JPH0980159A - 出力領域監視装置 - Google Patents

出力領域監視装置

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JPH0980159A
JPH0980159A JP7235623A JP23562395A JPH0980159A JP H0980159 A JPH0980159 A JP H0980159A JP 7235623 A JP7235623 A JP 7235623A JP 23562395 A JP23562395 A JP 23562395A JP H0980159 A JPH0980159 A JP H0980159A
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JP
Japan
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signal
detector
optical
signals
output
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JP7235623A
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English (en)
Inventor
Shigehiro Kono
繁宏 河野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Measurement Of Radiation (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ケーブル数を削減でき、高い周波数成分まで測
定可能で、信号精度の劣化に対処可能な出力領域監視装
置を提供すること。 【解決手段】原子炉内部に設置した複数の検出器の出力
信号を取込んで原子炉出力を監視する出力領域監視装置
であり、検出器1から出力された検出器信号を個々に周
波数信号に変換し光多重化して監視ユニットへ伝送する
第1の信号系統と、検出器信号を個々にディジタル信号
に変換し光信号に変換して監視ユニットへ伝送する第2
の信号系統を備える。監視ユニットにおいて第1の信号
系統によって送られた光信号をディジタル信号に変換
し、第2の信号系統によって送られてきた光信号を元の
ディジタル信号に変換し、両者を一致させるような補正
係数を算出して、通常の監視時に第1の信号系統によっ
て監視ユニットに送られてきた検出器信号を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子炉等の作業員
が容易には近付けない場所に設置されている複数の検出
器の信号を高い同時性で測定することが要求される出力
領域監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の検出器の信号を測定する場合、マ
ルチプレクサによって順次検出器信号を選択し、その選
択した信号をアナログ/ディジタル変換器でディジタル
化するシーケンシャル処理が一般的である。
【0003】検出器と信号処理装置との間が物理的に大
きく離れている場合は、図8に示すように検出器信号を
信号処理装置のところまで個々に信号ケーブルで伝送し
て前記処理を行うか、又は図9に示すように検出器の近
くでマルチプレクシングとアナログ/ディジタル変換を
行ってから順編成データとして信号処理装置に伝送ケー
ブルで伝送する方式が採られる。
【0004】しかし、検出器信号をそのままの信号形態
でケーブルによって信号処理装置まで伝送する図8の方
式では、ケーブルの本数が多くなると共に、伝送途中で
ノイズが混入し易いという不具合がある。
【0005】また、検出器の近くでマルチプレクシング
とアナログ/ディジタル変換を行う図9の方式では、検
出器信号のサンプリング周期より高い周波数成分を持つ
信号が測定できなくなる。また、1つの検出器信号に注
目すると、この方式は順編成データ伝送となるので検出
器信号を伝送しているときは他の信号を伝送できずさら
に信号が離散的になる。このため信号の受信側では各検
出器信号の時間的変化に対する再現性が劣化するという
問題がある。特に、ミリ秒オーダー以下の信号変化を測
定する必要がある場合には、汎用のマルチプレクサとア
ナログ/ディジタル変換器を使用すると信号の時間特性
が劣化する。
【0006】一方、一般計装においては電圧信号を周波
数信号に変換するV/F変換技術、異なる波長の光信号
を多重化して1本の光ファイバーで伝送する波長多重化
光伝送技術は良く知られているところである。
【0007】このようなV/F変換技術と波長多重光伝
送技術を組み合われば上記した2つの問題を克服できる
と考えられる。V/F変換技術と波長多重光伝送技術と
を組合わせて多数チャネル信号処理システムを構成した
場合、図10に示すようなシステム構成になると考えら
れる。
【0008】図10に示す多数チャネル信号処理システ
ムは、検出現場側に複数の検出器1と、それぞれの検出
器信号を周波数信号に変換する複数の信号変換手段2
と、それぞれ異なる波長の光信号を発生する複数の光信
号発生手段3と、複数の波長の光信号を一つに重ね合わ
せる光信号多重化手段4とが備えられる。検出現場とそ
こから離れた信号処理装置側とは光信号を伝送する光信
号伝送手段5を介して接続する。
【0009】信号処理装置側には、一つの光信号を複数
に分岐する光信号分岐手段6と、それぞれ異なる特定波
長の光信号を入力して周波数信号に変換する複数の光信
号受信手段7と、周波数信号をディジタル値に変換する
ディジタル化手段8と、ディジタル信号を演算処理する
演算処理手段9とが備えられる。
【0010】複数の検出器1の出力信号は、それぞれ信
号変換手段2によって出力信号値に対応した周波数信号
に変換された後、光信号発生手段3に入力されて検出器
毎に異なる波長の光の周波数信号に変換される。この複
数の光信号は、光信号多重化手段4により一つの光信号
にまとめられ、光伝送手段5を通して信号処理装置側へ
送られる。
【0011】信号処理装置側では、光分岐手段6が多重
化された光信号を複数の光信号に分岐してそれぞれを光
受信手段7に入力する。それぞれの光信号受信手段7で
は特定の波長の光信号のみを受信して周波数信号に変換
することで各検出器1の出力信号をそれぞれ異なる周波
数信号に再変換して出力する。各検出器1の出力信号に
対応したそれぞれの周波数信号は、ディジタル化手段8
によってディジタル信号に変換した後、演算処理手段9
で演算処理される。
【0012】このような信号処理システムによれば、原
子炉のように容易に近寄れない検出器設置場所とそこか
ら離れた監視側とを1本のケーブルで接続できることと
なり、多数の信号ケーブルを使用する必要がなくなり、
ケーブルを削減することができる。例えば、n個の検出
器信号を多重化した場合、使用するケーブル量は1/n
に削減される。ケーブルの削減は材料費の削減、ケーブ
ル敷設費の削減等の経済的効果をもたらす。しかも本方
式によれば検出器信号はサンプリングの影響がないため
監視装置側でも信号特性を劣化させることなく再現でき
る。さらに光信号による伝送を用いることで伝送経路中
での電気的・電磁的ノイズの混入をなくすことができ
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな多数チャネル信号処理システムであっても各検出器
