JPH0980471A - 液晶表示装置の保護回路 - Google Patents
液晶表示装置の保護回路Info
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- JPH0980471A JPH0980471A JP23040995A JP23040995A JPH0980471A JP H0980471 A JPH0980471 A JP H0980471A JP 23040995 A JP23040995 A JP 23040995A JP 23040995 A JP23040995 A JP 23040995A JP H0980471 A JPH0980471 A JP H0980471A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 静電気(静電ノイズ)によって液晶表示装置
の内部回路が破壊されることのない液晶表示装置の保護
回路を提供する。 【解決手段】 本発明の保護回路は、電極パッド2から
保護抵抗R3を経て、第2の保護ダイオード12のゲー
トGおよびソースSに接続され、ドレインDには第1の
保護ダイオード11のゲートGおよびソースSが接続さ
れ、ドレインDは電源端子に接続される。即ち、保護回
路が2個の保護ダイオードを備えて構成される。同様に
グランド端子間に第3の保護ダイオード13および第4
の保護ダイオード14の2個の保護ダイオードを備えて
構成される。 【効果】 複数の保護ダイオードによって液晶表示装置
の駆動回路等の内部回路の破壊を防止することが可能と
なる。
の内部回路が破壊されることのない液晶表示装置の保護
回路を提供する。 【解決手段】 本発明の保護回路は、電極パッド2から
保護抵抗R3を経て、第2の保護ダイオード12のゲー
トGおよびソースSに接続され、ドレインDには第1の
保護ダイオード11のゲートGおよびソースSが接続さ
れ、ドレインDは電源端子に接続される。即ち、保護回
路が2個の保護ダイオードを備えて構成される。同様に
グランド端子間に第3の保護ダイオード13および第4
の保護ダイオード14の2個の保護ダイオードを備えて
構成される。 【効果】 複数の保護ダイオードによって液晶表示装置
の駆動回路等の内部回路の破壊を防止することが可能と
なる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクティブマトリ
クス型の液晶パネル等によって代表される液晶表示装置
の保護回路に関し、更に詳しくは、液晶表示装置の内部
回路を静電破壊等の影響から守る液晶表示装置の保護回
路に関する。
クス型の液晶パネル等によって代表される液晶表示装置
の保護回路に関し、更に詳しくは、液晶表示装置の内部
回路を静電破壊等の影響から守る液晶表示装置の保護回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】カメラ一体型VTRや液晶プロジェクタ
に使用される液晶表示装置は、静電破壊し易いため、静
電気対策として保護抵抗や保護ダイオードを設けるのが
一般的である。液晶表示装置の製造工程においても、製
造プロセスの工夫や工程管理によって種々の静電気対策
がなされている。しかし、近時の液晶表示装置において
は、パネルサイズの大型化やオンチップブラック形成等
の新プロセス導入に伴って帯電量が増加し、この問題を
解決することは困難な状況となりつつある。本発明はこ
の液晶表示装置の保護回路に係わるものであり、以下そ
の具体例を挙げて説明する。
に使用される液晶表示装置は、静電破壊し易いため、静
電気対策として保護抵抗や保護ダイオードを設けるのが
一般的である。液晶表示装置の製造工程においても、製
造プロセスの工夫や工程管理によって種々の静電気対策
がなされている。しかし、近時の液晶表示装置において
は、パネルサイズの大型化やオンチップブラック形成等
の新プロセス導入に伴って帯電量が増加し、この問題を
解決することは困難な状況となりつつある。本発明はこ
の液晶表示装置の保護回路に係わるものであり、以下そ
の具体例を挙げて説明する。
【0003】従来技術の液晶表示装置の保護回路を図3
および図4を参照して説明する。先ず、従来技術の液晶
表示装置の構成を説明する。図3は従来技術の液晶表示
装置の要部を示すブロック図である。
および図4を参照して説明する。先ず、従来技術の液晶
表示装置の構成を説明する。図3は従来技術の液晶表示
装置の要部を示すブロック図である。
【0004】図3における符号1は液晶表示装置を指
