JP4942572B2 - 画像加算装置および方法並びにプログラム - Google Patents

画像加算装置および方法並びにプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4942572B2
JP4942572B2 JP2007184079A JP2007184079A JP4942572B2 JP 4942572 B2 JP4942572 B2 JP 4942572B2 JP 2007184079 A JP2007184079 A JP 2007184079A JP 2007184079 A JP2007184079 A JP 2007184079A JP 4942572 B2 JP4942572 B2 JP 4942572B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
images
addition
added
brightness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007184079A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009021909A (ja
Inventor
秀昭 國分
岳志 三沢
雅彦 杉本
誠 大石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2007184079A priority Critical patent/JP4942572B2/ja
Publication of JP2009021909A publication Critical patent/JP2009021909A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4942572B2 publication Critical patent/JP4942572B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Description

本発明は、デジタルカメラ等の撮影装置において取得された複数の画像を加算する処理を行う画像加算装置および方法並びに画像加算方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関するものである。
デジタルカメラにおいて撮影を行う際に、撮影環境が暗い場合には長時間の露光を行う必要がある。しかしながら、長時間露光を行うと、デジタルカメラを構成するCCDの暗電流等の影響により、S/Nが低下して画質が低下してしまう。このため、デジタルカメラを構成するCCD等の撮像手段から得られる1フレーム毎の画像信号を順次累積加算することにより、実質的に長時間露光に匹敵する画像を得るようにしたデジタルカメラが提案されている(特許文献1参照)。
特開平5−236422号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されたように複数の画像を加算する場合、複数の画像が正確に同じ画角でないと、加算した画像がボケてしまうという問題がある。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、複数の画像を加算する際にボケがないようにすることを目的とする。
本発明による第1の画像加算装置は、所定の露光時間の撮影により取得した複数の画像のうち、1の基準画像と該基準画像以外の他の画像との対応点を検出する対応点検出手段と、
前記対応点に基づいて、前記基準画像と前記他の画像との位置合わせを行う位置合わせ手段と、
位置合わせ後の前記基準画像と前記他の画像のうちの加算対象となる1の加算対象画像とを加算して加算画像を生成する加算手段と、
前記加算画像の明るさを評価する明るさ評価手段とを備えたことを特徴とするものである。
ここで、「対応点」とは、基準画像と他の画像とで対応する双方の点のみならず、一方の画像の対応点およびこの対応点から他方の画像の対応点へ向かうベクトル等、双方の画像の位置の対応関係を表す情報であればよい。
なお、本発明による第1の画像加算装置においては、所望の明るさを有する加算画像が取得されるまで、または前記複数の画像がすべて加算されるまで、前記加算画像を新たな基準画像としつつ順次前記加算対象画像を変更して、前記新たな基準画像と前記加算対象画像との加算および前記明るさの評価を行うよう、前記加算手段および前記明るさ評価手段を制御する制御手段とを備えるようにしてもよい。
本発明による第2の画像加算装置は、所定の露光時間の撮影により複数の画像を取得し、該複数の画像を加算して加算画像を取得するに際し、前記加算画像を所望とする明るさとするのに必要な枚数の複数の画像のうち、1の基準画像と該基準画像以外の他の画像との対応点を検出する対応点検出手段と、
前記対応点に基づいて、前記基準画像とすべての前記他の画像との位置合わせを行う位置合わせ手段と、
位置合わせ後の前記基準画像とすべての前記他の画像とを加算して前記加算画像を生成する加算手段とを備えたことを特徴とするものである。
本発明による第1の撮影装置は、撮影により画像を取得する撮影手段と、
所定の露光時間の撮影により複数の画像を取得し、該複数の画像を加算して加算画像を取得するに際し、前記加算画像を所望とする明るさとするのに必要な画像の枚数を算出する画像枚数算出手段と、
前記算出された枚数の画像を取得するよう前記撮影手段を制御する撮影制御手段と、
前記必要な枚数の複数の画像のうち、1の基準画像と該基準画像以外の他の画像との対応点を検出する対応点検出手段と、
前記対応点に基づいて、前記基準画像とすべての前記他の画像との位置合わせを行う位置合わせ手段と、
位置合わせ後の前記基準画像とすべての前記他の画像とを加算して前記加算画像を生成する加算手段とを備えたことを特徴とするものである。
本発明による第3の画像加算装置は、所定の露光時間の撮影により取得した複数の画像のうち、1の基準画像と該基準画像以外の他の画像との対応点を検出する対応点検出手段と、
前記対応点に基づいて、前記基準画像と前記他の画像との位置合わせを行う位置合わせ手段と、
位置合わせ後の前記基準画像と前記他の画像のうちの加算対象となる1の加算対象画像とを加算して加算画像を生成する加算手段と、
前記加算画像の明るさを所望の明るさに調整して明るさ調整済み画像を生成する明るさ調整手段と、
前記複数の画像がすべて加算されるまで、前記加算画像を新たな基準画像としつつ順次前記加算対象画像を変更して前記新たな基準画像と前記加算対象画像との加算および前記明るさの調整を行って、加算数に応じた複数の明るさ調整済み画像を生成するよう、前記加算手段および前記明るさ調整手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
なお、本発明による第3の画像加算装置においては、前記複数の明るさ調整済み画像を表示する表示手段と、
