JPH0981582A - 値を基本としたデータ管理装置及びデータ管理方法 - Google Patents

値を基本としたデータ管理装置及びデータ管理方法

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JPH0981582A
JPH0981582A JP7234380A JP23438095A JPH0981582A JP H0981582 A JPH0981582 A JP H0981582A JP 7234380 A JP7234380 A JP 7234380A JP 23438095 A JP23438095 A JP 23438095A JP H0981582 A JPH0981582 A JP H0981582A
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JP7234380A
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English (en)
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Shinichi Mochizuki
申一 望月
Tadamitsu Ryu
忠光 龍
Ihoko Kurokawa
伊保子 黒川
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Fujitsu Ltd
Fujitsu Social Science Labs Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Fujitsu Social Science Labs Ltd
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Publication date
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    • G06F16/20Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor of structured data, e.g. relational data
    • G06F16/21Design, administration or maintenance of databases
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10S707/99941Database schema or data structure
    • Y10S707/99942Manipulating data structure, e.g. compression, compaction, compilation
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、値を格納しながらデータ構造を決定
し、更には値の利用形態に合わせてデータ構造を変化さ
せることが出来るデータ管理方法及びデータ管理装置を
提供することを目的とする。 【解決手段】 データ管理方法は、複数の値を受け取
り、該複数の値の各々を説明する情報を取得し、該複数
の値の各々と対応する情報をリンクし、該複数の値の各
々を指し示すポインタを生成し、該複数の値を要素とす
る集合を表わす該ポインタの並びを構成し、該集合を説
明する情報を取得し、該ポインタの該並びと対応する該
情報をリンクする各段階を含み、該複数の値同士を関連
づけるデータ構造を該複数の値を受け取りながら該並び
として決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータベース等のデ
ータ管理装置及び方法に関し、詳しくは、値を格納しな
がらデータ構造を決定するデータ管理装置及び方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】現在、データベース等に於けるデータを
管理する方法としては、オブジェクト間の関係を表によ
って表現した関係型のデータ管理方法、及びオブジェク
ト間の関係をリンクによって表現して各オブジェクトを
結び付けたネットワーク型のデータ管理方法が主流であ
る。これらのデータ管理方法を用いたデータ管理装置に
於ては、あらかじめスキーマ(データがどのような構造
で記憶されているかに関する情報)をまず決定し、決定
されたデータ構造に基づいてデータの値を格納してい
く。即ち、データベースを開発する前に、格納するデー
タの利用形態を予め予想してスキーマを決定する必要が
ある。
【0003】また、オブジェクト指向の考えを取り入れ
たデータ管理装置に於ては、オブジェクトは、より一般
的なオブジェクトの属性を継承することが出来る。この
継承関係によって、上位概念のオブジェクトから下位概
念のオブジェクトへとデータをグループ化することが可
能となり、データ管理を効率的に行うことが出来る。こ
のようなオブジェクト指向に基づくデータ管理装置に於
ても、個々のデータの値は、各概念を表現するオブジェ
クトのデータ構造が決定された後に格納されることにな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなデータ管
理装置に於ては、一度決定されたデータ構造を変更する
ことは難しいという問題がある。例えば、データベース
の使用環境が変化するに伴ってその利用形態も変化した
場合に、既存のデータ構造を新たに要求される応用に対
してそのまま用いることはできない。つまり、既存の枠
組内で新たなデータを加えるような拡張ではなく、ユー
ザが、その枠を越えた拡張を望む場合には問題が生じる
ことになる。既存の枠組を越えてスキーマの変更を必要
とするような拡張・変更を行うためには、長時間をかけ
てデータ構造の変更、値の再入力、アプリケーションの
再構築等を行うことが必要になる。
【0005】またオブジェクト指向に基づくデータ管理
装置に於ては、データの値を格納していくにつれて、各
オブジェクトが表現する概念と格納しようとする値との
間に不一致が生じてくることがある。つまり、上位概念
から下位概念までを表現するデータ構造を一旦決定した
が、新たに値を格納していくに従って、新たな概念を表
現するデータ構造が必要になったり、既存のデータ構造
に基づく概念を変更する必要が生じたりする。この場
合、従来のデータ管理装置に於ては、上位概念を表わす
データ構造から作り直して、データを再度格納すること
が必要になる。
【0006】従って、本発明の目的は、実際に値を収集
するまでデータ構造の決定が難しい場合や値の利用形態
が頻繁に変化する場合に於て、値を格納しながらデータ
構造を決定し、更には値の利用形態に合わせてデータ構
造を変化させることが出来るデータ管理方法及びデータ
管理装置を提供することである。
【0007】更なる本発明の目的は、データ構造が変更
されたときに、元のデータ構造に合わせて開発されたア
プリケーションに対してデータ管理装置に格納された値
をそのまま変更なく利用可能であり、また新たに追加さ
れたデータ構造に対しては、追加部分に対してアプリケ
ーションを追加作成することで対応できるデータ管理方
法及びデータ管理装置を提供することである。
【0008】また更なる本発明の目的は、値を格納しな
がらデータ構造を決定していくことによって、初期段階
では把握が困難であった値間の関連を見いだし、利用形
態に即した洗練されたデータ構造を生成可能なデータ管
理方法及びデータ管理装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に於て
は、データ管理方法は、a)複数の値を受け取り、b)
該複数の値の各々を説明する情報を取得し、c)該複数
の値の各々と対応する情報をリンクし、d)該複数の値
の各々を指し示すポインタを生成し、e)該複数の値を
要素とする集合を表わす該ポインタの並びを構成し、
f)該集合を説明する情報を取得し、g)該ポインタの
該並びと対応する該情報をリンクする各段階を含み、該
複数の値同士を関連づけるデータ構造を該複数の値を受
け取りながら該並びとして決定する。
【0010】上記発明に於ては、値を受け取りながら値
を要素とする集合を生成するので、値同士を関連づける
データ構造をあらかじめ決定しておく必要がない。請求
項2の発明に於ては、請求項1記載の発明に於て、前記
複数の値の各々が単独で存在すること及び前記並びを別
の並びが表わす前記集合の前記要素として扱うことを許