す。液晶表示装置1は、図示の如く外部IC(図示省
略)が接続される電極パッド2、主に静電気対策を目的
とした保護回路3、HドライバやVドライバ等の駆動回
路部4、および表示エリア部5で大略構成される。電極
パッド2からは配線パターン6が延在していて駆動回路
部4に接続されている。表示エリア部5の細部構成は、
画素電極7およびその制御用の薄膜トランジスタ(TF
T:Thin Film Transistor 以下、単に「TFT」と記
す)8を包含して構成される。
す。液晶表示装置1は、図示の如く外部IC(図示省
略)が接続される電極パッド2、主に静電気対策を目的
とした保護回路3、HドライバやVドライバ等の駆動回
路部4、および表示エリア部5で大略構成される。電極
パッド2からは配線パターン6が延在していて駆動回路
部4に接続されている。表示エリア部5の細部構成は、
画素電極7およびその制御用の薄膜トランジスタ(TF
T:Thin Film Transistor 以下、単に「TFT」と記
す)8を包含して構成される。
【0005】電極パッド2の一例を説明するならば、液
晶表示装置1にR、G、B等のビデオ信号を入力するビ
デオ入力端子SIG1、SIG2、SIG3、Hドライ
バ駆動用のクロック入力端子HCK1、HCK2、Hド
ライバ駆動用のスタートパルス入力端子HST、H、V
ドライバ用の電源入力端子HVDD、VVDD、および
H、Vドライバ用のグランド端子VSS等で構成され
る。
晶表示装置1にR、G、B等のビデオ信号を入力するビ
デオ入力端子SIG1、SIG2、SIG3、Hドライ
バ駆動用のクロック入力端子HCK1、HCK2、Hド
ライバ駆動用のスタートパルス入力端子HST、H、V
ドライバ用の電源入力端子HVDD、VVDD、および
H、Vドライバ用のグランド端子VSS等で構成され
る。
【0006】これらの電極パッド2は大面積金属で形成
されているため、外部からの静電気を帯びやすく、例え
ば電極パッド2から侵入した静電気(静電ノイズ)は配
線パターン6を伝わって駆動回路部のトランジスタのゲ
ート等に飛び込み、ゲート絶縁膜を破壊する虞れがあ
る。このため、電極パッド2近傍に保護回路3を設けて
配線パターン6から駆動回路部4に静電電流が流れない
ようにしている。
されているため、外部からの静電気を帯びやすく、例え
ば電極パッド2から侵入した静電気(静電ノイズ)は配
線パターン6を伝わって駆動回路部のトランジスタのゲ
ート等に飛び込み、ゲート絶縁膜を破壊する虞れがあ
る。このため、電極パッド2近傍に保護回路3を設けて
配線パターン6から駆動回路部4に静電電流が流れない
ようにしている。
【0007】液晶表示装置1は前記ブロック図で示した
駆動基板とともに、ブラックマトリクスやカラーフィル
タ(カラー液晶パネルの場合)が形成された対向基板
(図示省略)が所定の間隔(数μm)を保持して対向配
置され、これらの間隙に液晶組成物が挟持されている。
その周囲はシール材(図示省略)によって封止固定され
ている。これら基板の両面に偏光板を一体に積層するこ
とにより構成されている。
駆動基板とともに、ブラックマトリクスやカラーフィル
タ(カラー液晶パネルの場合)が形成された対向基板
(図示省略)が所定の間隔(数μm)を保持して対向配
置され、これらの間隙に液晶組成物が挟持されている。
その周囲はシール材(図示省略)によって封止固定され
ている。これら基板の両面に偏光板を一体に積層するこ
とにより構成されている。
【0008】かかる構成の従来技術の液晶表示装置の動
作を説明する。電極パッド2を介して入力されたビデオ
信号や各種制御信号および電源電圧等は保護回路3を経
て、配線パターン6から駆動回路部4に入力される。表
示エリア部5のTFT8ではVドライバに接続された走
査線Aから供給される選択パルスに応動して、Hドライ
バに接続された信号線Bを介してビデオ信号を画素電極
7に取り込む。画素電極7によって液晶分子(図示省
略)を印加電圧方向に捩じれて倒立させ、この液晶分子
や偏光板による旋光性を利用して液晶表示装置に情報表
示がなされる。
作を説明する。電極パッド2を介して入力されたビデオ
信号や各種制御信号および電源電圧等は保護回路3を経
て、配線パターン6から駆動回路部4に入力される。表
示エリア部5のTFT8ではVドライバに接続された走
査線Aから供給される選択パルスに応動して、Hドライ
バに接続された信号線Bを介してビデオ信号を画素電極
7に取り込む。画素電極7によって液晶分子(図示省
略)を印加電圧方向に捩じれて倒立させ、この液晶分子
や偏光板による旋光性を利用して液晶表示装置に情報表
