JPH0980233A - 位相差フィルム - Google Patents
位相差フィルムInfo
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- JPH0980233A JPH0980233A JP23982695A JP23982695A JPH0980233A JP H0980233 A JPH0980233 A JP H0980233A JP 23982695 A JP23982695 A JP 23982695A JP 23982695 A JP23982695 A JP 23982695A JP H0980233 A JPH0980233 A JP H0980233A
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- Japan
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- resin
- retardation film
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 耐湿熱性に優れた位相差フィルムを提供す
る。 【解決手段】 水分散性樹脂と、平均粒径が1μm以下
である水膨潤性無機層状化合物からなり、水分散性樹脂
と水膨潤性無機層状化合物の割合が重量比で7:3から
3:7の範囲にある層を透明樹脂基板の少なくとも片側
に形成することによって、耐湿熱性に優れ、フィルム面
内の屈折率がフィルム厚み方向の屈折率よりも大きい位
相差フィルムが得られる。
る。 【解決手段】 水分散性樹脂と、平均粒径が1μm以下
である水膨潤性無機層状化合物からなり、水分散性樹脂
と水膨潤性無機層状化合物の割合が重量比で7:3から
3:7の範囲にある層を透明樹脂基板の少なくとも片側
に形成することによって、耐湿熱性に優れ、フィルム面
内の屈折率がフィルム厚み方向の屈折率よりも大きい位
相差フィルムが得られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は耐湿熱性に優れた位
相差フィルムに関するものである。
相差フィルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】特開
平5−196819号公報には、無機層状化合物を用い
たフィルム面内の屈折率とフィルム厚み方向の屈折率が
異なる位相差フィルムについて開示されている。この位
相差フィルムに使用されている無機層状化合物は、その
単位結晶層が平面構造であるため、単独で、または樹脂
との混合状態で、単位結晶層が透明樹脂基板の表面に対
して平行に、かつ面内の向きはランダムに配向する。基
板上に製膜した無機層状化合物の層は、面内のレターデ
ーションはほぼ0nmであり、かつ面内の屈折率が厚み
方向の屈折率より大きい。そして光学特性のパラメ−タ
である(nXY−nZ )・d(nXY:フィルム面内の平均
屈折率、nZ :厚み方向の屈折率、d:位相差フィルム
の厚み)の値も所定の値に容易に制御でき、大面積で均
一な位相差フィルムを作成することができるという利点
を有している。
平5−196819号公報には、無機層状化合物を用い
たフィルム面内の屈折率とフィルム厚み方向の屈折率が
異なる位相差フィルムについて開示されている。この位
相差フィルムに使用されている無機層状化合物は、その
単位結晶層が平面構造であるため、単独で、または樹脂
との混合状態で、単位結晶層が透明樹脂基板の表面に対
して平行に、かつ面内の向きはランダムに配向する。基
板上に製膜した無機層状化合物の層は、面内のレターデ
ーションはほぼ0nmであり、かつ面内の屈折率が厚み
方向の屈折率より大きい。そして光学特性のパラメ−タ
である(nXY−nZ )・d(nXY:フィルム面内の平均
屈折率、nZ :厚み方向の屈折率、d:位相差フィルム
の厚み)の値も所定の値に容易に制御でき、大面積で均
一な位相差フィルムを作成することができるという利点
を有している。
【0003】また、特開平5−196819号公報に
は、透明樹脂基板上への無機層状化合物層の形成のし易
さ、光学特性の発現性などから、水溶性樹脂と無機層状
化合物の組合せて用いることが、具体的にはポリビニル
アルコールまたはその誘導体と水膨潤性無機層状化合物
の水分散液を透明樹脂基板上に塗布、製膜する方法が開
示されている。
は、透明樹脂基板上への無機層状化合物層の形成のし易
さ、光学特性の発現性などから、水溶性樹脂と無機層状
化合物の組合せて用いることが、具体的にはポリビニル
