JPH0983944A - 画像取込装置及び印刷装置 - Google Patents

画像取込装置及び印刷装置

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JPH0983944A
JPH0983944A JP7255809A JP25580995A JPH0983944A JP H0983944 A JPH0983944 A JP H0983944A JP 7255809 A JP7255809 A JP 7255809A JP 25580995 A JP25580995 A JP 25580995A JP H0983944 A JPH0983944 A JP H0983944A
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JP
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image
image data
memory
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image capturing
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JP7255809A
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Inventor
Hiroto Shimizu
博人 志水
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影された連続画像の中からブレの少ない画
像を選択して印刷する装置を提供することである。 【解決手段】 画像制御部44は、時系列的に供給され
る各画像を画像メモリ43に格納すると共に各画像の検
出エリア内の各画素の輝度を判別し、隣接する画素間の
輝度の差の絶対値の累算値を求める。CPU13は累算
値が最も大きい画像をブレが少ない画像として選択し、
プリンタ22により印刷する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はビデオカメラ等の
撮影装置(撮像装置)で時系列的・連続的に撮影された
画像の中から任意の画像を選択して印刷する画像取込・
印刷装置において、撮影装置の振動等の原因による画像
のずれ(以下画像のブレという)の少ない画像を選択
し、印刷する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】銀塩フィルムカメラ、ビデオカメラ等の
撮影装置において、図12に示すように、本来の光軸に
対して正しい像面ZAだけでなく、像面ZBや像面ZC
のような像面が手ブレ等で発生し、表示品位を劣化させ
る。
【0003】そこで、図13に示すように有効画面を実
際の画面(撮像可能画面)より小さくし、像ZDから像
ZEへの画像ブレに対し有効画面を移動することによ
り、ブレを低減する機能を有する撮影装置も提案されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のブレ低
減方法は、撮像した画像からブレの発生の有無を判別し
ている。例えば、図13の像ZDとZEに位置的な差異
が発生すると、ブレが発生したと認識して補正を行う。
このため、ブレは連続した時間内に必然的に存在するこ
とになる。テレビ画像のように動画であれば、ブレを有
する画像が表示されても、一瞬の画像なので視覚的な認
知度は低く、従来のブレ低減方法は効果的である。
【0005】しかし、連続した動画の中から一画面を選
んで印刷する装置、たとえばビデオプリンタ装置等の場
合には、ブレた画像を印刷してしまう場合があり、効果
が十分ではなかった。また、全ての撮影装置がブレ低減
機能を備えているわけではなく、これを有しないカメラ
も多数使用されている。
【0006】この発明は、上記実状に鑑みてなされたも
ので、時系列的・連続的な複数画像(画面)の中からブ
レの少ない画像を選択して取り込む画像取込装置と取り