示がなされる。
【0009】引き続いて、図4を参照して保護回路の詳
細を説明する。図4は従来技術の液晶表示装置の保護回
路を詳細に示す回路図である。
細を説明する。図4は従来技術の液晶表示装置の保護回
路を詳細に示す回路図である。
【0010】従来技術の液晶表示装置の保護回路は、電
極パッド2から保護抵抗R1を経て、ダイオードと等価
なNチャネル型トランジスタで構成される保護ダイオー
ド9のゲートGおよびソースSに接続される。保護ダイ
オード9のドレインDは電源端子VDDに接続される。
一方、保護ダイオード9と保護抵抗R1の交差部には、
同じくダイオードと等価なNチャネル型トランジスタの
ドレインDが接続され、Nチャネル型トランジスタのゲ
ートGおよびソースSはグランド端子VSSに接続され
て保護ダイオード10を構成する。保護ダイオード9、
10の交点から保護抵抗R2を経て駆動回路部へ接続さ
れるように構成されている。
極パッド2から保護抵抗R1を経て、ダイオードと等価
なNチャネル型トランジスタで構成される保護ダイオー
ド9のゲートGおよびソースSに接続される。保護ダイ
オード9のドレインDは電源端子VDDに接続される。
一方、保護ダイオード9と保護抵抗R1の交差部には、
同じくダイオードと等価なNチャネル型トランジスタの
ドレインDが接続され、Nチャネル型トランジスタのゲ
ートGおよびソースSはグランド端子VSSに接続され
て保護ダイオード10を構成する。保護ダイオード9、
10の交点から保護抵抗R2を経て駆動回路部へ接続さ
れるように構成されている。
【0011】次に、このような構成の保護回路の動作を
説明する。図4において、電極パッド2に入力された例
えば静電ノイズは保護抵抗R1、R2によって減衰され
るとともに、保護ダイオード9、10の許容範囲内のノ
イズであれば、プラス側の静電ノイズは保護ダイオード
9を介して電源端子VDDに交流的に接地され、マイナ
ス側の静電ノイズは保護ダイオード10を介してグラン
ド端子VSSに交流的に接地されて駆動回路部への静電
ノイズの侵入を防ぐようになされている。
説明する。図4において、電極パッド2に入力された例
えば静電ノイズは保護抵抗R1、R2によって減衰され
るとともに、保護ダイオード9、10の許容範囲内のノ
イズであれば、プラス側の静電ノイズは保護ダイオード
9を介して電源端子VDDに交流的に接地され、マイナ
ス側の静電ノイズは保護ダイオード10を介してグラン
ド端子VSSに交流的に接地されて駆動回路部への静電
ノイズの侵入を防ぐようになされている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
従来技術の液晶表示装置の保護回路においては、電極パ
ッドに対して電源端子側およびグランド端子側に各々1
個の保護ダイオードが形成されているに過ぎず、1個の
保護ダイオードの許容範囲以上の静電ノイズが侵入した
場合には、保護ダイオードは短絡してしまい駆動回路部
のトランジスタに飛び込み、その電極パッドの接続され
た駆動回路部系を動作不能とせしめ、液晶表示装置の歩
留りを悪化させるという問題点がある。
従来技術の液晶表示装置の保護回路においては、電極パ
ッドに対して電源端子側およびグランド端子側に各々1
個の保護ダイオードが形成されているに過ぎず、1個の
保護ダイオードの許容範囲以上の静電ノイズが侵入した
場合には、保護ダイオードは短絡してしまい駆動回路部
のトランジスタに飛び込み、その電極パッドの接続され
た駆動回路部系を動作不能とせしめ、液晶表示装置の歩
留りを悪化させるという問題点がある。
【0013】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、静電ノイズが液晶表示装置の電極パッドを介して内
部の駆動回路部に侵入し、駆動回路部のトランジスタ等
が破壊されることのない液晶表示装置の保護回路を提供
することである。
で、静電ノイズが液晶表示装置の電極パッドを介して内
部の駆動回路部に侵入し、駆動回路部のトランジスタ等
が破壊されることのない液晶表示装置の保護回路を提供
することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述した従来技術の課題
を解決するため以下の手段を講じた。即ち、電極パッド
と、電極パッドから延在する配線パターンと、駆動回路
部と、表示エリア部を有する液晶表示装置の保護回路に
おいて、配線パターン上の電極パッドの近傍に保護ダイ
オードを形成する。好ましくは、その保護ダイオードは
