JPH0983050A - 半導体レーザの駆動方法、半導体レーザの駆動回路及び外部変調器 - Google Patents

半導体レーザの駆動方法、半導体レーザの駆動回路及び外部変調器

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JPH0983050A
JPH0983050A JP23511395A JP23511395A JPH0983050A JP H0983050 A JPH0983050 A JP H0983050A JP 23511395 A JP23511395 A JP 23511395A JP 23511395 A JP23511395 A JP 23511395A JP H0983050 A JPH0983050 A JP H0983050A
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bias
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pulse
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Kazuyuki Mori
和行 森
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体レーザの駆動方法及び駆動回路に関
し、閾値電流の大きな半導体レーザを使用しても発光遅
延がなく、消光比を大きく保つことができる半導体レー
ザの駆動方法及び駆動回路を提供する。 【解決手段】 入力信号から所定時間遅れたパルス信号
を生成すると共に、該入力信号の立ち上がりと同時に立
ち上がり、該パルス信号の立ち下がりと同時に立ち下が
るバイアス信号を生成し、該パルス信号とバイアス信号
の各々に対応したパルス電流とバイアス電流とを半導体
レーザに供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体レーザの駆
動方法及び駆動回路に係り、特に、閾値電流の大きな半
導体レーザを使用しても発光遅延がなく、消光比を大き
く保つことができる半導体レーザの駆動方法及び駆動回
路に関する。
【0002】光通信は私設通信網で最初に実用化され、
次いで公衆通信網でも実用化されて本格的に使用される
ようになり、今や、公衆、私設を問わず広く普及してい
る。今後、更に加入者線にも本格的に導入されることは
必至で、通信網が全て光化されるのは遠くない。
【0003】この間、発光素子として発光ダイオードが
先ず使用され、半導体レーザが実用化されてからは、大
きな光出力、高速応答という特徴によって次第に半導体
レーザの適用領域が拡大されてきた。しかし、発光ダイ
オードは低価格というメリットにより光伝送路が短いシ
ステム、伝送容量の小さいシステムには今も使用されて
いる。従って、なるべく低価格な半導体レーザをなるべ
く高性能なシステムに使用できるようにすることが大切
である。
【0004】
【従来の技術】図14は、従来の駆動回路の問題点で、
図14(イ)には閾値電流の大きな半導体レーザを無バ
イアス駆動した場合を、図14(ロ)には有バイアス駆
動した場合を示している。
【0005】ここで、無バイアス駆動とは半導体レーザ
のバイアス電流を0に設定して、入力信号に対応するパ
ルス電流だけで駆動する方式を意味し、有バイアス駆動
とは半導体レーザのバイアス電流を閾値電流程度に設定
する駆動方式を意味する。
【0006】さて、閾値電流の大きな半導体レーザを無
バイアス駆動した場合には、入力信号の“1”に対応す
る駆動電流(これはパルス電流に等しい。)が入力され
ても、レーザ発信が可能な濃度のキャリアが生成される
までに時間を要するために発光遅延が起こる。この結
果、たとえ入力信号がデューティ比50%の正常な波形
であっても光出力の波形のデューティ比は低下して波形
歪みが生ずる。この波形歪みは受信側での識別誤りを引
き起こす。
【0007】この問題を回避するために有バイアス駆動
を行なうと、図14(ロ)の最下の波形図のように、入
力信号の論理レベルが“0”の時にも光出力(P2 )が
出るので、入力信号の論理レベル“1”の時の光出力
(P1 )との比で定義される消光比が小さくなる。消光
