JPH0979979A - 内燃機関のスモーク濃度検出装置 - Google Patents

内燃機関のスモーク濃度検出装置

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JPH0979979A
JPH0979979A JP23505195A JP23505195A JPH0979979A JP H0979979 A JPH0979979 A JP H0979979A JP 23505195 A JP23505195 A JP 23505195A JP 23505195 A JP23505195 A JP 23505195A JP H0979979 A JPH0979979 A JP H0979979A
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JP
Japan
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smoke
amount
sensor
output
stuck
Prior art date
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Pending
Application number
JP23505195A
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English (en)
Inventor
Ichiro Hosoya
伊知郎 細谷
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、スモーク濃度検出装置に関し、正
確なスモーク濃度を検出することを課題とする。 【解決手段】 光学式スモークセンサと、現在の運転状
態に基づき光学式スモークセンサへ新たに付着するスモ
ーク付着量を算出する算出手段(ステップ105)と、
算出手段により算出されたスモーク付着量を積算する積
算手段(ステップ106)と、積算手段より積算された
スモーク付着量積算値に基づき光学式スモークセンサの
出力を補正する補正手段(ステップ108)と、補正手
段により補正された光学式スモークセンサの出力に基づ
き現在のスモーク濃度を決定する決定手段(ステップ1
09)、とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排気ガス中に含ま
れるスモーク、すなわち黒煙の濃度を検出するための内
燃機関のスモーク濃度検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、排気ガス規制が厳しくなる傾向に
あり、エンジンの故障によって黒煙等の有害成分の排出
量が増加した時には、これを早期に検出して運転者等に
修理を促す必要があり、そのために、機関排気系に黒煙
濃度を検出するためのスモーク濃度センサを配置するこ
とが提案されている。このスモーク濃度センサとして、
発光部及び受光部の間を通過する排気ガスの光透過度か
らスモーク濃度を検出するものが公知である。
【0003】このようなスモーク濃度センサは、使用に
伴いその発光部及び受光部にはスモーク等が付着して光
透過度を劣化させるために、これを考慮した補正が必要
であり、特開昭62−43544号公報には、アイドル
時にはスモークが発生していないとして、アイドル時毎
に、スモーク濃度センサの出力をゼロ点に補正するもの
が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来技術は、ア
イドル時にスモークが発生しないことが前提となってお
り、エンジンにこのような故障が発生した場合には、出
力の信頼性が確実に損なわれ、正確なスモーク濃度を検
出することができない。また、アイドルからアイドルま
での運転時間が長い場合において、その間に付着するス
モーク等の量によっては、特にゼロ点に補正される直前
の出力の信頼性がかなり低下し、やはり、正確なスモー
ク濃度を検出することができない。
【0005】従って、本発明の目的は、正確なスモーク
濃度を検出可能な内燃機関のスモーク濃度検出装置を提
供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による内燃機関の
スモーク濃度検出装置は、光学式スモークセンサと、現
在の運転状態に基づき前記光学式スモークセンサへ新た
に付着するスモーク付着量を算出する算出手段と、前記
算出手段により算出されたスモーク付着量を積算する積
算手段と、前記積算手段より積算されたスモーク付着量
積算値に基づき前記光学式スモークセンサの出力を補正
する補正手段と、前記補正手段により補正された前記光
学式スモークセンサの出力に基づき現在のスモーク濃度
を決定する決定手段、とを具備することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による内燃機関の
スモーク濃度検出装置を示す概略図である。同図におい
て、20はディーゼルエンジン等の内燃機関における排