電極パッドと電源端子間、および電極パッドとグランド
端子間のそれぞれに複数個形成するようにする。
を解決するため以下の手段を講じた。即ち、電極パッド
と、電極パッドから延在する配線パターンと、駆動回路
部と、表示エリア部を有する液晶表示装置の保護回路に
おいて、配線パターン上の電極パッドの近傍に保護ダイ
オードを形成する。好ましくは、その保護ダイオードは
電極パッドと電源端子間、および電極パッドとグランド
端子間のそれぞれに複数個形成するようにする。
【0015】保護ダイオードは、複数のPチャネル型ト
ランジスタまたはNチャネル型トランジスタによって構
成することで前記課題を解決した。
ランジスタまたはNチャネル型トランジスタによって構
成することで前記課題を解決した。
【0016】本発明の液晶表示装置によれば、配線パタ
ーン上の電極パッドの近傍に保護ダイオードを形成する
とともに、その保護ダイオードは電極パッドと電源端子
間、および電極パッドとグランド端子間の各々に複数個
形成するようにした。そのため、静電ノイズの許容値を
増加することが可能となり、液晶表示装置の静電気耐圧
を向上することができる。
ーン上の電極パッドの近傍に保護ダイオードを形成する
とともに、その保護ダイオードは電極パッドと電源端子
間、および電極パッドとグランド端子間の各々に複数個
形成するようにした。そのため、静電ノイズの許容値を
増加することが可能となり、液晶表示装置の静電気耐圧
を向上することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図1を参照して本発明の液
晶表示装置の保護回路の実施の形態を説明する。なお、
従来技術の液晶表示装置の保護回路と同一の部分には同
一の参照符号を付し、それらの説明を一部省略する。
晶表示装置の保護回路の実施の形態を説明する。なお、
従来技術の液晶表示装置の保護回路と同一の部分には同
一の参照符号を付し、それらの説明を一部省略する。
【0018】第1の実施の形態 先ず、図1を参照して本発明の液晶表示装置の保護回路
の第1の実施の形態例の構成を説明する。図1は本発明
の液晶表示装置の保護回路の第1の実施の形態を示す図
であり、保護回路を複数のNチャネル型トランジスタで
構成した回路図である。
の第1の実施の形態例の構成を説明する。図1は本発明
の液晶表示装置の保護回路の第1の実施の形態を示す図
であり、保護回路を複数のNチャネル型トランジスタで
構成した回路図である。
【0019】本実施の形態例の液晶表示装置の保護回路
は、電極パッド2から保護抵抗R3を経て、Nチャネル
型トランジスタで構成される第2の保護ダイオード12
のゲートGおよびソースSに接続される。第2の保護ダ
イオード12のドレインDには第1の保護ダイオード1
1のゲートGおよびソースSが接続され、ドレインDは
電源端子VDDに接続される。
は、電極パッド2から保護抵抗R3を経て、Nチャネル
型トランジスタで構成される第2の保護ダイオード12
のゲートGおよびソースSに接続される。第2の保護ダ
イオード12のドレインDには第1の保護ダイオード1
1のゲートGおよびソースSが接続され、ドレインDは
電源端子VDDに接続される。
【0020】一方、第2の保護ダイオード12と保護抵
抗R3の交差部には、同じくNチャネル型トランジスタ
からなる第3の保護ダイオード13のドレインDが接続
され、ゲートGおよびソースSは第4の保護ダイオード
14のドレインDに接続され、ゲートGおよびソースS
はグランド端子VSSに接続される。第2の保護ダイオ
ード12および第3の保護ダイオード13の交点から保
護抵抗R4を介して駆動回路部へ接続されるように構成
されている。
抗R3の交差部には、同じくNチャネル型トランジスタ
からなる第3の保護ダイオード13のドレインDが接続
され、ゲートGおよびソースSは第4の保護ダイオード
14のドレインDに接続され、ゲートGおよびソースS
はグランド端子VSSに接続される。第2の保護ダイオ
ード12および第3の保護ダイオード13の交点から保
護抵抗R4を介して駆動回路部へ接続されるように構成
されている。
【0021】次に、このような構成の本実施の形態例の
保護回路の動作を説明する。図1において、電極パッド
2に入力された例えば静電ノイズは保護抵抗R3、R4
によって減衰されるとともに、第1の保護ダイオード1
1および第2の保護ダイオード12の2個で構成された
許容範囲内のノイズにおいては、プラス側の静電ノイズ
は第1の保護ダイオード11および第2の保護ダイオー
ド12を介して電源端子VDDに交流的に接地され、マ