すことによって、該値、該並び、及び該別の並びの各々
を同等に一つの値として取り扱う。
【0011】上記発明に於ては、単一の値からなる単一
値、単一値の集合からなる集合値、更には集合値の集合
からなる集合値を同等に取り扱うことが出来る。請求項
3の発明に於ては、請求項1記載の発明に於て、前記段
階c)は、前記複数の値の各々を指し示すポインタを各
々の値に対して複数個生成し、前記段階d)は、前記集
合を該複数の値の順番を異ならせて表わすために、異な
った順番で該ポインタが並んだ複数個の並びを構成す
る。
【0012】上記発明に於ては、集合値の要素である値
を特定の並びにソートして管理するので、集合値間の構
造に比較を容易に行うことが可能となる。請求項4の発
明に於ては、請求項2記載の発明に於て、前記値を複写
し、複写生成された該値を複写元の該値を説明する前記
情報とリンクする各段階を更に含む。
【0013】上記発明に於ては、同一の値を複写するこ
とによって、定義されたデータ構造を利用した値操作の
一機能を提供することが出来る。請求項5の発明に於て
は、請求項2記載の発明に於て、前記値を新しく生成
し、新しく生成された該値を既存の該値を説明する前記
情報とリンクする各段階を更に含む。
【0014】上記発明に於ては、既存の説明と同一の説
明を有する新たな値を生成することによって、既存の値
の構造を利用した値操作のための一機能を提供すること
が出来る。請求項6の発明に於ては、請求項2記載の発
明に於て、前記値を前記集合の前記要素として追加する
段階を更に含む。
【0015】上記発明に於ては、集合の要素を追加する
ことによって、定義されたデータ構造を利用した値操作
の一機能を提供することが出来る。請求項7の発明に於
ては、請求項2記載の発明に於て、前記値を前記集合の
前記要素から削除する段階を更に含む。
【0016】上記発明に於ては、集合の要素を削除する
ことによって、定義されたデータ構造を利用した値操作
の一機能を提供することが出来る。請求項8の発明に於
ては、請求項2記載の発明に於て、前記ポインタの前記
並びを削除することによって、前記集合を破壊する段階
を更に含む。
【0017】上記発明に於ては、集合を削除する機能を
提供することが出来る。請求項9の発明に於ては、請求
項2記載の発明に於て、前記値にリンクされた前記情報
は、該値に関する複数のデータの集まりであることを特
徴とする。上記発明に於ては、値を説明する情報を複数
のデータの集まりとすることで、説明情報の各々のデー
タを個別に取り扱うことが可能となる。
【0018】請求項10の発明に於ては、請求項9記載
の発明に於て、前記値を検索するために前記複数のデー
タの一つを選択し、該複数のデータの該一つに対して検
索条件を設定し、該検索条件に従って該値を検索する各
段階を更に含む。上記発明に於ては、値を説明する複数
のデータの一つを検索条件として、値を検索することが
出来る。
【0019】請求項11の発明に於ては、請求項10記
載の発明に於て、前記複数のデータの各々に対して個別
にインデックスを生成し、該複数のデータの任意の一つ
に対する該インデックスを探すためのインデックスイン
デックスを生成し、該インデックスインデックス及び該
インデックスを用いて前記検索を行う各段階を更に含
む。
【0020】上記発明に於ては、値を説明する複数のデ
ータに対してインデックス及びインデックスインデック
スを用意するので、値を説明する複数のデータの一つを
検索条件とした検索を高速に行うことが出来る。請求項
12の発明に於ては、請求項2記載の発明に於て、前記
値にリンクされた前記情報は、該値の名称を含む。
【0021】上記発明に於ては、値を説明する情報は名
称を含むので、名称によって値を同定することが出来
る。請求項13の発明に於ては、請求項12記載の発明
に於て、前記名称を特定し、特定された該名称を有する
前記値に対して検索条件を設定し、該検索条件を満たす
該値を検索し、該値、該値を要素とする前記集合を表わ
す値、もしくは該値を要素とする該集合の他の要素であ
る値のいずれかを検索結果として出力する各段階を更に
含む。
【0022】上記発明に於ては、値を検索条件として、
値もしくは値を要素とする集合値を検索することが出来
る。請求項14の発明に於ては、請求項13記載の発明
に於て、前記特定された名称を有する前記値に対してイ
ンデックスを生成し、該インデックスを用いて前記検索
を行う各段階を更に含む。
【0023】上記発明に於ては、特定の名称を有する値
に対してインデックスを生成するので、値を検索条件と
した検索を高速に行うことが出来る。請求項15の発明
に於ては、請求項9記載の発明に於て、前記値の前記複
数のデータは、該値の名称を含む。
【0024】上記発明に於ては、値を説明する情報は名
称を含むので、名称によって値を同定することが出来
る。請求項16の発明に於ては、請求項15記載の発明
に於て、類似する複数の前記値を選択し、該複数の値の
前記名称を除いた前記複数のデータから、該複数の値が
共有する同一内容の少なくとも一つのデータを抽出して
複製し、複製された該少なくとも一つのデータに前記名
称を追加し、該名称を該複数の値にリンクする各段階を
更に含むことを特徴とする。
【0025】上記発明に於ては、共通のデータを説明と
して有する類似した値を、その共通のデータを抽出して
構成された上位概念でグループ化することが出来るの
で、上位概念及び下位概念によるグループ化をあらかじ
めデータ構造を決定することなく実現することが出来
る。
【0026】請求項17の発明に於ては、データ管理装
置は、値及び該値を説明する第1の情報を入力する入力
手段と、該値を複数個纏めて集合とする集合化手段であ
って、該値の各々を指し示すポインタを生成する第1の
手段と、該値の各々を要素とする該集合を表わす該ポイ
ンタの並びを構成し該集合を表わす新規の該値とする第
2の手段を含む集合化手段と、該値を説明する第2の情
報を生成する解析手段と、該値の各々と対応する該第1
の情報及び該第2の情報をリンクする手段と、該値、該
集合、該第1の情報、及び該第2の情報を格納する格納
手段を含み、該値同士を関連づけるデータ構造を該値を
入力しながら該並びとして決定する。
【0027】上記発明に於ては、値を受け取りながら値
を要素とする集合を生成するので、値同士を関連づける
データ構造をあらかじめ決定しておく必要がない。請求
項18の発明に於ては、請求項17記載の発明に於て、
前記値の各々が単独で存在すること及び前記並びを別の
並びが表わす前記集合の前記要素として扱うことを許
す。
【0028】上記発明に於ては、単一の値からなる単一
値は単独で存在することが可能であり、また集合である
集合値は要素として別の集合値を有することが可能であ
るので、単一値及び集合値を同等に取り扱うことが出来
る。請求項19の発明に於ては、請求項17記載の発明
に於て、前記第1の手段は、前記値の各々を指し示すポ
インタを各々の値に対して複数個生成し、前記第2の手
段は、前記集合を該値の順番を異ならせて表わすため
に、異なった順番で該ポインタが並んだ複数個の並びを
構成する。
【0029】上記発明に於ては、集合値の要素である値
を特定の並びにソートして管理するので、集合値間の構
造に比較を用意に行うことが可能となる。請求項20の
発明に於ては、請求項18記載の発明に於て、前記値を
複写して、複写生成された該値を複写元の該値を説明す
る前記情報とリンクする手段を更に含む。
【0030】上記発明に於ては、同一の値を複写するこ
とによって、定義されたデータ構造を利用した値操作の
一機能を提供することが出来る。請求項21の発明に於
ては、請求項18記載の発明に於て、前記値を新しく生
成し、新しく生成された該値を既存の該値を説明する前
記情報とリンクする手段を更に含む。
【0031】上記発明に於ては、既存の説明と同一の説
明を有する新たな値を生成することによって、既存の値
の構造を利用した値操作のための一機能を提供すること
が出来る。請求項22の発明に於ては、請求項18記載
の発明に於て、前記値を前記集合の前記要素として追加
する手段を更に含む。
【0032】上記発明に於ては、集合の要素を追加する
ことによって、定義されたデータ構造を利用した値操作
の一機能を提供することが出来る。請求項23の発明に
於ては、請求項18記載の発明に於て、前記値を前記集
合の前記要素から削除する手段を更に含む。
【0033】上記発明に於ては、集合の要素を削除する
ことによって、定義されたデータ構造を利用した値操作
の一機能を提供することが出来る。請求項24の発明に
於ては、請求項18記載の発明に於て、前記ポインタの
