JPH0982326A - リチウムイオン二次電池負極用黒鉛化気相成長炭素繊維、およびリチウムイオン二次電池 - Google Patents
リチウムイオン二次電池負極用黒鉛化気相成長炭素繊維、およびリチウムイオン二次電池Info
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- JPH0982326A JPH0982326A JP8180691A JP18069196A JPH0982326A JP H0982326 A JPH0982326 A JP H0982326A JP 8180691 A JP8180691 A JP 8180691A JP 18069196 A JP18069196 A JP 18069196A JP H0982326 A JPH0982326 A JP H0982326A
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- ion secondary
- lithium ion
- carbon fiber
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
- Carbon And Carbon Compounds (AREA)
- Inorganic Fibers (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 リチウムイオン二次電池負極用黒鉛化気相成
長炭素繊維は、比表面積が5m2 /g以下であり、平均
アスペクト比が2〜30であり、リチウムイオン二次電
池はこのリチウムイオン二次電池負極用黒鉛化気相成長
炭素繊維を負極とする。 【効果】 充放電のサイクル特性および充放電効率に優
れているリチウムイオン二次電池初回の充放電効率を大
幅に改善し、しかもサイクル特性の向上したリチウムイ
オン二次電池を提供することができる。
長炭素繊維は、比表面積が5m2 /g以下であり、平均
アスペクト比が2〜30であり、リチウムイオン二次電
池はこのリチウムイオン二次電池負極用黒鉛化気相成長
炭素繊維を負極とする。 【効果】 充放電のサイクル特性および充放電効率に優
れているリチウムイオン二次電池初回の充放電効率を大
幅に改善し、しかもサイクル特性の向上したリチウムイ
オン二次電池を提供することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はリチウムイオン二
次電池負極用黒鉛化気相成長炭素繊維、およびリチウム
イオン二次電池に関し、さらに詳しくは、電気特性の優
れた黒鉛化気相成長炭素繊維、およびこの黒鉛化気相成
長炭素繊維を使用したところの、充放電効率に優れたリ
チウムイオン二次電池に関する。
次電池負極用黒鉛化気相成長炭素繊維、およびリチウム
イオン二次電池に関し、さらに詳しくは、電気特性の優
れた黒鉛化気相成長炭素繊維、およびこの黒鉛化気相成
長炭素繊維を使用したところの、充放電効率に優れたリ
チウムイオン二次電池に関する。
【0002】
【従来の技術】気相成長炭素繊維は、超微粒子状の鉄や
ニッケルなどの金属を触媒として炭素化合物を800〜
1,300℃に加熱することによりこれを熱分解して製
造することができる。この気相成長炭素繊維は熱処理す
ることにより容易に黒鉛構造に転化する特長を有してい
る。例えば2,800℃以上で加熱処理した黒鉛化気相
成長炭素繊維は、結晶欠陥の少ない黒鉛網面が繊維軸に
平行して発達している。それ故にこの黒鉛化気相成長炭
素繊維は、高強度かつ高弾性であり、しかも高い熱伝導
性や電気導電性を有している。
ニッケルなどの金属を触媒として炭素化合物を800〜
1,300℃に加熱することによりこれを熱分解して製
造することができる。この気相成長炭素繊維は熱処理す
ることにより容易に黒鉛構造に転化する特長を有してい
る。例えば2,800℃以上で加熱処理した黒鉛化気相
成長炭素繊維は、結晶欠陥の少ない黒鉛網面が繊維軸に
平行して発達している。それ故にこの黒鉛化気相成長炭
素繊維は、高強度かつ高弾性であり、しかも高い熱伝導
性や電気導電性を有している。
【0003】この黒鉛化気相成長炭素繊維の特性を利用
した応用例として、黒鉛化気相成長炭素繊維を電極活物
質として用いたリチウムイオン二次電池が挙げられる。
した応用例として、黒鉛化気相成長炭素繊維を電極活物
質として用いたリチウムイオン二次電池が挙げられる。
【0004】通常、このリチウムイオン二次電池は、電
極および電解液を有してなる。前記電極および電解液に
用いられる物質として下記のような具体例が挙げられ
る。
極および電解液を有してなる。前記電極および電解液に
用いられる物質として下記のような具体例が挙げられ
る。
【0005】正極に用いられる物質としては、リチウム
含有複合酸化物たとえば、コバルト酸リチウム(LiC
oO2 )、マンガン酸リチウム(LiMn2 O4 )、ニ
ッケル酸リチウム(LiNiO2 )などが挙げられる。
含有複合酸化物たとえば、コバルト酸リチウム(LiC
oO2 )、マンガン酸リチウム(LiMn2 O4 )、ニ
ッケル酸リチウム(LiNiO2 )などが挙げられる。
【0006】負極に用いられる物質としては、炭素材料
たとえば、天然黒鉛、人造黒鉛、難黒鉛性炭素、メソカ
ーボンマイクロビーズ、ピッチ系炭素繊維、気相成長炭
素繊などが挙げられる。
たとえば、天然黒鉛、人造黒鉛、難黒鉛性炭素、メソカ
ーボンマイクロビーズ、ピッチ系炭素繊維、気相成長炭
素繊などが挙げられる。
【0007】電解液に用いられる物質としては、リチウ
ム塩と有機溶媒を混合した非水電解液が挙げられる。前
記リチウム塩としてはLiClO4 ,LiPF6 ,Li
BF4 ,LiAsF6 ,LiCF3 SO3 などが挙げら
れる。前記有機溶媒としてはプロピレンカーボネート、
エチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチ
ルカーボネートなどが挙げられる。
ム塩と有機溶媒を混合した非水電解液が挙げられる。前
記リチウム塩としてはLiClO4 ,LiPF6 ,Li
BF4 ,LiAsF6 ,LiCF3 SO3 などが挙げら
れる。前記有機溶媒としてはプロピレンカーボネート、
エチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチ
ルカーボネートなどが挙げられる。
【0008】上述の物質で構成されたリチウムイオン二
次電池は、他の電池と比較して、エネルギー密度が高い
こと、サイクル特性に優れていることおよび安全性が高
いことを特長としている。
次電池は、他の電池と比較して、エネルギー密度が高い
こと、サイクル特性に優れていることおよび安全性が高
いことを特長としている。
【0009】さらに上記リチウムイオン二次電池におい