イナス側の静電ノイズは第3の保護ダイオード13およ
び第4の保護ダイオード14を介してグランド端子VS
Sに交流的に接地されて駆動回路部への静電ノイズの侵
入を防ぐようになされている。このように、本実施の形
態例の保護回路によれば、2個の保護ダイオードを備え
ているため静電ノイズの許容値を増加することができる
とともに、静電ノイズ等によって1個の保護ダイオード
が短絡しても残りの保護ダイオードによって直ちに保護
回路が短絡状態になることはなく、液晶表示装置の信頼
性を高めることができる。
保護回路の動作を説明する。図1において、電極パッド
2に入力された例えば静電ノイズは保護抵抗R3、R4
によって減衰されるとともに、第1の保護ダイオード1
1および第2の保護ダイオード12の2個で構成された
許容範囲内のノイズにおいては、プラス側の静電ノイズ
は第1の保護ダイオード11および第2の保護ダイオー
ド12を介して電源端子VDDに交流的に接地され、マ
イナス側の静電ノイズは第3の保護ダイオード13およ
び第4の保護ダイオード14を介してグランド端子VS
Sに交流的に接地されて駆動回路部への静電ノイズの侵
入を防ぐようになされている。このように、本実施の形
態例の保護回路によれば、2個の保護ダイオードを備え
ているため静電ノイズの許容値を増加することができる
とともに、静電ノイズ等によって1個の保護ダイオード
が短絡しても残りの保護ダイオードによって直ちに保護
回路が短絡状態になることはなく、液晶表示装置の信頼
性を高めることができる。
【0022】第2の実施の形態 本実施の形態例は、第1の実施の形態例におけるNチャ
ネル型トランジスタに代えて、保護回路をPチャネル型
トランジスタで構成した例であり、この構成を図2を参
照して説明する。図2は本発明の液晶表示装置の保護回
路の第2の実施の形態を示す図であり、保護回路を複数
のPチャネル型トランジスタで構成した回路図である。
ネル型トランジスタに代えて、保護回路をPチャネル型
トランジスタで構成した例であり、この構成を図2を参
照して説明する。図2は本発明の液晶表示装置の保護回
路の第2の実施の形態を示す図であり、保護回路を複数
のPチャネル型トランジスタで構成した回路図である。
【0023】本実施の形態例の液晶表示装置の保護回路
は、電極パッド2から保護抵抗R3を経て、Pチャネル
型トランジスタで構成される第2の保護ダイオード16
のドレインDに接続される。第2の保護ダイオード16
のゲートGおよびソースSには第1の保護ダイオード1
5のドレインDが接続され、ゲートGおよびソースSは
電源端子VDDに接続される。
は、電極パッド2から保護抵抗R3を経て、Pチャネル
型トランジスタで構成される第2の保護ダイオード16
のドレインDに接続される。第2の保護ダイオード16
のゲートGおよびソースSには第1の保護ダイオード1
5のドレインDが接続され、ゲートGおよびソースSは
電源端子VDDに接続される。
【0024】一方、第2の保護ダイオード16と保護抵
抗R3の交差部には、同じくPチャネル型トランジスタ
からなる第3の保護ダイオード17のゲートGおよびソ
ースSが接続され、ドレインDは第4の保護ダイオード
18のゲートGおよびソースSが接続され、ドレインD
はグランド端子VSSに接続される。第2の保護ダイオ
ード16および第3の保護ダイオード17の交点から保
護抵抗R4を介して駆動回路部へ接続されるように構成
されている。なお、本実施の形態例の保護回路の動作は
前述の第1の実施の形態例と略同一であり、重複するた
め説明を省略する。
抗R3の交差部には、同じくPチャネル型トランジスタ
からなる第3の保護ダイオード17のゲートGおよびソ
ースSが接続され、ドレインDは第4の保護ダイオード
18のゲートGおよびソースSが接続され、ドレインD
はグランド端子VSSに接続される。第2の保護ダイオ
ード16および第3の保護ダイオード17の交点から保
護抵抗R4を介して駆動回路部へ接続されるように構成
されている。なお、本実施の形態例の保護回路の動作は
前述の第1の実施の形態例と略同一であり、重複するた
め説明を省略する。
【0025】本発明は前記実施の形態例に限定されず、
種々の実施形態を採ることができる。例えば本実施の形
態では保護回路を2個の保護ダイオードで構成した例に
ついて例示したが、更に多くの保護ダイオードで構成し
て静電耐圧を向上することも可能である。また、保護ダ
イオードをPチャネル型トランジスタおよびNチャネル
型トランジスタで構成した例について例示したがこれら