前記並びを削除することによって、前記集合を破壊する
手段を更に含む。
【0034】上記発明に於ては、集合を削除する機能を
提供することが出来る。請求項25の発明に於ては、請
求項18記載の発明に於て、前記値にリンクされた前記
第1の情報及び第2の情報は、該値に関する複数のデー
タの集まりである。
【0035】上記発明に於ては、値を説明する情報を複
数のデータの集まりとすることで、説明情報の各々のデ
ータを個別に取り扱うことが可能となる。請求項26の
発明に於ては、請求項25記載の発明に於て、前記複数
のデータの選択された一つに対して検索条件を設定し
て、該検索条件に従って前記値を検索する第1の検索手
段を更に含む。
【0036】上記発明に於ては、値を説明する複数のデ
ータの一つを検索条件として、値を検索することが出来
る。請求項27の発明に於ては、請求項26記載の発明
に於て、前記複数のデータの各々に対して個別にインデ
ックスを生成して、該複数のデータの任意の一つに対す
る該インデックスを探すためのインデックスインデック
スを生成するインデックス生成手段を更に含み、前記第
1の検索手段は、該インデックスインデックス及び該イ
ンデックスを用いて前記検索を行う。
【0037】上記発明に於ては、値を説明する複数のデ
ータに対してインデックス及びインデックスインデック
スを用意するので、値を説明する複数のデータの一つを
検索条件とした検索を高速に行うことが出来る。請求項
28の発明に於ては、請求項18記載の発明に於て、前
記値にリンクされた前記第1の情報は、該値の名称を含
む。
【0038】上記発明に於ては、値を説明する情報は名
称を含むので、名称によって値を同定することが出来
る。請求項29の発明に於ては、請求項28記載の発明
に於て、特定された前記名称を有する前記値に対して設
定された検索条件を満たす該値を検索し、該値、該値を
要素とする前記集合を表わす値、もしくは該値を要素と
する該集合の他の要素である値のいずれかを検索結果と
して出力する第2の検索手段を更に含む。
【0039】上記発明に於ては、値を検索条件として、
値もしくは値を要素とする集合値を検索することが出来
る。請求項30の発明に於ては、請求項29記載の発明
に於て、前記特定された名称を有する前記値に対してイ
ンデックスを生成するインデックス生成手段を更に含
み、前記第2の検索手段は該インデックスを用いて前記
検索を行う。
【0040】上記発明に於ては、特定の名称を有する値
に対してインデックスを生成するので、値を検索条件と
した検索を高速に行うことが出来る。請求項31の発明
に於ては、請求項25記載の発明に於て、前記値の前記
複数のデータは、該値の名称を含む。
【0041】上記発明に於ては、値を説明する情報は名
称を含むので、名称によって値を同定することが出来
る。請求項32の発明に於ては、請求項31記載の発明
に於て、選択された複数の前記値の前記名称を除く前記
複数のデータから、該複数の値が共有する同一内容の少
なくとも一つのデータを抽出して複製し、複製された該
少なくとも一つのデータに該名称を追加し、該名称を該
複数の値にリンクするスーパークラス生成手段を更に含
む。
【0042】上記発明に於ては、共通のデータを説明と
して有する類似した値を、その共通のデータを抽出して
構成された上位概念でグループ化することが出来るの
で、上位概念及び下位概念によるグループ化をあらかじ
めデータ構造を決定することなく実現することが出来
る。
【0043】請求項33の発明に於ては、請求項31記
載の発明に於て、前記入力手段から入力された前記値に
対する前記名称が、前記格納手段に格納されている別の
値の名称と同一であった場合、各々の該名称を独立して
扱い、操作終了時に同一名称を有する該値を整理する。
【0044】上記発明に於ては、同一の名称を有する値
を独立して扱い、操作終了時にそれらの値を整理するの
で、値の整合性を保つことが出来る。
【0045】
【発明の実施の形態】以下に本発明の原理及び実施例を
添付の図面を用いて説明する。図1(A)及び(B)
は、本発明の原理を示す図である。図1(A)に示され
るように、値をデータ管理装置に格納すると、その値に
説明が付加される。ここで値に付加される説明の各々
は、記憶モジュール或いは認識モジュールのいずれかに
分類される。値が格納されたときに、記憶モジュールは
かならず付加され、認識モジュールは付加される場合と
付加されない場合とがある。
【0046】記憶モジュールには2つの記憶モジュール
があり、一つはユーザが命名した値の名称であり、もう
一つはデータ管理装置によって自動的に与えられる日時
である。この日時は、値が格納された日付け及び時刻を
記録する。認識モジュールは、名称及び格納日時以外の
説明であり、任意のものであってよい。例えば、認識モ
ジュールは、作成者名等のデータ管理に有用な管理情報
や、値の特徴を示す属性情報である。
【0047】ここで、記憶モジュールと認識モジュール
との間には本質的な差異はなく、両者ともに値を説明す
る情報である。上述のように必須の情報である名称及び
日時を記憶モジュールと定め、必須でない情報である認
識モジュールと便宜上区別することが、記憶モジュール
と認識モジュールとに分けることの目的である。なお必
ずしも名称と日時とが必須の情報であるわけではなく、
他の情報を必須の情報として用いてもよい。また値の型
に関する情報は、暗黙的に値に付加されているので記憶
モジュールや認識モジュールに含める必要はない。
【0048】値、記憶モジュール、及び認識モジュール
は、互いを指し示すポインタによって関連づけられれば
よい。実際に値と各モジュールを関連づけて格納するた
めの具体的な方法は任意であり、特定のデータ構造に限
られるものではない。また記憶モジュール及び認識モジ
ュールの各々に対しては、異なった値間での比較が可能
である。比較の方法は、各モジュールに応じて決めれば
よい。例えば、記憶モジュールである日時同士を比較し
て、複数の値を日付順にソートすることなどが可能であ
る。
【0049】図1(B)に示されるように、複数の値を
集めて、それを一つの値として取り扱うことが出来る。
ここで最小単位である一つの値を単一値と呼び、単一値
の集合である値を集合値と呼ぶ。図1(B)に示される
ように、例えば、値1から値5までの5つの単一値が纏
められて一つの集合値として扱われる。なお図1(B)
に於て、集合値の構造は単一値に付加された記憶モジュ
ールの並びで表わされる。つまり実際には単一値は記憶
モジュールと認識モジュールとを含むが、図1(B)に
於ては、単一値の記憶モジュールのみを示してある。こ
れは実際に本発明によるデータ管理装置において、例え
ば集合値の構造を表示する際にも同様であり、記憶モジ
ュールの並び、典型的には名称の並びを表示することに
よって集合値の構造を示すことが出来る。
【0050】単一値を纏めて集合値を構成するために
は、図1(B)に示されるようにポインタの纏まり(ポ
インタの配列)を用いる。ここで各ポインタは、対応す
る値1から値5を指し示しており、ポインタの纏まりを
一つの集合値と見做す。集合値間の構造の比較を容易に
するために、各ポインタは特定の並びにソートされる。
図1(B)に示されるように、一つの集合値は、異なっ
た並びにソートされたポインタの纏まりを複数個有する
ことが出来る。例えば、一つの並びは、認識モジュール
のある情報に基づいてソートされた並びであり、もう一
つの並びは、記憶モジュールの日時に基づいてソートさ
れた、値の格納順序を示す並びである。なお集合値の構
成要素は、単一値ではなくて別の集合値であってもよ
い。
【0051】集合値の構成要素である単一値をデータベ
ースのレコードの属性値と見做すと、集合値は一つのレ
コードと見做すことが出来る。また上述のように集合値
の構成要素は単一値でなく集合値であってもよいので、
集合値の構成要素をデータベースのレコードと見做す
と、集合値は一つのテーブルと見做すことが出来る。こ
の様子を図2(A)及び(B)に示す。
【0052】図2(A)には、テーブルである国データ
が示される。このテーブル内の例えば、アメリカ合衆国
(US)の各データを単一値として、それらの単一値か
らなる集合値を考える。この集合値の名称は「US」で
あり、構成要素として合衆国の国名、合衆国の人口のデ
ータ、及び合衆国の面積のデータを有する。即ち、この
集合値はUSというレコードであると見做すことが出来
る。また、合衆国に対する集合値と同様に、日本及びイ
ギリスの各々に対する集合値を考える。この場合、U
S、日本、及びUKの3つの集合値を構成要素とする集
合値は、「国データ」という名称を有する一つのテーブ
