JPH0981675A - 画像入力装置 - Google Patents
画像入力装置Info
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- JPH0981675A JPH0981675A JP7238824A JP23882495A JPH0981675A JP H0981675 A JPH0981675 A JP H0981675A JP 7238824 A JP7238824 A JP 7238824A JP 23882495 A JP23882495 A JP 23882495A JP H0981675 A JPH0981675 A JP H0981675A
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- color
- data
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 文字読み取り装置の文字の認識精度を向上す
る。 【解決手段】 CCD撮像部53のR,G,B信号S5
3a,S53b,S53cがメモリ55a,55b,5
5cにそれぞれに蓄積される。制御部56は、無彩色判
定用ROM57、黒レベル判定用ROM58、及びグレ
ースケール変換用ROM59に読み出すデータのアドレ
ス制御を行う。無彩色判定ROM57及び黒レベル判定
ROM58に着目画素データを入力して無彩色かつ黒レ
ベル画素と判定された場合、グレースケール変換用RO
M60は、着目画素データ及び周囲の8画素データ全て
をグレースケール化してメモリ61a,61b,61c
に書き込む。メモリ61a,61b,61cの出力信号
は有彩色ドロップアウト部70へ入力されて有彩色の画
素がドロップアウトされ、着目画素及び周囲の8画素は
ドロップアウトされない。
る。 【解決手段】 CCD撮像部53のR,G,B信号S5
3a,S53b,S53cがメモリ55a,55b,5
5cにそれぞれに蓄積される。制御部56は、無彩色判
定用ROM57、黒レベル判定用ROM58、及びグレ
ースケール変換用ROM59に読み出すデータのアドレ
ス制御を行う。無彩色判定ROM57及び黒レベル判定
ROM58に着目画素データを入力して無彩色かつ黒レ
ベル画素と判定された場合、グレースケール変換用RO
M60は、着目画素データ及び周囲の8画素データ全て
をグレースケール化してメモリ61a,61b,61c
に書き込む。メモリ61a,61b,61cの出力信号
は有彩色ドロップアウト部70へ入力されて有彩色の画
素がドロップアウトされ、着目画素及び周囲の8画素は
ドロップアウトされない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば文字読み取
り装置(以下、OCRという)等に使用され、カラーイ
メージセンサ等を用いて読み取った画像のうちの文字部
分のエッジの保存を行うことにより、文字の認識精度を
向上させた画像入力装置に関するものである。
り装置(以下、OCRという)等に使用され、カラーイ
メージセンサ等を用いて読み取った画像のうちの文字部
分のエッジの保存を行うことにより、文字の認識精度を
向上させた画像入力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術としては、
例えば、次のような文献に記載されるものがあった。 文献;特開平3−40078号公報 近年、オフィスオートメーションが発展し、文字情報と
してカラー文書も扱われるようになってきた。例えば帳
票の種類に応じて書式の枠を異なるカラーで印刷するこ
と等が行われている。前記オフィスオートメーションに
おいて、例えばOCR等では、文字記入枠等の書式をド
ロップアウトカラーと呼ばれる色で印刷した帳票を使用
し、読み取り時にこの色の書式をドロップアウトして光
学的に該書式を除去した後、文字のみを読み取って認識
を行っている。図2は、前記文献に記載された従来の画
像入力装置の概略の構成ブロック図である。この画像入
力装置は、例えばOCR等の入力部に用いられるもので
あり、カラー帳票等の原稿10上の文書を読み取る画像
取得部20を備えている。画像取得部20は、原稿10
からの反射光を収束するレンズ21,22,23を有し
ている。又、画像取得部20は、レンズ21からの収束
光のうちの赤色(R)光を透過させる赤色フィルタ(以
下、RFという)24、レンズ22からの収束光のうち
の緑色(G)光を透過させる緑色フィルタ(以下、GF
という)25、及びレンズ23からの収束光のうちの青
色(B)光を透過させる青色フィルタ(以下、BFとい
う)26を有している。
例えば、次のような文献に記載されるものがあった。 文献;特開平3−40078号公報 近年、オフィスオートメーションが発展し、文字情報と
してカラー文書も扱われるようになってきた。例えば帳
票の種類に応じて書式の枠を異なるカラーで印刷するこ
と等が行われている。前記オフィスオートメーションに
おいて、例えばOCR等では、文字記入枠等の書式をド
ロップアウトカラーと呼ばれる色で印刷した帳票を使用
し、読み取り時にこの色の書式をドロップアウトして光
学的に該書式を除去した後、文字のみを読み取って認識
を行っている。図2は、前記文献に記載された従来の画
像入力装置の概略の構成ブロック図である。この画像入
力装置は、例えばOCR等の入力部に用いられるもので
あり、カラー帳票等の原稿10上の文書を読み取る画像
取得部20を備えている。画像取得部20は、原稿10
からの反射光を収束するレンズ21,22,23を有し
ている。又、画像取得部20は、レンズ21からの収束
光のうちの赤色(R)光を透過させる赤色フィルタ(以
下、RFという)24、レンズ22からの収束光のうち
の緑色(G)光を透過させる緑色フィルタ(以下、GF
という)25、及びレンズ23からの収束光のうちの青
色(B)光を透過させる青色フィルタ(以下、BFとい
う)26を有している。
【0003】更に、RF24の上方には赤色光を検出し
て電気信号に変換する電荷結合素子(Charge Coupled D
evice 、以下、CCDという)27が配設されている。
同様に、GF25の上方には緑色光を検出して電気信号
に変換するCCD28が配設され、BF26の上方には
青色光を検出して電気信号に変換するCCD29が配設
されている。CCD27,28,29は、それぞれ光電
変換素子で構成されている。CCD27,28,29の
各出力側は、増幅器31,32,33をそれぞれ介して
アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器
(Analog/Degital Converter、以下、ADCという)3
4,35,36の各入力側にそれぞれ接続されている。
ADC34,35,36の各出力側は、有彩色ドロップ
アウト回路40に接続されている。有彩色ドロップアウ
ト回路40では、原稿10の読み取り時にドロップアウ
トカラーで印刷された書式を光学的に除去した後、文字
に対応する画素データを抽出している。
て電気信号に変換する電荷結合素子(Charge Coupled D
evice 、以下、CCDという)27が配設されている。
同様に、GF25の上方には緑色光を検出して電気信号
に変換するCCD28が配設され、BF26の上方には
青色光を検出して電気信号に変換するCCD29が配設
されている。CCD27,28,29は、それぞれ光電
変換素子で構成されている。CCD27,28,29の
各出力側は、増幅器31,32,33をそれぞれ介して
アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器
(Analog/Degital Converter、以下、ADCという)3
4,35,36の各入力側にそれぞれ接続されている。
ADC34,35,36の各出力側は、有彩色ドロップ
アウト回路40に接続されている。有彩色ドロップアウ
ト回路40では、原稿10の読み取り時にドロップアウ
トカラーで印刷された書式を光学的に除去した後、文字
に対応する画素データを抽出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図2の
従来の画像入力装置では、次のような課題があった。即
ち、図2の画像入力装置では、画素の色を構成するR,
G,Bの各階調が等量であるとき、その画素の色は無彩
色になるが、文字のエッジでは色バランスが崩れるため
色がつき、有彩色に変化する。これは、この画像入力装
置では、フラットベッド型のスキャナが使用されるの
で、例えば太さが2〜3画素程度の細い文字を認識する