込んだ画像を印刷する印刷装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の第1の観点にかかる画像取込装置は、連
続画像のビデオ信号を取り込んで輝度成分を含むディジ
タル信号の画像データに変換する画像取込手段と、この
画像取込手段により取り込まれる前記画像データを記憶
する画像メモリと、この画像メモリに記憶される画像デ
ータに対して、これら画像データ各々の隣接する画素間
での前記輝度成分の変化量を比較し、この変化量の最も
大きい画像データを選択する選択手段と、を備えること
を特徴とする。
【0008】また、この発明の第2の観点にかかる画像
取込装置は、所定の取込時間あるいは所定の取込枚数の
範囲内で連続画像のビデオ信号を取り込んで輝度成分を
含むディジタル信号の画像データに変換する画像取込手
段と、この画像取込手段により取り込まれる少なくとも
画像2枚分の前記画像データを順次記憶する画像メモリ
と、この画像メモリに記憶される前記画像2枚分の画像
データに対して、画像中に予め設定された判定領域内の
複数の隣接画素間での前記輝度成分の変化量を演算する
演算手段と、この演算手段での演算値の大小を前記画像
メモリに記憶される前記画像2枚分の画像データについ
て判定する判定手段と、この判定手段で前記演算値がよ
り大きいと判定された画像データを前記画像メモリに保
持するとともに、前記演算値がより小さいと判定された
前記画像メモリに記憶された画像データを前記画像取込
手段から取り込まれる次の画像データに書き換える記憶
制御手段と、前記所定の取込時間あるいは所定の取込枚
数に達した時点で、前記画像メモリに記憶されており、
且つ前記判定手段で前記演算値がより大きいと判定され
た画像データを選択する選択手段と、を備えることを特
徴とする。
【0009】前記判定領域は、例えば、画像の中央部に
設定される。前記演算手段は、例えば、前記判定領域内
の複数の隣接画素間での前記輝度成分の変化量の絶対値
の総和を演算し、或いは、前記判定領域内の水平方向の
複数の隣接画素間での前記輝度成分の変化量について演
算する。前記選択手段は、例えば、選択した画像データ
のみを前記画像メモリに保持する。
【0010】画像取込装置に加えて、前記選択手段によ
り選択された画像データを印刷する印刷手段を設けても
良い。
【0011】この発明の装置によれば、連続的に供給さ
れる画像の中から隣接する画素間の階調の差が最も明確
なもの、即ち、ブレの少ない画像を選択することができ
る。従って、撮影装置の振動等による劣化が少なく、高
品位の印刷画像を得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
一実施の形態を詳細に説明する。図1は画像のブレの原
因となるカメラ(撮影装置)の振動の一例を示し、横軸
は時間、縦軸は所定方向の振動の振幅を表す。カメラの
振動を時間の関数とみなしたとき、関数の微分係数がゼ
ロになり、振動の方向が反転する時点(例えば、t0、
t1、・・・t9)が複数発生する。これらの時点では、
カメラの運動速度はゼロとなり、ブレの少ない画像が得
られる。
【0013】図2は、このように振動するカメラにより
得られる画像の例を示し、画像101、102、104
はカメラの運動速度が存在するときの画像であってブレ
が認められる。これに対し、画像103は図1における
t0・・・t9のような、運動速度がゼロになった時点の
画像であって、ブレがほとんど存在しない。従って、ビ
デオ信号から画像103のようなブレの少ない画像を選
択(抽出)して印刷することができれば、高品位の印刷
画像を得ることができる。
【0014】しかし、カメラの振動方向としては、主
に、垂直方向、水平方向、光軸方向、回転方向等が考え
られ、これら全ての方向の運動速度が全てゼロの状態の
画像を選択するのは困難である。一方、手動操作のカメ
ラ等の場合、振動が起き易いのは水平方向であり、水平
方向の運動速度が小さい時の画像を選択できれば、十分
高品位の画像を得ることができる。
【0015】そこで、水平方向の運動速度が小さい時の
画像を選択する方法を説明する。図3(A)と(B)
は、相関性のある二つの画面について、ブレの多い場合