ルであると見做すことが出来る。このテーブルに対応す
る集合値のデータ構造を図2(B)に示す。図2(B)
に示されるように、「国データ」と言う名称を有する集
合値は、US、日本、及びUKに対応する集合値から構
成される。このように、本発明の原理に於ては、集合値
は、リレーショナルデータベースにおけるレコードとテ
ーブルという2つの概念に対応できる2面性を有する。
なお図2(B)に於ては、記憶モジュールの名称のみが
示されており、記憶モジュールの日時や他の認識モジュ
ールは省略されている。
【0053】本発明の原理によれば、値に説明が付加さ
れて格納されるので、格納された値をデータベースとし
て後で利用することが出来る。また使用する値を集めて
集合値を構成することによって、値を格納していきなが
ら、値の構造、即ちデータ構造が決定される。従って、
スキーマを予め決定しておく必要がなく、また値を収集
しながら、利用形態に即した適切で洗練されたデータ構
造を生成することが出来る。
【0054】更に、集合値は各値をポインタでリンクし
た構造であり、例えば配列や構造体のようにデータの大
きさや型を規定する必要の有るデータ構造ではない。従
って、本発明の原理に従ってデータ構造が変化しても、
アプリケーションプログラムがデータの大きさや型の不
一致のために値を読めないという事態は生じない。
【0055】以下に本発明の一実施例を添付の図面を用
いて説明する。図3は本発明の実施例であるデータ管理
装置の構成図である。図3において、コンピュータシス
テムとして実現されるデータ管理装置10は、データ入
力部11、入力解析部12、実行部13、及びデータ格
納処理部14、及びデータ格納部15を含む。
【0056】データ入力部11は、キーボード等の入力
装置よりなり、ユーザからのデータ入力や命令入力を受
け取って入力解析部12に供給する。入力解析部12
は、CPU及びメモリ等により実現され、ユーザからの
入力に基づいて実行部が処理する処理手順を生成する。
また入力解析部12は、記憶モジュール及び認識モジュ
ールのうち自動生成可能なもの(例えば日時)を生成す
る。実行部13は、CPU及びメモリ等により実現さ
れ、入力解析部12が生成した処理手順に基づいて、必
要な処理を実行すべく実行部の各処理部を動作させる。
この際、ユーザからのデータ入力は、入力解析部12を
介して実行部13に受け渡され、値の格納、追加、修正
等の処理に供される。データ格納処理部14は、実行部
13によってメモリ上に生成された値、記憶モジュー
ル、及び認識モジュールを、長期的なデータ保持手段で
あるデータ格納部15に格納したり、逆にデータ格納部
15から読み出したりする。データ格納部15は、ハー
ドディスク等の外部記憶であり、値、記憶モジュール、
及び認識モジュールを格納する。
【0057】実行部13は、値生成部21、集合生成部
22、スーパークラス生成部23、属性インデックス生
成部24、及び検索部25を含む。値生成部21は、単
一値或いは集合値の値のメモリ上の領域、及び記憶モジ
ュールと認識モジュールのメモリ上の領域を獲得し、各
領域内に値を設定する。または値生成部21は、単一値
或いは集合値の値のメモリ上の領域、及び記憶モジュー
ルと認識モジュールのメモリ上の領域を開放し、値を削
除する。集合生成部22は、記憶モジュールと認識モジ
ュールの内容及び認識モジュールの構造(認識モジュー
ルの種類及び数)を基にして、値(単一値或いは集合
値)を選択して集合値として纏める。スーパークラス生
成部23は、ユーザにより指定された複数個の値から共
通の認識モジュールを抽出して、共通の認識モジュール
の纏まりを形成し、この共通の認識モジュールの纏まり
に記憶モジュールを付加してスーパークラスを生成す
る。ユーザにより指定された複数個の値と、それらから
生成されたスーパークラスの記憶モジュールとはポイン
タによってリンクされる。
【0058】属性インデックス生成部24は、集合値を
テーブルと見做してデータを検索するときに使用するイ
ンデックスを生成する。この際、集合値をテーブル、集
合値の構成要素をレコード、それら構成要素の更なる構
成要素をレコードの属性と見做して、属性にインデック
スを付加する。検索部25は、集合値をテーブル、集合
値の構成要素をレコードと見做してデータの検索、更
新、削除を行う。
【0059】上述された各部の説明は大略的なものであ
り、各部の詳細な動作は以下に説明される。図4は本発
明の実施例における値格納処理のフローチャートを示
す。図4の処理は、図3の実行部13の値生成部21に
よって実行され、図1(A)に示される様なデータ構造
が生成される。
【0060】ステップS1に於て、値生成部21は、入
力解析部12から値を受け取る。ステップS2に於て、
値生成部21は、入力解析部12から記憶モジュールを
受け取る。ステップS3に於て、値生成部21は、入力
解析部から認識モジュールが供給されたかどうかを判断
する。供給された場合には、ステップS4に於て、値、
記憶モジュール、及び認識モジュールをリンクで結合す
る。即ち互いをポインタでリンクする。認識モジュール
が供給されない場合には、ステップS5に於て、値及び
記憶モジュールをリンクで結合する。以上で値格納処理
を終了する。
【0061】図5は本発明の実施例における集合値生成
処理のフローチャートを示す。図5の処理は、図3の実
行部13の集合生成部22によって実行され、図1
(B)に示される様なデータ構造が生成される。ステッ
プS11に於て、纏められるべき値を選択する。値の選
択は、記憶モジュールと認識モジュールの内容及び認識
モジュールの構造(認識モジュールの種類及び数)を基
にして決定される。図2(B)の例を用いれば、人口の
データに対応する単一値は、「人口」の名称を記憶モジ
ュールに有している。従って、名称である「人口」とい
うキーワードを用いて人口に関する単一値を選択するこ
とが出来る。或いはこれらの単一値は、例えば、「国の
人口データ」という属性データを認識モジュールに有し
ている。従って、「国の人口データ」と言うキーワード
を用いて人口に関する単一値を選択することが出来る。
また更に、認識モジュールの種類及び数を基にして、値
の選択条件を設定することも出来る。
【0062】ステップS12に於て、値を指し示すポイ
ンタを一纏まりとして生成する。この一纏まりのポイン
タによって値を集合として取り扱うことが出来る。ステ
ップS13に於て、ポインタの並びを、適当な記憶モジ
ュール或いは認識モジュールを用いてソートする。例え
ば、記憶モジュールの日時によってソートしてもよい
し、名称の50音順にソートしてもよい。ソートの条件
はデフォールトで決めてもよいし、或いは集合値を生成
する毎に指定するようにしてもよい。また、ポインタの
纏まりを複数個生成して、各々異なった並びを表現する
ようにしてもよい。
【0063】ステップS14に於て、値の纏まりに記憶
モジュールと必要であれば認識モジュールを付加するこ
とによって、集合値を生成する。以上で集合値生成処理
を終了する。以上に説明された値格納処理と集合値生成
処理によって、図3のデータ管理装置10は、図1
(A)及び(B)に示されるような形式で、値、記憶モ
ジュール、及び認識モジュールを格納することが出来
る。この際、値に説明が付加されて格納されるので、格
納された値をデータベースとして後で利用することが出
来る。また値を格納していきながらデータ構造を決定し
ていくので、スキーマを予め決定する必要がなく、また
値を収集しながら利用形態に即した適切なデータ構造を
生成することが出来る。
【0064】以上のようにして格納された値(単一値及
び集合値)に対して、データ管理装置10は様々な値操
作の機能を提供する。それらの機能は、複写、生成、挿
入、削除、破壊、個々の値への追加、個々の値からの削
除、等であり、以下に各々の処理について簡単に説明す
る。なお、全ての値操作の機能は実際に存在する値を対
象にしており、本発明に於てはスキーマに対して操作を
行うという考え方が存在しない。
【0065】図6は、値の複写の機能を説明する図であ
る。値の複写機能は、既存の値と全ての内容が同一の値
を新たに追加する場合に用いられる。図に示されるよう
に、複写処理は、値を複写して新たに同一の値を生成す
ることによって行われる。この際複写生成された値は、
複写元の値と同一の記憶モジュールとリンクされる。な
お、複写元の値が集合値である場合には、複写生成され
た値は複写元の値と同一の構成要素を指し示す。
【0066】図7は、値の生成の機能を説明する図であ
る。値の生成機能は、既存の値と同一の説明を有する値
