JPH0978635A - 油圧合流回路 - Google Patents

油圧合流回路

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JPH0978635A
JPH0978635A JP26497795A JP26497795A JPH0978635A JP H0978635 A JPH0978635 A JP H0978635A JP 26497795 A JP26497795 A JP 26497795A JP 26497795 A JP26497795 A JP 26497795A JP H0978635 A JPH0978635 A JP H0978635A
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JP
Japan
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boom
merging
pilot
valve
pressure
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JP26497795A
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English (en)
Inventor
Hideki Kinukawa
秀樹 絹川
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Yutani Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油圧ショベルの油圧回路のうちには、2個の
メインポンプからの圧油を合流させてブームシリンダに
供給するようにしているものがある。本発明は、ブーム
上げの微操作時には二つの油圧ポンプの合流を行わない
ようにし、またブーム上げ圧力状態検出手段が故障した
場合のブームの意に反した動作を防止できるような油圧
合流回路を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明の油圧合流回路では、ブーム上げ
側パイロット管路に圧力変換器を設け、その圧力変換器
からの信号をコントローラに入力するようにし、またパ
イロット油圧源と、ブーム合流弁の合流側パイロットポ
ートとを連通する管路に電磁比例減圧弁を介設した。ま
たエンジン回転センサとブーム弁中立状態検出センサを
設け、上記両センサからの信号をコントローラに入力す
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として油圧ショ
ベルなど建設機械,作業車両に装備しているブーム,ア
ーム等の油圧合流回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、特開昭62−253824号公
報に記載の油圧ショベルの油圧回路図である。図5に示
す油圧回路では、ブーム上げ側パイロット管路1にパイ
ロット圧が作用した時に切換弁2を動作させ、その切換
弁2からのパイロット圧が旋回用コントロールバルブ3
の両方のパイロットポートに各々接続されたシャトル弁
4a,4bの一方のポートに導かれるとともに、シャト
ル弁4a,4bの他方のポートを旋回用パイロットバル
ブ5に各々接続し、旋回モータ6を制御するパイロット
圧を調整可能にすることによって、旋回とブームの上昇
の相対的な速さを調整できるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来より油圧ショベル
では、ブーム上げと旋回の複合操作時に旋回とブーム上
げの相対速度を調整できるようにしている。また上記複
合操作の場合だけでなく、ブーム上げの速度を速くする
ためにブーム制御用方向切換弁とは別にブーム合流用切
換弁をそなえ、2個のメインポンプからの圧油を合流さ
せてブームシリンダに供給するようにしている。本発明
は、ブーム上げの微操作時には二つの油圧ポンプの合流
を行わないようにし、またブーム上げ圧力状態検出手段
が故障した場合のブームの意に反した動作を防止できる
ような油圧合流回路を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、建設機械に
装備した複数個の油圧アクチュエータをそれぞれ制御す
る方向切換弁を2個のグループA及びBに分け、各々第
1及び第2ポンプで駆動するようにし、また上記グルー
