JPH0979155A - 回転羽根圧縮機 - Google Patents

回転羽根圧縮機

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JPH0979155A
JPH0979155A JP8121859A JP12185996A JPH0979155A JP H0979155 A JPH0979155 A JP H0979155A JP 8121859 A JP8121859 A JP 8121859A JP 12185996 A JP12185996 A JP 12185996A JP H0979155 A JPH0979155 A JP H0979155A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
actuator member
suction
rotary vane
pressure end
vane compressor
Prior art date
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Pending
Application number
JP8121859A
Other languages
English (en)
Inventor
David E Bearint
イー.ベアリント デビッド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zexel USA Corp
Original Assignee
Zexel USA Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Zexel USA Corp filed Critical Zexel USA Corp
Publication of JPH0979155A publication Critical patent/JPH0979155A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C28/00Control of, monitoring of, or safety arrangements for, pumps or pumping installations specially adapted for elastic fluids
    • F04C28/10Control of, monitoring of, or safety arrangements for, pumps or pumping installations specially adapted for elastic fluids characterised by changing the positions of the inlet or outlet openings with respect to the working chamber
    • F04C28/14Control of, monitoring of, or safety arrangements for, pumps or pumping installations specially adapted for elastic fluids characterised by changing the positions of the inlet or outlet openings with respect to the working chamber using rotating valves

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧縮機の非作動時に、アクチュエータ部材が
最大送出し位置と最小送出し位置との間の中間位置で平
衡状態に維持され、したがって、すべての条件下におい
て急速始動できる特に自動車用の空調回転羽根圧縮機を
提供する。 【解決手段】 圧縮ハウジングの圧縮室の肩に隣接して
位置する弁ハウジング(23)内に吸込圧力孔(51)
と制御圧力孔(53)とが同軸に形成され、それらの内
部に直線型のアクチュエータ部材(61)が往復運動自
在に担持される。アクチュエータ部材(61)は最小送
出し位置と最大送出し位置との間で弁板(43)を回転
させるように弁板(43)に枢動可能に結合され、端部
に吸込側ばね(63)と制御側ばね(69)を有し、こ
れらばねはアクチュエータ部材(61)を始動のため最
大送出し位置と最小送出し位置との間の平衡位置まで押
し進める。制御圧力がアクチュエータ部材の片側へ加え
られ、一方、アクチュエータ部材の反対側は吸込圧力を
受けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般的に空調装置、
特に自動車で使用するそれら、のための可変容量羽根圧