を追加する場合に用いられる。図に示されるように、生
成処理は、新たに値を生成して、生成元の値と同一の記
憶モジュールにリンクする。この際、新たに生成された
値には、値を具体的に指定された場合にはその指定され
た値、指定されなかった場合には未定値となる。
【0067】図8は、値の挿入の機能を説明する図であ
る。値の挿入機能は、既存の値に新たに値を追加する場
合に用いられる。既存の値が単一値であるならば挿入に
より集合値となる。図に示されるように、値1から値2
までの4つの値が元の集合値を形成しており、これに値
5を追加することによって、値1から値5までの5つの
値からなる集合値を形成する。値を追加する際に、値5
に対しては新たなポインタが割り当てられ、ポインタの
纏まりに加えられる。
【0068】削除機能は、既存の値から、指定された説
明を有する値を削除する。この機能は図8に示された値
の挿入機能の逆を実行する。元の値が単一値であるなら
ば唯一の値を削除することになり、値の削除と同一の意
味を持つ。破壊機能は、集合値からの参照回数を減ず
る。本発明に於ては、各値(単一値或いは集合値)に対
して、その値が何箇所(幾つの集合値)から参照されて
いるかが管理されている。この破壊機能は、集合値から
の参照回数が0であれば、存在している具体的な値をデ
ータ格納部15から消すことになる。単一値であればそ
の値自体が、集合値であれば集合値を表わすポインタの
配列が消される。
【0069】個々の値への追加機能は、集合値に含まれ
る要素の全ての値に同一の説明を有する値を追加する。
これは、図2(A)及び(B)の例を用いて説明する
と、各国に対して、「国名」、「人口」、及び「面積」
の項の他にもう一つ項を追加することに相当する。例え
ば、「GDP」と言う項を追加して、各国のGDPの数
字をデータとして格納することが出来る。このとき、図
2(A)では「GDP」と言う欄がテーブルの右端に追
加されることになり、図2(B)に於ては、各国の集合
値に、同一の説明を有する名称「GDP」の単一値が新
たな構成要素として追加されることになる。
【0070】個々の値からの削除機能は、集合値に含ま
れる要素の全ての値から同一の説明を有する値を削除す
る。これは上述の個々の値への追加機能の逆である。な
おこの際、指定された説明を有する値自体が消去される
わけではない。認識モジュールの複写機能は、既存の値
の説明を他の値へ複写する。複写先の値にとっては説明
の追加になる。認識モジュールの追加機能は、新たな説
明を値に追加する。認識モジュールの削除機能は、具体
的な説明と同一の説明を値の説明から削除する。認識モ
ジュールの修正機能は、具体的な説明の内容を指定した
説明に変更する。
【0071】以上のような様々な機能が本発明の実施例
によるデータ管理装置10には用意されており、値を格
納しながらデータ構造を決定してデータベースを構築す
る際に、これらの機能を用いて効率的に作業をすること
が可能となる。また本発明の実施例によれば、集合値を
構成要素として有する集合値に於て、構成要素である集
合値に構造の変化があっても、他の構成要素である集合
値まで変更する必要がない。つまり図2(A)及び
(B)の例で言えば、図2(A)に於てUSと言うレコ
ードに「GDP」と言う項を追加しても、図2(B)に
於てUSの集合値の構造が変化するだけであり、UKや
日本の集合値の構造を変更する必要はない。従来技術の
ように、単に図2(A)の様なテーブルでデータを格納
している場合には、USにGDPの項を追加すること
は、日本やUKにもGDPに対応する項を追加すること
になり、全てのレコードのデータ構造が変化することに
なる。
【0072】本発明に於ては、認識モジュールの値を条
件として値をとりだすことが出来る。例えば、名称が
「国名」である値をとりだしたり、作成日時が過去2か
月以内である値をとりだすことが出来る。なお、名称や
日時は記憶モジュールであるが本質的には認識モジュー
ルと違いはないので、以降、特別の必要性がないかぎり
記憶モジュールも認識モジュールと呼ぶ。
【0073】図9は本発明の実施例における認識モジュ
ールを条件とする値の検索に用いられるインデックスの
構造を示す。認識モジュールを条件として検索するの
で、認識モジュールに対するインデックスを各認識モジ
ュール毎に用意する。図9に於ては、認識モジュール1
インデックス、認識モジュール2インデックス、及び認
識モジュール3インデックスが用意されている。具体的
には例えば、名称、日時、作成者等の認識モジュールの
各々に対して、名称インデックス、日時インデックス、
作成者インデックス等が用意される。例えば、名称は全
ての値に付けられているので、名称インデックス内のイ
ンデックスの各々は、各値の名称を指し示す。作成者は
全ての値に付けられているとは限らず、作成者インデッ
クスの各々は、作成者認識モジュールを有する各値の作
成者を指し示す。
【0074】図9に示されるように、認識モジュールイ
ンデックスに対するインデックスである認識モジュール
インデックスインデックスが用意される。これは、認識
モジュールの種類数が膨大になるため、認識モジュール
インデックスに迅速にアクセスするための仕組みであ
る。
【0075】図10は認識モジュールを条件とする値の
検索処理を示すフローチャートである。このフローチャ
ートにおいては、認識モジュールを基に値を検索して、
収集された値を一纏まりとして集合値を生成する。なお
この検索処理は、図3の集合生成部22によって実行さ
れる。つまり図10のフローチャートは、集合生成部2
2の値選択の部分(図5のステップS11)を自動的に
実行する検索処理に対応する。
【0076】ステップS21に於て、認識モジュール名
とその認識モジュールの条件を指定する。例えば、認識
モジュール名は「日時」であり、条件は「過去3か月以
内」である。ステップS22に於て、認識モジュールイ
ンデックスインデックス内で指定された認識モジュール
名を探し、指定された認識モジュールインデックスを取
り出す。
【0077】ステップS23に於て、検索された値を格
納するための空の集合値を用意する。これによって、検
索された値を一纏まりとした集合値を生成することが出
来る。なおこの空の集合値には認識モジュールが付けら
れている。ステップS24に於て、指定された条件に合
う認識モジュールを認識モジュールインデックスで探
し、条件に合致する値を取り出す。
【0078】ステップS25に於て、指定された全ての
認識モジュールに対して検索が終了したが判断する。Y
ESの場合は処理は次のステップに進み、NOの場合は
処理はステップS24に戻る。ステップS26に於て、
取り出した値を集合値に格納する。以上で処理を終了す
る。
【0079】この際、例えば複数の認識モジュールに対
する各々の条件が互いにANDで結ばれている場合、O
Rで結ばれている場合、AND及びORで結ばれている
場合等がある。このような各々の場合に応じて、ステッ
プS24に於て、適切な値の取り出しが実行される。
【0080】以上のように、本発明の実施例によるデー
タ管理装置10に於ては、集合生成部22が上述の検索
処理を実行することによって、認識モジュールの条件に
基づいて値を検索することが可能となる。また認識イン
デックス及び認識インデックスインデックスを用いるの
で、高速に値を検索することが出来る。
【0081】また上記の検索とは別に、値を条件として
集合値、或いは集合値の構成要素である単一値を取り出
すことが出来る。例えば、人口が2億人以下の国(集合
値)を取り出したり、人口が2億人以下の国の面積(単
一値)を取り出したりすることが出来る。このような値
を条件とした検索に対しても、検索を高速化するために
インデックスを作成することが出来る。
【0082】図11は、単一値を構成要素とする集合値
を更に構成要素とする集合値(テーブルに対応する)に
対して、各単一値にインデックスを付与する処理を示す
フローチャートである。これはテーブルで言うならば、
テーブル内の各レコードの属性値にインデックスを付け
ることに相当する。なおこのインデックス生成処理は図
3の属性インデックス生成部24によって実行される。
【0083】ステップS31に於て、テーブルとして扱
う集合値を取り出す。ステップS32に於て、インデッ
クスを付ける名称を指定する。例えば、図2のテーブル
に於ける人口データにインデックスを付けたいのであれ
ば、人口データを指定する。
【0084】ステップS33に於て、インデックスを格
納する空のインデックスを用意する。ステップS34に
於て、ある集合値(レコードに対応)内に、指定された