前記複数の明るさ調整済み画像のうち、所望とされる1の画像の選択を受け付ける選択手段とをさらに備えるものとしてもよい。
また、本発明による第3の画像加算装置においては、前記複数の画像の枚数を、周囲の明るさに基づいて算出された、前記加算画像を所望とする明るさとするのに必要な枚数の画像としてもよい。
本発明による第2の撮影装置は、撮影により画像を取得する撮影手段と、
所定の露光時間の撮影により複数の画像を取得し、該複数の画像を加算して加算画像を取得するに際し、前記加算画像を所望とする明るさとするのに必要な画像の枚数を算出する画像枚数算出手段と、
前記算出された枚数の画像を取得するよう前記撮影手段を制御する撮影制御手段と、
前記必要な枚数の複数の画像のうち、1の基準画像と該基準画像以外の他の画像との対応点を検出する対応点検出手段と、
前記対応点に基づいて、前記基準画像と前記他の画像との位置合わせを行う位置合わせ手段と、
位置合わせ後の前記基準画像と前記他の画像のうちの加算対象となる1の加算対象画像とを加算して加算画像を生成する加算手段と、
前記加算画像の明るさを所望の明るさに調整して明るさ調整済み画像を取得する明るさ調整手段と、
前記複数の画像がすべて加算されるまで、前記加算画像を新たな基準画像としつつ順次前記加算対象画像を変更して前記新たな基準画像と前記加算対象画像との加算および前記明るさ調整済み画像の取得を行って、加算数に応じた複数の明るさ調整済み画像を取得するよう、前記加算手段および前記明るさ調整手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
なお、本発明による第2の撮影装置においては、前記複数の明るさ調整済み画像を表示する表示手段と、
前記複数の明るさ調整済み画像のうち、所望とされる1の画像の選択を受け付ける選択手段とをさらに備えるものとしてもよい。
本発明による第4の画像加算装置は、所定の露光時間の撮影により取得した複数の画像のうち、1の基準画像と該基準画像以外の他の画像との対応点を検出する対応点検出手段と、
前記対応点に基づいて、前記他の画像のうち加算に必要な画像を決定する画像決定手段と、
前記対応点に基づいて、前記基準画像と前記加算に必要な画像との位置合わせを行う位置合わせ手段と、
前記位置合わせ後の前記基準画像と前記加算に必要な画像とを加算して加算画像を生成する加算手段と、
前記加算画像の明るさを調整する明るさ調整手段とを備えたことを特徴とするものである。
本発明による第1の画像加算方法は、所定の露光時間の撮影により取得した複数の画像のうち、1の基準画像と該基準画像以外の他の画像との対応点を検出し、
前記対応点に基づいて、前記基準画像と前記他の画像との位置合わせを行い、
位置合わせ後の前記基準画像と前記他の画像のうちの加算対象となる1の加算対象画像とを加算して加算画像を生成し、
前記加算画像の明るさを評価することを特徴とするものである。
本発明による第2の画像加算方法は、所定の露光時間の撮影により複数の画像を取得し、該複数の画像を加算して加算画像を取得するに際し、前記加算画像を所望とする明るさとするのに必要な枚数の複数の画像のうち、1の基準画像と該基準画像以外の他の画像との対応点を検出し、
前記対応点に基づいて、前記基準画像とすべての前記他の画像との位置合わせを行い、
位置合わせ後の前記基準画像とすべての前記他の画像とを加算して前記加算画像を生成することを特徴とするものである。
本発明による第3の画像加算方法は、所定の露光時間の撮影により取得した複数の画像のうち、1の基準画像と該基準画像以外の他の画像との対応点を検出し、
前記対応点に基づいて、前記基準画像と前記他の画像との位置合わせを行い、
位置合わせ後の前記基準画像と前記他の画像のうちの加算対象となる1の加算対象画像とを加算して加算画像を生成し、
前記加算画像の明るさを所望の明るさに調整して明るさ調整済み画像を生成し、
前記複数の画像がすべて加算されるまで、前記加算画像を新たな基準画像としつつ順次前記加算対象画像を変更して前記新たな基準画像と前記加算対象画像との加算および前記明るさの調整を行って、加算数に応じた複数の明るさ調整済み画像を生成することを特徴とするものである。
本発明による第4の画像加算方法は、所定の露光時間の撮影により取得した複数の画像のうち、1の基準画像と該基準画像以外の他の画像との対応点を検出し、
前記対応点に基づいて、前記他の画像のうちの加算に必要な画像を決定し、
前記対応点に基づいて、前記基準画像と前記加算に必要な画像との位置合わせを行い、
前記位置合わせ後の前記基準画像と前記加算に必要な画像とを加算して加算画像を生成し、
前記加算画像の明るさを調整することを特徴とするものである。
なお、本発明による第1から第4の画像加算方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして提供してもよい。
本発明の第1の画像加算装置および方法によれば、複数の画像のうち、1の基準画像と基準画像以外の他の画像との対応点が検出され、対応点に基づいて基準画像と他の画像とが位置合わせされ、位置合わせ後の基準画像と他の画像のうちの加算対象となる1の加算対象画像とが加算され、加算画像が生成される。そして、加算画像の明るさが評価される。このため、加算画像の明るさを評価するに当たり、基準画像と加算対象画像との位置が合わせられるため、加算画像にボケが生じることを防止でき、その結果、高画質の加算画像を取得することができる。
また、所望の明るさを有する加算画像が取得されるまで、または複数の画像がすべて加算されるまで、加算画像を新たな基準画像としつつ順次加算対象画像を変更して、新たな基準画像と加算対象画像との加算および明るさの評価を行うことにより、所望の明るさを有するボケのない加算画像を取得することができる。
本発明の第2の画像加算装置および方法によれば、所定の露光時間の撮影により複数の画像を取得し、複数の画像を加算して加算画像を取得するに際し、加算画像を所望とする明るさとするのに必要な枚数の複数の画像のうち、1の基準画像と基準画像以外の他の画像との対応点が検出され、対応点に基づいて、基準画像とすべての他の画像とが位置合わせされ、位置合わせ後の基準画像とすべての他の画像とが加算されて加算画像が生成される。このため、撮影時に、所望の明るさを有する加算画像を取得するのに必要な画像の枚数を算出し、その枚数の画像を撮影により取得することにより、所望の明るさを有するボケのない加算画像を取得することができる。
ここで、複数の画像の撮影中に被写体が大きく移動したり手ぶれしてしまった場合に複数の画像を加算すると、加算画像がボケてしまう。このような場合、加算する画像の枚数に応じて画像のボケの程度が異なるものとなる。