信号をそのまま個々に信号ケーブルで中央制御室に伝送
した場合に比べてV/F変換数が増大するので変換誤差
による信号精度の劣化を生じると共に、信号経路が複雑
になる等の問題点が想定される。
【0014】本発明は、以上のような実情に鑑みてなさ
れたもので、検出器と信号処理装置とが互いに離れた位
置にある場合においても、ケーブル量を増やすことな
く、かつ、高い周波数成分まで測定可能で、信号精度の
劣化に対処可能な出力領域監視装置を提供する事を目的
とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために以下のような手段を講じた。請求項1に対
応する本発明は、原子炉内部に設置した複数の検出器の
出力信号を取込んで個々の検出器出力及び原子炉出力を
監視する出力領域監視装置において、前記検出器から出
力された検出器信号を個々に周波数信号に変換し、これ
ら周波数信号を検出器毎に異なる波長の光信号に変換す
ると共に光多重化して監視ユニットへ伝送する第1の信
号系統と、前記検出器から出力された検出器信号を個々
にディジタル信号に変換し、これらディジタル信号を光
信号に変換して前記監視ユニットへ伝送する第2の信号
系統と、前記監視ユニットに配置され、前記第1の信号
系統によって送られてきた光多重化された光信号を個々
の検出器信号に対応したディジタル信号に変換する第1
の信号復元手段と、前記監視ユニットに配置され、前記
第2の信号系統によって送られてきた光信号を元のディ
ジタル信号に変換する第2の信号復元手段と、前記第1
の信号復元手段手段によって変換された検出器信号のデ
ィジタル信号値と、前記第2の信号復元手段によって変
換された同じ検出器信号のディジタル信号値とを比較し
て両者を一致させる補正係数を算出する係数演算手段
と、前記第1の信号系統によって前記監視ユニットに送
られてきた検出器信号を前記補正係数に基づいて補正す
る補正手段とを備える。
【0016】本発明の出力領域監視装置によれば、検出
器から出力された検出器信号が第1の信号系統及び第2
の信号系統を介して監視ユニットに別々に送られる。第
1の信号系統では、検出器から出力された検出器信号が
個々に周波数信号に変換され、これら周波数信号が検出
器毎に異なる波長の光信号に変換され光多重化して監視
ユニットへ伝送される。従って、第1の信号系統は図1
0に示すシステム構成と同様にして信号伝送するので、
ケーブル数の削減を図ることができると共に複数の検出
器信号について高い同時性、連続性を確保することがで
きる。また、第2の信号系統では、検出器から出力され
た検出器信号が個々にディジタル信号に変換され、さら
に光信号に変換されて監視ユニットへ伝送される。従っ
て、第2の信号系統は図9に示すシステム構成と同様に
して信号伝送するので、ケーブル数の削減を図ることが
できると共に検出器に近いところで検出器信号をディジ
タル化するため高い精度を実現することができる。
【0017】第1の信号系統によって監視ユニットに送
られてきた多重化光信号が第1の信号復元手段によって
個々の検出器信号に対応したディジタル信号に変換さ
れ、第2の信号系統によって監視ユニットに送られてき
た光信号が元のディジタル信号に変換される。係数演算
手段において、第1の信号復元手段手段によって変換さ
れた検出器信号のディジタル信号値と第2の信号復元手
段によって変換された同じ検出器信号のディジタル信号
値とを比較することにより両者を一致させる補正係数が
計算され、第1の信号系統によって監視ユニットに送ら
れてきた検出器信号が補正係数に基づいて補正される。
【0018】請求項2に対応する本発明は、原子炉内部
に設置した複数の検出器の出力信号を取込んで個々の検
出器出力及び原子炉出力を監視する出力領域監視装置に
おいて、原子炉内部に設置した第1形の検出器から出力
された検出器信号を個々に周波数信号に変換し、これら
周波数信号を検出器毎に異なる波長の光信号に変換する
と共に光多重化して監視ユニットへ伝送する第1の信号
系統と、原子炉内部に設置した第1形とは検出原理の異
なる第2形の検出器から出力された検出器信号を個々に
ディジタル信号に変換し、これらディジタル信号を光信
号に変換して前記監視ユニットへ伝送する第2の信号系
統と、前記監視ユニットに配置され、前記第1の信号系
統によって送られてきた光多重化された光信号を個々の
検出器信号に対応したディジタル信号に変換する第1の
信号復元手段と、前記監視ユニットに配置され、前記第
2の信号系統によって送られてきた光信号を元のディジ
タル信号に変換する第2の信号復元手段と、前記第1の
信号復元手段手段によって変換された検出器信号のディ
ジタル信号値と、前記第2の信号復元手段によって変換
された同じ検出器位置からの検出器信号のディジタル信
号値とを比較して両者を一致させる補正係数を算出する
係数演算手段と、前記第1の信号系統によって前記監視
ユニットに送られてきた検出器信号を前記補正係数に基
づいて補正する補正手段とを備えた。
【0019】本発明の出力領域監視装置によれば、原子
炉内部に設置した第1形の検出器から出力された検出器
信号が第1の信号系統によって監視ユニットに送られ、
原子炉内部に設置した第2形の検出器から出力された検
出器信号が第2の信号系統によって監視ユニットに送ら
れる。上記同様に第1の信号復元手段手段によって変換
された検出器信号のディジタル信号値と、第2の信号復
元手段によって変換された同じ検出器位置からの検出器
信号のディジタル信号値とから補正係数が算出され、第
1の信号系統によって監視ユニットに送られてきた検出
器信号が補正係数に基づいて補正される。このように検
出原理の異なる第1形及び第2形の検出器の各検出器信
号を別々の信号系統によって監視ユニットへ伝送し、か
つ両者を比較して補正係数を求めるので、同じ検出器か
らの検出器信号を比較する場合に比べて信頼性を上るこ
とができる。
【0020】請求項3に対応する本発明は、原子炉内部
に設置した複数の検出器の出力信号を取込んで個々の検
出器出力及び原子炉出力を監視する出力領域監視装置に
おいて、前記第1の信号系統と、前記第2の信号系統
と、前記第1の信号復元手段と、前記第2の信号復元手
段と、校正信号を発生する校正信号発生手段と、前記第
1の信号系統において検出器信号を周波数信号に変換す
る変換部及び前記第2の信号系統において検出器信号を
ディジタル信号に変換する変換部のそれぞれに対して前
記校正信号を入力する校正信号入力手段と、前記第1の
信号系統を介して前記監視ユニットへ送られた校正信号
の信号値と、前記第2の信号系統を介して前記監視ユニ
ットへ送られた校正信号の信号値とを比較して両者が一
致するような回路定数を前記第1の信号系統に設定する
回路定数手段と、前記第1の信号復元手段手段によって
変換された検出器信号のディジタル信号値と、前記第2
の信号復元手段によって変換された同じ検出器信号のデ
ィジタル信号値とを比較して両者の誤差を監視する誤差
監視手段と、前記誤差が一定値以上になったならば前記
第1の信号復元手段手段によって変換された検出器信号
のディジタル信号値を誤差分に応じて補正する補正手段
とを備える。
【0021】本発明の出力領域監視装置によれば、校正
信号発生手段が発生させた校正信号を校正信号入力手段
が第1の信号系統における周波数変換部及び第2の信号
系統におけるディジタル信号変換部のそれぞれに対して
