を
受止める段部11aが形成されている。従って、エンド
レス結合端12は、枢軸用線材9に対して上向きに折曲
するだけで収納室14に好適に収納せしめられる。
【0027】前記カバー体15は、下ロクロ5の上筒部
5aからフランジ部5bに外装され、この状態で、該フ
ランジ部5bの外側から前記収納室14を施蓋する蓋部
16を設けている。カバー体15は、フランジ部5bに
外装した状態で、前記螺環23により、下ロクロ5に固
着される固着手段を構成している。即ち、カバー体15
は、下ロクロ5の上筒部5aに外挿される環状部17
と、フランジ部5bの外周を包囲する包囲壁18とを一
体に備え、該包囲壁18に前記縦溝10に合致する切欠
溝19を形成することにより、隣合う切欠溝19、19
間に爪部20を構成し、少なくとも一つの爪部20によ
り前記蓋部16を構成している。
【0028】前記固着手段を構成する螺環23は、雌ね
じ部22を有するナットを構成し、下ロクロ5の上筒部
5aに形成された雄ねじ部21に螺着される。即ち、カ
バー体15の環状部17を下ロクロ5の上筒部5aに外
挿せしめ、包囲壁18によりフランジ部5bを包囲せし
めた状態で、上筒部5aに螺環23を螺着すれば、環状
部17をフランジ部5bと螺環23の間に締着すること
ができ、カバー体15を下ロクロ5に脱落不能に固着で
きる。
【0029】このため、エンドレス結合端12を収納し
た収納室14は、常時、下ロクロ5に固着されたカバー
体15の蓋部16により閉塞されており、使用者の手指
がエンドレス結合端12に触れる危険を完全に防止でき
る。
【0030】(第3実施形態)図3は本発明の第3実施
形態を示し、下ロクロ5とカバー体15とから構成され
ている。従って、上記第1実施形態及び第2実施形態の
ような螺環23を有しない。
【0031】下ロクロ5は、中棒に摺動自在に外挿され
る筒部5aとフランジ部5bを一体に備え、フランジ部
5bに受骨の基端部を挿入せしめる縦溝10を放射方向
に形成すると共に、受骨の各基端部を貫通する鉢巻状の
枢軸用線材を嵌入せしめる横溝11を該フランジ部5b
の周面に周設している。従って、図5に示した従来例と
同様に、枢軸用線材9を用いて受骨4の基端部4xを下
ロクロ5に枢着するに際し、必要本数の受骨4の基端部
4xにおける軸孔4yに枢軸用線材9を挿通せしめた態
勢から、各基端部4xを各縦溝10に格納すると共に、
該枢軸用線材9の両端をペンチ等の工具でねじり変形し
て撚り結合しながら該枢軸用線材9を横溝10に締め込
み、横溝10内で枢軸用線材9を下ロクロ5に鉢巻状に
巻回せしめ、撚り結合されたエンドレス結合端12が適
当な長さになるように端部を切断する。
【0032】下ロクロ5のフランジ部5bは、隣合う縦
溝10、10間に歯部13を構成しており、各歯部13
は、前記横溝11により上歯13aと下歯13bに分割
構成されている。
【0033】少なくとも一つの歯部13は、上歯13a
又は下歯13bの一方、図示実施例においては、下歯1
3bを欠如することにより、前記エンドレス結合端12
の収納室14を形成している。図示実施例の場合、該収
納室14は、フランジ部5bの下部を切欠することによ
り下方に開放された開口部14aを有する。一方、残存
せしめられた上歯13aは、両隣の歯部13、13との
間において受骨の基端部を保持する部分的縦溝10a、
10aを形成している。尚、図示省略しているが上歯1
3aの下縁部には、収納室14に臨んで開放された横溝
の底部により枢軸用線材9を受止める段部11aが形成
されている。従って、エンドレス結合端12は、枢軸用
線材9に対して下向きに折曲するだけで収納室14に好
適に収納せしめられる。
【0034】前記カバー体15は、下ロクロ5の筒部5
aに外挿される環状部17と、フランジ部5bの外周一