プA,Bのうち一方のグループにブーム用パイロット切
換弁を、かつ他方のグループにブーム合流用パイロット
切換弁をそれぞれ配置している油圧合流回路において、
ブーム上げ側パイロット管路の圧力状態を検出する手段
を設け、その圧力状態検出手段からのブーム上げ操作信
号をコントローラに入力するようにし、また上記ブーム
合流用パイロット切換弁の合流側パイロットポートに連
通するパイロット管路に上記ブーム合流用パイロット切
換弁を駆動するためのパイロット圧を上記コントローラ
の指令信号により制御可能な電磁弁を介設し、上記コン
トローラは上記圧力状態検出手段からのブーム上げ操作
信号の出力値が所定のブーム合流用切換値に達しない状
態ではブーム合流用パイロット切換弁を中立位置に保持
するよう上記電磁弁に合流制御停止指令信号を出力し、
また上記ブーム上げ操作信号の出力値がブーム合流用切
換値に達した状態ではブーム合流用パイロット切換弁を
切換作動するよう上記電磁弁に合流制御指令信号を出力
する。そして上記の場合圧力状態検出手段を、油圧を電
気に変換せしめる圧力変換器により構成し、ブーム用パ
イロット切換弁のパイロットポートに接続し、また上記
コントローラは、上記圧力変換器の出力値に応じて上記
電磁弁の指令信号を出力するようにした。そこでブーム
上げの微操作を行ったときには、ブーム上げ用パイロッ
ト管路の圧力はブーム合流用切換値に達しない低圧であ
る。この低圧をブーム上げ用パイロット管路に接続した
圧力変換器が検出し、その低圧検出信号はコントローラ
に入力される。コントローラは上記低圧検出信号に基づ
き判断し、コントローラから電磁弁に対して合流制御停
止指令信号を出力する。電磁弁からパイロット圧が導出
されないようになるので、ブーム合流用パイロット切換
弁は中立位置を保持する。したがってブーム上げの微操
作を行ったときにはブームシリンダに対する合流供給が
行われないので、ブーム上げ速度を遅くすることができ
る。またブーム上げの通常の大きな操作を行ったときに
は、ブーム上げ用パイロット管路の圧力はブーム合流用
切換値に達する高圧になる。この高圧を上記圧力変換器
が検出し、その高圧検出信号はコントローラに入力され
る。コントローラは上記高圧検出信号に基づき判断し、
コントローラから電磁弁に対して合流制御指令信号を出
力する。電磁弁から上記高圧に応じたパイロット圧が導
出されるので、そのパイロット圧に応じてブーム合流用
パイロット切換弁は切換作動する。したがってブーム上
げの大きな操作を行ったときにはその操作に応じてブー
ムシリンダに対する合流供給が行われ、ブーム上昇速度
を速くすることができる。
【0005】また本発明の油圧合流回路では、エンジン
が回転しているか否かを検出するエンジン回転検出手段
と、ブーム用パイロット切換弁の中立状態を検出する中
立状態検出手段を設け、上記両検出手段からの信号をコ
ントローラに入力するようにし、上記コントローラは、
エンジンの停止状態を示す信号及びブーム用パイロット
切換弁の中立状態を示す信号が入力され且つ上記圧力状
態検出手段からのブーム上げ操作信号の出力値が所定の
ブーム合流用切換値に達している状態でエンジンが始動
されたとき、または、エンジンの作動状態を示す信号及
びブーム用パイロット切換弁の中立状態を示す信号が入
力された状態で、上記圧力状態検出手段からのブーム上
げ操作信号の出力値が所定のブーム合流用切換値に達し
ているときに、上記ブーム合流用パイロット切換弁を中
立位置に保持せしめる指令信号を上記電磁弁に出力す
る。
【0006】上記のようにエンジンが回転しているか否
かを検出するエンジン回転検出手段と、ブーム用パイロ
ット切換弁の中立状態を検出する中立状態検出手段とを
設けた場合には、エンジンを回転させて作業を行ってい
るとき、ブーム用パイロット切換弁を中立位置に操作す
ると、エンジンの回転状態を示す信号及びブーム用パイ
ロット切換弁の中立状態を示す信号がそれぞれエンジン
回転検出手段及び中立状態検出手段からコントローラに
入力される。このとき、上記圧力状態検出手段がその故
障等により、ブーム合流用切換値に達する誤信号をコン
トローラに出力すると、コントローラはそれらの入力信
号に基づき、上記電磁弁に合流制御停止指令信号を出力
する。このため、電磁弁からブーム合流用パイロット切
換弁を駆動するパイロット圧が導出されないようになる
ので、ブーム合流用パイロット切換弁は中立位置を保持
する。したがって建設機械の作業時に圧力状態検出手段
が故障した場合等に、ブーム用パイロット切換弁を中立
