JPH0979797A - パネルの移動式自動洗浄装置 - Google Patents

パネルの移動式自動洗浄装置

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JPH0979797A
JPH0979797A JP26213695A JP26213695A JPH0979797A JP H0979797 A JPH0979797 A JP H0979797A JP 26213695 A JP26213695 A JP 26213695A JP 26213695 A JP26213695 A JP 26213695A JP H0979797 A JPH0979797 A JP H0979797A
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JP
Japan
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panel
crawler
automatic cleaning
chassis
cleaning device
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Pending
Application number
JP26213695A
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English (en)
Inventor
Kenji Takizawa
賢治 滝沢
Yoshiaki Iwamoto
善昭 岩本
Koichi Kawamura
幸一 川村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Koei Co Ltd
Tokyo Electric Power Co Holdings Inc
Original Assignee
Tokyo Electric Power Co Inc
Nippon Koei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パネルの移動式自動洗浄装置を提供する。 【解決手段】 本発明のパネルの移動式自動洗浄装置1
10は、パネル、例えば直立パネル式熱交換器のパネル
面に沿って伸縮するアームの先端に設けた噴水ノズルに
よってパネルの外表面を清掃する自動洗浄装置112
と、自動洗浄装置を載せて進退及び方向転換自在な移動
車113とからなる。移動車は、車台120と、車体の
前部及び後部に設けられた車軸132、134の回りに
回転して車体を動かすように車台の両側に設けられたク
ローラ122と、車台の前部及び後部から下方に伸びる
4本の脚部124、126と、アームの伸縮方向に直交
する方向に延びる2本の軌条上を進退するように脚部の
先端に設けられた車輪128、130とを備えている。
クローラ122は、昇降装置136及び140により車
台120に対して自在に昇降する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パネル、特に直立
パネル式熱交換器のパネルの移動式自動洗浄装置とその
ための作業エリアに関し、更に詳細には、位置決めが容
易なように工夫された、パネルの移動式自動洗浄装置に
関するものである。尚、本明細書で、パネルとは表面が
平板或いは波板状の比較的厚さの薄い盤状の構造体を意
味する。
【0002】
【従来の技術】パネルを使用した装置、設備は、広い分
野にわたり、使用されている。例えば、直立パネル式熱
交換器は、直立のパネルを伝熱体に使用し、パネルの内
部で流体を加熱し、冷却し、或いは凝縮させ、蒸発させ
るようにした熱交換器であって、広く使用されている。
更に、説明すると、直立パネル式熱交換器は、薄い平板
状で、内部に中空部を形成したパネルを多数直立させ、
直立するパネルの外表面に上部から河川の水或いは海水
を流下させ、外表面を流下する水或いは海水によりパネ
ル内部を流れる流体を冷却したり、逆にパネル内部を流
れる低温の流体を昇温し、又は気化させる方式の伝熱パ
ネルを備えた熱交換器である。
【0003】ところで、河川の水或いは海水は、貝、藻
をはじめとする有機物及び砂等の種々の無機物をかなり
含有し、かつ各種の金属をかなりの濃度で溶解している
ので、短時間の運転でも、直立パネル式熱交換器のパネ
ルの外表面には、貝、藻等の有機物が付着したり、金
属、砂等の無機物の堆積物からなるスケールが堆積す
る。付着物や堆積したスケールは、直立パネル式熱交換
器の熱交換効率を大幅に低下させ、更に放置して置くと
伝熱パネルの外表面を腐食し、かつ伝熱状態の変化によ
りパネル自体が変形して不測の事態を招く恐れもある。
そのため、従来は、特開平5−187794号公報に開
示されているような自動的にかつ機械的にパネル面を掃
除できる定置式の自動掃除装置を直立パネル式熱交換器
を設置場所毎に設け、それにより直立パネル式熱交換器
の多数の伝熱パネルの外表面を掃除し、スケールを除去