部を囲む包囲壁18とを一体に備えており、該包囲壁1
8の周縁によりエンドレス結合端12の先端に臨んで収
納室14の一部を施蓋する蓋部16を構成している。
【0035】前記環状部17は、雌ねじ部22aを形成
されており、下ロクロ5の筒部5aに形成された雄ねじ
部21に螺着される。該環状部17に一体成形された包
囲壁18は、図例の場合、浅い皿状に形成され、環状の
底壁18aと、該底壁18aから起立する周壁18bを
有する。
【0036】そこで、カバー体15の環状部17を下ロ
クロ5の筒部5aに対して、雌ねじ部22a及び雄ねじ
部21を介して螺進せしめると、包囲壁18の底壁18
aがフランジ部5bの下面に接当し、収納室14の下部
開口部14aを閉塞する。同時に、包囲壁18の周壁1
8bがフランジ部5bの周面を下縁近傍部分のみにおい
て包囲し、該周壁18bが収納室14の一部、即ち、下
部近傍部を外周より施蓋する蓋部16を構成する。この
際、周壁18bは、縦溝10には至らない背の低いもの
に形成されている。
【0037】このため、蓋部16によって収納室14の
全体が施蓋されることはないが、少なくとも蓋部16
は、エンドレス結合端12の先端に臨む部分において収
納室14の一部を施蓋する。
【0038】従って、使用者が手指を収納室14に押し
当てると、エンドレス結合端12の軸長部分に触れるこ
とを完全に妨げることはできないが、少なくとも手指が
エンドレス結合端12の危険な先端に触れることはな
い。また、エンドレス結合端12は、先端を蓋部16に
より拘束されているので、無理に折曲しても収納室14
の外部に突出することはなく、安全が保証される。そし
て、カバー体15は、前記螺着状態で固着されており、
脱落する虞れはない。
【0039】(第4実施形態)図4は本発明の第4実施
形態を示し、下ロクロ5は、中棒に摺動自在に外挿され
る筒部5aとフランジ部5bを一体に備え、受骨の基端
部を挿入せしめる縦溝10を放射方向に形成すると共
に、受骨の各基端部を貫通する鉢巻状の枢軸用線材を嵌
入せしめる横溝11を前記フランジ部5bの周面に周設
しており、この点は、図5に示した従来例と同様であ
る。そこで、枢軸用線材9を用いて受骨4の基端部4x
を下ロクロ5に枢着するに際し、必要本数の受骨4の基
端部4xにおける軸孔4yに枢軸用線材9を挿通せしめ
た態勢から、各基端部4xを各縦溝10に格納すると共
に、該枢軸用線材9の両端をペンチ等の工具でねじり変
形して撚り結合しながら該枢軸用線材9を横溝10に締
め込み、横溝10内で枢軸用線材9を下ロクロ5に鉢巻
状に巻回せしめ、撚り結合されたエンドレス結合端12
が適当な長さになるように端部を切断する。
【0040】ところで、下ロクロ5のフランジ部5b
は、隣合う縦溝10、10間に歯部13を構成してお
り、各歯部13は、前記横溝11により上歯13aと下
歯13bに分割構成されている。
【0041】少なくとも一つの歯部13は、上歯13a
を欠如することにより、前記エンドレス結合端12の収
納室14aを形成している。従って、残存せしめられた
下歯13bは、両隣の歯部13、13との間において受
骨4の基端部4xを保持する部分的縦溝10a、10a
を形成しており、また、下歯13bの上縁部には、収納
室14aに臨んで開放された横溝の底部により枢軸用線
材9を受止める段部11aが形成されている。そして、
前記下歯13bには、部分的な横溝を形成する前記段部
11aに連通すると共に部分的縦溝10aの下端を越え
て長く延びる収納溝14bを形成している。
【0042】このため、受骨4の基端部4xを縦溝10
及び部分的縦溝10aに保持し、かつ、枢軸用線材9に
より枢着することができる点においては、従来と同様で
あるが、上歯13aを欠如せしめることにより広い空間
とされた収納室14aを形成しすると共に、残存せしめ