アルコールまたはその誘導体と水膨潤性無機層状化合物
の水分散液を透明樹脂基板上に塗布、製膜する方法が開
示されている。
【0004】しかし、ポリビニルアルコールまたはその
誘導体と水膨潤性無機層状化合物の水分散液を透明樹脂
基板上に製膜した位相差フィルムは、耐湿熱性試験にお
いてポリビニルアルコールまたはその誘導体と水膨潤性
無機層状化合物からなる層が透明樹脂基板より剥離した
り、ポリビニルアルコールまたはその誘導体と水膨潤性
無機層状化合物からなる層の表面に粘着剤を介して貼合
したフィルムが、その粘着剤層ごと剥離したりすること
があり、耐湿熱性の点で改良の余地を残している。
誘導体と水膨潤性無機層状化合物の水分散液を透明樹脂
基板上に製膜した位相差フィルムは、耐湿熱性試験にお
いてポリビニルアルコールまたはその誘導体と水膨潤性
無機層状化合物からなる層が透明樹脂基板より剥離した
り、ポリビニルアルコールまたはその誘導体と水膨潤性
無機層状化合物からなる層の表面に粘着剤を介して貼合
したフィルムが、その粘着剤層ごと剥離したりすること
があり、耐湿熱性の点で改良の余地を残している。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者は、水膨
潤性無機層状化合物を透明樹脂基板上に製膜した位相差
フィルムの耐湿熱性を改良すべく鋭意検討した結果、水
分散性樹脂と水膨潤性無機層状化合物からなる層を、透
明樹脂基板の少なくとも片側に製膜することによって耐
湿熱性に優れた位相差フィルムを開発することができ、
本発明を完成するに至った。
潤性無機層状化合物を透明樹脂基板上に製膜した位相差
フィルムの耐湿熱性を改良すべく鋭意検討した結果、水
分散性樹脂と水膨潤性無機層状化合物からなる層を、透
明樹脂基板の少なくとも片側に製膜することによって耐
湿熱性に優れた位相差フィルムを開発することができ、
本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち本発明は、水分散性樹脂と、平均
粒径が1μm以下である水膨潤性無機層状化合物からな
り、その割合が重量比で7:3から3:7の範囲にある
層を透明樹脂基板の少なくとも片側に形成してなるフィ
ルム面内の屈折率がフィルム厚み方向の屈折率よりも大
きい位相差フィルムである。以下、本発明を詳細に説明
する。
粒径が1μm以下である水膨潤性無機層状化合物からな
り、その割合が重量比で7:3から3:7の範囲にある
層を透明樹脂基板の少なくとも片側に形成してなるフィ
ルム面内の屈折率がフィルム厚み方向の屈折率よりも大
きい位相差フィルムである。以下、本発明を詳細に説明
する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明において水分散性樹脂と
は、乳化剤等を用いて強制乳化させることができる非水
溶性樹脂、または親水性の官能基を導入して自己乳化可
能とした非水溶性樹脂を言う。
は、乳化剤等を用いて強制乳化させることができる非水
溶性樹脂、または親水性の官能基を導入して自己乳化可
能とした非水溶性樹脂を言う。
【0008】本発明で用いる水分散性樹脂としては、ポ
リ酢酸ビニル樹脂やポリアクリル酸エステル樹脂、ポリ
メタクリル酸エステル樹脂、ポリウレタン樹脂など、ま
たはこれらの樹脂に親水性の官能基を導入して自己乳化
可能としたものを挙げることができる。これらの樹脂は
通常、水または水/アルコール混合溶媒中に乳化分散さ
せた状態で用いられる。
リ酢酸ビニル樹脂やポリアクリル酸エステル樹脂、ポリ
メタクリル酸エステル樹脂、ポリウレタン樹脂など、ま
たはこれらの樹脂に親水性の官能基を導入して自己乳化
可能としたものを挙げることができる。これらの樹脂は
通常、水または水/アルコール混合溶媒中に乳化分散さ
せた状態で用いられる。
【0009】本発明では、水分散性樹脂と水膨潤性無機
層状化合物の水分散液として用いることから、水分散性
樹脂としては、水分散液中でノニオン性からアニオン性
を示すものが望ましい。さらに、水分散性樹脂と水膨潤
性無機層状化合物からなる層を透明樹脂基板上に製膜し
た際の光線透過率および耐熱変色性に優れるものが好ま
しい。
層状化合物の水分散液として用いることから、水分散性
樹脂としては、水分散液中でノニオン性からアニオン性
を示すものが望ましい。さらに、水分散性樹脂と水膨潤
性無機層状化合物からなる層を透明樹脂基板上に製膜し
た際の光線透過率および耐熱変色性に優れるものが好ま
しい。
【0010】ここで言う光線透過率に優れるとは、位相
差フィルムとして用いる場合には完全な透明に近い光線
透過率が必要なことから、透明樹脂基板上に20μm厚