場合、カラーで読み取ると、通常3色(例えばR,G,
B)の色間で2画素又は2ライン程度の位置ずれが生じ
るためである。そして、文字のエッジ部が有彩色化する
と、有彩色をドロップアウトする方式では、書式等のド
ロップアウト時に有彩色化した文字のエッジ部も同時に
ドロップアウトされるので、文字のエッジ部が欠落し、
文字の認識精度が低下することがある。
従来の画像入力装置では、次のような課題があった。即
ち、図2の画像入力装置では、画素の色を構成するR,
G,Bの各階調が等量であるとき、その画素の色は無彩
色になるが、文字のエッジでは色バランスが崩れるため
色がつき、有彩色に変化する。これは、この画像入力装
置では、フラットベッド型のスキャナが使用されるの
で、例えば太さが2〜3画素程度の細い文字を認識する
場合、カラーで読み取ると、通常3色(例えばR,G,
B)の色間で2画素又は2ライン程度の位置ずれが生じ
るためである。そして、文字のエッジ部が有彩色化する
と、有彩色をドロップアウトする方式では、書式等のド
ロップアウト時に有彩色化した文字のエッジ部も同時に
ドロップアウトされるので、文字のエッジ部が欠落し、
文字の認識精度が低下することがある。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、前記課題
を解決するために、ドロップアウトカラーで印刷された
書式に非ドロップアウトカラーで文字が記入された帳票
の画素毎のデータを読み取る画像取得部と、前記画像取
得部が読み取ったデータのうちの前記ドロップアウトカ
ラーで印刷された書式を光学的に除去した画像の画素デ
ータを生成するドロップアウト部とを、備えた画像入力
装置において、次のような手段を設けている。即ち、前
記画像取得部が読み取った画素データを記憶するメモリ
と、前記メモリに記憶された各画素データの色が前記ド
ロップアウトカラーか否かをそれぞれ判定するドロップ
アウトカラー判定部と、前記ドロップアウトカラー判定
部が前記各画素データの色を前記非ドロップアウトカラ
ーと判定した場合、該非ドロップアウトカラーと判定さ
れた画素に隣接する全ての画素データの色を該非ドロッ
プアウトカラー化して前記ドロップアウト部へ入力する
色変換部とを、設けている。この第1の発明によれば、
以上のように画像入力装置を構成したので、画像取得部
が読み取った画素データがメモリに記憶される。次に、
ドロップアウトカラー判定部において、前記画像取得部
が読み取った各画素データの色が前記ドロップアウトカ
ラーか否かがそれぞれ判定される。前記ドロップアウト
カラー判定部において前記画像取得部が読み取った各画
素データの色が前記非ドロップアウトカラーと判定され
た場合、該非ドロップアウトカラーの画素が文字の太さ
を表す領域の中心となり、該非ドロップアウトカラーの
画素に隣接する全ての画素が前記文字のエッジと見做さ
れる。そして、色変換部により該非ドロップアウトカラ
ーと判定された画素に隣接する全ての画素データの色が
該非ドロップアウトカラー化されてドロップアウト部へ
入力される。そのため、色のドロップアウト時にも、文
字のエッジがドロップアウトされずに残り、認識精度の
高い文字画像が取得される。
を解決するために、ドロップアウトカラーで印刷された
書式に非ドロップアウトカラーで文字が記入された帳票
の画素毎のデータを読み取る画像取得部と、前記画像取
得部が読み取ったデータのうちの前記ドロップアウトカ
ラーで印刷された書式を光学的に除去した画像の画素デ
ータを生成するドロップアウト部とを、備えた画像入力
装置において、次のような手段を設けている。即ち、前
記画像取得部が読み取った画素データを記憶するメモリ
と、前記メモリに記憶された各画素データの色が前記ド
ロップアウトカラーか否かをそれぞれ判定するドロップ
アウトカラー判定部と、前記ドロップアウトカラー判定
部が前記各画素データの色を前記非ドロップアウトカラ
ーと判定した場合、該非ドロップアウトカラーと判定さ
れた画素に隣接する全ての画素データの色を該非ドロッ
プアウトカラー化して前記ドロップアウト部へ入力する
色変換部とを、設けている。この第1の発明によれば、
以上のように画像入力装置を構成したので、画像取得部
が読み取った画素データがメモリに記憶される。次に、
ドロップアウトカラー判定部において、前記画像取得部
が読み取った各画素データの色が前記ドロップアウトカ
ラーか否かがそれぞれ判定される。前記ドロップアウト
カラー判定部において前記画像取得部が読み取った各画
素データの色が前記非ドロップアウトカラーと判定され
た場合、該非ドロップアウトカラーの画素が文字の太さ
を表す領域の中心となり、該非ドロップアウトカラーの
画素に隣接する全ての画素が前記文字のエッジと見做さ
れる。そして、色変換部により該非ドロップアウトカラ
ーと判定された画素に隣接する全ての画素データの色が
該非ドロップアウトカラー化されてドロップアウト部へ
入力される。そのため、色のドロップアウト時にも、文
字のエッジがドロップアウトされずに残り、認識精度の
高い文字画像が取得される。
【0006】第2の発明では、有彩色で印刷された書式
に無彩色かつ黒レベルで文字が記入された帳票の画素毎
のデータを読み取る画像取得部と、前記画像取得部が読
み取ったデータのうちの前記有彩色で印刷された書式を
光学的に該書式を除去することにより、前記文字に対応
する画素データを抽出する有彩色ドロップアウト部と
を、備えた画像入力装置において、次のような手段を設
けている。即ち、前記画像取得部が読み取った画素デー
タを記憶するメモリと、前記メモリに記憶された各画素
データの色が無彩色かつ黒レベルか否かを判定する無彩
色判定部と、前記無彩色判定部が前記各画素データの色
を無彩色かつ黒レベルと判定した場合、該無彩色かつ黒
レベルと判定された画素に隣接する全ての画素のデータ
をグレースケール化して前記画像取得部が読み取った画
像データを前記有彩色ドロップアウト部へ入力するグレ
ースケール変換部とを、設けている。この第2の発明に
よれば、画像取得部が読み取った画素データがメモリに
記憶される。次に、無彩色判定部において、前記画像取
得部が読み取った各画素データの色が無彩色かつ黒レベ
ルか否かが判定される。前記無彩色判定部が前記各画素
データの色を無彩色かつ黒レベルと判定した場合、該無
彩色かつ黒レベルの画素が文字の太さを表す領域の中心
となり、該無彩色かつ黒レベルの画素に隣接する全ての
画素が前記文字のエッジと見做される。そして、グレー
スケール変換部において、前記無彩色かつ黒レベルと判
定された画素に隣接する全ての画素のデータがグレース
ケール化されて前記画像取得部が読み取った画像データ
が有彩色ドロップアウト部へ入力される。そのため、色
のドロップアウト時にも、文字のエッジがドロップアウ
トされずに残り、認識精度の高い文字画像が取得され
る。第3の発明では、ドロップアウトカラーで印刷され
た書式に非ドロップアウトカラーで文字が記入された帳
票を主走査方向及び該主走査方向に対して垂直な副走査
方向に走査することにより該帳票の画素毎のデータを順
次読み取る画像取得部と、前記画像取得部が読み取った
データのうちの前記ドロップアウトカラーで印刷された
書式を光学的に除去した画像の画素データを生成するド
ロップアウト部とを、備えた画像入力装置において、次
のような手段を設けている。
に無彩色かつ黒レベルで文字が記入された帳票の画素毎
のデータを読み取る画像取得部と、前記画像取得部が読
み取ったデータのうちの前記有彩色で印刷された書式を
光学的に該書式を除去することにより、前記文字に対応
する画素データを抽出する有彩色ドロップアウト部と
を、備えた画像入力装置において、次のような手段を設
けている。即ち、前記画像取得部が読み取った画素デー
タを記憶するメモリと、前記メモリに記憶された各画素
データの色が無彩色かつ黒レベルか否かを判定する無彩
色判定部と、前記無彩色判定部が前記各画素データの色
を無彩色かつ黒レベルと判定した場合、該無彩色かつ黒
レベルと判定された画素に隣接する全ての画素のデータ
をグレースケール化して前記画像取得部が読み取った画
像データを前記有彩色ドロップアウト部へ入力するグレ
ースケール変換部とを、設けている。この第2の発明に
よれば、画像取得部が読み取った画素データがメモリに
記憶される。次に、無彩色判定部において、前記画像取
得部が読み取った各画素データの色が無彩色かつ黒レベ
ルか否かが判定される。前記無彩色判定部が前記各画素
データの色を無彩色かつ黒レベルと判定した場合、該無
彩色かつ黒レベルの画素が文字の太さを表す領域の中心
となり、該無彩色かつ黒レベルの画素に隣接する全ての
