JPH0984470A - 植物栽培方法及びその装置 - Google Patents

植物栽培方法及びその装置

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JPH0984470A
JPH0984470A JP7269201A JP26920195A JPH0984470A JP H0984470 A JPH0984470 A JP H0984470A JP 7269201 A JP7269201 A JP 7269201A JP 26920195 A JP26920195 A JP 26920195A JP H0984470 A JPH0984470 A JP H0984470A
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JP
Japan
Prior art keywords
plant
cultivation
temperature
cold
air conditioner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7269201A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Sumiyoshi
久 住吉
Kazuo Watabe
一夫 渡部
Takashi Ota
隆 太田
Hiroyuki Toge
博之 峠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichirei Corp
Toyo Seisakusho KK
Original Assignee
Nichirei Corp
Toyo Seisakusho KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Nichirei Corp, Toyo Seisakusho KK filed Critical Nichirei Corp
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Publication of JPH0984470A publication Critical patent/JPH0984470A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor

Landscapes

  • Greenhouses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】植物栽培のための温度制御用の装置が小能力の
もので事が足り、設備費及びランニングコストを低減せ
しめ、もって植物の栽培コストを低減せしめる。 【解決手段】植物栽培用の鉢2を嵌入するための孔7を
上板にあけた中空体よりなる支持台3を栽培室1内に設
け、この支持台3内を空気調和機4等によって冷却また
は加温することにより、植物の根の部分だけをその植物
の生長促進温度や花成誘導を惹き起こす温度等の所要の
温度に制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は植物の栽培方法及び
その装置に関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】従来、植物の発芽期や生長
期を植物の出荷時期に合わせて栽培するのに、温室等の
栽培室に冷暖房設備を設けて栽培室内の温度を所要の温
度、例えば生長促進温度や花成誘導を惹き起こす温度に
制御し、この中で植物を栽培する方法がある。
【0003】このような従来の栽培方法では広い栽培室
内の全体を所要の温度まで冷暖房しなければならず、し
かも栽培室内の空気は栽培室の壁や天井を介して外気に
接触するので、外部からの侵入熱があり冷暖房の負荷が
非常に大である。
【0004】したがって大能力の冷暖房装置を設けなけ
ればならず、冷暖房装置の設備費や冷暖房運転に掛かる
ランニングコストが大となり、栽培コストが嵩む原因の
ひとつとなっていた。
【0005】本発明は植物栽培のための温度制御用の装
置が小能力のもので事が足り、設備費及びランニングコ
ストを低減せしめることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、本発明に係る植物栽培方法は植物の根の部分だ
けを所要の温度に冷却または加温することを特徴として
いる。
【0007】本発明に係る第1の植物栽培装置は植物栽
培用の鉢を嵌入するための孔を上板にあけた中空体より
なる支持台を栽培室内に設け、この支持台に空気調和機
からのダクトを接続し、このダクトを介して空気調和機
からの冷風または温風が支持台内に供給させられるよう
にした構成のものとしてある。
【0008】また、本発明に係る第2の植物栽培装置は
植物栽培用の鉢を嵌入するための孔を上板にあけた中空
体よりなる支持台を栽培室内に設け、この支持台内に冷
温水機に接続された熱交換器を設け、この熱交換器に冷
温水機からの冷水または温水が供給させられるようにし
た構成のものとしてある。
【0009】
【実施例】以下本発明に係る植物栽培方法及びその装置
の具体例を添付図面に基づいて詳細に説明する。図にお
いて、符号1は栽培室、2は植物栽培用の鉢、3は鉢2
を支持するための支持台、4は冷却または加温用装置た
る空気調和機、5、6は空気調和機から支持台へ冷風ま
たは温風を供給するためのダクトを示している。
【0010】栽培室1は適宜の採光手段や遮光手段、或
いは照明手段を備えるものとしてあって、室内を栽培す
る植物に適した光量に制御できるようになっている。支
持台2は中空体よりなり、上板には鉢2を嵌入させるた
めの孔7、7を多数あけてある。
【0011】空気調和機4は栽培する植物の種類や生長
の段階に応じて所要温度の冷風または温風を供給できる
ものとしてあり、往ダクト5及び復ダクト6を介して支
持台の内部8に接続されている。なお、植物栽培用の鉢
2には熱伝導性の比較的良い材質のもの、例えば薄いプ
ラスチック性のものを使用することが望ましい。
【0012】上述のように構成された植物栽培装置にお
いては、支持台3の孔7に鉢2を嵌入させることにより
鉢は支持台内に臨み、冷風または温風が空気調和機4か
ら往ダクト5、支持台の内部8を経て復ダクト6により
空気調和機4に戻って再び循環する閉回路が構成され
る。
【0013】鉢2内に植えられた植物の根は支持台3の
中空内部8に供給される冷風または温風により、鉢を介
して所要の温度に冷却または加温される。
【0014】上述のように構成した植物栽培装置によっ
て支持台3の内部8へ空気調和機4から冷風を供給し、
冷却栽培によって胡蝶蘭を次表1に示す試験条件下で試
験したところ表2に示す結果が得られた。
【0015】
【表1】
【0016】
【表2】
【0017】なお、上掲の表2においてAは本実施例の
装置により栽培した試験結果、Bは従来の方法で栽培し
た試験結果で、Cは植物の温度制御を行わなかった場合
の試験結果であり、試験結果A、Bとの対照用に示した
ものである。
【0018】上表2に示されるように、本実施例の装置
による試験結果Aは胡蝶蘭の花芽形成率において従来の
方法による試験結果Bには若干及ばなかったが、冷却設
備の設備費とランニングコストを考慮すれば栽培コスト
自体が格段に低減している。
【0019】また、上述の試験と同様に本実施例の植物
栽培装置によって支持台3の内部8へ空気調和機4から
冷風を供給し、冷却栽培によってオドントグロッサム及
びその関係属を次表3に示す試験条件下で試験したとこ
ろ表4に示す結果が得られた。
【0020】
【表3】
【0021】
【表4】
【0022】なお、上掲の表4においては前述した胡蝶
蘭の試験結果(表2)と同様にAは本実施例の装置によ
り栽培した試験結果、Bは従来の方法で栽培した試験結
果で、Cは植物の温度制御を行わなかった場合の試験結
果であり、試験結果A、Bとの対照用に示したものであ
る。
【0023】上表4に示されるように、オドントグロッ
サム及びその関係属の幼芽伸長率においては、本実施例
の装置による試験結果Aが従来の栽培方法による試験結
果Bよりも良好であり、バルブ(偽鱗茎:養分を蓄えて
おくところであり、根からの養分供給が不足するとバル
ブ内の養分が使用されてバルブにしわが生じ、商品価値
がなくなる)の状態も良好であった。
【0024】次に、本発明に係る植物栽培装置の他の実
施例を図3に基づいて説明する。図において、符号9は
冷温水供給装置、10は支持台3内に設けられた熱交換
器、11は冷温水供給装置から熱交換器へ冷水または温
水を供給するための配管を示している。
【0025】本実施例の装置では、冷温水供給装置9か
ら供給される所要温度の冷水または温水を配管11を介
して熱交換器10へ送り、この冷水または温水によって
支持台内部8が冷却または加温され、鉢2の温度が所要
の温度に保たれるようになっている。
【0026】熱交換器10にはプレート熱交換器やフィ
ンコイル熱交換器あるいはヘアピンコイル等を使用す
る。また、上述した実施例における熱交換器10の代わ
りに熱伝導性の高い素材よりなる配管を支持台3の内部
8に設け、この配管を、鉢2を嵌入するための孔7の回
りに配設してこの配管内に冷水または温水を循環させ、
鉢のまわりを冷却または加温するようにしてもよい。
【0027】
【発明の作用、効果】本発明に係る植物栽培方法及びそ
の装置は上述した構成により次の作用、効果を奏し得
る。栽培する植物の根の部分だけを冷却または加温して
植物の種類に応じた所要の温度、例えば生長促進温度や
花成誘導を惹き起こす温度に制御することにより、栽培
室全体を冷却または加温する従来の栽培方法とほぼ同程
度の花成誘導、栽培結果を得ることができる。
【0028】また、本発明の装置によって植物を植えた
鉢回りを冷却または加温することにより、植物の根が所
要の温度に制御され、栽培室内全体を冷暖房する必要が
なく、仮に栽培室内の冷暖房を行うとしても本発明に係
る装置を併用すれば、従来の栽培室内温度の設定値の幅
を拡げて栽培することができる。
【0029】さらに、栽培温度環境が異なる複数の植物
(異種の植物、或いは同一種の植物であっても生長段階
の異なるもの)をそれぞれ本発明に係る個別の栽培装置
で栽培することにより、ともに同じ栽培室内で栽培する
こともできる。
【0030】したがって、栽培室内全体を植物に合わせ
た適正温度に冷暖房する従来の方法に比べて冷却または
加温の負荷が格段に小で冷却や加温用の設備も小型のも
ので事が足り、設備費および植物の温度制御に要するラ
ンニングコストを低減せしめることができる。
【0031】また、本発明に係る装置は冷却や加温用の
設備が小型で済み、しかもランニングコストが小である
ので、家庭用の小規模な栽培装置としても利用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る植物栽培装置の一例を示す構成
図。
【図2】支持台の平面図。
【図3】本発明に係る植物栽培装置の他の実施例を示す
構成図。
【符号の説明】
1 栽培室 2 鉢 3 支持台 4 空気調和機 5、6 ダクト 7 鉢嵌入用の孔 8 支持台の中空内部 9 冷温水供給装置 10 熱交換器 11 配管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 峠 博之 東京都世田谷区船橋5−3−6