本発明の第3の画像加算装置および方法によれば、複数の画像のうち、1の基準画像と基準画像以外の他の画像との対応点が検出され、対応点に基づいて基準画像と他の画像とが位置合わせされ、位置合わせ後の基準画像と他の画像のうちの加算対象となる1の加算対象画像とが加算され、加算画像が生成される。さらに、加算画像の明るさが所望の明るさに調整されて明るさ調整済み画像が生成される。そして、複数の画像がすべて加算されるまで、加算画像を新たな基準画像としつつ順次前記加算対象画像を変更して新たな基準画像と加算対象画像との加算および明るさの調整が行われて、加算数に応じた複数の明るさ調整済み画像が生成される。
ここで、複数の明るさ調整済み画像は略同一の明るさを有し、加算数に応じてボケの程度が異なるものとなる。このため、ユーザは複数の明るさ調整済み画像から所望とするボケの程度となる、すなわちボケが少ない明るさ調整済み画像を選択することにより、所望の明るさを有するよりボケの少ない加算画像を取得することができる。
この場合、複数の明るさ調整済み画像を表示することにより、所望とする画像の選択が容易となる。
本発明の第4の画像加算装置および方法によれば、複数の画像のうち、1の基準画像と基準画像以外の他の画像との対応点が検出され、対応点に基づいて、他の画像から加算に必要な画像が決定され、基準画像と加算に必要な画像とが位置合わせされ、位置合わせ後の基準画像と加算に必要な画像とが加算されて加算画像が生成される。そして、加算画像の明るさが調整される。このため、対応点が少なかったり、基準画像との対応点が大きくずれているような画像を加算の対象から除外することができ、これにより、よりボケが少ない加算画像を取得することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は本発明の第1の実施形態による画像加算装置を適用したデジタルカメラの構成を示す概略ブロック図である。図1に示すように第1の実施形態によるデジタルカメラ1は、動作モードスイッチ、ズームレバー、上下左右ボタン、レリーズボタンおよび電源スイッチ等の操作系2と、操作系2の操作内容をCPU42に伝えるためのインターフェース部分である操作系制御部3とを有している。
撮像系6としては、撮影レンズ10を構成するフォーカスレンズ10aおよびズームレンズ10bを有している。各々のレンズは、モータとモータドライバとからなるフォーカスレンズ駆動部11およびズームレンズ駆動部12によって光軸方向に移動可能である。フォーカスレンズ駆動部11はAF処理部30から出力されるフォーカス駆動量データに基づいて、ズームレンズ駆動部12はズームレバーの操作量データに基づいて、各々のレンズの移動を制御する。
また、絞り14は、モータとモータドライバとからなる絞り駆動部15によって駆動される。この絞り駆動部15は、AE/AWB処理部31から出力される絞り値データに基づいて絞り径の調整を行う。
シャッタ16は、メカニカルシャッタであり、モータとモータドライバとからなるシャッタ駆動部17によって駆動される。シャッタ駆動部17は、レリーズボタンの押下により発生する信号と、AE/AWB処理部31から出力されるシャッタスピードデータとに応じて、シャッタ16の開閉の制御を行う。
光学系の後方には撮像素子であるCCD18を有している。CCD18は、多数の受光素子を2次元的に配列した光電面を有しており、光学系を通過した被写体光がこの光電面に結像し、光電変換される。光電面の前方には、各画素に光を集光するためのマイクロレンズアレイと、R,G,B各色のフィルタが規則的に配列されたカラーフィルタアレイとが配置されている。CCD18は、CCD制御部19から供給される垂直転送クロックおよび水平転送クロックに同期して、画素毎に蓄積された電荷を1ラインずつシリアルなアナログ撮影信号として出力する。各画素において電荷を蓄積する時間、すなわち、露光時間は、CCD制御部19から与えられる電子シャッタ駆動信号によって決定される。また、CCD18はCCD制御部19により、あらかじめ定められた大きさのアナログ撮像信号が得られるようにゲインが調整されている。
CCD18から取り込まれたアナログ撮影信号は、アナログ信号処理部20に入力される。アナログ信号処理部20は、アナログ信号のノイズを除去する相関2重サンプリング回路(CDS)と、アナログ信号のゲインを調節するオートゲインコントローラ(AGC)と、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ(ADC)とからなる。なお、アナログ信号処理部20が行う処理をアナログ信号処理とする。このデジタル信号に変換された画像データは、画素毎にR,G,Bの濃度値を持つCCD−RAWデータである。
タイミングジェネレータ21は、タイミング信号を発生させるものであり、このタイミング信号をシャッタ駆動部17、CCD制御部19、およびアナログ信号処理部20に供給することにより、レリーズボタンの操作、シャッタ16の開閉、CCD18の電荷の取込み、およびアナログ信号処理部20の処理の同期をとっている。
フラッシュ制御部23は、撮影時にフラッシュ24を発光させる。
画像入力コントローラ25は、アナログ信号処理部20から入力されたCCD−RAWデータをフレームメモリ26に書き込む。
フレームメモリ26は、画像データに対して後述の各種画像処理(信号処理)を行う際に使用する作業用メモリであり、例えば、一定周期のバスクロック信号に同期してデータ転送を行うSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)が使用される。
表示制御部27は、フレームメモリ26に格納された画像データをスルー画像としてモニタ28に表示させたり、再生モード時に記録メディア35に保存されている画像データをモニタ28に表示させたりするためのものである。なお、スルー画像は、撮影モードが選択されている間、所定時間間隔でCCD18により連続して撮影される。
AF処理部30およびAE/AWB処理部31は、プレ画像に基づいて撮影条件を決定する。このプレ画像とは、レリーズボタンが半押しされることによって発生する半押し信号を検出したCPU42がCCD18にプレ撮影を実行させた結果、フレームメモリ26に格納された画像データにより表される画像である。
AF処理部30は、プレ画像に基づいて焦点位置を検出し、フォーカス駆動量データを出力する(AF処理)。焦点位置の検出方式としては、例えば、所望とする被写体にピントが合った状態では画像のコントラストが高くなるという特徴を利用して合焦位置を検出するパッシブ方式が考えられる。
AE/AWB処理部31は、プレ画像に基づいて被写体輝度を測定し、測定した被写体輝度に基づいて、撮影した画像が所望とする明るさとなるように、ISO感度、絞り値およびシャッタスピード等を決定し、ISO感度データ、絞り値データおよびシャッタスピードデータを露出設定値として決定するとともに(AE処理)、撮影時のホワイトバランスを自動調整する(AWB処理)。