入力する。これにより校正信号が第1、第2の信号系統
を通って監視ユニットへ伝送される。
【0022】監視ユニットでは、回路定数手段において
第1の信号系統の校正信号の信号値と第2の信号系統の
校正信号の信号値とが比較され両者が一致するような回
路定数が求められる。この回路定数が第1の信号系統に
設定される。また、第1の信号復元手段手段によって変
換された検出器信号のディジタル信号値と第2の信号復
元手段によって変換された同じ検出器信号のディジタル
信号値との差が誤差監視手段において比較され、誤差が
一定値以上になったならば第1の信号復元手段手段によ
って変換された検出器信号のディジタル信号値が誤差分
に応じて補正される。
【0023】請求項4に対応する本発明は、原子炉内部
に設置した複数の検出器の出力信号を取込んで個々の検
出器出力及び原子炉出力を監視する出力領域監視装置に
おいて、第1形の検出器から出力された検出器信号を監
視ユニットへ伝送する前記第1の信号系統と、第2形の
検出器から出力された検出器信号を監視ユニットへ伝送
する前記第2の信号系統と、前記第1の信号復元手段
と、前記第2の信号復元手段と、校正信号を発生する校
正信号発生手段と、前記第1の信号系統において検出器
信号を周波数信号に変換する変換部及び前記第2の信号
系統において検出器信号をディジタル信号に変換する変
換部のそれぞれに対して前記校正信号を入力する校正信
号入力手段と、前記第1の信号系統を介して前記監視ユ
ニットへ送られた校正信号の信号値と、前記第2の信号
系統を介して前記監視ユニットへ送られた校正信号の信
号値とを比較して両者が一致するような回路定数を前記
第1の信号系統に設定する回路定数手段と、前記第1の
信号復元手段手段によって変換された検出器信号のディ
ジタル信号値と、前記第2の信号復元手段によって変換
された同じ検出器位置からの検出器信号のディジタル信
号値とを比較して両者の誤差を監視する誤差監視手段
と、前記誤差が一定値以上になったならば前記第1の信
号復元手段手段によって変換された検出器信号のディジ
タル信号値を誤差分に応じて補正する補正手段とを備え
る。
【0024】本発明の出力領域監視装置によれば、原子
炉内部に設置した第1形の検出器から出力された検出器
信号が第1の信号系統によって監視ユニットに送られ、
原子炉内部に設置した第2形の検出器から出力された検
出器信号が第2の信号系統によって監視ユニットに送ら
れる。このような第1の信号系統及び第2の信号系統に
校正信号発生手段が発生させた校正信号を入力して監視
ユニットへ伝送し、請求項3と同様にして、誤差監視が
行われ誤差が一定値以上になったならば第1の信号系統
を通って取得された検出器信号を誤差分に応じて補正す
る。
【0025】請求項5に対応する本発明は、上記した出
力領域監視装置において、前記第1の信号系統を介して
前記監視ユニットに送られてきた光信号を個々の検出器
信号に対応したアナログ信号に変換するアナログ化手段
と、前記アナログ化手段の出力に前記係数演算手段で求
めた補正係数又は前記誤差分に応じた補正係数を乗算し
て出力する出力手段とを備える。
【0026】本発明の出力領域監視装置によれば、第1
の信号系統を介して監視ユニットに送られてきた光信号
がアナログ化手段によって個々の検出器信号に対応した
アナログ信号に変換される。出力手段において係数演算
手段で求めた補正係数がアナログ信号に乗算され補正さ
れた状態で出力される。又は、出力手段において補正手
段で求められた誤差分に応じた補正係数がアナログ信号
に乗算され補正された状態で出力される。
【0027】請求項6に対応する本発明は、請求項4の
出力領域監視装置において、前記第1形の検出器を核分
裂電離箱で構成し、前記第2形の検出器をガンマ熱電対
で構成し、前記第1の信号系統において検出器信号を電
流−電圧変換する変換部の変換係数と、前記第2の信号
系統において検出器信号をディジタル信号に変換する前
段で増幅する増幅部の利得とを可変にした。
【0028】本発明によれば、信号変化に対して応答速
度の速い核分裂電離箱で検出された中性子検出信号が第
1の信号系統を介して伝送され、経年劣化の小さいガン
マ熱電対で検出された中性子検出信号が第2の信号系統
を介して伝送される。第2の信号系統の検出器信号を増
幅する増幅部の出力が一致するように各増幅部の利得を
調整する。校正時には、上記同様にして、第1,第2の
信号系統を通過した検出器信号又は校正信号の差分がな
くなるように第1の信号系統における電流−電圧変換部
の変換係数を調整する。そして、通常監視時に誤差監視
手段で検出器信号の誤差分が検出され、第1の信号系統
を通って取得された検出器信号が補正手段で誤差分に応
じて補正される。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。 (第1の実施形態)図1は、第1の実施形態に係る多数
チャネル信号処理装置の全体構成を示している。
【0030】この多数チャネル信号処理装置は、信号変
換ユニット及び監視ユニットからなり、信号変換ユニッ
トで検出された多数の検出器信号を監視ユニットへ伝送
し、監視ユニットで演算処理を実行するように構成され
ている。
【0031】信号変換ユニットには、複数の検出器1が
配置されており、それぞれの検出器に対応して検出器信
号を周波数信号に変換する信号変換手段2、所定波長の
光信号を発生する光信号発生手段3が直列に接続されて
いる。個々の光信号発生手段3は互いに波長の異なる光
信号を発生する。各光信号発生手段3から出力された複
数波長の光信号を光信号多重化手段4で一つに重ね合わ
ている。光信号多重化手段4が光信号を伝送する光信号
伝送手段5を介して監視ユニットの光信号分岐手段6に
接続されている。
【0032】上記信号変換ユニットに、上記各検出器1
の検出器信号から一つを選択する信号選択手段10を備
えており、この信号選択手段10に対してアナログ信号
をディジタル信号に変換するアナログ/ディジタル変換
手段11、このアナログ/ディジタル変換手段11から
出力されたパラレルのディジタル信号をシリアル信号に
変換するシリアル/パラレル変換手段12、このシリア
ル信号(電気信号)を光信号に変換して出力する光信号
発生手段13が直列に接続されている。光信号発生手段
13が上記光信号伝送手段5とは別の光信号伝送手段1
4を介して監視ユニットの光信号受信手段15に接続さ
れている。
【0033】すなわち、複数の検出器信号を光信号多重
化し光信号伝送手段5を介して監視ユニットへ伝送する
第1の信号系統と、複数の検出器信号をマルチプレクス
しシリアル信号化して光信号伝送手段14を介して監視
ユニットへ伝送する第2の信号系統とを備えている。
【0034】監視ユニットには、第1の信号系統から伝
送されてくる光多重化された一つの光信号を複数に分岐
する光信号分岐手段6が入力段に設けられている。この
光信号分岐手段6の出力に、それぞれ異なる特定の波長
の光信号を入力して周波数信号に変換する光信号受信手
段7、周波数信号をディジタル値に変換するディジタル
化手段8からなる直列回路が並列接続されている。各デ
ィジタル化手段8から出力されたディジタル信号を演算
処理手段9に入力して演算処理する。
【0035】また、監視ユニットには、第2の信号系統
から伝送されてくる光信号を入力して電気信号に変換す
る光信号受信手段15と、シリアル信号をパラレル信号