て、従来から公知の気相成長炭素繊維を負極に用いた場
合、繊維状であるので繊維同士の接触面が多く存在する
ことにより導電性が優れ、しかも、他の炭素材料と比較
して、初期容量、放電容量および初回充放電率が高いと
いう利点が期待された。しかしながら、気相成長炭素繊
維の凝集性状が塊状であったり球状であったりしたの
で、気相成長炭素繊維の相互の接触面が実質的には少な
く、したがって、リチウムイオン二次電池としての初期
容量は高いが、十分なサイクル寿命を得ることができな
かった。したがって、導電補助剤たとえばアセチレンブ
ラックなどを10%以下程度の割合で添加しなければな
らなかった。
て、従来から公知の気相成長炭素繊維を負極に用いた場
合、繊維状であるので繊維同士の接触面が多く存在する
ことにより導電性が優れ、しかも、他の炭素材料と比較
して、初期容量、放電容量および初回充放電率が高いと
いう利点が期待された。しかしながら、気相成長炭素繊
維の凝集性状が塊状であったり球状であったりしたの
で、気相成長炭素繊維の相互の接触面が実質的には少な
く、したがって、リチウムイオン二次電池としての初期
容量は高いが、十分なサイクル寿命を得ることができな
かった。したがって、導電補助剤たとえばアセチレンブ
ラックなどを10%以下程度の割合で添加しなければな
らなかった。
【0010】この発明者らは、このような導電補助材を
使用せずに気相成長炭素繊維に期待される本来の性能を
引き出すためには、従来から公知の気相成長炭素繊維は
繊維長が長すぎるのでこれを切断すれば良いと、考え
た。そして、特開平6−73615号公報に記載された
黒鉛化気相成長炭素繊維を提案した。
使用せずに気相成長炭素繊維に期待される本来の性能を
引き出すためには、従来から公知の気相成長炭素繊維は
繊維長が長すぎるのでこれを切断すれば良いと、考え
た。そして、特開平6−73615号公報に記載された
黒鉛化気相成長炭素繊維を提案した。
【0011】だが、この公報に記載された黒鉛化気相成
長炭素繊維はリチウムイオン二次電池負極用物質として
優れた負極性能を有してはいた。
長炭素繊維はリチウムイオン二次電池負極用物質として
優れた負極性能を有してはいた。
【0012】しかしながら、ハイブリダイザー等の切断
手段で切断されてなる気相成長炭素繊維をリチウムイオ
ン二次電池用負極として使用したリチウムイオン電池に
おいては、充放電を何回も繰り返すと、そのサイクル毎
に劣化する容量が他の材料と比較して大きかったり、二
次電池としてのサイクル寿命が十分でないという新たな
る問題点が見出された。この問題点を解消するべくこの
発明者らがさらに検討したところ、ハイブリダイザー等
の切断手段で気相成長炭素繊維を切断すると、その切断
片が切断後の気相成長炭素繊維の表面に付着することに
より切断後の気相成長炭素繊維の比表面積がかえって増
大することが、前記問題点の原因であることを突き止め
た。
手段で切断されてなる気相成長炭素繊維をリチウムイオ
ン二次電池用負極として使用したリチウムイオン電池に
おいては、充放電を何回も繰り返すと、そのサイクル毎
に劣化する容量が他の材料と比較して大きかったり、二
次電池としてのサイクル寿命が十分でないという新たな
る問題点が見出された。この問題点を解消するべくこの
発明者らがさらに検討したところ、ハイブリダイザー等
の切断手段で気相成長炭素繊維を切断すると、その切断
片が切断後の気相成長炭素繊維の表面に付着することに
より切断後の気相成長炭素繊維の比表面積がかえって増
大することが、前記問題点の原因であることを突き止め
た。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は、電
気特性の優れたリチウムイオン二次電池負極用黒鉛化気
相成長炭素繊維を提供することにある。この発明の他の
目的は充放電効率およびサイクル寿命の長いリチウムイ
オン二次電池を構成することのできる二次電池負極用黒
鉛化気相成長炭素繊維を提供することにある。この発明
の他の目的は、充放電効率およびサイクル寿命の長いリ
チウムイオン二次電池を提供することにある。
気特性の優れたリチウムイオン二次電池負極用黒鉛化気
相成長炭素繊維を提供することにある。この発明の他の
目的は充放電効率およびサイクル寿命の長いリチウムイ
オン二次電池を構成することのできる二次電池負極用黒
鉛化気相成長炭素繊維を提供することにある。この発明
の他の目的は、充放電効率およびサイクル寿命の長いリ
チウムイオン二次電池を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の請求項1に記載の発明は、比表面積が大きくとも5m
2 /gであり、かつ平均アスペクト比が2〜30である
ことを特徴とするリチウムイオン二次電池負極用黒鉛化
気相成長炭素繊維であり、請求項2に記載の発明は、前
記請求項1に記載のリチウムイオン二次電池用黒鉛化気
相成長炭素繊維を使用した負極を有してなることを特徴
とするリチウムイオン二次電池である。
の請求項1に記載の発明は、比表面積が大きくとも5m
2 /gであり、かつ平均アスペクト比が2〜30である
ことを特徴とするリチウムイオン二次電池負極用黒鉛化
気相成長炭素繊維であり、請求項2に記載の発明は、前
記請求項1に記載のリチウムイオン二次電池用黒鉛化気
相成長炭素繊維を使用した負極を有してなることを特徴
とするリチウムイオン二次電池である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明のリチウムイオン
二次電池負極用黒鉛化気相成長炭素繊維、およびリチウ
ムイオン二次電池について詳細に説明する。
二次電池負極用黒鉛化気相成長炭素繊維、およびリチウ
ムイオン二次電池について詳細に説明する。
【0016】−リチウムイオン二次電池負極用黒鉛化気
相成長炭素繊維−この発明のリチウムイオン二次電池負
極用黒鉛化気相成長炭素繊維は、その比表面積が大きく
とも5m2 /gであり、好ましくは大きくとも3m2 /
gであり、更に好ましくは大きくとも2m2 /gであ
る。なお、この発明のリチウムイオン二次電池負極用黒
鉛化気相成長炭素繊維について比表面積を限定した技術
的意義は、比表面積が5m2 /gを越えてはならないこ
とを意味する。換言すると、このリチウムイオン二次電
池負極用黒鉛化気相成長炭素繊維はその比表面積が5m
2 /gを越えると、この発明の目的を達成することがで
きなくなり、充放電効率が実用に適さない程低下し、ま
たサイクル寿命も短くなる。また、この発明のリチウム
イオン二次電池負極用黒鉛化気相成長炭素繊維の好まし
い比表面積は、場合によっては、この発明の実施例で示
される比表面積の値を下限値とし、上限値を5m2 /
g、3m2 /gおよび2m2 /gのいずれかの値とする
範囲を採用することもでき、またこの発明の実施例で示
される比表面積のいずれかの値を下限値および上限値と