とブレの少ない場合について、水平走査線に沿った横方
向の輝度信号の変化を示し、横軸は時間を、縦軸は輝度
を表す。両者は、概略的には、同一傾向を示している
が、ブレが大きい場合には、グラフの曲線はなめらかで
画像の輝度の変化が少ない。これに対し、ブレが小さい
場合には、グラフの曲線は変化が大きく画像の輝度の変
化が激しい。このようにブレの大小によって画像の輝度
の変化に差が生ずるので、この輝度変化の程度をブレの
指標として使用できる。
【0016】より詳細に説明すると、図3(A)に示す
ようななめらかな曲線の場合、隣接する画素間の輝度の
差は小さく、図3(B)に示すような変化の激しい曲線
の場合、隣接する画素間の輝度の差は大きい。従って、
例えば、隣接する各画素の輝度YnとYn+1の差の絶対値
の和(Σ|Yn−Yn+1|)を求め、この和(Σ|Yn
n+1|)が大きい程、ブレが少ないと判別することが
できる。
【0017】一方、各画像内の全ての画素について隣接
する各画素の輝度YnとYn+1の差の絶対値の和(Σ|Y
n−Yn+1|)を求めると、演算時間が長くなってしま
う。そこで、この実施の形態においては、図4に示すよ
うに、有効画像領域の中央部に所定サイズの検知エリア
を設け、この検知エリア内の画像のブレを判別すること
により、連続して供給される複数の画像(画面)の中か
ら最もブレの少ない画像を選択し、これを印刷する。
【0018】次に、上述の手法により、ブレの少ない画
像を選択して印刷するための装置を図面を参照して説明
する。図5に示すように、この画像印刷装置は、バス2
5により相互に接続されたキー制御部11と、CPU1
3と、ROM15と、RAM17と、表示制御部19
と、プリンタ制御部21と、画像取込部31とを備え
る。キー制御部11にはキー入力部12が接続され、C
PU13には計時回路14が接続され、表示制御部19
には表示部20が接続され、プリンタ制御部21にはプ
リンタ22が接続されている。
【0019】キー入力部12は、画像の取り込みを指示
するための画像取込キー、取り込んだ画像の印刷を指示
するための印刷キー等を含む。キー制御部11は、キー
入力部12のキー操作信号をCPU13に通知する。R
OM15は、画像の中央部に設定する検知エリアのアド
レス、図8を参照して後述する画像取込処理及び印刷処
理のプログラム等の固定情報を記憶する。
【0020】RAM17は、図6に示すように、管理テ
ーブルとデータメモリを記憶する。管理テーブルは、図
7を参照して後述する2つの画像記憶エリアに記憶され
た画像の隣接画素の輝度の差の絶対値の和の大小を記憶
する。データメモリは、図7を参照して後述する2つの
画像記憶エリアに記憶された画像の隣接画素の輝度の差
の絶対値の和を記憶する。
【0021】表示部20は液晶表示パネル等から構成さ
れ、表示制御部19の制御下に、「画像取込終了」等の
制御に必要な表示を行う。プリンタ22は、プリンタ制
御部21の制御下に、取り込んだ画像をカラー印刷す
る。
【0022】画像取込部31には、ビデオカメラ等の撮
影装置で取得された画像の再生信号、即ち、ビデオ信号
が供給される。画像取込部31は、ビデオ信号を処理し
て水平同期信号H及び垂直同期信号Vを分離し、輝度信
号Y及び色差信号R−Y、B−Yを生成する信号処理回
路41と、輝度信号Y及び色差信号をR−Y、B−Yを
ディジタル信号に変換するA/D変換器42と、図7に
示すようにそれぞれ1画面分の画像データを記憶する2
つの記憶エリアを備える画像メモリ43と、A/D変換
器42からのディジタルデータを画像メモリ43にアド
レス指定して書き込むと共にROM15に記憶されてい
る画像の検知エリアの位置データに基づき、水平方向に
隣接する画素の輝度の差の絶対の総和を求める画像制御
部44とを備える。
【0023】続いて、上記構成の装置の動作を、NTS
C方式のビデオ信号を取り込んで印刷する場合を例に、
図8を参照して説明する。なお、NTSC方式の場合、
2フィールドで1フレームを構成するが、この例では、
各フィールドの画像を1つの画像として処理するものと
する。まず、キー入力部12の画像取込キーが操作され
ると、このキー操作はキー制御部11を介してCPU1