みで製膜した際の、透過スペクトルから求めた550n
mの光線透過率が80%以上であることを言う。
差フィルムとして用いる場合には完全な透明に近い光線
透過率が必要なことから、透明樹脂基板上に20μm厚
みで製膜した際の、透過スペクトルから求めた550n
mの光線透過率が80%以上であることを言う。
【0011】また、ここで言う耐熱変色性に優れると
は、位相差フィルムとして用いる場合には耐熱試験にお
いても変色がないか、小さいという耐熱変色性が必要な
ことから、透明樹脂基板上に20μm厚みで製膜したも
のについて、温度100℃の環境下で1000時間経過
した後、L* a* b* 表色系の色座標b* (JIS Z
8729)で表して、その変化が5以下であることを言
う。
は、位相差フィルムとして用いる場合には耐熱試験にお
いても変色がないか、小さいという耐熱変色性が必要な
ことから、透明樹脂基板上に20μm厚みで製膜したも
のについて、温度100℃の環境下で1000時間経過
した後、L* a* b* 表色系の色座標b* (JIS Z
8729)で表して、その変化が5以下であることを言
う。
【0012】ポリウレタン樹脂が水分散性樹脂と水膨潤
性無機層状化合物の水分散液の液安定性に優れるなどの
点で好ましい。
性無機層状化合物の水分散液の液安定性に優れるなどの
点で好ましい。
【0013】ここで言う水分散液の液安定性に優れると
は、水分散性樹脂と水膨潤性無機層状化合物の水分散液
を調製してから、少なくとも3日間はゲル化や白濁を生
じないことである。
は、水分散性樹脂と水膨潤性無機層状化合物の水分散液
を調製してから、少なくとも3日間はゲル化や白濁を生
じないことである。
【0014】本発明に用いる水膨潤性無機層状化合物と
は、単位結晶層が互いに積み重なった層状構造をなして
おり、単位結晶層同士の結合が比較的弱いため、水など
に分散させた場合にコロイド状を呈するまで単位結晶層
間を膨潤させることができるものであり、水膨潤性を有
し、面内の屈折率と厚み方向の屈折率が異なる粘土鉱物
を例示することができる。
は、単位結晶層が互いに積み重なった層状構造をなして
おり、単位結晶層同士の結合が比較的弱いため、水など
に分散させた場合にコロイド状を呈するまで単位結晶層
間を膨潤させることができるものであり、水膨潤性を有
し、面内の屈折率と厚み方向の屈折率が異なる粘土鉱物
を例示することができる。
【0015】水膨潤性を有する粘土鉱物の中でも、スメ
クタイト族は透明性などに優れるため好ましく、スメク
タイト族に属するものとしては、モンモリロナイト、バ
イデライト、ノントロナイト、サポナイト、ヘクトライ
ト、ソーコナイト等が例示できる。中でも透明性などの
点で化学合成された不純物の少ないものが好ましい。
クタイト族は透明性などに優れるため好ましく、スメク
タイト族に属するものとしては、モンモリロナイト、バ
イデライト、ノントロナイト、サポナイト、ヘクトライ
ト、ソーコナイト等が例示できる。中でも透明性などの
点で化学合成された不純物の少ないものが好ましい。
【0016】そして、製膜後の透明性を良好とするため
には、不純物を含まず、粒径を1μm以下に制御した合
成スメクタイト族が好ましく、中でも合成ヘクトライト
が好ましい。
には、不純物を含まず、粒径を1μm以下に制御した合
成スメクタイト族が好ましく、中でも合成ヘクトライト
が好ましい。
【0017】水膨潤性無機層状化合物と水分散性樹脂の
割合は、重量比で7:3から3:7の範囲であること
が、水分散性樹脂と水膨潤性無機層状化合物からなる層
の割れ防止など力学的性質向上や、耐湿熱性に優れると
いう点、そして光学特性の発現性に優れるという点で好
ましい。
割合は、重量比で7:3から3:7の範囲であること
が、水分散性樹脂と水膨潤性無機層状化合物からなる層
の割れ防止など力学的性質向上や、耐湿熱性に優れると
いう点、そして光学特性の発現性に優れるという点で好
ましい。
【0018】ここで言う耐湿熱性に優れるとは、偏光板
と液晶セルの間に位相差フィルムを粘着剤を介して貼合
したものについて、所定の条件、例えば温度40℃、相
対湿度90%の環境下に放置するという耐湿熱性試験に
おいて、水分散性樹脂と水膨潤性無機層状化合物からな
る層が透明樹脂基板との密着を保ち、偏光板の粘着剤層
が水分散性樹脂と水膨潤性無機層状化合物からなる層と
の密着を保つことである。
と液晶セルの間に位相差フィルムを粘着剤を介して貼合
したものについて、所定の条件、例えば温度40℃、相
対湿度90%の環境下に放置するという耐湿熱性試験に
おいて、水分散性樹脂と水膨潤性無機層状化合物からな