する範囲を採用することもできる。
相成長炭素繊維−この発明のリチウムイオン二次電池負
極用黒鉛化気相成長炭素繊維は、その比表面積が大きく
とも5m2 /gであり、好ましくは大きくとも3m2 /
gであり、更に好ましくは大きくとも2m2 /gであ
る。なお、この発明のリチウムイオン二次電池負極用黒
鉛化気相成長炭素繊維について比表面積を限定した技術
的意義は、比表面積が5m2 /gを越えてはならないこ
とを意味する。換言すると、このリチウムイオン二次電
池負極用黒鉛化気相成長炭素繊維はその比表面積が5m
2 /gを越えると、この発明の目的を達成することがで
きなくなり、充放電効率が実用に適さない程低下し、ま
たサイクル寿命も短くなる。また、この発明のリチウム
イオン二次電池負極用黒鉛化気相成長炭素繊維の好まし
い比表面積は、場合によっては、この発明の実施例で示
される比表面積の値を下限値とし、上限値を5m2 /
g、3m2 /gおよび2m2 /gのいずれかの値とする
範囲を採用することもでき、またこの発明の実施例で示
される比表面積のいずれかの値を下限値および上限値と
する範囲を採用することもできる。
【0017】なお、前記比表面積は、BET法により測
定することができる。
定することができる。
【0018】この発明のリチウムイオン二次電池負極用
黒鉛化気相成長炭素繊維は、その平均アスペクト比が2
〜30であり、好ましくは3〜20、さらに好ましくは
5〜15である。リチウムイオン二次電池負極用黒鉛化
気相成長炭素繊維の平均アスペクト比が2〜30である
とこの発明の目的を良く達成することができ、換言する
と平均アスペクト比が30を越えるとシート状の電極に
成形することができないという不都合を生じ、また平均
アスペクト比が2未満であると比表面積が5m2 /gよ
り大きくなるという不都合を生じる。
黒鉛化気相成長炭素繊維は、その平均アスペクト比が2
〜30であり、好ましくは3〜20、さらに好ましくは
5〜15である。リチウムイオン二次電池負極用黒鉛化
気相成長炭素繊維の平均アスペクト比が2〜30である
とこの発明の目的を良く達成することができ、換言する
と平均アスペクト比が30を越えるとシート状の電極に
成形することができないという不都合を生じ、また平均
アスペクト比が2未満であると比表面積が5m2 /gよ
り大きくなるという不都合を生じる。
【0019】なお、リチウムイオン二次電池負極用黒鉛
化気相成長炭素繊維の平均アスペクト比は、リチウムイ
オン二次電池負極用黒鉛化気相成長炭素繊維を電子顕微
鏡写真に撮り、電子顕微鏡写真を観察し、電子顕微鏡写
真に写されたリチウムイオン二次電池負極用黒鉛化気相
成長炭素繊維から1,000のサンプルを無作為に選択
し、選択したリチウムイオン二次電池負極用黒鉛化気相
成長炭素繊維を円柱体と仮定して、選択したリチウムイ
オン二次電池負極用黒鉛化気相成長炭素繊維の長さおよ
び幅を測定し、その長さと幅とから各リチウムイオン二
次電池負極用黒鉛化気相成長炭素繊維のアスペクト比と
し、1,000のサンプルについてのアスペクト比を平
均することにより、求められる。
化気相成長炭素繊維の平均アスペクト比は、リチウムイ
オン二次電池負極用黒鉛化気相成長炭素繊維を電子顕微
鏡写真に撮り、電子顕微鏡写真を観察し、電子顕微鏡写
真に写されたリチウムイオン二次電池負極用黒鉛化気相
成長炭素繊維から1,000のサンプルを無作為に選択
し、選択したリチウムイオン二次電池負極用黒鉛化気相
成長炭素繊維を円柱体と仮定して、選択したリチウムイ
オン二次電池負極用黒鉛化気相成長炭素繊維の長さおよ
び幅を測定し、その長さと幅とから各リチウムイオン二
次電池負極用黒鉛化気相成長炭素繊維のアスペクト比と
し、1,000のサンプルについてのアスペクト比を平
均することにより、求められる。
【0020】この発明のリチウムイオン二次電池負極用
黒鉛化気相成長炭素繊維は、通常その平均直径が1〜1
0μmの範囲内、好ましくは1〜5μmの範囲内にあ
る。リチウムイオン二次電池負極用黒鉛化気相成長炭素
繊維の平均直径が、1〜10μmの範囲内にあると、リ
チウムイオン二次電池負極用黒鉛化気相成長炭素繊維の
分散が容易に実現され、繊維同士の接触も容易になる。
黒鉛化気相成長炭素繊維は、通常その平均直径が1〜1
0μmの範囲内、好ましくは1〜5μmの範囲内にあ
る。リチウムイオン二次電池負極用黒鉛化気相成長炭素
繊維の平均直径が、1〜10μmの範囲内にあると、リ
チウムイオン二次電池負極用黒鉛化気相成長炭素繊維の
分散が容易に実現され、繊維同士の接触も容易になる。
【0021】なお、リチウムイオン二次電池負極用黒鉛
化気相成長炭素繊維の平均直径は、リチウムイオン二次
電池負極用黒鉛化気相成長炭素繊維を操作型電子顕微鏡
写真に撮り、操作型電子顕微鏡写真を観察し、操作型電
子顕微鏡写真に写されたリチウムイオン二次電池負極用
黒鉛化気相成長炭素繊維から1,000のサンプルを無
作為に選択し、選択したリチウムイオン二次電池負極用
黒鉛化気相成長炭素繊維の直径を測定し、1,000の
サンプルについての直径を平均することにより、求めら
れる。
化気相成長炭素繊維の平均直径は、リチウムイオン二次
電池負極用黒鉛化気相成長炭素繊維を操作型電子顕微鏡
写真に撮り、操作型電子顕微鏡写真を観察し、操作型電
子顕微鏡写真に写されたリチウムイオン二次電池負極用
黒鉛化気相成長炭素繊維から1,000のサンプルを無
作為に選択し、選択したリチウムイオン二次電池負極用
黒鉛化気相成長炭素繊維の直径を測定し、1,000の
サンプルについての直径を平均することにより、求めら
れる。
【0022】この発明のリチウムイオン二次電池負極用
黒鉛化気相成長炭素繊維は、高度に発達した黒鉛構造を
有し、縮合環状の黒鉛網面の発達度合いの点から、黒鉛
網面間距離(doo2 )は通常大きくとも0.338nm
以下、好ましくは、大きくとも0.337nm、更に好
ましくは、0.3355〜0.3365nmである。
黒鉛化気相成長炭素繊維は、高度に発達した黒鉛構造を
有し、縮合環状の黒鉛網面の発達度合いの点から、黒鉛
網面間距離(doo2 )は通常大きくとも0.338nm
以下、好ましくは、大きくとも0.337nm、更に好
ましくは、0.3355〜0.3365nmである。
【0023】この黒鉛網面間距離は、「炭素技術I」
(科学技術社出版、1970年発行)の第55頁に記載
の学振法により測定可能である。
(科学技術社出版、1970年発行)の第55頁に記載
の学振法により測定可能である。
【0024】また、この発明のリチウムイオン二次電池
負極用黒鉛化気相成長炭素繊維は、その縮合環状の黒鉛
網面が重なった厚さすなわち黒鉛結晶子の厚さ(Lc )
が通常小さくとも40nm、好ましくは小さくとも60
nm、更に好ましくは小さくとも80nmである。
負極用黒鉛化気相成長炭素繊維は、その縮合環状の黒鉛