位置に戻したにもかかわらずブームが予期しない上昇を
行うのを防止することができる。次に、エンジンが停止
されていると共にブーム用パイロット切換弁が中立位置
に戻されており、上記エンジン回転検出手段及び中立状
態検出手段からそれぞれエンジンの停止状態を示す信号
及びブーム用パイロット切換弁の中立状態を示す信号が
入力されている状態において、上記圧力状態検出手段が
その故障等により、ブーム合流用切換値に達する誤信号
をコントローラに出力しているときにエンジンを始動す
ると、コントローラは上記電磁弁に合流制御停止指令信
号を出力する。このため、電磁弁からブーム合流用パイ
ロット切換弁を駆動するパイロット圧が導出されないよ
うになるので、ブーム合流用パイロット切換弁は中立位
置を保持する。したがって上記圧力状態検出手段が故障
した場合等において、建設機械の停止させているエンジ
ンを始動させたとき、ブームが予期しない上昇を行うの
を防止することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
いて詳細に説明する。図1は、本発明の油圧合流回路図
である。図において、7L ,7R は左右の走行モータ
(図示していない)制御用のそれぞれ走行用パイロット
切換弁、8はバケット用パイロット切換弁、9はブーム
用パイロット切換弁(以下、ブーム弁という)、10は
アーム合流用パイロット切換弁、11は旋回用パイロッ
ト切換弁、12はブーム合流用パイロット切換弁(以
下、ブーム合流弁という)、13はアーム用パイロット
切換弁、14はブームシリンダ、15L はパイロット切
換弁7L ,8,9,10の各中立位置を貫通するセンタ
バイパス油路16L の出口側に設けた開閉弁、15R
パイロット切換弁7R ,11,12,13の各中立位置
を貫通するセンタバイパス油路16R の出口側に設けた
開閉弁、17,18はそれぞれ第1,第2ポンプ、19
はパイロット油圧源であるパイロットポンプ、20はブ
ーム用油圧リモコン弁、21はブーム用油圧リモコン弁
20の操作レバー、22は電磁弁のうち代表例としての
電磁比例減圧弁、23は電磁比例減圧弁22のソレノイ
ド、24はブーム上げ側パイロット管路25U に接続し
た圧力状態検出手段であるたとえば圧力スイッチ等の圧
力変換器、26はブーム下げ側パイロット管路25D
接続した圧力変換器、27はブーム用油圧リモコン弁2
0に接続されブーム弁10の中立状態を検出する手段で
あるブーム弁中立状態検出センサ、28はコントロー
ラ、29はエンジン、30はエンジン回転検出手段であ
るエンジン回転センサ、31はエンジン29用のキース
イッチ、32は油タンクである。図2は、図1における
構成要素の接続関係を示す図である。図3は、操作レバ
ー21のブーム上げ操作角に対応するブーム上げ側圧力
変換器24からの出力とブーム合流弁12からの供給流
量を示す図表である。図4は、本発明の油圧合流回路の
実施例作用を示すフローチャート図である。
【0008】次に、本発明の油圧合流回路の構成を図1
〜図4について述べる。本発明では、油圧ショベルに装
備した複数個の油圧アクチュエータ(ブームシリンダ1
4以外の油圧アクチュエータは図示していない)をそれ
ぞれ制御するパイロット切換弁を2個のグループA(パ
イロット切換弁7L ,8,9,10のグループ)及びグ
ループB(パイロット切換弁7R ,11,12,13の
グループ)に分け、各々第1ポンプ17及び第2ポンプ
18で駆動するようにし、またグループAにブーム弁9
を、かつグループBにブーム合流弁12を配置してい
る。そしてブーム上げ側パイロット管路25U に圧力変
換器24を接続し、その圧力変換器24からの信号をコ
ントローラ28に入力するようにし、またパイロットポ
ンプ19と、ブーム合流弁12の合流側パイロットポー
ト33とを連通する管路に電磁比例減圧弁22を介設し
た。また上記圧力変換器24の出力値のうち所要の出力
値をブーム合流用切換値に設定し、そのブーム合流用切
換値をコントローラ28に記憶せしめた。そしてそのコ
ントローラ28は、上記圧力変換器24からのブーム上
げ操作信号の出力値が所定のブーム合流用切換値に達し
ない状態ではブーム合流弁12を中立位置に保持するよ
う上記電磁比例減圧22に合流制御停止指令信号を出力
し、また上記ブーム上げ操作信号の出力値がブーム合流
用切換値に達した状態ではブーム合流弁12を切換作動
するよう上記電磁比例減圧弁22に合流制御指令信号を
出力する構成とした。