画像処理部32は、本画像の画像データに対して、階調補正、シャープネス補正、色補正等の画質補正処理、およびCCD−RAWデータを輝度信号であるYデータと、青色色差信号であるCbデータおよび赤色色差信号であるCrデータとからなるYCデータに変換するYC処理を行う。この本画像とは、レリーズボタンが全押しされることによって実行される本撮影によりCCD18から取り込まれ、アナログ信号処理部20、画像入力コントローラ25経由でフレームメモリ26に格納された画像データによる画像である。
圧縮/伸長処理部33は、画像処理部32によって補正・変換処理が行われた本画像の画像データに対して、例えば、JPEG等の圧縮形式で圧縮処理を行い、画像ファイルを生成する。この画像ファイルには、Exifフォーマット等に基づいて、撮影日時等の付帯情報が格納されたタグが付加される。
メディア制御部34は、記録メディア35にアクセスして画像ファイルの書き込みと読み込みの制御を行う。
内部メモリ36は、デジタルカメラ1において設定される各種定数、およびCPU42が実行するプログラム等を記憶する。
また、デジタルカメラ1は、画像枚数算出部37、対応点検出部38、位置合わせ部39、加算部40および明るさ評価部41を備える。画像枚数算出部37、対応点検出部38、位置合わせ部39、加算部40および明るさ評価部41が行う処理については後述する。
CPU42は、操作系2およびAF処理部30等の各種処理部からの信号に応じてデジタルカメラ1の本体各部を制御する。また、CPU42は、後述する加算処理を行う際に、画像枚数算出部37、対応点検出部38、位置合わせ部39、加算部40および明るさ評価部41の動作を制御する。また、CPU42は、本撮影の際に、AE/AWB処理部31が決定したシャッタスピードにより表される露光時間を分割して、一定時間間隔で複数回の撮影を行うよう撮影系6を制御する。この一定時間t0はあらかじめ定められており、例えばデジタルカメラ1が撮影する動画像のフレームレートが30フレーム/秒であるとすると、t0=30msとされる。なお、CPU42が撮影制御手段および制御手段を構成する。
データバス43は、各種処理部、フレームメモリ26およびCPU42等に接続されており、デジタル画像データおよび各種指示等のやり取りを行う。
次いで、第1の実施形態における加算処理について説明する。図2は第1の実施形態における加算処理のフローチャートである。デジタルカメラ1が撮影モードにある状態において、プレ撮影が行われることによりCPU42が処理を開始し、画像枚数算出部37が、加算処理に必要な画像の枚数(必要画像枚数)Nを算出する(ステップST1)。なお、画像枚数算出部37は、AE/AWB処理部31が決定したシャッタスピードにより表される露光時間と、1回の撮影当たりの露光時間とから必要画像枚数Nを算出する。例えばAE/AWB処理部31が決定したシャッタスピードにより表される露光時間が1/10秒であり、一回の撮影当たりの露光時間が1/100秒であったとすると、必要画像枚数Nは10枚となる。
次いで、CPU42の指示により撮影系6が撮影を行う(ステップST2)。撮影により取得された画像データは画像処理部32等において必要な処理が施された後にフレームメモリに記憶される(ステップST3)。そして、CPU42はフレームメモリに記憶された画像数が必要画像枚数Nとなったか否かを判定し(ステップST4)、ステップST4が否定されるとステップST2に戻る。これにより、30ms毎にN回の撮影を行ってN枚の画像が取得される。
ステップST4が肯定されると、対応点検出部38が、N枚の画像のうちの1つの画像を基準画像B0とし、基準画像B0と基準画像B0以外のN−1枚の画像Si(i=N−1)との対応点を検出する(ステップST5)。具体的には、基準画像B0および画像Si上のエッジや画像に含まれる構造物の角の部分等の特徴点を抽出し、抽出した特徴点のうち、基準画像B0および画像Si間で対応する点を対応点として検出する。なお、対応点の検出は、KLT法、および基準画像B0における特徴点の周囲の領域をテンプレートとしたテンプレートマッチング等、公知の種々の方法を用いることができる。また、基準画像B0としては、例えば最初の撮影により取得した画像を用いればよいが、これに限定されるものではない。
次いで、位置合わせ部39が、基準画像B0と画像Siとの位置合わせを行う(ステップST6)。すなわち、各画像Siの対応点が基準画像B0の対応点と一致するように各画像Siをワーピングすることにより位置合わせを行う。具体的には、各対応点について、各画像Siと基準画像B0との間での対応点を一致させるために必要なシフト量を算出し、そのシフト量に基づいて、下記の式(1)から(4)の2次元5次多項式により各画像Siの画素毎の基準画像B0へのシフト量を算出し、各画像Siを画素毎に基準画像B0へワーピングする。
Figure 0004942572
ここで、x,yは各画像Si中の各対応点の座標、x′,y′は基準画像B0上の座標、Δx,Δyは基準画像B0へのシフト量、nは次数、aij,bijは係数である。なお、多項式近似の係数は最小自乗法を用いて求める。このとき、ワーピング後の座標が整数ではなく小数点以下を含む位置に移動する画素については、4近傍から1次近似で画素値を求める。つまり、ワーピング後の座標を囲む4つの画素に対して、ワーピング後の座標から各画素の座標までの距離に比例して画素値をそれぞれ分配するようにする。
なお、位置合わせの手法としては、ワーピングに限定されるものではなく、アフィン変換等、任意の手法を用いることができる。
次いで、加算部40が、位置合わせ後の画像Siのうち、加算対象の画像Soiを最初の画像に設定し(n=1:ステップST7)、位置合わせ後の基準画像B0と加算対象画像Soiとの相対応する画素同士を加算して加算画像Saiを生成する(ステップST8)。さらに、明るさ評価部41が、加算画像Sa1の明るさの評価値を算出する(ステップST9)。なお、明るさの評価値としては、加算画像Saiの全画素の画素値の平均値、または画素値の最大値等を用いればよい。
次いで、CPU42が、すべての画像Siの加算を行ったか否かを判定し(ステップST10)、ステップST10が肯定されると、加算画像Saiを記録メディア35に記録し(ステップST11)、処理を終了する。なお、この際、圧縮/伸長処理部33が加算画像Saiを圧縮して記録メディア35に記録する。
ステップST10が否定されると、明るさの評価値が所定のしきい値Th1未満であるか否かを判定する(ステップST12)。なお、しきい値Th1としては、AE/AWB処理部31が決定した露出設定値に基づいて、加算画像Saiが所望とする明るさとなるように設定すればよい。ステップST12が肯定されると、加算対象画像Soiを次の画像に設定するとともに(n=n+1)、加算画像Saiを新たな基準画像B0に設定し(ステップST13)、ステップST8に戻ってステップST8以降の処理を繰り返す。ステップST12が否定されるとステップST11に進み、加算画像Saiを記録メディア35に記録し、処理を終了する。