を組み合わせて構成しても良く、他の回路構成によって
保護回路を実現しても良い。更に、本発明の主旨を逸脱
しない範囲で適宜応用が可能であることは言うまでもな
い。
種々の実施形態を採ることができる。例えば本実施の形
態では保護回路を2個の保護ダイオードで構成した例に
ついて例示したが、更に多くの保護ダイオードで構成し
て静電耐圧を向上することも可能である。また、保護ダ
イオードをPチャネル型トランジスタおよびNチャネル
型トランジスタで構成した例について例示したがこれら
を組み合わせて構成しても良く、他の回路構成によって
保護回路を実現しても良い。更に、本発明の主旨を逸脱
しない範囲で適宜応用が可能であることは言うまでもな
い。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の液晶表示
装置の保護回路によれば、電極パット部近傍の電源入力
端子とグランド端子間に複数の保護ダイオードを以て構
成したため、電極パットに静電ノイズ等が侵入して過大
な順方向電流が流れたとしても、複数の保護ダイオード
によって液晶表示装置の駆動回路部等の内部回路の破壊
を防止することができ、液晶表示装置の静電気不良に対
する歩留りを向上することが可能となる。また、ダイオ
ードだけで保護回路を構成できるので、保護回路のコス
ト低減ならびに小型化を図ることが可能となる。
装置の保護回路によれば、電極パット部近傍の電源入力
端子とグランド端子間に複数の保護ダイオードを以て構
成したため、電極パットに静電ノイズ等が侵入して過大
な順方向電流が流れたとしても、複数の保護ダイオード
によって液晶表示装置の駆動回路部等の内部回路の破壊
を防止することができ、液晶表示装置の静電気不良に対
する歩留りを向上することが可能となる。また、ダイオ
ードだけで保護回路を構成できるので、保護回路のコス
ト低減ならびに小型化を図ることが可能となる。
【図1】 本発明の液晶表示装置の保護回路の第1の実
施の形態を示す図であり、保護回路を複数のNチャネル
型トランジスタで構成した回路図である。
施の形態を示す図であり、保護回路を複数のNチャネル
型トランジスタで構成した回路図である。
【図2】 本発明の液晶表示装置の保護回路の第2の実
施の形態を示す図であり、保護回路を複数のPチャネル
型トランジスタで構成した回路図である。
施の形態を示す図であり、保護回路を複数のPチャネル
型トランジスタで構成した回路図である。
【図3】 従来技術の液晶表示装置の要部を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図4】 従来技術の液晶表示装置の保護回路を詳細に
示す回路図である。
示す回路図である。
1 液晶表示装置 2 電極パッド 3 保護回路 4 駆動回路部 5 表示エリア部 6 配線パターン 7 画素電極 8 TFT 9、10 保護ダイオード 11、15 第1の保護ダイオード 12、16 第2の保護ダイオード 13、17 第3の保護ダイオード 14、18 第4の保護ダイオード
Claims (2)
- 【請求項1】 電極パッドと、前記電極パッドから延在
する配線パターンと、駆動回路部と、表示エリア部を有
する液晶表示装置の保護回路において、 前記配線パターン上の前記電極パッドの近傍に保護ダイ
オードを形成するとともに、前記保護ダイオードは前記
電極パッドと電源間、および前記電極パッドとグランド
間の各々に複数個形成されることを特徴とする液晶表示
装置の保護回路。 - 【請求項2】 前記保護ダイオードは、Pチャネル型ト
ランジスタまたはNチャネル型トランジスタによって構
成されることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装
置の保護回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23040995A JPH0980471A (ja) | 1995-09-07 | 1995-09-07 | 液晶表示装置の保護回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23040995A JPH0980471A (ja) | 1995-09-07 | 1995-09-07 | 液晶表示装置の保護回路 |
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ID=16907441
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