縮機(variable capacity vane compressor) に関するも
のである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】現在使用されている自
動車用空調圧縮機の一型式は可変容量羽根圧縮機であ
る。この型式の圧縮機においては、圧縮ハウジングは楕
円形の室を有する。円筒形の回転子が前記室内で回転す
る。前記回転子にはそれに形成された複数のスロット内
で摺動する複数の半径方向の羽根が取付けられている。
冷媒は負圧によって圧縮室内に進入する。これら羽根は
冷媒を圧縮し、冷媒は弁を通じて外へ送られる。
【0003】前記圧縮機の要求は速度と大気の条件によ
って変化する。幹線道路速度においては、前記要求は暑
い日のアイドリングの間におけるよりも小さい。容量を
変えるため、回転弁円板または回転弁板は圧縮ハウジン
グの肩と係合して取付けられている。前記弁板はその周
囲に複数のローブ(lobe)を有し、これらローブは弁板の
回転位置に依存して開口の位置を吸込室から圧縮室へと
変える。
【0004】米国特許5364235は直線運動するア
クチュエータであって吐出圧力と吸込圧力とにおける変
化に依存して選択された位置へ弁板を回転させるものを
開示している。制御弁がアクチュエータの一方の側へ制
御圧力を供給し、そしてアクチュエータの他方の側は吸
込圧力に保たれている。制御弁は変化する吸込圧力と吐
出圧力とに応答して作動する。
【0005】前記直線形アクチュエータは、アクチュエ
ータを吸込圧力側から遠ざかって制御圧力側へ移るよう
に押し進めるばねを有する。前記ばねは圧縮機の非作動
時にアクチュエータを最小送出し位置に位置させる。し
ばしば圧力サージが起こり、アクチュエータを最小送出
し位置から最大送出し位置へ急速に移動させることが試
験によって示されている。位置におけるこの急速変位は
幾つかの欠点を有する。
【0006】米国特許5364235は、また、制御圧
力に比例する軸方向の力を回転弁板に及ぼすための圧力
室が開示している。環状の前記圧力室はシールを備えた
凹所内に配置されている。前記シールは軸受パックに力
を及ぼし、該軸受パックは前記弁板に係合している。前
記米国特許において、軸受パック構成要素は部分的に弁
板の凹所の内部に、そして部分的に弁ハウジングの一部
分の内部にそれぞれ配置されている。この配列は弁板に
所望圧力を加えるには有効であるが、結果的に組立てを
難しくする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明においては、直線
形アクチュエータ部材は2つのばねを使用する。第2の
ばねはアクチュエータ部材の制御圧力側に配置される。
それはアクチュエータ部材を吸込側へ向かって押し進
め、一方、吸込圧力側ばねはアクチュエータ部材を制御
側へ向かって押し進める。これら2つのばねは、圧縮機
が作動していないときは、アクチュエータ部材が最大送
出し位置と最小送出し位置との間の中間位置にある状態
で平衡が達成されるように配列されている。
【0008】望ましくは、制御圧力側ばねは、それが最
小送出し位置にまたはその近くに在るときにのみ止め具
と接触して力を加えるように、その外端部が位置決めさ
れている。制御圧力側ばねはいったんアクチュエータ部
材が選択中間位置を過ぎて最大送出し位置に対しより接
近しているならば何らの効果も有しない。
【0009】前記弁板に軸方向スラストを加えるための
スラスト軸受パックが完全に、制御圧力を送出するため
のシールを有する同じ凹所の内部に配置されている。前
記スラスト軸受のフェースは弁ハウジングの支持面と同
高にされている。前記弁板は中心カウンタボアから前記
スラスト軸受の外径へと延びている滑らかな平坦面を有
する。
【0010】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、回転羽根圧縮
機は圧縮ハウジング11を有する。圧縮ハウジング11
は、図6に示されているように、楕円形の圧縮室13を
有する。肩15が後ろ向きの方向に面している。なお、
用語“後向きの”は恣意的な言及である。回転子17
が、図6に示されているように、円筒形の形状を有しそ
して回転軸線20を中心として圧縮室13の内部で回転
させられる。軸19が回転子17を駆動しそして駆動源
(図示せず)に結合されている。
【0011】さらに図6を参照すると、複数の羽根21
が回転子17の内部のスロットから外方に延びている。
これら羽根21は回転子17が回転するにつれて冷媒を
圧縮するため圧縮室13の側壁に係合している。吐出し
弁22が圧縮室13から反対端に配置された吐出し室
(図示せず)内への冷媒の排出を可能にする。
【0012】再び図1を参照すると、後側ブロックとも
称される弁ハウジング23が圧縮室の肩15と隣接して
いる。後ヘッド25が弁ハウジング23の反対側に固定