このように第1の実施形態においては、1の基準画像B0と基準画像以外の他の画像Siとの対応点を検出し、対応点に応じて基準画像B0と他の画像Siとの位置合わせを行い、位置合わせ後の基準画像B0と他の画像Siのうちの加算対象となる1の加算対象画像Soiとを加算し、加算画像Saiの明るさを評価するようにしたものである。このため、加算画像の明るさを評価するに当たり、基準画像B0と加算対象画像Soiとが位置合わせされることとなり、その結果、加算画像Saiにボケが生じることを防止できる。したがって、高画質の加算画像Saiを取得することができる。
また、明るさの評価値がしきい値Th1以上となる加算画像Saiが取得されるまで、または複数の画像Siがすべて加算されるまで、加算画像Saiを新たな基準画像B0としつつ順次加算対象画像Soiを変更して、新たな基準画像B0と加算対象画像Soiとの加算および明るさの評価を行うことにより、所望とする明るさを有するボケのない加算画像を取得することができる。
なお、上記第1の実施形態においては、画像枚数算出部37が必要画像枚数Nを算出しているが、撮影する枚数をあらかじめ設定しておき、設定された枚数の画像を撮影により取得するようにしてもよい。この場合、画像枚数算出部37は不要となる。
次いで、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、第2の実施形態による画像加算装置を適用したデジタルカメラは、第1の実施形態による画像加算装置を適用したデジタルカメラ1と同一の構成を有し、行われる処理のみが異なるため、ここでは構成についての詳細な説明は省略する。
図3は本発明の第2の実施形態における加算処理のフローチャートである。なお、第2の実施形態において、ステップST21〜ステップST28までの処理は、第1の実施形態におけるステップST1〜ステップST8までの処理と同一であるため、ここでは詳細な説明は省略する。
ステップST28に続いて、CPU42が、すべての画像Siの加算を行ったか否かを判定し(ステップST29)、ステップST29が否定されると、加算対象画像Soiを次の画像に設定するとともに(n=n+1)、加算画像Saiを新たな基準画像B0に設定し(ステップST30)、ステップST28に戻ってステップST28以降の処理を繰り返す。ステップST29が肯定されると、加算画像Saiを記録メディア35に記録し(ステップST30)、処理を終了する。
このように、第2の実施形態においては、周囲の明るさに基づいて算出された、加算画像を所望とする明るさとするのに必要な画像の枚数Nを算出し、N数の画像のうち、1の基準画像B0と基準画像以外の他の画像Siとの対応点を検出し、対応点に応じて基準画像B0と他の画像Siとの位置合わせを行い、位置合わせ後の基準画像B0とすべての他の画像Siとを加算するようにしたものである。このため、所望とする明るさを有するボケのない高画質の加算画像を取得することができる。
次いで、本発明の第3の実施形態について説明する。図4は本発明の第3の実施形態による画像加算装置を適用したデジタルカメラの構成を示す概略ブロック図である。なお、第3の実施形態において第1の実施形態と同一の構成については同一の参照番号を付与し、ここでは詳細な説明は省略する。第3の実施形態によるデジタルカメラ1Aは、明るさ評価部41に代えて、明るさ調整部44を備えた点が第1の実施形態と異なる。
次いで、第3の実施形態における加算処理について説明する。図5は第1の実施形態おける加算処理のフローチャートである。なお、第3の実施形態において、ステップST41〜ステップST48までの処理は、第1の実施形態におけるステップST1〜ステップST8までの処理と同一であるため、ここでは詳細な説明は省略する。
ステップST48に続いて、加算画像Saiをフレームメモリ26に記憶する(ステップST49)。そして、CPU42が、すべての画像Siの加算を行ったか否かを判定し(ステップST50)、ステップST50が否定されると、加算対象画像Soiを次の画像に設定するとともに(n=n+1)、加算画像Saiを新たな基準画像B0に設定し(ステップST51)、ステップST48に戻ってステップST48以降の処理を繰り返す。
ステップST50が肯定されると、明るさ調整部44がフレームメモリ26に記憶されたすべての加算画像Saiの明るさを調整する(ステップST52)。ここで、本実施形態においては、N枚の画像が撮影により取得されているため、N−1枚の加算画像Saiが生成される。また、所望とする明るさを有する画像が取得されるように必要画像枚数Nを算出しているため、すべての画像Siを加算することにより生成した加算画像SaN−1は所望とする明るさとなっている。その一方で他の加算画像Saiは、加算する画像の枚数が少ないほど画像は暗くなっている。このため、明るさ調整部44は、すべての加算画像Saiの明るさが所望とする明るさとなるように各加算画像Saiの明るさを調整する。したがって、加算枚数が少ない加算画像Saiほど、大きく明るさが調整される。
なお、明るさの調整の手法としては、ゲインを上げる手法および階調を補正する手法が考えられるが、いずれの手法を用いてもよい。また、いずれの手法を用いるかをデジタルカメラ1Aに対してユーザが設定できるようにしてもよい。
そして、明るさ調整済みのすべての加算画像Saiをモニタ28に表示する(ステップST53)。図6はモニタに表示された明るさ調整済みの加算画像を示す図である。ここで、必要画像枚数Nの画像の撮影中に被写体が大きく移動したり手ぶれしてしまった場合に複数の画像を加算すると、加算画像がボケてしまう。このような場合、加算する画像の枚数に応じて画像のボケの程度が異なるものとなる。例えば、図7に示すように必要画像枚数Nが5枚である場合において、3枚目の画像S3と4枚目の画像S4との間において被写体が移動してしまったとすると、すべての画像S1〜S5を加算した場合、移動している腕の部分において画像がボケてしまう。
第3の実施形態においては、加算画像Saiの明るさを所望の明るさとなるように調整し、加算枚数に応じた複数の明るさ調整済み画像を生成するようにしたものである。このため、画像S1〜S3を加算することにより生成した加算画像はボケがなくしかも所望の明るさを有するものとなっている。一方、画像S1〜S4または画像S1〜S5を加算することにより生成した加算画像は所望とする明るさを有するが腕の部分がボケたものとなっている。
CPU42はユーザによる画像の選択がなされたか否かを判定し(ステップST54)、ステップST54が否定されるとステップST53に戻る。ステップST54が肯定されると、選択された加算画像Saiを記録メディア35に記録し(ステップST55)、処理を終了する。
これにより、ユーザは、モニタ28に表示された複数の明るさ調整済み画像から所望とするボケの程度となる、すなわちボケが少ない明るさ調整済み画像を選択することができ、その結果、所望とする明るさを有するよりボケの少ない加算画像を取得することができる。