られた下歯13bに収納溝14bを形成しているので、
エンドレス結合端12を収納室14aと収納溝14bの
何れか一方に選択的に収納せしめることができる。即
ち、エンドレス結合端12は、枢軸用線材9に対して上
向きに折曲すれば収納室14aに収納され、反対に下向
きに折曲すれば収納溝14bに収納される。
【0043】ところで、この実施形態においては、前記
下ロクロ5のフランジ部5bに対して、第一カバー体1
5Aと、第二カバー体15Bが選択的に外装される。
【0044】第一カバー体15Aは、下ロクロ5のフラ
ンジ部5bに外装された状態で、フランジ部5bの外側
から前記収納室14aを施蓋する蓋部16Aを設けてい
る。即ち、第一カバー体15Aは、下ロクロ5の筒部5
aに外挿される環状部17Aと、フランジ部5bの外周
を包囲する包囲壁18Aとを一体に備え、該包囲壁18
Aに前記縦溝10に合致する切欠溝19を形成すること
により、隣合う切欠溝19、19間に爪部20を構成
し、少なくとも一つの爪部20により前記蓋部16Aを
構成している。
【0045】この第一カバー体15Aを下ロクロ5に固
着するため、下ロクロ5の筒部5aには雄ねじ部21が
形成され、該雄ねじ部21に螺着される雌ねじ部22A
を設けた螺環23が設けられている。
【0046】従って、第一カバー体15Aの環状部17
Aを下ロクロ5の筒部5aに外挿せしめ、包囲壁18A
によりフランジ部5bを包囲せしめた状態で、筒部5a
に螺環23を螺着すれば、環状部17Aをフランジ部5
bと螺環23の間に締着することができ、カバー体15
Aは下ロクロ5に固着され、脱落の虞れはない。
【0047】第二カバー体15Bは、下ロクロ5の筒部
5aに外挿される環状部17Bと、フランジ部5bの外
周一部を囲む包囲壁18Bとを一体に備えており、該包
囲壁18Bの周縁により前記収納溝14bの下端部を施
蓋する蓋部16Bを構成している。前記環状部17B
は、雌ねじ部22Bを形成されており、下ロクロ5の筒
部5aに形成された雄ねじ部21に螺着される。該環状
部17Bに一体成形された包囲壁18Bは、図例の場
合、浅い皿状に形成され、環状の底壁18aと、該底壁
18aから起立する周壁18bを有する。
【0048】この実施形態によれば、二つの方法を選択
的に採用することにより、エンドレス結合端12を被覆
することが可能である。
【0049】即ち、第一の方法は、図4(B)に示すよ
うに、エンドレス結合端12を枢軸用線材9に対して上
向きに折曲することにより、収納室14aに収納せし
め、この状態で、第一カバー体15A及び螺環23を使
用する。そこで、第一カバー体15Aの環状部17Aを
下ロクロ5の筒部5aに外挿せしめ、包囲壁18Aによ
りフランジ部5bを包囲せしめた状態で、筒部5aに螺
環23を螺着することにより、環状部17Aをフランジ
部5bと螺環23の間に締着すれば、収納室14aは、
蓋部16Aにより完全に施蓋される。
【0050】第二の方法は、図4(C)に示すように、
エンドレス結合端12を枢軸用線材9に対して下向きに
折曲することにより、収納溝14bに収納せしめ、この
状態で、第二カバー体15Bの環状部17Bを下ロクロ
5の筒部5aに対して、雌ねじ部22B及び雄ねじ部2
1を介して螺進せしめると、包囲壁18Bの底壁18a
がフランジ部5bの下面に接当し、収納溝14bの下端
部を施蓋する。このため、蓋部16Bによって収納溝1
4bの全体が施蓋されることはないが、少なくとも蓋部
16Bは、エンドレス結合端12の先端に臨む部分にお
いて収納溝14bの一部を施蓋する。従って、使用者が
手指を収納溝14bに押し当てると、エンドレス結合端
12の軸長部分に触れることを完全に妨げることはでき
ないが、少なくとも手指がエンドレス結合端12の危険
な先端に触れることはない。また、エンドレス結合端1