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】植物の根の部分だけを所要の温度に冷却ま
    たは加温することを特徴とする植物栽培方法。
  2. 【請求項2】植物栽培用の鉢を嵌入するための孔を上板
    にあけた中空体よりなる支持台を栽培室内に設け、この
    支持台に空気調和機からのダクトを接続し、このダクト
    を介して空気調和機からの冷風または温風が支持台内に
    供給させられるように構成してなる植物栽培装置。
  3. 【請求項3】植物栽培用の鉢を嵌入するための孔を上板
    にあけた中空体よりなる支持台を栽培室内に設け、この
    支持台内に冷温水機に接続された熱交換器を設け、この
    熱交換器に冷温水機からの冷水または温水が供給される
    ように構成してなる植物栽培装置。
JP7269201A 1995-09-22 1995-09-22 植物栽培方法及びその装置 Pending JPH0984470A (ja)

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JP7269201A JPH0984470A (ja) 1995-09-22 1995-09-22 植物栽培方法及びその装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010178674A (ja) * 2009-02-05 2010-08-19 Tokai Bussan Kk 局所温度調節装置及び局所温度調節装置を用いた育成方法
JP2015057972A (ja) * 2013-09-18 2015-03-30 翼 寺部 胡蝶蘭栽培方法および胡蝶蘭用照明装置
CN115250807A (zh) * 2022-08-17 2022-11-01 浙江省农业科学院 一种穴盘苗根系降温设备

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JP2010178674A (ja) * 2009-02-05 2010-08-19 Tokai Bussan Kk 局所温度調節装置及び局所温度調節装置を用いた育成方法
JP2015057972A (ja) * 2013-09-18 2015-03-30 翼 寺部 胡蝶蘭栽培方法および胡蝶蘭用照明装置
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