【0009】次に、本発明の油圧合流回路の上記構成の
作用について述べる。操作レバー21(図1に示す)を
操作してブーム上げの微操作を行ったときには、ブーム
上げ用パイロット管路25U の圧力はブーム合流用切換
値(図3に示すブーム合流用切換圧PS の値)に達しな
い低圧である。この低圧を圧力変換器24が検出し、そ
の低圧検出信号はコントローラ28に入力される。コン
トローラ28は上記低圧検出信号に基づき判断し、コン
トローラ28から電磁比例減圧弁22のソレノイド23
に対して合流制御停止指令信号を出力する。電磁比例減
圧弁22からパイロット圧が導出されないようになるの
で、ブーム合流弁12は中立位置を保持する(図4にて
も示す)。したがってブーム上げの上記微操作を行った
ときにはブームシリンダ14に対する圧油供給は第1ポ
ンプ17からのみ行われ、第2ポンプ18からの供給は
行われないので、ブーム上げ速度を遅くすることができ
る。また上記操作レバー21を操作してブーム上げの大
きな操作を行ったときには、ブーム上げ用パイロット管
路25U の圧力はブーム合流用切換値に達する高圧にな
る。この高圧を上記圧力変換器24が検出し、その高圧
検出信号はコントローラ28に入力される。コントロー
ラ28は上記高圧検出信号に基づき判断し、コントロー
ラ28から電磁比例減圧弁22のソレノイド23に対し
て合流制御指令信号を出力する。電磁比例減圧弁22か
ら上記高圧に応じたパイロット圧が導出され、管路34
(図1に示す)を通じてパイロットポート33に作用す
る。それによりブーム合流弁12は、上記パイロット圧
に応じて切換作動する(図4にても示す)。第2ポンプ
18からの圧油は、管路35、パイロット切換弁7R
11のセンタバイパス油路16R 、ブーム合流弁12の
イ位置側油路、管路36、そしてその管路36がブーム
弁9側からの供給管路37と合流し、管路38を経て、
ブームシリンダ14に供給される。したがって上記のよ
うにブーム上げの大きな操作を行ったときにはその操作
に応じて、ブーム上昇速度を速くすることができる。
【0010】また本発明ではエンジン29が回転してい
るか否かを検出するエンジン回転センサ30と、ブーム
弁9中立状態を検出するブーム弁中立状態検出センサ2
7を設け、上記両センサ30,27からの信号をコント
ローラ28に入力するようにし、そのコントローラ28
は、エンジン29の停止状態を示す信号及びブーム弁9
の中立状態を示す信号が入力され且つ圧力変換器24か
らのブーム上げ操作信号の出力値が所定のブーム合流用
切換値に達している状態でエンジン29が始動されたと
き、または、エンジン29の作動状態を示す信号及びブ
ーム弁9の中立状態を示す信号が入力された状態で、圧
力変換器24からのブーム上げ操作信号の出力値が所定
のブーム合流用切換値に達しているときに、ブーム合流
弁12を中立位置に保持せしめる指令信号を電磁比例減
圧弁22に出力するようにした。
【0011】次に、上記のようにエンジン回転センサ3
0とブーム弁中立状態検出センサ27を設けた場合の作
用について述べる。エンジン29を回転させて作業を行
っているとき、ブーム弁9を中立位置に操作すると、エ
ンジン29の回転状態を示す信号及びブーム弁9の中立
状態を示す信号がそれぞれエンジン回転センサ30及び
ブーム弁中立状態検出センサ27からコントローラ28
に入力される。このとき、上記圧力変換器24がその故
障等により、ブーム合流用切換値に達する誤信号をコン
トローラ28に出力すると、コントローラ28はそれら
の入力信号に基づき、上記電磁比例減圧弁22に合流制
御停止指令信号を出力する。このため、電磁比例減圧弁
22からブーム合流弁12を駆動するパイロット圧が導
出されないようになるので、ブーム合流弁12は中立位
置を保持する(図4にても示す)。したがって建設機械
の作業時に圧力変換器24が故障した場合等に、ブーム
弁9を中立位置に戻したにもかかわらずブームが予期し
ない上昇を行うのを防止することができる。次に、エン
ジン29が停止されていると共にブーム弁9が中立位置
に戻されており、上記エンジン回転センサ30とブーム
弁9の中立状態を示す信号が入力されている状態におい
て、上記圧力変換器24がその故障等により、ブーム合
流用切換値に達する誤信号をコントローラ28に出に出
力しているときにエンジン29を始動すると(図4にて
も示す)、コントローラ28は上記電磁比例減圧弁22
に合流制御停止指令信号を出力する。このため、電磁比
例減圧弁22からブーム合流弁12を駆動するパイロッ