していた。
【0004】以下に特開平5−187794号公報に開
示されている自動掃除装置の概略構成を説明する。直立
した伝熱パネル102を多数備える直立パネル式熱交換
器100(以下、簡単に熱交換器100と言う)の掃除
作業に適用した場合を例にして従来の自動掃除装置10
(以下、装置10と言う)を説明する。図1、図2及び
図3に示すように、装置10は、地面の上に設置された
水平な軌道12(軌道12の方向をX軸方向、軌道12
に直交する方向をY軸方向及びX軸とY軸とからなる面
に直交する方向をZ軸方向とする。)と、その上を駆動
装置14により駆動されて走行する台車16とからなる
移動機構と、台車16上に搭載された装置本体とから構
成されている。台車16は、駆動装置14に駆動されて
軌道12の上をX軸方向に前進後退自在に移動する。
【0005】装置本体は、アーム機構として、一端が台
車16に取り付けれ、対向する他方の先端部18がY軸
方向に自在に伸縮する第1アーム20と、一端が第1ア
ーム20の先端部18に取り付けられ、対向する他方の
端部22がZ軸方向に自在に伸縮する第2アーム24
と、第1アームの伸縮運動を作動する電動式第1アクチ
ュエータ25と、第2アームの伸縮運動を作動する電動
式第2アクチュエータ26とを備えている。また、装置
本体は、噴水機構として、第2アーム24の先端部22
に設けられたノズル取り付け部28と、ノズル取り付け
部28に取り付けられ、非垂直方向に先端部22から外
方に水を噴射するノズル30と、ノズル30に高圧水を
供給する高圧ポンプユニット32とを備えている。
【0006】更に、装置10は、制御ユニット34を備
えており、それにより、駆動装置14及びアクチュエー
タ25、26の作動を制御して、予め設定した位置にノ
ズル30を位置決めし、次いで高圧ポンプユニット32
を始動して、洗浄作業に移る。次いで、制御ユニット3
4は、一定時間の経過後、続いて次の設定位置にノズル
30を位置決めし、各構成部品に同じ動作を繰り返させ
るように制御する。
【0007】第1アーム20は、望遠鏡等で使用されて
いる所謂中子式の同心円筒状の複数個の中空シャフトか
らなり、第1アクチュエータ25に駆動されて内側の小
径の中空シャフトから順次突出して第1アーム20の先
端部18が、図2(b)に示すように、Y軸方向に伸長
する。第1アーム20が収縮する場合は、この逆であ
る。図中、40は、第1アーム20の支柱である。第2
アーム24は、第1アーム20と同様に所謂中子式の同
心円筒状の複数、例えば4個の中空シャフトからなる。
図2(a)に示すように、第1アーム20が収縮してい
る状態では、第2アーム24は第1アーム20上に位置
し、作業開始状態では、第2アーム24は、図2(b)
に示すように、第1アーム回動アクチュエータ42によ
り駆動されて回動してその先端部22がZ軸方向上方を
向き、更に第2アクチュエータ26に駆動されて内側の
小径の中空シャフトから順次突出して第2アーム24の
先端部22がZ軸方向に伸長するようになっている。
【0008】ノズル30は、図3に示すように、第2ア
ームの先端部22に設けられたノズル取り付け部28に
取り付けられている。ノズル取り付け部28は、先端部
22の両縁部に沿ってY軸方向に設けてある2個のマニ
ホールドで構成され、ノズル30を取り付け、高圧水を
均等にノズル30に配水する。ノズル30は、ノズル取
り付け部28の2本のマニホールド各々に3個づつ10
0mmの間隔で対称に設けられた6個の水噴射ノズルから
なり、ノズル口を下向きにノズル取り付け部28の外縁
から外方に向け垂直面とノズルとの交線角度が約10°
前後をなすように傾斜して、熱交換器100の伝熱パネ
ル102のパネル外表面104に向かって水を噴射す
る。尚、ノズル30の傾斜角は、噴射する水の圧力、伝
熱パネル102の形状、伝熱パネル102の外表面10
4のスケールの程度等により異なる。
【0009】また、水噴射ノズルをパネル外表面に沿っ
てY軸方向に往復運動させる機構を設けることもでき
る。その機構では、図4に詳細に示すように、先端部2
2は、ノズル取り付け部28をY軸方向に往復運動させ
る駆動装置44を備えている。駆動装置44は、水車型
駆動機46と、歯車機構45を介して水車型駆動機46
に連結され、かつ水車型駆動機46により生じた回転動
力をY軸方向の往復運動に変換するクランク機構48
と、クランク機構48のクランクアーム49に連結され
てY軸方向水平に往復動する移動台50とから構成され
ている。駆動装置には、水車型駆動機に限らず、空気モ
ータ、電動モータ等を使用できる。水車型駆動機46
は、後述の高圧ポンプユニット32から水噴射ノズルに
高圧水を供給する高圧水流路(図示せず)から一部分流
された高圧水により駆動機のシャフトに回転力を発生さ
せるもので、市販の水車型駆動機を使用できる。
【0010】水車型駆動機46のシャフトの回転運動
は、常用のクランク手段を使用したクランク機構48に
よりY軸方向の往復運動に変換されてクランクアーム4