2は、先端を蓋部16Bにより拘束されているので、無
理に折曲しても収納溝14bの外部に突出することはな
く、安全が保証される。
【0051】(第5実施形態)本発明の第5実施形態
は、特に図示しないが、図4に示した第4実施形態のう
ち、第一カバー体15A及び螺環23を不要とすること
により実施できる。
【0052】即ち、下ロクロは、少なくとも一つの歯部
における下歯に、横溝に連通すると共に縦溝の下端を越
えて長く延びる収納溝を形成し、エンドレス結合端を枢
軸用線材に対して下向きに折曲することにより該収納溝
に収納せしめている。
【0053】一方、下ロクロのフランジ部に外装せしめ
られるカバー体は、下ロクロの筒部に形成した雄ねじ部
に螺着される環状部と、フランジ部の外周一部を囲む包
囲壁とを一体に備え、前記包囲壁の周縁によりエンドレ
ス結合端の先端に臨んで収納溝の一部を施蓋する蓋部を
構成している。
【0054】従って、これにより、図4(C)に示した
状態と同様の構造体が可能となる。但し、図4(C)に
示した収納室14aは必須要件でない。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、洋傘における下ロクロ
の受骨枢着構造において、従来、危険なまま放置されて
いた枢軸用線材9におけるエンドレス結合端12の尖鋭
端をカバー体15の蓋部16により包囲することができ
るので、使用者の安全性を担保することが可能になる。
【0056】特に本発明によれば、カバー体15の蓋部
16によりエンドレス結合端12を包囲するに際し、下
ロクロ5のフランジ部5bにおける歯部13を構成する
上歯13a及び下歯13bの一方を欠如することにより
広い収納室14を形成した構成であるから、該収納室1
4にエンドレス結合端12を好適に収納せしめることが
できる。即ち、従来、エンドレス結合端12は、受骨の
組付けに際し、作業者が枢軸用線材9をねじり変形して
撚り結合した後、目分量で切断しているため、長さが定
まらず長短バラツキを有しているが、このような広い収
納室14を形成しておくことにより、エンドレス結合端
12が仮に長いものであっても屈曲させながら該収納室
14に好適に収納せしめることが可能である。そして、
上歯13a及び下歯13bの他方は残存されたまま部分
的縦溝10a、10aを形成しているので、受骨の保持
に支障はなく、この状態で収納室14をカバー体15の
蓋部16により施蓋する構成であるから、危険なエンド
レス結合端12を好適にカバーすることが可能である。
【0057】請求項2に記載の本発明によれば、螺環2
3により、カバー体15の環状部17を該螺環23と下
ロクロのフランジ部5bとの間に締着する構成であるか
ら、開傘及び閉傘動作に伴い下ロクロ5が激しく運動せ
しめられる場合でも、カバー体15が脱落する虞れはな
く、所期の取付状態を保持できるという効果がある。し
かも、カバー体15は、包囲壁18に切欠溝19を形成
し、該切欠溝19をフランジ部5bの縦溝10に合致せ
しめているので、縦溝10に保持された受骨を好適にガ
イドすることができ、特に、収納室14の両側に保持さ
れる一対の受骨を、切欠溝19により部分的縦溝10
a、10aを補完しつつ好適に保持することができると
いう効果がある。
【0058】請求項3に記載の本発明によれば、カバー
体15が下ロクロ5の筒部5aに螺着される雌ねじ部2
2aを有する環状部17を一体に備えているので、請求
項2の発明のような別体の螺環を必要とせず、部品点数
が少なく低コストにて提供できるという効果がある。
【0059】請求項4に記載の本発明によれば、カバー
体を下ロクロに簡単容易かつ強固に装着することがで
き、しかも、エンドレス結合端の先端部をカバー体の蓋
部により収納溝内に押付け状に被覆することができると