る層が透明樹脂基板との密着を保ち、偏光板の粘着剤層
が水分散性樹脂と水膨潤性無機層状化合物からなる層と
の密着を保つことである。
【0019】ここで言う光学特性の発現性に優れると
は、水分散性樹脂と水膨潤性無機層状化合物からなる層
を透明樹脂基板上に形成した位相差フィルムが、面内の
レターデーションが厚み方向のレターデーションより大
きく、光学特性のパラメ−タである(nXY−nZ )・d
(nXY:フィルム面内の平均屈折率、nZ :厚み方向の
屈折率、d:位相差フィルムの厚み)の値が、20μm
厚みの場合150nm以上であることを言う。
は、水分散性樹脂と水膨潤性無機層状化合物からなる層
を透明樹脂基板上に形成した位相差フィルムが、面内の
レターデーションが厚み方向のレターデーションより大
きく、光学特性のパラメ−タである(nXY−nZ )・d
(nXY:フィルム面内の平均屈折率、nZ :厚み方向の
屈折率、d:位相差フィルムの厚み)の値が、20μm
厚みの場合150nm以上であることを言う。
【0020】なお、必要に応じて架橋剤を添加しても良
い。本発明に用いることができる架橋剤としては、本発
明で用いられる水分散性樹脂の分子鎖間に架橋構造を形
成できるもので、水分散性樹脂と水膨潤性無機層状化合
物の水分散液の液安定性を損なわず、水分散性樹脂と水
膨潤性無機層状化合物からなる層の耐熱変色性や光線透
過率を損なうものでなければ、各種のものを用いること
ができ、エポキシ化合物、アジリジン化合物、メラミン
樹脂化合物などを挙げることができる。
い。本発明に用いることができる架橋剤としては、本発
明で用いられる水分散性樹脂の分子鎖間に架橋構造を形
成できるもので、水分散性樹脂と水膨潤性無機層状化合
物の水分散液の液安定性を損なわず、水分散性樹脂と水
膨潤性無機層状化合物からなる層の耐熱変色性や光線透
過率を損なうものでなければ、各種のものを用いること
ができ、エポキシ化合物、アジリジン化合物、メラミン
樹脂化合物などを挙げることができる。
【0021】また、必要に応じてUV吸収剤または安定
剤などの添加剤を、水分散性樹脂と水膨潤性無機層状化
合物の水分散液の液安定性を損なわず、水分散性樹脂と
水膨潤性無機層状化合物からなる層の耐湿熱性や光線透
過率、耐熱変色性などを損なわない範囲で併用してもよ
い。
剤などの添加剤を、水分散性樹脂と水膨潤性無機層状化
合物の水分散液の液安定性を損なわず、水分散性樹脂と
水膨潤性無機層状化合物からなる層の耐湿熱性や光線透
過率、耐熱変色性などを損なわない範囲で併用してもよ
い。
【0022】水分散性樹脂と水膨潤性無機層状化合物か
らなる層の製膜方法としては、特に限定はない。水分散
性樹脂と水膨潤性無機層状化合物の水分散液をダイレク
ト・グラビア法、リバース・グラビア法、ダイコート
法、コンマコート法などのコート法により透明樹脂基板
上に製膜する方法などが挙げられる。
らなる層の製膜方法としては、特に限定はない。水分散
性樹脂と水膨潤性無機層状化合物の水分散液をダイレク
ト・グラビア法、リバース・グラビア法、ダイコート
法、コンマコート法などのコート法により透明樹脂基板
上に製膜する方法などが挙げられる。
【0023】本発明に用いる透明樹脂基板としては、例
えば面内のレターデーション値が20nm以下のフィル
ム、または熱可塑性樹脂からなる一軸配向性位相差フィ
ルムが挙げられる。
えば面内のレターデーション値が20nm以下のフィル
ム、または熱可塑性樹脂からなる一軸配向性位相差フィ
ルムが挙げられる。
【0024】面内のレターデーション値が20nm以下
のフィルムとしては、キャスト製膜法により作製された
フィルムが均一性の点で好ましい。例えば表面ケン化処
理を行ったセルロース系フィルムを例示でき、中でも表
面ケン化処理を行ったトリアセチルセルロースフィルム
が好ましい。
のフィルムとしては、キャスト製膜法により作製された
フィルムが均一性の点で好ましい。例えば表面ケン化処
理を行ったセルロース系フィルムを例示でき、中でも表
面ケン化処理を行ったトリアセチルセルロースフィルム
が好ましい。
【0025】熱可塑性樹脂からなる一軸配向性位相差フ
ィルムに用いる熱可塑性樹脂としては、例えばポリカー
ボネート、ポリサルホン、ポリエーテルサルホン、ジア
セチルセルロース、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
スチレン、ポリアリレートなどを挙げることができる。
ィルムに用いる熱可塑性樹脂としては、例えばポリカー
ボネート、ポリサルホン、ポリエーテルサルホン、ジア