に変換するシリアル/パラレル変換手段16が設けられ
ている。シリアル/パラレル変換手段16の出力を演算
処理手段9に入力し演算処理するようにしている。次
に、以上のように構成された本実施形態の動作について
説明する。
【0036】信号変換ユニットでは、複数の検出器1の
出力信号が第1の信号系統においてそれぞれ信号変換手
段2によって出力信号値に対応した周波数信号に変換さ
れた後、光信号発生手段3に入力されて検出器毎に異な
る波長の光の周波数信号に変換される。この複数の光信
号は、光信号多重化手段4により一つの光信号に多重化
され、光伝送手段5を通して監視ユニットの光分岐手段
6に伝送される。
【0037】監視ユニットでは、光分岐手段6で一つの
光信号を複数の光信号に分岐してそれぞれを受信手段7
に入力する。それぞれの光信号受信手段7では特定の波
長の光信号のみを受信して周波数信号に変換することで
各検出器1の出力信号がそれぞれ異なる信号受信手段7
から周波数信号に再変換されて出力される。各検出器1
の出力信号に対応したそれぞれの周波数信号は、ディジ
タル化手段8によってディジタル信号に変換した後、演
算処理手段9で演算処理される。
【0038】一方、信号変換ユニットにおける第2の信
号系統では、複数の検出器1の出力信号のうち一つが信
号選択手段10より選択されてアナログ/ディジタル変
換手段11によってアナログ信号からディジタル信号に
変換される。アナログ/ディジタル変換手段11の出力
はパラレルのディジタル信号であるが、シリアル/パラ
レル変換手段12によってシリアル信号に変換される。
さらに、光信号発生手段13によって電気信号から光信
号に変換され、光信号伝送手段14を通して監視ユニッ
トの光信号受信手段15へ伝送される。
【0039】監視ユニットでは、信号変換ユニットの第
2の信号系統から送られてきた光信号を光信号受信手段
15で受信して光信号から電気信号に変換する。そし
て、シリアル/パラレル変換手段16でシリアル信号か
らパラレル信号に変換されて元のアナログ/ディジタル
変換手段11の出力信号に復元される。
【0040】第2の信号系統における上記した一連の動
作終了後に、信号変換ユニットにおいて信号選択手段1
0が次の検出器信号を選択して前記一連の動作を繰り返
す事によりシリアル/パラレル変換手段16から順次各
検出器信号に対応したディジタル信号が出力され、演算
処理手段9で読み取る事ができる。
【0041】ここで、第1の信号系統によれば複数の検
出器信号を光多重化して一度に伝送するので、同時に複
数の信号を伝送することができる。従って、各検出器信
号毎に見た場合、それぞれの信号がほぼ連続的(厳密に
はV/F変換周波数によってサンプリングされている)
に処理されており、検出器信号変化に対する応答が速
い。一方、第2の信号系統によれば検出器により近い段
階(デジタル/アナログ変換器11)でディジタル化さ
れるため信号精度が高くなる。
【0042】本実施形態では、演算処理手段9において
第1の信号系統を通して送られてきた信号を、第2の信
号系統を通して送られてきた信号に合わせる様に補正す
る事で応答性に優れ、しかも精度の高い検出器信号を取
得している。
【0043】通常の監視時は、図2(a)に示すように
信号変換ユニットから第1の信号系統を通して監視ユニ
ットに取り込まれた応答性に優れた検出器信号を演算処
理手段9の監視機能に与え、後述する校正時に求めた補
正係数で補正して監視を行う。
【0044】校正時は、図2(b)に示すように信号変
換ユニットから第1の信号系統を介して取り込まれた信
号と第2の信号系統を介して取り込まれた信号とを演算
処理手段9の比較機能にて比較する。この比較結果に基
づいて補正係数を求めるための補正演算を実施し、第1
の信号系統を介して取り込まれた信号を第2の信号系統
を介して取り込まれた信号に一致させる補正係数を求め
て、メモリに保存する。すなわち、精度の高い検出器信
号に合わせるように補正する。この補正係数を求める校
正処理は通常の監視周期に比して十分長い周期で実施さ
れる。 このように本実施形態によれば、応答性に優れ
高い周波数成分の信号まで測定可能な第1の信号系統
と、精度の高い測定信号を取得可能な第2の信号系統と
を備え、より精度の高い方の信号に基づいて応答性に優
れた信号を補正するので、応答性に優れしかも精度の高
い検出器信号を得ることができる。
【0045】(第2の実施形態)図3は、第2の実施形
態に係る多数チャネル信号処理システムの全体構成を示
している。
【0046】この多数チャネル信号処理システムは、信
号変換ユニット及び監視ユニットからなり、信号変換ユ
ニットで検出された多数の検出器信号を監視ユニットへ
伝送し、監視ユニットで演算処理を実行するように構成
されている。
【0047】信号変換ユニットに、第1の実施形態と同
一種類の複数の第1形の検出器1と、第1形の検出器1
と検出原理の異なる複数の第2形の検出器17とを配置
している。第1形の検出器1は応答速度が速いが使用環
境から受ける劣化が速いものであり、第2形の検出器1
7は応答速度は遅いが高精度でしかも使用環境から受け
る劣化が小さいものを使用している。
【0048】第1形の検出器1に対して、第1の実施形
態と同様に、信号変換手段2、光信号発生手段3が直列
に接続されており、各光信号発生手段3から出力された
複数波長の光信号を光信号多重化手段4で一つに重ね合
わせて光信号伝送手段5を介して監視ユニットへ伝送す
る第1の信号系統が形成されている。
【0049】第2形の検出器17に対して、検出器信号
を入力処理する信号処理手段18がそれぞれ接続され、
各信号処理手段18が上記各検出器17の検出器信号か
ら一つを選択する信号選択手段10に接続されている。
信号選択手段10の出力段に、アナログ/ディジタル変
換手段11、シリアル/パラレル変換手段12、光信号
発生手段13が直列に接続されている。光信号発生手段
13が上記光信号伝送手段5とは別の光信号伝送手段1
4を介して監視ユニットの光信号受信手段15に接続さ
れている。このように第2形の検出器17の出力に対し
て第2の信号系統が形成されている。
【0050】次に、以上のように構成された実施形態の
動作について説明する。複数の第1形の検出器1から演
算処理手段9までの作用は前記第1の実施形態での動作
と同じである。すなわち、複数の検出器1からの検出器
信号を光多重化して同時に監視ユニットへ伝送し、監視
ユニットにおいて演算処理手段9が応答性に優れた第1
の信号系統から取得した検出器信号を補正係数で補正し
て監視処理に使用する。
【0051】一方、複数の第2形の検出器17の検出器
信号はそれぞれ複数の信号処理手段18によって入力処
理され、このうち一つが信号選択手段10より選択され
てアナログ/ディジタル変換手段11によってアナログ
信号からディジタル信号に変換される。これ以降の動作
は第1の実施形態と同様である。
【0052】第1の信号系統では同時に複数の検出器信
号を伝送できるので、各検出器信号毎に見ると監視ユニ
ットの演算処理手段9がそれぞれの信号がほぼ連続的
(厳密にはV/F変換周波数によってサンプリングされ
ている)に処理できるため上記したような検出器信号変
化に対する応答が速く、検出器1として信号応答の速い
検出器を使用する事ができる。
【0053】第2の信号系統では検出器17の出力信号
を信号選択手段10で選択して伝送するので、個々の検
出器信号毎に見ると監視ユニットの演算処理手段9が離