気管、10は排気管20に取り付けられたスモークセン
サである。スモークセンサ10は、中空円柱状のケーシ
ング12を有し、このケーシング12が、フランジ14
によって、排気管20に設けられた取付孔26に内側端
部22を挿入するように装着されている。ケーシング1
2の内側端部近傍には、ケーシングの長軸を横断する方
向に略U字形断面の切欠き28が設けられている。
【0008】ケーシング12内には、二本の光導体3
0,32が配置され、充填材34で保持される。一方の
光導体30はケーシング12の外側端部24から切欠き
28の側壁36の近くまで延在し、他方の光導体32は
外側端部24から切欠き28の対向する側壁38の下方
近くまで延在している。内側端部22の内側には光導体
32の端部に当接してプリズム40が配置され、光導体
30と32はこのプリズム40を介して一つの光路を形
成し、この光路が切欠き28により切断される構造とな
っている。
【0009】ケーシング12の末端にはコネクタ46を
介してケーブル48が接続され、光導体30,32の外
側端部にはケーブル48内の光ファイバ54,56にそ
れぞれ光学的に接続され、光ファイバ54,56の末端
には発光素子50と受光素子52が接続されている。そ
れにより、発光素子50から送出された入射光は、光フ
ァイバ54、光導体30、切欠き部28、プリズム4
0、光導体32、さらに光ファイバ56を通して受光素
子52に達し、送出された入射光と受光した透過光の強
度の比により排気ガス中のスモーク濃度を決定するよう
になっている。
【0010】80は、このスモーク濃度を決定するため
の演算装置であり、一般的なマイクロコンピュータが使
用される。この演算装置80は、発光素子50へ所定強
度の入射光を送出する指令を発すると共に、受光素子5
2から透過光の強度が入力される。また、機関回転数を
検出するための回転センサ81、冷却水温を検出するた
めの水温センサ82、及びアクセルペダルの踏み込み量
を検出するアクセルペダルストロークセンサ83等が接
続されている。
【0011】演算装置80は、図2に示すフローチャー
トに従って排気ガス中のスモーク濃度Cを決定するよう
になっている。まずステップ101において、スモーク
センサ10の受光素子52の出力V1、回転センサ81
により検出される機関回転数NE、水温センサ82によ
り検出される冷却水温THW、及びアクセルペダルスト
ロークセンサ83により検出されるアクセルペダルの踏
み込み量Lが読み込まれる。
【0012】次に、ステップ102に進み、冷却水温T
HWに基づき図3に示す第1マップから第1付着係数K
1を決定する。第1付着係数K1は、排気ガス中のスモ
ークがスモークセンサ10の切欠き部28において露出
する光導体30及びプリズム40に付着する冷却水温T
HW毎の割合を示すものであり、第1マップにおいて、
冷却水温THWが高いほど、スモークセンサ10自身の
温度が高く、スモークが付着しやすくなることが考慮さ
れている。
【0013】次に、ステップ103に進み、機関回転数
NEに基づき図4に示す第2マップから第2付着係数K
2を決定する。第2付着係数K2は、排気ガス中のスモ
ーク等がスモークセンサ10の切欠き部28において露
出する光導体30及びプリズム40に付着する機関回転
数NE毎の割合を示すものであり、第2マップにおい
て、機関回転数NEが高いほど、スモーク、すなわち炭
素粒子の速度が速く、すなわち、大きな運動エネルギを
有するために、スモークが付着しやすくなることが考慮
されている。
【0014】次に、ステップ104に進み、冷却水温T
HW及びアクセルペダルの踏み込み量Lに基づき図5に
示す第3マップから排気ガス中におけるスモークの発生
量Sが決定される。第3マップにおいて、冷却水温TH
Wが低く、かつ、アクセルペダルの踏み込み量Lが大き
い、すなわち、燃料噴射量が多いほど、スモーク発生量
が多くなることが考慮されている。
【0015】次に、ステップ105に進み、このスモー
ク発生量Sに前述した第1及び第2付着係数の和(K1
+K2)が乗算されて、今回新たにスモークセンサ10
へ付着するスモーク付着量mが算出され、ステップ10
6において、前回までの積算スモーク付着量Mにこのス
モーク付着量mが加えられて新たな積算スモーク付着量
Mが算出される。
【0016】次に、ステップ107に進み、この積算ス
モーク付着量Mが所定値M1以上となっているか否かが
判断され、積算スモーク付着量Mがあまり多くない時に
は、この判断は否定されてステップ108に進む。ステ
ップ108において、次式(1)によって、スモークセ
ンサ10の受光素子52の出力V1が補正される。 V1=V1/(1−M/M2) … (1) ここで、Mはステップ106において積算されたこれま
でにスモークセンサ10へ付着するスモーク量であり、
M2は排気ガス中にスモークが含まれていなくても受光
素子52の出力をほぼゼロとするこのスモークセンサ1
0へのスモーク付着量であり、それにより、スモークセ
ンサ10の光導体30及びプリズム40に付着する積算
