JPH0984081A - 受信装置 - Google Patents

受信装置

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JPH0984081A
JPH0984081A JP7233834A JP23383495A JPH0984081A JP H0984081 A JPH0984081 A JP H0984081A JP 7233834 A JP7233834 A JP 7233834A JP 23383495 A JP23383495 A JP 23383495A JP H0984081 A JPH0984081 A JP H0984081A
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昌宏 猪崎
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  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線呼出装置はページダウンキーの操作に対
してメッセージの先頭ページを表示していたので、扱い
難い印象を与えていた。 【解決手段】 マイコン104は、受信したメッセージ
を、一旦SRAM105内に書き込んでおき、受信完了
後、定型文を表す文字コードをマスクROM106内の
対応表中で対応する文字列に展開して、SRAM105
内の別の領域に書き直す。書き直し完了後、受信時のメ
ッセージを無効化し、書き直されたメッセージの先頭ア
ドレスにポインタをセットする。マイコン104は、ポ
インタのアドレスから1ページ分の文字列を読み出して
表示データを作成する。さらに、マイコン104は、ペ
ージアップキーの操作に対してポインタのアドレスを次
ページの先頭に更新し、ページダウンキーの操作に対し
て前ページの先頭に更新し、1ページ分の表示データを
作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線チャネルを介
して基地局から送信されてきたメッセージを受信し、使
用者にメッセージの受信を報知するとともに、受信した
メッセージを表示するページャなどの携帯用の無線呼出
装置や、FM多重受信装置などの受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、無線チャネルを介して基地局から
送信されてきたメッセージを受信し、使用者にメッセー
ジの受信を報知するとともに、受信したメッセージを表
示するページャなどの携帯用の無線呼出装置が普及して
いる。一般に、このような無線呼出装置は、内部にSR
AM(スタティックRAM)などによるメモリを備え、
受信したメッセージを一旦、前記メモリ内に記憶してお
き、それより後に、使用者の指示に応じて、表示する機
能を備えている。このような無線呼出装置の機能を利用
して、中国や香港などでは、加入者に対して加入者の無
線呼出装置に天気予報、交通情報、テレビジョンの番組
案内などの文字情報を提供する情報提供サービスが行わ
れている。無線呼出装置では、このような様々な内容の
文字情報を可変長のメッセージとして受信する。
【0003】このため、無線呼出装置に受信されるメッ
セージのうちには、その内容によって長いデータ長を有
するものが含まれる。しかし、メッセージは1文字ずつ
シリアルに伝送されるので、伝送されるメッセージのデ
ータ長が長ければ長いほど、1つのメッセージの伝送中
に電波状況の変動によるメッセージの伝送誤りを生じる
可能性が高い。
【0004】一般に、前記メッセージのうちには、常に
同一文型で伝送されるメッセージが含まれている。この
ため、常に同一文型で伝送されるメッセージ中の共通部
分を表した文字列、例えば、「で、待っています。」、
「帰家して下さい。」などを表した文字列は、あらかじ
め「定型文」として定められている。この定型文は、メ
ッセージ中において、未使用の文字コードによって表わ
される。なお、未使用の文字コードとは、JISコード
や中国語コードなどの既存の規格によってすでにコード
の割当てが定められている文字コード(以下、「通常文
字」という。)以外の文字コードをいう。これにより、
メッセージ中に含まれる定型文の数が多いほど、また、
定型文のもとの文字列の文字数と、対応する文字コード
との文字数の差が大きいほど、基地局と無線呼出装置と
の間で伝送されるメッセージの長さを短縮することがで
き、メッセージの伝送効率を高めることができる。
【0005】従って、無線呼出装置は、通常文字と、定
型文を表す文字コードとが混在するメッセージをシリア
ルに受信し、受信されるメッセージ中の文字コードを、
1つ受信する毎にリアルタイムで前記メモリ内に記憶