されている。ボルト27が後ヘッド25と弁ハウジング
23とを圧縮ハウジング11に固定している。取入室す
なわち吸込室29が後ヘッド25と弁ハウジング23と
の内部に配置されている。
【0013】弁ハウジング23は吸込室29から圧縮室
13まで達している複数の通路によって包囲されている
中心部分31を有する。中心部分31は軸19の長手方
向軸線20上に配置されている。円形のボス33が中心
部分31を通って延びている穴を囲んでおり、前記穴は
軸19を受容している。フェース35がボス33から半
径方向へ延びている。
【0014】凹所37がフェース35の外周辺部に形成
されている。凹所37は中心部分31の周縁に近接して
配置されている。凹所37は環状でありそしてその横断
面において矩形である。ばね作動されるリップ型または
エラストマ型であるシール39が凹所37内に配置され
ている。軸受パック41がシール39と係合して配置さ
れている。軸受パック41は前スラスト座金と、後スラ
スト座金と、それらの間に配置された保持器付きころと
を有するころ軸受である。前スラスト座金は弁板43の
後面に当接している。組立てられた軸受パック41の内
径は、凹所37の円筒形内壁に密接して受容されてい
る。
【0015】弁板43は圧縮室肩15とフェース35と
の間に挟まれている。弁板43には回転可能に軸19を
受容する中心シールが嵌装されている。弁板43は図7
に示されているように1対の周縁ローブ45を有する全
体として平坦な円板である。再び図1を参照すると、ボ
ス33を密接受容するためカウンタボア47が弁板43
に形成されている。弁板43のカウンタボア47から周
縁までの後面は軸19の長手方向軸線に対して垂直の平
坦面である。円柱形の鋼製のピン49が弁板43に堅く
固定されて、軸19の長手方向軸線と平行であり且つそ
れから片寄っているピン軸線50上を後方向へ延びてい
る。ピン49は弁板43を最小送出し位置と最大送出し
位置との間で回転させるのに使用される。
【0016】図2を参照すると、吸込圧力孔51と制御
圧力孔53とが長手方向軸線20に対して垂直に弁ハウ
ジング23内に形成されている。好適実施例において
は、孔51、53は同軸でありそして同一直径のもので
ある。孔51、53は吸込室29の一部分によって分離
されている。吸込圧力孔51はその外端において端蓋5
5によって閉鎖されている。端蓋57が制御圧力孔53
の外端を閉鎖している。ピン59が端蓋55、57を弁
ハウジング23に結合するため使用されている。
【0017】アクチュエータ部材61が孔51、53内
に往復運動可能に担持されている。アクチュエータ部材
61は直線運動ピストンである。吸込側ばね63がアク
チュエータ部材61内に形成された凹所の内部に配置さ
れている。吸込側ばね63は端蓋55と連続的に係合し
ている一端を有する。吸込側ばね63は連続的に圧縮さ
れており、それにより、アクチュエータ部材61を左
へ、すなわち弁板43の最小送出し位置へ押している。
吸込側止め具65が右へのアクチュエータ部材61の移
動を制限して、弁板43の最大吐出し位置を決定する。
吸込側の孔51内に受容されるアクチュエータ部材61
の一部分はシールまたはピストンを形成せず、むしろ、
吸込室29と連通する隙間が存在する。さらにまた、補
助通路(図示せず)が吸込室29を吸込圧力孔51と、
したがって吸込側ばね63を収容している凹所と連通し
ている。
【0018】アクチュエータ部材61の左側、すなわち
制御側端部にはシール67が配置されている。シール6
7は制圧力孔53と密封係合している。制御圧力孔53
は後に説明されるように制御圧力手段と連通していて、
シール67と端蓋57との間に圧力を掛ける。制御側ば
ね69およびその一部分と見なされ得る円筒形のスペー
サ68が、アクチュエータ部材61内に形成された凹所
70内に配置されている。制御側ばね69とスペーサ6
8は凹所70内に完全に収容されており、スペーサ68
の外端は、アクチュエータ部材61の左端から選択され
た距離のところで終端している。止め具71が端蓋57
に固定結合されていて、凹所70内でスペーサ68と接
触するように端蓋55に向かって延びている。
【0019】止め具71と、スペーサ68と、ばね69
は、アクチュエータ部材61が左における最小送出し位
置と右における最大送出し位置との間で選択された中間
点すなわち平衡点まで移動したときにのみ、スペーサ6
8が止め具71と接触するように選択された長さを有す
る。回転羽根圧縮機が作動していないときは、吸込側ば
ね63は制御側ばね69が止め具71をスペーサ61と
接触させそしてばね63と69との間で対抗する力の釣
合いが生じる点までアクチュエータ部材61を推進す
る。前記平衡点は最大送出し位置の10%と20%との
間,できれば15%、に存在するように選択される。平
衡位置から最小送出し位置まで移動するには、制御側ば