名称の単一値が有るか否かを判断する。有る場合には次
のステップに移り、ない場合には次のステップを飛ば
す。
【0085】ステップS35に於て、指定された名称の
単一値にインデックスを付ける。このインデックスは空
のインデックス内に格納される。ステップS36に於
て、全ての構成要素の集合値(レコードに対応)に対す
る処理が終了したか判断する。まだ集合値が有る場合に
は、処理はS34に戻り、全てが終了した場合には、処
理は次のステップに移る。
【0086】ステップS37に於て、作成されたインデ
ックス(インデックス表)を、集合値(テーブルに対
応)の記憶モジュールへリンクさせる。これによって、
当該テーブル内で属性値を検索する際に、作成されたイ
ンデックス表を用いることが可能となる。
【0087】図12は、値を条件とした検索処理を示す
フローチャートである。この検索処理は図3の検索部2
5によって実行される。ステップS41に於て、テーブ
ルとして扱う集合を取り出す。ステップS42に於て、
検索条件となる値の名称と検索条件を指定する。
【0088】ステップS43に於て、検索された値を格
納する空の集合値を用意する。ステップS44に於て、
指定された名称にインデックスが付けられているか判断
する。インデックスが付けられている場合にはステップ
S45に、付けられていない場合にはステップS47に
進む。
【0089】ステップS45に於て、指定された条件を
満たす値をインデックスで検索する。検索された値は空
の集合値に格納される。ステップS46に於て、条件を
満たす全てのインデックスに対してステップS45の処
理が終了したかを判断する。まだ条件を満たすインデッ
クスがある場合にはステップS45に戻り、全て終了し
た場合には検索処理を終了する。
【0090】ステップS47に於て、レコードとして扱
う集合に、指定された名称の単一値があるかどうかを判
断する。ある場合は次のステップに進み、ない場合は次
のステップをとばす。ステップS48に於て、指定され
た条件を満たす値を順次検索する。検索された値は空の
集合値に格納される。
【0091】ステップS49に於て、全ての値に対して
ステップS48の処理が終了したかを判断する。まだ値
が存在する場合にはステップS47に戻り、全て終了し
た場合には検索処理を終了する。このように本発明の実
施例によるデータ管理装置10においては、検索部25
が上述の検索処理を実行することによって、値を条件と
した値の検索が可能となる。この際、属性インデックス
生成部24によって、値にあらかじめインデックスを付
けておくことが可能であるため、高速な検索を実現する
ことが出来る。
【0092】図13は、図3のスーパークラス生成部2
3による値のグループ化処理を説明する図である。グル
ープ化処理においては、類似の性質を有する値をグルー
プ化する。値をこのようにグループ化することによっ
て、明示的な条件検索を行わなくとも類似の性質の値を
再利用できる。
【0093】類似の性質を有する値をグループ化するた
めには、共通の認識モジュールを複数の値から抽出し、
それらの共通の認識モジュールを有するスーパークラス
を生成する。人が新たに共通の概念を認識モジュールと
して追加してもよい。生成されたスーパークラスには記
憶モジュールが付与される。その記憶モジュールは、共
通の認識モジュール抽出元の値にリンクされる。
【0094】図14はスーパークラス生成部23による
値のグループ化処理を示すフローチャートである。ステ
ップS51に於て、類似構造の値を選択する。これは、
類似構造を有する値をユーザが指示して選択すればよ
い。或いは、データ管理装置がまず類似構造を有する値
の候補を提示し、ユーザが候補の中から類似構造を有す
る値を選択してもよい。
【0095】ステップS52に於て、選択された値の認
識モジュールから、全ての値に共通する認識モジュール
を抽出して複写する。複写された共通の認識モジュール
は一纏まりとして格納される。ステップS53に於て、
複写された認識モジュールの纏まりに記憶モジュールを
付加する。この際名称はユーザが与えることになる。
【0096】ステップS54に於て、記憶モジュール
を、共通の認識モジュールの抽出元である値にポインタ
を用いてリンクする。以上で処理を終了する。以上のよ
うに本発明の実施例によるデータ管理装置10において
は、スーパークラス生成部23が上述のグループ化処理
を実行することによって、共通の性質を抽出したより一
般的なスーパークラスの下位概念として、類似の性質を
有する値を位置づけることが出来る。つまり、スーパー
クラスは純粋に共通の性質だけを表わし、その共通の性
質プラス個々の性質を有した値が、スーパークラスの下
位概念として纏められる。これによって、あらかじめス
キーマを決定することなく、値を格納していきながら上
位概念及び下位概念によるデータのグループ化を実現す
ることが出来る。
【0097】本発明の実施例によるデータ管理装置10
に於て、値の整合性を保つ機能について以下に説明す
る。図2(B)に示されるような、値「120million」で
名称が「人口」の値を例に用いる。この値は「1988年日
本人口」という認識モジュールを有するとして、ここで
は説明の都合上、値と説明を「120million:人口、1988
年日本人口」と表記する。ユーザがデータ管理装置10
に対して操作を開始し、この値に対して変更を行い、値
「120million」を「121million」に変更する。この場
合、本発明のデータ管理装置10は、元の値「120milli
on」をただちに削除はしない。データ管理装置10は、
データ格納部15に格納された元の値と説明「120milli
on:人口、1988年日本人口」そのまま保持しておく。ユ
ーザにとっては、データベース内のデータを変更してい
るように見えても、実際にはユーザが操作しているメモ
リ上の値と、データ格納部15上の元の値は分離され
る。
【0098】ユーザは、この値の認識モジュールを「19
88年日本人口」から「1993年日本人口」に更に変更す
る。この変更後、ユーザはデータ管理装置10の操作を
終了する。操作終了時に、データ管理装置10は、ユー
ザに「120million:人口、1988年人口」というデータが
「121million:人口、1993年人口」と変更された旨を通
知する。この段階で、ユーザは元の値を削除するか、そ
のまま残すのかを決定して、同一名称を有する値間の関
係を整理する。
【0099】本発明に於ては同一の名称「人口」を有す
るものが複数個存在しても問題がない。従って、ユーザ
は元の値をそのまま残すように指示することも出来る。
この場合、図2(B)の国データの集合値には変更後の
値が用いられる。元の値は、値、記憶モジュール、及び
認識モジュールの纏まりとして、国データの集合値とは
独立して格納される。後に例えば、「人口」と言う名称
を有する値を検索した場合、各々の値は認識モジュール
の説明によって区別することが出来る。
【0100】
【発明の効果】請求項1の発明に於ては、データ管理方
法は、値を受け取りながら値を要素とする集合を生成す
るので、値同士を関連づけるデータ構造をあらかじめ決
定しておく必要がない。
【0101】請求項2の発明に於ては、単一の値からな
る単一値、単一値の集合からなる集合値、更には集合値
の集合からなる集合値を同等に取り扱うことが出来る。
請求項3の発明に於ては、集合値の要素である値を特定
の並びにソートして管理するので、集合値間の構造に比
較を容易に行うことが可能となる。
【0102】請求項4の発明に於ては、同一の値を複写
することによって、定義されたデータ構造を利用した値
操作の一機能を提供することが出来る。請求項5の発明
に於ては、既存の説明と同一の説明を有する新たな値を
生成することによって、既存の値の構造を利用した値操
作のための一機能を提供することが出来る。
【0103】請求項6の発明に於ては、集合の要素を追
加することによって、定義されたデータ構造を利用した
値操作の一機能を提供することが出来る。請求項7の発
明に於ては、集合の要素を削除することによって、定義
されたデータ構造を利用した値操作の一機能を提供する
ことが出来る。
【0104】請求項8の発明に於ては、集合を削除する
機能を提供することが出来る。請求項9の発明に於て
は、値を説明する情報を複数のデータの集まりとするこ
とで、説明情報の各々のデータを個別に取り扱うことが
可能となる。請求項10の発明に於ては、値を説明する
複数のデータの一つを検索条件として、値を検索するこ
とが出来る。
【0105】請求項11の発明に於ては、値を説明する
複数のデータに対してインデックス及びインデックスイ