画素が前記文字のエッジと見做される。そして、グレー
スケール変換部において、前記無彩色かつ黒レベルと判
定された画素に隣接する全ての画素のデータがグレース
ケール化されて前記画像取得部が読み取った画像データ
が有彩色ドロップアウト部へ入力される。そのため、色
のドロップアウト時にも、文字のエッジがドロップアウ
トされずに残り、認識精度の高い文字画像が取得され
る。第3の発明では、ドロップアウトカラーで印刷され
た書式に非ドロップアウトカラーで文字が記入された帳
票を主走査方向及び該主走査方向に対して垂直な副走査
方向に走査することにより該帳票の画素毎のデータを順
次読み取る画像取得部と、前記画像取得部が読み取った
データのうちの前記ドロップアウトカラーで印刷された
書式を光学的に除去した画像の画素データを生成するド
ロップアウト部とを、備えた画像入力装置において、次
のような手段を設けている。
【0007】即ち、前記画像取得部が読み取った画素デ
ータのうちの着目画素及び該着目画素に隣接する全ての
画素のデータを時系列的に入力して保持する第1のラッ
チ部と、前記着目画素のデータが前記非ドロップアウト
カラーか否かを判定する非ドロップアウトカラー判定部
と、前記非ドロップアウトカラー判定部が前記着目画素
のデータを非ドロップアウトカラーと判定した場合に該
着目画素及び該着目画素に隣接する全ての画素のデータ
を時系列的にグレースケール化するためのデータを保持
する第2のラッチ部を有し、該第2のラッチ部に保持さ
れたデータに基づいて前記第1のラッチ部に保持された
画素のデータをグレースケール化して前記ドロップアウ
ト部へ入力するグレースケール変換部とを、設けてい
る。第3の発明によれば、第1のラッチ部において、画
像取得部が読み取った画像データのうちの着目画素及び
該着目画素に隣接する全ての画素データが時系列的に入
力されて保持される。次に、ドロップアウトカラー判定
部において、前記第1のラッチ部に保持された画素デー
タのうちの着目画素がドロップアウトカラーか否かが判
定される。そして、前記着目画素がドロップアウトカラ
ーと判定された場合、グレースケール変換部により、該
着目画素及び該着目画素に隣接する全ての画素のデータ
が時系列的にグレースケール化されて前記画像取得部が
読み取った画像がドロップアウト部へ入力される。その
ため、画像取得部が読み取った画素データをメモリに記
憶させることなく、即時処理(リアルタイム処理)が行
われる。従って、前記課題を解決できるのである。
ータのうちの着目画素及び該着目画素に隣接する全ての
画素のデータを時系列的に入力して保持する第1のラッ
チ部と、前記着目画素のデータが前記非ドロップアウト
カラーか否かを判定する非ドロップアウトカラー判定部
と、前記非ドロップアウトカラー判定部が前記着目画素
のデータを非ドロップアウトカラーと判定した場合に該
着目画素及び該着目画素に隣接する全ての画素のデータ
を時系列的にグレースケール化するためのデータを保持
する第2のラッチ部を有し、該第2のラッチ部に保持さ
れたデータに基づいて前記第1のラッチ部に保持された
画素のデータをグレースケール化して前記ドロップアウ
ト部へ入力するグレースケール変換部とを、設けてい
る。第3の発明によれば、第1のラッチ部において、画
像取得部が読み取った画像データのうちの着目画素及び
該着目画素に隣接する全ての画素データが時系列的に入
力されて保持される。次に、ドロップアウトカラー判定
部において、前記第1のラッチ部に保持された画素デー
タのうちの着目画素がドロップアウトカラーか否かが判
定される。そして、前記着目画素がドロップアウトカラ
ーと判定された場合、グレースケール変換部により、該
着目画素及び該着目画素に隣接する全ての画素のデータ
が時系列的にグレースケール化されて前記画像取得部が
読み取った画像がドロップアウト部へ入力される。その
ため、画像取得部が読み取った画素データをメモリに記
憶させることなく、即時処理(リアルタイム処理)が行
われる。従って、前記課題を解決できるのである。
【0008】
【発明の実施の形態】第1の実施形態 図1は、本発明の第1の実施形態を示す画像入力装置の
構成ブロック図である。この画像入力装置は、帳票Sを
セットする帳票セット部51を有している。帳票セット
部51の上方には、光源及びレンズを備えた光学系部5
2が配設されている。光学系部52の出力側には、カラ
ーCCD撮像部53が接続されている。これらの光学系
部52及びカラーCCD撮像部53で、図2中の画像取
得部20とほぼ同様の画像取得部が構成されている。カ
ラーCCD撮像部53の赤(R)、緑(G)、青(B)
の各出力端子は、トライステートバッファ54a,54
b,54cをそれぞれ介してRメモリ55a、Gメモリ
55b、Bメモリ55cにそれぞれ接続されている。ト
ライステートバッファ54a,54b,54cの出力イ
ンピーダンスは、制御部56により制御されるようにな
っている。又、制御部56は、Rメモリ55a、Gメモ
リ55b、及びBメモリ55cの各アドレス入力端子及
び各書き込み/読み出し制御端子R/Wに接続され、該
Rメモリ55a、Gメモリ55b、及びBメモリ55c
は、制御部56によって各々のアドレスが制御され、書
き込み又は読み出しが行われるようになっている。
構成ブロック図である。この画像入力装置は、帳票Sを
セットする帳票セット部51を有している。帳票セット
部51の上方には、光源及びレンズを備えた光学系部5
2が配設されている。光学系部52の出力側には、カラ
ーCCD撮像部53が接続されている。これらの光学系
部52及びカラーCCD撮像部53で、図2中の画像取
得部20とほぼ同様の画像取得部が構成されている。カ
ラーCCD撮像部53の赤(R)、緑(G)、青(B)
の各出力端子は、トライステートバッファ54a,54
b,54cをそれぞれ介してRメモリ55a、Gメモリ
55b、Bメモリ55cにそれぞれ接続されている。ト
ライステートバッファ54a,54b,54cの出力イ
ンピーダンスは、制御部56により制御されるようにな
っている。又、制御部56は、Rメモリ55a、Gメモ
リ55b、及びBメモリ55cの各アドレス入力端子及
び各書き込み/読み出し制御端子R/Wに接続され、該
Rメモリ55a、Gメモリ55b、及びBメモリ55c
は、制御部56によって各々のアドレスが制御され、書
き込み又は読み出しが行われるようになっている。
【0009】Rメモリ55a、Gメモリ55b、及びB
メモリ55cから読み出された各データは、無彩色判定
用リードオンリメモリ(Read Only Memory、以下、RO
Mという)ROM57、黒レベル判定用ROM58、及
びグレースケール変換用ROM59に入力されるように
なっている。ここで、無彩色の判定方法について説明す
る。無彩色とは、R値、G値、及びB値がほぼ等しくな
ることから、該R値、G値、及びB値のすべての階調の
組み合わせについて、文字、背景色、及び印字素材の幅
を考慮して無彩色領域の設定を行う。例えば、無彩色判
定用ROM57は、着目画素のR値、G値、及びB値の
平均をXとし、 |(R−X)/X|≦α かつ、 |(G−X)/X|≦α かつ、 |(B−X)/X|≦α 但し、 0<α≦1 α;閾値 のとき、着目画素を無彩色と見なして高レベル(以下、
“H”という)の出力信号S57を出力する機能を有し
ている。
メモリ55cから読み出された各データは、無彩色判定
用リードオンリメモリ(Read Only Memory、以下、RO
Mという)ROM57、黒レベル判定用ROM58、及
びグレースケール変換用ROM59に入力されるように
なっている。ここで、無彩色の判定方法について説明す
る。無彩色とは、R値、G値、及びB値がほぼ等しくな
ることから、該R値、G値、及びB値のすべての階調の
組み合わせについて、文字、背景色、及び印字素材の幅
を考慮して無彩色領域の設定を行う。例えば、無彩色判
定用ROM57は、着目画素のR値、G値、及びB値の
平均をXとし、 |(R−X)/X|≦α かつ、 |(G−X)/X|≦α かつ、 |(B−X)/X|≦α 但し、 0<α≦1 α;閾値 のとき、着目画素を無彩色と見なして高レベル(以下、
“H”という)の出力信号S57を出力する機能を有し
ている。
【0010】又、黒レベルの判定についても、文字、背
景色、及び印字素材の幅を考慮した黒レベルの吟味を行
った後に決定する。例えば、黒レベル判定用ROM58
は、 X≦β 但し、 β;閾値 のとき、“H”の出力信号S58を出力する機能を有し
ている。無彩色判定用ROM57の出力端子は、2入力
AND回路60の一方の入力端子に接続され、黒レベル