9を介して移動台50をY軸方向に水平に(図4で二重
矢印Wの方向に)往復運動させる。水車型駆動機46は
先端部22の上に取り付けてあり、クランク機構48の
クランクケースは先端部48に固定された支柱で支持さ
れている。ノズル取り付け部28は、移動台50上に取
り付けてあり、移動台50と共に先端部22上に設けら
れた軌条(図示せず)を摺動自在に往復運動する。
【0011】尚、一般には、図1に示すような水流下式
の熱交換器100の場合、図3に示すように水を流下す
るためのトラフ(樋)106が熱交換器上部で2個の伝
熱パネル102の間にパネルの長手方向(Y軸方向)に
沿って設けてある。熱交換器100のパネル外表面10
4とトラフ106との間の間隙は狭いので、トラフ10
6に面する熱交換器のパネル外表面104の部分108
を掃除するためには、ノズル取り付け部28の2本のマ
ニホールドに上述の外表面の部分108に指向するよう
に配設された別の上向きの水噴射ノズル52を設ける。
【0012】好適には、第1アーム20及び第2アーム
24の伸長及び収縮時、第2アーム24の先端部22を
安定に案内し、かつに運転時その位置を安定に維持する
ために、Z軸方向に案内する円筒形ガイドローラ54を
先端部22のY軸方向に沿った側面に設ける。例えば、
図3に示すように、先端部22の両側に2個づつ設けら
れたガイドローラ54は、自在継ぎ手56を介してロー
ラ支持シャフト58で支持され、ローラ支持シャフト5
8内に配設したコイルバネ等の押圧手段により先端部2
2の両側に位置する熱交換器のパネル外表面104を対
向するX軸の両方向に押圧する。
【0013】図1に示すように、高圧ポンプユニット3
2と制御ユニット34とは、装置10の上述の装置本体
及び移動機構とは別に別置きで設けてある。高圧ポンプ
ユニット32は、水噴射用の水を高圧でノズル30に送
水するためにほぼ150〜200kg/cm2の吐出圧を有す
る高圧ポンプとその駆動モータからなっている。水は、
台車16、第1アーム20及び第2アーム24等の動き
に追随するために可撓性の高圧ホース60を介して高圧
ポンプユニット32からノズル30に送水される。
【0014】制御ユニット34は、演算装置と制御装置
とを備え、データ及びプログラムが予めマイクロコンピ
ュータ等の演算装置に入力されており、それの基づいて
各駆動装置を制御して、設定した位置にノズル30及び
上向きノズル52を正確に位置決めする機能を有する。
即ち、制御ユニット34は、台車16の軌道12上の往
復運動を駆動する駆動装置14並びに第1アーム20の
伸縮運動を作動する第1アクチュエータ25及び第2ア
ーム24の伸縮運動を作動する第2アクチュエータ2
6、更には第1アーム20を昇降させる昇降装置36及
び第2アーム24をY−Z軸面で回動させる第2アーム
回動アクチュエータ42を制御する。ノズル30及び上
向きノズル52の位置決め方法は、本装置に特別なもの
でなく従来から常用の方法である。本実施例では、掃除
すべき熱交換器のパネル外表面に基準点を設け、その基
準点を原点するX軸−Y軸−Z軸の座標を設定する。次
いで、掃除すべきパネル外表面104に対してノズル3
0が位置すべき位置をそれぞれ座標により定めて予め制
御ユニット34のマイクロコンピュータ等の演算装置に
記憶させ、それに従いノズル30、52の位置を位置決
めする。制御ユニット34からの制御信号は、それを必
要とする所に信号ケーブル(図示しない)により伝達さ
れる。
【0015】制御ユニット34は、ノズル30が設定位
置に設定されると、高圧ポンプユニット32を始動して
ノズル30に高圧水を送水する。続いて駆動装置14、
アクチュエータ25、26、昇降装置36の少なくとも
いずれかに命令して台車16、第1アーム及び第2アー
ムの少なくとも一つを動作させ、次の設定位置にノズル
30、52を移動する。再び、同じように高圧ポンプユ
ニット32を始動する。この操作を繰り返して、予め入
力されていた全ての設定位置にノズル30、52を位置
させてパネル外表面の掃除を完全にする。
【0016】以上の説明では、直立パネル式熱交換器を
例にしてパネルの清掃ないし洗浄を説明したが、直立パ
ネル式熱交換器に限らず、各種パネルの清掃に上述の装
置10は使用できる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかし、定置式の自動
清掃装置は、高価な装置であるにもかかわらず、直立パ
ネル式熱交換器用の各設置場所毎に設ける必要があり、
そのため設備費用及び保守点検費用が嵩み不経済であっ
た。そのため、パネル式熱交換器用の移動式自動清掃装
置の実現が要望されていた。そこで、本発明の目的は、
位置決めの容易なパネルの移動式自動洗浄装置を提供す
ることである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明者は、移動式のパ
ネル式熱交換器用自動洗浄装置に必要な条件として次の
2点を挙げた。第1には、パネル、例えば直立パネル式
熱交換器に対して自動洗浄装置を正確にかつ容易に位置