比が小さくなると、受信側での誤り率の低下を引き起こ
す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような問題点を
できるだけ回避するために、半導体レーザの発光遅延時
間を小さくする必要があり、且つ、大きな消光比を確保
する必要がある光通信システムにおいては、閾値電流の
小さな半導体レーザを使用している。この目的に合致す
る半導体レーザは、歪み量子井戸を取り入れたファブリ
ー・ペロー共振器構造のもので、且つ、ファブリー・ペ
ロー共振器の両端面に反射率の高い膜をコートしたもの
である。
【0009】しかし、ファブリー・ペロー共振器型半導
体レーザを使用するために出力光の波長範囲が広く、両
端面に反射率の高い膜をコートしたものであるために光
出力が小さいという問題がある。前者により、波長多重
を行なう場合には複数光の波長間隔を広くとる必要があ
るために、多重数に制約が加わる。又、後者により、光
結合系の結合効率を高くするためにレンズ結合を採用す
る必要性が生じ、低価格化が困難である。
【0010】本発明は、かかる問題点に鑑み、閾値電流
の大きな半導体レーザを使用しても発光遅延がなく、消
光比を大きく保つことができる半導体レーザの駆動方法
及び駆動回路を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理で
ある。本発明の原理は、入力信号に対応したパルス電流
の流れ出しより微小な時間Δt早くバイアス電流を流し
始め、該バイアス電流はパルス電流の流れ終りまで流
し、該バイアス電流とパルス電流との和の電流によって
半導体レーザを駆動するものである。該微小な時間Δt
は、半導体レーザに固有の応答特性と伝送速度とから実
験的に決定すればよいが、例えば、100Mb/sの光
通信システムの場合、数百ps(1ps=10-12 s)
程度でよい。
【0012】上記のようにパルス電流の流れ出しよりΔ
t早くバイアス電流を流し始めるので、パルス電流を流
すタイミングには半導体レーザ内のキャリアは発光に十
分な濃度になっており、発光遅延時間は無視できるよう
になる。又、上記の例に示した如くΔtはパルス幅に対
して10%程度であり、消光比も実質的には劣化しな
い。
【0013】図2は、本発明の第二の原理である。本発
明の第二の原理は、特にバースト伝送の場合に効果を奏
するものであるが、バーストを送信しない待機期間には
半導体レーザにバイアス電流を供給せず、バーストを送
信する有効期間にのみ半導体レーザにバイアス電流を供
給するものである。
【0014】これにより、待機期間の割合が大きいシス
テムにおいては、待機期間にバイアス電流を流す必要が
ないので電力効率を高めることができる。又、有効期間
においてはバイアス電流を流しているので、有効期間内
の信号パルスに対応する光出力には発光遅延が生じな
い。
【0015】図3は、本発明の第三の原理である。本発
明の第三の原理も又、特にバースト伝送の場合に効果を
奏するものであり、バーストを送信しない待機期間には
半導体レーザにバイアス電流を供給せず、バーストを送
信する有効期間にのみ半導体レーザにバイアス電流を供
給することに加えて、有効期間の最初のパルスに対応す
るパルス電流の流れ出しより早くバイアス電流を流し始
めるものである。
【0016】従って、本発明の第三の原理は、本発明の
第二の原理の利点に加えて、有効期間の最初のパルスに
対しても発光遅延が生じないという利点がある。図4
は、パルス電流とバイアス電流を流すためのパルス信号
とバイアス信号の生成回路である。
【0017】図4において、11は遅延回路、12は論
理和回路である。図5は、図4の構成のタイムチャート
である。以下、図4と図5とを参照して図4の構成の動
作を説明する。
【0018】入力信号は遅延回路と論理和回路の一方の
入力端子に供給される。遅延回路の遅延時間をΔtとす
ると、遅延回路の出力信号は入力信号にΔtの遅延が加
わった信号になる。これをパルス信号として出力すると
共に、論理和回路のもう一方の入力端子に供給する。論
理和回路では入力信号と遅延回路の出力信号の論理和を
とるので、論理和回路の出力信号におけるパルスは入力
信号のパルスの立ち上がりで立ち上がって、パルス信号
の立ち下がりで立ち下がる。これをバイアス信号として
出力する。