網面が重なった厚さすなわち黒鉛結晶子の厚さ(Lc )
が通常小さくとも40nm、好ましくは小さくとも60
nm、更に好ましくは小さくとも80nmである。
【0025】この黒鉛結晶子の厚さは、「炭素技術I」
(科学技術社出版、1970年発行)の第55頁に記載
の学振法により測定可能である。
(科学技術社出版、1970年発行)の第55頁に記載
の学振法により測定可能である。
【0026】この発明のリチウムイオン二次電池負極用
黒鉛化気相成長炭素繊維は、電子スピン共鳴吸収法によ
り測定したその好ましいスピン密度が大きくとも8×1
018spins/g 、さらに好ましくは大きくとも7×1018
spins/g である。
黒鉛化気相成長炭素繊維は、電子スピン共鳴吸収法によ
り測定したその好ましいスピン密度が大きくとも8×1
018spins/g 、さらに好ましくは大きくとも7×1018
spins/g である。
【0027】このスピン密度は、電子スピン共鳴吸収法
により測定することができる。
により測定することができる。
【0028】この発明のリチウムイオン二次電池負極用
黒鉛化気相成長炭素繊維は、次のようにして好適に製造
することができる。
黒鉛化気相成長炭素繊維は、次のようにして好適に製造
することができる。
【0029】すなわち、この発明のリチウムイオン二次
電池負極用黒鉛化気相成長炭素繊維は、所定の形態を有
する黒鉛化気相成長炭素繊維を、静水圧等方加圧力で加
圧圧縮することにより製造することができる。
電池負極用黒鉛化気相成長炭素繊維は、所定の形態を有
する黒鉛化気相成長炭素繊維を、静水圧等方加圧力で加
圧圧縮することにより製造することができる。
【0030】ここで前記黒鉛化気相成長炭素繊維は、気
相成長炭素繊維を黒鉛化処理することにより得ることが
できる。
相成長炭素繊維を黒鉛化処理することにより得ることが
できる。
【0031】前記気相成長炭素繊維は、気相成長法によ
り製造することができる。
り製造することができる。
【0032】気相成長法により気相成長炭素繊維を製造
する方法としては、いわゆる基板成長法と流動気相法と
がある。基板成長法は、基板に触媒金属例えば遷移金属
もしくは遷移金属化合物を担持させ、高温度に加熱しな
がら、その基板上に炭素源ガスたとえば炭化水素ガスを
流通させることにより、基板表面に炭素繊維を生成させ
る方法であり、流動気相法は、基板を使用せず、触媒金
属源たとえば触媒金属を提供することのできる金属化合
物と炭素源たとえば炭素化合物たとえば炭化水素とを気
化して高温の反応管中に流通させることにより、空間中
に炭素繊維を生成させる方法である。なお、炭素源と触
媒金属源とは同一の化合物であっても良く、そのような
化合物としてフェロセンのようなメタロセンが挙げられ
る。
する方法としては、いわゆる基板成長法と流動気相法と
がある。基板成長法は、基板に触媒金属例えば遷移金属
もしくは遷移金属化合物を担持させ、高温度に加熱しな
がら、その基板上に炭素源ガスたとえば炭化水素ガスを
流通させることにより、基板表面に炭素繊維を生成させ
る方法であり、流動気相法は、基板を使用せず、触媒金
属源たとえば触媒金属を提供することのできる金属化合
物と炭素源たとえば炭素化合物たとえば炭化水素とを気
化して高温の反応管中に流通させることにより、空間中
に炭素繊維を生成させる方法である。なお、炭素源と触
媒金属源とは同一の化合物であっても良く、そのような
化合物としてフェロセンのようなメタロセンが挙げられ
る。
【0033】具体的には、特開昭52−107320
号、特開昭57−117622号、特開昭58−156
512号、特開昭58−180615号、特開昭60−
185818号、特開昭60−224815号、特開昭
60−231821号、特開昭61−132630号、
特開昭61−132600号、特開昭61−13266
3号、特開昭61−225319号、特開昭61−22
5322号、特開昭61−225325号、特開昭61
−225327号、特開昭61−225328号、特開
昭61−2275425号、特開昭61−282427
号、特開平5−222619号の各公報に記載の方法に
より製造される気相成長炭素繊維を黒鉛化気相成長炭素
繊維の原料として使用することができる。
号、特開昭57−117622号、特開昭58−156
512号、特開昭58−180615号、特開昭60−
185818号、特開昭60−224815号、特開昭
60−231821号、特開昭61−132630号、
特開昭61−132600号、特開昭61−13266
3号、特開昭61−225319号、特開昭61−22
5322号、特開昭61−225325号、特開昭61
−225327号、特開昭61−225328号、特開
昭61−2275425号、特開昭61−282427
号、特開平5−222619号の各公報に記載の方法に
より製造される気相成長炭素繊維を黒鉛化気相成長炭素
繊維の原料として使用することができる。
【0034】黒鉛化気相成長炭素繊維は、前記気相成長
炭素繊維を2,000℃以上、好ましくは2,000℃
〜3,000℃の範囲に加熱処理することにより黒鉛化
することにより製造されることができる。
炭素繊維を2,000℃以上、好ましくは2,000℃
〜3,000℃の範囲に加熱処理することにより黒鉛化
することにより製造されることができる。
【0035】加熱処理の雰囲気としては不活性ガス雰囲
気が通常採用される。加熱処理時間は通常5分以上であ
る。
気が通常採用される。加熱処理時間は通常5分以上であ
る。
【0036】この発明において重要なことは、前記のよ
うにして得られた黒鉛化気相成長炭素繊維の中でも、黒
鉛網面間距離(doo2 )が大きくとも0.338nm、
好ましくは大きくとも0.337nm、更に好ましくは
0.3355〜0.3365nmであり、また縮合環状
の黒鉛網面が重なった厚さすなわち黒鉛結晶子の厚さ
(Lc )が小さくとも40nm、好ましくは小さくとも
60nm、更に好ましくは小さくとも80nmである黒
鉛化気相成長炭素繊維を採用することである。
うにして得られた黒鉛化気相成長炭素繊維の中でも、黒
鉛網面間距離(doo2 )が大きくとも0.338nm、
好ましくは大きくとも0.337nm、更に好ましくは
0.3355〜0.3365nmであり、また縮合環状
の黒鉛網面が重なった厚さすなわち黒鉛結晶子の厚さ
(Lc )が小さくとも40nm、好ましくは小さくとも
60nm、更に好ましくは小さくとも80nmである黒
鉛化気相成長炭素繊維を採用することである。
【0037】黒鉛網面間距離が0.338nmを越え、
あるいは黒鉛結晶子の厚さが40nm未満であると、リ
チウムカチオンのインターカーレーションが十分に行わ
れず、リチウムイオン二次電池用負極として使用するこ
とが不適当になる。
あるいは黒鉛結晶子の厚さが40nm未満であると、リ
チウムカチオンのインターカーレーションが十分に行わ