し、受信完了後、そのメッセージを前記メモリ内から読
み出して表示することになる。また、すでに説明したよ
うに、無線呼出装置は可変長のメッセージを受信するの
で、受信されたメッセージの中には、その表示内容を1
回の表示で表示しきれないものも含まれる。この場合、
無線呼出装置は、使用者の指示に応じて、または、一定
時間間隔で、表示画面の表示内容(以下、表示画面の1
回の表示内容を「ページ」という。)を順次切り換える
ことにより、1つのメッセージを表示する。
【0006】以下に、従来の無線呼出装置の具体的なメ
ッセージ表示動作について説明する。図5は、従来の無
線呼出装置におけるメッセージの解読方法を示す説明図
である。図5(a)は、受信されたメッセージ(以下、
「受信メッセージ」という。)の記憶状態を示す。図5
(b)は、定型文を表す文字コードと、その展開文とを
対応づけて表した対応表を示す。図5(b)において、
「○」、「△」および「□」はそれぞれ異なる定型文を
表す文字コードを示し、「×」は1個の通常文字を示
す。図5(c)は、定型文を表す文字コードに対応し
て、対応表から読み出された展開文を示す。図5(d)
は、図5(a)のメッセージから作成された表示データ
を示す。
【0007】図5(a)に示すように、前記メモリ(S
RAM)内には、メッセージが、通常文字と、定型文を
表す文字コードとが混在した形で記憶されている。無線
呼出装置内のマイクロコンピュータ(以下、「マイコ
ン」という。)は、メッセージの表示に際して、SRA
M内から当該メッセージのうち、表示すべき文字数の文
字コードを1文字ずつ読み出す。マイコンは、当該メッ
セージの先頭から何文字目まで読み出したかを、マイコ
ン中のページポインタに記憶しておく。
【0008】また、前記マイコン内には、表示すべき文
字数分の表示データを記憶する図5(d)に示すような
表示データメモリが備えられている。マイコンは、読み
出した文字コードが通常文字であるか、定型文を表す文
字コードであるかを判定し、通常文字であれば、その文
字コードに対応する表示データを作成して前記表示デー
タメモリ内に書き込む。定型文を表す文字コードであれ
ば、無線呼出装置内に別途記憶している図5(b)に示
した対応表から、その文字コードに対応した定型文のも
との文字列であり、通常文字で記憶されている展開文を
読み出して、前記表示データメモリとは別のメモリであ
る、図5(c)に示したマイコン内の定型文メモリに書
き込む。
【0009】マイコンは、前記表示データメモリ内にす
でに書き込まれている表示データがあれば、表示すべき
文字数から、前記表示データメモリ内にすでに書き込ま
れている表示データの文字数を差し引いて、残りの文字
数分だけ前記定型文メモリ内の先頭から文字列を読み出
し、表示データを作成して表示データメモリ内に書き込
む。表示データメモリに1ページ分の表示データが書き
込まれると、そのページが表示される。
【0010】マイコンは、前記定型文メモリ内の展開文
の途中までを読み出した場合、先頭から何文字目まで読
み出したかをマイコン中の定型文ポインタに記憶してお
く。ここで、次のページに(順方向に)ページ送り表示
を指示するページアップキーが押下された場合、マイコ
ンは、前記定型文メモリ内の展開文から、次の文字列を
読み出し、表示データを作成して表示データメモリ内に
書き込む。マイコンは、前記定型文メモリ内の展開文の
全文字列を読み出すと、前記定型文メモリおよび前記定
型文ポインタをリセットする。この時点で、表示データ
メモリに1ページ分の表示データが書き込まれていない
場合は、マイコンは、SRAMから次の文字コードを読
み出す。以下、上記手順により、ページアップキーが押
下される毎に、メッセージの表示内容が順次ページ送り
されて表示され、メッセージの全ページが表示される。
また、メッセージ中のあるページが表示されている際
に、逆方向にページ送り表示を指示するページダウンキ
ーが押下された場合には、マイコンは、前記ページポイ
ンタ、前記定型文メモリおよび前記定型文ポインタをリ
セットした後、上記手順により、当該メッセージの先頭
ページを表示する。
【0011】これにより、例えば、あるメッセージが3
ページ分の長さであった場合、当該メッセージの表示内
容は、使用者がページアップキーを押下する毎に、1ペ
ージ目→2ページ目→3ページ目と順次表示される。こ
れに対し、当該メッセージの例えば3ページ目が表示さ
れているときに、使用者がページダウンキーを押下した
場合には、3ページ目→1ページ目と表示される。すな
わち、無線呼出装置は、ページアップキーが押下された
場合には、順次、次のページを表示するが、ページダウ
ンキーが押下された場合には、直前のページを表示する