いう効果がある。
【0060】請求項5に記載の本発明によれば、エンド
レス結合端12を収納室14aと収納溝14bの何れか
一方に選択的に収納せしめることができ、しかも、第一
カバー体15Aと第二カバー体15Bを選択的に使用す
ることにより、前述のように選択的に収納されたエンド
レス結合端12を好適に被覆することができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示しており、(A)は
下ロクロとカバー体と螺環を分解して示す斜視図、
(B)は組付状態を示す断面図である。
【図2】本発明の第2実施形態を示しており、(A)は
下ロクロとカバー体と螺環を分解して示す斜視図、
(B)は組付状態を示す断面図である。
【図3】本発明の第3実施形態を示しており、(A)は
下ロクロとカバー体を分解して示す斜視図、(B)は組
付状態を示す断面図である。
【図4】本発明の第4実施形態を示しており、(A)は
下ロクロと第一カバー体及び第二カバー体を分解して示
す斜視図、(B)は第一カバー体を用いた第一の方法に
よる組付状態を示す断面図、(C)は第二カバー体を用
いた第二の方法による組付状態を示す断面図である。
【図5】従来技術を示し、(A)は洋傘の1例としての
長傘を示す正面図、(B)は下ロクロの受骨枢着構造を
示す正面図である。
【符号の説明】
4 受骨 4x 受骨の基端部 4y 受骨の軸孔 5 下ロクロ 5a 筒部 5b フランジ部 9 枢軸用線材 10 縦溝 11 横溝 12 エンドレス結合端 13 歯部 13a 上歯 13b 下歯 14 収納室 15 カバー体 15A 第一カバー体 15B 第二カバー体 16 蓋部 17 環状部 18 包囲壁 19 切欠溝 20 爪部 21 雄ねじ部 22 雌ねじ部 23 螺環
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年10月31日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中棒に摺動自在に外挿される筒部を備え
    た下ロクロのフランジ部に、受骨の基端部を挿入せしめ
    る縦溝を放射方向に形成することにより隣合う縦溝間に
    歯部を構成すると共に、前記受骨の各基端部を貫通する
    鉢巻状の枢軸用線材を嵌入せしめる横溝を前記フランジ
    部の周面に周設することにより前記歯部を上歯と下歯に
    分割構成し、前記枢軸用線材の両端部をねじり変形して
    撚り結合することによりエンドレス結合端を設けた洋傘
    における下ロクロの受骨枢着構造において、 少なくとも一つの歯部が上歯又は下歯の一方を欠如する
    ことにより前記エンドレス結合端の収納室を形成し、下
    ロクロのフランジ部に外装せしめられるカバー体が該フ
    ランジ部の外側から前記収納室を施蓋する蓋部を設けて
    成ることを特徴とする洋傘における下ロクロの受骨枢着
    構造。
  2. 【請求項2】 前記カバー体が、下ロクロの筒部に外挿
    される環状部と、フランジ部の外周を囲む包囲壁とを一
    体に備え、包囲壁に前記縦溝に合致する切欠溝を形成す
    ることにより隣合う切欠溝間に爪部を構成し、少なくと
    も一つの爪部により前記蓋部を構成して成り、 下ロクロの筒部に形成した雄ねじ部に螺環を螺着するこ
    とにより、前記カバー体の環状部をフランジ部と螺環の
    間に締着して成ることを特徴とする請求項1に記載の洋
    傘における下ロクロの受骨枢着構造。
  3. 【請求項3】 前記カバー体が、下ロクロの筒部に形成
    した雄ねじ部に螺着される環状部と、フランジ部の外周
    一部を囲む包囲壁とを一体に備え、前記包囲壁の周縁に
    よりエンドレス結合端の先端に臨んで収納室の一部を施