3に通知される。CPU13は、この通知に応答し、R
AM17内の管理テーブル及びデータメモリ、及び画像
メモリ43を初期化する(ステップS1)。次に、CP
U13は画像制御部44に画像の取込開始を指示する
(ステップS2)。この指示に応答し、画像制御部44
は信号処理回路41とA/D変換器42を介して映像信
号を取り込み、1画面分の画像データを画像メモリ43
の第1の画像データ記憶エリアにアドレス指定して格納
する。
【0024】画像制御部44はROM15に記憶された
検知エリアの位置データに基づいて、検知エリア内の画
素の輝度データを判別し、隣接する画素間の輝度の差の
絶対値を順次求め、求めた値を累算する。例えば、図9
に示すように、検知エリア内の画素をa00〜amnとし、
これらの画素の輝度をy00〜ymnとすると、画像制御部
44は、順次供給される輝度データから、各走査線上の
隣接画素の輝度の差の絶対値Δを数1に示すように求め
る。
【0025】
【数1】 Δ00=|y00−y01|, Δ01=|y01−y02|,・・・,Δ0n-1=|y0n-1−y0n| Δ10=|y10−y11|, Δ11=|y11−y12|,・・・,Δ1n-1=|y1n-1−y1n| Δ20=|y20−y21|, Δ21=|y21−y22|,・・・,Δ2nー1=|y2n-1−y2n| ・・・・・・ ・・・・・・ Δm0=|ym0−ym1|, Δm1=|ym1−ym2|,・・・,Δmn-1=|ymn-1−ymn
【0026】画像制御部44は、得られた輝度の差の絶
対値Δを累算し、それらの総和(Δ00,Δ01,・・・,Δ
mn-1)を計算する。
【0027】画像制御部44は、計算値をCPU13に
通知する。CPU13は、RAM17内の管理テーブル
内のデータメモリのNO.1領域に累算値を格納する
(ステップS3)。
【0028】次に、2画面分の画像データを画像メモリ
43に格納しかた否かを判別する(ステップS4)。こ
の例では、1画面分の画像データが第1画像データ記憶
エリアに格納されただけなので、フローはステップS2
にリターンし、CPU13は2画面目の画像の取り込み
を画像制御部44に指示する。
【0029】画像制御部44は、2枚目の画像を画像メ
モリ43の第2画像データ記憶エリアに格納すると共に
検出エリア内の同一走査線上で隣接する画素間の輝度の
差の絶対値Δの累算値(総和)を求め、CPU13に通
知する。CPU13は、RAM17内のデータメモリの
NO.2領域に累算値を格納する(ステップS3)。
【0030】次に、2画面分の画像データを画像メモリ
43に格納しかた否かを判別する(ステップS4)。こ
の例では、2画面分の画像データを格納したので、フロ
ーはステップS5に進む。ステップS5において、CP
U13は、RAM17内のデータメモリ内の2つの累算
値を比較し、比較結果をRAM17の管理テーブルに格
納する(ステップS6)。例えば、累算値の大きい方に
1を設定し、小さい方に0を設定する。例えば、RAM
17内のデータメモリのNO.1領域の累算値が50
で、NO.2領域の累算値が20である場合、RAM1
7の管理テーブルのNO.1領域に1をセットし、N
O.2領域に0を設定する。
【0031】次に、画像の取り込みが終了したか否かを
判別する(ステップS7)。この例では、取込キーの1
回の操作に応答して11枚の画像を取り込むものとす
る。現時点では、2枚の画像を取り込んだだけなので、
ステップS7では、NOと判別され、フローはステップ
S8に進む。ステップS8で、CPU13は、ステップ
S7で累算値が小さいと判別された画像データ記憶エリ
アを指定して、そのエリアに次の画像を取り込むことを
画像制御部44に指示する。
【0032】画像制御部44は、上述の処理と同様にし
て、指示された画像データ記憶エリアに画像データを格
納すると共にその画像の検出エリア内の各隣接画素の輝
度の差の絶対値の累算値を求め、CPU13に通知する
(ステップS9)。CPU13は通知された値をRAM
17のデータメモリの対応する領域に格納すると共にデ
ータメモリに格納された2つの累算値を比較し(ステッ
プS5)、比較結果を管理テーブルにセットする(ステ