のではなく、当該メッセージの先頭ページを表示する。
ページダウンキーが押下された場合に直前のページを表
示しないのは、表示に際して、メッセージ中の定型文を
表す文字コードを、その都度展開しなければならない都
合上、逆方向にページ送り表示する処理手順が、順方向
にページ送り表示する処理手順以上に煩雑となるからで
ある。すなわち、定型文ポインタを備えていても、それ
ぞれの定型文の長さはまちまちであるため、定型文の後
ろからの文字数を定型文メモリ内のアドレスで単純に指
示することが困難であり、また、定型文の長さはその定
型文を対応表から読み出してみなければ判らないからで
ある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、すでに
説明したように、無線呼出装置に受信されるメッセージ
の中には、その内容によって、例えば10ページ程度の
比較的長い表示内容を有するものも含まれる。このよう
な比較的長い表示内容を使用者が見る場合、特に、メッ
セージの後半部分を前のページにさかのぼって見ようと
する場合、ページダウンキーを押下することによってメ
ッセージの表示が一度に先頭ページに戻ってしまうと、
使用者は所望のページまで、ページアップキーを何度も
押下しなければならず、手間がかかってわずらわしいと
いう問題点がある。例えば、メッセージの10ページ目
が表示されているときに、使用者が9ページ目を見たい
と思ったときには、ページダウンキーを押下することに
より一旦、無線呼出装置に1ページ目を表示させた後、
そこからページアップキーを押下することにより、順次
ページを切り換えて9ページ目を表示させなければなら
ない。この場合、使用者は、ページダウンキーを1回、
ページアップキーを8回押下しなければならないことに
なり、使用者にとってはわずらわしい操作となる。
【0013】また、表示画面を有する他の一般的な情報
処理装置、例えば電子手帳などでは、ページアップキー
とページダウンキーとは、ページ送りの方向が異なるだ
けで、いずれも、押下されることによって、1ページず
つ表示内容をページ送りして表示するために用いられる
ことが多い。このため、無線呼出装置において、ページ
アップキーとページダウンキーとが異なるページ送り動
作をするというのは、使用者の感覚に合わず、上記問題
点と相まって、使用者にとって所望の表示内容のページ
を検索する操作が非常にわずらわしく、無線呼出装置が
扱いづらい印象を与えてしまうという問題点を有する。
【0014】さらに、従来の無線呼出装置では、表示の
際に定型文を展開するので、順方向のページ送りであっ
ても、上記のような煩雑な処理手順を、ページ送りの都
度行わなければならなず、表示の際のマイコンの負荷が
大きくなるという問題点を有する。本発明は上記問題点
に鑑みてなされたものであり、定型文を含んだ可変長メ
ッセージを受信する場合においても、受信したメッセー
ジをより簡単な処理手順で表示し、使用者のキー操作と
それに対応するページ送り表示とが使用者にとって違和
感なく行われ、使用者が容易に所望のページを確認する
ことができる無線呼出装置の提供を目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載の無線呼出装置は、定型文を
構成する文字コード列とその定型文を表す定型文文字コ
ードとの対応を示す対応表を記憶している対応表記憶手
段と、メッセージを記憶するための記憶領域を有したメ
ッセージ記憶手段と、定型文文字コードが混在する文字
コード列として受信したメッセージを、そのままメッセ
ージ記憶手段に書き込む第1書き込み手段と、第1書き
込み手段によって書き込まれたメッセージ中の全文字コ
ードを、1文字ずつ順に読み出す読み出し手段と、読み
出された文字コードにつき前記対応表を検索し、読み出
された文字コードが定型文文字コードであるか否かを判
定する判定手段と、前記判定の結果、読み出された文字
コードが定型文文字コードであれば、対応表中の当該定
型文文字コードに対応した文字コード列を、そうでなけ
れば読み出された文字コードをそのまま、メッセージ記
憶手段内の所定の空き記憶領域に、同一メッセージにつ
いて読み出された順に連続的して書き込む第2書き込み
手段と、第2書き込み手段によって書き込まれたメッセ
ージ中の先頭アドレスを記憶するアドレス記憶手段と、
次のページにページ送り表示を指示する内容の入力を受
け付ける順方向ページ送り指示入力手段と、順方向ペー
ジ送り指示入力手段からの入力に応じて、アドレス記憶
手段内のアドレスを次のページの先頭アドレスに更新す
る第1アドレス更新手段と、前のページにページ送り表
示を指示する内容の入力を受け付ける逆方向ページ送り
指示入力手段と、逆方向ページ送り指示入力手段からの