散的に処理することになり検出器信号変化に対する応答
も前者の方法に比べると遅くなる。しかし、検出器によ
り近い段階でディジタル化されるため信号精度が高くな
るので上記したような検出器17として信号応答性が遅
く、信号レベルの小さい検出器も使用できる。
【0054】第2形の検出器17は、使用環境に対する
経年劣化が第1形の検出器1に比べて小さいので、第1
の実施形態と同様にして、精度の高い第2形の検出器1
7の検出器信号に対する第1形の検出器1の検出器信号
の誤差に基づいて補正係数を演算し、この補正係数で第
1形の検出器1の検出器信号を補正する。
【0055】このように本実施形態によれば、第1形の
検出器1よりも経年劣化が少なく精度の高い第2形の検
出器17の検出器信号を使って応答性に優れた第1形の
検出器1の検出器信号を補正することができ、応答性に
優れ、しかも精度の高い測定が行える。
【0056】(第3の実施形態)図4は第3の実施形態
に係る多数チャネル信号処理システムの全体構成を示し
ている。なお前述した第1の実施形態と同一の構成要素
には同一符号を付している。
【0057】この実施形態は、前述した第1の実施形態
のシステム構成を基本としており、さらに信号変換ユニ
ットに校正信号を発生させる校正信号発生手段20を備
え、各信号変換手段2の前段に検出器信号に利得を乗算
する利得乗算手段19をそれぞれ介挿している。信号選
択手段21を各検出器1と各利得乗算手段19との間に
それぞれ設け、利得乗算手段19へ入力すべき信号を検
出器信号または校正信号に切り換えられるようにしてい
る。他の構成は第1の実施形態と同じである。すなわ
ち、検出器信号を第1の信号系統と第2の信号系統を使
って監視ユニットへ伝送する。
【0058】次に、以上のように構成された本実施形態
における動作について説明する。複数の検出器1の出力
信号は、個々に利得乗算手段19によりそれぞれの検出
器1に固有の利得が乗算された後、それぞれ信号変換手
段2によって出力信号値に対応した周波数信号に変換さ
れる。それら周波数信号を光多重化して監視ユニットの
演算処理手段9へ伝送して演算処理されるまでの動作は
第1の実施形態と同じである。
【0059】また、複数の検出器1の出力信号のうち一
つが信号選択手段19より選択されたアナログ/ディジ
タル変換手段11によってアナログ信号からディジタル
信号に変換されてからシリアル/パラレル変換手段16
から順次各検出器信号に対応したディジタル信号が出力
され、監視ユニットの演算処理手段9で読み取る事がで
きるまでの動作は第1の実施形態と同じである。
【0060】ここで、第1の信号系統によって光多重化
して監視ユニットへ伝送した信号値と第2の信号系統に
よって信号選択手段を用いて順次選択して監視ユニット
へ伝送した信号値とが等しくなるように、それぞれの利
得乗算手段19の利得を初期調整しておく。
【0061】このため、信号選択手段21で複数の検出
器1の代わりに校正信号発生手段20を前記測定系に接
続し、検出器信号の代わりに校正信号を第1の信号系統
を使って光多重化し監視ユニットへ伝送して監視ユニッ
トでディジタル値a’に変換する。また、校正信号を第
2の信号系統を使って監視ユニットへ伝送して監視ユニ
ットでディジタル値ディジタル値aに変換する。監視ユ
ニットの演算処理9で両者を比較し、双方のディジタル
値が一致するように個々の利得乗算手段19の利得を調
整する。
【0062】初期調整後は、演算処理手段9によって第
1の信号系統の信号と第2の信号系統の信号との誤差を
監視し、この誤差がある一定値以上になった場合に、前
者の信号を後者の信号に合わせる様に補正する。
【0063】このように本実施形態によれば、応答性に
優れ、しかも精度の高い検出器信号が得られると共に、
校正信号発生手段20で発生させた校正信号を使ってい
るので検出器信号を使って校正する場合に比べて精度の
高い校正が実現される。
【0064】(第4の実施形態)図5は第4の実施形態
に係る多数チャネル信号処理システムの全体構成を示し
ている。なお前述した第2の実施形態と同一の構成要素
には同一符号を付している。
【0065】この実施形態は、前述した第2の実施形態
のシステム構成を基本としており、さらに信号変換ユニ
ットに校正信号を発生させる校正信号発生手段20を備
え、各信号変換手段2の前段、及び信号処理手段18の
後段に検出器信号に利得を乗算する利得乗算手段19,
23をそれぞれ介挿している。
【0066】信号変換ユニットにおける第1の信号系統
において、信号選択手段21を利得乗算手段23の各後
段にそれぞれ設け、信号選択手段10に入力すべき信号
を検出器信号または校正信号に切り換えらるようにして
いる。他の構成は第2の実施形態と同じである。
【0067】以上のように構成された本実施形態では、
複数の第1形の検出器1の出力信号は、個々に利得乗算
手段19によりそれぞれの検出器1に固有の利得が乗算
された後、それぞれ信号変換手段2によって出力信号値
に対応した周波数信号に変換される。その後、光多重化
されて監視ユニットへ伝送され、演算処理手段9で演算
処理される。
【0068】また、複数の第2形の検出器17の出力信
号は、個々に利得乗算手段23によりそれぞれの検出器
17に固有の利得が乗算された後、信号選択手段10よ
りそのうち一つが選択されてアナログ/ディジタル変換
手段11によってアナログ信号からディジタル信号に変
換されて監視ユニットへ伝送される。そして、シリアル
/パラレル変換手段16から順次各検出器信号に対応し
たディジタル信号が出力され、演算処理手段9で読み取
る。
【0069】ここで、第1の信号系統に備えられた複数
の利得乗算手段19、及び第2の信号系統に備えられた
複数の利得乗算手段23の利得を事前に調節しておく。
このため、第1の信号系統においては、複数の信号選択
手段21が複数の検出器1の代わりに校正信号発生手段
20を測定系に接続する。また、第2の信号系統におい
て複数の信号選択手段22は複数の利得乗算手段23の
代わりに校正信号発生手段20を測定系に接続する。
【0070】信号選択手段21および22で検出器の代
わりに校正信号発生手段20を接続したそれぞれの信号
系統において、第1の信号系統では異なる波長の光信号
を多重化して監視ユニットへ伝送して監視ユニットでデ
ィジタル値a’を取得し、第2の信号系統においては校
正信号を信号選択手段10を用いて順次選択処理して監
視ユニットへ伝送して監視ユニットでディジタル値aを
取得する。そして両者の値が同じになるように個々の利
得乗算手段19の利得を初期調整する。さらに、原子炉
炉心内の同じ位置に設置された第1形の検出器1の出力
信号と第2形の検出器17の出力信号とが同じ値となる
ように利得乗算手段23の利得を初期調整して置く。
【0071】その後は、演算処理手段9によって第1の
信号系統を通して取得される信号と第2の信号系統を通
して取得される信号との誤差を監視し、この誤差がある
一定値以上になった場合に、前者の信号を後者の信号に
合わせる様に補正する事で応答性に優れ、しかも精度の
高い検出器信号が得られる。
【0072】(第5の実施形態)図6は第5の実施形態
に係る出力領域監視装置の全体構成を示している。この
出力領域監視装置は、原子炉内に設置された50個〜2
00個の核分裂電離箱型の中性子検出器31からの検出
器信号を監視する。各中性子検出器31に対して中性子