ップS6)。
【0033】続いて、所定数の画像、即ち、11枚の画
像を取り込んだか否かを判別し(ステップS7)、NO
であれば次の画像を取り込む為にステップS8に進む。
【0034】前述の処理を繰り返し、11枚の画像を取
り込むと、ステップS7でYESと判別され、フローは
ステップS10に進む。ステップS10において、CP
U13は、最後に記憶された2つの画像のうち、累算値
が大きい方の画像を印刷対象の画像として選択し、管理
テーブルの対応するエリアに選択を示すデータ「1」を
設定する。続いて、CPU13は表示制御部19を介し
て表示部20に、画像の取り込みが完了した旨のメッセ
ージを表示する(ステップS11)。
【0035】このメッセージに従って、使用者がキー入
力部12の印刷キーを操作すると、CPU13は、RA
M17の管理テーブルの内容から印刷対象の画像データ
が記憶された画像データ記憶エリアを判別して、該当す
る画像データ(輝度信号及び色差信号)を読み出す。C
PU13は、読み出した画像データを所定の行列演算に
より、印刷用のY(イエロー)、M(マゼンタ)、C
(シアン)の各色の濃度データに変換する。CPU13
は得られた濃度データをプリンタ制御部21に供給し、
プリンタ22により印刷する。
【0036】このような処理を行うことにより、時系列
的に連続して供給される複数の画像のうちで、隣接する
画素間の階調の差が最も大きい画像、即ち、階調差が明
確でくっきりした画像を選択して印刷することができ
る。従って、供給される画像列がブレのある画像を含ん
でいても、ブレの小さい画像を選択して印刷することが
できる。
【0037】なお、複数の画像を連続して取り込んだ場
合、その累算値は例えば図10に示す種々のパターンP
A〜PEに示すように変化する。この実施の形態によれ
ば、いずれの場合にも、黒丸で示す画像を選択するの
で、ブレの少ない画像を選択し、印刷することができ
る。なお、パターンPEのように変化がない場合には、
最後の画像を選択する。
【0038】隣接画素間の輝度データ差の絶対値の演算
及びその累算をソフトウエアで行うことも可能である。
しかし、NTSC方式の映像信号等では、1フレームは
1/60秒であり、この間に全ての計算及び判断をソフ
ト的に行うことは困難である。そこで、ゲートアレイ等
のハードウエアにより画像制御部を構成することが考え
られる。
【0039】図11に、画像制御部44の主要部のハー
ドウエア構成の一例を示す。図示するように、画像制御
部44は、CPU13からの指示に従って画像メモリ4
3の第1画像データ記憶エリアと第2画像データ記憶エ
リアの一方をアクティブ状態に設定するイネーブル回路
51と、第1及び第2の画像データ記憶エリア内の垂直
アドレス(行アドレス)Yを指定するために、垂直同期
信号Vによりリセットされ、水平同期信号Hをカウント
する垂直カウンタ52と、第1及び第2の画像データ記
憶エリア内の水平アドレス(列アドレス)Xを指定する
ために、水平同期信号Hによりリセットされ、所定周期
(1画素表示期間)のクロック信号CLをカウントする
水平カウンタ53とを備える。
【0040】A/D変換器42から供給される輝度デー
タYtは、輝度データを1サンプリング期間遅延する遅
延回路61に供給され、輝度データYtと遅延された輝
度データYt-1との差の絶対値Δ(=|Yt-1−Yt|)
を求める減算回路62に供給される。減算回路62の出
力データは累算器63に供給され、順次加算される。累
算器63の最終的な出力データがCPU13に累算値と
して供給される。
【0041】また、ROM15より読み出された検出エ
リアのYアドレスの下限値と垂直カウンタ52から出力
されたYアドレスとは、比較器66に供給され、比較器
66は2入力が一致した時、一致信号を出力する。さら
に、ROM15より読み出された検出エリアのXアドレ
スの下限値と水平カウンタ53から出力されたXアドレ
スとは、比較器65に供給され、比較器65は2入力が
一致した時、一致信号を出力する。比較器65と66の
出力はアンドゲート67に供給され、アンドゲート67
の出力は、タイミングの調整のために、信号を遅延する