スモーク付着量Mが多いほど、受光素子52の出力V1
は大きく補正される。
【0017】次に、このように補正された受光素子52
の出力V1と発光素子50での基準出力V0との比によ
って現在の排気ガス中におけるスモーク濃度Cが決定さ
れる。ステップ107における判断は、スモークセンサ
10へ付着する積算スモーク付着量Mがかなり多くな
り、前述のM2に近くなると、補正が非常に大きくなり
補正の信頼性が低下するために、スモーク濃度を決定す
ることなく、ステップ110に進みセンサ異常として、
運転者にスモークセンサの交換又はスモークセンサに付
着するスモークの除去を促すようになっている。スモー
クセンサの交換及びそれに付着すスモークが完全に除去
された時には、積算スモーク付着量Mはゼロにリセット
される。
【0018】また、付着するスモークを除去するため
に、スモークセンサ10の切欠き部28において露出す
る光導体30及びプリズム40の近傍にヒータを配置し
て、それらに付着するスモークを燃焼させることも可能
である。この場合には、積算スモーク付着量Mがそれほ
ど多くなる前に定期的にこの燃焼を実施したほうが完全
除去しやすく、この完全除去の際には、積算スモーク付
着量Mをゼロにリセットすることが必要である。
【0019】
【発明の効果】このように、本発明による内燃機関のス
モーク濃度検出装置によれば、算出手段が現在の運転状
態に基づきスモークセンサへ新たに付着するスモーク付
着量を算出し、積算手段が算出手段により算出されたス
モーク付着量を積算するために、現在においてスモーク
センサに付着するスモーク付着量をスモーク付着積算値
として正確に把握することができ、補正手段がこのスモ
ーク付着量積算値に基づきスモークセンサの出力を補正
するために正確な補正が可能となり、決定手段が補正手
段により正確に補正されたスモークセンサの出力に基づ
き現在のスモーク濃度を決定するために、正確なスモー
ク濃度を検出することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による内燃機関のスモーク濃度検出装置
を示す概略図である。
【図2】スモーク濃度を決定するためのフローチャート
である。
【図3】図2のフローチャートに使用される第1付着係
数を決定するための第1マップである。
【図4】図2のフローチャートに使用される第2付着係
数を決定するための第2マップである。
【図5】図2のフローチャートに使用されるスモーク発
生量を決定するための第3マップである。
【符号の説明】
10…スモークセンサ 20…排気管 50…発光素子 52…受光素子 80…演算装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学式スモークセンサと、現在の運転状
    態に基づき前記光学式スモークセンサへ新たに付着する
    スモーク付着量を算出する算出手段と、前記算出手段に
    より算出されたスモーク付着量を積算する積算手段と、
    前記積算手段より積算されたスモーク付着量積算値に基
    づき前記光学式スモークセンサの出力を補正する補正手
    段と、前記補正手段により補正された前記光学式スモー
    クセンサの出力に基づき現在のスモーク濃度を決定する
    決定手段、とを具備することを特徴とする内燃機関のス
    モーク濃度検出装置。
JP23505195A 1995-09-13 1995-09-13 内燃機関のスモーク濃度検出装置 Pending JPH0979979A (ja)

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JP (1) JPH0979979A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014092379A (ja) * 2012-10-31 2014-05-19 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 排ガス中のガス成分濃度計測装置
JP2014092381A (ja) * 2012-10-31 2014-05-19 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ガス中のガス成分濃度多点計測装置
EP2669651B1 (en) * 2007-06-13 2020-12-09 OY Halton Group, Ltd. Fouling detector for detecting grease fouling in a duct

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014092379A (ja) * 2012-10-31 2014-05-19 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 排ガス中のガス成分濃度計測装置
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