検出器信号を電圧信号に変換する同数の電流/電圧変換
回路32、電圧信号を周波数信号に変換するV/F変換
器33、数種類のそれぞれ異なる波長の光信号を発生す
る発光ダイオードを内蔵した光信号発生器4が直列に接
続されている。各光信号発生器34の出力をn入力/1
出力型の光信号結合器35に集合して光多重化処理を行
うようにしている。
【0073】また、中性子検出器信号を電流/電圧変換
回路32へ入力すると共にマルチプレクサ36の出力段
に中性子検出器信号をディジタル信号に変換するアナロ
グ/ディジタル変換器37、ディジタル信号をシリアル
信号に変換するパラレル/シリアル変換器38、シリア
ル信号を光信号に変換して送信する光信号送信器39が
直列に接続されている。
【0074】信号変換ユニットには、校正信号を発生す
るための精密定電圧源41が配置されている。電流/電
圧変換回路32とV/F変換器33との間にアナログス
イッチ42をそれぞれ介挿して、V/F変換器33及び
マルチプレクサ36へ出力すべき信号を切り換えること
ができるようにしている。
【0075】信号変換ユニットの光信号結合器35は光
ファイバーケーブル43を介して監視ユニットの1入力
/n出力型の光信号分波器44に接続されている。光信
号分波器44の出力段に対して、それぞれ異なる特定の
波長の光信号に反応する受光素子を内蔵する光信号受信
器45及び周波数カウンター回路46からなる直列回路
を並列に接続し、それぞれマイクロプロセッサを用いた
演算処理回路47に接続している。
【0076】また、信号変換ユニットの光信号送信器3
9を別の光ファイバーケーブル48を介して監視ユニッ
トの光信号受信器49に接続している。この光信号受信
器49の出力信号をシリアル/パラレル変換器50を介
して演算処理回路47に入力している。
【0077】監視ユニットのスイッチ51を操作するこ
とにより発光ダイオード52を発光させることができ
る。発光ダイオード52の光は光ファイバーケーブル5
3を介して信号変換ユニットのフォトカプラ54に送ら
れ、フォトカプラ54で変換した信号でアナログスイッ
チ42を切り換え操作する。
【0078】なお、監視ユニットは信号変換ユニットか
ら送られてくる検出器信号を外部へ送出するために周波
数信号を電圧信号に変換するF/V変換器55および演
算増幅器56が備えられている。
【0079】次に、以上のように構成された本実施形態
の動作について説明する。なお、出力信号Aは第2の信
号系統を構成する構成要素36〜39、48及び49に
よって処理された検出器信号、出力信号A’は第1の信
号系統を構成する構成要素32〜35及び43〜46に
よって処理された検出器信号を言うものとし、補正計数
は演算処理回路47で各中性子検出器毎の出力信号Aと
出力信号A’とを比較して計算した値であるとする。
【0080】原子炉内に設置された50個〜200個の
中性子検出器31は、それぞれが設置された場所の中性
子束強度に比例した電流信号を発生する。電流/電圧変
換回路32は、それぞれの中性子検出器31の電流信号
を電圧信号に変換する。さらにV/F変換器33によっ
て電圧信号を周波数信号に変換する。このようにしてそ
れぞれの中性子検出器の設置されている場所の中性子束
強度に比例した周波数信号が得られる。
【0081】これらの周波数信号は、光信号発生器34
により数種類のそれぞれ異なる波長、たとえば赤色、黄
色、緑色の光信号に変換されて出力される。光信号発生
器34から出力されたそれぞれ異なる波長の光信号は、
n入力/1出力型の光信号結合器35に入力されて光多
重化され1つの光信号として出力される。
【0082】前記電流/電圧変換回路32、V/F変換
器33、光信号発生器34、光信号結合器35は一つの
信号処理ユニットに収納されて、原子炉格納容器の外側
近傍、例えば原子炉建屋内に設置される。
【0083】光信号結合器35から出力された光信号
は、数百メートルの光ファイバーケーブル43を伝送媒
体として中央制御室に設置されている監視ユニットへ光
多重送信される。
【0084】監視ユニットでは、光信号分波器44が光
信号結合器35から光多重送信された光信号を光信号結
合器35に入力されている元の信号の数と同数の信号に
分岐して出力する。各光信号受信器45は光信号分波器
44から出力された光信号の一つを受信する。それぞれ
の光信号受信器45は検出する信号波長が異なるのでそ
れぞれの受信器は異なる一つの波長の信号のみを電気信
号に変換する。
【0085】このようして各中性子検出器信号に対応し
た周波数信号が監視ユニットで再現される。これらの周
波数信号はそれぞれ周波数カウンター回路46によって
計数されることでマイクロプロセッサで処理できる数値
信号に変換される。
【0086】演算処理回路47ではマイクロプロセッサ
で実行されるプログラムに従って各中性子検出器31の
出力信号を処理する。また、各周波数信号はそれぞれF
/V変換器55によって電圧信号に変換され、ゲイン設
定可能な演算増幅器56に入力する事で各中性子検出器
31の出力に対応した電圧信号をそれぞれ連続的に外部
出力する。
【0087】さらに、信号変換ユニット内では、電流/
電圧変換された後の各中性子検出器信号をマルチプレク
サ36で順次選択してアナログ/ディジタル変換器37
でディジタル値に変換し、パラレル/シリアル変換器3
8でシリアル信号に変換した後、光信号送信器39から
光ファイバーケーブル48を通して中央制御室の監視ユ
ニットに光伝送する。
【0088】監視ユニットでは、光信号受信器49で光
信号を受信し、シリアル/パラレル変換器50でパラレ
ル信号に変換を行って元のアナログ/ディジタル変換器
37の出力信号を再現する。この一連の操作完了後にマ
ルチプレクサ36で次の検出器信号を選択するようにし
て順次繰り返す事で前記マイクロプロセッサを用いた演
算処理回路47はすべての検出器信号を周期的に送る込
む事ができる。
【0089】演算処理回路47ではマルチプレクサ36
を用いて周期的に伝送される各中性子検出器の出力信号
Aと、周波数信号に変換して伝送される各中性子検出器
31の出力信号A’との比較を行い、各検出器信号にお
いて信号A’が信号Aに一致するように補正係数を計算
しておき、通常の監視時には信号A’に補正係数を乗算
した値を用いることで信号の連続性を損なうことなく信
号精度を向上することができる。さらに、この補正係数
をゲイン設定可能な演算増幅器56を用いて前記監視ユ
ニット内で再現された各中性子検出器信号に対応した電
圧信号にアナログ的に乗算することで正確な各中性子検
出器31の出力に対応した電圧信号を連続的に外部出力
する事ができる。
【0090】また、監視ユニット上のスイッチ51は通
常の測定モードと校正モードとの切り替えが可能であ
り、スイッチ51で校正モードを選択すると、発光ダイ
オード52が発光し、この光信号が光ファイバーケーブ
ル53を通って信号変換ユニットのフォトカプラ54で
受信され電気信号に変換される。この電気信号により中
性子検出器31と同数のアナログスイッチ42の入力を
中性子検出器に対応した電流/電圧変換回路32の出力
信号から精密定電圧源41の出力信号に切り替える。
【0091】校正モードでは、測定系に対する入力信号
が非常に安定しているため前記各中性子検出器31の出
力信号Aと出力信号A’との比較をより精度良く行うこ
とができる。通常、沸騰水型原子炉の炉心内部に設置さ
れた中性子検出器の出力信号には統計的ゆらぎと冷却水