遅延回路68を介して累算器63のリセット端子Rに供
給される。
【0042】また、ROM15より読み出されたYアド
レスの下限値+1と上限値及び垂直カウンタ52から出
力されたYアドレスは、比較器72に供給され、比較器
72は下限値+1≦Yアドレス≦上限値の関係を満たす
時一致信号を出力する。さらに、ROM15より読み出
されたXアドレスの下限値+1と上限値及び水平カウン
タ53から出力されたXアドレスは、比較器71に供給
され、比較器71は下限値+1≦Xアドレス≦上限値の
関係を満たす時一致信号を出力する。比較器71と72
の出力信号はアンドゲート73に供給され、アンドゲー
ト73の出力は、タイミングの調整のために、信号を遅
延する遅延回路74を介して累算器63のイネーブル端
子ENに供給される。
【0043】このような構成によれば、各画像データの
読み込み時に、検出エリアの左上端の画素の輝度データ
が供給されるタイミングで累算回路63がリセットさ
れ、新たな累算を開始する。また、検出エリア内の画素
の輝度データの差分の絶対値が減算回路62から供給さ
れているタイミングでのみ、累算回路63がイネーブル
状態に設定される。従って、検出エリア内で隣接する画
素の輝度の差の絶対値のみが適切に累算される。
【0044】なお、この発明は、図5及び図11に示す
回路構成、図8のフローチャートに示す動作等に限定さ
れず、任意に変更及び修正可能である。例えば、上記説
明においては、ステップS5の比較動作では、累算値が
単純に大きい方を選択したが、大小の判別に一定のヒス
テリシスを与えても良い。例えば、先に取り込んだ画像
の累算値と後で取り込んだ画像の累算値との差が所定範
囲内の場合には、後で取り込んだ画像の累算値が大きい
場合でも、先に取り込んだ画像を選択するように構成し
てもよい。
【0045】また、上記説明においては、1回の取込操
作で11画像(11フィールド)を取り込んだが取り込
む画像の数は任意である。また、計時回路14等により
時間を計測し、画像取込キーの操作から所定時間、例え
ば、350ms以内の時間画像を取り込むようにしても
良い。また、印刷する画像の解像度を高めるため、1フ
レーム(2フィールド)分の画像を読み込み、読み込ん
だ画像に基づいてブレの程度を判別し、ブレの少ない1
フレーム分の画像を選択して印刷するようにしてもよ
い。
【0046】以上の説明においては、図4に示すよう
に、小面積の検知エリアを有効画像領域の中央部に配置
している。これによって、画面全体で検知するばあいに
比較して処理時間を短縮できる。また、主要な被写体は
画面中央に存在する確率が高く、主要部分を的確にとら
えることができ、精度も向上する。但し、検知エリアは
有効画像領域内であれば任意の大きさで任意の位置に設
定することができる。
【0047】以上の説明においては、画像のコントラス
トを求めるにあたり、画面の水平方向の輝度信号の変化
の絶対の累算値を選択の基準としているが、画面垂直方
向の輝度信号の変化の絶対の累算値を画像選択の基準と
してもよい。また、両方の累算値に基づいて画像を選択
してもよい。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ブレが発生している連続画像の中から画像品位の高
い画像を選択して印刷することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】撮影装置の振動を示す図である。
【図2】撮影装置のブレによっておこる画像の変化の例
を示す図である。
【図3】ブレの多少による画像の輝度信号の相違を示す
図である。
【図4】検知エリアを説明するための図である。
【図5】本発明の画像取込装置及び印刷装置の実施の形
態の構成を示すブロック図である。
【図6】図5に示すRAMの構成例を示す図である。
【図7】図5に示す画像メモリの構成例を示す図であ
る。
【図8】図5に示す画像取込装置及び印刷装置の動作を
説明するためのフローチャートである。
【図9】検知エリア内の画素の配列を示す図である。
【図10】複数の画像を取り込んだ場合の検知エリア内
の画素の輝度の差の絶対値の累算値の変化のパターンを