【0019】即ち、バイアス信号はパルス電流よりΔt
早く立ち上がり、パルス電流と同じタイミングで立ち下
がる信号となる。このパルス信号とバイアス信号によっ
てパルス電流とバイアス電流を供給して半導体レーザを
駆動すれば、本発明の原理に示した駆動電流を半導体レ
ーザに供給することができる。
【0020】又、図4の構成の入力端子に、バースト伝
送の送信期間を示す有効信号を供給すれば、有効信号の
立ち上がりと同時に立ち上がり、有効信号をΔt遅らせ
た信号の立ち下がりと同時に立ち下がる第二のバイアス
信号をを生成することもできる。尚、この場合には遅延
回路の出力信号は半導体レーザの駆動には使用しない。
【0021】
【発明の実施の形態】図6は、本発明の実施の形態であ
る。図6において、21は反転増幅器、22a乃至22
dは抵抗、23は半導体レーザを駆動するトランジス
タ、24は半導体レーザである。
【0022】図6の構成は、反転増幅器と抵抗22a乃
至22cにより加算増幅器が構成されているから、抵抗
22aと抵抗22bのオープン側の端子にパルス信号と
バイアス信号を供給し、半導体レーザから光出力を取り
出すものである。加算増幅器の二の入力端子から出力ま
での利得の絶対値は、抵抗22cの抵抗値と抵抗22a
又は抵抗22bの抵抗値の比で与えられるので、これら
の比を適宜設定すればトランジスタ23に図1に示した
ようなバイアス電流とパルス電流を流すことができ、半
導体レーザに図1にしめしたような駆動電流を供給する
ことができる。尚、図6においては図が煩雑化するのを
避けて二の入力端子に設けるべきレベルシフト回路とト
ランジスタのベースバイアスを決定するバイアス回路は
図示を省略している。
【0023】又、図6においては、バイポーラ・トラン
ジスタを使用する例を図示しているが、半導体レーザを
駆動する素子はこれに限定されるものではなく、MOS
トランジスタや所謂HEMT(High Electron Mobility
Transistor )のような能動素子であってもよい。この
ことは、以下に示す複数の実施の形態においても同様で
ある。
【0024】図7は、本発明の第二の実施の形態(その
1)である。図7において、31a及び31bは電流ス
イッチを構成するトランジスタ、31c及び31dは電
流スイッチを構成するトランジスタ、31e及び31f
は電流スイッチの電流源としてのトランジスタ、32a
乃至32dは抵抗、33は半導体レーザである。
【0025】そして、バイアス信号はトランジスタ31
aと31bからなる電流スイッチに、パルス信号はトラ
ンジスタ31cと31dからなる電流スイッチに供給す
ると、バイアス信号のパルスに対応するバイアス電流が
トランジスタ31bに流れ、Δt遅れてパルス信号に対
応するパルス電流がトランジスタ31dに流れて、半導
体レーザには図1に示した波形の駆動電流が供給され
る。尚、電流スイッチへのバイアス信号の供給の仕方で
あるが、バイアス信号をトランジスタ31aのベースに
供給してトランジスタ31bのベースはアースしても、
又、バイアス信号をトランジスタ31aのベースに供給
してバイアス信号の反転信号をトランジスタ31bのベ
ースに供給してもよい。これは、電流スイッチへのパル
ス信号の供給の仕方についても同様である。
【0026】図8は、本発明の第二の実施の形態(その
2)である。図8において、31c及び31dは電流ス
イッチを構成するトランジスタ、31e及び31fは電
流源となるトランジスタ、32a乃至32dは抵抗、3
3は半導体レーザである。
【0027】図8の構成の場合には、パルス信号をトラ
ンジスタ31cと31dによって構成される電流スイッ
チに供給し、バイアス信号はトランジスタ31eのベー
スに供給する。これにより、バイアス信号のパルスに対
応するバイアス電流がトランジスタ31eに流れ、Δt
遅れてパルス信号に対応するパルス電流がトランジスタ
31dに流れて、半導体レーザには図1に示した波形の
駆動電流が供給される。尚、電流スイッチへのパルス信
号の供給の仕方であるが、パルス信号をトランジスタ3
1cのベースに供給してトランジスタ31dのベースは
アースしても、又、パルス信号をトランジスタ31cの
ベースに供給してパルス信号の反転信号をトランジスタ
31dのベースに供給してもよい。