れず、リチウムイオン二次電池用負極として使用するこ
とが不適当になる。
【0038】なお、黒鉛網面間距離および黒鉛結晶子の
厚さの測定方法については記述したとおりである。
厚さの測定方法については記述したとおりである。
【0039】この発明の方法において、前記黒鉛化気相
成長炭素繊維は所定の静水圧等方加圧力で加圧圧縮され
る。
成長炭素繊維は所定の静水圧等方加圧力で加圧圧縮され
る。
【0040】加圧力は、100〜3,000kg/cm
2 であり、好ましくは300〜2,000kg/cm2
であり、さらに好ましくは500〜1,500kg/c
m2である。加圧力が前記範囲内にあるとき初めて比表
面積が大きくとも5m2 /gであり、平均アスペクト比
が2〜30のリチウムイオン二次電池負極用黒鉛化気相
成長炭素繊維が生成する。換言すると、前記加圧力が1
00kg/cm2 未満であると、平均アスペクト比が3
0を下回らなくなり、加圧力が3,000kg/cm2
を越えると比表面積が5m2 /gを越えてしまうことが
あるのである。
2 であり、好ましくは300〜2,000kg/cm2
であり、さらに好ましくは500〜1,500kg/c
m2である。加圧力が前記範囲内にあるとき初めて比表
面積が大きくとも5m2 /gであり、平均アスペクト比
が2〜30のリチウムイオン二次電池負極用黒鉛化気相
成長炭素繊維が生成する。換言すると、前記加圧力が1
00kg/cm2 未満であると、平均アスペクト比が3
0を下回らなくなり、加圧力が3,000kg/cm2
を越えると比表面積が5m2 /gを越えてしまうことが
あるのである。
【0041】加圧圧縮に使用する装置としては、圧縮時
に微粉末が生成しないものであれば制限がなく、たとえ
ば静水圧等方加圧装置を好適に採用することができるこ
の発明の方法により製造されたリチウムイオン二次電池
負極用黒鉛化気相成長炭素繊維は、リチウムイオン二次
電池負極として好適である。
に微粉末が生成しないものであれば制限がなく、たとえ
ば静水圧等方加圧装置を好適に採用することができるこ
の発明の方法により製造されたリチウムイオン二次電池
負極用黒鉛化気相成長炭素繊維は、リチウムイオン二次
電池負極として好適である。
【0042】−リチウムイオン二次電池−この発明のリ
チウムイオン二次電池は正極、負極および電解液を有す
る。
チウムイオン二次電池は正極、負極および電解液を有す
る。
【0043】正極に用いられる物質としては、従来から
リチウムイオン二次電池の正極として用いられて来た物
質を挙げることができ、具体的にはリチウム含有複合酸
化物たとえば、第7A族金属及び第8族金属よりなる群
から選択される少なくとも一種の金属とリチウムとを含
有する複合酸化物を挙げることができ、好適にはコバル
ト酸リチウム(LiCoO2 )、マンガン酸リチウム
(LiMn2 O4 )、ニッケル酸リチウム(LiNiO
2 )などを挙げることができる。
リチウムイオン二次電池の正極として用いられて来た物
質を挙げることができ、具体的にはリチウム含有複合酸
化物たとえば、第7A族金属及び第8族金属よりなる群
から選択される少なくとも一種の金属とリチウムとを含
有する複合酸化物を挙げることができ、好適にはコバル
ト酸リチウム(LiCoO2 )、マンガン酸リチウム
(LiMn2 O4 )、ニッケル酸リチウム(LiNiO
2 )などを挙げることができる。
【0044】負極に用いられる物質は、この発明のリチ
ウムイオン二次電池負極用黒鉛化気相成長炭素繊維であ
る。
ウムイオン二次電池負極用黒鉛化気相成長炭素繊維であ
る。
【0045】電解液に用いられる物質としては、従来か
らリチウムイオン二次電池の電解液として用いられて来
た物質を制限なく挙げることができ、具体的にはリチウ
ム塩と有機溶媒とを混合した非水電解液が挙げられる。
前記リチウム塩としてはLiClO4 ,LiPF6 ,L
iBF4 ,LiAsF6 ,LiCF3 SO3 などが挙げ
られる。前記有機溶媒としてはプロピレンカーボネー
ト、エチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、ジ
エチルカーボネートなどの有機炭酸化合物、これらの混
合物、あるいは前記有機炭酸化合物と他の添加物との混
合物などが挙げられる。これらの中でも好ましいのは、
エチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチ
ルカーボネートなどである。
らリチウムイオン二次電池の電解液として用いられて来
た物質を制限なく挙げることができ、具体的にはリチウ
ム塩と有機溶媒とを混合した非水電解液が挙げられる。
前記リチウム塩としてはLiClO4 ,LiPF6 ,L
iBF4 ,LiAsF6 ,LiCF3 SO3 などが挙げ
られる。前記有機溶媒としてはプロピレンカーボネー
ト、エチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、ジ
エチルカーボネートなどの有機炭酸化合物、これらの混
合物、あるいは前記有機炭酸化合物と他の添加物との混
合物などが挙げられる。これらの中でも好ましいのは、
エチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチ
ルカーボネートなどである。
【0046】リチウムイオン二次電池としては、ボタン
型二次電池、円筒型二次電池、角型二次電池、コイン型
二次電池等の形態を挙げることができる。
型二次電池、円筒型二次電池、角型二次電池、コイン型
二次電池等の形態を挙げることができる。
【0047】この発明のリチウムイオン二次電池は、こ
の発明のリチウムイオン二次電池用黒鉛化気相成長炭素
繊維を負極として組み込んでなる限り、その構造には特
に制限がなく、従来から公知の構造を採用することがで
きる。
の発明のリチウムイオン二次電池用黒鉛化気相成長炭素
繊維を負極として組み込んでなる限り、その構造には特
に制限がなく、従来から公知の構造を採用することがで
きる。
【0048】
(実施例1) (1)リチウムイオン二次電池用黒鉛化気相成長炭素繊
維の製造 平均直径2μmおよび平均長さ80μmの気相成長炭素
繊維を、アルゴンガス雰囲気下に2,800℃に30分
かけて黒鉛化処理をすることにより、黒鉛化気相成長炭
素繊維を製造した。この黒鉛化気相成長炭素繊維は、そ
の比表面積が0.6m2 /gであり、平均アスペクト比
が40であり、黒鉛網面間距離(doo2)が0.336
1nmであり、黒鉛結晶子の厚さ(Lc )が130nm
であった。
維の製造 平均直径2μmおよび平均長さ80μmの気相成長炭素
繊維を、アルゴンガス雰囲気下に2,800℃に30分
かけて黒鉛化処理をすることにより、黒鉛化気相成長炭
素繊維を製造した。この黒鉛化気相成長炭素繊維は、そ
の比表面積が0.6m2 /gであり、平均アスペクト比