セチルセルロース、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
スチレン、ポリアリレートなどを挙げることができる。
【0026】これらの熱可塑性樹脂からなるフィルムに
一軸配向性を付与するには公知の延伸方法を用いればよ
い。延伸方法は、一軸配向性位相差フィルムの面内のレ
ターデーションの高い均一性が得られる延伸方法を用い
ればよく、例えば、テンター延伸法、ロール間延伸法、
ロール間圧縮延伸法などが挙げられる。
一軸配向性を付与するには公知の延伸方法を用いればよ
い。延伸方法は、一軸配向性位相差フィルムの面内のレ
ターデーションの高い均一性が得られる延伸方法を用い
ればよく、例えば、テンター延伸法、ロール間延伸法、
ロール間圧縮延伸法などが挙げられる。
【0027】乾燥温度は速やかに乾燥が進行し、透明樹
脂基板が平面性を損なわない範囲であれば特に限定され
ないが、表面ケン化処理を行ったトリアセチルセルロー
スフィルムを透明樹脂基板とする場合、80℃〜120
℃の範囲が好ましい。
脂基板が平面性を損なわない範囲であれば特に限定され
ないが、表面ケン化処理を行ったトリアセチルセルロー
スフィルムを透明樹脂基板とする場合、80℃〜120
℃の範囲が好ましい。
【0028】塗工厚みについては特に制限はない。必要
な光学特性(nXY−nZ )・dが得られるように調節す
る。
な光学特性(nXY−nZ )・dが得られるように調節す
る。
【0029】水分散性樹脂と水膨潤性無機層状化合物か
らなる層と透明樹脂基板の密着性を上げるために、透明
樹脂基板表面にコロナ処理などの表面処理を施したり、
アンカーコート層を設けてもよい。
らなる層と透明樹脂基板の密着性を上げるために、透明
樹脂基板表面にコロナ処理などの表面処理を施したり、
アンカーコート層を設けてもよい。
【0030】透明樹脂基板を用いる代わりに、偏光板の
保護フィルム上に直接、またはコロナ処理などの表面処
理を施したりアンカーコート層を設けたりした上に、水
分散性樹脂と水膨潤性無機層状化合物からなる層を形成
してもよい。
保護フィルム上に直接、またはコロナ処理などの表面処
理を施したりアンカーコート層を設けたりした上に、水
分散性樹脂と水膨潤性無機層状化合物からなる層を形成
してもよい。
【0031】
【発明の効果】本発明の水膨潤性無機層状化合物を用い
た位相差フィルムは、従来の水膨潤性無機層状化合物を
用いた位相差フィルムに比べ、耐湿熱性に優れ、その実
用価値は高い。
た位相差フィルムは、従来の水膨潤性無機層状化合物を
用いた位相差フィルムに比べ、耐湿熱性に優れ、その実
用価値は高い。
【0032】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。なお、実
施例によって得られた水分散液の安定性、および実施例
によって得られた位相差フィルムの光線透過率、耐熱変
色性、耐湿熱性は以下のように評価した。 (1)水分散液安定性評価:水分散液を調製してから3
日間室温で放置し、ゲル化および白濁等の液状態の変化
を観察した。 (2)光線透過率測定:分光光度計(島津自記分光光度
計 UV−2200、(株)島津製作所製)を用いて測定した
透過スペクトルより、550nmの光線透過率を求め
た。 (3)耐熱変色性試験:100℃の環境下で1000時
間放置したものについて、色度計(色彩色差計 CT−21
0 、ミノルタ(株)製)を使用し、C光源を用いて2度
視野で測定したL* a* b* 表色系の色座標b* (JIS
Z 8729)で表して、その初期値からの変化を求めた。 (4)耐湿熱性試験:偏光板(商品名 スミカラン SH
−1832AP7 、住友化学工業(株)製)と液晶セルの間に
位相差フィルムを粘着剤を介して貼合したものについ
て、温度40℃、相対湿度90%の環境下に500時間
放置して、水分散性樹脂と水膨潤性無機層状化合物から
なる層と透明樹脂基板との界面で剥離などの不具合を生
じないか観察した。 (5)光学特性測定:偏光顕微鏡(商品名 OPTIP
HOT−POL、ニコン(株)製)を用いて、位相差フ
ィルム面内のレターデーションと透明樹脂基板の遅相軸
回りに位相差フィルムを30度傾けて測定したレターデ
ーションとをセナルモン法で測定し、常法により(nXY
−nZ )・dを計算した。
が、本発明はこれに限定されるものではない。なお、実
施例によって得られた水分散液の安定性、および実施例
によって得られた位相差フィルムの光線透過率、耐熱変
色性、耐湿熱性は以下のように評価した。 (1)水分散液安定性評価:水分散液を調製してから3
日間室温で放置し、ゲル化および白濁等の液状態の変化