判定用ROM58の出力端子は、AND回路60の他方
の入力端子に接続されている。これらの無彩色判定用R
OM57、黒レベル判定用ROM58、及びAND回路
60で無彩色判定部が構成されている。AND回路60
の出力端子は、グレースケール変換部であるグレースケ
ール変換用ROM59に接続されている。グレースケー
ル変換用ROM59は、前記無彩色判定用ROM57が
着目画素を無彩色と判定し、かつ前記黒レベル判定用R
OM58が前記着目画素を黒レベル画素と判定した場
合、該着目画素に隣接する全ての画素をグレースケール
化する機能を有している。
景色、及び印字素材の幅を考慮した黒レベルの吟味を行
った後に決定する。例えば、黒レベル判定用ROM58
は、 X≦β 但し、 β;閾値 のとき、“H”の出力信号S58を出力する機能を有し
ている。無彩色判定用ROM57の出力端子は、2入力
AND回路60の一方の入力端子に接続され、黒レベル
判定用ROM58の出力端子は、AND回路60の他方
の入力端子に接続されている。これらの無彩色判定用R
OM57、黒レベル判定用ROM58、及びAND回路
60で無彩色判定部が構成されている。AND回路60
の出力端子は、グレースケール変換部であるグレースケ
ール変換用ROM59に接続されている。グレースケー
ル変換用ROM59は、前記無彩色判定用ROM57が
着目画素を無彩色と判定し、かつ前記黒レベル判定用R
OM58が前記着目画素を黒レベル画素と判定した場
合、該着目画素に隣接する全ての画素をグレースケール
化する機能を有している。
【0011】グレースケール変換用ROM59のRGB
の各出力端子は、Rメモリ61a、Gメモリ61b、B
メモリ61cにそれぞれ接続されている。又、制御部5
6は、Rメモリ61a、Gメモリ61b、Bメモリ61
cの各アドレス入力端子及び各書き込み/読み出し制御
端子R/Wに接続され、該Rメモリ61a、Gメモリ6
1b、Bメモリ61cは、制御部56によりアドレス、
及び書き込み又は読み出しが制御されるようになってい
る。Rメモリ61a、Gメモリ61b、Bメモリ61c
の各出力端子は、図2中の有彩色ドロップアウト部40
と同様の有彩色ドロップアウト部70に接続されてい
る。次に、図1の動作を説明する。帳票Sを帳票セット
部51にセットした後、光学系部52を通してカラーC
CD撮像部53により、画像がR,G,B信号S53
a,S53b,S53cに分けられて取得され、該R,
G,B信号S53a,S53b,S53cがそれぞれト
ライステートバッファ54a,54b,54cを介して
Rメモリ55a、Gメモリ55b、及びBメモリ55c
にそれぞれに蓄積される。次に、制御部56は、無彩色
判定用ROM57、黒レベル判定用ROM58、及びグ
レースケール変換用ROM59に読み出すデータのアド
レス制御を行う。図3は、Rメモリ55a、Gメモリ5
5b、Bメモリ55cにそれぞれ取り込まれる画像の縦
及び横の画素の関係を示す図である。この図では、縦方
向にM(M;自然数)画素、及び横方向にN(N;自然
数)画素設定され、或る着目画素Pとその周囲の8画素
が表示されている。
の各出力端子は、Rメモリ61a、Gメモリ61b、B
メモリ61cにそれぞれ接続されている。又、制御部5
6は、Rメモリ61a、Gメモリ61b、Bメモリ61
cの各アドレス入力端子及び各書き込み/読み出し制御
端子R/Wに接続され、該Rメモリ61a、Gメモリ6
1b、Bメモリ61cは、制御部56によりアドレス、
及び書き込み又は読み出しが制御されるようになってい
る。Rメモリ61a、Gメモリ61b、Bメモリ61c
の各出力端子は、図2中の有彩色ドロップアウト部40
と同様の有彩色ドロップアウト部70に接続されてい
る。次に、図1の動作を説明する。帳票Sを帳票セット
部51にセットした後、光学系部52を通してカラーC
CD撮像部53により、画像がR,G,B信号S53
a,S53b,S53cに分けられて取得され、該R,
G,B信号S53a,S53b,S53cがそれぞれト
ライステートバッファ54a,54b,54cを介して
Rメモリ55a、Gメモリ55b、及びBメモリ55c
にそれぞれに蓄積される。次に、制御部56は、無彩色
判定用ROM57、黒レベル判定用ROM58、及びグ
レースケール変換用ROM59に読み出すデータのアド
レス制御を行う。図3は、Rメモリ55a、Gメモリ5
5b、Bメモリ55cにそれぞれ取り込まれる画像の縦
及び横の画素の関係を示す図である。この図では、縦方
向にM(M;自然数)画素、及び横方向にN(N;自然
数)画素設定され、或る着目画素Pとその周囲の8画素
が表示されている。
【0012】図4は、Rメモリ55a、Gメモリ55
b、Bメモリ55cにそれぞれ蓄積された或る着目画素
及びその周囲の8画素の構成を示す図である。R,G,
Bの各添字は、各メモリ55a,55b,55cのアド
レスを示し、nがとる値の範囲は、 n=N+1,N+2,N+3,・・・,N×(M−1)
−2 となる。ここで、文字のエッジ部を見付ける方法につい
て説明する。図4中の画素Rn,Gn,Bnに着目し、
該画素Rn,Gn,Bnが無彩色領域に存在し、かつ文
字の黒レベルの暗い値の範囲に存在するとき、画素R
n,Gn,Bnが文字の太さを表す領域の内部にある画
素と判定され、周囲の8画素(即ち、Rn-1-N ,Rn-N
,Rn+1-N ,Rn-1 ,Rn+1 ,Rn-1+N ,Rn+N ,Rn
+1+N ,Gn-1-N ,Gn-N ,Gn+1-N ,Gn-1 ,Gn+1
,Gn-1+N ,Gn+N ,Gn+1+N ,Bn-1-N ,Bn-N ,
Bn+1-N ,Bn-1 ,Bn+1 ,Bn-1+N ,Bn+N ,Bn+1+
N )が文字のエッジ部と見做されて、これらの9画素全
てがグレースケール化される。画素がグレースケール化
されると、ドロップアウトカラーのドロップアウト時
に、これらのグレースケール化された文字のエッジがド
ロップアウトされることはない。即ち、エッジが保存さ
れる。
b、Bメモリ55cにそれぞれ蓄積された或る着目画素
及びその周囲の8画素の構成を示す図である。R,G,
Bの各添字は、各メモリ55a,55b,55cのアド
レスを示し、nがとる値の範囲は、 n=N+1,N+2,N+3,・・・,N×(M−1)
−2 となる。ここで、文字のエッジ部を見付ける方法につい
て説明する。図4中の画素Rn,Gn,Bnに着目し、
該画素Rn,Gn,Bnが無彩色領域に存在し、かつ文
字の黒レベルの暗い値の範囲に存在するとき、画素R
n,Gn,Bnが文字の太さを表す領域の内部にある画
素と判定され、周囲の8画素(即ち、Rn-1-N ,Rn-N
,Rn+1-N ,Rn-1 ,Rn+1 ,Rn-1+N ,Rn+N ,Rn
+1+N ,Gn-1-N ,Gn-N ,Gn+1-N ,Gn-1 ,Gn+1
,Gn-1+N ,Gn+N ,Gn+1+N ,Bn-1-N ,Bn-N ,
Bn+1-N ,Bn-1 ,Bn+1 ,Bn-1+N ,Bn+N ,Bn+1+
N )が文字のエッジ部と見做されて、これらの9画素全
てがグレースケール化される。画素がグレースケール化
されると、ドロップアウトカラーのドロップアウト時
に、これらのグレースケール化された文字のエッジがド
ロップアウトされることはない。即ち、エッジが保存さ
れる。
【0013】再び図1に戻る。無彩色判定ROM57及
び黒レベル判定ROM58に着目画素Rn,Gn,Bn
を入力して、無彩色かつ黒レベル画素と判定された場
合、無彩色判定ROM57の出力信号S57及び黒レベ
ル判定ROM58の出力信号S58は共に“H”になる
ので、AND回路59の出力信号S59が“H”とな
る。次に、グレースケール変換用ROM60は、着目画
素Rn,Gn,Bnが無彩色かつ黒レベル画素と判定さ
れた場合、変換式 L=KR *R+KG *G+KB *B 但し、 L;輝度 KR ;グレー化係数 KG ;グレー化係数 KB ;グレー化係数 KR +KG +KB =1 KR ≧0 KG ≧0 KB ≧0 を用い、着目画素Rn,Gn,Bn及び周囲の8画素全
てをグレースケール化してメモリ61a,61b,61
cに書き込む。
び黒レベル判定ROM58に着目画素Rn,Gn,Bn
を入力して、無彩色かつ黒レベル画素と判定された場
合、無彩色判定ROM57の出力信号S57及び黒レベ
ル判定ROM58の出力信号S58は共に“H”になる
ので、AND回路59の出力信号S59が“H”とな
る。次に、グレースケール変換用ROM60は、着目画
素Rn,Gn,Bnが無彩色かつ黒レベル画素と判定さ