【0028】図9は、本発明の第三の実施の形態であ
る。図9において、41a及び41bは電流スイッチを
構成するトランジスタ、41c及び41dは電流スイッ
チを構成するトランジスタ、41e及び41fは電流ス
イッチの電流源としてのトランジスタ、42a乃至42
cは抵抗、43は温度によって抵抗値が可変な抵抗、4
3は半導体レーザである。
【0029】図9においても図7と同様に、バイアス信
号をトランジスタ41aと41bからなる電流スイッチ
に、パルス信号をトランジスタ41cと41dからなる
電流スイッチに供給すると、バイアス信号のパルスに対
応するバイアス電流がトランジスタ41bに流れ、Δt
遅れてパルス信号に対応するパルス電流がトランジスタ
41dに流れて、半導体レーザには図1に示した波形の
駆動電流が供給される。尚、電流スイッチへのバイアス
信号の供給についても、図7の説明において記述した仕
方と全く同様である。
【0030】ところで、半導体レーザの駆動電流と光出
力の関係は図13に概念的に示すように、低温であると
閾値電流が小さく、駆動電流の変化に対する光出力の変
化が大きいのに対して、高温になると閾値電流が大きく
なり、駆動電流の変化に対する光出力の変化が小さくな
る。従って、高温になるにつれて同じバイアス信号に対
するバイアス電流が大きくなるように、又、同じパルス
信号に対するパルス電流が大きくなるようにする必要が
ある。
【0031】今、図9の構成における温度によって抵抗
値が可変な抵抗の温度係数がマイナスであれば、温度が
高くなるにつれてトランジスタ41eとトランジスタ4
1fのベース電圧が上昇するので、高温になるにつれて
同じバイアス信号に対するバイアス電流が大きくなるよ
うに、又、同じパルス信号に対するパルス電流がおきく
なるようにすることができる。図9においては、ベース
バイアス回路の高電圧側に温度によって抵抗値が可変な
抵抗を用いるのでマイナスの温度係数が必要となるが、
ベースバイアス回路の低電圧側に温度によって抵抗値が
可変な抵抗を用いる場合にはプラスの温度係数が必要に
なる。尚、図9においては、トランジスタ41eとトラ
ンジスタ41fに共通に温度係数を有するバイアス電圧
を供給する例を図示しているが、閾値電流と光出力に対
する温度係数の差を忠実にバイアス電流とパルス電流に
反映させるためには、トランジスタ41eとトランジス
タ42fには別々の温度係数を有するバイアス電圧を供
給することが必要な場合もあるし、光出力に余裕がある
時などトランジスタ41fには温度係数を有するバイア
ス電圧を供給する必要がない場合もある。
【0032】更に、図9においては、トランジスタ41
eとトランジスタ41fに温度係数を有するバイアス電
圧を供給するために、温度によって可変な抵抗を使用す
る例を説明したが、温度係数を有するバイアス電圧を生
成する回路はこれには限定されない。例えば、図9にお
ける温度によって可変な抵抗43の代わりに通常の抵抗
と必要な数のダイオードを直列に接続したものを使用し
てもよい。ダイオード、特にシリコン・ダイオードの順
方向電圧は約−2mV/℃の温度係数を有するので、高
温になると低下するバイアス電圧を生成することができ
る。尚、ダイオードを使用すれば、半導体レーザの駆動
回路を集積化するのに好都合である。
【0033】マイナスの温度係数を有する抵抗をバイア
ス回路の高電圧側に用いる構成、プラスの温度係数を有
する抵抗をバイアス回路の低電圧側に用いる構成、及
び、ダイオードと抵抗を直列接続したものをバイアス回
路の高電圧側に用いる構成について共通していること
は、電流源となるトランジスタのベースに正の温度係数
を有するバイアス電圧を供給するということである。
【0034】図10は、本発明の第四の実施の形態(そ
の1)である。図10において、51a及び51bは電
流スイッチを構成するトランジスタ、51c及び51d
は電流スイッチを構成するトランジスタ、51e及び5
1fは電流スイッチの電流源としてのトランジスタ、5
2a乃至52dは抵抗、53は半導体レーザ、54はア
ナログ・スイッチである。
【0035】図10の構成は図7の構成と基本的には同
じであり、アナログ・スイッチにおいて、バースト信号
の送信を示す有効信号によって抵抗52aの一方の端子
に電圧源の電圧を供給するかアース電圧を供給するか選