入力に応じて、アドレス記憶手段内のアドレスを前のペ
ージの先頭アドレスに更新する第2アドレス更新手段
と、アドレス記憶手段内のアドレスから、1ページ分の
文字コード列を読み出すページ読み出し手段と、ページ
読み出し手段によって読み出された文字コード列を表示
する表示手段とを備える。
【0016】請求項2記載の無線呼出装置は、請求項1
記載の無線呼出装置において、さらに、メッセージの受
信完了を検出する受信完了検出手段と、受信完了検出手
段が受信完了を検出した後、前記読み出し手段に読み出
しを許可する読み出し許可手段とを備え、前記読み出し
手段は、読み出し許可手段からの許可を得た後、読み出
しを開始する。
【0017】
【発明の実施の形態】
【0018】
【実施例】図1は、本発明の一実施例である無線呼出装
置100の構成を示すブロック図である。無線呼出装置
100は、RF(radio frequency)ブ
ロック101、デコーダ102、EEP(electr
ical erasable programabl
e)ROM103、マイコン104、SRAM105、
マスクROM106、LCD(液晶ディスプレイ)ドラ
イバ107、LCDモジュール108、キーマトリクス
109、LED(発光ダイオード)110、バイブレー
タ111およびブザー112を備える。さらに、マイコ
ン104は、表示データメモリ113を備える。
【0019】RFブロック101は、常時、一定時間間
隔で、所定の長さの無線情報を受信し、受信した無線情
報をデコーダ102に出力する。また、デコーダ102
からの指示に従って、前記無線情報に続いて送信されて
くる基地局からの可変長メッセージを受信し、デコーダ
102に出力する。デコーダ102は、受信された無線
情報から、その情報が当該無線呼出装置100に宛てて
送信されたものであるか否かを識別する。識別の結果、
当該無線呼出装置100宛てであれば、引き続きそれに
続くメッセージを受信するようRFブロック101に指
示するとともに、マイコン104に割り込み信号を出力
する。これに続いて、デコーダ102は、RFブロック
101で受信されたメッセージ中の文字コードを、シリ
アルデータとして順次マイコン104に転送する。さら
に、デコーダ102は、メッセージの受信の完了を検出
し、マイコン104に通知する。また、デコーダ102
は、識別の結果、当該無線呼出装置100宛てであれ
ば、LED110、バイブレータ111およびブザー1
12を駆動して受信を報知する。
【0020】EEPROM103は、設定された環境デ
ータ、例えば、SRAM105内のメッセージを再配置
するタイマー設定時刻、あるいは、受信報知のタイマー
設定時刻とそれに対応する受信報知方法などを記憶す
る。マイコン104は、1文字ずつ受信されるメッセー
ジ中の文字コードを、メッセージの受信中には一旦、そ
のままの文字コードでSRAM105内に書き込んでお
く。デコーダ102からの受信完了の通知を受けたとき
には、マイコン104は、書き込んだ受信メッセージの
先頭から、1文字ずつ、マスクROM106内の対応表
と照合し、照合した文字コードが通常文字であればその
まま、定型文を表す文字コードであれば、対応表中でそ
れに対応する文字列に展開して、SRAM105内の受
信メッセージに続く空き記憶領域に書き込んでいく。こ
のようにして、受信メッセージ中の全文字コードが解読
され、解読されたメッセージがSRAM105内に書き
込まれると、マイコン104は、受信メッセージの制御
情報を変更し、その受信メッセージを無効にし、解読後
のメッセージ(以下、「解読メッセージ」という。)を
有効とする。以下では、マイコン104の上記メッセー
ジ解読処理について、図2および図3を用いて、より詳
細に説明する。さらに、マイコン104は、解読された
SRAM105内のメッセージを用いて、1ページ分ず
つの表示データを作成し、受信したメッセージの内容を
LCDモジュール108にページ送り表示する。マイコ
ン104のページ送り表示処理については、以下で、図
4を用いてより詳細に説明する。
【0021】図2は、本実施例のSRAM105におけ
る記憶領域区分およびメッセージの記憶状態を示す説明
図である。図2(a)は、SRAM105内の記憶領域
区分を示す。図2(b)は、受信メッセージの内容を示
す。図2(c)は、解読メッセージの内容を示す。図3
は、本実施例のマイコン104の受信メッセージの解読
における処理手順を示すフローチャートである。
【0022】メッセージの受信が開始されると、マイコ
ン104は、割り込み信号とともにデコーダ102から
1文字ずつ転送されてきたメッセージ中の文字コード
を、図2(b)に示すようにそのままの文字コードで、