が40であり、黒鉛網面間距離(doo2)が0.336
1nmであり、黒鉛結晶子の厚さ(Lc )が130nm
であった。
【0049】この黒鉛化気相成長炭素繊維30gを静水
圧等方加圧装置で1,000kgf/cm2 の加圧力で
加圧した。加圧後に得られた炭素繊維からランダムに選
ばれた1,000本の繊維を電子顕微鏡写真に撮り、そ
の比表面積および平均アスペクト比を既述した方法によ
り測定したところ、比表面積は1.8m2 /gであり、
平均アスペクト比は10であった。よって、この加圧処
理により得られたものは、この発明のリチウムイオン二
次電池負極用黒鉛化気相成長炭素繊維であった。
圧等方加圧装置で1,000kgf/cm2 の加圧力で
加圧した。加圧後に得られた炭素繊維からランダムに選
ばれた1,000本の繊維を電子顕微鏡写真に撮り、そ
の比表面積および平均アスペクト比を既述した方法によ
り測定したところ、比表面積は1.8m2 /gであり、
平均アスペクト比は10であった。よって、この加圧処
理により得られたものは、この発明のリチウムイオン二
次電池負極用黒鉛化気相成長炭素繊維であった。
【0050】(2)リチウムイオン二次電池負極用黒鉛
化気相成長炭素繊維の評価 充放電試験による評価 以下のようにして負極である作用極を作製した。すなわ
ち、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)0.1gをN−
メチル−2−ピロリドン0.8ミリリットルに溶解し
た。得られた溶液に前記(1)のリチウムイオン二次電
池負極用黒鉛化気相成長炭素繊維0.9gを加え、乳鉢
で混合した。
化気相成長炭素繊維の評価 充放電試験による評価 以下のようにして負極である作用極を作製した。すなわ
ち、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)0.1gをN−
メチル−2−ピロリドン0.8ミリリットルに溶解し
た。得られた溶液に前記(1)のリチウムイオン二次電
池負極用黒鉛化気相成長炭素繊維0.9gを加え、乳鉢
で混合した。
【0051】さらに、上記混合物を1×5cmのニッケ
ルメッシュに、塗布面積が1×1cmとなるように、塗
布し、110℃で24時間かけて乾燥することによっ
て、負極(作用極)を得た。
ルメッシュに、塗布面積が1×1cmとなるように、塗
布し、110℃で24時間かけて乾燥することによっ
て、負極(作用極)を得た。
【0052】前記作用極、金属リチウムである対極、金
属リチウムである参照極および1モルのLiClO4 を
エチレンカーボネート(EC)およびジエチルカーボネ
ート(DEC)の混合溶媒(EC/DEC=1/1容積
比)に溶解してなる電解液を有する三電極式ビーカセル
を、組み立てた。電流密度を25mA/カーボン1gに
し、作用極と参照極間電圧(充放電電圧)を0〜2.5
Vにして、充電容量、放電容量および充放電効率を測定
した。結果を表1に示した。
属リチウムである参照極および1モルのLiClO4 を
エチレンカーボネート(EC)およびジエチルカーボネ
ート(DEC)の混合溶媒(EC/DEC=1/1容積
比)に溶解してなる電解液を有する三電極式ビーカセル
を、組み立てた。電流密度を25mA/カーボン1gに
し、作用極と参照極間電圧(充放電電圧)を0〜2.5
Vにして、充電容量、放電容量および充放電効率を測定
した。結果を表1に示した。
【0053】円筒型電池によるサイクル試験 以下のようにして負極を作製した。すなわち、ポリフッ
化ビニリデン(PVDF)30gをN−メチル−2−ピ
ロリドン420ミリリットルに溶解した。得られた溶液
に前記(1)のリチウムイオン二次電池負極用黒鉛化気
相成長炭素繊維270gを加え、超音波分散機で十分に
分散した。得られた分散液を銅製シート(厚み10μ
m、縦3m、横200mm)に塗布し、乾燥後に電極を
プレス機で加圧成形した。成形後、幅39mm、長さ4
50mmにカットし、これを負極とした。
化ビニリデン(PVDF)30gをN−メチル−2−ピ
ロリドン420ミリリットルに溶解した。得られた溶液
に前記(1)のリチウムイオン二次電池負極用黒鉛化気
相成長炭素繊維270gを加え、超音波分散機で十分に
分散した。得られた分散液を銅製シート(厚み10μ
m、縦3m、横200mm)に塗布し、乾燥後に電極を
プレス機で加圧成形した。成形後、幅39mm、長さ4
50mmにカットし、これを負極とした。
【0054】正極を以下のようにして作製した。PVD
F20gをN−メチル−2−ピロリドン350ミリリッ
トル中に溶解して溶液を得た。
F20gをN−メチル−2−ピロリドン350ミリリッ
トル中に溶解して溶液を得た。
【0055】次に、LiCoO2 445gと、人造黒鉛
20gと、アセチレンブラック15gとをボールミル中
に入れて混合し、混合物を得た。
20gと、アセチレンブラック15gとをボールミル中
に入れて混合し、混合物を得た。
【0056】前記混合物と前記溶液とを混合し、超音波
分散機により十分に分散させて分散液を得た。
分散機により十分に分散させて分散液を得た。
【0057】前記分散液をアルミニウムシート(厚さ2
0μm)に塗布した。このときの塗布面積は300×1
5cmであった。
0μm)に塗布した。このときの塗布面積は300×1
5cmであった。
【0058】塗布後、前記アルミニウムシートに電極を
プレス機で加圧成形した。成形後、幅38mm、長さ4
30mmにカットし、これを正極とした。
プレス機で加圧成形した。成形後、幅38mm、長さ4
30mmにカットし、これを正極とした。
【0059】以下のようにしてリチウムイオン二次電池
を作製した。前記正極および前記負極を、多孔質ポリプ
ロピレンシートのセパレータを介してロール状に巻き上
げた。このロール状の巻物を直径16mm、高さ50m
mの円筒型電池缶に納め、負極リード線を缶底に溶接し
た。次いで、破裂板と閉塞蓋とガスケットとを有してな
る正極キャップに正極リード線を溶接した。前記電池缶
内に、LiPF6 を1モルの濃度なるようにエチレンカ
ーボネート(EC)とプロピレンカーボネート(PC)
とジエチルカーボネート(DEC)との混合溶媒(容積
比;EC/PC/DEC=2/1/2)に溶解してなる
電解液を入れ、前記正極キャップを負極缶の開口部にか
しめた。これにより、円筒型リチウムイオン二次電池が
得られた。
を作製した。前記正極および前記負極を、多孔質ポリプ
ロピレンシートのセパレータを介してロール状に巻き上
げた。このロール状の巻物を直径16mm、高さ50m
mの円筒型電池缶に納め、負極リード線を缶底に溶接し
た。次いで、破裂板と閉塞蓋とガスケットとを有してな
る正極キャップに正極リード線を溶接した。前記電池缶
内に、LiPF6 を1モルの濃度なるようにエチレンカ
ーボネート(EC)とプロピレンカーボネート(PC)
とジエチルカーボネート(DEC)との混合溶媒(容積