決めできることである。それは、自動洗浄装置が比較的
大型の装置であって、本来的に位置決めが難しく、また
位置決めが不正確であると、洗浄中アームを伸縮させて
噴水ノズルを位置決めする際にパネルを損傷することが
あるからである。また、位置決めが難しく、その作業に
多くの時間を要すると、移動式にする利点が乏しくなる
からである。第2には、自動洗浄装置を格納している場
所から直立パネル式熱交換器用の設置場所まで自在に移
動できるようにすることである。移動経路は、必ずしも
舗装さた道路とは限らずいわゆる工場の構内を通過する
経路である。本発明者は、以上の2点を満足できる自動
洗浄装置を開発するために、研究と実験を重ねた末に本
発明を完成するに到った。
【0019】上記目的を達成するために、本発明に係る
パネルの移動式自動洗浄装置は、噴水ノズルによってパ
ネルを洗浄する装置であって、噴水ノズルによってパネ
ルを洗浄する装置であって、パネルに沿って伸縮するア
ームと、その先端に設けた噴水ノズルを有する自動洗浄
装置と、自動洗浄装置を載せて進退及び方向転換自在な
移動車とからなり、移動車が、車台と、車台の両側に設
けられ、かつ取り付け部を介して車台に取り付けられた
前車軸及び後車軸の回りに回転して車台を動かすクロー
ラと、車台の前部及び後部のそれぞれの両側縁近傍から
下方に伸びて、それぞれの下端に車輪を備える4本の脚
部と、クローラ及び車輪のいずれか一方を車台に対して
上下に自在に昇降させるように取り付け部又は脚部の各
々に設けられた昇降装置とを備え、かつ前部及び後部車
輪が、パネルに直交し、かつ水平な方向に延びる2本の
軌条上をそれぞれ進退することを特徴としている。
【0020】本発明で使用する自動洗浄装置は、上述し
た特開平5−187794号に開示の熱交換器外表面の
自動掃除装置の装置本体、又はそれに類似する装置であ
って、アーム機構と噴水機構とを備えている。アーム機
構は、例えば一方の端部が車台に取り付けられ、他方の
端部がパネルに沿って自在に伸縮する第1アームと、一
方の端部が第1アームの他方の端部に取り付けられ、他
方の端部が垂直方向に自在に伸縮する第2アームと、第
1アーム及び第2アームの伸縮運動を作動するアクチュ
エータとから構成されている。また、噴水機構は、第2
アームの他方の端部のノズル取り付け部に取り付けら
れ、外方に水を噴射するノズルと、ノズルに高圧水を供
給する高圧ポンプユニットと、アクチュエータ等の駆動
装置の作動を制御して、設定位置にノズルを位置決め
し、更に高圧ポンプユニットを制御する制御ユニットと
から構成されている。アクチュエータは、特に限定はな
く、電気を動力源とする電動式、流体圧を動力源とする
流体圧式である。脚部は、伸縮自在に構成されている限
り特に限定は無く、例えば中子式の脚部を使用すること
ができる。伸縮させる駆動装置は、例えば流体圧式シリ
ンダ装置或いは電気モータ駆動によるピニオン・ラック
式又はチェーン又はタイミングベルト式の伸縮装置でも
良い。
【0021】本発明に係るパネルの移動式自動洗浄装置
は、パネルの洗浄、即ち表面が平板或いは波板状の比較
的厚さの薄い盤状の構造体の洗浄である限り、特に限定
することなく適用でき、特に、直立パネル式熱交換器の
パネルを洗浄するのに好適である。
【0022】本発明の好適な実施態様は、パネルと2本
の軌条のうちのパネル側軌条との間でパネルに直交する
方向に設けられた直立基準面と車台との間の距離を測定
するために車台の前部に設けられた測定距離装置と、ク
ローラを微速で動かすクローラ微速駆動装置と、クロー
ラを微速で動かして移動車を微細な距離及び方向だけ移
動するようにクローラ微速駆動装置を微細に操作するク
ローラ操作装置とを備えていることを特徴としている。
距離測定装置により得た測定距離データに基づき、クロ
ーラ微速駆動装置をクローラ操作装置により微細に操作
してクローラの動きを精密に制御することにより、移動
車の位置、従って車輪の位置を軌条上に容易に位置決め
することができる。
【0023】本発明の更に好適な実施態様は、昇降装置
の各々を同期して動作させる同期装置を備え、かつパネ
ル側軌条を走行する車輪が、パネル側軌条の走行面の幅
より僅かに広い幅の走行円筒面と走行円筒面の両側にそ
れぞれ設けられた走行円筒面の直径より僅かに大きい円
板状縁部とを有していることを特徴としている。昇降装
置を同期して動作させる同期装置により、車輪が同期し
て軌条上に着地し、かつパネル側軌条を走行する車輪、
即ち前部車輪が円板状縁部を備えていることにより、軌
条上で滑って脱輪するようなことなく、正確に軌条上に
車輪を位置決めすることができる。
【0024】また、作業エリアは、パネルの移動式自動
洗浄装置を進退及び方向転換させるためのコンクリート
スラブと、コンクリートスラブの上面より僅かに低い位
置に軌条走行面を位置させ、直立パネル式熱交換器のパ
ネルに直交し、かつ水平な方向に延びる2本の軌条と、
直立パネル式熱交換器のパネルと2本の軌条のうちのパ
ネル側の軌条との間で軌条に平行に延びる直立基準面