ンデックスを用意するので、値を説明する複数のデータ
の一つを検索条件とした検索を高速に行うことが出来
る。請求項12の発明に於ては、値を説明する情報は名
称を含むので、名称によって値を同定することが出来
る。
【0106】請求項13の発明に於ては、値を検索条件
として、値もしくは値を要素とする集合値を検索するこ
とが出来る。請求項14の発明に於ては、特定の名称を
有する値に対してインデックスを生成するので、値を検
索条件とした検索を高速に行うことが出来る。
【0107】請求項15の発明に於ては、値を説明する
情報は名称を含むので、名称によって値を同定すること
が出来る。請求項16の発明に於ては、共通のデータを
説明として有する類似した値を、その共通のデータを抽
出して構成された上位概念でグループ化することが出来
るので、上位概念及び下位概念によるグループ化をあら
かじめデータ構造を決定することなく実現することが出
来る。
【0108】請求項17の発明に於ては、値を受け取り
ながら値を要素とする集合を生成するので、値同士を関
連づけるデータ構造をあらかじめ決定しておく必要がな
い。請求項18の発明に於ては、単一の値からなる単一
値は単独で存在することが可能であり、また集合である
集合値は要素として別の集合値を有することが可能であ
るので、単一値及び集合値を同等に取り扱うことが出来
る。
【0109】請求項19の発明に於ては、集合値の要素
である値を特定の並びにソートして管理するので、集合
値間の構造に比較を用意に行うことが可能となる。請求
項20の発明に於ては、同一の値を複写することによっ
て、定義されたデータ構造を利用した値操作の一機能を
提供することが出来る。
【0110】請求項21の発明に於ては、既存の説明と
同一の説明を有する新たな値を生成することによって、
既存の値の構造を利用した値操作のための一機能を提供
することが出来る。請求項22の発明に於ては、集合の
要素を追加することによって、定義されたデータ構造を
利用した値操作の一機能を提供することが出来る。
【0111】請求項23の発明に於ては、集合の要素を
削除することによって、定義されたデータ構造を利用し
た値操作の一機能を提供することが出来る。請求項24
の発明に於ては、集合を削除する機能を提供することが
出来る。請求項25の発明に於ては、値を説明する情報
を複数のデータの集まりとすることで、説明情報の各々
のデータを個別に取り扱うことが可能となる。
【0112】請求項26の発明に於ては、値を説明する
複数のデータの一つを検索条件として、値を検索するこ
とが出来る。請求項27の発明に於ては、値を説明する
複数のデータに対してインデックス及びインデックスイ
ンデックスを用意するので、値を説明する複数のデータ
の一つを検索条件とした検索を高速に行うことが出来
る。
【0113】請求項28の発明に於ては、値を説明する
情報は名称を含むので、名称によって値を同定すること
が出来る。請求項29の発明に於ては、値を検索条件と
して、値もしくは値を要素とする集合値を検索すること
が出来る。
【0114】請求項30の発明に於ては、特定の名称を
有する値に対してインデックスを生成するので、値を検
索条件とした検索を高速に行うことが出来る。請求項3
1の発明に於ては、値を説明する情報は名称を含むの
で、名称によって値を同定することが出来る。
【0115】請求項32の発明に於ては、共通のデータ
を説明として有する類似した値を、その共通のデータを
抽出して構成された上位概念でグループ化することが出
来るので、上位概念及び下位概念によるグループ化をあ
らかじめデータ構造を決定することなく実現することが
出来る。
【0116】請求項33の発明に於ては、同一の名称を
有する値を独立して扱い、操作終了時にそれらの値を整
理するので、値の整合性を保つことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の原理である単一の値の格納方
法を説明するための図であり、(B)は単一の値を纏め
て集合値として格納するための方法を説明するための図
である。
【図2】(A)は本発明の原理の特徴を説明するための
テーブルを示す図であり、(B)は(A)のテーブルを
本発明の原理にしたがって表現したデータ構造を示す図
である。
【図3】本発明の実施例によるデータ管理装置の構成図
である。
【図4】本発明の実施例によるデータ管理装置に於ける
値生成部の処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施例によるデータ管理装置に於ける
集合生成部の処理を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施例によるデータ管理装置を用いた
値の複写機能を説明する図である。
【図7】本発明の実施例によるデータ管理装置を用いた
値の生成機能を説明する図である。
【図8】本発明の実施例によるデータ管理装置を用いた
値の追加機能を説明する図である。
【図9】本発明の実施例によるデータ管理装置に於て、
検索部が実行する検索処理に用いられる認識モジュール
インデックスを説明するための図である。
【図10】本発明の実施例によるデータ管理装置に於い
て、集合生成部が実行する認識モジュールに基づいた検
索処理を示すフローチャートである。
【図11】本発明の実施例によるデータ管理装置に於い
て、属性インデックス生成部が実行する属性インデック
スを生成する処理のフローチャートである。
【図12】本発明の実施例によるデータ管理装置に於い
て、検索部が実行する値に基づいた検索処理を示すフロ
ーチャートである。
【図13】本発明の実施例によるデータ管理装置に於い
て、スーパークラス生成部によって実現される値のグル
ープ化を説明するための図である。
【図14】本発明の実施例によるデータ管理装置におい
て、スーパークラス生成部が実行するグループ化処理を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 データ管理装置 11 データ入力部 12 入力解析部 13 実行部 14 データ格納処理部 15 データ格納部 21 値生成部 22 集合生成部 23 スーパークラス生成部 24 属性インデックス生成部 25 検索部
フロントページの続き (72)発明者 望月 申一 神奈川県川崎市中原区小杉町1丁目403番 地 株式会社富士通ソーシアルサイエンス ラボラトリ内 (72)発明者 龍 忠光 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 黒川 伊保子 神奈川県川崎市中原区小杉町1丁目403番 地 株式会社富士通ソーシアルサイエンス ラボラトリ内

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)複数の値を受け取り、 b)該複数の値の各々を説明する情報を取得し、 c)該複数の値の各々と対応する情報をリンクし、 d)該複数の値の各々を指し示すポインタを生成し、 e)該複数の値を要素とする集合を表わす該ポインタの
    並びを構成し、 f)該集合を説明する情報を取得し、 g)該ポインタの該並びと対応する該情報をリンクする
    各段階を含み、該複数の値同士を関連づけるデータ構造
    を該複数の値を受け取りながら該並びとして決定するこ
    とを特徴とするデータ管理方法。
  2. 【請求項2】 前記複数の値の各々が単独で存在するこ
    と及び前記並びを別の並びが表わす前記集合の前記要素
    として扱うことを許すことによって、該値、該並び、及
    び該別の並びの各々を同等に一つの値として取り扱うこ
    とを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記段階c)は、前記複数の値の各々を
    指し示すポインタを各々の値に対して複数個生成し、 前記段階d)は、前記集合を該複数の値の順番を異なら
    せて表わすために、異なった順番で該ポインタが並んだ
    複数個の並びを構成する段階を含むことを特徴とする請
    求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記値を複写し、 複写生成された該値を複写元の該値を説明する前記情報
    とリンクする各段階を更に含むことを特徴とする請求項
    2記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記値を新しく生成し、 新しく生成された該値を既存の該値を説明する前記情報