SRAM105内のデータ領域末尾の空き記憶領域の先
頭から順次、書き込む(ステップS301、ステップS
302)。デコーダ102からの受信完了の通知により
(ステップS303)、マイコン104は、受信メッセ
ージの先頭アドレスおよび末尾アドレスなどを記述した
制御情報を作成して、SRAM105内の制御情報領域
に書き込んだ後、SRAM105内に書き込まれた受信
メッセージの解読を開始する。マイコン104は、以下
のように1文字ずつ受信メッセージを解読し、図5
(a)に示すように、SRAM105のデータ領域内
で、受信メッセージが書き込まれている記憶領域に続く
空き記憶領域に、解読メッセージを書き込む。
【0023】すなわち、マイコン104は、受信時にS
RAM105に書き込んだ受信メッセージを、先頭文字
から順に1文字ずつ読み出し(ステップS304)、マ
スクROM106内の対応表を検索することにより(ス
テップS305)、その文字コードが通常文字を表す文
字コードであるか定型文を表す文字コードであるかを識
別する(ステップS306)。識別の結果、定型文を表
す文字コードであれば、マイコン104は、マスクRO
M106内の対応表から、その文字コードに対応する展
開文を読み出して(ステップS307)、SRAM10
5内の前記空き記憶領域に書き込む(ステップS30
8)。通常文字を表す文字コードであれば、そのまま前
記空き記憶領域に書き込む(ステップS308)。
【0024】このようにして、マイコン104は、受信
メッセージを、1文字ずつ解読しながらSRAM105
内の前記空き記憶領域に書き込んでいくことにより、解
読メッセージを作成する。さらに、マイコン104は、
受信メッセージ中の全文字コードを解読し、前記空き記
憶領域に書き込み終わると(ステップS309)、解読
メッセージに関するアドレスなどの制御情報を作成して
SRAM105の制御情報領域に書き込むとともに、受
信メッセージに関する制御情報を消去することにより、
受信メッセージを無効にする(ステップS310)。
【0025】図4は、本実施例のマイコン104におけ
る、キー操作に対応したページ送り表示の処理手順の一
例を示すフローチャートである。マイコン104は、8
文字×2行分の表示データを記憶する表示データメモリ
113と、SRAM105内のアドレスを記憶する図示
しないアドレスポインタとを有しており、解読メッセー
ジ作成完了後、当該解読メッセージの表示を開始する。
まず、マイコン104は、アドレスポインタ内のアドレ
スを、解読メッセージの先頭の直前のアドレスに初期化
する(ステップS401)。
【0026】次いで、アドレスポインタ内のアドレスが
解読メッセージの末尾アドレスでなければ(ステップS
402)、アドレスポインタ内のアドレスの次のアドレ
スから、通常文字からなる8文字×2行分の文字コード
を読み出して(ステップS403)、読み出された文字
列の末尾アドレスをアドレスポインタ内に記憶する(ス
テップS404)。マイコン104は、読み出された文
字列の表示データを作成し、表示データメモリ113内
に書き込むとともに(ステップS405)、表示データ
の書き込み完了後、当該表示データをLCDドライバ1
07に転送する。これにより、メッセージの1ページ目
が表示される。ステップS402において、アドレスポ
インタ内のアドレスが解読メッセージの末尾アドレスで
あればステップS406の処理に移る。
【0027】このとき、ページアップキーが押下される
と(ステップS406)、マイコン104は、ステップ
S402の処理に戻る。また、ページダウンキーが押下
されると(ステップS407)、アドレスポインタ内の
アドレスが解読メッセージの1ページ目の末尾アドレス
でなければ(ステップS408)、マイコン104は、
アドレスポインタ内のアドレスを2ページ分、すなわ
ち、8文字×4行分前に戻し(ステップS409)、ス
テップS402の処理に戻る。ステップS408におい
て、アドレスポインタ内のアドレスが解読メッセージの
1ページ目の末尾アドレスであれば、ステップS406
の処理に戻る。
【0028】なお、ステップS404の表示データ作成
処理から一定時間経過後、ステップS402の読み出し
処理に移り、一定時間間隔で順次、次のページにページ
送り表示するようにしてもよい。SRAM105は、約
32Kバイトの記憶容量を有し、主として、受信された
メッセージを記憶する。図2(a)に示したように、S
RAM105の記憶領域は、制御情報領域、作業領域お
よびデータ領域に区分されている。
【0029】制御情報領域として区分された、80番地
〜7FF番地までの約2Kバイトの記憶領域には、後述
のデータ領域に記憶されている有効な各メッセージにつ
いて、当該メッセージの先頭アドレスおよび末尾アドレ