れた場合、変換式 L=KR *R+KG *G+KB *B 但し、 L;輝度 KR ;グレー化係数 KG ;グレー化係数 KB ;グレー化係数 KR +KG +KB =1 KR ≧0 KG ≧0 KB ≧0 を用い、着目画素Rn,Gn,Bn及び周囲の8画素全
てをグレースケール化してメモリ61a,61b,61
cに書き込む。
【0014】一方、着目画素Rn,Gn,Bnが無彩色
かつ黒レベル画素でない場合には、着目画素Rn,G
n,Bn及び周囲の8画素をグレースケール化せずにメ
モリ61a,61b,61cに書き込む。尚、書き込み
は、着目画素Rn,Gn,Bn及び周囲の8画素全てに
ついて制御部56で1画素ずつアドレス指定して行われ
る。次に、メモリ61a,61b,61cの出力信号
は、有彩色ドロップアウト部70へ入力され、有彩色の
画素がドロップアウトされる。以上のように、この第1
の実施形態では、着目画素Rn,Gn,Bnが無彩色か
つ黒レベル画素であるか否かを判定することにより、文
字の太さを表す領域の中心部にある画素をみつけだし、
その画素の周囲の8画素をグレースケール化するように
したので、色のドロップアウト時にも、文字のエッジが
ドロップアウトされずに残り、認識精度の高い文字画像
が取得される。
かつ黒レベル画素でない場合には、着目画素Rn,G
n,Bn及び周囲の8画素をグレースケール化せずにメ
モリ61a,61b,61cに書き込む。尚、書き込み
は、着目画素Rn,Gn,Bn及び周囲の8画素全てに
ついて制御部56で1画素ずつアドレス指定して行われ
る。次に、メモリ61a,61b,61cの出力信号
は、有彩色ドロップアウト部70へ入力され、有彩色の
画素がドロップアウトされる。以上のように、この第1
の実施形態では、着目画素Rn,Gn,Bnが無彩色か
つ黒レベル画素であるか否かを判定することにより、文
字の太さを表す領域の中心部にある画素をみつけだし、
その画素の周囲の8画素をグレースケール化するように
したので、色のドロップアウト時にも、文字のエッジが
ドロップアウトされずに残り、認識精度の高い文字画像
が取得される。
【0015】第2の実施形態 図5は、本発明の第2の実施形態を示す画像入力装置の
構成ブロック図である。この画像入力装置は、図1中の
CCD撮像部53からのR,G,B信号S53a,S5
3b,S53cをそれぞれ1画素毎に時系列的に入力す
る第1のラッチ部であるR3×3マトリクスデータ取得
部70a、G3×3マトリクスデータ取得部70b、及
びB3×3マトリクスデータ取得部70cを有してい
る。R3×3マトリクスデータ取得部70aは、R信号
S53aを入力してラッチする遅延フリップフロップ
(以下、D−FFという)71を有し、該D−FF71
の出力端子がD−FF72のデータ入力端子に接続され
ている。D−FF72の出力端子はD−FF73のデー
タ入力端子に接続され、該D−FF73の出力端子が先
入れ先出し方式メモリ(First In First Out、以下、F
IFOという)74の入力側に接続されている。FIF
O74の出力側はD−FF75のデータ入力端子に接続
され、該D−FF75の出力端子がD−FF76のデー
タ入力端子に接続されている。D−FF76の出力端子
はD−FF77のデータ入力端子に接続され、該D−F
F77の出力端子がFIFO78の入力端子に接続され
ている。FIFO78の出力端子はD−FF79のデー
タ入力端子に接続され、該D−FF79の出力端子がD
−FF80のデータ入力端子に接続されている。D−F
F80の出力端子はD−FF81のデータ入力端子に接
続されている。
構成ブロック図である。この画像入力装置は、図1中の
CCD撮像部53からのR,G,B信号S53a,S5
3b,S53cをそれぞれ1画素毎に時系列的に入力す
る第1のラッチ部であるR3×3マトリクスデータ取得
部70a、G3×3マトリクスデータ取得部70b、及
びB3×3マトリクスデータ取得部70cを有してい
る。R3×3マトリクスデータ取得部70aは、R信号
S53aを入力してラッチする遅延フリップフロップ
(以下、D−FFという)71を有し、該D−FF71
の出力端子がD−FF72のデータ入力端子に接続され
ている。D−FF72の出力端子はD−FF73のデー
タ入力端子に接続され、該D−FF73の出力端子が先
入れ先出し方式メモリ(First In First Out、以下、F
IFOという)74の入力側に接続されている。FIF
O74の出力側はD−FF75のデータ入力端子に接続
され、該D−FF75の出力端子がD−FF76のデー
タ入力端子に接続されている。D−FF76の出力端子
はD−FF77のデータ入力端子に接続され、該D−F
F77の出力端子がFIFO78の入力端子に接続され
ている。FIFO78の出力端子はD−FF79のデー
タ入力端子に接続され、該D−FF79の出力端子がD
−FF80のデータ入力端子に接続されている。D−F
F80の出力端子はD−FF81のデータ入力端子に接
続されている。
【0016】G3×3マトリクスデータ取得部70b及
びB3×3マトリクスデータ取得部70cも、G信号S
53b及びB信号S53cをそれぞれ入力し、R3×3
マトリクスデータ取得部70aと同様の構成である。
又、3×3マトリクスデータ取得部70a,70b,7
0c中の各D−FF71〜73,75〜77,79〜8
1はクロック信号CK1に同期して動作するようになっ
ている。3×3マトリクスデータ取得部70a,70
b,70c中の各D−FF76の出力端子は、非ドロッ
プアウトカラー判定部であるROM90の入力端子IN
1,IN2,IN3にそれぞれ接続されている。ROM
90は、図1中の無彩色判定用ROM57及び黒レベル
判定用ROM58と同様の機能を有し、前記各D−FF
76のデータが無彩色かつ輝度レベルが或る閾値以下で
あれば、“L”を出力する機能を有している。更に、こ
の画像入力装置は、第2のラッチ部であるグレー化判定
部100を有している。
びB3×3マトリクスデータ取得部70cも、G信号S
53b及びB信号S53cをそれぞれ入力し、R3×3
マトリクスデータ取得部70aと同様の構成である。
又、3×3マトリクスデータ取得部70a,70b,7
0c中の各D−FF71〜73,75〜77,79〜8
1はクロック信号CK1に同期して動作するようになっ
ている。3×3マトリクスデータ取得部70a,70
b,70c中の各D−FF76の出力端子は、非ドロッ
プアウトカラー判定部であるROM90の入力端子IN
1,IN2,IN3にそれぞれ接続されている。ROM
90は、図1中の無彩色判定用ROM57及び黒レベル
判定用ROM58と同様の機能を有し、前記各D−FF
76のデータが無彩色かつ輝度レベルが或る閾値以下で
あれば、“L”を出力する機能を有している。更に、こ
の画像入力装置は、第2のラッチ部であるグレー化判定
部100を有している。
【0017】グレー化判定部100は、“L”を入力し
てラッチするD−FF101を有し、該D−FF101
の出力端子がD−FF102のデータ入力端子に接続さ
れている。D−FF102の出力端子はD−FF103
のデータ入力端子に接続され、該D−FF103の出力
端子がFIFO104の入力端子に接続されている。F
IFO104の出力端子はD−FF105のデータ入力
端子に接続され、該D−FF105の出力端子がD−F
F106のデータ入力端子に接続されている。D−FF
106の出力端子はD−FF107のデータ入力端子に
接続され、該D−FF107の出力端子がFIFO10
8の入力端子に接続されている。FIFO108の出力
端子はD−FF109のデータ入力端子に接続され、該
D−FF109の出力端子がD−FF110のデータ入
力端子に接続されている。D−FF110の出力端子は
D−FF111のデータ入力端子に接続されている。D
−FF101〜103,105〜107,109〜11
1は、クロック信号CK2に同期して動作するようにな
っている。これらのROM90及びグレー化判定部10
0で無彩色判定部が構成されている。又、前記ROM9
0の出力端子は、D−FF101〜103,105〜1
07,109〜111の各プリセット入力端子PRに共
通に接続されている。
てラッチするD−FF101を有し、該D−FF101
の出力端子がD−FF102のデータ入力端子に接続さ
れている。D−FF102の出力端子はD−FF103
のデータ入力端子に接続され、該D−FF103の出力
端子がFIFO104の入力端子に接続されている。F
IFO104の出力端子はD−FF105のデータ入力
端子に接続され、該D−FF105の出力端子がD−F
F106のデータ入力端子に接続されている。D−FF
106の出力端子はD−FF107のデータ入力端子に