択することのみが異なっている。アナログ・スイッチ
を、有効信号が“1”の場合に電圧源の電圧を選択し、
有効信号が“0”の場合にアースを選択するように接続
すれば、半導体レーザには図2のように有効期間にバイ
アス電流が供給され、その上、入力信号のパルスに対応
するパルス電流が供給される。
【0036】尚、図10の構成において、温度係数を有
するバイアス電圧を生成する構成を併せ適用することも
可能であることはいうまでもない。図11は、本発明の
第四の実施の形態(その2)である。
【0037】図11において、51c及び51dは電流
スイッチを構成するトランジスタ、51e及び51fは
電流源となるトランジスタ、52cと52dは抵抗、5
3は半導体レーザである。
【0038】図11の構成は図8の構成と基本的には同
じであり、有効信号をトランジスタ51eとトランジス
タ51fのベースに供給することのみ異なっている。こ
の構成により、有効期間においてのみバイアス電流が半
導体レーザに供給され、その上、パルス信号のパルスに
対応するパルス電流がトランジスタ51dを介して半導
体レーザに供給される。
【0039】又、特に図10及び図11と別の図として
は図示しないが、有効信号によって生成した、有効信号
と同時に立ち上がり、有効信号の立ち下がりよりΔt遅
れて立ち下がる信号を図10及び図11のトランジスタ
51eのベースに供給し、図10及び図11のトランジ
スタ51cとトランジスタ51dに入力信号のパルスに
対応するパルス電流を供給すれば、図3に示した駆動電
流を半導体レーザに供給することができる。
【0040】図12は本発明の第五の実施の形態であ
る。図12は、所謂外部変調器の構成で、61はトラン
ジスタ、62は抵抗、63は半導体レーザ、64は外部
変調素子である。
【0041】外部変調器においては、基本的には半導体
レーザは一定レベルの光出力を外部変調素子に供給し、
該外部変調素子に別に供給される入力信号によって該一
定レベルの光を断続して変調された光を出力する。従っ
て、バースト伝送のような場合には、信号を送信してい
ない待機期間が長いので、常に一定の光出力を外部変調
素子に供給することは電力効率上好ましくない。
【0042】そこで、有効信号又は有効信号と同時に立
ち上がって有効信号よりΔt遅れて立ち下がる信号をト
ランジスタ61のベースに供給して、有効信号又は有効
信号と同時に立ち上がって有効信号よりΔt遅れて立ち
下がる電流によって半導体レーザ63を駆動すれば、電
力効率の向上が可能である。
【0043】又、図12の構成で、入力信号のパルスの
一つ一つに対応して同様なことを行なうことも当然可能
である。この場合には、図4で生成されたバイアス信号
をトランジスタ61のベースに供給し、図4で生成され
たパルス信号を外部変調素子の入力信号端子に供給すれ
ばよい。
【0044】尚、外部変調素子としては、リチウム・ナ
イオベートの表面に光導波路でマッハツェンダ型の干渉
計を形成し、二に分割された導波路に入力信号に対応し
た異なる電圧を印加して光源の光を断続する形式のもの
でも、光源の光を半導体中で入力信号によって断続する
形式のものであってもよい。
【0045】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明により、閾値
電流の大きな半導体レーザを使用しても発光遅延がな
く、消光比を大きく保つことができる半導体レーザの駆
動方法及び駆動回路が実現される。これにより、比較的
低価格ではあるが性能に難点がある半導体レーザを通常
より高性能な光通信装置に適用できるようになり、光通
信装置の低価格化に貢献できる。
【0046】又、バースト伝送や外部変調器にも同じ原
理を適用して、電力効率を向上することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理。
【図2】 本発明の第二の原理。
【図3】 本発明の第三の原理。
【図4】 パルス信号とバイアス信号の生成回路。
【図5】 図4の構成のタイムチャート。
【図6】 本発明の実施の形態。
【図7】 本発明の第二の実施の形態(その1)。
【図8】 本発明の第二の実施の形態(その2)。
【図9】 本発明の第三の実施の形態。
【図10】 本発明の第四の実施の形態(その1)。