なお、上記第3の実施形態においては、複数の明るさ調整済み加算画像をモニタ28に表示し、ユーザにより選択された加算画像を記録メディア35に記録しているが、すべての加算画像を記録メディア35に記録し、後でユーザに所望とする加算画像を選択させるようにしてもよい。
また、上記第3の実施形態においては、画像枚数算出部37が必要画像枚数Nを算出しているが、撮影する枚数をあらかじめ設定しておき、設定された枚数の画像を撮影により取得するようにしてもよい。この場合、画像枚数算出部37は不要となる。
次いで、本発明の第4の実施形態について説明する。図8は本発明の第4の実施形態による画像加算装置を適用したデジタルカメラの構成を示す概略ブロック図である。なお、第4の実施形態において第3の実施形態と同一の構成については同一の参照番号を付与し、ここでは詳細な説明は省略する。第4の実施形態によるデジタルカメラ1Bは、加算に必要な画像を決定する画像決定部45を備えた点が第3の実施形態と異なる。
次いで、第4の実施形態における加算処理について説明する。図9は第4の実施形態おける加算処理のフローチャートである。なお、第4の実施形態において、ステップST61〜ステップST65までの処理は、第3の実施形態におけるステップST41〜ステップST45までの処理と同一であるため、ここでは詳細な説明は省略する。
ステップST65に続いて、画像決定部45が複数の画像Siのうち加算に必要な画像を決定する(ステップST66)。
図10は加算に必要な画像の決定処理のフローチャートである。まず、画像決定部45が、画像Siのうち処理対象の画像を最初の画像に設定し(n=1:ステップST81)、対応点の数がしきい値Th2未満であるか否かを判定する(ステップST82)。ステップST82が肯定されると、処理対象の画像は対応点の数が少なく、位置合わせが困難なため画像の加算には向かないことから、その画像を加算の対象から除外し(ステップST83)、ステップST86へ進む。
ステップST82が否定されると、基準画像B0と処理対象の画像とを重ね合わせた状態におけるすべての対応点間の距離がしきい値Th3未満であるか否かを判定する(ステップST84)。ステップST84が否定されると、処理対象の画像の対応点を基準画像B0の対応点と一致させるためには、画像を大きく変形させる必要があるため、画像の加算には向かないことから、ステップST83に進んでその画像を加算の対象から除外する。
ステップST84が肯定されると、処理対象の画像を加算に必要な画像に決定し(ステップST85)、さらに、すべての画像Siについて加算に必要か否かを判定したかを判定する(ステップST86)。ステップST86が否定されると、処理の対象を次の画像に設定し(n=n+1:ステップST87)、ステップST82に戻ってステップST82以降の処理を繰り返す。ステップST86が肯定されると、加算に必要な画像決定の処理を終了する。
図9に戻り、ステップST66に続いて、位置合わせ部39が、基準画像B0と画像Siとの位置合わせを行い(ステップST67)、加算部40が、位置合わせ後の画像Siのうち加算対象の画像Soiを最初の画像に設定し(n=1:ステップST68)、位置合わせ後の基準画像B0と加算対象画像Soiとの相対応する画素同士を加算して加算画像Saiを生成する(ステップST69)。
そして、CPU42が、加算に必要であると決定されたすべての画像Siの加算を行ったか否かを判定し(ステップST70)、ステップST70が否定されると、加算対象画像Soiを次の画像に設定するとともに(n=n+1)、加算画像Saiを新たな基準画像B0に設定し(ステップST71)、ステップST69に戻ってステップST69以降の処理を繰り返す。
ステップST70が肯定されると、明るさ調整部が加算画像Saiの明るさを調整し(ステップST72)、明るさ調整済みの加算画像Saiを記録メディア35に記録し(ステップST73)、処理を終了する。なお、第4の実施形態における明るさの調整は、加算の対象から除外した画像の分、加算画像の明るさが低減するために、加算画像の明るさを所望とする明るさとするために行うものである。
このように、第4の実施形態においては、対応点に基づいて、複数の画像Siから加算に必要な画像を決定し、加算に必要な画像のみを用いて加算画像を生成するようにしたため、基準画像との対応点が大きくずれているような画像を加算の対象から除外することができ、これにより、よりボケが少ない加算画像を取得することができる。また、加算画像の明るさを調整しているため、所望の明るさを有する加算画像を生成できる。
なお、上記第4の実施形態において、加算画像の明るさを調整する処理は、第3の実施形態と同様に、ゲインを上げる手法および階調を補正する手法が考えられるが、いずれの手法を用いてもよい。また、いずれの手法を用いるかをデジタルカメラ1Bに対してユーザが設定できるようにしてもよい。
また、上記第4の実施形態においては、画像枚数算出部37が必要画像枚数Nを算出しているが、撮影する枚数をあらかじめ設定しておき、設定された枚数の画像を撮影により取得するようにしてもよい。この場合、画像枚数算出部37は不要となる。
また、上記第1から第4の実施形態においては、プレ画像の明るさに基づいて必要画像枚数Nを算出しているが、スルー画像の明るさに基づいて必要画像枚数Nを算出してもよい。この場合、ステップST2等の撮影の処理においてはプレ撮影に続いて本撮影が行われることとなる。
以上、本発明の実施形態に係るデジタルカメラについて説明したが、コンピュータを、上記の画像枚数算出部37、対応点検出部38、位置合わせ部39、加算部40、明るさ評価部41、明るさ調整部44および画像決定部45に対応する手段として機能させ、図2,3,5,9,10に示すような処理を行わせるプログラムも、本発明の実施形態の1つである。また、そのようなプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体も、本発明の実施形態の1つである。
本発明の第1の実施形態による画像加算装置を適用したデジタルカメラの構成を示す概略ブロック図 第1の実施形態における画像加算処理のフローチャート 第2の実施形態における画像加算処理のフローチャート 本発明の第3の実施形態による画像加算装置を適用したデジタルカメラの構成を示す概略ブロック図 第3の実施形態における画像加算処理のフローチャート 明るさ調整済み画像をモニタに表示した状態を示す図 画像の加算を説明するための図 本発明の第4の実施形態による画像加算装置を適用したデジタルカメラの構成を示す概略ブロック図 第4の実施形態における画像加算処理のフローチャート 第4の実施形態における加算に必要な画像の決定の処理のフローチャート
符号の説明
1,1A,1B デジタルカメラ
37 画像枚数算出部
38 対応点検出部
39 位置合わせ部
40 加算部
41 明るさ評価部
42 CPU
44 明るさ調整部
45 画像決定部