スなどを記述した制御情報が記憶される。作業領域とし
て区分された、800番地〜1FFF番地までの6Kバ
イトの記憶領域には、データの加工などの処理において
中間的に発生するデータなどが一時的に記憶される。ま
た、作業領域は、他の処理のための予備の記憶領域とし
て用いられる。
【0030】データ領域として区分された、2000番
地〜7FFF番地までの24Kバイトの記憶領域には、
受信されたメッセージの内容が、メッセージ単位で書き
込まれる。マスクROM106は、定型文を表す文字コ
ードと、それに対応する展開文との対応を表した対応表
など、あらかじめ無線呼出装置に設定された固定的なデ
ータを記憶する。定型文を表す文字コードは、例えば、
先頭3ビットが「7」で始まる14ビットの2バイトコ
ードで表される。
【0031】LCDドライバ107は、表示データメモ
リ113から転送されてきた表示データに基づいて、L
CDモジュール108を駆動する。LCDモジュール1
08は、例えば、128×32ドット(8文字×2行)
のドットマトリクスLCDなどによって実現され、表示
データに基づいてLCDドライバ107に駆動されるこ
とにより、無線呼出装置の使用者を呼び出した相手先名
や受信されたメッセージの内容などを文字や図形で表示
する。
【0032】キーマトリクス109は、使用者の操作に
応じた入力値を入力する。LED110は、光により使
用者にメッセージの受信を報知する。バイブレータ11
1は、振動により使用者にメッセージの受信を報知す
る。ブザー112は、音により使用者にメッセージの受
信を報知する。なお、マイコン104がSRAM105
にアクセスするときには、高周波が発生し、マイコン1
04がSRAM105にアクセスしている間にRFブロ
ック101で受信されるデータには受信誤りを生じやす
いことが知られている。このため、受信中のメッセージ
の1文字を受信する都度、その文字コードを解読して書
き直そうとする場合には、新たに受信される文字コード
には受信誤りを生じやすく、この方法は適当でない。こ
れに対し、本実施例によれば、無線呼出装置100は、
メッセージの受信完了後にメッセージの解読を開始する
ので、メッセージの解読による高周波ノイズの影響を受
けないで、より正確にメッセージを受信することができ
る。
【0033】また、上記と同様の理由により、マイコン
104が受信メッセージから解読メッセージを作成し
て、作成した解読メッセージをSRAM105内に書き
込み終わるまでの間は、無線呼出装置100は新たなメ
ッセージを受信することはできない。しかし、受信メッ
セージの解読に要する時間はmsecの単位であるた
め、これに起因して新たなメッセージの受信の機会を失
う確率は低く、このデメリットはトレードオフの関係と
して得られる以下の効果に対して無視しうる程度に小さ
いということができる。
【0034】また、本実施例によれば、無線呼出装置1
00は、受信したメッセージ中の定型文を表す文字コー
ドを、あらかじめ展開してSRAM105内に記憶して
おく。これにより、定型文を表す文字コードを表示の都
度展開する必要がなくなり、従来の無線呼出装置に比べ
て、使用者のキー操作に対応してより簡単な処理手順で
順方向のページ送り表示を行うことができ、ページ送り
表示の際のマイコン104の負荷を軽減することができ
るとともに、図4に示したような簡単な処理手順で、逆
方向のページ送り表示をも行うことができる。また、こ
の結果、使用者は、違和感なくページ送り表示の指示操
作を行うことができ、容易に所望の表示内容を検索する
ことができる。
【0035】なお、上記の実施例では、無線呼出装置に
用いた例について説明したが、本発明は、その他の受信
装置にも適用することができる。例えば、FM放送信号
に文字情報等のディジタル信号が多重化されたFM多重
信号を受信するFM多重受信装置にも適用することがで
きる。
【0036】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、定型文
文字コードが混在する文字コード列として受信したメッ
セージ中の定型文文字コードを、あらかじめ定型文の文
字列に対応した文字コード列に書き直してメッセージ記
憶手段に記憶しておくので、順方向ページ送り指示入力
手段からの入力と逆方向ページ送り指示入力手段からの
入力とに応じて、アドレス記憶手段内のアドレスを更新
することにより、順方向、逆方向ともに、簡単な処理手
順でページ送り表示を行うことができる。この結果、使
用者は、表示されるページを見ながら順方向ページ送り
指示入力手段と逆方向ページ送り指示入力手段とを違和
感なく操作し、容易に所望のページを確認することがで
きるという効果を奏する。