ね69のさらなる圧縮が必要とされる。
【0020】好適実施例において、制御側ばね69は吸
込側ばね63より大きい弾性率を有する。一実施例にお
いて、吸込側ばね63は2.38kg毎cm(13.3
ポンド毎インチ)の弾性率を有し、一方、制御側ばね6
9は8.93kg毎cm(50ポンド毎インチ)の弾性
率を有する。図示実施例において、制御側ばね69は吸
込側ばね63より著しく小さい直径を有する。図5はア
クチュエータ部材61が図2に示された位置から最大送
出し位置に向かってより近接しているように移動されて
いることを示す。
【0021】さらに図2を参照すると、円周方向の溝7
3がアクチュエータ部材61の中間部分を完全に囲んで
延びている。溝73はアクチュエータ部材軸線74に対
して垂直である。図2に点線でそして図1に実線で示さ
れているように、ピン49が溝73と係合している。ピ
ン49の先端は溝73の底から弁板43の後向き面まで
の距離より短い距離のところまで延びている。
【0022】ピン軸線50は回転軸線20から片寄らさ
れているから、ピン49は最小送出し位置と最大送出し
位置との間における弓形通路に従って運動する。ピン軸
線50は、最小送出し位置と最大送出し位置とにおいて
は、アクチュエータ部材軸線74の少し下に片寄らされ
ている。中間位置に在るときは、ピン軸線50はアクチ
ュエータ部材軸線74の少し上に片寄らされている。最
小送出し位置から最大送出しへ運動する間に、ピン軸線
50は一点においてアクチュエータ部材軸線74と交差
する。ピン49がアクチュエータ部材61に対して上下
に運動するにつれて、ピン49は溝73の側壁と係合す
る。アクチュエータ部材61は孔51、53に対して軸
線74を中心として回転することを許される。溝73の
ピン49との係合は、ピン49がその弓形通路に沿って
運動するにつれて、アクチュエータ部材61の増分回転
を生じさせる。アクチュエータ部材61の回転は、そう
でなければ長い作動期間にわたって生じ得る単一点にお
ける過度摩耗を減じる。
【0023】図3と図4はアクチュエータ部材61の運
動を制御するための制御弁75を例示している。制御弁
75は部分的に弁ハウジング23内の空所にそして部分
的に後ヘッド25内の空所に配置されている。制御弁7
5は端蓋77と、ベローズ79と、弁座部材81とを有
する。ベローズ79は吸込圧力を受けている空所の一部
分内に担持されている。弁座部材81は制御圧力と吸込
圧力との間に位置された弁座と係合する玉83を有す
る。低吸込圧力状態下において弁棒85が玉83をその
弁座から押し外して吸込圧力を制御圧力室84と連通さ
せ得る。高吸込圧力下においては、ベローズ79が収縮
して弁棒85を玉85との係合から離脱させる。したが
って制御圧力は吐出圧力レベルへと上昇する。
【0024】偏圧ピン87が弁棒85と反対方向へ玉8
3を押圧するように働く。偏圧ピン87は吐出圧力通路
89からの吐出圧力にさらされている。調整オリフィス
91が選択量の排出気体が制御圧力室84へ流れるのを
可能にする。制御圧力通路93が制御圧力室84から制
御圧力孔53(図2)へと延びている。図4に示される
ように、制御圧力通路95がシール39へと延びてい
る。
【0025】始動に先立つ作動において、スペーサ68
(図2)は止め具71と接触しており、そして制御側ば
ね69は部分的に圧縮されている。吸込側ばね63は圧
縮下にあり、スペーサ68と制御側ばね69とを止め具
71と接触した状態に維持するための対抗力を及ぼして
いる。これによって弁板43は中間位置すなわち平衡位
置に保たれる。平衡位置は吸込室29からの通路を圧縮
室13に対して最大すなわち完全送出し位置において存
在するそれの概ね10〜20%の点まで開放する。
【0026】回転子17が回転し、それにより羽根21
は冷媒を圧縮せしめられ(図6)、冷媒は弁22から出
て行く。もし条件がより苛酷、例えば暑い日に低速であ
るならば、吸込圧力は高くなる。図3を参照すると、弁
棒85は玉83がその弁座に止どまっていることを許
す。吐出圧力通路89からの吐出気体は調整オリフィス
91を通りそして制御圧力通路93を通ってアクチュエ
ータ部材61へと流れる。より高い圧力が、図5に示さ
れるように、アクチュエータ部材61を端蓋55へ向か
って推進する。これによってピン49が動かされ、それ
により、弁板43はより高い容量の位置へと回転させら
れる。
【0027】車両がより冷えた温度に達しそして圧縮機
と車両が高速で作動しているときのように、もし条件が
より苛酷でなくなるならば、吸込圧力は低下する。図3
を参照すると、これはベローズ79を膨張させしたがっ
て弁棒85は玉83をその弁座から押し外す。これによ
り吸込圧力は制御圧力室84と連通させられ、制御圧力
を低下させる。制御圧力の低下によってアクチュエータ
部材61は、図2に示されるように、端蓋57に向かっ