のボイドの移動によるゆらぎがあるが、上記方式に従う
ことによりこれらの影響を受けない校正が可能となる。
【0092】さらに、ある一時期において校正モードに
設定して前記各中性子検出器31の出力信号Aと出力信
号A’が一致するようにV/F変換器33の変換率を調
整して置くと、通常の測定モードでは前記各中性子検出
器の出力信号Aと出力信号A’との比較がより容易に行
える。すなわち、出力信号Aと出力信号A’の誤差を監
視し、この誤差がある一定値を越えたときのみ信号A’
が信号Aに一致するように補正係数を計算し直す事であ
る一定の精度を確保する事ができる。
【0093】このように本実施形態によれば、監視ユニ
ットにおいて中性子検出器信号をF/V変換することで
各中性子検出器信号を電圧信号として連続的に外部出力
する事ができる。この電圧信号は、波長の異なる複数の
光信号を多重化して一つの光ファイバーで伝送すること
により各波長の光信号は連続的に伝送することができ、
V/F変換器はV/F変換器に入力される基準周波数信
号(数十kHz)よりも低い周波数の信号は連続的に変
換できるため、信号の連続性が保たれることとなり各中
性子検出器信号をそのまま個々に信号ケーブルで中央制
御室に伝送したのと同様に過渡現象解析装置に入力する
ことができる。もちろん過渡現象解析装置側に周波数信
号の入力手段を備えれば前記実施形態のままでも過渡現
象解析装置に各中性子検出器の信号を出力することはで
きる。
【0094】さらに、信号の安定した精密定圧電源41
を信号源として用いて校正する事により検出器信号の揺
らぎに影響されないより精密な校正ができる。 (第6の実施形態)図7は第6の実施形態に係る出力領
域監視装置の全体構成を示している。なお第5の実施形
態と同じ構成要素については同一符号を付している。
【0095】本実施形態は、原子炉内に核分裂電離箱形
の中性子検出器31とは別にガンマ熱電対式の検出器6
1を配置している。各ガンマ熱電対式の検出器61に前
置増幅器62をそれぞれ接続し、それら前置増幅器62
で増幅した検出器信号をアナログスイッチ63を介して
マルチプレクサ36に入力している。マルチプレクサ3
6にはガンマ熱電対式の検出器61の検出器信号を入力
して選択するように構成している。
【0096】以上のように構成された本実施形態では、
核分裂電離箱は信号応答が速いので中性子検出器31か
らの検出器信号を通常の測定に用いる。ガンマ熱電対形
の検出器61は信号応答性は核分裂電離箱より劣るが感
度変化が少ないためガンマ熱電対形の検出器61の検出
器信号を核分裂電離箱の感度劣化の校正に用いることが
できる。
【0097】ある一時期において原子炉炉心内の同じ位
置に設置された中性子検出器31の電流/電圧変換後の
出力とガンマ熱電対形の検出器61の前置増幅器出力と
が一致するように対応する前置増幅器62の増幅率を調
整する。スイッチ51から校正モードを設定した場合
は、各検出器61に対応してマルチプレクサ36の入力
段に個々に設置したアナログスイッチ63により、対応
するV/F変換器入力とマルチプレクサ入力に同時に精
密定電圧電源出力を接続する事で前記実施形態に示した
のと同様の校正時の精度を得る事ができる。本発明は上
記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸
脱しない範囲内で種々変形実施可能である。
【0098】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、検
出器と信号処理装置とが互いに離れた位置にある場合に
おいても、ケーブル量を増やすことなく、かつ高い周波
数成分まで測定可能で、信号精度の劣化に対処可能な出
力領域監視装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る多数チャネル信
号処理システムの全体構成図である。
【図2】第1の実施形態における通常監視時及び校正時
の動作説明図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る多数チャネル信
号処理システムの全体構成図である。
【図4】本発明の第3の実施形態に係る多数チャネル信
号処理システムの全体構成図である。
【図5】本発明の第4の実施形態に係る多数チャネル信
号処理システムの全体構成図である。
【図6】本発明の第5の実施形態に係る出力領域監視装
置の全体構成図である。
【図7】本発明の第6の実施形態に係る出力領域監視装
置の全体構成図である。
【図8】従来の多数チャネル信号処理システムの構成図
である。
【図9】従来の他の多数チャネル信号処理システムの構
成図である。
【図10】公知技術を組み合わせた仮想的な多数チャネ
ル信号処理システムの構成図である。
【符号の説明】
1…検出器、2…信号変換手段、3…光信号発生手段、
4…光信号多重化手段、5,14…光信号伝送手段、6
…光信号分岐手段、7.15…光信号受信手段、8…デ
ィジタル化手段、9…演算手段、10…信号選択手段、
11…A/D変換手段、12…P/S変換手段、13…
光信号発生手段、16…S/P変換手段、31…核分裂
電離箱形の中性子検出器、61…ガンマ熱電対形の検出
器。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子炉内部に設置した複数の検出器の出
    力信号を取込んで個々の検出器出力及び原子炉出力を監
    視する出力領域監視装置において、 前記検出器から出力された検出器信号を個々に周波数信
    号に変換し、これら周波数信号を検出器毎に異なる波長
    の光信号に変換すると共に光多重化して監視ユニットへ
    伝送する第1の信号系統と、 前記検出器から出力された検出器信号を個々にディジタ
    ル信号に変換し、これらディジタル信号を光信号に変換
    して前記監視ユニットへ伝送する第2の信号系統と、 前記監視ユニットに配置され、前記第1の信号系統によ
    って送られてきた光多重化された光信号を個々の検出器
    信号に対応したディジタル信号に変換する第1の信号復
    元手段と、 前記監視ユニットに配置され、前記第2の信号系統によ
    って送られてきた光信号を元のディジタル信号に変換す
    る第2の信号復元手段と、 前記第1の信号復元手段手段によって変換された検出器
    信号のディジタル信号値と、前記第2の信号復元手段に
    よって変換された同じ検出器信号のディジタル信号値と
    を比較して両者を一致させる補正係数を算出する係数演
    算手段と、 前記第1の信号系統によって前記監視ユニットに送られ
    てきた検出器信号を前記補正係数に基づいて補正する補
    正手段とを具備したことを特徴とする出力領域監視装
    置。
  2. 【請求項2】 原子炉内部に設置した複数の検出器の出
    力信号を取込んで個々の検出器出力及び原子炉出力を監
    視する出力領域監視装置において、 原子炉内部に設置した第1形の検出器から出力された検
    出器信号を個々に周波数信号に変換し、これら周波数信
    号を検出器毎に異なる波長の光信号に変換すると共に光
    多重化して監視ユニットへ伝送する第1の信号系統と、 原子炉内部に設置した第1形とは検出原理の異なる第2
    形の検出器から出力された検出器信号を個々にディジタ
    ル信号に変換し、これらディジタル信号を光信号に変換