と、コンクリリートスラブの上面に面一になるように2
本の軌条の間に配設された鋼板とを備えることを特徴と
する。好適には、作業エリアに進入する経路をコンクリ
ート舗装された傾斜スラブで形成し、クローラが走行し
易いようにする。鋼板、好適にはステンレス鋼板を敷く
ことにより、移動車のクローラがより一層容易に微細な
前後運動及び方向転換を行うことができる。
【0025】
【実施例】以下、添付図面を参照し、実施例に基づいて
本発明をより詳細に説明する。図5は本発明に係るパネ
ルの移動式自動洗浄装置の実施例の概略構成を示す斜視
図、図6は軌条上に位置決めされた状態の移動式自動洗
浄装置(但し、自動洗浄装置は省略)の側面図、図7は
移動車の車輪とクローラの配置図及び図8は移動中の図
7に示す移動車の正面図である。本実施例のパネルの移
動式自動洗浄装置110(以下、簡単に装置110と言
う)は、直立パネル式熱交換器のパネルを洗浄するため
の装置であって、図5に示すように、自動洗浄装置11
2と、移動車113とから構成されている。
【0026】自動洗浄装置112は、前述した特開平5
−187794号公報に開示されている自動掃除装置を
改変した構成を備えていて、図1に示した軌道12上を
駆動装置14により駆動されて走行する台車16に代え
て、制御ユニット34と共に移動車113上に搭載され
ており、一方、高圧ポンプユニット32、高圧ポンプユ
ニット32用の高圧ホース60を巻いたホースリールは
移動車113に牽引された別の台車(図示せず) 搭載
されている。制御ユニット34は、台車16の軌道12
上の往復運動を駆動する駆動装置14の制御部に代え
て、移動車113の移動を操作する操作装置を備えてい
る。更に、自動洗浄装置112は、図5に示すように、
常用の機構をそれぞれ使用した、自動洗浄装置112本
体の昇降装置116と、X−Y面に対して傾斜したθ軸
回りに回転を行う回転装置118とを備えている。
【0027】移動車113の作業エリア114(図6参
照)は、装置110が位置決めされて停止し、直立パネ
ル式熱交換器(以下、熱交換器と言う)の洗浄作業を行
う作業エリアであって、熱交換器のパネルの長手方向の
前方の地面に区画されている。作業エリア114は、図
6に示すように、作業エリアの地面に打設されたコンク
リートスラブ115と、装置110を熱交換器のパネル
Pに直交する方向に移動車113の車輪を走行させる軌
条138A、Bと、装置110を位置決めするための基
準面117を備えたストッパ板119と、2本の軌条1
38の間に配設されたステンレス鋼板121とをから構
成されている。
【0028】コンクリートスラブ115は、軌条138
A、Bの間にある平坦な領域と、平坦な領域にアクセス
し易いように傾斜面になっているスロープ領域とから構
成されている。軌条138は、装置110の移動車11
3に設けられた、後述する車輪の走行用の2本の軌条で
あって、コンクリートスラブ115の上面より僅かに低
い位置に軌条走行面を位置させ、熱交換器のパネルPに
直交する方向に延びている。ストッパ板119は、熱交
換器のパネルPと2本の軌条138のうちのパネル側の
軌条138Aとの間で軌条138に平行に延びる基準面
117を備えて、作業エリア114から直立している。
また、ストッパ板119は、装置110が熱交換器に衝
突しないようにするストッパとしての機能も有する。ス
テンレス鋼板121は、コンクリートスラブ115の上
面と面一になるように配設されており、移動車113の
後述するクローラとの間の摩擦を低減して移動車113
の位置決めを容易にしている。
【0029】移動車113は、図5から図8に示すよう
に、車台120と、車台120の両側に設けられたクロ
ーラ122と、車台120の前部の両側縁近傍から下方
に伸びる2本の脚部124A、Bと、車台120の後部
の両側縁近傍から下方に伸びる2本の脚部126A、B
と、脚部124A、B及び126A、Bの先端にそれぞ
れ設けられた車輪128A、B及び130A、Bとを備
えている。車台120は、フレーム構造の構造体であっ
て、車台120上に自動洗浄装置112を搭載してい
る。クローラ122は、微細な動きが可能なように、多
数個のゴム製のクローラ・ブレード片を無端ベルト状に
連続させた市販のもので、駆動装置(図示せず)により
駆動される後部ドライブ・スプロケット132と、前部
アイドル・スプロケット134との間で回転する。後部
ドライブ・スプロケット132の軸(図示せず)及び前
部アイドル・スプロケット134の軸(図示せず)は、
車台120の両側で後部軸受及び前部軸受け(図示せ
ず)により軸支され、前部軸受はそれぞれ左右2本の前
部油圧シリンダ136A、Bを介して、後部軸受はそれ
ぞれ左右2本の後部油圧シリンダ140A、Bを介して
それぞれ車台120に取り付けてある。前部油圧シリン
ダ136及び後部油圧シリンダ140は、クローラ12
2を上下に昇降させる昇降装置として機能し、これによ
りクローラ122は、車台120に対して上下に昇降自
在になる。