を観察した。 (2)光線透過率測定:分光光度計(島津自記分光光度
計 UV−2200、(株)島津製作所製)を用いて測定した
透過スペクトルより、550nmの光線透過率を求め
た。 (3)耐熱変色性試験:100℃の環境下で1000時
間放置したものについて、色度計(色彩色差計 CT−21
0 、ミノルタ(株)製)を使用し、C光源を用いて2度
視野で測定したL* a* b* 表色系の色座標b* (JIS
Z 8729)で表して、その初期値からの変化を求めた。 (4)耐湿熱性試験:偏光板(商品名 スミカラン SH
−1832AP7 、住友化学工業(株)製)と液晶セルの間に
位相差フィルムを粘着剤を介して貼合したものについ
て、温度40℃、相対湿度90%の環境下に500時間
放置して、水分散性樹脂と水膨潤性無機層状化合物から
なる層と透明樹脂基板との界面で剥離などの不具合を生
じないか観察した。 (5)光学特性測定:偏光顕微鏡(商品名 OPTIP
HOT−POL、ニコン(株)製)を用いて、位相差フ
ィルム面内のレターデーションと透明樹脂基板の遅相軸
回りに位相差フィルムを30度傾けて測定したレターデ
ーションとをセナルモン法で測定し、常法により(nXY
−nZ )・dを計算した。
【0033】なお、位相差フィルムの製造条件および得
られた位相差フィルムの評価結果を示す表1において、
字句、略号等は下記の意味を表す。 ・Clay :水膨潤性無機層状化合物 ・添加剤添加量:水分散性樹脂と水膨潤性無機層状化合
物の水分散液100gに対する量 ・△b* :色座標b* の初期値からの変化 ・SP :水分散性ポリウレタン樹脂(商品名 ス
ーパーフレックス) ・PVA :ポリビニルアルコール(商品名 ポバー
ル) ・ケン化TAC :表面ケン化処理したトリアセチルセルロ
ースフィルム ・一軸PC :コロナ処理した一軸配向性ポリカーボネ
ート位相差フィルム ・EX614B :エポキシ化合物(商品名 デナコール
EX−614B) ・XL29SE :多官能カルボジイミド化合物(商品名
UCARLNK XL−29SE) ・GLX 縮合物:尿素・グリオキザール・アクリルアミド
重縮合物 ・AM共重合体:アクリルアミド・アクリル酸重合体
られた位相差フィルムの評価結果を示す表1において、
字句、略号等は下記の意味を表す。 ・Clay :水膨潤性無機層状化合物 ・添加剤添加量:水分散性樹脂と水膨潤性無機層状化合
物の水分散液100gに対する量 ・△b* :色座標b* の初期値からの変化 ・SP :水分散性ポリウレタン樹脂(商品名 ス
ーパーフレックス) ・PVA :ポリビニルアルコール(商品名 ポバー
ル) ・ケン化TAC :表面ケン化処理したトリアセチルセルロ
ースフィルム ・一軸PC :コロナ処理した一軸配向性ポリカーボネ
ート位相差フィルム ・EX614B :エポキシ化合物(商品名 デナコール
EX−614B) ・XL29SE :多官能カルボジイミド化合物(商品名
UCARLNK XL−29SE) ・GLX 縮合物:尿素・グリオキザール・アクリルアミド
重縮合物 ・AM共重合体:アクリルアミド・アクリル酸重合体
【0034】実施例1 水分散性ポリウレタン樹脂(商品名 スーパーフレック
ス 190、第一工業製薬(株)製)を固形分で5.0
%、水膨潤性無機層状化合物である合成ヘクトライト
(商品名 ラポナイトXLS、Laporte社製:平
均粒径35nm)を5.0%含む水分散液を調製した。
この水分散液を、厚み80μmのトリアセチルセルロー
スフィルム(商品名 フジタックSH−80、富士写真
フィルム(株)製)を表面ケン化処理したフィルムを透
明樹脂基板として、この透明樹脂基板上に乾燥後の膜厚
が20μmとなるように100℃でコンマコート法で製
膜して位相差フィルムを得た。評価結果を表1に示す。
ス 190、第一工業製薬(株)製)を固形分で5.0
%、水膨潤性無機層状化合物である合成ヘクトライト
(商品名 ラポナイトXLS、Laporte社製:平
均粒径35nm)を5.0%含む水分散液を調製した。
この水分散液を、厚み80μmのトリアセチルセルロー
スフィルム(商品名 フジタックSH−80、富士写真
フィルム(株)製)を表面ケン化処理したフィルムを透
明樹脂基板として、この透明樹脂基板上に乾燥後の膜厚
が20μmとなるように100℃でコンマコート法で製
膜して位相差フィルムを得た。評価結果を表1に示す。
【0035】実施例2、3 水分散性ポリウレタン樹脂と合成ヘクトライトの濃度を
それぞれ表1のようにする以外は実施例1と同様の方法
で位相差フィルムを得た。評価結果を表1に示す。
それぞれ表1のようにする以外は実施例1と同様の方法