    蓋する蓋部を構成して成ることを特徴とする請求項1に
    記載の洋傘における下ロクロの受骨枢着構造。
  4. 【請求項4】 中棒に摺動自在に外挿される筒部を備え
    た下ロクロのフランジ部に、受骨の基端部を挿入せしめ
    る縦溝を放射方向に形成することにより隣合う縦溝間に
    歯部を構成すると共に、前記受骨の各基端部を貫通する
    鉢巻状の枢軸用線材を嵌入せしめる横溝を前記フランジ
    部の周面に周設することにより前記歯部を上歯と下歯に
    分割構成し、前記枢軸用線材の両端部をねじり変形して
    撚り結合することによりエンドレス結合端を設けた洋傘
    における下ロクロの受骨枢着構造において、 少なくとも一つの歯部における下歯に、横溝に連通する
    と共に縦溝の下端を越えて長く延びる収納溝を形成し、
    該収納溝に前記エンドレス結合端を収納せしめて成り、 下ロクロのフランジ部に外装せしめられるカバー体が、
    下ロクロの筒部に形成した雄ねじ部に螺着される環状部
    と、フランジ部の外周一部を囲む包囲壁とを一体に備
    え、前記包囲壁の周縁によりエンドレス結合端の先端に
    臨んで収納溝の一部を施蓋する蓋部を構成して成ること
    を特徴とする洋傘における下ロクロの受骨枢着構造。
  5. 【請求項5】 中棒に摺動自在に外挿される筒部を備え
    た下ロクロのフランジ部に、受骨の基端部を挿入せしめ
    る縦溝を放射方向に形成することにより隣合う縦溝間に
    歯部を構成すると共に、前記受骨の各基端部を貫通する
    鉢巻状の枢軸用線材を嵌入せしめる横溝を前記フランジ
    部の周面に周設することにより前記歯部を上歯と下歯に
    分割構成し、前記枢軸用線材の両端部をねじり変形して
    撚り結合することによりエンドレス結合端を設けた洋傘
    における下ロクロの受骨枢着構造において、 少なくとも一つの歯部が、上歯を欠如することにより収
    納室を形成すると共に、残存せしめられた下歯に横溝に
    連通すると共に縦溝の下端を越えて長く延びる収納溝を
    形成し、前記エンドレス結合端を前記収納室と前記収納
    溝に選択的に収納せしめて成り、 前記下ロクロのフランジ部に選択的に外装せしめられる
    第一カバー体と、第二カバー体を備えて成り、 第一カバー体は、下ロクロの筒部に外挿される環状部
    と、フランジ部の外周を囲む包囲壁とを一体に備え、包
    囲壁に前記縦溝に合致する切欠溝を形成することにより
    隣合う切欠溝間に爪部を構成し、少なくとも一つの爪部
    により前記収納室を施蓋する蓋部を構成し、下ロクロの
    筒部に形成した雄ねじ部に螺環を螺着することにより、
    該第一カバー体の環状部をフランジ部と螺環の間に締着
    自在に構成して成り、 前記第二カバー体は、下ロクロの筒部に形成した雄ねじ
    部に螺着される環状部と、フランジ部の外周一部を囲む
    包囲壁とを一体に備え、前記包囲壁の周縁により収納溝
    の下端部を施蓋する蓋部を構成して成ることを特徴とす
    る洋傘における下ロクロの受骨枢着構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000018271A1 (fr) * 1998-09-30 2000-04-06 Misuzu Seiko Kabushiki Kaisha Coulant de parapluie
CN114376312A (zh) * 2021-12-11 2022-04-22 厦门太阳圣雨具有限公司 一种伞具的伞骨结构

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