【0030】車台120の前部の脚部124A、Bの上
端は車台120に固定されており、下端にそれぞれ車輪
128A、Bを備えている。車輪128A、Bは、熱交
換器のパネルPに直交する方向に延びる軌条138A、
Bのパネル側軌条138A上を走行する。一方、車台1
20の後部の脚部126A、Bの上端は車台120に固
定されており、下端にそれぞれ車輪130A、Bを備え
ている。車輪130A、Bは、軌条138B上を常用の
駆動装置(図示せず)により駆動されて走行する。前部
油圧シリンダ136及び後部油圧シリンダ140を同期
して動作させる同期装置141が制御ユニット34内に
設けてある。車輪128及び130の着地時、前部油圧
シリンダ136及び後部油圧シリンダ140が同期して
動作することにより、車台120の両側のクローラ12
2が前後にわたり同期して上昇するので、車輪128
A、B及び130A、Bが同時に軌条138上に着地す
ることができる。同期装置141は、図11に示すよう
に、操作電磁弁141aと、操作電磁弁141aにより
操作される油圧モータ141bと、油圧モータ141b
により回転する1本のクランク軸141cと、クランク
軸141cの回転により同期して上下するピストンを有
し、そのピストンの上下動により前部油圧シリンダ13
6及び後部油圧シリンダ140のピストンの上下動を同
期させるように制御する定容量ピストンポンプ141d
とから構成されている。
【0031】車台120の前部の車輪128A、Bは、
図9に示すように、軌条138Aの走行面142の幅よ
り僅かに広い幅の走行円筒面144と走行円筒面の両側
にそれぞれ設けられた、走行円筒面144の直径より僅
かに大きい円板状縁部146を備えている。これより、
車輪128A、Bは、軌条138A上に位置決めし易く
なり、しかも脱輪を防止できる。
【0032】クローラ122の外側から前方に伸びて、
ストッパ板119に接触する2本のストッパ機構148
A、Bが、図6及び図7に示すように、車台120の前
部に設けてある。ストッパ機構148の原理は、図10
に示すように、コイルバネ152が先端のストッパ片1
50を常に押圧しており、車台120が基準面117に
対して近接するとストッパ片150は図5に示すように
基準面117に当接する。更に、車台120が基準面1
17に接近して、バネ反力の大きさが設定値以上になる
と、コイルバネ152はそれ以上に縮小しないようにな
っており、従って車台120がそれ以上に基準面117
に向かって前進できないようになっている。また、既知
の測長計測器154、例えばミツトヨ(株)製の測長ユ
ニットAT81C、AT21、AT21C等を使用し
て、基準面117に当接しているストッパ片150と車
台120の所定基準位置との距離を測定することによ
り、基準面117と車台120との距離、従って基準面
117と車輪128、130の位置を測定できる。
【0033】移動車113は、更に、クローラ122を
微速で動かすクローラ微速駆動装置(図示せず)と、ク
ローラ微速駆動装置を微細に操作するクローラ操作装置
(図示せず)とを備えている。クローラ微速駆動装置
は、クローラ122を微細に駆動するために、減速比が
大きい、例えば1:120の減速比の減速機を備えてい
る。クローラ操作装置は、例えば微妙な操作が可能なノ
ブ式の操作装置であって、制御ユニット34内に設けら
れている。これにより、測長計測器154により得た基
準面117と車輪128との距離測定データに基づき、
クローラ操作装置を微細に操作して、クローラ微速駆動
装置によりクローラを微速で動かし、移動車113を微
細な距離及び方向だけ移動させることにより、移動車1
13を正確に位置決めすることができる。更に、車輪1
28の円板状縁部146の間隔を軌条138Aの走行面
142の幅より2mm広くすることにより、本実施例で
は、クローラ微速駆動装置をクローラ操作装置で操作し
つつクローラ122を動かして、装置110を基準面1
17に対して0.5mmから1.0mmの範囲の誤差で位置
決めすることができる。
【0034】以下に、装置110の位置決め方法を簡単
に説明する。先ず、クローラ122を駆動して、装置1
10を作業エリア114に移動する。装置110の走行
中の時には、図8に示すように、クローラ122が車台
120に対して下降しているので、車台120に脚部1
24、126を介して取り付けられた車輪128、13
0は、地面より高い位置に位置している。次いで、装置
110が作業エリア114に到達すると、ストッパ機構
148、従って測長計測器154が動作して、基準面1
17と車輪128との距離を測定し、それに基づいてク
ローラ微速駆動装置をクローラ操作装置により操作しつ
つクローラ122を動かして、装置110を基準面11
7に対して正確に位置決めする。これにより、車輪12
8、130が軌条138A、B上に位置決めされる。
【0035】次に、油圧シリンダ136A、B及び14
0A、Bを動作して、車台両側のクローラ122を前後
にわたり同期して上昇させることにより、車台120、