【0037】請求項2記載の本発明によれば、読み出し
手段は、受信完了検出手段が受信完了を検出した後、第
1書き込み手段によって書き込まれたメッセージ中の文
字コードの読み出しを開始するので、受信中のメッセー
ジに、読み出し手段および第2書き込み手段によるメッ
セージ記憶手段へのアクセスによって生じるノイズの悪
影響を受けることなく、より正確にメッセージを受信す
ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である無線呼出装置100の
構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例のSRAM105における記憶領域区
分およびメッセージの記憶状態を示す説明図である。
【図3】本実施例のマイコン104の受信メッセージの
解読における処理手順を示すフローチャートである。
【図4】本実施例のマイコン104における、キー操作
に対応したページ送り表示の処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図5】従来の無線呼出装置におけるメッセージの解読
方法を示す説明図である。
【符号の説明】
100 無線呼出装置 101 RFブロック 102 デコーダ 103 EEPROM 104 マイコン 105 SRAM 106 マスクROM 107 LCDドライバ 108 LCDモジュール 109 キーマトリクス 110 LED 111 バイブレータ 112 ブザー 113 表示データメモリ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局からのメッセージを、無線チャネ
    ルを介して受信し、その内容をページ単位に表示する受
    信装置であって、 定型文を構成する文字コード列と、その定型文を表す定
    型文文字コードとの対応を示す対応表を記憶している対
    応表記憶手段と、 メッセージを記憶するための記憶領域を有したメッセー
    ジ記憶手段と、 定型文文字コードが混在する文字コード列として受信し
    たメッセージを、そのままメッセージ記憶手段に書き込
    む第1書き込み手段と、 第1書き込み手段によって書き込まれたメッセージ中の
    全文字コードを、1文字ずつ順に読み出す読み出し手段
    と、 読み出された文字コードにつき前記対応表を検索し、読
    み出された文字コードが定型文文字コードであるか否か
    を判定する判定手段と、 前記判定の結果、読み出された文字コードが定型文文字
    コードであれば、対応表中の当該定型文文字コードに対
    応した文字コード列を、そうでなければ読み出された文
    字コードをそのまま、メッセージ記憶手段内の所定の空
    き記憶領域に、同一メッセージについて読み出された順
    に連続的して書き込む第2書き込み手段と、 第2書き込み手段によって書き込まれたメッセージ中の
    先頭アドレスを記憶するアドレス記憶手段と、 次のページにページ送り表示を指示する内容の入力を受
    け付ける順方向ページ送り指示入力手段と、 順方向ページ送り指示入力手段からの入力に応じて、ア
    ドレス記憶手段内のアドレスを次のページの先頭アドレ
    スに更新する第1アドレス更新手段と、 前のページにページ送り表示を指示する内容の入力を受
    け付ける逆方向ページ送り指示入力手段と、 逆方向ページ送り指示入力手段からの入力に応じて、ア
    ドレス記憶手段内のアドレスを前のページの先頭アドレ
    スに更新する第2アドレス更新手段と、 アドレス記憶手段内のアドレスから、1ページ分の文字
    コード列を読み出すページ読み出し手段と、 ページ読み出し手段によって読み出された文字コード列
    を表示する表示手段とを備えることを特徴とする受信装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の受信装置において、さら
    に、 メッセージの受信完了を検出する受信完了検出手段と、 受信完了検出手段が受信完了を検出した後、前記読み出
    し手段に読み出しを許可する読み出し許可手段とを備
    え、 前記読み出し手段は、読み出し許可手段からの許可を得
    た後、読み出しを開始することを特徴とする受信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100836049B1 (ko) * 2006-02-10 2008-06-09 엘지전자 주식회사 이동통신 단말기 및 그의 문자메시지 작성 방법

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