接続され、該D−FF107の出力端子がFIFO10
8の入力端子に接続されている。FIFO108の出力
端子はD−FF109のデータ入力端子に接続され、該
D−FF109の出力端子がD−FF110のデータ入
力端子に接続されている。D−FF110の出力端子は
D−FF111のデータ入力端子に接続されている。D
−FF101〜103,105〜107,109〜11
1は、クロック信号CK2に同期して動作するようにな
っている。これらのROM90及びグレー化判定部10
0で無彩色判定部が構成されている。又、前記ROM9
0の出力端子は、D−FF101〜103,105〜1
07,109〜111の各プリセット入力端子PRに共
通に接続されている。
【0018】更に、3×3マトリクスデータ取得部70
a,70b,70cの各D−FF81の出力端子は、遅
延回路120a,120b,120cをそれぞれ介して
グレースケール変換部であるROM130の入力端子I
N1,IN2,IN3にそれぞれ接続されている。グレ
ー化判定部100中のD−FF111の出力端子は、R
OM130のアドレス入力端子の1つに接続されてい
る。遅延回路120a,120b,120cは、3×3
マトリクスデータ取得部70a,70b,70cと、グ
レー化判定部100の処理時間が、RGBの入力部の1
画素毎の読み出し時間の間隔内に納まらない場合、タイ
ミングを合わせるために遅延させる機能を有している。
ROM130は、グレー化判定部100中のD−FF1
11の出力信号S111が“H”のとき、3×3マトリ
クスデータ取得部70a,70b,70c中の各D−F
F81の各出力信号S81a,S81b,S81cをグ
レー化する機能を有している。一方、このROM130
は、グレー化判定部100のD−FF111の出力信号
S111が“L”のときはグレー化せず、そのままのデ
ータを出力するようになっている。ROM130のR,
G,Bの各出力端子は、ラッチ部140を介して図1中
の有彩色ドロップアウト部70に接続されている。ラッ
チ部140はクロック信号CK3に同期して動作し、R
OM130のR,G,Bの各出力信号S130a,S1
30b,S130cのデータを確定する機能を有してい
る。
a,70b,70cの各D−FF81の出力端子は、遅
延回路120a,120b,120cをそれぞれ介して
グレースケール変換部であるROM130の入力端子I
N1,IN2,IN3にそれぞれ接続されている。グレ
ー化判定部100中のD−FF111の出力端子は、R
OM130のアドレス入力端子の1つに接続されてい
る。遅延回路120a,120b,120cは、3×3
マトリクスデータ取得部70a,70b,70cと、グ
レー化判定部100の処理時間が、RGBの入力部の1
画素毎の読み出し時間の間隔内に納まらない場合、タイ
ミングを合わせるために遅延させる機能を有している。
ROM130は、グレー化判定部100中のD−FF1
11の出力信号S111が“H”のとき、3×3マトリ
クスデータ取得部70a,70b,70c中の各D−F
F81の各出力信号S81a,S81b,S81cをグ
レー化する機能を有している。一方、このROM130
は、グレー化判定部100のD−FF111の出力信号
S111が“L”のときはグレー化せず、そのままのデ
ータを出力するようになっている。ROM130のR,
G,Bの各出力端子は、ラッチ部140を介して図1中
の有彩色ドロップアウト部70に接続されている。ラッ
チ部140はクロック信号CK3に同期して動作し、R
OM130のR,G,Bの各出力信号S130a,S1
30b,S130cのデータを確定する機能を有してい
る。
【0019】次に、図5の動作を説明する。3×3マト
リクスデータ取得部70a,70b,70cにR,G,
B信号S53a,S53b,S53cがそれぞれ入力さ
れると、該RGB信号S53a,S53b,S53cの
データがそれぞれ1画素分ずつD−FF71→D−FF
72→D−FF73と順次入力され、その後、FIFO
74に順次格納される。図1中のCCD撮像部53によ
る主走査の1ライン分のデータがFIFO74に入った
後、該FIFO74からD−FF75→D−FF76→
D−FF77とデータが順次入力され、その後、FIF
O78に順次格納される。その後、D−FF79→D−
FF80→D−FF81とデータが順次入力され、3×
3マトリクスデータ取得部70a,70b,70cに
は、現時点での3×3のデータ、即ちD−FF76に着
目画素のデータ、D−FF71,72,73,75,7
7,79,80,81に周囲の画素のデータが保持され
ることになる。これらの3×3マトリクスデータ取得部
70a,70b,70cの動作と同時に、ROM90
は、着目画素に対応するD−FF76のデータが無彩色
かつ輝度が或る閾値以下であるか否かを判定することに
より、3×3マトリクスデータ取得部70a,70b,
70c中のD−FF71,72,73,75,76,7
7,79,80,81のデータをグレー化すべきか否か
を判定する。そして、D−FF76のデータが無彩色か
つ輝度が或る閾値以下である場合、ROM90は、
“L”を出力してD−FF101〜D−FF111にプ
リセットをかけ、該D−FF101〜D−FF111の
出力信号の全てを“H”とする。
リクスデータ取得部70a,70b,70cにR,G,
B信号S53a,S53b,S53cがそれぞれ入力さ
れると、該RGB信号S53a,S53b,S53cの
データがそれぞれ1画素分ずつD−FF71→D−FF
72→D−FF73と順次入力され、その後、FIFO
74に順次格納される。図1中のCCD撮像部53によ
る主走査の1ライン分のデータがFIFO74に入った
後、該FIFO74からD−FF75→D−FF76→
D−FF77とデータが順次入力され、その後、FIF
O78に順次格納される。その後、D−FF79→D−
FF80→D−FF81とデータが順次入力され、3×
3マトリクスデータ取得部70a,70b,70cに
は、現時点での3×3のデータ、即ちD−FF76に着
目画素のデータ、D−FF71,72,73,75,7
7,79,80,81に周囲の画素のデータが保持され
ることになる。これらの3×3マトリクスデータ取得部
70a,70b,70cの動作と同時に、ROM90
は、着目画素に対応するD−FF76のデータが無彩色
かつ輝度が或る閾値以下であるか否かを判定することに
より、3×3マトリクスデータ取得部70a,70b,
70c中のD−FF71,72,73,75,76,7
7,79,80,81のデータをグレー化すべきか否か
を判定する。そして、D−FF76のデータが無彩色か
つ輝度が或る閾値以下である場合、ROM90は、
“L”を出力してD−FF101〜D−FF111にプ
リセットをかけ、該D−FF101〜D−FF111の
出力信号の全てを“H”とする。
【0020】ここで、グレー化判定部100のデータの
移動について説明する。D−FF101のデータ入力端
子には常に“L”が入力され、1ビットデータにより成
り立っている。このデータがクロック信号CK3に同期
してD−FF101→D−FF102→D−FF103
と順次入力され、その後、FIFO104に順次格納さ
れる。主走査1ライン分に対応するデータがFIFO1
04に入った後、該FIFO104からD105→D1
06→D107とデータが順次入力され、その後、FI
FO108に順次格納される。その後、D−FF109
→D−FF110→D−FF111とデータが順次入力
され、グレー化判定部100には、現時点での3×3マ
トリクスデータ取得部70a,70b,70cに対する
グレー化判定データが入力されることになる。D−FF
71〜D−FF73、D−FF75〜D−FF77、及
びD−FF79〜D−FF81の各データをグレー化す
べきか否かは、D−FF111のデータが確定した時点
で初めて決定され、D−FF111の出力信号S111
が“H”になったとき、ROM130は、D−FF81
のデータをグレー化して出力する。このグレー化の変換
方法は、図1中のROM59と同様の方法である。一
方、D−FF111の出力信号S111が“L”のとき
には、ROM130は、各D−FF81の出力信号S8
1a,S81b,S81cをそのまま出力する。その
後、ラッチ回路140でラッチして確定データS140
とする。
移動について説明する。D−FF101のデータ入力端
子には常に“L”が入力され、1ビットデータにより成
り立っている。このデータがクロック信号CK3に同期
してD−FF101→D−FF102→D−FF103
と順次入力され、その後、FIFO104に順次格納さ
れる。主走査1ライン分に対応するデータがFIFO1