従って脚部124及び脚部126の下端の車輪128、
130を下降させて、軌条138A、B上に同時に着地
させる。更に油圧シリンダ136、140を動作させ
て、クローラ122を上昇させ、図6に示すように、ク
ローラ122をコンクリートスラブ115のステンレス
鋼板121から上に引き上げる。続いて、車輪130
A、Bを駆動して軌条138B上を走行させ、所定の位
置に装置110を停止させる。これで、自動洗浄装置1
12を動作させることができる。
【0036】上述の装置110では、クローラ122を
車台120に対して昇降させる昇降装置を設けている
が、これに代えて脚部124及び126に昇降装置を設
けることにより車輪128及び130を昇降させること
もできる。
【0037】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、噴水ノ
ズルによってパネルを洗浄する装置であって、パネルに
沿って伸縮するアームと、その先端に設けた噴水ノズル
を有する自動洗浄装置と、自動洗浄装置を載せて進退及
び方向転換自在な移動車とからパネルの移動式自動洗浄
装置を構成し、かつ移動車が、取り付け部を介して車台
に取り付けられた前車軸及び後車軸の回りに回転して車
台を動かすクローラと、下端に車輪を備える4本の脚部
と、クローラ及び車輪のいずれか一方を車台に対して上
下に自在に昇降させる昇降装置とを備え、かつ前部及び
後部車輪が、パネルに直交し、かつ水平な方向に延びる
2本の軌条上をそれぞれ進退することにより、パネルの
移動式自動洗浄装置を実現している。請求項2に記載の
発明によれば、直立基準面と車台との間の距離を測定す
る測定距離装置と、クローラ微速駆動装置と、クローラ
微速駆動装置を微細に操作するクローラ操作装置とを備
えることにより、パネルの移動式自動洗浄装置を正確か
つ容易に直立パネル式熱交換器の前の作業位置に位置決
めすることができる。請求項3に記載の発明によれば、
昇降装置を同期して動作させる同期装置を備え、かつパ
ネル側軌条を走行する車輪が、パネル側軌条の走行面の
幅より僅かに広い幅の走行円筒面と走行円筒面の両側に
それぞれ設けられた走行円筒面の直径より僅かに大きい
円板状縁部とを有していることにより、脱輪することな
く一層正確に軌条上に車輪を着地させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、パネル式熱交換器用の
移動式自動洗浄装置をの位置決め作業が容易にできるよ
うな作業エリアを実現している。
【図面の簡単な説明】
【図1】熱交換器外表面の自動掃除装置及びそれを使用
して掃除をする多数直立した伝熱パネルを備える水流下
式熱交換器の模式的平面図である。
【図2】図2(a)は図1に示した熱交換器外表面の自
動掃除装置の待機状態での模式的側面図であり、図2
(b)は伸長した状態の第1アームの模式的側面図であ
る。
【図3】図1のA−Aでの第2アームの先端部の部分断
面側面図である。
【図4】ノズル取り付け部に往復動させる駆動装置の模
式的平面図である。
【図5】本発明に係る熱交換器用の移動式自動洗浄装置
の斜視図である。
【図6】移動車の側面図である。
【図7】移動車のクローラと車輪の配置図である。
【図8】移動車の正面図である。
【図9】前部の車輪の拡大図である。
【図10】ストッパ機構の原理図である。
【図11】同期装置の系統図である。
【符号の説明】
10 熱交換器外表面の自動掃除装置 12 軌道 14 駆動装置 16 台車 18 第1アームの先端部 20 第1アーム 22 第2アームの先端部 24 第2アーム 25 第1アクチュエータ 26 第2アクチュエータ 28 ノズル取り付け部 30 ノズル 32 高圧ポンプユニット 34 制御ユニット 36 昇降装置 38 傾斜計 40 第1アーム支持柱 42 第2アーム回動アクチュエータ 44 ノズル取り付け部をY軸方向に往復運動させる駆
動装置 46 水車型駆動機 48 クランク機構 50 移動台 52 上向きノズル 54 ガイドローラ 56 自在継ぎ手 58 ローラ支持シャフト 60 高圧ホース 62 位置センサー 64 別の位置センサー 100 直立パネル式熱交換器 102 伝熱パネル 104 伝熱パネルの外表面 106 トラフ 108 トラフに面する伝熱パネルの外表面 110 本発明に係るパネルの移動式自動洗浄装置の実
施例 112 自動洗浄装置 113 移動車 114 作業エリア 115 コンクリートスラブ 116 昇降装置 117 基準面 118 回転装置 119 ストッパ板 120 車台 121 鋼板 122 クローラ 124 前脚部 126 後脚部 128、130 車輪 132 後部ドライブ・スプロケット 134 前部アイドル・スプロケット 136、140 油圧シリンダ 138 軌条 141 同期装置 142 走行面 144 走行円筒面 146 円板状縁部 148 ストッパ機構 150 ストッパ片 152 コイルバネ 154 測長計測器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川村 幸一 神奈川県川崎市川崎区東扇島3番地 東京 電力株式会社東扇島火力発電所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 噴水ノズルによってパネルを洗浄する装