【図11】 本発明の第四の実施の形態(その2)。
【図12】 本発明の第五の実施の形態。
【図13】 半導体レーザの温度特性を説明する図。
【図14】 従来の駆動回路の問題点。
【符号の説明】
31a、31b 電流スイッチを構成するトランジスタ 31c、31d 電流スイッチを構成するトランジスタ 31e、31f 電流源となるトランジスタ 32a、32b、32c、32d 抵抗 33 半導体レーザ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号から所定時間遅れたパルス信号
    を生成すると共に、 該入力信号の立ち上がりと同時に立ち上がり、該パルス
    信号の立ち下がりと同時に立ち下がるバイアス信号を生
    成し、 該パルス信号とバイアス信号の各々に対応したパルス電
    流とバイアス電流とを半導体レーザに供給することを特
    徴とする半導体レーザの駆動方法。
  2. 【請求項2】 バースト伝送の送信期間を示す有効信号
    によって半導体レーザにバイアス電流を供給し、 バースト伝送の入力信号によって半導体レーザにパルス
    電流を供給することを特徴とする半導体レーザの駆動方
    法。
  3. 【請求項3】 バースト伝送の送信期間を示す有効信号
    の立ち上がりと同時に立ち上がり、該有効信号より所定
    時間遅れた信号の立ち下がりと同時に立ち下がる第二の
    バイアス信号によって半導体レーザにバイアス電流を供
    給し、 バースト伝送の入力信号によって半導体レーザにパルス
    電流を供給することを特徴とする半導体レーザの駆動方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のパルス信号と、請求項1
    記載のバイアス信号を加算増幅し、該加算増幅された信
    号を、半導体レーザを駆動する能動素子に供給する構成
    を備えることを特徴とする半導体レーザの駆動回路。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のパルス信号によって半導
    体レーザにパルス電流を供給し、 請求項1記載のバイアス信号によって半導体レーザにバ
    イアス電流を供給する構成を備えることを特徴とする半
    導体レーザの駆動回路。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の半導体レーザの駆動回路
    であって、 半導体レーザのバイアス電流を決定する電流源と該半導
    体レーザのパルス電流を決定する電流源の一方又は双方
    のバイアス電圧に、半導体レーザの温度特性に見合った
    正の温度係数を与える構成を備えることを特徴とする半
    導体レーザの駆動回路。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の半導体レーザの駆動回路
    であって、 バースト伝送の送信期間を示す有効信号が論理レベル
    “1”の時にバイアス電流を半導体レーザに供給し、 バースト伝送の送信期間を示す有効信号が論理レベル
    “0”の時に半導体レーザのバイアス電流を停止する構
    成を備えることを特徴とする半導体レーザの駆動回路。
  8. 【請求項8】 請求項5記載の半導体レーザの駆動回路
    であって、 請求項3記載の第二のバイアス信号によって半導体レー
    ザにバイアス電流を供給する構成を備えることを特徴と
    する半導体レーザの駆動回路。
  9. 【請求項9】 請求項1記載のバイアス信号を光源とな
    る半導体レーザを駆動する能動素子に供給し、 請求項1記載のパルス信号を外部変調素子の入力端子に
    供給する構成を備えることを特徴とする外部変調器。
  10. 【請求項10】 バースト伝送の送信期間を示す有効信
    号、又は、請求項3記載の第二のバイアス信号のいずれ
    かを光源となる半導体レーザを駆動する能動素子に供給
    し、 請求項1記載のパルス信号を外部変調素子の入力端子に
    供給する構成を備えることを特徴とする外部変調器。
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