ト圧が導出されないようになるので、ブーム合流弁12
は中立位置を保持する。したがって上記圧力変換器24
が故障した場合等において、建設機械の停止させている
エンジンを始動させたとき、ブームが予期しない上昇を
行うのを防止することができる。
【0012】
【発明の効果】本発明の油圧合流回路をそなえた油圧シ
ョベルが作業をする場合ブーム上げの微操作を行ったと
きには、ブーム上げ用パイロット管路の圧力はブーム合
流用切換値に達しない低圧である。この低圧をブーム上
げ用パイロット管路に接続した圧力変換器が検出し、そ
の低圧検出信号はコントローラに入力され、コントロー
ラから電磁比例減圧弁に対して合流制御停止指令信号を
出力する。電磁比例減圧弁からパイロット圧が導出され
ないようになるので、ブーム合流用パイロット切換弁は
中立位置を保持する。したがってブーム上げの微操作を
行ったときにはブームシリンダに対する合流供給が行わ
れないので、ブーム上げ速度を遅くして精度を要する作
業を行うことができる。またブーム上げの通常の大きな
操作を行ったときには、ブーム上げ用パイロット管路の
圧力はブーム合流用切換値に達する高圧になる。この高
圧を上記圧力変換器が検出し、その高圧検出信号がコン
トローラに入力されることによって、コントローラから
電磁比例減圧弁に対して合流制御指令信号を出力する。
電磁比例減圧弁から上記高圧に応じたパイロット圧が導
出されるので、そのパイロット圧に応じてブーム合流用
パイロット切換弁は切換作動する。したがってブーム上
げの大きな操作を行ったときにはその操作に応じてブー
ムシリンダに対する合流供給が行われ、ブーム上昇速度
を速くして作業能率を上げることができる。また、エン
ジンが回転しているか否かを検出するエンジン回転検出
手段と、ブーム用パイロット切換弁の中立状態を検出す
る中立状態検出手段とを設けた場合には、エンジンを回
転させて作業を行っているとき、ブーム用パイロット切
換弁を中立位置に操作すると、エンジンの回転状態を示
す信号及びブーム用パイロット切換弁の中立状態を示す
信号がそれぞれエンジン回転検出手段及び中立状態検出
手段からコントローラに入力される。このとき、上記圧
力状態検出手段がその故障等により、ブーム合流用切換
値に達する誤信号をコントローラに出力すると、コント
ローラからの指令信号によって電磁弁からブーム合流用
パイロット切換弁を駆動するパイロット圧が導出されな
いようになるので、ブーム合流用パイロット切換弁は中
立位置を保持する。したがって建設機械の作業時に圧力
状態検出手段が故障した場合等に、ブーム用パイロット
切換弁を中立位置に戻したにもかかわらずブームが予期
しない上昇を行うのを防止することができる。また、エ
ンジンが停止されていると共にブーム用パイロット切換
弁が中立位置に戻されており、上記エンジン回転検出手
段及び中立状態検出手段からそれぞれエンジンの停止状
態を示す信号及びブーム用パイロット切換弁の中立状態
を示す信号が入力されている状態において、上記圧力状
態検出手段がその故障等により、ブーム合流用切換値に
達する誤信号をコントローラに出力しているときにエン
ジンを始動すると、コントローラからの指令信号によっ
て電磁弁からブーム合流用パイロット切換弁を駆動する
パイロット圧が導出されないようになるので、ブーム合
流用パイロット切換弁は中立位置を保持する。したがっ
て上記圧力状態検出手段が故障した場合等において、建
設機械の停止させているエンジンを始動させたとき、ブ
ームが予期しない上昇を行うのを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の油圧合流回路図である。
【図2】図1における構成要素の接続関係を示す図であ
る。
【図3】図1における操作レバーのブーム上げ操作角に
対応するブーム上げ側圧力変換器からの出力とブーム合
流弁からの供給流量を示す図表である。
【図4】本発明の油圧合流回路の実施例作用を示すフロ
ーチャート図である。
【図5】油圧ショベルの従来技術の一実施例油圧回路図
である。
【符号の説明】
1,25U ブーム上げ側パイロット管路 9 ブーム用パイロット切換弁 12 ブーム合流用パイロット切換弁 14 ブームシリンダ 17,18 第1,第2ポンプ 20 ブーム用油圧リモコン弁 21 操作レバー 22 電磁比例減圧弁 24,26 圧力変換器 27 ブーム弁中立状態検出センサ 28 コントローラ 29 エンジン 30 エンジン回転センサ 31 キースイッチ 33 合流用パイロットポート