で位相差フィルムを得た。評価結果を表1に示す。
【0036】実施例4 水分散性樹脂として、水分散性ポリウレタン樹脂(商品
名 スーパーフレックス 107M、第一工業製薬
(株)製)を用いる以外は実施例1と同様の方法で位相
差フィルムを得た。評価結果を表1に示す。
名 スーパーフレックス 107M、第一工業製薬
(株)製)を用いる以外は実施例1と同様の方法で位相
差フィルムを得た。評価結果を表1に示す。
【0037】実施例5 架橋剤としてエポキシ化合物(商品名 デナコール E
X−614B、ナガセ化成(株)製)を水分散性ポリウ
レタン樹脂と水膨潤性無機層状化合物の水分散液100
gに対して0.3gを添加する以外は実施例1と同様の
方法で位相差フィルムを得た。評価結果を表1に示す。
X−614B、ナガセ化成(株)製)を水分散性ポリウ
レタン樹脂と水膨潤性無機層状化合物の水分散液100
gに対して0.3gを添加する以外は実施例1と同様の
方法で位相差フィルムを得た。評価結果を表1に示す。
【0038】実施例6 一軸配向性ポリカーボネート位相差フィルム(商品名
スミカライト SEF−480430A1、住友化学工
業(株)製)を、コロナ処理機により処理エネルギー4
00W・min/m2 の条件でコロナ処理を行い、表面
張力54dyn/cm以上とした。このフィルムを透明
樹脂基板として用いる他は実施例1と同様に位相差フィ
ルムを得た。評価結果を表1に示す。
スミカライト SEF−480430A1、住友化学工
業(株)製)を、コロナ処理機により処理エネルギー4
00W・min/m2 の条件でコロナ処理を行い、表面
張力54dyn/cm以上とした。このフィルムを透明
樹脂基板として用いる他は実施例1と同様に位相差フィ
ルムを得た。評価結果を表1に示す。
【0039】比較例1 水分散性ポリウレタン樹脂と合成ヘクトライトの濃度を
それぞれ表1のようにする以外は実施例1と同様の方法
で位相差フィルムを得たが、耐湿熱性試験で剥離を生じ
た。評価結果を表1に示す。
それぞれ表1のようにする以外は実施例1と同様の方法
で位相差フィルムを得たが、耐湿熱性試験で剥離を生じ
た。評価結果を表1に示す。
【0040】比較例2 水分散性樹脂として、水分散性ポリウレタン樹脂(商品
名 スーパーフレックス 107M、第一工業製薬
(株)製)を用い、水分散性ポリウレタン樹脂と合成ヘ
クトライトの濃度をそれぞれ表1のようにする以外は実
施例1と同様の方法で位相差フィルムを得たが、充分な
光学特性が得られなかった。評価結果を表1に示す。
名 スーパーフレックス 107M、第一工業製薬
(株)製)を用い、水分散性ポリウレタン樹脂と合成ヘ
クトライトの濃度をそれぞれ表1のようにする以外は実
施例1と同様の方法で位相差フィルムを得たが、充分な
光学特性が得られなかった。評価結果を表1に示す。
【0041】比較例3 水分散性樹脂の代わりにポリビニルアルコール(商品名
ポバール103、(株)クラレ製:ケン化度98.5
%、重合度300)を4.4%、水膨潤性無機層状化合
物である合成ヘクトライトを3.7%含む水分散液を用
いる他は実施例1と同様の方法で位相差フィルムを得た
が、耐湿熱性試験で剥離を生じた。評価結果を表1に示
す。
ポバール103、(株)クラレ製:ケン化度98.5
%、重合度300)を4.4%、水膨潤性無機層状化合
物である合成ヘクトライトを3.7%含む水分散液を用
いる他は実施例1と同様の方法で位相差フィルムを得た
が、耐湿熱性試験で剥離を生じた。評価結果を表1に示
す。
【0042】比較例4 架橋剤として多官能カルボジイミド化合物(商品名 U
CARLNK XL−29SE、ユニオンカーバイド社
製)を水分散性ポリウレタン樹脂と水膨潤性無機層状化
合物の水分散液100gに対して0.3g添加する以外
は実施例1と同様の方法で水分散液を調製したが、水分
散液がゲル化した。評価結果を表1に示す。
CARLNK XL−29SE、ユニオンカーバイド社
製)を水分散性ポリウレタン樹脂と水膨潤性無機層状化
合物の水分散液100gに対して0.3g添加する以外
は実施例1と同様の方法で水分散液を調製したが、水分
散液がゲル化した。評価結果を表1に示す。
【0043】比較例5 水分散性樹脂の代わりにポリビニルアルコール(商品名
ポバール103、(株)クラレ製:ケン化度98.5
%、重合度300)を4.4%、水膨潤性無機層状化合
物である合成ヘクトライトを3.7%含む水分散液10
0gに対して、架橋剤として特開平2−16094号公
報に開示されている方法で調製した尿素・グリオキザー
ル・アクリルアミド重縮合物(モル組成比1:3:0.