て動かされる。もし圧力低下が著しく大きいならば、つ
いにはアクチュエータ部材61はずっと左まで運動して
端蓋57と接触し、制御側ばね69を圧縮できる。アク
チュエータ部材61のこの運動は弁板43をより低い容
量の位置まで回転させる。
【0028】本発明はきわだった利点を有する。制御側
ばねは始動時にアクチュエータ部材を最小送出し位置で
はなく中間位置に配置する。これはすべての周囲条件下
において急速始動を可能にする。スラスト軸受パックの
半径方向位置決めは、軸受が部分的に弁板上に組立てら
れるのではなく完全に凹所内に組立てられることを可能
にする。このことは組立てを容易にする。ピンが溝と係
合することによるアクチュエータ部材の増分回転は摩耗
を減らす。
【0029】本発明はその形態の単なる1つをもって示
されたが、それはそのように限定されるものではなく、
本発明の範囲から逸脱することなしに様々の変更が施さ
れ得ることは当業者には明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によって構成された圧縮機を例示する部
分断面図。
【図2】図1の切断線2−2に沿って取られた、図1の
圧縮機の別の断面図。
【図3】図2の切断線3−3に沿って取られた、図1の
圧縮機の部分断面図。
【図4】後ヘッドの一部分が断面で示されている、図3
の切断線4−4に沿って取られた、図1の圧縮機の別の
部分断面図。
【図5】アクチュエータ部材が他の位置に移動され且つ
拡大して示された、図2と同様の断面図。
【図6】図1の切断線6−6に沿って取られた、図1の
圧縮機の断面図。
【図7】図1の圧縮機において使用される回転弁板の背
面図。
【符号の説明】
11 圧縮ハウジング 13 圧縮室 17 回転子 19 軸 21 羽根 22 吐出し弁 23 弁ハウジング 25 後ヘッド 29 吸込室 39 シール 41 軸受パック 43 弁板 49 ピン 51 吸込圧力孔 53 制御圧力孔 61 アクチュエータ部材 63 吸込側ばね 69 制御側ばね 73 溝 75 制御弁 79 ベローズ 83 玉 85 弁棒 87 偏圧ピン 89 吐出圧力通路 93 制御圧力通路

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転羽根圧縮機であって、 圧縮室の吸込開口を変えるため回転可能に圧縮室の吸込
    開口に取付けられた弁板と、 前記弁板に対し横方向に当該圧縮機内に形成された孔で
    あって該圧縮機の吸込圧力にさらされる吸込圧力端部
    と、制御圧力端部とを有するものと、 当該圧縮機の変化する吸込圧力と吐出圧力とに応答して
    前記孔の前記制御圧力端部に可変制御圧力を及ぼすため
    の制御弁と、 前記孔内に配置された直線運動可能のアクチュエータ部
    材であって前記弁板を回転させるため該弁板に枢動自在
    に結合されているものと、 前記制御圧力端部に向かって前記アクチュエータ部材を
    押し進めるため該アクチュエータ部材と係合している吸
    込側ばねと、 前記吸込圧力端部に向かって前記アクチュエータ部材を
    押し進める力を加えるため該アクチュエータ部材と係合
    している制御側ばねと、を組合わせて有する回転羽根圧
    縮機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の回転羽根圧縮機におい
    て、前記制御側ばねは前記アクチュエータ部材が前記孔
    の前記制御圧力端部からの選択距離以内に存在するとき
    にのみ該アクチュエータ部材に前記力を加える回転羽根
    圧縮機。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の回転羽根圧縮機におい
    て、当該圧縮機の非作動時に、前記制御側ばねと前記吸
    込側ばねは前記アクチュエータ部材を前記吸込圧力端部
    と前記制御圧力端部との間の中間位置に配置する回転羽
    根圧縮機。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の回転羽根圧縮機であっ
    て、さらに、 前記制御圧力端部に取付けられ且つ前記吸込圧力端部に
    向かって突出しているばね止め部材と、 前記アクチュエータ部材に形成された凹所とを有し、 前記制御側ばねは前記アクチュエータ部材が前記制御圧
    力端部からの選択距離以内に存在するときに前記ばね止
    め部材によって停止されるような位置において前記凹所
    内に配置されている回転羽根圧縮機。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の回転羽根圧縮機におい
    て、当該圧縮機の非作動間に、前記制御側ばねと前記吸
    込側ばねは前記アクチュエータ部材を、前記吸込圧力端