    置であって、パネルに沿って前後及び上下に伸縮するア
    ームと、その先端に設けた噴水ノズルを有する自動洗浄
    装置と、 自動洗浄装置を載せて進退及び方向転換自在な移動車と
    からなり、 移動車が、車台と、 車台の両側に設けられ、かつ取り付け部を介して車台に
    取り付けられた前車軸及び後車軸の回りに回転して車台
    を動かすクローラと、 車台の前部及び後部のそれぞれの両側縁近傍から下方に
    伸びて、それぞれの下端に車輪を備える4本の脚部と、 クローラ及び車輪のいずれか一方を車台に対して上下に
    自在に昇降させるように取り付け部又は脚部の各々に設
    けられた昇降装置とを備え、かつ前部及び後部車輪が、
    パネルに直交し、かつ水平な方向に延びる2本の軌条上
    をそれぞれ進退することを特徴とするパネルの移動式自
    動洗浄装置。
  2. 【請求項2】 パネルと2本の軌条のうちのパネル側軌
    条との間でパネルに直交する方向に設けられた直立基準
    面と車台との間の距離を測定するために車台の前部に設
    けられた測定距離装置と、 クローラを微速で動かすクローラ微速駆動装置と、 クローラを微速で動かして移動車を微細な距離及び方向
    だけ移動するようにクローラ微速駆動装置を微細に操作
    するクローラ操作装置とを備えていることを特徴とする
    請求項1に記載のパネルの移動式自動洗浄装置。
  3. 【請求項3】 昇降装置の各々を同期して動作させる同
    期装置を備え、かつパネル側軌条を走行する車輪が、パ
    ネル側軌条の走行面の幅より僅かに広い幅の走行円筒面
    と走行円筒面の両側にそれぞれ設けられた走行円筒面の
    直径より僅かに大きい円板状縁部とを有していることを
    特徴とする請求項1又は2に記載のパネルの移動式自動
    洗浄装置。
  4. 【請求項4】 パネルが直立パネル式熱交換器のパネル
    であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項
    に記載のパネルの移動式自動洗浄装置。
  5. 【請求項5】 噴水ノズルによってパネルを洗浄する装
    置であって、パネルに沿って伸縮するアームと、その先
    端に設けた噴水ノズルを有する自動洗浄装置と、自動洗
    浄装置を載せて進退及び方向転換自在な移動車とからな
    り、移動車が、車台と、車台の両側に設けられ、かつ取
    り付け部を介して車台に取り付けられた前車軸及び後車
    軸の回りに回転して車台を動かすクローラと、車台の前
    部及び後部のそれぞれの両側縁近傍から下方に伸びて、
    それぞれの下端に車輪を備える4本の脚部と、クローラ
    及び車輪のいずれか一方を車台に対して上下に自在に昇
    降させるように取り付け部又は脚部の各々に設けられた
    昇降装置とを備え、かつ前部及び後部車輪が、パネルに
    直交し、かつ水平な方向に延びる2本の軌条上をそれぞ
    れ進退するようにした直立パネル式熱交換器用の移動式
    自動洗浄装置の作業エリアであって、 パネルの移動式自動清掃装置を進退及び方向転換させる
    ためのコンクリートスラブと、 コンクリートスラブの上面より僅かに低い位置に軌条走
    行面を位置させ、直立パネル式熱交換器のパネルに直交
    し、かつ水平な方向に延びる2本の軌条と、 直立パネル式熱交換器のパネルと2本の軌条のうちのパ
    ネル側の軌条との間で軌条に平行に延びる直立基準面
    と、 コンクリリートスラブの上面に面一になるように2本の
    軌条の間に配設された鋼板とを備えることを特徴とする
    パネル式熱交換器用の移動式自動洗浄装置の作業エリ
    ア。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018205547A1 (zh) * 2017-05-12 2018-11-15 京东方科技集团股份有限公司 清洗装置及清洗设备

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WO2018205547A1 (zh) * 2017-05-12 2018-11-15 京东方科技集团股份有限公司 清洗装置及清洗设备
US11298726B2 (en) 2017-05-12 2022-04-12 Boe Technology Group Co., Ltd. Cleaner and cleaning device

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