03)を1.0g、助剤としてアクリルアミド・アクリ
ル酸共重合体(共重合組成9:1、分子量 約1000
0)を0.2g添加した水分散液を調製し、実施例1と
同様の方法で位相差フィルムを得たが、光線透過率が8
0%以下になり、耐熱変色性試験で色座標b* の変化が
5を越えた。評価結果を表1に示す。
ポバール103、(株)クラレ製:ケン化度98.5
%、重合度300)を4.4%、水膨潤性無機層状化合
物である合成ヘクトライトを3.7%含む水分散液10
0gに対して、架橋剤として特開平2−16094号公
報に開示されている方法で調製した尿素・グリオキザー
ル・アクリルアミド重縮合物(モル組成比1:3:0.
03)を1.0g、助剤としてアクリルアミド・アクリ
ル酸共重合体(共重合組成9:1、分子量 約1000
0)を0.2g添加した水分散液を調製し、実施例1と
同様の方法で位相差フィルムを得たが、光線透過率が8
0%以下になり、耐熱変色性試験で色座標b* の変化が
5を越えた。評価結果を表1に示す。
【0044】比較例6 製膜温度を140℃とする以外は実施例1と同様の方法
で位相差フィルムを得たが、透明樹脂基板であるトリア
セチルセルロースフィルムが波打ち状の変形を呈した。
評価結果を表1に示す。
で位相差フィルムを得たが、透明樹脂基板であるトリア
セチルセルロースフィルムが波打ち状の変形を呈した。
評価結果を表1に示す。
【0045】
【表1】
Claims (6)
- 【請求項1】水分散性樹脂と、平均粒径が1μm以下で
ある水膨潤性無機層状化合物からなり、その割合が重量
比で7:3から3:7の範囲にある層を透明樹脂基板の
少なくとも片側に形成してなるフィルム面内の屈折率が
フィルム厚み方向の屈折率よりも大きい位相差フィル
ム。 - 【請求項2】光線透過率が80%以上であり、かつ10
0℃の環境下で1000時間経過した後の変色がL* a
* b* 表色系の色座標b* の変化で表して5以下である
請求項1記載の位相差フィルム。 - 【請求項3】水分散性樹脂が水分散性ポリウレタン樹脂
である請求項1記載の位相差フィルム。 - 【請求項4】水膨潤性無機層状化合物が合成ヘクトライ
トである請求項1記載の位相差フィルム。 - 【請求項5】透明樹脂基板が表面ケン化処理を行ったト
リアセチルセルロースフィルムである請求項1記載の位
相差フィルム。 - 【請求項6】透明樹脂基板が熱可塑性樹脂からなる一軸
配向性位相差フィルムである請求項1記載の位相差フィ
ルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23982695A JPH0980233A (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | 位相差フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23982695A JPH0980233A (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | 位相差フィルム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0980233A true JPH0980233A (ja) | 1997-03-28 |
Family
ID=17050433
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23982695A Pending JPH0980233A (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | 位相差フィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0980233A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006010912A (ja) * | 2004-06-24 | 2006-01-12 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 位相差板と複合偏光板、それらの製造方法及び液晶表示装置 |
JP2014048426A (ja) * | 2012-08-30 | 2014-03-17 | Nippon Shokubai Co Ltd | 積層位相差フィルムおよびその製造方法 |
US11150503B2 (en) | 2015-12-17 | 2021-10-19 | Zeon Corporation | Liquid crystal display device |
-
1995
- 1995-09-19 JP JP23982695A patent/JPH0980233A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006010912A (ja) * | 2004-06-24 | 2006-01-12 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 位相差板と複合偏光板、それらの製造方法及び液晶表示装置 |
JP2014048426A (ja) * | 2012-08-30 | 2014-03-17 | Nippon Shokubai Co Ltd | 積層位相差フィルムおよびその製造方法 |
US11150503B2 (en) | 2015-12-17 | 2021-10-19 | Zeon Corporation | Liquid crystal display device |
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