04に入った後、該FIFO104からD105→D1
06→D107とデータが順次入力され、その後、FI
FO108に順次格納される。その後、D−FF109
→D−FF110→D−FF111とデータが順次入力
され、グレー化判定部100には、現時点での3×3マ
トリクスデータ取得部70a,70b,70cに対する
グレー化判定データが入力されることになる。D−FF
71〜D−FF73、D−FF75〜D−FF77、及
びD−FF79〜D−FF81の各データをグレー化す
べきか否かは、D−FF111のデータが確定した時点
で初めて決定され、D−FF111の出力信号S111
が“H”になったとき、ROM130は、D−FF81
のデータをグレー化して出力する。このグレー化の変換
方法は、図1中のROM59と同様の方法である。一
方、D−FF111の出力信号S111が“L”のとき
には、ROM130は、各D−FF81の出力信号S8
1a,S81b,S81cをそのまま出力する。その
後、ラッチ回路140でラッチして確定データS140
とする。
【0021】遅延回路120a,120b,120c
は、3×3マトリクスデータ取得部70a,70b,7
0cの処理時間とグレー化判定部100の処理時間と
が、CCD撮像部53からのR,G,B信号S53a,
S53b,S53cの1画素毎の読み出し時間の間隔内
に納まらない場合、これらの処理時間のタイミングが合
うように各D−FF81の出力信号S81a,S81
b,S81cを遅延させる。図6は、図5の画像入力装
置におけるデータの読み出し及び読み込みタイミングを
示したタイムチャートであり、縦軸に論理レベル、及び
横軸に時間がとられている。この図を参照しつつ、図5
のデータの読み出し及び読み込みタイミングを説明す
る。時間t1において、CCD撮像部53からR,G,
B信号S53a,S53b,S53cが各画素毎に入力
される。時刻t1aにおいて、R,G,B信号S53
a,S53b,S53cがクロック信号CK1の立上が
りに同期してD−FF76にラッチされる。時刻t1b
において、ROM90から“L”の出力信号S90がク
ロック信号CK1に対して遅延して出力される。時刻t
1cにおいて、ROM90の出力信号S90が安定した
後に、クロック信号CK2に同期してグレー化判定部1
00がデータをラッチする。時刻t1dにおいて、RO
M130から“L”の出力信号S130a,S130
b,S130cが出力される。
は、3×3マトリクスデータ取得部70a,70b,7
0cの処理時間とグレー化判定部100の処理時間と
が、CCD撮像部53からのR,G,B信号S53a,
S53b,S53cの1画素毎の読み出し時間の間隔内
に納まらない場合、これらの処理時間のタイミングが合
うように各D−FF81の出力信号S81a,S81
b,S81cを遅延させる。図6は、図5の画像入力装
置におけるデータの読み出し及び読み込みタイミングを
示したタイムチャートであり、縦軸に論理レベル、及び
横軸に時間がとられている。この図を参照しつつ、図5
のデータの読み出し及び読み込みタイミングを説明す
る。時間t1において、CCD撮像部53からR,G,
B信号S53a,S53b,S53cが各画素毎に入力
される。時刻t1aにおいて、R,G,B信号S53
a,S53b,S53cがクロック信号CK1の立上が
りに同期してD−FF76にラッチされる。時刻t1b
において、ROM90から“L”の出力信号S90がク
ロック信号CK1に対して遅延して出力される。時刻t
1cにおいて、ROM90の出力信号S90が安定した
後に、クロック信号CK2に同期してグレー化判定部1
00がデータをラッチする。時刻t1dにおいて、RO
M130から“L”の出力信号S130a,S130
b,S130cが出力される。
【0022】時刻t1eにおいて、ラッチ回路140
は、クロック信号CK3に同期して出力信号S130
a,S130b,S130cを確定する。時間t2にお
いて、CCD撮像部53からR,G,B信号S53a,
S53b,S53cが各画素毎に入力される。時刻t2
aにおいて、R,G,B信号S53a,S53b,S5
3cがクロック信号CK1の立上がりに同期してD−F
F76にラッチされる。時刻t2bにおいて、ROM9
0から“H”の出力信号S90がクロック信号CK1に
対して遅延して出力される。時刻t2cにおいて、RO
M90の出力信号S90が安定した後に、クロック信号
CK2に同期してグレー化判定部100がデータをラッ
チする。時刻t2dにおいて、ROM130から“H”
の出力信号S130a,S130b,S130cが出力
される。時刻t2eにおいて、ラッチ回路140は、ク
ロック信号CK3に同期して出力信号S130a,S1
30b,S130cを確定する。ここで、前記時刻t1
eにおいて、出力信号S130a,S130b,S13
0cが確定する時間が前記時刻t2aにおけるラッチの
タイミングよりも遅れる場合には、各D−FF81のデ
ータS81a,S81b,S81cを遅延回路120
a,120b,120cでそれぞれ遅延させ、前記時刻
t1eにおいてラッチ回路140でラッチしたときに、
前記時刻t2aにおけるラッチのタイミングよりも遅れ
ないようにしなければならない。
は、クロック信号CK3に同期して出力信号S130
a,S130b,S130cを確定する。時間t2にお
いて、CCD撮像部53からR,G,B信号S53a,
S53b,S53cが各画素毎に入力される。時刻t2
aにおいて、R,G,B信号S53a,S53b,S5
3cがクロック信号CK1の立上がりに同期してD−F
F76にラッチされる。時刻t2bにおいて、ROM9
0から“H”の出力信号S90がクロック信号CK1に
対して遅延して出力される。時刻t2cにおいて、RO
M90の出力信号S90が安定した後に、クロック信号
CK2に同期してグレー化判定部100がデータをラッ
チする。時刻t2dにおいて、ROM130から“H”
の出力信号S130a,S130b,S130cが出力
される。時刻t2eにおいて、ラッチ回路140は、ク
ロック信号CK3に同期して出力信号S130a,S1
30b,S130cを確定する。ここで、前記時刻t1
eにおいて、出力信号S130a,S130b,S13
0cが確定する時間が前記時刻t2aにおけるラッチの
タイミングよりも遅れる場合には、各D−FF81のデ
ータS81a,S81b,S81cを遅延回路120
a,120b,120cでそれぞれ遅延させ、前記時刻
t1eにおいてラッチ回路140でラッチしたときに、
前記時刻t2aにおけるラッチのタイミングよりも遅れ
ないようにしなければならない。
【0023】時間t3において、時間t2における動作
と同様の動作が行われる。時間t4において、時間t1
における動作と同様の動作が行われる。時間t5におい
て、時間t4における動作と同様の動作が行われる。時
間t6において、時間t3における動作と同様の動作が
行われる。以上のように、この第2の実施形態では、
R,G,B信号S53a,S53b,S53cのうちの
着目画素及び該着目画素に隣接する全ての画素データを
時系列的に入力して保持する3×3マトリクスデータ取
得部70a,70b,70cを設けたので、第1の実施
形態における図1中の画像メモリ55a,55b,55
cが不要となり、即時処理(リアルタイム処理)が行わ
れる。そのため、処理速度が速く低コストの画像入力装
置が実現する。尚、本発明は上記実施形態に限定され
ず、種々の変形が可能である。その変形例としては、例
えば次のようなものがある。 (a) 実施形態では、書式を有彩色とし文字を無彩色
としているが、逆に書式を無彩色とし文字を有彩色とし
てもよい。 (b) 文字は記号等でもよい。
と同様の動作が行われる。時間t4において、時間t1
における動作と同様の動作が行われる。時間t5におい
て、時間t4における動作と同様の動作が行われる。時
間t6において、時間t3における動作と同様の動作が
行われる。以上のように、この第2の実施形態では、
R,G,B信号S53a,S53b,S53cのうちの
着目画素及び該着目画素に隣接する全ての画素データを
時系列的に入力して保持する3×3マトリクスデータ取
得部70a,70b,70cを設けたので、第1の実施
形態における図1中の画像メモリ55a,55b,55
cが不要となり、即時処理(リアルタイム処理)が行わ
れる。そのため、処理速度が速く低コストの画像入力装
置が実現する。尚、本発明は上記実施形態に限定され
ず、種々の変形が可能である。その変形例としては、例
えば次のようなものがある。 (a) 実施形態では、書式を有彩色とし文字を無彩色