比;EC/PC/DEC=2/1/2)に溶解してなる
電解液を入れ、前記正極キャップを負極缶の開口部にか
しめた。これにより、円筒型リチウムイオン二次電池が
得られた。
【0060】充放電電流を600mA、充放電電圧(負
極−正極間電圧)を2.5〜4.1Vとして、前記円筒
型リチウムイオン二次電池の充放電を100サイクル行
った。1サイクル目、50サイクル目および100サイ
クル目の放電容量を測定し、その結果を表2に示した。
また、100サイクル目放電容量と50サイクル目放電
容量との比(100サイクル目放電容量/50サイクル
目放電容量)を放電容量比として表2に示した。
極−正極間電圧)を2.5〜4.1Vとして、前記円筒
型リチウムイオン二次電池の充放電を100サイクル行
った。1サイクル目、50サイクル目および100サイ
クル目の放電容量を測定し、その結果を表2に示した。
また、100サイクル目放電容量と50サイクル目放電
容量との比(100サイクル目放電容量/50サイクル
目放電容量)を放電容量比として表2に示した。
【0061】(実施例2)前記実施例1で使用されたの
と同じ黒鉛化気相成長炭素繊維をプレス機で600kg
f/cm2 の加圧力で加圧した。加圧後に得られた炭素
繊維からランダムに選ばれた1,000本の繊維を電子
顕微鏡写真に撮り、その比表面積および平均アスペクト
比を既述した方法により測定したところ、比表面積は
1.6m2 /gであり、平均アスペクト比は20であっ
た。よって、この加圧処理により得られたものは、この
発明のリチウムイオン二次電池負極用黒鉛化気相成長炭
素繊維であった。
と同じ黒鉛化気相成長炭素繊維をプレス機で600kg
f/cm2 の加圧力で加圧した。加圧後に得られた炭素
繊維からランダムに選ばれた1,000本の繊維を電子
顕微鏡写真に撮り、その比表面積および平均アスペクト
比を既述した方法により測定したところ、比表面積は
1.6m2 /gであり、平均アスペクト比は20であっ
た。よって、この加圧処理により得られたものは、この
発明のリチウムイオン二次電池負極用黒鉛化気相成長炭
素繊維であった。
【0062】このリチウムイオン二次電池負極用黒鉛化
気相成長炭素繊維を用いて前記実施例1におけるのと同
様の三電極式ビーカセルを、組み立てた。前記実施例1
におけるのと同様にして、充電容量、放電容量および充
放電効率を測定した。結果を表1に示した。
気相成長炭素繊維を用いて前記実施例1におけるのと同
様の三電極式ビーカセルを、組み立てた。前記実施例1
におけるのと同様にして、充電容量、放電容量および充
放電効率を測定した。結果を表1に示した。
【0063】(比較例1)前記実施例1で使用されたの
と同じ黒鉛化気相成長炭素繊維を、ハイブリダイザー
(NHS−1、(株)奈良機械製作所製)に装填して、
8,000rpm(周速100m/s)にて2分間高衝
撃処理をした。高衝撃処理をして得られた炭素繊維から
ランダムに選ばれた1,000本の繊維を電子顕微鏡写
真に撮り、その比表面積および平均アスペクト比を既述
した方法により測定したところ、比表面積は7.0m2
/gであり、平均アスペクト比は5であった。
と同じ黒鉛化気相成長炭素繊維を、ハイブリダイザー
(NHS−1、(株)奈良機械製作所製)に装填して、
8,000rpm(周速100m/s)にて2分間高衝
撃処理をした。高衝撃処理をして得られた炭素繊維から
ランダムに選ばれた1,000本の繊維を電子顕微鏡写
真に撮り、その比表面積および平均アスペクト比を既述
した方法により測定したところ、比表面積は7.0m2
/gであり、平均アスペクト比は5であった。
【0064】このリチウムイオン二次電池負極用黒鉛化
気相成長炭素繊維を用いて前記実施例1におけるのと同
様の三電極式ビーカセルを、組み立てた。前記実施例1
におけるのと同様にして、充電容量、放電容量および充
放電効率を測定した。結果を表1に示した。また前記実
施例1におけるのと同様に円筒型リチウムイオン二次電
池を組み立ててサイクル試験を行い、その結果を表2に
示した。
気相成長炭素繊維を用いて前記実施例1におけるのと同
様の三電極式ビーカセルを、組み立てた。前記実施例1
におけるのと同様にして、充電容量、放電容量および充
放電効率を測定した。結果を表1に示した。また前記実
施例1におけるのと同様に円筒型リチウムイオン二次電
池を組み立ててサイクル試験を行い、その結果を表2に
示した。
【0065】(比較例2)前記実施例1で使用されたの
と同じ黒鉛化気相成長炭素繊維を、ハイブリダイザー
(NHS−1、(株)奈良機械製作所製)に装填して、
6,000rpm(周速75m/s)にて2分間高衝撃
処理をした。高衝撃処理をして得られた炭素繊維からラ
ンダムに選ばれた1,000本の繊維を電子顕微鏡写真
に撮り、その比表面積および平均アスペクト比を既述し
た方法により測定したところ、比表面積は5.4m2 /
gであり、平均アスペクト比は7であった。
と同じ黒鉛化気相成長炭素繊維を、ハイブリダイザー
(NHS−1、(株)奈良機械製作所製)に装填して、
6,000rpm(周速75m/s)にて2分間高衝撃
処理をした。高衝撃処理をして得られた炭素繊維からラ
ンダムに選ばれた1,000本の繊維を電子顕微鏡写真
に撮り、その比表面積および平均アスペクト比を既述し
た方法により測定したところ、比表面積は5.4m2 /
gであり、平均アスペクト比は7であった。
【0066】このリチウムイオン二次電池負極用黒鉛化
気相成長炭素繊維を用いて前記実施例1におけるのと同
様の三電極式ビーカセルを、組み立てた。前記実施例1
におけるのと同様にして、充電容量、放電容量および充
放電効率を測定した。結果を表1に示した。
気相成長炭素繊維を用いて前記実施例1におけるのと同
様の三電極式ビーカセルを、組み立てた。前記実施例1
におけるのと同様にして、充電容量、放電容量および充
放電効率を測定した。結果を表1に示した。
【0067】(比較例3)前記実施例1で使用されたの
と同じ黒鉛化気相成長炭素繊維をプレス機で4,000
kgf/cm2 の加圧力で加圧した。加圧後に得られた
炭素繊維からランダムに選ばれた1,000本の繊維を
電子顕微鏡写真に撮り、その比表面積および平均アスペ
クト比を既述した方法により測定したところ、比表面積
は10.5m2 /gであり、平均アスペクト比は1.8
であった。
と同じ黒鉛化気相成長炭素繊維をプレス機で4,000
kgf/cm2 の加圧力で加圧した。加圧後に得られた
炭素繊維からランダムに選ばれた1,000本の繊維を
電子顕微鏡写真に撮り、その比表面積および平均アスペ
クト比を既述した方法により測定したところ、比表面積
は10.5m2 /gであり、平均アスペクト比は1.8
であった。
【0068】このリチウムイオン二次電池負極用黒鉛化
気相成長炭素繊維を用いて前記実施例1におけるのと同