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設機械に装備した複数個の油圧アクチ
    ュエータをそれぞれ制御する方向切換弁を2個のグルー
    プA及びBに分け、各々第1及び第2ポンプで駆動する
    ようにし、また上記グループA,Bのうち一方のグルー
    プにブーム用パイロット切換弁を、かつ他方のグループ
    にブーム合流用パイロット切換弁をそれぞれ配置してい
    る油圧合流回路において、ブーム上げ側パイロット管路
    の圧力状態を検出する手段を設け、その圧力状態検出手
    段からのブーム上げ操作信号をコントローラに入力する
    ようにし、また上記ブーム合流用パイロット切換弁の合
    流側パイロットポートに連通するパイロット管路に上記
    ブーム合流用パイロット切換弁を駆動するためのパイロ
    ット圧を上記コントローラの指令信号により制御可能な
    電磁弁を介設し、上記コントローラは上記圧力状態検出
    手段からのブーム上げ操作信号の出力値が所定のブーム
    合流用切換値に達しない状態ではブーム合流用パイロッ
    ト切換弁を中立位置に保持するよう上記電磁弁に合流制
    御停止指令信号を出力し、また上記ブーム上げ操作信号
    の出力値がブーム合流用切換値に達した状態ではブーム
    合流用パイロット切換弁を切換作動するよう上記電磁弁
    に合流制御指令信号を出力することを特徴とする油圧合
    流回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の油圧合流回路において、
    前記圧力状態検出手段を、油圧を電気に変換せしめる圧
    力変換器により構成し、ブーム用パイロット切換弁のパ
    イロットポートに接続したことを特徴とする油圧合流回
    路。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の油圧合流回路において、
    前記コントローラは前記圧力変換器の出力値に応じて前
    記電磁弁の指令信号を出力することを特徴とする油圧合
    流回路。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の油圧
    合流回路において、エンジンが回転しているか否かを検
    出するエンジン回転検出手段と、ブーム用パイロット切
    換弁の中立状態を検出する中立状態検出手段を設け、上
    記両検出手段からの信号をコントローラに入力するよう
    にし、前記コントローラは、エンジンの停止状態を示す
    信号及びブーム用パイロット切換弁の中立状態を示す信
    号が入力され且つ前記圧力状態検出手段からのブーム上
    げ操作信号の出力値が所定のブーム合流用切換値に達し
    ている状態でエンジンが始動されたとき、または、エン
    ジンの作動状態を示す信号及びブーム用パイロット切換
    弁の中立状態を示す信号が入力された状態で、前記圧力
    状態検出手段からのブーム上げ操作信号の出力値が所定
    のブーム合流用切換値に達しているときに、前記ブーム
    合流用パイロット切換弁を中立位置に保持せしめる指令
    信号を前記電磁弁に出力することを特徴とする油圧合流
    回路。
JP26497795A 1995-09-18 1995-09-18 油圧合流回路 Pending JPH0978635A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005265062A (ja) * 2004-03-18 2005-09-29 Kobelco Contstruction Machinery Ltd 作業機械の油圧制御装置
JP2010014243A (ja) * 2008-07-04 2010-01-21 Sumitomo (Shi) Construction Machinery Co Ltd 建設機械
US10344458B2 (en) 2015-06-09 2019-07-09 Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. Hydraulic Drive System for work machine

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