Claims (4)

  1. 所定の露光時間の撮影により取得した複数の画像のうち、1の基準画像と該基準画像以外の他の画像との対応点を検出する対応点検出手段と、
    前記対応点に基づいて、前記他の画像のうち加算に必要な画像を決定する画像決定手段と、
    前記対応点に基づいて、前記基準画像と前記加算に必要な画像との位置合わせを行う位置合わせ手段と、
    前記位置合わせ後の前記基準画像と前記加算に必要な画像とを加算して加算画像を生成する加算手段と、
    前記加算画像の明るさを調整する明るさ調整手段とを備えたことを特徴とする画像加算装置。
  2. 前記画像決定手段は、前記他の画像のうち、前記対応点の数が第1のしきい値以上であり、かつ前記基準画像と重ね合わせた場合における前記対応点間の距離が第2のしきい値未満である画像を、前記加算に必要な画像に決定する手段であることを特徴とする請求項記載の画像加算装置。
  3. 所定の露光時間の撮影により取得した複数の画像のうち、1の基準画像と該基準画像以外の他の画像との対応点を検出し、
    前記対応点に基づいて、前記他の画像のうち加算に必要な画像を決定し、
    前記対応点に基づいて、前記基準画像と前記加算に必要な画像との位置合わせを行い、
    前記位置合わせ後の前記基準画像と前記加算に必要な画像とを加算して加算画像を生成し、
    前記加算画像の明るさを調整することを特徴とする画像加算方法。
  4. 所定の露光時間の撮影により取得した複数の画像のうち、1の基準画像と該基準画像以外の他の画像との対応点を検出する手順と、
    前記対応点に基づいて、前記他の画像のうちの加算に必要な画像を決定する手順と、
    前記対応点に基づいて、前記基準画像と前記加算に必要な画像との位置合わせを行う手順と、
    前記位置合わせ後の前記基準画像と前記加算に必要な画像とを加算して加算画像を生成する手順と、
    前記加算画像の明るさを調整する手順とを有する画像加算方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
JP2007184079A 2007-07-13 2007-07-13 画像加算装置および方法並びにプログラム Active JP4942572B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007184079A JP4942572B2 (ja) 2007-07-13 2007-07-13 画像加算装置および方法並びにプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007184079A JP4942572B2 (ja) 2007-07-13 2007-07-13 画像加算装置および方法並びにプログラム