    して前記監視ユニットへ伝送する第2の信号系統と、 前記監視ユニットに配置され、前記第1の信号系統によ
    って送られてきた光多重化された光信号を個々の検出器
    信号に対応したディジタル信号に変換する第1の信号復
    元手段と、 前記監視ユニットに配置され、前記第2の信号系統によ
    って送られてきた光信号を元のディジタル信号に変換す
    る第2の信号復元手段と、 前記第1の信号復元手段手段によって変換された検出器
    信号のディジタル信号値と、前記第2の信号復元手段に
    よって変換された同じ検出器位置からの検出器信号のデ
    ィジタル信号値とを比較して両者を一致させる補正係数
    を算出する係数演算手段と、 前記第1の信号系統によって前記監視ユニットに送られ
    てきた検出器信号を前記補正係数に基づいて補正する補
    正手段とを具備したことを特徴とする出力領域監視装
    置。
  3. 【請求項3】 原子炉内部に設置した複数の検出器の出
    力信号を取込んで個々の検出器出力及び原子炉出力を監
    視する出力領域監視装置において、 前記検出器から出力された検出器信号を個々に周波数信
    号に変換し、これら周波数信号を検出器毎に異なる波長
    の光信号に変換すると共に光多重化して監視ユニットへ
    伝送する第1の信号系統と、 前記検出器から出力された検出器信号を個々にディジタ
    ル信号に変換し、これらディジタル信号を光信号に変換
    して前記監視ユニットへ伝送する第2の信号系統と、 前記監視ユニットに配置され、前記第1の信号系統によ
    って送られてきた光多重化された光信号を個々の検出器
    信号に対応したディジタル信号に変換する第1の信号復
    元手段と、 前記監視ユニットに配置され、前記第2の信号系統によ
    って送られてきた光信号を元のディジタル信号に変換す
    る第2の信号復元手段と、 校正信号を発生する校正信号発生手段と、 前記第1の信号系統において検出器信号を周波数信号に
    変換する変換部及び前記第2の信号系統において検出器
    信号をディジタル信号に変換する変換部のそれぞれに対
    して前記校正信号を入力する校正信号入力手段と、 前記第1の信号系統を介して前記監視ユニットへ送られ
    た校正信号の信号値と、前記第2の信号系統を介して前
    記監視ユニットへ送られた校正信号の信号値とを比較し
    て両者が一致するような回路定数を前記第1の信号系統
    に設定する回路定数手段と、 前記第1の信号復元手段手段によって変換された検出器
    信号のディジタル信号値と、前記第2の信号復元手段に
    よって変換された同じ検出器信号のディジタル信号値と
    を比較して両者の誤差を監視する誤差監視手段と、 前記誤差が一定値以上になったならば前記第1の信号復
    元手段手段によって変換された検出器信号のディジタル
    信号値を誤差分に応じて補正する補正手段とを具備した
    ことを特徴とする出力領域監視装置。
  4. 【請求項4】 原子炉内部に設置した複数の検出器の出
    力信号を取込んで個々の検出器出力及び原子炉出力を監
    視する出力領域監視装置において、 原子炉内部に設置した第1形の検出器から出力された検
    出器信号を個々に周波数信号に変換し、これら周波数信
    号を検出器毎に異なる波長の光信号に変換すると共に光
    多重化して監視ユニットへ伝送する第1の信号系統と、 原子炉内部に設置した第1形とは検出原理の異なる第2
    形の検出器から出力された検出器信号を個々にディジタ
    ル信号に変換し、これらディジタル信号を光信号に変換
    して前記監視ユニットへ伝送する第2の信号系統と、 前記監視ユニットに配置され、前記第1の信号系統によ
    って送られてきた光多重化された光信号を個々の検出器
    信号に対応したディジタル信号に変換する第1の信号復
    元手段と、 前記監視ユニットに配置され、前記第2の信号系統によ
    って送られてきた光信号を元のディジタル信号に変換す
    る第2の信号復元手段と、 校正信号を発生する校正信号発生手段と、 前記第1の信号系統において検出器信号を周波数信号に
    変換する変換部及び前記第2の信号系統において検出器
    信号をディジタル信号に変換する変換部のそれぞれに対
    して前記校正信号を入力する校正信号入力手段と、 前記第1の信号系統を介して前記監視ユニットへ送られ
    た校正信号の信号値と、前記第2の信号系統を介して前
    記監視ユニットへ送られた校正信号の信号値とを比較し
    て両者が一致するような回路定数を前記第1の信号系統
    に設定する回路定数手段と、 前記第1の信号復元手段手段によって変換された検出器
    信号のディジタル信号値と、前記第2の信号復元手段に
    よって変換された同じ検出器位置からの検出器信号のデ
    ィジタル信号値とを比較して両者の誤差を監視する誤差
    監視手段と、 前記誤差が一定値以上になったならば前記第1の信号復
    元手段手段によって変換された検出器信号のディジタル
    信号値を誤差分に応じて補正する補正手段とを具備した
    ことを特徴とする出力領域監視装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記
    載の出力領域監視装置において、 前記第1の信号系統を介して前記監視ユニットに送られ
    てきた光信号を個々の検出器信号に対応したアナログ信
    号に変換するアナログ化手段と、 前記アナログ化手段の出力に前記係数演算手段で求めた
    補正係数又は前記誤差分に応じた補正係数を乗算して出
    力する出力手段とを具備したことを特徴とする出力領域
    監視装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の出力領域監視装置におい
    て、 前記第1形の検出器を核分裂電離箱で構成し、前記第2
    形の検出器をガンマ熱電対で構成し、 前記第1の信号系統において検出器信号を電流−電圧変
    換する変換部の変換係数と、前記第2の信号系統におい
    て検出器信号をディジタル信号に変換する前段で増幅す
    る増幅部の利得とを可変にしたことを特徴とする出力領
    域監視装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004354166A (ja) * 2003-05-28 2004-12-16 Toshiba Corp 原子炉出力監視装置
JP2016516207A (ja) * 2013-04-09 2016-06-02 コミッサリア ア レネルジー アトミーク エ オ ゼネルジ ザルタナテイヴ 中性子検出器によって検出された信号を処理するためのデバイス及びそれに関連する制御デバイス
JP2017502273A (ja) * 2013-12-11 2017-01-19 アレヴァ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングAreva GmbH 原子力発電所用伝送システムおよびこれに関する方法

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