    部と前記制御圧力端部との間にあるが前記吸込圧力端部
    よりも前記制御圧力端部により近い中間位置に配置する
    回転羽根圧縮機。
  6. 【請求項6】 回転羽根圧縮機であって、 吸込開口を有する圧縮室と、 前記吸込開口を変えるため回転可能に該吸込開口に取付
    けられた弁板と、 前記弁板に対し横方向に当該圧縮機内に形成された孔で
    あって該圧縮機の吸込圧力にさらされる吸込圧力端部
    と、制御圧力端部とを有するものと、 当該圧縮機の変化する吸込圧力と吐出圧力とに応答して
    前記制御圧力端部に可変制御圧力を及ぼす制御弁と、 前記孔内に配置された直線運動可能のアクチュエータ部
    材であって前記弁板を回転させるため該弁板に枢動自在
    に結合されているものと、 前記弁板が始動時に最小開口と最大開口との間の中間位
    置に存在するように、当該圧縮機の非作動時に前記アク
    チュエータ部材を前記吸込圧力端部および前記制御圧力
    端部から離間された中間位置に配置するためのばね装置
    と、を組合わせて有する回転羽根圧縮機。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の回転羽根圧縮機におい
    て、前記中間位置は最大開口の10〜20%の範囲内に
    存在する回転羽根圧縮機。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の回転羽根圧縮機におい
    て、前記ばね装置は、 前記制御圧力端部に向かって前記アクチュエータ部材を
    押し進めるため該アクチュエータ部材と係合している吸
    込側ばねと、 前記吸込圧力端部に向かって前記アクチュエータ部材を
    押し進める力を加えるため該アクチュエータ部材と係合
    している制御側ばねと、を有する回転羽根圧縮機。
  9. 【請求項9】 請求項6に記載の回転羽根圧縮機におい
    て、前記ばね装置は、 前記制御圧力端部に向かって前記アクチュエータ部材を
    押し進めるため前記孔内に配置された吸込側ばねと、 前記アクチュエータ部材に形成された凹所と、 前記吸込圧力端部に向かって前記アクチュエータ部材を
    押し進める力を加えるため前記凹所内に配置された制御
    側ばねと、 前記制御側ばねの外端部の凹所内に摺動可能に担持され
    たスペーサ部材と、 前記アクチュエータ部材が前記制御圧力端部からの選択
    距離以内に存在するときにのみ、前記スペーサ部材が前
    記アクチュエータ部材と共に前記制御圧力端部に向かっ
    て運動するのを止めるため、該制御圧力端部に取付けら
    れ且つ前記スペーサ部材と接触するため前記吸込圧力端
    部に向かって突出しているばね止め部材と、を有する回
    転羽根圧縮機。
  10. 【請求項10】 回転羽根圧縮機であって、圧縮室の吸
    込開口を変えるため回転可能に圧縮室の吸込開口に取付
    けられた弁板と、前記弁板に対し横方向に当該圧縮機内
    に形成された孔であって該圧縮機の吸込圧力にさらされ
    る吸込圧力端部と制御圧力端部とを有するものと、当該
    圧縮機の変化する吸込圧力と吐出圧力とに応答して前記
    制御圧力端部に可変制御圧力を及ぼすための制御弁と、
    前記孔内に配置された直線運動可能のアクチュエータ部
    材であって該弁板を回転させるため該弁板に枢動自在に
    結合されているものと、前記制御圧力端部に向かって前
    記アクチュエータ部材を押し進めるため前記孔内に配置
    された吸込側ばねとを有する回転羽根圧縮機において、 制御側ばねと、 前記アクチュエータ部材が前記制御圧力端部からの選択
    距離以内に存在するときにのみ該アクチュエータ部材を
    前記吸込圧力端部に向かって押し進める力を加えるため
    前記孔内に前記制御側ばねを取付けるための取付装置と
    を有し、 前記制御側ばねと吸込側ばねは、始動時に前記弁板を最
    小開口と最大開口との間の中間位置に配置するように、
    当該圧縮機の非作動時に前記アクチュエータ部材を前記
    吸込圧力端部と前記制御圧力端部との間の中間位置に配
    置する回転羽根圧縮機。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の回転羽根圧縮機で
    あって、さらに、 前記制御圧力端部に取付けられ且つ前記吸込圧力端部に
    向かって突出しているばね止め部材と、 前記アクチュエータ部材に形成された凹所とを有し、 前記制御側ばねは前記アクチュエータ部材が前記制御圧
    力端部からの選択距離以内に存在するときにのみ前記ば
    ね止め部材と接触するような位置において前記凹所内に
    配置されている回転羽根圧縮機。