示す図である。
【図11】画像制御部の構成例を示す回路ブロック図で
ある。
【図12】撮影装置のブレによる画像面の変化を示す図
である。
【図13】従来のブレ低減方法を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
11・・・キー制御部、12・・・キー入力部、13・・・CP
U、14・・・計時回路、15・・・ROM、17・・・RA
M、19・・・表示制御部、20・・・表示部、21・・・プリ
ンタ制御部、22・・・プリンタ、31・・・画像取込部、4
1・・・信号処理回路、42・・・A/D変換器、43・・・画
像メモリ、44・・・画像制御部、51・・・イネーブル回
路、52・・・垂直カウンタ、53・・・水平カウンタ、61
・・・遅延回路、62・・・減算回路、63・・・累算器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続画像のビデオ信号を取り込んで輝度成
    分を含むディジタル信号の画像データに変換する画像取
    込手段と、 この画像取込手段から取り込まれる前記画像データを記
    憶する画像メモリと、 この画像メモリに記憶される画像データに対して、これ
    ら画像データ各々の隣接する画素間での前記輝度成分の
    変化量を比較し、この変化量の最も大きい画像データを
    選択する選択手段と、 を備えることを特徴とする画像取込装置。
  2. 【請求項2】所定の取込時間あるいは所定の取込枚数の
    範囲内で連続画像のビデオ信号を取り込んで輝度成分を
    含むディジタル信号の画像データに変換する画像取込手
    段と、 この画像取込手段から取り込まれる少なくとも画像2枚
    分の前記画像データを順次記憶する画像メモリと、 この画像メモリに記憶される前記画像2枚分の画像デー
    タに対して、画像中に予め設定された判定領域内の複数
    の隣接画素間での前記輝度成分の変化量について演算す
    る演算手段と、 この演算手段での演算値の大小を前記画像メモリに記憶
    される前記画像2枚分の画像データについて判定する判
    定手段と、 この判定手段で前記演算値がより大きいと判定された画
    像データを前記画像メモリに保持するとともに、前記演
    算値がより小さいと判定された前記画像メモリに記憶さ
    れた画像データを前記画像取込手段から取り込まれる次
    の画像データに書き換える記憶制御手段と、 前記所定の取込時間あるいは所定の取込枚数に達した時
    点で、前記画像メモリに記憶されており、且つ前記判定
    手段で前記演算値がより大きいと判定された画像データ
    を選択する選択手段と、 を備えることを特徴とする画像取込装置。
  3. 【請求項3】前記判定領域は、画像の中央部に設定され
    ている、ことを特徴とする請求項2に記載の画像取込装
    置。
  4. 【請求項4】前記演算手段は、前記判定領域内の複数の
    隣接画素間の前記輝度成分の変化量の絶対値の総和を演
    算する、ことを特徴とする請求項2に記載の画像取込装
    置。
  5. 【請求項5】前記演算手段は、前記判定領域内の水平方
    向の複数の隣接画素間での前記輝度成分の変化量を演算
    する、ことを特徴とする請求項2に記載の画像取込装
    置。
  6. 【請求項6】前記選択手段は、有効として選択された画
    像データのみを前記画像メモリに保持する請求項2に記
    載の画像取込装置。
  7. 【請求項7】請求項1乃至6に記載の画像取込装置に加
    えて、前記選択手段により選択された画像データを印刷
    する印刷手段を備えることを特徴とする印刷装置。
JP7255809A 1995-09-08 1995-09-08 画像取込装置及び印刷装置 Pending JPH0983944A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Cited By (3)

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