    とリンクする各段階を更に含むことを特徴とする請求項
    2記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記値を前記集合の前記要素として追加
    する段階を更に含むことを特徴とする請求項2記載の方
    法。
  7. 【請求項7】 前記値を前記集合の前記要素から削除す
    る段階を更に含むことを特徴とする請求項2記載の方
    法。
  8. 【請求項8】 前記ポインタの前記並びを削除すること
    によって、前記集合を破壊する段階を更に含むことを特
    徴とする請求項2記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記値にリンクされた前記情報は、該値
    に関する複数のデータの集まりであることを特徴とする
    請求項2記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記値を検索するために前記複数のデ
    ータの一つを選択し、 該複数のデータの該一つに対して検索条件を設定し、 該検索条件に従って該値を検索する各段階を更に含むこ
    とを特徴とする請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記複数のデータの各々に対して個別
    にインデックスを生成し、 該複数のデータの任意の一つに対する該インデックスを
    探すためのインデックスインデックスを生成し、 該インデックスインデックス及び該インデックスを用い
    て前記検索を行う各段階を更に含むことを特徴とする請
    求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記値にリンクされた前記情報は、該
    値の名称を含むことを特徴とする請求項2記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記名称を特定し、 特定された該名称を有する前記値に対して検索条件を設
    定し、 該検索条件を満たす該値を検索し、 該値、該値を要素とする前記集合を表わす値、もしくは
    該値を要素とする該集合の他の要素である値のいずれか
    を検索結果として出力する各段階を更に含むことを特徴
    とする請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記特定された名称を有する前記値に
    対してインデックスを生成し、 該インデックスを用いて前記検索を行う各段階を更に含
    むことを特徴とする請求項13記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記値の前記複数のデータは、該値の
    名称を含むことを特徴とする請求項9記載の方法。
  16. 【請求項16】 類似する複数の前記値を選択し、 該複数の値の前記名称を除いた前記複数のデータから、
    該複数の値が共有する同一内容の少なくとも一つのデー
    タを抽出して複製し、 複製された該少なくとも一つのデータに該名称を追加
    し、 該名称を該複数の値にリンクする各段階を更に含むこと
    を特徴とする請求項15記載の方法。
  17. 【請求項17】 値及び該値を説明する第1の情報を入
    力する入力手段と、 該値を複数個纏めて集合とする集合化手段であって、 該値の各々を指し示すポインタを生成する第1の手段
    と、 該値の各々を要素とする該集合を表わす該ポインタの並
    びを構成し該集合を表わす新規の該値とする第2の手段
    を含む集合化手段と、 該値を説明する第2の情報を生成する解析手段と、 該値の各々と対応する該第1の情報及び該第2の情報を
    リンクする手段と、 該値、該集合、該第1の情報、及び該第2の情報を格納
    する格納手段を含み、該値同士を関連づけるデータ構造
    を該値を入力しながら該並びとして決定することを特徴
    とするデータ管理装置。
  18. 【請求項18】 前記値の各々が単独で存在すること及
    び前記並びを別の並びが表わす前記集合の前記要素とし
    て扱うことを許すことを特徴とする請求項17記載のデ
    ータ管理装置。
  19. 【請求項19】 前記第1の手段は、前記値の各々を指
    し示すポインタを各々の値に対して複数個生成し、前記
    第2の手段は、前記集合を該値の順番を異ならせて表わ
    すために、異なった順番で該ポインタが並んだ複数個の
    並びを構成することを特徴とする請求項17記載のデー
    タ管理装置。
  20. 【請求項20】 前記値を複写して、複写生成された該
    値を複写元の該値を説明する前記情報とリンクする手段
    を更に含むことを特徴とする請求項18記載のデータ管
    理装置。
  21. 【請求項21】 前記値を新しく生成し、新しく生成さ
    れた該値を既存の該値を説明する前記情報とリンクする
    手段を更に含むことを特徴とする請求項18記載のデー
    タ管理装置。
  22. 【請求項22】 前記値を前記集合の前記要素として追
    加する手段を更に含むことを特徴とする請求項18記載
    のデータ管理装置。
  23. 【請求項23】 前記値を前記集合の前記要素から削除
    する手段を更に含むことを特徴とする請求項18記載の
    データ管理装置。
  24. 【請求項24】 前記ポインタの前記並びを削除するこ
    とによって、前記集合を破壊する手段を更に含むことを
    特徴とする請求項18記載のデータ管理装置。
  25. 【請求項25】 前記値にリンクされた前記第1の情報
    及び第2の情報は、該値に関する複数のデータの集まり
    であることを特徴とする請求項18記載のデータ管理装
    置。
  26. 【請求項26】 前記複数のデータの選択された一つに
    対して検索条件を設定して、該検索条件に従って前記値
    を検索する第1の検索手段を更に含むことを特徴とする
    請求項25記載のデータ管理装置。
  27. 【請求項27】 前記複数のデータの各々に対して個別
    にインデックスを生成して、該複数のデータの任意の一
    つに対する該インデックスを探すためのインデックスイ
    ンデックスを生成するインデックス生成手段を更に含
    み、前記第1の検索手段は、該インデックスインデック
    ス及び該インデックスを用いて前記検索を行うことを特
    徴とする請求項26記載のデータ管理装置。
  28. 【請求項28】 前記値にリンクされた前記第1の情報
    は、該値の名称を含むことを特徴とする請求項18記載
    のデータ管理装置。
  29. 【請求項29】 特定された前記名称を有する前記値に
    対して設定された検索条件を満たす該値を検索し、該
    値、該値を要素とする前記集合を表わす値、もしくは該
    値を要素とする該集合の他の要素である値のいずれかを
    検索結果として出力する第2の検索手段を更に含むこと
    を特徴とする請求項28記載のデータ管理装置。
  30. 【請求項30】 前記特定された名称を有する前記値に
    対してインデックスを生成するインデックス生成手段を
    更に含み、前記第2の検索手段は該インデックスを用い
    て前記検索を行うことを特徴とする請求項29記載のデ
    ータ管理装置。
  31. 【請求項31】 前記値の前記複数のデータは、該値の
    名称を含むことを特徴とする請求項25記載のデータ管
    理装置。
  32. 【請求項32】 選択された複数の前記値の前記名称を
    除いた前記複数のデータから、該複数の値が共有する同
    一内容の少なくとも一つのデータを抽出して複製し、複
    製された該少なくとも一つのデータに該名称を追加し、
    該名称を該複数の値にリンクするスーパークラス生成手
    段を更に含むことを特徴とする請求項31記載のデータ
    管理装置。
  33. 【請求項33】 前記入力手段から入力された前記値に
    対する前記名称が、格納手段に格納されている別の値の
    名称と同一であった場合、各々の該名称を独立して扱
    い、操作終了時に同一名称を有する該値を整理すること
    を特徴とする請求項31記載のデータ管理装置。
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