  12. 【請求項12】 請求項10に記載の回転羽根圧縮機に
    おいて、前記制御側ばねは前記吸込側ばねより大きなば
    ね力を有する回転羽根圧縮機。
  13. 【請求項13】 圧縮室の吸込開口を変えるため弁ハウ
    ジング内の支持面と圧縮ハウジング肩との間に配置され
    た弁板を有する回転羽根圧縮機において、 前記支持面を包囲する前記弁ハウジング内の環状凹所で
    あって基部と前記支持面まで延びている円筒形内壁とを
    有するものと、 前記環状凹所内に配置されたシールと、 前記凹所内に配置された環状の軸受パックであって、前
    記シールと接触しているシール側スラスト座金と、前記
    弁板と係合している弁板側スラスト座金とを有し、前記
    円筒形内壁と接触している内径を有するものと、 前記弁板と係合しているアクチュエータと、 前記弁板を回転させるために前記アクチュエータに可変
    制御圧力を及ぼしそして当該圧縮機の変化する吸込圧力
    と吐出圧力とに応答して前記シールおよび前記軸受を介
    して前記弁板に力を加えるために前記環状凹所の基部に
    可変制御圧力を及ぼすための制御弁装置と、を有する回
    転羽根圧縮機。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の回転羽根圧縮機に
    おいて、 前記弁ハウジングは前記支持面によって包囲され且つ該
    支持面から突出している円形のボスを有し、そして前記
    支持面は前記ボスと前記凹所の円筒形内壁との間に延び
    且つ単一面に配置されている回転羽根圧縮機。
  15. 【請求項15】 請求項13に記載の回転羽根圧縮機に
    おいて、 前記弁ハウジングは前記支持面によって包囲され且つ該
    支持面から突出している円形ボスを有し、 前記支持面は前記ボスと前記凹所の円筒形内壁との間に
    延び且つ単一面に配置されており、そして前記弁板は前
    記ボスを摺動自在に受容するカウンタボアと、それから
    単一面において半径方向外方に前記軸受の外径まで延び
    ている平坦面とを有する回転羽根圧縮機。
  16. 【請求項16】 回転羽根圧縮機であって、 吸込開口を有する圧縮室と、 回転軸線を中心として最小送出し位置と最大送出し位置
    との間で回転するように前記吸込開口に取付けられた弁
    板と、 前記回転軸線に対して垂直であるアクチュエータ部材軸
    線に沿って直線運動するように当該圧縮機内に取付けら
    れたアクチュエータ部材であって、前記アクチュエータ
    部材軸線を中心として回転可能であり、前記アクチュエ
    ータ部材軸線に対して垂直である円周溝を有する円筒形
    中間部分を有するものと、 前記弁板に取付けられたピンであって前記圧縮室から遠
    ざかるように前記弁板から垂直に前記溝内に延びている
    ものと、 前記ピンと前記溝との係合によって前記弁板を回転させ
    るように前記アクチュエータ部材を動かすため可変制御
    圧力を供給する制御弁装置とを組合わせて有し、 前記最小送出し位置と前記最大送出し位置との間におけ
    る前記弁板の運動によって前記ピンが弓形通路に沿って
    動かされ、前記弓形通路に沿って運動するピンとの係合
    によって前記アクチュエータ部材が前記アクチュエータ
    部材軸線を中心として増分回転せしめられるように前記
    ピンが前記回転軸線から片寄って配置されている回転羽
    根圧縮機。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の回転羽根圧縮機に
    おいて、 前記アクチュエータ部材の前記溝は前記弁板から選択距
    離に離された内径を有し、そして前記ピンは前記選択距
    離より短い長さを有する回転羽根圧縮機。
  18. 【請求項18】 請求項16に記載の回転羽根圧縮機に
    おいて、前記ピンはピン軸線を有し、該ピン軸線は、前
    記最小送出し位置と前記最大送出し位置とに存在する間
    は前記アクチュエータ部材軸線から第1の方向に片寄ら
    されており、そして前記最小送出し位置と前記最大送出
    し位置との間で移動する間は前記アクチュエータ部材軸
    線を横切って該アクチュエータ部材軸線から第2の方向
    に片寄らされた位置まで移動する回転羽根圧縮機。
JP8121859A 1995-09-18 1996-05-16 回転羽根圧縮機 Pending JPH0979155A (ja)

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CA2172745A1 (en) 1997-03-19
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