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012008109A Division JP5301690B2 (ja) 2012-01-18 2012-01-18 撮影装置および方法並びにプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009021909A JP2009021909A (ja) 2009-01-29
JP4942572B2 true JP4942572B2 (ja) 2012-05-30

Family

ID=40361119

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007184079A Active JP4942572B2 (ja) 2007-07-13 2007-07-13 画像加算装置および方法並びにプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4942572B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8963949B2 (en) * 2009-04-22 2015-02-24 Qualcomm Incorporated Image selection and combination method and device
JP4973719B2 (ja) 2009-11-11 2012-07-11 カシオ計算機株式会社 撮像装置、撮像方法、及び撮像プログラム
JP2011220234A (ja) * 2010-04-09 2011-11-04 Ihi Corp エンジンシステム
JP5959194B2 (ja) * 2011-12-27 2016-08-02 オリンパス株式会社 撮像装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003259205A (ja) * 2002-02-27 2003-09-12 Fuji Photo Film Co Ltd ディジタル・カメラ、撮影システム、および、撮影方法
JP2004088291A (ja) * 2002-08-26 2004-03-18 Fuji Photo Film Co Ltd 画像処理システム
JP4342926B2 (ja) * 2003-12-24 2009-10-14 三菱電機株式会社 画像入力方法および画像入力装置
JP2005354166A (ja) * 2004-06-08 2005-12-22 Canon Inc 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、及び記憶媒体
JP2006054698A (ja) * 2004-08-12 2006-02-23 Canon Inc 手振れ補正機能を有する撮像装置
JP4562182B2 (ja) * 2005-03-07 2010-10-13 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009021909A (ja) 2009-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7995852B2 (en) Imaging device and imaging method
JP6157242B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP5347707B2 (ja) 撮像装置および撮像方法
US7817186B2 (en) Camera and image processing method for synthesizing plural images forming one image group to generate a synthesized image
JP5214476B2 (ja) 撮像装置及び画像処理方法並びにプログラム
JP4668956B2 (ja) 画像処理装置および方法並びにプログラム
JP4748230B2 (ja) 撮像装置、撮像方法及び撮像プログラム
JP5950678B2 (ja) 撮像装置、制御方法、及びプログラム
JP6495122B2 (ja) 撮像装置、画像処理方法
JP4942572B2 (ja) 画像加算装置および方法並びにプログラム
JP2005236662A (ja) 撮像方法、撮像装置及び撮像システム
JP2009081636A (ja) 画像記録装置及び撮影方法
JP2006287814A (ja) 撮像装置及び動きベクトル決定方法
JP5091098B2 (ja) 画像合成装置、画像合成方法および画像合成プログラム
JP4717836B2 (ja) 撮影装置および方法並びにプログラム
JP5301690B2 (ja) 撮影装置および方法並びにプログラム
JP5160655B2 (ja) 画像処理装置および方法並びにプログラム
KR101408359B1 (ko) 촬상장치 및 촬상방법
JP2022083147A (ja) 撮像装置、撮像方法、プログラムおよび記録媒体
JP4687619B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP4666265B2 (ja) 像振れ補正装置及びその補正方法
JP2008028956A (ja) 撮像装置、および、撮像装置における対象物検出用画像信号の生成方法
JP5184325B2 (ja) 撮影装置および撮影装置の制御方法並びにプログラム
JP5043178B2 (ja) 像振れ補正装置及びその補正方法
JP5101399B2 (ja) 撮影装置および撮影装置の制御方法並びにプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100225

RD15 Notification of revocation of power of sub attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7435

Effective date: 20110415

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110707

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110712

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110829

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111018

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120118

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20120126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120214

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120228

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4942572

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150309

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250