としているが、逆に書式を無彩色とし文字を有彩色とし
てもよい。 (b) 文字は記号等でもよい。
【0024】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1及び第
2の発明によれば、前記画像取得部が読み取った各画素
データの色をドロップアウトカラー判定部がドロップア
ウトカラーであるか否かを判定することにより、文字の
太さを表す領域の中心部にある画素をみつけだし、その
画素の周囲の8画素のデータをグレースケール化するよ
うにしたので、色のドロップアウト時にも、文字のエッ
ジがドロップアウトされずに残り、認識精度の高い文字
画像を取得できる。第3の発明によれば、画像取得部が
読み取った画像のうちの着目画素及び該着目画素に隣接
する全ての画素を時系列的に入力して保持する第1のラ
ッチ部を設け、グレースケール変換部により、該着目画
素及び該着目画素に隣接する全ての画素のデータを時系
列的にグレースケール化するようにしたので、第1の発
明のメモリが不要となり、即時処理(リアルタイム処
理)を行うことができる。そのため、第1の発明の効果
に加え、処理速度が上昇し、低コストの画像入力装置を
実現できる。
2の発明によれば、前記画像取得部が読み取った各画素
データの色をドロップアウトカラー判定部がドロップア
ウトカラーであるか否かを判定することにより、文字の
太さを表す領域の中心部にある画素をみつけだし、その
画素の周囲の8画素のデータをグレースケール化するよ
うにしたので、色のドロップアウト時にも、文字のエッ
ジがドロップアウトされずに残り、認識精度の高い文字
画像を取得できる。第3の発明によれば、画像取得部が
読み取った画像のうちの着目画素及び該着目画素に隣接
する全ての画素を時系列的に入力して保持する第1のラ
ッチ部を設け、グレースケール変換部により、該着目画
素及び該着目画素に隣接する全ての画素のデータを時系
列的にグレースケール化するようにしたので、第1の発
明のメモリが不要となり、即時処理(リアルタイム処
理)を行うことができる。そのため、第1の発明の効果
に加え、処理速度が上昇し、低コストの画像入力装置を
実現できる。
【図1】本発明の第1の実施形態の画像入力装置の構成
ブロック図である。
ブロック図である。
【図2】従来の画像入力装置の構成ブロック図である。
【図3】縦と横の画素の関係を示す図である。
【図4】着目画素及び周囲画素の構成図である。
【図5】本発明の第2の実施形態の画像入力装置の構成
ブロック図である。
ブロック図である。
【図6】図5のタイムチャートである。
20 画像取得部 40 ドロップアウト部 52 光学系部 53 CCD撮像部 55a,55b,55 メモリ 57,58 R0M(無彩色判定
部) 59,130 ROM(グレースケー
ル変換部) 70a,70b,70c 3×3マトリクスデー
タ取得部(ラッチ部) 71〜73,75〜77,79〜81ラッチ回路 74,78 FIFO(先入れ先出
し方式メモリ) 90 非ドロップアウトカラ
ー判定部 100 グレー化判定部(グレ
ースケール変換部)
部) 59,130 ROM(グレースケー
ル変換部) 70a,70b,70c 3×3マトリクスデー
タ取得部(ラッチ部) 71〜73,75〜77,79〜81ラッチ回路 74,78 FIFO(先入れ先出
し方式メモリ) 90 非ドロップアウトカラ
ー判定部 100 グレー化判定部(グレ
ースケール変換部)
Claims (3)
- 【請求項1】 ドロップアウトカラーで印刷された書式
に非ドロップアウトカラーで文字が記入された帳票の画
素毎のデータを読み取る画像取得部と、 前記画像取得部が読み取ったデータのうちの前記ドロッ
プアウトカラーで印刷された書式を光学的に除去した画
像の画素データを生成するドロップアウト部とを、備え
た画像入力装置において、 前記画像取得部が読み取った画素データを記憶するメモ
リと、 前記メモリに記憶された各画素データの色が前記ドロッ
プアウトカラーか否かをそれぞれ判定するドロップアウ
トカラー判定部と、 前記ドロップアウトカラー判定部が前記各画素データの
色を前記非ドロップアウトカラーと判定した場合、該非
ドロップアウトカラーと判定された画素に隣接する全て
の画素データの色を該非ドロップアウトカラー化して前
記ドロップアウト部へ入力する色変換部とを、 設けたことを特徴とする画像入力装置。 - 【請求項2】 有彩色で印刷された書式に無彩色かつ黒
レベルで文字が記入された帳票の画素毎のデータを読み
取る画像取得部と、 前記画像取得部が読み取ったデータのうちの前記有彩色
で印刷された書式を光学的に該書式を除去した画像の画
素データを生成する有彩色ドロップアウト部とを、備え
た画像入力装置において、 前記画像取得部が読み取った画素データを記憶するメモ
リと、 前記メモリに記憶された各画素データの色が無彩色かつ
黒レベルか否かを判定する無彩色判定部と、 前記無彩色判定部が前記各画素データの色を無彩色かつ
黒レベルと判定した場合、該無彩色かつ黒レベルと判定
された画素に隣接する全ての画素のデータをグレースケ
ール化して前記画像取得部が読み取った画像データを前
記有彩色ドロップアウト部へ入力するグレースケール変
換部とを、 設けたことを特徴とする画像入力装置。 - 【請求項3】 ドロップアウトカラーで印刷された書式
に非ドロップアウトカラーで文字が記入された帳票を主
走査方向及び該主走査方向に対して垂直な副走査方向に
走査することにより該帳票の画素毎のデータを順次読み
取る画像取得部と、 前記画像取得部が読み取ったデータのうちの前記ドロッ
プアウトカラーで印刷された書式を光学的に除去した画
像の画素データを生成するドロップアウト部とを、備え
た画像入力装置において、 前記画像取得部が読み取った画素データのうちの着目画
素及び該着目画素に隣接する全ての画素のデータを時系
列的に入力して保持する第1のラッチ部と、 前記着目画素のデータが前記非ドロップアウトカラーか
否かを判定する非ドロップアウトカラー判定部と、 前記非ドロップアウトカラー判定部が前記着目画素のデ
ータを非ドロップアウトカラーと判定した場合に該着目
画素及び該着目画素に隣接する全ての画素のデータを時
系列的にグレースケール化するためのデータを保持する
第2のラッチ部を有し、該第2のラッチ部に保持された
データに基づいて前記第1のラッチ部に保持された画素
のデータをグレースケール化して前記ドロップアウト部
へ入力するグレースケール変換部とを、 設けたことを特徴とする画像入力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7238824A JPH0981675A (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 画像入力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7238824A JPH0981675A (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 画像入力装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0981675A true JPH0981675A (ja) | 1997-03-28 |
Family
ID=17035823
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7238824A Withdrawn JPH0981675A (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 画像入力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0981675A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1298155C (zh) * | 2003-04-11 | 2007-01-31 | 株式会社理光 | 绘图数据处理方法及图像处理装置 |
-
1995
- 1995-09-18 JP JP7238824A patent/JPH0981675A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1298155C (zh) * | 2003-04-11 | 2007-01-31 | 株式会社理光 | 绘图数据处理方法及图像处理装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021203 |