様の三電極式ビーカセルを、組み立てた。前記実施例1
におけるのと同様にして、充電容量、放電容量および充
放電効率を測定した。結果を表1に示した。
気相成長炭素繊維を用いて前記実施例1におけるのと同
様の三電極式ビーカセルを、組み立てた。前記実施例1
におけるのと同様にして、充電容量、放電容量および充
放電効率を測定した。結果を表1に示した。
【0069】(比較例4)前記実施例1で使用されたの
と同じ黒鉛化気相成長炭素繊維をプレス機で50kgf
/cm2 の加圧力で加圧した。加圧後に得られた炭素繊
維からランダムに選ばれた1,000本の繊維を電子顕
微鏡写真に撮り、その比表面積および平均アスペクト比
を既述した方法により測定したところ、比表面積は1.
0m2 /gであり、平均アスペクト比は35であった。
と同じ黒鉛化気相成長炭素繊維をプレス機で50kgf
/cm2 の加圧力で加圧した。加圧後に得られた炭素繊
維からランダムに選ばれた1,000本の繊維を電子顕
微鏡写真に撮り、その比表面積および平均アスペクト比
を既述した方法により測定したところ、比表面積は1.
0m2 /gであり、平均アスペクト比は35であった。
【0070】このリチウムイオン二次電池負極用黒鉛化
気相成長炭素繊維を用いて前記実施例1におけるのと同
様の三電極式ビーカセルを、組み立てた。
気相成長炭素繊維を用いて前記実施例1におけるのと同
様の三電極式ビーカセルを、組み立てた。
【0071】しかし、前記炭素繊維を含有する分散液を
銅製シートに塗布したところ、部分的に剥離したり、表
面が粗くなったりするなど、満足できるような電極を作
製することができなかった。これにより、測定結果は得
られなかった。
銅製シートに塗布したところ、部分的に剥離したり、表
面が粗くなったりするなど、満足できるような電極を作
製することができなかった。これにより、測定結果は得
られなかった。
【0072】
【表1】
【0073】
【表2】
【0074】
【発明の効果】この発明によると、初回の充放電効率を
大幅に改善し、しかもサイクル特性の向上したリチウム
イオン二次電池を形成するのに好適なリチウムイオン二
次電池用黒鉛化気相成長炭素繊維を提供することができ
る。
大幅に改善し、しかもサイクル特性の向上したリチウム
イオン二次電池を形成するのに好適なリチウムイオン二
次電池用黒鉛化気相成長炭素繊維を提供することができ
る。
【0075】この発明によると、切断破片の生成を抑制
して黒鉛化気相成長炭素繊維を切断し、初回の充放電効
率を大幅に改善し、しかもサイクル特性の向上したリチ
ウムイオン二次電池を形成するのに好適な特定の比表面
積および特定の平均アスペクト比を有するリチウムイオ
ン二次電池負極用黒鉛化気相成長炭素繊維を製造する方
法を提供することができる。
して黒鉛化気相成長炭素繊維を切断し、初回の充放電効
率を大幅に改善し、しかもサイクル特性の向上したリチ
ウムイオン二次電池を形成するのに好適な特定の比表面
積および特定の平均アスペクト比を有するリチウムイオ
ン二次電池負極用黒鉛化気相成長炭素繊維を製造する方
法を提供することができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 比表面積が大きくとも5m2 /gであ
り、かつ平均アスペクト比が2〜30であることを特徴
とするリチウムイオン二次電池負極用黒鉛化気相成長炭
素繊維。 - 【請求項2】 前記請求項1に記載のリチウムイオン二
次電池用黒鉛化気相成長炭素繊維を使用した負極を有し
てなることを特徴とするリチウムイオン二次電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8180691A JPH0982326A (ja) | 1995-07-10 | 1996-07-10 | リチウムイオン二次電池負極用黒鉛化気相成長炭素繊維、およびリチウムイオン二次電池 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7-173761 | 1995-07-10 | ||
JP17376195 | 1995-07-10 | ||
JP8180691A JPH0982326A (ja) | 1995-07-10 | 1996-07-10 | リチウムイオン二次電池負極用黒鉛化気相成長炭素繊維、およびリチウムイオン二次電池 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0982326A true JPH0982326A (ja) | 1997-03-28 |
Family
ID=26495612
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8180691A Abandoned JPH0982326A (ja) | 1995-07-10 | 1996-07-10 | リチウムイオン二次電池負極用黒鉛化気相成長炭素繊維、およびリチウムイオン二次電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0982326A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008112734A (ja) * | 2007-11-30 | 2008-05-15 | Hitachi Chem Co Ltd | リチウム二次電池負極用炭素粉末、その製造方法、リチウム二次電池用負極及びリチウム二次電池 |
JP2011181524A (ja) * | 2011-06-06 | 2011-09-15 | Hitachi Chem Co Ltd | リチウム二次電池負極用炭素粉末、その製造方法、リチウム二次電池用負極及びリチウム二次電池 |
-
1996
- 1996-07-10 JP JP8180691A patent/JPH0982326A/ja not_active Abandoned
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008112734A (ja) * | 2007-11-30 | 2008-05-15 | Hitachi Chem Co Ltd | リチウム二次電池負極用炭素粉末、その製造方法、リチウム二次電池用負極及びリチウム二次電池 |
JP2011181524A (ja) * | 2011-06-06 | 2011-09-15 | Hitachi Chem Co Ltd | リチウム二次電池負極用炭素粉末、その製造方法、リチウム二次電池用負極及びリチウム二次電池 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040528 |
|
A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20040708 |